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JP2001516216A - 非相同dna配列のシャッフリング - Google Patents

非相同dna配列のシャッフリング

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JP2001516216A JP54004498A JP54004498A JP2001516216A JP 2001516216 A JP2001516216 A JP 2001516216A JP 54004498 A JP54004498 A JP 54004498A JP 54004498 A JP54004498 A JP 54004498A JP 2001516216 A JP2001516216 A JP 2001516216A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に非相同ポリヌクレオチド配列をシャッフリングする新しい方法、それから得られる希望する生物活性を有する新しい組換えタンパク質をスクリーニング及び/又は選択する新しい方法に関し、そして特には、希望する特性を呈する新規プロテアーゼの生産及び同定に関する。本方法は、以下の過程を含んでいる:i)注目する非相同配列間で、少くとも1つの保存領域を同定すること;ii)注目する各非相同配列の、前記保存領域を含んでいる断片を作成すること、好ましい態様では、前記保存領域の部分をプライマーとして用いて作成すること;iii)前記保存領域を相同連結点として用いて、前記断片をシャッフリング/組換えすること。

Description

【発明の詳細な説明】 非相同DNA配列のシャッフリング 発明の分野 本発明は、特に非相同ポリヌクレオチド配列をシャッフリング(shuffling)す る新しい方法、それから得られる希望する生物活性を有する新しい組換えタンパ ク質をスクリーニング及び/又は選択する新しい方法に関し、そして特には、希 望する特性を呈する新規プロテアーゼの生産及び同定に関する。 発明の背景 一般的には、特定の生物活性を有するタンパク質は、生物の属間で多様性を示 し、しかも同種生物間においても差異が存在することが知られている。この多様 性は、ゲノムレベルでは一層顕著である。 基本的に同じ生物活性を有するタンパク質をコードする遺伝子間の天然の遺伝 的多様性は、自然界において長年に亘って生じてきた。この多様性は、当生物の 環境に対して、コードされるタンパク質の自然の最適化を反映している。 しかし、一般的には、天然の生物活性分子は、人間が設定する種々の使用状況 、特に工業目的で使用される状況に対しては最適化されていない。 従って、目的とする使用状況に対して最適な生物活性を有するタンパク質を同 定することは、工業上興味深い。 このことは、長年の間、天然の生物資源のスクリーニング、又は変異誘発を利 用して行われてきた。例えば、洗剤中に用いる酵素の 技術分野では、例えば天然のプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ及びセルラー ゼの洗浄及び/又は食器洗浄の性能は、それらの酵素のインビトロ改修によって 有意に改良されてきた。 ほとんどの場合、アミノ酸の型又は、成熟型酵素の2次構造若しくは3次構造 におけるアミノ酸の位置に基づいて選択された特異的アミノ酸残基における置換 、欠損又は挿入を導く部位特異的変異誘発によって、それらの改良がなされてき た(例えば米国特許4,518,584参照)。 従来技術 遺伝的多様性を創作する多数の方法、例えば、部位特異的又はランダム変異誘 発による方法が、科学文献及び特許出願において提唱及び記載されている。これ に関する参考文献の詳細は、WO95/22625の関連技術の章に見られ、そこで総説が 記載されている。 相同DNA配列をシャッフリングする1つの方法が、Stemmerによって記載されて いる(Stemmer,(1994),Proc.Natl.Acad.Sci.USA,Vol.91,10747-10751;S temmer,(1994),Nature,Vol.370,389-391)。この方法では、インビトロのPC R技術を用いることによって相同DNA配列をシャッフリングする。シャッフリング したDNA配列を含んでいる陽性組換え遺伝子を、発現タンパク質の改良された機 能に基づいて、DNAライブラリーから選択する。 WO95/22625が、本発明の「遺伝子シャッフリング」に最も適当な参考文献と思 われる。WO95/22625では、相同DNA配列をシャッフリングする方法が記載されて いる。WO95/22625に記載されている方法の重要な工程は、相同な鋳型二本鎖ポリ ヌクレオチドを、希望する長さのランダムな断片に切断し、次にこれらの断片を 完全長の相同遺伝子に再集合することである。 しかし、前記WO95/22625の方法に固有の欠点は、その方法によって生じた多様 性が、(WO95/22625で規定した)相同遺伝子配列を使用するために限定されるこ とである。 WO95/22625の方法の別の欠点は、鋳型二本鎖ポリヌクレオチドの切断によって ランダムな断片が生成することである。 注目する別の参考文献は、WO95/17413であり、これには、合成二本鎖断片の組 換え又はPCRで作成した配列の組換えによるDNA配列の組換えによって、遺伝子又 はDNAをシャッフリングする方法が記載されている。WO95/17413に記載された方 法では、組換えを行う異なった配列間のハイブリダイゼーションが可能となるた めに十分に相同な配列を有するDNA配列間で、組換えを行う必要がある。 従って、WO95/17413にも、生じた多様性が比較的に限定される欠点がある。 本発明は、WO95/22625に記載された様な、鋳型二本鎖ポリヌクレオチドの切断 によってランダムな断片を生成させる過程を全く含まない。 しかも、WO95/22625は、相同遺伝子のシャッフリングに関するものであるが、 本発明は、非相同遺伝子のシャッフリングに関する。 発明の要約 本発明によって解決する課題は、注目する非相同配列をシャッフリング/組換 えする方法を提供して、相同DNA配列だけをシャッフリングする際の制限を回避 することである。 この解決では、シャッフリングする非相同配列間で、十分な相同性を有する、 少くとも1つの「保存配列領域」を、前記非相同配列間の「連結点」として使用 する。 従って、本発明の第1点目は、以下の過程: i)注目する非相同配列間で、少くとも1つの保存領域を同定すること; ii)注目する各非相同配列の、前記保存領域を含んでいる断片を作成すること ;及び、 iii)前記保存領域を、相同な連結点として利用して、前記断片をシャッフリ ング/組換えすること; を含んでいる、注目する非相同配列をシャッフリングする方法に関する。 本発明の2点目は、第1点目の過程に加えて、更に以下の過程: iv)過程iii)由来の多数の異なったシャッフリングされた配列によってコー ドされる多数の異なった組換えタンパク質を発現させること;及び、 v)希望する活性を有する1つ以上の組換えタンパク質を得るために、適当な スクリーニング又は選択システムによって、過程iv)の多数の異なった組換えタ ンパク質をスクリーニング又は選択すること; を含んでいる、希望する生物活性を有するシャッフリングされたタンパク質を生 産する方法に関する。 用語「保存領域」とは、前記非相同配列間で、比較的に高い配列同一性が存在 する配列領域(好ましくは少くとも10bpからなる)を意味する。 前記非相同配列間で、「連結点」として利用される保存領域であるためには、 非相同配列間の前記保存領域内の配列同一性が、ハイブリダイゼーションする地 点(「連結点」)としての前記保存領域を介して、非相同配列がハイブリダイズ することができるほどに十分に高い必要がある。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の一般的な概念を示している。 a)黒箱は、注目する配列における相互に共通の保存領域を指し、 b)「a,a’,b,b’など」と表示されたPCRプライマーは、前記保存領 域に対するプライマーであり、プライマー(a’とb)、(b’とc)などは、 好ましくは少くとも10bpの配列重複を含み、そして、 c)プライマー「z」及び「z’」は、本発明の方法によってシャッフリング された注目する配列の配列領域のフランキング部分に対するプライマーである。 図2は、5つのプロテアーゼ(スブチラーゼ)のDNA配列を整列したものであ る。そこには、保存領域の番号、例えば1番〜5番の共通部分配列がある。 図3は、異なったリパーゼの整列を示している。 定義 本発明を詳細に説明する前に、以下の用語を定義する。 「シャッフリングする」:用語「シャッフリングする」は、入力としてのDNA 配列(すなわち出発点としての注目DNA配列)に比べて、多数の交換されたヌク レオチドを有する出力としてのDNA配列(すなわちシャッフリング工程を経たDNA 配列)を生成するために、2つ以上の注目するDNA配列間でヌクレオチド配列を 組み換えることを意味する。 あるいは、用語「シャッフリングする」は「組換える」と言い換えてもよい。 「DNA配列の相同性」:本明細書では、DNA配列の相同性の程度は、2つの配列 間の同一の程度として決定され、1つ目の配列の2 つ目の配列からの派生性を示す。この相同性は、当業界に周知のコンピュータプ ログラム、例えばGCGプログラム内にあるGAPを用いて適切に決定される(Progra m Manual for the Wisconsin Package,Version 8,August 1994,Genetics Com puter Group,575 Science Drive,Madison,Wisconsin,USA 53711)(Needleman ,S.B.and Wunsch,C.D.,(1970),Journal of Molecular Biology 48,443-45 3)。 「相同の」:用語「相同の」とは、1つの一本鎖核酸配列が、相補的な一本鎖 核酸配列にハイブリダイズすることができることを意味する。ハイブリダイゼー ションの程度は、多数の因子、例えば配列間の同一性の程度、並びにハイブリダ イゼーション条件、例えば以下で検討する温度及び塩濃度に依存するだろう。 DNA配列比較のための以下の設定:GAP creationpenalty 5.0及びGAP extensio n penalty 0.3にてコンピュータプログラムGAP(前出)を用いると、本明細書では 、2つのDNA配列が、相互に、少くとも50%、より好ましくは少くとも60%、よ り好ましくは少くとも70%、より好ましくは少くとも80%、より好ましくは少く とも85%、そしてさらに好ましくは少くとも90%の同一性を有する場合に、(以 下に定義する中度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で)ハイ ブリダイズすることができると考えられる。 「非相同の」:2つのDNA配列の1つが、別の1つの配列の任意の部分配列に 対して50%超、より好ましくは70%超、より好ましくは80%超、より好ましくは 85%超、より好ましくは90%超、そしてさらにより好ましくは95%超の同一性を 有さない少くとも40bpの部分配列を含んでいる場合、この2つのDNA配列は非相 同であるという。この最初の部分配列は、より好ましくは少くとも60bp、より好 ましくは少くとも80bp、さらにより好ましくは120bp、そしてより 好ましくは少くとも500bpである。 「ハイブリダイゼーション」:2つ以上の注目するDNA配列がハイブリダイズ するか否か決定するために適する実験条件は、本明細書では、以下に詳細に記載 する様に、中度のストリンジェント条件でのハイブリダイゼーションとして定義 される。 低ストリンジェントな条件下での2つの注目するDNA配列間のハイブリダイゼ ーションの実験工程は、ハイブリダイズするDNA断片を含んでいるフィルターを 、5×SSC(塩化ナトリウム/クエン酸ナトリウム、Sambrook et al.1989)中で1 0分間前もって浸漬すること、このフィルターを、5×SSC、5×デンハルト溶液 、0.5% SDS及び100μg/ml変性分断サーモン精子DNAを含む溶液中でプレハイ ブリダイゼーションすること、そして、ランダムプライマー法で32P−dCTP標識 した10ng/mlのプローブ(DNA配列)(比活性>1×109cpm/μg)(Feinberg ,A.P.and Vogelstein,B.(1983)Anal.Biochem.132:6-13)を加えた前記 溶液中で12時間約45℃でハイブリダイゼーションすることを含んでいる。次に、 このフィルターを2×SSC及び0.5%SDS中で30分間2回、少くとも55℃で、より 好ましくは少くとも60℃で、そしてさらにより好ましくは少くとも65℃(高スト リンジェント)で洗浄する。 前記条件下でオリゴヌクレオチドプローブがハイブリダイズする分子を、X線 フィルムを用いて検出する。 「整列」:本明細書では、多数のDNA及び/又はアミノ酸配列の「整列」に関 して、用語「整列」とは、注目する配列間で、相同/同一な、相互/共通の配列 を同定するために、それらの注目する配列を整列することを意味する。この手段 は、注目する配列間で共通の「保存領域」(下記参照)を同定するために用いら れる。この整列は、当業界に周知のコンピュータプログラム、例えばGCGプログ ラム内にあるPILEUPを用いて適切に実行される(Program Manual for the Wisco nsin Package,Version 8,August 1994,Genetics Computer Group,575 Scien ce Drive,Madison,Wisconsin,USA 53711)(Needleman,S.B.and Wunsch,C. D.,(1970),Journal of Molecular Biology 48,443-453)。 「保存領域」:本明細書では、注目のDNA及び/又はアミノ酸間の「保存領域 」に関して、用語「保存領域」とは、2つ以上の注目配列の相互に共通の配列で あって、それらは、2つ以上の注目の非相同配列間で、比較的高い配列同一性を 有する。本明細書では、保存領域は、好ましくは少くとも10塩基対(bp)、より 好ましくは少くとも20bp、そしてさらにより好ましくは少くとも30bpである。 DNA配列比較のために以下の設定:GAP creation penalty 5.0及びGAP extensi on penalty 0.3にてコンピュータプログラムGAP(前出)を用いた場合、2つ以上 の注目する非相同配列間で、保存領域内のDNA配列の同一性の程度は、好ましく は少くとも80%、より好ましくは少くとも85%、より好ましくは少くとも90%、 そしてさらにより好ましくは少くとも95%である。 「プライマー」:本明細書では、特にPCR反応において、用語「プライマー」 は、当業界に既知の一般的で標準的な説明(“PCR A practical approach”IRL Press(1991)に従って定義及び作成されるプライマー(特に「PCRプライマー」) のことである。 「配列に対するプライマー」:用語「配列に対するプライマー」とは、注目す る配列部分に対する配列同一性が少くとも80%、より好ましくは少くとも90%と なる様に作成されたプライマー(好ましくはPCR反応に用いるもの)を意味し、 このプライマーが「配列に対する」プライマーである。 「配列重複伸長PCR反応(SOE-PCR)」:用語「SOE-PCR」は、当 業界に既知の標準的なPCR反応方法であり、本明細書では、これは、当業界に周 知な標準方法(“PCR A practical approach”IRL Press(1991)に従って定義及 び実行される。 「フランキング」:本明細書では、PCR断片中に含まれるDNA配列に関して、用 語「フランキング」とは、PCR断片の5’及び3’の両末端部分に存在する最も 外側の末端部分配列を意味する。 「スブチラーゼ」:セリンプロテアーゼとは、ペプチド結合の加水分解を触媒 し、そしてその活性部位にセリン残基が本質的に存在する酵素である(White,Ha ndler and Swith,1973”Principles of Biochemistry,“5 th Ed.,McGraw-Hi ll Book Company,NY,pp.271-272)。 細菌のセリンプロテアーゼの分子量は、20,000〜45,000ダルトンの範囲である 。これらの酵素は、ジイソプロピルフルオロホスフェートによって阻害される。 これらは、単一の末端エステルを加水分解し、その活性は、真核生物のセリンプ ロテアーゼであるキモトリプシンに類似する。このサブグループを意味するより 狭義な用語「アルカリプロテアーゼ」は、それらのセリンプロテアーゼのいくつ かの至適pHが高いこと、すなわちpH9.0〜11.0であることを反映している(概説 としてPriest(1977)Bacteriological Rev.41,711-753参照)。 スブチラーゼと仮りに称するセリンプロテアーゼのサブグループが、Siezen e t al.,Protein Engng.4(1991)719-737で提唱されている。これらは、以前に スブチリシン様プロテアーゼと称された40超のセリンプロテアーゼのアミノ酸配 列の相同性分析から定義される。 発明の詳細な説明注目する非相同配列をシャッフリングする方法 好ましい態様では、本発明の前記した第1点目の過程ii)において作成される 断片を、PCR技術によって作成する。 従って、本発明の1つの点として、以下の過程を含んでいる、本発明の第1点 目に係る、注目の非相同DNA配列をシャッフリングする方法がある: i)2つ以上の非相同配列において、1つ以上の保存領域(以下“A,B,C ”などと記す)を同定すること; ii)i)で同定された1つ以上の保存領域のための少くとも2組のPCRプライ マー(各組は、センス及びアンチセンスプライマーを含む)を作成すること、た だし、 1つ目の組では、センスプライマー(これを「a」と称する)は、前記保存領 域(例えば保存領域「A」)のセンス鎖の5’配列領域に対するものであり、ア ンチセンスプライマー(これを「a’」と称する)は、前記保存領域のセンス鎖 の3’配列領域に対するか、または少くとも部分的に前記保存領域内にある配列 領域に対するものであり、 そして2つ目の組では、センスプライマー(これを「b」と称する)は、前記 保存領域のセンス鎖の5’配列領域に対するか、または少くとも部分的に前記保 存領域内にある配列領域に対するものであり、アンチセンスプライマー(これを 「b’」と称する)は、前記保存領域(例えば保存領域「A」)のセンス鎖の3 ’配列領域に対するものであり、 これらのプライマーの組「a」及び「a’」、並びに「b」及び「b’」の間 の領域で指定されるこの2つの配列領域(この両方の領域は、実際のプライマー 配列を含んでいる)は、保存領域内に少くとも10塩基対(bp)の相同な配列重複 を有し; iii)過程i)において同定された注目する1つ以上の保存領域のために、過 程i)の非相同DNA配列を鋳型として、2回のPCR増幅反応を行うこと、ただし、 そのPCR反応の1つでは、過程ii)において決定した5’プライマー組(例え ば「a」、「a’」)を使用し、そして2つ目のPCR反応では、過程ii)におい て決定した3’プライマー組(例えば「b」、「b’」)を使用し; iv)過程i)で同定された1つ以上の保存領域のために、過程iii)で記載し た様に作成したPCR断片を単離すること; v)過程iv)で単離した2つ以上のPCR断片を混合し、そしてこれらの単離し たPCR断片を鋳型として用いて、配列重複伸長PCR反応(SOE-PCR)を行うこと;及 び、 vi)過程v)で得られたPCR断片を単離すること、ただし、この単離したPCR断 片は、過程iv)で単離したPCR断片からシャッフリングされた混合物を含んでい る多数の異なったシャッフリングされた配列を含んでいて、これらのシャッフリ ングされた配列は、過程ii)の相同配列重複に由来する部分DNA配列が、過程i )の元々の1つ以上の非相同DNA配列の1つ以上の部分配列に対して少くとも80 %の同一性を有することを特徴とする。希望する生物活性を有する1つ以上の組換えタンパク質を作成する方法 本発明の2つ目の点は、直前の過程i)〜vi)に加えて、以下の過程を更に含 んでいる、希望する生物活性を有するシャッフリングされたタンパク質を生産す る方法に関する: vii)過程vi)の多数の異なったシャッフリングされた配列によってコードさ れる多数の異なった組換えタンパク質を発現すること;及び、 viii)希望する活性を有する1つ以上の組換えタンパク質を得るために、適当 なスクリーニング又は選択システムによって、過程vii)の多数の異なった組換 えタンパク質をスクリーニング又は選択すること。非相同DNA配列 本発明の方法は、注目する全ての非相同DNA配列を本質的にシャッフリングす るために用いられる。 好ましくは、この方法は、酵素活性、例えばアミラーゼ、リパーゼ、クチナー ゼ、セルラーゼ、オキシダーゼ、フィターゼ及びプロテアーゼ活性をコードする 非相同DNA配列をシャッフリングするために用いられる。 本発明の別の利点は、異なった活性、例えば異なった酵素活性をコードする非 相同配列をシャッフリングすることが可能となることである。 本発明の方法は、プロテアーゼ活性、特にスブチラーゼ活性をコードする非相 同DNA配列をシャッフリングするために特に適している。 多数のスブチラーゼのDNA配列が当業界で公開されている。本明細書では、こ れらのスブチラーゼDNA配列の多数が、非相同DNA配列であり、これらは、当業界 で現在既知のシャッフリング方法(WO95/17413,WO95/22625)でシャッフリング するには、相互にあまりに非相同的であると一般に考えられている。しかし、本 発明の方法では、これらの配列をシャッフリングすることが可能となる。更に詳 細には、本明細書の実施例(下記)を参照する。 更に、本発明は、異なったリパーゼ配列をシャッフリングするために適する。 更に詳細には、本明細書の実施例(下記)を参照する。 鋳型として用いる非相同DNA配列を、事前に、適当なベクター、例えばプラス ミドにクローン化する。あるいは、注目のDNA配列を含んでいることが知られて いる微生物に対して、当業界の既知の標準的PCR方法に従って直接にPCR反応を行 う。非相同配列の1つ以上の保存領域の同定 標準的なコンピュータプログラム(前出)によって非相同配列の整列化を行な って、保存領域の同定を行うことができる。 あるいは、完全に新しい配列に対して本方法を行うこともでき、この場合、適 切な「保存領域」として、その特定のクラスのタンパク質において保存領域であ ることが当業界において知られている保存領域を選択する。 例えば本方法は、活性部位アミノ酸周辺領域が非常に保存されていることが知 られているスブチラーゼ配列において、その全く未知な配列をシャッフリングす るために用いられる。それらの保存領域に対するプライマーを用いて、新しい未 知の菌株に対して、PCR反応を直接行うことができる。PCR プライマー 当業界の標準的な方法に従って、本PCRプライマーを作成する。好ましくは、 これらは10−75塩基対(bp)の長さを有する。相同配列重複 本発明の請求項3の過程ii)において、プライマーの組「a」及び「a’」、 並びに「b」及び「b’」の間の領域によって規定される2つの配列領域(この 両方の領域は、実際のプライマー配列を含んでいる)は、保存領域内の少くとも 10塩基対(bp)の相同配列重複を有する。 この相同配列重複は、より好ましくは少くとも15bp、より好ましくは少くとも 20bp、そしてさらにより好ましくは少くとも35bpであ る。 請求項3の過程ii)の相同配列重複は、この請求項の過程i)の元々の1つ以 上の非相同DNA配列の1つ以上の部分配列に対して少くとも80%の同一性、より 好ましくは少くとも90%の同一性、さらにより好ましくは少くとも95%の同一性 を有する。PCR 反応 特に言及しない場合、本発明で行われるPCR反応は、当業界に既知の標準方法 に従って行われる。 用語「PCR断片の単離」とは、PCR断片を含んでいる分画を含んで意味する。し かし、好ましくは、PCR断片を、余ったプライマー、ヌクレオチドなどが取り除 かれた程度にまで単離する。 更に、請求項3の過程v)の、SOE-PCR反応に用いる断片を、この請求項の過 程iii)に記載したPCR増幅以外の方法によって作成することもできる。過程v) のSOE-PCR反応に用いるのに適した断片を、例えば、適当な部位(例えば、過程 i)で同定した保存領域の各部位に位置する制限部位)を切断する制限酵素によ って、適当な断片に切断することによって作成することもできる。過程v)のSO E-PCRに用いる適当な断片を作成するこの様な代替方法も、本発明の範囲とみな す。 本発明の態様では、PCRによるDNA断片を、低、中または高頻度にランダム突然 変異を生じさせる条件下で調製する。 低頻度の突然変異を得るために、(DNA断片を含んでいる)DNA配列を、標準的 なPCR増幅方法(US 4,683,202またはSaiki et al.,(1988),Science 239,487 -491)に従って調製することができる。 中または高頻度の突然変異は、ヌクレオチドの誤った組込みを増加させる条件 下でPCR増幅を行うことによって、例えば、Deshler, (1992),GATA 9(4),103-106;Leung et al.,(1989),Technique,vol.1,No .1,11-15の記載通りに行うことによって達成される。最終的なシャッフリングされた配列 本発明の利点の1つは、本発明の請求項3の過程vi)における最終的な「シャ ッフリングされた配列」は、この請求項の過程i)における元々の注目する非相 同配列に本来的に由来する配列情報のみを含んでいることである。本発明では、 1つ以上の非相同配列を組換えるために人工的に作られた「リンカー配列」を用 いない。これは、例えば、タンパク質内の異なるドメインをシャッフリングする ことができる当業界に既知の方策であって、各ドメインは、異なった非相同配列 によってコードされる(WO95/17413)。 従って、本発明の方法は、(本発明の第1の点から第3の点において)過程ii )の相同配列重複に由来する部分DNA配列、そしてシャッフリングされた配列の 各々が、過程i)の元々の非相同配列に本来的に由来する配列情報のみを含んで いることを特徴とする(すなわち、過程ii)の前記「相同配列重複」は、過程i )の元々の1つ以上の非相同DNA配列の1つ以上の部分配列に対して、少くとも8 0%の同一性を有する)。 より好ましくは、過程ii)の「相同配列重複」は、過程i)の元々の1つ以上 の非相同DNA配列の1つ以上の部分配列に対して、少くとも90%の同一性、さら により好ましくは少くとも95%の同一性、そして最も好ましくは100%の同一性 を有する。シャッフリングされた配列からの組換えタンパク質の発現 本発明のシャッフリングされた配列によってコードされる組換えタンパク質の 発現を、当業界に既知の標準的な発現ベクター及びそれに対応する発現系を用い て行うことができる。適当なスクリーニング又は選択システム 本発明の2つ目の点は、希望する生物活性を有する1つ以上の組換えタンパク 質を生産する方法に関する。 適当なスクリーニング又は選択システムは、希望する生物活性に依存する。 希望する生物活性をスクリーニング又は選択する多数の適当なスクリーニング 又は選択システムが当業界で報告されている。例えば、Strauberg et al.,Biot echnology 13:669-673(1995)には、カルシウム非依存的な安定性を有するス ブチリシン変異体をスクリーニングするシステムが記載されていて;Bryan et a l.,Proteins 1:326-334(1986)には、強化された温度安定性を有するプロテ アーゼをスクリーニングするシステムが記載されていて;そしてWO97/04079には 、洗剤中で強化された洗浄能を有するリパーゼをスクリーニングするシステムが 記載されている。 本発明の好ましい態様には、希望する生物活性が、食器洗浄または衣類洗浄用 洗剤における性能である組換えタンパク質をスクリーニング又は選択することが 含まれる。適当な食器洗浄用又は衣類洗浄用洗剤の例が、WO97/04079及びWO95/3 0011に開示されている。 以下の実施例において、本発明をより詳細に記載するが、これらの実施例は、 本発明の範囲を限定するものではない。 材料及び方法菌体 大腸菌株:DH10B(Life Technologies) バチルス・スブチリス株:DN1885 amyE。バチルス・スブチリス168RUB200の誘 導株(J.Bacteriology 172:4315-4321(1990))。プラスミド pKH400:スブチラーゼ309をコードする合成遺伝子を含んでいる、大腸菌−バ チルス・スブチリスのシャトルベクターであるpJS3(Jacob Schiodt et al.,Pr otein and Peptide letters 3:39-44(1996))から、位置1841及び3992に2つBa mHI部位を導入して、pKH400を作成した。シャッフリングするために用いるプロテアーゼ配列 GenBankのアクセス番号A13050_1,D26542,A22550、そしてSwiss-Protのアク セス番号SUBT_BACAM Poo782、及びPD498(特許出願WO96/34963)。一般的な分子生物学的方法 特に言及しない場合、分子生物学の標準的方法を用いてDNA操作及び形質転換 を行った(Sambrook et al.(1989)Molecular cloning:A laboratory manual,C old Spring Harbor lab.,Cold Spring Harbor,NY;Ausubel,F.M.et al.(ed s.)“Current protocols in Molecular Biology”.John Wiley and Sons,1995 ;Harwood,C.R.,and Cutting,S.M.(eds.)“Molecular Biological Method s for Bacillus”.John Wiley and Sons,1990)。 DNA操作用の酵素を、供給元の説明書に従って用いた。DNA 操作用の酵素 特に言及しない場合、DNA操作用の全ての酵素、例えば制限酵素、リガーゼな どを、New England Biolabs,Inc.から入手した。 実施例 実施例1 A)ベクターの作成 1)プレプロ配列の増幅 完全長の酵素A13050_1(GenBank),SUBT_BACAM P00782(Swiss- Prot),D26542(GenBank),A22550(GenBank)、及びPD498(特許出願WO96/34963) をコードするプラスミドDNAを含んでいる宿主細胞を出発材料とした。標準的なm ini-prep法によってプラスミドDNAを単離して、精製DNAを得た。これらのDNAを 鋳型として、5つの標準的なPCR反応を行い、各々のプレプロ配列を増幅した。 校正機能付きのPwo DNAポリメラーゼ(Boehringer Mannheim)、並びに各プレプロ 配列のN末端及びC末端に対する以下のプライマー組を用いて、これらの断片を 作成した: 鎖長300−400bpの得られたDNA断片を、アガロースゲル電気泳動とゲル抽出(Q IAGEN)によって精製し、そしてスプライス−バイ−オーバーラップエクステン ションPCR(splice-by-overlap extension PCR,SOE-PCR)によって集合させた。 2)SOE-PCR 個別にSOE-PCRを行って、前記プレプロ配列をベクターpKH400のプロモーター の3’部分に接続した。このプロモーターの3’部分を、鋳型としての1ngのpK H400及び以下のプライマーを用いて、Pwo DNAポリメラーゼによる標準的PCRを行 って得た: 生じた160bpの断片をゲルによって精製した。次に、標準的な条件(Pwo DNAポリ メラーゼ)下で、5つのプレプロ配列の各々と、等モル量の前記プロモーターの 3’部分との混合物を鋳型として、SOE-PCRを各々行った。以下の集合用のプラ イマーを用いた: 得られた断片をゲルで精製した。 3)プレプロ配列のpKH400シャトルベクターへの挿入 pKH400ベクターをPmeI及びAcc 65Iで切断して、その中にあるリンカー配列 を取り除いた。2)で精製した5つのSOE-PCR断片も同酵素で切断し、ゲルで精 製した。SUBT_BACAM P00782に由来するSOE-PCR断片配列中には、PmeI部位が存 在するので、この断片は部分切断されるので、特に注意が必要であった。標準的 な連結混合液中で、各プレプロ配列をpKH400ベクターに連結した。これらのベク ターによって大腸菌DH10Bを形質転換した後、アンピシリン含有培地上でコロニ ーを選択した。制限切断によって、適切に形質転換された細胞を同定し、そして 配列を決定した。得られたこれらのベクターをpTK4001−4005とした。 B)プロテアーゼA13050_1(GenBank),SUBT_BACAM P00782(Swiss-Prot),D26542 (GenBank),A22550(GenBank)、及びPD498(WO96/34963)の小断片の調製 1) mini-prep法で調製した各プロテアーゼ遺伝子のDNA0.5μlを鋳型として 、標準的なPCR反応を行った。これらの5つのプロテアーゼ遺伝子を各々6つの 断片(I−VI)に分断するために、30回のPCR反応を行う(図1参照)。Ampli-T aqポリメラーゼ(5U)、及び以下のプライマー組(かっこ内の各数字は、A225 50のアミノ酸の位置に対応する)を用いた。プライマー名に、#.1,#.2な どの表記がある場合、それらの等モル量を混合したものを、PCR反応における1 つのプライマーとして用いた。 40〜60℃の範囲のアニ−リング温度で、30サイクル反応した後、増幅した断片 をゲルで精製して、回収した。 2)小断片をランダムに集合させるためのSOE-PCR 等モル量の各精製断片を混合したものを鋳型として、Ampli-Taqポリメラーゼ を用いた標準的なSOE-PCRを行って、集合させた。以下のものを、外側のプライ マーとして用いる: 更に、以下のプライマー対: 及び を用いることもできる。アニーリング温度を40℃〜70℃とする。 考えられる全ての組合せの断片を連続的に再集合させることによっても、本再 集合を行うことができる。例えば、試験管1で、プライマー組I(前記B1-2参照 )を用いたPCRによって得た全7つの断片を混合し、試験管2で、プライマー組I Iを用いたPCRで得た断片を混合し、試験管3で、プライマー組IIIを用いたPCRで 得た断片 を混合し、試験管4で、プライマー組IVを用いたPCRで得た断片を混合し、試験 管5で、プライマー組Vを用いたPCRで得た断片を混合し、そして試験管6で、 プライマー組VIを用いたPCRで得た断片を混合する。 次に、試験管1と2の一定量を混合したものを鋳型として、対応する外側のプ ライマーを用いて初回のSOE-PCRを行う。同様のことを、試験管3と4、及び試 験管5と6の混合液を用いて行う。各々の場合の外側のプライマー対は、断片1 と2の場合にはTiK134.#/125.#であり、断片3と4の場合にはTik126.#/ 129.#であり、そして断片5と6の場合にはTiK130.#/135.#である。長さ約 340,260及び280bpの増幅して集合させた各断片を、アガロースゲル電気泳動で 精製する。2回目のSOE-PCRでは、得られた断片を混合して、外側のプライマー 対としてTiK134.#/135.#を用いて集合させる。得られた完全長のプロテアー ゼ遺伝子を前記通りゲルで精製する。 別の例では、試験管1,2及び3の一定量を混合して、プライマー対TiK134. #/127.#を用いて初回のSOE-PCRを行い再集合させる。試験管4,5及び6の 一定量も混合して、プライマー対TiK128.#/135.#を用いてSOE-PCRを行い再 集合させる。長さ約450bpの生成断片を前記通り精製し、混合し、外側のプライ マー対TiK134.#/135.#を用いて2回目のSOE-PCRを行い再集合させる。得ら れた完全長のプロテアーゼ遺伝子を前記通りゲルで精製する。 原理的には、全ての組み合せの断片を、別個のSOE-PCRで集合させることがで きる。更にSOE-PCRを繰り返して、得られた集合単位を、より大きな集合単位に して、最後に完全長の遺伝子を得る。この目的で行うSOE-PCRの総数は、実験性 能によってのみ制限される。SOE-PCRに固有の唯一の必要条件は、集合させる断 片が、前記通 りの配列重複を含んでいなければならないことである。 C)ライブラリー#1を作成するための、SOE-PCRで得られた完全長のプロテア ーゼハイブリッドのクローニング 過程B2)で得られた完全長のプロテアーゼハイブリッド遺伝子、及び、過程 A3)で得られた、新しく作成されたシャトルベクターpTK4001−4005を、個別 にAcc 651及びMluIで切断する。標準的な連結方法で、各プロテアーゼ遺伝子を 、5つのベクターpTK4001−4005の各々に連結して、これによって大腸菌DH10Bを 形質転換する。適切に形質転換された細胞をアンピシリンによって選択する。こ れらの菌株のDNAを調製し、ライブラリー#1とする。このライブラリーは、約1 06個の独立した形質転換体を含む。 D)ライブラリー#1のスクリーニング ライブラリー#1の一定量を用いて、バチルス菌細胞DN1885を形質転換する。 希望する特性を有する形質転換体をスクリーニングする。 この過程D)の方法に従って希望する特性について選択するために、標準的な プロテアーゼ活性検査を用いることによって、希望する特性を有する多数の新し くシャッフリングされたスブチリシンを同定した。 この結果を、以下の表1に示す。 プロテアーゼ: アルカラーゼ(Alcalase):A13050_1(GenBank) BPN’:P00782(SwisProt) エスペラーゼ(Esperase):D26542(GenBank) サビナーゼ(Savinase):A22550(GenBank) PD498:WO96/34963 JA16:WO92/17576 PD138:WO93/18140 プロテアーゼ活性を有する23個の菌株が同定され、その内12個が異なるもので あった。菌株8,9,18,20,23が同一で、菌株6,15,21が同一で、菌株12, 14が同一で、菌株10,13が同一で、そして菌株4,7が同一であった。成熟型酵 素7に関しては、差異が認められた。 表1から、本発明の方法によって、かなり遠位の関係にあるタンパク質の組み 合せから成る活性タンパク質を得ることができることが判った。 実施例2 真菌リパーゼ由来のPCR断片を増幅するために、実施例1と同じ方法を用いる ことができる。 以下の真菌に由来する真菌リパーゼを、Geneworksの整列プログラム(以下の パラメーターを用いる:cost to open a gap=5,cost to lengthen a gap=25 ,Minimum Diagonal 1Length=4,Maximum Diagonal Length=10,Consensus c utoff=50%)を用いて整列させる:Rhizomucor Miehei(Swiss Prot:LIP_RHIM I),Rhizop us Delemar(Swiss Prot:LIP_RHIDL),Penecillium camenbertii(Swiss Prot: MDLA_PENCA)Absidia reflexa(WO96/13578)及びHumicola lanuginosa(US 5536 661)。 シャッフリングするAbsidia(Absidia),Rhizopus(LIP_RHIDL)及びRhizomuco r(LIP_RHIMI)のリパーゼ遺伝子を増幅するためのプライマーを以下に示す。N: IUPAC命名法に従い全4個の塩基(A,T,G,C)を意味する。 組1) 組2) 組3) 組4) 組5) シャッフリングするHumicola lanuginosa(Humicola)及びPenicillium camenbe rtii(MDLA_PENCA)のリパーゼ遺伝子を増幅するためのプライマーを以下に示す。 組1) 組2) 組3) 組4) 組5) 組6) 組7) 全5個の遺伝子をシャッフリングするためのプライマーを以下に示す: 組1) 組2) 組3) 組4) 組5) 組6) 組7) SOE-PCRのために、最初のプライマー組の5’プライマー、及び最後のプライ マー組の3’プライマーを用いることができる。 次に、SOE-PCR断片を、リパーゼの5’及び3’末端部分がPCRで作成された場 合、その5’及び3’末端部分と連結することができる。 この5’末端部分は、注目する遺伝子の5’末端部分に対する特異的な5’プ ライマー(5’末端にBamHI部位配列を含む)、及び、3’プライマーとして、 最初のプライマー組の5’プライマーに由来する相補的配列を用いたPCRによっ て作成される。前記の3’末端部分は、注目する遺伝子の3’末端部分に対する 特異的な3’プライマー(5’末端にXbaI部位配列を含む)、及び、5’プラ イマーとして、最後のプライマー組の3’プライマーに由来する相補的配列を用 いたPCRによって作成される。 注目する遺伝子の特異的な5’及び3’プライマーを用いて、2回目のSOE-PC Rを行って、その完全な配列を作成する。 得られた遺伝子を、BamHI−XbaI断片として、酵母ベクターpJSO26にクロー ン化することができる(WO97/07205参照)。 実施例3 シュードモナス菌のリパーゼのPCR断片を増幅及び組換えするために、実施例 2と全く同様の方法を行うことができる。前記の「全く同様の方法」では、実施 例2の場合とは少し異なるベクターを用いることが有利であろう。以下に示す配 列及びプライマーの情報に基づいて、本発明のシャッフリング方法に従って以下 に示すシュードモナス菌のリパーゼを組換えるために、実施例2に比べてベクタ ーなどを改変することは、当業者にとって当然である。 以下に示すシュードモナス菌のリパーゼを、Geneworksの整列プログラム(次 のパラメーターを用いる:cost to open a gap=5,cost to lengthen a gap= 25,Minimum Diagonal 1Length=4,Maximum Diagonal Length=10,Consensus cutoff=50%)を用いて 整列させる。シュードモナス菌のリパーゼ Pseudomonas aeruginosa TE3285(file ate3285d) Pseudomonas pseudoalcaligenes M1(Lipomaxwt)(file pseudmld) Pseudomonas sp.SD705(mature)(file spsd705d) Pseudomonas wisconsinensis(file wisconsd) Proteus vulgaris K80(file provulgd) Pseudomonas fragi IFO 12049(file fr12049d)。 シュードモナス菌のリパーゼをシャッフリングするために適するプライマーを 以下に示す。Iはイノシンを表し、数字は、整列下での位置を指し、Sはセンス 鎖を意味する。そのアンチセンスオリゴヌクレオチドも使われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 シェリー,ジョエル アール. アメリカ合衆国,カリフォルニア 95616, デービス,アンダーソン ロード 916

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の過程を含んでいる、注目する非相同配列をシャッフリングする方法 : i)注目する非相同配列間で、少くとも1つの保存領域を同定すること; ii)注目する各非相同配列の、前記保存領域を含んでいる断片を作成すること ;及び、 iii)前記保存領域を、相同な連結点として利用して、前記断片をシャッフリ ング/組換えすること。 2.請求項1の過程に加えて、更に以下の過程を含んでいる、希望する生物活 性を有するシャッフリングされたタンパク質を生産する方法: iv)請求項1の過程iii)由来の多数の異なったシャッフリングされた配列に よってコードされる多数の異なった組換えタンパク質を発現させること;及び、 v)希望する活性を有する1つ以上の組換えタンパク質を得るために、適当な スクリーニング又は選択システムによって、過程iv)の多数の異なった組換えタ ンパク質をスクリーニング又は選択すること。 3.以下の過程を含んでいる、少くとも1つの保存領域を有する非相同性DNA 配列をシャッフリングする請求項1の方法: i)2つ以上の非相同配列において、1つ以上の保存領域(以下“A,B,C ”などと記す)を同定すること; ii)i)で同定された1つ以上の保存領域のための少くとも2組のPCRプライ マー(各組は、センス及びアンチセンスプライマーを含む)を作成すること、た だし、 1つ目の組では、センスプライマー(これを「a」と称する)は、前記保存領 域(例えば保存領域「A」)のセンス鎖の5’配列領域に対するものであり、ア ンチセンスプライマー(これを「a’」と称する)は、前記保存領域のセンス鎖 の3’配列領域に対するか、または少くとも部分的に前記保存領域内にある配列 領域に対するものであり、 そして2つ目の組では、センスプライマー(これを「b」と称する)は、前記 保存領域のセンス鎖の5’配列領域に対するか、または少くとも部分的に前記保 存領域内にある配列領域に対するものであり、アンチセンスプライマー(これを 「b’」と称する)は、前記保存領域(例えば保存領域「A」)のセンス鎖の3 ’配列領域に対するものであり、 これらのプライマーの組「a」及び「a’」、並びに「b」及び「b’」の間 の領域で指定されるこの2つの配列領域(この両方の領域は、実際のプライマー 配列を含んでいる)は、保存領域内に少くとも10塩基対(bp)の相同な配列重複 を有し; iii)過程i)において同定された注目する1つ以上の保存領域のために、過 程i)の非相同DNA配列を鋳型として、2回のPCR増幅反応を行うこと、ただし、 そのPCR反応の1つでは、過程ii)において決定した5’プライマー組(例え ば「a」、「a’」)を使用し、そして2つ目のPCR反応では、過程ii)におい て決定した3’プライマー組(例えば「b」、「b’」)を使用し; iv)過程i)で同定された1つ以上の保存領域のために、過程iii)で記載し た様に作成したPCR断片を単離すること; v)過程iv)で単離した2つ以上のPCR断片を混合し、そしてこれらの単離し たPCR断片を鋳型として用いて、配列重複伸長PCR反 応(SOE-PCR)を行うこと;及び、 vi)過程v)で得られたPCR断片を単離すること、ただし、この単離したPCR断 片は、過程iv)で単離したPCR断片からシャッフリングされた混合物を含んでい る多数の異なったシャッフリングされた配列を含んでいて、これらのシャッフリ ングされた配列は、過程ii)の相同配列重複に由来する部分DNA配列が、過程i )の元々の1つ以上の非相同DNA配列の1つ以上の部分配列に対して少くとも80 %の同一性を有することを特徴とする。 4.以下の過程を含んでいる、希望する生物活性を有する1つ以上の組換えタ ンパク質を生産する請求項2の方法: 少くとも1つの保存領域を有する非相同DNA配列をシャッフリングして、タン パク質をコードする配列を得ることで、 i)2つ以上の非相同配列において、1つ以上の保存領域(以下“A,B,C ”などと記す)を同定すること; ii)i)で同定された1つ以上の保存領域のための少くとも2組のPCRプライ マー(各組は、センス及びアンチセンスプライマーを含む)を作成すること、た だし、 1つ目の組では、センスプライマー(これを「a」と称する)は、前記保存領 域(例えば保存領域「A」)のセンス鎖の5’配列領域に対するものであり、ア ンチセンスプライマー(これを「a’」と称する)は、前記保存領域のセンス鎖 の3’配列領域に対するか、または少くとも部分的に前記保存領域内にある配列 領域に対するものであり、 そして2つ目の組では、センスプライマー(これを「b」と称する)は、前記 保存領域のセンス鎖の5’配列領域に対するか、または少くとも部分的に前記保 存領域内にある配列領域に対するものであり、アンチセンスプライマー(これを 「b’」と称する)は、前 記保存領域(例えば保存領域「A」)のセンス鎖の3’配列領域に対するもので あり、 これらのプライマーの組「a」及び「a’」、並びに「b」及び「b’」の間 の領域で指定されるこの2つの配列領域(この両方の領域は、実際のプライマー 配列を含んでいる)は、保存領域内に少くとも10塩基対(bp)の相同な配列重複 を有し; iii)過程i)において同定された注目する1つ以上の保存領域のために、過 程i)の非相同DNA配列を鋳型として、2回のPCR増幅反応を行うこと、ただし、 そのPCR反応の1つでは、過程ii)において決定した5’プライマー組(例え ば「a」、「a’」)を使用し、そして2つ目のPCR反応では、過程ii)におい て決定した3’プライマー組(例えば「b」、「b’」)を使用し; iv)過程i)で同定された1つ以上の保存領域のために、過程iii)で記載し た様に作成したPCR断片を単離すること; v)過程iv)で単離した2つ以上のPCR断片を混合し、そしてこれらの単離し たPCR断片を鋳型として用いて、配列重複伸長PCR反応(SOE-PCR)を行うこと;及 び、 vi)過程v)で得られたPCR断片を単離すること、ただし、この単離したPCR断 片は、過程iv)で単離したPCR断片からシャッフリングされた混合物を含んでい る多数の異なったシャッフリングされた配列を含んでいて、これらのシャッフリ ングされた配列は、過程ii)の相同配列重複に由来する部分DNA配列が、過程i )の元々の1つ以上の非相同DNA配列の1つ以上の部分配列に対して少くとも80 %の同一性を有することを特徴とし;更に、 vi)過程vi)の多数の異なったシャッフリングされた配列によってコードされ る多数の異なった組換えタンパク質を発現すること; 及び、 viii)希望する活性を有する1つ以上の組換えタンパク質を得るために、適当 なスクリーニング又は選択システムによって、過程vii)の多数の異なった組換 えタンパク質をスクリーニング又は選択すること。 5.前記の注目する非相同配列が酵素をコードしている、請求項1〜4のいず れか一項の方法。 6.前記酵素が、プロテアーゼ、好ましくはセリンプロテアーゼ、特にはスブ チラーゼであるか;又はリパーゼである、請求項5の方法。 7.前記の過程iii)で行われるPCR増幅を、低、中、または高頻度のランダム 変異誘発が生じる条件下で行う、請求項3又は4の方法。 8.前記の希望する活性が、食器洗浄用又は衣類洗浄用洗剤における前記組換 えタンパク質の性能を向上させる活性である、請求項2又は4の方法。
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