JP2001346533A - パスタ及びその製造方法 - Google Patents
パスタ及びその製造方法Info
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Abstract
を目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、大気圧から55kPa以上
の減圧下で捏練し、水分25%〜45%の生地を押し出
してチップ状生地を生成し、このチップ状生地を材料と
して再び捏練し押し出し成形することを特徴としたパス
タの製造方法によりその目的を達成した。
Description
スタを得ることを目的としたパスタ及びその製造方法に
関する。
1重量以下の割合で添加して調整した原料を混練して減
圧下で麺帯に押し出し、この麺帯を圧延後、麺線へ切り
出すようにしたうどんの製造方法が知られている(特開
平11−266812号)。
捏練物を比較的弱い押圧力によってダイスから麺帯に押
し出し成形する発明がしられている(特開昭60−16
562号)。
減圧して麺帯に押し出し、これを麺線に切り出す発明は
粗蛋白質の含有量を8〜10重量%とすると共に、食塩
を制限しているが、ねちゃつきの食感がある。
帯に押し出し成形する発明の製品は、つるみや硬さが劣
り、適度な弾力を有するような麺ができない問題点があ
った。
練しチップ状に押し出し成形した生地を、さらに捏練し
押し出し成形してパスタにすることにより、前記従来の
問題点を解決したのである。
チップ状に押し出し成形した生地をさらに捏練し押し出
し成形したことを特徴とするパスタであり、減圧は大気
圧から55kPa以上の減圧下としたものである。
以上の減圧下で捏練した水分25%〜45%の生地を押
し出してチップ状生地を生成し、このチップ状生地を材
料として再び捏練し押し出し成形することを特徴とした
パスタの製造方法であり、パスタ成形時の押し出し圧力
を4MPa〜15MPaとしたものである。
し出した生地を、さらに押し出し成形することによっ
て、生地のグルテン組織の方向性が多様化し、ねちゃつ
きの少ない、つるみ、硬さに優れ、適当の弾力のあるパ
スタを得ることができる。
から55kPa以上減圧するとしたが、機械の構造上か
らも完全な真空状態にする事は不可能である。真空ポン
プの能力を過剰に高め、より真空度を高める事は可能で
あるが、麺の食感において、極限まで完全な真空状態に
する意味はなく、かつ機械的に過剰設備となり好ましく
ない。このため、減圧の度合いは大気圧から55kPa
〜99kPaの減圧が望ましい。
では、麺の食感が軟らかい、煮崩れが大きい等の影響が
あり、好ましくない。
a)で直径5mm〜40mmの円柱状の生地を長さ10
0mm以下になるようにカットする(例えば長さ10m
m〜50mm位)。
く、円形、楕円形、三角形、四角形、多角形などが考え
られる。
き易く、パスタを押し出すときに白いすじや乾いて硬く
なったパスタの生地の練り込みが出やすくなる。逆に長
ければ、押し出し機での供給口でブリッジを生じ易く製
造効率低下の原因となる。
は、直径5mm未満では、連続真空製麺機(減圧機)の
生地の出が悪くなり、能力が落ちる。
麺機(減圧機)でエアー漏れを起し、真空度が安定しな
くなり食感に悪影響が出る。
15MPaが適当である。前記押し出し圧力が4MPa
未満となると、食感が軟らかく、良くない。また15M
Paを超える圧力を出す為には、加水量を減らす等の必
要があり、その場合には麺線の肌荒れを生じるなどと共
に、食感も不良になる。また機械的に負荷も大きい。前
記パスタ成形時の押し出し機のスクリューの回転数は、
40rpm以下が望ましい。
れがあるので、シリンダー部分にジャケットを設け、該
ジャケット内へ3℃〜40℃の水を送流することによ
り、押し出し圧力を安定させることが好ましい。この
為、定温で押し出しする為に、水温、流速などを制御す
る必要がある。前記押し出し温度は、パスタの種類によ
っても異なるが、ジャケットへの送流水の水量および流
速を調整し、生地温度を一定にした方がより安定した品
質のパスタができる。
チップを生成し、このチップを再び押し出し機にかけて
パスタとするものである。即ち減圧下で捏練しチップ状
に押し出し成形した生地をさらに捏練し押し出し成形し
てパスタとする。
分25%〜45%の生地を押し出してチップ状生地を生
成し、このチップ状生地を材料として再び捏練し押し出
し生成してパスタを設ける。
a以上減圧させたものであり、圧力は4MPa〜15M
Paとし、チップ状生地の断面形状は適宜であるが、直
径5mm〜40mm長さは100mm以下とする。
((株)武蔵商会社製 HD100型)を用いて27%
の加水を行い生地水分を31.7%とした。
商会社製 NM−2型)に入れ、大気圧から95kPa
の減圧の条件下で円柱状(直径13.5mm、長さ20
mm程)のチップに押し出した。
回転数11rpm)で製品径が約1.95mmのスパゲ
ッティ形状の麺線に押し出し圧力8MPaで押し出し
た。
間茹で上げ、麺をざるに取り、20℃の水で1分間水冷
後、5℃の水でさらに1分間水冷し、冷水からあげてざ
るのまま2分間放置し、軽く水きり後、220gづつ計
量し、容器に入れ−35℃の急速冷凍庫に入れて40分
間凍結させた。
を100℃のお湯で1分間茹で戻し、予め温めておいた
ミートソースをからませて試食した。
Paの減圧としたもので、他の処理は全部同一とした。
ョーメンキ社製)にデュラムセモリナ3kgを入れ、水
810gを加え、加水量を27%とし、10分間ミキシ
ングを行った。このときの生地水分は、32.0%であ
った。この生地を既存のパスタマシーンに入れ、大気圧
から95kPaの減圧の条件下で製品径が約1.95m
mのスパゲッティ形状の麺線に押し出した。
お湯で4分間茹で上げ、麺をザルに取り、20℃の水で
1分間水冷後、5℃の水でさらに1分間水冷し、冷水か
らあげてざるのまま2分間放置し、軽く水きり後、22
0gづつ計量し、容器に入れ−35℃の急速冷凍庫に入
れて40分間凍結させた。
を100℃のお湯で1分間茹で戻し、予め温めておいた
ミートソースをからませて実施例1と同様に試食した。
圧から40kPaの減圧としたもので、他の処理は全部
同一とした。
サー((株)武蔵商会社製 HD100型)を用いて2
7%加水になるように調整した。このときの生地水分を
31.6%であった。
機(スクリュー回転数11rpm)で製品径が約1.9
5mmのスパゲッティ形状の麺線に押し出した。
間茹で上げ、麺をざるに取り、20℃の水で1分間水冷
後、5℃の水でさらに1分間水冷し、冷水からあげてざ
るのまま2分間放置し、軽く水きり後、220gづつ計
量し、容器に入れ−35℃の急速冷凍庫に入れて40分
間凍結させた。
を100℃のお湯で1分間茹で戻し、予め温めておいた
ミートソースをからませて実施例1と同様に試食した。
た所、表1を得た。
5…良い
なく、適当の硬さ、弾力と歯切れを有し、バランスの取
れた食感があった。
1より低い点数となったが、実施例1と同様の傾向を示
し、良好であった。
が、歯につくようなねちゃつき感があり、さらに歯切れ
が悪かった。
ゲッティの麺質としてはあまり良くない。
が劣り、煮崩れも多いためにさらに滑らかさが欠けたも
のとなった。
kPa以上減圧させたものが適当と判断した。
プ状に押し出し成形した生地をさらに捏練し押し出し成
形して製麺したので、優れた食感のパスタを得ることが
できる効果がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 減圧下で捏練しチップ状に押し出し成形
した生地をさらに捏練し押し出し成形したことを特徴と
するパスタ。 - 【請求項2】 減圧は大気圧から55kPa以上減圧し
たことを特徴とする請求項1記載のパスタ。 - 【請求項3】 大気圧から55kPa以上の減圧下で捏
練し、水分25%〜45%の生地を押し出してチップ状
生地を生成し、このチップ状生地を材料として再び捏練
し押し出し成形することを特徴としたパスタの製造方
法。 - 【請求項4】 パスタ成形時の押し出し圧力を4MPa
〜15MPaとしたことを特徴とする請求項3記載のパ
スタの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2000166646A JP2001346533A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | パスタ及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2000-06-02 JP JP2000166646A patent/JP2001346533A/ja active Pending
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