JP2001338646A - リチウム二次電池用負極 - Google Patents
リチウム二次電池用負極Info
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Abstract
非晶質で、組成式AlxSiy Mz 〔式中、Mは、N
i、Co、Cu、Fe、Cr及びMnよりなる群から選
ばれた少なくとも1種の遷移元素;40≦x≦80;1
0≦y≦50;1≦z≦20;x+y+z=100〕で
表される、粉末状のアルミニウム合金を負極活物質とし
て有する。 【効果】充放電サイクル特性が良いリチウム二次電池を
与える負極が提供される。
Description
を負極活物質とするリチウム二次電池用負極に係わり、
詳しくは、充放電サイクル特性が良いリチウム二次電池
を与える負極を提供することを目的とした、前記負極活
物質の改良に関する。
ム二次電池用負極にリチウム金属板を使用した場合は、
充電時に活性な樹枝状のリチウムが析出し、析出したリ
チウムが、電解液と反応して負極の容量を低下させた
り、充放電の繰り返しにより成長して内部短絡を起こさ
せたりする。リチウム金属板に代えて、リチウムと結晶
質のアルミニウムとを電気化学的に合金化して作製した
リチウム−アルミニウム合金板を用いれば、リチウムと
電解液との反応及び充放電の繰り返しに伴う樹枝状のリ
チウムの成長が抑制され、充放電サイクル特性が向上す
る。しかし、リチウムと結晶質のアルミニウムとの電気
化学反応(合金化反応)の速度は遅いので、充放電サイ
クル特性は大きくは向上しない。
上記のリチウム−アルミニウム合金板に代えて、リチウ
ムと非晶質のアルミニウムとを電気化学的に合金化して
作製したリチウム−アルミニウム合金板を使用すること
が提案されている(特開昭63−13267号公報)。
同公報によれば、リチウムと非晶質のアルミニウムとの
電気化学反応は、リチウムと結晶質のアルミニウムとの
充電時の電気化学反応に比べて、速やかに進行するの
で、充放電サイクル特性が大きく向上するとのことであ
る。
果、板状のリチウム−アルミニウム合金を使用したので
は、合金と電解液との接触面積(反応面積)が小さいた
めに、負極の表面に不活性なLi2 Oが析出し、その結
果充放電効率が低下して、充分満足のいく充放電サイク
ル特性は得られないことが分かった。
性が良いリチウム二次電池を与える負極を提供すること
を目的とする。
次電池用負極(本発明電極)は、平均粒径が50μm以
下で、実質的に非晶質で、組成式Alx Siy Mz 〔式
中、Mは、Ni、Co、Cu、Fe、Cr及びMnより
なる群から選ばれた少なくとも1種の遷移元素;40≦
x≦80;10≦y≦50;1≦z≦20;x+y+z
=100〕で表される、粉末状のアルミニウム合金を負
極活物質として有する。
ることとしたのは、一般に、結晶質のアルミニウム合金
は、充放電時のリチウムの挿入・脱離に伴う体積変化に
より微粉化し、微粉化により合金粒子間の接触抵抗が増
加するとともに、集電性が低下するため、充放電サイク
ル特性が低下し易いが、非晶質のアルミニウム合金は、
展延性が高く、微粉化しにくいからである。この明細書
において、実質的に非晶質のアルミニウム合金とは、粉
末X線回折のプロファイルにハロー部が認められ、且つ
下式で定義される非晶質化度Aが0.3以上のものを言
うものとする。非晶質化度Aが大きいほど、非晶質化が
進んでいることを意味する。
最高ピーク強度/全プロファイルの最高ピーク強度
体急冷法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、メカ
ニカルアロイング法などにより作製することができる。
なかでも、液体急冷法が、低コストで、しかも大量生産
が可能であるので好ましい。液体急冷法とは、合金を加
熱溶融させて溶湯とし、得られた溶湯を高速回転するロ
ール上に射出させるロール法(単ロール法及び双ロール
法)、溶湯を不活性ガスとともに噴霧するガスアトマイ
ズ法などを利用する急冷凝固法である。
したのは、板状のアルミニウム合金に比べて、合金と電
解液との接触面積(反応面積)が大きく、充放電効率が
良いからである。板状のアルミニウム合金を使用した場
合は、合金と電解液との接触面積が小さいために電流密
度が大きくなり、電気化学的に不活性なLi2 Oが負極
上に析出して、充放電効率が低下する。アルミニウム合
金粉末の平均粒径が50μm以下に限定されるのは、平
均粒径が50μmを越えた場合は微粉化し易くなるから
である。なお、平均粒径は小さいほど好ましいが、アル
ミニウム合金は展延性が高いので、平均粒径が3μm未
満の粉末を得ることは通常困難である。
ウム合金は、組成式Alx Siy M z 〔式中、Mは、N
i、Co、Cu、Fe、Cr及びMnよりなる群から選
ばれた少なくとも1種の遷移元素;40≦x≦80;1
0≦y≦50;1≦z≦20;x+y+z=100〕で
表される。Siは比容量を増大させる。yが10未満の
場合は比容量を十分に増大させることが困難となり、一
方yが50を越えた場合は、非晶質化度Aが小さくな
り、充放電サイクル特性が低下する。遷移元素Mは非晶
質化度Aを増大させる。zが1未満又は20を越えた場
合は、実質的に非晶質のアルミニウム合金を得ることが
困難となり、充放電サイクル特性が低下する。5≦z≦
10が好ましい。
池を得るためには、本発明電極を負極として使用すると
ともに、正極に電気化学的可逆性が良い正極活物質を使
用する必要がある。かかる正極活物質としては、コバル
ト酸リチウム(LiCoO2など)、ニッケル酸リチウ
ム(LiNiO2 など)、マンガン酸リチウム(LiM
nO2 など)及びこれらの混合物が挙げられる。
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
し、それらを用いてリチウム二次電池を作製し、各電池
の充放電サイクル特性を調べた。
(正極活物質)80重量部と、アセチレンブラック(導
電剤)10重量部と、ポリテトラフルオロエチレン(結
着剤)10重量部とを混合し、直径17mmの円盤状に
加圧成形して、正極を作製した。
移元素M(いずれも純度99.9重量%)とを、原子比
65:25:10で秤量し、乳鉢で混合し、加圧成形し
た後、アーク溶解法によりインゴットを作製した。この
インゴットを溶融させた後、単ロール法により急冷凝固
して合金片とし、この合金片をアルゴン雰囲気下でピン
ミルを用いて粉砕して、合金粉末を作製した。発光分析
(ICP)により、いずれの合金粉末も、AlとSiと
Mとの原子比が65:25:10の組成式Al65Si25
M10で表される合金粉末であることを確認した。また、
レーザー回折式の粒度分布測定装置により、各合金粉末
の平均粒径を求めたところ、30μmであった。
部と、ポリテトラフルオロエチレン(結着剤)20重量
部とを混合し、直径17mmの円盤状に加圧成型して、
負極(本発明電極)を作製した。いずれの負極も、同じ
重量の合金粉末を使用した。
ジエチルカーボネートとの等体積混合溶媒に、LiPF
6 を1モル/リットル溶かして電解液を調製した。
負極及び電解液を用いてコイン型のリチウム二次電池A
1〜A7を作製した。セパレータとしてポリプロピレン
製の微多孔フィルムを用いた。
に示す断面図であり、図示のリチウム二次電池Aは、正
極1、負極2、セパレータ3、正極缶4、負極缶5、正
極集電体6、負極集電体7及びポリプロピレン製の絶縁
パッキング8などからなる。正極1及び負極2は、セパ
レータ3を介して対向して、正極缶4及び負極缶5が形
成する電池缶内に収納されている。正極1は正極集電体
6を介して正極缶4に、負極2は負極集電体7を介して
負極缶5に、それぞれ接続され、充放電が可能な構造と
なっている。
mの2枚の円盤状のリチウム板の間に、液体急冷法で作
製した厚さ0.3mm、直径7.8mmの円盤状のアル
ミニウム板を挟み込んで、厚さ0.5mm、直径7.8
mmの円盤状の負極(比較電極)を作製した。負極容量
はリチウム二次電池A1の負極容量と等しい。また、ポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)と二硫化チタン
(TiS2 )との重量比0.1:99.9の混合物をニ
ッケル製の金網の片面に貼り合わせ、厚さ0.5mm、
直径7.0mmの円盤状に加圧成型して、正極を作製し
た。これらの正極及び負極を用いて、正極及び負極のみ
がリチウム二次電池A1〜A7と異なるリチウム二次電
池Sを作製した。
A1〜A7について、25°Cにおいて、100μAで
4.1Vまで充電した後、100μAで2.8Vまで放
電する充放電を1サイクルとする充放電サイクル試験を
行い、放電容量が1サイクル目の放電容量の80%に低
下するまでのサイクルを求めた。また、リチウム二次電
池Sについて、25°Cにおいて、100μAで2.8
Vまで放電した後、100μAで4.1Vまで充電する
充放電を1サイクルとする充放電サイクル試験を行い、
放電容量が1サイクル目の放電容量の80%に低下する
までのサイクルを求めた。結果を表1に示す。表1に
は、各電池に使用した負極活物質(アルミニウム合金又
はアルミニウム)の非晶質化度Aも示してある。表1に
示すサイクルはリチウム二次電池A1のサイクルを10
0とした相対指数である。
下で、実質的に非晶質の粉末状のアルミニウム合金を負
極活物質として用いた本発明電極を負極として備えるリ
チウム二次電池A1〜A7は、比較電極を負極として備
えるリチウム二次電池Sに比べて、充放電サイクル特性
が良い。リチウム二次電池Sの充放電サイクル特性が良
くないのは、負極のアルミニウム合金(リチウム−アル
ミニウム合金)と電解液との接触面積(反応面積)が小
さいために、負極に電気化学的に不活性なLi 2 Oが析
出して、充放電効率が急激に低下したためと考えられ
る。リチウム二次電池Sの充放電サイクル特性が良くな
い他の理由としては、使用したアルミニウムは、液体急
冷法により作製したものではあるが、アルミニウムに希
土類元素や遷移元素を添加せずに液体急冷法を用いて作
製したものであるために非晶質化度Aが低いこと、及
び、正極活物質として使用した二硫化チタンの電化化学
的可逆性が良くないこと、が挙げられる。
充放電サイクル特性の関係を調べた。
5μm、50μm又は60μmで、実質的に非晶質の組
成式Al65Si25Cr10で表される合金粉末を用いて、
順に、負極活物質の平均粒径のみがリチウム二次電池A
1と異なるリチウム二次電池B1〜B4を作製した。各
電池について、実験1で行ったものと同じ条件の充放電
サイクル試験を行い、放電容量が1サイクル目の放電容
量の80%に低下するまでのサイクルを求めた。結果を
表2に示す。表2には、各電池に使用した負極活物質
(アルミニウム合金)の非晶質化度Aも示してある。ま
た、表2には、リチウム二次電池A1の結果も表1より
転記して示してある。表2に示すサイクルはリチウム二
次電池A1のサイクルを100とした相対指数である。
及びB1〜B3は、リチウム二次電池B4に比べて、充
放電サイクル特性が良い。リチウム二次電池B4の充放
電サイクル特性が良くないのは、負極活物質として使用
した平均粒径が60μmのAl65Si25Cr10合金粉末
が微粉化したためである。この結果から、充放電サイク
ル特性が良いリチウム二次電池を与える負極を得るため
には、平均粒径が50μm以下のアルミニウム合金を用
いる必要があることが分かる。
x、y及びzと充放電サイクル特性の関係を調べた。
で、表3に示す種々の組成の合金粉末を用いて、順に、
負極活物質の組成のみがリチウム二次電池A1と異なる
リチウム二次電池C1〜C34を作製した。なお、リチ
ウム二次電池C2〜C5、C14〜C17、C20〜C
23、C25〜C28が本発明電極を用いた電池であ
り、他のリチウム二次電池は比較電極を用いた電池であ
る。各電池について、実験1で行ったものと同じ条件の
充放電サイクル試験を行い、放電容量が1サイクル目の
放電容量の80%に低下するまでのサイクルを求めた。
結果を表3に示す。表3には、各電池に使用した負極活
物質(Alx Siy Crz 合金)の非晶質化度Aも示し
てある。また、表3には、リチウム二次電池A1の結果
も表1より転記して示してある。表3に示すサイクルは
リチウム二次電池A1のサイクルを100とした相対指
数である。
池A1、C2〜C5、C14〜C17、C20〜C23
及びC25〜C28は、比較電極を用いた他の電池に比
べて、充放電サイクル特性が良い。この結果から、充放
電サイクル特性が良いリチウム二次電池を与える負極を
得るためには、組成式Alx Siy Mz 中のx、y及び
zがそれぞれ40〜80、10〜50及び1〜20のア
ルミニウム合金を用いる必要があることが分かる。他の
遷移元素Mについても、組成式Alx Siy M z 中の
x、y及びzが上記の範囲にあるアルミニウム合金を用
いる必要があることを確認した。
て、LiNiO2 、LiMnO2 、LiCoO2 とLi
NiO2 との重量比1:1の混合物、又は、TiS2 を
用いて、順に、正極活物質のみがリチウム二次電池A1
と異なるリチウム二次電池D1〜D4を作製した。各電
池の正極の初期容量が等しくなるように正極活物質の充
填量を調整した。各電池について、実験1で行ったもの
と同じ条件の充放電サイクル試験を行い、放電容量が1
サイクル目の放電容量の80%に低下するまでのサイク
ルを求めた。結果を表4に示す。表4には、リチウム二
次電池A1の結果も表1より転記して示してある。表4
に示すサイクルはリチウム二次電池A1のサイクルを1
00とした相対指数である。
及びD1〜D3は、リチウム二次電池D4に比べて、充
放電サイクル特性が良い。リチウム二次電池D4の特性
が良くないのは、正極活物質として使用したTiS2 の
充放電時の可逆性が良くないからである。この結果か
ら、充放電サイクル特性が良いリチウム二次電池を得る
ためには、負極に本発明電極を用いるとともに、正極活
物質として、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム
及びマンガン酸リチウムよりなる群から選ばれた少なく
とも1種のリチウム・遷移金属複合酸化物を用いる必要
があることが分かる。
電池を与える負極が提供される。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】平均粒径が50μm以下で、実質的に非晶
質で、組成式Alx Siy Mz 〔式中、Mは、Ni、C
o、Cu、Fe、Cr及びMnよりなる群から選ばれた
少なくとも1種の遷移元素;40≦x≦80;10≦y
≦50;1≦z≦20;x+y+z=100〕で表され
る、粉末状のアルミニウム合金を負極活物質として有す
るリチウム二次電池用負極。 - 【請求項2】前記アルミニウム合金が液体急冷法により
作製されたものである請求項1記載のリチウム二次電池
用負極。 - 【請求項3】正極と負極と非水電解質とを備えるリチウ
ム二次電池において、前記正極が、コバルト酸リチウ
ム、ニッケル酸リチウム及びマンガン酸リチウムよりな
る群から選ばれた少なくとも1種のリチウム・遷移金属
複合酸化物を正極活物質として有し、前記負極が、平均
粒径が50μm以下で、実質的に非晶質で、組成式Al
x Siy Mz 〔式中、Mは、Ni、Co、Cu、Fe、
Cr及びMnよりなる群から選ばれた少なくとも1種の
遷移元素;40≦x≦80;10≦y≦50;1≦z≦
20;x+y+z=100〕で表される、粉末状のアル
ミニウム合金を負極活物質として有することを特徴とす
るリチウム二次電池。
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