JP2001313750A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JP2001313750A JP2001313750A JP2000129792A JP2000129792A JP2001313750A JP 2001313750 A JP2001313750 A JP 2001313750A JP 2000129792 A JP2000129792 A JP 2000129792A JP 2000129792 A JP2000129792 A JP 2000129792A JP 2001313750 A JP2001313750 A JP 2001313750A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信した画像データから特定の画像データを
分別して、それぞれを任意のタイミングで出力すること
により、高い操作性を得る。 【解決手段】 受信した画像データを記憶する複数の記
憶ボックスを備える。このうちの1つを緊急出力用ボッ
クス181として、この緊急出力用ボックス181にメ
モリ受信する送信者のFAX番号を記憶しておく。ファ
ックス受信時には、画像データとともに送信者のFAX
番号を得て、このFAX番号に応じて、緊急出力用ボッ
クス181または不特定受信ボックス183にメモリ受
信する。緊急出力ボックス181にメモリ受信した画像
データは即時出力する。不特定受信ボックス183にメ
モリ受信した画像データは、操作者の出力指示があった
ときに出力する。
分別して、それぞれを任意のタイミングで出力すること
により、高い操作性を得る。 【解決手段】 受信した画像データを記憶する複数の記
憶ボックスを備える。このうちの1つを緊急出力用ボッ
クス181として、この緊急出力用ボックス181にメ
モリ受信する送信者のFAX番号を記憶しておく。ファ
ックス受信時には、画像データとともに送信者のFAX
番号を得て、このFAX番号に応じて、緊急出力用ボッ
クス181または不特定受信ボックス183にメモリ受
信する。緊急出力ボックス181にメモリ受信した画像
データは即時出力する。不特定受信ボックス183にメ
モリ受信した画像データは、操作者の出力指示があった
ときに出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるメモリ受
信機能を備えたファクシミリ装置に関する。
信機能を備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル化技術の発展に伴い、ファクシ
ミリ装置においては、受信した画像データを一旦メモリ
上に記憶しておき、後に該メモリから画像データを読み
込んで記録紙等にプリント出力するいわゆるメモリ受信
機能を備えたファクシミリ装置が普及している。このよ
うなメモリ受信は、従来、以下のような場合に行われて
いる。
ミリ装置においては、受信した画像データを一旦メモリ
上に記憶しておき、後に該メモリから画像データを読み
込んで記録紙等にプリント出力するいわゆるメモリ受信
機能を備えたファクシミリ装置が普及している。このよ
うなメモリ受信は、従来、以下のような場合に行われて
いる。
【0003】第1は、省エネモード機能を備えているフ
ァクシミリ装置において、省エネモードが設定されてい
るときである。この省エネモード機能とは、主としてプ
リント出力手段の予熱等に要する消費電力を削減するこ
とを目的とし、夜間等に受信データをすべてメモリ受信
とするものある。省エネモード中にメモリ受信された画
像データは、通常、この省エネモードが解除されたとき
に一括してプリント出力されるようになっている。
ァクシミリ装置において、省エネモードが設定されてい
るときである。この省エネモード機能とは、主としてプ
リント出力手段の予熱等に要する消費電力を削減するこ
とを目的とし、夜間等に受信データをすべてメモリ受信
とするものある。省エネモード中にメモリ受信された画
像データは、通常、この省エネモードが解除されたとき
に一括してプリント出力されるようになっている。
【0004】第2は、親展受信機能を備えているファク
シミリ装置において、親展送信された画像データを受信
したとき(親展受信時)である。この親展受信機能と
は、受信側ファクシミリ装置を複数人が共用している場
合等において、各人宛の画像データを分別することを目
的とし、受信側ファクシミリ装置のメモリ上に各人別の
仮想的な親展受信ボックスを設定しておき、送信者側が
特定した親展受信ボックスにメモリ受信するものであ
る。各親展受信ボックスにメモリ受信された画像データ
は、各親展受信ボックスの使用者が出力指示したとき
に、プリント出力されるようになっている。
シミリ装置において、親展送信された画像データを受信
したとき(親展受信時)である。この親展受信機能と
は、受信側ファクシミリ装置を複数人が共用している場
合等において、各人宛の画像データを分別することを目
的とし、受信側ファクシミリ装置のメモリ上に各人別の
仮想的な親展受信ボックスを設定しておき、送信者側が
特定した親展受信ボックスにメモリ受信するものであ
る。各親展受信ボックスにメモリ受信された画像データ
は、各親展受信ボックスの使用者が出力指示したとき
に、プリント出力されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のファク
シミリ装置では、上述のような省エネモード機能や親展
受信機能によっても、メモリ受信された画像データから
緊急度の高いデータなどの特定の画像データを、受信側
装置が独自に分別し、当該特定の画像データを他の画像
データと異なる任意のタイミングで出力することができ
なかった。
シミリ装置では、上述のような省エネモード機能や親展
受信機能によっても、メモリ受信された画像データから
緊急度の高いデータなどの特定の画像データを、受信側
装置が独自に分別し、当該特定の画像データを他の画像
データと異なる任意のタイミングで出力することができ
なかった。
【0006】すなわち、上記省エネモードでは、メモリ
受信された画像データは、省エネモードが解除されたと
きにすべて一括して出力されてしまうため、受信側装置
が特定の画像データを任意のタイミングで出力させるこ
とができない。
受信された画像データは、省エネモードが解除されたと
きにすべて一括して出力されてしまうため、受信側装置
が特定の画像データを任意のタイミングで出力させるこ
とができない。
【0007】また、上記親展受信機能は、送信側が受信
側の親展受信ボックスを指定している場合に限って受信
した画像データが分別される機能であるから、受信側装
置は、親展送信されていない画像データを独自に分別す
ることができない。さらに、親展送受信機能は非標準プ
ロトコルで行われるため、親展送受信機能による受信画
像データの分別は、送信側装置と受信側装置とが同一メ
ーカーの同一規格に基づく親展送受信機能を備えていな
ければ実現できない。
側の親展受信ボックスを指定している場合に限って受信
した画像データが分別される機能であるから、受信側装
置は、親展送信されていない画像データを独自に分別す
ることができない。さらに、親展送受信機能は非標準プ
ロトコルで行われるため、親展送受信機能による受信画
像データの分別は、送信側装置と受信側装置とが同一メ
ーカーの同一規格に基づく親展送受信機能を備えていな
ければ実現できない。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、受信した画像データから特定の画像データを分
別して任意のタイミングで出力することにより、高い操
作性を備えたファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
であり、受信した画像データから特定の画像データを分
別して任意のタイミングで出力することにより、高い操
作性を備えたファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、画像データとともに送信者を示す送信者
情報を受信可能なファクシミリ装置であって、受信した
画像データを記憶する複数の記憶ボックスと、特定の送
信者情報を前記複数の記憶ボックスのいずれかに関連付
けて記憶する特定送信者設定記憶手段と、受信した送信
者情報を前記特定送信者設定記憶手段に記憶された特定
の送信者情報に基づいて判別し、受信した画像データを
前記複数の記憶ボックスのいずれかに記憶させる受信制
御手段と、前記記憶ボックスに記憶された画像データを
各ボックスごとに所定のタイミングで記録紙等に出力可
能な出力手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
め、本発明は、画像データとともに送信者を示す送信者
情報を受信可能なファクシミリ装置であって、受信した
画像データを記憶する複数の記憶ボックスと、特定の送
信者情報を前記複数の記憶ボックスのいずれかに関連付
けて記憶する特定送信者設定記憶手段と、受信した送信
者情報を前記特定送信者設定記憶手段に記憶された特定
の送信者情報に基づいて判別し、受信した画像データを
前記複数の記憶ボックスのいずれかに記憶させる受信制
御手段と、前記記憶ボックスに記憶された画像データを
各ボックスごとに所定のタイミングで記録紙等に出力可
能な出力手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】このようなファクシミリ装置によれば、受
信した画像データは送信者情報に応じて分別されて複数
の記憶ボックスに記憶され、記憶された画像データは各
ボックスごとに所定のタイミングで記録紙等に出力され
る。このため、受信した画像データから特定の画像デー
タを分別して任意のタイミングで出力することができ、
これにより高い操作性を得ることができる。
信した画像データは送信者情報に応じて分別されて複数
の記憶ボックスに記憶され、記憶された画像データは各
ボックスごとに所定のタイミングで記録紙等に出力され
る。このため、受信した画像データから特定の画像デー
タを分別して任意のタイミングで出力することができ、
これにより高い操作性を得ることができる。
【0011】このようなファクシミリ装置においては、
前記記憶ボックスの少なくとも1つは緊急出力用ボック
スであり、前記出力手段は前記緊急出力用ボックスに記
憶された画像データを即時出力するように構成すること
が望ましい。
前記記憶ボックスの少なくとも1つは緊急出力用ボック
スであり、前記出力手段は前記緊急出力用ボックスに記
憶された画像データを即時出力するように構成すること
が望ましい。
【0012】このようにすると、緊急に即時出力すべき
緊急度が高い送信者の送信者情報を前記緊急出力用ボッ
クスに関連付けておくことで、即時対応が求められる画
像データを即時出力させることができる。
緊急度が高い送信者の送信者情報を前記緊急出力用ボッ
クスに関連付けておくことで、即時対応が求められる画
像データを即時出力させることができる。
【0013】また、前記出力手段は、前記各記憶ボック
スに記憶された画像データを、各ボックスごとに操作者
が出力指示したときに記録紙等に出力するように構成す
ることができる。
スに記憶された画像データを、各ボックスごとに操作者
が出力指示したときに記録紙等に出力するように構成す
ることができる。
【0014】また、前記出力手段は、前記記憶ボックス
に記憶された画像データを、各ボックスごとに操作者が
予め指示した所定の時刻に出力するように構成すること
ができる。
に記憶された画像データを、各ボックスごとに操作者が
予め指示した所定の時刻に出力するように構成すること
ができる。
【0015】また、前記特定送信者設定記憶手段は、複
数の前記特定の送信者情報を同一の前記記憶ボックスに
関連付け可能とすることが望ましい。
数の前記特定の送信者情報を同一の前記記憶ボックスに
関連付け可能とすることが望ましい。
【0016】このようにすると、同一の出力タイミング
が求められる異なる送信者からの画像データを1つの記
憶ボックスにまとめて記憶させることができ、これによ
り、必要以上に記憶ボックスの数が増大することを抑え
ることができる。
が求められる異なる送信者からの画像データを1つの記
憶ボックスにまとめて記憶させることができ、これによ
り、必要以上に記憶ボックスの数が増大することを抑え
ることができる。
【0017】また、このようなファクシミリ装置におい
ては、前記記憶ボックスに記憶された画像データを、前
記出力手段によって記録紙等に出力することなく、使用
者の指示に応じて消去する消去手段を備えることが望ま
しい。
ては、前記記憶ボックスに記憶された画像データを、前
記出力手段によって記録紙等に出力することなく、使用
者の指示に応じて消去する消去手段を備えることが望ま
しい。
【0018】このようにすると、出力の必要のない画像
データが出力されることを防止し、記録紙等を節約する
ことができる。また、出力の必要のない画像データを出
力することによる時間のロスをなくし、重要な画像デー
タを速やかに出力することができる。
データが出力されることを防止し、記録紙等を節約する
ことができる。また、出力の必要のない画像データを出
力することによる時間のロスをなくし、重要な画像デー
タを速やかに出力することができる。
【0019】また、前記送信者情報は、送信者の電話番
号情報とすれば、一般に電話回線を介するファクシミリ
送受信において、送信者の電話番号情報は送信されるも
のであるため、独自のプロトコル等を用いることなく、
送信側装置によらず簡便に送信者情報を得ることができ
る。
号情報とすれば、一般に電話回線を介するファクシミリ
送受信において、送信者の電話番号情報は送信されるも
のであるため、独自のプロトコル等を用いることなく、
送信側装置によらず簡便に送信者情報を得ることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態におけるファ
クシミリ装置について説明する。本実施形態のファクシ
ミリ装置の機能ブロック構成を図1に示す。
クシミリ装置について説明する。本実施形態のファクシ
ミリ装置の機能ブロック構成を図1に示す。
【0021】全体制御部11は、CPUなどで構成さ
れ、ファクシミリ装置10の全体の制御を行う。作業領
域部12は、RAMなどで構成され、様々な制御プログ
ラムを実行する際の作業領域として機能する。プログラ
ム記憶部13は、ROMなどで構成され、ファクシミリ
装置10で実行される各種プログラムを記憶する。操作
部14は、操作スイッチなどで構成され、ファクシミリ
装置10の各種機能を選択する際に使用される。表示部
15は、液晶ディスプレイパネルなどで構成され、選択
可能な機能を表示したり、送信相手を表示するために使
用される。画像読取部16は、スキャナなどで構成さ
れ、送信すべき画像データを読み込むために使用され
る。また、画像出力部17は、プリンタなどで構成さ
れ、受信したデータを用いて記録紙等に画像をプリント
出力するために用いられる。
れ、ファクシミリ装置10の全体の制御を行う。作業領
域部12は、RAMなどで構成され、様々な制御プログ
ラムを実行する際の作業領域として機能する。プログラ
ム記憶部13は、ROMなどで構成され、ファクシミリ
装置10で実行される各種プログラムを記憶する。操作
部14は、操作スイッチなどで構成され、ファクシミリ
装置10の各種機能を選択する際に使用される。表示部
15は、液晶ディスプレイパネルなどで構成され、選択
可能な機能を表示したり、送信相手を表示するために使
用される。画像読取部16は、スキャナなどで構成さ
れ、送信すべき画像データを読み込むために使用され
る。また、画像出力部17は、プリンタなどで構成さ
れ、受信したデータを用いて記録紙等に画像をプリント
出力するために用いられる。
【0022】画像データ記憶部18は、RAMなどで構
成され、メモリ受信した画像データを一時的に記憶す
る。この画像データ記憶部18は、即時出力すべき画像
データを記憶する緊急出力用ボックス181、親展受信
された画像データを記憶する複数の親展ボックス182
a,182b,…、および不特定の送信者から受信した
画像データを記憶する不特定受信ボックス183を含ん
でいる。
成され、メモリ受信した画像データを一時的に記憶す
る。この画像データ記憶部18は、即時出力すべき画像
データを記憶する緊急出力用ボックス181、親展受信
された画像データを記憶する複数の親展ボックス182
a,182b,…、および不特定の送信者から受信した
画像データを記憶する不特定受信ボックス183を含ん
でいる。
【0023】特定送信者設定記憶部19は、CPUおよ
びRAMなどで構成され、上記緊急出力用ボックス18
1に記憶するべき画像データを、当該画像データの送信
者に応じて判別するべく、特定の送信者の送信者情報が
設定され、これを記憶する。図2は、この特定送信者設
定記憶部19に記憶される特定送信者情報の一例を示し
ている。この図に示すように、この実施形態において
は、送信者XXX,YYY,ZZZを、緊急に対応すべ
き画像データを送信する特定の送信者としており、これ
ら送信者XXX,YYY,ZZZのFAX番号(電話番
号)を記憶している。
びRAMなどで構成され、上記緊急出力用ボックス18
1に記憶するべき画像データを、当該画像データの送信
者に応じて判別するべく、特定の送信者の送信者情報が
設定され、これを記憶する。図2は、この特定送信者設
定記憶部19に記憶される特定送信者情報の一例を示し
ている。この図に示すように、この実施形態において
は、送信者XXX,YYY,ZZZを、緊急に対応すべ
き画像データを送信する特定の送信者としており、これ
ら送信者XXX,YYY,ZZZのFAX番号(電話番
号)を記憶している。
【0024】受信制御部20は、CPUなどで構成さ
れ、受信した画像データを画像データ記憶部18のいず
れかのボックスに記憶させる処理を行う。この受信制御
部20による受信処理については後述する。
れ、受信した画像データを画像データ記憶部18のいず
れかのボックスに記憶させる処理を行う。この受信制御
部20による受信処理については後述する。
【0025】出力タイミング設定記憶部21は、CPU
およびRAMなどで構成され、画像データ記憶部18の
いずれかのボックスに記憶された画像データを出力する
タイミングを設定し、これを記憶する。図4は、この出
力タイミング設定記憶部21に記憶される出力タイミン
グの一例を示している。この図に示すように、この実施
形態においては、緊急出力用ボックス181に記憶され
た画像データは即時出力するように設定されている。ま
た、親展ボックスA182aに記憶された画像データ
は、この親展ボックスA182aの使用者であるPによ
る出力の指示があったときに出力し、同様に親展ボック
スB182bに記憶された画像データは、この親展ボッ
クスB182b使用者であるQによる出力の指示があっ
たときに出力するように設定されている。また、不特定
受信ボックス183に記憶された画像データは、この不
特定受信ボックス183の画像データを出力する指示が
あったときに出力するように設定されている。
およびRAMなどで構成され、画像データ記憶部18の
いずれかのボックスに記憶された画像データを出力する
タイミングを設定し、これを記憶する。図4は、この出
力タイミング設定記憶部21に記憶される出力タイミン
グの一例を示している。この図に示すように、この実施
形態においては、緊急出力用ボックス181に記憶され
た画像データは即時出力するように設定されている。ま
た、親展ボックスA182aに記憶された画像データ
は、この親展ボックスA182aの使用者であるPによ
る出力の指示があったときに出力し、同様に親展ボック
スB182bに記憶された画像データは、この親展ボッ
クスB182b使用者であるQによる出力の指示があっ
たときに出力するように設定されている。また、不特定
受信ボックス183に記憶された画像データは、この不
特定受信ボックス183の画像データを出力する指示が
あったときに出力するように設定されている。
【0026】出力制御部22は、CPUなどで構成さ
れ、出力タイミング設定記憶部21に設定、記憶された
出力タイミングに応じて、画像データ記憶部18の各ボ
ックスに記憶されている画像データを画像出力部17で
出力させる処理を行う。この出力制御部22による出力
処理については後述する。
れ、出力タイミング設定記憶部21に設定、記憶された
出力タイミングに応じて、画像データ記憶部18の各ボ
ックスに記憶されている画像データを画像出力部17で
出力させる処理を行う。この出力制御部22による出力
処理については後述する。
【0027】データ消去制御部23は、CPUなどで構
成され、不特定受信ボックス183に記憶された画像デ
ータを出力処理する際に、記録紙等にプリント出力する
必要がないと使用者に判断された画像データを記録紙等
にプリント出力することなく消去する処理を行う。この
消去処理は、出力制御部22による出力処理とあわせて
後述する。
成され、不特定受信ボックス183に記憶された画像デ
ータを出力処理する際に、記録紙等にプリント出力する
必要がないと使用者に判断された画像データを記録紙等
にプリント出力することなく消去する処理を行う。この
消去処理は、出力制御部22による出力処理とあわせて
後述する。
【0028】通信制御部24は、モデムなどを含む通信
装置であり、電話回線やISDNなどの電気通信回線を
介して他のファクシミリ装置との間で、所定の信号の送
受信(通信)を行う。この通信制御部24は、送信され
た画像データとともに、該画像データを送信した送信者
を示す送信者情報、および親展受信の場合には、親展ボ
ックス182a,182b…を指定する親展ボックス指
定情報(サブアドレス情報)も受信するようになってい
る。
装置であり、電話回線やISDNなどの電気通信回線を
介して他のファクシミリ装置との間で、所定の信号の送
受信(通信)を行う。この通信制御部24は、送信され
た画像データとともに、該画像データを送信した送信者
を示す送信者情報、および親展受信の場合には、親展ボ
ックス182a,182b…を指定する親展ボックス指
定情報(サブアドレス情報)も受信するようになってい
る。
【0029】なお、上記各CPU、ROM及びRAM
は、それぞれ個別のものであっても良いし、あるいは同
一のものを制御プログラムに応じて随時使い分けるよう
に構成しても良い。
は、それぞれ個別のものであっても良いし、あるいは同
一のものを制御プログラムに応じて随時使い分けるよう
に構成しても良い。
【0030】次に、このファクシミリ装置における受信
処理手順について、図3に示すフローチャートを用いて
説明する。
処理手順について、図3に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0031】受信処理は、通信制御部24が、送信側装
置からの送信要求を受信することによって開始される
(ステップS1)。この送信要求には、送信者を示す送
信者情報として、送信側装置のFAX番号(電話番号)
があわせて送信される。また、親展送受信の場合には、
受信側装置であるこのファクシミリ装置の親展ボックス
182a,182b…を指定するための親展ボックス指
定情報もあわせて送信される。
置からの送信要求を受信することによって開始される
(ステップS1)。この送信要求には、送信者を示す送
信者情報として、送信側装置のFAX番号(電話番号)
があわせて送信される。また、親展送受信の場合には、
受信側装置であるこのファクシミリ装置の親展ボックス
182a,182b…を指定するための親展ボックス指
定情報もあわせて送信される。
【0032】送信要求を受信すると、受信制御部20
は、送信要求に親展ボックス指定情報が含まれているか
否かによって、当該通信が親展受信すべきものであるか
否かを判別する(ステップS3)。親展受信すべき通信
であると判別された場合には(ステップS3でYE
S)、受信制御部20は、親展ボックス指定情報に応じ
て指定されたいずれかの親展ボックス182a,182
b…に、送信される画像データをメモリ受信する。そし
て、一連の通信が完了することにより受信処理が終了す
る。
は、送信要求に親展ボックス指定情報が含まれているか
否かによって、当該通信が親展受信すべきものであるか
否かを判別する(ステップS3)。親展受信すべき通信
であると判別された場合には(ステップS3でYE
S)、受信制御部20は、親展ボックス指定情報に応じ
て指定されたいずれかの親展ボックス182a,182
b…に、送信される画像データをメモリ受信する。そし
て、一連の通信が完了することにより受信処理が終了す
る。
【0033】一方、当該通信が親展受信ではないと判別
された場合には(ステップS3でNO)、受信制御部2
0は、送信要求とともに受信した送信者情報を、特定送
信者設定記憶部19に記憶された特定の送信者を示す送
信者情報(図2参照)と比較照合して、当該通信の送信
者が特定送信者であるか否かを判別する(ステップS
7)。当該通信の送信者が特定送信者であると判別され
た場合には(ステップS7でYES)、受信制御部20
は、送信される画像データを緊急出力用ボックス181
にメモリ受信する(ステップS9)。こうして緊急出力
用ボックス181に画像データがメモリ受信されると、
出力タイミング設定記憶部21において緊急出力用ボッ
クス181の画像データは即時出力するように設定され
ている(図4参照)ことから、出力制御部22は、メモ
リ受信した画像データを画像出力部17によって記録紙
等にプリント出力させる(ステップS11)。そして、
画像データのプリント出力が完了することにより、受信
処置が終了する。
された場合には(ステップS3でNO)、受信制御部2
0は、送信要求とともに受信した送信者情報を、特定送
信者設定記憶部19に記憶された特定の送信者を示す送
信者情報(図2参照)と比較照合して、当該通信の送信
者が特定送信者であるか否かを判別する(ステップS
7)。当該通信の送信者が特定送信者であると判別され
た場合には(ステップS7でYES)、受信制御部20
は、送信される画像データを緊急出力用ボックス181
にメモリ受信する(ステップS9)。こうして緊急出力
用ボックス181に画像データがメモリ受信されると、
出力タイミング設定記憶部21において緊急出力用ボッ
クス181の画像データは即時出力するように設定され
ている(図4参照)ことから、出力制御部22は、メモ
リ受信した画像データを画像出力部17によって記録紙
等にプリント出力させる(ステップS11)。そして、
画像データのプリント出力が完了することにより、受信
処置が終了する。
【0034】一方、当該通信の送信者が特定送信者では
ないと判別された場合には(ステップS7でNO)、受
信制御部20は、送信される画像データを不特定受信ボ
ックス183にメモリ受信する(ステップS13)。な
お、不特定受信ボックス183にメモリ受信する場合に
は、後述する不特定受信ボックス183の画像データの
出力処理に用いるため、図6に示すように、受信日時、
送信者情報(FAX番号)および受信枚数等の形式的デ
ータを画像データとともに記憶するようになっている。
こうして一連の通信が完了することにより受信処理が終
了する。
ないと判別された場合には(ステップS7でNO)、受
信制御部20は、送信される画像データを不特定受信ボ
ックス183にメモリ受信する(ステップS13)。な
お、不特定受信ボックス183にメモリ受信する場合に
は、後述する不特定受信ボックス183の画像データの
出力処理に用いるため、図6に示すように、受信日時、
送信者情報(FAX番号)および受信枚数等の形式的デ
ータを画像データとともに記憶するようになっている。
こうして一連の通信が完了することにより受信処理が終
了する。
【0035】上述したように、緊急出力用ボックス18
1にメモリ受信された画像データは即時出力される。一
方、親展ボックス182a,182b…にメモリ受信さ
れた画像データは、出力タイミング設定記憶部21にお
いて設定、記憶されているように、各親展ボックス18
2a,182b…の使用者による出力指示があったとき
に出力されるようになっている(図4参照)。
1にメモリ受信された画像データは即時出力される。一
方、親展ボックス182a,182b…にメモリ受信さ
れた画像データは、出力タイミング設定記憶部21にお
いて設定、記憶されているように、各親展ボックス18
2a,182b…の使用者による出力指示があったとき
に出力されるようになっている(図4参照)。
【0036】次に、この親展ボックス182a,182
b…にメモリ受信された画像データの出力処理につい
て、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
b…にメモリ受信された画像データの出力処理につい
て、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0037】親展ボックス182a、182b…の画像
データの出力処理は、操作者が操作部14の親展ボック
スの出力要求キー等を押すことにより、親展ボックスの
出力要求が行われることによって開始される(ステップ
S21)。
データの出力処理は、操作者が操作部14の親展ボック
スの出力要求キー等を押すことにより、親展ボックスの
出力要求が行われることによって開始される(ステップ
S21)。
【0038】出力要求がなされると、出力制御部22
は、表示部15等に暗証番号の入力要求を表示させ、操
作者が操作部14のテンキー等によって暗証番号が入力
されると、この暗証番号が予め登録された親展ボックス
182a,182b…の正規使用者の暗証番号と一致す
るか否かによって、当該操作者が親展ボックス182
a,182b…の正規使用者であるか否かを確認する
(ステップS23)。当該操作者が親展ボックス182
a,182b…の正規使用者ではないと判断されると
(ステップS23でNG)、出力制御部22は、当該操
作者が親展ボックス182a,182b…の正規使用者
ではないと判断した旨を表示部15等によって表示した
上で親展ボックス182a、182b…の画像データの
出力を拒否し(ステップS25)、出力処理を終了す
る。
は、表示部15等に暗証番号の入力要求を表示させ、操
作者が操作部14のテンキー等によって暗証番号が入力
されると、この暗証番号が予め登録された親展ボックス
182a,182b…の正規使用者の暗証番号と一致す
るか否かによって、当該操作者が親展ボックス182
a,182b…の正規使用者であるか否かを確認する
(ステップS23)。当該操作者が親展ボックス182
a,182b…の正規使用者ではないと判断されると
(ステップS23でNG)、出力制御部22は、当該操
作者が親展ボックス182a,182b…の正規使用者
ではないと判断した旨を表示部15等によって表示した
上で親展ボックス182a、182b…の画像データの
出力を拒否し(ステップS25)、出力処理を終了す
る。
【0039】一方、当該操作者が親展ボックス182
a,182b…の正規使用者であると判断されると(ス
テップS23でOK)、出力制御部22は、当該操作者
(正規使用者)が使用し、出力権限を有する親展ボック
スを特定して、該親展ボックスに記憶されている画像デ
ータを、画像出力部17によって記録紙等にプリント出
力させ(ステップS27)、該プリント出力が完了すれ
ば、出力処理を終了する。
a,182b…の正規使用者であると判断されると(ス
テップS23でOK)、出力制御部22は、当該操作者
(正規使用者)が使用し、出力権限を有する親展ボック
スを特定して、該親展ボックスに記憶されている画像デ
ータを、画像出力部17によって記録紙等にプリント出
力させ(ステップS27)、該プリント出力が完了すれ
ば、出力処理を終了する。
【0040】次に、不特定受信ボックス183にメモリ
受信された画像データの出力処理について、図7に示す
フローチャートを参照して説明する。
受信された画像データの出力処理について、図7に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0041】不特定受信ボックス183の画像データの
出力処理は、操作者が操作部14の不特定受信ボックス
の出力要求キー等を押すことにより、不特定受信ボック
スの出力要求が行われることによって開始される(ステ
ップS31)。なお、この実施形態においては、不特定
受信ボックスの出力処理は、特定の操作者に限らず、す
べての操作者が行うことができるようになっている。
出力処理は、操作者が操作部14の不特定受信ボックス
の出力要求キー等を押すことにより、不特定受信ボック
スの出力要求が行われることによって開始される(ステ
ップS31)。なお、この実施形態においては、不特定
受信ボックスの出力処理は、特定の操作者に限らず、す
べての操作者が行うことができるようになっている。
【0042】出力要求がなされると、出力制御部22
は、不特定受信ボックス183に記憶された送信者情報
(送信者のFAX番号)を各画像データの受信日時およ
び受信枚数等の情報(図6参照)とともにを表示部15
等に表示する(ステップS33)。そして、出力制御部
22は、操作者に対して、各画像データについて記録紙
等にプリント出力するか、プリント出力せずに消去する
かを確認する(ステップS35)。
は、不特定受信ボックス183に記憶された送信者情報
(送信者のFAX番号)を各画像データの受信日時およ
び受信枚数等の情報(図6参照)とともにを表示部15
等に表示する(ステップS33)。そして、出力制御部
22は、操作者に対して、各画像データについて記録紙
等にプリント出力するか、プリント出力せずに消去する
かを確認する(ステップS35)。
【0043】操作者が表示された送信者情報等を確認し
た上で、操作部14へのキー入力等によって消去するこ
とを指示した場合には(ステップS35で消去)、出力
制御部22は、データ消去制御部23によって、消去の
指示がなされた不特定受信ボックス183の画像データ
を消去させる。
た上で、操作部14へのキー入力等によって消去するこ
とを指示した場合には(ステップS35で消去)、出力
制御部22は、データ消去制御部23によって、消去の
指示がなされた不特定受信ボックス183の画像データ
を消去させる。
【0044】一方、操作者がプリント出力を指示した場
合には(ステップS35で出力)、出力制御部は、出力
の指示がなされた画像データを、画像出力部17によっ
て記録紙等にプリント出力させる(ステップS39)。
合には(ステップS35で出力)、出力制御部は、出力
の指示がなされた画像データを、画像出力部17によっ
て記録紙等にプリント出力させる(ステップS39)。
【0045】こうして、不特定受信ボックス183に記
憶されたある画像データについての処理が完了すれば、
出力制御部22は、不特定受信ボックス183に記憶さ
れたすべての画像データについての処理が完了したか否
かを判断し(ステップS41)、未だすべての画像デー
タについての処理が完了していなければステップS33
に戻り、次の画像データについての処理を行う。一方、
すべての画像データの処理が完了していれば、不特定受
信ボックス183の画像データの出力処理を終了する。
憶されたある画像データについての処理が完了すれば、
出力制御部22は、不特定受信ボックス183に記憶さ
れたすべての画像データについての処理が完了したか否
かを判断し(ステップS41)、未だすべての画像デー
タについての処理が完了していなければステップS33
に戻り、次の画像データについての処理を行う。一方、
すべての画像データの処理が完了していれば、不特定受
信ボックス183の画像データの出力処理を終了する。
【0046】以上のように、このファクシミリ装置によ
れば、親展受信ではない通信において、受信する画像デ
ータの送信者情報(FAX番号)が、予め記憶された特
定の送信者XXX,YYY,ZZZの送信者情報である
か否かがが判断され、特定送信者であれば緊急出力用ボ
ックス181に、そうでなければ不特定受信ボックス1
83に分別してメモリ受信し、各記憶ボックスごとに設
定した任意の出力タイミングで画像データを記録紙等に
プリント出力することができる。すなわち、親展送信さ
れていない(親展ボックスを示すサブアドレスが指定さ
れていない)場合であっても、受信側装置が受信する画
像データを独自に分別して、これらをそれぞれに任意の
タイミングで出力することにより、高い操作性を得るこ
とができる。
れば、親展受信ではない通信において、受信する画像デ
ータの送信者情報(FAX番号)が、予め記憶された特
定の送信者XXX,YYY,ZZZの送信者情報である
か否かがが判断され、特定送信者であれば緊急出力用ボ
ックス181に、そうでなければ不特定受信ボックス1
83に分別してメモリ受信し、各記憶ボックスごとに設
定した任意の出力タイミングで画像データを記録紙等に
プリント出力することができる。すなわち、親展送信さ
れていない(親展ボックスを示すサブアドレスが指定さ
れていない)場合であっても、受信側装置が受信する画
像データを独自に分別して、これらをそれぞれに任意の
タイミングで出力することにより、高い操作性を得るこ
とができる。
【0047】また、記憶ボックスの1つを即時出力が行
われる緊急出力用ボックス181とし、この緊急出力用
ボックス181に緊急度の高いデータを送信する送信者
を特定送信者として関連付けて記憶しておくため、即時
対応が求められる画像データを即時出力させることによ
る高い操作性を得ることができる。
われる緊急出力用ボックス181とし、この緊急出力用
ボックス181に緊急度の高いデータを送信する送信者
を特定送信者として関連付けて記憶しておくため、即時
対応が求められる画像データを即時出力させることによ
る高い操作性を得ることができる。
【0048】また、親展ボックス182a,182b…
や不特定受信ボックス183の画像データについては、
各ボックスごとに操作者が出力指示したときに記録紙等
に出力するように構成したため、プリント出力が必要な
ときに、これらの画像情報をプリント出力させることが
できる。
や不特定受信ボックス183の画像データについては、
各ボックスごとに操作者が出力指示したときに記録紙等
に出力するように構成したため、プリント出力が必要な
ときに、これらの画像情報をプリント出力させることが
できる。
【0049】また、緊急出力用ボックス181に、複数
の特定送信者を関連付けることができるため、同一の出
力タイミングが求められる異なる送信者からの画像デー
タを1つの緊急出力用ボックス181にまとめて記憶さ
せることができ、これにより、必要以上に記憶ボックス
の数が増大することを抑えることができる。
の特定送信者を関連付けることができるため、同一の出
力タイミングが求められる異なる送信者からの画像デー
タを1つの緊急出力用ボックス181にまとめて記憶さ
せることができ、これにより、必要以上に記憶ボックス
の数が増大することを抑えることができる。
【0050】また、不特定受信ボックス183に受信し
た画像データの出力処理時には、各画像データごとに送
信者情報を操作者に提示してプリント出力の必要性の有
無を確認し、プリント出力が不要である場合には、プリ
ント出力することなく当該画像データを消去する。この
ため、出力の必要のない画像データが出力されることを
防止し、記録紙等を節約するとともに、出力の必要のな
い画像データを出力することによる時間のロスをなく
し、重要な画像データを速やかに出力することができ
る。
た画像データの出力処理時には、各画像データごとに送
信者情報を操作者に提示してプリント出力の必要性の有
無を確認し、プリント出力が不要である場合には、プリ
ント出力することなく当該画像データを消去する。この
ため、出力の必要のない画像データが出力されることを
防止し、記録紙等を節約するとともに、出力の必要のな
い画像データを出力することによる時間のロスをなく
し、重要な画像データを速やかに出力することができ
る。
【0051】また、送信者を示す送信者情報として、送
信者のFAX番号(電話番号)を用いているため、独自
のプロトコル等を用いることなく、一般に電話回線を介
するファクシミリ送受信において送信される送信者の電
話番号情報によって簡便に送信者情報を得ることができ
る。
信者のFAX番号(電話番号)を用いているため、独自
のプロトコル等を用いることなく、一般に電話回線を介
するファクシミリ送受信において送信される送信者の電
話番号情報によって簡便に送信者情報を得ることができ
る。
【0052】また、親展送信された画像データに関して
は、送信者情報によらず、指定された親展ボックスにメ
モリ受信し、各親展ボックス182a,182b…の画
像データはその使用者が出力操作したときにのみ出力す
るため、送信者情報に応じた受信画像データの分別を行
うことによる上記作用効果を得ながら、従来の親展送受
信機能と同様に、各親展ボックス182a,182b…
の使用者宛の画像データの機密性を確保することができ
る。
は、送信者情報によらず、指定された親展ボックスにメ
モリ受信し、各親展ボックス182a,182b…の画
像データはその使用者が出力操作したときにのみ出力す
るため、送信者情報に応じた受信画像データの分別を行
うことによる上記作用効果を得ながら、従来の親展送受
信機能と同様に、各親展ボックス182a,182b…
の使用者宛の画像データの機密性を確保することができ
る。
【0053】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかるファクシミリ装置は、上記実施形態
に限定されるものではなく、以下のように構成してもよ
い。
が、本発明にかかるファクシミリ装置は、上記実施形態
に限定されるものではなく、以下のように構成してもよ
い。
【0054】(1)上記実施形態においては、特定送信
者設定記憶部19は、緊急出力用ボックス181にメモ
リ受信する送信者情報のみを特定送信者情報として記憶
したが、複数の記憶ボックスについて、それぞれメモリ
受信の対象とする特定送信者を記憶するようにしてもよ
い。
者設定記憶部19は、緊急出力用ボックス181にメモ
リ受信する送信者情報のみを特定送信者情報として記憶
したが、複数の記憶ボックスについて、それぞれメモリ
受信の対象とする特定送信者を記憶するようにしてもよ
い。
【0055】たとえば、図8に示すように、画像データ
記憶部18に、緊急出力用ボックス181と複数の通常
受信ボックス184a,184b…を設け、図9に示す
ように、特定送信者設定記憶部19に、各記憶ボックス
のメモリ受信の対象とする特定送信者情報(FAX番
号)を記憶しておき、送信者別に異なる記憶ボックスに
メモリ受信するように構成することもできる。この例で
は、送信者AAAから送信された画像データは通常受信
ボックスA184aに、送信者BBBから送信された画
像データは通常受信ボックスB184bに、送信者CC
CおよびDDDから送信された画像データは緊急出力用
ボックス181に、送信者EEEから送信された画像デ
ータは通常受信ボックスCにそれぞれメモリ受信され、
これら特定送信者ではない送信者から送信された画像デ
ータは不特定受信ボックス183にメモリ受信される。
記憶部18に、緊急出力用ボックス181と複数の通常
受信ボックス184a,184b…を設け、図9に示す
ように、特定送信者設定記憶部19に、各記憶ボックス
のメモリ受信の対象とする特定送信者情報(FAX番
号)を記憶しておき、送信者別に異なる記憶ボックスに
メモリ受信するように構成することもできる。この例で
は、送信者AAAから送信された画像データは通常受信
ボックスA184aに、送信者BBBから送信された画
像データは通常受信ボックスB184bに、送信者CC
CおよびDDDから送信された画像データは緊急出力用
ボックス181に、送信者EEEから送信された画像デ
ータは通常受信ボックスCにそれぞれメモリ受信され、
これら特定送信者ではない送信者から送信された画像デ
ータは不特定受信ボックス183にメモリ受信される。
【0056】このようにすれば、受信する画像データを
送信者ごとに分別して、ファクシミリ装置の使用者は、
プリント出力したい特定の送信者からの画像データだけ
をプリント出力させ、優れた操作性を得ることができ
る。
送信者ごとに分別して、ファクシミリ装置の使用者は、
プリント出力したい特定の送信者からの画像データだけ
をプリント出力させ、優れた操作性を得ることができ
る。
【0057】(2)上記実施形態においては、複数の記
憶ボックスの1つを即時出力の対象とする緊急出力用ボ
ックス181としたが、このような緊急出力ボックス1
81は、必ずしも設定しなくともよい。
憶ボックスの1つを即時出力の対象とする緊急出力用ボ
ックス181としたが、このような緊急出力ボックス1
81は、必ずしも設定しなくともよい。
【0058】(3)上記実施形態においては、記憶ボッ
クスとして親展ボックス182a,182b…を有する
ことにより、親展受信機能を備えたが、このような親展
受信機能は必ずしも備えていなくともよい。
クスとして親展ボックス182a,182b…を有する
ことにより、親展受信機能を備えたが、このような親展
受信機能は必ずしも備えていなくともよい。
【0059】(4)上記実施形態においては、不特定受
信ボックス183のみ画像データとともに送信者情報等
をあわせて記憶するように構成したが、緊急出力ボック
ス181、親展ボックス182a,182b…、通常受
信ボックス184a,184b…についても、送信者情
報等をあわせて記憶するようにしてもよい。さらに、親
展ボックス182a,182b…や通常受信ボックス1
84a,184b…に記憶された画像データについて
も、データ消去制御部23によって、記録紙等にプリン
ト出力することなく消去可能に構成してもよい。
信ボックス183のみ画像データとともに送信者情報等
をあわせて記憶するように構成したが、緊急出力ボック
ス181、親展ボックス182a,182b…、通常受
信ボックス184a,184b…についても、送信者情
報等をあわせて記憶するようにしてもよい。さらに、親
展ボックス182a,182b…や通常受信ボックス1
84a,184b…に記憶された画像データについて
も、データ消去制御部23によって、記録紙等にプリン
ト出力することなく消去可能に構成してもよい。
【0060】(5)上記実施形態においては、各記憶ボ
ックスに記憶された画像データを、即時、あるいは使用
者からの出力指示があったときにプリント出力するよう
に構成したが、各記憶ボックスの画像データを出力する
出力タイミングとしては、予め所定の曜日や時刻を設定
しておき、設定された時刻に自動的にプリント出力が行
われるように構成してもよい。
ックスに記憶された画像データを、即時、あるいは使用
者からの出力指示があったときにプリント出力するよう
に構成したが、各記憶ボックスの画像データを出力する
出力タイミングとしては、予め所定の曜日や時刻を設定
しておき、設定された時刻に自動的にプリント出力が行
われるように構成してもよい。
【0061】(6)上記実施形態においては、送信者情
報として送信者のFAX番号(電話番号)を用いたが、
送信者を示す情報であれば、任意の情報を用いることが
できる。たとえば、インターネット回線を介して送信さ
れる場合には、インターネット上のアドレス情報等を用
いることが可能である。また、送信者によって、FAX
番号とインターネット上のアドレス情報等を併用しても
よい。この場合、同一送信者を示すFAX番号による送
信者情報と、インターネット上のアドレス情報等による
送信者情報とを、同一の記憶ボックスに関連付けて記憶
すれば、同一送信者からの、異なる通信回線を介して送
信された画像データをひとまとめにして、優れた操作性
を得ることができる。
報として送信者のFAX番号(電話番号)を用いたが、
送信者を示す情報であれば、任意の情報を用いることが
できる。たとえば、インターネット回線を介して送信さ
れる場合には、インターネット上のアドレス情報等を用
いることが可能である。また、送信者によって、FAX
番号とインターネット上のアドレス情報等を併用しても
よい。この場合、同一送信者を示すFAX番号による送
信者情報と、インターネット上のアドレス情報等による
送信者情報とを、同一の記憶ボックスに関連付けて記憶
すれば、同一送信者からの、異なる通信回線を介して送
信された画像データをひとまとめにして、優れた操作性
を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるファクシ
ミリ装置によれば、画像データとともに受信した送信者
情報に応じて、受信した画像データを複数の記憶ボック
スのいずれかに記憶させ、さらに各記憶ボックスに記憶
された画像データを各ボックスごとに所定のタイミング
で記録紙等に出力するため、受信した画像データから特
定の画像データを分別して任意のタイミングで出力する
ことができ、これにより高い操作性を得ることができ
る。
ミリ装置によれば、画像データとともに受信した送信者
情報に応じて、受信した画像データを複数の記憶ボック
スのいずれかに記憶させ、さらに各記憶ボックスに記憶
された画像データを各ボックスごとに所定のタイミング
で記録紙等に出力するため、受信した画像データから特
定の画像データを分別して任意のタイミングで出力する
ことができ、これにより高い操作性を得ることができ
る。
【図1】本発明にかかるファクシミリ装置の一実施形態
を示す機能ブロック図である。
を示す機能ブロック図である。
【図2】特定送信者設定記憶部に記憶された特定送信者
情報の一例を示す概念図である。
情報の一例を示す概念図である。
【図3】受信処理手順を示すフローチャートである。
【図4】出力タイミング設定記憶部に記憶された各ボッ
クスの出力タイミング条件の一例を示す概念図である。
クスの出力タイミング条件の一例を示す概念図である。
【図5】親展受信ボックスに記憶された画像データの出
力処理手順を示すフローチャートである。
力処理手順を示すフローチャートである。
【図6】不特定受信ボックスに記憶される情報の一例を
示す概念図である。
示す概念図である。
【図7】不特定受信ボックスに記憶された画像データの
出力処理手順を示すフローチャートである。
出力処理手順を示すフローチャートである。
【図8】複数の通常受信ボックスを備えた画像データ記
憶部の例を示す機能ブロック図である。
憶部の例を示す機能ブロック図である。
【図9】複数の通常受信ボックスを備えた場合における
特定送信者情報の一例を示す概念図である。
特定送信者情報の一例を示す概念図である。
17 画像出力部(出力手段) 18 画像データ記憶部 181 緊急出力用ボックス(記憶ボックス) 182a,182b 親展ボックス(記憶ボックス) 183 不特定受信ボックス(記憶ボックス) 19 特定送信者設定記憶部 20 受信制御部 21 出力タイミング設定記憶部 22 出力制御部(出力手段) 23 データ消去制御部(消去手段)
フロントページの続き (72)発明者 河盛 善造 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 橋本 慎一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AB08 AB20 AB22 AB25 AB38 AB41 AB43 AC04 AC05 AC22 AC23 AC34 AE02 AE08 AE15 AF03 BC06 5C073 AA03 BD03 CD22 5C075 CA15 CD90
Claims (7)
- 【請求項1】 画像データとともに送信者を示す送信者
情報を受信可能なファクシミリ装置であって、 受信した画像データを記憶する複数の記憶ボックスと、 特定の送信者情報を前記複数の記憶ボックスのいずれか
に関連付けて記憶する特定送信者設定記憶手段と、 受信した送信者情報を前記特定送信者設定記憶手段に記
憶された特定の送信者情報に基づいて判別し、受信した
画像データを前記複数の記憶ボックスのいずれかに記憶
させる受信制御手段と、 前記記憶ボックスに記憶された画像データを各ボックス
ごとに所定のタイミングで記録紙等に出力可能な出力手
段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 前記記憶ボックスの少なくとも1つは緊
急出力用ボックスであり、前記出力手段は前記緊急出力
用ボックスに記憶された画像データを即時出力するよう
に構成された請求項1記載のファクシミリ装置。 - 【請求項3】 前記出力手段は、前記各記憶ボックスに
記憶された画像データを、各ボックスごとに操作者が出
力指示したときに記録紙等に出力するように構成された
請求項1または2に記載のファクシミリ装置。 - 【請求項4】 前記出力手段は、前記記憶ボックスに記
憶された画像データを、各ボックスごとに操作者が予め
指示した所定の時刻に出力するように構成された請求項
1〜3のいずれかに記載のファクシミリ装置。 - 【請求項5】 前記特定送信者設定記憶手段は、複数の
前記特定の送信者情報を同一の前記記憶ボックスに関連
付け可能である請求項1〜4のいずれかに記載のファク
シミリ装置。 - 【請求項6】 前記記憶ボックスに記憶された画像デー
タを、前記出力手段によって記録紙等に出力することな
く、使用者の指示に応じて消去する消去手段を備えた請
求項1〜5のいずれかに記載のファクシミリ装置。 - 【請求項7】 前記送信者情報は、送信者の電話番号情
報である請求項1〜6のいずれかに記載のファクシミリ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000129792A JP2001313750A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000129792A JP2001313750A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001313750A true JP2001313750A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18639008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000129792A Pending JP2001313750A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001313750A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005193560A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Oki Data Corp | 画像形成装置およびその画像形成方法 |
JP2006270454A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報通信装置 |
US7365867B2 (en) | 2002-09-18 | 2008-04-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing device and received document sorting control method for same |
JP2016181740A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 京セラ株式会社 | プリンタ、プリントサーバ及びプリントシステム |
JP2018130962A (ja) * | 2018-03-20 | 2018-08-23 | キヤノン株式会社 | 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム |
-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000129792A patent/JP2001313750A/ja active Pending
Cited By (6)
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JP4581776B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2010-11-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報通信装置 |
JP2016181740A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 京セラ株式会社 | プリンタ、プリントサーバ及びプリントシステム |
JP2018130962A (ja) * | 2018-03-20 | 2018-08-23 | キヤノン株式会社 | 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム |
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A02 | Decision of refusal |
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