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JP2002040517A - バリア装置 - Google Patents

バリア装置

Info

Publication number
JP2002040517A
JP2002040517A JP2000231850A JP2000231850A JP2002040517A JP 2002040517 A JP2002040517 A JP 2002040517A JP 2000231850 A JP2000231850 A JP 2000231850A JP 2000231850 A JP2000231850 A JP 2000231850A JP 2002040517 A JP2002040517 A JP 2002040517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrier
lens
lens barrel
barriers
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000231850A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Miyashiyou
宏明 宮庄
Gohachi Katagiri
護八 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000231850A priority Critical patent/JP2002040517A/ja
Publication of JP2002040517A publication Critical patent/JP2002040517A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Lens Barrels (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バリア(レンズバリア)の操作が容易で使い勝
手がよく、コンパクト化も可能なバリア装置を提供する
こと。 【解決手段】このバリア装置は、鏡筒外装部1a内に組
み込まれた進退移動可能な鏡枠2の前端部に着脱自在に
装着可能であって、主にベースリング5と、4枚のバリ
ア6,7,8,9とからなる。上記各バリアは、ベース
リング5の外周にてレンズ閉位置からレンズ開位置に回
動可能に支持されており、支持部近傍には、外装部1a
の先端1bと当接するカム部が設けられている。鏡枠2
が収納位置から撮影準備位置に繰り出されると、外装部
1aとの当接が解放され、各バリアは、バネ11の付勢
力で開位置に回動する。また、鏡枠2が収納位置に繰り
込まれると外装部1aの先端1bで押圧され、各バリア
は、閉位置まで回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズ前面を
覆う閉じ位置と上記前面から退避する開位置とに移動可
能なバリア(レンズバリア)を有するバリア装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撮影レンズ保護用のカメラ組み込
み式のバリア(レンズバリア)は、レンズ鏡筒の前面に
スライド移動可能に配置されているものが一般的であっ
た。そのバリアを組み込んだカメラは、バリアのスライ
ド移動スペ−スを必要とすることからカメラ外装体がそ
のスペ−ス分大型なものになり、カメラのコンパクト化
の支障になっていた。また、一方では、レンズフード付
き撮影を行う場合には、別途レンズフードを携帯する必
要があった。
【0003】そこで、それらの点を同時に解決するもの
としてUSP4,415,242号に開示されたもの
は、レンズ鏡枠前面に回動可能な多数枚の羽根で構成さ
れるバリア(レンズカバー)を組み込んだものである。
【0004】上記バリアを構成する各羽根は、回動ピン
を介して鏡枠に回動可能に支持された状態で鏡枠先端の
バリア操作リングの外周に沿って配置されており、遮蔽
状態にあるときには、鏡枠の全面を覆っている。上記バ
リア操作リングを回動操作することにより上記各羽根が
回動してレンズ鏡枠の前面が開放される。この開放状態
で上記バリアは、レンズフード(サンシェード)として
も機能する。また、上記操作リングを閉方向に回動操作
することにより各バリアは、レンズ鏡枠の前面を遮蔽す
る位置に回動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
USP4,415,242号に開示されたものは、上記
バリアを開閉させる場合、バリア操作リングを回動操作
しなければならず、しかもそのバリア操作リングとレン
ズ鏡枠とは、連動関係にないことから、レンズ鏡筒の沈
胴操作や撮影準備位置へのセットアップは、別途の操作
部材を操作して行う必要がある。さらには、ファインダ
とも連動状態にないことからファインダによる観察が可
能な状態になっていてもレンズ鏡枠の前面がレンズバリ
アで覆われている場合もあり、使い勝手がよくなかっ
た。また、多くの枚数の羽根が操作リングの外周に沿っ
て回動可能に配置されており、構造的に複雑である。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、バリアの操作が容易で使い勝手が
よく、コンパクト化も可能なバリア装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バリア装置は、鏡筒に取り付けられ、上記鏡筒の前面に
ある撮影レンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面より
退避した位置とに移動可能なバリアと、上記鏡筒が移動
して上記バリアと当接可能な外装部材とを有し、上記鏡
筒が移動して上記バリアと上記外装部材とが当接する
と、上記バリアが上記撮影レンズを覆う位置に移動す
る。
【0008】本発明の請求項2記載のバリア装置は、鏡
筒に取り付けられ、上記鏡筒の前面にある撮影レンズを
覆う位置と上記撮影レンズの前面より退避した位置とに
回転可能なバリアと、上記鏡筒が移動して上記バリアと
当接可能な外装部材とを有し、上記鏡筒が移動して上記
バリアと上記外装部材とが当接すると、上記バリアが上
記撮影レンズを覆う位置に回転する。
【0009】本発明の請求項3記載のバリア装置は、鏡
筒に取り付けられ、上記鏡筒の前面にある撮影レンズを
覆う位置と上記撮影レンズの前面より退避した位置とに
回転可能なバリアと、上記バリアを上記退避した位置に
付勢するバネ部材と、上記鏡筒が移動して上記バリアと
当接可能な外装部材とを有し、上記鏡筒が移動して上記
バリアと上記外装部材が当接すると、上記バネ部材の付
勢力に抗して上記バリアが上記撮影レンズを覆う位置に
回転する。
【0010】本発明の請求項4記載のバリア装置は、請
求項3記載のバリア装置において、上記バリアは、上記
回転動作を行うための回転軸を有しており、その回転軸
を挟んで一方側に上記撮影レンズの前面を覆うためのバ
リア部を有し、他方側に上記外装部材と当接してこのバ
リアを回動させるためのカム部を有している。
【0011】本発明の請求項5記載のバリア装置は、請
求項3記載のバリア装置において、上記バリアは、複数
の羽根からなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
のバリア装置を組み込んだカメラのバリア閉状態を示す
斜視図であり、図2は、上記カメラのバリア開状態で示
す斜視図である。また、図3は、上記カメラのレンズ鏡
筒先端部のバリア閉状態を示す縦断面図であり、図4
は、上記カメラのレンズ鏡筒先端部のバリア開状態を示
す縦断面図である。
【0013】本実施形態のカメラにおいては、カメラ本
体1の前方部に突出する外装部材である鏡筒外装部1a
が設けられており、上記外装部1aの内部には、進退可
能なレンズ鏡筒部が組み込まれている。上記レンズ鏡筒
部は、撮影レンズ3を保持し、図示しない駆動機構によ
り収納位置P2A(図3参照)から撮影可能な撮影準備位
置P2B(図4参照)に進退駆動される鏡枠2を有してお
り、上記鏡枠2には、バリア装置10が着脱が可能であ
る。
【0014】上記バリア装置10は、鏡枠2の先端部に
設けられるバヨネット4を介して該鏡枠2に着脱可能な
ベースリング5と、上記ベースリング5の前面部に回動
自在に支持され、レンズ遮蔽羽根部を持つ4枚のバリア
(レンズバリア)6,7,8,9とを有している。
【0015】上記各バリア6,7,8,9は、4本の回
転軸である支持ピン12を介してそれぞれ開位置から閉
位置まで回動可能に支持され、さらに、支持ピン12に
嵌入されるトーションバネ11によりそれぞれ撮影レン
ズ3の前面から退避する開位置の方向に付勢されてい
る。上記4本の支持ピン12は、ベースリング5の前面
外周部の上方,下方,左方,右方位置に光軸O方向に直
交する周方向に沿って支持されているピンである。
【0016】また、上記各バリア6,7,8,9のレン
ズ遮蔽羽根部に対して支持ピン12の反対側であって、
支持ピン12支持部近傍の端部にそれぞれ突状のカム部
6b,7b,8b,9bが設けられている。それらのカ
ム部は鏡枠2収納状態では鏡筒外装部1aの先端傾斜面
1bに当接して、バリアの閉状態が保たれ(図3参
照)、鏡枠2が撮影準備位置に繰り出されると上記当接
状態が解放され、バリアの開状態が保たれる(図4参
照)。
【0017】さらに、上記各バリア6,7,8,9のレ
ンズ遮蔽部の先端および側面部には、閉位置での互いの
境界部分にてオーバーラップするように薄肉の重ね合わ
せ部6a,7a,8a,9aが設けられている。
【0018】以上のような構成を有する本実施形態のカ
メラにバリア装置10を装着するには、バリア付きのベ
ースリング5を鏡枠2にバヨネット4を介して取り付け
て装着状態とすることができる。
【0019】上記バリア装置装着状態のカメラにてパワ
ースイッチ(図示せず)オフ状態のときは、レンズ鏡筒
部の鏡枠2が収納位置P2Aにあり、各バリア6,7,
8,9は、図1,3に示すように撮影レンズ3を覆う閉
位置にある。
【0020】そこで、パワースイッチのオンに伴って鏡
枠2が収納位置P2Aから撮影準備位置P2Bに向けて繰り
出されると、上記バリア6,7,8,9は、その各カム
部6b,7b,8b,9bが上記先端傾斜面1bから離
間し、トーションバネ11の付勢力で駆動されて、開位
置まで回動する。その回動状態で上記カム部は、ベース
リング5の外周面に当接する。
【0021】なお、上記バリア6,7,8,9の開放方
向への回動駆動時における駆動順としてバリア6に続い
てバリア7が駆動され、バリア7に続いてバリア8,9
が同時に開位置に到達するように上記カム部によって駆
動される。因みにこのバリア8,9が必ずしも同時にで
なく時間的ずれをもって開位置に至ってもよい。
【0022】上記開放状態でバリア6,7,8,9は、
撮影レンズ3の前面から退避しており、カメラは、撮影
可能状態にセットされ、ファインダも観察可能な状態に
セットされる。また、開位置にある上記バリア6,7,
8,9は、それぞれ撮影レンズ3の上方,下方,左方,
右方の各位置にて光軸Oとほぼ平行、または、外側に向
けて僅かに傾斜した位置にあり、レンズ鏡筒部のレンズ
フードとしても機能する。
【0023】次に、パワースイッチがオフとなると、鏡
枠2が収納位置に向けて繰り込まれてゆくが、その過程
でバリア6,7,8,9のカム部6b,7b,8b,9
bがレンズ鏡筒外装部1aの先端傾斜面1bで押圧さ
れ、各バリアは閉位置まで回動する。なお、上記各バリ
アの駆動時、上記カム部6b,7b,8b,9bの形
状、または、先端傾斜面の形状の違いにより各バリアの
閉位置への回動順が規制されている。すなわち、上記バ
リアのうち、先にバリア8,9を駆動開始させ、続い
て、バリア7、最後にバリア6を駆動開始させる。この
ように各バリアの閉位置への回動順序を規制することに
よって各バリアの重ね合わせ部6a,7a,8a,9a
を干渉させることなく閉位置に駆動することができる。
【0024】上述した本実施形態のバリア装置10を装
着したカメラによれば、カメラのパワースイッチに連動
してレンズ鏡筒部が収納状態から撮影準備状態に駆動さ
れるとき、同時にバリア6,7,8,9も閉位置から開
位置に回動駆動され、別途にバリア操作を必要とせずカ
メラが使いやすい。
【0025】また、上記バリア6,7,8,9は、レン
ズ鏡筒部、または、カメラ本体1に対してスライド移動
は行わず、鏡枠2とともに進退駆動されると同時に閉位
置から開位置に回動駆動されるのみである。したがっ
て、バリアの移動のための占有スペ−スをカメラ本体上
に特に設ける必要が無く、カメラのコンパクト化が実現
できる。また、バリア6,7,8,9は、支持ピン12
を介して回動可能に取り付けられており構造が簡単であ
り、コスト上も有利である。
【0026】さらに、上記バリア6,7,8,9は、開
位置にあるときには、レンズフードとしても機能するの
で、別途にレンズフードを携帯する必要がない。また、
レンズフード機能を持つバリア6,7,8,9が不要の
場合は、ベースリング5とともにレンズ鏡筒部から取り
外し可能であるので便利である。
【0027】次に、上述した第1の実施形態のバリア装
置を装着可能なカメラにおけるバリア装置の装着構造の
変形例について説明する。図5は、上記変形例を適用し
たバリア装置を有するカメラの鏡筒先端部のバリア閉状
態を示す縦断面図である。
【0028】本変形例を適用したバリア装置20の装着
構造部は、バリアの着脱がワンタッチで行える構造であ
って、撮影レンズ3を保持する鏡枠21のフィルタ取り
付けネジ21aに螺着される着脱ツマミ22と、支持ピ
ン12を介してバリア6,7およびバリア8,9(図2
参照)が回動可能に取り付けられるベースリング24
と、ベースリング24の取り付け部外周部に嵌入して取
り付けられる装着バネ25とからなる。
【0029】上記装着バネ25は、コイル中央部が外方
に膨らんだ形状を有しており、その膨らみ部は、着脱リ
ング22の内周に圧入可能な外径とする。なお、上記装
着構造部以外のバリア装置20の構成は、前記バリア装
置10と同一とする。
【0030】以上のような構成を有する本変形例を適用
したカメラにおいては、バリア装置20を装着するに
は、まず、着脱ツマミ22が螺着された鏡枠2に対して
バリア付きベースリング24を着脱ツマミ22に挿入す
ると、上記装着バネ25のコイル膨らみ部分を介して圧
入状態で嵌合し、バリア装置20が鏡枠21に対して簡
単に装着状態とすることができる。
【0031】なお、バリア装置20のバリアの開閉動作
は、前記第1の実施の形態のカメラのバリア装置10の
場合と同様とする。
【0032】本変形例の装着構造部を適用したカメラで
は、バリア装置20の着脱が極めて簡単に行えるので、
使い勝手がよい。なお、上記ベースリング24の内周部
に別途フィルタ装着用の雌ネジを設けておけば、従来の
カメラと同様にフィルタを鏡枠2に装着することが可能
である。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態のバリア装
置を適用するカメラについて説明する。図6は、上記第
2の実施の形態のバリア装置の分解斜視図であり、図7
は、上記バリア装置を装着したカメラのレンズ鏡筒先端
部のバリア閉状態を示す縦断面図であり、図8は、上記
カメラのレンズ鏡筒先端部のバリア開状態を示す縦断面
図である。但し、図6には、ベースリングに対して4組
のバリアおよびその支持部のうち1組のバリアとその支
持部のみを図示している。
【0034】本実施形態におけるカメラ自体は、前記第
1の実施形態のカメラと同様の構成を有しておりカメラ
本体に外装部材である鏡筒外装部31aが設けられてお
り、上記鏡筒外装部31aの内部には、進退可能なレン
ズ鏡筒部が組み込まれている。上記レンズ鏡筒部は、撮
影レンズ33を保持し、図示しない駆動機構により収納
位置P32A(図7参照)から撮影可能な撮影準備位置P3
2B(図8参照)に進退駆動される鏡枠32を有してお
り、上記鏡枠32にバリア装置30が装着可能である。
【0035】上記バリア装置30は、鏡枠32の先端部
に設けられるバヨネット34を介して着脱可能であるベ
ースリング35と、上記ベースリング35の前面の平面
部上に回動自在に支持される回動リング36と、上記回
動リング36を反時計回りに付勢する2本の引っ張りバ
ネ42と、上記ベースリング35の前面部に回動自在に
支持され、レンズ遮蔽部を有する左,右バリア(レンズ
バリア)38,39、および、図示しない上,下バリア
(レンズバリア)とを有している。
【0036】上記回動リング36は、上記引っ張りバネ
42の一端が懸架される2つのバネ支持部36aと、4
本のカムピン37とが設けられている。上記引っ張りバ
ネ42の他端は、ベースリング35のバネ支持ピン35
aに懸架されており、上記回動リング36を反時計回り
に付勢している。
【0037】上記上,下バリア38,39および左,右
バリア(図示せず)は、4本の回転軸である支持ピン4
1を介してそれぞれ撮影レンズ前面から退避する開位置
から前面を覆う閉位置まで回動可能に支持されている。
【0038】なお、上記4本の支持ピン41は、ベース
リング35の前面外周部に設けられる、光軸O方向に直
交する周方向に対向する4組のピン穴35bに嵌入し、
回動可能で、かつ、軸方向の移動が規制された状態で支
持されている。
【0039】さらに、上記上,下バリア38,39およ
び左,右バリアの支持ピン41の支持部外周には、回動
リング36のカムピン37に嵌合する円筒溝カム形状の
カム溝(カム溝38c,39c等)が設けられている。
回動リング36が引っ張りバネ42で反時計回りに付勢
されており、上記各バリアは上記カム溝を介してそれぞ
れ開位置方向に付勢される。
【0040】また、上記上,下バリア38,39および
左,右バリアのレンズ遮蔽羽根部の反対側であって、支
持ピン41支持部近傍の端部にそれぞれ突状のカム部3
8b,39b等が設けられており、それらのカム部は鏡
枠32の収納位置P32A にあるとき、鏡筒外装部31a
の先端部31bに当接して押圧され、バリアを閉位置に
保ち(図7参照)、鏡枠32が撮影準備位置P32B に繰
り出されると上記当接状態が解放され、バリアは回動リ
ング36の駆動力で開位置に移動する(図8参照)。
【0041】また、上記上,下バリア38,39および
左,右バリアの先端部には、前記第1実施形態における
バリア6,7,8,9(図1,2参照)と同様に閉位置
にあるとき互いの境界部分でオーバーラップするように
薄肉の重ね合わせ部38a,39a等が設けられてい
る。
【0042】以上のような構成を有する本実施形態のカ
メラにバリア装置30を装着するには、前記第1の実施
形態の場合と同様にバリア付きのベースリング35を鏡
枠32にバヨネット34を介して取り付けて装着状態と
する。また、上記バリア装置装着状態のカメラにおいて
も同様に、パワースイッチ(図示せず)オフ,オフによ
って鏡枠32の収納位置P32A 、または、撮影準備位置
P32B に移動したとき、上記上,下バリア38,39お
よび左,右バリア(図示せず)も図7,8に示すように
撮影レンズ33を覆う閉位置、または、前面から退避し
た開位置に移動する。
【0043】すなわち、パワースイッチオンで鏡枠32
が撮影準備位置P32B に繰り出されると、上記各バリア
の各カム部が上記先端部31bから離間してゆき、引っ
張りバネ42の付勢力で回動リング36が反時計回りに
回動する。その回動に伴って各バリアは、カム溝(カム
溝38c,39c等)を介して所定の順序で開位置まで
回動する。その駆動順は、上バリア38に続いて下バリ
ア39、さらに、バリア39に続いて左,右バリアが駆
動され、4枚のバリアが同時に開位置に到達するように
上記カム溝の形状によって駆動順が規制される。
【0044】次に、パワースイッチがオフで鏡枠32が
収納位置P32A に向けて繰り込まれてゆくと、その過程
で各バリアは、そのカム部が鏡枠32の先端部31bで
押圧され、閉位置方向に回動する。そのバリア回動時、
カム溝(カム溝38c等)を介して回動リング36が時
計回りに駆動される。
【0045】上記バリアの閉方向の駆動順は、バリアの
カム溝(カム溝38c等)の形状により上述の開放駆動
時とは逆の順序に閉位置まで移動するように規制され
る。すなはち、左,右バリアに続いて下バリア39、さ
らに、下バリア39に続いて上バリア38の順で開位置
に到達する。このように各バリアの閉位置への駆動順序
が規制されることで各バリアの重ね合わせ部での干渉が
確実に防止される。
【0046】上述した本実施形態のバリア装置30を装
着したカメラによれば、前記第1の実施形態のカメラと
同様にカメラのレンズ鏡筒部の収納,撮影準備駆動に連
動して各バリアが閉,開位置に回動駆動されるのでカメ
ラが使いやすい。各バリアがスライド移動せず、カメラ
のコンパクト化が実現できる。特に各バリアの駆動順序
がカム溝形状で確実に規制されることから閉動作中に使
用者がバリアに触れても各バリアの重ね合わせ部の干渉
が生じない。
【0047】なお、上述した各実施形態においては、バ
リア開閉させるための鏡枠の収納位置,撮影準備位置と
の進退駆動がパワースイッチのオンオフに連動して実行
されたが、これに限らず、鏡枠駆動スイッチのオンオフ
に連動させてもよく、さらに、マニュアル操作による鏡
枠駆動に連動させてもよい。
【0048】上述した実施形態によって、 (1) 移動する鏡筒と、上記鏡筒の前面にある撮影レ
ンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面より退避した位
置とに移動可能なバリアと、上記鏡筒が移動して上記バ
リアと当接可能な外装部材と、を有し、上記鏡筒が移動
して上記バリアと当接すると、上記バリアを上記撮影レ
ンズを覆う位置に移動させることを特徴とするバリア付
きカメラ。
【0049】(2) 移動する鏡筒と、上記鏡筒の前面
にある撮影レンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面よ
り退避した位置とに回転可能なバリアと、上記鏡筒が移
動して上記バリアと当接可能な外装部材と、とを有し、
上記鏡筒が移動して上記バリアと上記外装部材とが当接
すると、上記バリアを上記撮影レンズを覆う位置に回転
させることを特徴とするバリア付きカメラ。
【0050】(3) 移動する鏡筒と、上記鏡筒の前面
にある撮影レンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面よ
り退避した位置とに回転可能なバリアと、上記バリアを
上記退避した位置に付勢するバネ部材と、上記鏡筒が移
動して上記バリアと当接可能な外装部材と、を有し、上
記鏡筒が移動して上記バリアと上記外装部材とが当接す
ると、上記バリアを上記撮影レンズを覆う位置に回転さ
せることを特徴とするバリア付きカメラ。
【0051】(4) 上記バリアは、上記回転動作を行
うための回転軸を有しており、その回転軸を挟んで一方
側に上記撮影レンズの前面を覆うためのバリア部を有
し、他方側に上記外装部材と当接してこのバリアを回動
させるためのカム部を有していることを特徴とする
(3)記載のバリア付きカメラ。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によると、鏡枠に進
退移動時に外装部材と当接、または、解放されることで
バリアが開閉するので構造が簡単となり、使い勝手もよ
く、また、レンズバリアの移動のための占有スペ−スも
少なく、コンパクト化も可能なバリア装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のバリア装置を組み
込んだカメラのバリア閉状態を示す斜視図。
【図2】上記第1の実施形態のカメラのバリア開状態を
示す斜視図。
【図3】上記第1の実施形態のカメラのレンズ鏡筒先端
部のバリア閉状態を示す縦断面図。
【図4】上記第1の実施形態のカメラのレンズ鏡筒先端
部のバリア開状態を示す縦断面図。
【図5】上記第1の実施形態のカメラにおけるバリア装
置の装着構造の変形例を適用したもののバリア閉状態を
示すレンズ鏡筒先端部の縦断面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態のバリア装置の分解
斜視図。
【図7】上記第2の実施形態のバリア装置を装着したカ
メラのレンズ鏡筒先端部のバリア閉状態を示す縦断面
図。
【図8】上記第2の実施形態のバリア装置を装着したカ
メラのレンズ鏡筒先端部のバリア開状態を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1a,31a……鏡筒外装部1a(外装部材) 2,21,32……鏡枠(鏡筒) 3 ……撮影レンズ 6,7,8,9,38,39……バリア 6b,7b,8b,9b,38b,39b……カム部 11 ……トーションバネ(バネ部材) 12,41……支持ピン(回転軸) 42 ……引っ張りバネ(バネ部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒に取り付けられ、上記鏡筒の前面に
    ある撮影レンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面より
    退避した位置とに移動可能なバリアと、 上記鏡筒が移動して上記バリアと当接可能な外装部材
    と、 を有し、上記鏡筒が移動して上記バリアと上記外装部材
    とが当接すると、上記バリアを上記撮影レンズを覆う位
    置に移動させることを特徴とするバリア装置。
  2. 【請求項2】 鏡筒に取り付けられ、上記鏡筒の前面に
    ある撮影レンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面より
    退避した位置とに回転可能なバリアと、 上記鏡筒が移動して上記バリアと当接可能な外装部材
    と、 を有し、上記鏡筒が移動して上記バリアと上記外装部材
    とが当接すると、上記バリアを上記撮影レンズを覆う位
    置に回転させることを特徴とするバリア装置。
  3. 【請求項3】 鏡筒に取り付けられ、上記鏡筒の前面に
    ある撮影レンズを覆う位置と上記撮影レンズの前面より
    退避した位置とに回転可能なバリアと、 上記バリアを上記退避した位置に付勢するバネ部材と、 上記鏡筒が移動して上記バリアと当接可能な外装部材
    と、 を有し、上記鏡筒が移動して上記バリアと上記外装部材
    が当接すると、上記バネ部材の付勢力に抗して上記バリ
    アを上記撮影レンズを覆う位置に回転させることを特徴
    とするバリア装置。
  4. 【請求項4】 上記バリアは、上記回転動作を行うため
    の回転軸を有しており、その回転軸を挟んで一方側に上
    記撮影レンズの前面を覆うためのバリア部を有し、他方
    側に上記外装部材と当接してこのバリアを回動させるた
    めのカム部を有していることを特徴とする請求項3記載
    のバリア装置。
  5. 【請求項5】 上記バリアは、複数の羽根からなること
    を特徴とする請求項3記載のバリア装置。
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