JP2002088164A - Molded product of olefinic thermoplastic elastomer, method for producing the same and use thereof - Google Patents
Molded product of olefinic thermoplastic elastomer, method for producing the same and use thereofInfo
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- JP2002088164A JP2002088164A JP2000284181A JP2000284181A JP2002088164A JP 2002088164 A JP2002088164 A JP 2002088164A JP 2000284181 A JP2000284181 A JP 2000284181A JP 2000284181 A JP2000284181 A JP 2000284181A JP 2002088164 A JP2002088164 A JP 2002088164A
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Abstract
Description
【0001】[0001]
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン系熱可
塑性エラストマー成形品(以下、単に成形品という場合
がある)、その製造方法および用途に関する。さらに詳
しくは、ポリエチレン樹脂、エチレン・α−オレフィン
系共重合体および必要によりポリプロピレン樹脂を含む
オレフィン系熱可塑性エラストマーからなり、硬さとゴ
ム弾性とのバランスに優れるとともにリサイクルが容易
で、しかも低コストで得られるオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー成形品、その製造方法および用途に関する。BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a molded article of an olefin-based thermoplastic elastomer (hereinafter sometimes simply referred to as a molded article), a method for producing the same, and a use thereof. More specifically, it is made of polyethylene resin, ethylene-α-olefin-based copolymer and, if necessary, olefin-based thermoplastic elastomer containing polypropylene resin, and is excellent in balance between hardness and rubber elasticity, easy to recycle, and low cost. The present invention relates to an obtained olefin-based thermoplastic elastomer molded product, a method for producing the same, and a use thereof.
【0002】[0002]
【従来の技術】自動車部品、工業機械部品、電気・電子
部品、建材などに用いられるゴム弾性を必要とする部品
または部位には、従来から種々の材料が用いられてい
る。このような材料には、例えば加硫ゴムがある。通常
加硫ゴムは、ゴムを架橋剤、架橋助剤、添加剤および副
資材などと混練して未加硫のゴム配合物を調製した後、
加熱して加硫する加硫工程を経て製造されるため、工程
が煩雑でコスト高になるという問題点がある。また、加
硫ゴムは熱硬化型のゴムであるためリサイクルが不可能
である。2. Description of the Related Art Various materials have been used for parts or parts requiring rubber elasticity used in automobile parts, industrial machine parts, electric / electronic parts, building materials and the like. Such materials include, for example, vulcanized rubber. Normally, vulcanized rubber is prepared by kneading the rubber with a crosslinking agent, a crosslinking aid, additives and auxiliary materials to prepare an unvulcanized rubber compound,
Since it is manufactured through a vulcanization step of heating and vulcanizing, there is a problem that the steps are complicated and cost increases. Further, the vulcanized rubber is a thermosetting rubber and cannot be recycled.
【0003】一方、加硫工程を必要としない、ゴム類似
の性能を有する素材として、塩化ビニル樹脂がある。し
かし、塩化ビニル樹脂は加硫ゴムに比べてゴム弾性に劣
るため、その用途は限られている。On the other hand, a vinyl chloride resin is a material which does not require a vulcanizing step and has a performance similar to that of rubber. However, vinyl chloride resin is inferior in rubber elasticity as compared with vulcanized rubber, and thus its use is limited.
【0004】また高温で可塑化されてプラスチックと同
様に成形でき、常温ではゴム弾性を有する高分子材料と
して熱可塑性エラストマーが知られている。リサイクル
可能なオレフィン系熱可塑性エラストマーとして、ポリ
プロピレンとエチレン・α−オレフィン共重合体との動
的架橋物が知られている。しかしこの場合も、架橋剤や
架橋助剤が必要なためコスト高になるという問題点があ
る。A thermoplastic elastomer is known as a polymer material which is plasticized at a high temperature and can be molded in the same manner as a plastic, and has a rubber elasticity at a normal temperature. As a recyclable olefin-based thermoplastic elastomer, a dynamically crosslinked product of polypropylene and an ethylene / α-olefin copolymer is known. However, also in this case, there is a problem that the cost is increased due to the necessity of a crosslinking agent and a crosslinking aid.
【0005】[0005]
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来の問題点を解決するため、硬さとゴム弾性とのバラ
ンスに優れるとともにリサイクルが容易で、しかも低コ
ストで得られるオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品、その製造方法および用途を提供することである。SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems by providing an olefin-based thermoplastic resin which has an excellent balance between hardness and rubber elasticity, is easy to recycle, and can be obtained at low cost. An object of the present invention is to provide an elastomer molded article, a production method thereof, and an application.
【0006】[0006]
【課題を解決するための手段】本発明は次のオレフィン
系熱可塑性エラストマー成形品、その製造方法および用
途である。 (1) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形さ
れてなる成形品であって、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品。 (2) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形さ
れてなる成形品であって、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品。 (3) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、エチレ
ン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂(A)と、
エチレン含有量70モル%以上90モル%未満のエチレ
ン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含むオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーである上記(1)または
(2)記載の成形品。 (4) ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜60重
量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)の含
有量が40〜95重量%である上記(3)記載の成形
品。 (5) ポリエチレン樹脂(A)が高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンま
たは低密度ポリエチレンである上記(3)または(4)
記載の成形品。 (6) エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)が
ムーニー粘度ML1+4(100℃)90〜250のエチ
レン・α−オレフィン系共重合体である上記(3)ない
し(5)のいずれかに記載の成形品。 (7) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリエ
チレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)の合計100重量部に対して、さらにポリ
プロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部の割合で含
むオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記(3)
ないし(6)のいずれかに記載の成形品。 (8) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリエ
チレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共重合
体(B)および必要により用いられるポリプロピレン樹
脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱処理して得
られるオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記
(3)ないし(7)のいずれかに記載の成形品。 (9) 成形品の表面温度が50℃以下に低下した後、
60℃以上の温度で熱処理されたものである上記(1)
ないし(8)のいずれかに記載の成形品。 (10) 成形品の表面温度が50℃以下に低下した
後、60〜110℃の温度で1〜90分間熱処理された
ものである上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の
成形品。 (11) 成形品を成形した後、成形品の表面温度が8
0〜60℃にある期間を10℃/hr以下の冷却速度で
徐冷したものである上記(1)ないし(8)のいずれか
に記載の成形品。 (12) エチレン含有量90モル%以上のポリエチレ
ン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上90モ
ル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから成形さ
れてなる成形品であって、成形品の表面温度が50℃以
下に低下した後、60℃以上の温度で熱処理されたもの
であるオレフィン系熱可塑性エラストマー成形品。 (13) 式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有する上記(12)記載の成形品。 (14) 式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有する上記(12)記載の成形品。(1
5) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形品を
成形し、成形品の 表面温度が50℃以下に低下した後、60℃以上の温度
で熱処理し、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法。 (16) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形
品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下した
後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品の製造方法。 (17) 60〜110℃の温度で1〜90分間熱処理
する上記(15)または(16)記載の製造方法。 (18) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形
品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60℃にあ
る期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、式
(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法。 (19) オレフィン系熱可塑性エラストマーから成形
品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60℃にあ
る期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、式
(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品の製造方法。 (20) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、エチ
レン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂(A)
と、エチレン含有量70モル%以上90モル%未満のエ
チレン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含むオレ
フィン系熱可塑性エラストマーである上記(15)ない
し(19)のいずれかに記載の製造方法。 (21) ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜60
重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)の
含有量が40〜95重量%である上記(20)記載の製
造方法。 (22) ポリエチレン樹脂(A)が高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンま
たは低密度ポリエチレンである上記(20)または(2
1)記載の製造方法。 (23) エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
がムーニー粘度ML1+ 4(100℃)90〜250のエ
チレン・α−オレフィン系共重合体である上記(20)
ないし(22)のいずれかに記載の製造方法。 (24) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリ
エチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィン系
共重合体(B)の合計100重量部に対して、さらにポ
リプロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部の割合で
含むオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記(2
0)ないし(23)のいずれかに記載の製造方法。 (25) オレフィン系熱可塑性エラストマーが、ポリ
エチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共重
合体(B)および必要により用いられるポリプロピレン
樹脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱処理して
得られるオレフィン系熱可塑性エラストマーである上記
(20)ないし(24)のいずれかに記載の製造方法。 (26) エチレン含有量90モル%以上のポリエチレ
ン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上90モ
ル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから成形品
を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下した
後、60℃以上の温度で熱処理するオレフィン系熱可塑
性エラストマー成形品の製造方法。 (27) 式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造する上記(26)記載の製造方法。 (28) 式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造する上記(26)記載の製造方法。 (29) 上記(1)ないし(14)のいずれかに記載
の成形品からなる自動車の内装部品または外装部品。 (30) 上記(1)ないし(14)のいずれかに記載
の成形品からなる家電部品。 (31) 上記(1)ないし(14)のいずれかに記載
の成形品からなる土木または建材部品。The present invention relates to the following olefins:
-Based thermoplastic elastomer molded article, its production method and use
It is way. (1) Molded from olefinic thermoplastic elastomer
A molded product obtained by the following equation (1) -5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (where X is measured in accordance with JIS K6301)
JIS hardness (no unit) of the molded product, Y is JIS
Measured at 70 ° C for 22 hours according to K6301
It is the compression set (unit:%) of the molded article. Full)
Olefinic thermoplastic elastomer composition with added properties
Shape. (2) Molded from olefinic thermoplastic elastomer
(1 ′) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (in the formula (1 ′), X is measured in accordance with JIS K6301).
JISA hardness of the molded product (no unit), Y is JI
Measured at 70 ° C for 22 hours according to SK6301
It is the compression set (unit:%) of the specified molded product. )
Olefinic thermoplastic elastomer with satisfying properties
Molding. (3) When the olefin-based thermoplastic elastomer is
A polyethylene resin (A) having a content of 90 mol% or more;
Ethylene with an ethylene content of 70 mol% or more and less than 90 mol%
Containing α-olefin-based copolymer (B)
(1) or a thermoplastic thermoplastic elastomer
The molded article according to (2). (4) The content of the polyethylene resin (A) is 5 to 60 weights
% Of ethylene / α-olefin copolymer (B)
The molding according to the above (3), wherein the amount is 40 to 95% by weight.
Goods. (5) Polyethylene resin (A) is high density polyethylene
Polyethylene, medium density polyethylene, linear low density polyethylene
(3) or (4) above or a low density polyethylene
The molded article as described. (6) The ethylene / α-olefin copolymer (B) is
Mooney viscosity ML1 + 4(100 ° C) 90-250 etch
Above (3) which is a len-α-olefin copolymer
(5) The molded article according to any of (5). (7) The olefin-based thermoplastic elastomer is
Tylene resin (A) and ethylene / α-olefin
With respect to a total of 100 parts by weight of the polymer (B),
The propylene resin (C) is contained in a ratio of 0.1 to 30 parts by weight.
(3) which is an olefinic thermoplastic elastomer
A molded article according to any one of (1) to (6). (8) The olefin-based thermoplastic elastomer is
Tylene resin (A), ethylene / α-olefin copolymer
Body (B) and optionally used polypropylene tree
Fat (C) is obtained by dynamically heat-treating in the absence of a crosslinking agent.
The above is an olefinic thermoplastic elastomer used
The molded article according to any one of (3) to (7). (9) After the surface temperature of the molded article has dropped to 50 ° C. or less,
The above (1) which has been heat-treated at a temperature of 60 ° C. or higher.
A molded article according to any one of (8) to (8). (10) The surface temperature of the molded product has dropped to 50 ° C or less.
Thereafter, heat treatment was performed at a temperature of 60 to 110 ° C. for 1 to 90 minutes.
The method according to any one of (1) to (8) above,
Molding. (11) After molding the molded product, the surface temperature of the molded product is 8
At a cooling rate of 10 ° C./hr or less during a period between 0 and 60 ° C.
Any of the above (1) to (8), which is slowly cooled
The molded article according to the above. (12) Polyethylene having an ethylene content of 90 mol% or more
Resin (A), ethylene content 70 mol% or more 90 mol
% Ethylene / α-olefin copolymer (B)
Molded from an olefinic thermoplastic elastomer containing
The surface temperature of the molded product is 50 ° C or less.
After lowering, heat-treated at a temperature of 60 ° C or higher
An olefin-based thermoplastic elastomer molded product. (13) Equation (1) −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (In the equation (1), X is measured according to JIS K6301.
JIS hardness (no unit) of the molded product, Y is JIS
Measured at 70 ° C for 22 hours according to K6301
It is the compression set (unit:%) of the molded article. Full)
The molded article according to the above (12), which has an additional property. (14) Equation (1 ′) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (In the equation (1 ′), X is measured according to JIS K6301.
JISA hardness of the molded product (no unit), Y is JI
Measured at 70 ° C for 22 hours according to SK6301
It is the compression set (unit:%) of the specified molded product. )
The molded article according to the above (12), which has characteristics that satisfy the requirements. (1
5) Molded products from olefinic thermoplastic elastomer
After molding, the surface temperature of the molded product falls to 50 ° C or less,
And heat-treated in the formula (1) -5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (in the formula (1), X is measured according to JIS K6301)
JIS hardness (no unit) of the molded product, Y is JIS
Measured at 70 ° C for 22 hours according to K6301
It is the compression set (unit:%) of the molded article. Full)
Olefinic thermoplastic elastomer composition with added properties
Olefinic thermoplastic elastomer molding to produce shaped articles
Product manufacturing method. (16) Molded from olefinic thermoplastic elastomer
The product was molded and the surface temperature of the molded product dropped to 50 ° C or less.
Thereafter, heat treatment is performed at a temperature of 60 ° C. or more, and the formula (1 ′) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (in the formula (1 ′), X is measured according to JIS K6301).
JISA hardness of the molded product (no unit), Y is JI
Measured at 70 ° C for 22 hours according to SK6301
It is the compression set (unit:%) of the specified molded product. )
Olefinic thermoplastic elastomer with satisfying properties
Olefinic thermoplastic elastomers for molding
The method of manufacturing shaped articles. (17) Heat treatment at 60 to 110 ° C for 1 to 90 minutes
(15) or (16). (18) Molded from olefinic thermoplastic elastomer
After molding, the surface temperature of the molded
Is gradually cooled at a cooling rate of 10 ° C./hr or less,
(1) −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (In the formula (1), X is measured according to JIS K6301.
JIS hardness (no unit) of the molded product, Y is JIS
Measured at 70 ° C for 22 hours according to K6301
It is the compression set (unit:%) of the molded article. Full)
Olefinic thermoplastic elastomer composition with added properties
Olefinic thermoplastic elastomer molding to produce shaped articles
Product manufacturing method. (19) Molded from olefinic thermoplastic elastomer
After molding, the surface temperature of the molded
Is gradually cooled at a cooling rate of 10 ° C./hr or less,
(1 ′) − 5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (In the formula (1 ′), X is measured according to JIS K6301.
JISA hardness of the molded product (no unit), Y is JI
Measured at 70 ° C for 22 hours according to SK6301
It is the compression set (unit:%) of the specified molded product. )
Olefinic thermoplastic elastomer with satisfying properties
Olefinic thermoplastic elastomers for molding
The method of manufacturing shaped articles. (20) The olefin-based thermoplastic elastomer is
Polyethylene resin (A) with a ren content of 90 mol% or more
And an ethylene content of 70 mol% or more and less than 90 mol%.
Oleide containing Tylene / α-olefin copolymer (B)
Above (15) which is a fin type thermoplastic elastomer
(19) The production method according to any of (19). (21) The content of the polyethylene resin (A) is 5 to 60.
% By weight of the ethylene / α-olefin copolymer (B)
The product according to the above (20), wherein the content is 40 to 95% by weight.
Construction method. (22) Polyethylene resin (A) is high density polyethylene
Polyethylene, medium density polyethylene, linear low density polyethylene
Or (2) or (2)
1) The production method according to the above. (23) Ethylene / α-olefin copolymer (B)
Is Mooney viscosity ML1+ Four(100 ° C) 90-250 d
The above (20), which is a ethylene / α-olefin copolymer
To (22). (24) When the olefin-based thermoplastic elastomer is
Ethylene resin (A) and ethylene / α-olefin type
With respect to a total of 100 parts by weight of the copolymer (B),
0.1 to 30 parts by weight of propylene resin (C)
(2) which is an olefinic thermoplastic elastomer containing
The production method according to any one of 0) to (23). (25) When the olefin-based thermoplastic elastomer is
Ethylene resin (A), ethylene / α-olefin copolymer
Combination (B) and optionally used polypropylene
Resin (C) is dynamically heat-treated in the absence of a crosslinking agent
The obtained olefinic thermoplastic elastomer is
(20) The production method according to any one of (24) to (24). (26) Polyethylene having an ethylene content of 90 mol% or more
Resin (A), ethylene content 70 mol% or more 90 mol
% Ethylene / α-olefin copolymer (B)
Molded from olefin-based thermoplastic elastomer containing
Was molded, and the surface temperature of the molded article was reduced to 50 ° C. or less.
Olefin-based thermoplastics that are then heat treated at a temperature of 60 ° C or higher
Method for producing conductive elastomer molded article. (27) Equation (1) −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (In the equation (1), X is measured according to JIS K6301.
JIS hardness (no unit) of the molded product, Y is JIS
Measured at 70 ° C for 22 hours according to K6301
It is the compression set (unit:%) of the molded article. Full)
Olefinic thermoplastic elastomer composition with added properties
The manufacturing method according to (26), wherein the shaped article is manufactured. (28) Expression (1 ′) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (In the expression (1 ′), X is measured according to JIS K6301.
JISA hardness of the molded product (no unit), Y is JI
Measured at 70 ° C for 22 hours according to SK6301
It is the compression set (unit:%) of the specified molded product. )
Olefinic thermoplastic elastomer with satisfying properties
The production method according to the above (26), wherein the molded article is produced. (29) According to any one of the above (1) to (14)
Interior or exterior parts of automobiles consisting of molded products of (30) Any of the above (1) to (14)
Home appliance parts consisting of molded products. (31) Any of the above (1) to (14)
Civil engineering or building material parts made of molded products.
【0007】本発明で使用するオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーは、前記式(1)、好ましくは式(1’)の
特性を満たす成形品を得ることができれば特に限定され
ないが、ポリエチレン樹脂(A)と、エチレン・α−オ
レフィン系共重合体(B)とを含むオレフィン系熱可塑
性エラストマーが好ましく、このようなエラストマーを
使用することにより、前記式(1)の特性を満たす成形
品を容易に低コストで製造することができる。The olefin-based thermoplastic elastomer used in the present invention is not particularly limited as long as it can obtain a molded product satisfying the characteristics of the above formula (1), preferably the formula (1 ′). Olefin-based thermoplastic elastomer containing ethylene / α-olefin-based copolymer (B) is preferable, and by using such an elastomer, a molded article satisfying the characteristics of the formula (1) can be easily produced at low cost. Can be manufactured.
【0008】《ポリエチレン樹脂(A)》本発明で用い
るポリエチレン樹脂(A)はエチレンの単独重合体であ
ってもよいし、90モル%以上、好ましくは92モル%
以上のエチレンと、10モル%以下、好ましくは8モル
%以下の他のモノマーとの共重合体であってもよい。他
のモノマーとしては、炭素数3〜20、好ましくは3〜
8のα−オレフィン;酢酸ビニルおよびエチルアクリレ
ート等のビニルモノマーなどがあげられる。他のモノマ
ーとして用いられるα−オレフィンとしては、例えばプ
ロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘキセンおよび1−オクテンなどがあげられる。他の
モノマーは1種単独で使用することもできるし、2種類
以上を組み合せて使用することもできる。<< Polyethylene Resin (A) >> The polyethylene resin (A) used in the present invention may be a homopolymer of ethylene, or 90 mol% or more, preferably 92 mol%.
A copolymer of the above ethylene and another monomer of 10 mol% or less, preferably 8 mol% or less may be used. Other monomers include those having 3 to 20 carbon atoms, preferably 3 to 20 carbon atoms.
Α-olefin No. 8; vinyl monomers such as vinyl acetate and ethyl acrylate. Examples of the α-olefin used as another monomer include propylene, 1-butene, 4-methyl-1-pentene,
-Hexene and 1-octene. Other monomers can be used alone or in combination of two or more.
【0009】本発明で用いるポリエチレン樹脂(A)と
しては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンな
ど、公知のポリエチレン樹脂が制限なく用いられる。ポ
リエチレン樹脂(A)はメタロセン触媒、バナジウム触
媒などの公知の触媒を用いて公知の方法により製造する
ことができる。As the polyethylene resin (A) used in the present invention, known polyethylene resins such as high-density polyethylene, medium-density polyethylene, linear low-density polyethylene and low-density polyethylene are used without limitation. The polyethylene resin (A) can be produced by a known method using a known catalyst such as a metallocene catalyst and a vanadium catalyst.
【0010】本発明において好ましく用いられるポリエ
チレン樹脂(A)は、直鎖状低密度ポリエチレンであ
り、特にメタロセン触媒を用いて重合した直鎖状低密度
ポリエチレンが好ましい。ポリエチレン樹脂(A)とし
て直鎖状低密度ポリエチレンを用いた場合、高密度ポリ
エチレンまたは中密度ポリエチレンを用いた場合に比べ
て、肌荒れが生じにくく外観性に優れ、しかも表面のベ
タ付きの少ない押出成形品や射出成形品などの成形品を
得ることができる。The polyethylene resin (A) preferably used in the present invention is a linear low-density polyethylene, and particularly preferably a linear low-density polyethylene polymerized using a metallocene catalyst. When the linear low density polyethylene is used as the polyethylene resin (A), as compared with the case where the high density polyethylene or the medium density polyethylene is used, the roughening is less likely to occur and the appearance is excellent and the surface is less sticky. A molded product such as a product or an injection molded product can be obtained.
【0011】ポリエチレン樹脂(A)はメルトフローレ
ート(MFR;ASTM D 1238、190℃、
2.16kg荷重)が0.01〜100g/10分、好
ましくは0.01〜50g/10分であるのが望まし
い。なおMFRが0.1g/10分より小さい超高分子
量ポリエチレンは、135℃デカリン(デカヒドロナフ
タレン)溶媒中で測定した極限粘度〔η〕が通常7〜4
0dl/gであり、このような超高分子量ポリエチレン
をポリエチレン樹脂(A)として使用する場合は、13
5℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度〔η〕が0.1
〜5dl/gの低分子量ないし高分子量ポリエチレン1
5〜40重量%と、極限粘度〔η〕が7〜40dl/g
の超高分子量ポリエチレン85〜60重量%とを含む超
高分子量ポリエチレン樹脂組成物の形態で使用するのが
好ましく、この超高分子量ポリエチレン樹脂組成物全体
の極限粘度〔η〕は3.5〜8.3dl/gであるのが
好ましい。The polyethylene resin (A) has a melt flow rate (MFR; ASTM D 1238, 190 ° C.)
2.16 kg load) is 0.01 to 100 g / 10 min, preferably 0.01 to 50 g / 10 min. The ultrahigh molecular weight polyethylene having an MFR of less than 0.1 g / 10 min usually has an intrinsic viscosity [η] of 7 to 4 at 135 ° C. measured in a decalin (decahydronaphthalene) solvent.
0 dl / g. When such an ultra-high molecular weight polyethylene is used as the polyethylene resin (A), 13
The intrinsic viscosity [η] measured in a decalin solvent at 5 ° C is 0.1
Low molecular weight to high molecular weight polyethylene 1 to 5 dl / g
5 to 40% by weight and an intrinsic viscosity [η] of 7 to 40 dl / g
Is preferably used in the form of an ultrahigh molecular weight polyethylene resin composition containing 85 to 60% by weight of the ultrahigh molecular weight polyethylene, and the intrinsic viscosity [η] of the whole ultrahigh molecular weight polyethylene resin composition is 3.5 to 8 It is preferably 0.3 dl / g.
【0012】ポリエチレン樹脂(A)は密度が0.88
0〜0.980g/cm3、好ましくは0.900〜
0.960g/cm3、さらに好ましくは0.900〜
0.950g/cm3であるのが望ましい。ポリエチレ
ン樹脂(A)は1種単独で使用することもできるし、2
種類以上を組み合せて使用することもできる。The polyethylene resin (A) has a density of 0.88
0 to 0.980 g / cm 3 , preferably 0.900 to 0.980 g / cm 3
0.960 g / cm 3 , more preferably 0.900 to
Desirably, it is 0.950 g / cm 3 . The polyethylene resin (A) can be used alone, or 2
More than one type can be used in combination.
【0013】《エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)》本発明で用いるエチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)としては、エチレン含有量70モル%以上
90モル%未満、好ましくは75モル%以上90モル%
未満、さらに好ましくは75〜85モル%の公知のエチ
レン・α−オレフィン系共重合体が使用できる。エチレ
ン含有量が上記好ましい範囲にある場合、物性バランス
が優れ、特に圧縮永久歪みが優れたオレフィン系熱可塑
性エラストマー成形品が得られ、上記さらに好ましい範
囲にある場合、物性バランスがより優れ、特に圧縮永久
歪みがより優れたオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品が得られる。<< Ethylene / α-olefin Copolymer (B) >> The ethylene / α-olefin copolymer (B) used in the present invention has an ethylene content of 70 mol% or more and less than 90 mol%, preferably 75 mol% or more and 90 mol%
Less, more preferably 75 to 85 mol% of a known ethylene / α-olefin copolymer can be used. When the ethylene content is in the above preferred range, an excellent balance of physical properties is obtained, and in particular, an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having excellent compression set is obtained. An olefin-based thermoplastic elastomer molded article having more excellent permanent set can be obtained.
【0014】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)はエチレンと炭素数3〜20、好ましくは3〜8
のα−オレフィンとからなる共重合体であってもよい
し、さらにα−オレフィン以外のモノマーが共重合され
ていてもよい。α−オレフィン以外のモノマーとして
は、非共役ポリエンなどがあげられる。またエチレン・
α−オレフィン系共重合体(B)はランダム共重合体で
あってもよいし、ブロック共重合体であってもよい。The ethylene / α-olefin copolymer (B) is composed of ethylene and C 3-20, preferably 3-8 carbon atoms.
And a copolymer other than the α-olefin may be copolymerized. Examples of the monomer other than the α-olefin include a non-conjugated polyene. In addition, ethylene
The α-olefin-based copolymer (B) may be a random copolymer or a block copolymer.
【0015】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)の具体的なものとしては、エチレン・α−オレフ
ィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体などがあげられる。これらの中ではエチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体が好まし
い。Specific examples of the ethylene / α-olefin copolymer (B) include ethylene / α-olefin copolymers and ethylene / α-olefin / non-conjugated polyene copolymers. Among them, ethylene / α-olefin / non-conjugated polyene copolymer is preferred.
【0016】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)において、エチレンと共重合されるα−オレフィ
ンとしては、例えばプロピレン、1−ブテン、ペンテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンおよび1
−オクテンなどがあげられる。α−オレフィンは1種単
独で使用することもできるし、2種類以上を組み合せて
使用することもできる。In the ethylene / α-olefin copolymer (B), examples of the α-olefin copolymerized with ethylene include propylene, 1-butene, pentene, 4-methyl-1-pentene, 1-hexene and 1
-Octene and the like. The α-olefin can be used alone or in combination of two or more.
【0017】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)において、エチレンおよびα−オレフィンと共重
合される非共役ポリエンとしては、例えばジシクロペン
タジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、メチレンノルボルネンおよびエチリデンノルボルネ
ン等の非共役ジエンなどがあげられる。非共役ポリエン
は1種単独で使用することもできるし、2種類以上を組
み合せて使用することもできる。エチレン・α−オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体のヨウ素価は、通常0.
1〜50、好ましくは5〜30であるのが望ましい。In the ethylene / α-olefin copolymer (B), the non-conjugated polyene copolymerized with ethylene and α-olefin includes, for example, dicyclopentadiene, 1,4-hexadiene, cyclooctadiene, methylene norbornene And non-conjugated dienes such as ethylidene norbornene. The non-conjugated polyene can be used alone or in combination of two or more. The iodine value of the ethylene / α-olefin / non-conjugated polyene copolymer is usually 0.1.
It is desirably 1 to 50, preferably 5 to 30.
【0018】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)としては、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が
90〜250、好ましくは100〜200、さらに好ま
しくは110〜180のものが望ましい。ムーニー粘度
が上記好ましい範囲にある場合、物性バランスが優れ、
特に圧縮永久歪みが優れたオレフィン系熱可塑性エラス
トマー成形品が得られ、上記さらに好ましい範囲にある
場合、物性バランスがより優れ、特に圧縮永久歪みがよ
り優れたオレフィン系熱可塑性エラストマー成形品が得
られる。The ethylene / α-olefin copolymer (B) preferably has a Mooney viscosity ML 1 + 4 (100 ° C.) of 90 to 250, preferably 100 to 200, more preferably 110 to 180. When the Mooney viscosity is in the above preferred range, the physical property balance is excellent,
In particular, an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having an excellent compression set can be obtained, and when the olefin-based thermoplastic elastomer is in the above more preferable range, an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having a more excellent balance of physical properties and particularly having a more excellent compression set can be obtained. .
【0019】エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)は1種単独で使用することもできるし、2種類以
上を組み合せて使用することもできる。エチレン・α−
オレフィン系共重合体(B)はメタロセン触媒、バナジ
ウム触媒などの公知の触媒を用いて公知の方法により製
造することができる。例えば、エチレン・α−オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体は、「ポリマー製造プロセ
ス((株)工業調査会発行、P.309〜330)」に
記載されている方法により製造することができる。The ethylene / α-olefin-based copolymer (B) can be used alone or in combination of two or more. Ethylene α-
The olefin copolymer (B) can be produced by a known method using a known catalyst such as a metallocene catalyst and a vanadium catalyst. For example, an ethylene / α-olefin / non-conjugated polyene copolymer can be produced by a method described in “Polymer Production Process (published by Industrial Research Institute, Ltd., pp. 309 to 330)”.
【0020】《ポリプロピレン樹脂(C)》本発明で用
いられるオレフィン系熱可塑性エラストマーにはポリプ
ロピレン樹脂(C)が含まれていてもよい。上記ポリプ
ロピレン樹脂(C)としては、公知のポリプロピレン樹
脂が制限なく使用できる。具体的なものとしては、次の
ポリプロピレン樹脂などが例示される。<< Polypropylene Resin (C) >> The olefin-based thermoplastic elastomer used in the present invention may contain a polypropylene resin (C). As the polypropylene resin (C), a known polypropylene resin can be used without limitation. Specific examples include the following polypropylene resins.
【0021】1)プロピレン単独重合体 2)90モル%以上のプロピレンと10モル%以下の他
のα−オレフィンとのランダム共重合体(プロピレン・
α−オレフィンランダム共重合体) 3)70モル%以上のプロピレンと30モル%以下の他
のα−オレフィンとのブロック共重合体(プロピレン・
α−オレフィンブロック共重合体) プロピレンと共重合される上記他のα−オレフィンとし
ては、具体的にはエチレン、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどの炭素
数2〜20、好ましくは2〜8のα−オレフィンがあげ
られる。1) A propylene homopolymer 2) A random copolymer of propylene of 90 mol% or more and another α-olefin of 10 mol% or less (propylene
α-olefin random copolymer) 3) Block copolymer of propylene of 70 mol% or more and 30 mol% or less of other α-olefin (propylene
α-olefin block copolymer) Specific examples of the other α-olefin copolymerized with propylene include ethylene, 1-butene, and 4-methyl-.
Examples thereof include α-olefins having 2 to 20 carbon atoms, preferably 2 to 8 carbon atoms, such as 1-pentene, 1-hexene, and 1-octene.
【0022】ポリプロピレン樹脂(C)としては、前記
1)のプロピレン単独重合体および2)のプロピレン・
α−オレフィンランダム共重合体が好ましく、特にMF
R(ASTM D 1238、230℃、2.16kg
荷重)が0.1〜50g/10分であるものが好まし
い。ポリプロピレン樹脂(C)は1種単独で使用するこ
ともできるし、2種以上を組み合せて使用することもで
きる。As the polypropylene resin (C), the propylene homopolymer of 1) and the propylene
α-olefin random copolymer is preferred, especially MF
R (ASTM D 1238, 230 ° C, 2.16 kg
(Load) of 0.1 to 50 g / 10 min is preferable. The polypropylene resin (C) can be used alone or in combination of two or more.
【0023】《オレフィン系熱可塑性エラストマー》本
発明で用いるオレフィン系熱可塑性エラストマーは前記
ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系
共重合体(B)および必要によりポリプロピレン樹脂
(C)を含むものが好ましく、これらの含有量はポリエ
チレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)の合計量に対してポリエチレン樹脂(A)
5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%、エチレ
ン・α−オレフィン系共重合体(B)40〜95重量
%、好ましくは50〜90重量%であるのが望ましい。
ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィ
ン系共重合体(B)の含有量が上記範囲にあるオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーを使用した場合、前記式
(1)の特性を満たす成形品をより容易に低コストで製
造することができる。ポリプロピレン樹脂(C)の含有
量は、前記ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α
−オレフィン系共重合体(B)の合計100重量部に対
して0.1〜30重量部、好ましくは2〜30重量部、
さらに好ましくは5〜20重量部の割合であるのが望ま
しい。ポリプロピレン樹脂(C)の含有量が上記範囲に
ある場合、肌荒れが生じにくく外観性に優れ、しかもベ
タ付きの少ない押出成形品や射出成形品等の成形品を得
ることができる。<< Olefin-Based Thermoplastic Elastomer >> The olefin-based thermoplastic elastomer used in the present invention contains the above-mentioned polyethylene resin (A), ethylene / α-olefin-based copolymer (B) and, if necessary, polypropylene resin (C). It is preferable that the content thereof is based on the total amount of the polyethylene resin (A) and the ethylene / α-olefin-based copolymer (B).
It is desirable that the amount is 5 to 60% by weight, preferably 10 to 50% by weight, and 40 to 95% by weight, preferably 50 to 90% by weight of the ethylene / α-olefin copolymer (B).
When an olefin-based thermoplastic elastomer having a content of the polyethylene resin (A) and the ethylene / α-olefin-based copolymer (B) within the above range is used, a molded article satisfying the above-mentioned formula (1) can be more easily formed. Can be manufactured at low cost. The content of the polypropylene resin (C) is the same as that of the polyethylene resin (A) and ethylene · α.
-0.1 to 30 parts by weight, preferably 2 to 30 parts by weight, based on a total of 100 parts by weight of the olefin copolymer (B);
More preferably, the ratio is 5 to 20 parts by weight. When the content of the polypropylene resin (C) is within the above range, it is possible to obtain molded products such as an extruded product and an injection molded product which are less likely to be roughened, have excellent appearance, and have less stickiness.
【0024】本発明で用いられるオレフィン系熱可塑性
エラストマーには、本発明の目的を損なわない範囲で、
必要に応じて、公知の軟化剤、耐熱安定剤、老化防止
剤、耐候安定剤、帯電防止剤、充填材、着色剤、滑剤な
どの添加剤を配合することができる。前記軟化剤として
は、鉱物油系軟化剤が好ましく用いられる。このような
鉱物油系軟化剤は、通常ゴムに使用されるパラフィン
系、ナフテン系、芳香族系などの軟化剤が適当である。
また、このような鉱物油系軟化剤は、オレフィン系熱可
塑性エラストマーを製造する時に添加してもよいし、エ
チレン・α−オレフィン系共重合体(B)にあらかじめ
伸展油として添加されていてもよい。[0024] The olefinic thermoplastic elastomer used in the present invention includes, as long as the object of the present invention is not impaired,
If necessary, known additives such as a softener, a heat-resistant stabilizer, an antioxidant, a weather-resistant stabilizer, an antistatic agent, a filler, a colorant, and a lubricant can be blended. As the softener, a mineral oil softener is preferably used. As such a mineral oil-based softener, a paraffin-based, naphthene-based, aromatic-based softener and the like usually used for rubber are suitable.
Further, such a mineral oil-based softener may be added when producing an olefin-based thermoplastic elastomer, or may be added in advance as an extender oil to the ethylene / α-olefin-based copolymer (B). Good.
【0025】本発明で用いるオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーは、前記ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・
α−オレフィン系共重合体(B)、ならびに必要により
配合するポリプロピレン樹脂(C)、その他の樹脂およ
び添加剤を、前記特定の割合で混合し、架橋剤の非存在
下に動的に熱処理することにより製造されたものが好ま
しい。The olefinic thermoplastic elastomer used in the present invention includes the polyethylene resin (A), ethylene
The α-olefin-based copolymer (B), and the polypropylene resin (C) to be blended if necessary, and other resins and additives are mixed in the above-described specific ratio, and the mixture is dynamically heat-treated in the absence of a crosslinking agent. Thus, those manufactured by the method are preferred.
【0026】上記の「動的に熱処理する」とは、前記ポ
リエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共
重合体(B)、ならびに必要により配合するポリプロピ
レン樹脂(C)、その他の樹脂および添加剤を溶融(融
解)状態で混練することをいう。この動的な熱処理は、
ミキシングロール、インテンシブミキサー(たとえばバ
ンバリーミキサー、ニーダー)、一軸押出機および二軸
押出機などの混練装置を用いて行うことができるが、二
軸押出機を用いて行うのが好ましく、動的な熱処理は、
非開放型の混練装置中で行うのが好ましい。また窒素な
どの不活性ガス中で行うのが好ましい。The above-mentioned "dynamically heat-treating" means the above-mentioned polyethylene resin (A), ethylene / α-olefin copolymer (B), and optionally blended polypropylene resin (C), other resins and This refers to kneading the additive in a molten (melted) state. This dynamic heat treatment
The mixing can be performed using a kneading device such as a mixing roll, an intensive mixer (for example, a Banbury mixer or a kneader), a single screw extruder, or a twin screw extruder. Is
It is preferably carried out in a non-open type kneading apparatus. Further, it is preferable to carry out in an inert gas such as nitrogen.
【0027】動的に熱処理する際の条件は、混練温度が
通常150〜280℃、好ましくは170〜240℃、
混練時間が1〜20分間、好ましくは1〜5分間とする
のが望ましい。また、混練の際に加えられる剪断力は、
通常剪断速度で10〜104sec-1、好ましくは102
〜104sec-1とするのが望ましい。The conditions for the dynamic heat treatment are as follows: the kneading temperature is usually 150 to 280 ° C., preferably 170 to 240 ° C.
It is desirable that the kneading time is 1 to 20 minutes, preferably 1 to 5 minutes. Also, the shear force applied during kneading is
The shear rate is usually 10 to 10 4 sec −1 , preferably 10 2
It is desirable to set to 410 4 sec −1 .
【0028】また、動的な熱処理を二軸押出機を用いて
行う場合には、下記式(2)、好ましくは式(2’)、
さらに好ましくは式(2'')を満たす条件で行うことが
好ましい。When the dynamic heat treatment is performed using a twin-screw extruder, the following formula (2), preferably formula (2 ′),
More preferably, the reaction is performed under the condition satisfying the expression (2 ″).
【数1】 4.8 < (T-130)/100 + 2.2logP + logQ - logR < 7.0 …(2) 5.0 < (T-130)/100 + 2.2logP + logQ - logR < 6.8 …(2’) 5.3 < (T-130)/100 + 2.2logP + logQ - logR < 6.5 …(2'') (上記式中、Tは二軸押出機のダイス出口での樹脂温度
(℃)、Pは二軸押出機のスクリューの直径(mm)、
Qは二軸押出機内で受ける最高剪断速度(sec-1)、
Rは二軸押出機の押出量(kg/h)である。上記最高
剪断速度Q(sec-1)は、Q=P×π×S/Uの式か
ら求められる。ここで、Pは二軸押出機のスクリューの
直径(mm)、Sは1秒間でのスクリュー回転数(rp
s)、Uはバレル内壁とスクリューのニーディングセグ
メント間のクリアランスの最も狭い部分の距離(mm)
である。)4.8 <(T-130) /100+2.2logP+logQ-logR <7.0 ... (2) 5.0 <(T-130) /100+2.2logP+logQ-logR <6.8 ... (2 ') 5.3 <(T-130) /100+2.2logP+logQ-logR <6.5 ... (2 '') (where T is the resin temperature (° C.) at the die exit of the twin screw extruder, and P is the twin screw extrusion Machine screw diameter (mm),
Q is the maximum shear rate (sec -1 ) received in the twin screw extruder,
R is the extrusion rate (kg / h) of the twin-screw extruder. The maximum shear rate Q (sec -1 ) is obtained from the equation Q = P × π × S / U. Here, P is the diameter (mm) of the screw of the twin-screw extruder, and S is the screw rotation speed per second (rpm).
s), U is the distance (mm) of the narrowest part of the clearance between the barrel inner wall and the kneading segment of the screw
It is. )
【0029】上記(2)を満たす条件で、二軸押出機を
用いて動的に熱処理することにより、オレフィン系熱可
塑性エラストマーを構成する各成分の相溶性に優れ、引
張強度および成形外観に優れた成形品を製造することが
できる。By dynamically heat-treating using a twin-screw extruder under the conditions satisfying the above condition (2), the components constituting the olefin-based thermoplastic elastomer are excellent in compatibility, excellent in tensile strength and excellent in molding appearance. Molded articles can be manufactured.
【0030】《オレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品》本発明の成形品は、下記式(1)、好ましくは式
(1’)、さらに好ましくは式(1'')、特に好ましく
は式(1''')を満たす特性を有する成形品である。 −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) −5 ≦ Y−0.43X ≦ 8.1 …(1'') −5 ≦ Y−0.43X ≦ 8 …(1''')<< Olefin Thermoplastic Elastomer Molded Article >> The molded article of the present invention has the following formula (1), preferably formula (1 ′), more preferably formula (1 ″), and particularly preferably formula (1 ′). '') Molded product having characteristics that satisfy −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) −5 ≦ Y−0.43X ≦ 8.1 (1 ″) − 5 ≦ Y−0.43X ≦ 8 (1 ′ ″)
【0031】前記式(1)を満たす成形品は、硬さとゴ
ム弾性とのバランスに優れていることを意味し、圧縮と
解放、および/または伸長と解放とを繰り返す用途に好
適である。式(1’)、式(1'')、式(1''')を満
たすに従ってこの特性はさらに優れたものとなる。A molded product that satisfies the above formula (1) means that it has an excellent balance between hardness and rubber elasticity, and is suitable for applications in which compression and release and / or elongation and release are repeated. This property becomes more excellent as the expressions (1 ′), (1 ″), and (1 ″ ′) are satisfied.
【0032】式(1)中のXはJIS K6301に準
拠して測定した成形品のJIS A硬度(単位はなし)
であり、スプリング式硬さ試験機A型による瞬間値であ
る。またYはJIS K6301に準拠し、70℃×2
2時間の条件で測定した成形品の圧縮永久歪み(単位は
%)であり、25%圧縮の値である。X in the formula (1) is the JIS A hardness of the molded article measured in accordance with JIS K6301 (unit is no unit).
, Which is an instantaneous value obtained by a spring type hardness tester A type. Y is 70 ° C. × 2 according to JIS K6301.
It is the compression set (unit:%) of the molded article measured under the condition of 2 hours, and is a value of 25% compression.
【0033】また本発明の成形品は前記ポリエチレン樹
脂(A)と、前記エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマー、好
ましくは前記ポリエチレン樹脂(A)の含有量が5〜6
0重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体(B)
の含有量が40〜95重量%のオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー、さらに好ましくは架橋剤の非存在下に動的
に熱処理して得られるオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーから成形されてなる成形品であって、成形品の表面温
度が50℃以下に低下した後、60℃以上の温度で熱処
理された成形品である。このような特定のオレフィン系
熱可塑性エラストマーを特定の条件で熱処理して得られ
る成形品は硬さとゴム弾性とのバランスに優れ、通常式
(1)〜式(1''')を満たす。The molded article of the present invention contains an olefin thermoplastic elastomer containing the polyethylene resin (A) and the ethylene / α-olefin copolymer (B), preferably containing the polyethylene resin (A). 5-6
0% by weight, ethylene / α-olefin copolymer (B)
A molded article formed from an olefinic thermoplastic elastomer having a content of 40 to 95% by weight, more preferably an olefinic thermoplastic elastomer obtained by dynamic heat treatment in the absence of a crosslinking agent, The molded article has been subjected to a heat treatment at a temperature of 60 ° C. or higher after the surface temperature of the molded article has dropped to 50 ° C. or lower. A molded article obtained by heat-treating such a specific olefin-based thermoplastic elastomer under specific conditions has an excellent balance between hardness and rubber elasticity, and usually satisfies the formulas (1) to (1 ′ ″).
【0034】本発明の成形品は、架橋剤や加硫助剤など
を使用しないオレフィン系熱可塑性エラストマーを原料
としているにもかかわらず、ゴム弾性に優れるととも
に、硬さとゴム弾性とのバランスに優れている。そして
架橋剤や加硫助剤などを用いる必要がなく、しかも煩雑
な加硫工程が必要ないので、低コストで製造することが
でき、リサイクルも可能である。[0034] The molded article of the present invention is excellent in rubber elasticity and excellent in balance between hardness and rubber elasticity, although it is made of an olefinic thermoplastic elastomer which does not use a crosslinking agent or a vulcanization aid. ing. Since there is no need to use a cross-linking agent or a vulcanization aid, and no complicated vulcanization step is required, it can be produced at low cost and can be recycled.
【0035】《オレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法》本発明のオレフィン系熱可塑性エラスト
マー成形品は、オレフィン系熱可塑性エラストマー、好
ましくは前記ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・
α−オレフィン系共重合体(B)、ならびに必要により
用いられるポリプロピレン樹脂(C)を含むオレフィン
系熱可塑性エラストマー、より好ましくは架橋剤の非存
在下に動的に熱処理することにより製造されたオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーから成形品を成形し、その後
成形品の表面温度が50℃以下、好ましくは40℃以
下、さらに好ましくは室温にまで冷却した後、60℃以
上の温度で熱処理することにより製造することができ
る。成形する際の成形方法は特に限定されることはな
く、射出成形、押出成形、圧縮成形(プレス成形)、ブ
ロー成形など通常の熱可塑性エラストマーに用いられる
成形方法が採用できる。また、オレフィン系樹脂やオレ
フィン系エラストマーとの2色射出成形や多層押出成形
などの種々の複合成形も可能である。<< Method for Producing Olefin-Based Thermoplastic Elastomer Molded Article >> The olefin-based thermoplastic elastomer molded article of the present invention comprises an olefin-based thermoplastic elastomer, preferably the above-mentioned polyethylene resin (A) and ethylene.
α-olefin-based copolymer (B), and olefin-based thermoplastic elastomer containing polypropylene resin (C) optionally used, more preferably olefin produced by dynamically heat-treating in the absence of a crosslinking agent It is manufactured by molding a molded article from a thermoplastic elastomer and then cooling the molded article to a surface temperature of 50 ° C. or lower, preferably 40 ° C. or lower, more preferably room temperature, and heat-treating at a temperature of 60 ° C. or higher. be able to. The molding method at the time of molding is not particularly limited, and molding methods used for ordinary thermoplastic elastomers such as injection molding, extrusion molding, compression molding (press molding), and blow molding can be adopted. Various composite moldings such as two-color injection molding and multilayer extrusion molding with an olefin resin or an olefin elastomer are also possible.
【0036】熱処理は、例えばギアオーブンなどの恒温
槽中で行うことができる。熱処理の条件は熱処理温度6
0℃以上、好ましくは60〜110℃、さらに好ましく
は65〜100℃が望ましく、熱処理時間は1分間以
上、好ましくは1〜90分間、さらに好ましくは2〜6
0分間が望ましい。熱処理は最終成形品の形状が付与さ
れた成形品に対して行うのが好ましい。このように熱処
理することにより、前記式(1)を満たす成形品を容易
に低コストで製造することができる。The heat treatment can be performed, for example, in a thermostat such as a gear oven. Heat treatment condition is heat treatment temperature 6
0 ° C or more, preferably 60 to 110 ° C, more preferably 65 to 100 ° C, and the heat treatment time is 1 minute or more, preferably 1 to 90 minutes, more preferably 2 to 6 minutes.
0 minutes is desirable. The heat treatment is preferably performed on a molded article having the shape of the final molded article. By performing the heat treatment in this manner, a molded product satisfying the above formula (1) can be easily manufactured at low cost.
【0037】また本発明の成形品は、オレフィン系熱可
塑性エラストマーから成形品を成形した後、成形品の表
面温度が80〜60℃にある期間を10℃/hr以下、
好ましくは2〜10℃/hrの冷却速度で徐々に冷却す
る方法によっても製造することができる。このように冷
却時間を制御することにより、前記式(1)〜式
(1''')を満たす成形品を容易に低コストで製造する
こともできる。In the molded article of the present invention, after the molded article is molded from the olefin-based thermoplastic elastomer, the period in which the surface temperature of the molded article is 80 to 60 ° C. is 10 ° C./hr or less.
Preferably, it can also be produced by a method of gradually cooling at a cooling rate of 2 to 10 ° C / hr. By controlling the cooling time in this way, it is possible to easily produce a molded product satisfying the above formulas (1) to (1 ′ ″) at low cost.
【0038】このようにして得られる本発明の成形品
は、架橋剤や加硫助剤などを使用しないオレフィン系熱
可塑性エラストマーを原料としているにもかかわらず、
ゴム弾性に優れるとともに、硬さとゴム弾性とのバラン
スに優れている。そして架橋剤や加硫助剤などを用いる
必要がなく、しかも煩雑な加硫工程が必要ないので、低
コストで製造することができ、リサイクルも可能であ
る。[0038] The molded article of the present invention obtained in this way is made from an olefin-based thermoplastic elastomer which does not use a crosslinking agent or a vulcanization aid, etc.
Excellent rubber elasticity and excellent balance between hardness and rubber elasticity. Since there is no need to use a cross-linking agent or a vulcanization aid, and no complicated vulcanization step is required, it can be produced at low cost and can be recycled.
【0039】本発明の成形品は上記特性を有するととも
に、圧縮と解放、および/または伸長と解放とを繰り返
して使用することができるので、自動車の内装部品およ
び外装部品、家電関連部品、土木・建材関連部品、雑貨
ならびに日用品などの分野で好適に利用することができ
る。The molded article of the present invention has the above characteristics and can be repeatedly used for compression and release and / or extension and release, so that the interior and exterior parts of automobiles, parts for home appliances, and parts for civil engineering and civil engineering It can be suitably used in fields such as building material-related parts, miscellaneous goods and daily necessities.
【0040】[0040]
【発明の効果】本発明のオレフィン系熱可塑性エラスト
マー成形品は、前記式(1)を満たすので、硬さとゴム
弾性とのバランスに優れるとともにリサイクルが容易
で、しかも低コストで得られる。また本発明のオレフィ
ン系熱可塑性エラストマー成形品は、成形後に特定の条
件で熱処理するか、または特定の条件で冷却されて得ら
れるので、硬さとゴム弾性とのバランスに優れるととも
にリサイクルが容易で、しかも低コストで得られる。The olefin-based thermoplastic elastomer molded article of the present invention satisfies the above formula (1), so that it is excellent in the balance between hardness and rubber elasticity, easy to recycle, and can be obtained at low cost. In addition, the olefin-based thermoplastic elastomer molded article of the present invention is heat-treated under specific conditions after molding, or is obtained by cooling under specific conditions, so that it is excellent in balance between hardness and rubber elasticity and easy to recycle, Moreover, it can be obtained at low cost.
【0041】本発明のオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー成形品の製造方法は、成形後に特定の条件で熱処理す
るか、または特定の条件で冷却するので、上記成形品を
容易に低コストで製造できる。In the method for producing a molded article of an olefin-based thermoplastic elastomer of the present invention, the molded article is heat-treated under specific conditions or cooled under specific conditions after molding, so that the molded article can be easily produced at low cost.
【0042】本発明の成形品は、硬さとゴム弾性とのバ
ランスに優れるとともにリサイクルが容易で、しかも低
コストで得られるので、自動車の内装部品および外装部
品、家電関連部品、土木・建材関連部品、雑貨ならびに
日用品などの分野で好適に利用することができる。Since the molded article of the present invention has an excellent balance between hardness and rubber elasticity, is easy to recycle, and can be obtained at low cost, it can be used for interior and exterior parts of automobiles, parts for home appliances, parts for civil engineering and construction materials. , Miscellaneous goods and daily necessities.
【0043】[0043]
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例および比較
例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples and comparative examples, but the present invention is not limited to these examples.
【0044】実施例および比較例におけるオレフィン系
熱可塑性エラストマーの製造に際して用いたポリエチレ
ン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)およびポリプロピレン樹脂(C)などの原材料を
以下に記す。なおこれらの原料のメルトフローレート
(MFR)は、特に断らない限り、ASTM D 12
38、190℃、2.16kg荷重の条件で測定した値
である。各原料の略号は表中の記号と対応している。The raw materials such as polyethylene resin (A), ethylene / α-olefin copolymer (B) and polypropylene resin (C) used in the production of the olefin-based thermoplastic elastomer in Examples and Comparative Examples are described below. . The melt flow rates (MFR) of these raw materials are ASTM D 12 unless otherwise specified.
38, 190 ° C., 2.16 kg load. The abbreviations of each raw material correspond to the symbols in the table.
【0045】《ポリエチレン樹脂(A)》 ・(A−1)高密度ポリエチレン: 1)密度;0.954g/cm3 2)MFR;0.8g/10分 3)エチレン単独重合体 ・(A−2)直鎖状低密度ポリエチレン: 1)密度;0.920g/cm3 2)MFR;2.1g/10分 3)エチレン含有量;97.0モル%、4−メチル−1
−ペンテン含有量;3.0モル% ・(A−3)低密度ポリエチレン: 1)密度;0.927g/cm3 2)MFR;3g/10分 3)エチレン単独重合体<< Polyethylene Resin (A) >> (A-1) High-density polyethylene: 1) Density; 0.954 g / cm 3 2) MFR; 0.8 g / 10 min 3) Ethylene homopolymer 2) Linear low density polyethylene: 1) Density; 0.920 g / cm 3 2) MFR; 2.1 g / 10 min 3) Ethylene content; 97.0 mol%, 4-methyl-1
- pentene content; 3.0 mole% · (A-3) low-density polyethylene: 1) Density; 0.927g / cm 3 2) MFR ; 3g / 10 min 3) ethylene homopolymer
【0046】《エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)》 ・(B−1)エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジ
エン共重合体ゴム: 1)エチレン含有量;77モル% 2)ムーニー粘度[ML1+4、100℃];145 3)ヨウ素価;12 ・(B−2)前記(B−1)のエチレン・プロピレン・
ジシクロペンタジエン共重合体ゴム70重量部に、40
重量部の伸展油(パラフィン系オイル:出光興産(株)
社製、PW−380、商標)を配合したもの<< Ethylene / α-olefin Copolymer (B) >> (B-1) Ethylene / propylene / dicyclopentadiene copolymer rubber: 1) Ethylene content; 77 mol% 2) Mooney viscosity [ML] 1 + 4 , 100 ° C]; 145 3) Iodine value; 12 ・ (B-2) Ethylene propylene ・ (B-1)
40 parts by weight of dicyclopentadiene copolymer rubber
Parts by weight of extender oil (paraffin oil: Idemitsu Kosan Co., Ltd.)
Manufactured by PW-380 (trademark)
【0047】《ポリプロピレン樹脂(C)》 ・(C−1)プロピレン・エチレンランダム共重合体 1)エチレン含有量;4モル% 2)MFR;0.5g/10分(ASTM D 123
8、230℃、2.16kg荷重) 《鉱物油系軟化剤》 パラフィン系オイル:出光興産(株)社製、PW−38
0、商標<< Polypropylene resin (C) >> (C-1) Propylene-ethylene random copolymer 1) Ethylene content; 4 mol% 2) MFR; 0.5 g / 10 min (ASTM D123)
8, 230 ° C, 2.16 kg load) << Mineral oil-based softener >> Paraffin-based oil: PW-38, manufactured by Idemitsu Kosan Co., Ltd.
0, trademark
【0048】実施例1〜7表1に示す割合で、各成分を
ヘンシェルミキサーにより混合した。次に、L/D=3
0、スクリュー径50mmの二軸押出機を用いて、窒素
雰囲気中、220℃で動的に熱処理して押し出し、オレ
フィン系熱可塑性エラストマーのペレットを製造した。
次に、このオレフィン系熱可塑性エラストマーのペレッ
トから射出成形機を用いて、厚さ12.7mm、直径2
9.0mmの円柱形のサンプルを射出成形した。サンプ
ルが室温にまで冷却した後、硬度(JIS A)を測定
した。さらにこのサンプルを90℃のオーブンで30分
間熱処理を施した後、70℃、22時間後の圧縮永久歪
み(JIS K6301)を測定した。結果を表1に示
す。Examples 1 to 7 The components shown in Table 1 were mixed with a Henschel mixer. Next, L / D = 3
0, using a twin screw extruder with a screw diameter of 50 mm, dynamically heat-treated at 220 ° C. in a nitrogen atmosphere and extruded to produce pellets of an olefin-based thermoplastic elastomer.
Next, from the pellets of the olefin-based thermoplastic elastomer, using an injection molding machine, a thickness of 12.7 mm and a diameter of 2
A 9.0 mm cylindrical sample was injection molded. After the sample was cooled to room temperature, the hardness (JIS A) was measured. Further, after heat-treating this sample in an oven at 90 ° C. for 30 minutes, the compression set (JIS K6301) after 22 hours at 70 ° C. was measured. Table 1 shows the results.
【0049】比較例1エチレン・プロピレン・ジシクロ
ペンタジエン共重合体ゴム(B−1)とプロピレン・エ
チレンランダム共重合体(C−1)を表1に示す割合で
用いて、実施例と同様にしてオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーのペレットを得た。このペレットから実施例と
同様にして物性測定用のサンプルを作製し、硬度および
圧縮永久歪みを測定した。結果を表1に示す。Comparative Example 1 An ethylene / propylene / dicyclopentadiene copolymer rubber (B-1) and a propylene / ethylene random copolymer (C-1) were used in the proportions shown in Table 1 in the same manner as in Example. Thus, pellets of an olefin-based thermoplastic elastomer were obtained. A sample for measuring physical properties was prepared from the pellet in the same manner as in the example, and the hardness and compression set were measured. Table 1 shows the results.
【0050】比較例2実施例1のオレフィン系熱可塑性
エラストマーのペレットから得られるサンプルを用い
て、オーブンでの熱処理を施さずに圧縮永久歪みの測定
を行った。結果を表1に示す。Comparative Example 2 Using a sample obtained from the olefin-based thermoplastic elastomer pellets of Example 1, the compression set was measured without heat treatment in an oven. Table 1 shows the results.
【0051】[0051]
【表1】 [Table 1]
【0052】表1の注 *1 A−1:高密度ポリエチレン *2 A−2:直鎖状低密度ポリエチレン *3 A−3:低密度ポリエチレン *4 B−1:エチレン・プロピレン・ジシクロペンタ
ジエン共重合体ゴム *5 B−2:前記B−1のエチレン・プロピレン・ジ
シクロペンタジエン共重合体ゴム70重量部に、40重
量部の伸展油を配合したもの *6 C−1:プロピレン・エチレンランダム共重合体 *7 パラフィン系オイル:出光興産(株)社製、PW
−380、商標 *8 T:二軸押出機のダイス出口での樹脂温度(℃) *9 P:二軸押出機のスクリューの直径(mm) *10 Q:二軸押出機内で受ける、Q=P×π×S/
Uの式から求められる最高剪断速度(sec-1) *11 R:二軸押出機の押出量(kg/h) *12 S:1秒間でのスクリュー回転数(rps) *13 U:バレル内壁とスクリューのニーディングセ
グメント間のクリアランスの最も狭い部分の距離(m
m) *14 式(2)の値:「(T-130)/100 + 2.2logP + l
ogQ - logR」の値 *15 硬度(JIS A):JIS K6301、ス
プリング式硬さ試験機A型による瞬間値 *16 圧縮永久歪み:JIS K6301、25%圧
縮、70℃×22時間後の残留歪み *17 Y−0.43X:Xは上記*15の硬度、Yは
上記*16の圧縮永久歪みNotes to Table 1 * 1 A-1: High density polyethylene * 2 A-2: Linear low density polyethylene * 3 A-3: Low density polyethylene * 4 B-1: Ethylene propylene dicyclopentadiene Copolymer rubber * 5 B-2: 70 parts by weight of the ethylene / propylene / dicyclopentadiene copolymer rubber of B-1 mixed with 40 parts by weight of an extending oil * 6 C-1: Propylene / ethylene Random copolymer * 7 Paraffin oil: PW, manufactured by Idemitsu Kosan Co., Ltd.
-380, Trademark * 8 T: Resin temperature at die outlet of twin screw extruder (° C) * 9 P: Diameter of screw of twin screw extruder (mm) * 10 Q: Received in twin screw extruder, Q = P × π × S /
Maximum shear rate (sec -1 ) determined from the formula of U * 11 R: Extrusion amount of twin screw extruder (kg / h) * 12 S: Screw rotation speed per second (rps) * 13 U: Barrel inner wall And the distance of the narrowest part of the clearance between the kneading segments of the screw (m
m) * 14 Value of equation (2): "(T-130) / 100 + 2.2logP + l
ogQ-logR "* 15 Hardness (JIS A): JIS K6301, instantaneous value using a spring type hardness tester type A * 16 Compression set: JIS K6301, 25% compression, residual strain after 70 ° C x 22 hours * 17 Y-0.43X: X is the hardness of * 15 above, Y is the compression set of * 16 above
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/10 C08L 23/10 // B29K 21:00 B29K 21:00 23:00 23:00 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA15X AA16 AA17 AA19 AA20 AA20X AF13Y AF20Y AF21Y AF25Y BB05 BB13 4F073 AA07 AA32 BA07 BA08 BA09 GA01 4F201 AA03 AA04E AA05 AA07 AA11 AA45 AB03 AH24 AH25 AH26 AH42 AH46 AM27 AM32 AR06 AR11 AR17 BA07 BR02 BR06 BR15 4J002 BB03W BB05X BB123 BB15X──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI Theme court ゛ (Reference) C08L 23/10 C08L 23/10 // B29K 21:00 B29K 21:00 23:00 23:00 F term ( Reference) 4F071 AA15 AA15X AA16 AA17 AA19 AA20 AA20X AF13Y AF20Y AF21Y AF25Y BB05 BB13 4F073 AA07 AA32 BA07 BA08 BA09 GA01 4F201 AA03 AA04E AA05 AA07 AA11 AA45 AB03 AH24 AH15 A26B26 ARH26 AB12
Claims (31)
成形されてなる成形品であって、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品。1. A molded article formed from an olefin-based thermoplastic elastomer, wherein the formula (1) -5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (wherein X is JIS K6301. JISA hardness (unit: none) of the molded product measured according to JIS, Y is JIS
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with K6301. An olefin-based thermoplastic elastomer molded product having characteristics satisfying (1).
成形されてなる成形品であって、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品。2. A molded article molded from an olefin-based thermoplastic elastomer, wherein the formula (1 ′)-5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (1 ′) , X is the JISA hardness of the molded article measured in accordance with JIS K6301 (no unit), Y is JI
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with SK6301. An olefin-based thermoplastic elastomer molded product having characteristics satisfying (1).
エチレン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂
(A)と、エチレン含有量70モル%以上90モル%未
満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含
むオレフィン系熱可塑性エラストマーである請求項1ま
たは2記載の成形品。3. An olefin-based thermoplastic elastomer,
An olefin-based thermoplastic elastomer comprising a polyethylene resin (A) having an ethylene content of 90 mol% or more and an ethylene / α-olefin-based copolymer (B) having an ethylene content of 70 mol% or more and less than 90 mol%. Item 3. The molded article according to item 1 or 2.
60重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)の含有量が40〜95重量%である請求項3記載
の成形品。4. The content of the polyethylene resin (A) is 5 to 5.
The molded article according to claim 3, wherein the content of the ethylene / α-olefin-based copolymer (B) is 40 to 95% by weight.
チレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ンまたは低密度ポリエチレンである請求項3または4記
載の成形品。5. The molded article according to claim 3, wherein the polyethylene resin (A) is a high-density polyethylene, a medium-density polyethylene, a linear low-density polyethylene, or a low-density polyethylene.
(B)がムーニー粘度ML1+4(100℃)90〜25
0のエチレン・α−オレフィン系共重合体である請求項
3ないし5のいずれかに記載の成形品。6. An ethylene / α-olefin copolymer (B) having a Mooney viscosity ML 1 + 4 (100 ° C.) of 90 to 25.
The molded article according to any one of claims 3 to 5, wherein the molded article is an ethylene / α-olefin copolymer of 0.
ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレフィ
ン系共重合体(B)の合計100重量部に対して、さら
にポリプロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部の割
合で含むオレフィン系熱可塑性エラストマーである請求
項3ないし6のいずれかに記載の成形品。7. An olefin-based thermoplastic elastomer,
An olefin-based thermoplastic elastomer further containing 0.1 to 30 parts by weight of a polypropylene resin (C) based on a total of 100 parts by weight of the polyethylene resin (A) and the ethylene / α-olefin-based copolymer (B) The molded article according to any one of claims 3 to 6, wherein
ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィン系
共重合体(B)および必要により用いられるポリプロピ
レン樹脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱処理
して得られるオレフィン系熱可塑性エラストマーである
請求項3ないし7のいずれかに記載の成形品。8. An olefin-based thermoplastic elastomer,
Olefin-based thermoplastic resin obtained by dynamically heat-treating polyethylene resin (A), ethylene / α-olefin-based copolymer (B) and optionally used polypropylene resin (C) in the absence of a crosslinking agent The molded article according to any one of claims 3 to 7, which is an elastomer.
た後、60℃以上の温度で熱処理されたものである請求
項1ないし8のいずれかに記載の成形品。9. The molded article according to claim 1, wherein the molded article has been subjected to a heat treatment at a temperature of 60 ° C. or higher after the surface temperature of the molded article has dropped to 50 ° C. or lower.
した後、60〜110℃の温度で1〜90分間熱処理さ
れたものである請求項1ないし8のいずれかに記載の成
形品。10. The molded article according to claim 1, wherein the molded article is heat-treated at a temperature of 60 to 110 ° C. for 1 to 90 minutes after the surface temperature of the molded article has dropped to 50 ° C. or lower.
度が80〜60℃にある期間を10℃/hr以下の冷却
速度で徐冷したものである請求項1ないし8のいずれか
に記載の成形品。11. The method according to claim 1, wherein after the molded article is molded, the period in which the surface temperature of the molded article is 80 to 60 ° C. is gradually cooled at a cooling rate of 10 ° C./hr or less. The molded article as described.
エチレン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上
90モル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから
成形されてなる成形品であって、成形品の表面温度が5
0℃以下に低下した後、60℃以上の温度で熱処理され
たものであるオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品。12. An olefin heat containing a polyethylene resin (A) having an ethylene content of 90 mol% or more and an ethylene / α-olefin copolymer (B) having an ethylene content of 70 mol% or more and less than 90 mol%. A molded article molded from a thermoplastic elastomer, wherein the surface temperature of the molded article is 5
An olefin-based thermoplastic elastomer molded article which has been subjected to a heat treatment at a temperature of 60 ° C. or higher after decreasing to 0 ° C. or lower.
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有する請求項12記載の成形品。13. Formula (1) −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (in the formula (1), X is the JISA hardness (unit: none) of the molded product measured according to JIS K6301) Y is JIS
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with K6301. 13. The molded article according to claim 12, which has a property satisfying (1).
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有する請求項12記載の成形品。14. Formula (1 ′)-5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (wherein X is the JISA hardness of a molded product measured in accordance with JIS K6301. (No unit), Y is JI
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with SK6301. 13. The molded article according to claim 12, which has a property satisfying (1).
ら成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低
下した後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法。15. A molded article is molded from an olefin-based thermoplastic elastomer, and after the surface temperature of the molded article falls to 50 ° C. or lower, heat treatment is performed at a temperature of 60 ° C. or higher to obtain the formula (1) −5 ≦ Y-0. .43X <9 ... (1) (In the formula (1), X is the JISA hardness of the molded article measured in accordance with JIS K6301 (unit is none), and Y is JIS
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with K6301. A method for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having characteristics satisfying the above conditions.
ら成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低
下した後、60℃以上の温度で熱処理し、式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品の製造方法。16. A molded article is molded from an olefin-based thermoplastic elastomer, and after the surface temperature of the molded article falls to 50 ° C. or lower, heat treatment is performed at a temperature of 60 ° C. or higher to obtain the formula (1 ′)-5 ≦ Y− 0.43X <8.18 (1 ′) (in the formula (1 ′), X is the JISA hardness of the molded article measured according to JIS K6301 (unit is none), and Y is JI
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with SK6301. A method for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having characteristics satisfying the above conditions.
熱処理する請求項15または16記載の製造方法。17. The method according to claim 15, wherein the heat treatment is performed at a temperature of 60 to 110 ° C. for 1 to 90 minutes.
ら成形品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60
℃にある期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、
式(1) −5 ≦ Y−0.43X < 9 …(1) (式(1)中、XはJIS K6301に準拠して測定
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成形
品の製造方法。18. After a molded article is molded from an olefinic thermoplastic elastomer, the molded article has a surface temperature of 80 to 60.
At a cooling rate of 10 ° C./hr or less,
Formula (1) −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (in Formula (1), X is the JISA hardness of the molded article measured according to JIS K6301 (unit is none), and Y is JIS
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with K6301. A method for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having characteristics satisfying the above conditions.
ら成形品を成形した後、成形品の表面温度が80〜60
℃にある期間を10℃/hr以下の冷却速度で徐冷し、
式(1’) −5 ≦ Y−0.43X < 8.18 …(1’) (式(1’)中、XはJIS K6301に準拠して測
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品の製造方法。19. After molding a molded article from the olefinic thermoplastic elastomer, the surface temperature of the molded article is 80 to 60.
At a cooling rate of 10 ° C./hr or less,
Formula (1 ′) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (In the formula (1 ′), X is the JISA hardness of the molded product measured in accordance with JIS K6301 (unit is none), Y is JI
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with SK6301. A method for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having characteristics satisfying the above conditions.
が、エチレン含有量90モル%以上のポリエチレン樹脂
(A)と、エチレン含有量70モル%以上90モル%未
満のエチレン・α−オレフィン系共重合体(B)とを含
むオレフィン系熱可塑性エラストマーである請求項15
ないし19のいずれかに記載の製造方法。20. An olefin thermoplastic elastomer comprising a polyethylene resin (A) having an ethylene content of 90 mol% or more and an ethylene / α-olefin copolymer (B) having an ethylene content of 70 mol% to less than 90 mol%. 15. An olefin-based thermoplastic elastomer comprising:
20. The production method according to any one of the above items.
〜60重量%、エチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)の含有量が40〜95重量%である請求項20記
載の製造方法。21. The content of the polyethylene resin (A) is 5
The method according to claim 20, wherein the content of the ethylene / α-olefin-based copolymer (B) is 40 to 95% by weight.
エチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レンまたは低密度ポリエチレンある請求項20または2
1記載の製造方法。22. The polyethylene resin (A) according to claim 20, wherein the polyethylene resin (A) is a high density polyethylene, a medium density polyethylene, a linear low density polyethylene or a low density polyethylene.
2. The production method according to 1.
(B)がムーニー粘度ML1+4(100℃)90〜25
0のエチレン・α−オレフィン系共重合体である請求項
20ないし22のいずれかに記載の製造方法。23. An ethylene / α-olefin copolymer (B) having a Mooney viscosity of ML 1 + 4 (100 ° C.) 90 to 25.
23. The method according to claim 20, wherein the ethylene / α-olefin-based copolymer is 0.
が、ポリエチレン樹脂(A)およびエチレン・α−オレ
フィン系共重合体(B)の合計100重量部に対して、
さらにポリプロピレン樹脂(C)を0.1〜30重量部
の割合で含むオレフィン系熱可塑性エラストマーである
請求項20ないし23のいずれかに記載の製造方法。24. The olefin-based thermoplastic elastomer is based on 100 parts by weight of the total of the polyethylene resin (A) and the ethylene / α-olefin-based copolymer (B).
The method according to any one of claims 20 to 23, further comprising an olefin-based thermoplastic elastomer containing the polypropylene resin (C) in a ratio of 0.1 to 30 parts by weight.
が、ポリエチレン樹脂(A)、エチレン・α−オレフィ
ン系共重合体(B)および必要により用いられるポリプ
ロピレン樹脂(C)を、架橋剤の非存在下に、動的に熱
処理して得られるオレフィン系熱可塑性エラストマーで
ある請求項20ないし24のいずれかに記載の製造方
法。25. An olefin-based thermoplastic elastomer is obtained by mixing a polyethylene resin (A), an ethylene / α-olefin-based copolymer (B) and optionally a polypropylene resin (C) in the absence of a crosslinking agent. 25. The production method according to claim 20, which is an olefin-based thermoplastic elastomer obtained by dynamically heat-treating.
エチレン樹脂(A)と、エチレン含有量70モル%以上
90モル%未満のエチレン・α−オレフィン系共重合体
(B)とを含むオレフィン系熱可塑性エラストマーから
成形品を成形し、成形品の表面温度が50℃以下に低下
した後、60℃以上の温度で熱処理するオレフィン系熱
可塑性エラストマー成形品の製造方法。26. An olefin heat containing a polyethylene resin (A) having an ethylene content of 90 mol% or more and an ethylene / α-olefin copolymer (B) having an ethylene content of 70 mol% or more and less than 90 mol%. A method for producing an olefin-based thermoplastic elastomer molded article, comprising molding a molded article from a thermoplastic elastomer, reducing the surface temperature of the molded article to 50 ° C. or lower, and then heat-treating the molded article at a temperature of 60 ° C. or higher.
した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJIS
K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測定
した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を満
たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形品を製造する請求項26記載の製造方法。27. Formula (1) −5 ≦ Y−0.43X <9 (1) (In Formula (1), X is the JISA hardness (unit: none) of the molded product measured according to JIS K6301) Y is JIS
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with K6301. 27. The production method according to claim 26, wherein an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having the property satisfying the condition (2) is produced.
定した成形品のJISA硬度(単位はなし)、YはJI
S K6301に準拠し、70℃×22時間の条件で測
定した成形品の圧縮永久歪み(単位は%)である。)を
満たす特性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー
成形品を製造する請求項26記載の製造方法。28. Formula (1 ′) −5 ≦ Y−0.43X <8.18 (1 ′) (In Formula (1 ′), X is the JISA hardness of a molded product measured according to JIS K6301.) (No unit), Y is JI
It is the compression set (unit:%) of a molded article measured under the conditions of 70 ° C. × 22 hours in accordance with SK6301. 27. The production method according to claim 26, wherein an olefin-based thermoplastic elastomer molded article having the property satisfying the condition (2) is produced.
の成形品からなる自動車の内装部品または外装部品。29. An interior or exterior part of an automobile, comprising the molded article according to claim 1. Description:
の成形品からなる家電部品。30. An electric home appliance part comprising the molded article according to claim 1. Description:
の成形品からなる土木または建材部品。31. A civil engineering or building material part comprising the molded article according to claim 1. Description:
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