JP2001343791A - 原稿搬送装置を備えた画像形成機 - Google Patents
原稿搬送装置を備えた画像形成機Info
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- JP2001343791A JP2001343791A JP2000162473A JP2000162473A JP2001343791A JP 2001343791 A JP2001343791 A JP 2001343791A JP 2000162473 A JP2000162473 A JP 2000162473A JP 2000162473 A JP2000162473 A JP 2000162473A JP 2001343791 A JP2001343791 A JP 2001343791A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原稿搬送装置10を所定の閉位置に正確に位
置付けること。 【解決手段】 複写機本体102の後端部にヒンジ体1
1を介して開閉可能に装着された原稿搬送装置10を備
えた複写機100。複写機本体102の前端部の上面に
おける画像読取位置Pの近傍には係止部材200が配設
され、原稿搬送装置10の前端部の下面における、係止
部材200に対応した位置には、被係止部材300が配
設されている。原稿搬送装置10が閉位置に旋回させら
れると、原稿搬送装置10の被係止部材300は、複写
機本体102の係止部材200に離脱自在に係止されて
原稿搬送装置10は閉位置に位置付けられる。
置付けること。 【解決手段】 複写機本体102の後端部にヒンジ体1
1を介して開閉可能に装着された原稿搬送装置10を備
えた複写機100。複写機本体102の前端部の上面に
おける画像読取位置Pの近傍には係止部材200が配設
され、原稿搬送装置10の前端部の下面における、係止
部材200に対応した位置には、被係止部材300が配
設されている。原稿搬送装置10が閉位置に旋回させら
れると、原稿搬送装置10の被係止部材300は、複写
機本体102の係止部材200に離脱自在に係止されて
原稿搬送装置10は閉位置に位置付けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機における画像
形成機本体の後端部にヒンジ手段を介して画像形成機本
体の上面を覆う閉位置と画像形成機本体の上面を開放す
る開位置との間を旋回自在に装着された原稿搬送装置を
備え、原稿搬送装置の原稿搬送路の一部領域は、画像形
成機本体の上面の一部領域と協働して形成されると共に
画像読取位置を規定する、原稿搬送装置を備えた画像形
成機に関する。
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機における画像
形成機本体の後端部にヒンジ手段を介して画像形成機本
体の上面を覆う閉位置と画像形成機本体の上面を開放す
る開位置との間を旋回自在に装着された原稿搬送装置を
備え、原稿搬送装置の原稿搬送路の一部領域は、画像形
成機本体の上面の一部領域と協働して形成されると共に
画像読取位置を規定する、原稿搬送装置を備えた画像形
成機に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機、例えば静電複写機には原稿
搬送装置が備えられている。原稿搬送装置は、複写機本
体の後端部にヒンジ手段を介して複写機本体の上面を覆
う閉位置と複写機本体の上面を開放する開位置との間を
旋回自在に装着されている。ヒンジ手段は原稿搬送装置
の後端部に左右方向に間隔をおいて装着された一対のヒ
ンジ体から構成され、ヒンジ体の各々は装着用の脚部を
備えている。一方、複写機本体の後端部にはヒンジ体の
各々に対応して、一対の脚部挿入用孔が左右方向に間隔
をおいて配設されている。原稿搬送装置は、ヒンジ体の
各々の脚部が複写機本体の対応する脚部挿入用孔に離脱
自在に挿入されることによって複写機本体に装着され
る。複写機本体の後端部内には原稿搬送装置の開閉状態
を検出するスイッチが配設され、原稿搬送装置の後端部
の、該スイッチに対応した位置には該スイッチをON−
OFFするアクチュエータが配設されている。
搬送装置が備えられている。原稿搬送装置は、複写機本
体の後端部にヒンジ手段を介して複写機本体の上面を覆
う閉位置と複写機本体の上面を開放する開位置との間を
旋回自在に装着されている。ヒンジ手段は原稿搬送装置
の後端部に左右方向に間隔をおいて装着された一対のヒ
ンジ体から構成され、ヒンジ体の各々は装着用の脚部を
備えている。一方、複写機本体の後端部にはヒンジ体の
各々に対応して、一対の脚部挿入用孔が左右方向に間隔
をおいて配設されている。原稿搬送装置は、ヒンジ体の
各々の脚部が複写機本体の対応する脚部挿入用孔に離脱
自在に挿入されることによって複写機本体に装着され
る。複写機本体の後端部内には原稿搬送装置の開閉状態
を検出するスイッチが配設され、原稿搬送装置の後端部
の、該スイッチに対応した位置には該スイッチをON−
OFFするアクチュエータが配設されている。
【0003】比較的簡易形の原稿搬送装置の一つの典型
例は、ピックアップローラと、ピックアップローラの下
流側に配置された分離ローラ対と、分離ローラ対の下流
側に配置されたレジストローラ対と、レジストローラ対
の下流側に配置された排出ローラ対とを備えている。ピ
ックアップローラ、分離ローラ対、レジストローラ対及
び排出ローラ対は、原稿搬送装置の原稿搬送路に沿って
上流から下流に向かってその順序で配置されている。原
稿搬送装置の原稿搬送路の一部領域は、複写機本体の上
面の一部領域と協働して形成されると共に画像読取位置
を規定している。画像読取位置の上流側にはレジストロ
ーラ対が配置され、画像読取位置の下流側には排出ロー
ラ対が配置されている。原稿搬送路は分離ローラ対とレ
ジストローラ対との間でほぼ反転するよう湾曲されてい
る。画像読取位置には水平上面を有するガラス板と、ガ
ラス板に対し所定の隙間をおいて対向するよう配置され
たガイド部材とが備えられている。ガラス板は、複写機
本体の左端部における画像読取位置において、一定の幅
で複写機本体の前後方向に延在するよう配置されてい
る。またガイド部材は、原稿搬送装置の、該ガラス板に
対応した位置において原稿搬送装置の前後方向に延在す
るよう配置されている。ガラス板の上面は原稿搬送路の
画像読取位置における下面を規定し、ガイド部材の下面
は原稿搬送路の画像読取位置における上面を規定する。
ガラス板とガイド部材との間の所定の隙間は、少なくと
も所定範囲内の厚さを有する原稿が画像読取位置をほぼ
水平な姿勢に保持されて通過することができるように規
定されている。原稿搬送路の上流端の延長上には原稿給
紙テーブルが配設され、原稿搬送路の下流端の延長上に
は原稿排出トレイが配設されている。
例は、ピックアップローラと、ピックアップローラの下
流側に配置された分離ローラ対と、分離ローラ対の下流
側に配置されたレジストローラ対と、レジストローラ対
の下流側に配置された排出ローラ対とを備えている。ピ
ックアップローラ、分離ローラ対、レジストローラ対及
び排出ローラ対は、原稿搬送装置の原稿搬送路に沿って
上流から下流に向かってその順序で配置されている。原
稿搬送装置の原稿搬送路の一部領域は、複写機本体の上
面の一部領域と協働して形成されると共に画像読取位置
を規定している。画像読取位置の上流側にはレジストロ
ーラ対が配置され、画像読取位置の下流側には排出ロー
ラ対が配置されている。原稿搬送路は分離ローラ対とレ
ジストローラ対との間でほぼ反転するよう湾曲されてい
る。画像読取位置には水平上面を有するガラス板と、ガ
ラス板に対し所定の隙間をおいて対向するよう配置され
たガイド部材とが備えられている。ガラス板は、複写機
本体の左端部における画像読取位置において、一定の幅
で複写機本体の前後方向に延在するよう配置されてい
る。またガイド部材は、原稿搬送装置の、該ガラス板に
対応した位置において原稿搬送装置の前後方向に延在す
るよう配置されている。ガラス板の上面は原稿搬送路の
画像読取位置における下面を規定し、ガイド部材の下面
は原稿搬送路の画像読取位置における上面を規定する。
ガラス板とガイド部材との間の所定の隙間は、少なくと
も所定範囲内の厚さを有する原稿が画像読取位置をほぼ
水平な姿勢に保持されて通過することができるように規
定されている。原稿搬送路の上流端の延長上には原稿給
紙テーブルが配設され、原稿搬送路の下流端の延長上に
は原稿排出トレイが配設されている。
【0004】原稿給紙テーブルに例えば複数枚からなる
1セットの原稿がセットされ、複写機本体に備えられた
コピー開始キーがONされると、原稿給紙テーブル上に
セットされた原稿は、上記各ローラによって1枚づつ順
次原稿搬送路を通して搬送され、原稿排出トレイ上に全
数が排出される。原稿搬送装置によって1枚づつ搬送さ
れる原稿の画像は、画像読取位置を通過する過程におい
て、複写機本体に配設された画像読取手段によって読み
取られ、記憶装置により画像情報として記憶される。記
憶装置により記憶された画像情報は、原稿搬送装置の上
記搬送動作に並行して行なわれる、複写機本体の画像形
成手段の作動により、用紙に転写・定着され、原稿の画
像のコピーが行なわれる。
1セットの原稿がセットされ、複写機本体に備えられた
コピー開始キーがONされると、原稿給紙テーブル上に
セットされた原稿は、上記各ローラによって1枚づつ順
次原稿搬送路を通して搬送され、原稿排出トレイ上に全
数が排出される。原稿搬送装置によって1枚づつ搬送さ
れる原稿の画像は、画像読取位置を通過する過程におい
て、複写機本体に配設された画像読取手段によって読み
取られ、記憶装置により画像情報として記憶される。記
憶装置により記憶された画像情報は、原稿搬送装置の上
記搬送動作に並行して行なわれる、複写機本体の画像形
成手段の作動により、用紙に転写・定着され、原稿の画
像のコピーが行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記複写機において、
原稿搬送装置と複写機本体との取付位置関係は、原稿搬
送装置の後端部に配設されたヒンジ体の各々の脚部及び
複写機本体の、対応する後端部に配設された脚部挿入用
孔のみによって規定されるよう構成されている。このた
め、ヒンジ体の各々の脚部と脚部挿入用孔との間の組立
上の誤差あるいはマッチングにおけるバラツキによって
は、原稿搬送装置が閉じられたとき、所定の閉位置に位
置付けられず、原稿搬送装置の画像読取位置が複写機本
体の画像読取位置に対して水平方向にずれるおそれがあ
る。そして該ずれが生ずると、平面から見て、画像読取
位置における原稿の搬送方向に対し相対的に直交すべき
画像読取ラインが相対的に傾斜することになり、画像が
菱形になる等の画像乱れが発生し、安定した画像品質が
保証されないことになる。
原稿搬送装置と複写機本体との取付位置関係は、原稿搬
送装置の後端部に配設されたヒンジ体の各々の脚部及び
複写機本体の、対応する後端部に配設された脚部挿入用
孔のみによって規定されるよう構成されている。このた
め、ヒンジ体の各々の脚部と脚部挿入用孔との間の組立
上の誤差あるいはマッチングにおけるバラツキによって
は、原稿搬送装置が閉じられたとき、所定の閉位置に位
置付けられず、原稿搬送装置の画像読取位置が複写機本
体の画像読取位置に対して水平方向にずれるおそれがあ
る。そして該ずれが生ずると、平面から見て、画像読取
位置における原稿の搬送方向に対し相対的に直交すべき
画像読取ラインが相対的に傾斜することになり、画像が
菱形になる等の画像乱れが発生し、安定した画像品質が
保証されないことになる。
【0006】本発明の目的は、原稿搬送装置が閉じられ
たとき、常に所定の閉位置に正確に位置付けられること
を可能にし、安定した画像品質が保証される、新規な、
原稿搬送装置を備えた画像形成機を提供することであ
る。
たとき、常に所定の閉位置に正確に位置付けられること
を可能にし、安定した画像品質が保証される、新規な、
原稿搬送装置を備えた画像形成機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画像形
成機本体の後端部にヒンジ手段を介して画像形成機本体
の上面を覆う閉位置と画像形成機本体の上面を開放する
開位置との間を旋回自在に装着された原稿搬送装置を備
え、原稿搬送装置の原稿搬送路の一部領域は、画像形成
機本体の上面の一部領域と協働して形成されると共に画
像読取位置を規定する、原稿搬送装置を備えた画像形成
機において、画像形成機本体の前端部の上面における画
像読取位置の近傍には係止手段又は被係止手段のうちの
一方が配設され、原稿搬送装置の前端部の下面におけ
る、係止手段又は被係止手段のうちの一方に対応した位
置には、係止手段又は被係止手段のうちの他方が配設さ
れ、原稿搬送装置がヒンジ手段を介して閉位置に旋回さ
せられると、原稿搬送装置における係止手段又は被係止
手段のうちの他方は、画像形成機本体における係止手段
又は被係止手段のうちの一方に離脱自在に係止されて原
稿搬送装置は閉位置に位置付けられる、ことを特徴とす
る原稿搬送装置を備えた画像形成機、が提供される。
成機本体の後端部にヒンジ手段を介して画像形成機本体
の上面を覆う閉位置と画像形成機本体の上面を開放する
開位置との間を旋回自在に装着された原稿搬送装置を備
え、原稿搬送装置の原稿搬送路の一部領域は、画像形成
機本体の上面の一部領域と協働して形成されると共に画
像読取位置を規定する、原稿搬送装置を備えた画像形成
機において、画像形成機本体の前端部の上面における画
像読取位置の近傍には係止手段又は被係止手段のうちの
一方が配設され、原稿搬送装置の前端部の下面におけ
る、係止手段又は被係止手段のうちの一方に対応した位
置には、係止手段又は被係止手段のうちの他方が配設さ
れ、原稿搬送装置がヒンジ手段を介して閉位置に旋回さ
せられると、原稿搬送装置における係止手段又は被係止
手段のうちの他方は、画像形成機本体における係止手段
又は被係止手段のうちの一方に離脱自在に係止されて原
稿搬送装置は閉位置に位置付けられる、ことを特徴とす
る原稿搬送装置を備えた画像形成機、が提供される。
【0008】係止手段は係止孔を備えた係止部材から構
成され、被係止手段は係止部材の係止孔に離脱自在に嵌
合係止しうる被係止ロッドを備えた被係止部材から構成
されている、ことが好ましい。係止部材の係止孔は貫通
孔から形成され、被係止部材の被係止ロッドは、原稿搬
送装置が閉位置に位置付けられた状態で係止孔を貫通し
て軸方向内側に突出するようその長さが規定され、係止
部材が配設された原稿搬送装置又は画像形成機本体であ
って係止部材の係止孔よりも軸方向内側位置には、原稿
搬送装置の開閉状態を検出するスイッチ手段が配設さ
れ、スイッチ手段は被係止部材の被係止ロッドによって
ON−OFFさせられる、ことが好ましい。
成され、被係止手段は係止部材の係止孔に離脱自在に嵌
合係止しうる被係止ロッドを備えた被係止部材から構成
されている、ことが好ましい。係止部材の係止孔は貫通
孔から形成され、被係止部材の被係止ロッドは、原稿搬
送装置が閉位置に位置付けられた状態で係止孔を貫通し
て軸方向内側に突出するようその長さが規定され、係止
部材が配設された原稿搬送装置又は画像形成機本体であ
って係止部材の係止孔よりも軸方向内側位置には、原稿
搬送装置の開閉状態を検出するスイッチ手段が配設さ
れ、スイッチ手段は被係止部材の被係止ロッドによって
ON−OFFさせられる、ことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成され
た、原稿搬送装置を備えた画像形成機である複写機の好
適実施形態を添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1及び図3を参照して、その一部のみを示す複写機1
00は、直方体状の複写機本体102を備えている。複
写機本体102の上面には原稿搬送装置10が装着され
ている。原稿搬送装置10は、複写機本体102の後端
部にヒンジ手段を介して複写機本体102の上面を覆う
閉位置と複写機本体102の上面を開放する開位置との
間を旋回自在に装着されている。ヒンジ手段は、原稿搬
送装置10の後端部に、原稿搬送装置10を正面から見
て左右方向に間隔をおいて装着された一対のヒンジ体1
1から構成され、ヒンジ体11の各々は装着用の脚部1
1aを備えている。一方、複写機本体102の後端部に
は、ヒンジ体11の各々に対応して、一対の脚部挿入用
孔103が、複写機本体102を正面から見て左右方向
に間隔をおいて配設されている。原稿搬送装置10は、
ヒンジ体11の各々の脚部11aが複写機本体102
の、対応する脚部挿入用孔103に離脱自在に挿入され
ることによって複写機本体102に装着される。複写機
本体102内に配設される、画像形成手段、画像読取装
置、その他の各種機器類、装置類それら自体は周知の構
成を利用することでよく、また本発明の特徴をなすもの
ではないので、その説明は省略する。
た、原稿搬送装置を備えた画像形成機である複写機の好
適実施形態を添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1及び図3を参照して、その一部のみを示す複写機1
00は、直方体状の複写機本体102を備えている。複
写機本体102の上面には原稿搬送装置10が装着され
ている。原稿搬送装置10は、複写機本体102の後端
部にヒンジ手段を介して複写機本体102の上面を覆う
閉位置と複写機本体102の上面を開放する開位置との
間を旋回自在に装着されている。ヒンジ手段は、原稿搬
送装置10の後端部に、原稿搬送装置10を正面から見
て左右方向に間隔をおいて装着された一対のヒンジ体1
1から構成され、ヒンジ体11の各々は装着用の脚部1
1aを備えている。一方、複写機本体102の後端部に
は、ヒンジ体11の各々に対応して、一対の脚部挿入用
孔103が、複写機本体102を正面から見て左右方向
に間隔をおいて配設されている。原稿搬送装置10は、
ヒンジ体11の各々の脚部11aが複写機本体102
の、対応する脚部挿入用孔103に離脱自在に挿入され
ることによって複写機本体102に装着される。複写機
本体102内に配設される、画像形成手段、画像読取装
置、その他の各種機器類、装置類それら自体は周知の構
成を利用することでよく、また本発明の特徴をなすもの
ではないので、その説明は省略する。
【0010】図1及び図2を参照して、原稿搬送装置1
0は、ピックアップローラ20と、ピックアップローラ
20の下流側に配置された一対の分離ローラ対30と、
分離ローラ対30の下流側に配置されたレジストローラ
対40と、レジストローラ対40の下流側に配置された
排出ローラ対50とを備えている。ピックアップローラ
20、分離ローラ対30、レジストローラ対40及び排
出ローラ対50は、原稿搬送装置10の原稿搬送路12
に沿って上流から下流に向かってその順序で配置されて
いる。原稿搬送路12の上流端の延長上には原稿給紙テ
ーブル13が配設され、原稿搬送路12の下流端の延長
上には原稿排出トレイ14が配設されている。原稿排出
トレイ14は原稿給紙テーブル13の鉛直下方に配置さ
れている。原稿搬送路12の一部領域は、複写機本体1
02の上面の一部領域と協働して形成されると共に画像
読取位置Pを規定している。画像読取位置Pの上流側に
はレジストローラ対40が配置され、画像読取位置Pの
下流側には排出ローラ対50が配置されている。原稿搬
送路12は分離ローラ対20から画像読取位置Pに至る
間においてほぼ反転するよう湾曲されている。
0は、ピックアップローラ20と、ピックアップローラ
20の下流側に配置された一対の分離ローラ対30と、
分離ローラ対30の下流側に配置されたレジストローラ
対40と、レジストローラ対40の下流側に配置された
排出ローラ対50とを備えている。ピックアップローラ
20、分離ローラ対30、レジストローラ対40及び排
出ローラ対50は、原稿搬送装置10の原稿搬送路12
に沿って上流から下流に向かってその順序で配置されて
いる。原稿搬送路12の上流端の延長上には原稿給紙テ
ーブル13が配設され、原稿搬送路12の下流端の延長
上には原稿排出トレイ14が配設されている。原稿排出
トレイ14は原稿給紙テーブル13の鉛直下方に配置さ
れている。原稿搬送路12の一部領域は、複写機本体1
02の上面の一部領域と協働して形成されると共に画像
読取位置Pを規定している。画像読取位置Pの上流側に
はレジストローラ対40が配置され、画像読取位置Pの
下流側には排出ローラ対50が配置されている。原稿搬
送路12は分離ローラ対20から画像読取位置Pに至る
間においてほぼ反転するよう湾曲されている。
【0011】分離ローラ対30は被駆動ローラ(給紙ロ
ーラ)30aと、分離コロ30bとから構成されてい
る。分離コロ30bは、図示しないトルクリミッタを介
して電動モータからなる給紙モータを含む図示しない給
紙駆動手段に駆動連結されており、ピックアップローラ
20から原稿が重送された場合にのみ、2枚目以降の原
稿の重送を防止するために反転トルクが付与されるよう
構成されている。ピックアップローラ20は分離ローラ
対30の被駆動ローラ30aに歯付きプーリ及び歯付き
ベルトを介して駆動連結されており、分離ローラ対30
の被駆動ローラ30aに連動させられるよう構成されて
いる。レジストローラ対40は被駆動ローラ40aと従
動ローラ40bとから構成されている。排出ローラ対5
0は被駆動ローラ50aと従動ローラ50bとから構成
されている。原稿搬送装置10には、開閉カバー体15
が旋回軸15aを旋回中心として開閉自在に支持されて
いる。ピックアップローラ20、及び分離ローラ対30
の被駆動ローラ30aは、開閉カバー体15に各々の支
持軸を介してそれぞれ回転自在に支持されている。分離
コロ30bは、原稿搬送装置10の図示しない主枠体に
配設された図示しない一対の支持壁間にそれぞれ支持軸
を介して回転自在に支持されている。レジストローラ対
40及び排出ローラ対50は、原稿搬送装置10の図示
しない主枠体に配設された図示しない前壁及び後壁間に
それぞれ支持軸を介して回転自在に支持されている。開
閉カバー体15が閉じられた状態(図2に示されている
状態)においては、分離ローラ対30の被駆動ローラ3
0aが分離コロ30bに圧接され、開閉カバー体15が
開かれた状態(図示せず)においては、分離ローラ対3
0の被駆動ローラ30aが分離コロ30bから上方に離
隔させられ、原稿搬送路12の上方が開放される。
ーラ)30aと、分離コロ30bとから構成されてい
る。分離コロ30bは、図示しないトルクリミッタを介
して電動モータからなる給紙モータを含む図示しない給
紙駆動手段に駆動連結されており、ピックアップローラ
20から原稿が重送された場合にのみ、2枚目以降の原
稿の重送を防止するために反転トルクが付与されるよう
構成されている。ピックアップローラ20は分離ローラ
対30の被駆動ローラ30aに歯付きプーリ及び歯付き
ベルトを介して駆動連結されており、分離ローラ対30
の被駆動ローラ30aに連動させられるよう構成されて
いる。レジストローラ対40は被駆動ローラ40aと従
動ローラ40bとから構成されている。排出ローラ対5
0は被駆動ローラ50aと従動ローラ50bとから構成
されている。原稿搬送装置10には、開閉カバー体15
が旋回軸15aを旋回中心として開閉自在に支持されて
いる。ピックアップローラ20、及び分離ローラ対30
の被駆動ローラ30aは、開閉カバー体15に各々の支
持軸を介してそれぞれ回転自在に支持されている。分離
コロ30bは、原稿搬送装置10の図示しない主枠体に
配設された図示しない一対の支持壁間にそれぞれ支持軸
を介して回転自在に支持されている。レジストローラ対
40及び排出ローラ対50は、原稿搬送装置10の図示
しない主枠体に配設された図示しない前壁及び後壁間に
それぞれ支持軸を介して回転自在に支持されている。開
閉カバー体15が閉じられた状態(図2に示されている
状態)においては、分離ローラ対30の被駆動ローラ3
0aが分離コロ30bに圧接され、開閉カバー体15が
開かれた状態(図示せず)においては、分離ローラ対3
0の被駆動ローラ30aが分離コロ30bから上方に離
隔させられ、原稿搬送路12の上方が開放される。
【0012】ピックアップローラ20の鉛直方向下方位
置にはセット原稿押さえ板16が配設されている。セッ
ト原稿押さえ板16は、図示しない給紙ソレノイドによ
り図2において実線で示す示す非作用位置と、原稿給紙
テーブル13上にセットされた原稿の先端部をピックア
ップローラ20に向けて押圧する作用位置(図2におい
て2点鎖線で示す位置)とに選択的に位置付けられ又は
強制されるよう構成されている。ピックアップローラ2
0の直下流位置には、原稿給紙テーブル13にセットさ
れる原稿先端位置を規定する原稿ストップ壁17が配設
されている。分離ローラ対30の下流側には原稿の先端
あるいは後端を検出することができる給紙センサSが配
設されている。給紙センサSは、原稿の先端を検出する
ためのセンサとして、あるいはまた、分離ローラ対30
のニップ部を抜け出た原稿の後端を検出するセンサとし
て、それぞれ機能することができる。給紙センサSは光
学式反射型センサから構成されている。分離ローラ対3
0の被駆動ローラ30aは、その支持軸を介して上記給
紙駆動手段に駆動連結され、またレジストローラ対40
及び排出ローラ対50の被駆動ローラ40a及び50a
は、それぞれ支持軸を介して、電動モータからなる搬送
モータを含む図示しない搬送駆動手段に駆動連結されて
いる。
置にはセット原稿押さえ板16が配設されている。セッ
ト原稿押さえ板16は、図示しない給紙ソレノイドによ
り図2において実線で示す示す非作用位置と、原稿給紙
テーブル13上にセットされた原稿の先端部をピックア
ップローラ20に向けて押圧する作用位置(図2におい
て2点鎖線で示す位置)とに選択的に位置付けられ又は
強制されるよう構成されている。ピックアップローラ2
0の直下流位置には、原稿給紙テーブル13にセットさ
れる原稿先端位置を規定する原稿ストップ壁17が配設
されている。分離ローラ対30の下流側には原稿の先端
あるいは後端を検出することができる給紙センサSが配
設されている。給紙センサSは、原稿の先端を検出する
ためのセンサとして、あるいはまた、分離ローラ対30
のニップ部を抜け出た原稿の後端を検出するセンサとし
て、それぞれ機能することができる。給紙センサSは光
学式反射型センサから構成されている。分離ローラ対3
0の被駆動ローラ30aは、その支持軸を介して上記給
紙駆動手段に駆動連結され、またレジストローラ対40
及び排出ローラ対50の被駆動ローラ40a及び50a
は、それぞれ支持軸を介して、電動モータからなる搬送
モータを含む図示しない搬送駆動手段に駆動連結されて
いる。
【0013】複写機本体102の上面の比較的広い領域
にはガラス板104が水平に延在するよう配設され、原
稿搬送装置10の、ガラス板104と対応する領域には
原稿押さえ板19が配設されている。例えば本等の原稿
の画像を読み取る場合には、原稿搬送装置10を開いて
原稿面がガラス板104に当接される。この場合、画像
読取装置の光学系が移動して原稿における画像の読み取
りが行なわれる。原稿搬送路12の画像読取位置Pには
水平上面を有するガラス板106と、ガラス板106に
対し所定の隙間をおいて対向するよう配置されたガイド
部材60とが備えられている。ガラス板106は、複写
機本体102の左端部における画像読取位置Pにおい
て、一定の幅で複写機本体102の前後方向に延在する
よう配置されている。またガイド部材60は、原稿搬送
装置10の、ガラス板106に対応した位置において原
稿搬送装置10の前後方向に延在するよう配置されてい
る。ガイド部材60の水平下面とガラス板106の水平
上面の間には所定の隙間が形成される。ガラス板106
の上面は原稿搬送路12の画像読取位置Pにおける下面
を規定し、ガイド部材60の下面は原稿搬送路12の画
像読取位置Pにおける上面を規定する。したがって、原
稿搬送路12の一部領域は、複写機本体102の上面の
一部領域(上記ガラス板104が配設された領域以外の
他の一部領域)と協働して形成されると共に画像読取位
置Pを規定している。ガラス板106とガイド部材60
との間の上記所定の隙間は、少なくとも所定範囲内の厚
さを有する原稿が、画像読取位置Pをほぼ水平な姿勢に
保持されて通過することができるように規定されてい
る。
にはガラス板104が水平に延在するよう配設され、原
稿搬送装置10の、ガラス板104と対応する領域には
原稿押さえ板19が配設されている。例えば本等の原稿
の画像を読み取る場合には、原稿搬送装置10を開いて
原稿面がガラス板104に当接される。この場合、画像
読取装置の光学系が移動して原稿における画像の読み取
りが行なわれる。原稿搬送路12の画像読取位置Pには
水平上面を有するガラス板106と、ガラス板106に
対し所定の隙間をおいて対向するよう配置されたガイド
部材60とが備えられている。ガラス板106は、複写
機本体102の左端部における画像読取位置Pにおい
て、一定の幅で複写機本体102の前後方向に延在する
よう配置されている。またガイド部材60は、原稿搬送
装置10の、ガラス板106に対応した位置において原
稿搬送装置10の前後方向に延在するよう配置されてい
る。ガイド部材60の水平下面とガラス板106の水平
上面の間には所定の隙間が形成される。ガラス板106
の上面は原稿搬送路12の画像読取位置Pにおける下面
を規定し、ガイド部材60の下面は原稿搬送路12の画
像読取位置Pにおける上面を規定する。したがって、原
稿搬送路12の一部領域は、複写機本体102の上面の
一部領域(上記ガラス板104が配設された領域以外の
他の一部領域)と協働して形成されると共に画像読取位
置Pを規定している。ガラス板106とガイド部材60
との間の上記所定の隙間は、少なくとも所定範囲内の厚
さを有する原稿が、画像読取位置Pをほぼ水平な姿勢に
保持されて通過することができるように規定されてい
る。
【0014】後述するようにして、原稿搬送装置10が
閉位置に位置付けられた状態において、原稿給紙テーブ
ル13上に原稿がセットされ、複写機本体102に設け
られた図示しないコピー開始キーがONされると、図示
しないソレノイドによりセット原稿押さえ部材16が図
2において2点鎖線で示す作用位置に向けて強制され
る。原稿給紙テーブル13上にセットされた原稿は所定
の圧力でピックアップローラ20に押し付けられる。図
示しない給紙駆動手段の作動により、分離ローラ対30
の被駆動ローラ30aが回転駆動されるので、ピックア
ップローラ20も同時に連動させられる。原稿給紙テー
ブル13上にセットされた原稿は、ピックアップローラ
20によって上面側から通常複数枚、分離ローラ対30
に送られる。分離ローラ対30に送られた複数枚の原稿
は、分離ローラ対30により最上部の1枚のみが分離さ
れてレジストローラ対40に向けて搬送される。原稿の
先端が給紙センサSによって検出されてから所定量だけ
搬送された後、給紙駆動手段の作動停止により、分離ロ
ーラ対30の被駆動ローラ30a及びピックアップロー
ラ20の回転駆動が停止させられ、一次給紙が終了す
る。原稿は、その先端がレジストローラ対40のニップ
部に押圧されかつ先端部にたわみが形成された状態で停
止させられる。
閉位置に位置付けられた状態において、原稿給紙テーブ
ル13上に原稿がセットされ、複写機本体102に設け
られた図示しないコピー開始キーがONされると、図示
しないソレノイドによりセット原稿押さえ部材16が図
2において2点鎖線で示す作用位置に向けて強制され
る。原稿給紙テーブル13上にセットされた原稿は所定
の圧力でピックアップローラ20に押し付けられる。図
示しない給紙駆動手段の作動により、分離ローラ対30
の被駆動ローラ30aが回転駆動されるので、ピックア
ップローラ20も同時に連動させられる。原稿給紙テー
ブル13上にセットされた原稿は、ピックアップローラ
20によって上面側から通常複数枚、分離ローラ対30
に送られる。分離ローラ対30に送られた複数枚の原稿
は、分離ローラ対30により最上部の1枚のみが分離さ
れてレジストローラ対40に向けて搬送される。原稿の
先端が給紙センサSによって検出されてから所定量だけ
搬送された後、給紙駆動手段の作動停止により、分離ロ
ーラ対30の被駆動ローラ30a及びピックアップロー
ラ20の回転駆動が停止させられ、一次給紙が終了す
る。原稿は、その先端がレジストローラ対40のニップ
部に押圧されかつ先端部にたわみが形成された状態で停
止させられる。
【0015】上記のとおりにして一次給紙が終了してか
ら所定時間経過後、図示しない搬送駆動手段の作動によ
り、レジストローラ対40の被駆動ローラ44a及排出
ローラ対50の被駆動ローラ50aが回転駆動される。
原稿は、先ず、レジストローラ対40により画像読取位
置Pに向けて搬送させられ、二次給紙が開始される。二
次給紙が開始された後、原稿は、画像読取位置Pを通過
させられて排出ローラ対50に送られる。次いでレジス
トローラ対40及び排出ローラ対50の協働により搬送
された後、最終的には、排出ローラ対50によって原稿
排出トレイ14に排出される。
ら所定時間経過後、図示しない搬送駆動手段の作動によ
り、レジストローラ対40の被駆動ローラ44a及排出
ローラ対50の被駆動ローラ50aが回転駆動される。
原稿は、先ず、レジストローラ対40により画像読取位
置Pに向けて搬送させられ、二次給紙が開始される。二
次給紙が開始された後、原稿は、画像読取位置Pを通過
させられて排出ローラ対50に送られる。次いでレジス
トローラ対40及び排出ローラ対50の協働により搬送
された後、最終的には、排出ローラ対50によって原稿
排出トレイ14に排出される。
【0016】以上のとおりにして原稿搬送装置10によ
り搬送される原稿の画像は、画像読取位置Pを通過する
過程において、複写機本体102に配設された画像読取
装置に含まれる画像読取手段(例えばCCDイメージセ
ンサ)によって読み取られ、記憶装置により画像情報と
して記憶される。記憶装置により記憶された画像情報
は、原稿搬送装置10の上記搬送動作に並行して行なわ
れる、複写機本体102に配設された画像形成手段の作
動により、用紙に転写・定着される。画像形成手段によ
る画像形成動作の繰り返しによって、全原稿の画像のコ
ピーが行なわれる。
り搬送される原稿の画像は、画像読取位置Pを通過する
過程において、複写機本体102に配設された画像読取
装置に含まれる画像読取手段(例えばCCDイメージセ
ンサ)によって読み取られ、記憶装置により画像情報と
して記憶される。記憶装置により記憶された画像情報
は、原稿搬送装置10の上記搬送動作に並行して行なわ
れる、複写機本体102に配設された画像形成手段の作
動により、用紙に転写・定着される。画像形成手段によ
る画像形成動作の繰り返しによって、全原稿の画像のコ
ピーが行なわれる。
【0017】図3〜図6を参照して、複写機本体102
の前端部の上面における画像読取位置Pの近傍には係止
手段又は被係止手段のうちの一方が配設され、原稿搬送
装置10の前端部の下面における、係止手段又は被係止
手段のうちの一方に対応した位置には、係止手段又は被
係止手段のうちの他方が配設されている。実施形態にお
いては、複写機本体102の前端部の上面における画像
読取位置Pの近傍には係止手段である係止部材200が
配設され、原稿搬送装置10の前端部の下面における、
係止部材200に対応した位置には、被係止手段である
被係止部材300が配設されている。
の前端部の上面における画像読取位置Pの近傍には係止
手段又は被係止手段のうちの一方が配設され、原稿搬送
装置10の前端部の下面における、係止手段又は被係止
手段のうちの一方に対応した位置には、係止手段又は被
係止手段のうちの他方が配設されている。実施形態にお
いては、複写機本体102の前端部の上面における画像
読取位置Pの近傍には係止手段である係止部材200が
配設され、原稿搬送装置10の前端部の下面における、
係止部材200に対応した位置には、被係止手段である
被係止部材300が配設されている。
【0018】適宜の合成樹脂から一体に形成することが
できる係止部材200は、ほぼ矩形の平板形状をなす基
部202と、基部202の中央から直立するほぼ円筒状
の係止部204とから構成されている。係止部204
は、底部が基部202により閉塞された係止孔206を
有している。係止孔206の内周面には、軸心を挟んで
直径方向に対向しかつ半径方向内側に延び出す一対の位
置決め突部208が形成されている。位置決め突部20
8の各々は、一定の周方向幅を有し、開口端から底部ま
で軸方向に直線状に延在するよう形成されている。位置
決め突部208の各々の先端面は係止孔206の接線方
向に相互に平行な平坦面をなすよう形成されている。こ
のように形成された位置決め突部208の各々は、基部
202の長手方向と一致する方向に対向するよう配置さ
れている。係止孔206の開口端には底部に向かって半
径方向内側に傾斜する傾斜面210が全周にわたって形
成されている。基部202の、係止部204を挟んだ長
手方向両端部には取付ビス212が挿入される取付孔が
形成されている。複写機本体102の前端部の上面にお
ける画像読取位置Pの近傍には、枠板214が配設され
ており、枠板214には一対のねじ孔が形成されてい
る。枠板214の一対のねじ孔は、係止部材200の基
部202に形成された取付孔に整合するよう配置されて
いる。係止部材200は、その基部202が取付ビス2
12によって枠板214に締結されることにより、枠板
214に装着される。基部202の長手方向は、複写機
本体102を正面から見た左右方向(図1及び図3にお
いて左右方向)と一致するよう配置される。
できる係止部材200は、ほぼ矩形の平板形状をなす基
部202と、基部202の中央から直立するほぼ円筒状
の係止部204とから構成されている。係止部204
は、底部が基部202により閉塞された係止孔206を
有している。係止孔206の内周面には、軸心を挟んで
直径方向に対向しかつ半径方向内側に延び出す一対の位
置決め突部208が形成されている。位置決め突部20
8の各々は、一定の周方向幅を有し、開口端から底部ま
で軸方向に直線状に延在するよう形成されている。位置
決め突部208の各々の先端面は係止孔206の接線方
向に相互に平行な平坦面をなすよう形成されている。こ
のように形成された位置決め突部208の各々は、基部
202の長手方向と一致する方向に対向するよう配置さ
れている。係止孔206の開口端には底部に向かって半
径方向内側に傾斜する傾斜面210が全周にわたって形
成されている。基部202の、係止部204を挟んだ長
手方向両端部には取付ビス212が挿入される取付孔が
形成されている。複写機本体102の前端部の上面にお
ける画像読取位置Pの近傍には、枠板214が配設され
ており、枠板214には一対のねじ孔が形成されてい
る。枠板214の一対のねじ孔は、係止部材200の基
部202に形成された取付孔に整合するよう配置されて
いる。係止部材200は、その基部202が取付ビス2
12によって枠板214に締結されることにより、枠板
214に装着される。基部202の長手方向は、複写機
本体102を正面から見た左右方向(図1及び図3にお
いて左右方向)と一致するよう配置される。
【0019】適宜の合成樹脂から一体に形成することが
できる被係止部材300は、ほぼ矩形の平板形状をなす
基部302と、基部302の中央から直立する被係止ロ
ッド304とから構成されている。被係止ロッド304
は円形の横断面形状を有し、その先端面の環状周縁部は
アール形状をなすよう形成されている。被係止ロッド3
04は、上記係止部材200における係止部204の係
止孔206に、更に具体的には、係止孔206の内周面
に形成された一対の位置決め突部208の間に離脱自在
に嵌合係止しうるようその横断面の直径が規定されてい
る。基部302の、被係止ロッド304を挟んだ長手方
向両端部には取付ビス306が挿入される取付孔が形成
されている。原稿搬送装置10の前端部の下面におけ
る、上記係止部材200に対応した位置には、枠板30
8が配設されており、枠板308には一対のねじ孔が形
成されている。枠板308の一対のねじ孔は、被係止部
材300の基部302に形成された取付孔に整合するよ
う配置されている。被係止部材300は、その基部30
2が取付ビス306によって枠板308に締結されるこ
とにより、枠板308に装着される。基部302の長手
方向は、原稿搬送装置10を正面から見た左右方向(図
1及び図3において左右方向)と一致するよう配置され
る。
できる被係止部材300は、ほぼ矩形の平板形状をなす
基部302と、基部302の中央から直立する被係止ロ
ッド304とから構成されている。被係止ロッド304
は円形の横断面形状を有し、その先端面の環状周縁部は
アール形状をなすよう形成されている。被係止ロッド3
04は、上記係止部材200における係止部204の係
止孔206に、更に具体的には、係止孔206の内周面
に形成された一対の位置決め突部208の間に離脱自在
に嵌合係止しうるようその横断面の直径が規定されてい
る。基部302の、被係止ロッド304を挟んだ長手方
向両端部には取付ビス306が挿入される取付孔が形成
されている。原稿搬送装置10の前端部の下面におけ
る、上記係止部材200に対応した位置には、枠板30
8が配設されており、枠板308には一対のねじ孔が形
成されている。枠板308の一対のねじ孔は、被係止部
材300の基部302に形成された取付孔に整合するよ
う配置されている。被係止部材300は、その基部30
2が取付ビス306によって枠板308に締結されるこ
とにより、枠板308に装着される。基部302の長手
方向は、原稿搬送装置10を正面から見た左右方向(図
1及び図3において左右方向)と一致するよう配置され
る。
【0020】上記原稿搬送装置10がヒンジ体11の各
々を介して図3に示す開位置から図1及び図2に示す閉
位置に旋回させられると、原稿搬送装置10に配設され
た被係止部材300の被係止ロッド304は、複写機本
体102に配設された係止部材200における係止部2
04の係止孔206に嵌合係止され、原稿搬送装置10
は閉位置に位置付けられる。上記被係止部材300の被
係止ロッド304は、係止孔206の内周面に形成され
た一対の位置決め突部208の間に離脱自在に嵌合係止
されるので、原稿搬送装置10の前端部は、複写機本体
102の前端部に対し、画像読取位置Pの近傍におい
て、所定の閉位置に正確に位置付けられる(位置決めさ
れる)と共に上記左右方向への移動が規制される。な
お、被係止部材300の基部302の下面は、係止部2
04の上端面に当接されて下方への移動が規制され、被
係止ロッド304の先端面は、係止部204の係止孔2
06の底部に対し隙間をおいて位置付けられる。係止孔
206の開口端に形成された傾斜面210は、被係止ロ
ッド304の先端面を係止孔206に円滑に案内するよ
う機能する。図3において符号PLで示す1点鎖線は、
画像読取位置Pにより規定される画像読取ラインを示し
ている。画像読取ラインPLは、原稿搬送路12及び複
写機本体102の各々の一部領域が協動して形成する画
像読取位置Pにおける原稿の搬送方向(図1〜図3にお
いて左から右に向かう方向)に直交するよう、原稿搬送
装置10及び複写機本体102の前後方向(図1〜図3
において表裏方向)に直線状に延在する。実施形態にお
いて、複写機本体102に配設された係止部材200に
おける係止部204の係止孔206の軸線は、画像読取
ラインPLの延長上に存在するよう係止部材200の位
置が規定されている。したがって、原稿搬送装置10が
上記のように閉位置に位置付けられた状態において、係
止部材200の係止孔206に嵌合係止された被係止部
材300の被係止ロッド304の軸線も、画像読取ライ
ンPLの延長上に存在するよう、その被係止位置が規定
される。
々を介して図3に示す開位置から図1及び図2に示す閉
位置に旋回させられると、原稿搬送装置10に配設され
た被係止部材300の被係止ロッド304は、複写機本
体102に配設された係止部材200における係止部2
04の係止孔206に嵌合係止され、原稿搬送装置10
は閉位置に位置付けられる。上記被係止部材300の被
係止ロッド304は、係止孔206の内周面に形成され
た一対の位置決め突部208の間に離脱自在に嵌合係止
されるので、原稿搬送装置10の前端部は、複写機本体
102の前端部に対し、画像読取位置Pの近傍におい
て、所定の閉位置に正確に位置付けられる(位置決めさ
れる)と共に上記左右方向への移動が規制される。な
お、被係止部材300の基部302の下面は、係止部2
04の上端面に当接されて下方への移動が規制され、被
係止ロッド304の先端面は、係止部204の係止孔2
06の底部に対し隙間をおいて位置付けられる。係止孔
206の開口端に形成された傾斜面210は、被係止ロ
ッド304の先端面を係止孔206に円滑に案内するよ
う機能する。図3において符号PLで示す1点鎖線は、
画像読取位置Pにより規定される画像読取ラインを示し
ている。画像読取ラインPLは、原稿搬送路12及び複
写機本体102の各々の一部領域が協動して形成する画
像読取位置Pにおける原稿の搬送方向(図1〜図3にお
いて左から右に向かう方向)に直交するよう、原稿搬送
装置10及び複写機本体102の前後方向(図1〜図3
において表裏方向)に直線状に延在する。実施形態にお
いて、複写機本体102に配設された係止部材200に
おける係止部204の係止孔206の軸線は、画像読取
ラインPLの延長上に存在するよう係止部材200の位
置が規定されている。したがって、原稿搬送装置10が
上記のように閉位置に位置付けられた状態において、係
止部材200の係止孔206に嵌合係止された被係止部
材300の被係止ロッド304の軸線も、画像読取ライ
ンPLの延長上に存在するよう、その被係止位置が規定
される。
【0021】上記説明から明らかなように、原稿搬送装
置10と複写機本体102との取付位置関係は、原稿搬
送装置10の後端部に配設されたヒンジ体11の各々の
脚部11a及び複写機本体102の、対応する後端部に
配設された脚部挿入用孔103に加えて、複写機本体1
02の前端部の上面における画像読取位置Pの近傍に配
設された係止部材300及び原稿搬送装置10の前端部
の下面における、係止部材300に対応した位置に配設
された被係止部材300によっても規定されるよう構成
されている。原稿搬送装置10が閉じられると、従来装
置では複写機本体102に対してフリーであった、原稿
搬送装置10の、画像読取位置Pの近傍における前端部
が、所定の閉位置に正確に位置決めされる。このため、
ヒンジ体11の各々の脚部11aと脚部挿入用孔103
との間の組立上の誤差あるいはマッチングにおけるバラ
ツキが存在したとしても、原稿搬送装置10が閉じられ
たとき、常に所定の閉位置に正確に位置付けられる。そ
の結果、平面から見て、画像読取ラインPLが画像読取
位置Pにおける原稿の搬送方向に対し相対的に傾斜する
ことなく相対的に直交して位置付けられるので、画像が
菱形になる等の画像乱れの発生が防止され、安定した画
像品質が保証される。また原稿搬送装置10の開閉作動
を繰り返し何度行なっても、常に安定した画像品質が得
られる。更にはまた、複写機100の設置場所の変更等
により、原稿搬送装置10を一旦複写機本体102から
取り外し、所定の場所に輸送した後に、ヒンジ体11の
各々を介して複写機本体102に装着して使用したとし
ても、原稿搬送装置10の複写機本体102に対する取
付位置関係が変動することはなく、常に安定した画像品
質が得られる。原稿搬送装置10がヒンジ体の各々を介
して図1及び図2に示す閉位置から図3に示す開位置に
向けて旋回させられると、原稿搬送装置10における係
止部材300の被係止ロッド304は、複写機本体10
2における係止部材200における係止孔206から離
脱させられ、該旋回が許容される。
置10と複写機本体102との取付位置関係は、原稿搬
送装置10の後端部に配設されたヒンジ体11の各々の
脚部11a及び複写機本体102の、対応する後端部に
配設された脚部挿入用孔103に加えて、複写機本体1
02の前端部の上面における画像読取位置Pの近傍に配
設された係止部材300及び原稿搬送装置10の前端部
の下面における、係止部材300に対応した位置に配設
された被係止部材300によっても規定されるよう構成
されている。原稿搬送装置10が閉じられると、従来装
置では複写機本体102に対してフリーであった、原稿
搬送装置10の、画像読取位置Pの近傍における前端部
が、所定の閉位置に正確に位置決めされる。このため、
ヒンジ体11の各々の脚部11aと脚部挿入用孔103
との間の組立上の誤差あるいはマッチングにおけるバラ
ツキが存在したとしても、原稿搬送装置10が閉じられ
たとき、常に所定の閉位置に正確に位置付けられる。そ
の結果、平面から見て、画像読取ラインPLが画像読取
位置Pにおける原稿の搬送方向に対し相対的に傾斜する
ことなく相対的に直交して位置付けられるので、画像が
菱形になる等の画像乱れの発生が防止され、安定した画
像品質が保証される。また原稿搬送装置10の開閉作動
を繰り返し何度行なっても、常に安定した画像品質が得
られる。更にはまた、複写機100の設置場所の変更等
により、原稿搬送装置10を一旦複写機本体102から
取り外し、所定の場所に輸送した後に、ヒンジ体11の
各々を介して複写機本体102に装着して使用したとし
ても、原稿搬送装置10の複写機本体102に対する取
付位置関係が変動することはなく、常に安定した画像品
質が得られる。原稿搬送装置10がヒンジ体の各々を介
して図1及び図2に示す閉位置から図3に示す開位置に
向けて旋回させられると、原稿搬送装置10における係
止部材300の被係止ロッド304は、複写機本体10
2における係止部材200における係止孔206から離
脱させられ、該旋回が許容される。
【0022】図7及び図8には、本発明による係止部材
200及び被係止部材300の他の実施形態が示されて
いる。この実施形態において、係止部材200の係止孔
206は底部が存在しない貫通孔から形成されている。
また被係止部材300の被係止ロッド304は、原稿搬
送装置10が閉位置に位置付けられた状態で係止孔20
6を貫通して軸方向内側に突出するようその長さが規定
されている。係止部材200及び被係止部材300のそ
の他の構成は、図3〜図6を参照して説明した先の実施
形態と実質上同じであるので、同一部分は同一符号で示
し、説明は省略する。係止部材200が配設された複写
機本体102であって、係止部材200の係止孔206
よりも軸方向内側位置には、原稿搬送装置10の開閉状
態を検出するスイッチ手段であるマイクロスイッチSW
が配設されている。マイクロスイッチSWは、枠板21
4にブラケット216を介して取り付けられており、係
止孔206の軸線の延長上にその作動レバーが位置付け
られるよう配置されている。マイクロスイッチSWは、
被係止部材300の被係止ロッド304によってON−
OFFさせられる。すなわち、原稿搬送装置10が閉位
置に位置付けられた状態で、被係止部材300の被係止
ロッド304が係止部材200の係止孔206を貫通し
て軸方向内側に突出すると、被係止ロッド304の先端
面がマイクロスイッチSWの作動レバーを押圧してマイ
クロスイッチSWがONさせられる(図8参照)。ま
た、原稿搬送装置10がヒンジ体11の各々を介して開
位置に向けて旋回させられると、被係止ロッド304は
係止孔206から離脱させられるので、被係止ロッド3
04の先端面がマイクロスイッチSWの作動レバーから
離隔され、マイクロスイッチSWがOFFとなる(図7
参照)。上記説明から明らかなように、複写機本体10
2側に配設された係止部材200の係止孔206と協働
して、原稿搬送装置10の、画像読取位置Pの近傍にお
ける前端部の閉位置を位置決めする部材である、原稿搬
送装置10側に配設された被係止部材300の被係止ロ
ッド304はマイクロスイッチSWのアクチュエータと
しても機能するので、従来のアクチュエータが不要とな
り、コストを低減することができる。なおその他の作用
効果は、図1〜図6を参照して説明した先の実施形態に
おける作用効果と実質上同一であることは、改めて説明
するまでもなく、容易に理解されるであろう。
200及び被係止部材300の他の実施形態が示されて
いる。この実施形態において、係止部材200の係止孔
206は底部が存在しない貫通孔から形成されている。
また被係止部材300の被係止ロッド304は、原稿搬
送装置10が閉位置に位置付けられた状態で係止孔20
6を貫通して軸方向内側に突出するようその長さが規定
されている。係止部材200及び被係止部材300のそ
の他の構成は、図3〜図6を参照して説明した先の実施
形態と実質上同じであるので、同一部分は同一符号で示
し、説明は省略する。係止部材200が配設された複写
機本体102であって、係止部材200の係止孔206
よりも軸方向内側位置には、原稿搬送装置10の開閉状
態を検出するスイッチ手段であるマイクロスイッチSW
が配設されている。マイクロスイッチSWは、枠板21
4にブラケット216を介して取り付けられており、係
止孔206の軸線の延長上にその作動レバーが位置付け
られるよう配置されている。マイクロスイッチSWは、
被係止部材300の被係止ロッド304によってON−
OFFさせられる。すなわち、原稿搬送装置10が閉位
置に位置付けられた状態で、被係止部材300の被係止
ロッド304が係止部材200の係止孔206を貫通し
て軸方向内側に突出すると、被係止ロッド304の先端
面がマイクロスイッチSWの作動レバーを押圧してマイ
クロスイッチSWがONさせられる(図8参照)。ま
た、原稿搬送装置10がヒンジ体11の各々を介して開
位置に向けて旋回させられると、被係止ロッド304は
係止孔206から離脱させられるので、被係止ロッド3
04の先端面がマイクロスイッチSWの作動レバーから
離隔され、マイクロスイッチSWがOFFとなる(図7
参照)。上記説明から明らかなように、複写機本体10
2側に配設された係止部材200の係止孔206と協働
して、原稿搬送装置10の、画像読取位置Pの近傍にお
ける前端部の閉位置を位置決めする部材である、原稿搬
送装置10側に配設された被係止部材300の被係止ロ
ッド304はマイクロスイッチSWのアクチュエータと
しても機能するので、従来のアクチュエータが不要とな
り、コストを低減することができる。なおその他の作用
効果は、図1〜図6を参照して説明した先の実施形態に
おける作用効果と実質上同一であることは、改めて説明
するまでもなく、容易に理解されるであろう。
【0023】図9〜図11には、本発明による係止部材
200及び被係止部材300の他の実施形態が示されて
いる。この実施形態において、被係止部材300の被係
止ロッド304の長さは、図7及び図8を参照して説明
した実施形態における被係止ロッド304の長さよりも
長く形成されている。係止部材200及び被係止部材3
00のその他の構成は、図7及び図8を参照して説明し
た先の実施形態と実質上同じであるので、同一部分は同
一符号で示し、説明は省略する。係止部材200が配設
された複写機本体102であって、係止部材200の係
止孔206よりも軸方向内側位置には、原稿搬送装置1
0の開閉状態を検出するスイッチ手段である光学式透過
型センサSが配設されている。センサSは、枠板214
に装着された支持ブラケット218に複数の係止爪を介
して取り付けられている。センサSは発光素子及び受光
素子を備えているが、これら発光素子及び受光素子は、
係止孔206を貫通して突出した被係止部材300にお
ける被係止ロッド304の先端部の外周面を、半径方向
外側から間隔をおいて挟むよう配置されている。発光素
子及び受光素子は、被係止ロッド304の軸線を通り該
軸線に直交して半径方向に延在する仮想直線上に位置付
けられている。センサSは、被係止部材300の被係止
ロッド304によってON−OFFさせられる。すなわ
ち、原稿搬送装置10が閉位置に位置付けられた状態
で、被係止部材300の被係止ロッド304が係止部材
200の係止孔206を貫通して軸方向内側に突出する
と、被係止ロッド304の先端部がセンサSの発光素子
及び受光素子間を遮蔽するよう位置付けられ、センサS
はOFFとなる(図10及び図11参照)。また、原稿
搬送装置10がヒンジ体11の各々を介して開位置に向
けて旋回させられると、被係止ロッド304は係止孔2
06から離脱させられるので、被係止ロッド304の先
端部がセンサSの発光素子及び受光素子間の遮蔽を解除
し、センサSはONさせられる(図9参照)。上記説明
から明らかなように、複写機本体102側に配設された
係止部材200の係止孔206と協働して、原稿搬送装
置10の閉位置を位置決めする部材である、原稿搬送装
置10側に配設された被係止部材300の被係止ロッド
304はセンサSのアクチュエータとしても機能するの
で、従来のアクチュエータが不要となり、コストを低減
することができる。なおその他の作用効果は、図1〜図
6を参照して説明した先の実施形態における作用効果と
実質上同一であることは、改めて説明するまでもなく、
容易に理解されるであろう。
200及び被係止部材300の他の実施形態が示されて
いる。この実施形態において、被係止部材300の被係
止ロッド304の長さは、図7及び図8を参照して説明
した実施形態における被係止ロッド304の長さよりも
長く形成されている。係止部材200及び被係止部材3
00のその他の構成は、図7及び図8を参照して説明し
た先の実施形態と実質上同じであるので、同一部分は同
一符号で示し、説明は省略する。係止部材200が配設
された複写機本体102であって、係止部材200の係
止孔206よりも軸方向内側位置には、原稿搬送装置1
0の開閉状態を検出するスイッチ手段である光学式透過
型センサSが配設されている。センサSは、枠板214
に装着された支持ブラケット218に複数の係止爪を介
して取り付けられている。センサSは発光素子及び受光
素子を備えているが、これら発光素子及び受光素子は、
係止孔206を貫通して突出した被係止部材300にお
ける被係止ロッド304の先端部の外周面を、半径方向
外側から間隔をおいて挟むよう配置されている。発光素
子及び受光素子は、被係止ロッド304の軸線を通り該
軸線に直交して半径方向に延在する仮想直線上に位置付
けられている。センサSは、被係止部材300の被係止
ロッド304によってON−OFFさせられる。すなわ
ち、原稿搬送装置10が閉位置に位置付けられた状態
で、被係止部材300の被係止ロッド304が係止部材
200の係止孔206を貫通して軸方向内側に突出する
と、被係止ロッド304の先端部がセンサSの発光素子
及び受光素子間を遮蔽するよう位置付けられ、センサS
はOFFとなる(図10及び図11参照)。また、原稿
搬送装置10がヒンジ体11の各々を介して開位置に向
けて旋回させられると、被係止ロッド304は係止孔2
06から離脱させられるので、被係止ロッド304の先
端部がセンサSの発光素子及び受光素子間の遮蔽を解除
し、センサSはONさせられる(図9参照)。上記説明
から明らかなように、複写機本体102側に配設された
係止部材200の係止孔206と協働して、原稿搬送装
置10の閉位置を位置決めする部材である、原稿搬送装
置10側に配設された被係止部材300の被係止ロッド
304はセンサSのアクチュエータとしても機能するの
で、従来のアクチュエータが不要となり、コストを低減
することができる。なおその他の作用効果は、図1〜図
6を参照して説明した先の実施形態における作用効果と
実質上同一であることは、改めて説明するまでもなく、
容易に理解されるであろう。
【0024】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、上記実施形態において、係止部材20
0、マイクロスイッチSW及びセンサSは複写機本体1
02側に配設され、被係止部材300は原稿搬送装置1
0側に配設されているが、これとは逆に、係止部材20
0、マイクロスイッチSW及びセンサSを原稿搬送装置
10側に配設し、被係止部材300を複写機本体102
側に配設する他の実施形態も可能である。また複写機本
体102に配設された係止部材200における係止部2
04の係止孔206の軸線は、画像読取ラインPLの延
長上に存在するよう係止部材200の位置が規定されて
いるが、係止孔206の軸線が画像読取ラインPLの延
長上に存在することなく、上記左右方向に若干の範囲で
移動した位置に存在するよう係止部材200の位置が規
定される他の実施形態も可能である。
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、上記実施形態において、係止部材20
0、マイクロスイッチSW及びセンサSは複写機本体1
02側に配設され、被係止部材300は原稿搬送装置1
0側に配設されているが、これとは逆に、係止部材20
0、マイクロスイッチSW及びセンサSを原稿搬送装置
10側に配設し、被係止部材300を複写機本体102
側に配設する他の実施形態も可能である。また複写機本
体102に配設された係止部材200における係止部2
04の係止孔206の軸線は、画像読取ラインPLの延
長上に存在するよう係止部材200の位置が規定されて
いるが、係止孔206の軸線が画像読取ラインPLの延
長上に存在することなく、上記左右方向に若干の範囲で
移動した位置に存在するよう係止部材200の位置が規
定される他の実施形態も可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明による、原稿搬送装置を備えた画
像形成機によれば、原稿搬送装置が閉じられたとき、常
に所定の閉位置に正確に位置付けられることを可能に
し、安定した画像品質が保証される。
像形成機によれば、原稿搬送装置が閉じられたとき、常
に所定の閉位置に正確に位置付けられることを可能に
し、安定した画像品質が保証される。
【図1】本発明による、原稿搬送装置を備えた複写機の
実施形態の一部を示す正面概略図。
実施形態の一部を示す正面概略図。
【図2】図1に示す原稿搬送装置及び複写機本体の一部
を拡大して示す断面概略図。
を拡大して示す断面概略図。
【図3】図1に示す複写機の一部を、原稿搬送装置を開
いた状態で示す斜視図。
いた状態で示す斜視図。
【図4】本発明による係止部材及び被係止部材の実施形
態を示す正面図であって、一部を断面にして示す正面
図。
態を示す正面図であって、一部を断面にして示す正面
図。
【図5】図4の他の作動態様を示す正面図。
【図6】図5のA−A矢視断面図。
【図7】本発明による係止部材及び被係止部材の他の実
施形態をスイッチの実施形態と共に示す正面図であっ
て、一部を断面にして示す正面図。
施形態をスイッチの実施形態と共に示す正面図であっ
て、一部を断面にして示す正面図。
【図8】図7の他の作動態様を示す正面図。
【図9】本発明による係止部材及び被係止部材の更に他
の実施形態をスイッチの他の実施形態と共に示す正面図
であって、一部を断面にして示す正面図。
の実施形態をスイッチの他の実施形態と共に示す正面図
であって、一部を断面にして示す正面図。
【図10】図9の他の作動態様を示す正面図。
【図11】図10のB−B矢視断面図。
10 原稿搬送装置 11 ヒンジ体 12 原稿搬送路 60 ガイド部材 100 複写機 102 複写機本体 106 ガラス板 200 係止部材 206 係止孔 300 被係止部材 304 被係止ロッド P 画像読取位置 PL 画像読取ライン S 光学式透過型センサ SW マイクロスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 画像形成機本体の後端部にヒンジ手段を
介して画像形成機本体の上面を覆う閉位置と画像形成機
本体の上面を開放する開位置との間を旋回自在に装着さ
れた原稿搬送装置を備え、原稿搬送装置の原稿搬送路の
一部領域は、画像形成機本体の上面の一部領域と協働し
て形成されると共に画像読取位置を規定する、原稿搬送
装置を備えた画像形成機において、 画像形成機本体の前端部の上面における画像読取位置の
近傍には係止手段又は被係止手段のうちの一方が配設さ
れ、原稿搬送装置の前端部の下面における、係止手段又
は被係止手段のうちの一方に対応した位置には、係止手
段又は被係止手段のうちの他方が配設され、原稿搬送装
置がヒンジ手段を介して閉位置に旋回させられると、原
稿搬送装置における係止手段又は被係止手段のうちの他
方は、画像形成機本体における係止手段又は被係止手段
のうちの一方に離脱自在に係止されて原稿搬送装置は閉
位置に位置付けられる、ことを特徴とする原稿搬送装置
を備えた画像形成機。 - 【請求項2】 係止手段は係止孔を備えた係止部材から
構成され、被係止手段は係止部材の係止孔に離脱自在に
嵌合係止しうる被係止ロッドを備えた被係止部材から構
成されている、請求項1記載の原稿搬送装置を備えた画
像形成機。 - 【請求項3】 係止部材の係止孔は貫通孔から形成さ
れ、被係止部材の被係止ロッドは、原稿搬送装置が閉位
置に位置付けられた状態で係止孔を貫通して軸方向内側
に突出するようその長さが規定され、係止部材が配設さ
れた原稿搬送装置又は画像形成機本体であって係止部材
の係止孔よりも軸方向内側位置には、原稿搬送装置の開
閉状態を検出するスイッチ手段が配設され、スイッチ手
段は被係止部材の被係止ロッドによってON−OFFさ
せられる、請求項2記載の原稿搬送装置を備えた画像形
成機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162473A JP2001343791A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 原稿搬送装置を備えた画像形成機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162473A JP2001343791A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 原稿搬送装置を備えた画像形成機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343791A true JP2001343791A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18666366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000162473A Withdrawn JP2001343791A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 原稿搬送装置を備えた画像形成機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001343791A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7453589B2 (en) | 2003-06-30 | 2008-11-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Information apparatus |
US7855814B2 (en) | 2006-02-27 | 2010-12-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner and hinge |
US8084702B2 (en) | 2008-08-26 | 2011-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US8345318B2 (en) | 2006-02-27 | 2013-01-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner |
JP2016187138A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000162473A patent/JP2001343791A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7453589B2 (en) | 2003-06-30 | 2008-11-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Information apparatus |
US7855814B2 (en) | 2006-02-27 | 2010-12-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner and hinge |
US8345318B2 (en) | 2006-02-27 | 2013-01-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner |
US8472086B2 (en) | 2006-02-27 | 2013-06-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner |
US8084702B2 (en) | 2008-08-26 | 2011-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2016187138A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070807 |