JP2002087092A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
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Abstract
置を組み付けて、軽量、コンパクト、低コストに4輪駆
動車用の動力伝達装置を成立させる。 【解決手段】 同軸配置された入力軸19及び変速機構
7,9と、これらと平行に配置された副軸31とを有す
るトランスミッション装置3と、副軸31と同軸に配置
され、副軸31から入力した回転を出力軸75,79を
介してそれぞれ前輪側と後輪側に伝達する動力分配装置
5とを備えている。
Description
ッション装置に動力分配装置を組み付けた4輪駆動車の
動力伝達装置に関する。
ような副軸式のトロイダル式無段変速機1001が記載
されている。
輪駆動車に用いられているもので、トルクコンバータ1
003、前後切換機構1005、無段変速部1007,
1009、出力部1011などから構成されている。
3から前後切換機構1005に伝達される。前後切換機
構1005は、プラネタリーギヤ機構と多板クラッチな
どから構成されており、伝達された駆動力の回転方向を
車両の前進と後進に応じて切り換え、無段変速部100
7,1009に伝達する。
ク1013と出力ディスク1015、摩擦ローラ101
7、入力軸1019と出力軸1021などから構成され
ており、無段変速部1009は、一対の入力ディスク1
023と出力ディスク1025、摩擦ローラ1027、
無段変速部1007と共用の入力軸1019と出力軸1
021などから構成されている。
に連結されており、出力軸1021は入力軸1019の
外周に配置されている。
15、入力ディスク1023と出力ディスク1025
は、それぞれの摩擦面のプロフィールが対向して円を形
成するように互いに向き合って配置されており、各入力
ディスク1013,1023は入力軸1019に固定さ
れ、各出力ディスク1015,1025は出力軸102
1に固定されている。
入力ディスク1013と出力ディスク1015の各摩擦
面、入力ディスク1023と出力ディスク1025の各
摩擦面にそれぞれ押圧されており、前後切換機構100
5から入力軸1019に伝達された駆動力は、各摩擦面
に発生する摩擦力によって入力ディスク1013,10
23から摩擦ローラ1017,1027を介して出力デ
ィスク1015,1025に伝達され出力軸1021を
回転させる。
を揺動操作し傾斜角を変えると各ディスクとの接触円径
が変わり、例えば、摩擦ローラ1017,1027を入
力ディスク1013,1023との接触円径が大きくな
り、出力ディスク1015,1025との接触円径が小
さくなる方向に傾斜させれば出力軸1021の回転は増
速され、反対方向に傾斜させれば減速される。
31、副軸1033、出力軸1035などから構成され
ている。
副軸1033とを連結している。また、ギヤ組1031
は副軸1033上のギヤ1037と出力軸1035上の
ギヤ1039から構成され、副軸1033と出力軸10
35とを連結している。
3、前後切換機構1005、無段変速部1007,10
09と同軸配置されており、副軸1033はこれらと平
行に配置されている。
1021に出力された駆動力は、ギヤ組1029から副
軸1033、ギヤ組1031、出力軸1035を介して
車輪側に送られる。
ダル式無段変速機1001は、2輪駆動車に用いられて
いるが、4輪駆動車を成立させるに当たって、車両を小
型、軽量にし、4輪駆動車の成立を低コストで行うため
に、既存の2輪駆動車用トランスミッション(変速装
置)に動力分配装置(動力分配装置)を組み付けること
が行われている。
1のような副軸式のトランスミッション装置の出力部
は、副軸1033、ギヤ組1031、出力軸1035な
どから構成されており、この出力軸1035に動力分配
装置の入力軸を連結すると、トランスミッション装置と
動力分配装置とが軸方向に長くなると共に、重くなる。
ペラシャフトや、ケーシング(トランスミッションケー
スと動力分配装置のケース)の変更が必要になり、大き
なコスト上昇につながる。
は、回転方向調整用のアイドルギヤ、トルク調整用のギ
ヤ組などを備えたものがあり、例えば、トロイダル式無
段変速機1001のギヤ組1031に相当するギヤ組
が、副軸1033と出力軸1035上の各ギヤ103
7,1039と、これらを連結するアイドルギヤとで構
成されている場合があり、さらに、このアイドルギヤと
出力軸1035上のギヤ1039がトルク調整用のギヤ
組を構成している場合がある。
を備えたトランスミッション装置に動力分配装置を組み
付ける場合、アイドルギヤやトルク調整ギヤを有効に利
用することが難しく、また、これらを無理に用いると、
上記のように、トランスミッション装置と動力分配装置
が全体に大型で重くなる上に、コスト低減効果も期待で
きるものではなかった。
ミッション装置に動力分配装置を一体的に組み付けるこ
とにより、軽量、コンパクト、低コストに構成された動
力伝達装置の提供を目的とする。
は、入力軸から入力する原動機の駆動力を、これと同軸
配置された変速機構を介して、これらと平行に配置され
た副軸側から出力するトランスミッション装置と、この
副軸と同軸に配置されると共に、副軸から入力した回転
をそれぞれの出力軸を介して前輪側と後輪側に伝達する
動力分配装置とを備えていることを特徴とする。
ミッション装置の副軸と動力分配装置とを同軸に配置
し、副軸と動力分配装置とを連結したことにより、既存
の2輪駆動車用動力伝達装置を利用して、4輪駆動車用
の動力伝達装置を成立させている。
当たって、動力分配装置を従来の副軸と置き換えれば、
従来の副軸の位置に同軸配置された動力分配装置の一
部、あるいは、全体を副軸と見なすこができる。
軸方向寸法を変更する必要もなくなると共に、周辺に配
置される部材のレイアウトや動力伝達装置を収容するケ
ーシングなどの変更も不要になる。
たは副軸式トランスミッション装置に対して、動力分配
装置の一部または全体が軸方向にラップ配置(重ねて配
置)されるから、動力伝達装置(トランスミッション装
置と動力分配装置)がその重なり寸法だけ軸方向にコン
パクトになると共に、重量化が防止され、車載性が大き
く向上する。
副軸と連結する本発明の構成によれば、副軸と動力分配
装置との連結に、従来例のトロイダル式無段変速機10
01のギヤ組1031と出力軸1035、あるいは、ア
イドルギヤやトルク調整ギヤを介在させる必要がない。
5、アイドルギヤ、トルク調整ギヤを既存の副軸式トラ
ンスミッション装置から取り外すことによって、部品点
数が低減され、小型、軽量、低コストに構成される。
て、ケーシングとの干渉が起こりにくくなると共に、ケ
ーシングは、上記のように改造が不要または抑制され、
互換性が保たれるから、実施コストがさらに低減され
る。
軽量化に応じて小型化が可能になるから、肉薄にし、軽
量にしながら、剛性を向上させることができる。
上の、例えば、副軸の寸法変更やケーシングの改造のよ
うな変更や改造が不要または抑制されるから、本発明に
よれば、従来の部材やレイアウトを変更せずに、極めて
低コストに4輪駆動車用の動力伝達装置を成立させるこ
とができる。
動機の駆動力を同軸上で変速する変速機構を用いた従来
の2輪駆動車両の4輪駆動化に対して、特に顕著であ
る。
ンや、電気エネルギーを回転力に変換するモータなどの
動力源を意味する。
伝達装置であって、入力軸と同軸のトルク伝達部材と、
副軸と同軸のトルク伝達部材とを有する動力伝動機構を
介して、副軸側に駆動力が伝達されることを特徴として
おり、請求項1の構成と同等の作用・効果を得ることが
できる。
動機構を介して副軸側に駆動力が伝達されるこの構成、
(例えば、トランスミッション装置と副軸、あるいは、
トランスミッション装置と動力分配装置とが動力伝動機
構によって連結される構成)では、トランスミッション
装置及びその入力軸と副軸との軸間距離、副軸の地上高
などを任意に設定することが可能であり、レイアウトの
自由度が大きく向上するから、異なった車種に広く適用
することが可能である。
装置の各出力軸とケーシングとの干渉を防止することが
できる。
伝達装置であって、動力伝動機構が、ギヤ伝動機構であ
ることを特徴としており、請求項2の構成と同等の作用
・効果を得ることができる。
アイドルギヤの有無、アイドルギヤの個数によって駆動
力の回転方向を任意に設定することが可能であり、レイ
アウトの自由度がさらに向上する。
伝達装置であって、ギヤ伝動機構が、入力軸と同軸の駆
動ギヤと、副軸と同軸の被駆動ギヤとを直接噛み合わせ
て構成されていることを特徴としており、請求項3の構
成と同等の作用・効果を得ることができる。
合わせるこの構成では、トランスミッション装置と動力
分配装置の軸間距離が短くなり、動力伝達装置がさらに
コンパクトになって車載性が向上する。
伝達装置であって、ギヤ伝動機構が、入力軸と同軸の駆
動ギヤと、副軸と同軸の被駆動ギヤと、これらと噛み合
ったアイドルギヤとで構成されていることを特徴として
おり、請求項3の構成と同等の作用・効果を得ることが
できる。
ドルギヤを配置することにより、上記のように、駆動力
の回転方向を任意に設定することが可能であり、さら
に、必要な場合には、上記の軸間距離を広げることも可
能であるから、レイアウトの自由度がさらに向上する。
伝達装置であって、動力伝動機構が、入力軸と同軸の駆
動側スプロケットと、副軸と同軸の被駆動側スプロケッ
トと、これらを連結するチェーンからなるチェーン伝動
機構であることを特徴としており、請求項2の構成と同
等の作用・効果を得ることができる。
では、チェーンの長さを変えることによって、トランス
ミッション装置と動力分配装置の軸間距離を自由に調整
することが可能であり、レイアウトの自由度がさらに向
上する。
要であるから、部品点数、重量、コストなどが低減され
る。
一項に記載の動力伝達装置であって、動力伝動機構のト
ルク伝達部材と副軸の間と、動力分配装置の各出力軸と
各車輪側連結部材の間の、一方または両方にギヤ伝動機
構またはチェーン伝動機構を配置して、各車輪に伝達さ
れる駆動力の回転方向を所望の方向に設定したことを特
徴としており、請求項2〜6の構成と同等の作用・効果
を得ることができる。
力の回転方向は、上記の箇所に配置された動力伝動機構
(ギヤ伝動機構、チェーン伝動機構)によって所望の方
向に設定され、設定が完了する。
一項に記載の動力伝達装置であって、動力分配装置が、
各出力軸の間で差動回転を許容する差動機構を備えてい
ることを特徴としており、請求項1〜7の構成と同等の
作用・効果を得ることができる。
輪に原動機の駆動力が送られ、フルタイムの4輪駆動車
が成立する。
を調整可能な差動機構の場合(例えば、ギヤ式の差動機
構では前輪側のギヤ比と後輪側のギヤ比を変えることに
よって)、前後輪間の駆動力配分比を所望の値に設定で
きる。
一項に記載の動力伝達装置であって、動力分配装置が、
一方の出力軸側には駆動力を常時伝達すると共に、他方
の出力軸側では、一方の出力軸側の条件変化に応じて駆
動力の大きさが制御され、または、駆動力が断続される
カップリングを備えていることを特徴としており、請求
項1〜8の構成と同等の作用・効果を得ることができ
る。
ングを用いるこの構成では、本発明の動力伝達装置を成
立させるに当たり、大型化と重量化とが防止されてコン
パクトになり、車載性が向上する。
力伝達装置であって、カップリングが、一方の出力軸側
車輪に伝達される駆動力の低下に応じた駆動力を、他方
の出力軸側車輪に送る回転差感応型のカップリングであ
ることを特徴としており、請求項9の構成と同等の作用
・効果を得ることができる。
例えば、粘性流体の剪断抵抗によって前後輪間の回転差
に応じた駆動力を伝達するもの、この回転差でポンプを
駆動させて摩擦クラッチを押圧しこのポンプ仕事と摩擦
クラッチの摩擦抵抗とによって駆動力を伝達するもの、
フライウェートに掛かる遠心力によって摩擦クラッチを
押圧し駆動力を伝達するものなどがある。
きくなる程、回転差感応型のカップリングによってグリ
ップ側の車輪に大きな駆動力が送られるから、車両の悪
路走破性、発進性、加速性が大きく向上する。
ク制御型カップリングと異なって、油圧アクチュエー
タ、電磁石や電動モータを用いたアクチュエータを用い
ないから、動力伝達装置をさらに小型軽量にできる。
力伝達装置であって、カップリングが、一方の出力軸側
車輪に伝達される駆動力の変化に応じて、他方の出力軸
側車輪に送る駆動力の大きさを制御できるカップリング
であることを特徴としており、請求項9の構成と同等の
作用・効果を得ることができる。
エータのような流体圧アクチュエータ、あるいは、電磁
石や電動モータを用いたアクチュエータによって摩擦ク
ラッチの締結力を制御するように構成されたトルク制御
型のカップリングであり、このようなトルク制御型カッ
プリングを用いれば、一方の出力軸側車輪の空転状況
(路面条件)、車両の走行条件、操舵条件などに応じて
他方の出力軸側車輪に送る駆動力を任意に調整すること
ができる。
輪駆動状態と2輪駆動状態の間で自由に調整できるか
ら、悪路走破性、発進性、加速性などを充分に向上させ
ることができる。
力伝達装置であって、カップリングが、一方の出力軸側
車輪にだけ駆動力を伝達する2輪駆動モードと、両方の
出力軸側車輪に均等な駆動力を送る4輪駆動モードとを
切り換え可能なカップリングであることを特徴としてお
り、請求項9の構成と同等の作用・効果を得ることがで
きる。
を用いれば、例えば、後輪には常時駆動力を送り、必要
なときはオンデマンドで前輪に駆動力を送ることができ
るから、パートタイム4輪駆動車に準じた走行が可能で
ある。
クラッチ)は、小型軽量で大きなトルク容量を得ること
ができるから、動力伝達装置を軽量コンパクトに構成し
ながら、充分な駆動力を車輪に伝達し、車両の動力性能
を大きく向上させることができる。
れか一項に記載の動力伝達装置であって、副軸側と動力
分配装置とが、切り換え操作可能な複数段のギヤ組を介
して連結されていることを特徴としており、請求項1〜
12の構成と同等の作用・効果を得ることができる。
ギヤ組で連結する構成は、従来例の副軸1033をその
まま利用して動力分配装置を連結することができる。
7のスペースに配置できるから、既存のスペースを有効
に利用することによって、ギヤ組用の配置スペースを新
しく設ける必要がなくなる。
し、トランスミッション装置に対する副変速機にすれ
ば、副軸を改造せず、従来のレイアウトのままで、副変
速機付の動力伝達装置が低コストに成立する。
動機の駆動力を同軸上で変速する変速機構を用いた従来
の2輪駆動車の4輪駆動化に対して、特に顕著である。
ル式無段変速機を用いた場合、ギヤ組の変速機構を併用
することによって全体の変速域を拡大することができる
から、トロイダル式無段変速機の多くの利点を広い変速
域で享受できる。
切換機構(以下、Hi−Lo切換機構)のような変速機
構と前後進を切り換える方向切換機構を含む。また、変
速機構は2段変速に限らず、複数段の変速機構でもよ
い。
ード車の副変速ギヤ組に用いられる。
れか一項に記載の動力伝達装置であって、副軸が中空で
あり、その内側に、動力分配装置の一方または両方の出
力軸が配置されていることを特徴としており、請求項1
〜13の構成と同等の作用・効果を得ることができる。
構成では、出力軸が副軸によって支承されるから、出力
軸の軸受け構造がそれだけ簡単になり、コストが低減さ
れる。
れか一項に記載の動力伝達装置であって、副軸が中空で
あり、その内側に、動力分配装置が配置されていること
を特徴としており、請求項1〜14の構成と同等の作用
・効果を得ることができる。
たこの構成では、請求項14の構成と同様に、軸受け部
の構造が簡単になり、コストが低減される。
れか一項に記載の動力伝達装置であって、トランスミッ
ション装置の変速機構が、入力軸に連結された入力ディ
スクと、出力側の伝達部材に連結された出力ディスク
と、これらのディスクと接触する摩擦ローラとを有し、
摩擦ローラの揺動操作により入力ディスクの回転を変速
して出力ディスクに伝達するトロイダル式無段変速機で
あり、前記伝達部材と副軸との間で駆動力を正転方向に
変換する回転方向変換機構を配置したことを特徴として
おり、請求項1〜15の構成と同等の作用・効果を得る
ことができる。
の間に駆動力を正転方向に変換して伝達する回転方向変
換機構を配置したことにより、入力ディスクから反転し
て出力ディスクに伝達された駆動力が正転方向に変換さ
れて動力分配装置に伝達される。
ン装置は、他軸との間に跨って部材を配置せずに、入力
軸上だけで完結し、動力分配装置も、同様に、副軸と同
軸上で完結するから、動力伝達装置は極めて軽量、コン
パクトに構成され、車載性が向上する。
の出力ディスクを背中合わせに配置し、その軸方向両側
に2個の入力ディスクを配置したダブルキャビティ方式
のものや入出力ディスクが各一個ずつのシングルキャビ
ティ方式等があるが何れも出力ディスクから駆動力を取
り出すための副軸が必要である。
スミッション装置の副軸に動力分配装置を組み込んで、
小型、軽量、低コストに4輪駆動車用の動力伝達装置を
成立させる本発明は、このようなトロイダル式無段変速
機を用いた構成にも極めて適している。
ら、トロイダル式無段変速機を用いたことによって、変
速時にトルクの途切れが発生せず、変速ショックのない
滑らかな走行が可能であり、アクセル操作に対するリニ
アな変速レスポンスが得られ、原動機効率が最も高い条
件下で走行できることによって燃費が大きく向上するな
ど、トロイダル式無段変速機による多くの利点を享受で
きる。
れか一項に記載の動力伝達装置であって、動力分配装置
の出力軸の一方または両方が、副軸と平行に配置された
動力取り出し軸に連結されており、この動力取り出し軸
を介して車輪側に駆動力を伝達することを特徴としてお
り、請求項1〜16の構成と同等の作用・効果を得るこ
とができる。
側出力軸の少なくとも一方に動力取り出し軸を連結する
この構成では、前輪側と後輪側の一方または両方のトル
ク取り出し部を、動力取り出し軸の長さを変えることに
よって軸方向の任意の位置に設けることが可能である。
る場合は、これらの動力取り出し軸を動力分配装置の軸
方向の両側に振り分けて設けることも、あるいは、軸方
向の何れか一側に設けることも自由である。
位置(つまり、軸方向に)配置することも、あるいは、
径方向の異なった位置に設けることも自由である。
置及び径方向位置を自由に選べるから、トルク取り出し
部同士の干渉や、トルク取り出し部とケーシング及び周
辺部材との干渉を避けることが容易になり、動力伝達装
置は、成立がさらに容易になると共に、軸方向及び径方
向に小型化し易くなり、車載性が高く保たれる。
の形状と寸法だけでなく、周辺部材や車体側のレイアウ
トと設計上の自由度が大きく向上するから、様々な周辺
条件に柔軟に対応することが可能になり、異なった車種
に広く適用できる。
10によって動力伝達装置1(本発明の第1実施形態)
の説明をする。
6,7,8,13,14,16,17の特徴を備えてい
る。図1及び図2は動力伝達装置1を示し、図3は図1
の矢視Aから見た軸の配置、図10は各実施形態の動力
伝達装置が用いられた4輪駆動車の動力系を示す。ま
た、図1の左方はこの車両の前方(原動機701側)に
相当し、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
ャビティ方式のトロイダル式無段変速機3(副軸式トラ
ンスミッション装置)に動力分配装置5を組み付けて構
成されている。
動機701及び動力伝達装置1、前輪側のプロペラシャ
フト703、フロントデフ705(原動機の駆動力を左
右の前輪に配分するデファレンシャル装置)、前車軸7
07,709、左右の前輪711,713、後輪側のプ
ロペラシャフト715、リヤデフ717(原動機の駆動
力を左右の後輪に配分するデファレンシャル装置)、後
車軸719,721、左右の後輪723,725などか
ら構成されている。
よって前輪側と後輪側に配分される。前輪側に配分され
た駆動力はプロペラシャフト703からフロントデフ7
05に伝達され、フロントデフ705から前車軸70
7,709を介して左右の前輪711,713に配分さ
れる。また、後輪側の駆動力はプロペラシャフト715
からリヤデフ717に伝達され、リヤデフ717から後
車軸719,721を介して左右の後輪723,725
に配分される。
バータ、前後切換機構、無段変速部7,9(変速機
構)、出力部11などから構成されており、トルクコン
バータ、前後切換機構、無段変速部7,9は図2の中心
軸12上に配置されている。
から前後切換機構に伝達される。
タリーギヤ機構であり、伝達された駆動力をサンギヤに
入力させ、出力をサンギヤとピニオンキャリヤとの間で
切り換えることにより、駆動力の回転方向を車両の前進
走行と後進走行に応じて切り換え、無段変速部7,9に
伝達する。
と出力ディスク15、摩擦ローラ17、入力軸19と出
力軸21(出力側伝達部材)などから構成されており、
無段変速部9は、一対の入力ディスク23と出力ディス
ク25、摩擦ローラ27、無段変速部7と共用の入力軸
19と出力軸21などから構成されている。
されており、出力軸21は入力軸19の外周に相対回転
自在に配置されている。
力ディスク23と出力ディスク25は、それぞれの摩擦
面のプロフィールが対向して円を形成するように、互い
に向き合って配置されている。また、各入力ディスク1
3,23は各出力ディスク15,25の軸方向外側で入
力軸19に固定されており、各出力ディスク15,25
は互いに背中合わせに出力軸21に固定されている。
13と出力ディスク15の各摩擦面と、入力ディスク2
3と出力ディスク25の各摩擦面にそれぞれ押圧されて
おり、前後切換機構から入力軸19に伝達された駆動力
は、各摩擦面で発生する摩擦力によって入力ディスク1
3,23から各摩擦ローラ17,27を介して出力ディ
スク15,25に伝達され出力軸21を回転させる。
を各ディスクの回転軸から僅かに偏芯させると、ディス
クの回転力によって摩擦ローラ17,27の接触点を外
側に押し出す力が生じる。各ディスクは高速で回転し大
きな押し出し力が得られるから、摩擦ローラ17,27
の傾斜角は極めて速いレスポンスで変化する。
各ディスクとの接触円径が変わり、例えば、入力ディス
ク13,23との接触円径が大きくなり出力ディスク1
5,25との接触円径が小さくなる方向に摩擦ローラ1
7,27を傾斜させれば出力軸21の回転は増速され、
これと反対方向に傾斜させれば減速される。
3が入力軸19上で互いに向き合って固定されており、
出力ディスク15,25が出力軸21上で互いに向き合
って固定されているから、摩擦ローラ17,27に押圧
されて各ディスクに生じるスラスト力は、それぞれ入力
軸19と出力軸21の内部で相殺され、外部には影響を
与えない。
9(ギヤ伝動機構:動力伝動機構:回転方向変換機
構)、中空の副軸31などから構成されており、副軸3
1は、入力軸19及び出力軸21(図2の中心軸12)
と平行に配置されている。
動ギヤ33(入力軸と同軸のトルク伝達部材)、一対の
アイドルギヤ35,37、副軸31に固定された被駆動
ギヤ39(副軸と同軸のトルク伝達部材)から構成され
ている。
に示す中心軸38,40上に配置されており、被駆動ギ
ヤ39は副軸31の外周に形成されている。
連結しており、無段変速部7,9から出力軸21に取り
出された駆動力は、ギヤ組29を介して副軸31を正転
方向に回転させる。
は、Hi−Lo切換機構41(切り換え操作可能な複数
段のギヤ組:変速機構)、ベベルギヤ式のセンターデフ
43(差動機構)、動力取り出し軸45、チェーン伝動
機構47(動力伝動機構)などから構成されている。
とセンターデフ43はそれぞれ副軸31と同軸に配置さ
れている。
ギヤ組49、シフトフォーク50、Hi−Loスリーブ
51、シンクロ機構、アクチュエータ48などから構成
されている。
ギヤ53、プラネタリーギヤ55を支承するシャフト5
6を前後から支持するキャリヤ57,58、サンギヤ5
9などから構成されている。インターナルギヤ53はケ
ーシング61側に固定されており、サンギヤ59は副軸
31の外周にスプライン連結されている。また、キャリ
ヤ57,58は回転自在な状態にされており、キャリヤ
57と副軸31との間には、キャリヤ57を支承するニ
ードルベアリング60と、Hi−Lo切り換え持のスラ
スト力を受けるスラストベアリング62が配置されてい
る。
48としての電動ステッピングモータによりシフトロッ
ド52、シフトフォーク50を介して前後に移動操作さ
れ、センターデフ43のデフケース63に形成されたギ
ヤ65と噛み合った状態で、サンギヤ59の噛み合い歯
66とだけ噛み合うHiポジションと、キャリヤ58の
噛み合い歯68とだけ噛み合うLoポジションを選択す
る。
め下方に同軸方向に配置される。
に、噛み合う部材同士を同期回転させる。
回転(原動機701の駆動力)は、プラネタリーギヤ組
49をバイパスし、等速(高速)でデフケース63(セ
ンターデフ43)に伝達される。また、Loポジション
が選択されると、副軸31の回転は、プラネタリーギヤ
組49で減速されてデフケース63に伝達される。
ニオンシャフト67、ピニオンギヤ69、前後のサイド
ギヤ71,73などから構成されている。
固定され、ピニオンギヤ69はピニオンシャフト67上
に支承されている。また、サイドギヤ71,73はそれ
ぞれピニオンギヤ69と噛み合っている。
連結されている。連結軸74は副軸31を貫通し、ケー
シング61から前方に突き出しており、その前端にはフ
ランジ75(前輪側の出力軸)がスプライン連結され、
ナット72で固定されている。このフランジ75はプロ
ペラシャフト703を介して前輪711,713側に連
結されている。
イル漏れを防止するシール76が配置されている。ま
た、副軸31はニードルベアリング78,80によって
連結軸74の外周に支承されている。
おり、この中空軸77はチェーン伝動機構47の駆動側
スプロケット79にスプライン連結されている。また、
中空軸77はニードルベアリング82,82によって連
結軸74の外周に支承されている。
機構41、センターデフ43、駆動側スプロケット79
は連結軸74上に配置されており、これらは副軸31と
ケーシング61との間に配置されたボールベアリング8
4と、駆動側スプロケット79とケーシング61との間
に配置されたボールベアリング86によってケーシング
61に支承されている。
プロケット79(後輪側の出力軸)、被駆動側スプロケ
ット81、これらを連結するサイレントチェーン83か
ら構成されている。
速機3と同軸に配置され、その前端側には被駆動側スプ
ロケット81が形成されている。動力取り出し軸45は
ケーシング61から後方に突き出しており、その後端に
はフランジ85がスプライン連結されている。このフラ
ンジ85はプロペラシャフト715を介して後輪72
3,725側に連結されている。
リング88,90によってケーシング61に支承されて
おり、動力取り出し軸45とケーシング61との間には
オイル漏れを防止するシール92が配置されている。
の駆動力は、ピニオンシャフト67からピニオンギヤ6
9に伝達されてサイドギヤ71,73に配分され、上記
の動力系を介して前輪側と後輪側に伝達される。
が生じると、ピニオンギヤ69が自転し、駆動力は前輪
と後輪に差動配分される。
ドギヤ73を異なった歯数にすれば、前後輪に伝達され
る駆動力の配分比を変えることができる。
19を回転させる原動機の駆動力は、入力ディスク1
3,23と摩擦ローラ17,27と出力ディスク15,
25との間で逆転し、ギヤ組29のギヤ33,35で正
転になり、ギヤ35,37で逆転し、ギヤ37とギヤ3
9(副軸31)の間で再び正転になり、動力分配装置5
から正転方向で前後輪に伝達される。
転方向に回転させるための回転方向変換機構である。
が構成されている。
ダル式無段変速機3の副軸に相当する副軸31と動力分
配装置5を同軸配置し、これらを連結したことにより、
既存のトロイダル式無段変速機3を利用して4輪駆動車
用の動力伝達装置1を成立させている。
るから、その軸方向寸法を変更する必要もなくなると共
に、周辺に配置される部材のレイアウトや動力伝達装置
1のケーシング61などの変更も不要である。
段変速機3に対して、動力分配装置5の大部分が軸方向
にラップ配置されるから、その重なり寸法だけ軸方向に
コンパクトになると共に、重量化が防止され、車載性が
大きく向上する。
置してこれらを連結する本発明の構成によれば、動力分
配装置5と副軸31との連結に、従来例のギヤ組103
1と出力軸1035、あるいは、アイドルギヤやトルク
調整ギヤを介在させる必要がない。
5、アイドルギヤ、トルク調整ギヤを取り外しただけ、
部品点数が低減され、小型、軽量、低コストに構成され
る。
て、ケーシング61との干渉が起こりにくくなると共
に、ケーシング61は、上記のように改造が不要または
抑制去れ、互換性が保たれるから、実施コストがさらに
低減される。
の小型軽量化に応じて小型化が可能になるから、肉薄に
し、軽量にしながら、剛性を向上させることができる。
上の、例えば、副軸の寸法変更やケーシング61の改造
のような変更や改造が不要または抑制されるから、本発
明によれば、従来の部材やレイアウトを変更せずに、極
めて低コストに動力伝達装置1を成立させることができ
る。
配装置5がギヤ組29によって連結され、動力分配装置
5と動力取り出し軸45がチェーン伝動機構47によっ
て連結される動力伝達装置1では、トロイダル式無段変
速機3の入力軸19と副軸31との軸間距離、副軸31
の地上高などを任意に設定することができるから、レイ
アウトの自由度が大きく向上し、異なった車種に広く適
用することが可能になる。
出し軸45とケーシング61との干渉を防止することが
できる。
動ギヤ39との間にアイドルギヤ35,37を配置する
ことにより、駆動力の回転を所望の方向に設定すること
が可能であり、レイアウトの自由度がさらに向上する。
ギヤのような中間部材が不要であるから、部品点数、重
量、コストなどが低減される。
空軸77(センターデフ43)と動力取り出し軸45の
軸間距離を自由に調整することが可能であり、レイアウ
トの自由度がさらに向上する。
を必要な回数だけ反転させて副軸31を正転させている
から、中空軸77と動力取り出し軸45の間では回転方
向を反転させないチェーン伝動機構47を用ることが可
能になっている。
は、ギヤ組29とチェーン伝動機構47によって回転方
向が設定されている。
1はギヤ組29(ギヤ伝動機構)でなく、チェーン伝動
機構で構成してもよい。
を用いたことによって、原動機の駆動力が常時前輪と後
輪に送られるフルタイムの4輪駆動車を成立させてい
る。
配置したHi−Lo切換機構41が副変速機になり、ト
ロイダル式無段変速機3とHi−Lo切換機構41とを
併用することによって全体の変速域が拡大されるから、
車両の走行性、動力性能などが大きく向上する。
のギヤ1037のスペースに配置できるから、既存のス
ペースを有効に利用することによって、ギヤ組用の配置
スペースを新しく設ける必要がなくなり、従来のレイア
ウトのままで、低コストに副変速機付の動力伝達装置1
が成立している。
した構成では、連結軸74と出力軸であるフランジ75
が副軸31によって支承されるから、連結軸74の軸受
け構造がそれだけ簡単になり、コストが低減される。
ィスク13,23から反転して出力ディスク15,25
に伝達される駆動力は、上記のように、回転方向変換機
構であるギヤ組29で正転方向に変換されて動力分配装
置5に伝達される。
は、他軸との間に跨って部材を配置せずに、入力軸19
上だけで完結しており、動力分配装置5も、同様に、副
軸31と同軸上で完結するから、動力伝達装置1は極め
て軽量、コンパクトに構成され、車載性が高い。
の出力ディスク15,25を背中合わせに配置したダブ
ルキャビティ方式であり、出力ディスク15,25から
駆動力を取り出すために、従来例では副軸1033が必
要である。
スミッション装置の副軸に動力分配装置を組み込んで、
小型、軽量、低コストに4輪駆動車用の動力伝達装置を
成立させる本発明は、このようなトロイダル式無段変速
機3を用いた構成にも極めて適している。
軽量に構成されながら、トロイダル式無段変速機3を用
いたことによって、変速時にトルクの途切れが発生せ
ず、変速ショックのない滑らかな走行が可能であり、ア
クセル操作に対するリニアな変速レスポンスが得られ、
原動機効率が最も高い条件下で走行できることによって
燃費が大きく向上するなど、トロイダル式無段変速機3
による多くの利点を享受できる。
り出し軸45を連結した動力分配装置5では、動力取り
出し軸45の長さを変えることによって後輪側トルク取
り出し部を軸方向の任意の位置に設けることができるか
ら、後輪側のプロペラシャフト715や周辺部材との干
渉が防止される。
する必要がなくなり、このような変更に伴う軸方向及び
径方向の大型化が避けられるから、動力伝達装置1はコ
ンパクトに保たれ、車載性が高く保たれる。
に容易になると共に、ケーシング61の形状と寸法だけ
でなく、周辺部材や車体側のレイアウトと設計上の自由
度が大きく向上するから、様々な周辺条件に柔軟に対応
することが可能になり、異なった車種に広く適用するこ
とができる。
動力伝達装置101(本発明の第2実施形態)の説明を
する。
3,4,7,8,14,15,16,17の特徴を備え
ている。図4は動力伝達装置101を示しており、その
左方は図10の車両の前方(原動機701側)に相当す
る。また、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
ルキャビティ方式のトロイダル式無段変速機103に動
力分配装置105を組み付けて構成されている。以下、
第1実施形態の動力伝達装置1と同機能の部材等には同
一の符号を与えて引用し、重複説明は省く。
コンバータ、前後切換機構、無段変速部7,9、出力部
107などから構成されている。
機構:動力伝動機構:回転方向変換機構)、中空のデフ
ケース111(副軸)などから構成されており、デフケ
ース111は、トロイダル式無段変速機103の入力軸
19及び出力軸21と平行に配置されている。
113と被駆動ギヤ115によって構成されている。駆
動ギヤ113(入力軸と同軸のトルク伝達部材)は出力
軸21に固定されており、被駆動ギヤ115(副軸と同
軸のトルク伝達部材)はデフケース111に固定され、
出力軸21とデフケース111とを連結している。
された駆動力は、ギヤ組109によって正転方向に変換
され、デフケース111を回転させる。
ベルギヤ式のセンターデフ117(差動機構)、ギヤ組
119(ギヤ伝動機構)、動力取り出し軸121などか
ら構成されている。
1、ピニオンシャフト67、ピニオンギヤ69、前後の
サイドギヤ71,73などから構成されており、ピニオ
ンシャフト67はデフケース111に固定されている。
ており、連結軸123の前端にはフランジ75が連結さ
れている。また、サイドギヤ73は連結軸125に連結
されている。
た駆動ギヤ127(後輪側の出力軸)、アイドルギヤ1
29、動力取り出し軸121に連結された被駆動ギヤ1
31から構成されており、センターデフ117のサイド
ギヤ73と動力取り出し軸121とを連結している。
変速機103と同軸に配置され、後方に向けて配置され
ている。動力取り出し軸121の後端にはフランジ85
が連結されている。
結軸123、フランジ75、プロペラシャフト703を
介して前輪711,713側に連結されている。また、
後輪側のサイドギヤ73は連結軸125、ギヤ組11
9、動力取り出し軸121フランジ85、プロペラシャ
フト715を介して後輪723,725側に連結されて
いる。
1の駆動力は、ピニオンシャフト67からピニオンギヤ
69に伝達されてサイドギヤ71,73に配分され、上
記の動力系を介して前輪側と後輪側に伝達される。
が生じると、ピニオンギヤ69が自転し、駆動力は前輪
と後輪に差動配分される。
動力は、トロイダル式無段変速機103の入力ディスク
13,23と摩擦ローラ17,27と出力ディスク1
5,25との間で逆転し、ギヤ組109のギヤ113,
115で正転方向に変換され、センターデフ117に伝
達される。
フ117(デフケース111)を正転方向に回転させる
ための回転方向変換機構である。
01が構成されている。
9が直接噛み合った駆動ギヤ113と被駆動ギヤ115
によって構成されており、アイドルギヤを用いないか
ら、トロイダル式無段変速機103と動力分配装置10
5の軸間距離がそれだけ短くなり、動力伝達装置101
がコンパクトであり、車載性が向上している。
ヤ69,71,73が副軸であるデフケース111の内
側に配置されているから、これらの支承部の構造が簡単
になり、それだけコストが低減される。
力伝動機構にチェーン伝動機構を用いないことと、トロ
イダル式無段変速機103とセンターデフ117との間
にHi−Lo切換機構41を配置していないことを除い
て、動力伝達装置1と同等の効果を得ることができる。
19からアイドルギヤ129と被駆動ギヤ131を取り
除いて、駆動ギヤ127を直接プロペラシャフト715
に連結してもよい。
動力伝達装置201(本発明の第3実施形態)の説明を
する。
6,7,8,14,15,16,17の特徴を備えてい
る。図5は動力伝達装置201を示しており、その左方
は図10の車両の前方(原動機701側)に相当する。
また、符号を与えていない部材等は図示されていない。
2実施形態の動力伝達装置101において動力伝動機構
の構成を変えた変形例であり、以下、相違点を説明す
る。
速機203に動力分配装置105を組み付けて構成され
ている。
コンバータ、前後切換機構、無段変速部7,9、出力部
205などから構成されている。
(動力伝動機構:回転方向変換機構)、センターデフ1
17のデフケース111などから構成されている。
固定された駆動側のスプロケット209(入力軸と同軸
のトルク伝達部材)と、デフケース111に連結された
被駆動側のスプロケット211(副軸と同軸のトルク伝
達部材)と、これらを連結するチェーン213から構成
されている。
21に出力された原動機701の駆動力は、チェーン伝
動機構207を介して正転でデフケース111を回転さ
せ、センターデフ117から前後輪の動力系を介して前
輪側と後輪側に伝達される。
01が構成されている。
式無段変速機203と動力分配装置105とをチェーン
伝動機構207によって連結しているから、チェーン2
13の長さを変えることによって、トロイダル式無段変
速機203と動力分配装置105の軸間距離を自由に調
整することが可能であり、レイアウトの自由度が極めて
大きい。
要であるから、それだけ部品点数とコストが低減され
る。
ロイダル式無段変速機203と動力分配装置105とを
連結する動力伝動機構にチェーン伝動機構207を用い
たことを除いて、動力伝達装置101と同等の効果を得
ることができる。
組119からアイドルギヤ129と被駆動ギヤ131を
取り除いて、駆動ギヤ127をプロペラシャフト715
に連結してもよい。
動力伝達装置301(本発明の第4実施形態)の説明を
する。
3,4,7,9,10,14,15,16,17の特徴
を備えている。図6は動力伝達装置301を示してお
り、その左方は図10の車両の前方(原動機701側)
に相当する。また、符号を与えていない部材等は図示さ
れていない。
2実施形態の動力伝達装置101において動力分配装置
の構成を変えた変形例であり、以下、相違点を説明す
る。
速機303に動力分配装置305を組み付けて構成され
ている。
コンバータ、前後切換機構、無段変速部7,9、出力部
307などから構成されている。
機構:動力伝動機構:回転方向変換機構)、回転差感応
型カップリング311のハウジング313(副軸)から
構成されている。
315と被駆動ギヤ317から構成されている。駆動ギ
ヤ315は出力軸21に連結されており、被駆動ギヤ3
17はハウジング313に連結されている。
21に出力された原動機701の駆動力は、ギヤ組30
9によって正転方向に変換されハウジング313を回転
させる。
プリング311、ギヤ組119、動力取り出し軸121
などから構成されている。
3、ハウジング313の内部に配置されたハブ319、
ハウジング313に連結された多数のアウタープレート
321、ハブ319に連結された多数のインナープレー
ト323、ハウジング313に封入された粘性流体など
から構成されている。
り、フランジ75を介して前輪側に連結されている。ま
た、ハウジング313は連結軸125に連結されてお
り、ギヤ組119、動力取り出し軸121、フランジ8
5を介して後輪側に連結されている。
介して直結されており、カップリング311をバイパス
して駆動力が送られる。また、前輪側にはカップリング
311を介して駆動力が送られる。
(アウタープレート321)とハブ319(インナープ
レート323)の間に相対回転(回転差)が生じると、
粘性流体の剪断抵抗によって一方から他方に駆動力が伝
達され、伝達される駆動力は相対回転速度が上昇する程
大きくなる。
速時などに後輪が空転すると、前輪側との間に生じる回
転差によってカップリング311が作動し、前輪側に駆
動力が送られる。この駆動力は後輪の空転速度が上昇す
る程大きくなり、悪路走行性、発進性、加速性が大きく
向上する。
01が構成されている。
小型で軽量な回転差感応型カップリング311を用いた
ことによって、大型化と重量化とが防止され、車載性が
向上している。
は、トルク制御型のカップリングと異なって、油圧アク
チュエータ、電磁石や電動モータを用いたアクチュエー
タなどを用いないから、動力伝達装置301はさらに軽
量コンパクトである。
よって、上記のように車輪が空転し易い条件でも、車両
の走行性、発進性などが大きく向上する。
副軸であるハウジング313の内側に配置されているか
ら、その支承部の構造が簡単になり、それだけコストが
低減される。
ンターデフ117の代わりに回転差感応型カップリング
311を用いたことを除いて、動力伝達装置101と同
等の効果を得ることができる。
組119からアイドルギヤ129と被駆動ギヤ131を
取り除いて、駆動ギヤ127をプロペラシャフト715
に連結してもよい。
粘性流体の剪断抵抗によって回転差に応じた駆動力を伝
達するカップリング311のようなもの以外に、例え
ば、差動回転でポンプを駆動させて摩擦クラッチを押圧
しこのポンプ仕事と摩擦クラッチの摩擦抵抗とによって
駆動力を伝達するもの、フライウェートに掛かる遠心力
によって摩擦クラッチを押圧し駆動力を伝達するものな
どがあり、これらはいずれも本発明に用いることができ
る。
動力伝達装置401(本発明の第5実施形態)の説明を
する。
3,4,7,8,14,15,16,17の特徴を備え
ている。図7は動力伝達装置401を示しており、その
左方は図10の車両の前方(原動機701側)に相当す
る。また、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
ルキャビティ方式のトロイダル式無段変速機403に動
力分配装置405を組み付けて構成されている。以下、
第2実施形態の動力伝達装置101と同機能の部材等に
は同一の符号を与えて引用し、重複説明は省く。
コンバータ、前後切換機構、無段変速部7,9、出力部
407などから構成されている。
機構:動力伝動機構:回転方向変換機構)、センターデ
フ411の中空のデフケース413(副軸)などから構
成されており、デフケース413は、トロイダル式無段
変速機403の入力軸19及び出力軸21と平行に配置
されている。
415(入力軸と同軸のトルク伝達部材:出力側の伝達
部材)と被駆動ギヤ417(副軸と同軸のトルク伝達部
材)によって構成されている。
いる。また、被駆動ギヤ417は、連結軸419とピニ
オンシャフト421とを介してデフケース413に連結
されており、出力軸21とデフケース413とを連結し
ている。
21に出力された原動機701の駆動力は、ギヤ組40
9によって正転方向に変換され、デフケース413に伝
達される。
ベルギヤ式のセンターデフ411(差動機構)、ギヤ組
423,425(ギヤ伝動機構)、動力取り出し軸42
7,429などから構成されている。
3、ピニオンシャフト421、ピニオンギヤ431、前
後のサイドギヤ433,435などから構成されてい
る。ピニオンギヤ431はピニオンシャフト421上に
支承されており、各サイドギヤ433,435はピニオ
ンギヤ431と噛み合っている。
37が配置されており、前輪側のサイドギヤ433はこ
の回転ケース437に連結されている。なお、サイドギ
ヤ433は中空であり、連結軸419はサイドギヤ43
3を貫通している。また、サイドギヤ435は連結軸4
39に連結されている。
ヤ441と被駆動ギヤ組443から構成されており、駆
動ギヤ441は回転ケース437に固定され、被駆動ギ
ヤ443は動力取り出し軸427に連結されている。動
力取り出し軸427は前方に向けて配置されており、そ
の前端にはフランジ75が連結されている。
ヤ組423、動力取り出し軸427、フランジ75を介
して前輪側に連結されている。
ルギヤ447,449、被駆動ギヤ451から構成され
ている。駆動ギヤ445は連結軸439を介して後輪側
のサイドギヤ435に連結されており、被駆動ギヤ45
1はトロイダル式無段変速機403と同軸に配置された
動力取り出し軸429に連結されている。動力取り出し
軸429は後方に向けて配置されており、その後端には
フランジ85が連結されている。
425、動力取り出し軸429、フランジ85を介して
後輪側に連結されている。
1の駆動力は、ピニオンギヤ431からサイドギヤ43
3,435に配分され、上記の動力系を介して前輪側と
後輪側に伝達される。
が生じると、ピニオンギヤ431が自転し、駆動力は前
輪と後輪に差動配分される。
出力軸21に出力された駆動力は、ギヤ組409で逆転
してセンターデフ411に伝達され、センターデフ41
1の回転はギヤ組423,425でさらに逆転してそれ
ぞれ前輪側と後輪側に伝達される。
ンターデフ411(デフケース413)を所定の方向に
回転させるための回転方向変換機構である。
01が構成されている。
置405の前輪側と後輪側にそれぞれ動力取り出し軸4
27,429が連結されており、これらの長さを変える
ことによってトルクの取り出し部を軸方向の任意の位置
に設けることができる。
29は、上記のように、動力分配装置405の軸方向両
側(前方と後方)に振り分けて配置することも、あるい
は、軸方向の何れか一側(前方または後方)に向けて配
置することもできる。
は、径方向の同位置(つまり、軸方向に)配置すること
も、あるいは、径方向の異なった位置に設けることもで
きる。
29は、軸方向位置及び径方向位置を自由に選べるか
ら、トルク取り出し部同士の干渉や、トルク取り出し部
とケーシング及び周辺部材との干渉を避けることが容易
になり、動力伝達装置401は、成立がさらに容易にな
ると共に、軸方向及び径方向に小型化し易くなり、車載
性が高く保たれる。
グの形状と寸法だけでなく、周辺部材や車体側のレイア
ウトと設計上の自由度が大きく向上するから、様々な周
辺条件に柔軟に対応することが可能になり、異なった車
種に広く適用できる。
ヤ431,433,435が副軸であるデフケース41
3の内側に配置されているから、これらの支承部の構造
が簡単になり、それだけコストが低減される。
力伝達装置101特有の効果を除いて、動力伝達装置1
01と同等の効果を得ることができる。
25からアイドルギヤ447,449を取り除いてもよ
い。
動力伝達装置501(本発明の第6実施形態)の説明を
する。
3,4,7,9,11,14,15,16,17の特徴
を備えている。図8は動力伝達装置501を示してお
り、その左方は図10の車両の前方(原動機701側)
に相当する。
ルキャビティ方式のトロイダル式無段変速機503に動
力分配装置505を組み付けて構成されている。以下、
第2実施形態の動力伝達装置101と同機能の部材等に
は同一の符号を与えて引用し、重複説明は省く。
コンバータ、前後切換機構、無段変速部7,9、出力部
507などから構成されている。
機構:動力伝動機構:回転方向変換機構)、中空の副軸
511などから構成されており、副軸511は、トロイ
ダル式無段変速機503の入力軸19及び出力軸21と
平行に配置されている。
513(入力軸と同軸のトルク伝達部材:出力側の伝達
部材)と被駆動ギヤ515(副軸と同軸のトルク伝達部
材)によって構成されている。駆動ギヤ513は出力軸
21に固定され、被駆動ギヤ515は副軸511に連結
されている。
21に出力された原動機701の駆動力は、ギヤ組50
9によって正転方向に変換され副軸511を回転させ
る。
ルク制御式のカップリング517、ギヤ組519(ギヤ
伝動機構)、動力取り出し軸521などから構成されて
いる。
511と同軸に配置されており、メインクラッチ52
3、パイロットクラッチ、カム機構、電磁石525など
から構成されている。
527は、副軸511に連結されたクラッチハウジング
529に係合し、インナープレート531は連結軸53
3に連結されたクラッチハブ535に係合している。
されるアーマチャによって押圧され、パイロットクラッ
チが締結されるとクラッチハウジング529とクラッチ
ハブ535の間のトルクがカム機構に掛かり、発生した
カムスラスト力によってメインクラッチ523が押圧さ
れ、トルク制御式カップリング517が連結される。
75を介して前輪側に連結されている。
ルギヤ539、被駆動ギヤ541から構成されている。
駆動ギヤ537は副軸511に連結されており、被駆動
ギヤ541はトロイダル式無段変速機503と同軸に配
置された動力取り出し軸521に連結されている。
されており、その後端に連結されたフランジ85を介し
て後輪側に連結されている。
529を介して直結されており、カップリング517を
バイパスして駆動力が送られる。また、前輪側にはカッ
プリング517を介して駆動力が送られる。
ク制御式カップリング517を介して前輪側に駆動力が
送られ、車両は4輪駆動状態になる。
前後輪間の差動回転が防止され、悪路走破性、発進性、
加速性、車体の安定性、直進性などが向上する。
するとパイロットクラッチの滑りが変化し、カム機構に
掛かる伝達トルクが変化してカムスラスト力が変わり、
メインクラッチ523(カップリング517)の連結力
が調整される。
応じて、このようにメインクラッチ523の連結力を調
整すると、前輪側に送られる駆動力の大きさが変化し、
前後輪間の駆動力配分比を最適値に制御し、動力性能、
悪路走破性、直進性、悪路での旋回性などを大きく向上
させることができる。
イロットクラッチが開放され、カム機構のカムスラスト
力が消失してカップリング517の連結が解除され、前
輪側が切り離されて車両は2輪駆動状態になり、旋回
性、回頭性、原動機701の燃費などが向上する。
3の連結力がカム機構によって増幅されるから、小型軽
量のカップリング517を用いても大きなクラッチ容量
が得られ、動力伝達装置501を小型軽量に構成しなが
ら、前輪に充分な駆動力を伝達して車両の動力性能を大
きく向上させることができる。
装置501の車載性がさらに向上する。
01が構成されている。
ップリング517を用いたことによってコンパクトに構
成され、車載性が向上する。
制御型カップリングを用いたから、上記のように、様々
な条件の変化に応じて前後輪間の駆動力配分比を4輪駆
動状態と2輪駆動状態の間で自由に調整することが可能
になり、悪路走破性、発進性、加速性などを充分に向上
させることができる。
れた連結軸533を副軸である中空の副軸511の内側
に配置したから、連結軸533の軸受け構造が簡単にな
り、それだけコストが低減される。
力伝達装置101特有の効果を除いて、動力伝達装置1
01と同等の効果を得ることができる。
アクチュエータのような流体圧アクチュエータで摩擦ク
ラッチを締結するように構成してもよい。
動力伝達装置601(本発明の第7実施形態)の説明を
する。
3,4,7,9,12,14,15,16,17の特徴
を備えている。図9は動力伝達装置601を示してお
り、その左方は図10の車両の前方(原動機701側)
に相当する。
6実施形態の動力伝達装置501において動力分配装置
の構成を変えた変形例であり、以下、相違点を説明す
る。
速機503に動力分配装置603を組み付けて構成され
ている。
り換え式のカップリング605、ギヤ組519(ギヤ伝
動機構)、動力取り出し軸521などから構成されてい
る。
11と同軸に配置されており、副軸511に連結された
ギヤ607、連結軸533に連結されたギヤ609、2
−4スリーブ611などから構成されている。
9と係脱可能であり、これらを連結する4WD位置と、
これらの連結を解除する2WD位置とに移動操作され
る。
り、カップリング605をバイパスして駆動力が送られ
る。また、前輪側にはカップリング605を介して駆動
力が送られる。
し、切り換え式カップリング605を連結すると、前輪
側にも駆動力が送られて車両は4輪駆動状態になる。
前後輪間の差動回転が防止され、悪路走破性、発進性、
加速性、車体の安定性、直進性などが向上する。
に移動し、切り換え式カップリング605の連結を解除
すると、前輪側が切り離されて車両は2輪駆動状態にな
り、旋回性、回頭性、原動機701の燃費などが向上す
る。
5によってオンデマンドで4輪駆動状態と2輪駆動状態
とを選択できる。
切り換え式カップリング605は、小型軽量で大きなト
ルク容量が得られるから、動力伝達装置601は軽量コ
ンパクトに構成されながら、充分な駆動力を前輪に伝達
し、車両の動力性能を大きく向上させることができる。
01が構成されている。
噛み合い式のカップリング605を用いたことにより、
軽量、コンパクトになり、車載性が向上する。
よって、車両の動力性能が大きく向上すると共に、オン
デマンドで2輪走行−4輪走行を切り換えることができ
るから、パートタイム4輪駆動車に準じた走行が可能で
ある。
力伝達装置501特有の効果を除いて、動力伝達装置5
01と同等の効果を得ることができる。
置を車両に縦置き配置した例であるが、本発明の動力伝
達装置は配置方向に拘束されず、従って、横置きに配置
してもよい。
ルギヤ式の差動機構に限らず、例えば、プラネタリーギ
ヤ式の差動機構、デフケースの収容孔に摺動自在に収容
されたピニオンギヤで出力側のサイドギヤを連結した差
動機構、ウォームギヤを用いた差動機構などのいずれを
用いてもよい。
ば、一対の摩擦クラッチで構成したものでもよい。
る摩擦クラッチは、多板クラッチ、単板クラッチ、コー
ンクラッチなどのいずれでもよく、これらは湿式と乾式
のどちらでもよい。
施形態のような流体の剪断抵抗を用いたものに限らず、
例えば、前後輪間の差動回転でポンプを駆動させて摩擦
クラッチを押圧し、このポンプ仕事と摩擦クラッチの摩
擦抵抗とによって駆動力を伝達するもの、あるいは、フ
ライウェートに掛かる遠心力によって摩擦クラッチを押
圧し駆動力を伝達するものなどがあり、いずれも本発明
に用いることができる。
変速機構に限らず、どのような形式の副軸式トランスミ
ッション装置にでも動力分配装置を一体的に組み付ける
ことが可能であり、各実施形態と同様な効果を得ること
ができる。
ンスミッション装置の副軸と動力分配装置とを同軸に配
置しこれらを連結したことにより、既存の2輪駆動車用
動力伝達装置を利用して4輪駆動車用の動力伝達装置を
成立させている。
置から不要になった部材を取り外すことによって、部品
点数が低減され、小型、軽量、低コストに構成される。
ン装置と動力分配装置の一部または全体が軸方向にラッ
プ配置されるから、その重なり寸法だけ軸方向にコンパ
クトになり、重量化が防止され、車載性が大きく向上す
る。
て、ケーシングとの干渉が起こりにくくなり、ケーシン
グは、改造が不要または抑制され、互換性が保たれ、実
施コストがさらに低減されると共に、動力伝達装置の小
型軽量化に応じて小型化が可能になり、肉薄で軽量にし
ながら、剛性を向上させることができる。
の寸法変更やケーシングの改造などが不要であるから、
従来の部材やレイアウトを変更せずに、極めて低コスト
に4輪駆動車用の動力伝達装置を成立させることができ
る。
成と同等の効果を得ることができる。
副軸との軸間距離、副軸の地上高などを、動力伝動機構
によって任意に設定することが可能であり、レイアウト
の自由度が向上し、異なった車種に広く適用することが
できる。
装置の各出力軸とケーシングとの干渉を防止することが
できる。
成と同等の効果を得ることができる。
ヤ伝動機構によって任意に設定することが可能であり、
レイアウトの自由度がさらに向上する。
成と同等の効果を得ることができる。
合わせることにより、トランスミッション装置と動力分
配装置の軸間距離が短くなって、動力伝達装置がさらに
コンパクトになり、車載性が向上する。
成と同等の効果を得ることができる。
よって任意に設定することが可能であり、レイアウトの
自由度がさらに向上する。
成と同等の効果を得ることができる。
装置の軸間距離を、チェーンの長さを変えることによっ
て自由に調整することが可能であり、レイアウトの自由
度がさらに向上する。
要であり、部品点数、重量、コストなどが低減される。
の構成と同等の効果を得ることができる。
向を、ギヤ伝動機構やチェーン伝動機構によって所望の
方向に設定できる。
の構成と同等の効果を得ることができる。
駆動力が送られ、フルタイムの4輪駆動車が成立する。
の構成と同等の効果を得ることができる。
ことによって軽量コンパクトになり、車載性が向上す
る。
構成と同等の効果を得ることができる。
て、車両の悪路走破性、発進性、加速性が大きく向上す
る。
型カップリングを用いたことにより、動力伝達装置がさ
らに軽量コンパクトになる。
構成と同等の効果を得ることができる。
て、悪路走破性、発進性、加速性などを充分に向上させ
ることができる。
構成と同等の効果を得ることができる。
パートタイム4輪駆動車に準じた走行ができる。
ことができる切り換え式カップリングを用いたことによ
り、動力伝達装置が軽量コンパクトに構成されると共
に、車両の動力性能を大きく向上させることができる。
12の構成と同等の効果を得ることができる。
アウトのままで、低コストに副変速機付の動力伝達装置
が成立する。
機との組み合わせでは、トロイダル式無段変速機の多く
の利点を広い変速域で享受できる。
13の構成と同等の効果を得ることができる。
受け構造が簡単になり、コストが低減される。
14の構成と同等の効果を得ることができる。
たことにより、軸受け構造が簡単になり、コストが低減
される。
15の構成と同等の効果を得ることができる。
材と副軸との間に配置した回転方向変換機構によって、
トランスミッション装置が入力軸上だけで完結し、動力
分配装置も副軸と同軸上で完結するから、動力伝達装置
は極めて軽量コンパクトに構成され、車載性が向上す
る。
ション装置の副軸に組み込むことによって、小型、軽
量、低コストに実施できる。
ル式無段変速機に極めて適しており、トロイダル式無段
変速機による多くの利点を享受できる。
16の構成と同等の効果を得ることができる。
力取り出し軸によって、前輪側や後輪側のトルク取り出
し部を軸方向任意の位置に設定できる。
方向位置を選ぶことによって周辺との干渉が防止され、
動力伝達装置がコンパクトになり、車載性が高く保たれ
る。
装置の成立が容易になると共に、ケーシング、周辺部
材、車体側のレイアウトと設計上の自由度が向上し、様
々な周辺条件に柔軟に対応することが可能になり、異な
った車種に広く適用できる。
図である。
すスケルトン機構図である。
ン装置) 5 動力分配装置 7,9 トロイダル式無段変速機の無段変速部(変速機
構) 13,23 入力ディスク 15,25 出力ディスク 17,27 摩擦ローラ 19 トロイダル式無段変速機の入力軸 21 トロイダル式無段変速機の出力軸(出力側伝達部
材) 29 ギヤ組(ギヤ伝動機構:動力伝動機構:回転方向
変換機構) 31 副軸 33 駆動ギヤ(入力軸と同軸のトルク伝達部材) 35,37 アイドルギヤ 39 被駆動ギヤ(副軸と同軸のトルク伝達部材) 41 Hi−Lo切換機構(切り換え操作可能な複数段
のギヤ組) 43 センターデフ(差動機構) 45 動力取り出し軸 47 チェーン伝動機構 75 フランジ(前輪側の出力軸) 79 スプロケット(後輪側の出力軸) 101 動力伝達装置 103 トロイダル式無段変速機(副軸式トランスミッ
ション装置) 105 動力分配装置 109 ギヤ組(ギヤ伝動機構:動力伝動機構:回転方
向変換機構) 111 デフケース(副軸) 113 駆動ギヤ(入力軸と同軸のトルク伝達部材) 117 センターデフ(差動機構) 119 ギヤ組(ギヤ伝動機構) 121 動力取り出し軸 127 駆動ギヤ(後輪側の出力軸) 201 動力伝達装置 203 トロイダル式無段変速機(副軸式トランスミッ
ション装置) 207 チェーン伝動機構(動力伝動機構:回転方向変
換機構) 209 駆動側スプロケット(入力軸と同軸のトルク伝
達部材) 211 被駆動側スプロケット(副軸と同軸のトルク伝
達部材) 213 チェーン 301 動力伝達装置 303 トロイダル式無段変速機(副軸式トランスミッ
ション装置) 305 動力分配装置 309 ギヤ組(ギヤ伝動機構:動力伝動機構:回転方
向変換機構) 311 回転差感応型カップリング 313 ハウジング(副軸) 315 駆動ギヤ(入力軸と同軸のトルク伝達部材) 317 被駆動ギヤ(副軸と同軸のトルク伝達部材) 401 動力伝達装置 403 トロイダル式無段変速機(副軸式トランスミッ
ション装置) 405 動力分配装置 409 ギヤ組(ギヤ伝動機構:動力伝動機構:回転方
向変換機構) 411 センターデフ(差動機構) 413 デフケース(副軸) 415 駆動ギヤ(入力軸と同軸のトルク伝達部材) 417 被駆動ギヤ(副軸と同軸のトルク伝達部材) 423,425 ギヤ組(ギヤ伝動機構) 427,429 動力取り出し軸 501 動力伝達装置 503 トロイダル式無段変速機(副軸式トランスミッ
ション装置) 505 動力分配装置 509 ギヤ組(ギヤ伝動機構:動力伝動機構:回転方
向変換機構) 511 副軸 513 駆動ギヤ(入力軸と同軸のトルク伝達部材) 515 被駆動ギヤ(副軸と同軸のトルク伝達部材) 517 トルク制御式カップリング 519 ギヤ組(ギヤ伝動機構) 521 動力取り出し軸 601 動力伝達装置 603 動力分配装置 605 切り換え式カップリング
Claims (17)
- 【請求項1】 入力軸から入力する原動機の駆動力を、
これと同軸配置された変速機構を介して、これらと平行
に配置された副軸側から出力するトランスミッション装
置と、この副軸と同軸に配置されると共に、副軸から入
力した回転をそれぞれの出力軸を介して前輪側と後輪側
に伝達する動力分配装置とを備えていることを特徴とす
る動力伝達装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の発明であって、入力軸
と同軸のトルク伝達部材と、副軸と同軸のトルク伝達部
材とを有する動力伝動機構を介して、副軸側に駆動力が
伝達されることを特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の発明であって、動力伝
動機構が、ギヤ伝動機構であることを特徴とする動力伝
達装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の発明であって、ギヤ伝
動機構が、入力軸と同軸の駆動ギヤと、副軸と同軸の被
駆動ギヤとを直接噛み合わせて構成されていることを特
徴とする動力伝達装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の発明であって、ギヤ伝
動機構が、入力軸と同軸の駆動ギヤと、副軸と同軸の被
駆動ギヤと、これらと噛み合ったアイドルギヤとで構成
されていることを特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項6】 請求項2に記載の発明であって、動力伝
動機構が、入力軸と同軸の駆動側スプロケットと、副軸
と同軸の被駆動側スプロケットと、これらを連結するチ
ェーンからなるチェーン伝動機構であることを特徴とす
る動力伝達装置。 - 【請求項7】 請求項2〜6の何れか一項に記載の発明
であって、動力伝動機構のトルク伝達部材と副軸の間
と、動力分配装置の各出力軸と各車輪側連結部材の間
の、一方または両方にギヤ伝動機構またはチェーン伝動
機構を配置して、各車輪に伝達される駆動力の回転方向
を所望の方向に設定したことを特徴とする動力伝達装
置。 - 【請求項8】 請求項1〜7の何れか一項に記載の発明
であって、動力分配装置が、各出力軸の間で差動回転を
許容する差動機構を有することを特徴とする動力伝達装
置。 - 【請求項9】 請求項1〜8の何れか一項に記載の発明
であって、動力分配装置が、一方の出力軸側には駆動力
を常時伝達すると共に、他方の出力軸側では、一方の出
力軸側の条件変化に応じて駆動力の大きさが制御され、
または、駆動力が断続されるカップリングを備えている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の発明であって、カッ
プリングが、一方の出力軸側車輪に伝達される駆動力の
低下に応じた駆動力を、他方の出力軸側車輪に送る回転
差感応型のカップリングであることを特徴とする動力伝
達装置。 - 【請求項11】 請求項9に記載の発明であって、カッ
プリングが、一方の出力軸側車輪に伝達される駆動力の
変化に応じて、他方の出力軸側車輪に送る駆動力の大き
さを制御できるカップリングであることを特徴とする動
力伝達装置。 - 【請求項12】 請求項9に記載の発明であって、カッ
プリングが、一方の出力軸側車輪にだけ駆動力を伝達す
る2輪駆動モードと、両方の出力軸側車輪に均等な駆動
力を送る4輪駆動モードとを切り換え可能なカップリン
グであることを特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項13】 請求項1〜12の何れか一項に記載の
発明であって、副軸側と動力分配装置とが、切り換え操
作可能な複数段のギヤ組を介して連結されていることを
特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項14】 請求項1〜13の何れか一項に記載の
発明であって、副軸が中空であり、その内側に、動力分
配装置の一方または両方の出力軸が配置されていること
を特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項15】 請求項1〜14の何れか一項に記載の
発明であって、副軸が中空であり、その内側に、動力分
配装置が配置されていることを特徴とする動力伝達装
置。 - 【請求項16】 請求項1〜15の何れか一項に記載の
発明であって、トランスミッション装置の変速機構が、
入力軸に連結された入力ディスクと、出力側の伝達部材
に連結された出力ディスクと、これらのディスクと接触
する摩擦ローラとを有し、摩擦ローラの揺動操作により
入力ディスクの回転を変速して出力ディスクに伝達する
トロイダル式無段変速機であり、前記伝達部材と副軸と
の間で駆動力を正転方向に変換する回転方向変換機構を
配置したことを特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項17】 請求項1〜16の何れか一項に記載の
発明であって、動力分配装置の出力軸の一方または両方
が、副軸と平行に配置された動力取り出し軸に連結され
ており、この動力取り出し軸を介して車輪側に駆動力を
伝達することを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286050A JP2002087092A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 動力伝達装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002087092A (ja) |
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- 2000-09-20 JP JP2000286050A patent/JP2002087092A/ja active Pending
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