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JP2002088023A - ハロゲン化炭化水素類から有機亜鉛化合物を経てアルコール類及び/又は炭化水素類を製造する方法 - Google Patents

ハロゲン化炭化水素類から有機亜鉛化合物を経てアルコール類及び/又は炭化水素類を製造する方法

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Publication number
JP2002088023A
JP2002088023A JP2000279912A JP2000279912A JP2002088023A JP 2002088023 A JP2002088023 A JP 2002088023A JP 2000279912 A JP2000279912 A JP 2000279912A JP 2000279912 A JP2000279912 A JP 2000279912A JP 2002088023 A JP2002088023 A JP 2002088023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methyl
compound
substituent
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000279912A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ishino
義夫 石野
Takumi Mizuno
卓巳 水野
Toshiyuki Miyata
敏行 宮田
Junichi Kobayashi
淳一 小林
Takafumi Kitano
隆文 北野
Akira Ishikawa
章 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marubishi Oil Chemical Co Ltd
Original Assignee
Marubishi Oil Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marubishi Oil Chemical Co Ltd filed Critical Marubishi Oil Chemical Co Ltd
Priority to JP2000279912A priority Critical patent/JP2002088023A/ja
Publication of JP2002088023A publication Critical patent/JP2002088023A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハロゲン化炭化水素類から有機亜鉛化合物を経
てアルコール類及び/又は炭化水素類を工業的規模で製
造できる方法を提供する。 【解決手段】一般式X−R(但し、Xはハロゲン原子、
Rは炭素数2以上のアルキル基であって置換基を有して
も良いものを示す。)で示され、かつ、ハロゲン原子は
アルキル鎖のいずれかの炭素原子に結合しているハロゲ
ン化炭化水素類を溶媒中で含窒素化合物の存在下におい
て金属亜鉛と反応させた後、一般式R’−CHO(但
し、R’はアリール基又は複素環基であって置換基を有
していても良いものを示す。)で表わされるアルデヒド
及び3置換型シリルハライドを添加することによりアル
コール類及び/又は炭化水素類を製造する方法に係る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化炭化水
素類から有機亜鉛化合物を経てアルコール類及び/又は
炭化水素類を製造する方法に関する。さらに、本発明
は、ハロゲン化炭化水素類から有機亜鉛化合物を製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来技術】アルデヒドとα−ハロエステル類とのリフ
ォマトスキー型反応によるヒドロキシエステルの合成に
ついては、すでに数多くの報告がなされている。一方、
ハロゲン原子がβ位以遠にあるハロエステル類を出発物
質とする場合は、一般的にリフォマトスキー型反応が困
難であるとされている。
【0003】このため、従来技術では、銅、チタン等の
特定の触媒を用いることにより反応を進行させる方法が
提案されている。例えば、有機亜鉛化合物の製造法とし
ては「Tetrahedron Letter.,1985,26,5559-5562」に記
載されているCu等の異種金属とのコンプレックス化、
「Tetrahedron Letter.,1991,32,4909-4912」に記載さ
れている酸処理等によって予め活性化した金属亜鉛を用
いる方法がある。すなわち、いずれの方法も、活性化し
た金属亜鉛の使用を必須としている。
【0004】また、生成した有機亜鉛化合物を用いてア
ルコール類を合成する場合には、「J.Org.Chem.,1988,5
3,2390-2392」に記載されているCuCN-2LiCl等
の金属塩、あるいは「J.Org.Chem.,1988,53,1343-134
4」に記載されている(i-PrO)3TiCl等の金属
塩をさらに加えることが必要とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
合成法では、金属亜鉛の活性化、金属塩の添加等により
反応手法が複雑化し、コスト高となる傾向がある。しか
も、従来の反応では、極低温等の比較的厳しい条件下で
行うことが必要である。このため、β位以遠にあるハロ
エステル類を出発物質として用いるアルコール類の製造
方法を工業的規模で実施することは容易ではない。
【0006】β位以遠にあるハロエステル類等を用いて
アルデヒドと反応させることにより製造されるアルコー
ル類は医薬品、農薬、その他化学品の原料として有用で
あることから、かかるアルコール類を工業的規模で製造
できる方法の開発が切望されている。
【0007】従って、本発明の主な目的は、ハロゲン化
炭化水素類から有機亜鉛化合物を経てアルコール類及び
/又は炭化水素類を工業的規模で製造できる方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる従来
技術の問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、
特定条件下でハロゲン化炭化水素類を反応させることに
よって、上記目的を達成できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、一般式X−R(但
し、Xはハロゲン原子、Rは炭素数2以上のアルキル基
であって置換基を有しても良いものを示す。)で示さ
れ、かつ、ハロゲン原子はアルキル鎖のいずれかの炭素
原子に結合しているハロゲン化炭化水素類を溶媒中で含
窒素化合物の存在下において金属亜鉛と反応させた後、
一般式R’−CHO(但し、R’はアリール基又は複素
環基であって置換基を有していても良いものを示す。)
で表わされるアルデヒド及び3置換型シリルハライドを
添加することによりアルコール類及び/又は炭化水素類
を製造する方法に係るものである。
【0010】さらに、本発明は、一般式X−R(但し、
Xはハロゲン原子、Rは炭素数2以上のアルキル基であ
って置換基を有しても良いものを示す。)で示され、か
つ、ハロゲン原子はアルキル鎖のいずれかの炭素原子に
結合しているハロゲン化炭化水素類を溶媒中で含窒素化
合物の存在下において金属亜鉛と反応させることにより
有機亜鉛化合物を製造する方法に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】1.有機亜鉛化合物の製造 本発明の有機亜鉛化合物の製造方法は、一般式X−R
(但し、Xはハロゲン原子、Rは炭素数2以上のアルキ
ル基であって置換基を有しても良いものを示す。)で示
され、かつ、ハロゲン原子はアルキル鎖のいずれかの炭
素原子に結合しているハロゲン化炭化水素類を溶媒中で
含窒素化合物の存在下において金属亜鉛と反応させるこ
とにより有機亜鉛化合物を製造するものである。
【0012】ハロゲン化炭化水素類としては、一般式X
−R(但し、Xはハロゲン原子、Rは炭素数2以上(好
ましくは2〜30、より好ましくは2〜20)のアルキ
ル基であって置換基を有しても良いものを示す。)で示
される化合物を用いる。また、この化合物のハロゲン原
子は上記アルキル基のアルキル鎖のいずれかの炭素原子
に結合している。上記置換基の種類も活性水素を有しな
いものであれば特に限定されない。例えば、後記R1
7で示すような種類(アルキル基、エステル基等)の
置換基が挙げられる。
【0013】本発明では、特に、上記の置換基を有して
も良いアルキル基Rが下記一般式a)〜d) a)−CH2−(CH2l−R1 b)−CH{(CH2m2}{(CH2n3} c)−C{(CH2o4}{(CH2p5}{(CH
2q6} d)置換基R7を有していても良いシクロアルキル基 のいずれか1種であることが好ましい。ここで、上記l
〜qは1〜18の整数、好ましくは1〜10の整数を示
す。
【0014】また、上記シクロアルキル基は限定されな
いが、通常は炭素数が3〜18程度であることが好まし
い。例えば、シクロヘキシル基、シクロペンチル基等が
挙げられる。
【0015】上記R1〜R7は、活性水素を有しないもの
であれば特に限定されない。具体的には、水素原子、ア
ルキル基(例えばメチル基、イソプロピル基、tert-ブ
チル基、ペンチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等)、アルケニル基(例えばビニル基、アリル基、
シンナミル基等)、アルキニル基(例えばプロパギル基
等)、アリール基(例えばフェニル基、ナフチル基、ア
ントラニル基等)、複素環基(例えばピリジル基、チア
ゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、フリル
基、ピロリル基、ピラジニル基、ピリミジルニル基、ピ
リダジニル基、スルホラニル基、ピペリジニル基、ピラ
ゾリル基、テトラゾリル基等)、アルコキシ基(例えば
メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ペンチル
オキシ基、シクロペンチルオキシ基、クシロヘキシルオ
キシ基等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ基
等)、エステル基(例えばメチルエステル基、エチルエ
ステル基、プロピルエステル基、イソプロピルエステル
基、tert-ブチルエステル基、ペンチルエステル基、ヘ
キシルエステル基、シクロヘキシルエステル基等)、ア
ルコキシカルボニル基(例えばメチルオキシカルボニル
基、エチルオキシカルボニル基、ブチルオキシカルボニ
ル基等)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェニ
ルオキシカルボニル基等)、アシル基(例えばアセチル
基、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、プロピ
ルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、シクロヘキシ
ルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ピリジルカル
ボニル基等)、アミノ基(例えばジメチルアミノ基、ジ
エチルアミノ基等)、アミド基(例えばメチルカルボニ
ルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、プロピルカル
ボニルアミノ基等)、アセタール基(例えばジメチルア
セタール基、ジエチルアセタール基等)、ハロゲン基
(例えばF−、Cl−、Br−、I−)、シアノ基等が
挙げられる。本発明では、これらの基のうち、通常は炭
素数は1〜18程度のものを用いることができる。
【0016】本発明では、上記で挙げた基の中では、ア
ルキル基、アリール基、エステル基、シアノ基等を好適
に用いることができる。より好ましくはエステル基(特
に炭素数2〜10のもの)である。
【0017】上記ハロゲン化炭化水素類の具体例として
は、1−ヨードペンタン、2−ヨードペンタン、3−ヨ
ードペンタン、1−ブロモペンタン、2−ブロモペンタ
ン、3−ブロモペンタン、ヨードシクロペンタン、1−
ブロモヨードペンタン、2−ブロモヨードペンタン、3
−ブロモヨードペンタン、4−ブロモヨードペンタン、
5−ブロモヨードペンタン、1−ブロモ−2−ヨードペ
ンタン、2−ブロモ−2−ヨードペンタン、3−ブロモ
−2−ヨードペンタン、4−ブロモ−2−ヨードペンタ
ン、5−ブロモ−2−ヨードペンタン、1−ブロモ−3
−ヨードペンタン、2−ブロモ−3−ヨードペンタン、
3−ブロモ−3−ヨードペンタン、1−ブロモヨードシ
クロヘキサン、2−ブロモヨードシクロヘキサン、3−
ブロモヨードシクロヘキサン、5−ヨードペンタン酸メ
チル、4−ヨードペンタン酸メチル、3−ヨードペンタ
ン酸メチル、2−ヨードペンタン酸メチル、5−ブロモ
ペンタン酸メチル、4−ブロモペンタン酸メチル、3−
ブロモペンタン酸メチル、2−ブロモペンタン酸メチ
ル、5−ヨードペンタン酸エチル、4−ヨードペンタン
酸エチル、3−ヨードペンタン酸エチル、2−ヨードペ
ンタン酸エチル、5−ブロモペンタン酸エチル、4−ブ
ロモペンタン酸エチル、3−ブロモペンタン酸エチル、
2−ブロモペンタン酸エチル、5−ヨードペンタンニト
リル、4−ヨードペンタンニトリル、3−ヨードペンタ
ンニトリル、2−ヨードペンタンニトリル、5−ブロモ
ペンタンニトリル、4−ブロモペンタンニトリル、3−
ブロモペンタンニトリル、2−ブロモペンタンニトリ
ル、5−ヨードペンチルアセテート、4−ヨードペンチ
ルアセテート、3−ヨードペンチルアセテート、2−ヨ
ードペンチルアセテート、5−ヨードペンチルジメチル
アミン、4−ヨードペンチルジメチルアミン、3−ヨー
ドペンチルジメチルアミン、2−ヨードペンチルジメチ
ルアミン、5−ブロモペンチルジメチルアミン、4−ブ
ロモペンチルジメチルアミン、3−ブロモペンチルジメ
チルアミン、2−ブロモペンチルジメチルアミン、5−
ヨードペンタンメチルエーテル、4−ヨードペンタンメ
チルエーテル、3−ヨードペンタンメチルエーテル、2
−ヨードペンタンメチルエーテル、5−ブロモペンタン
メチルエーテル、4−ブロモペンタンメチルエーテル、
3−ブロモペンタンメチルエーテル、2−ブロモペンタ
ンメチルエーテル、5−ヨードペンチルジエチルアセタ
ール、4−ヨードペンチルジエチルアセタール、3−ヨ
ードペンチルジエチルアセタール、2−ヨードペンチル
ジエチルアセタール、5−ブロモペンチルジエチルアセ
タール、4−ブロモペンチルジエチルアセタール、3−
ブロモペンチルジエチルアセタール、2−ブロモペンチ
ルジエチルアセタール、1−ヨード−4−ペンテン、1
−ヨード−3−ペンテン、1−ヨード−2−ペンテン、
1−ヨード−1−ペンテン、1−ブロモ−4−ペンテ
ン、1−ブロモ−3−ペンテン、1−ブロモ−2−ペン
テン、1−ブロモ−1−ペンテン、1−ヨード−4−ペ
ンチン、1−ヨード−3−ペンチン、1−ヨード−2−
ペンチン、1−ヨード−1−ペンチン、1−ブロモ−4
−ペンチン、1−ブロモ−3−ペンチン、1−ブロモ−
2−ペンチン、1−ブロモ−1−ペンチン、ベンジルク
ロライド、ベンジルブロマイド、ベンジルアイオダイ
ド、2−ヨードメチルチアゾール、2−ヨードメチルイ
ミダゾール等が挙げられる。
【0018】なお、上記b)において、基{(CH2m
2}と基{(CH2n3}とは、互いに同一であって
も良いし、異なっていても良い。同様に、上記c)にお
いて、基−C{(CH2o4}、基{(CH2p5
及び基{(CH2q6}は、互いに同一であっても良
いし、異なっていても良い。
【0019】溶媒としては、ハロゲン化炭化水素類が均
一に溶解又は分散される限り特に限定されず、例えばエ
ーテル系、エステル系、ケトンエーテル系、ケトンエス
テル系、エステルエーテル系、芳香族系、炭化水素系、
ハロゲン系溶媒等の公知の有機溶媒を好適に使用するこ
とができる。
【0020】エーテル系溶媒としては、例えばテトラヒ
ドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、ジプロピル
エーテル、ジブチルエーテル、1,4−ジオキサン、ジ
グリム、ジメトキシエタン(DME)、ジエチルカルビ
トール、ジエチルセロルブ等が挙げられる。エステル系
溶媒としては、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酪酸メ
チル、酪酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル、ギ酸エチル等が挙げられる。ケトン系溶媒とし
ては、例えばアセトン、アセトニルアセトン、ジイソブ
チルケトン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、メチ
ルアミルケトン、メチルブチルケトン、メチルシクロヘ
キサノン、メチルジプロピルケトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、
メジシルオキシド等が挙げられる。ケトンエーテル系溶
媒としては、例えばアセタールエトルエーテル、メチル
エトオキシエチルエーテル等が挙げられる。ケトンエス
テル系溶媒としては、例えばアセト酢酸エチル、ピルビ
ン酸エチル等が挙げられる。エステルエーテル系溶媒と
しては、例えば酢酸ブチルカルビトール、酢酸ブチルセ
ロソルブ、酢酸カルビトール、酢酸セロソルブ、酢酸3
−メトキシブチル、酢酸メチルカルビトール、酢酸メチ
ルセロソルブ等が挙げられる。芳香族系溶媒としては、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、デカリン、シメ
ン等が挙げられる。炭化水素系溶媒しては、例えば石油
エーテル、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シク
ロヘキサン等が挙げられる。ハロゲン系溶媒としては、
例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ト
リクロロエチレン、パークロロエチレン、ブロモエチレ
ン、ブロモホルム、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、
ジクロロベンゼン等が挙げられる。これら溶媒は、1種
又は2種以上を使用することができる。本発明では、特
にTHF、トルエン等が好ましい。
【0021】溶媒中における上記ハロゲン化炭化水素類
の濃度は、使用するハロゲン化炭化水素類又は溶媒の種
類等に応じて適宜設定すれば良いが、通常は0.1〜2
モル/リットル程度、好ましくは0.5〜1モル/リッ
トルとすれば良い。
【0022】含窒素化合物は限定的ではないが、通常は
含窒素有機化合物を使用する。含窒素有機化合物として
は、例えばアミド系化合物、尿素系化合物、アミン系化
合物等が挙げられる。これらは少なくとも1種を用いる
ことができる。アミド系化合物としては、例えばN,N
−ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリ
ドン(NMP)、N,N’−ジメチルイミダゾリノン
(DMI)、ヘキサメチルホスホロトリアミド(HMP
T)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等が挙
げられる。尿素系化合物としては、例えばN,N,
N’,N’−テトラメチル尿素(TMU)等が挙げられ
る。アミン系化合物としては、例えばトリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、モノエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、1−ピペリジノ−3,3−
ジメチル−2−ブタノール(PDB)、1−ピロリジノ
−3,3−ジメチル−2−ブタノール等が挙げられる。
【0023】含窒素化合物の使用量は、用いるハロゲン
化炭化水素類の種類等に応じて適宜設定できるが、使用
するハロゲン化炭化水素類に対して0.1〜5モル倍程
度、好ましくは1〜2モル倍とすれば良い。
【0024】金属亜鉛は、公知のもの又は市販品を使用
することができる。金属亜鉛の純度は高いほど好まし
く、通常は90%以上、特に99%以上の純度のものを
使用すれば良い。また、金属亜鉛は、特にその形状は限
定されないが、通常は粉末状で使用することが望まし
く、特に100〜500メッシュ程度の金属亜鉛粉末を
好適に使用することができる。
【0025】ハロゲン化炭化水素類と反応させる金属亜
鉛の使用量は、用いるハロゲン化炭化水素類の種類、使
用量等に応じて適宜設定すれば良く、通常は用いるハロ
ゲン化炭化水素類と等モル量又はそれ以上を使用すれば
良い。
【0026】反応条件は、用いるハロゲン化炭化水素類
の種類等により適宜変更することができる。反応温度
は、通常は0〜80℃程度とすれば良い。また、上記反
応は、攪拌しながら行うことが好ましい。一般には、上
記反応により反応系が青みを帯びた白濁の溶液状態に変
化するので、その形態変化から有機亜鉛化合物の生成を
伺うことができる。また、反応系のサンプルを採取し、
これを酸により加水分解し、ガスクロマトグラフィー分
析等にてその生成率を確認することができる。反応系を
加熱している場合は、反応が終了した時点で反応系の加
熱を止めて室温まで冷却すれば良い。
【0027】本発明方法で得られる有機亜鉛化合物は、
溶媒中に存在した形態のままで他の化合物合成の出発原
料として使用することができる。この有機亜鉛化合物
は、アルコール類、炭化水素類等の化学薬品のほか、医
薬品、農薬等を製造するための原料として有用である。 2.アルコール類及び/又は炭化水素類の製造 本発明のアルコール類又は炭化水素類の製造方法は、一
般式X−R(但し、Xはハロゲン原子、Rは炭素数2以
上のアルキル基であって置換基を有しても良いものを示
す。)で示され、かつ、ハロゲン原子はアルキル鎖のい
ずれかの炭素原子に結合しているハロゲン化炭化水素類
を溶媒中で含窒素化合物の存在下において金属亜鉛と反
応させた後、一般式R’−CHO(但し、R’はアリー
ル基又は複素環基であって置換基を有していても良いも
のを示す。)で表わされるアルデヒド及び3置換型シリ
ルハライドを添加することによりアルコール類及び/又
は炭化水素類を製造するものである。
【0028】すなわち、前記の有機亜鉛化合物の製造方
法においてハロゲン化炭化水素類を金属亜鉛と反応させ
た後、さらに上記アルデヒド及び3置換型シリルハライ
ドを添加する方法である。従って、ハロゲン化炭化水素
類を金属亜鉛と反応させる方法自体は、前記の有機金属
亜鉛の製造方法と同じとすれば良い。
【0029】本発明では、前記のように、ハロゲン化炭
化水素類を金属亜鉛と反応させた後の反応系に一般式
R’−CHO(但し、R’はアリール基又は複素環基で
あって置換基を有していても良いものを示す。)で表わ
されるアルデヒド及び3置換型シリルハライドを添加す
る。
【0030】アルデヒドは、一般式R’−CHO(但
し、R’はアリール基又は複素環基であって置換基を有
していても良いものを示す。)で表されるものを使用す
れば良い。
【0031】ここで、上記R’は、アリール基(例えば
フェニル基、ナフチル基、アントラニル基等)、複素環
基(例えばピリジル基、チアゾリル基、オキサゾリル
基、イミダゾリル基、フリル基、ピロリル基、ピラジニ
ル基、ピリミジルニル基、ピリダジニル基、スルホラニ
ル基、ピペリジニル基、ビラゾリル基、テトラゾリル基
等)が例示される。上記R’の炭素数は通常1〜18程
度であれば良い。
【0032】また、これらR’は、置換基を有していて
も良い。置換基としては、例えばハロゲン基(F−、C
l−、Br−、I−)、アルキル基(例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、te
rt-ブチル基等)、アシル基(例えば、アセチル基、エ
チルカルボニル基、プロピルカルボニル基等)、アミノ
基(例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基
等)、シアノ基等が挙げられる。上記R’は、これら置
換基を1又は2以上有していても良い。また、2以上の
置換基を有するときは、互いに同じであっても異なって
いても良い。
【0033】上記アルデヒドの具体例としては、例えば
ベンズアルデヒド、4−トルアルデヒド、3−トルアル
デヒド、2−トルアルデヒド、4−クロロベンズアルデ
ヒド、3−クロロベンズアルデヒド、2−クロロベンズ
アルデヒド、4−ブロモベンズアルデヒド、3−ブロモ
ベンズアルデヒド、2−ブロモベンズアルデヒド、4−
アニスアルデヒド、3−アニスアルデヒド、2−アニス
アルデヒド、4−シアノベンズアルデヒド、3−シアノ
ベンズアルデヒド、2−シアノベンズアルデヒド、1−
ホルミルナフタレン、2−ホルミルナフタレン、1−ホ
ルミルアントラセン、2−ホルミルアントラセン、3−
ホルミルアントラセン、2−ホルミルピリジン、3−ホ
ルミルピリジン、4−ホルミルピリジン、2−ホルミル
キノリン、3−ホルミルキノリン、4−ホルミルキノリ
ン、5−ホルミルキノリン、6−ホルミルキノリン、7
−ホルミルキノリン等が挙げられる。
【0034】アルデヒドの添加量は、通常は使用するハ
ロゲン化炭化水素類の量と等モル量又はそれ以上の量と
すれば良い。
【0035】また、3置換型シリルハライドとしては、
ケイ素原子が1ヶのハロゲン原子と結合し、残りは3ヶ
の置換基により置換されているものであれば良い。3ヶ
の置換基は、互いに同一又は相異なっていても良い。3
置換型シリルハライドは、いずれの製法によって得られ
たものも使用でき、また市販品も使用できる。
【0036】特に、本発明では、3置換型シリルハライ
ドが下記一般式
【0037】
【化2】
【0038】(但し、Xはハロゲン原子、R8〜R10
同一又は相異なって、アルキル基又はアリール基を示
す。)で示されるものであることが好ましい。
【0039】上記アルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。上記ア
リール基としては、例えばフェニル基、ナフチル基、ア
ントラニル基等が挙げられる。これらアルキル基又はア
リール基の炭素数は通常1〜18程度、特に1〜6であ
ることが好ましい。また、アルキル基又はアリール基
は、メチル基、エチル基等の置換基を有していても良
い。
【0040】上記3置換型シリルハライドとして、具体
的にはトリメチルシリルクロライド(TMSCl)、ジ
メチル tert-ブチルシリルクロライド、ジメチルフェニ
ルシリルクロライド、トリメチルシリルブロミド、トリ
メチルシリルアイオダイド等を使用することができる。
【0041】3置換型シリルハライドの添加量は、用い
るハロゲン化炭化水素類の量に対して通常1〜10モル
倍程度、好ましくは1.5〜3モル倍とすれば良い。
【0042】上記アルデヒド及び3置換型シリルハライ
ドを反応系に添加する。この場合、アルデヒド及び3置
換型シリルハライドは、同時に添加しても良いし、どち
らかを先に添加しても良い。両者の添加が完了した後、
0〜80℃程度の温度下で通常1〜18時間程度攪拌を
続け、次いで加水分解を行えば良い。加水分解は公知の
方法に従えば良く、例えば必要に応じて飽和塩化アンモ
ニウムクロライド水溶液等の塩類の水溶液を添加して行
えば良い。次いで、公知の抽出方法に従って酢酸エチル
等の溶剤により反応生成物を抽出すれば良い。
【0043】抽出された反応生成物は、必要に応じて洗
浄し、さらに必要により精製することによって最終的に
アルコール類及び/又は炭化水素類を得ることができ
る。上記アルコールは、通常は一般式R’CH(OH)
1で表わされるアルコール類が得られる。また、上記
炭化水素類は、通常は上記一般式で表わされるアルコー
ル類(上記OH)が脱水したかたちに対応する構造をも
つ炭化水素類が得られる。すなわち、上記OHが隣接す
る水素とともに脱水して形成したC=C結合をもつ炭化
水素類を得ることができる。
【0044】本発明方法では、反応条件(反応温度、反
応時間等)を適宜制御することにより、上記アルコール
類のみ又は炭化水素類のみを生成させることができる。
同様に、両者が混在する混合物も得ることができる。一
般には、例えば反応温度を高くするか又は反応時間を長
くすれば脱水反応が促進されるので、かかる操作により
炭化水素類の生成割合を増加させることができる。
【0045】上記アルコール類及び炭化水素類は、医薬
品、液晶、触媒、その他化学薬品の中間体として有用で
あり、これらを置換反応、脱離反応、アルキル化反応等
をさせることによって様々な目的化合物を任意に設計・
製造することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、有機亜鉛化
合物及びアルコール類を比較的容易かつ効率的に製造す
ることができる。すなわち、1)金属亜鉛を活性化する
ことなくそのまま使用でき、2)従来の方法に比べて比
較的穏やかな反応条件を採用できることから、工業的規
模での生産に大いに貢献することができる。
【0047】また、本発明の製造方法で得られるアルコ
ール類等は、医薬品、農薬、その他化学薬品の中間体と
して有用であり、これら製品の製造への応用も期待でき
る。
【0048】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴を一層明確にする。但し、本発明の範囲は、実施例の
範囲に限定されるものではない。
【0049】なお、各実施例では、有機亜鉛化合物を経
由して生成されたアルコール類及び炭化水素類を1H−
NMR、13C−NMR及びH−C COSYにて確認し
た。
【0050】実施例1 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び8
77mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま18時間
攪拌した。
【0051】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−フェニ
ルヘキサン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、643mg(収率7
0%)の6−ヒドロキシ−6−フェニルヘキサン酸メチ
ルを得た。
【0052】実施例2 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び
1.161gの4−クロロベンズアルデヒドを加え、そ
のまま18時間攪拌した。
【0053】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(4−
クロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成
物をシリカカラムクロマトグラフィーにて精製し、61
5mg(収率58%)の6−ヒドロキシ−6−(4−ク
ロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。
【0054】実施例3 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び
1.161gの3−クロロベンズアルデヒドを加え、そ
のまま18時間攪拌した。
【0055】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(3−
クロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成
物をシリカカラムクロマトグラフィーにて精製し、61
5mg(収率58%)の6−ヒドロキシ−6−(3−ク
ロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。
【0056】実施例4 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び
1.161gの2−クロロベンズアルデヒドを加え、そ
のまま18時間攪拌した。
【0057】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(2−
クロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成
物をシリカカラムクロマトグラフィーにて精製し、71
1mg(収率67%)の6−ヒドロキシ−6−(2−ク
ロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。
【0058】実施例5 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び9
33mgの4−トルアルデヒドを加え、そのまま4時間
攪拌した。
【0059】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(4−
トル)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカ
カラムクロマトグラフィーにて精製し、576mg(収
率59%)の6−ヒドロキシ−6−(4−トル)ヘキサ
ン酸メチルを得た。
【0060】実施例6 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、479mgのN,N−ジメチルア
セトアミド及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチル
を加え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温ま
で冷却した後、898mgのトリメチルシリルクロライ
ド及び1.083gの4−シアノベンズアルデヒドを加
え、そのまま18時間攪拌した。
【0061】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(4−
シアノフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成
物をシリカカラムクロマトグラフィーにて精製し、50
1mg(収率49%)の6−ヒドロキシ−6−(4−シ
アノフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。
【0062】実施例7 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び
1.124gの4−アニスベンズアルデヒドを加え、そ
のまま18時間攪拌した。
【0063】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−(4−アニス)−6−ヘ
キセン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラムク
ロマトグラフィーにて精製し、533mg(収率53
%)の6−(4−アニス)−6−ヘキセン酸メチルを得
た。
【0064】実施例8 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、479mgのN,N−ジメチルア
セトアミド及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチル
を加え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温ま
で冷却した後、898mgのトリメチルシリルクロライ
ド及び1.124gの3−アニスベンズアルデヒドを加
え、そのまま18時間攪拌した。
【0065】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(3−
アニス)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成物をシリ
カカラムクロマトグラフィーにて精製し、250mg
(収率24%)の6−ヒドロキシ−6−(3−アニス)
ヘキサン酸メチルを得た。
【0066】実施例9 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド、93
3mgの4−トルベンズアルデヒドを加え、そのまま1
8時間攪拌した。
【0067】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−(4−トル)−6−ヘキ
セン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラムクロ
マトグラフィーにて精製し、451mg(収率50%)
の6−(4−トル)−6−ヘキセン酸メチルを得た。
【0068】実施例10 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、479mgのN,N−ジメチルア
セトアミド及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチル
を加え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温ま
で冷却した後、898mgのトリメチルシリルクロライ
ド及び1.233gの4−N,N−ジメチルアミノベン
ズアルデヒドを加え、そのまま18時間攪拌した。
【0069】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−(4−N,N−ジメチル
アミノフェニル)−6−ヘキセン酸メチルを得た。この
粗生成物をシリカカラムクロマトグラフィーにて精製
し、362mg(収率33%)の6−(4−N,N−ジ
メチルアミノフェニル)−6−ヘキセン酸メチルを得
た。
【0070】実施例11 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び942mgの5−ヨードプロピオン酸エチルを加
え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷
却した後、898mgのトリメチルシリルクロライド及
び877mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま18
時間攪拌した。
【0071】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗4−ヒドロキシ−4−フェニ
ルブタン酸エチルを得た。この粗生成物をシリカカラム
クロマトグラフィーにて精製し、103mg(収率12
%)の4−ヒドロキシ−4−フェニルブタン酸エチルを
得た。
【0072】実施例12 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードブタン酸エチルを加え、6
0℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却した
後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び87
7mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま18時間攪
拌した。
【0073】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗5−ヒドロキシ−5−フェニ
ルペンタン酸エチルを得た。この粗生成物をシリカカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、414mg(収率4
5%)の5−ヒドロキシ−5−フェニルペンタン酸エチ
ルを得た。
【0074】実施例13 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、479mgのN,N−ジメチルア
セトアミド及び1.116gの6−ヨードヘキサン酸エ
チルを加え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室
温まで冷却した後、898mgのトリメチルシリルクロ
ライド及び877mgのベンズアルデヒドを加え、その
まま18時間攪拌した。
【0075】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗7−ヒドロキシ−7−フェニ
ルヘプタン酸エチルを得た。この粗生成物をシリカカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、507mg(収率4
9%)の粗7−ヒドロキシ−7−フェニルヘプタン酸エ
チルを得た。
【0076】実施例14 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び819mgのヨードペンタンを加え、60℃で1
時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却した後、89
8mgのトリメチルシリルクロライド及び877mgの
ベンズアルデヒドを加え、そのまま18時間攪拌した。
【0077】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗1−フェニルヘキサノールを
得た。この粗生成物をシリカカラムクロマトグラフィー
にて精製し、552mg(収率75%)の1−フェニル
ヘキサノールを得た。
【0078】実施例15 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び523mgのベンジルクロライドを加え、60℃
で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却した後、
898mgのトリメチルシリルクロライド及び877m
gのベンズアルデヒドを加え、そのまま18時間攪拌し
た。
【0079】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗1,2−ジフェニルエタノー
ルを得た。この粗生成物をシリカカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、147mg(収率18%)の1,2−
ジフェニルエタノールを得た。
【0080】実施例16 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、479mgのN,N−ジメチルア
セトアミド及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチル
を加え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温ま
で冷却した後、1mlのトリメチルシリルクロライド及
び877mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま18
時間攪拌した。
【0081】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−フェニ
ルヘキサン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、597mg(収率6
5%)の6−ヒドロキシ−6−フェニルヘキサン酸メチ
ルを得た。
【0082】実施例17 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのジクロロメタン、545mgのN−メチル
ピロリドン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチル
を加え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温ま
で冷却した後、1mlのトリメチルシリルクロライド及
び877mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま18
時間攪拌した。
【0083】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−フェニ
ルヘキサン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、478mg(収率5
2%)の6−ヒドロキシ−6−フェニルヘキサン酸メチ
ルを得た。
【0084】実施例18 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのトルエン、545mgのN−メチルピロリ
ドン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加
え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷
却した後、1mlのトリメチルシリルクロライド及び8
77mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま1時間攪
拌した。
【0085】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−フェニ
ルヘキサン酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、533mg(収率5
8%)の6−ヒドロキシ−6−フェニルヘキサン酸メチ
ルを得た。
【0086】実施例19 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び8
77mgのベンズアルデヒドを加え、そのまま4日間攪
拌した。
【0087】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−フェニル−6−ヘキセン
酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラムクロマト
グラフィーにて精製し、565mg(収率65%)の6
−フェニル−6−ヘキセン酸メチルを得た。
【0088】実施例20 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのトルエン、545mgのN−メチルピロリ
ドン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加
え、60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷
却した後、898mgのトリメチルシリルクロライド及
び877mgのベンズアルデヒドを加え、80℃で4時
間攪拌した。
【0089】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−フェニル−6−ヘキセン
酸メチルを得た。この粗生成物をシリカカラムクロマト
グラフィーにて精製し、464mg(収率55%)の6
−フェニル−6−ヘキセン酸メチルを得た。
【0090】実施例21 ジムロート付きの50mlの2口フラスコ内に攪拌子及
び亜鉛粉末(純度99%)を投入し、フラスコ内を減圧
乾燥した後、アルゴンガスにて置換した。シリンジを用
いて4mlのTHF、545mgのN−メチルピロリド
ン及び1.0gの5−ヨードペンタン酸メチルを加え、
60℃で1時間加熱攪拌した。次いで、室温まで冷却し
た後、898mgのトリメチルシリルクロライド及び
1.161gの4−クロロベンズアルデヒドを加え、6
0℃で18時間攪拌した。
【0091】その後、飽和塩化アンモニウムクロライド
を加えて反応を終了させ、酢酸エチルにて反応生成物を
抽出した。抽出した有機層は5%亜硫酸ソーダ水溶液及
び飽和食塩水で洗浄し、粗6−ヒドロキシ−6−(4−
クロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。この粗生成
物をシリカカラムクロマトグラフィーにて精製し、51
3mg(収率52%)の6−ヒドロキシ−6−(4−ク
ロロフェニル)ヘキサン酸メチルを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 229/64 C07C 229/64 253/30 253/30 255/57 255/57 (71)出願人 000157717 丸菱油化工業株式会社 大阪府大阪市都島区友渕町3丁目7番12号 (72)発明者 石野 義夫 京都府京都市上京区寺町通今出川上る5丁 目西入二筋目薮之下町428番地 (72)発明者 水野 卓巳 兵庫県伊丹市安堂寺町6丁目171番地 (72)発明者 宮田 敏行 大阪府堺市西野104番地5 (72)発明者 小林 淳一 大阪府大阪市都島区友渕町3丁目7番12号 丸菱油化工業株式会社内 (72)発明者 北野 隆文 大阪府大阪市都島区友渕町3丁目7番12号 丸菱油化工業株式会社内 (72)発明者 石川 章 大阪府大阪市都島区友渕町3丁目7番12号 丸菱油化工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC22 AC24 BA07 BA53 BJ50 BM72 BN10 BP10 BU46 4H039 CA19 CA60 CA66 CF30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式X−R(但し、Xはハロゲン原子、
    Rは炭素数2以上のアルキル基であって置換基を有して
    も良いものを示す。)で示され、かつ、ハロゲン原子は
    アルキル鎖のいずれかの炭素原子に結合しているハロゲ
    ン化炭化水素類を溶媒中で含窒素化合物の存在下におい
    て金属亜鉛と反応させた後、一般式R’−CHO(但
    し、R’はアリール基又は複素環基であって置換基を有
    していても良いものを示す。)で表わされるアルデヒド
    及び3置換型シリルハライドを添加することによりアル
    コール類及び/又は炭化水素類を製造する方法。
  2. 【請求項2】置換基を有していても良いアルキル基Rが
    下記一般式a)〜d) a)−CH2−(CH2l−R1 b)−CH{(CH2m2}{(CH2n3} c)−C{(CH2o4}{(CH2p5}{(CH
    2q6} d)置換基R7を有していても良いシクロアルキル基 (R1〜R7はエステル基、アリール基、アルキル基又は
    シアノ基を示す。l〜qは1〜18の整数を示す。)の
    いずれか1種である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】含窒素化合物が、アミド系化合物、尿素系
    化合物及びアミン系化合物の少なくとも1種である請求
    項1又は2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】3置換型シリルハライドが下記一般式 【化1】 (但し、Xはハロゲン原子、R8〜R10は同一又は相異
    なってアルキル基又はアリール基を示す。)で示される
    請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】一般式X−R(但し、Xはハロゲン原子、
    Rは炭素数2以上のアルキル基であって置換基を有して
    も良いものを示す。)で示され、かつ、ハロゲン原子は
    アルキル鎖のいずれかの炭素原子に結合しているハロゲ
    ン化炭化水素類を溶媒中で含窒素化合物の存在下におい
    て金属亜鉛と反応させることにより有機亜鉛化合物を製
    造する方法。
  6. 【請求項6】含窒素化合物が、アミド系化合物、尿素系
    化合物及びアミン系化合物の少なくとも1種である請求
    項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】置換基を有していても良いアルキル基Rが
    下記一般式a)〜d) a)−CH2−(CH2l−R1 b)−CH{(CH2m2}{(CH2n3} c)−C{(CH2o4}{(CH2p5}{(CH
    2q6} d)置換基R7を有していても良いシクロアルキル基 (R1〜R7はエステル基、アリール基、アルキル基又は
    シアノ基を示す。l〜qは1〜18の整数を示す。)の
    いずれか1種である請求項5又は6に記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012029636A1 (ja) * 2010-09-01 2013-10-28 Jsr株式会社 化合物の製造方法

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