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JP2001300950A - 真空注型用シリコン型 - Google Patents

真空注型用シリコン型

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Publication number
JP2001300950A
JP2001300950A JP2000115758A JP2000115758A JP2001300950A JP 2001300950 A JP2001300950 A JP 2001300950A JP 2000115758 A JP2000115758 A JP 2000115758A JP 2000115758 A JP2000115758 A JP 2000115758A JP 2001300950 A JP2001300950 A JP 2001300950A
Authority
JP
Japan
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screw
collar
vacuum casting
silicon mold
mold
Prior art date
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Granted
Application number
JP2000115758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3780328B2 (ja
Inventor
Isamu Hasegawa
勇 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2000115758A priority Critical patent/JP3780328B2/ja
Publication of JP2001300950A publication Critical patent/JP2001300950A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型寿命を有効に延ばすとともに、多品種生産
に対応可能な真空注型用シリコン型を提供する。 【解決手段】 真空注型用シリコン型10は、割型可能
な一対の成形型11,12を接合部13にて接合する。
キャビティ14内に成形素材を注入してインサート成形
する。キャビティ14の所定部位に着脱可能に、インサ
ート成形されるべきネジ部品が螺合されてなるネジ部品
セット部20を有する。ネジ部品セット部20は、キャ
ビティ14の所定部位に設けた装着穴16に嵌合する固
定カラー23と、固定カラー23に着脱可能に内嵌する
雌ネジカラー24と、雌ネジカラー24に螺合する雄ネ
ジ部品21,22とを含む。雌ネジカラー24および雄
ネジ部品のネジサイズが可変である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種工業製品等
で使用される成形品、特にインサート成形品を成形する
ために好適な真空注型用シリコン型に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の真空注型用シリコン型
の例を示している。シリコン型100において、割型可
能な一対の成形型101,102を接合部103にて接
合し、内部にキャビティ104(図12参照)が形成さ
れる。このキャビティ104内に素材注入口105から
成形素材を注入するようになっている。
【0003】この種のシリコン型において特にインサー
ト成形品の成形において、たとえば図11(A)に示す
ようなインサート成形品Wを製造する例で説明する。成
形品Wは乗用車等に使用する樹脂部品等であってもよい
が、その所定部位にネジ部品(ビス、ボルト等)106
がインサートされている。まず、図11(B)のように
成形品Wをモデルとして型作り(すなわち、シリコン流
し)を行う。これによりシリコン型100′が形成され
る。
【0004】つぎに、シリコン型100′は、図12の
ように型割りされる。これにより一対の成形型101,
102が得られる。この一対の成形型101,102の
対向面には、図示のようにキャビティ104が形成さ
れ、2つ割りにした部分は接合部103となる。このよ
うに型割りして、モデルとしての成形品Wを取り出す。
成形品Wの取り出し後、インサートされるべきビスもし
くはボルト106が、この型作りで形成された一方の成
形型102のネジ穴107に差し込まれる(図13参
照)。そして、再び一対の成形型101,102を型合
わせすることにより、既に説明したように図10のよう
なシリコン型100が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリコン型100において、注型を多数回繰り返すうち
に特にネジ穴107が劣化し(へたってしまう)、その
まま注型を行うとビスもしくはボルト106のネジ部に
樹脂(成形素材)が被ってしまうことがあった。このた
め製品である成形品Wの品質を維持すために、シリコン
型100を何度も作り直さざるを得なかった。また、従
来のシリコン型100ではインサートされるビスもしく
はボルト106は、1種類(特にネジサイズ)に限られ
るため、実質的に多品種生産に対応することができな
い。
【0006】この発明は以上の点に鑑み、型寿命を有効
に延ばすとともに、多品種生産に対応可能な真空注型用
シリコン型を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、割型可能な一対の成形型を接合部にて
接合し、キャビティ内に成形素材を注入してインサート
成形するようにした真空注型用シリコン型であって、キ
ャビティの所定部位に着脱可能に、インサート成形され
るべきネジ部品が螺合されてなるネジ部品セット部を有
することを特徴とする。
【0008】この発明の真空注型用シリコン型におい
て、好ましくは、前記ネジ部品セット部は、キャビティ
の所定部位に設けた装着穴に嵌合する固定カラーと、こ
の固定カラーに着脱可能に内嵌する雌ネジカラーと、こ
の雌ネジカラーに螺合する雄ネジ部品とを含んでいる。
また、本発明の真空注型用シリコン型において、前記雌
ネジカラーおよび雄ネジ部品のネジサイズを可変である
ようにすれば好ましい。
【0009】また、本発明の真空注型用シリコン型にお
いて、好ましくは、雄ネジ部品は、成形品にインサート
されるヘッド部もしくは基部を有している。上記雄ネジ
部品を、成形品から離脱可能に螺着するようにすれば好
ましい。
【0010】この発明によれば、キャビティ所定部位に
は、インサート成形されるべきネジ部品を螺合してなる
ネジ部品セット部が備えられている。このネジ部品セッ
ト部は、固定カラーを介して着脱可能に型とは別物とし
て構成される。したがって、雌ネジカラー等のネジ部が
劣化した場合にはその部分だけを簡単に交換することが
でき、この結果、型寿命を有効に延ばすことができる。
また、インサートされるビスもしくはボルトのサイズに
応じたネジ部品セット部を用いることで、ネジサイズの
変更に有効に対応することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明に
よる真空注型用シリコン型の好適な実施の形態を説明す
る。図1はこの実施形態における真空注型用シリコン型
の例を示している。シリコン型10は、割型可能な一対
の成形型、すなわち上型11および下型12を接合部1
3にて接合し、図示のように内部にキャビティ14が形
成される。このキャビティ14内にゲート15から成形
素材を注入するようになっている。
【0012】ここで、図2はこの発明を適用するインサ
ート成形品Wの例を示している。図2(A)は表面側
を、また図2(B)は裏面側をそれぞれ示している。成
形品Wは乗用車等に使用する樹脂部品等であってもよい
が、その所定部位(A′部等)にネジ部品(ビス、ボル
ト等)がインサートされている。
【0013】シリコン型10は、キャビティ14の所定
部位(成形品WのA′部に対応するA部等)に着脱可能
に、インサート成形されるべきネジ部品が螺合されてな
るネジ部品セット部20を備えている。本実施形態で
は、ネジ部品セット部20にセットされるネジ部品とし
て、図3のようなストレート状のボルト21と図4のよ
うな成形品Wにインサートされるヘッド部もしくは基部
22aを有するビス22を選択的に使用する。ボルト2
1は図8のように成形品Wに凹ネジW1を形成する場合
に使用し、またビス22は図9のように成形品Wにイン
サートされる場合に使用する。
【0014】また、真空注型用シリコン型10において
ネジ部品セット部20は、図5に示したようにキャビテ
ィ14の所定部位に設けた装着穴16に嵌合する固定カ
ラー23と、固定カラー23に着脱可能に内嵌する雌ネ
ジカラー24と、雌ネジカラー24に螺合する雄ネジ部
品(ボルト21またはビス22)とを含む。
【0015】つぎに、ネジ部品セット部20の形成方法
等について説明する。図6および図7は、ネジ部品セッ
ト部20を形成するための主要工程を順に示している。
なお固定カラー23は予め、旋盤等による機械加工で所
定の形状、サイズに形成されている。すなわち、図5に
も示したように固定カラー23は、典型的には金属製と
し、雌ネジカラー24が嵌挿される内孔23aと外周面
に突出形成された抜け止め用突部23bを有している。
【0016】図6は主に、雌ネジカラー24を形成する
ための主要工程を順に示している。図6(A)におい
て、樹脂製プレート1上に固定カラー23を置くととも
に、下側からビス2を挿入する。なお、このビス2は、
インサート成形されるネジ部品(ボルト21またはビス
22)と同一のネジサイズである。次に、図6(B)に
おいて、各部品を接着剤3等を用いてセット固定する。
続いて、図6(C)に示すように、固定カラー23の内
孔23a内にシリコン材mが注入される。そして、図6
(D)に示すように、各部品の接着剤3を除去して固定
カラー23から雌ネジカラー24を取り出す。このうよ
にして形成された雌ネジカラー24内部には、ビス2に
よって雌ネジ部24aが形成されている。
【0017】図7は主に、ボルト21を形成するための
主要工程を順に示している。なお、この場合ボルト21
の成形用型として、既に形成した雌ネジカラー24を使
用するものとする。先ず、図7(A)において、両面テ
ープ5が貼られた樹脂製プレート4上に雌ネジカラー2
4を置くとともに、下側からビス6を挿入する。次に、
図7(B)において、各部品をセット固定する。続い
て、図7(C)に示すように、雌ネジカラー24の雌ネ
ジ部24a内にシリコン材mが注入される。そして、図
7(D)に示すように、雌ネジカラー24からシリコン
製のボルト21が取り出される。
【0018】上記構成において、たとえば、所定部位に
凹ネジW1を有する成形品Wを成形する場合、ネジ部品
セット部20に、図5のように固定カラー23および雌
ネジカラー24を介してボルト21をセットする。そし
て、上型11および下型12を位置ずれしないように型
合わせし、ゲート15から成形素材を注入する。注入さ
れた成形素材の固化後、型開して内部から図2のような
成形品Wを取り出す。このときボルト21を成形品Wか
ら抜去することにより、図8のように成形品Wに凹ネジ
W1が形成されている。この凹ネジW1には、製品段階
でビスW2を螺着するようにしてもよい。
【0019】また、所定部位にビス22がインサートさ
れる成形品Wを成形する場合、ネジ部品セット部20
に、図4のように固定カラー23および雌ネジカラー2
4を介してビス22をセットする。同様にして、注入さ
れた成形素材の固化後、型開して内部から図2のような
成形品Wを取り出す。この場合には、図9のように成形
品Wにビス22がインサートされている。このビス22
には、製品段階でナットW3を螺着するようにしてもよ
い。
【0020】上述のようにネジ部品セット部20は、固
定カラー23を介して着脱可能に型とは別物として構成
される。そしてネジ部品セット部20にボルト21ある
いはビス22が螺着することにより、凹ネジW1を有す
る成形品W、またはビス22がインサートされた成形品
Wを選択的に成形することができる。このようにタイプ
の異なる複数種類の成形品Wを得ることができる。
【0021】これらの場合、雌ネジカラー24等のネジ
部が劣化した場合にはその部分だけを簡単に交換するこ
とができ、この結果実質的に型寿命を延ばすことができ
る。すなわち、固定カラー23から雌ネジカラー24を
取り外して、新品のものと交換することによりシリコン
型10全体を作り直すことなく、つねに適性な成形加工
を行って製品の品質を保証することができる。
【0022】また、ネジ部品セット部20にセットされ
るボルト21あるいはビス22は、必要に応じてそれら
のサイズを変更することができる。雌ネジカラー24の
部分の交換だけで多種類のネジサイズに対応することが
できる。
【0023】なお、上記実施形態におけるネジ部品セッ
ト部20の配置や個数等は、必要に応じて適宜変更可能
である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の真空注型において型寿命を有効に延ばすととも
に、多品種生産に対応することができる。その場合、製
品の品質が維持され、製品の種類変更にも即座に対応す
ることができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における真空注型用シリコン
型の例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態におけるインサート成形品の
例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態におけるネジ部品セット部の
一例を示す斜視図および断面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるネジ部品セット部の
別の例を示す斜視図および断面図である。
【図5】本発明の実施形態におけるネジ部品セット部の
構成例を示す斜視図および断面図である。
【図6】本発明の実施形態におけるネジ部品セット部を
形成するための主要工程を順に示す図である。
【図7】本発明の実施形態におけるネジ部品セット部を
形成するための主要工程を順に示す図である。
【図8】本発明の実施形態における成形品の例を示す斜
視図である。
【図9】本発明の実施形態における成形品の別の例を示
す斜視図である。
【図10】従来の真空注型用シリコン型の例を示す斜視
図である。
【図11】従来の真空注型用シリコン型における型作り
工程を示す図である。
【図12】従来の真空注型用シリコン型における型作り
工程を示す図である。
【図13】従来の真空注型用シリコン型における型作り
工程を示す図である。
【符号の説明】
1 樹脂製プレート 2 ビス 3 接着剤 4 樹脂製プレート 5 両面テープ 6 ビス 10 シリコン型 11 上型 12 下型 13 接合部 14 キャビティ 15 ゲート 16 装着穴 20 ネジ部品セット部 21 ボルト 22 ビス 23 固定カラー 23a 内孔 23b 抜け止め用突部 24 雌ネジカラー 24a 雌ネジ部 W 成形品 W1 凹ネジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割型可能な一対の成形型を接合部にて接
    合し、キャビティ内に成形素材を注入してインサート成
    形するようにした真空注型用シリコン型であって、 上記キャビティ所定部位に着脱可能に、インサート成形
    されるべきネジ部品が螺合されてなるネジ部品セット部
    を有することを特徴とする真空注型用シリコン型。
  2. 【請求項2】 前記ネジ部品セット部は、前記キャビテ
    ィ所定部位に設けた装着穴に嵌合する固定カラーと、前
    記固定カラーに着脱可能に内嵌する雌ネジカラーと、前
    記雌ネジカラーに螺合する雄ネジ部品とを含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の真空注型用シリコン型。
  3. 【請求項3】 前記雌ネジカラーおよび雄ネジ部品のネ
    ジサイズが可変であることを特徴とする、請求項2に記
    載の真空注型用シリコン型。
  4. 【請求項4】 前記雄ネジ部品は、成形品にインサート
    されるヘッド部もしくは基部を有していることを特徴と
    する、請求項2又は3に記載の真空注型用シリコン型。
  5. 【請求項5】 前記雄ネジ部品は、成形品から離脱可能
    に螺着することを特徴とする、請求項2又は3に記載の
    真空注型用シリコン型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1543995A1 (en) * 2003-12-18 2005-06-22 Ford Global Technologies, LLC Method for making plastic products and product made by such a method
US7780784B2 (en) * 2005-05-06 2010-08-24 Kyocera Corporation Molding assembly for forming ingot and a method of forming ingot
JP2018147561A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 三菱電機株式会社 照明装置及び照明装置の製造方法

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JP2018147561A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 三菱電機株式会社 照明装置及び照明装置の製造方法

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