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JP2002090604A - レンズユニット - Google Patents

レンズユニット

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Publication number
JP2002090604A
JP2002090604A JP2000285079A JP2000285079A JP2002090604A JP 2002090604 A JP2002090604 A JP 2002090604A JP 2000285079 A JP2000285079 A JP 2000285079A JP 2000285079 A JP2000285079 A JP 2000285079A JP 2002090604 A JP2002090604 A JP 2002090604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens body
lens unit
optical axis
lens barrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000285079A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Saito
共啓 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP2000285079A priority Critical patent/JP2002090604A/ja
Publication of JP2002090604A publication Critical patent/JP2002090604A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレンズを鏡筒に圧入により固定する場
合であっても、各レンズの光軸を容易に、かつ、高精度
に合わせることができ、高性能な光学特性を得ること。 【解決手段】 レンズ本体1の外周に鏡筒4の内周面に
接する複数の突起3を形成し、このレンズ本体1を鏡筒
4の内部に圧入して固定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズユニットに係
り、特に複数枚のレンズを組み合わせてなり、例えば、
携帯型のコンピュータ、テレビ電話、携帯電話等に搭載
されるCCD、CMOS等の撮像素子を利用した撮像装
置(例えば、CCDカメラ)に好適なレンズユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの進展が著しく、
例えば、携帯型のコンピュータやテレビ電話、携帯電話
等に搭載するためのCCD、CMOS等の撮像素子を利
用したカメラ、例えば、CCDカメラの需要が著しく高
まっており、これらの撮像素子に利用されるレンズユニ
ットも高性能なものが要求されてきている。
【0003】このようなレンズユニットとしては、従来
から、複数枚のレンズを用いて高い光学性能を得るよう
にしたレンズユニットがある。
【0004】図5はこのような従来のレンズユニットを
示したものであり、2枚のレンズを用いた2枚構成のレ
ンズ系の場合の例を示している。このレンズユニット
は、例えば、凹レンズからなり物体側に位置する第1レ
ンズ10と、凸レンズからなり像側に位置する第2レン
ズ11とを組み合わせたもので、これら各第1レンズ1
0および第2レンズ11を円筒状の鏡筒12の内部に圧
入することにより組立を行なうようになっている。
【0005】このように、第1レンズ10および第2レ
ンズ11を圧入により組み立てることにより、工数の低
減を図ることができ、容易に組立を行なうことができる
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなレ
ンズユニットにおいては、光学性能を高性能に保持する
ためには、複数のレンズの光軸を完全に一致させること
が必要であり、そのためには、各レンズ面の外周部の真
円度を向上させることによりレンズ光学面の軸ずれを最
小限に抑え、偏心のばらつきを抑える必要がある。
【0007】この場合、通常、ガラスからなるレンズに
おいては、後加工により、レンズ外周部の真円度を調整
することができ、しかも、レンズ面の偏心を調整するこ
とができるので、レンズの外周部の真円度とレンズ面の
偏心を高精度に保持することができる。そのため、各レ
ンズを装着する場合にも、容易にレンズの光軸を高精度
に合わせることが可能である。
【0008】しかしながら、射出成形によるプラスチッ
クからなるレンズの場合には、金型の加工精度、樹脂の
収縮等により、レンズの外周部を真円度高く形成するの
は極めて困難であり、実際、10μm程度の凹凸は避け
られないというのが実情であった。
【0009】そのため、従来のように、レンズを鏡筒に
対して圧入により装着、固定する場合は、組立作業自体
は容易に行なうことができるものの、レンズの外周部の
真円度がばらついているため各レンズの光軸がずれてし
まい、しかも、その光軸が各ユニット毎にいずれの方向
にずれてしまうかもわからないことから、図5に示すよ
うに、各レンズの光軸を合わせてユニットを組み立てる
ことが極めて困難であり、しかも、一度固定してしまう
と光軸の修正は不可能であるため、光学性能の一定した
レンズユニットを安定して製造することができないとい
う問題があった。なお、高性能の光学系を構成するレン
ズユニットにおいては、各レンズの光軸がずれてしまう
と、光学性能が著しく低下してしまう。
【0010】そのため、従来から、図6および図7に示
すように、鏡筒12の外周部の複数箇所(この場合は3
箇所)に光軸調整ねじ13,13を配設し、この光軸調
整ねじ13の先端部によりレンズ10,11の外周面を
支持するようにしたレンズユニットがある。そして、こ
のようなレンズユニットにおいては、前記各光軸調整ね
じ13を螺入または螺出させることにより、レンズユニ
ットを組み立てた後にレンズ10,11の光軸を調整す
ることができるようになっている。
【0011】しかし、このようなレンズユニットにおい
ては、組立て後に光軸調整ねじ13による光軸調整作業
が必要となり、作業工数の増加を招くとともに、光軸調
整ねじ13により部品点数の増大を招き、また鏡筒に対
する加工等も必要となることから、製造コストが高くな
ってしまうという問題を有している。
【0012】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、複数のレンズを鏡筒に圧入により固定する場合であ
っても、各レンズの光軸を容易に、かつ、高精度に合わ
せることができ、高性能な光学特性を得ることのできる
レンズユニットを提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るレンズユニットは、鏡筒の
内部にレンズ本体を圧入固定してなるレンズユニットに
おいて、前記レンズ本体の外周または前記鏡筒の内周面
の一方に、他方と接する複数の突起を形成したことを特
徴とするものである。
【0014】この請求項1に記載の発明によれば、レン
ズ本体の外周または鏡筒の内周面の一方に、他方と接す
る複数の突起を形成するようにしているので、各突起が
鏡筒の内周面に当接して、あるいはレンズ本体の外周に
当接してレンズ本体を支持することになり、これによ
り、レンズ本体の外周部に多少の凹凸があった場合で
も、レンズ本体の光軸位置を高精度で管理することがで
き、各レンズ本体の光軸合わせを容易にかつ高精度で行
なうことができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記複数の突起のうち少なくとも1つの突起
を変形しやすいように形成したことを特徴とするもので
ある。
【0016】この請求項2に記載の発明によれば、複数
の突起のうち少なくとも1つの突起を変形しやすいよう
に形成しているので、鏡筒の内部にレンズ本体を圧入し
た際に、必ず、この変形しやすい突起が変形し、この方
向にレンズ本体がずれることになり、これにより、レン
ズ本体のずれ方向を規制することができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1か
ら図4を参照して説明する。
【0018】図1は本発明に係るレンズユニットに用い
られるレンズ本体の実施の一形態を示したもので、この
レンズ本体1は、例えば、プラスチック等の樹脂により
構成されており、このレンズ本体1の外周部には、半径
方向に突出するフランジ部2が一体に形成されている。
また、このフランジ部2の外周面には、周方向にほぼ等
間隔となるように3つの突起3,3が形成されている。
この突起3は、例えば、10μm程度直径方向に突出す
るように形成されている。
【0019】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0020】本実施形態におけるレンズユニットは、図
2および図3に示すように、凹レンズからなり物体側に
位置する第1のレンズ本体1aと、凸レンズからなり像
側に位置する第2のレンズ本体1bとを組み合わせたも
のである。そして、第1のレンズ本体1aおよび第2の
レンズ本体1bのフランジ部2には、前述のように突起
3が形成されており、これら第1のレンズ本体1aおよ
び第2のレンズ本体1bを円筒状の鏡筒4の内部に圧入
してそれぞれ組み込むことにより、レンズユニットを組
み立てるようになっている。
【0021】この場合に、本実施形態においては、各レ
ンズ本体1のフランジ部2の外周に突起3を形成してレ
ンズ本体1のフランジ部2の外周の一部を故意に突出さ
せるようにしているので、各レンズ本体1を鏡筒4の内
部に圧入した際には、常に、各突起3が鏡筒4の内周面
に当接してレンズ本体1を支持することになり、これに
より、レンズ本体1の外周部に多少の凹凸があった場合
でも、レンズ本体1の光軸位置を高精度で管理すること
が可能となる。
【0022】また、さらに、前記各突起3のうち、いず
れか1つの突起3の形状を異ならせて変形しやすい形状
に形成するようにすれば、レンズ本体1を圧入した際
に、必ず、この変形しやすい突起3が変形し、この方向
にレンズ本体1がずれることになり、これにより、レン
ズ本体1のずれ方向を規制することができるものであ
る。
【0023】したがって、本実施形態においては、レン
ズ本体1のフランジ部2の外周に突起3を形成し、この
突起3によりレンズ本体1を支持するようにしているの
で、レンズ本体1の光軸位置を高精度で管理することが
でき、各レンズ本体1の光軸合わせを容易にかつ高精度
で行なうことができる。その結果、高性能な光学性能を
有するレンズユニットを安定的に得る(製造する)こと
が可能となる。
【0024】また、図4は本発明の第2の実施形態を示
したもので、本実施形態においては、レンズ本体1は、
このレンズ本体1の外周に形成されたフランジ部2の一
部を、例えば、ゲートを配置するために直線状に切欠い
てなる平面形状D字状に形成されており、レンズ本体1
のフランジ部2における前記切欠き部分の両角部分およ
びフランジ部2の前記両角部の間の中央部分にそれぞれ
突起3を形成するようにしたものである。
【0025】本実施形態においても前記実施形態と同様
に、各レンズ本体1を円筒状の鏡筒(図示せず)の内部
に圧入してそれぞれ組み込むことにより、各レンズ本体
1の突起3により、レンズ本体1を鏡筒の内部に支持す
るようにしているので、レンズ本体1の光軸位置を高精
度で管理することが可能となり、各レンズ本体1の光軸
合わせを容易にかつ高精度で行なうことができる。その
結果、高性能な光学性能を有するレンズユニットを安定
的に得る(製造する)ことが可能となる。
【0026】なお、前記各実施形態においては、レンズ
本体1のフランジ部2の外周面に突起3を形成するよう
にしたが、これに代えて、例えば、鏡筒4の内周面に複
数の突起を形成するようにしてもよい。
【0027】また、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係るレンズユニットは、レンズ本体の外周または鏡筒
の内周面の一方に、他方と接する複数の突起を形成する
ようにしたので、各突起が鏡筒の内周面に当接して、あ
るいはレンズ本体の外周に当接してレンズ本体を支持す
ることになり、これにより、レンズ本体の外周部に多少
の凹凸があった場合でも、レンズ本体の光軸位置を高精
度で管理することができ、各レンズ本体の光軸合わせを
容易にかつ高精度で行なうことができる。その結果、高
性能な光学性能を有するレンズユニットを得ることが可
能となる。
【0029】また、請求項2に記載の発明は、複数の突
起のうち少なくとも1つの突起を他の突起に対して変形
しやすいように形成したので、鏡筒の内部にレンズ本体
を圧入した際に、必ず、この変形しやすい突起が変形し
て、この方向にレンズ本体がずれることになり、これに
より、レンズ本体のずれ方向を規制することができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレンズユニットに用いられるレ
ンズ本体の実施の一形態を示す斜視図
【図2】 図1に示すレンズ本体を用いたレンズユニッ
トを示す正面断面図
【図3】 図2のA−A線における断面図
【図4】 本発明に係るレンズユニットに用いられるレ
ンズ本体の他の実施形態を示す斜視図
【図5】 従来のレンズユニットを示す正面断面図
【図6】 従来の他のレンズユニットを示す正面断面図
【図7】 図6のB−B線における断面図
【符号の説明】
1 レンズ本体 2 フランジ部 3 突起 4 鏡筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒の内部にレンズ本体を圧入固定して
    なるレンズユニットにおいて、前記レンズ本体の外周ま
    たは前記鏡筒の内周面の一方に、他方と接する複数の突
    起を形成したことを特徴とするレンズユニット。
  2. 【請求項2】 前記複数の突起のうち少なくとも1つの
    突起を変形しやすいように形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のレンズユニット。
JP2000285079A 2000-09-20 2000-09-20 レンズユニット Pending JP2002090604A (ja)

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