JP2001330867A - 手振れ検出機能付きカメラ - Google Patents
手振れ検出機能付きカメラInfo
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- JP2001330867A JP2001330867A JP2000152434A JP2000152434A JP2001330867A JP 2001330867 A JP2001330867 A JP 2001330867A JP 2000152434 A JP2000152434 A JP 2000152434A JP 2000152434 A JP2000152434 A JP 2000152434A JP 2001330867 A JP2001330867 A JP 2001330867A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手振れ量検出時の演算に必要なメモリ空間の
増加の防止や、低速で比較的安価なCPUにより正確で
かつ応答性の良い手振れ検出を可能にする。 【解決手段】 被測定物からの光を受光する受光手段の
出力を基に前記被測定物までの距離を測定する測距手段
(#103)と、前記受光手段の出力を基に手振れ量を
検出する手振れ量検出手段(#105,#106)と、
前記手振れ量の検出に使用する前記受光手段の領域を、
前記被測定物までの距離測定に使用する前記受光手段の
領域よりも狭くする領域可変手段(#105,#10
6)とを有する。
増加の防止や、低速で比較的安価なCPUにより正確で
かつ応答性の良い手振れ検出を可能にする。 【解決手段】 被測定物からの光を受光する受光手段の
出力を基に前記被測定物までの距離を測定する測距手段
(#103)と、前記受光手段の出力を基に手振れ量を
検出する手振れ量検出手段(#105,#106)と、
前記手振れ量の検出に使用する前記受光手段の領域を、
前記被測定物までの距離測定に使用する前記受光手段の
領域よりも狭くする領域可変手段(#105,#10
6)とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物までの距
離測定と手振れ量の検出に用いられる受光手段もしくは
光電変換手段を有する手振れ検出機能付きカメラの改良
に関するものである。
離測定と手振れ量の検出に用いられる受光手段もしくは
光電変換手段を有する手振れ検出機能付きカメラの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光電変換素子アレイを用いた
振れ検出機能は、特開昭58−4109号により知られ
ている。また、特公平5−10603号では、カメラ等
の自動焦点検出装置を用いて、第1と第2の受光素子か
らの出力信号のうち、一方の受光素子からの出力信号
の、1回前と最新の出力信号を用いてカメラ等の振れ量
を求め、さらに第1と第2の受光素子からの出力を用い
て焦点状態を検出させるものが提案されている。
振れ検出機能は、特開昭58−4109号により知られ
ている。また、特公平5−10603号では、カメラ等
の自動焦点検出装置を用いて、第1と第2の受光素子か
らの出力信号のうち、一方の受光素子からの出力信号
の、1回前と最新の出力信号を用いてカメラ等の振れ量
を求め、さらに第1と第2の受光素子からの出力を用い
て焦点状態を検出させるものが提案されている。
【0003】また、特開昭62−278518号や特開
昭63−108326号により、焦点検出と振れ検出可
能な焦点検出装置を備えたカメラ等でシャッタチャンス
を逃さないための方法として、焦点検出と振れ検出の両
方を行うか、焦点検出のみを行うかを選択したり、振れ
無しと判定したときのみシャッタレリーズを可能にする
か、振れが有ってもシャッタレリーズを可能にするかを
選択できるようにしたものも提案されている。
昭63−108326号により、焦点検出と振れ検出可
能な焦点検出装置を備えたカメラ等でシャッタチャンス
を逃さないための方法として、焦点検出と振れ検出の両
方を行うか、焦点検出のみを行うかを選択したり、振れ
無しと判定したときのみシャッタレリーズを可能にする
か、振れが有ってもシャッタレリーズを可能にするかを
選択できるようにしたものも提案されている。
【0004】さらに、特開平6−67273号では、焦
点検出手段を用いた手振れ検出を行うカメラにおいて、
被写体輝度が低いとき、被写体を照明するための光を投
光するものも提案されている。しかし、可視光を照明し
たのでは、被写体の露光像に可視投光像も写ってしまう
ため、所望の良質な画像が得られない。この事を解決す
る手段として、本出願人は特願平11−319162号
により、赤外光を照明光として使用する提案をしてい
る。尚、この特願平11−319162号では、アクテ
ィブ多点測距装置による振れ検出方法に関しても開示し
ており、また、赤外光の投光範囲を、測距時よりも手振
れ検出時に拡大して手振れ検出を広範囲にできるように
している。
点検出手段を用いた手振れ検出を行うカメラにおいて、
被写体輝度が低いとき、被写体を照明するための光を投
光するものも提案されている。しかし、可視光を照明し
たのでは、被写体の露光像に可視投光像も写ってしまう
ため、所望の良質な画像が得られない。この事を解決す
る手段として、本出願人は特願平11−319162号
により、赤外光を照明光として使用する提案をしてい
る。尚、この特願平11−319162号では、アクテ
ィブ多点測距装置による振れ検出方法に関しても開示し
ており、また、赤外光の投光範囲を、測距時よりも手振
れ検出時に拡大して手振れ検出を広範囲にできるように
している。
【0005】また、撮影レンズ光軸上や、ファインダ光
軸上から離れた位置に配置された測距装置により、カメ
ラの手振れ量を検出するものも種々提案されている。
軸上から離れた位置に配置された測距装置により、カメ
ラの手振れ量を検出するものも種々提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例において
は、光電変換素子アレイからの出力(画素出力)を測距
時と振れ検出時で使用しているが、一般に取り扱う画素
数が増えるとその分演算に時間がかかり、また、演算時
のメモリ空間や高速処理が可能なCPUが必要になるな
ど、コストも増大する。特に所定時間間隔で画素出力を
取り込み、振れを検出する場合、演算時間が長くなると
その分応答性が悪くなり、正確な振れの検出ができなく
なるという不具合があった。
は、光電変換素子アレイからの出力(画素出力)を測距
時と振れ検出時で使用しているが、一般に取り扱う画素
数が増えるとその分演算に時間がかかり、また、演算時
のメモリ空間や高速処理が可能なCPUが必要になるな
ど、コストも増大する。特に所定時間間隔で画素出力を
取り込み、振れを検出する場合、演算時間が長くなると
その分応答性が悪くなり、正確な振れの検出ができなく
なるという不具合があった。
【0007】また、上記特願平11−319162号に
よると、赤外光の投光範囲を、測距時よりも手振れ検出
時に拡大して手振れ検出を広範囲にできるようにしてい
るので、振れ検出の応答性に関して問題があった。
よると、赤外光の投光範囲を、測距時よりも手振れ検出
時に拡大して手振れ検出を広範囲にできるようにしてい
るので、振れ検出の応答性に関して問題があった。
【0008】また、広範囲に被写体を測距可能な多点測
距装置を用いて振れ検出を行う場合、主被写体の存在す
る測距点や距離情報によらず、常に振れ検出可能範囲全
体で振れを検出しているため、例えば背景にある自動車
の移動などをカメラの振れであると誤検出してしまうと
いう不具合があった。
距装置を用いて振れ検出を行う場合、主被写体の存在す
る測距点や距離情報によらず、常に振れ検出可能範囲全
体で振れを検出しているため、例えば背景にある自動車
の移動などをカメラの振れであると誤検出してしまうと
いう不具合があった。
【0009】この例を示したのが図8であり、同図にお
いて、lは左側測距点、cは中央測距点、rは右測距点
であり、主被写体sは右測距点r上に、自動車tは左測
距点l上に、それぞれ位置する。ここで全測距点で振れ
検出をしてしまうと、自動車tは走行しているのでカメ
ラに振れが無くとも振れがあるように誤検出してしま
う。
いて、lは左側測距点、cは中央測距点、rは右測距点
であり、主被写体sは右測距点r上に、自動車tは左測
距点l上に、それぞれ位置する。ここで全測距点で振れ
検出をしてしまうと、自動車tは走行しているのでカメ
ラに振れが無くとも振れがあるように誤検出してしま
う。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、手振れ量
検出時の演算に必要なメモリ空間の増加の防止や、低速
で比較的安価なCPUにより正確でかつ応答性の良い手
振れ検出を行うことのできる手振れ検出機能付きカメラ
を提供しようとするものである。
検出時の演算に必要なメモリ空間の増加の防止や、低速
で比較的安価なCPUにより正確でかつ応答性の良い手
振れ検出を行うことのできる手振れ検出機能付きカメラ
を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、被測定物からの光
を受光する受光手段を有し、該受光手段の出力を基に前
記被測定物までの距離を測定する測距手段と、前記受光
手段の出力を基に手振れ量を検出する手振れ量検出手段
と、前記手振れ量の検出に使用する前記受光手段の領域
を、前記被測定物までの距離測定に使用する前記受光手
段の領域よりも狭くする領域可変手段とを有する手振れ
検出機能付きカメラとするものである。
るために、請求項1に記載の発明は、被測定物からの光
を受光する受光手段を有し、該受光手段の出力を基に前
記被測定物までの距離を測定する測距手段と、前記受光
手段の出力を基に手振れ量を検出する手振れ量検出手段
と、前記手振れ量の検出に使用する前記受光手段の領域
を、前記被測定物までの距離測定に使用する前記受光手
段の領域よりも狭くする領域可変手段とを有する手振れ
検出機能付きカメラとするものである。
【0012】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、被測定物からの光を受光する
複数画素より成る光電変換手段を有し、該光電変換手段
の出力を基に前記被測定物までの距離を測定する測距手
段と、前記光電変換手段の出力を基に手振れ量を検出す
る手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する
前記光電変換手段の画素数を、前記被測定物までの距離
測定に使用する前記受光手段の画素数よりも少なくする
画素数可変手段とを有する手振れ検出機能付きカメラと
するものである。
請求項2に記載の発明は、被測定物からの光を受光する
複数画素より成る光電変換手段を有し、該光電変換手段
の出力を基に前記被測定物までの距離を測定する測距手
段と、前記光電変換手段の出力を基に手振れ量を検出す
る手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する
前記光電変換手段の画素数を、前記被測定物までの距離
測定に使用する前記受光手段の画素数よりも少なくする
画素数可変手段とを有する手振れ検出機能付きカメラと
するものである。
【0013】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項6に記載の発明は、被測定物からの光を受光する
受光手段を有し、該受光手段の出力を基に前記被測定物
までの距離を測定する測距手段と、前記受光手段の出力
を基に手振れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記手
振れ量の検出に使用する前記受光手段の領域を、前記測
距手段にて得られる距離情報に応じて変化させる領域可
変手段とを有すること手振れ検出機能付きカメラとする
ものである。
請求項6に記載の発明は、被測定物からの光を受光する
受光手段を有し、該受光手段の出力を基に前記被測定物
までの距離を測定する測距手段と、前記受光手段の出力
を基に手振れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記手
振れ量の検出に使用する前記受光手段の領域を、前記測
距手段にて得られる距離情報に応じて変化させる領域可
変手段とを有すること手振れ検出機能付きカメラとする
ものである。
【0014】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項7に記載の発明は、複数の測距点にて被測定物ま
での距離を測定する多点測距手段と、前記測距点のうち
から一つの測距点を選択する選択手段と、前記選択され
た測距点に対応する受光手段の出力を基に手振れ量を検
出する手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用
する前記受光手段の領域を、前記選択された測距点にて
得られる距離情報に応じて変化させる領域可変手段とを
有する手振れ検出機能付きカメラとするものである。
請求項7に記載の発明は、複数の測距点にて被測定物ま
での距離を測定する多点測距手段と、前記測距点のうち
から一つの測距点を選択する選択手段と、前記選択され
た測距点に対応する受光手段の出力を基に手振れ量を検
出する手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用
する前記受光手段の領域を、前記選択された測距点にて
得られる距離情報に応じて変化させる領域可変手段とを
有する手振れ検出機能付きカメラとするものである。
【0015】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項8に記載の発明は、被測定物からの光を受光する
複数画素より成る光電変換手段を有し、該光電変換手段
の出力を基に前記被測定物までの距離を測定する測距手
段と、前記光電変換手段の出力を基に手振れ量を検出す
る手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する
前記光電変換手段の画素数を、前記測距手段にて得られ
る距離情報に応じて変化させる画素数可変手段とを有す
る手振れ検出機能付きカメラとするものである。
請求項8に記載の発明は、被測定物からの光を受光する
複数画素より成る光電変換手段を有し、該光電変換手段
の出力を基に前記被測定物までの距離を測定する測距手
段と、前記光電変換手段の出力を基に手振れ量を検出す
る手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する
前記光電変換手段の画素数を、前記測距手段にて得られ
る距離情報に応じて変化させる画素数可変手段とを有す
る手振れ検出機能付きカメラとするものである。
【0016】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項9に記載の発明は、複数の測距点にて被測定物ま
での距離を測定する多点測距手段と、前記測距点のうち
から一つの測距点を選択する選択手段と、前記選択され
た測距点に対応する複数画素より成る光電変換手段の出
力を基に手振れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記
手振れ量の検出に使用する前記光電変換手段の画素数
を、前記選択された測距点にて得られる距離情報に応じ
て変化させる画素数可変手段とを有する手振れ検出機能
付きカメラとするものである。
請求項9に記載の発明は、複数の測距点にて被測定物ま
での距離を測定する多点測距手段と、前記測距点のうち
から一つの測距点を選択する選択手段と、前記選択され
た測距点に対応する複数画素より成る光電変換手段の出
力を基に手振れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記
手振れ量の検出に使用する前記光電変換手段の画素数
を、前記選択された測距点にて得られる距離情報に応じ
て変化させる画素数可変手段とを有する手振れ検出機能
付きカメラとするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0018】(実施の第1の形態)図1〜図4は本発明
の実施の第1の形態に係る図であり、図1はアクティブ
型、パッシブ型の両測距装置を用いた振れ検出機能を搭
載したカメラの全体を概念的に示す電気ブロック図であ
る。
の実施の第1の形態に係る図であり、図1はアクティブ
型、パッシブ型の両測距装置を用いた振れ検出機能を搭
載したカメラの全体を概念的に示す電気ブロック図であ
る。
【0019】同図において、11,12,13はアクテ
ィブ多点測距装置に使用される投光素子であるところの
赤外発光素子(以下、IREDと記す)であり、IRE
D11は撮影画面のほぼ中央部を、IRED12は撮影
画面の右側部を、IRED13は撮影画面の左側部を、
それぞれ測距するためのものである。15は前記IRE
D11〜13を選択し且つ点滅駆動するためのIRED
駆動回路、51は前記IRED11〜13より発せられ
た赤外光を集光して被写体に投光する為の投光レンズで
あり、前記IRED11〜13,IRED駆動回路15
と共にアクティブ多点測距装置の投光手段を構成してい
る。
ィブ多点測距装置に使用される投光素子であるところの
赤外発光素子(以下、IREDと記す)であり、IRE
D11は撮影画面のほぼ中央部を、IRED12は撮影
画面の右側部を、IRED13は撮影画面の左側部を、
それぞれ測距するためのものである。15は前記IRE
D11〜13を選択し且つ点滅駆動するためのIRED
駆動回路、51は前記IRED11〜13より発せられ
た赤外光を集光して被写体に投光する為の投光レンズで
あり、前記IRED11〜13,IRED駆動回路15
と共にアクティブ多点測距装置の投光手段を構成してい
る。
【0020】21,25はSPDなどを複数並べた光電
変換素子アレイ(以下、センサアレイと記す)であり、
センサアレイ21は前記投光手段に近接して、センサア
レイ25は前記投光手段から離れて、それぞれ配置され
ている。22は前記センサアレイ21からの出力のう
ち、前記投光手段がON(投光)している時の信号を出
力するON出力回路、23は前記センサアレイ21から
の出力のうち、前記投光手段がOFF(非投光)してい
る時の信号を出力するOFF出力回路、24は前記セン
サアレイ21からの出力のうち、前記投光手段がON
(投光)している時とOFF(非投光)している時の差
の信号を出力するON/OFF差出力回路である。26
は前記センサアレイ25からの出力のうち、前記投光手
段がON(投光)している時の信号を出力するON出力
回路、27は前記センサアレイ25からの出力のうち、
前記投光手段がOFF(非投光)している時の信号を出
力するOFF出力回路、28は前記センサアレイ25か
らの出力のうち、前記投光手段がON(投光)している
時とOFF(非投光)している時の差の信号を出力する
ON/OFF差出力回路である。前記センサアレイ21
から前記ON/OFF差出力回路28までによって、特
開平9−105624号等で公知であるスキムCCD2
0を構成しており、前記投光手段を駆動して測距するア
クティブ型と、前記投光手段を非駆動状態にして測距す
るパッシブ型の測距動作を可能にしている。
変換素子アレイ(以下、センサアレイと記す)であり、
センサアレイ21は前記投光手段に近接して、センサア
レイ25は前記投光手段から離れて、それぞれ配置され
ている。22は前記センサアレイ21からの出力のう
ち、前記投光手段がON(投光)している時の信号を出
力するON出力回路、23は前記センサアレイ21から
の出力のうち、前記投光手段がOFF(非投光)してい
る時の信号を出力するOFF出力回路、24は前記セン
サアレイ21からの出力のうち、前記投光手段がON
(投光)している時とOFF(非投光)している時の差
の信号を出力するON/OFF差出力回路である。26
は前記センサアレイ25からの出力のうち、前記投光手
段がON(投光)している時の信号を出力するON出力
回路、27は前記センサアレイ25からの出力のうち、
前記投光手段がOFF(非投光)している時の信号を出
力するOFF出力回路、28は前記センサアレイ25か
らの出力のうち、前記投光手段がON(投光)している
時とOFF(非投光)している時の差の信号を出力する
ON/OFF差出力回路である。前記センサアレイ21
から前記ON/OFF差出力回路28までによって、特
開平9−105624号等で公知であるスキムCCD2
0を構成しており、前記投光手段を駆動して測距するア
クティブ型と、前記投光手段を非駆動状態にして測距す
るパッシブ型の測距動作を可能にしている。
【0021】61,62は被測定物である被写体からの
光をセンサアレイ21,25に結像させるための受光レ
ンズであり、前記スキムCCD20と共に測距装置の受
光手段を構成している。
光をセンサアレイ21,25に結像させるための受光レ
ンズであり、前記スキムCCD20と共に測距装置の受
光手段を構成している。
【0022】29は前記受光手段の各出力から距離を検
出する距離検出回路であり、例えばON出力回路22と
26の出力を、又はOFF出力回路23と27の出力
を、あるいは、ON/OFF差出力回路24と28の出
力を特開平9−105624号等で公知の方式で被写体
までの距離を算出する。30は、前記受光手段からの出
力のうち、前記投光手段に近接している側のセンサ出力
であるON出力回路22,OFF出力回路23,ON/
OFF差出力回路24の出力により、撮影者が持つカメ
ラの手振れ量を検出する振れ検出回路であり、振れの検
出方法は従来例によって既に公知である方法を用いる
が、例えばON出力回路22の出力を所定の時間差を持
って測定し、その出力差を演算することによって振れ量
を検出する。31は被写体輝度や周囲輝度を測定するカ
メラ等で一般的に用いられる測光装置である。
出する距離検出回路であり、例えばON出力回路22と
26の出力を、又はOFF出力回路23と27の出力
を、あるいは、ON/OFF差出力回路24と28の出
力を特開平9−105624号等で公知の方式で被写体
までの距離を算出する。30は、前記受光手段からの出
力のうち、前記投光手段に近接している側のセンサ出力
であるON出力回路22,OFF出力回路23,ON/
OFF差出力回路24の出力により、撮影者が持つカメ
ラの手振れ量を検出する振れ検出回路であり、振れの検
出方法は従来例によって既に公知である方法を用いる
が、例えばON出力回路22の出力を所定の時間差を持
って測定し、その出力差を演算することによって振れ量
を検出する。31は被写体輝度や周囲輝度を測定するカ
メラ等で一般的に用いられる測光装置である。
【0023】35は被写体像を画像記録媒体であるフィ
ルム(不図示)に結像するための撮影レンズ、41,4
3は前記撮影レンズ35をカメラの縦,横方向にシフト
駆動させるモータであり、それぞれモータ駆動回路4
2,44により駆動する。45は撮影レンズ35を光軸
方向に駆動してフィルムに対してピントを合わせる為の
撮影レンズ駆動装置、46は前記撮影レンズ35からの
被写体光をフィルムに露光させるためのシャッタを含む
シャッタ駆動装置である。47はフィルムを撮影駒にセ
ットしたり、撮影済みのフィルムを巻き戻したりするた
めのフィルム給送装置である。
ルム(不図示)に結像するための撮影レンズ、41,4
3は前記撮影レンズ35をカメラの縦,横方向にシフト
駆動させるモータであり、それぞれモータ駆動回路4
2,44により駆動する。45は撮影レンズ35を光軸
方向に駆動してフィルムに対してピントを合わせる為の
撮影レンズ駆動装置、46は前記撮影レンズ35からの
被写体光をフィルムに露光させるためのシャッタを含む
シャッタ駆動装置である。47はフィルムを撮影駒にセ
ットしたり、撮影済みのフィルムを巻き戻したりするた
めのフィルム給送装置である。
【0024】70はCPUを含む制御回路であり、各部
の制御を行う。例えば、振れ検出回路30からの出力に
よりカメラの手振れ量を検出し、その値に応じてモータ
駆動回路42,44を介してモータ41,43を制御す
ることにより、撮影レンズ35を縦,横にシフトさせ、
フィルムに結像される被写体像が振れの無い適正な像と
なるように補正を行う等の制御を行う。
の制御を行う。例えば、振れ検出回路30からの出力に
よりカメラの手振れ量を検出し、その値に応じてモータ
駆動回路42,44を介してモータ41,43を制御す
ることにより、撮影レンズ35を縦,横にシフトさせ、
フィルムに結像される被写体像が振れの無い適正な像と
なるように補正を行う等の制御を行う。
【0025】71(SW1)はカメラの撮影準備動作を
開始させるためのスイッチであり、72(SW2)はカ
メラに撮影を開始させるためのスイッチであり、制御回
路70は上記スイッチSW1とスイッチSW2が同時に
ONしたときに撮影(露光)を開始させる。尚、これら
スイッチ71,72は、GNDとショートすることによ
りONするものとする。
開始させるためのスイッチであり、72(SW2)はカ
メラに撮影を開始させるためのスイッチであり、制御回
路70は上記スイッチSW1とスイッチSW2が同時に
ONしたときに撮影(露光)を開始させる。尚、これら
スイッチ71,72は、GNDとショートすることによ
りONするものとする。
【0026】81は撮影時のフレーミングを決まるため
のファインダ、82はカメラの振れを検知したとき撮影
者にその事を警告するための警告装置である。
のファインダ、82はカメラの振れを検知したとき撮影
者にその事を警告するための警告装置である。
【0027】図2及び図3は、図1のカメラに搭載され
ている測距装置を兼ねた、振れ検出機能について説明す
る為の図であり、図2は被写体が近距離にある場合、図
3は被写体が遠距離にある場合である。各構成部品で図
1と同じものに関しては、同一符号を付してある。但
し、ここでは説明を簡略化するため、一つのIRED
(11)を持つ投光手段として説明する。
ている測距装置を兼ねた、振れ検出機能について説明す
る為の図であり、図2は被写体が近距離にある場合、図
3は被写体が遠距離にある場合である。各構成部品で図
1と同じものに関しては、同一符号を付してある。但
し、ここでは説明を簡略化するため、一つのIRED
(11)を持つ投光手段として説明する。
【0028】まず、振れ検出機能について説明する。
【0029】図2(a)において、10は被写体を仮想
的に示したもので、右半分の反射率が低く、左半分の反
射率が高い被写体を想定している。11aはIRED1
1により被写体に投光されたスポット像を示しており、
この像は受光レンズ61を介してセンサアレイ21上に
11bとして結像されている。
的に示したもので、右半分の反射率が低く、左半分の反
射率が高い被写体を想定している。11aはIRED1
1により被写体に投光されたスポット像を示しており、
この像は受光レンズ61を介してセンサアレイ21上に
11bとして結像されている。
【0030】図2(b)〜(d)はスキムCCDセンサ
20からの出力を示したもので、図2(b)は、IRE
D11を被写体10に投光した時の出力、すなわちON
出力回路22の出力(以下、ON出力と記す)であり、
周囲の外来光に前記IRED11の投光像を加えた出力
となっている。図2(c)は、IRED11を非投射と
した時の出力、すなわちOFF出力回路23の出力(以
下、OFF出力と記す)であり、周囲の外来光のみの出
力となっている。図2(d)は、IRED11を被写体
10に投光した時の出力と非投光とした時の差出力、す
なわちON/OFF差出力回路24の出力(以下、ON
/OFF差出力と記す)であり、前記IRED11の投
光像が被写体10で反射した受光像のみの出力となって
いる。
20からの出力を示したもので、図2(b)は、IRE
D11を被写体10に投光した時の出力、すなわちON
出力回路22の出力(以下、ON出力と記す)であり、
周囲の外来光に前記IRED11の投光像を加えた出力
となっている。図2(c)は、IRED11を非投射と
した時の出力、すなわちOFF出力回路23の出力(以
下、OFF出力と記す)であり、周囲の外来光のみの出
力となっている。図2(d)は、IRED11を被写体
10に投光した時の出力と非投光とした時の差出力、す
なわちON/OFF差出力回路24の出力(以下、ON
/OFF差出力と記す)であり、前記IRED11の投
光像が被写体10で反射した受光像のみの出力となって
いる。
【0031】図2(b)〜(d)の出力は、それぞれ被
写体10の高反射率部の出力は高く、低反射率部の出力
は低い。また、高反射率部と低反射率部との境界部は出
力が急峻に変化(図中、k部)しており、撮影者の持つ
カメラの振れを検出するためには、前記k部の位置の変
化を所定時間おきに監視すればよい。すなわち、k部の
位置が大きく変化していれば“振れ有り”、変化してい
ない又は変化量が少なければ“振れ無し”と判定でき
る。前記ON出力,OFF出力,ON/OFF差出力そ
れぞれで振れの有無を検出することができる事に関して
は、特願平11−319162号により説明されている
ので、その詳細説明は省略する。
写体10の高反射率部の出力は高く、低反射率部の出力
は低い。また、高反射率部と低反射率部との境界部は出
力が急峻に変化(図中、k部)しており、撮影者の持つ
カメラの振れを検出するためには、前記k部の位置の変
化を所定時間おきに監視すればよい。すなわち、k部の
位置が大きく変化していれば“振れ有り”、変化してい
ない又は変化量が少なければ“振れ無し”と判定でき
る。前記ON出力,OFF出力,ON/OFF差出力そ
れぞれで振れの有無を検出することができる事に関して
は、特願平11−319162号により説明されている
ので、その詳細説明は省略する。
【0032】ここで、k部の位置変化を監視する為には
センサアレイ21の全画素(a−b間)のうち、k部を
含み全画素よりも少ない所定画素n部、例えば、IRE
D11からの投射光の被写体での反射光が受光される範
囲のみを監視していれば、ON出力,OFF出力,ON
/OFF差出力それぞれで振れの有無を検出することが
できる。
センサアレイ21の全画素(a−b間)のうち、k部を
含み全画素よりも少ない所定画素n部、例えば、IRE
D11からの投射光の被写体での反射光が受光される範
囲のみを監視していれば、ON出力,OFF出力,ON
/OFF差出力それぞれで振れの有無を検出することが
できる。
【0033】図3は、被写体10が図2よりも遠距離に
ある場合であり、図2と同様に、図3(b)はON出
力、図3(c)はOFF出力、図3(d)はON/OF
F差出力であり、被写体10の高反射率部と低反射率部
との境界部(図中、m部)の位置の変化を所定時間おき
に監視すれば、撮影者の持つカメラの振れを検出する事
ができる。
ある場合であり、図2と同様に、図3(b)はON出
力、図3(c)はOFF出力、図3(d)はON/OF
F差出力であり、被写体10の高反射率部と低反射率部
との境界部(図中、m部)の位置の変化を所定時間おき
に監視すれば、撮影者の持つカメラの振れを検出する事
ができる。
【0034】ここで、m部の位置変化を監視する為には
センサアレイ21の全画素(a−b間)のうち、m部を
含み全画素よりも少ない所定画素p部、例えば、IRE
D11からの投射光の被写体での反射光が受光される範
囲のみを監視していれば、ON出力,OFF出力,ON
/OFF差出力それぞれで振れの有無を検出することが
できる。
センサアレイ21の全画素(a−b間)のうち、m部を
含み全画素よりも少ない所定画素p部、例えば、IRE
D11からの投射光の被写体での反射光が受光される範
囲のみを監視していれば、ON出力,OFF出力,ON
/OFF差出力それぞれで振れの有無を検出することが
できる。
【0035】一方、アクティブ型測距装置として機能す
る場合を説明する。
る場合を説明する。
【0036】IRED11からの投射光の被写体での反
射光の受光像は、近距離時には、図2(d)におけるn
部、遠距離時には、図3(d)におけるp部に位置す
る。すなわち、被写体距離が近距離から遠距離まで変化
するとすると、センサアレイ21の全画素(a−b間)
範囲を受光像が移動することになる。その為、被写体距
離を近距離から遠距離まで測定するためには、測距時に
センサアレイ21の全画素(a−b間)範囲を監視する
必要がある。
射光の受光像は、近距離時には、図2(d)におけるn
部、遠距離時には、図3(d)におけるp部に位置す
る。すなわち、被写体距離が近距離から遠距離まで変化
するとすると、センサアレイ21の全画素(a−b間)
範囲を受光像が移動することになる。その為、被写体距
離を近距離から遠距離まで測定するためには、測距時に
センサアレイ21の全画素(a−b間)範囲を監視する
必要がある。
【0037】ここで、アクティブ型測距装置において、
センサアレイ上のどの位置に投射光の被写体での反射光
像が結像されるかは、被写体距離に応じて一義的に決ま
るので、まず被写体距離を求めて、被写体距離に応じて
振れ検出に使用するべきセンサアレイ(例えばn部やp
部)を決め、その部分の出力を用いて振れ検出すれば、
振れ検出に使用する画素数を少なくできる。
センサアレイ上のどの位置に投射光の被写体での反射光
像が結像されるかは、被写体距離に応じて一義的に決ま
るので、まず被写体距離を求めて、被写体距離に応じて
振れ検出に使用するべきセンサアレイ(例えばn部やp
部)を決め、その部分の出力を用いて振れ検出すれば、
振れ検出に使用する画素数を少なくできる。
【0038】このことを、図1のカメラにおいて、図4
のフローチャートをしたがって説明する。
のフローチャートをしたがって説明する。
【0039】まず、ステップ#101において、撮影準
備動作をするためのスイッチSW1がONしているかど
うかを判定し、ONしていなければこのステップ#10
1を繰り返す。その後、スイッチSW1がONしたこと
を判定するとステップ#102へ進み、測光装置31を
駆動して被写体面輝度を測定する。そして、次のステッ
プ#103において、IRED駆動回路15を介してI
RED11を点滅駆動すると共に、CCD21の全画素
のON/OFF差出力とCCD25の全画素のON/O
FF差出力を用いて測距動作を行う。
備動作をするためのスイッチSW1がONしているかど
うかを判定し、ONしていなければこのステップ#10
1を繰り返す。その後、スイッチSW1がONしたこと
を判定するとステップ#102へ進み、測光装置31を
駆動して被写体面輝度を測定する。そして、次のステッ
プ#103において、IRED駆動回路15を介してI
RED11を点滅駆動すると共に、CCD21の全画素
のON/OFF差出力とCCD25の全画素のON/O
FF差出力を用いて測距動作を行う。
【0040】次のステップ#104においては、上記測
距結果が遠距離かどうかを判定し、遠距離であると判定
するとステップ#105へ進み、図3で説明した通り、
CCD21のp部の出力を所定時間間隔で監視し、m部
の位置変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振
れ無し”とする。一方、上記ステップ#104にて測距
結果が近距離と判定した場合はステップ#106へ進
み、図2で説明した通り、CCD21のn部の出力を所
定時間間隔で監視し、k部の位置変化が大きければ“振
れ有り”、小さければ“振れ無し”とする。
距結果が遠距離かどうかを判定し、遠距離であると判定
するとステップ#105へ進み、図3で説明した通り、
CCD21のp部の出力を所定時間間隔で監視し、m部
の位置変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振
れ無し”とする。一方、上記ステップ#104にて測距
結果が近距離と判定した場合はステップ#106へ進
み、図2で説明した通り、CCD21のn部の出力を所
定時間間隔で監視し、k部の位置変化が大きければ“振
れ有り”、小さければ“振れ無し”とする。
【0041】上記ステップ#105又はステップ#10
6での振れ検出終了後はステップ#107へ進み、ここ
では上記ステップ#105又は#106で“振れ有り”
であったかどうかの判定を行う。この結果、“振れ有
り”であった場合はステップ#108へ進み、警告装置
82を駆動して、振れが有ることを撮影者に対し警告
し、その後はステップ#109へ進んで動作を終了す
る。一方、“振れ無し”であった場合は上記の警告は行
わずに直ちにステップ#109へ進んで動作を終了す
る。
6での振れ検出終了後はステップ#107へ進み、ここ
では上記ステップ#105又は#106で“振れ有り”
であったかどうかの判定を行う。この結果、“振れ有
り”であった場合はステップ#108へ進み、警告装置
82を駆動して、振れが有ることを撮影者に対し警告
し、その後はステップ#109へ進んで動作を終了す
る。一方、“振れ無し”であった場合は上記の警告は行
わずに直ちにステップ#109へ進んで動作を終了す
る。
【0042】上記実施の第1の形態によれば、センサア
レイ上のどの位置に投射光の被写体での反射光像が結像
されるかは、被写体距離に応じて一義的に決まるので、
被写体距離を求め、該被写体距離に応じて振れ検出時に
使用するセンサアレイの領域(画素数)を決め、振れ検
出に使用するセンサアレイの領域を飛躍的に少なくして
いる。よって、カメラの手振れ検出機能の応答性の改善
が可能になると共に、演算時のメモリ空間の増加防止や
低速で比較的安価なCPUでの処理が可能となる。
レイ上のどの位置に投射光の被写体での反射光像が結像
されるかは、被写体距離に応じて一義的に決まるので、
被写体距離を求め、該被写体距離に応じて振れ検出時に
使用するセンサアレイの領域(画素数)を決め、振れ検
出に使用するセンサアレイの領域を飛躍的に少なくして
いる。よって、カメラの手振れ検出機能の応答性の改善
が可能になると共に、演算時のメモリ空間の増加防止や
低速で比較的安価なCPUでの処理が可能となる。
【0043】(実施の第2の形態)図5は本発明の実施
の第2の形態に係る図であり、図1のカメラに搭載され
た多点測距装置における、カメラの振れ検出を説明する
為の図である。同図における各構成部品で、図1と同じ
ものに関しては、同一符号を付してある。
の第2の形態に係る図であり、図1のカメラに搭載され
た多点測距装置における、カメラの振れ検出を説明する
為の図である。同図における各構成部品で、図1と同じ
ものに関しては、同一符号を付してある。
【0044】90aは近距離被写体を、90bは遠距離
被写体を、それぞれ仮想的に示したものであり、それぞ
れ右半分の反射率が低く、左半分の反射率が高い被写体
を想定している。高反射率部と低反射率部の境界w1,
w2は、遠距離/近距離ともカメラのファインダ光軸と
一致しており、遠距離/近距離とも前記境界w1,w2
はファインダの中心にあるものとする。
被写体を、それぞれ仮想的に示したものであり、それぞ
れ右半分の反射率が低く、左半分の反射率が高い被写体
を想定している。高反射率部と低反射率部の境界w1,
w2は、遠距離/近距離ともカメラのファインダ光軸と
一致しており、遠距離/近距離とも前記境界w1,w2
はファインダの中心にあるものとする。
【0045】11c,12c,13cはそれぞれ近距離
被写体90a上のIRED11,12,13の投光像、
11d,12d,13dはそれぞれ遠距離被写体90b
上のIRED11,12,13の投光像である。
被写体90a上のIRED11,12,13の投光像、
11d,12d,13dはそれぞれ遠距離被写体90b
上のIRED11,12,13の投光像である。
【0046】図5を見れば明らかなように、遠距離で
は、高反射率部と低反射率部の境界w2はIRED11
の投光像11d上にあり、近距離では、高反射率部と低
反射率部の境界w1はIRED12の投光像12c上に
ある。
は、高反射率部と低反射率部の境界w2はIRED11
の投光像11d上にあり、近距離では、高反射率部と低
反射率部の境界w1はIRED12の投光像12c上に
ある。
【0047】このような構成においてカメラの振れを検
出するためには、遠距離では、センサアレイ21の全画
素のうち、所定画素p部、例えばIRED11からの投
射光の被写体での反射光が受光される範囲のみを監視し
ていれば、ON出力,OFF出力,ON/OFF差出力
それぞれで振れの有無を検出することができる。
出するためには、遠距離では、センサアレイ21の全画
素のうち、所定画素p部、例えばIRED11からの投
射光の被写体での反射光が受光される範囲のみを監視し
ていれば、ON出力,OFF出力,ON/OFF差出力
それぞれで振れの有無を検出することができる。
【0048】また、近距離においては、センサアレイ2
1の全画素のうち、所定画素n部、例えばIRED12
からの投射光の被写体での反射光が受光される範囲のみ
を監視していれば、ON出力,OFF出力,ON/OF
F差出力それぞれで振れの有無を検出することができ
る。
1の全画素のうち、所定画素n部、例えばIRED12
からの投射光の被写体での反射光が受光される範囲のみ
を監視していれば、ON出力,OFF出力,ON/OF
F差出力それぞれで振れの有無を検出することができ
る。
【0049】また、被写体距離を測距する場合は、遠距
離から近距離までの投射光の被写体からの反射光を3測
距点分受光する必要があるため、センサアレイ21と2
5の全画素分の出力を基に相関演算する必要がある。
離から近距離までの投射光の被写体からの反射光を3測
距点分受光する必要があるため、センサアレイ21と2
5の全画素分の出力を基に相関演算する必要がある。
【0050】ここで、多点アクティブ型測距装置におい
て、センサアレイ上のどの位置に投射光の被写体での反
射光像が結像されるかは、被写体距離および点滅駆動す
るIRED(11,12,13のうちどれか)に応じて
一義的に決まるので、まず3つの測距点の被写体距離を
求めて、そのうちどの測距点に主被写体が存在するかを
公知の手段(例えば3点のうち、最も近距離と判定した
測距点を主被写体とする)により判定し、主被写体が存
在すると判定した測距点の被写体距離に応じて、振れ検
出に使用するべきセンサアレイ部(例えばn部やp部)
を決め、その部分の出力を用いて振れ検出すれば、振れ
検出に使用する画素数を少なくできる。
て、センサアレイ上のどの位置に投射光の被写体での反
射光像が結像されるかは、被写体距離および点滅駆動す
るIRED(11,12,13のうちどれか)に応じて
一義的に決まるので、まず3つの測距点の被写体距離を
求めて、そのうちどの測距点に主被写体が存在するかを
公知の手段(例えば3点のうち、最も近距離と判定した
測距点を主被写体とする)により判定し、主被写体が存
在すると判定した測距点の被写体距離に応じて、振れ検
出に使用するべきセンサアレイ部(例えばn部やp部)
を決め、その部分の出力を用いて振れ検出すれば、振れ
検出に使用する画素数を少なくできる。
【0051】また、この場合、従来例で説明した、図8
のような被写体の場合も、主被写体の人物によってカメ
ラの振れを検出するようになるので、背景の自動車の移
動をカメラの振れと誤検出することはなくなる。
のような被写体の場合も、主被写体の人物によってカメ
ラの振れを検出するようになるので、背景の自動車の移
動をカメラの振れと誤検出することはなくなる。
【0052】このことを、図1のカメラにおいて、図6
及び図7のフローチャートにしたがって説明する。
及び図7のフローチャートにしたがって説明する。
【0053】まず、ステップ#201において、撮影準
備動作をするためのスイッチSW1がONしているかど
うかを判定し、OFFしていればステップ#201を繰
り返す。その後、スイッチSW1がONしたことを判定
するとステップ#202へ進み、測光装置31を駆動し
て被写体面輝度を測定する。そして、次のステップ#2
03において、IRED11〜13を時系列に点滅駆動
すると共に、スキムCCD21の全画素のON/OFF
差出力とCCD25の全画素のON/OFF差出力を用
いて、上記IRED11〜13に対応した公知の多点測
距動作を行う。続くステップ#204においては、上記
ステップ#203にて多点測距した測距点のうち、どこ
に主被写体が存在するかを判定する。判定方法は、例え
ば、3つの測距点のうち最も近距離を測距した点とする
と良い。
備動作をするためのスイッチSW1がONしているかど
うかを判定し、OFFしていればステップ#201を繰
り返す。その後、スイッチSW1がONしたことを判定
するとステップ#202へ進み、測光装置31を駆動し
て被写体面輝度を測定する。そして、次のステップ#2
03において、IRED11〜13を時系列に点滅駆動
すると共に、スキムCCD21の全画素のON/OFF
差出力とCCD25の全画素のON/OFF差出力を用
いて、上記IRED11〜13に対応した公知の多点測
距動作を行う。続くステップ#204においては、上記
ステップ#203にて多点測距した測距点のうち、どこ
に主被写体が存在するかを判定する。判定方法は、例え
ば、3つの測距点のうち最も近距離を測距した点とする
と良い。
【0054】次のステップ#205においては、上記ス
テップ#204にて判定した測距点が右(IRED12
により測距した点)かどうかを調べ、右の測距点であっ
た場合はステップ#206へ進み、右の測距点の測距結
果が遠距離かどうかを判定する。ここで、被写体距離が
遠距離であると判定するとステップ#207へ進み、ス
キムCCD21の、測距点右で遠距離に対応する画素列
の出力を所定時間間隔で監視し、監視した画素列内で出
力が急峻に変化している部分の位置変化が大きければ
“振れ有り”、小さければ“振れ無し”とする。
テップ#204にて判定した測距点が右(IRED12
により測距した点)かどうかを調べ、右の測距点であっ
た場合はステップ#206へ進み、右の測距点の測距結
果が遠距離かどうかを判定する。ここで、被写体距離が
遠距離であると判定するとステップ#207へ進み、ス
キムCCD21の、測距点右で遠距離に対応する画素列
の出力を所定時間間隔で監視し、監視した画素列内で出
力が急峻に変化している部分の位置変化が大きければ
“振れ有り”、小さければ“振れ無し”とする。
【0055】一方、上記ステップ#206にて右の測距
点の測距結果が近距離であると判定するとステップ#2
08へ進み、スキムCCD21の、測距点右で近距離に
対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、監視し
た画素列内で出力が急峻に変化している部分の位置変化
が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無し”と
する。
点の測距結果が近距離であると判定するとステップ#2
08へ進み、スキムCCD21の、測距点右で近距離に
対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、監視し
た画素列内で出力が急峻に変化している部分の位置変化
が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無し”と
する。
【0056】また、上記ステップ#205にて測距点が
右でないと判定した場合は図7のステップ#209へ進
み、ここでは上記ステップ#204にて判定した測距点
が左(IRED13により測距した点)かどうかを調
べ、左の測距点であった場合はステップ#210へ進
み、左の測距点の測距結果が遠距離かどうかを判定す
る。ここで、被写体距離が遠距離であると判定するとス
テップ#211へ進み、スキムCCD21の、測距点左
で遠距離に対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視
し、監視した画素列内で出力が急峻に変化している部分
の位置変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振
れ無し”とする。
右でないと判定した場合は図7のステップ#209へ進
み、ここでは上記ステップ#204にて判定した測距点
が左(IRED13により測距した点)かどうかを調
べ、左の測距点であった場合はステップ#210へ進
み、左の測距点の測距結果が遠距離かどうかを判定す
る。ここで、被写体距離が遠距離であると判定するとス
テップ#211へ進み、スキムCCD21の、測距点左
で遠距離に対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視
し、監視した画素列内で出力が急峻に変化している部分
の位置変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振
れ無し”とする。
【0057】一方、上記ステップ#210にて左の測距
点の測距結果が近距離であると判定するとステップ#2
12へ進み、スキムCCD21の、測距点左で近距離に
対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、監視し
た画素列内で出力が急峻に変化している部分の位置変化
が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無し”と
する。
点の測距結果が近距離であると判定するとステップ#2
12へ進み、スキムCCD21の、測距点左で近距離に
対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、監視し
た画素列内で出力が急峻に変化している部分の位置変化
が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無し”と
する。
【0058】また、上記ステップ#209にて測距点が
左でないと判定した場合はステップ#213へ進み、こ
こでは上記ステップ#204にて判定した測距点が中央
(IRED11により測距した点)である筈なので、中
央の測距点の測距結果が遠距離かどうかを判定する。こ
こで、被写体距離が遠距離であると判定するとステップ
#214へ進み、スキムCCD21の、測距点中央で遠
距離に対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、
監視した画素列内で出力が急峻に変化している部分の位
置変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無
し”とする。
左でないと判定した場合はステップ#213へ進み、こ
こでは上記ステップ#204にて判定した測距点が中央
(IRED11により測距した点)である筈なので、中
央の測距点の測距結果が遠距離かどうかを判定する。こ
こで、被写体距離が遠距離であると判定するとステップ
#214へ進み、スキムCCD21の、測距点中央で遠
距離に対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、
監視した画素列内で出力が急峻に変化している部分の位
置変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無
し”とする。
【0059】一方、上記ステップ#213にて中央の測
距点の測距結果が近距離であると判定するとステップ#
215へ進み、スキムCCD21の、測距点中央で近距
離に対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、監
視した画素列内で出力が急峻に変化している部分の位置
変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無
し”とする。
距点の測距結果が近距離であると判定するとステップ#
215へ進み、スキムCCD21の、測距点中央で近距
離に対応する画素列の出力を所定時間間隔で監視し、監
視した画素列内で出力が急峻に変化している部分の位置
変化が大きければ“振れ有り”、小さければ“振れ無
し”とする。
【0060】上記のステップ#207,#208,#2
11,#212,#214又はステップ#215での動
作を終了すると何れもステップ#216へ進み、ここで
は上記ステップ#207,#208,#211,#21
2,#214又は#215にて“振れ有り”と判定され
たかどうかを調べる。この結果、“振れ有り”であった
場合はステップ#217へ進み、警告手装置82を駆動
して、振れが有ることを撮影者に対し警告し、その後は
ステップ#218へ進んで動作を終了する。一方、“振
れ無し”であった場合は上記の警告は行わずに直ちにス
テップ#218へ進んで動作を終了する。
11,#212,#214又はステップ#215での動
作を終了すると何れもステップ#216へ進み、ここで
は上記ステップ#207,#208,#211,#21
2,#214又は#215にて“振れ有り”と判定され
たかどうかを調べる。この結果、“振れ有り”であった
場合はステップ#217へ進み、警告手装置82を駆動
して、振れが有ることを撮影者に対し警告し、その後は
ステップ#218へ進んで動作を終了する。一方、“振
れ無し”であった場合は上記の警告は行わずに直ちにス
テップ#218へ進んで動作を終了する。
【0061】尚、前記IRED11,12,13による
投射光に輝度ムラがある場合は、受光した輝度ムラ部を
出力の急峻な部分と誤って監視して、振れがあっても
“振れ無し”と判定する可能性があるので、予めCCD
出力を補正して受光輝度ムラが無いようにしておくと、
より精度の高い振れ検出が可能となる。
投射光に輝度ムラがある場合は、受光した輝度ムラ部を
出力の急峻な部分と誤って監視して、振れがあっても
“振れ無し”と判定する可能性があるので、予めCCD
出力を補正して受光輝度ムラが無いようにしておくと、
より精度の高い振れ検出が可能となる。
【0062】上記の実施の第2の形態によれば、センサ
アレイ上のどの位置に投射光の被写体での反射光像が結
像されるかは、被写体距離および点滅駆動するIRED
11〜3のうちどれかに応じて一義的に決まるので、そ
れぞれの測距点での被写体距離を求めると共に、そのう
ちどの測距点に主被写体が存在するかを判定し、主被写
体が存在すると判定した測距点の被写体距離に応じて振
れ検出時に使用するセンサアレイの領域(画素数)を決
め、振れ検出に使用するセンサアレイの領域を飛躍的に
少なくするようにしている。よって、カメラの手振れ検
出機能の応答性の改善が可能になると共に、演算時のメ
モリ空間の増加防止や低速で比較的安価なCPUでの処
理が可能となる。
アレイ上のどの位置に投射光の被写体での反射光像が結
像されるかは、被写体距離および点滅駆動するIRED
11〜3のうちどれかに応じて一義的に決まるので、そ
れぞれの測距点での被写体距離を求めると共に、そのう
ちどの測距点に主被写体が存在するかを判定し、主被写
体が存在すると判定した測距点の被写体距離に応じて振
れ検出時に使用するセンサアレイの領域(画素数)を決
め、振れ検出に使用するセンサアレイの領域を飛躍的に
少なくするようにしている。よって、カメラの手振れ検
出機能の応答性の改善が可能になると共に、演算時のメ
モリ空間の増加防止や低速で比較的安価なCPUでの処
理が可能となる。
【0063】また、多点測距装置を用いて振れ検出を行
う場合であっても、主被写体の存在する測距点に対応し
たセンサアレイの領域を使用するので、正確な振れ検出
が可能となる。
う場合であっても、主被写体の存在する測距点に対応し
たセンサアレイの領域を使用するので、正確な振れ検出
が可能となる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手振れ量検出時の演算に必要なメモリ空間の増加の防止
や、低速で比較的安価なCPUにより正確でかつ応答性
の良い手振れ検出を行うことができる手振れ検出機能付
きカメラを提供できるものである。
手振れ量検出時の演算に必要なメモリ空間の増加の防止
や、低速で比較的安価なCPUにより正確でかつ応答性
の良い手振れ検出を行うことができる手振れ検出機能付
きカメラを提供できるものである。
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る手振れ検出機
能付きカメラの電気的構成を示すブロック図である。
能付きカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態における近距離被写
体を対象とした、測距兼手振れ検出機能の構成の一部を
示す図である。
体を対象とした、測距兼手振れ検出機能の構成の一部を
示す図である。
【図3】同じく本発明の実施の第1の形態における遠距
離被写体を対象とした、測距兼手振れ検出機能の構成の
一部を示す図である。
離被写体を対象とした、測距兼手振れ検出機能の構成の
一部を示す図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの手振
れ量検出動作を示すフローチャートである。
れ量検出動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態における多点測距兼
手振れ検出機能の構成の一部を示す図である。
手振れ検出機能の構成の一部を示す図である。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの手振
れ量検出動作の一部を示すフローチャートである。
れ量検出動作の一部を示すフローチャートである。
【図7】図6の続きを示すフローチャートである。
【図8】従来の多点測距兼手振れ検出機能を持つカメラ
の問題点を説明する為の図である。
の問題点を説明する為の図である。
11,12,13 IRED 15 IRED駆動回路 20 スキムCCD 21,25 センサアレイ 22,26 ON出力回路 23,27 OFF出力回路 24,28 ON/OFF差出力回路 29 距離検出回路 30 振れ検出回路 51,92 投光レンズ 61,62 受光レンズ 70 制御回路(含むCPU)
Claims (14)
- 【請求項1】 被測定物からの光を受光する受光手段を
有し、該受光手段の出力を基に前記被測定物までの距離
を測定する測距手段と、前記受光手段の出力を基に手振
れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検
出に使用する前記受光手段の領域を、前記被測定物まで
の距離測定に使用する前記受光手段の領域よりも狭くす
る領域可変手段とを有することを特徴とする手振れ検出
機能付きカメラ。 - 【請求項2】 被測定物からの光を受光する複数画素よ
り成る光電変換手段を有し、該光電変換手段の出力を基
に前記被測定物までの距離を測定する測距手段と、前記
光電変換手段の出力を基に手振れ量を検出する手振れ量
検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する前記光電変
換手段の画素数を、前記被測定物までの距離測定に使用
する前記受光手段の画素数よりも少なくする画素数可変
手段とを有することを特徴とする手振れ検出機能付きカ
メラ。 - 【請求項3】 前記領域可変手段は、測定された距離に
応じて、前記手振れ量の検出に使用する前記受光手段の
領域を異ならしめることを特徴とする請求項1に記載の
手振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項4】 前記画素数可変手段は、測定された距離
に応じて、前記手振れ量の検出に使用する前記光電変換
手段の画素数を異ならしめることを特徴とする請求項2
に記載の手振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項5】 前記測距手段は、被測定物に対し赤外光
を投光する投光手段を有するアクティブ型の測距手段で
あることを特徴とする請求項1又は2に記載の手振れ検
出機能付きカメラ。 - 【請求項6】 被測定物からの光を受光する受光手段を
有し、該受光手段の出力を基に前記被測定物までの距離
を測定する測距手段と、前記受光手段の出力を基に手振
れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記手振れ量の検
出に使用する前記受光手段の領域を、前記測距手段にて
得られる距離情報に応じて変化させる領域可変手段とを
有することを特徴とする手振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項7】 複数の測距点にて被測定物までの距離を
測定する多点測距手段と、前記測距点のうちから一つの
測距点を選択する選択手段と、前記選択された測距点に
対応する受光手段の出力を基に手振れ量を検出する手振
れ量検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する前記受
光手段の領域を、前記選択された測距点にて得られる距
離情報に応じて変化させる領域可変手段とを有すること
を特徴とする手振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項8】 被測定物からの光を受光する複数画素よ
り成る光電変換手段を有し、該光電変換手段の出力を基
に前記被測定物までの距離を測定する測距手段と、前記
光電変換手段の出力を基に手振れ量を検出する手振れ量
検出手段と、前記手振れ量の検出に使用する前記光電変
換手段の画素数を、前記測距手段にて得られる距離情報
に応じて変化させる画素数可変手段とを有することを特
徴とする手振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項9】 複数の測距点にて被測定物までの距離を
測定する多点測距手段と、前記測距点のうちから一つの
測距点を選択する選択手段と、前記選択された測距点に
対応する複数画素より成る光電変換手段の出力を基に手
振れ量を検出する手振れ量検出手段と、前記手振れ量の
検出に使用する前記光電変換手段の画素数を、前記選択
された測距点にて得られる距離情報に応じて変化させる
画素数可変手段とを有することを特徴とする手振れ検出
機能付きカメラ。 - 【請求項10】 前記領域可変手段は、前記手振れ量の
検出に使用する前記受光手段の領域を、前記被測定物ま
での距離測定に使用する前記受光手段の領域よりも狭く
することを特徴とする請求項7に記載の手振れ検出機能
付きカメラ。 - 【請求項11】 前記画素数可変手段は、前記手振れ量
の検出に使用する前記光電変換手段の画素数を、前記被
測定物までの距離測定に使用する前記受光手段の画素数
よりも少なくすることを特徴とする請求項9に記載の手
振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項12】 前記多点測距手段は、前記被測定物に
対し赤外光を投光する投光手段を、前記複数の測距点そ
れぞれに対応して有しているアクティブ型の多点測距手
段であることを特徴とする請求項4〜11の何れかに記
載の手振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項13】 前記被測定物に投光する投光手段を有
し、前記領域可変手段は、前記手振れ量の検出に使用す
る前記受光手段の領域を、測定される距離が近距離の場
合は、前記投光手段より離れた所定の領域とし、遠距離
の場合は、前記投光手段に近い所定の領域とすることを
特徴とする請求項1,6又は7に記載の手振れ検出機能
付きカメラ。 - 【請求項14】 前記被測定物に投光する投光手段を有
し、前記画素数可変手段は、前記手振れ量の検出に使用
する前記光電変換の画素範囲を、測定される距離が近距
離の場合は、前記投光手段より離れた所定の範囲とし、
遠距離の場合は、前記投光手段に近い所定の範囲とする
ことを特徴とする請求項2,8又は9に記載の手振れ検
出機能付きカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152434A JP2001330867A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 手振れ検出機能付きカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152434A JP2001330867A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 手振れ検出機能付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330867A true JP2001330867A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18657860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000152434A Pending JP2001330867A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 手振れ検出機能付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001330867A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008541161A (ja) * | 2005-05-11 | 2008-11-20 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | 三角測量オートフォーカスシステムを有するデジタルカメラ、及び関連する方法 |
-
2000
- 2000-05-24 JP JP2000152434A patent/JP2001330867A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008541161A (ja) * | 2005-05-11 | 2008-11-20 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | 三角測量オートフォーカスシステムを有するデジタルカメラ、及び関連する方法 |
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