JP2001318651A - カラーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償する方法 - Google Patents
カラーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償する方法Info
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Abstract
不均一を補償する。 【解決手段】 モニタにおける各画素の原色の色度座標
と最大輝度を測定し、全ての原色の測定値から一組の仮
想原色が選択され、各仮想原色の三刺激値がモニタにお
ける各画素から発生する。その仮想原色の特性は、色度
座標と最大輝度によって表示されると共に、原色を選択
された仮想原色に置換することができるので、全ての画
素が同一の仮想原色を有すると共に、モニタのカラー表
示が均一になる。原色及び仮想原色の三刺激値の差が小
さい場合、画素中における原色の三刺激値と仮想原色の
三刺激値とを同一或いは類似させるために、入力映像信
号と光源変調信号との関係を探し、原色の三刺激値と仮
想原色の三刺激値とは一致する或いは類似するように設
定する。更に、転換係数を計算し、入力映像信号を光源
変調信号に変更し、光源変調信号によってモニタにおけ
る原色の駆動信号を発生させる。
Description
色の変化による表示の不均一を補償する方法に関するも
のである。
緑色及び青色の三原色を有する。若しもモニタ画面に組
み合わされた各画素中の一つの原色の色度座標が夫々同
一ではない場合、原色の色彩表示は不均一になる。ま
た、原色の色度座標の分布から一組の新しい原色を選択
し、各画素中の元の三原色によって各新しい原色を作り
出すことができる。しかし、実際は一つの光源しか選択
された新しい原色を表示することができないため、この
新しい原色は仮想原色と呼ばれている。実施する際は元
の原色を仮想原色組みに入れ替える。何故なら仮想原色
の色度座標は各画素と同一であり、色彩表示が均一にな
るからである。この方法は一般に仮想原色法と呼ばれ、
色彩の不均一が発生するあらゆるモニタに応用できる。
色彩モニタ中の一つの画素は三原色の光を放つことがで
きる。しかし、そのような表示技術では色彩の不均一が
発生してしまう。例えば、画面全体に同一の輝度の原色
を表示したい場合、画面の異なる区域に異なる色彩が表
示され、若しも原色を均一に表示させないと、表示する
時の色彩に異なりが生じてしまう。この現象は発光ダイ
オードモニタの画質の劣化の主要原因の一つである。ま
た、マトリックス式の彩色発光ダイオードモニタの各画
素は赤色、青色及び緑色の三色の発光ダイオードからな
ると共に、スキャン式の彩色発光ダイオードモニタは一
つのスキャン画面に一つ或いは複数のリニアマトリック
スの発光ダイオードからなり、更に、これら二種類のモ
ニタは大量の発光ダイオードを使用する必要があると共
に、異なる発光ダイオードの光学及び電気特性には相当
な差があるので、発光ダイオードモニタは色彩均一性に
優れていない。例えば、製造メーカーは発光ダイオード
を出荷する前に選択を行い、通常、選択された青色或い
は緑色の発光ダイオードは10%以上の色度座標の変化
量を有し、この様な変化量は均一な色彩表示を達成でき
ないが、優れた発光ダイオードを選択すれば変化量を抑
えることができる。しかし、解析度が800×600の
マトリックス式モニタは一つの原色に少なくとも48万
個の発光ダイオードが必要である。従って、この様な数
量を有する場合、前記選択の方法を実施することは非常
に困難である。
あり、仮想原色法を使用することによって、カラーモニ
タの原色の変化による表示の不均一を補償するものであ
る。
る各画素の原色の色度座標と最大輝度を測定し、その最
大輝度は原色の光源により発生する輝度ではなく、一定
の電流或いは電圧がかかった際に発生する輝度であると
共に、原色の発光がパルス幅によって変調される際、輝
度はタイムスロットにおける平均的な輝度であり、全て
の原色の測定値から一組の仮想原色が選択され、各仮想
原色の三刺激値がモニタにおける各画素から発生し、そ
の仮想原色の特性は、色度座標と最大輝度によって表示
されると共に、原色を選択された仮想原色に置換するこ
とができるので、全ての画素が同一の仮想原色を有する
と共に、モニタのカラー表示が均一になり、原色及び仮
想原色の三刺激値の差が小さい場合、モニタにおけるカ
ラー表示に均一性が認められるため、画素中における原
色の三刺激値と仮想原色の三刺激値とを同一或いは類似
させるために、入力映像信号と光源変調信号との関係を
探し、原色の三刺激値と仮想原色の三刺激値とは一致す
る或いは類似するように設定してもよく、更に、転換係
数を計算し、入力映像信号を光源変調信号に変更し、光
源変調信号によってモニタにおける原色の駆動信号を発
生させることを特徴とする、カラーモニタの原色の変化
による表示の不均一を補償する方法を提供する。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(X,Y)色度座標システムにおいて原色の分布を示す
と共に、その例の三角形の色領域を示す座標図であり、
図2は図1に基づいて選択された二組の仮想原色の色領
域を示す座標図であり、図3は入力映像信号を光源変調
信号に転換して、色彩の不均一を補償するシステムのブ
ロック図であり、図4は図3中における算術論理回路の
運算のブロック図であり、図5は本発明に係わるCIE
1931(X,Y)色度座標システムにおいて四種類の
原色の分布を示すと共に、その例の四角形の色領域を示
す座標図であり、図6は図5に基づいて選択された一組
の四つの仮想原色の色領域を示す座標図であり、図7は
赤色、緑色及び青色を入力して映像信号を四種類の光源
変調信号に転換するシステムのブロック図であり、図8
は四種類の映像信号を四種類の光源変調信号に転換する
システムのブロック図であり、図9は図8中における算
術論理回路の運算のブロック図である。
ステムによって、仮想原色法を説明する。また、他の色
度座標システムでもこの方法を使用できる。
の原色の変化による表示の不均一を補償する方法では、
赤色、緑色及び青色の三原色の色度座標は夫々R,G及
びBの四方形領城内にあり、その領域ほどのような形状
でもよく、この様な領域を一般に原色区域と言う。更
に、三角形の三つの頂点の色度座標は一組の原色の色度
座標としてもよく、三角形内の色領域は一組の原色によ
って形成され、この三角形の領域は色領域三角形とい
う。また、モニタ中の各画素はそれに対応する色領域三
角形を有し、その頂点はそれに対応する原色領域内の何
れかの一点に位置し、そのような色領域三角形を原色領
域三角形と言うと共に、その頂点の座標は仮想原色領域
三角形と言う。
よって、仮想原色領域三角形は原色領域三角形内に位置
し、モニタ中の各画素に同様な仮想色領域が表示され
る。その方法は色領域は小さいが、発光ダイオードの色
彩飽和度は高いので、選択する仮想色領域は一般の色領
域より大きく、例えば、ブラウン管モニタや液晶モニタ
がその例である。また、仮想原色を選択する他の方法と
しては、図2に示すように、Rvi、G vi及びBvi
が夫々第i組の赤色,緑色及び青色の仮想原色を示すと
共に(i=1,2)、仮想原色に対応する仮想色領域も
示す。また、図中に示すように、第一組の色領域は第二
組より大きく、最大の仮想色領域は全ての頂点から原色
領域の間に位置する。しかし、最大の色領域は最良の選
択ではないため、使用状況に応じて選択する方がよい。
例えば、仮想原色を選択してその他のモニタ技術である
CRT或いはLCDの原色を模擬する。
される光は、振幅変調方式或いはパルス幅変調方式によ
って輝度を制御でき、振幅変調方式を使用する場合は、
出力光の輝度と信号とが比例し、パルス幅変調方式を使
用する場合は、時間が同一間隔のタイムスロットに分け
られ、その一つのタイムスロット内では出力光のパルス
幅と信号とが比例する。また、若しもタイムスロットの
幅が適当である場合、視覚輝度とタイムスロットの平均
の輝度とが比例する。従って、方形の光のパルスの輝度
は全てのタイムスロットに対して同一であるが、パルス
の視覚効果は振幅変調方式によって調整できる。更に、
若しも仮想原色法をパルス幅変調方式のシステムに使用
する場合、輝度は一つのタイムスロットの平均の輝度を
表し、その輝度IはI=s×Imの式で表すことができ
ると共に、sの条件は0≦s≦1であり、 Imは最大
輝度を表す。また、振幅変調方式のシステムに使用する
場合、sは発光ダイオードを起動する信号の強度と関係
していると共に、パルス幅変調方式のシステムに使用す
る場合、sは起動信号のパルス幅と関係しており、ここ
での最大輝度Imは発光ダイオードが発生する最大輝度
ではなく、一定の操作電流により発生する輝度である。
は夫々(Xvr,Yvr),(Xv g,Yvg)及び
(Xvb,Yvb)で表されると共に、赤色、緑色及び
青色の仮想原色の最大輝度は夫々Im vr,Im vg,
及びIm vbで表される。これらの最大輝度を選択する
場合、原色に必要な輝度を常に正の値にすると共に、そ
れらの間の比例はホワイトバランスの条件を満たす必要
がある。
おける赤色、緑色及び青色の仮想原色から発生する輝度
は夫々Ivr(n,j),Ivg(n,j)とI
vb(n,j),(n,j=1,2,3・・・)である
と共に、
j),sg(n,j)及びsb(n,j)は夫々赤色、
緑色及び青色の映像信号である。更に、
三刺激値と色度座標との関係は、
Zm vαは夫々仮想原色に対応する三つの最大色彩刺激
値であると共に、Xvα(n,j),Yvα(n,j)
及びZvα(n,j)は夫々図nフレームの第j個目の
画素における仮想原色の三刺激値であり、hは輝度をY
刺激値に転換するための定数である。
するため、画素中において一つ以上の同一色彩の発光ダ
イオードが必要であり、例えば、第j個目の画素におけ
る第i個目の赤色、緑色及び青色の発光ダイオードの色
度座標は夫々(xori(j),yori(j)),
(xogi(j),yogi(j))及び(x
obi(j),yobi(j))であると共に、図nフ
レームの第j個目の画素における第i個目の赤色、緑色
及び青色の発光ダイオードの最大輝度は夫々Im ori
(j),Im ogi(j).及びIm obi(j)であ
り、図nフレームの第j個目の画素における第i個目の
赤色、緑色及び青色の発光ダイオードの全ての輝度は夫
々Iort(n,j),Iogt(n,j).及びI
obt(n,j)である。従って、それらは、
Ng及びNbは夫々画素中における赤色、緑色及び青色
の発光ダイオードの数量であると共に、ar(n,
j),ag(n,j)及びab(n,j)は夫々赤色、
緑色及び青色の発光ダイオードの入力信号であり、その
信号の範囲は、
号を使用することによって発光ダイオードの振幅変調或
いはパルス幅変調を行うので、その信号を光源変調信号
と呼ぶ。ここでの注意点は発光ダイオードの輝度と振幅
変調の起動電流とのサイズが比例しないと共に、その輝
度とパルス幅変調の起動電流のパルス幅も比例しないと
いうことである。従って、その式を下記に示すように変
更する必要がある。
及びZm oα(j)は第j個目の画素に対応する原色の
三刺激値であり、Xt oα(n,j),Yt oα(n,
j)及びZt oα(n,j)は図nフレームの第j個目
の画素に対応する原色の三刺激値を示すものである。
発光ダイオードのパラメータがわかれば、下記に示す方
法を使用することによって仮想原色を選択し、原色の発
光輝度を正の値にすることができる。
は、
or(j),Ym or(j)及びはZm or(j)はモ
ニタの第j個目の画素における赤色原色の三刺激値の最
大値であると共に、Min{V(j)}は全てのjに対
する最小値Vであり、Max{V(j)}は全てのjに
対する最大値Vである。更に、緑色の仮想原色における
三刺激値の最大値は、
(j),Ym og(j),とZm og(j)はモニタの
第j個目の画素における緑色原色の三刺激値の最大値で
ある。青色の仮想原色における三刺激値の最大値は、
(j),Ym ob(j),及びZm ob(j)はモニタ
の第j個目の画素における緑色原色の三刺激値の最大値
である。
色度座標は夫々式(7a)乃至(7c)によって選択こ
とができる。その場合は、当然各仮想原色における最大
輝度の間の比をホワイトバランスによって調整する必要
がある。また、下記にてこの方法が有効である理由を説
明する。
色発光ダイオードのY刺激値及び青色発光ダイオードの
Z刺激値は、夫々赤色発光ダイオード,緑色発光ダイオ
ード及び青色発光ダイオードにおけるその他二種の刺激
値より大きい。ここでは赤色の仮想原色を例として説明
する。赤色のX刺激値は最小値であるため、各画素にお
ける赤色発光ダイオードから発生することができるが、
Y及びZ刺激値は最大値であるので、赤色発光ダイオー
ドから発生することができない。しかし、その不足部分
は夫々同一の画素中における緑色及び青色発光ダイオー
ドから簡単に補うことができる。従って、式(5)の条
件に該当させることができる。また、式(7a)乃至
(7c)は発光ダイオードがモニタにおける各画素に配
置された場合に用いられ、若しも発光ダイオードが設置
される前に仮想原色を決定する場合は、式(7a)乃至
(7c)をこの方法に基づいて少し変更すればよい。
係を説明する。その際の条件は画素中の全ての発光ダイ
オードから発生する光の三刺激値と全ての仮想原色の三
刺激値とを等しくさせることである。その関係は下記の
式によって決めることができる。
る。
オードモニタのスクリーン上の各画素に対して、発光ダ
イオードは持続的に発光するが、同じ図フレームの光源
変調信号が同時に光源変調を行うとは限らない。また、
式(9)におけるcαβ(j),(α,β=r,g,
b)は転換係数であり、更に、式で表すと、
する場合、モニタ中における各発光ダイオードの色度座
標と輝度を測量しなければ、式(10)における係数を
得ることができないが、若しも転換係数が分かれば、ソ
フトウェア或いはハードウェアを利用することによって
輸入映像信号を光源変調信号に転換することができる。
換係数(cαβ(j))は式(10)によって算出さ
れ、メモリ中に記憶される。更に、制御ユニットは入力
映像信号sr(n,j),sg(n,j)及びs
b(n,j)を受信すると共に、対応する転換係数を三
つの算術論理回路(ALU)中にダウンロードし、この
三つの算術論理回路は式(9)の平行処理運算によって
信号を転換する。また、図4に示すように、この三つの
算術論理回路の出力は即ち光源変調信号である。
を使用する場合は、色再現範囲を増加できると共に、こ
の種のモニタにおける不均一の色彩表現も仮想原色法に
よって補償することができる。例えば、マトリックス式
の発光ダイオードモニタがその例であり、このモニタは
赤色、緑色及び青色以外に黄緑色を有する。また、図5
に示すように、それら赤色、黄緑色、緑色及び青色の原
色の色度座標は夫々R、YG、G及びBの四方形範囲内
に分布し、それらの頂点は原色範囲内における色領域で
ある四方形に現れている。この様な四方形を色再現範囲
四方形と呼ぶ。また、図中に示すように、選択した仮想
原色の色再現範囲四方形は元来の色再現範囲四方形内に
発生する。図6に示すように、四つの仮想原色の最大輝
度は仮想原色を発生させるために必要な原色の輝度が常
に正の値になるように選択する必要があると共に、それ
らの間の比はホワイトバランスによって調整する必要が
ある。
みによって映像信号を入力し、四原色モニタの場合は色
彩分離のルールによって対応の四原色の映像信号を得る
と共に、このルール及び式(8)を利用することによっ
て夫々対応する赤色、黄緑色、緑色及び青色の光源変調
信号ar(n,j),ay(n,j),ag(n,
j),及びab(n,j)を得ることができる。従っ
て、
(j),(α=r,y,g,b;β=r,g,b)は転
換係数である。
操作原理と図3に示すシステムブロック図は類似してお
り、図7中の算術論理回路の作動も図3と同一である。
また、この四つの算術論理回路の出力は光源変調信号で
ある。
は、色彩分離のルールによって夫々四つの対応する赤
色、黄緑色、緑色及び青色の映像信号s″r(n,
j),s″ y(n,j),s″g(n,j)及びs″b
(n,j)を得る方法があり、これらの映像信号は光源
変調信号に転換される。式(9)を得る方法とそれに類
似する方法とは下記に示す関係を有する。
y,g,b;β=r,y,g,b),は転換係数であ
り、ここでの注意点は、転換係数の選択方法は一つとは
限らないということである。式(12)によれば、図8
に示すように、その操作原理と図3に示すシステムブロ
ック図とは類似していると共に、図9は図8中の算術論
理回路の運算を示し、この四つの算術論理回路の出力は
光源変調信号である。
色度座標システムにおいて原色の分布を示すと共に、そ
の例の三角形の色領域を示す座標図
の色領域を示す座標図
色彩の不均一を補償するシステムのブロック図
ック
色度座標システムにおいて四種類の原色の分布を示すと
共に、その例の四角形の色領域を示す座標図
想原色の色領域を示す座標図
四種類の光源変調信号に転換するシステムのブロック図
に転換するシステムのブロック図
ック図
Claims (16)
- 【請求項1】 モニタにおける各画素の原色の色度座
標と最大輝度を測定し、その最大輝度は原色の光源によ
り発生する輝度ではなく、一定の電流或いは電圧がかか
った際に発生する輝度であると共に、原色の発光がパル
ス幅によって変調される際、輝度はタイムスロットにお
ける平均的な輝度であり、 全ての原色の測定値から一組の仮想原色が選択され、各
仮想原色の三刺激値がモニタにおける各画素から発生
し、その仮想原色の特性は、色度座標と最大輝度によっ
て表示されると共に、原色を選択された仮想原色に置換
することができるので、全ての画素が同一の仮想原色を
有すると共に、モニタのカラー表示が均一になり、 原色及び仮想原色の三刺激値の差が小さい場合、モニタ
におけるカラー表示に均一性が認められるため、画素中
における原色の三刺激値と仮想原色の三刺激値とを同一
或いは類似させるために、入力映像信号と光源変調信号
との関係を探し、原色の三刺激値と仮想原色の三刺激値
とは一致する或いは類似するように設定してもよく、 更に、転換係数を計算し、 入力映像信号を光源変調信号に変更し、光源変調信号に
よってモニタにおける原色の駆動信号を発生させること
を特徴とする、 カラーモニタの原色の変化による表示の不均―を補償す
る方法。 - 【請求項2】 三原色或いはそれ以上の原色のモニタ
における仮想原色を選択する方法は、 各仮想原色の色度座標を各画素における全ての原色によ
る組み合わせによって作り出すために、一組の仮想原色
を選択し、 光源変調信号の値を永久的に正にするために、各仮想原
色の最大輝度を対応する原色の最大輝度より低くし、 ホワイトバランスによって、仮想原色の最大輝度間の比
例を調整することを特徴とする、請求項1に記載のカラ
ーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償する方
法。 - 【請求項3】 三原色のモニタの仮想原色を選択する
方法は、 【数1】 の式によって赤色の仮想原色の三刺激値における最大値
が選択され、 その中のXm or(j),Ym or(j)及びZm or
(j)はモニタの第j個目の画素における赤色の仮想原
色の三刺激値における最大値であり、Min{V
(j)}は全てのjに対して最小値Vであり、Max
{V(j)}は全てのjに対して最大値Vであり、 【数2】 の式によって緑色における仮想原色の三刺激値における
最大値が選択され、 その中のXm og(j),Ym og(j)及びZm og
(j)はモニタの第j個目の画素における緑色における
仮想原色の三刺激値における最大値であり、 【数3】 の式によって青色における仮想原色の三刺激値における
最大値が選択され、 その中のXm ob(j),Ym ob(j)及びZm ob
(j)はモニタの第j個目の画素における青色の仮想原
色の三刺激値における最大値であり、 上記方法によっ
て選択された赤色、緑色及び青色における仮想原色の三
刺激値の最大値より、赤色、緑色及び青色の仮想原色に
おける色度座標と最大輝度が計算され、 ホワイトバランスによって、仮想原色の最大輝度間の比
例を調整することを特徴とする、請求項1に記載のカラ
ーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償する方
法。 - 【請求項4】 三原色のモニタにおける入力映像信号
と光源変調信号との関係は、 【数4】 の式によって求められ、 その中のXt oα(n,j),Yt oα(n,j)及び
Zt oα(n,j)は図nフレームの第j個目の画素に
おけるα色原色の全ての三刺激値であり、αは赤色、緑
色或いは青色を示し、 Xvα(n,j),Yvα(n,j)及びZvα(n,
j)は図nフレームの第j個目の画素におけるα色仮想
原色の全ての三刺激値であり、αは赤色、緑色或いは青
色を示し、三刺激値の和は赤色、緑色及び青色の三刺激
値を加算したものであり、 上記の各式を夫々、 【数5】 の式に入れると、図nフレームの第j個目の画素におけ
る赤色、緑色及び青色の原色の光源変調信号であるar
(n,j)、ag(n,j)とab(n,j)が得ら
れ、それらSr(n,j)、Sg(n,j)とS
b(n,j)は夫々モニタの図nフレームの第j個目の
画素における赤色、緑色及び青色原色の入力映像信号で
あり、Cαβ(j)はモニタの第j個目の画素に関する
転換係数であることを特徴とする、請求項1に記載のカ
ラーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償する
方法。 - 【請求項5】 三原色以上のモニタにおける入力映像
信号と光源変調信号との関係は、 【数6】 の式、及び色彩分離のルールによって求められ、 その中の通常の入力映像信号は、単に赤色、緑色及び青
色の三色の信号しかないため、その色彩分離のルールに
よって、各原色の比重或いは映像信号を分離する必要が
あり、 Xt oα(n,j),Yt oα(n,j)及びZt oα
(n,j)はモニタの図nフレームの第j個目の画素に
おけるα色原色の全ての三刺激値であり、その中のαは
赤色、緑色及び青色の中の一つを示し、 Xvα(n,j),Yvα(n,j)とZvα(n,
j)は図nフレームの第j個目の画素におけるα色仮想
原色の全ての三刺激値であり、その中のαは三刺激値の
中の一つであり、 前記式の三刺激値の和は全ての原色の三刺激値を加算し
たものであり、 上記の各式を夫々、 【数7】 の式に入れると、aα(n,j)が求められ、S
m β(n,j)はモニタの図nフレームの第j個目の画
素におけるβ色原色の映像信号であり、その中の赤色、
緑色及び青色の入力映像信号を転換する場合、S
m β(n,j)は入力映像信号であり、βは赤色、緑色
或いは青色を表し、また、三色以上の映像信号を転換す
る場合、Sm β(n,j)は既に赤色、緑色或いは青色
の入力映像信号によって分離された各原色に対応する映
像信号であり、βはその中の一つであり、 Cm αβ(j)はモニタの第j個目の画素における転換
係数に関するものであることを特徴とする、請求項1に
記載のカラーモニタの原色の変化による表示の不均一を
補償する方法。 - 【請求項6】 転換係数を計算するステップは、モニ
タにおける各画素の各原色の色度座標及び最大輝度の測
定値を、入力映像信号と光源変調信号との関係を探すス
テップで得た転換係数の公式に代入することを特徴とす
る、請求項1に記載のカラーモニタの原色の変化による
表示の不均一を補償する方法。 - 【請求項7】 映像信号を光源変調信号に転換するシ
ステムには、 転換係数を記憶するステップと、 制御ユニットに映像信号を受入れるステップと、 メモリに記憶された転換係数を算術論理回路にダウンロ
ードするステップと、 算術論理回路によって計算するステップと、 映像信号を光源変調信号に転換するステップとを有する
ことを特徴とする、請求項1に記載のカラーモニタの原
色の変化による表示の不均一を補償する方法。 - 【請求項8】 光源駆動信号を発生させるステップ
は、映像信号を転換するステップにおいて得た光源変調
信号を使用して、原色の駆動信号を変調すると共に、若
しもその中の原色の輝度とその駆動信号の変調量とが非
線形の関係を有する場合、光源変調信号を原色の駆動信
号に変調する前に、この非線形の関係を修正して光源変
調信号を補正し、 駆動信号の変調量は、例えば、振幅変調方式の場合は、
起動電流の大きさを表し、また、パルス幅変調方式の場
合は、起動電流のパルス幅を表すことを特徴とする、請
求項1に記載のカラーモニタの原色の変化による表示の
不均一を補償する方法。 - 【請求項9】 モニタにおける各画素の原色の色度座
標と最大輝度を測定し、その最大輝度は原色の光源によ
り発生する輝度ではなく、一定の電流或いは電圧がかか
った際に発生する輝度であると共に、原色の発光がパル
ス幅によって変調される際、輝度はタイムスロットにお
ける平均的な輝度であり、 モニタに使用される原色の全ての測定値から一組の仮想
原色が選択され、各仮想原色の三刺激値がモニタにおけ
る各画素の全ての組み合わせが可能な原色から発生し、
その仮想原色の特性は、色度座標と最大輝度によって表
示されると共に、原色を選択された仮想原色に置換する
ことができるので、全ての画素が同一の仮想原色を有す
ると共に、モニタのカラー表示が均一になり、 原色がモニタ内に設けられた後、モニタにおける各画素
中の原色の色度座標及び最大輝度が測定され、 原色及び仮想原色の三刺激値の差が小さい場合、モニタ
におけるカラー表示に均一性が認められるため、画素中
における原色の三刺激値と仮想原色の三刺激値とを同一
或いは類似させるために、入力映像信号と光源変調信号
との関係を探し、原色の三刺激値と仮想原色の三刺激値
とは一致する或いは類似するように設定してもよく、 更に、転換係数を計算し、 入力映像信号を光源変調信号に変更し、光源変調信号に
よってモニタにおける原色の駆動信号を発生させること
を特徴とする、カラーモニタの原色の変化による表示の
不均一を補償する方法。 - 【請求項10】 三原色或いはそれ以上の原色のモニタ
における仮想原色を選択する方法は、 各仮想原色の色度座標を各画素における全ての原色によ
る組み合わせによって作り出すために、一組の仮想原色
を選択し、 光源変調信号の値を永久的に正にするために、各仮想原
色の最大輝度を対応する原色の最大輝度より低くし、 ホワイトバランスによって、仮想原色の最大輝度間の比
例を調整することを特徴とする、請求項9に記載のカラ
ーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償する方
法。 - 【請求項11】 三原色のモニタの仮想原色を選択する
方法において、 一つの画素にNr個の赤色の原色光源が含まれる場合、
選択された赤色仮想原色の三刺激値の最大値は、 【数8】 の式によって求められ、 その中のXm or(j),Ym or(j)とZ
m or(j)は第j個目のモニタに使用される赤色原色
の三刺激値の最大値であり、Min{V(j)}は全て
のjに対して最小値Vであり、Max{V(j)}は全
てのjに対して最大値Vであり、 一つの画素にNg個の赤色の原色光源が含まれる場合、
選択された緑色仮想原色の三刺激値の最大値は、 【数9】 の式によって求められ、 その中のXm og(j),Ym og(j)とZ
m og(j)は第j個目のモニタに使用される緑色原色
の三刺激値の最大値であり、 一つの画素にNb個の赤色の原色光源が含まれる場合、
選択された青色仮想原色の三刺激値の最大値は、 【数10】 の式によって求められ、 その中のXm ob(j),Ym ob(j)とZ
m ob(j)は第j個目のモニタに使用される青色原色
の三刺激値の最大値であり、 上記方法によって選択された赤色、緑色及び青色におけ
る仮想原色の三刺激値の最大値より、赤色、緑色及び青
色の仮想原色における色度座標と最大輝度が計算され、 ホワイトバランスの条件によって、仮想原色の最大輝度
間の比例を調整することを特徴とする、請求項9に記載
のカラーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償
する方法。 - 【請求項12】 三原色のモニタにおける入力映像信号
と光源変調信号との関係は、 【数11】 の式によって求められ、 その中のXt oα(n,j),Yt oα(n,j)とZ
t oα(n,j)は図nフレームの第j個目の画素にお
けるα色原色の全ての三刺激値であり、その中のαは赤
色、緑色或いは青色の中の一つを示し、 Xvα(n,j),Yvα(n,j)とZvα(n,
j)は図nフレームの第j個目の画素におけるα色仮想
原色の三刺激値であり、その中のαは赤色、緑色或いは
青色の中の一つを示し、 前記式の三刺激値の和は三原色の三刺激値を加算したも
のであり、上記の各式を夫々、 【数12】 の式に入れると、Sr(n,j)、Sg(n,j)とS
b(n,j)が求められ、 そのSr(n,j)、Sg(n,j)とSb(n,j)
は夫々モニタの図nフレームの第j個目の画素における
赤色、緑色及び青色の入力映像信号であり、C
αβ(j)はモニタの第j個目の画素における転換係数
に関するものであることを特徴とする、請求項9に記載
のカラーモニタの原色の変化による表示の不均一を補償
する方法。 - 【請求項13】 三原色以上のモニタにおける入力映像
信号と光源変調信号との関係は、 【数13】 の式、及び色彩分離のルールによって求められ、 その中の通常の入力映像信号は、単に赤色、緑色及び青
色の三色の信号しかないため、その色彩分離のルールに
よって、各原色の比重或いは映像信号を分離する必要が
あり、 Xt oα(n,j),Yt oα(n,j)及びZt oα
(n,j)はモニタの図nフレームの第j個目の画素に
おけるα色原色の全ての三刺激値であり、その中のαは
赤色、緑色及び青色の中の一つを示し、 Xvα(n,j)とYvα(n,j)とZvα(n,
j)は図nフレームの第j個目の画素におけるα色仮想
原色の全ての三刺激値であり、その中のαは三刺激値の
中の一つであり、 前記式の三刺激値の和は全ての原色の三刺激値を加算し
たものであり、 上記の各式を夫々、 【数14】 の式に入れると、aα(n,j)が求められ、S
m β(n,j)はモニタの図nフレームの第j個目の画
素におけるβ色原色の映像信号であり、その中の赤色、
緑色及び青色の入力映像信号を転換する場合、S
m β(n,j)は映像信号であり、βは赤色、緑色或い
は青色を表し、また、三色以上の映像信号を転換する場
合、Sm β(n,j)は既に赤色、緑色或いは青色の入
力映像信号によって分離された各原色に対応する映像信
号であり、βはその中の一つであり、 Cm αβ(j)はモニタの第j個目の画素における転換
係数に関するものであることを特徴とする、請求項9に
記載のカラーモニタの原色の変化による表示の不均一を
補償する方法。 - 【請求項14】 転換係数を計算するステップは、モニ
タにおける各画素の各原色の色度座標及び最大輝度の測
定値を、入力映像信号と光源変調信号との関係を探すス
テップで得た転換係数の公式に代入することを特徴とす
る、請求項9に記載のカラーモニタの原色の変化による
表示の不均一を補償する方法。 - 【請求項15】 映像信号を光源変調信号に転換するシ
ステムには、 転換係数を記憶するステップと、 制御ユニットに映像信号を受入れるステップと、 メモ
リに記憶された転換係数を算術論理回路にダウンロード
するステップと、 算術論理回路によって計算するステ
ップと、 映像信号を光源変調信号に転換するステップ
とを有することを特徴とする、請求項9に記載のカラー
モニタの原色の変化による表示の不均一を補償する方
法。 - 【請求項16】 光源駆動信号を発生させるステップ
は、映像信号を転換するステップにおいて得た光源変調
信号を使用して、原色の駆動信号を変調すると共に、若
しもその中の原色の輝度とその駆動信号の変調量とが非
線形の関係を有する場合、光源変調信号を原色の駆動信
号に変調する前に、この非線形の関係を修正して光源変
調信号を補正し、 駆動信号の変調量は、例えば、振幅変調方式の場合は、
起動電流の大きさを表し、また、パルス幅変調方式の場
合は、起動電流のパルス幅を表すことを特徴とする、請
求項9に記載のカラーモニタの原色の変化による表示の
不均一を補償する方法。
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