[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002064482A - 暗号処理装置 - Google Patents

暗号処理装置

Info

Publication number
JP2002064482A
JP2002064482A JP2000252787A JP2000252787A JP2002064482A JP 2002064482 A JP2002064482 A JP 2002064482A JP 2000252787 A JP2000252787 A JP 2000252787A JP 2000252787 A JP2000252787 A JP 2000252787A JP 2002064482 A JP2002064482 A JP 2002064482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encryption
data
processing
unit
encryption processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000252787A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshibumi Miura
俊文 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000252787A priority Critical patent/JP2002064482A/ja
Publication of JP2002064482A publication Critical patent/JP2002064482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信するデータの破棄を低減し、ネットワー
ク全体の性能の低減を防止する暗号処理装置等を提供す
る。 【解決手段】 外部からデータを受信する受信部1と、
外部にデータを送信する送信部2と、受信部から受け取
ったデータの送信元アドレス又は宛先アドレスに基づい
て該データの暗号処理の要否を判断する暗号制御部5
と、暗号制御部が暗号処理を要すると判断したデータ
を、複数の備えた暗号方式の内の一つの暗号方式により
暗号処理し処理結果のデータを送信部に出力する暗号処
理部6と、を備えた暗号処理装置において、暗号処理部
の暗号処理動作の負荷を監視し、該負荷に応じて暗号処
理部の暗号方式を変更する負荷制御部7を備えて構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方側から受信し
たデータを暗号処理して他方側へ送信する暗号処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信のセキュリティを目的
として、コンピュータ端末近傍に暗号処理装置を配し
て、当該コンピュータ端末から送信されるデータには暗
号化処理を施して暗号データを送信し、コンピュータ端
末側に受信される暗号データには復号化処理を施して通
常のデータとして受信する場合がある。このような場合
に用いられる暗号処理装置にあっては、データの送信元
アドレスや送信先アドレスなどによって暗号処理をデー
タに施すか否かを判断して、必要なものだけを暗号処理
して送受信するということが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
暗号処理装置にあっては、暗号処理に複雑な計算を要す
るため暗号処理の負荷が大きくなり、次々と受信するデ
ータの処理が間に合わない場合があった。このように先
に受信されたデータの暗号処理が終わる前に次のデータ
が受信された場合、後続のデータは破棄され、データの
送信元は再度ネットワーク上にデータを送信しなければ
ならなかった。また、これに対処すべくバッファを設
け、該バッファにデータを蓄積して順次処理するものも
あるが、次々にデータを受信した場合には処理が間に合
わないとバッファが溢れてしまい、溢れたデータは破棄
され、再度データの送信が行われることとなる。その結
果、暗号処理装置を一つのノードとするネットワーク全
体の性能を低減させる恐れがあるという問題点があっ
た。
【0004】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、受信するデー
タの破棄を低減し、ネットワーク全体の性能の低減を防
止する暗号処理装置、暗号処理方法及びその方法を実行
するプログラムを記録した記録媒体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の暗号処理装置にあっては、外部からデー
タを受信する受信部と、外部にデータを送信する送信部
と、受信部から受け取ったデータの送信元アドレス又は
宛先アドレスに基づいて該データの暗号処理の要否を判
断する暗号制御部と、該暗号制御部が暗号処理を要する
と判断したデータを、複数の備えた暗号方式の内の一つ
の暗号方式により暗号処理し処理結果のデータを送信部
に出力する暗号処理部と、を備えた暗号処理装置におい
て、暗号処理部の暗号処理動作の負荷を監視し、該負荷
に応じて暗号処理部の暗号方式を変更する負荷制御部を
備えたことを特徴とするものである。
【0006】前記負荷制御部は、暗号処理部における暗
号処理の負荷が高負荷である場合に、暗号処理部の暗号
方式をより負荷の軽い暗号方式に変更するものであるこ
とが好ましい。ここで、高負荷とは、これ以上そのまま
の処理を継続すると、送信するデータよりも受信するデ
ータが多くなって、全てのデータを処理することができ
ず、受信するデータの一部又は全部を破棄する恐れのあ
るような場合をいう。
【0007】また、暗号制御部に、データの種別を判別
し、該種別によって暗号処理の要否を判断する種別判断
部を設け、該種別判断部は暗号処理を要すると判断した
データを暗号処理部に出力するようにしてもよい。種別
とは、データが適用されるアプリケーションソフトウェ
アや、データのタイプなど、データ自体の特徴を表す属
性をいう。そして、この場合には、種別判断部は、種別
に応じた暗号方式で暗号処理することを暗号処理部に指
示することがより好ましい。
【0008】一方、前記受信部と暗号制御部との間に、
受信したデータを一時的に蓄積記憶するバッファ部と、
該バッファ部内に蓄積記憶されているデータに優先順位
を付する優先順位制御部とを設け、暗号制御部は、前記
優先順位の高いデータから暗号処理の要否を判断するも
のであってもよい。
【0009】更に、暗号処理部の暗号処理に用いる暗号
方式を表示する表示部を設けるようにしてもよい。ま
た、表示部は暗号方式以外の暗号処理に関する情報を表
示するものであってもよい。
【0010】また、本発明の暗号処理方法にあっては、
暗号処理動作の負荷を監視し、該負荷に応じて暗号処理
部の暗号方式を変更するステップを備えたことを特徴と
するものである。また、負荷を制御し暗号方式を変更す
るステップは、暗号処理の負荷が高負荷である場合に、
暗号方式をより負荷の軽い暗号方式に変更することを特
徴とするものが好ましい。
【0011】記暗号処理の要否を判断するステップに、
データの種別を判別し、該種別によって暗号処理の要否
を判断するステップを設ることも好ましく、この場合、
暗号処理するステップは、前記判別した種別に応じた暗
号方式で暗号処理するようにすればより好ましい。
【0012】一方、データを受信するステップの後に、
受信したデータを一時的に蓄積記憶するステップと、該
蓄積記憶されているデータに優先順位を付するステップ
とを設け、暗号処理の要否を判断するステップは、前記
優先順位の高いデータから暗号処理の要否を判断するも
のであってもよい。
【0013】また、本発明の記録媒体にあっては、上記
の暗号処理方法を実行するためのプログラムを記録した
ことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかる暗号処理装置の第
一実施の形態を図1乃至図5基づいて説明する。図1は
本発明の暗号処理装置の一構成例を示すブロック図であ
り、図2は暗号処理装置の外観を示す斜視図である。図
3は本発明の暗号処理装置の全体の動作を説明するフロ
ーチャートである。図4は本発明の暗号処理装置の暗号
方式の変更動作の他の例を説明するフローチャートであ
る。
【0015】図1において、暗号処理装置は、受信部
1、バッファ部2、パケット処理部3、送信部4、暗号
制御部5、暗号処理部6、負荷制御部7、優先順位制御
部8、統計情報収集部9、表示制御部10、表示部11
を備えて構成されており、特定送信元アドレスからのデ
ータ又は特定宛先アドレスへのデータについて通過させ
るとともに、更にその中で特定の送信元アドレスからの
データ又は特定宛先アドレスへのデータについてはデー
タを暗号化して送信させるものである。従って、データ
には暗号処理装置を通過できないもの、暗号処理装置を
そのまま暗号化されずに通過するもの、及び暗号処理装
置にて暗号化されて通過するもの、の3種類がある。
【0016】受信部1は、コネクタを有しており該コネ
クタに接続された信号線を介して外部からのデータを受
信するものである。受信されるデータは、暗号化処理が
なされておらずそのままで内容の把握が可能な平文デー
タであり、例えばパケットの形式をとっている。受信部
1は、データを受信すると、該データをバッファ部2に
出力する。
【0017】バッファ部2は、受信したデータを一時的
に蓄積記憶するものであり、読み書き可能なメモリで構
成されている。バッファ部2は、データを受け取ると、
待ち行列の最後尾にデータを格納する。バッファ部2を
設けることにより、前のデータの暗号処理が終了するま
でに次のデータを受信しても、該次のデータを蓄積記憶
できるため、データの破棄を防止することができる。
【0018】パケット処理部3は、バッファ部2の待ち
行列の先頭からデータを取り出して、暗号処理装置を通
過させて良いか否かを判断するものである。パケット処
理部3は、バッファ部2の暗号処理装置の通過を許可す
る特定の送信元アドレスからのデータ又は特定宛先アド
レスへのデータについては暗号制御部5に出力し、暗号
処理装置の通過を許可しない他のデータについてはデー
タを破棄する。なお、データの送信元アドレス又は宛先
アドレスと、通過の要否との関係は、別途設定テーブル
を設けておいて、パケット処理部3は該テーブルを参照
して判断するようになしてある。
【0019】暗号制御部5は、暗号処理装置を通過させ
るデータについて、暗号処理を行うか否かを判断するも
のであり、アドレス判断部5aと、種別判断部5bとを
備えている。
【0020】アドレス判断部5aは、データの送信元ア
ドレス又は宛先アドレスに基づいて該データの暗号処理
の要否を判断するものであり、暗号処理を必要としない
データについてはそのまま送信部4に出力し、暗号処理
が必要なデータについては種別判断部5bに出力する。
なお、データの送信元アドレス又は宛先アドレスと、暗
号処理の要否との関係は、別途設定テーブルを設けてお
いて、アドレス判断部5aは該テーブルを参照して判断
するようになしてある。
【0021】種別判断部5bは、データの種別を判別
し、該種別によって暗号処理の要否を判断するものであ
る。種別とは、特定のワードプロセッサーや特定の画像
処理ソフトウェア等のようにデータが対応するアプリケ
ーションソフトウェアの種類であってもよいし、テキス
トデータ、イメージデータなどのデータのタイプであっ
てもよい。本実施の形態では、データが対応するアプリ
ケーションソフトウェアの種類を種別として用いてい
る。種別判断部5bは、データの種別に基づいて暗号処
理を必要としないと判断したデータについてはそのまま
送信部4に出力し、データの種別に基づいて暗号処理が
必要と判断したデータについては暗号処理部6に出力す
る。その際、種別判断部5bは、種別に応じた暗号方式
で暗号処理することを暗号処理部に指示するようになし
てある。具体的には、種別判断部5bは、例えばアプリ
ケーションソフトウェアPに対応するデータについて
は、暗号方式Xにて暗号処理を行うように指示し、アプ
リケーションソフトウェアQに対応するデータについて
は、暗号方式Yにて暗号処理を行うように指示する。な
お、種別と、暗号処理の要否及び暗号方式との関係は、
別途設定テーブルを設けておいて、種別判断部5bは該
テーブルを参照して判断するようになしてある。
【0022】種別判断部5bにより、データの種別によ
り暗号処理の要否判断を行うことにより、データの種別
によっては暗号処理が不要となる場合に、該不要な暗号
処理を行うことがなく、よって暗号処理動作の負荷を軽
減することができる。つまり、アドレス判断部5aにて
暗号処理を要すると一律に判断されたデータの中でも、
データの種別によっては暗号処理をする必要のないもの
が存在する場合があり、これらデータの暗号処理を省く
ことにより暗号処理動作の負荷を軽減することが可能と
なる。また、種別判断部5bは、種別に応じた暗号方式
で暗号処理することを暗号処理部に指示するため、種別
に応じた暗号強度を選択すことが可能となり、一律の暗
号強度とする場合に比べて暗号処理の効率を高めること
が可能となる。
【0023】暗号処理部6は、例えばシングルDES方
式やトリプルDES方式等の複数の暗号方式による暗号
処理が可能であって、暗号制御部5から受け取ったデー
タを、種別判断部5bの指定する暗号方式により暗号化
するものである。但し、暗号処理部6は次に説明する負
荷制御部7からも暗号方式を指定される場合があり、負
荷制御部7から指定があった場合には、その指定に優先
して従うようになしてある。暗号処理部6は、暗号処理
されたデータを暗号制御部5を介して送信部4に出力す
る。
【0024】負荷制御部7は、暗号処理部6の暗号処理
動作の負荷を監視し、該負荷に応じて暗号処理部6の暗
号方式を変更するものである。負荷制御部7は、暗号処
理動作の負荷が所定の負荷閾値A以上の場合である高負
荷の場合には、暗号方式をより負荷の軽い他の暗号方式
に変更するよう暗号処理部6に指示をする。負荷閾値
は、暗号処理部6にかかる負荷を表す値であれば良い
が、本実施の形態ではバッファ部2に蓄積される未処理
のデータ個数としている。
【0025】具体的には、負荷制御部7は、バッファ部
2の待ち行列に入っているデータの個数を検出して、バ
ッファ部2の待ち行列からデータが溢れそうな程度にデ
ータが蓄積記憶されている場合に、暗号処理動作が高負
荷であると判断する。例えば、負荷制御部7は、バッフ
ァ部2の待ち行列の8割にデータが記憶された場合に、
負荷閾値A以上であり高負荷と判断する。そして、負荷
制御部7は、暗号処理動作が高負荷であると判断した場
合には、暗号処理部6の暗号方式をより負荷の軽い暗号
方式に変更するよう、暗号処理部6に指示を出す。例え
ば、暗号制御部7は、暗号処理部6が暗号方式Yで暗号
処理を行おうとしている場合に、より負荷の軽い暗号方
式Xへの変更を指示する。
【0026】優先順位制御部8は、バッファ部2内に蓄
積記憶されているデータに優先順位を付するものであ
り、優先順位の高いデータが待ち行列の先頭となるよう
にデータを制御するものである。この場合、優先順位制
御部8は、待ち行列に入るデータを記憶し直してメモリ
の中で物理的にデータが優先順位の順番に並ぶようにし
てもよいし、データに優先順位を示すインデックスを別
途設けておいて、論理的に優先順位の順番にならぶよう
にして、パケット処理部3がインデックスに示された優
先順位順にデータを取り出すようにしてもよい。優先順
位制御部8は、データのプロトコル、対応アプリケーシ
ョンソフトウェア、ファイルタイプ、宛先アドレス、送
信元アドレス等に基づいて優先順位を決定する。
【0027】統計情報収集部9は、暗号処理部6の処理
する暗号方式について、各暗号方式の使用回数、暗号方
式の変更回数等の各種の統計情報、及び現在処理中の暗
号方式を収集するものである。
【0028】表示制御部10は、統計情報収集部9の収
集した統計情報及び現在処理中の暗号方式を表示部11
に出力するものである。具体的には、表示制御部10
は、図2に示すように、統計情報を表示部11の液晶表
示部11aに出力して文字や図形情報として視覚化し、
現在処理中の暗号方式については表示部11のLED表
示部11bに出力する。LED表示部11bは複数のL
EDを備えており、点灯パターンにより暗号方式を示す
ようになしてある。
【0029】次に以上のようにして構成した暗号処理装
置の動作を図3を用いて説明する。
【0030】まず、受信部1がデータをパケット形式で
受信して(ステップS101)、該受信データをバッフ
ァ部2に蓄積記憶する。その際に、優先順位制御部8が
該蓄積記憶されているデータに優先順位を付与する(ス
テップS101)。そして、パケット処理部3が、バッ
ファ部2の待ち行列の中から優先順位の最も高いデータ
を取り出して、送信元アドレス、宛先アドレスに基づい
て、データを通過させてよいか否かを判断する(ステッ
プS102)。
【0031】パケット処理部3は、データを通過させて
もよいと判断した場合には、該データを暗号制御部5に
出力する。暗号制御部5では、まずアドレス判断部5a
がデータの送信元アドレス、宛先アドレスから暗号処理
の要否を判断し(ステップS103)、暗号処理不要と
判断されたデータはそのまま送信される(ステップS1
12)。一方、暗号処理が必要と判断されたデータは、
種別判断部5bに出力され、更にデータの種別に基づい
て、暗号処理の要否が判断される(ステップS10
4)。具体的には、本実施の形態では、データに対応す
るアプリケーションソフトウェアに基づいて暗号処理の
要否を判断するようにしてある。そして、暗号処理不要
と判断されたデータはそのまま送信され(ステップS1
12)、暗号処理が必要と判断されたデータは暗号処理
部6に出力されるとともに、種別判断部5bは暗号方式
を指定して暗号処理部6に指示を行う(ステップS10
5〜S107)。
【0032】次に負荷制御部7は、現在の暗号処理部6
における暗号処理の負荷を監視し、現在の暗号方式を確
認した上で(ステップS108)、暗号方式として処理
負荷の高い暗号方式Yが指定されており、暗号処理動作
の負荷が所定の負荷閾値A以上の場合である高負荷の場
合には(ステップS109)、暗号方式Yをより負荷の
軽い暗号方式Xに変更するよう暗号処理部6に指示をし
(ステップS110)、暗号処理動作の負荷が所定の負
荷閾値A未満の場合であるには暗号方式の変更は行わな
い。また、暗号方式として負荷の軽い暗号方式Xが指定
されている場合にも、暗号方式を変更することなく処理
を続行する(ステップS108)。
【0033】以上のようにして指定された暗号方式に基
づいて、暗号処理部6はデータを暗号化し(ステップS
111)、該暗号化したデータを暗号制御部5を介して
送信部4に出力する。送信部4は該データを外部に送信
し(ステップS112)、一連の動作が完了する。該動
作は繰り返し行われる。但し、ステップS102〜ステ
ップS112までの一連の流れは連続して1ステップづ
つ行われるが、データの受信処理(ステップS101)
は上記一連の流れとは別個に行われる。
【0034】なお、上記説明では、暗号処理動作の負荷
が軽い場合には特に暗号方式を変更することはしていな
いが、図4に示すように、より負荷の高い暗号方式に変
更する(ステップS113,S114)ようにしてもよ
い。この場合、暗号処理装置の負荷が軽い場合にはより
強度の暗号化を行ったデータを送信することができると
いう利点がある。
【0035】以上のようにして構成した暗号処理装置及
び暗号処理方法にあっては、負荷が高くなりバッファ部
2からデータが溢れそうになった場合に、暗号処理部6
での暗号方式を負荷の軽いものに変更するので、データ
溢れを防止して、データが破棄されることを防ぐことが
でき、ひいては暗号処理装置を一つのノードとするネッ
トワーク全体の性能の低下を防止することができる。
【0036】なお、本発明の暗号処理装置は、上述した
もののみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0037】
【発明の効果】本発明の御号処理装置は上述のように構
成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、負荷
制御部が、暗号処理部の暗号処理動作の負荷を監視し、
該負荷に応じて暗号処理部の暗号方式を変更するので、
負荷状況に対応した暗号方式を用いることができるとい
う効果を奏する。
【0038】請求項2記載の発明にあっては、負荷制御
部は、暗号処理部における暗号処理の負荷が高負荷であ
る場合に、暗号処理部の暗号方式をより負荷の軽い暗号
方式に変更するので、暗号処理動作の過負荷によるデー
タの破棄を防止し、ネットワーク全体の性能の低下を防
止することができるという効果を奏する。
【0039】請求項3記載の発明にあっては、暗号制御
部に、データの種別を判別し、該種別によって暗号処理
の要否を判断する種別判断部を設け、該種別判断部は暗
号処理を要すると判断したデータを暗号処理部に出力す
るので、データの種別によっては暗号処理が不要となる
場合に、該不要な暗号処理を行うことがなく、よって暗
号処理動作の負荷を軽減することができるという効果を
奏する。
【0040】請求項4記載の発明にあっては、暗号処理
部が、種別判断部の判別する種別に応じた暗号方式で暗
号処理するので、データの種別毎に暗号強度を適宜設定
でき、効率的に暗号処理をすることにより、暗号処理動
作の負荷を軽減することができるという効果を奏する。
【0041】請求項5記載の発明にあっては、優先順位
制御部が、バッファ部内に蓄積記憶されているデータに
優先順位を付け、暗号制御部は、優先順位の高いデータ
から暗号処理の要否を判断するので、優先順位の高いデ
ータをより素早く処理して送信することができるという
効果を奏する。
【0042】請求項6記載の発明にあっては、表示部が
暗号処理部の暗号処理に用いる暗号方式を表示するの
で、使用者は現在の暗号方式を目視確認することがで
き、暗号処理装置の誤動作の確認をすることが容易にな
るという効果を奏する。
【0043】請求項7記載の発明にあっては、暗号処理
動作の負荷を監視し、該負荷に応じて暗号処理部の暗号
方式を変更するステップを備えたので、負荷状況に対応
した暗号方式を用いることができるという効果を奏す
る。
【0044】請求項8記載の発明にあっては、負荷を制
御し暗号方式を変更するステップは、暗号処理の負荷が
高負荷である場合に、暗号方式をより負荷の軽い暗号方
式に変更するので、暗号処理動作の過負荷によるデータ
の破棄を防止し、ネットワーク全体の性能の低下を防止
することができるという効果を奏する。
【0045】請求項9記載の発明にあっては、暗号処理
の要否を判断するステップに、データの種別を判別し、
該種別によって暗号処理の要否を判断するステップを設
けたので、データの種別によっては暗号処理が不要とな
る場合に、該不要な暗号処理を行うことがなく、よって
暗号処理動作の負荷を軽減することができるという効果
を奏する。
【0046】請求項10記載の発明にあっては、暗号処
理するステップは、判別した種別に応じた暗号方式で暗
号処理するので、データの種別毎に暗号強度を適宜設定
でき、効率的に暗号処理をすることにより、暗号処理動
作の負荷を軽減することができるという効果を奏する。
【0047】請求項11記載の発明にあっては、データ
を受信するステップの後に、受信したデータを一時的に
蓄積記憶するステップと、該蓄積記憶されているデータ
に優先順位を付するステップとを設け、暗号処理の要否
を判断するステップは、前記優先順位の高いデータから
暗号処理の要否を判断するので、優先順位の高いデータ
をより素早く処理して送信することができるという効果
を奏する。
【0048】請求項12記載の発明にあっては、記録媒
体をコンピュータ等に読み込み実行させることにより、
請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の発明の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暗号処理装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の暗号処理装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の暗号処理方法の一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の暗号処理方法の他の例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 受信部 2 バッファ部 4 送信部 5 暗号制御部 5b 種別判断部 6 暗号処理部 7 負荷制御部 8 優先順位制御部 11 表示部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からデータを受信する受信部と、外
    部にデータを送信する送信部と、受信部から受け取った
    データの送信元アドレス又は宛先アドレスに基づいて該
    データの暗号処理の要否を判断する暗号制御部と、該暗
    号制御部が暗号処理を要すると判断したデータを、複数
    の備えた暗号方式の内の一つの暗号方式により暗号処理
    し処理結果のデータを送信部に出力する暗号処理部と、
    を備えた暗号処理装置において、 暗号処理部の暗号処理動作の負荷を監視し、該負荷に応
    じて暗号処理部の暗号方式を変更する負荷制御部を備え
    たことを特徴とする暗号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷制御部は、暗号処理部における
    暗号処理の負荷が高負荷である場合に、暗号処理部の暗
    号方式をより負荷の軽い暗号方式に変更することを特徴
    とする請求項1記載の暗号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記暗号制御部に、データの種別を判別
    し、該種別によって暗号処理の要否を判断する種別判断
    部を設け、該種別判断部は暗号処理を要すると判断した
    データを暗号処理部に出力することを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の暗号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記暗号処理部は、前記種別判断部の判
    別しする種別に応じた暗号方式で暗号処理することを特
    徴とする請求項3記載の暗号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記受信部と暗号制御部との間に、受信
    したデータを一時的に蓄積記憶するバッファ部と、該バ
    ッファ部内に蓄積記憶されているデータに優先順位を付
    する優先順位制御部とを設け、暗号制御部は、前記優先
    順位の高いデータから暗号処理の要否を判断することを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の暗
    号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記暗号処理部の暗号処理に用いる暗号
    方式を表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項5記載の暗号処理装置。
  7. 【請求項7】 外部からデータを受信するステップと、
    受信部から受け取ったデータの送信元アドレス又は宛先
    アドレスに基づいて該データの暗号処理の要否を判断す
    るステップと、該暗号制御部が暗号処理を要すると判断
    したデータを、複数の備えた暗号方式の内の一つの暗号
    方式により暗号処理するステップと、処理結果のデータ
    を送信するステップと、を備えた暗号処理方法におい
    て、 暗号処理動作の負荷を監視し、該負荷に応じて暗号処理
    部の暗号方式を変更するステップを備えたことを特徴と
    する暗号処理方法。
  8. 【請求項8】 前記負荷を監視して暗号方式を変更する
    ステップは、暗号処理の負荷が高負荷である場合に、暗
    号方式をより負荷の軽い暗号方式に変更することを特徴
    とする請求項7記載の暗号処理方法。
  9. 【請求項9】 前記暗号処理の要否を判断するステップ
    に、データの種別を判別し、該種別によって暗号処理の
    要否を判断するステップを設けたことを特徴とする請求
    項7又は請求項8記載の暗号処理方法。
  10. 【請求項10】 前記暗号処理するステップは、前記判
    別した種別に応じた暗号方式で暗号処理することを特徴
    とする請求項9記載の暗号処理方法。
  11. 【請求項11】データを受信するステップの後に、受信
    したデータを一時的に蓄積記憶するステップと、該蓄積
    記憶されているデータに優先順位を付するステップとを
    設け、前記暗号処理の要否を判断するステップは、前記
    優先順位の高いデータから暗号処理の要否を判断するこ
    とを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記
    載の暗号処理方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項6乃至請求項11のいずれ
    かに記載の暗号処理方法を実行するためのプログラムを
    記録したことを特徴とする記録媒体。
JP2000252787A 2000-08-23 2000-08-23 暗号処理装置 Pending JP2002064482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000252787A JP2002064482A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 暗号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000252787A JP2002064482A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 暗号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002064482A true JP2002064482A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18741979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000252787A Pending JP2002064482A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 暗号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002064482A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005013273A1 (ja) * 2003-08-04 2005-02-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ディジタル記録装置、ディジタル再生装置及びディジタル記録再生装置、並びに、暗号化装置、暗号復調装置、暗号化方法及び暗号復調方法
CN100431295C (zh) * 2002-11-26 2008-11-05 松下电器产业株式会社 数据加密、解密方法及装置
JP2008299521A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Nec System Technologies Ltd ファイル保護システム、ファイル保護方法及びコンピュータプログラム
JP2009055315A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Nec Personal Products Co Ltd トランスコーダ、トランスコーディング方法及びトランスコーディング用プログラム
JP2009071455A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Softbank Mobile Corp 通信モジュール、通信方法、通信プログラム、および通信端末
JP2010178242A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Fujitsu Ltd ゲートウェイ、情報処理方法、プログラム及びデータ暗号化端末
JP2010251912A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Sony Corp コンテンツ送信装置、コンテンツ送信方法及びコンテンツ送信プログラム
JP2011504665A (ja) * 2007-10-17 2011-02-10 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) セキュリティ設定を決定するための方法及び構成
JP2015095757A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 富士通株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100431295C (zh) * 2002-11-26 2008-11-05 松下电器产业株式会社 数据加密、解密方法及装置
WO2005013273A1 (ja) * 2003-08-04 2005-02-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ディジタル記録装置、ディジタル再生装置及びディジタル記録再生装置、並びに、暗号化装置、暗号復調装置、暗号化方法及び暗号復調方法
US7783039B2 (en) 2003-08-04 2010-08-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Digital recording device, digital reproduction device, digital recording/reproduction device, encryption device, decryption device, encryption method, and decryption method
JP2008299521A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Nec System Technologies Ltd ファイル保護システム、ファイル保護方法及びコンピュータプログラム
JP2009055315A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Nec Personal Products Co Ltd トランスコーダ、トランスコーディング方法及びトランスコーディング用プログラム
JP2009071455A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Softbank Mobile Corp 通信モジュール、通信方法、通信プログラム、および通信端末
JP2011504665A (ja) * 2007-10-17 2011-02-10 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) セキュリティ設定を決定するための方法及び構成
US8386766B2 (en) 2007-10-17 2013-02-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and arrangement for deciding a security setting
JP2010178242A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Fujitsu Ltd ゲートウェイ、情報処理方法、プログラム及びデータ暗号化端末
JP2010251912A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Sony Corp コンテンツ送信装置、コンテンツ送信方法及びコンテンツ送信プログラム
JP2015095757A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 富士通株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060161733A1 (en) Host buffer queues
JPH10320191A (ja) プログラム可能暗号処理システムおよび方法
JPH09244980A (ja) 通信データ出力装置
JP2002064482A (ja) 暗号処理装置
CN103888351A (zh) 在基于多路径路由的网络中管理多个会话的方法及装置
JP3537332B2 (ja) インターフェース装置
CN115208701A (zh) 数据包选择加密方法及装置
JP2003318996A (ja) 車両用通信装置
EP1016973A1 (en) Communication dma device
CN115102701B (zh) 多芯片数据加密解密处理方法及装置
JP5094727B2 (ja) データ転送装置、及び携帯電話機
JP2008010905A (ja) パケット送信時の優先度制御方法及びパケット送信時の優先度制御装置
CN117499351A (zh) 报文转发装置及方法、通信芯片及网络设备
JP3128434B2 (ja) 通信ネットワークにおける通信時間分散方式
JP2000022716A (ja) バックプレッシャ制御方法およびその装置
CN101197847B (zh) 存储转换器及其转换方法
JP2658931B2 (ja) プリンタコントローラ
JP2001244979A (ja) Ipネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体
WO2008026551A1 (fr) Système de communication, programme, et support d'enregistrement
CN116962371A (zh) 一种控制视频流量传输方法、系统、用户设备及交换机
CN116016349A (zh) 报文调度方法、装置和系统
CN114338826A (zh) 数据传输方法、装置、系统及相关设备
KR100296683B1 (ko) 동시 수신 동작을 실행가능한 데이터 수신 장치
JP2003330840A (ja) コンテンツ配送システム及びその方法並びにプログラム
JPH08204757A (ja) マルチバッファ制御方法およびその装置