JP2002064578A - 周波数検出方法及び回路、並びに信号処理装置 - Google Patents
周波数検出方法及び回路、並びに信号処理装置Info
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
うに、キャリア同期のためのバースト信号部分がバース
ト的に現れる信号に対して、高精度の周波数検出を行
う。 【解決手段】 入力信号のバースト周期Tb (Tb =2
07シンボル)よりも長い所定の期間Tc (Tc =41
0シンボル)の範囲内に、バースト長Ta (Ta=4シ
ンボル)のキャリア同期用信号部分を、期間Tc を周期
として上書きする形態で重ねて配置する。このように、
上記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配置さ
れ充填されたものを離散フーリエ変換(DFT)して、
上記入力信号のキャリア周波数を検出する。
Description
び回路、並びに信号処理装置に関し、特にBS(放送衛
星)を介して伝送された信号を受信する受信装置に適用
して好ましい周波数検出方法及び回路、並びに信号処理
装置に関するものである。
オ信号等を符号化し、通信衛星(CS:Communication
Satelite)や放送衛星(BS:Broadcasting Satelit
e) 等を介して伝送し、受信側においてこれを復調する
ようにしたシステム、いわゆるディジタル放送システム
が開発され普及しつつある。
においては、変調方式として、BPSK(Binary Phase
Shift Keying) 方式やQPSK(Quadrature Phase S
hiftKeying) 方式が用いられ、さらにBSディジタル
放送では、QPSK変調方式よりも伝送効率の高いTC
8PSK(Trellis-Coded 8 Phase Shift Keying)方
式等も用いられるようになっている。すなわち、例えば
BS信号には、BPSK変調信号、QPSK変調信号、
及びTC8PSK変調信号が時分割多重化されて混在し
ている。
するビットストリームとしては、CS、地上波、ケーブ
ル等の他のメディアとの整合性を図る観点から、MPE
G(Moving Picture Image Coding Experts Group) 2
で規定された、いわゆるトランスポートストリーム(T
S:Transport Stream)を基本としている。このTS
は、1バイトの同期バイトを含んだ188バイトのパケ
ットで構成されているが、CSディジタル多チャンネル
放送、地上波ディジタル放送、ケーブルディジタル放送
等では、これに誤り訂正用の16バイトのパリティを付
加したリードソロモン符号(RS符号)が用いられてい
ることから、BSディジタル放送でも、TSにRS符号
化、具体的にはRS(204,188)符号化を行うよ
うにしている。
Sディジタル放送の送信装置の構成例を表している。1
88バイトのTSパケットには、RS(204,18
8)符号化により、16バイトのパリティが付加され
る。このパケットが48個集められて1フレームとされ
る。
バイトの同期バイトは、順次、連続して読み出され、フ
レーム同期およびTMCC発生回路201に入力され
る。フレーム同期およびTMCC発生回路201は、最
初の2つのTSパケットの同期バイトをフレーム同期信
号にすげ替える。また、フレーム同期およびTMCC発
生回路201は、第3番目以降のTSパケットの同期バ
イトをTMCC(Transmission Multiplexing Configur
ation Control) 信号にすげ替える。このTMCC信号
には、後述する主信号の変調方式や符号化率などの伝送
制御情報が含まれる。これにより、1フレームを構成す
る48個のパケットのうちの最初の2つのパケットの2
個の同期バイトが、フレーム同期信号にすげ替えられ、
第3番目以降のパケットの同期バイトが、TMCC信号
にすげ替えられることになる。フレーム同期およびTM
CC発生回路201で発生されたフレーム同期信号とT
MCC信号は、BPSKマッピング回路202に入力さ
れ、所定の信号点にマッピングされる。
ットの主信号は、低階層用の画像信号LQとされ、この
信号は、この2個のTSパケットの範囲内でインタリー
ブ回路203によりインタリーブされ、さらに、畳み込
み符号化回路204に入力され、1/2の符号化率で畳
み込み符号化される。そして畳み込み符号化された信号
はパンクチャリング処理されて符号化率3/4とされて
QPSKマッピング回路205に供給される。QPSK
マッピング回路205において、QPSK方式で、所定
の信号点にマッピングされる。
ットのうち、残りの46個のTSパケットの主信号は、
高階層用の画像信号HQとされ、この信号は、インタリ
ーブ回路206に入力され、インタリーブされた後、2
/3トレリス符号化回路207において符号化され、さ
らに8PSKマッピング回路208において、信号点に
マッピングされる。この2/3トレリス符号化回路20
7において、いわゆるプラグマティックトレリス符号化
を行うようにすると、畳み込み符号化回路204と2/
3トレリス符号化回路207は、共通の回路とすること
ができる。
側での安定したキャリア再生を可能とするために、放送
信号の予め定められた位置に挿入するBPSK変調信号
を発生するものであり、具体的には、主信号の203シ
ンボル毎に4シンボルの基準バーストを間欠的に多重す
るためのものである。
回路202、QPSKマッピング回路205、8PSK
マッピング回路208、及び位相基準バースト発生回路
209からの出力を、フレーム単位で多重化し、出力す
る。従って、多重化回路210より出力される各フレー
ムの信号は、最初に、BPSK変調されたフレーム同期
信号とTMCC信号が配置され、その次に、QPSK変
調された低階層用の主信号LQが配置され、最後に8P
SK変調された高階層用の主信号HQが配置されたフォ
ーマットとなる。また、主信号には所定周期で位相基準
バースト発生回路209からの基準バーストが間欠的に
多重される。
用のBPSK変調信号の部分(図中の斜線部)の具体例
を示すものであり、フレームの先頭から順に、32シン
ボルのBPSK変調されたフレーム同期信号、128シ
ンボルのTMCC信号、32シンボルのBPSK変調さ
れたフレーム同期信号が配置され、これらの192シン
ボルは全てBPSK変調信号である。これに続く主信号
は、上述したように、BPSK変調信号、QPSK変調
信号、TC8PSK変調信号のいずれかであるが、主信
号の203シンボル毎に、位相基準バースト発生回路2
09からの4シンボルのBPSK変調信号が配置され、
これらの主信号と位相基準信号とが207シンボル周期
で繰り返される。なお、TMCC信号近傍部分の192
シンボルは、前フレームの位相基準バースト信号部分の
4シンボルから連続して配置されるから、これらの合計
196シンボルがバースト状のBPSK信号部分として
現れることになる。
は、キャリアの同期を確立し、受信信号系列を監視する
ことでBPSK変調されたフレーム同期信号を検出し、
上述したTMCC信号の内容を解釈することにより、T
MCC信号に続いて伝送されてくるペイロード情報を伝
送する主信号部のシンボルの変調方式や符号化率等の伝
送制御情報を知って、適切な復調、復号動作を行うよう
にしている。
うに、例えばBS信号には、BPSK変調信号、QPS
K変調信号、及びTC8PSK変調信号が時分割多重化
されて混在している。このようなBS信号を受信してデ
ィジタル信号を復号するためには、キャリア同期回路に
よるキャリア再生が必要であるが、各変調信号について
は、BPSK>QPSK>TC8PSKの変調波の順に
安定したキャリア再生が行える。このため、キャリア同
期をとる場合には、一般的に上記BPSK変調信号の部
分が用いられるが、このBPSK変調信号の部分は連続
しておらず、間欠的に、いわゆるバースト的に現れるこ
とになる。
号に対して同期をとろうとする場合、あるいは同期をと
るため等に周波数を検出しようとする場合には、周波数
検出精度が充分に得られず、キャリア同期が不安定にな
って同期捕捉に時間がかかってしまう問題があった。ま
た、C/N(キャリア/ノイズ比)が低い場合や、受信
機のフロントエンド部での雑音が多い場合等に、同期外
れを起こしやすい問題があった。
たものであって、バースト状に現れるキャリア信号の周
波数検出が高精度に行えるような周波数検出方法及び回
路、並びに信号処理装置を提供することを目的とする。
するために、本発明に係る周波数検出方法及び回路は、
キャリア同期のためのキャリア同期用信号部分を含み、
該キャリア同期用信号部分の持続時間であるバースト長
Ta 及び該キャリア同期用信号部分の繰り返し周期であ
るバースト周期Tb が一定の入力信号が供給され、上記
入力信号の上記バースト周期Tb よりも長い所定の期間
Tc の範囲内に、上記キャリア同期用信号部分を上記期
間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置し、上
記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配置され
充填されたものに対して離散フーリエ変換(DFT)を
施して、上記入力信号のキャリア周波数を検出すること
を特徴とするものである。
c を周期として上書きする形態で重ねて配置するとは、
上記入力信号を上記期間Tc を周期として順次区切って
行ったときの各区切り部分(期間Tc に相当)を順次積
み重ねる際に、上記バースト周期Tb のキャリア同期用
バースト信号部分のみを取り出して重ねて配置すること
により、換言すれば、上記期間Tc の範囲内に対して、
上記周期Tb で繰り返されるバースト信号部分(長さT
a )を含む入力信号を周期Tc で区切るときの各バース
ト信号部分の位相位置に当該バースト信号部分を配置す
ることにより、上記期間Tc を上記バースト長Ta のキ
ャリア同期用信号部分で充填することである。
分が上記期間Tc の範囲内に隙間無く充填されるための
条件の一例としては、上記期間Tc を、 Tc =nTb −Ta ただしnは整数とすることが挙げられる。
信号が複数の変調方式のいずれかで変調されて送信され
た信号を受信し、得られた受信信号中の所定の変調方式
の部分に対応するキャリア同期信号部分に基づきキャリ
ア信号を再生するキャリア同期手段と、上記キャリア同
期手段からのキャリア信号に基づいて上記受信信号を復
号処理して上記情報信号を得る復号手段とを有し、上記
キャリア同期用信号部分は、持続時間であるバースト長
Ta 及び繰り返し周期であるバースト周期Tbが一定と
され、上記受信信号のキャリア信号成分の周波数検出を
行う周波数検出手段と、上記入力信号のキャリア信号成
分の位相同期を行うためのPLL(位相ロックループ)
手段とを有し、上記周波数検出手段は、上記入力信号の
上記バースト周期Tb よりも長い所定の期間Tc の範囲
内に、上記キャリア同期用信号部分を上記期間Tc を周
期として上書きする形態で重ねて配置し、上記期間Tc
内に上記キャリア同期用信号部分が配置され充填された
ものに対して離散フーリエ変換(DFT)を施して、上
記入力信号のキャリア周波数を検出することを特徴とす
るものである。
長い所定の期間Tc の範囲内にキャリア同期用信号部分
を充填するように配置して離散フーリエ変換(DFT)
を施すことにより、入力信号のキャリア周波数を高精度
に検出する。
法及び回路の好ましい実施の形態について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
構成例を示すブロック図である。この図1において、入
力端子161には、図2に示すような周波数検出用信号
部分の持続時間であるバースト長がTa で、該周波数検
出用信号部分の繰り返し周期であるバースト周期がTb
の入力信号が入力される。この周期的な入力信号は、例
えば前記図6と共に説明したようなBSディジタル放送
の受信信号(BS信号)中の4シンボルの位相基準バー
スト信号が207シンボル周期で現れる部分のみを取り
出したものと考えることができる。この場合には、図2
中のバースト長Ta が4(シンボル)、バースト周期T
b が207(シンボル)となる。
信号の周波数検出用信号部分(図中斜線部)、すなわち
例えば上記BS信号の場合の4シンボルの位相基準バー
スト信号の部分を取り出して制御部163に送る。従っ
て、制御部163には、キャリア同期用信号部分の持続
時間であるバースト長Ta =4(シンボル)で、該キャ
リア同期用信号部分の繰り返し周期であるバースト周期
Tb =207(シンボル)が一定の入力信号が供給され
る。
て、図2の(A)〜(D)に示すように、上記入力信号
の上記バースト周期Tb (207シンボル)よりも長い
所定の期間Tc (例えば410シンボル)の範囲内に、
上記バースト長Ta のキャリア同期用信号部分を上記期
間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置するよ
うにしている。すなわち、上記入力信号を上記期間Tc
を周期として順次区切って行ったときの各区切り部分
(期間Tc に相当)を順次積み重ねる際に、上記バース
ト周期Tb のキャリア同期用バースト信号部分のみを取
り出して重ねて配置することにより、換言すれば、上記
期間Tc の範囲内に対して、上記周期Tb で繰り返され
るバースト信号部分(長さTa )を含む入力信号を周期
Tc で区切るときの各バースト信号部分の位相位置に当
該バースト信号部分を配置することにより、上記期間T
c を上記バースト長Ta のキャリア同期用信号部分で充
填するようにしている。このように、上記期間Tc 内に
上記キャリア同期用信号部分が配置され充填されたもの
を離散フーリエ変換(DFT)回路165に送り、この
DFT回路165でDFTを施して、上記入力信号のキ
ャリア周波数を検出するようにしている。検出された周
波数は、出力端子166を介して取り出される。
ースト信号のパケットをDFT周期である期間Tc 内に
配置して行く手順を図2の(A)〜(D)を参照しなが
ら説明する。上述したように、図2の(A)の410シ
ンボルの期間Tc をDFT区間(DFT周期)とする際
に、この期間Tc 内の中央位置に上記バースト長Ta
(=4シンボル)の位相基準バースト信号のパケットP
1 が配置される。次に、図2の(B)に示すように、次
の位相基準バースト信号のパケットP2 を、期間Tc を
周期としてDFT区間(DFT周期)を周期として上書
きする形態で重ねて配置されるようにすると、このパケ
ットP2 はDFT区間の先頭位置に配置されることにな
る。次に、図2の(C)は、その次の位相基準バースト
信号のパケットP3 を、DFT区間を周期として上書き
する形態で重ねて配置した状態を示し、このパケットP
3 は、上記パケットP1 の次に連続して配置されること
になる。このように、位相基準バースト信号の各パケッ
トを、期間Tc を周期としてDFT区間(DFT周期)
を周期として上書きする形態で重ねて配置してゆくこと
により、図2の(D)に示す最後のパケットP103 まで
を用いて、DFT区間Tc 内に位相基準バースト信号の
パケットが隙間無く充填される。なお、DFT区間Tc
を充填するための最後の2つのパケットP102 とP103
とは、位相基準バースト信号の各4シンボルの内のそれ
ぞれ3シンボルずつを使用することになる。これによ
り、キャリア同期用信号が連続している場合と等価なD
FTサンプルが得られることになり、DFT処理の分解
能を高めることができる。
リア同期回路に用いられる。ここで、図3は、上述した
図1と共に説明したような周波数検出回路を用いたキャ
リア同期回路の基本構成の一例を示すブロック図であ
る。
述したようなBSディジタル放送の受信信号(BS信
号)が複素信号の形態で入力され、この複素入力信号
は、周波数検出部63に、また、複素乗算器62を介し
て位相検出部64にそれぞれ送られる。周波数検出部6
3として、上記図1に示すような周波数検出回路を用い
ることができ、この周波数検出部63では、上述したよ
うに、入力信号の上記バースト周期Tb (207シンボ
ル)よりも長い所定の期間Tc (例えば410シンボ
ル)の範囲内に、上記キャリア同期用信号部分(4シン
ボル)を上記期間Tcを周期として上書きする形態で重
ねて配置した後、DFT(離散フーリエ変換)処理によ
り入力信号のキャリア信号成分の周波数を検出する。位
相検出部64では、1次のPLL(位相ロックループ)
により入力信号のキャリア信号成分の位相同期を行うよ
うにしている。これらの周波数検出部63及び位相検出
部64からの出力信号は、加算器65で加算され、単位
遅延素子66を介して、再び複素信号に変換するための
変換部67に送られる。変換部67は、入力された信号
の複素エクスポネンシャル(exponential) をとる、す
なわち、入力位相xを単位円上の複素数 exp(jx)に
変換するものである。変換部67からの複素信号は、複
素共役(conjugate) 部68に送られて位相が反転さ
れ、上記入力側の複素乗算器62に送られることによっ
て、PLLのループが形成される。なお、複素共役部6
8からの複素信号は、端子69を介して取り出されるよ
うになっている。
期回路を用いて、BS信号を受信する受信装置を構成す
る場合のいわゆるフロントエンド部を概略的に示すブロ
ック図である。
て入力された受信信号は、分離部222に送られ、同相
成分I信号と直交成分Q信号とに分離される。これは、
複素入力信号を実部(リアルパート:I信号)と虚部
(イマジナリパート:Q信号)とに分離することに相当
する。これらのI信号及びQ信号は、それぞれナイキス
トフィルタ(Raised Cosine Filter)223及び224
に送られた後、合成部225に送られて、再び複素信号
に戻される。フィルタ223及び224は、ルートロー
ルオフフィルタであり、入力されたI信号及びQ信号を
帯域制限して出力する。合成部225からの出力信号は
乗算部226に送られ、この乗算部226は供給された
信号を2乗して出力する。乗算部226からの出力信号
は、端子241を介してキャリア同期部240に送られ
る。また、乗算部226からの出力信号は、デマッピン
グ部227に送られる。
中のキャリア再生が行われ、再生されたキャリア信号が
端子242を介してデマッピング部227に送られる。
このキャリア同期部240は、具体的には上記図3と共
に説明したような構成となっており、BS信号中のBP
SK変調部分に相当する部分を選択して取り出して、上
記周波数検出部63により周波数を検出し、上記位相検
出部64により位相検出を行うようにしている。
おけるBPSK、QPSK、TC8PSKの変調の際に
マッピングされた信号点を検出するようなデマッピング
処理を行い、その信号点に対応するメトリックを発生し
て、ビタビ復号部228に送る。ビタビ復号部228で
は、デマッピング部227からの信号を畳み込み復号処
理し、デインターリーブ部229に送る。デインターリ
ーブ部229は、上記送信側でのインターリーブに対応
するデインターリーブ処理を行い、その出力をリードソ
ロモン復号部230に送る。リードソロモン復号部23
0では、上述したRS(204,188)符号の復号処
理を行う。このリードソロモン復号部230からの出力
信号は、端子231を介して図示しないMPEG復号部
に送られる。
した後、受信信号系列を監視することでBPSK変調さ
れたフレーム同期信号を検出し、フレーム同期を確立す
る。このフレーム同期信号の後には、BPSK変調され
たTMCCが続いているので、フレーム同期が確立すれ
ば、フレーム同期信号の次の信号をBPSK信号として
受信、復調し、TMCC信号を得ることができる。この
TMCC信号の内容を解釈することにより、TMCC信
号の後に引き続き伝送されてくるペイロード情報を伝送
する主信号部のシンボルの変調方式や符号化率等の伝送
制御情報を知ることができるので、これに基づいて、主
信号の受信および内符号の復号を行うことができる。
TMCC信号は、元のように、TSの同期信号に置き換
えられ、1バイトの同期信号と203バイトの主信号と
からなるRS(204,188)符号化されたTSに戻
され、さらにこのRS符号を復号することにより、送信
されたTSを得ることができる。
よれば、キャリア同期用バースト信号部分にキャリア同
期する場合、バースト周期Tb よりも長い所定の期間T
c の範囲内に、上記キャリア同期用バースト信号部分を
上記期間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置
し、上記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配
置され充填されたものに対して離散フーリエ変換(DF
T)を施して、上記入力信号のキャリア周波数を検出す
るこことにより、バースト状のキャリア同期信号の周波
数検出が高精度に行え、キャリア同期も高精度で行え
る。
限定されるものではなく、例えばバースト長Ta 、バー
スト周期Tb 及び所定の期間Tc は、上述した実施の形
態の各値(Ta =4、Tb =207、Tc =410)に
限定されないことは勿論である。
ア同期のためのキャリア同期用信号部分として、バース
ト長Ta 、バースト周期Tb の入力信号が供給され、上
記入力信号の上記バースト周期Tb よりも長い所定の期
間Tc の範囲内に、上記キャリア同期用信号部分を上記
期間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置し、
上記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配置さ
れ充填されたものに対して離散フーリエ変換(DFT)
を施して、上記入力信号のキャリア周波数を検出するこ
ことにより、バースト状のキャリア同期信号の周波数検
出が高精度に行え、キャリア同期も高精度で行える。
ャリア同期手段を有するディジタル放送装置等の信号処
理装置によれば、C/N(キャリア/ノイズ比)が低い
場合や、受信機のフロントエンド部での雑音が多い場合
でも同期外れの生じない安定した同期検波が行える。
成を示すブロック図である。
てDFTするときの動作を説明するための図である。
いられたキャリア同期回路の具体例の構成を示すブロッ
ク図である。
れたキャリア同期回路を有して構成される受信装置の一
例を示すブロック図である。
である。
BPSK変調信号の部分の一例を示す図である。
ゲート回路、 163制御部、 164 メモリ、 1
65 DFT(離散フーリエ変換)回路
Claims (6)
- 【請求項1】 キャリア同期のためのキャリア同期用信
号部分を含み、該キャリア同期用信号部分の持続時間で
あるバースト長Ta 及び該キャリア同期用信号部分の繰
り返し周期であるバースト周期Tb が一定の入力信号が
供給され、 上記入力信号の上記バースト周期Tb よりも長い所定の
期間Tc の範囲内に、上記キャリア同期用信号部分を上
記期間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置
し、 上記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配置さ
れ充填されたものに対して離散フーリエ変換(DFT)
を施して、上記入力信号のキャリア周波数を検出するこ
とを特徴とする周波数検出方法。 - 【請求項2】 上記期間Tc として、 Tc =nTb −Ta ただしnは整数とすることを特徴とする請求項1記載の
周波数検出方法。 - 【請求項3】 キャリア同期のためのキャリア同期用信
号部分を含み、該キャリア同期用信号部分の持続時間で
あるバースト長Ta 及び該キャリア同期用信号部分の繰
り返し周期であるバースト周期Tb が一定の入力信号が
供給され、 上記入力信号の上記バースト周期Tb よりも長い所定の
期間Tc の範囲内に、上記キャリア同期用信号部分を上
記期間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置す
る手段と、 上記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配置さ
れ充填されたものに対して離散フーリエ変換(DFT)
を施して、上記入力信号のキャリア周波数を検出する手
段とを有することを特徴とする周波数検出回路。 - 【請求項4】 上記期間Tc として、 Tc =nTb −Ta ただしnは整数とすることを特徴とする請求項3記載の
周波数検出回路。 - 【請求項5】 情報信号が複数の変調方式のいずれかで
変調されて送信された信号を受信し、得られた受信信号
中の所定の変調方式の部分に対応するキャリア同期信号
部分に基づきキャリア信号を再生するキャリア同期手段
と、 上記キャリア同期手段からのキャリア信号に基づいて上
記受信信号を復号処理して上記情報信号を得る復号手段
とを有し、 上記キャリア同期用信号部分は、持続時間であるバース
ト長Ta 及び繰り返し周期であるバースト周期Tb が一
定とされ、 上記受信信号のキャリア信号成分の周波数検出を行う周
波数検出手段と、 上記入力信号のキャリア信号成分の位相同期を行うため
のPLL(位相ロックループ)手段とを有し、 上記周波数検出手段は、 上記入力信号の上記バースト周期Tb よりも長い所定の
期間Tc の範囲内に、上記キャリア同期用信号部分を上
記期間Tc を周期として上書きする形態で重ねて配置
し、 上記期間Tc 内に上記キャリア同期用信号部分が配置さ
れ充填されたものに対して離散フーリエ変換(DFT)
を施して、上記入力信号のキャリア周波数を検出するこ
とを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項6】 上記期間Tc として、 Tc =nTb −Ta ただしnは整数とすることを特徴とする請求項5記載の
信号処理装置。
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