JP2001239289A - 合併処理化装置 - Google Patents
合併処理化装置Info
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Abstract
浄化槽を実現することができるようにする。 【解決手段】嫌気処理室3と好気処理室4と沈殿室5と
消毒室6を備えた単独処理浄化槽1に生物濾過槽22を
備えた合併処理化装置20を接続することにより合併処
理浄化槽を構成する。
Description
関する。
いて行っている。
理浄化槽を示す縦断側面図である。この単独処理浄化槽
1は、屎尿を流入口2から沈殿分離室3へ流入させて固
液分離および嫌気処理を行い、接触曝気室4へ移流す
る。接触曝気室4は、移流した処理水を散気管7から散
気した空気の泡によって撹拌して接触材8に接触させ、
栄養基質を酸化させて徐々に除去する。接触材8は、撹
拌を継続すると生物膜が厚く堆積して閉塞するので、定
期的に逆洗管9から空気泡を吐出することにより接触材
8から生物膜を剥離させる。接触曝気室4を通過した処
理水は、沈殿室5にて固形分の沈殿分離を行い、上澄み
液を消毒槽6へ移流させて滅菌処理して流出口10から
放流する。なお、11は消毒剤容器である。
は、処理すべき汚水の種類が屎尿に限定され、台所排
水,洗濯排水,洗面排水および浴槽排水などの生活排水
を処理することができないという問題がある。
して新たな合併処理浄化槽を設置することにより解決す
ることができるが、施工費用が高額となるばかりでな
く、多くの単独処理浄化槽がFRP製であることから、
不要になった単独処理浄化槽の処分に関しても新たな問
題が発生する。
く埋め殺すようにすれば廃棄物処分の問題は生じないも
のの土地の有効活用ができなくなる問題がある。
有効活用して合併処理浄化槽を実現させることができる
合併処理化装置を提案することにある。
槽に配管接続することにより処理水を合併処理すること
ができる合併処理浄化槽を構成する合併処理化装置にお
いて、好気処理を行うための生物反応部と、この生物反
応部の下流側で処理水の濾過を行うための濾過部とを備
え、単独処理浄化槽との配管接続は、前記単独処理浄化
槽の消毒室に流入する直前の汚水を前記生物反応部へ移
流させる移流管と、濾過部を洗浄した処理水を単独処理
浄化槽の嫌気処理部または沈殿分離室へ移送する洗浄排
水移送管と、濾過部の下流側の処理水を単独処理浄化槽
の消毒室に返送する返送管により行うようにすることを
特徴とする。
え、単独処理浄化槽からの処理水をこの流量調整槽を介
して生物反応部へ流入させるようにしたことを特徴とす
る。
て合併処理浄化槽を構成する単独処理浄化槽は、少なく
とも、嫌気処理室または沈殿分離室と、消毒室を備えた
ものであることが必要であり、具体的には、従来の技術
で説明したように、流入口および流出口を備え、内部に
上流側から沈殿分離室,接触曝気室,沈殿室,消毒槽を
備えたものが好適である。
好気処理を行うための生物反応部と処理水の濾過を行う
濾過部を備えたものであれば良い。
的に述べると、一例としては、槽内に担体を充填して担
体層を形成し、その担体槽の下部および内部に散気管を
設け、担体層の内部に設置した散気管より上側の担体層
により主として好気処理を行い、担体層の内部に設置し
た散気管より下側の担体層により主として濾過を行うよ
うに構成する。また、他の例としては、通水板により区
画した上下2段の担体層を形成すると共に各担体層の下
部に散気管を設置し、通水するときに上流側となる担体
層を生物反応部となし、下流側の担体層を濾過部とする
ように構成する。
保持可能にすることから、網様円筒状,骨格様球状,へ
ちま状,小円筒状,波板状,チューブ状,繊維絡み状な
どの合成樹脂製の成形体、独立気泡体または連通気泡体
を有する合成樹脂製の成形体、アンスラサイト(無煙
炭),珪砂,セラミックなどの無機体を好適に用いるこ
とかできる。
応部と同様に担体を使用したものを好適に使用すること
ができる。使用する担体としては、生物反応部で使用し
たものと同じ形態でも異なる形態でも良い。濾過部の底
部に配置する散気管は、通常状態では空気泡の吐出を行
うことなく、担体が静止状態を保って濾過が行い易い環
境を維持させるが、継続して濾過を行うことによって担
体に厚く堆積した生物膜を剥離するために、定期的に空
気泡を吐出させて該担体の撹拌を行って担体から生物膜
を剥離する。剥離した生物膜は、洗浄排水移送管によっ
て、単独処理浄化槽の嫌気処理室または沈殿分離室へ移
送するようにすることが好ましい。
へ処理水を移流させるものであり、単独処理浄化槽から
の処理水は、消毒室に流入する直前の処理水とする。具
体的には、単独処理浄化槽の接触曝気室または沈殿室か
ら処理水を抜き取り、生物反応部へと移流させることが
好ましい。また、生物反応部の上流側に流量調整槽を設
ける場合は、単独処理浄化槽からの処理水を一旦流量調
整槽へ移流させてから生物反応部へ移流するようにす
る。
部を洗浄した処理水を単独処理浄化槽の嫌気処理部また
は沈殿分離室へ移送するものであり、主として、濾過部
の担体から剥離した生物膜を多く含む処理水を移送す
る。
理浄化槽の消毒室に返送するものであり、返送された処
理水は、滅菌処理を行って系外へ放流される。
量調整槽を備え、合併処理化装置に流入する処理水を一
旦流量調整槽に溜め、そこから生物反応部へ流入させて
も良く、これにより、安定した浄化処理を行うことがで
きる。
て構成した合併処理浄化槽であり、(a)は平面図、
(b)は縦断側面図である。
槽であり、上流側から、第1流入口2,嫌気処理室(沈
殿分離室)3,接触曝気室4,沈殿室5,消毒槽6,第
1流出口10を備える。
ら処理水を流入させる生物濾過槽22を備え、この生物
濾過槽22は、槽の上下に担体の通過を妨げ、処理水を
通過させる通水部材23,24,25を設置し、通水部
材23,24間に担体を充填して形成した上側の担体層
によって生物反応部26を構成し、通水部材24,25
間に担体を重点して形成した下側の担体層によって濾過
部27を構成する。生物反応部26の下部に設けた散気
部材28は、好気処理を行うために使用するものであ
り、常に空気泡の吐出を行うようにするが、濾過部27
の下部に設けた散気部材29は、生物膜の剥離を行う洗
浄のために使用するものであり、1日1回の空気泡の吐
出を1〜30分程度行うようにする。
部30を設け、この処理水貯留部30には第2流出口3
1を設け、底部に洗浄排水移送管32を開口させる。
配管接続は、沈殿室5と第2流入口21を移流管33に
よって接続し、単独処理浄化槽1の沈殿室5の処理水を
合併処理化装置20の生物濾過槽22に移流する。ま
た、第2流出口31と消毒室6を返送管34によって接
続し、処理水貯留部30の上澄み液を消毒室6に移流す
る。そして、洗浄排水引き抜き管32は、移送ポンプ3
5と洗浄排水移送管36を介して嫌気処理室3に接続す
る。
明する。家庭から排出される屎尿,台所排水(ディスポ
ーザ排水を含む),洗面排水,洗濯排水および浴槽排水
等(以下、排水aという)は、単独処理浄化槽1の第1
流入口2から嫌気処理室2へ流入する。嫌気処理室2
は、処理水の固液分離および嫌気処理を行って接触曝気
室4に移流する。接触曝気室4は、処理水の栄養基質を
酸化して除去して沈殿室5に移流する。沈殿室5は、処
理水の固形分を沈殿させて分離し、上澄み液を移流管3
3によって合併処理化装置20の第2流入口21から生
物濾過槽22内に移流する。
流入した処理水を、先ず、生物反応部26において散気
部材28からの空気泡によって好気処理し、その後、濾
過部27において生物反応部26からの持込み酸素によ
り好気処理を行いながら固形物質の除去を行い、処理水
貯留部30に移流する。
は、返送管34によって消毒室6へ移流し、ここで消毒
滅菌処理した後に第1流出口10から放流する。
して濾過を行うと、担体に生物膜が厚く堆積して閉塞す
るので、散気部材29から定期的に空気泡を吐出させて
担体を撹拌することにより、担体から生物膜の剥離を行
う。そして、剥離した生物膜は、移送ポンプ35を稼働
させて洗浄排水引き抜き管32によって引き抜いて洗浄
排水移送管36を介して嫌気処理室3に移送する。
処理浄化槽1を有効に利用して屎尿,台所排水,洗面排
水,洗濯排水等を合併処理することができる。
化槽の縦断側面および配管を示す図である。この実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態の合併処理浄化
槽における合併処理化装置20に流量調整槽40を一体
的に設け、この流量調整槽40内の処理水をポンプ41
により生物濾過槽22に移流するようにした構成であ
る。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるの
で、同一符号を付して重複する説明を省略する。
ットルという大量の排水量になる。そのために、合併処
理化装置20の生物濾過槽22の容量を十分に大きく確
保することができない場合には、処理が不十分な処理水
を放流してしまうことになりかねない。
浴槽排水は排水aとは別に排水するように浴槽排水管4
2で配管し、移流管33の途中で合流させて流量調整槽
40に流入させて貯留し、この流量調整槽40からポン
プ41を使用して適量の処理水を生物濾過槽22へ移流
させるように構成した。
処理浄化槽1における屎尿,台所排水,洗面排水,洗濯
排水の処理機能を低下させることなく安定した浄化処理
を行うことができる。
化槽の縦断側面および配管を示す図である。この実施の
形態は、図2に示した第2の実施の形態の合併処理浄化
槽における合併処理化装置に設けた流量調整槽を別体に
形成した構成である。その他の構成は、第2の実視の形
態と同様であるので、同一符号を付して重複する説明を
省略する。
合併処理化装置20とは別体に形成して地中に埋設する
ように構成し、第3流入口43に移流管33を接続して
処理水を流入させる。そして、この流量調整槽40内に
貯留する処理水をポンプ41により移送管44を介して
合併処理化装置20の第2流入口21に移流するように
配管接続する。
処理化装置20は地上に設置することが可能となって施
工費用を低減することができる。
は、新しい単独処理浄化槽を単独で新設し、またはこの
新しい既存の単独処理浄化槽と合併処理化装置を組み合
わせて使用することにより合併処理浄化槽を構成して新
設することができるので、単独処理浄化槽と合併処理浄
化槽の生産効率を高めることができる。
して合併処理浄化槽を構成することができるので、既設
の単独処理浄化槽を処分して新たな合併処理浄化槽を設
置するよりも安価に実現することができ、単独処理浄化
槽を廃棄する必要もなくなる。
ことにより、合併処理化装置の構成を簡単にすることが
できる。
より、他の生活排水に比較して量が多いために浄化処理
を不安定にしていた浴槽排水を直接または合併処理化装
置による処理のみまたは消毒滅菌のみを行って系外に放
流することができ、浄化処理を安定に行うことができ
る。
通過せずに合併処理化装置に直接流入あるいは直接放出
あるいは消毒滅菌のみを行って系外に放出するように構
成すれば、既設の単独処理浄化槽の容量を大きくしなく
ても汚泥の流出を防止することができると共に生物濾過
処理を効率的に行うことができるので、生物濾過槽の容
量をコンパクトにすることができ、システム全体を小型
化することが可能となる。
た場合には、安定した浄化処理を行うことができ、特に
合併処理化装置と流量調整槽を別体にして配管接続する
ようにすれば、合併処理化装置を地上設置することによ
り施工費用を低減することができる。
合併処理化装置を使用して合併処理浄化槽を新設するこ
ともできるので、単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の生
産効率を高めることができる。
置を単独処理浄化槽に配管接続して構成した合併処理浄
化槽であり、(a)は平面図、(b)は縦断側面図であ
る。
化槽の縦断側面および配管を示す図である。
化槽の縦断側面および配管を示す図である。
す縦断側面図である。
室、5…沈殿室、6…消毒槽、20…合併処理化装置、
22…生物濾過槽、26…生物反応部、27…濾過部。
Claims (2)
- 【請求項1】単独処理浄化槽に配管接続することにより
汚水を合併処理することができる合併処理浄化槽を構成
する合併処理化装置において、 好気処理を行うための生物反応部と、この生物反応部の
下流側で処理水の濾過を行うための濾過部とを備え、単
独処理浄化槽との配管接続は、前記単独処理浄化槽の消
毒室に流入する直前の処理水を前記生物反応部へ移流さ
せる移流管と、濾過部を洗浄した処理水を単独処理浄化
槽の嫌気処理部または沈殿分離室へ移送する洗浄排水移
送管と、濾過部の下流側の汚水を単独処理浄化槽の消毒
室に返送する返送管により行うようにすることを特徴と
する合併処理化装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記生物反応部の上流
側に流量調整槽を備え、単独処理浄化槽からの処理水を
この流量調整槽を介して生物反応部へ流入させるように
したことを特徴とする合併処理化装置。
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