JP2002085353A - 遠隔診断システム - Google Patents
遠隔診断システムInfo
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Abstract
触診しているかのような感覚で診断器具等を遠隔操作し
て診断を行えるようにする。 【構成】 この遠隔診断システムは、病院1にいる医者
11が受信画像モニタ19に表示される患者51と診断
用プローブ71との相対的な位置関係を視認しながら、
マスタ・マニピュレータ30を操作する。すると、この
操作に対応してスレーブ・マニピュレータ70が診断用
プローブ71を患者51に接触させて所望の診断情報を
得る。このときに、スレーブ・マニピュレータ70に
は、診断用プローブ71と患者51との間の接触状態に
相当する力情報を検出する力検出手段90が設けられて
いるので、この力情報に基づいた反力をマスタ・マニピ
ュレータ30に反映させる。これによって、医師が離れ
た場所であたかも患者をその場で触診しているかのよう
な感覚を医師側に伝えることができ、医師はそれに基づ
いて診断用プローブ71を遠隔操作して的確な診断を行
うことができる。
Description
が遠隔地である自宅やその近くの診療所にいる患者を診
断する遠隔診断システムに関する。
わが国の医療は今後ますます病院での診療から、在宅医
療・介護へと移り変わる。在宅医療は、病院まで移動し
なければならないという患者の負担を軽減し、その結果
病院での待ち時間を無くし、さらに病院内で他の患者の
感染症に接触する可能性も無くしてくれるという大きな
利点を有するものであり、患者側にとっては最も望まし
い医療方法である。しかしながら、専門医の数に限りが
あるため、専門医による在宅医療を受けられる患者の数
は制限される。また、離島などのような遠隔・交通不便
の地に居住する患者に関しては、医者がそこまで移動す
るということ自体困難であった。
遠隔診断システムとしては、基幹となる病院等にいる専
門医が患者側の医師と同じ診断映像、検査データ(X
線、CT、MRI画像、心電図や筋電図などの波形、超
音波画像、内視鏡、心音等)を見て、患者側の医師に適
切な診断のアドバイスを与えるといった診断支援を可能
としたものが種々提案されている。
ムは、病院側の専門医と患者側の医師とがそれぞれ同じ
診断映像や検査データを共有することによって、専門医
のアドバイスを患者側の医師が利用するというものであ
る。従って、病院側の専門医は、患者側の医師によって
取得された診断映像や検査データ(画像データや音声デ
ータ)などに基づいての判断しかできず、専門医が直接
患者を触診することなどはできなかった。特に、超音波
画像を用いた診断の場合、プローブを体表に沿って自由
に動かして任意の視野の画像を得ることができ、一つの
対象(例えば臓器など)を異なった数方向から撮ってそ
の超音波画像を重ね書きして、一方向だけからでは見え
にくい構造を見ることが可能である。ところが、専門医
自身が最も診断しやすい位置や角度から断層像を観察し
たいと思ってもその意思通りにプローブを直接操作する
ことはできなかった。
患者をその場で触診しているかのような感覚で診断器具
等を遠隔操作して診断を行うことのできる遠隔診断シス
テムを提供することを目的とする。
発明の遠隔診断システムは、第2の場所に配置され、被
験者に接触することによって前記被験者の生体情報に関
する診断情報を取得する診断手段と、前記第2の場所か
ら離間された第1の場所に配置され、前記診断手段と前
記被験者との間の相対的な位置関係を示す画像情報に基
づいた映像を表示する表示手段と、前記第1の場所に配
置され、前記表示手段を視認しながら操作する操作者に
よって操作され、この操作に対応した制御情報を出力す
る第1の操作手段と、前記第2の場所に配置され、前記
制御情報に基づいて前記診断手段を前記被験者に接触さ
せて前記診断情報を取得すると共に前記被験者と前記診
断手段との間の接触状態に相当する力情報を出力する第
2の操作手段と、前記第1の場所に配置され、前記診断
情報に基づいた画像及び音声の少なくとも一方を前記操
作者に認識可能なように再生する再生手段と、前記第1
の場所に配置され、前記力情報に基づいて前記第1の操
作手段を制御する制御手段と、前記第1の場所と前記第
2の場所との間で前記各種情報を双方向通信可能に接続
する通信手段とを含んで構成されたものである。第2の
場所にいる被験者と診断手段との相対的位置関係を示す
画像情報は通信手段を介して第1の場所の表示手段に送
信され、そこで表示される。第1の場所にいる操作者す
なわち医師は、この映像を視認しながら、第1の操作手
段を操作する。すると、この操作に対応した制御情報が
通信手段を介して第2の場所の第2の操作手段に送信さ
れる。この制御情報を受信した第2の操作手段は、超音
波診断用プローブなどの診断手段を被験者に接触させて
被験者の生体情報に関する診断情報を取得する。取得さ
れた診断情報は通信手段を介して第1の場所に送信さ
れ、そこで画像及び/又は音声として再生される。この
ときに、第2の操作手段は、診断手段と被験者との間の
接触状態を示す力情報を検出し、通信手段を介して第1
の場所の第1の操作手段に送信する。第1の操作手段
は、受信した力情報に基づいて制御され、それを反力と
して医師側に伝えることができる。従って、医師は離れ
た場所であたかも患者をその場で触診しているかのよう
な感覚を得ることができ、それに基づいて診断手段を遠
隔操作してより的確な診断を行うことができる。
ステムは、第1の場所に配置され、操作者により操作さ
れる第1の操作手段と、前記第1の場所からは離間され
ている第2の場所に配置され、前記第1の操作手段から
の制御情報により制御される第2の操作手段と、前記第
2の場所に配置され、前記第2の操作手段と関連(連
携)して第2の場所に存在する被験者からの生体情報を
入手し画像診断情報を出力する診断手段と、前記第2の
場所に配置され、前記第2の操作手段と被験者との相対
位置関係に関する情報を検出する検出手段と、前記第1
の場所に配置され、前記診断手段、検出手段からの各情
報を表示して前記第1の操作手段の制御に供する表示手
段と、前記第1の場所と第2の場所からの各種情報を双
方向通信可能に接続する通信手段とを含むものである。
第1及び第2の操作手段はそれぞれ離間した第1及び第
2の場所に配置される。第2の操作手段は、第1の操作
手段からの制御情報によって制御されるので、医師など
の操作者が第1の操作手段を操作すると、この操作に対
応した制御情報が通信手段を介して第2の場所の第2の
操作手段に送信され、その操作に対応した動きを第2の
操作手段は行う。診断手段は、この第2の操作手段と関
連(連携)して超音波診断用プローブなどを被験者に接
触させて被験者の生体情報を入手しその画像診断情報を
出力する。一方、検出手段は、第2の操作手段と被験者
との相対位置関係に関する情報として、例えば、第2の
場所にいる被験者と診断手段との相対位置関係を示す画
像情報や診断手段と被験者との間の接触状態を示す力情
報などを検出する。検出手段によって検出された情報
は、通信手段を介して第1の場所の表示手段に送信さ
れ、そこで表示され、第1の操作手段の制御に供され
る。例えば、第1の場所にいる操作者すなわち医師は、
被験者と診断手段との相対位置関係を示す画像を視認し
ながら、第1の操作手段を操作する。また、第1の操作
手段は、診断手段と被験者との間の接触状態を示す力情
報に基づいて制御され、それを反力として医師側に伝え
る。これによって医師は離れた場所であたかも患者をそ
の場で触診しているかのような感覚を得ることができ、
それに基づいて診断手段を遠隔操作してより的確な診断
を行うことができる。
ステムは、操作者によって操作され、その操作状態に対
応した制御情報を出力し、外部から入力される力情報に
基づいて制御される第1の操作手段と、診断情報に基づ
いて画像及び音声の少なくとも一方を再生する第1の再
生手段と、第1の画像及び第1の音声情報に基づいた画
像及び音声を再生する第2の再生手段と、前記操作者に
関する映像を撮影して第2の画像情報を出力する第2の
撮像手段と、前記操作者の発する音声を採取して第2の
音声情報を出力する第2のマイク手段と、前記制御情報
に基づいて制御される第2の操作手段と、前記第2の操
作手段に設けられ、被験者を診断し、その診断の結果得
られた診断情報を出力する診断手段と、前記診断手段と
前記被験者との間の接触状態を前記力情報として出力す
る力検出手段と、前記被験者と前記診断手段との相対的
な位置関係が認識可能な映像を撮影して前記第1の画像
情報を出力する第1の撮像手段と、前記第2の画像情報
及び第2の音声情報に基づいた画像及び音声を再生する
第3の再生手段と、前記第1の操作手段、前記第1の再
生手段、前記第2の再生手段、第2の撮像手段、前記第
2のマイク手段が第1の場所に、前記第2の操作手段、
前記診断手段、前記力検出手段、前記第1の撮像手段及
び第3の再生手段が第2の場所に存在する場合に前記各
情報を前記第1の場所と前記第2の場所との間で送受信
する通信手段とを含んで構成されたものである。これ
は、請求項1に記載の遠隔診断装置と基本的な構成は同
じであり、操作者(医師)側の情報(画像及び音声)を
第2の撮像手段と第2のマイク手段で取得し、それを第
3の再生手段で再生して被験者(患者)側に伝達するよ
うにした点が付加されたものである。
ステムは、請求項3において、前記第2の画像情報に基
づいた画像を再生する第3の再生手段を前記第1の場所
に有し、前記第1の画像情報及び前記診断情報に基づい
た画像を再生する第4の再生手段を前記第2の場所に有
するものである。これは、請求項2に記載の遠隔診断装
置に、さらに相手側に送信される情報を自分側でモニタ
することのできる手段を付加したものである。
ステムは、請求項1、2又は3において、前記第1の操
作手段が、少なくとも3つの4節平行リンクによって構
成され、その先端に位置するリンク部材が地面に対して
常時平行を維持するように構成された平行リンク方式多
関節ロボット手段と、前記平行リンク方式多関節ロボッ
トの先端に位置する前記リンク部材に設けられた回転姿
勢3自由度のハンド手段とを含んで構成されたものであ
る。これは、第1の操作手段を具体的に構成したもので
あり、その基本構成は4節平行リンクを3つ組み合わせ
ることによって構成された平行リンク方式多関節ロボッ
トである。通常、平行リンク方式多関節ロボットは1つ
の4節平行リンクによって構成される場合が多いが、こ
の発明では、さらに2つの4節平行リンクを付加して、
先端に位置するリンク部材が地面に対して常時平行を維
持するような構成にしてある。地面に対して常時平行と
なるリンク部材に回転姿勢3自由度のハンド手段が設け
てあるので、ハンド手段を取り付けているリンク部材の
姿勢が水平面に対して変化しないので、回転姿勢の計算
が容易となる。また、ハンド手段の停止位置に関係な
く、ハンド手段は回転姿勢3自由度の可動域を確保する
ことができる。
ステムは、請求項1、2又は3において、前記第2の操
作手段は、円弧状ガイドを備えた第1の曲率付ガイド手
段と、前記第1の曲率付ガイド手段の円弧状ガイドに沿
って移動する第1の移動手段と、前記円弧状ガイドの半
径よりも小さな半径の円弧状ガイドを備え、それぞれの
円弧状ガイドが直交するように前記第1の移動手段に取
り付けられた第2の曲率付ガイド手段と、前記第2の曲
率付ガイド手段の円弧状ガイドに沿って移動する第2の
移動手段と、前記第2の移動手段に設けられ、前記診断
手段を回転駆動する第1の駆動手段と、前記第2の移動
手段に設けられ、前記診断手段を前記円弧状ガイドの半
径方向に移動させる第2の駆動手段と、前記第1の曲率
付ガイド手段を全体的に並進位置3自動度で移動させる
第3の移動手段とを含んで構成されたものである。これ
は、第2の操作手段を具体的に構成したものであり、そ
の基本構成は第1の曲率付ガイド手段と第2の曲率付ガ
イド手段とそれぞれの円弧状ガイドが直交するように十
字に組込み、第1の曲率付ガイド手段を並進位置3自由
度の第2の移動手段を用いて位置決めするように構成し
たものである。このように構成することによって、第3
の移動手段の並進軸と、第1及び第2の曲率付ガイド手
段のそれぞれ回転軸の動作が他の軸に重畳しないので独
立して診断手段を動作させることができ、また、確実に
各軸を動作させることが可能となり安全である。
形態を用いてこの発明の詳細を説明する。図1は、本発
明の一実施例である超音波診断装置を用いた遠隔診断シ
ステムの概略構成を示す図である。図1の実施例は、基
幹となる病院1側にいる専門医11がそこの医師用マス
タ・マニピュレータ30を操作することによって、診療
所5側の診断用スレーブ・マニピュレータ70を動作さ
せて、その前面に座っている患者51を超音波診断する
ものである。病院1と診療所5との間はISDN回線
3,4で接続されている。専門医11側の画像及び音声
情報、患者側の画像及び音声情報などはISDN回線3
を介して双方向伝送される。医師用マスタ・マニピュレ
ータ30と診断用スレーブ・マニピュレータ70との間
の制御情報はISDN回線4を介して双方向伝送され
る。
システムは、従来の遠隔診断システムで採用されていた
技術を応用しているので、ここでは簡単に説明する。病
院1側の音声画像伝送システムは、マイク13、CCD
カメラ14、送信画像モニタ17、スピーカ18、受信
画像モニタ19、コーデック20及びルータ21によっ
て構成される。診療所5側の音声画像伝送システムは、
マイク53、CCDカメラ54、超音波診断装置55、
画像合成器56、送信画像モニタ57、スピーカ58、
受信画像モニタ59で構成される。そして、ルータ21
とルータ61がISDN回線3で接続されている。
のようになっている。マイク13は、専門医11の音声
を集音し、その音声情報をコーデック20に供給する。
CCDカメラ14は、専門医11の容姿や顔の映像など
を撮影し、その画像情報を送信画像モニタ17に供給す
る。送信画像モニタ17は、CCDカメラ14によって
撮影された映像を表示すると共にその画像情報をコーデ
ック20に供給する。スピーカ18は、コーデック20
から供給される音声情報、すなわち診療所5から伝送さ
れて来た患者51の音声情報に基づいた音声を発音す
る。受信画像モニタ19は、コーデック20から供給さ
れる画像情報、すなわち診療所5から伝送されて来た画
像情報に基づいた映像を表示する。コーデック20は、
マイク13からの音声情報及び送信画像モニタ17から
の画像情報を通信データに変換してルータ21に供給
し、逆にルータ21からの通信データを音声情報及び画
像情報に変換してスピーカ18及び受信画像モニタ19
に供給する。ルータ21は、コーデック20からの通信
データをISDN回線3を介してルータ61に送信し、
ISDN回線3を介して受信したルータ61からの通信
データをコーデック20に送信する。
次のようになっている。マイク53は、患者51の音声
を集音し、その音声情報をコーデック60に供給する。
CCDカメラ54は、患者51の容姿や顔の映像、診断
用スレーブ・マニピュレータ70の先端分に取り付けら
れている超音波診断用プローブ71が患者51に接触し
ている箇所の拡大映像、診断用スレーブ・マニピュレー
タ70と患者との位置関係が分かるような全体映像など
を撮影し、その画像情報を画面合成器56に供給する。
なお、図1では、1台のCCDカメラ54を遠隔操作し
て上述のような複数の映像を撮影してもよいし、複数台
のCCDカメラで撮影するようにしてもよい。超音波診
断装置55は、超音波診断用プローブ71から発生した
音響振動が生体内を伝播すると、脈管や膿胞などの音響
的なインピーダンスが不連続な箇所でその振動の一部が
反射したり、散乱したりするという性質を利用して、生
体内の構造を影像化するものであり、従来から公知のも
のである。この超音波診断装置55としては、Bモード
装置、Mモード装置、Aモード装置、ドプラ血流計測装
置などが用いられる。また、この超音波診断装置55は
診断用スレーブ・マニピュレータ70に取り付けられて
いる超音波診断用プローブ71を動作させて超音波画像
を撮影する。超音波診断装置55によって撮影された超
音波画像は画面合成器56に供給される。
音波診断装置55からの両方の画像を合成した合成画像
を送信画像モニタ57及びコーデック60に供給する。
送信画像モニタ57は、画面合成器56からの合成画像
を表示する。なお、画面合成器56からの合成画像を直
接コーデック60に供給せずに、送信画像モニタ57を
介してコーデック60に供給するようにしてもよい。ス
ピーカ58は、コーデック60から供給される音声情
報、すなわち病院1から伝送されて来た患者51の音声
情報に基づいた音声を発音する。受信画像モニタ59
は、コーデック60から供給される画像情報、すなわち
病院1から伝送されて来た画像情報に基づいた映像を表
示する。コーデック60は、マイク53からの音声情報
及び画面合成器56からの画像情報を通信データに変換
してルータ61に供給し、逆にルータ61からの通信デ
ータを音声情報及び画像情報に変換してスピーカ58及
び受信画像モニタ59に供給する。ルータ61は、コー
デック60からの通信データをISDN回線3を介して
ルータ21に送信し、ISDN回線3を介して受信した
ルータ21からの通信データをコーデック60に送信す
る。このようにして、専門医11側の画像及び音声情
報、患者側の画像及び音声情報などはISDN回線3を
介して双方向伝送される。
隔操作システムは、病院1側の医師用マスタ・マニピュ
レータ30、マスタ・マニピュレータ制御用コンピュー
タ25、ルータ26、診療所5側の診断用スレーブ・マ
ニピュレータ70、スレーブ・マニピュレータ制御用コ
ンピュータ65及びルータ66から構成される。医師用
マスタ・マニピュレータ30を制御するマスタ・マニピ
ュレータ制御用コンピュータ25と診断用スレーブ・マ
ニピュレータ70を制御するスレーブ・マニピュレータ
制御用コンピュータ65との間の制御情報はルータ2
6、ISDN回線4及びルータ66を介して双方向伝送
される。マスタ・マニピュレータ制御用コンピュータ2
5及びスレーブ・マニピュレータ制御用コンピュータ6
5の構成は、制御対象であるそれぞれのマニピュレータ
がどのような構成であるかに応じてソフト的に変形実施
されるものなので、ここではその詳細は省略し、マニピ
ュレータの構成について以下説明する。
ータ30の詳細構成を示す図である。医師用マスタ・マ
ニピュレータ30は、超音波診断用プローブ71に対応
した擬似的なプローブ部材を保持し、その姿勢に関する
情報を出力する手部(ハンド部材)と、このハンド部材
を3次元空間の所定の位置に搬送する腕部(アーム部
材)とから構成される。この実施の形態では、医師用マ
スタ・マニピュレータ30は、診療所5側の超音波診断
用プローブ71の位置・姿勢を自在に制御するために、
位置3自由度、姿勢3自由度の6自由度を有する平行リ
ンク方式多関節ロボットで構成されている。医師用マス
タ・マニピュレータ30は、図2に示すように、8本の
リンク部材31〜38と、8個の関節部材39〜3G
と、ハンド部材40とから構成される。関節部材39
は、リンク部材31及び32を別々に回転駆動する角度
検出装置付のアクチュエータ(図示せず)及び角度検出
装置(図示せず)を有する。すなわち、関節部材39
は、リンク部材31を回転駆動する第1のアクチュエー
タと、リンク部材32を回転駆動する第2のアクチュエ
ータと、リンク部材31の姿勢を検出する第1の角度検
出装置と、リンク部材32の姿勢を検出する第2の角度
検出装置とを含んで構成される。この関節部材39以外
の関節3A〜3Gは、このようなアクチュエータを有さ
ない回転自在な関節となっている。なお、関節部材3
9,3Gは、この平行リンク方式多関節ロボット全体を
旋回駆動するためのアクチュエータ(図示せず)に固定
されており、その旋回動作に応じて全体的に旋回するよ
うになっている。従って、平行リンク方式多関節ロボッ
ト全体が旋回しても、関節部材39と関節部材3Gとの
相対的な位置関係は一定のままである。なお、平行リン
ク方式多関節ロボット全体を旋回するアクチュエータに
は、その旋回角度を検出する第3の角度検出装置(図示
せず)が設けられている。
本的に3つの4節平行リンクから構成される。第1の4
節平行リンク301は、4本のリンク部材31〜34と
4個の関節部材39〜3Cから構成され、第2の4節平
行リンク302は、3本のリンク部材31,36,38
と4個の関節部材39,3C,3D,3Gから構成さ
れ、第3の4節平行リンク303は、4本のリンク部材
34〜37と4個の関節部材3C〜3Fから構成され
る。なお、4節平行リンク301〜303の各符号は、
平行四辺形の中央部分から引き出された引き出し線に対
応して付されている。
部材31とリンク部材33が平行に対向し、リンク部材
32とリンク部材34とが平行に対向している。リンク
部材31の一端は関節部材39の第1のアクチュエータ
に結合され、他端は関節部材3Cに回転自在に結合され
ている。リンク部材32の一端は関節部材39の第2の
アクチュエータに結合され、他端は関節部材3Aに回転
自在に結合されている。リンク部材33の一端は関節部
材3Aに、他端は関節部材3Bにそれぞれ回転自在に結
合されている。リンク部材34の一端は関節部材3C
に、他端は関節部材3Fにそれぞれ回転自在に結合され
ている。さらに、リンク部材34の関節部材3Cからリ
ンク部材32の長さと同じ箇所に関節部材3Bが設けら
れ、この関節部材3Bを介してリンク部材34はリンク
部材33に回転自在に結合されている。
材40の位置を制御するものである。図3は、図2の医
師用マスタ・マニピュレータ30の異なる動作状態を示
す図である。図3に示すように、関節部材39の第1の
アクチュエータによってリンク部材31を半時計方向に
回転させ、関節部材39の第2のアクチュエータによっ
てリンク部材32を時計方向に回転させることによっ
て、リンク部材31とリンク部材32の成す角度を小さ
くして、リンク部材34の他端に接続された関節部材3
Fを関節部材39から離れた場所に位置決めすることが
できる。これとは逆の動作を行わせることによって、リ
ンク部材37を関節部材39の近傍に位置決めすること
ができる。位置は第1〜第3の角度検出装置の情報を用
いて求める。
03は、ハンド部材40の取り付けられるリンク部材3
7を地面に対して平行に保持するためのものである。第
2の4節平行リンク302では、リンク部材31とリン
ク部材38が平行に対向しており、リンク部材36に対
向するリンク部材は存在しない。これは、前述のように
関節部材39と関節部材3Gは、相対的な位置関係が一
定となるように固定されているので、関節部材39と関
節部材3Gとを結ぶ線上に仮想的なリンク部材が存在
し、この仮想的なリンク部材に対してリンク部材36が
平行に対向していることになる。この仮想的なリンク部
材は地面に対して平行となる。リンク部材31は、第1
の4関節平行リンク301と共通のものであり、その一
端は関節部材39の第1の関節部材に結合され、他端は
関節部材3Cに回転自在に結合されている。リンク部材
38の一端は関節部材3Dに、他端は関節部材3Gにそ
れぞれ回転自在に結合されている。リンク部材36の一
端は関節部材3Cに、他端は関節部材3Dにそれぞれ回
転自在に結合されている。
部材34とリンク部材35が平行に対向しており、リン
ク部材36とリンク部材37が平行に対向している。リ
ンク部材34は、第1の4関節平行リンク301と共通
のものであり、その一端は関節部材3Cに、他端は関節
部材3Fにそれぞれ回転自在に結合されている。リンク
部材35の一端は関節部材3Dに、他端は関節部材3E
にそれぞれ回転自在に結合されている。リンク部材36
は、第2の4関節平行リンク302と共通のものであ
り、その一端は関節部材3Cに、他端は関節部材3Dに
それぞれ回転自在に結合されている。リンク部材37の
一端は関節部材3Eに回転自在に結合され、リンク部材
34の関節部材3Eからリンク部材36の長さと同じ箇
所に関節部材3Fが設けられ、この関節部材3Fを介し
てリンク部材37はリンク部材34に回転自在に結合さ
れている。なお、リンク部材37の他端には、図4に示
すようなハンド部材40が結合されている。
平行リンク303は、リンク部材36を共通のリンク部
材としているので、関節部材39と関節部材3Gとを結
ぶ線上の仮想的なリンク部材とリンク部材36は常に平
行状態となり、リンク部材36とリンク部材37も常に
平行状態となる。従って、第1の4節平行リンク301
によって、関節部材3Fの位置が種々変更された場合で
も、リンク部材37の姿勢を常に地面に対して平行な状
態に保持することが可能となる。これによって、ハンド
部材40に設けられる3軸力センサの姿勢が水平面に対
して変わらないため、回転姿勢の計算量を大幅に減少さ
せることができる。また、ハンド部材40の停止位置に
関係なく、ハンド部材40は回転姿勢3自由度の可動域
を確保することができる。
である。図から明らかなようにハンド部材40は、三つ
の可動部材であるU字部材41、円環部材42、擬似プ
ローブ部材43のそれぞれの可動回転軸X,Y,Zが一
点で交わるように構成された3軸一点交差型姿勢入力構
造体である。U字部材41は、その上端側が図2及び図
3のリンク部材37の先端に固定され、その両端部を接
続するような可動回転軸Zを有する。円環部材42は、
直径方向に可動回転軸Yを有し、この可動回転軸YがU
字部材41の可動回転軸Zに取り付けられている。擬似
プローブ部材43は、超音波診断用プローブ71とほぼ
同じ形状をしており、その端部に可動回転軸Xを有し、
この可動回転軸Xが円環部材42の側面に取り付けられ
ている。なお、各可動回転軸X,Y,Zの交わる点が超
音波診断用プローブ71の先端近傍すなわち実際に患者
に接する箇所あるいはプローブ71が長手方向に変位し
た点に対応する。
マニピュレータ70の詳細構成を示す図であり、図5は
その側面図であり、図6はその上面図である。診断用ス
レーブ・マニピュレータ70は、病院1側の医者用マス
タ・マニピュレータ30に対応して動作するものであれ
ばよく、通常は医者用マスタ・マニピュレータ30と同
じ構造のものを用いる方が技術的や経済的な面から好ま
しい。そこで、診断用スレーブ・マニピュレータ70は
機械が人間に直接触れるものなので、この実施の形態で
は、安全性を重視し、医師用マスタ・マニピュレータ3
0とは異なる新規な構造の安全性の高いマニピュレータ
を採用している。
図5に示すように、病院1側の医者用マスタ・マニピュ
レータ30の擬似プローブ部材40に応じて超音波診断
用プローブ71の位置・姿勢を制御するために、並進位
置3自由度、回転姿勢3自由度及び超音波診断用プロー
ブ71を長手方向に並進させる1自由度の7自由度を有
するロボットで構成されている。診断用スレーブ・マニ
ピュレータ70は、並進位置3自由度をX軸、Y軸、Z
軸に沿ってそれぞれ設けられたリニアガイド部材によっ
て実現し、回転姿勢3自由度のうちの回転姿勢2自由度
を曲率付ガイド部材によって実現している。図5では、
リニアガイド部材がX−Yテーブル7XYとZ軸リニア
ガイド7Zで構成されている。X−Yテーブル7XY
は、X軸及びY軸にリニアガイドを備えた構造となって
いる。このZ軸リニアガイド7Zに、曲率付ガイド部材
が取り付けられる。
ブ71の先端近傍を中心Oとする曲率半径R1の円弧状
ガイドを備えた曲率付ガイド部材72と、同じく超音波
診断用プローブ71の先端近傍を中心Oとする曲率半径
R2の円弧状ガイドを備えた曲率付ガイド部材73と
を、十字に組み込むことによって構成される。ここで、
十字に組み込むとは、曲率付ガイド部材72,73のそ
れぞれの円弧状ガイドが直交するように、曲率付ガイド
部材72の円弧状ガイドに沿って移動する移動部材74
に、曲率付ガイド部材73を取り付けることである。移
動部材74は、モータ7Aの回転駆動力によって、曲率
付ガイド部材72の円弧状ガイドに沿って移動する。こ
のようにして、十字に組み込まれた曲率付ガイド部材7
3の円弧状ガイドに沿って移動する移動部材75に超音
波診断用プローブ71が取り付けられる。移動部材75
は、図示していないモータの回転駆動力によって、曲率
付ガイド部材73の円弧状ガイドに沿って移動する。さ
らに、移動部材75は、超音波診断用プローブ71をX
軸回りに回転駆動すると共にX軸に沿った方向に直線駆
動するモータ(図示せず)が設けられている。すなわ
ち、移動部材75は、前述の回転姿勢3自由度のうちの
回転1自由度と、これに付加した並進1自由度を実現し
ている。これは、次の3つの理由による。その第1は、
医者が超音波診断用プローブを用いて診断を行う際、プ
ローブ先端を患部に押し付けたり、逆に緩めたりすると
いう微妙な動作を行うからである。第2は、実際の超音
波診断では複数のプローブを使い分けるので、その時に
X軸方向に沿って微妙な調整が必要となるからである。
第3は、安全面から患部に必要以上の力が加わり患者が
苦痛を感じる際に、X軸方向にプローブを退避させる必
要があるからである。
円弧状ガイドに沿って回転移動し、移動部材75は、曲
率付ガイド部材73の円弧状ガイドに沿って回転移動す
る。すなわち、移動部材74は、Y軸を可動回転軸とし
て回転移動し、移動部材75は、Z軸を可動回転軸とし
て回転移動する。さらに移動部材75はX軸を可動回転
軸として超音波診断用プローブ71を回転駆動させる。
これらの回転軸はそれぞれ図4のハンド部材40を構成
するU字部材41の可動回転軸Z、円環部材42の可動
回転軸Y、擬似プローブ部材43の可動回転軸Xにそれ
ぞれ対応する。従って、医者用マスタ・マニピュレータ
30のハンド部材40の姿勢は、診断用スレーブ・マニ
ピュレータ70の曲率ガイド部材72,73及び移動部
材75によって忠実に再現されることになる。
述のように構成することよって、各並進軸、回転軸の動
作が他の軸に重畳しないので独立して超音波診断用プロ
ーブ71を動作させることができる。例えば、並進位置
3自由度のリニアガイド部材を用いて超音波診断用プロ
ーブ71を患者51の患部付近に位置決めし、各リニア
ガイド部材をロックさせ、その後に回転姿勢3自由度
(プローブを押し付ける並進1自由度を含む)を制御す
る。これにより、確実に各軸を動作させることが可能と
なり安全である。また、精度を上げることも可能であ
る。なお、この診断用スレーブ・マニピュレータ70
は、各家庭や診療所で利用される場合が多いので容易に
移動できる必要があるので、電源とISDNや携帯電話
を例とする電話回線等の通信回線に接続できるところで
あれば場所を選ばずに設置することができるようになっ
ている。
音波診断用プローブ71に架かる3軸方向の力を検出す
る力検出手段の概略構成を示す図である。力検出手段9
0は、直方体91の側面に直方体92の長手方向の一端
部が接続されたようなT字形をしている。このT字形の
水平部分に該当する直方体91は、直方体92の接続さ
れていない方向の側面から逆の側面に向かって貫通する
直方体形状の空隙部93,94を有する。T字形の垂直
部分に該当する直方体92は、その側面から逆の側面に
向かって貫通する直方体形状の空隙部95,96を有す
る。空隙部93,94は、直方体91と直方体92の接
続部分と、直方体91の端部との間のほぼ中央付近に設
けられており、その貫通方向は同じである。一方、空隙
部95,96は、直方体92の中間付近に所定の距離を
おいて設けられており、その貫通方向は互いに直交して
いる。超音波診断用プローブ71は、この力検出手段9
0の直方体92の他端部に取り付けられ、全体的に図示
していない駆動手段によって、回転駆動及び直線駆動さ
れる。
て、各軸(X軸,Y軸,Z軸)方向の力が直方体92の
先端部分に架かると、その力の方向によって図8(A)
〜(C)のように力検出手段90の形状が歪む。そこ
で、この力検出手段90では、各空隙93〜96に対応
した直方体91,92の各側面に歪みゲージ9A〜9
D,9E〜9H,9J〜9Mを設け、各歪みゲージで検
出された歪み量に基づいて力の方向及び大きさを検出し
ている。歪みゲージ9A,9Bは空隙93に対応した直
方体91の側面であって、空隙93の両端部をX軸方向
に延長した線が直方体91の側面と交差する付近の2カ
所にそれぞれ設けられる。同じく、歪みゲージ9C,9
Dは空隙94に対応した直方体91の側面であって、空
隙94の両端部をX軸方向に延長した線が直方体91の
側面と交差する付近の2カ所にそれぞれ設けられる。図
では、歪みゲージ9A〜9Dは、直方体92側に設けら
れているが、この反対側であってもよい。歪みゲージ9
E〜9Fは空隙95に対応した直方体92の側面であっ
て、空隙95の両端部をY軸方向に延長した線が直方体
92の側面と交差する付近の4カ所にそれぞれ設けられ
る。同じく歪みゲージ9J〜9Mは空隙96に対応した
直方体92の側面であって、空隙96の両端部をZ軸方
向に延長した線が直方体92の側面と交差する付近の4
カ所にそれぞれ設けられる。 図8(A)は、直方体9
2の先端部分にX軸方向、すなわち図面の右側から左側
に向かって力が架かった場合を示す。この場合、空隙9
3,94によって形成された直方体91の肉薄部分が変
形し、図のように直方体91の中央部分が左側に突出す
る。このような直方体91の変形によって、歪みゲージ
9A,9Dの設けられた付近の直方体91側面は伸張状
態となり、逆に歪みゲージ9B,9Cの設けられた付近
の直方体91側面は縮小状態となる。このとき、歪みゲ
ージ9Aと歪みゲージ9Dが対向するように、歪みゲー
ジ9Bと歪みゲージ9Cが対向するように、ブリッジ回
路が構成され、そのブリッジ回路の一方の端子に入力電
圧が印加され、他方の端子から出力電圧が取り出される
ようになっている。従って、図8(A)のような直方体
91の変形によってこの出力電圧が変化するので、その
変化に応じてX軸方向の力が検出される。
軸方向、すなわち図面の上側から下側に向かって力が架
かった場合を示す。この場合、空隙95によって形成さ
れた直方体92の肉薄部分が変形し、図のように直方体
92が空隙95を境にして屈曲する。このような直方体
92の変形によって、歪みゲージ9E,9Hの設けられ
た付近の直方体92側面は伸張状態となり、逆に歪みゲ
ージ9F,9Gの設けられた付近の直方体92側面は縮
小状態となる。このとき、歪みゲージ9Eと歪みゲージ
9Hが対向するように、歪みゲージ9Fと歪みゲージ9
Gが対向するように、ブリッジ回路が構成され、そのブ
リッジ回路の一方の端子に入力電圧が印加され、他方の
端子から出力電圧が取り出されるようになっている。従
って、図8(B)のような直方体92の変形によってこ
の出力電圧が変化するので、その変化に応じてY軸方向
の力が検出される。
軸方向、すなわち図面の上側から下側に向かって力が架
かった場合を示す。この場合、空隙96によって形成さ
れた直方体92の肉薄部分が変形し、図のように直方体
92が空隙96を境にして屈曲する。このような直方体
92の変形によって、歪みゲージ9K,9Lの設けられ
た付近の直方体92側面は伸張状態となり、逆に歪みゲ
ージ9J,9Mの設けられた付近の直方体92側面は縮
小状態となる。このとき、歪みゲージ9Jと歪みゲージ
9Mが対向するように、歪みゲージ9Kと歪みゲージ9
Lが対向するように、ブリッジ回路が構成され、そのブ
リッジ回路の一方の端子に入力電圧が印加され、他方の
端子から出力電圧が取り出されるようになっている。従
って、図8(C)のような直方体92の変形によってこ
の出力電圧が変化するので、その変化に応じてZ軸方向
の力が検出される。
る変形がその軸方向にだけ作用し、他の軸方向に影響を
与えないという特徴を有する。なお、この力検出手段9
0の代えて、十字梁を用いた3軸方向の力検出手段を用
いてもよい。ただし、これは各軸方向の力が他の軸方向
に影響を与えるのでその点を考慮する必要がある。さら
に、力検出手段90にある一定力まではかたく、それ以
上の力が架かるとやわらかくなるような構造を組み込む
ことによって、患部に必要以上の力が加わらないように
することができる。
いて、適切な超音波診断画像を得るためには、超音波診
断用プローブ71の押し付ける力を反力として医者11
が操作するマスタ・マニピュレータ30に正確にフィー
ドバックすることが重要である。そのために、この実施
の形態では、触覚・力覚の提示に有利なインピーダンス
制御を制御手法として用いている。このインピーダンス
制御を用いることによって、反力の提示はもとより、超
音波診断用プローブ71の患部への接触状態を粘性の変
化として医者11に伝達することが可能となる。また、
適切な超音波診断画像を得るには、マスタ・マニピュレ
ータ30による擬似プローブの位置及び姿勢の正確な実
現及び保持が重要である。従って、スレーブ・マニピュ
レータ70に架かる力がマスタ・マニピュレータ30に
架かる力より大きくなると、超音波診断用プローブ71
を患部から引き離すことはできるが、さらに押し込むこ
とはできないようにする。また、マスタ・マニピュレー
タ30に力を加えていない時に、スレーブで感じられた
力により、超音波診断用プローブ71が医者11の意図
に反して動いてしまうことを避けるような制御とした。
これによって、制御的な安定性が向上する。
して超音波診断装置を一例に説明したが、これに限ら
ず、これ以外にプローブ等を患部に当てて診断するよう
な触診用診断装置にも適用することができることは言う
までもない。また、上述の実施の形態で採用したISD
N回線3,4に代えて、有線、無線を問わず専用通信回
線や衛星通信回線を用いてもよい。
直接医師用マスタ・マニピュレータ30を操作して、患
者51の患部に超音波診断用プローブ71を導き、そこ
で微調整をして超音波診断画像を得る場合について説明
したが、これに限らず、次の様にしてもよい。すなわ
ち、医者11は診断したい患者51の患部(例えば右
肩、左肩、喉、腹、脳、目などの部位)を指定する。す
ると、その部位指定情報に基づいてスレーブ・マニピュ
レータ制御用コンピュータ65がCCDカメラ54から
の画像情報に基づいて所定の画像処理を行い、自動的に
超音波診断用プローブ71の先端部分を患者51の所定
の患部に移動する。さらに、各部位において医者11が
どのように超音波診断用プローブ71を動作させて超音
波画像を取得したか予め学習させておき、その学習結果
に基づいて診断用スレーブ・マニピュレータ70が自動
的に超音波診断用画像を取得するようにしてもよい。ま
た、超音波診断用プローブ71を患者51に押し付ける
力を自動的に制御し、医者11は超音波診断用プローブ
71の位置姿勢のみを変えて超音波診断用画像を取得す
るようにしてもよい。
レーブ・マニピュレータ70に設けられた力検出手段9
0からの力情報に基づいて医師用マスタ・マニピュレー
タ30を制御する場合について説明したが、この力情報
に基づいた力情報波形を表示したり、力情報を音声で発
音したりしてもよい。これによって、医者11は、超音
波診断用プローブ71が患部に接触して移動している状
態を視覚的にも聴覚的にも認識することができるので、
手に伝わる反力だけよりもその患部の状態を的確に把握
することが可能となる。例えば、患部にしこりや血栓な
どが存在して、その箇所の移動がスムーズでなかったと
きに、手に加わる反力で認識できると共に目でその波形
を確認でき、耳でさらにその状態を把握することも可能
となる。
医師が離れた場所であたかも患者をその場で触診してい
るかのような感覚で診断器具等を遠隔操作して診断を行
うことができるという効果がある。
いた遠隔診断システムの概略構成を示す図
構成を示す図
る動作状態を示す図
細構成を示す側面図
細構成を示す上面図
を検出する力検出手段の概略構成を示す図
Y軸,Z軸)方向の力架かった場合の力検出手段90の
形状を示す図
ピュータ 70 スレーブ・マニピュレータ 71 超音波診断用プローブ(探触子) 72,73 曲率付ガイド部材 74,75 移動部材 90 力検出手段
Claims (6)
- 【請求項1】 第2の場所に配置され、被験者に接触す
ることによって前記被験者の生体情報に関する診断情報
を取得する診断手段と、 前記第2の場所から離間された第1の場所に配置され、
前記診断手段と前記被験者との間の相対的な位置関係を
示す画像情報に基づいた映像を表示する表示手段と、 前記第1の場所に配置され、前記表示手段を視認しなが
ら操作する操作者によって操作され、この操作に対応し
た制御情報を出力する第1の操作手段と、 前記第2の場所に配置され、前記制御情報に基づいて前
記診断手段を前記被験者に接触させて前記診断情報を取
得すると共に前記被験者と前記診断手段との間の接触状
態に相当する力情報を出力する第2の操作手段と、 前記第1の場所に配置され、前記診断情報に基づいた画
像及び音声の少なくとも一方を前記操作者に認識可能な
ように再生する再生手段と、 前記第1の場所に配置され、前記力情報に基づいて前記
第1の操作手段を制御する制御手段と、 前記第1の場所と前記第2の場所との間で前記各種情報
を双方向通信可能に接続する通信手段とを含んで構成さ
れたことを特徴とする遠隔診断システム。 - 【請求項2】 第1の場所に配置され、操作者により操
作される第1の操作手段と、 前記第1の場所からは離間されている第2の場所に配置
され、前記第1の操作手段からの制御情報により制御さ
れる第2の操作手段と、 前記第2の場所に配置され、前記第2の操作手段と関連
(連携)して第2の場所に存在する被験者からの生体情
報を入手し画像診断情報を出力する診断手段と、 前記第2の場所に配置され、前記第2の操作手段と被験
者との相対位置関係に関する情報を検出する検出手段
と、 前記第1の場所に配置され、前記診断手段、検出手段か
らの各情報を表示して前記第1の操作手段の制御に供す
る表示手段と、 前記第1の場所と前記第2の場所からの前記各種情報を
双方向通信可能に接続する通信手段とを含む遠隔診断シ
ステム。 - 【請求項3】 操作者によって操作され、その操作状態
に対応した制御情報を出力し、外部から入力される力情
報に基づいて制御される第1の操作手段と、 診断情報に基づいて画像及び音声の少なくとも一方を再
生する第1の再生手段と、 第1の画像及び第1の音声情報に基づいた画像及び音声
を再生する第2の再生手段と、 前記操作者に関する映像を撮影して第2の画像情報を出
力する第2の撮像手段と、 前記操作者の発する音声を採取して第2の音声情報を出
力する第2のマイク手段と、 前記制御情報に基づいて制御される第2の操作手段と、 前記第2の操作手段に設けられ、被験者を診断し、その
診断の結果得られた診断情報を出力する診断手段と、 前記診断手段と前記被験者との間の接触状態を前記力情
報として出力する力検出手段と、 前記被験者と前記診断手段との相対的な位置関係が認識
可能な映像を撮影して前記第1の画像情報を出力する第
1の撮像手段と、 前記第2の画像情報及び第2の音声情報に基づいた画像
及び音声を再生する第3の再生手段と、 前記第1の操作手段、前記第1の再生手段、前記第2の
再生手段、第2の撮像手段、前記第2のマイク手段が第
1の場所に、第2の操作手段、前記診断手段、前記力検
出手段、前記第1の撮像手段及び第3の再生手段が第2
の場所に存在する場合に前記各情報を前記第1の場所と
前記第2の場所との間で送受信する通信手段とを含んで
構成されたことを特徴とする遠隔診断システム。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記第2の画像情報に基づいた画像を再生する第3の再
生手段を前記第1の場所に有し、前記第1の画像情報及
び前記診断情報に基づいた画像を再生する第4の再生手
段を前記第2の場所に有することを特徴とする遠隔診断
システム。 - 【請求項5】 請求項1、2又は3において、 前記第1の操作手段は、 少なくとも3つの4節平行リンクによって構成され、そ
の先端に位置するリンク部材が地面に対して常時平行を
維持するように構成された平行リンク方式多関節ロボッ
ト手段と、 前記平行リンク方式多関節ロボットの先端に位置する前
記リンク部材に設けられた回転姿勢3自由度のハンド手
段とを含んで構成されたことを特徴とする遠隔診断シス
テム。 - 【請求項6】 請求項1、2又は3において、 前記第2の操作手段は、 円弧状ガイドを備えた第1の曲率付ガイド手段と、 前記第1の曲率付ガイド手段の円弧状ガイドに沿って移
動する第1の移動手段と、 前記円弧状ガイドの半径よりも小さな半径の円弧状ガイ
ドを備え、それぞれの円弧状ガイドが直交するように前
記第1の移動手段に取り付けられた第2の曲率付ガイド
手段と、 前記第2の曲率付ガイド手段の円弧状ガイドに沿って移
動する第2の移動手段と、 前記第2の移動手段に設けられ、前記診断手段を回転駆
動する第1の駆動手段と、 前記第2の移動手段に設けられ、前記診断手段を前記円
弧状ガイドの半径方向に移動させる第2の駆動手段と、 前記第1の曲率付ガイド手段を全体的に並進位置3自動
度で移動させる第3の移動手段とを含んで構成されたこ
とを特徴とする遠隔診断システム。
Priority Applications (1)
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JP2000275736A JP2002085353A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 遠隔診断システム |
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