JP2002068342A - スプレー缶 - Google Patents
スプレー缶Info
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- JP2002068342A JP2002068342A JP2000254827A JP2000254827A JP2002068342A JP 2002068342 A JP2002068342 A JP 2002068342A JP 2000254827 A JP2000254827 A JP 2000254827A JP 2000254827 A JP2000254827 A JP 2000254827A JP 2002068342 A JP2002068342 A JP 2002068342A
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- socket
- spray
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールの信頼性が高く且つ着脱作業の迅速化
が図れる取付取り外し可能なキャップを備えたスプレー
缶を提供する。 【解決手段】 缶本体1の上端開口部2に、係合溝16
を形成したプラグ部14を設け、上端開口部2を閉塞す
るキャップ5を、プラグ部14に着脱可能なソケット部
17と、スプレーユニット4を一体に支持しソケット部
17の後端部に固定された閉塞部18とで構成し、ソケ
ット部17には、求遠心方向に出没自在に設けられプラ
グ部14の係合溝16に係合するロックボール22と、
ロックボール22を求心方向に押さえる操作スリーブ2
5と、操作スリーブ25を前進方向に付勢するスプリン
グ26と、ソケット部17の内周面に装着されソケット
部17の内周面とプラグ部14の外周面との間をシール
するシールリング30とを備えた。
が図れる取付取り外し可能なキャップを備えたスプレー
缶を提供する。 【解決手段】 缶本体1の上端開口部2に、係合溝16
を形成したプラグ部14を設け、上端開口部2を閉塞す
るキャップ5を、プラグ部14に着脱可能なソケット部
17と、スプレーユニット4を一体に支持しソケット部
17の後端部に固定された閉塞部18とで構成し、ソケ
ット部17には、求遠心方向に出没自在に設けられプラ
グ部14の係合溝16に係合するロックボール22と、
ロックボール22を求心方向に押さえる操作スリーブ2
5と、操作スリーブ25を前進方向に付勢するスプリン
グ26と、ソケット部17の内周面に装着されソケット
部17の内周面とプラグ部14の外周面との間をシール
するシールリング30とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶本体に充填され
ている内容物を使い切った後に、該缶本体の上端開口部
を気密的に閉塞するキャップを外して内容物を充填する
ことができるスプレー缶に関するものである。
ている内容物を使い切った後に、該缶本体の上端開口部
を気密的に閉塞するキャップを外して内容物を充填する
ことができるスプレー缶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スプレー缶には、缶本体の開口部を閉塞
するキャップが取り外しできない構造となっているもの
が多く、内容物を使い切った後に使い捨てされているこ
とに鑑み、缶本体へのキャップの取り付け、取り外しを
容易に行えるようにして、使用後の缶本体に内容物を再
充填することにより、その再利用を可能にしたスプレー
缶が提案されている(特公昭58−1320号)。
するキャップが取り外しできない構造となっているもの
が多く、内容物を使い切った後に使い捨てされているこ
とに鑑み、缶本体へのキャップの取り付け、取り外しを
容易に行えるようにして、使用後の缶本体に内容物を再
充填することにより、その再利用を可能にしたスプレー
缶が提案されている(特公昭58−1320号)。
【0003】このスプレー缶は、図5に示すように、缶
本体1の上端開口部2の外周に雄ねじ部3を形成し、該
雄ねじ部3に、スプレーユニット4を一体に支持したキ
ャップ5を、パッキン6を介して着脱可能に螺着した構
造となっている。
本体1の上端開口部2の外周に雄ねじ部3を形成し、該
雄ねじ部3に、スプレーユニット4を一体に支持したキ
ャップ5を、パッキン6を介して着脱可能に螺着した構
造となっている。
【0004】前記キャップ5に一体に支持されたスプレ
ーユニット4は、キャップ5に気密的に固定された上下
に開口部を有する弁室7と、弁室7内に上下方向に移動
自在に収容された弁体8と、該弁体8を上移動方向に付
勢するスプリング9と、前記弁体8の上部に設けられ、
弁室7の上側開口部から外方へ気密的に摺動可能に突出
する筒状体からなり、その筒壁には前記弁体8が下移動
したとき弁室7内に開口し、弁体8が上移動したとき閉
じられる筒内連通孔10を有する弁押杆11と、弁押杆
11の先端に設けられた噴射ヘッド12と、前記弁室7
の下側開口部に連結された給液管13とにより構成され
ており、前記噴射ヘッド12を押し下げることにより、
弁体8がスプリング9の弾発力に抗して下移動し、前記
弁押杆11の筒壁に有する筒内連通孔10が弁室7内に
開口し、これにより缶本体1内の内容物が給液管13、
弁室7、弁押杆11の筒内連通孔10、筒内へと流れ、
噴射ヘッド12から噴射されるようになっている。
ーユニット4は、キャップ5に気密的に固定された上下
に開口部を有する弁室7と、弁室7内に上下方向に移動
自在に収容された弁体8と、該弁体8を上移動方向に付
勢するスプリング9と、前記弁体8の上部に設けられ、
弁室7の上側開口部から外方へ気密的に摺動可能に突出
する筒状体からなり、その筒壁には前記弁体8が下移動
したとき弁室7内に開口し、弁体8が上移動したとき閉
じられる筒内連通孔10を有する弁押杆11と、弁押杆
11の先端に設けられた噴射ヘッド12と、前記弁室7
の下側開口部に連結された給液管13とにより構成され
ており、前記噴射ヘッド12を押し下げることにより、
弁体8がスプリング9の弾発力に抗して下移動し、前記
弁押杆11の筒壁に有する筒内連通孔10が弁室7内に
開口し、これにより缶本体1内の内容物が給液管13、
弁室7、弁押杆11の筒内連通孔10、筒内へと流れ、
噴射ヘッド12から噴射されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記キャップの取り付
け取り外しを行えるようにしたスプレー缶によれば、ス
プレー缶の再利用は可能となるものの、缶本体1へのキ
ャップ5の取り付けは螺着によって行われ、缶本体1の
上端開口部2とキャップ5との間のシールはキャップ5
の螺着によるパッキン6の締め付けにより行うため、キ
ャップ5による締付トルクがシール性に影響を与えるこ
とになり、シールの信頼性が高いとはいいきれない。ま
た、使用中、キャップ5が緩んでパッキン6への締付ト
ルクが低下し、内容物が漏れる事態を起こすおそれがあ
るといった問題がある。
け取り外しを行えるようにしたスプレー缶によれば、ス
プレー缶の再利用は可能となるものの、缶本体1へのキ
ャップ5の取り付けは螺着によって行われ、缶本体1の
上端開口部2とキャップ5との間のシールはキャップ5
の螺着によるパッキン6の締め付けにより行うため、キ
ャップ5による締付トルクがシール性に影響を与えるこ
とになり、シールの信頼性が高いとはいいきれない。ま
た、使用中、キャップ5が緩んでパッキン6への締付ト
ルクが低下し、内容物が漏れる事態を起こすおそれがあ
るといった問題がある。
【0006】本発明の目的とするところは、シールの信
頼性が高く且つ着脱作業の迅速化が図れる取り付け取り
外し可能なキャップを備えたスプレー缶を提供するとこ
ろにある。
頼性が高く且つ着脱作業の迅速化が図れる取り付け取り
外し可能なキャップを備えたスプレー缶を提供するとこ
ろにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、缶本体に充填されている
内容物を、該缶本体の上端開口部を気密に閉塞するキャ
ップに一体に支持されたスプレーユニットの操作で外部
に噴射するスプレー缶において、前記缶本体の上端開口
部に、外周面に環状の係合溝を形成したプラグ部を気密
的に一体に設け、また、前記キャップにあっては、前記
プラグ部に着脱自在に嵌合可能な筒状のソケット部と、
前記スプレーユニットを気密的に一体に支持し、前記ソ
ケット部の後端部に該後端部の開口部を閉塞するように
固定された閉塞部とからなり、前記ソケット部は、その
先端部に求遠心方向に出没自在に設けられ、求心方向に
移動して前記プラグ部の係合溝に係合し、遠心方向に移
動して前記係合溝から外れるロックボールと、ソケット
部の外周に軸方向に移動自在に嵌合し、前進して前記ロ
ックボールを求心方向に押さえ、後退してその押さえを
解放する操作スリーブと、ソケット部と操作スリーブの
間に介装され、前記操作スリーブを前進方向に付勢する
スプリングと、ソケット部の内周面に装着され、ソケッ
ト部の内周面と前記プラグ部の外周面との間を気密的に
シールするシールリングとを備えたことを特徴とする。
に、請求項1に記載の発明は、缶本体に充填されている
内容物を、該缶本体の上端開口部を気密に閉塞するキャ
ップに一体に支持されたスプレーユニットの操作で外部
に噴射するスプレー缶において、前記缶本体の上端開口
部に、外周面に環状の係合溝を形成したプラグ部を気密
的に一体に設け、また、前記キャップにあっては、前記
プラグ部に着脱自在に嵌合可能な筒状のソケット部と、
前記スプレーユニットを気密的に一体に支持し、前記ソ
ケット部の後端部に該後端部の開口部を閉塞するように
固定された閉塞部とからなり、前記ソケット部は、その
先端部に求遠心方向に出没自在に設けられ、求心方向に
移動して前記プラグ部の係合溝に係合し、遠心方向に移
動して前記係合溝から外れるロックボールと、ソケット
部の外周に軸方向に移動自在に嵌合し、前進して前記ロ
ックボールを求心方向に押さえ、後退してその押さえを
解放する操作スリーブと、ソケット部と操作スリーブの
間に介装され、前記操作スリーブを前進方向に付勢する
スプリングと、ソケット部の内周面に装着され、ソケッ
ト部の内周面と前記プラグ部の外周面との間を気密的に
シールするシールリングとを備えたことを特徴とする。
【0008】かかる構成から、操作スリーブを後退させ
た状態で缶本体の上端開口部に設けられたプラグ部にキ
ャップのソケット部を嵌合し、ロックボールがプラグ部
の係合溝に達した位置で前記操作スリーブを前進させる
と、前記ロックボールは前進位置に達した操作スリーブ
により求心方向に押さえられて係合溝に係合し、これに
よりソケット部がプラグ部に固着され、前記キャップに
より缶本体の上端開口部が閉塞される。このようにして
缶本体の上端開口部に取り付けられたキャップを取り外
す場合、前進位置にある操作スリーブを後退させると、
前記プラグ部の係合溝に係合しているロックボールが操
作スリーブによる求心方向への押さえから解放され、こ
の状態でキャップを缶本体の上端開口部から離脱方向に
引くと、ロックボールがプラグ部の係合溝から外れ、キ
ャップを缶本体の上端開口部から取り外せる。また、缶
本体の上端開口部とキャップとの間は、ソケット部の内
周面に装着され、ソケット部の内周面と前記プラグ部の
外周面との間を気密的にシールするシールリングにより
シールされるので、前記従来のキャップの締付トルクの
バラツキによりそのシール性が影響を受けるといった事
態は生ぜず、シールの信頼性が高い。
た状態で缶本体の上端開口部に設けられたプラグ部にキ
ャップのソケット部を嵌合し、ロックボールがプラグ部
の係合溝に達した位置で前記操作スリーブを前進させる
と、前記ロックボールは前進位置に達した操作スリーブ
により求心方向に押さえられて係合溝に係合し、これに
よりソケット部がプラグ部に固着され、前記キャップに
より缶本体の上端開口部が閉塞される。このようにして
缶本体の上端開口部に取り付けられたキャップを取り外
す場合、前進位置にある操作スリーブを後退させると、
前記プラグ部の係合溝に係合しているロックボールが操
作スリーブによる求心方向への押さえから解放され、こ
の状態でキャップを缶本体の上端開口部から離脱方向に
引くと、ロックボールがプラグ部の係合溝から外れ、キ
ャップを缶本体の上端開口部から取り外せる。また、缶
本体の上端開口部とキャップとの間は、ソケット部の内
周面に装着され、ソケット部の内周面と前記プラグ部の
外周面との間を気密的にシールするシールリングにより
シールされるので、前記従来のキャップの締付トルクの
バラツキによりそのシール性が影響を受けるといった事
態は生ぜず、シールの信頼性が高い。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記ソケット部に、前記操作スリーブが前進位置にあ
るとき、該操作スリーブの後退を阻止する阻止解除可能
なストッパを備えていることを特徴とする。
の前記ソケット部に、前記操作スリーブが前進位置にあ
るとき、該操作スリーブの後退を阻止する阻止解除可能
なストッパを備えていることを特徴とする。
【0010】かかる構成から、前記ロックボールが前進
位置に達した操作スリーブにより求心方向に押さえられ
て係合溝に係合し、これによりソケット部がプラグ部に
固着され、前記キャップが缶本体の上端開口部に取り付
けられた状態にあるとき、前記前進位置にある操作スリ
ーブがストッパによりその後退が阻止されるようになっ
ているので、缶本体の上端開口部からのキャップの外れ
が防止できる。
位置に達した操作スリーブにより求心方向に押さえられ
て係合溝に係合し、これによりソケット部がプラグ部に
固着され、前記キャップが缶本体の上端開口部に取り付
けられた状態にあるとき、前記前進位置にある操作スリ
ーブがストッパによりその後退が阻止されるようになっ
ているので、缶本体の上端開口部からのキャップの外れ
が防止できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の前記プラグ部が前記缶本体の上端を加工する
ことにより前記缶本体自身で形成されていることを特徴
とする。
2に記載の前記プラグ部が前記缶本体の上端を加工する
ことにより前記缶本体自身で形成されていることを特徴
とする。
【0012】かかる構成から、プラグ部を缶本体自身で
形成することにより、部品点数が少なく且つ製造が容易
となり、コストダウンを図ることができる。
形成することにより、部品点数が少なく且つ製造が容易
となり、コストダウンを図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスプレー缶の
実施の形態の一例を図面により詳細に説明する。図1乃
至図3は本発明に係るスプレー缶における実施の形態の
第1例を示したもので、図1は本例のスプレー缶の半部
を縦断して示した側面図、図2は図1の要部拡大縦断面
図、図3はスプレー缶からキャップを取り外す操作過程
を示した説明図である。なお、前述した図5と対応する
部分には、同一符号を付けて示している。
実施の形態の一例を図面により詳細に説明する。図1乃
至図3は本発明に係るスプレー缶における実施の形態の
第1例を示したもので、図1は本例のスプレー缶の半部
を縦断して示した側面図、図2は図1の要部拡大縦断面
図、図3はスプレー缶からキャップを取り外す操作過程
を示した説明図である。なお、前述した図5と対応する
部分には、同一符号を付けて示している。
【0014】本例のスプレー缶では、缶本体1の上端開
口部2にかしめ凹部15を嵌めて圧着することにより気
密的に一体にアルミニュウム等の金属製のプラグ部14
が設けられている。このプラグ部14の外周面には、後
述するロックボールが係合する環状の係合溝16が形成
してある。
口部2にかしめ凹部15を嵌めて圧着することにより気
密的に一体にアルミニュウム等の金属製のプラグ部14
が設けられている。このプラグ部14の外周面には、後
述するロックボールが係合する環状の係合溝16が形成
してある。
【0015】前記プラグ部14には、缶本体1の上端開
口部2を閉塞するキャップ5が取り付け取り外し可能に
取り付けられている。該キャップ5にあっては、前記プ
ラグ部14に着脱自在に嵌合可能な筒状のソケット部1
7と、スプレーユニット4を気密的に一体に支持し、前
記ソケット部17の後端部に該後端部の開口部を閉塞す
るように固定された閉塞部18とから構成されている。
口部2を閉塞するキャップ5が取り付け取り外し可能に
取り付けられている。該キャップ5にあっては、前記プ
ラグ部14に着脱自在に嵌合可能な筒状のソケット部1
7と、スプレーユニット4を気密的に一体に支持し、前
記ソケット部17の後端部に該後端部の開口部を閉塞す
るように固定された閉塞部18とから構成されている。
【0016】前記閉塞部18は、前記ソケット部17の
後端部にパッキン19を介して圧着固定されている。本
例では、ソケット部17の外周にオーバーキャップ20
が螺着されており、このオーバーキャップ20により前
記閉塞部18を前記ソケット部17の後端部に締め付け
て圧着固定しているが、これに限られるものではなく、
閉塞部18を前記ソケット部17の後端部にかしめによ
り圧着固定してもよい。
後端部にパッキン19を介して圧着固定されている。本
例では、ソケット部17の外周にオーバーキャップ20
が螺着されており、このオーバーキャップ20により前
記閉塞部18を前記ソケット部17の後端部に締め付け
て圧着固定しているが、これに限られるものではなく、
閉塞部18を前記ソケット部17の後端部にかしめによ
り圧着固定してもよい。
【0017】前記ソケット部17は、その先端部に円周
方向に適宜間隔で嵌合孔21が形成され、この嵌合孔2
1にロックボール22が求遠心方向に出没自在に嵌合し
て設けられ、求心方向に移動して前記プラグ部14の係
合溝16に係合し、遠心方向に移動して前記係合溝16
から外れるようになっている。また、前記ソケット部1
7の外周には、内周にロックボール押圧面23とロック
ボール解放面24を有し、前進して前記ロックボール2
2をロックボール押圧面23で求心方向に押さえ、後退
してロックボール解放面24によりロックボール22の
押さえを解放する操作スリーブ25が軸方向に移動自在
に嵌合している。また、ソケット部17と操作スリーブ
25の間には、操作スリーブ25を前進方向に付勢する
スプリング26が介装されている。
方向に適宜間隔で嵌合孔21が形成され、この嵌合孔2
1にロックボール22が求遠心方向に出没自在に嵌合し
て設けられ、求心方向に移動して前記プラグ部14の係
合溝16に係合し、遠心方向に移動して前記係合溝16
から外れるようになっている。また、前記ソケット部1
7の外周には、内周にロックボール押圧面23とロック
ボール解放面24を有し、前進して前記ロックボール2
2をロックボール押圧面23で求心方向に押さえ、後退
してロックボール解放面24によりロックボール22の
押さえを解放する操作スリーブ25が軸方向に移動自在
に嵌合している。また、ソケット部17と操作スリーブ
25の間には、操作スリーブ25を前進方向に付勢する
スプリング26が介装されている。
【0018】また、前記ソケット部17には、前進位置
にある操作スリーブ25の後退を阻止する阻止解除可能
なストッパ27が備えられている。このストッパ27に
あっては、前進位置にある操作スリーブ25の後退を阻
止する阻止解除可能であればその構成に特に限定される
ものではない。本例では、前記操作スリーブ25が、ソ
ケット部17とこのソケット部17の外周に螺着してい
るオーバーキャップ20との間に嵌合されており、そし
て、操作スリーブ25の先端部外周には大径段部28が
形成され、操作スリーブ25が前進位置にあるときに操
作スリーブ25の外周にできる前記大径段部28と前記
オーバーキャップ20の先端との間の凹部29に、該凹
部29と概ね同幅の弾性素材で形成されたCリング状の
ストッパ27が着脱可能に嵌合され、操作スリーブ25
の後退を阻止する構成となっている。更に、ソケット部
17の内周面には、ソケット部17の内周面と前記プラ
グ部14の外周面との間を気密的にシールするシールリ
ング30が装着されている。また、ソケット部17の先
端部外周面には、前記操作スリーブ25の前進位置を規
制し且つ抜け防止用のストップリング31が装着されて
いる。
にある操作スリーブ25の後退を阻止する阻止解除可能
なストッパ27が備えられている。このストッパ27に
あっては、前進位置にある操作スリーブ25の後退を阻
止する阻止解除可能であればその構成に特に限定される
ものではない。本例では、前記操作スリーブ25が、ソ
ケット部17とこのソケット部17の外周に螺着してい
るオーバーキャップ20との間に嵌合されており、そし
て、操作スリーブ25の先端部外周には大径段部28が
形成され、操作スリーブ25が前進位置にあるときに操
作スリーブ25の外周にできる前記大径段部28と前記
オーバーキャップ20の先端との間の凹部29に、該凹
部29と概ね同幅の弾性素材で形成されたCリング状の
ストッパ27が着脱可能に嵌合され、操作スリーブ25
の後退を阻止する構成となっている。更に、ソケット部
17の内周面には、ソケット部17の内周面と前記プラ
グ部14の外周面との間を気密的にシールするシールリ
ング30が装着されている。また、ソケット部17の先
端部外周面には、前記操作スリーブ25の前進位置を規
制し且つ抜け防止用のストップリング31が装着されて
いる。
【0019】なお、前記キャップ5を構成する閉塞部1
8に気密的に一体に支持されているスプレーユニット4
にあっては、従来のスプレーユニットと変わるところが
なく、その詳細図及び詳細な説明は省略する。
8に気密的に一体に支持されているスプレーユニット4
にあっては、従来のスプレーユニットと変わるところが
なく、その詳細図及び詳細な説明は省略する。
【0020】このように構成されたスプレー缶によれ
ば、先ず、缶本体1の上端開口部2にキャップ5を取り
付ける場合、操作スリーブ25をスプリング26の弾発
力に抗して後退させた状態で缶本体1の上端開口部2に
設けられたプラグ部14にキャップ5のソケット部17
を嵌合する。ロックボール22がプラグ部14の係合溝
16に達すると、該ロックボール22が係合溝16側に
移動可能となり、これにより前記操作スリーブ25がス
プリング26の弾発力により前進し、スプリング26に
よってロックボール22が求心方向に押され、スプリン
グ26の内周に有するロックボール押圧面23が係合溝
16に移動したロックボール22を求心方向に押さえて
係合させることになり、これによりソケット部17がプ
ラグ部14に固着され、前記キャップ5により缶本体1
の上端開口部2が閉塞される。
ば、先ず、缶本体1の上端開口部2にキャップ5を取り
付ける場合、操作スリーブ25をスプリング26の弾発
力に抗して後退させた状態で缶本体1の上端開口部2に
設けられたプラグ部14にキャップ5のソケット部17
を嵌合する。ロックボール22がプラグ部14の係合溝
16に達すると、該ロックボール22が係合溝16側に
移動可能となり、これにより前記操作スリーブ25がス
プリング26の弾発力により前進し、スプリング26に
よってロックボール22が求心方向に押され、スプリン
グ26の内周に有するロックボール押圧面23が係合溝
16に移動したロックボール22を求心方向に押さえて
係合させることになり、これによりソケット部17がプ
ラグ部14に固着され、前記キャップ5により缶本体1
の上端開口部2が閉塞される。
【0021】そして、このとき、前進位置にあるときに
操作スリーブ25の外周にできる前記大径段部28と前
記オーバーキャップ20の先端との間の凹部29に、C
リング状のストッパ27を嵌合することにより、操作ス
リーブ25の後退が阻止され、缶本体1の上端開口部2
からのキャップ5の脱落が防止されている。
操作スリーブ25の外周にできる前記大径段部28と前
記オーバーキャップ20の先端との間の凹部29に、C
リング状のストッパ27を嵌合することにより、操作ス
リーブ25の後退が阻止され、缶本体1の上端開口部2
からのキャップ5の脱落が防止されている。
【0022】次に、前記のようにして缶本体1の上端開
口部2に取り付けられたキャップ5を取り外す場合、前
記操作スリーブ25の外周にできる前記大径段部28と
前記オーバーキャップ20の先端との間の凹部29に嵌
合されているCリング状のストッパ27を拡開して凹部
29から外して前進位置にある操作スリーブ25の後退
阻止を解除し、操作スリーブ25を後退させる。操作ス
リーブ25の後退により、ロックボール押圧面23がロ
ックボール22から離れ、ロックボール22上にロック
ボール解放面24が位置すると、ロックボール22は求
心方向への押さえから解放され、この状態でキャップ5
を缶本体1の上端開口部2から離脱方向に引くと、ロッ
クボール22がプラグ部14の係合溝16から外れ、キ
ャップ5を缶本体1の上端開口部2から取り外せる。
口部2に取り付けられたキャップ5を取り外す場合、前
記操作スリーブ25の外周にできる前記大径段部28と
前記オーバーキャップ20の先端との間の凹部29に嵌
合されているCリング状のストッパ27を拡開して凹部
29から外して前進位置にある操作スリーブ25の後退
阻止を解除し、操作スリーブ25を後退させる。操作ス
リーブ25の後退により、ロックボール押圧面23がロ
ックボール22から離れ、ロックボール22上にロック
ボール解放面24が位置すると、ロックボール22は求
心方向への押さえから解放され、この状態でキャップ5
を缶本体1の上端開口部2から離脱方向に引くと、ロッ
クボール22がプラグ部14の係合溝16から外れ、キ
ャップ5を缶本体1の上端開口部2から取り外せる。
【0023】また、前記缶本体1の上端開口部2にキャ
ップ5が取り付けられているとき、缶本体1の上端開口
部2とキャップ5の間は、ソケット部17の内周面に装
着され、ソケット部17の内周面と前記プラグ部14の
外周面との間を気密的にシールするシールリング30に
よりシールされるので、前記従来のキャップの締付トル
クのバラツキによりそのシール性が影響を受けるといっ
た事態は生ぜず、シールの信頼性が高く、缶本体1内に
収容されている内容物の漏れを確実に防止することがで
きる。
ップ5が取り付けられているとき、缶本体1の上端開口
部2とキャップ5の間は、ソケット部17の内周面に装
着され、ソケット部17の内周面と前記プラグ部14の
外周面との間を気密的にシールするシールリング30に
よりシールされるので、前記従来のキャップの締付トル
クのバラツキによりそのシール性が影響を受けるといっ
た事態は生ぜず、シールの信頼性が高く、缶本体1内に
収容されている内容物の漏れを確実に防止することがで
きる。
【0024】図4は本発明に係るスプレー缶における実
施の形態の第2例で、スプレー缶の半部を縦断して示し
た側面図である。なお、前述した図1乃至図3と対応す
る部分には、同一符号を付けて示している。
施の形態の第2例で、スプレー缶の半部を縦断して示し
た側面図である。なお、前述した図1乃至図3と対応す
る部分には、同一符号を付けて示している。
【0025】本例のスプレー缶では、缶本体1の上端開
口部2を加工してその外周面に係合溝17を設けること
によりプラグ部14が、缶本体1自身で形成されてい
る。その他の構成は、前述した第1例と同様に構成され
ている。
口部2を加工してその外周面に係合溝17を設けること
によりプラグ部14が、缶本体1自身で形成されてい
る。その他の構成は、前述した第1例と同様に構成され
ている。
【0026】このように構成することにより、部品点数
の削減が図れ且つ製造が容易となり、コストダウンを図
ることができる。
の削減が図れ且つ製造が容易となり、コストダウンを図
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るスプレー缶
によれば、缶本体の上端開口部へのキャップの取り付け
取り外しを、操作スリーブの操作により、容易に且つ迅
速に行うことができ、しかも、シールの信頼性が高く、
キャップの脱落が確実に防止されるので安全性に優れる
ものであり、缶本体に充填されている内容物を使い切っ
た後に、該缶本体内容物を再充填することにより、その
再利用を可能にしたスプレー缶として最適であるといっ
た効果がある。
によれば、缶本体の上端開口部へのキャップの取り付け
取り外しを、操作スリーブの操作により、容易に且つ迅
速に行うことができ、しかも、シールの信頼性が高く、
キャップの脱落が確実に防止されるので安全性に優れる
ものであり、缶本体に充填されている内容物を使い切っ
た後に、該缶本体内容物を再充填することにより、その
再利用を可能にしたスプレー缶として最適であるといっ
た効果がある。
【図1】本発明に係るスプレー缶における実施の形態の
第1例で、スプレー缶の半部を縦断して示した側面図。
第1例で、スプレー缶の半部を縦断して示した側面図。
【図2】図1の要部拡大縦断面図。
【図3】図1のスプレー缶からキャップを取り外す操作
過程を示した説明図。
過程を示した説明図。
【図4】本発明に係るスプレー缶における実施の形態の
第2例で、スプレー缶の半部を縦断して示した側面図。
第2例で、スプレー缶の半部を縦断して示した側面図。
【図5】従来のスプレー缶の半部を縦断して示した側面
図。
図。
1 缶本体 2 上端開口部 3 雄ねじ部 4 スプレーユニット 5 キャップ 6 パッキン 7 弁室 8 弁体 9 スプリング 10 筒内連通孔 11 弁押杆 12 噴射ヘッド 13 給液管 14 プラグ部 15 かしめ凹部 16 係合溝 17 ソケット部 18 閉塞部 19 パッキン 20 オーバーキャップ 21 嵌合孔 22 ロックボール 23 ロックボール押圧面 24 ロックボール解放面 25 操作スリーブ 26 スプリング 27 ストッパ 28 大径段部 29 凹部 30 シールリング 31 ストップリング
Claims (3)
- 【請求項1】 缶本体に充填されている内容物を、該缶
本体の上端開口部を気密に閉塞するキャップに一体に支
持されたスプレーユニットの操作で外部に噴射するスプ
レー缶において、 前記缶本体の上端開口部に、外周面に環状の係合溝を形
成したプラグ部を気密的に一体に設け、 また、前記キャップにあっては、前記プラグ部に着脱自
在に嵌合可能な筒状のソケット部と、前記スプレーユニ
ットを気密的に一体に支持し、前記ソケット部の後端部
に該後端部の開口部を閉塞するように固定された閉塞部
とからなり、 前記ソケット部は、その先端部に求遠心方向に出没自在
に設けられ、求心方向に移動して前記プラグ部の係合溝
に係合し、遠心方向に移動して前記係合溝から外れるロ
ックボールと、ソケット部の外周に軸方向に移動自在に
嵌合し、前進して前記ロックボールを求心方向に押さ
え、後退してその押さえを解放する操作スリーブと、ソ
ケット部と操作スリーブの間に介装され、前記操作スリ
ーブを前進方向に付勢するスプリングと、ソケット部の
内周面に装着され、ソケット部の内周面と前記プラグ部
の外周面との間を気密的にシールするシールリングとを
備えたことを特徴とするスプレー缶。 - 【請求項2】 前記ソケット部に、前記操作スリーブが
前進位置にあるとき、該操作スリーブの後退を阻止する
阻止解除可能なストッパを備えていることを特徴とする
請求項1に記載のスプレー缶。 - 【請求項3】 前記プラグ部が前記缶本体の上端開口部
を加工することにより前記缶本体自身で形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスプレー
缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000254827A JP2002068342A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | スプレー缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000254827A JP2002068342A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | スプレー缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002068342A true JP2002068342A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18743705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000254827A Pending JP2002068342A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | スプレー缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002068342A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108974620A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 桶盖自动解锁及自动锁定机构 |
-
2000
- 2000-08-25 JP JP2000254827A patent/JP2002068342A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108974620A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 桶盖自动解锁及自动锁定机构 |
CN108974620B (zh) * | 2018-06-15 | 2022-05-20 | 中国核电工程有限公司 | 桶盖自动解锁及自动锁定机构 |
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