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JP2002074725A - 光ピックアップ装置及び対物レンズ - Google Patents

光ピックアップ装置及び対物レンズ

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JP2002074725A
JP2002074725A JP2000265296A JP2000265296A JP2002074725A JP 2002074725 A JP2002074725 A JP 2002074725A JP 2000265296 A JP2000265296 A JP 2000265296A JP 2000265296 A JP2000265296 A JP 2000265296A JP 2002074725 A JP2002074725 A JP 2002074725A
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JP
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light
recording medium
optical information
objective lens
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JP2000265296A
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Koji Honda
浩司 本田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない数の光学素子又は対物レンズを使用して
いるにも関わらず、厚さの異なる光情報記録媒体に対し
て情報の記録及び/又は再生(以下、単に記録再生とも
いう)を可能とし、しかも誤検出を抑制できる光ピック
アップ装置及びそれに用いる対物レンズを提供する。 【解決手段】DVD、CDに対して情報の記録及び/又
は再生を行える光ピックアップ装置100において、対
物レンズ3を通過した光束によりCDから反射される反
射光は、少なくともフォトディテクター10の周辺受光
部10bの全面を含むように照射されるので、フォトデ
ィテクター10の誤検出を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置及び対物レンズに関し、例えば透明基板の厚さが異な
る2つの光情報記録媒体に情報記録及び/又は情報再生
の可能な光ピックアップ装置及びそれに用いる対物レン
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、短波長赤色半導体レーザ実用化に
伴い、従来の光ディスクすなわち光情報記録媒体である
CD(コンパクトディスク)と同程度の大きさで大容量
化させた高密度の光ディスクであるDVD(デジタルバ
ーサタイルディスク)の開発が進んでいる。このような
光ディスクなどを媒体とした光情報記録再生装置の光学
系において、記録信号の高密度化を図るため、対物レン
ズが記録媒体上に集光するスポットを小さくすることが
要求されている。このため、光源であるレーザの短波長
化と対物レンズの高NA化とが図られているという実情
がある。
【0003】例えば、DVDに対して情報の記録及び/
又は再生を行う光ピックアップ装置においては、655
nmの短波長半導体レーザを光源として使用したとき、
かかるレーザ光を集光させる対物レンズの光ディスク側
の開口数NAを約0.6としている。なお、CD、DV
Dの中にも、種々の規格の光ディスク、例えばCD−R
(追記型コンパクトディスク)等があり、CD、DVD
の他にもMD(ミニディスク)なども商品化されて普及
している。
【0004】一方、CD−Rに対して情報の記録及び/
又は再生を行う光ピックアップ装置においては、波長λ
=785nmである光源が必要になるが、他の光ディス
クにおいては、特定の光源波長以外の波長の光源を使用
することができ、かかる場合、使用する光源波長λに応
じて必要開口数NAが変わるようになっている。例え
ば、CDの場合は必要開口数NA=λ(μm)/1.7
3、DVDの場合は必要開口数NA=λ(μm)/1.
06で近似される。本明細書でいう開口数は、光ディス
ク側から見た集光光学系の開口数のことであり、必要開
口数とは光ディスクの記録面上で要求されるスポットサ
イズdと使用波長λとから算出される開口数であり、一
般的にはNA=0.83×λ÷dである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように市場には透
明基板厚さ、記録密度、使用波長などが異なる様々な光
ディスクが存在するが、個々の光ディスクに対して、情
報の記録及び/又は再生を行うことができる専用の情報
記録再生装置を購入することはユーザーにとって大きな
負担となる。そこで、様々な光ディスクに対応できる互
換性のある光ピックアップ装置を備えた情報記録再生装
置が提案されている。
【0006】このような光ピックアップ装置において
は、波長の異なる光束を、厚さの異なる基板に入射させ
たとき、球面収差を所定量以下に補正する必要があると
共に、情報の書き込み読み取りを適切なものとすべく、
各光束のスポット径も所定の範囲内に収める必要があ
る。
【0007】これに対し、異なる光ディスクそれぞれに
対応した別個の集光光学系を備え、再生する光ディスク
により集光光学系を切り換えるようにした光ピックアッ
プ装置が提案されている。かかる光ピックアップ装置に
よれば、波長の異なる光束を、厚さの異なる基板に入射
させたとき、球面収差を所定量以下に補正でき、各光束
のスポット径も所定の範囲内に収めることができる。し
かしながら、この光ピックアップ装置では、集光光学系
が複数必要となるため構成が複雑となり、高コスト化を
招くため好ましくない。
【0008】このような問題に対し、所定開口数未満の
光束についてはスポット光に収斂させると共に、所定開
口数以上の光束についてはフレア光とすることができる
特性を有する対物レンズが開発されている。かかる対物
レンズによれば、例えばCD−RやDVDといった異な
る光情報記録媒体に対して、情報の記録又は再生に必要
な径のスポット光を得ることが出来る。
【0009】ところで、通常光ピックアップ装置には、
光情報記録媒体から反射した光を受けることによって、
トラッキングエラーなどを検出する光検出器が設けられ
ている。従来の光ピックアップ装置であれば、光情報記
録媒体から反射されるのはスポット光のみであるため、
光情報記録媒体上の正しい記録位置にスポット光が照射
される限り、光検出器において誤検出する恐れは低い。
ところが、上述した対物レンズを介すると、所定開口数
以上の光束についてはフレア光として光情報記録媒体上
に照射されるので、その反射光が検出器に検出される
と、誤検出の恐れが生じる。
【0010】本発明は、少ない数の光学素子又は対物レ
ンズを使用しているにも関わらず、厚さの異なる光情報
記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生(以下、単
に記録再生ともいう)を可能とし、しかも誤検出を抑制
できる光ピックアップ装置及びそれに用いる対物レンズ
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ピッ
クアップ装置は、第1の波長λ1で第1の光束を射出す
る第1の光源と、第2の波長λ2(>λ1)で第2の光
束を射出する第2の光源と、前記第1の光源から出射さ
れた前記第1の光束を、第1の光情報記録媒体の透明基
板を介して情報記録面上に集光させると共に、前記第2
の光源から出射された前記第2の光束を、第2の光情報
記録媒体の透明基板を介して情報記録面上に集光させ
る、回折部を備えた対物レンズを含む集光光学系と、前
記第1及び前記第2の光情報記録媒体からの反射光及び
/又は透過光を受光する光検出器とを有し、少なくとも
2種類の光情報記録媒体から情報を再生し、または光情
報記録媒体に情報を記録するための光ピックアップ装置
であって、前記第1の光束は、厚さt1の第1の透明基
板を有する第1の光情報記録媒体から情報を再生するた
めに、または情報を記録するために照射され、前記第2
の光束は、厚さt2(>t1)の第2の透明基板を有す
る第2の光情報記録媒体から情報を再生するために、ま
たは情報を記録するために照射され、前記集光光学系
は、前記第1の光束を、前記第1の光情報記録媒体の情
報記録面上に、前記第1の光情報記録媒体の記録または
再生に必要な対物レンズの像側の所定開口数NA1内で
は、波面収差0.07λ1rms以下の状態で集光で
き、かつ前記第2の光束を、前記第2の光情報記録媒体
の情報記録面上に、前記第2の光情報記録媒体の記録ま
たは再生に必要な対物レンズの像側の所定開口数NA2
(<NA1)内では、波面収差0.07λ2rms以下
の状態で集光でき、前記光検出器は、前記第1及び前記
第2の光情報記録媒体からの反射光及び/又は透過光を
受光する中央受光部と、周辺受光部とを有し、前記第2
の光情報記録媒体の記録又は再生時に、前記対物レンズ
を通過した前記第2の光束により前記第2の光情報記録
媒体から反射される反射光及び/又は透過する透過光
は、少なくとも前記周辺受光部の全面を含むように照射
されるので、前記光検出器の誤検出を抑制できる。
【0012】図1は、本発明の光検出器を示す概略図で
ある。図1において、光検出器であるフォトディテクタ
ー10は、中央受光部10aと、中央受光部10aから
等距離に配置された一対の周辺受光部10bとを有して
いる。不図示の対物レンズを通過した第1の光束によ
り、第1の光情報記録媒体から反射される反射光及び/
又は透過する透過光の一部であるスポット光SL1は、
中央受光部10aにより受光されて合焦状態などの検出
に用いられ、その残りのスポット光SL2は、周辺受光
部10bにより受光されてトラッキングエラーの有無の
検出に用いられる。
【0013】一方、不図示の対物レンズを通過した第2
の光束により、第2の光情報記録媒体から反射される反
射光及び/又は透過する透過光は、対物レンズの所定開
口数NA2の内外のいずれを通過するかで大きく変化す
る。すなわち、不図示の対物レンズの所定開口数NA2
の内側を通過した第2の光束により、第2の光情報記録
媒体から反射される反射光及び/又は透過する透過光の
一部であるスポット光SL1は、中央受光部10aによ
り受光されて合焦状態などの検出に用いられ、その残り
のスポット光SL2は、周辺受光部10bにより受光さ
れてトラッキングエラーの有無の検出に用いられる。
【0014】これに対し、不図示の対物レンズの所定開
口数NA2の外側を通過した第2の光束により、第2の
光情報記録媒体から反射される反射光及び/又は透過す
る透過光FLは、フレア光となり図1のように輪帯状
(内径がゼロの場合を含む)となってフォトディテクタ
ー10に照射される。スポット光SL2以外の光が、周
辺受光部10bに照射されることは、誤検出を招く恐れ
があるため、本来的には回避すべきであるが、本発明の
ごとく、フレア光FLが、周辺受光部10bの全面を含
むように一様に照射されれば、フレア光FLの光強度は
スポット光SL2の光強度より極端に低いものであるた
め、周辺受光部10bは、フレア光FLを検出せず、あ
るいはごく低い検出信号しか発生しないため、フレア光
FLの存在により誤検出が生じる恐れはきわめて低い。
また、このようにすることで、対物レンズの設計をより
容易にすることができ、装置のコスト低減を図ることが
できる。尚、フレア光FLが周辺受光部10bの全面を
含むとは、その受光面の全面を実質的に含めば足りる。
【0015】請求項2に記載の光ピックアップ装置は、
前記第2の光情報記録媒体の記録又は再生時に、前記対
物レンズの所定開口数NA2の外側を通過した前記第2
の光束により前記第2の光情報記録媒体から反射される
反射光及び/又は透過する透過光は、輪帯状に照射さ
れ、前記輪帯の内周は、前記周辺受光部の最内側縁より
内側に位置すると共に、前記輪帯の外周は、前記周辺受
光部の最外側縁より外側に位置することを特徴とする。
【0016】図1において、輪帯状であるフレア光FL
の内径FLiは、周辺受光部10bの最内側縁10dよ
り内側に位置し、フレア光FLの外径FLoは、周辺受
光部10bの最外側縁10cより外側に位置しているの
で、かかるフレア光FLにより周辺受光部10bの全面
を含むことができるようになっている。
【0017】請求項3の光ピックアップ装置は、前記輪
帯の前記情報記録面上における内径(図1のD2)は0
〜20μmであることを特徴とする。一般的に、光検出
器用の光学系は、横倍率mが6〜7であり、光検出器上
では、かかる内径は、2・m・NA2/(tan(ar
csinNA2))を乗算した値となる。
【0018】請求項4の光ピックアップ装置は、前記輪
帯の前記情報記録面上における内径(図1のD2)は1
0〜20μmであることを特徴とする。
【0019】請求項5の光ピックアップ装置は、前記第
2の光情報記録媒体の記録又は再生時に、前記対物レン
ズの所定開口数NA2の外側を通過した前記第2の光束
により前記第2の光情報記録媒体から反射される反射光
及び/又は透過する透過光は、輪帯状に照射され、前記
輪帯の内周(図1のFLi)は、前記中央受光部(図1
の10a)の最外側縁(図1の10e)より外側に位置
するので、フレア光FLが、中央受光部10aにおける
スポット光SL1の検出に悪影響を与えないようにする
ことができる。
【0020】請求項6の光ピックアップ装置は、前記輪
帯の前記情報記録面上における外径をD1、前記輪帯の
前記情報記録面上における内径をD2とすると、(D1
−D2)/2>15μmであるので、周辺受光部10b
の全面を含むように、フレア光FLを照射することがで
きる。
【0021】請求項7の光ピックアップ装置は、前記対
物レンズを通過した前記第1の光束により前記第1の光
情報記録媒体から反射される反射光及び/又は透過する
透過光、及び前記対物レンズの所定開口数NA2の内側
を通過した、前記第2の光情報記録媒体から反射される
反射光及び/又は透過する透過光は、前記中央受光部に
含まれるようにスポット状に照射されることを特徴とす
る。
【0022】請求項8の対物レンズは、第1の波長λ1
で第1の光束を射出する第1の光源と、第2の波長λ2
(>λ1)で第2の光束を射出する第2の光源と、前記
第1の光源から出射された前記第1の光束を、第1の光
情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面上に集光さ
せると共に、前記第2の光源から出射された前記第2の
光束を、第2の光情報記録媒体の透明基板を介して情報
記録面上に集光させる、回折部を備えた対物レンズを含
む集光光学系と、前記第1及び前記第2の光情報記録媒
体からの反射光及び/又は透過光を受光する光検出器と
を有し、少なくとも2種類の光情報記録媒体から情報を
再生し、または光情報記録媒体に情報を記録するための
光ピックアップ装置用の対物レンズであって、前記第1
の光束は、厚さt1の第1の透明基板を有する第1の光
情報記録媒体から情報を再生するために、または情報を
記録するために照射され、前記第2の光束は、厚さt2
(>t1)の第2の透明基板を有する第2の光情報記録
媒体から情報を再生するために、または情報を記録する
ために照射され、前記集光光学系は、前記第1の光束
を、前記第1の光情報記録媒体の情報記録面上に、前記
第1の光情報記録媒体の記録または再生に必要な対物レ
ンズの像側の所定開口数NA1内では、波面収差0.0
7λ1rms以下の状態で集光でき、かつ前記第2の光
束を、前記第2の光情報記録媒体の情報記録面上に、前
記第2の光情報記録媒体の記録または再生に必要な対物
レンズの像側の所定開口数NA2(<NA1)内では、
波面収差0.07λ2rms以下の状態で集光でき、前
記光検出器は、前記第1及び前記第2の光情報記録媒体
からの反射光及び/又は透過光を受光する中央受光部
と、周辺受光部とを有し、前記第2の光情報記録媒体の
記録又は再生時に、前記対物レンズを通過した前記第2
の光束により前記第2の光情報記録媒体から反射される
反射光及び/又は透過する透過光は、少なくとも前記周
辺受光部の全面を含むように照射されることを特徴とす
る。
【0023】本発明の対物レンズを用いることで、光ピ
ックアップ装置において、集光光学系の構成を簡素にし
ながらも複数の光情報記録媒体に対して情報の記録及び
/又は再生が可能となり、しかも光検出器における誤検
出の恐れを抑制できる。
【0024】請求項9の対物レンズを用いた光ピックア
ップ装置によれば、前記第2の光情報記録媒体の記録又
は再生時に、前記対物レンズの所定開口数NA2の外側
を通過した前記第2の光束により前記第2の光情報記録
媒体から反射される反射光及び/又は透過する透過光
は、輪帯状に照射され、前記輪帯の内周は、前記周辺受
光部の最内側縁より内側に位置すると共に、前記輪帯の
外周は、前記周辺受光部の最外側縁より外側に位置する
ことを特徴とする。
【0025】請求項10の対物レンズを用いた光ピック
アップ装置によれば、前記輪帯の前記情報記録面上にお
ける内径は0〜20μmであることを特徴とする。
【0026】請求項11の対物レンズを用いた光ピック
アップ装置によれば、前記輪帯の前記情報記録面上にお
ける内径は10〜20μmであることを特徴とする。
【0027】請求項12の対物レンズを用いた光ピック
アップ装置によれば、前記第2の光情報記録媒体の記録
又は再生時に、前記対物レンズの所定開口数NA2の外
側を通過した前記第2の光束により前記第2の光情報記
録媒体から反射される反射光及び/又は透過する透過光
は、輪帯状に照射され、前記輪帯の内周は、前記中央受
光部の最外側縁より外側に位置することを特徴とする。
【0028】請求項13の対物レンズを用いた光ピック
アップ装置によれば、前記輪帯の前記情報記録面上にお
ける外径をD1、前記輪帯の前記情報記録面上における
内径をD2とすると、(D1−D2)/2>15μmで
あることを特徴とする。
【0029】請求項14の対物レンズを用いた光ピック
アップ装置によれば、前記対物レンズを通過した前記第
1の光束により前記第1の光情報記録媒体から反射され
る反射光及び/又は透過する透過光、及び前記対物レン
ズの所定開口数NA2の内側を通過した、前記第2の光
情報記録媒体から反射される反射光及び/又は透過する
透過光は、前記中央受光部に含まれるようにスポット状
に照射されることを特徴とする。
【0030】本明細書中で用いる回折パターン(又は回
折部)とは、光学素子の表面、例えばレンズの表面に、
レリーフを設けて、回折によって光線の角度を変える作
用を持たせた形態(又は面)のことをいい、一つの光学
面に回折を生じる領域と生じない領域がある場合は、回
折を生じる領域をいう。レリーフの形状としては、例え
ば、光学素子の表面に、光軸を中心とする略同心円状の
輪帯として形成され、光軸を含む平面でその断面をみれ
ば各輪帯は鋸歯のような形状が知られているが、そのよ
うな形状を含むものである。
【0031】本明細書中において、対物レンズとは、狭
義には光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した
状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと
対向すべく配置される集光作用を有するレンズを指し、
広義にはそのレンズと共に、アクチュエータによって少
なくともその光軸方向に作動可能なレンズ群を指すもの
とする。ここで、かかるレンズ群とは、少なくとも1枚
以上のレンズを指すものである。従って、本明細書中に
おいて、対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NAと
は、対物レンズの最も光情報記録媒体側に位置するレン
ズ面から光情報記録媒体側に出射した光束の開口数NA
を指すものである。また、本明細書中では開口数NA
は、それぞれの光情報記録媒体の規格で規定されている
開口数、あるいはそれぞれの光情報記録媒体に対して、
使用する光源の波長に応じ、情報の記録または再生をす
るために必要なスポット径を得ることができる回折限界
性能の対物レンズの開口数を示す。尚、対物レンズは単
玉であることが好ましい。
【0032】本明細書中において、光情報記録媒体(光
ディスク)としては、例えば、CD-R, CD-RW, CD-Video,
CD-ROM等の各種CD、DVD-ROM, DVD-RAM, DVD-R, DVD-
RW,DVD+RW,DVD-Video等の各種DVD、或いはMD等の
ディスク状の現在の光情報記録媒体および次世代の記録
媒体なども含まれる。多くの光情報記録媒体の情報記録
面上には透明基板が存在する。しかしながら、透明基板
の厚さが殆どゼロに近いもの、あるいは透明基板が全く
ないものも存在もしくは提案されている。説明の都合
上、本明細書中「透明基板を介して」と記載することが
あるが、かかる透明基板は厚さがゼロである、すなわち
透明基板が全くない場合も含むものである。
【0033】本明細書中において、情報の記録および再
生とは、上記のような光情報記録媒体の情報記録面上に
情報を記録すること、情報記録面上に記録された情報を
再生することをいう。本発明の光ピックアップ装置は、
記録だけ或いは再生だけを行うために用いられるもので
あってもよいし、記録および再生の両方を行うために用
いられるものであってもよい。また、或る情報記録媒体
に対しては記録を行い、別の情報記録媒体に対しては再
生を行うために用いられるものであってもよいし、或る
情報記録媒体に対しては記録または再生を行い、別の情
報記録媒体に対しては記録及び再生を行うために用いら
れるものであってもよい。なお、ここでいう再生とは、
単に情報を読み取ることを含むものである。
【0034】本発明の光ピックアップ装置は、各種のプ
レーヤまたはドライブ等、あるいはそれらを組み込んだ
AV機器、パソコン、その他の情報端末等の音声および
/または画像の記録および/または再生装置に搭載する
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。本実施の形態の
対物レンズは、回折部として回折輪帯を有している。一
般に、回折輪帯(各輪帯の位置)のピッチは、後述の実
施例で詳述する位相差関数若しくは光路差関数を使って
定義される。具体的には、位相差関数Φbは単位をラジ
アンとして以下の〔数1〕で表され、光路差関数ΦBは
単位をmmとして〔数2〕で表わされる。
【数1】
【数2】
【0036】これら2つの表現方法は、単位が異なる
が、回折輪帯のピッチを表わす意味では同等である。即
ち、ブレーズ化波長λ(単位mm)に対し、位相差関数
の係数bに、λ/2πを掛ければ光路差関数の係数Bに
換算でき、また逆に光路差関数の係数Bに、2π/λを
掛ければ位相差関数の係数bに換算できる。
【0037】今、説明を簡単にする為、1次回折光を用
いる回折レンズについて述べることにすると、光路差関
数なら、関数値がブレーズ化波長λの整数倍を超える毎
に輪帯が刻まれ、位相差関数なら、関数値が2πの整数
倍を超える毎に輪帯が刻まれることになる。
【0038】例えば、屈折パワーのない円筒状の両平面
の物体側面に回折輪帯を刻んだレンズを想定し、ブレー
ズ化波長を0.5μ=0.0005mm、光路差関数の
2次係数(2乗項)を−0.05(位相差関数の2次係
数に換算すると−628.3)、他の次数の係数を全て
零とすると、第1輪帯の半径はh=0.1mmであり、
第2輪帯の半径はh=0.141mmということにな
る。また、この回折レンズの焦点距離fについては、光
路差関数の2次係数B2=−0.05に対して、f=−
1/(2・B2)=10mmとなることが知られてい
る。
【0039】今、上記の定義を基にした場合、位相差関
数若しくは光路差関数の2次係数を零でない値とするこ
とにより、レンズにパワーを持たせることができる。ま
た、位相差関数若しくは光路差関数の2次以外の係数、
例えば、4次係数、6次係数、8次係数、10次係数等
を零でない値とすることにより、球面収差を制御するこ
とができる。尚、ここで、制御するということは、屈折
パワーを有する部分が持つ球面収差を、逆の球面収差を
発生させて補正したり、全体の球面収差を所望な値にす
ることを意味する。
【0040】
【実施例】以下、対物レンズの具体的な実施例について
説明する。
【0041】実施例1〜2の光ピックアップ用対物レン
ズは、次の〔数3〕で表される非球面形状を光学面の両
面に有している。
【0042】
【数3】
【0043】ただし、Zは光軸方向の軸(光の進行方向
を正とする)、hは光軸と垂直方向の軸(光軸からの高
さ)、rは近軸曲率半径、κは円錐係数、Aは非球面係
数である。
【0044】尚、後述する本実施例の対物レンズは、光
軸からの高さhbを境にして異なる光路差関数によって
表される回折輪帯を有している。本実施例では、光軸か
らの高さhbの境界に隣接する回折輪帯は、輪帯幅が短
く不完全な形状となるが、本発明には光軸からの高さh
≧hbの領域のレンズ厚さに相当するA0の値を最適な
値にして、輪帯幅が完全な形状としたものも含む。
【0045】図2は、第1の実施の形態にかかる光ピッ
クアップ装置の概略構成図である。図2に示す光ピック
アップ装置100においては、第1の光源である第1半
導体レーザ111と第2の光源である第2半導体レーザ
112とが並列に設置されている。波長λ1(=655
nm)の第1半導体レーザ111からの光束は、ビーム
スプリッタ113を介して、コリメータ114に入射
し、更に絞り115(所定開口数NA1)で絞られて、
対物レンズ3により第1の光情報記録媒体すなわち光デ
ィスク200(例えばDVD:透明基板厚t1)の情報
記録面201に集光される。
【0046】情報記録面201からの反射光は、対物レ
ンズ3,絞り115,コリメータ114,ビームスプリ
ッタ113,116、シリンドリカルレンズ117及び
凹レンズ118を介してフォトディテクター10の受光
面に集光されるようになっている。受光した光に基づ
き、フォトディテクター10は検出信号を発生する。
【0047】これに対し、波長λ2(=785nm)の
第2半導体レーザ112からの光束は、回折格子11
9,カップリングレンズ120,ビームスプリッタ11
6及びビームスプリッタ113を介して、コリメータ1
14に入射し、更に絞り115(所定開口数NA2<N
A1)で絞られて、対物レンズ3により第2の光情報記
録媒体すなわち光ディスク200’(例えばCD−R:
透明基板厚t2>t1)の情報記録面201に集光され
る。
【0048】情報記録面201からの反射光は、上記と
同様に、対物レンズ3,絞り115,コリメータ11
4,ビームスプリッタ113,116、シリンドリカル
レンズ117及び凹レンズ118を介してフォトデテク
ター10の受光面に集光されるようになっている。受光
した光に基づき、フォトディテクター10は検出信号を
発生する。尚、対物レンズ3としては、後述する実施例
1,2を用いることができる。
【0049】図3は、第2の実施の形態にかかる光ピッ
クアップ装置の概略構成図である。図3に示す第2の実
施の形態においては、図2の実施の形態に対して、カッ
プリングレンズ120、シリンドリカルレンズ117及
び凹レンズ118を省略し、かつビームスプリッタを平
板状のもの(206)に置換している点のみが異なるた
め、それ以外の構成については説明を省略する。尚、対
物レンズ3としては、同様に後述する実施例1,2を用
いることができる。又、第1の実施の形態及び第2の実
施の形態において、情報記録面201を透明にすること
により、その透過光をフォトディテクター10により検
出させる構成も可能である。
【0050】次に対物レンズ3の実施例について説明す
る。 (実施例1)[表1]に、実施例1における対物レンズ
3に関するデータを示す。尚、これより示すレンズデー
タ内において、10のべき乗数(例えば、2.5×10
−3)を、E(例えば、2.5×E−3)を用いて表し
ている。
【表1】
【0051】図4は、実施例1の対物レンズの断面図で
あり、図5は、実施例1の対物レンズの球面収差図であ
る。図5(a)によれば、光ディスクとしてDVDに情
報の記録又は再生を行う場合、全ての開口数において球
面収差を良好に抑え、適切なスポット光を形成すること
ができる。
【0052】一方、図5(b)によれば、光ディスクと
してCD−Rに情報の記録又は再生を行う場合、所定の
開口数(NA2)の内側では球面収差を良好に抑え、適
切なスポット光を形成することができ、所定の開口数
(NA2)の外側ではフレア光を形成することができ
る。
【0053】(実施例2)[表2]に、実施例2におけ
る対物レンズ3に関するデータを示す。
【表2】
【0054】図6は、実施例2の対物レンズの断面図で
あり、図7は、実施例2の対物レンズの球面収差図であ
る。図7(a)によれば、光ディスクとしてDVDに情
報の記録又は再生を行う場合、全ての開口数において球
面収差を良好に抑え、適切なスポット光を形成すること
ができる。
【0055】一方、図7(b)によれば、光ディスクと
してCD−Rに情報の記録又は再生を行う場合、所定の
開口数(NA2)の内側では球面収差を良好に抑え、適
切なスポット光を形成することができ、所定の開口数
(NA2)の外側ではフレア光を形成することができ
る。
【0056】[表3]は、実施例1,2の対物レンズにお
ける屈折率データであり、[表4]は、実施例1,2の
対物レンズを用いた場合、情報記録面201(図2,
3)上に形成されるフレア光の内径D2及び外径D1を
示している。
【表3】
【表4】
【0057】
【発明の効果】本発明によると、少ない数の光学素子又
は対物レンズを使用しているにも関わらず、厚さの異な
る光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生
(以下、単に記録再生ともいう)を可能とし、しかも誤
検出を抑制できる光ピックアップ装置及びそれに用いる
対物レンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光検出器を示す概略図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる光ピックアップ装置
の概略構成図である。
【図3】第2の実施の形態にかかる光ピックアップ装置
の概略構成図である。
【図4】実施例1の対物レンズの断面図である。
【図5】実施例1の対物レンズの球面収差図である。
【図6】実施例2の対物レンズの断面図である。
【図7】実施例2の対物レンズの球面収差図である。
【符号の説明】
3 対物レンズ 10 フォトディテクター 111,112 半導体レーザ 113,116、206 ビームスプリッタ 114 コリメータ 115 絞り 117 シリンドリカルレンズ 118 凹レンズ 119 回折格子 120 カップリングレンズ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の波長λ1で第1の光束を射出する
    第1の光源と、第2の波長λ2(>λ1)で第2の光束
    を射出する第2の光源と、前記第1の光源から出射され
    た前記第1の光束を、第1の光情報記録媒体の透明基板
    を介して情報記録面上に集光させると共に、前記第2の
    光源から出射された前記第2の光束を、第2の光情報記
    録媒体の透明基板を介して情報記録面上に集光させる、
    回折部を備えた対物レンズを含む集光光学系と、前記第
    1及び前記第2の光情報記録媒体からの反射光及び/又
    は透過光を受光する光検出器とを有し、少なくとも2種
    類の光情報記録媒体から情報を再生し、または光情報記
    録媒体に情報を記録するための光ピックアップ装置であ
    って、 前記第1の光束は、厚さt1の第1の透明基板を有する
    第1の光情報記録媒体から情報を再生するために、また
    は情報を記録するために照射され、 前記第2の光束は、厚さt2(>t1)の第2の透明基
    板を有する第2の光情報記録媒体から情報を再生するた
    めに、または情報を記録するために照射され、 前記集光光学系は、前記第1の光束を、前記第1の光情
    報記録媒体の情報記録面上に、前記第1の光情報記録媒
    体の記録または再生に必要な対物レンズの像側の所定開
    口数NA1内では、波面収差0.07λ1rms以下の
    状態で集光でき、 かつ前記第2の光束を、前記第2の光情報記録媒体の情
    報記録面上に、前記第2の光情報記録媒体の記録または
    再生に必要な対物レンズの像側の所定開口数NA2(<
    NA1)内では、波面収差0.07λ2rms以下の状
    態で集光でき、 前記光検出器は、前記第1及び前記第2の光情報記録媒
    体からの反射光及び/又は透過光を受光する中央受光部
    と、周辺受光部とを有し、 前記第2の光情報記録媒体の記録又は再生時に、前記対
    物レンズを通過した前記第2の光束により前記第2の光
    情報記録媒体から反射される反射光及び/又は透過する
    透過光は、少なくとも前記周辺受光部の全面を含むよう
    に照射されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の光情報記録媒体の記録又は再
    生時に、前記対物レンズの所定開口数NA2の外側を通
    過した前記第2の光束により前記第2の光情報記録媒体
    から反射される反射光及び/又は透過する透過光は、輪
    帯状に照射され、前記輪帯の内周は、前記周辺受光部の
    最内側縁より内側に位置すると共に、前記輪帯の外周
    は、前記周辺受光部の最外側縁より外側に位置すること
    を特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記輪帯の前記情報記録面上における内
    径は0〜20μmであることを特徴とする請求項2に記
    載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記輪帯の前記情報記録面上における内
    径は10〜20μmであることを特徴とする請求項3に
    記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の光情報記録媒体の記録又は再
    生時に、前記対物レンズの所定開口数NA2の外側を通
    過した前記第2の光束により前記第2の光情報記録媒体
    から反射される反射光及び/又は透過する透過光は、輪
    帯状に照射され、前記輪帯の内周は、前記中央受光部の
    最外側縁より外側に位置することを特徴とする請求項
    1、2、4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記輪帯の前記情報記録面上における外
    径をD1、前記輪帯の前記情報記録面上における内径を
    D2とすると、(D1−D2)/2>15μmであるこ
    とを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の光ピ
    ックアップ装置。
  7. 【請求項7】 前記対物レンズを通過した前記第1の光
    束により前記第1の光情報記録媒体から反射される反射
    光及び/又は透過する透過光、及び前記対物レンズの所
    定開口数NA2の内側を通過した、前記第2の光情報記
    録媒体から反射される反射光及び/又は透過する透過光
    は、前記中央受光部に含まれるようにスポット状に照射
    されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 第1の波長λ1で第1の光束を射出する
    第1の光源と、第2の波長λ2(>λ1)で第2の光束
    を射出する第2の光源と、前記第1の光源から出射され
    た前記第1の光束を、第1の光情報記録媒体の透明基板
    を介して情報記録面上に集光させると共に、前記第2の
    光源から出射された前記第2の光束を、第2の光情報記
    録媒体の透明基板を介して情報記録面上に集光させる、
    回折部を備えた対物レンズを含む集光光学系と、前記第
    1及び前記第2の光情報記録媒体からの反射光及び/又
    は透過光を受光する光検出器とを有し、少なくとも2種
    類の光情報記録媒体から情報を再生し、または光情報記
    録媒体に情報を記録するための光ピックアップ装置用の
    対物レンズであって、 前記第1の光束は、厚さt1の第1の透明基板を有する
    第1の光情報記録媒体から情報を再生するために、また
    は情報を記録するために照射され、 前記第2の光束は、厚さt2(>t1)の第2の透明基
    板を有する第2の光情報記録媒体から情報を再生するた
    めに、または情報を記録するために照射され、 前記集光光学系は、前記第1の光束を、前記第1の光情
    報記録媒体の情報記録面上に、前記第1の光情報記録媒
    体の記録または再生に必要な対物レンズの像側の所定開
    口数NA1内では、波面収差0.07λ1rms以下の
    状態で集光でき、 かつ前記第2の光束を、前記第2の光情報記録媒体の情
    報記録面上に、前記第2の光情報記録媒体の記録または
    再生に必要な対物レンズの像側の所定開口数NA2(<
    NA1)内では、波面収差0.07λ2rms以下の状
    態で集光でき、 前記光検出器は、前記第1及び前記第2の光情報記録媒
    体からの反射光及び/又は透過光を受光する中央受光部
    と、周辺受光部とを有し、 前記第2の光情報記録媒体の記録又は再生時に、前記対
    物レンズを通過した前記第2の光束により前記第2の光
    情報記録媒体から反射される反射光及び/又は透過する
    透過光は、少なくとも前記周辺受光部の全面を含むよう
    に照射されることを特徴とする対物レンズ。
  9. 【請求項9】 前記第2の光情報記録媒体の記録又は再
    生時に、前記対物レンズの所定開口数NA2の外側を通
    過した前記第2の光束により前記第2の光情報記録媒体
    から反射される反射光及び/又は透過する透過光は、輪
    帯状に照射され、前記輪帯の内周は、前記周辺受光部の
    最内側縁より内側に位置すると共に、前記輪帯の外周
    は、前記周辺受光部の最外側縁より外側に位置すること
    を特徴とする請求項8に記載の対物レンズ。
  10. 【請求項10】 前記輪帯の前記情報記録面上における
    内径は0〜20μmであることを特徴とする請求項9に
    記載の対物レンズ。
  11. 【請求項11】 前記輪帯の前記情報記録面上における
    内径は10〜20μmであることを特徴とする請求項1
    0に記載の対物レンズ。
  12. 【請求項12】 前記第2の光情報記録媒体の記録又は
    再生時に、前記対物レンズの所定開口数NA2の外側を
    通過した前記第2の光束により前記第2の光情報記録媒
    体から反射される反射光及び/又は透過する透過光は、
    輪帯状に照射され、前記輪帯の内周は、前記中央受光部
    の最外側縁より外側に位置することを特徴とする請求項
    8,9,11のいずれかに記載の対物レンズ。
  13. 【請求項13】 前記輪帯の前記情報記録面上における
    外径をD1、前記輪帯の前記情報記録面上における内径
    をD2とすると、(D1−D2)/2>15μmである
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の
    対物レンズ。
  14. 【請求項14】 前記対物レンズを通過した前記第1の
    光束により前記第1の光情報記録媒体から反射される反
    射光及び/又は透過する透過光、及び前記対物レンズの
    所定開口数NA2の内側を通過した、前記第2の光情報
    記録媒体から反射される反射光及び/又は透過する透過
    光は、前記中央受光部に含まれるようにスポット状に照
    射されることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか
    に記載の対物レンズ。
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