JP2002072028A - 光送受信システム及びそれのための光送受信モジュールと光ケーブル - Google Patents
光送受信システム及びそれのための光送受信モジュールと光ケーブルInfo
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Landscapes
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Abstract
による光伝送を可能にする光送受信システムにおいて、
光プラグがモジュール内で回転しても光ファイバ端面に
も仕切り部材にも破損が発生しない構造を提供する。 【解決手段】 光送受信モジュールにおいて、発光デバ
イスと受光デバイスとの間を遮る仕切り部材80は、凹状
の面81aを有する仕切り板81と、仕切り板を固定する係
合部82と、係合部を移動可能に保持する保持部83と、係
合部を光プラグ90に押し付ける板ばね84を有する。光フ
ァイバ端面91aは凸面であり、プラグ先端から突出して
いる。光プラグ端面90aが係合部の係合面86aに接触する
と、光ファイバ端面91aとこれに対向する面81aとの間に
間隙Gができる。
Description
を共有して送受信を行う1芯双方向光送受信システム、
および、このシステムに使用される光送受信モジュール
と光ケーブルに関するものである。特に、IEEE13
94やUSB2などの高速伝送が可能なデジタル通信シ
ステムに関するものである。
−296273号(平成11年10月19日出願)にお
いて、シールド板を用いることにより電気的クロストー
クを低減するとともに、発光デバイスと受光デバイスの
間を遮り光ファイバの端面に当接する遮光性の仕切り板
を用いることにより、光学的クロストークを低減し、全
二重通信を実現する光送受信システムを提案した。発光
デバイスは送信信号光を発する発光素子を透明樹脂で封
止したものであり、受光デバイスは受信信号光を受ける
受光素子を透明樹脂で封止したものである。
部に一芯の光ファイバを備えた光プラグ30が光送受信
モジュール(全体図は省略する)内に途中まで挿入され
て仕切り板19に接触し始めた状態を、図10は光プラ
グ30が光送受信モジュールに完全に挿入されて仕切り
板19に接触しきった状態を示す。図9、10中、
(A)は仕切り板19の平面図であり、(B)は光プラ
グ30に対する仕切り板19の位置関係を示す側面図で
ある。
程で長さのばらつきを持つ。このシステムでは、どのよ
うな長さの光プラグ30が光送受信モジュール内に挿入
されても仕切り板19が常に光ファイバ32端面に接触
するように、最大ばらつき時(最短時)でも光プラグ3
0(光ファイバ端面)によって押圧される位置に仕切り
板19を配置すると共に、仕切り板19に弾性変形機能
を持たせて、長目の光プラグが挿入されたときには仕切
り板19を光送受信モジュールの奥方へと移動可能とし
ている(図10)。このようにして、光プラグ30の長
さのバラツキが吸収される。
信システムを構成する、光プラグ30を有する光ケーブ
ルの要部を示す。図中、(A)は側面図であり、(B)
は裏面図である。この図に示すように、光プラグ30
(光ファイバを含む)は光ケーブルの各端部(一端部の
み図示)に設けられており、光ファイバの先端も含む光
プラグ30の先端は光ファイバの長手方向前方(つまり
モジュール側)に向けて傾斜した斜面30aとなってい
る。また、光プラグ30に水平方向に延びる回転防止の
キー31を設けると共に、光送受信モジュール内に、前
記キー31と協働するキー溝(図示せず)を設けて、光
プラグ30の回転に伴い光の入出力特性が変化すること
を防止するようにしている。
プラグ30に回転防止用のキー31が形成されているた
め、光プラグの装着時にこのキー31を光送受信モジュ
ールのキー溝に合わせないと光プラグを光送受信モジュ
ールに挿入できず、ユーザーの利便性が悪い問題があっ
た。
ー31を取り去って装着時の利便性を高めようとする
と、光プラグ30が回転可能となるため、光ファイバの
端面30aと仕切り板19が接触した状態で光プラグ3
0が回転する場合がある。その結果、光ファイバの端面
や仕切り板が破損する問題が生じることになる。
いて全二重通信方式による光伝送を可能にする光送受信
モジュール、光ケーブル、及びそれらを用いた光送受信
システムにおいて、光プラグがモジュール内で回転して
も光ファイバ端面にも仕切り板にも破損が発生しない構
造を提供することを目的とする。
に、本発明は、送信信号光を発光する発光素子と、受信
信号光を受光する受光素子とを備え、前記信号光の送受
信を1芯の光ファイバを共有して行う光送受信モジュー
ルにおいて、送信信号光の光路と受信信号光の光路とを
互いに分離する遮光性の仕切り部材を備え、この仕切り
部材は、光ファイバが所定位置に装着されたときに、隙
間をあけて光ファイバの端面に対向する対向面を有して
いることを特徴とする光送受信モジュールを提供する。
する光プラグがこの光送受信モジュール内に装着された
とき、光ファイバの端面と仕切り部材の対向面との間に
間隙があるので、光プラグが回転しても、光ファイバの
端面と対向面とが接触することがない。したがって、こ
れらの破損を防止できる。また、光プラグの回転による
光ファイバの端面や仕切り部材の破損をこのように防止
できるので、回転防止機構を光送受信モジュールおよび
光プラグに設ける必要がなく、したがって、ユーザは簡
単に光プラグをこの送受信モジュールに装着することが
できる。
前記隙間(G)は、好ましくは、0mm<G<0.3m
mであり、より好ましくは、略0.2mmであるのがよ
い。光学系にも依存するが、この隙間寸法であれば、ビ
ットエラーレート(BER)を1E−12(10の−1
2乗)にでき、全二重通信方式による光伝送を達成でき
る。
に装着されたときに、前記隙間が一定になるように前記
対向面を前記光ファイバの端面に対して位置決めする位
置決め手段を備えていてもよい。このような位置決め手
段を備えることにより、光プラグが装着される度に、仕
切り部材の対向面と光ファイバ端面との間の間隙が変化
するというような事態を回避できる。したがって、安定
な全二重通信が可能となる。
ては、光ファイバを内部に保持するプラグ(フェルー
ル)の端面に接触する係合面であり、この係合面は前記
対向面に対して固定された位置関係にある。
いては、前記光ファイバの端面のうち信号光が通過しな
い部分に接触する係合面であり、この係合面は前記対向
面に対して固定された位置関係にある。
まり、滑り摩擦係数の小さい材料を用いるのがよい。光
プラグを何回転させても、接触箇所の破損は発生しにく
い。
ァイバ側に付勢するバネ手段を備えていてもよい。この
場合、係合面はプラグの端面あるいは光ファイバ端面の
信号光が通過しない部分に適度の力で押し付けられるの
で、光プラグ装着中の前記間隙の変化が防止できる。
は、前記発光素子と前記受光素子との間に位置し、上記
対向面を有する仕切り板と、前記仕切り板が固定される
と共に、前記係合面を有する係合部と、前記係合部を前
記光ファイバ側に付勢するバネ手段を有し、前記係合部
を光ファイバの光軸方向に移動可能に保持する保持部と
を備えている。
されたとき、係合部は保持部によって保持されつつ、バ
ネ手段のバネ力に逆らって、初期位置からモジュールの
奥方(プラグ挿入口の反対側)へと移動する。当然、前
記係合面もそれに応じてその初期位置からモジュールの
奥方へと移動することになる。したがって、光プラグの
製造バラツキを考慮して、考えられ得る最も短い光プラ
グの長さに対応できる位置を係合部の初期位置とすれ
ば、光プラグの長さにバラツキ(製造許容差)があって
も、係合部の移動によってそのバラツキを吸収できる。
形状の穴を有しており、この穴に光ファイバを有する光
プラグの先端部分を収容している。
面形状と略相補の形状を有すれば、光ファイバの端面全
体に亘って前記間隙を確実に一定にできる。
通されており、この光ファイバの各端面は光ファイバの
光軸に対し回転対称な曲面であることを特徴とする光ケ
ーブルを提供する。このような光ケーブルを使用すれ
ば、光ファイバの一方の端面より導かれた送信信号光が
他方の端面によって反射されて前記一方の端面に戻り受
光素子に入射することを防止できる。
ンベックス)面である。円錐面であってもよい。
この光ケーブルを組み合わせると、光プラグがモジュー
ル内で回転しても光ファイバ端面にも仕切り部材にも破
損が発生せず、全二重通信方式による光通信を安定して
行え、しかもユーザにとってっも利便性の高い光送受信
システムが実現できる。
プラグから突出すると共に、前記光ファイバの端面の半
径方向外側部分は前記プラグの端面の一部を覆っていて
もよい。このような光ファイバの端面構造は、仕切り部
材の係合面が光ファイバの端面のうち信号光が通過しな
い部分に接触する実施形態において、特に採用される。
る光送受信システムついて、図1〜図8を参照して説明
する。
テムに使用される光送受信モジュール60は、内部に1
芯の光ファイバを備えるプラグ90が挿入口61aから
挿入された時その位置を保持するレセプタクル部61、
光学素子である反射防止膜処理の施された1対の光分岐
素子62、発光素子63を封止した発光デバイス64、
発光デバイス64を覆う導電性材料で形成された図示し
ないシールド、受光素子65を封止した受光デバイス6
6、受光デバイス66を覆う導電性材料で形成された図
示しないシールド、送信信号光の光路と受信信号光の光
路とを互いに分離すると共に前記光ファイバの長手方向
に移動可能な仕切り部材80、発光素子63の駆動IC
71、駆動IC71の電気配線を行うPWB等からなる
基板72、駆動IC71および基板72を覆うシールド
73、受光素子65の信号増幅を行う増幅IC74、増
幅IC74の電気配線を行うPWB等からなる基板7
5、増幅IC74および基板75を覆うシールド76、
外部入出力端子77から構成される。図示の例では、光
分岐素子62としてフーコープリズムを使用している
が、マイクロプリズムアレイを使用してもよい。
受光デバイス66との間および1対の光分岐素子62の
間に位置する仕切り板81と、仕切り板81の一端が固
定される係合部82と、係合部82したがって仕切り板
81を光ファイバの光軸方向に移動可能に保持する保持
部83を備えている。図3(B)(D)からよくわかるよう
に、係合部82は、プラグ90の先端をスムースに収納
するために中央に略円錐台形状の穴85を有すると共
に、この穴85の底部に径方向内側に突出した環状の突
起86を有する。仕切り板81は、厚み50μm程のリン
青銅板やステンレス板から成り、インサート成形によっ
て係合部52の底部に固定されている。仕切り板81に
は、穴85に対向する側に、凹状の面81aを有する。
この面81aには光吸収材料(カーボンを含む黒塗料
等)が塗装されている。また、図3(C)からよくわかる
ように、リン青銅板やステンレス板から成る板ばね84
がインサート成形や圧入により保持部83に取り付けら
れており、このばね84によって、係合部82はプラグ
挿入孔61aの方向つまり光ファイバ側に常に付勢され
ている。また、係合部82は保持部83に設けられた矩
形の穴にスライド可能に嵌り込んでいるため、ばね84
の力よりも大きな力が係合部82に作用すれば、係合部
82およびこれに固定された仕切り板81がプラグ挿入
孔61aとは反対方向に移動する。
光ケーブルとともに光送受信システムを構成する。光ケ
ーブルは両端部分(図8には一端部分のみが示されてい
る)に光プラグ90を有し、中には光ファイバ91が挿
通されている。同図からわかるように、この光プラグは
回転防止機構を備えておらず、回転可能である。光ファ
イバ端面91aはプラグ(フェルール)端から突出し、
その半径方向外側部分は、図4に示すようにプラグ端面
90aの一部を覆っている。光ファイバ端面91aは、
光ファイバ光軸に対し回転対称な曲面であり、図4に示
した例では、凸面である。曲面からの反射光束は広がる
のでファイバ中を伝播する際にクラッドに吸収され、結
果としてファイバから出てくる反射光は、光ファイバ先
端が平面の場合に比べて、少なくなる。前述した仕切り
板81の面81aの凹形状は光ファイバ端面91aの凸
形状と相補である。
てモジュール60内に入れられると、図4にはっきりと
示されるように、光プラグ90の先端は仕切り部材80
の係合部82の穴85に嵌り込み、プラグ端面90aの
うちファイバ端面によって覆われていない部分が係合部
82の突起86の面(係合面)86aと接触し、光ファ
イバ先端と仕切り板の相対位置が決定される。このと
き、光ファイバ端面91aとこれに対向する仕切り板8
1の対向面81aとの間には突起86の厚み分の隙間G
ができる。光ファイバ端面91aを凸面にし、仕切り板
81の対向面81aを凸面と相補の凹形状としているた
め、隙間Gの寸法ははファイバ中心から外れても同じと
なる。この隙間Gの寸法は、光学系の構造に依存する
が、0.3mmより小さい値とするのがよい(0mm<G<
0.3mm)。できるだけ小さいほどよい。この実施の
形態では、隙間Gは約0.2mmとしている。隙間が0.
2mm位であれば、ビットエラーレート(BER)を1
0-12にでき、全二重通信方式を十分に実現できること
が実験により確かめられた。
よってプラグ挿入孔61aの方向つまり光プラグ90の
方向に付勢されているので、係合面86aがプラグ端面
90aに常に微小な力で押し付けられている。また、光
ファイバ端面91aは光ファイバの光軸に対して回転対
称な曲面であるので、光プラグ90を回転してもその端
面91aの形状は仕切り板81の対向面81aに対して
変化しない。これらのことから、前記隙間Gは一定に保
たれる。
製造過程で長さのばらつきを持つため、仕切り部材80
をレセプタクル部11に固定する等して、仕切り板81
の位置を固定してしまうと、光プラグによっては光ファ
イバ端面91aと仕切り板81の対向面81aとの間の
隙間が設定以上に大きくなる場合がある。例えば光プラ
グをEIAJ−RC5720B規格の丸型プラグとすると製造過程
のばらつきにより、プラグの長さは14.7〜15mmと
なる。隙間を0.2mmに設定し、仕切り板81の位置を
最長の光プラグに合わせて固定するとすると、プラグに
よっては0.5mmの隙間になるものが現れる。しかし、
本実施の形態では、考えられ得る最も短い光プラグの長
さに対応できる位置を仕切り部材80(具体的には係合
部82)の初期位置とすると共に、仕切り部材80を光
ファイバの長手方向に移動可能とし、板ばね84により
常に微小な力で係合部82を光プラグ端面90aに押し
付けるようにするので、どのような長さの光プラグ30
が挿入しても、先に述べた隙間の間隔は一定に保たれ
る。
は、プラグの回転によりプラグ端面90aがその上を摺
動するため、ふっ素樹脂や超高分子量ポリエチレンなど
の、滑り摩擦係数が小さく、耐磨耗性にすぐれた材料を
用いるのが望ましい。
について説明する。光送受信モジュール60の外部から
入出力端子77を介して送信信号(電気信号)が入力さ
れると、駆動IC71により発光素子63が駆動され、
送信信号光(光信号)が発光素子63から出射される。
この送信信号光は、発光デバイス64の表面に形成され
たレンズ67により略平行光とされ、光分岐素子62へ
入射し、光路を偏向され、光ファイバ91へ入射する。
光ファイバの光送受信モジュールに近い側の端面(以
下、「近端側端面」と称す。)91aで反射した送信信
号光は、仕切り板81と光ファイバ端との間隙Gを通過
し、受光デバイス66側へ入射する。このとき、間隙G
が0.2mmと小さいため、入射光は十分に小さい光量
となる。
光ファイバの光送受信モジュールに遠い側の端面(以
下、「遠端側端面」と称す。)91aで一部反射する。
しかし、端面91aが凸面であるため、反射光束は広が
り、ファイバ中を伝播する間にクラッドに吸収される。
その結果として、ファイバ近端側端面91aから出てく
る反射光は少ない。
送信信号光は通信相手の光送受信モジュールへと入射す
る。
である(符号についても同一符号を用いて説明する。)
とすると、送信信号光が最初に到達するのは、仕切り板
81の対向面81aであるが、この面を光吸収材料(カ
ーボンを含む黒塗料等)により塗装しているため、ここ
での反射光は発生しない。
こにおいても光分岐素子62表面は反射防止膜処理が施
されているため、ここでの反射光も発生しない。そし
て、光分岐素子62に入射した送信信号光は、光路が偏
向され受光デバイス66の表面に形成されたレンズ68
により集光され、受光素子65に入射する。
するが、入射光は受光素子65へ斜めに入射しているた
めに反対の斜め方向に反射され、光分岐素子62へは戻
らない。この後、受光素子65に入射した光は光電変換
されて電気信号となり、増幅IC74により増幅され、
外部入出力端子77から、光送受信モジュール外部へ受
信信号として取り出される。
使用することにより電気的クロストークを抑えるととも
に、僅かな隙間をあけて光ファイバ端面に対向する仕切
り板を有する仕切り部材80を使用することにより光学
的クロストークを抑えるので、全二重通信方式による光
伝送を達成できる。また、仕切り板と光ファイバ端面と
の間に隙間を設けているので、光プラグの回転による光
ファイバ端面や仕切り板の破損は生じない。
面91aを凸面とし、仕切り部材80の対向面86aを
凹面として、隙間Gをファイバ中心から外れても同じと
なるようにしている。しかし、光学系の構造によって
は、隙間が大きくて良いので、その場合は、図5に示す
ように、仕切り板81の対向面は湾曲部をもたない面1
81aとしてもよい。
に示すような円錐面191aとしても良い。図6に示し
た例では、隙間Gをファイバ中心から外れても同じとな
すために、仕切り板81の対向面281aは円錐面19
1aと相補の形状を有する。光ファイバ先端の形状は、
プラグの回転に対し回転対称であれば、平面よりも反射
光は減るので、その形状に応じて隙間を設定すれば良
い。
り部材80の係合部82はプラグ端面に接触するように
したが、図7に示すように、係合部82の突起186の
長さを図4等に示した突起86よりも長くして光ファイ
バ端面91aに接触させてもよい。この場合の光ファイ
バ接触位置は、信号光が通過しない位置である。具体的
にはクラッド直径1mmの光ファイバでは、光ファイバ
の中心から半径方向に0.5mmよりも大きい位置であれば
良い。図7に示した例では、係合部82の突起186の
厚みを図4等に示した突起86の厚みよりも薄くするこ
とによって、隙間Gの寸法を図4の場合と同じになるよ
うにしている。
受信システムにおける光送受信モジュールの側面図、
(B)は(A)の1B−1B線断面図である。
された場合の図1(B)と同様の断面図である。
される仕切り部材の正面図、(B)は(A)のB−B線
断面図、(C)は(A)のC−C線断面図、(D)は
(A)のD−D線断面図である。
材の係合部と光プラグの接触状態を示す断面図である。
図である。
示す図4と同様の断面図である。
様の図である。
ルの一端側を示す斜視図である。
先行出願で提案した光送受信モジュールに使用する仕切
り板の平面図および側面図であり、光プラグが仕切り板
に接触し始めた時点の状態を示す。
仕切り板に接触しきった時点での仕切り板の平面図およ
び側面図である。
が先行出願で提案した光送受信システムに使用する光ケ
ーブルの側面図および裏面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 送信信号光を発光する発光素子と、受信
信号光を受光する受光素子とを備え、前記信号光の送受
信を1芯の光ファイバを共有して行う光送受信モジュー
ルにおいて、 送信信号光の光路と受信信号光の光路とを互いに分離す
る遮光性の仕切り部材を備え、この仕切り部材は、光フ
ァイバが所定位置に装着されたときに、隙間をあけて光
ファイバの端面に対向する対向面を有していることを特
徴とする光送受信モジュール。 - 【請求項2】 前記隙間(G)は0mm<G<0.3m
mであることを特徴とする請求項1記載の光送受信モジ
ュール。 - 【請求項3】 前記仕切り部材は、光ファイバが所定位
置に装着されたときに、前記隙間が一定になるように前
記対向面を前記光ファイバの端面に対して位置決めする
位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
光送受信モジュール。 - 【請求項4】 前記位置決め手段は、光ファイバを内部
に保持するプラグの端面に接触する係合面であり、この
係合面は前記対向面に対して固定された位置関係にある
ことを特徴とする請求項3記載の光送受信モジュール。 - 【請求項5】 前記位置決め手段は、前記光ファイバの
端面のうち信号光が通過しない部分に接触する係合面で
あり、この係合面は前記対向面に対して固定された位置
関係にあることを特徴とする請求項3記載の光送受信モ
ジュール。 - 【請求項6】 前記仕切り部材は、前記係合面を前記光
ファイバ側に付勢するバネ手段をさらに備えていること
を特徴とする請求項4または5記載の光送受信モジュー
ル。 - 【請求項7】 前記仕切り部材は、 前記発光素子と前記受光素子との間に位置し、上記対向
面を有する仕切り板と、 前記仕切り板が固定されると共に、前記係合面を有する
係合部と、 前記係合部を前記光ファイバ側に付勢するバネ手段を有
し、前記係合部を光ファイバの光軸方向に移動可能に保
持する保持部とを備えたことを特徴とする請求項4また
は5記載の光送受信モジュール。 - 【請求項8】 前記係合部は、光ファイバを有する光プ
ラグの先端部分を収容するための略円錐台形状の穴を有
する請求項7記載の光送受信モジュール。 - 【請求項9】 滑り摩擦係数の小さい材料を前記係合面
に用いたことを特徴とする請求項4または5に記載の光
送受信モジュール。 - 【請求項10】 一芯の光ファイバが挿通されており、
この光ファイバの各端面は光ファイバの光軸に対し回転
対称な曲面であることを特徴とする光ケーブル。 - 【請求項11】 前記光ファイバの端面は、両端部に設
けたプラグから突出すると共に、前記光ファイバの端面
の半径方向外側部分は前記プラグの端面の一部を覆って
いることを特徴とする請求項10記載の光ケーブル。 - 【請求項12】前記回転対称な曲面は凸面または円錐面
であることを特徴とする請求項10または11記載の光
ケーブル。 - 【請求項13】請求項1乃至9のいずれか1つに記載の
光送受信モジュールと、 一芯の光ファイバが挿通されており、この光ファイバの
各端面が光ファイバの光軸に対し回転対称な曲面である
光ケーブルとを備えたことを特徴とする光送受信システ
ム。 - 【請求項14】 前記光ファイバの端面は、両端部に設
けたプラグから突出すると共に、前記光ファイバの端面
の半径方向外側部分は前記プラグの端面の一部を覆って
いることを特徴とする請求項13記載の光送受信システ
ム。 - 【請求項15】 前記光送受信モジュールにおける前記
仕切り部材の対向面は、光ファイバの端面形状と略相補
の形状を有することを特徴とする請求項13または14
記載の光送受信システム。
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TWI490526B (zh) * | 2013-07-05 | 2015-07-01 | Pixart Imaging Inc | 光學感測模組及具有該光學感測模組之電子裝置 |
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- 2000-09-01 JP JP2000265319A patent/JP3955722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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