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JP2001512055A - 放電加工用の遊動カバー電極ガイドシステム - Google Patents

放電加工用の遊動カバー電極ガイドシステム

Info

Publication number
JP2001512055A
JP2001512055A JP2000504970A JP2000504970A JP2001512055A JP 2001512055 A JP2001512055 A JP 2001512055A JP 2000504970 A JP2000504970 A JP 2000504970A JP 2000504970 A JP2000504970 A JP 2000504970A JP 2001512055 A JP2001512055 A JP 2001512055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
guide
electrode guide
guide system
electric discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000504970A
Other languages
English (en)
Inventor
バーブルスク、ジョージ
Original Assignee
アン アーバー マシーン カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アン アーバー マシーン カンパニー filed Critical アン アーバー マシーン カンパニー
Publication of JP2001512055A publication Critical patent/JP2001512055A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/26Apparatus for moving or positioning electrode relatively to workpiece; Mounting of electrode
    • B23H7/265Mounting of one or more thin electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/105Wire guides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の教示によってマイクロ放電加工サーボヘッドが開示される。このマイクロ放電加工サーボヘッドはサーボと、リードスクリューと、そのリードスクリューに係合するキャリッジブロックと、支持ブロックと、キャリッジブロックに固定された接点ブロックと、このマイクロ放電加工サーボヘッドが取付けられる放電加工装置の電極位置を制御するために支持ブロックに連結された電極ガイドシステムとを含んで成る。この電極ガイドシステムは、長手方向溝を有する電極ガイド底部と、遊動ガイドカバーとを有しており、遊動ガイドカバーは電極ガイド底部へ向けて押圧されて電極が溝内に押圧されるようになされ、この溝内へ電極を押圧することで位置が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (1.技術分野) 本発明は一般に放電加工機(EDM)に係わり、特に放電加工機に使用されて
、その電極をガイドして正確に位置制御するための遊動カバー電極ガイドシステ
ムに関するものである。
【0002】 (論考) 放電加工機(EDM)は、非常に小さい公差が要求される製造部品に穴や造作
を加工するために使用される。0.0762mm(0.003インチ)ほどの小
さい範囲の穴を処理するとき、±0.0127mm(0.0005インチ)の寸
法外れは基準寸法の各側に17%の寸法外れとなる。このように寸法外れの絶対
値は比較的小さいが、百分率で表す誤差は多くの製造部品に関して許容できる範
囲を超えている。例えば、放電加工処理を使用して加工される或る種の噴射ノズ
ルに許容される限界は、流量で±2%の外れである。これらの要求に照らして、
電極位置を正確に制御すること、およびその位置の外れを制限することが重要で
ある。そのように正確な加工作業で要求される結果を達成するために、この工業
分野において正確な制御ガイド装置が要求されていることは明らかである。
【0003】 一般に、放電加工処理はスパーク放電によって金属製の被加工物を侵食すると
いう原理に基づく。スパークは2つの帯電している部材、すなわちその第1は被
加工物であり第2は電極である部材の間の空間を通る電気放電である。被加工物
および電極は誘電流体内に配置される。2つの部材間のスパーク間隙と並列にコ
ンデンサを含んでなるこのシステムには、直流が供給される。低電圧において誘
電流体は絶縁体として作用するが、電極と被加工物との間の電位差が増大するに
つれて、その流体内で絶縁性が破壊されて、スパーク間隙を通してスパークが飛
ぶ。このスパークは幾分かの被加工物材料ならびに幾分かの電極材料を蒸発させ
る。スパーク放電の後、誘電流体の脱イオン化により再び絶縁性が確立され、電
流は再びゼロに落ちる。コンデンサはその後再び充電され、この手順が開始され
る。この手順は非常に速い速度(1秒間あたり200〜500000サイクル)
で繰返され、金属除去率は放電回路の電流密度すなわち平均電流によって制御さ
れる。典型的に電流密度が高まれば高まるほど表面の仕上がりは粗くなるが、材
料の除去量は増大する。
【0004】 (発明の概要) 本発明の技術によれば、放電加工装置の電極を制御して前進させるマイクロ放
電加工サーボヘッドが開示される。このサーボヘッドは、放電加工装置の制御シ
ステムに応答するサーボと、リードスクリューと、そのリードスクリューに係合
するキャリッジブロックと、リードスクリューの一端を支持する支持ブロックと
、キャリッジブロックに固定された接点ブロックと、電極をガイドして制御する
ために支持ブロックに取付けられた電極ガイドシステムとを含んで成る。本発明
の電極ガイドシステムは、電極をガイドするために長手方向溝を有する電極ガイ
ド底部を組合わされている。遊動ガイドカバーは電極ガイド底部と対応付けされ
ており、また電極ガイド底部に対して押圧されて電極を溝に接触させるように押
圧し、これにより電極が電極ガイドシステムを超えて延在して被加工物を加工す
る電極位置を制御する。
【0005】 明細書の以下の説明を読み、添付図面を参照することで、当業者には本発明に
よるさまざまな利点が明白となろう。
【0006】 (好ましい実施例の詳細な説明) 以下の好ましい実施例の説明は、単なる例であり、本発明またはその適用また
は使用を制限する意図は全くない。
【0007】 図1および図2を参照すれば、本発明の教示によって作られた全体に符号10
を付されたマイクロ放電加工サーボヘッドの好ましい実施例が示されている。図
示したように、サーボヘッド10は被駆動ホイール12と、リードスクリュー1
4と、キャリッジブロック16と、接点ブロック18と、支持ブロック20と、
支持ストラット22と、電極ガイド支持部24と、電極ガイド底部26,28と
、電極ガイドカバー30とを含んで成る。
【0008】 サーボヘッド10は放電加工機(図示せず)と一体構成されており、当業者に
は理解されるように制御ユニット(これも図示せず)によって制御される。本発
明のサーボヘッド10を組み込んだ放電加工機は、この分野で周知の各種形態の
いずれか1つの形態とされることができる。好ましい実施例で示されるように、
被駆動ホイール12は被加工物に対する電極32の先端34の位置を制御するサ
ーボによって駆動される。放電加工処理は、比較的大きい深さで非常に小さい造
作をカットすなわち加工できるようにする。したがって放電加工処理は、例えば
本発明で開示するように、使用される燃料噴射ノズルに小さい通路を加工するの
に理想的に適している。本発明はその適用例に制限することを意図されることは
なく、制限するわけではないがダイスの機械加工、機械加工性に劣る材料の加工
、カッターを尖鋭化させる加工、正確な寸法を要求されるシート材の切断、なら
びにその他の同様な加工処理を含む他の多くの放電加工処理で使用できる。
【0009】 燃料噴射ノズルの流体通路は、典型的な内燃エンジンに供給される燃料を計量
するのに使用されている現在のエンジン制御モジュールに使用することのできる
狭い流量範囲の要求条件に合致させるために、極めて狭い公差を要求する。これ
らの公差は、典型的な噴射装置の燃料流量において2%の外れ(変化)を許容す
る。噴射装置の穴を考えた場合、一般に0.0762〜0.254mm(0.0
03〜0.01インチ)の範囲であり、変化の余地はほとんどない。
【0010】 本発明のサーボヘッド10は電極ガイドシステム36を備えており、この電極
ガイドシステムは電極ガイド底部26,28、電極ガイドカバー30、およびこ
のガイドカバー30をガイド底部26,28に向けて押圧する押圧手段38を含
んで成る。本発明の電極ガイド底部26,28は支持ブロック20に連結されて
いる電極ガイド支持部24に取付けられている。電極ガイド支持部24は支持ブ
ロック20に対して直接に取付けられるか、または図示するように一般に支持ブ
ロック20から延びる支持ストラット22によって連結されることができる。こ
の実施例は2つのガイド底部を含んで開示されているが、長手方向溝40(図4
および図5に最も良く示されている)の十分正確な加工を達成できるならば、1
部材のガイド底部を使用することも本発明の基準に含まれる。
【0011】 支持ブロック20はリードスクリュー14の端部42を回転可能に支持してい
るのに対して、リードスクリュー14の他方の端部44は被駆動ホイール12に
連結されている。リードスクリュー14が被駆動ホイール12によって回転され
るとキャリッジブロック16がリードスクリュー14に沿って移動するように、
キャリッジブロック16はリードスクリュー14と螺合されている。リードスク
リュー14が第1方向へ回転されるとき、キャリッジブロック16は支持ブロッ
ク20へ向かって移動し、リードスクリュー14が第2方向へ回転されるときは
支持ブロック20から離れる方向へ移動する。
【0012】 接点ブロック18はキャリッジブロック16に連結されており、また電気接点
パッド46を含んでいる。電極32は接点ブロック18に沿ってガイドされ、ま
た電気接点パッド46に対して押当てられて、加工処理に使用される電流が電気
接点パッド46から電極32へ流れ、最終的にこの例では燃料噴射ノズルの近く
に位置決めされたときに先端34で放電できるようにされる。電極は接点ブロッ
ク18から電極ガイドシステム36の長手方向溝40を通して送られ、被加工物
の近くに位置決めされる。スパークが被加工物を加工して材料を除去すると、キ
ャリッジブロック16は支持ブロック20へ向かって移動され、これにより電極
32はさらに被加工物の内部へ向かって前進される。キャリッジブロック16は
各スパークが被加工物から除去した材料の量よりも大きく電極32を前進させね
ばならない。何故なら、電極32自体も加工時に幾分蒸発、すなわち犠牲的に消
耗するからである。
【0013】 図3〜図5を参照すれば、電極ガイドシステム36が非常に詳細に示されてい
る。この好ましい実施例で示されるように、電極ガイド底部26,28はそれぞ
れ電極ガイド底部26,28の第1面51に形成されている面取りされた縁すな
わち面取り縁48,50を有する。電極ガイド底部26,28が互いに並べて固
定されるとき、面取り縁48,50が互いに隣接されて溝40が形成される。電
極ガイド底部26,28は電極ガイド支持部24に固定されることが示されてい
る。電極ガイド支持部24は絶縁性で寸法の安定したいずれかの材料で作ること
ができる。そのような材料の例としてフェノール混成材、ガラス混成材およびセ
ラミック材料が含まれる。電極ガイド底部26,28は保持ねじ52によって電
極ガイド支持部24に保持され、セットスクリュウ54によって横方向に押圧さ
れ、すなわち側方荷重を掛けられる。セットスクリュウ54は柔軟な先端部56
を含み、電極ガイド底部26,28をガイドするときに保護を与えると共に、側
方荷重が付与されたときに幾分かの追従性を与えて使用時の振動で生じ得る緩み
を防止することができる。発明者は、電極ガイド底部26,28の開口58を通
して保持ねじ52を部分的に締め付け、その後セットスクリュウ54を締め付け
るのが最もよいと見い出されている。その後保持ねじ52が下方へ向かって完全
に締め込まれて電極ガイド底部26,28の最良の位置を与えられ、狂いのない
溝40を形成する。
【0014】 電極ガイドカバー30が電極ガイド底部26,28の第1面51の上に配置さ
れ、電極ガイドシステム36の入口62に近い第1パイロットピン60および先
端66に位置する第2パイロットピン64によって対応付けされる。入口62は
先端66と長手方向に反対側の端部である。パイロットピン60,64は各々が
電極ガイド底部26または28と螺合され、開口68,69,70または72を
通過されている。パイロットピン60または64と、開口68〜72との間に間
隙が形成され、電極ガイドカバー30が電極ガイド底部26,28の上をスライ
ドされて導かれ、自由遊動できるようにしている。電極ガイドカバー30はばね
74,76によって電極ガイド底部26,28へ向けて押圧されており、ばね7
4,76はこの実施例では電極ガイドシステム36の先端66に近いパイロット
ピン64のまわりに配置されている。これに代えて、電極ガイド底部26,28
へ向けて電極ガイドカバー30を押圧することは各種方法によって達成でき、こ
の方法には、第2パイロットピン64で保持され且つまた1以上のばね74’が
作用する面80を形成したばねカバー78を備えることが含まれる。ばね74’
はばね74,76と同じで、この実施例ではステンレス鋼製の圧縮ばねである。
代替実施例が図5に示されている。電極ガイド底部26’,28’に向けて電極
ガイドカバー30’を押圧するさらに他の実施例が図6に示されている。図示し
たようにヘッド83を有する1以上のスタッド81が開口85,87を通して挿
入され、ヘッド83がガイドカバー30’の外面89と接触されている。その後
、押圧手段38’がガイド支持部24’に対して位置決めされ、リテーナー91
で固定される。これによりガイドカバー30’は先の実施例と同様にガイド底部
26’,28’に向けて押圧される。
【0015】 図3〜図5を参照すれば、電極ガイドシステム36の先端66の近くに押圧手
段を配置することで、ガイドカバー30がガイド底部26,28に対して僅かに
傾斜されることが留意される。この結果、ガイドシステム36から電極32が延
在する先端66付近に、ガイドカバー30によって大きな力が作用される。この
力の分散が電極32の非常に優れた制御を与える。何故なら、電極はガイドシス
テム36と固定された3点接触をなすように押圧されるからである。第1接触点
82は図3および図4に見られるようにカバー30と電極32の頂点位置との間
に位置する。第2および第3接触点84,86はそれぞれ電極32と溝40を形
成している面取り縁48,50との間に位置する。面取り縁48,50の角度は
電極32の直径に応じて決まる。この面取り角度を制御することで、3つの接触
点82,84,86は釣り合いのとれたそれらの間隔を与えるように位置決めさ
れることができる。理想的には、各接触点の間隔はそれぞれ120゜であり、こ
れにより電極32を芯出しする最も優れた制御を行う。
【0016】 この実施例はガイドシステム36の先端66の近くに押圧手段38を有すると
して開示されたが、この押圧手段はより中央に配置されてガイドシステム36の
先端66の近くに一層大きい力を作用できることが発明者によって考えられてい
る。望ましい力の分散はガイドカバー30およびガイド底部26,28を楔形状
に形成し、ガイド26,28,30を楔配列で保持するようにパイロットピン6
0,64を備えることで達成できる。
【0017】 本発明のガイドカバー30およびガイド底部26,28は長期で摩耗する低摩
擦材料で作られるのが好ましい。首尾良く使用されたそのような材料の1つは、
窒化けい素(Si3N4)のクリスタロイ3400であるが、同様な性質の他の
材料も使用でき、等しい結果を残すことができる。ガイドカバー30’またはガ
イド底部26’,28’の全体は選定された材料で作られることができ、また図
6に示すようにインサート93を使用することができる。インサート93は電極
32とガイド26’,28’,30’との間の全接触面部をカバーすることが好
ましいが、これは必要不可欠ではない。インサート93はガイドカバー30’の
みにおいて対応付けされて示されているが、そのようなインサートを一部品のガ
イド底部内に組み入れること、またはガイド底部26’および(または)28’
の各々の一部として組み入れることは、本発明の教示に含まれる。インサート9
3は上述したように電極ガイド支持部24として使用されるのと同じ広い範囲の
材料で作られる基体95に担持されることができる。
【0018】 前述の記載は本発明の好ましい実施例を開示し説明するものである。当業者に
はこの記載から、また添付図面および特許請求の範囲の記載から、さまざまな変
化例、変更例および変形例が特許請求の範囲の欄に記載された本発明の真の精神
および公正な範囲から逸脱せずに成し得ることが容易に認識されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の教示により作られたマイクロ放電加工サーボヘッドの斜視図である。
【図2】 図1の線1−1に沿うマイクロ放電加工サーボヘッドの横断面図である。
【図3】 本発明の教示により作られた電極ガイドシステムの斜視図である。
【図4】 図3の線4−4に沿う横断面図である。
【図5】 図3の線5−5に沿う、代替押圧手段を組み込んだ装置の横断面図である。
【図6】 本発明の代替実施例を示す図4に似た横断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月31日(2000.1.31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (1.技術分野) 本発明は一般に放電加工機(EDM)に係わり、特に放電加工機に使用されて
、その電極をガイドして正確に位置制御するための遊動カバー電極ガイドシステ
ムに関するものである。
【0002】 (論考) 放電加工機(EDM)は、非常に小さい公差が要求される製造部品に穴や造作
を加工するために使用される。0.00762cmほどの小さい範囲の穴を処理
するとき、±0.00127cmの寸法外れは基準寸法の各側に17%の寸法外
れとなる。このように寸法外れの絶対値は比較的小さいが、百分率で表す誤差は
多くの製造部品に関して許容できる範囲を超えている。例えば、放電加工処理を
使用して加工される或る種の噴射ノズルに許容される限界は、流量で±2%の外
れである。これらの要求に照らして、電極位置を正確に制御すること、およびそ
の位置の外れを制限することが重要である。そのように正確な加工作業で要求さ
れる結果を達成するために、この工業分野において正確な制御ガイド装置が要求
されていることは明らかである。
【0003】 一般に、放電加工処理はスパーク放電によって金属製の被加工物を侵食すると
いう原理に基づく。スパークは2つの帯電している部材、すなわちその第1は被
加工物であり第2は電極である部材の間の空間を通る電気放電である。被加工物
および電極は誘電流体内に配置される。2つの部材間のスパーク間隙と並列にコ
ンデンサを含んでなるこのシステムには、直流が供給される。低電圧において誘
電流体は絶縁体として作用するが、電極と被加工物との間の電位差が増大するに
つれて、その流体内で絶縁性が破壊されて、スパーク間隙を通してスパークが飛
ぶ。このスパークは幾分かの被加工物材料ならびに幾分かの電極材料を蒸発させ
る。スパーク放電の後、誘電流体の脱イオン化により再び絶縁性が確立され、電
流は再びゼロに落ちる。コンデンサはその後再び充電され、この手順が開始され
る。この手順は非常に速い速度(1秒間あたり200〜500000サイクル)
で繰返され、金属除去率は放電回路の電流密度すなわち平均電流によって制御さ
れる。典型的に電流密度が高まれば高まるほど表面の仕上がりは粗くなるが、材
料の除去量は増大する。 ヨーロッパ特許出願EP−A−0286は、放電加工機の給送機構からワイヤ
ー電極を被加工物へ向けて導くワイヤーガイドを開示している。米国特許第48
96012号は、ワイヤー電極と被加工物との間の狭い間隙に放電が生じる移動
ワイヤー式電気侵食機を開示している。
【0004】 (発明の概要) 本発明の技術によれば、放電加工装置の電極を制御して前進させるマイクロ放
電加工サーボヘッドが開示される。このサーボヘッドは、放電加工装置の制御シ
ステムに応答するサーボと、リードスクリューと、そのリードスクリューに係合
するキャリッジブロックと、リードスクリューの一端を支持する支持ブロックと
、キャリッジブロックに固定された接点ブロックと、電極をガイドして制御する
ために支持ブロックに取付けられた電極ガイドシステムとを含んで成る。本発明
の電極ガイドシステムは、電極をガイドするために長手方向溝を有する電極ガイ
ド底部を組合わされている。遊動ガイドカバーは電極ガイド底部と対応付けされ
ており、また電極ガイド底部に対して押圧されて電極を溝に接触させるように押
圧し、これにより電極が電極ガイドシステムを超えて延在して被加工物を加工す
る電極位置を制御する。
【0005】 明細書の以下の説明を読み、添付図面を参照することで、当業者には本発明に
よるさまざまな利点が明白となろう。
【0006】 (好ましい実施例の詳細な説明) 以下の好ましい実施例の説明は、単なる例であり、本発明またはその適用また
は使用を制限する意図は全くない。
【0007】 図1および図2を参照すれば、本発明の教示によって作られた全体に符号10
を付されたマイクロ放電加工サーボヘッドの好ましい実施例が示されている。図
示したように、サーボヘッド10は被駆動ホイール12と、リードスクリュー1
4と、キャリッジブロック16と、接点ブロック18と、支持ブロック20と、
支持ストラット22と、電極ガイド支持部24と、電極ガイド底部26,28と
、電極ガイドカバー30とを含んで成る。
【0008】 サーボヘッド10は放電加工機(図示せず)と一体構成されており、当業者に
は理解されるように制御ユニット(これも図示せず)によって制御される。本発
明のサーボヘッド10を組み込んだ放電加工機は、この分野で周知の各種形態の
いずれか1つの形態とされることができる。好ましい実施例で示されるように、
被駆動ホイール12は被加工物に対する電極32の先端34の位置を制御するサ
ーボによって駆動される。放電加工処理は、比較的大きい深さで非常に小さい造
作をカットすなわち加工できるようにする。したがって放電加工処理は、例えば
本発明で開示するように、使用される燃料噴射ノズルに小さい通路を加工するの
に理想的に適している。本発明はその適用例に制限することを意図されることは
なく、制限するわけではないがダイスの機械加工、機械加工性に劣る材料の加工
、カッターを尖鋭化させる加工、正確な寸法を要求されるシート材の切断、なら
びにその他の同様な加工処理を含む他の多くの放電加工処理で使用できる。
【0009】 燃料噴射ノズルの流体通路は、典型的な内燃エンジンに供給される燃料を計量
するのに使用されている現在のエンジン制御モジュールに使用することのできる
狭い流量範囲の要求条件に合致させるために、極めて狭い公差を要求する。これ
らの公差は、典型的な噴射装置の燃料流量において2%の外れ(変化)を許容す
る。噴射装置の穴を考えた場合、一般に0.00762〜0.0254cmの範
囲であり、変化の余地はほとんどない。
【0010】 本発明のサーボヘッド10は電極ガイドシステム36を備えており、この電極
ガイドシステムは電極ガイド底部26,28、電極ガイドカバー30、およびこ
のガイドカバー30をガイド底部26,28に向けて押圧する押圧手段38を含
んで成る。本発明の電極ガイド底部26,28は支持ブロック20に連結されて
いる電極ガイド支持部24に取付けられている。電極ガイド支持部24は支持ブ
ロック20に対して直接に取付けられるか、または図示するように一般に支持ブ
ロック20から延びる支持ストラット22によって連結されることができる。こ
の実施例は2つのガイド底部を含んで開示されているが、長手方向溝40(図4
および図5に最も良く示されている)の十分正確な加工を達成できるならば、1
部材のガイド底部を使用することも本発明の基準に含まれる。
【0011】 支持ブロック20はリードスクリュー14の端部42を回転可能に支持してい
るのに対して、リードスクリュー14の他方の端部44は被駆動ホイール12に
連結されている。リードスクリュー14が被駆動ホイール12によって回転され
るとキャリッジブロック16がリードスクリュー14に沿って移動するように、
キャリッジブロック16はリードスクリュー14と螺合されている。リードスク
リュー14が第1方向へ回転されるとき、キャリッジブロック16は支持ブロッ
ク20へ向かって移動し、リードスクリュー14が第2方向へ回転されるときは
支持ブロック20から離れる方向へ移動する。
【0012】 接点ブロック18はキャリッジブロック16に連結されており、また電気接点
パッド46を含んでいる。電極32は接点ブロック18に沿ってガイドされ、ま
た電気接点パッド46に対して押当てられて、加工処理に使用される電流が電気
接点パッド46から電極32へ流れ、最終的にこの例では燃料噴射ノズルの近く
に位置決めされたときに先端34で放電できるようにされる。電極は接点ブロッ
ク18から電極ガイドシステム36の長手方向溝40を通して送られ、被加工物
の近くに位置決めされる。スパークが被加工物を加工して材料を除去すると、キ
ャリッジブロック16は支持ブロック20へ向かって移動され、これにより電極
32はさらに被加工物の内部へ向かって前進される。キャリッジブロック16は
各スパークが被加工物から除去した材料の量よりも大きく電極32を前進させね
ばならない。何故なら、電極32自体も加工時に幾分蒸発、すなわち犠牲的に消
耗するからである。
【0013】 図3〜図5を参照すれば、電極ガイドシステム36が非常に詳細に示されてい
る。この好ましい実施例で示されるように、電極ガイド底部26,28はそれぞ
れ電極ガイド底部26,28の第1面51に形成されている面取りされた縁すな
わち面取り縁48,50を有する。電極ガイド底部26,28が互いに並べて固
定されるとき、面取り縁48,50が互いに隣接されて溝40が形成される。電
極ガイド底部26,28は電極ガイド支持部24に固定されることが示されてい
る。電極ガイド支持部24は絶縁性で寸法の安定したいずれかの材料で作ること
ができる。そのような材料の例としてフェノール混成材、ガラス混成材およびセ
ラミック材料が含まれる。電極ガイド底部26,28は保持ねじ52によって電
極ガイド支持部24に保持され、セットスクリュウ54によって横方向に押圧さ
れ、すなわち側方荷重を掛けられる。セットスクリュウ54は柔軟な先端部56
を含み、電極ガイド底部26,28をガイドするときに保護を与えると共に、側
方荷重が付与されたときに幾分かの追従性を与えて使用時の振動で生じ得る緩み
を防止することができる。発明者は、電極ガイド底部26,28の開口58を通
して保持ねじ52を部分的に締め付け、その後セットスクリュウ54を締め付け
るのが最もよいと見い出されている。その後保持ねじ52が下方へ向かって完全
に締め込まれて電極ガイド底部26,28の最良の位置を与えられ、狂いのない
溝40を形成する。
【0014】 電極ガイドカバー30が電極ガイド底部26,28の第1面51の上に配置さ
れ、電極ガイドシステム36の入口62に近い第1パイロットピン60および先
端66に位置する第2パイロットピン64によって対応付けされる。入口62は
先端66と長手方向に反対側の端部である。パイロットピン60,64は各々が
電極ガイド底部26または28と螺合され、開口68,69,70または72を
通過されている。パイロットピン60または64と、開口68〜72との間に間
隙が形成され、電極ガイドカバー30が電極ガイド底部26,28の上をスライ
ドされて導かれ、自由遊動できるようにしている。電極ガイドカバー30はばね
74,76によって電極ガイド底部26,28へ向けて押圧されており、ばね7
4,76はこの実施例では電極ガイドシステム36の先端66に近いパイロット
ピン64のまわりに配置されている。これに代えて、電極ガイド底部26,28
へ向けて電極ガイドカバー30を押圧することは各種方法によって達成でき、こ
の方法には、第2パイロットピン64で保持され且つまた1以上のばね74’が
作用する面80を形成したばねカバー78を備えることが含まれる。ばね74’
はばね74,76と同じで、この実施例ではステンレス鋼製の圧縮ばねである。
代替実施例が図5に示されている。電極ガイド底部26’,28’に向けて電極
ガイドカバー30’を押圧するさらに他の実施例が図6に示されている。図示し
たようにヘッド83を有する1以上のスタッド81が開口85,87を通して挿
入され、ヘッド83がガイドカバー30’の外面89と接触されている。その後
、押圧手段38’がガイド支持部24’に対して位置決めされ、リテーナー91
で固定される。これによりガイドカバー30’は先の実施例と同様にガイド底部
26’,28’に向けて押圧される。
【0015】 図3〜図5を参照すれば、電極ガイドシステム36の先端66の近くに押圧手
段を配置することで、ガイドカバー30がガイド底部26,28に対して僅かに
傾斜されることが留意される。この結果、ガイドシステム36から電極32が延
在する先端66付近に、ガイドカバー30によって大きな力が作用される。この
力の分散が電極32の非常に優れた制御を与える。何故なら、電極はガイドシス
テム36と固定された3点接触をなすように押圧されるからである。第1接触点
82は図3および図4に見られるようにカバー30と電極32の頂点位置との間
に位置する。第2および第3接触点84,86はそれぞれ電極32と溝40を形
成している面取り縁48,50との間に位置する。面取り縁48,50の角度は
電極32の直径に応じて決まる。この面取り角度を制御することで、3つの接触
点82,84,86は釣り合いのとれたそれらの間隔を与えるように位置決めさ
れることができる。理想的には、各接触点の間隔はそれぞれ120゜であり、こ
れにより電極32を芯出しする最も優れた制御を行う。
【0016】 この実施例はガイドシステム36の先端66の近くに押圧手段38を有すると
して開示されたが、この押圧手段はより中央に配置されてガイドシステム36の
先端66の近くに一層大きい力を作用できることが発明者によって考えられてい
る。望ましい力の分散はガイドカバー30およびガイド底部26,28を楔形状
に形成し、ガイド26,28,30を楔配列で保持するようにパイロットピン6
0,64を備えることで達成できる。
【0017】 本発明のガイドカバー30およびガイド底部26,28は長期で摩耗する低摩
擦材料で作られるのが好ましい。首尾良く使用されたそのような材料の1つは、
窒化けい素(Si3N4)であるが、同様な性質の他の材料も使用でき、等しい
結果を残すことができる。ガイドカバー30’またはガイド底部26’,28’
の全体は選定された材料で作られることができ、また図6に示すようにインサー
ト93を使用することができる。インサート93は電極32とガイド26’,2
8’,30’との間の全接触面部をカバーすることが好ましいが、これは必要不
可欠ではない。インサート93はガイドカバー30’のみにおいて対応付けされ
て示されているが、そのようなインサートを一部品のガイド底部内に組み入れる
こと、またはガイド底部26’および(または)28’の各々の一部として組み
入れることは、本発明の教示に含まれる。インサート93は上述したように電極
ガイド支持部24として使用されるのと同じ広い範囲の材料で作られる基体95
に担持されることができる。
【0018】 前述の記載は本発明の好ましい実施例を開示し説明するものである。当業者に
はこの記載から、また添付図面および特許請求の範囲の記載から、さまざまな変
化例、変更例および変形例が特許請求の範囲の欄に記載された本発明の真の精神
および公正な範囲から逸脱せずに成し得ることが容易に認識されよう。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極をガイドして正確に位置制御するための電極ガイドシス
    テムを有して成る被加工物を加工する放電加工装置であって、電極ガイドシステ
    ムが、 長手方向溝の形成されている第1面を有する電極ガイド底部と、 前記電極ガイド底部の前記第1面と対応付けされた遊動ガイドカバーと、 前記遊動ガイドカバーを前記ガイド底部へ向けて押圧する押圧手段とを含んで
    おり、前記遊動ガイドカバーは前記ガイド底部に対してスライドされて導かれ、
    電極は前記電極ガイドシステムの入口から先端へ送られる際に前記押圧手段によ
    り生じる次第に増大する力によって前記長手方向溝の中に前進的に位置決めされ
    、被加工物の近くに位置された前記先端の付近で最大となる力によって電極が前
    記溝内に押圧される放電加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された電極ガイドシステムであって、前記電
    極ガイド底部が第1ガイド底部および第2ガイド底部を含んで成り、前記ガイド
    底部の各々は面取りされた縁すなわち面取り縁を有しており、前記面取り縁が前
    記長手方向溝を形成するように前記第1および第2ガイド底部が電極ガイド支持
    部に固定され、前記第1および第2ガイド底部が前記長手方向溝に沿って長手方
    向に引き離される電極ガイドシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された電極ガイドシステムであって、前記電
    極ガイド支持部が前記第1および第2ガイド底部を互いに接触するように横方向
    に押圧する手段を含んでいる電極ガイドシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された電極ガイドシステムであって、前記電
    極ガイドカバーおよび前記電極ガイド底部の少なくとも一部が窒化けい素で作ら
    れている電極ガイドシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された電極ガイドシステムであって、前記ガ
    イドカバーが基体およびインサートをさらに含んで構成されており、前記インサ
    ートは前記ガイドシステムに沿って長手方向に延在して前記ガイドシステムの実
    質的に全長に沿って電極との接触を維持されている電極ガイドシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された電極ガイドシステムであって、前記イ
    ンサートが窒化けい素で作られている電極ガイドシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載された電極ガイドシステムであって、前記押
    圧手段が前記ガイドシステムの前記入口よりも前記先端に接近して配置されてい
    る電極ガイドシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された電極ガイドシステムであって、前記押
    圧手段がばねである電極ガイドシステム。
  9. 【請求項9】 電極位置のガイドおよび正確な位置決めのための電極ガイド
    システムを有して成る被加工物を加工する放電加工装置であって、電極ガイドシ
    ステムが、 面取り縁を有する第1電極ガイド底部と、 面取り縁を有する第2電極ガイド底部と、 前記第1および第2電極ガイド底部を受入れ、また前記面取り縁が互いに隣接
    して溝を形成するように前記第1および第2ガイド底部を保持する電極ガイド支
    持部と、 前記溝上をスライドされて導かれ、また対応付けられる遊動ガイドカバーと、
    放電加工装置の電極が前記溝内にスライド可能に固定されるように前記遊動ガ
    イドカバーを前記溝に向けて押圧する押圧手段とを含んでいる放電加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された電極ガイドシステムであって、電極
    が前記ガイドシステムと少なくとも3つの接点で固定されており、第1接点は前
    記第1ガイド底部の前記面取り縁との接点であり、第2接点は前記第2ガイド底
    部の前記面取り縁との接点であり、第3接点は前記遊動ガイドカバー上である電
    極ガイドシステム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載された電極ガイドシステムであって、前記
    押圧手段が前記ガイドシステムの入口よりもその先端に接近して配置されている
    電極ガイドシステム。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載された電極ガイドシステムであって、前記
    第1および第2電極ガイド底部が窒化けい素で作られている電極ガイドシステム
  13. 【請求項13】 請求項9に記載された電極ガイドシステムであって、前記
    遊動ガイドカバーが窒化けい素で作られている電極ガイドシステム。
  14. 【請求項14】 請求項9に記載された電極ガイドシステムであって、前記
    ガイドカバーが基体およびインサートをさらに含んで構成されており、前記イン
    サートは実質的にその全長に沿って電極と接触するように前記第1および第2電
    極ガイド底部の前記面取り縁と対応付けされている電極ガイドシステム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された電極ガイドシステムであって、前
    記インサートが窒化けい素で作られている電極ガイドシステム。
  16. 【請求項16】 情報を検出および処理する制御システムを有して成り、制
    御システムは放電加工サーボヘッドに連結され、放電加工サーボヘッドは制御シ
    ステムによって与えられた情報に対して電極を前進または後退させることで応答
    し、これによって被加工物を加工する放電加工(EDM)装置であって、前記放
    電加工サーボヘッドが、 電極ガイドシステムを取付けられた支持ブロックと、 前記電極ガイドシステムに対して移動可能であり、放電加工装置の電極を解除
    可能に固定し、また前記電極との電気的接触を与える接点ブロックと、 放電加工装置の電極が前記電極ガイドシステムを通してスライド移動されて、
    電極と被加工物との間に発生する電気アーチによって電極が被加工物から材料を
    除去するように、前記接点ブロックを前記電極ガイドシステムに対して選択的に
    移動させる手段とを含んでいる放電加工装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載された放電加工サーボヘッドであって、
    前記接点ブロックを選択的に移動させる前記手段が、放電加工装置の制御システ
    ムに応答するサーボと、前記サーボによって回転駆動される第1端部を有し、第
    2端部が前記支持ブロックによって回転可能に支持されているリードスクリュー
    とを有して構成されており、また前記サーボによって前記リードスクリューが回
    転されるときに前記接点ブロックは前記リードスクリューに沿って移動するよう
    に前記接点ブロックが前記リードスクリューに螺合されている放電加工サーボヘ
    ッド。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載された放電加工サーボヘッドであって、
    前記電極ガイドシステムが、 長手方向溝を含む第1面を用水電極ガイド底部と、 前記電極ガイド底部の前記第1面と対応付けられている遊動ガイドカバーと、 前記ガイド底部へ向けて前記遊動ガイドカバーを押圧する押圧手段とをさらに
    含んでおり、前記遊動ガイドカバーは前記ガイド底部に対してスライドされて導
    かれ、電極は前記電極ガイドシステムの入口から先端へ送られる際に前記押圧手
    段により生じる次第に増大する力によって前記長手方向溝の中に前進的に位置決
    めされ、被加工物の近くに位置された前記先端の付近で最大となる力によって電
    極が前記溝内に押圧されることを特徴とする放電加工サーボヘッド。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載された放電加工サーボヘッドであって、
    前記電極ガイド底部が第1ガイド底部および第2ガイド底部を含んで成り、前記
    ガイド底部の各々は面取り縁を有しており、前記面取り縁が前記長手方向溝を形
    成するように前記第1および第2ガイド底部が電極ガイド支持部に固定され、前
    記第1および第2ガイド底部が前記長手方向溝に沿って長手方向に引き離されて
    いる放電加工サーボヘッド。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載された放電加工サーボヘッドであって、
    前記電極ガイドカバーおよび前記電極ガイド底部の少なくとも一部が窒化けい素
    で作られている電極ガイドシステム。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載された放電加工サーボヘッドであって、
    前記ガイドカバーが基体およびインサートをさらに含んで構成されており、前記
    インサートは前記ガイドシステムに沿って長手方向に延在して前記ガイドシステ
    ムの実質的に全長に沿って電極との接触を維持されており、前記インサートは窒
    化けい素で作られている電極ガイドシステム。
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