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JP2002090012A - 自動製氷機 - Google Patents

自動製氷機

Info

Publication number
JP2002090012A
JP2002090012A JP2000281461A JP2000281461A JP2002090012A JP 2002090012 A JP2002090012 A JP 2002090012A JP 2000281461 A JP2000281461 A JP 2000281461A JP 2000281461 A JP2000281461 A JP 2000281461A JP 2002090012 A JP2002090012 A JP 2002090012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
ice storage
detection sensor
storage
actuator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000281461A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Sumikawa
英雄 澄川
Motohiro Kawachi
基宏 河地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2000281461A priority Critical patent/JP2002090012A/ja
Publication of JP2002090012A publication Critical patent/JP2002090012A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、製氷部や貯氷庫を破損すること
なく、貯氷検出センサの故障を検知して製氷運転を停止
することができる自動製氷機を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 貯氷庫6内には、貯氷検出センサ17に
対して氷導入口6aと反対側の位置に異常検出センサ1
8が設けられている。貯氷検出センサ17が故障して、
氷が貯氷庫6内に第1の設定量まで貯えられても貯氷検
出センサ17が作動しない場合であっても、氷が第1の
設定量を超えて第2の設定量まで貯えられると、異常検
出センサ18が作動して、制御回路19は、貯氷検出セ
ンサ17の故障と判定すると共に、冷凍回路及びギヤド
モータ2の動作を停止し、製氷運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貯氷庫を備えた
自動製氷機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来のオーガ式製氷機10の構
成を示す。円筒状部材からなる冷凍ケーシング1の内部
には、共に図示しない螺旋刃を備えたオーガが設けられ
ている。また、オーガは、冷凍ケーシング1の下端で図
示しない減速機を介してギヤドモータ(GM)2に連結
されている。さらに、冷凍ケーシング1内のオーガの外
周には、蒸発器として、図示しない冷却パイプが巻回さ
れ、冷却パイプに凝縮器、圧縮機等が接続され、冷凍回
路が形成されている。
【0003】冷凍ケーシング1の下部には、給水管3が
設けられ、冷凍ケーシング1内に製氷水を供給してい
る。冷凍ケーシング1の上部には、押圧頭4が形成さ
れ、氷搬送管5に接続されている。ここで、ギヤドモー
タ2、冷凍ケーシング1、押圧頭4及び氷搬送管5は、
オーガ式製氷機10の製氷部を構成している。また、氷
搬送管5は、図示しない固定ボルトによって貯氷庫6に
接続固定されている。氷搬送管5の外周部には、異常検
出センサ8が設けられている。貯氷庫6はABS樹脂材
料から形成されるとともに、所定量まで氷が貯えられた
ことを検知する貯氷検出センサ7を内部に有している。
冷凍ケーシング1の下部には、給水管3が設けられ、冷
凍ケーシング1内に製氷水を供給している。さらに、冷
凍ケーシング1の下部には、製氷部での製氷運転を制御
する制御回路9が設けられ、冷凍回路、ギヤドモータ
2、貯氷検出センサ7及び異常検出センサ8と電気的に
接続されている。
【0004】冷凍回路及びギヤドモータ2が動作して製
氷運転が開始されると、冷凍ケーシング1では、給水管
3から供給された製氷水から氷11が生成される。生成
された氷はオーガによって削り取られた後、押圧頭4に
向けて移送される。押圧頭4では氷が圧縮され、圧縮さ
れた氷11は氷搬送管5を通って貯氷庫6に送出され
る。氷導入口6aから導入された氷11が貯氷庫6内に
所定量まで貯えられると、貯氷検出センサ7が作動す
る。貯氷検出センサ7の信号は制御回路9に入力され、
制御回路9は、冷凍回路及びギヤドモータ2の動作を停
止し、製氷運転を一時停止する。貯氷庫6内の氷11が
使用され、貯氷庫6内の氷11が所定量より減少する
と、貯氷検出センサ7が作動しなくなり、制御回路9は
製氷運転を再開する。
【0005】ここで、貯氷検出センサ7が故障し、所定
量まで氷11が貯えられたことを検知できない場合、貯
氷庫6に貯えられる氷11が所定量を超えても製氷部で
は氷11を生成し続けるので、貯氷庫6及び氷搬送管5
は氷11で一杯になってしまう。ギヤドモータ2は、冷
凍ケーシング1内で生成された新たな氷を押圧頭4から
氷搬送管5に向けてさらに押し出そうとするため、氷を
押し出そうとする荷重の反力が、氷搬送管5等の製氷部
に、図中矢印方向にかかると共に、この荷重が製氷部を
振動させる。このとき、異常検出センサ8がこの反力を
検知して作動し、異常検出センサ8の信号が制御回路9
に入力されると、制御回路9は製氷部に異常な荷重がか
かるのを回避するために製氷運転を停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貯氷検
出センサ7が故障した場合、上述した異常検出センサ8
により貯氷検出センサ7の故障を検知して、制御回路9
が製氷運転を停止していたのでは、製氷部にある程度の
負荷がかかると共に、製氷部に接続固定されている貯氷
庫6にも負荷がかかる。このため、ABS樹脂材料でで
きた貯氷庫6の内壁面が破損したり、氷搬送管5の氷放
出口であるスパウト5aに割れが発生したり、さらに、
氷搬送管5と貯氷庫6とを接続固定する固定ボルトが変
形するという問題点があった。
【0007】従って、この発明はこのような問題点を解
消するためになされたもので、製氷部や貯氷庫を破損す
ることなく、貯氷検出センサの異常を検知して製氷運転
を停止することができる自動製氷機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動製氷
機は、貯氷庫を備えた自動製氷機において、貯氷庫内に
設けられると共に、第1の設定量の氷が貯氷庫に貯氷さ
れたのを検知する貯氷検出手段と、貯氷庫内に設けられ
ると共に、第1の設定量を超えた第2の設定量の氷が貯
氷庫に貯氷されたことを検知する異常検出手段と、貯氷
検出手段及び異常検出手段からの信号に基づき、製氷運
転を停止する制御回路とを備えたものである。また、生
成された氷を貯氷庫内に導入する氷導入口を貯氷庫に設
けると共に、異常検出手段を貯氷検出手段に対して氷導
入口と反対側に位置するように設けることができる。さ
らに、制御回路は、貯氷検出手段が第1の設定量の氷が
貯氷庫に貯氷されたことを検知したとき、貯氷量が所望
の量となったと判断して製氷運転を停止し、貯氷検出手
段が第1の設定量の氷が貯氷庫に貯氷されたことを検知
せず且つ異常検出手段が第2の設定量の氷が貯氷された
ことを検知したとき、異常であると判断して、製氷運転
を停止することもできる。また、貯氷検出手段及び異常
検出手段は、互いに共通に使用する1つのアクチュエー
タを備えるとともに、このアクチュエータの移動により
検知するようにしてもよい。さらに、アクチュエータは
回転自在に支持され、自動製氷機は、アクチュエータの
回転軌跡に沿った面を有するアクチュエータガードを備
えてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1に、この発明の実施の形態1に係る
自動製氷機であるオーガ式製氷機20の構成を示す。円
筒状部材からなる冷凍ケーシング1の内部には、共に図
示しない螺旋刃を備えたオーガが設けられている。ま
た、オーガは、冷凍ケーシング1の下端で図示しない減
速機を介してギヤドモータ(GM)2に連結されてい
る。さらに、冷凍ケーシング1内のオーガの外周には、
蒸発器として、図示しない冷却パイプが巻回され、冷却
パイプに凝縮器、圧縮機等が接続され、冷凍回路が形成
されている。冷凍ケーシング1の下部には、給水管3が
設けられ、冷凍ケーシング1内に製氷水を供給してい
る。冷凍ケーシング1の上部には、押圧頭4が形成さ
れ、氷搬送管5に接続されている。ここで、ギヤドモー
タ2、冷凍ケーシング1、押圧頭4及び氷搬送管5は、
オーガ式製氷機20の製氷部を構成している。
【0010】また、氷搬送管5は、図示しない固定ボル
トによって貯氷庫6に接続固定されている。貯氷庫6は
ABS樹脂材料から形成されるとともに、氷搬送管5か
ら排出された氷を内部に導入する氷導入口6aを有して
いる。また、貯氷庫6内の上部には、磁気近接スイッチ
で構成される貯氷検出手段である貯氷検出センサ17を
有している。貯氷検出センサ17にはその一端を支点と
して回転自在に取り付けられた棒状のアクチュエータ1
2が接続されている。貯氷庫6内に徐々に貯えられた氷
がアクチュエータ12に接触してアクチュエータ12が
反時計回りに回転することによって、貯氷検出センサ1
7は作動する。すなわち、貯氷検出センサ17は、貯氷
庫6内に予め定められた第1の設定量まで氷が貯えられ
たことを検知して作動するように構成されている。さら
に、貯氷庫6内には、貯氷検出センサ17に対して氷導
入口6aと反対側の位置に異常検出手段としての異常検
出センサ18が設けられている。異常検出センサ18は
貯氷検出センサ17と同一構造を有する磁気近接スイッ
チから構成されている。異常検出センサ18にはその一
端を支点として回転自在に取り付けられた棒状のアクチ
ュエータ13が接続されている。貯氷庫6内に氷がほぼ
満杯に貯えられると、氷がアクチュエータ13に接触し
てアクチュエータ13が反時計回りに回転することによ
って、異常検出センサ18は作動する。異常検出センサ
18は、貯氷庫6内に第1の設定量を超えた第2の設定
量の氷が貯氷されたことを検知し作動するように構成さ
れているる。冷凍ケーシング1の下部には、給水管3が
設けられ、冷凍ケーシング1内に製氷水を供給してい
る。さらに、冷凍ケーシング1の下部には、製氷部での
製氷運転を制御する制御回路19が設けられ、冷凍回
路、ギヤドモータ2、貯氷検出センサ17及び異常検出
センサ18と電気的に接続されている。
【0011】次に、実施の形態に係るオーガ式製氷機2
0の作用を説明する。冷凍回路及びギヤドモータ2が動
作して製氷運転が開始されると、冷凍ケーシング1で
は、給水管3から供給された製氷水から氷11が生成さ
れる。生成された氷11はオーガによって削り取られた
後、押圧頭4に向けて移送される。押圧頭4では氷11
が圧縮され、圧縮された氷11は氷搬送管5を通って貯
氷庫6に送出される。氷導入口6aから導入された氷1
1が貯氷庫6内に第1の設定量まで貯えられると、貯氷
検出センサ17が作動する。貯氷検出センサ17の信号
は制御回路19に入力され、制御回路19は、冷凍回路
及びギヤドモータ2の動作を停止し、製氷運転を一時停
止する。貯氷庫6内の氷11が使用され、貯氷庫6内の
氷11が第1の設定量より減少すると、貯氷検出センサ
17が作動しなくなり、制御回路19は製氷運転を再開
する。
【0012】ここで、図2に示されるように、貯氷検出
センサ17が故障して、氷11が貯氷庫6内に第1の設
定量まで貯えられても作動しない場合は、制御回路19
は製氷運転を停止せずに、さらに氷11を生成し続ける
ように制御する。しかしながら、貯氷庫6内の氷11が
第1の設定量を超えて第2の設定量まで貯えられると、
異常検出センサ18が作動し、異常検出センサ18の信
号は制御回路19に入力される。貯氷検出センサ17が
第1の設定量の氷11が貯氷庫に貯氷されたことを検知
せず且つ異常検出センサ18が第2の設定量の氷11が
貯氷されたことを検知した場合、制御回路19は、貯氷
検出センサ17の故障と判定すると共に、冷凍回路及び
ギヤドモータ2の動作を停止し、製氷運転を停止する。
なお、貯氷された氷11が取り除かれ、第2の設定量よ
り少なくなり、異常検出センサ18が作動しなくなった
場合でも、制御回路19は製氷運転を再開せず、図示し
ない手動のリセットスイッチが操作されて初めて製氷運
転を再開する。
【0013】このように、貯氷検出センサ17が故障し
た場合であっても、異常検出センサ18の作動によっ
て、貯氷庫6が氷11で満杯になる前に製氷運転が停止
するので、ギヤドモータ2が氷搬送管5に氷11を押し
出そうとする荷重の反力が製氷部や貯氷庫6に負荷とし
てかかることがなく、製氷部を振動させることもない。
このため、ABS樹脂材料でできた貯氷庫6の内壁面が
破損したり、氷搬送管5の氷放出口であるスパウト5a
に割れが発生したり、さらに、氷搬送管5と貯氷庫6と
を接続固定する固定ボルトが変形することもない。
【0014】実施の形態2.図3に、この発明の実施の
形態2に係る自動製氷機であるオーガ式製氷機30の構
成を示す。オーガ式製氷機30の構成は、図1に示した
実施の形態1のオーガ式製氷機10に対して、強制貯氷
モードスイッチ21を追加し、また制御回路19の代わ
りに制御回路29を、異常検出センサ18の代わりに異
常検出センサ28をそれぞれ設け、異常検出センサ28
をオーガ製氷機の異常判定及び貯氷量変更に使用するセ
ンサとして兼用するように、制御回路29が制御するも
のである。強制貯氷モードスイッチ21はオンオフスイ
ッチであって、制御回路29に接続されている。制御回
路29は、強制貯氷モードスイッチ21の信号が、オン
の時は強制貯氷モード、オフの時は通常モードと判定
し、それぞれのモードに従ってオーガ式製氷機30を制
御するように構成されている。
【0015】通常モードの場合は、実施の形態1の異常
検出センサ18と同様に異常の検出を行う。すなわち、
貯氷庫6内の氷が第1の設定量を超えて第2の設定量ま
で貯えられても、貯氷検出センサ17が作動せず且つ異
常貯氷検出センサ28が作動すると、制御回路19は、
貯氷検出センサ17の故障と判定すると共に、冷凍回路
及びギヤドモータ2の動作を停止し、製氷運転が停止す
る。一方、強制貯氷モードの場合は、貯氷庫6内の氷が
第1の設定量まで貯えられて、貯氷検出センサ17が作
動しても、制御回路19は製氷運転を停止しない。氷が
第1の設定量を超えて第2の設定量まで貯えられると、
異常検出センサ28が作動して、制御回路19は、初め
て冷凍回路及びギヤドモータ2の動作を停止し、製氷運
転を停止する。したがって、通常時よりも貯氷庫6に多
くの氷を貯えることができ、氷使用量の多いピーク時に
も対応できるオーガ製氷機を提供できる。また、強制貯
氷モードの場合は、貯氷検出センサ17が作動せず且つ
異常検出センサ28が作動した場合、あるいは貯氷検出
センサ17が作動してから且つ一定時間経過しても異常
検出センサ28が作動しない場合は、制御回路29は、
貯氷検出センサ17あるいは異常検出センサ28の故障
と判定すると共に、冷凍回路及びギヤドモータ2の動作
を停止し、製氷運転を停止する。
【0016】このように、強制貯氷モードスイッチ21
を追加し、このスイッチのオンオフの切り換えで、通常
時の貯氷量とピーク時の大容量の貯氷量に対応した製氷
運転が可能となると共に、実施の形態1と同様に貯氷検
出センサ17の異常を検出できる。
【0017】なお、上述した実施の形態において、第1
の貯氷検出センサ17と、第2の貯氷検出センサ18及
び28とにそれぞれ接続されているアーム12及び13
の長さを変更することにより、これらのセンサが作動す
る貯氷庫内の氷の設定量を変更することができる。
【0018】実施の形態3.図4に、この発明の実施の
形態3に係る自動製氷機であるオーガ式製氷機40の構
成を示す。オーガ式製氷機40の構成は、図1に示した
実施の形態1のオーガ式製氷機10に対して、貯氷検出
センサ17及び異常検出センサ18の代わりに貯氷検出
センサ37及び異常検出センサ38を、アクチュエータ
12及びアクチュエータ13の代わりにアクチュエータ
32を、制御回路19の代わりに制御回路39をそれぞ
れ設けたものである。
【0019】貯氷庫6内の上部には、磁気近接スイッチ
で構成される貯氷検出センサ37を有している。貯氷検
出センサ37に対して氷導入口6aと反対側の位置に異
常検出センサ38が設けられている。異常検出センサ3
8は貯氷検出センサ37と同一構造を有する磁気近接ス
イッチから構成されている。貯氷検出センサ37の近傍
には、支点32aから互いに反対方向に延びた2つのア
ーム32b、32cを有するアクチュエータ32が支点
32aを中心に回転自在に設けられている。アーム32
b及び32cには、それぞれマグネット33b及び33
cが埋め込まれている。マグネット33bは、アクチュ
エータ32が回転して貯氷検出センサ37に近接したと
きに、貯氷検出センサ37と対向する位置に配置されて
いる。マグネット33cは、アクチュエータ32が回転
して異常検出センサ38に近接したときに、異常検出セ
ンサ38と対向する位置に配置されている。したがっ
て、貯氷検出センサ37及び異常検出センサ38は、1
つのアクチュエータ32を互いに共通に使用するように
構成されている。
【0020】貯氷庫6内の氷11の量が少なく、氷11
がアクチュエータ32に接触しない状態では、アクチュ
エータ32は、図中に破線で示されるようにアーム32
bがほぼ上方に向き、マグネット33bが貯氷検出セン
サ37に近接することによって貯氷検出センサ37がオ
ン状態になっている。この状態では、貯氷検出センサ3
7は、貯氷庫6内に予め定められた第1の設定量まで氷
11が貯えられていることを検知せず、制御回路39
は、冷凍回路及びギヤドモータ2の動作を継続し、製氷
運転が継続する。貯氷庫6内に徐々に貯えられた氷11
がアクチュエータ32に接触して、アクチュエータ32
が反時計回りに回転しマグネット33bが貯氷検出セン
サ37から離れることによって、貯氷検出センサ37が
オフ状態になる。これにより、貯氷検出センサ37は、
貯氷庫6内に第1の設定量まで氷11が貯えられている
ことを検知して、制御回路39は、冷凍回路及びギヤド
モータ2の動作を停止し、製氷運転が停止する。
【0021】ここで、図5に示されるように、貯氷検出
センサ37がオン状態で故障して、氷11が貯氷庫6内
に第1の設定量まで貯えられたことを検知できない場合
は、制御回路39は製氷運転を停止せずに、さらに氷1
1を生成し続けるように制御する。しかしながら、貯氷
庫6内の氷11が第1の設定量を超えて第2の設定量ま
で貯えられると、アクチュエータ32が反時計回りに回
転し、マグネット33cが異常検出センサ38に近接す
ることによって、異常検出センサ38がオン状態にな
る。これにより、異常検出センサ38は、貯氷庫6内に
第2の設定量まで氷11が貯えられていることを検知し
て、制御回路39は、冷凍回路及びギヤドモータ2の動
作を停止し、製氷運転が停止する。なお、貯氷された氷
11が取り除かれ、第2の設定量より少なくなり、異常
検出センサ38がオフ状態になった場合でも、制御回路
39は製氷運転を再開せず、図示しない手動のリセット
スイッチが操作されて初めて製氷運転を再開する。
【0022】このように、実施の形態1と同様に貯氷検
出センサ37の異常を検出できると共に、貯氷検出セン
サ37及び異常検出センサ38を1つのアクチュエータ
32により動作させるようにしたので、それぞれのセン
サに対応した2つのアクチュエータを必要とせず、部品
点数が削減され、コスト低減を図ることができる。貯氷
検出センサ37及び異常検出センサ38が互いに隣接し
て設けられているので、貯氷検出センサ37及び異常検
出センサ38の交換作業が容易となり、サービス性が向
上する。
【0023】なお、アクチュエータ32が、氷11の量
とは関係なく、人為的な操作により回転して、貯氷検出
センサ37及び異常検出センサ38が誤作動する場合が
ある。例えば、貯氷庫6内に第1の設定量まで氷11が
貯えられた状態で製氷運転が停止している間や貯氷庫6
内に第1の設定量まで氷11が貯えられない状態で製氷
運転が継続している間に、操作者が貯氷庫6内の氷11
をスコップで掬う場合がある。この際、スコップがアク
チュエータ32に触れて、アクチュエータ32が回転
し、貯氷検出センサ37及び異常検出センサ38が誤作
動する場合がある。このような場合は、制御回路39
は、次のような判定を行い、貯氷検出センサ37及び異
常検出センサ38の誤作動による製氷運転への影響を回
避している。貯氷検出センサ37の誤作動については、
制御回路39は、貯氷検出センサ37がオフ状態になっ
てから製氷運転を停止するまでに遅延時間を設け、オン
状態からオフ状態になってから7秒間オフ状態が継続し
ないと、製氷運転を停止しないようにする。これによ
り、制御回路39は、貯氷検出センサ37の誤作動によ
る製氷運転への影響を回避している。異常検出センサ3
8の誤作動については、制御回路39は、異常検出セン
サ38がオン状態になってから製氷運転を停止するまで
に遅延時間を設け、オフ状態からオン状態になってから
7秒間以上オン状態が継続しないと、製氷運転を停止し
ないようにする。また、制御回路39は、貯氷検出セン
サ37がオフ状態のときは、異常検出センサ38の状態
を判断しないようにする。これにより、制御回路39
は、異常検出センサ38の誤作動による製氷運転への影
響を回避している。
【0024】実施の形態4.図6に、この発明の実施の
形態4に係る自動製氷機であるオーガ式製氷機50の構
成を示す。オーガ式製氷機50の構成は、図4に示した
実施の形態4のオーガ式製氷機40に対して、アクチュ
エータガード41を追加したものである。
【0025】貯氷庫6内の上部には、氷搬送管5の氷導
入口6aからの氷排出方向の延長線上に、貯氷検出セン
サ37、異常検出センサ38及びアクチュエータ32が
設けられている。アクチュエータ32は、支点32aか
ら互いに反対方向に延びた2つのアーム32b、32c
を有し、支点32aを中心に回転自在に支持されてい
る。アーム32b及び32cには、それぞれマグネット
33b及び33cが埋め込まれている。また、貯氷庫6
内の上部の天板42には、氷導入口6aからの氷排出方
向の延長線上に、開口部41aを備え、図示しないつま
み付ボルトにより固定されたアクチュエータガード41
が設けられている。アクチュエータガード41は、弧状
の帯板状の曲面41aとその両縁からそれぞれ垂直に延
びた板状の2つの側面41bを有している。2つの側面
41bは、貯氷検出センサ37が第1の設定量の氷が貯
氷されたことを検知する位置から、異常検出センサ38
が第2の設定量の氷が貯氷されたことを検知する位置ま
で、支点32aを中心にアクチュエータ32が回転した
ときのアーム32cの移動軌跡に沿った面を形成するよ
うに、アーム32cの両側に設けられている。したがっ
て、図中の破線に示されるように、貯氷検出センサ37
が第1の設定量の氷が貯氷庫に貯氷されたことを検知し
ていない位置では、アーム32cは、アクチュエータガ
ード41の開口部41aに入り込んでいない。また、曲
面41aは、同様に、アーム32cが、貯氷検出センサ
37が第1の設定量の氷が貯氷されたことを検知する位
置から、異常検出センサ38が第2の設定量の氷が貯氷
されたことを検知する位置まで、支点32aを中心にア
クチュエータ32が回転したときのアーム32cの先端
32dの移動軌跡に沿った面を形成するように、先端3
2dに対向して設けられている。
【0026】このように、アクチュエータガード41
が、回転移動するアクチュエータ32を覆うように設け
られているので、アクチュエータ32と天板42との間
に、氷11が入り込んで、アクチュエータ32が回転で
きなくなり、貯氷庫6内の氷11が第2の設定量まで貯
えられても、アーム32cが異常検出センサ38に近接
せず、異常検出センサ38が作動しないような事態にな
らない。したがって、異常検出センサ38は、氷11が
第2の設定量まで貯えられれば、確実に作動することが
できる。また、アクチュエータガード41内をアーム3
2cが上昇するにつれて、アクチュエータガード41内
に氷11が入り込み、アーム32cを下側から押し上げ
るので、アーム32cは、確実に異常検出センサ38に
近づき、貯氷庫6内の氷11が山積みされていく過程で
ばらつきがあっても、異常検出センサ38はより早い時
期に確実に作動することができる。さらに、アクチュエ
ータガード41の曲面41aは、全体に亘って、傾斜が
ついているので、貯氷庫6内の氷11が使用され、氷1
1の量が少なくなった場合に、アクチュエータガード4
1内に氷11が滞留することもない。したがって、図中
破線で示されるように、アクチュエータ32が、貯氷検
出センサ37が第1の設定量の氷が貯氷されたことを検
知していない位置まで確実に戻ることができる。
【0027】なお、アクチュエータガード41の変形例
を用いたオーガ式製氷機50の構成を図7に示す。アク
チュエータガード51は、アクチュエータガード41に
対して、側面51bが、氷導入口6a側に延びて、アク
チュエータ32の支点32aが開口部51aの中に入り
込んでいる。
【0028】また、上述したこれらの実施の形態におい
ては、オーガ式製氷機を例に説明をしたが、自動製氷機
であれば、これに限定されるものではなく、各種の自動
製氷機に適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る自
動製氷機よれば、第1の設定量の氷が貯氷庫に貯氷され
たのを検知する貯氷検出手段と、第1の設定量を超えた
第2の設定量の氷が貯氷庫に貯氷されたことを検知する
異常検出手段とを、共に貯氷庫内に設けて、貯氷検出手
段及び異常検出手段からの信号に基づき製氷運転を停止
するので、製氷部や貯氷庫を破損することなく、製氷運
転を停止することができる。また、異常検出手段が貯氷
検出手段に対して氷導入口と反対側に位置するように設
けられているので、貯氷検出手段と異常検出手段との位
置関係により、貯氷検出手段の異常を検知できる。さら
に、貯氷検出手段が第1の設定量の氷が貯氷庫に貯氷さ
れたことを検知せず且つ異常検出手段が第2の設定量の
氷が貯氷されたことを検知したとき、制御回路が異常で
あると判断すれば、貯氷検出手段の異常を的確に検知で
きる。また、貯氷検出手段及び異常検出手段は、互いに
共通に使用する1つのアクチュエータにより作動するの
で、それぞれのセンサに対応した2つのアクチュエータ
を必要とせず、部品点数が削減され、コスト低減を図る
ことができる。さらに、アクチュエータの回転軌跡に沿
った面を有するアクチュエータガードを備えているの
で、アクチュエータと天板との間に、氷が入り込むこと
がなく、異常検出手段が、確実に作動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るオーガ式製氷
機の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るオーガ式製氷
機の作用を説明するための図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るオーガ式製氷
機の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るオーガ式製氷
機の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るオーガ式製氷
機の作用を説明するための図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係るオーガ式製氷
機の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るオーガ式製氷
機の変形例の構成を示す図である。
【図8】 従来のオーガ式製氷機の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
6…貯氷庫、6a…氷導入口、11…氷、17,37、
…貯氷検出センサ、18,28,38…異常検出セン
サ、19,29,39…制御回路、20,30,40,
50,60…オーガ式製氷機、32…アクチュエータ、
41,51…アクチュエータガード。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯氷庫を備えた自動製氷機において、 貯氷庫内に設けられると共に、第1の設定量の氷が貯氷
    庫に貯氷されたのを検知する貯氷検出手段と、 貯氷庫内に設けられると共に、第1の設定量を超えた第
    2の設定量の氷が貯氷庫に貯氷されたことを検知する異
    常検出手段と、 貯氷検出手段及び異常検出手段からの信号に基づき、製
    氷運転を停止する制御回路とを備えたことを特徴とする
    自動製氷機。
  2. 【請求項2】 生成された氷を貯氷庫内に導入する氷導
    入口が貯氷庫に設けられると共に、 異常検出手段は、貯氷検出手段に対して氷導入口と反対
    側に位置するように設けられた請求項1記載の自動製氷
    機。
  3. 【請求項3】 制御回路は、貯氷検出手段が第1の設定
    量の氷が貯氷庫に貯氷されたことを検知したとき、貯氷
    量が所望の量となったと判断して製氷運転を停止し、 貯氷検出手段が第1の設定量の氷が貯氷庫に貯氷された
    ことを検知せず且つ異常検出手段が第2の設定量の氷が
    貯氷されたことを検知したとき、異常であると判断し
    て、製氷運転を停止する請求項1または2記載の自動製
    氷機。
  4. 【請求項4】 貯氷検出手段及び異常検出手段は、互い
    に共通に使用する1つのアクチュエータを備えるととも
    に、このアクチュエータの移動により検知する請求項1
    〜3のいずれかに記載の自動製氷機。
  5. 【請求項5】 アクチュエータは回転自在に支持され、
    アクチュエータの回転軌跡に沿った面を有するアクチュ
    エータガードを備えた請求項4記載の自動製氷機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010139197A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd オーガ式製氷機
JP2013245881A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Hoshizaki Electric Co Ltd アイスディスペンサ

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