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JP2001302006A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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Publication number
JP2001302006A
JP2001302006A JP2000112138A JP2000112138A JP2001302006A JP 2001302006 A JP2001302006 A JP 2001302006A JP 2000112138 A JP2000112138 A JP 2000112138A JP 2000112138 A JP2000112138 A JP 2000112138A JP 2001302006 A JP2001302006 A JP 2001302006A
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JP
Japan
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sheet
feeding
sheets
moving
slope
Prior art date
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Application number
JP2000112138A
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English (en)
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Inventor
Ryuichi Kojima
児島  隆一
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重送を起こすことがなく、より多くのシート
を挿入することができ、かつシートや給紙ローラを傷つ
けることがなく、シートを挿入したり引き抜いたりする
ことのできる給紙装置及びこれを備えた画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 分離斜面移動手段34の分離斜面移動動
作と給送手段移動手段38の給送手段移動動作とを連動
手段36,37,40により連動させ、給紙の際にはシ
ート収納手段32に収納されたシートSを送り出す給送
手段19をシートSに圧接する位置に、またシート収納
手段32の下端部に回動自在に設けられる分離斜面33
を給送手段19により送り出されるシートSを1枚ずつ
分離する位置にそれぞれ移動させる。また、給紙終了後
には給送手段19をシートSから離間する位置に、また
分離斜面33をシートSを係止する位置にそれぞれ移動
させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置及びこれ
を備えた画像形成装置に関し、特に分離斜面を用いてシ
ートを分離するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、画像形
成部にシートを給紙するための給紙装置を備えている。
そして、このような給紙装置としては、例えば分離斜面
を用いてシートを分離するようにした斜面分離式のもの
がある。
【0003】図7は、このような従来の給紙装置を備え
た画像形成装置の概略構成を示す図であり、同図におい
て、100は画像形成装置、101は給紙装置である。
ここで、この給紙装置101は同図に示すようにシート
Sを積載すると共に、下端に分離斜面33が形成された
給紙トレイ32を有する給紙トレイ部16と、給紙トレ
イ32に積載されたシートSを順次給紙するための給紙
部15とを有している。
【0004】また、この給紙部15は、給送部17と搬
送部18とで構成されている。ここで、給送部17は、
歯車19aと一体に回転する給紙ローラ19と、給紙ロ
ーラ19の歯車19aと噛み合うアイドラギアA20
と、アイドラギアA20と噛み合うアイドラギアB21
と、アイドラギアB21と噛み合う駆動ギア22と、駆
動ギア22が取り付けられている駆動軸23と、給紙ロ
ーラ19、アイドラギアA20、アイドラギアB21及
び駆動ギア22を回転自在に支持し、かつ駆動軸23に
対して回動自在に取り付けられている給紙ローラホルダ
24とを備えている。
【0005】また、搬送部18は、給送部17により送
り出されたシートSをガイドする下ガイド26及び上ガ
イド27と、送り出されてきたシートSを所定の方向に
搬送する搬送ローラ28と、搬送ローラ28と対向して
配置された搬送コロ29と、搬送コロ29を回転自在に
支持すると共に、回動軸30aを介して上ガイド27に
回動自在に支持されたコロホルダ30と、搬送コロ29
を搬送ローラ28に押し付けるようにコロホルダ30を
付勢している搬送バネ31とを備えている。
【0006】そして、このような構成の給紙装置101
では、給紙動作を行うときには、まず給紙動作の起動及
び停止を制御する不図示の制御手段によって駆動制御さ
れる不図示の駆動機構により、駆動軸23が回転する。
【0007】ここで、このように駆動軸23が回転する
と、この回転は駆動ギア22、アイドラギアB21、ア
イドラギアA20を介して給紙ローラ19に伝達され、
給紙ローラ19が回転を始める。なお、給紙ローラ19
を回転可能に保持している給紙ローラホルダ24は、不
図示の付勢手段もしくは自重により、駆動軸23を中心
に反時計回りに回動する方向に力が加えられており、こ
の力により給紙ローラ19は給紙トレイ32に積載され
たシートSの最上位に位置するシート(以下、最上位シ
ートという)S1の上面に軽く圧接している。
【0008】これにより、給紙ローラ19が回転を開始
すると、最上位シートS1には給紙ローラ19の摩擦力
による給送力が作用する。ここで、このような給送力が
作用すると、最上位シートS1は分離斜面33から反力
を受けて曲げられるようになり、これによりシートS1
は分離斜面上を先端が突き当たったまま、曲げられた状
態で進行して他のシートから分離されるようになる。
【0009】なお、このように他のシートから分離され
た最上位シートS1は上ガイド27と下ガイド26によ
り進行方向を決められ、搬送バネ31により搬送ローラ
28に向けて付勢された搬送コロ29と搬送ローラ28
とによって形成されたニップに入り込み、搬送ローラ2
8によってさらに下流に搬送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の給紙装置においては、シートSの補給のた
め、給紙トレイ32にシートSを上方より勢いよく挿入
すると、分離斜面33にシートSが強く突き当たる。こ
こで、この分離斜面33は同図に示すようにシート挿入
方向に対して斜めになっているので、このようにシート
Sを勢いよく挿入すると、シートSの先端部が図8に示
すように変形してしまう。そして、このように先端部が
変形した場合、分離斜面33のシート分離作用が低下し
てシートSの重送が生じる場合がある。
【0011】さらに、給紙トレイ32に一度に多くのシ
ートSを勢いよく挿入すると、シートSの先端部の変形
により、シートSの多くが分離斜面33で止まらずに滑
ってしまい、シートSを積載できないことがある。
【0012】一方、給紙トレイ32にシートSを挿入す
るとき、給紙ローラ19が図9に示すように下がったま
まの状態になっているため、シートSの先端部が給紙ロ
ーラ19に突き当たってしまう。そして、このようにシ
ートSの先端部が給紙ローラ19に突き当たると、シー
トSの挿入が困難になると共に、シートSの先端部や給
紙ローラ19が傷ついてしまうことがある。
【0013】さらに、このように給紙ローラ19が下が
ったままになっていると、例えば別なシートを使用する
ため、給紙トレイ32に積載しているシートSを取り出
したりするときにも、給紙ローラ19がシートSに圧接
したままになっているためシートSの取り出しが困難に
なる。
【0014】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、重送を起こすことがなく、より多
くのシートを挿入することができ、かつシートや給紙ロ
ーラを傷つけることがなく、シートを挿入したり引き抜
いたりすることのできる給紙装置及びこれを備えた画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート収納手
段に傾斜した状態で収納されたシートを1枚ずつ分離し
て給紙する給紙装置において、前記シート収納手段に収
納されたシートを送り出す給送手段と、前記シート収納
手段の下端部に回動自在に設けられると共に、前記給送
手段により送り出されるシートを1枚ずつ分離する分離
斜面と、前記分離斜面を、前記送り出されたシートを分
離する第1の位置とシートを係止する第2の位置とに選
択的に移動させる分離斜面移動手段と、前記給送手段
を、前記シートに圧接する第1の位置と前記シートから
離間する第2の位置とに選択的に移動させる給送手段移
動手段と、前記分離斜面移動手段の分離斜面移動動作と
前記給送手段移動手段の給送手段移動動作とを連動させ
る連動手段と、を備え、前記分離斜面移動手段及び給送
手段移動手段は前記連動手段により連動して給紙の際に
は前記給送手段及び分離斜面をそれぞれ前記第1の位置
に移動させ、給紙以外の時には前記給送手段及び分離斜
面をそれぞれ前記第2の位置に移動させるように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記分離斜面移動手段及び
給送手段移動手段は前記連動手段により連動して給紙の
際には前記給送手段を前記第1の位置に移動させた後に
前記分離斜面を前記第1の位置に移動させ、給紙以外の
時には前記分離斜面を前記第2の位置に移動させた後に
前記給送手段を前記第2の位置に移動させるように構成
されていることを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、画像形成部と、該画像形成
部にシートを給紙する給紙装置とを備えた画像形成装置
において、前記給紙装置は上記のいずれかに記載された
ものであることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
給紙装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図であ
る。
【0020】同図において、1は画像形成装置、1Aは
画像形成装置本体(以下、装置本体という)であり、こ
の画像形成装置1は、シートSに画像を画像形成する画
像形成部3と、この画像形成部3にシートSを給紙する
給紙装置2と、画像形成部3でシートSに形成された画
像を定着させる定着装置9と、画像が定着されたシート
Sを排出する排出手段4と、排出されたシートSを積載
するシート積載手段5とを備えている。
【0021】ここで、画像形成部3は、表面に感光層を
有した感光体ドラム7と、感光体ドラム7の表面を電圧
印可によって一様に帯電する帯電手段である帯電ローラ
10と、露光手段6による露光により感光体ドラム上に
形成された潜像を現像剤(以下、トナーという)により
現像する現像手段11と、現像手段11により現像さ
れ、感光体ドラム7に形成されたトナー像をシートSに
転写する転写ローラ8と、この転写ローラ8によりトナ
ー像をシートSに転写した後に感光体ドラム7の表面に
残留したトナーを掻き落とすためのクリーニング手段1
2と、掻き落とされたトナーを集める廃トナー容器13
とを備えている。なお、14は感光体ドラム7、帯電ロ
ーラ10、現像手段11、クリーニング手段12、廃ト
ナー容器13とを一体に設けたプロセスカートリッジで
ある。
【0022】次に、このように構成された画像形成装置
1の画像形成動作について説明する。
【0023】画像形成を行う際、まず図示しない原稿画
像のスリット結像投影手段、レーザ走査露光手段等の露
光手段6によって目的の画像情報に基づいた光像を像担
持体である感光体ドラム7に照射して感光体ドラム上に
潜像を形成する。次に、この潜像を、現像手段11によ
り現像して感光体ドラム上にトナー像を形成する。
【0024】一方、このトナー像の形成と同期して給紙
装置2から感光体ドラム7と転写ローラ8とのニップに
シートSを給紙し、この給紙されたシートSに感光体ド
ラム7に形成したトナー像を転写ローラ8によって転写
する。この後、トナー像が転写されたシートSは、不図
示のヒータを内蔵した定着回転体9a及び定着回転体9
aに圧接する駆動ローラ9bからなる定着装置9により
トナー像が定着される。さらに、このようにトナー画像
が定着された後、シートSは排出手段によりシート積載
手段5に排出される。
【0025】ところで、図2は給紙装置2の構成を説明
する図であり、給紙装置2は、同図に示すようにシート
Sを積載するための給紙トレイ部16と、給紙トレイ部
16に積載されたシートSを順次給送するための給紙部
15とを有している。なお、45は手差し給紙部であ
る。
【0026】さらに、この給紙部15は、給送手段であ
る給紙ローラ19、アイドラギアA20、アイドラギア
B21、駆動ギア22、駆動軸23及び給紙ローラホル
ダ24を備えた給送部17と、下上ガイド26,27、
搬送ローラ28、搬送コロ29、コロホルダ30及び搬
送バネ31を備えた搬送部18とで構成されている。な
お、給紙ローラホルダ24にはアーム部24aが設けら
れており、後述するように、このアーム部24aを押圧
することにより、給紙ローラホルダ24は駆動軸23を
支点として時計回りの方向に回動するようになってい
る。
【0027】一方、給紙トレイ部16は、シートSを傾
斜した状態で収納しているシート収納手段である給紙ト
レイ32、可動分離斜面33、第1カム34、第1コロ
36、ベルト37、第2カム38及び第2コロ40を備
えている。
【0028】ここで、可動分離斜面33は給紙トレイ3
2の下端部に回動軸33aを支点として回動自在に設け
られた分離斜面であり、第1カム34は装置本体1Aに
設けられた第1カム軸35と共に回転して可動分離斜面
33を選択的に移動させる分離斜面移動手段を構成する
ものである。また、第1コロ36は第1カム軸35に第
1カム34と同軸状に取り付けられたものである。
【0029】さらに、第2カム38は、装置本体1Aに
設けられた第2カム軸39と共に回転し、給紙ローラホ
ルダ24のアーム部24aを押圧することにより給紙ロ
ーラ19を選択的に移動させる給紙手段移動手段を構成
するものであり、第2コロ40は第2カム軸39に、第
2カム38と同軸状に位置に取り付けられたものであ
る。
【0030】そして、ベルト37は第1コロ36と第2
コロ40とに適当なテンションをもって架設されたもの
であり、これら第1コロ36、第2コロ40及びベルト
37により第1カム34と第2カム38とを連動させる
連動手段が構成される。そして、このように連動手段を
構成することにより、第1カム軸35の回転により第1
カム34が回転すると、第2カム38が同時に回転する
ようになっている。なお、第1カム軸35は不図示の制
御手段により制御された不図示の駆動装置によって回転
駆動され、給紙動作の際には、1回転するようになって
いる。
【0031】ところで、同図は、給紙動作が行われる前
の状態を示しており、このとき第1カム34は可動分離
斜面33を押し上げた位置にあり、これにより可動分離
斜面33はシートSの挿入方向に対してほぼ直角となる
位置(以下、ホームポジションという)に移動してい
る。
【0032】そして、このように可動分離斜面33が第
2の位置であるホームポジションにあるとき、シートS
は可動分離斜面33により滑ることなく係止されるよう
になっており、これによりシートSを勢い良く挿入した
場合でも、シートSが変形するのを防ぐことができる。
【0033】また、このとき第2カム38は給紙ローラ
ホルダ24のアーム部24aを押圧する位置(以下、ホ
ームポジションという)にあり、このようにアーム部2
4aを押圧することにより、給紙ローラホルダ24は時
計回りの方向に回動するようになっている。
【0034】そして、このように給紙ローラホルダ24
が時計回りの方向に回動することにより、給紙ローラ1
9は給紙トレイ32に積載されたシートSから十分に離
れた位置に移動するようになっている。即ち、第2カム
38がホームポジションにあるとき、給紙ローラ19は
シートSから離間する第2の位置に移動するようになっ
ている。
【0035】一方、第1カム軸35が回転して第1カム
34が反時計回りに回転すると、可動分離斜面33は自
重によって下方回動し、破線で示すように下ガイド26
と略同一面を形成してシートを分離する第1の位置(以
下、分離位置という)まで移動する。また、これと同時
に第1コロ36及び第2コロ40を介して第2カム38
が回転し、これにより第2カム38によるアーム部24
aに対する押圧が解除される。
【0036】この結果、給紙ローラホルダ24が自重に
より反時計回りの方向に回動し、これに伴い給紙ローラ
19は給紙トレイ32に積載されているシートSに圧接
する第1の位置に移動するようになっている。そして、
このようにシートSに圧接した状態で給紙ローラ19が
回転することにより、最上位シートS1が搬送部18に
送り出されるようになっている。
【0037】次に、このように構成された給紙装置2の
給紙動作について説明する。
【0038】給送動作を行う前、可動分離斜面33は第
1カム34により押し上げられ、シートの挿入方向に対
してほぼ直角となるホームポジションに移動しており、
これによりシートSは滑ることなく、また先端部が変形
することなく可動分離斜面33に当接した状態で停止し
ている。また、第2カム38は給紙ローラホルダ24の
アーム部24aを押圧するホームポジションにあり、こ
れにより給紙ローラ19や給紙ローラホルダ24はシー
トSに対して十分に離間した位置に移動している。
【0039】そして、この状態のとき給紙動作が開始さ
れると、制御手段は駆動手段を駆動制御して第1カム軸
35を回転させる。そして、このように第1カム軸35
が回転すると、第1カム34が反時計回りに回転を始
め、これに伴い可動分離斜面33が自重によって下方回
動し、分離位置に移動する。
【0040】また、第1カム軸35の回転に伴い第2カ
ム38も回転し、これによりアーム部24aに対する押
圧が解除され、これに伴い給紙ローラホルダ24が自重
で下がり、給紙ローラ19が最上位シートS1に圧接す
る。そして、この後、可動分離斜面33が分離位置に移
動したとき、制御手段は第1カム軸35を一旦停止する
と共に、駆動軸23を回転させることにより給紙ローラ
19を回転させる。これにより、最上位シートS1が、
分離位置に移動した可動分離斜面33により他のシート
から分離された後、搬送部18によって搬送される。
【0041】一方、最上位シートS1が分離、搬送さ
れ、この最上位シートS1を不図示の検知手段が検知す
ると、この検知手段からの検知信号に基づき制御手段は
第1カム軸35を再度駆動する。これにより、第1カム
34が可動分離斜面33を押し上げ始めるようになると
共に、第2カム38がアーム部24aを押圧し始める。
【0042】そして、給紙動作が終了すると、即ち第1
カム軸35が1回転すると、可動分離斜面33及び第2
カム38はそれぞれホームポジションに戻り、これによ
りシートSは滑ることなく可動分離斜面33に係止さ
れ、また給紙ローラ19や給紙ローラホルダ24は積載
されたシートSに対して十分に離れたところに位置に移
動する。なお、この動作は、給紙動作ごとに繰り返され
る。
【0043】ところで、既述した給紙動作が終了した
後、或いは給紙動作を行わないときは、可動分離斜面3
3はホームポジションにあるので、シートSを補給する
ためユーザが給紙トレイ32にシートSを勢いよく挿入
してもシートSの先端部は可動分離斜面33にほぼ垂直
に突き当たるので変形することはない。これにより、シ
ート挿入時におけるシートSの変形による重送を防止す
ることができる。
【0044】また、給紙動作を行わないときには、給紙
ローラ19はシートSから十分離間した位置にあるた
め、ユーザが給紙トレイ32にシートSを挿入すると
き、シートSの先端が給紙ローラ19に当たることがな
いので、シートSの挿入が容易になると共にシートSや
給紙ローラ19の損傷を防ぐことができる。また、シー
トSを引き出す際にも、給紙ローラ19に当たることが
ないので、シートSを簡単に引き出すことができる。
【0045】さらに、本実施の形態のように構成した場
合、シートSの分離搬送の直後、給紙ローラ19がシー
トSから離れるようになる。このため、この後のシート
搬送時には給紙ローラ19によるバックテンションが発
生しなくなり、これによりシートSの安定した搬送を実
現することができる。
【0046】ところで、これまで述べたように可動分離
斜面33が分離位置に移動した後、給紙ローラ19をシ
ートSに圧接させるようにした場合、給紙ローラ19が
シートSに圧接するタイミングによっては可動分離斜面
33が動くときのショックによって、シートSの先端が
可動分離斜面33上を滑って変形してしまうおそれがあ
る。
【0047】そこで、このようなシートSの変形を防ぐ
ためには、まず給紙ローラ19をシートSに圧接させ、
この後、可動分離斜面33を分離位置に移動させるよう
にすることが好ましい。
【0048】次に、このように給紙ローラ19をシート
に圧接させた後、可動分離斜面33を分離位置に移動さ
せるようにした本発明の第2の実施の形態について説明
する。
【0049】図3は、本実施の形態に係る給紙装置の構
成を示す図である。なお、同図において、図2と同一符
号は、同一又は相当部分を示している。
【0050】同図において、34A及び38Aは第1カ
ム及び第2カムであり、これら第1及び第2カム34
A,38Aは給紙ローラ19をシートSに圧接させた
後、可動分離斜面33を分離位置に移動させるような形
状にそれぞれ形成されたものである。
【0051】次に、本実施の形態に係る給紙装置2の給
紙動作について説明する。
【0052】給紙動作を行う前は、同図に示すように第
1カム34Aが可動分離斜面33を押し上げており、こ
れにより可動分離斜面33はホームポジションに位置し
ている。また、第2カム38Aは給紙ローラホルダ24
のアーム部24aを押圧するホームポジションに位置し
ており、これにより給紙ローラ19はシートSに対して
十分に離れたところに位置している。
【0053】そして、給紙動作が開始されると、第1カ
ム軸35が回転を始め、これに伴い図4に示すように第
1カム34A及び第2カム38Aが矢印の方向に回転を
始める。そして、このように第1カム34A及び第2カ
ム38Aが回転すると、本実施の形態においては、第1
カム34A及び第2カム38Aの形状により、まず第2
カム38Aによる給紙ローラホルダ24のアーム部24
aの押圧が解除される。これにより、給紙ローラホルダ
24は自重によって下方回動し、これに伴い給紙ローラ
19は同図に示すように給紙トレイ32に積載されてい
るシートSに圧接する。
【0054】さらに、第1カム軸35が回転すると、次
に第1カム34Aによる可動分離斜面33の押し上げが
解除される。これにより、可動分離斜面33は自重によ
って矢印の方向に回転し、図5のように分離位置に移動
する。
【0055】そして、このように可動分離斜面33が分
離位置に移動した後、制御手段は一旦第1カム軸35を
停止させると共に、駆動軸23を回転させて給紙ローラ
19を回転させるようにしている。これにより、最上位
シートS1は可動分離斜面33に突き当てられて分離さ
れた後、搬送部18により搬送される。
【0056】なお、このように最下位シートS1を搬送
した後、再度第1カム軸35を回転させると、第1カム
34Aは可動分離斜面33を押し上げ始め、これにより
可動分離斜面33は上方回動して図6に示すようにホー
ムポジションに移動する。また、この後、第2カム38
Aは給紙ローラホルダ24のアーム部24aを押圧する
ホームポジションに移動し、これにより給紙ローラ19
はシートから離れるように移動し、図3の状態に戻る。
以上、説明した動作を給送動作ごとに繰り返す。
【0057】このように、可動分離斜面33が動くとき
には必ず給紙ローラ19がシートSを圧接するようにす
ることにより、可動分離斜面33が動くときのショック
によって、シートSの先端が可動分離斜面33上をすべ
って変形してしまうのを防止することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、給
紙以外の時には給送手段をシートから離間する位置に、
また分離斜面をシートを係止する位置にそれぞれ移動さ
せることにより、ユーザがシートを勢いよく挿入しても
シートの先端が変形しないようにすることができ、重送
の発生を防ぐことができる。また、より多くのシートを
挿入することができ、かつシートや給紙ローラを傷つけ
ることがなく、シートを挿入したり引き抜いたりするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る給紙装置を備
えた画像形成装置の概略構成を示す図。
【図2】上記給紙装置の構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る給紙装置の構
成を示す図。
【図4】上記給紙装置の第1の動作説明図。
【図5】上記給紙装置の第2の動作説明図。
【図6】上記給紙装置の第3の動作説明図。
【図7】従来の給紙装置を備えた画像形成装置の概略構
成を示す図。
【図8】従来の給紙装置の構成を示す図。
【図9】上記従来の給紙装置にシートを補給する時の状
態を示す図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 給紙装置 3 画像形成部 19 給紙ローラ 23 駆動軸 24 給紙ローラホルダ 24a アーム部 32 給紙トレイ 33 可動分離斜面 34,34A 第1カム 36 第1コロ 37 ベルト 38,38A 第2カム 40 第2コロ S シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート収納手段に傾斜した状態で収納さ
    れたシートを1枚ずつ分離して給紙する給紙装置におい
    て、前記シート収納手段に収納されたシートを送り出す
    給送手段と、前記シート収納手段の下端部に回動自在に
    設けられると共に、前記給送手段により送り出されるシ
    ートを1枚ずつ分離する分離斜面と、前記分離斜面を、
    前記送り出されたシートを分離する第1の位置とシート
    を係止する第2の位置とに選択的に移動させる分離斜面
    移動手段と、前記給送手段を、前記シートに圧接する第
    1の位置と前記シートから離間する第2の位置とに選択
    的に移動させる給送手段移動手段と、 前記分離斜面移動手段の分離斜面移動動作と前記給送手
    段移動手段の給送手段移動動作とを連動させる連動手段
    と、を備え、前記分離斜面移動手段及び給送手段移動手
    段は前記連動手段により連動して給紙の際には前記給送
    手段及び分離斜面をそれぞれ前記第1の位置に移動さ
    せ、給紙以外の時には前記給送手段及び分離斜面をそれ
    ぞれ前記第2の位置に移動させるように構成されている
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記分離斜面移動手段及び給送手段移動
    手段は前記連動手段により連動して給紙の際には前記給
    送手段を前記第1の位置に移動させた後に前記分離斜面
    を前記第1の位置に移動させ、給紙以外の時には前記分
    離斜面を前記第2の位置に移動させた後に前記給送手段
    を前記第2の位置に移動させるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 画像形成部と、該画像形成部にシートを
    給紙する給紙装置とを備えた画像形成装置において、 前記給紙装置は前記請求項1又は2記載のものであるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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