JP2002081565A - 電動制御弁駆動装置 - Google Patents
電動制御弁駆動装置Info
- Publication number
- JP2002081565A JP2002081565A JP2000270228A JP2000270228A JP2002081565A JP 2002081565 A JP2002081565 A JP 2002081565A JP 2000270228 A JP2000270228 A JP 2000270228A JP 2000270228 A JP2000270228 A JP 2000270228A JP 2002081565 A JP2002081565 A JP 2002081565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric actuator
- control valve
- driving device
- flow rate
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電アクチュエータを用いながらも、大きな
流量調節範囲を得る。 【解決手段】 入口ポート1と出口ポート2の間に隔壁
3が設けられ、この隔壁3の前後に弁孔4、流出路5が
形成されている。弁孔4の上部の弁座6上には弁体とな
るダイヤフラム7が配置されている。ダイヤフラム7は
ハウジング8により覆われ、ダイヤフラム7にはハウジ
ング8内の圧電アクチュエータ9が接続され、更に圧電
アクチュエータ9にはハウジング8の内頂部に固定され
た例えばステッピングモータから成る電磁モータ10が
ボールスクリュ等の連結機構11を介して直列に連結さ
れている。設定した流量値と測定流量との偏差が大きい
場合には、電磁モータ10により粗動調節を行い、偏差
が小さくなると圧電アクチュエータ9により微動調節を
行う。
流量調節範囲を得る。 【解決手段】 入口ポート1と出口ポート2の間に隔壁
3が設けられ、この隔壁3の前後に弁孔4、流出路5が
形成されている。弁孔4の上部の弁座6上には弁体とな
るダイヤフラム7が配置されている。ダイヤフラム7は
ハウジング8により覆われ、ダイヤフラム7にはハウジ
ング8内の圧電アクチュエータ9が接続され、更に圧電
アクチュエータ9にはハウジング8の内頂部に固定され
た例えばステッピングモータから成る電磁モータ10が
ボールスクリュ等の連結機構11を介して直列に連結さ
れている。設定した流量値と測定流量との偏差が大きい
場合には、電磁モータ10により粗動調節を行い、偏差
が小さくなると圧電アクチュエータ9により微動調節を
行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば流体の流量
を精密に制御し得る電動制御弁駆動装置に関するもので
ある。
を精密に制御し得る電動制御弁駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電動制御弁により例えば流量を精密に制
御するためには、駆動装置として迅速に微小変位が可能
なアクチュエータを使用する必要がある。この要求を満
たすために、圧電アクチュエータを用いた駆動装置も開
発されている。
御するためには、駆動装置として迅速に微小変位が可能
なアクチュエータを使用する必要がある。この要求を満
たすために、圧電アクチュエータを用いた駆動装置も開
発されている。
【0003】このような流量制御弁は、変位量が数μm
の圧電積層体により弁体の駆動を行うことによって、微
小流量を連続的かつ高精度に制御することができる。
の圧電積層体により弁体の駆動を行うことによって、微
小流量を連続的かつ高精度に制御することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、個々の圧電素子の変位レンジが0.1
mm以下であり、積層して用いても弁体となるダイヤフ
ラムの変位量もさほど大きくできず、流量制御は微量な
領域に限定されてしまう問題点がある。
来例においては、個々の圧電素子の変位レンジが0.1
mm以下であり、積層して用いても弁体となるダイヤフ
ラムの変位量もさほど大きくできず、流量制御は微量な
領域に限定されてしまう問題点がある。
【0005】本発明の目的は、微小変位が可能な圧電ア
クチュエータを用いながらも、大きな流量調節範囲が得
られる電動制御弁駆動装置を提供することにある。
クチュエータを用いながらも、大きな流量調節範囲が得
られる電動制御弁駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る電動制御弁駆動装置は、電動制御弁の弁
体を駆動する装置において、粗動調節を電磁モータで行
い、微動調節を圧電アクチュエータで行うことを特徴と
する。
の本発明に係る電動制御弁駆動装置は、電動制御弁の弁
体を駆動する装置において、粗動調節を電磁モータで行
い、微動調節を圧電アクチュエータで行うことを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は実施例の断面図であり、入
口ポート1と出口ポート2の間に隔壁3が設けられ、こ
の隔壁3の前後に弁孔4、流出路5が形成されている。
弁孔4の上部の弁座6上には弁体となるダイヤフラム7
が配置されている。ダイヤフラム7はハウジング8によ
り覆われ、ダイヤフラム7にはハウジング8内の圧電ア
クチュエータ9が接続され、更に圧電アクチュエータ9
にはハウジング8の内頂部に固定された例えばステッピ
ングモータから成る電磁モータ10がボールスクリュ等
の連結機構11を介して直列に連結されている。
いて詳細に説明する。図1は実施例の断面図であり、入
口ポート1と出口ポート2の間に隔壁3が設けられ、こ
の隔壁3の前後に弁孔4、流出路5が形成されている。
弁孔4の上部の弁座6上には弁体となるダイヤフラム7
が配置されている。ダイヤフラム7はハウジング8によ
り覆われ、ダイヤフラム7にはハウジング8内の圧電ア
クチュエータ9が接続され、更に圧電アクチュエータ9
にはハウジング8の内頂部に固定された例えばステッピ
ングモータから成る電磁モータ10がボールスクリュ等
の連結機構11を介して直列に連結されている。
【0008】圧電アクチュエータ9の下端部はダイヤフ
ラム7上の中央部に接着剤により固着されており、圧電
アクチュエータ9自体は図2に示すように例えば10個
の圧電素子12を積層した構造とされ、それぞれの圧電
素子12は独立的に駆動できるようになっている。
ラム7上の中央部に接着剤により固着されており、圧電
アクチュエータ9自体は図2に示すように例えば10個
の圧電素子12を積層した構造とされ、それぞれの圧電
素子12は独立的に駆動できるようになっている。
【0009】従って、1個の圧電素子12が1μmの変
位をするとすれば、10個の圧電素子12の全てに電圧
を印加することによりダイヤフラム7を10μm変位さ
せることができる。そして、ステッピングモータである
電磁モータ10の1ステップの矢印方向の変位は例えば
10μmになっている。ダイヤフラム7は撓みながら弁
座6との間隙を例えば数mm程度拡げることができ、こ
の間隔の大きさにより流量は可変され、流体は入口ポー
ト1、弁孔4、流出路5、出口ポート2の順に流れる。
位をするとすれば、10個の圧電素子12の全てに電圧
を印加することによりダイヤフラム7を10μm変位さ
せることができる。そして、ステッピングモータである
電磁モータ10の1ステップの矢印方向の変位は例えば
10μmになっている。ダイヤフラム7は撓みながら弁
座6との間隙を例えば数mm程度拡げることができ、こ
の間隔の大きさにより流量は可変され、流体は入口ポー
ト1、弁孔4、流出路5、出口ポート2の順に流れる。
【0010】図3は流量制御の実際の動作を説明するフ
ローチャート図である。先ず、S1でポート1、2間を
流れるべき流量値を例えばコンピュータに設定し、S2
で図示しない流量計により管路を流れる流量を測定し、
S3で設定した流量値との偏差を求める。偏差がなけれ
ば駆動装置はその状態を維持しS2に戻る。偏差がある
場合には、S4でその偏差が電磁モータ10を動かすほ
ど大きいかを判断する。つまり、ダイヤフラム7を10
μm以上動かす必要があるほど大きな場合には、S5で
電磁モータ10を1ステップ駆動しS2に戻る。S4に
おいて偏差が十分に小さくなるとS6で圧電アクチュエ
ータ9を駆動してS2に戻る。この圧電アクチュエータ
9を動かす場合にも、偏差の大きさに応じて個々に圧電
素子12を駆動して制御を行えばよい。
ローチャート図である。先ず、S1でポート1、2間を
流れるべき流量値を例えばコンピュータに設定し、S2
で図示しない流量計により管路を流れる流量を測定し、
S3で設定した流量値との偏差を求める。偏差がなけれ
ば駆動装置はその状態を維持しS2に戻る。偏差がある
場合には、S4でその偏差が電磁モータ10を動かすほ
ど大きいかを判断する。つまり、ダイヤフラム7を10
μm以上動かす必要があるほど大きな場合には、S5で
電磁モータ10を1ステップ駆動しS2に戻る。S4に
おいて偏差が十分に小さくなるとS6で圧電アクチュエ
ータ9を駆動してS2に戻る。この圧電アクチュエータ
9を動かす場合にも、偏差の大きさに応じて個々に圧電
素子12を駆動して制御を行えばよい。
【0011】このようにして、電磁モータ10の駆動ス
テップ数、駆動方向、電圧を印加する圧電素子12の数
を増減することにより、流量によるフィードバック制御
を行いながら電動制御弁により大きな流量から微小流量
までの制御を精密に行うことができる。
テップ数、駆動方向、電圧を印加する圧電素子12の数
を増減することにより、流量によるフィードバック制御
を行いながら電動制御弁により大きな流量から微小流量
までの制御を精密に行うことができる。
【0012】この場合に、圧電アクチュエータ9も圧電
素子12によりステップ単位で駆動ができるので、電磁
モータ10にステッピングモータを使用すれば、完全に
デジタル式に制御できることになる。また、コンピュー
タにより電磁モータ10のステップ数と圧電アクチュエ
ータ9のステップ送り数を算出し、粗動調節時には同時
に電磁弁モータ10と圧電アクチュエータ9を動作させ
ることもでき、制御速度が速くなる利点もある。
素子12によりステップ単位で駆動ができるので、電磁
モータ10にステッピングモータを使用すれば、完全に
デジタル式に制御できることになる。また、コンピュー
タにより電磁モータ10のステップ数と圧電アクチュエ
ータ9のステップ送り数を算出し、粗動調節時には同時
に電磁弁モータ10と圧電アクチュエータ9を動作させ
ることもでき、制御速度が速くなる利点もある。
【0013】また、複数個積み重ねた圧電アクチュエー
タ9は、一体焼結品として電圧印加部が複数組ある構造
としても問題はない。
タ9は、一体焼結品として電圧印加部が複数組ある構造
としても問題はない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電動制
御弁駆動装置は、微小流量から大流量まで従来よりも格
段に精度良く流量を制御することができる。
御弁駆動装置は、微小流量から大流量まで従来よりも格
段に精度良く流量を制御することができる。
【図1】実施例の構成図である。
【図2】圧電アクチュエータの断面図である。
【図3】測定フローチャート図である。
【符号の説明】 1、2 ポート 4 弁孔 6 弁座 7 ダイヤフラム 8 ハウジング 9 圧電アクチュエータ 10 電磁モータ 12 圧電素子
Claims (5)
- 【請求項1】 電動制御弁の弁体を駆動する装置におい
て、粗動調節を電磁モータで行い、微動調節を圧電アク
チュエータで行うことを特徴とする電動制御弁駆動装
置。 - 【請求項2】 前記電動制御弁を流体管路中に備えた設
定流量と流量計の測定値との偏差の大きさにより、前記
電磁モータと前記圧電アクチュエータとを使い分けるよ
うにした請求項1に記載の電動制御弁駆動装置。 - 【請求項3】 前記圧電アクチュエータは複数の圧電素
子を積層した請求項1に記載の電動制御弁駆動装置。 - 【請求項4】 前記圧電素子は個々に駆動できるように
した請求項3に記載の電動制御弁駆動装置。 - 【請求項5】 前記電磁モータはステッピングモータと
した請求項1に記載の電動制御弁駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000270228A JP2002081565A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 電動制御弁駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000270228A JP2002081565A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 電動制御弁駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002081565A true JP2002081565A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18756701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000270228A Pending JP2002081565A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 電動制御弁駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002081565A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111379890A (zh) * | 2018-12-30 | 2020-07-07 | 浙江三花智能控制股份有限公司 | 电磁驱动装置及具有该电磁驱动装置的燃气比例阀 |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000270228A patent/JP2002081565A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111379890A (zh) * | 2018-12-30 | 2020-07-07 | 浙江三花智能控制股份有限公司 | 电磁驱动装置及具有该电磁驱动装置的燃气比例阀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW381205B (en) | Gas supplying device with a pressure flow controller | |
JP3814132B2 (ja) | ポンプ及びその駆動方法 | |
US6032689A (en) | Integrated flow controller module | |
KR100710627B1 (ko) | 유량제어장치를 구비한 가스공급설비로부터 쳄버로의가스분류공급장치 및 가스분류공급방법 | |
DE112016002024B4 (de) | Piezoaktortyp-ventil | |
CN113646567B (zh) | 压电环形弯曲体伺服阀组件 | |
JPH04285378A (ja) | マイクロ弁 | |
JP2001141091A (ja) | 流量制御弁 | |
KR20150074029A (ko) | 압축 챔버를 작동시키기 위한 장치, 시스템 및 방법 | |
JP2002081565A (ja) | 電動制御弁駆動装置 | |
JP2022542892A (ja) | 流体流量制御装置 | |
JP3107301B2 (ja) | 制御弁 | |
JP6731594B2 (ja) | 気体流量制御装置、気体流量計および気体流量センサ | |
JPH05346185A (ja) | 空気圧制御による制御弁開閉速度及び流量調節装置 | |
CN112228628B (zh) | 一种压电微阀门的流量控制方法及压电微阀门装置 | |
CN102072352B (zh) | 一种压电阀门 | |
US9977437B1 (en) | Pilot operated parallel valve | |
JPH11265217A (ja) | 圧力式流量制御装置 | |
JPS62177384A (ja) | 圧電駆動式弁 | |
WO2022124177A1 (ja) | 流体制御装置、流体制御システム及び流体制御装置の製造方法 | |
JP6481282B2 (ja) | 気体流量制御装置および気体流量制御弁 | |
US11982371B2 (en) | Fluid control valve and fluid control apparatus | |
WO2014023002A1 (zh) | 微阀装置及控制流体流动的方法 | |
US20090010767A1 (en) | Electric comb driven micropump system | |
US10073470B1 (en) | High speed, broad range electro pneumatic flow control valve |