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JP2001236667A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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Publication number
JP2001236667A
JP2001236667A JP2000046721A JP2000046721A JP2001236667A JP 2001236667 A JP2001236667 A JP 2001236667A JP 2000046721 A JP2000046721 A JP 2000046721A JP 2000046721 A JP2000046721 A JP 2000046721A JP 2001236667 A JP2001236667 A JP 2001236667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
recording
information recording
optical information
pid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000046721A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Fushimi
哲也 伏見
Masamichi Ito
正道 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000046721A priority Critical patent/JP2001236667A/ja
Publication of JP2001236667A publication Critical patent/JP2001236667A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PID部にて脱輪現象の検出しつつ別のトラッ
クに記録・消去動作を行う可能性を低減させる光学的情
報記録再生装置を提供すること。 【解決手段】正常に再生可能なPID部でのトラッキン
グエラー信号(TE信号)の応答を保持することにより
擬似的に生成した基準信号と比較し、比較レベル以上の
TE信号の変化が基準時間継続したことを検出し、検出
した場合にはディスク101への記録・消去動作を停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射すること
によって情報記録媒体に対して情報の記録・消去が可能
な光学的情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円盤状の情報記録媒体上に、互い
に反射率の異なる結晶質状態、非晶質状態に可逆的に変
化する相変化を利用して情報を記録した情報記録媒体か
ら、その情報を光学的に読み出して再生する光学的情報
記録再生装置は、種々の方式のものが知られており、か
つ、既に実用化されている。また、特に近年、その情報
記録密度を高めて、大量の情報を記録できる情報記録媒
体として、例えば、DVD−RAM(Digital Versatil
e Disc−Random Access Memory)ディスクと呼ばれるも
のが提案されて注目を集めており、DVD−RAMディ
スクに対して情報の記録及び再生を行う光学的情報記録
再生装置についても、既に市販されている。
【0003】このような情報を記録可能な情報記録媒体
に対して情報を記録あるいは消去するときに留意すべき
点として、脱輪と呼ばれる現象がある。脱輪とは、装置
の振動といった外的要因(地震、装置への衝撃)あるい
は装置固有の内的要因(ディスク表面の傷、汚れ、欠
陥)による異常により、ディスクの記録面上に形成され
る光スポットが、本来走査すべきトラックから外れてし
まう現象をいう。
【0004】情報を記録しているときに脱輪を起こして
しまうと、誤って別のトラックの情報を消去してしまう
ことになるため、脱輪を起こしているか否かを監視し、
かつその時記録または消去動作中であれば動作を停止す
る必要がある。従来の光学的情報記録再生装置では、図
6に示すような構成にてこの脱輪現象の検出を行ってい
る。以下、従来の脱輪現象を検出可能な光学的情報記録
再生装置について図6を参照しながら説明する。本図は
光学的情報記録再生装置のうち脱輪現象を検出するに必
要な構成について示したブロック図であり、光学的情報
記録再生装置の他の構成については説明を割愛する。
【0005】スピンドル102によりディスク101を
回転させ、このディスク101に光ヘッド103からレ
ーザ光を照射してディスク101の記録面上に光スポッ
トを形成する。そして、ディスク101に照射したレー
ザ光の反射光を光ヘッド103が検出し、反射光のレベ
ルに応じた種々の信号を生成する。この生成された信号
のうち、いわゆるトラッキング制御に利用されるトラッ
キングエラー信号(TE信号)といわれるディスクのト
ラック中心に対する変動量を示す信号の信号レベル(電
圧)が比較レベルを超えているか否かをコンパレータ1
04にて判断し、比較レベルを超えている期間はhighレ
ベル、超えていない期間はlowレベルとなる信号を出力
する。
【0006】このとき、図ではコンパレータ104は単
純に1レベルとの比較器を示しているが、実際はウィン
ドコンパレータを構成し、比較参照レベル110が正方
向と負方向に比較される。
【0007】時間測定器105では、コンパレータ10
4から出力される信号がhighレベルとなっている時間を
測定する。この出力時間が基準時間を超えた場合には、
光スポットが誤って別のトラックに脱輪する可能性ある
いは既に脱輪した可能性があるため、OR(論理和)回
路109に信号を出力する。
【0008】一方、TE信号からはディスク101のP
ID部(ディスク上の物理的な位置情報 Physical ID
が形成された領域)にあらかじめ形成されているピット
の情報を読み取ることができるので、PID復調器10
6にてTE信号を復調し、情報を読み取る。PID部の
ピットの情報には、トラックの位置情報が含まれている
ので、光スポットがどのトラックを走査しているのかが
分かる。また、PIDレジスタ107には、情報の記
録、再生を行う前に予めトラックの位置情報の順番が記
憶されている。そこで、比較器108では、PIDレジ
スタ107から次にディスクから読み取るであろうPI
D部の位置情報を受け取り、この位置情報とPID復調
器106にて実際に読み取られたPID部の位置情報と
を比較する。比較結果が一致しない場合には、光スポッ
トが誤って別のトラックに脱輪していることが分かるの
で、OR回路109に信号を出力する。
【0009】そして、OR回路109は、時間測定器1
05または比較器108から信号が入力された場合に
は、記録・消去停止信号を出力して、光学的情報記録再
生装置による情報の記録・消去動作を停止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光学的
情報記録再生装置では、記録・消去中にディスク上のP
ID部ではTE信号の異常による脱輪現状をとらえるこ
とができないため、PID部の先頭部分にてPIDが復
調可能となり、かつPID部の後半部分にて脱輪が発生
すると、脱輪発生の検出が遅くなり、記録または消去の
停止処理が遅れる可能性がある。
【0011】本発明は、かかる問題点を解決し、PID
部にて脱輪現象の検出遅れを改善しつつ別のトラックに
記録・消去動作を行う可能性を低減させる光学的情報記
録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明ではトラック中心に対する光スポットの径方
向位置の変動量を制御しながらディスクに情報の記録・
消去を行う光学的情報記録再生装置において、PID部
での前記変動量を保持する手段と、保持した変動量を規
定量と加算する加算手段と、前記加算結果と変動量とを
比較する手段と、前記変動量が前記加算結果を超えた時
間を測定する手段と、前記時間が基準時間を超える場合
には情報の記録・消去動作を停止する手段とを備えた光
学的情報記録再生装置とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】本発明の理解を容易にするため、はじめに
ディスクの構成、脱輪現象について説明する。図2は、
本発明を適用した光学的情報記録再生装置により情報が
記録・消去されるディスク101の一例を示す部分拡大
図である。
【0015】このディスク101には、グルーブ部20
1(G)及びランド部202(L)の両方に情報を記録
・消去できる。グルーブ部201とランド部202は、
ディスク1周毎に交互に形成されており、かつトラック
203に沿って形成されている。グルーブ部201、ラ
ンド部202の間には一定間隔でPID部204を設
け、このPID部204にピット205を形成する。ピ
ット205は、トラック203に対して内周方向、外周
方向にそれぞれオフセットさせ、グルーブ部201とほ
ぼ同じ深さに形成されている。図では簡略して示してい
るが、実際はそれぞれ100個程度の微少なピットが形
成されている。
【0016】光スポットがグルーブ部201のトラック
203に沿って走査されているときとランド部202の
トラックに沿って走査されているときとではピット20
の検出レベルが変化する。
【0017】本図に示した一例では、グルーブ部201
のトラックを走査している場合には、外周側にオフセッ
トされたピット205を走査してから内周側にオフセッ
トされたピット205を走査する。一方、ランド部20
2のトラックを走査している場合には、内周側にオフセ
ットされたピット205を走査してから外周側にオフセ
ットされたピット205を走査する。
【0018】また、図2には、光スポットの軌跡20
8、209を模式的に示している。通常にトラックを走
査して情報を記録・消去しているときは光スポットは点
線で示した軌跡208の通りに進み、情報の記録・消去
を行う。しかし、装置の振動といった外的要因(地震、
外部からの衝撃等)あるいは装置固有の内的要因(ディ
スク表面の傷、汚れ、欠陥)によって異常が発生し、光
スポットの径方向での照射位置に変動をきたして脱輪を
おこしてしまった場合には、光スポットが、本来走査す
べき軌跡208を外れ、例えば実線で示した軌跡209
のように進んでしまう。軌跡209のように進んだ場合
には、誤って別のトラックの情報を記録・消去してしま
うおそれがある。
【0019】以下説明する本発明を適用した光学的情報
記録再生装置では、光スポットの軌跡が軌跡209のよ
うな脱輪現象を検出し、検出した場合には、記録・消去
動作を停止することができる。
【0020】図1は、本発明を適用した光学的情報記録
再生装置のブロック図の一例である。本図は光学的情報
記録再生装置のうち脱輪現象の検出に関わる構成につい
て示したブロック図であり、光学的情報記録再生装置の
他の構成については説明を割愛する。また、本図の各ブ
ロックは、図示しない制御手段によりその動作を制御さ
れているものとする。
【0021】スピンドル102によりディスク101を
回転させ、このディスク101に光ヘッド103からレ
ーザ光を照射してディスク101の記録面上に光スポッ
トを形成する。そして、ディスク101に照射したレー
ザ光の反射光を光ヘッド103が検出し、反射光のレベ
ルに応じた種々の信号を生成する。この生成された信号
のうち、トラッキングエラー信号(TE信号)といわれ
るディスクのトラック中心に対する径方向の変動量を示
す信号の信号レベルが同時に出力される。
【0022】この時、PID1、2(211)でのTE
信号レベルをS/H121にて保持し、PID3、4
(212)でのTE信号レベルをS/H(サンプル・ホ
ールド回路)122にて保持する。S/H121及びS
/H122の出力は当該のPIDが再生可能であった場
合にS/H123及びS/H124によって保持され
る。
【0023】スイッチ126はデータ部221では開い
ているが、PID部204では閉じられ、LPF127
にS/H123またはS/H124の出力がスイッチ1
25によって切り換えられて入力される。
【0024】LPF127の出力は検出レベル110と
加算器128にて加算され、比較器104にてLPF
(高域遮断回路)110の出力と比較される。実際は比
較器104はウィンドコンパレータであり、LPF11
0の出力は加算器128の出力の正側及び負側共に比較
され、LPF110の出力が加算器128の出力を越え
た時間を時間測定器105にて検出し、超えた時間が基
準時間を越えた場合には、光スポットが誤って別のトラ
ックに脱輪した可能性があるため、OR回路109に信
号を出力する。
【0025】そして、OR回路109は、時間測定器1
05から信号を受けた場合には、記録・消去停止信号を
出力して、情報の記録・消去動作を停止する。
【0026】ここで、ディスク101の構造とディスク
101からの戻り光を検出することで得られるTE信号
の信号レベルと比較レベルとの関係について説明する。
図3は、ディスク101の構造とTE信号401との関
係を示す図である。本図では上部にディスク101の断
面を示し、下部にこのディスク101の径方向位置とT
E信号の値(電圧)との関係を示している。
【0027】TE信号401は、上述の通りトラック2
03に対する径方向の変動量を示す信号であり、トラッ
ク中心に位置している場合には基準レベル(通常は電圧
0)をとる。そしてトラック中心からずれていく(変動
量)に従ってそのレベル(電圧)は高く、あるいは低く
なり、グルーブ部(G)201とランド部(L)202
との境に光スポットが位置したときにその値は最大、あ
るいは最小のレベル(電圧)をとる。
【0028】いわゆるトラッキング制御は、このTE信
号の変化を監視し、TE信号のレベルが基準レベルにな
るように光スポットの位置を制御することで行ってい
る。情報の記録・消去を行っているときにもこのトラッ
キング制御を行いながら情報の記録・消去を行っている
ため、通常では、光スポットは、図2でいえば軌跡20
8のような正常な軌跡を描いて情報の記録・消去が行わ
れる。
【0029】しかし、トラッキング制御にて制御しきれ
ない変動があった場合には、脱輪を起こしてしまい、図
2でいえば軌跡209のような異常な軌跡を描いて情報
の記録・消去を行ってしまう。上述した従来技術では、
TE信号と1系統の基準値を比較器でもって脱輪の可能
性があることを検出する構成となっているが、1系統の
基準値でこの検出を行おうとすると、トラック溝がない
PID部にてTE信号が得られないことから、PID部
での脱輪現象の検出不可能といった課題を解決すること
ができない。そこで、本実施形態では、PID部でのT
E信号出力の保持器を設けることでこの問題を解決して
いる。
【0030】図4及び図5を参照しながら、本発明の利
点について説明する。
【0031】図4は脱輪が発生せず、光スポットが軌跡
208上を操作した場合を示している。光ヘッドからの
出力401は、PID部204ではピットに従った変調
が得られ、データ部221では図示していないが半径方
向に微少揺動した溝形状に起因した一定周波数の信号が
重畳されている。LPF110からの出力402をS/
H121及びS/H122にてS/H制御1(403)
及びS/H制御2(404)に従ってレベルを保持す
る。PID1、2(211)及びPID3、4(21
2)が再生可能かつ適正な内容であった場合、S/H制
御3(405)及びS/H制御4(406)がそれぞれ
出力され、S/H121及びS/H122の出力を、そ
れぞれS/H123及びS/H124に保持する。
【0032】図1では明示していないが、S/H及びス
イッチの制御信号を生成する制御装置を持つ。また、デ
ィスク101のグルーブ部201とランド部202は1
周毎に互い違いとなり、それに伴ってPID1、2とP
ID3、4の極性が入れ替わるが、スイッチ125を制
御するスイッチ制御2(408)は、その入れ替えを考
慮して出力する。
【0033】スイッチ制御1(407)に従ってPID
部204にて閉じられたスイッチ126からの出力はL
PF127において鈍され、加算器128において検出
電圧110と加算され、比較器104に比較参照値とし
て入力される。LPF127の特性はLPF110の応
答と合わせている。図1では簡略して記載しているが、
比較器104はウィンドコンパレータであり、検出電圧
110をLPF出力2(410)の正側と負側にそれぞ
れ加算した参照電位内の範囲にLPF110の出力が越
えないことをモニタしている。
【0034】図5はPID部204にて脱輪が発生し、
軌跡209のように走査したことによる各信号出力及び
本脱輪検出装置の出力を示している。脱輪したことによ
りPID1、2及びPID3、4が再生不能となり、S
/H制御3及びS/H制御4は出力されない。S/H1
23及びS/H124にそれぞれ保持されたレベルを用
いて加算器出力411が生成される。この時LPF11
0からの出力502と比較され、比較器出力512が得
られる。時間測定105にて脱輪を検出した時間が基準
の時間を超えた場合には論理和109を通じて記録・消
去停止信号が出力され、記録または消去処理中の場合は
処理が停止される。
【0035】図6の従来の脱輪検出回路を示す。LPF
110の出力をウィンドコンパレータである比較器10
4にて検出電圧110と比較することにより脱輪発生を
検出するが、PID部204では誤動作することから検
出動作を停止させる必要がある。同時に復調器106に
て得られたPID部の情報をPIDレジスタ107に格
納された期待される値と比較器108にて比較すること
により脱輪発生を検出するが、PID部204を通過し
ないと脱輪を検出できない不具合を持つ。
【0036】従って従来の脱輪検出回路にて最も脱輪検
出が遅延する場合は、図5の軌跡209の脱輪の症状で
あり、PID部204の先頭部分の情報が適正な値とし
て再生可能となり、それにより記録または消去処理が問
題なく実行され、その後PID部204にて適正なトラ
ック中心208より走査位置がずれ、2トラック離れた
グルーブ部201に引き込まれた場合である。
【0037】PID部にて生成されるTE信号を擬似的
に作成し、それを用いて脱輪検出の基準電位とすること
により、PID部のピット内容を再生し検証することな
くPID部での脱輪発生が検出可能となり、PID部で
の欠陥及びPID部での再生能力に脱輪検出が左右され
なくなる。
【0038】図4では比較レベル402及び403は片
側+電位のみ示しているが、実際は同じ絶対値を持った
負側の電位でも、同様にTE信号と比較し、脱輪を検出
する。
【0039】図1の光学的情報記録再生装置の説明に戻
る。TE信号401の信号波形からトラック203に対
する変動量が把握できる一方で、TE信号401からは
ディスク101のPID部204に形成されているピッ
ト205の情報を読み取ることもできる。そこで、PI
D復調器106にてTE信号を復調し、情報を読み取
る。PID部のピットの情報にはトラックの位置情報が
含まれているので、光学的情報記録再生装置は、PID
部を通過する毎に、光スポットがどのトラックを走査し
ているのかが分かる。また、PIDレジスタ107には
記録または消去すべきトラックの位置情報を示す情報
が、情報の記録、消去を行う前に予め記憶されている。
そこで、比較器108では、PIDレジスタ107から
出力される再生するであろうPID部の位置情報とPI
D復調器106にて読み取られたPID部の位置情報と
を比較する。比較結果が一致しない場合には、光スポッ
トが誤って別のトラックに脱輪していることが分かるた
め、OR回路109に信号を出力する。
【0040】そして、OR回路109は、比較器108
から信号が出力された場合には、記録・消去停止信号を
出力して、光学的情報記録再生装置による情報の記録・
消去動作を停止する。
【0041】上述したコンパレータ及び時間測定器によ
る脱輪検出の他、比較器108による脱輪検出を行う実
施形態によれば、上述の効果に加えて、脱輪による誤記
録・誤消去を、脱輪が起きたときに光スポットが移った
グルーブ部あるいはランド部の範囲内に抑えることがで
きる。PID部の位置情報を読み取ることで別のトラッ
クに移動していることが分かる。従って、情報の記録・
消去動作を続行することがなくなり、脱輪による誤記録
・誤消去を、脱輪が起きたときに光スポットが移ったグ
ルーブ部あるいはランド部の範囲内に抑えることができ
ることになる。
【0042】さらに図2には、ディスク101のグルー
ブ部201とランド部202との径方向の境界を直線で
示しているが、ディスクの中にはこの境界を一定周期で
揺動(ウォブル)させているディスクもある。以後、デ
ィスク101のこの境界がウォブルされているものとし
て説明する。
【0043】本発明の本質は、溝のないPID部にて擬
似的に基準TE信号を生成し、その疑似TE信号から生
成した検出レベルから比較レベル以上のTE信号の変化
が基準時間継続したことを検出する構成により、検出し
た場合にディスクへの記録・消去動作を停止する光学的
情報記録再生装置とすることにある。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、脱輪現象の誤検出を低
減し、誤って別のトラックに記録・消去動作を行う可能
性を低減させる光学的情報記録再生装置とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光学的情報記録再生装置の一
例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した光学的情報記録再生装置によ
り情報が記録・消去されるディスク101の一例を示す
部分拡大図である。
【図3】ディスク101の構造とTE信号401との関
係を示す図である。
【図4】通常のPID部での光スポットの軌跡、コンパ
レータに入力されるTE信号、コンパレータの出力信号
(時間測定器への入力信号)及び時間測定器の出力信号
の関係を示す図である。
【図5】PID部にて脱輪が発生した場合の、光スポッ
トの軌跡、コンパレータに入力されるTE信号、コンパ
レータの出力信号(時間測定器への入力信号)及び時間
測定器の出力信号の関係を示す図である。
【図6】従来の脱輪現象を検出可能な光学的情報記録再
生装置のブロック図である。
【符号の説明】
101…ディスク、102…スピンドル、103…光ヘ
ッド、104、110…コンパレータ、105、111
…時間測定器、106…PID復調器、107…PID
レジスタ、108…比較器、109…OR回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 BB05 CC01 CC02 DD03 FF02 FF31 5D118 AA14 AA17 BA01 BC12 BC13 BF03 BF04 CB06 CD03 CD20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック中心に対する光スポットの径方
    向位置の変動量を制御しながらディスクに情報の記録・
    再生及び消去を行い、該ディスク上にあらかじめ識別情
    報が記録された光学的情報記録再生装置において、 前記変動量と基準レベルを比較することにより規定の変
    動量以上変動している時間が基準時間を超える場合は情
    報の記録・消去動作を停止する手段と、前記識別情報が
    記録されたディスク上の位置において前記比較レベルを
    補正する手段を持つことを特徴とする光学的情報記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記比較レベルを補正する、レベルを切
    り換えるスイッチを持つことを特徴とする請求項1記載
    の光学情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記補正レベルを前記識別情報の位置に
    従ってそれぞれに関して切り換える請求項1記載の光学
    情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記識別部のレベルを保持する手段を持
    つことを特徴とする請求項1記載の光学情報記録再生装
    置。
JP2000046721A 2000-02-18 2000-02-18 光学的情報記録再生装置 Pending JP2001236667A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42128E1 (en) 2002-09-26 2011-02-08 Air Products And Chemicals, Inc. Compositions for removing residue from a substrate and use thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42128E1 (en) 2002-09-26 2011-02-08 Air Products And Chemicals, Inc. Compositions for removing residue from a substrate and use thereof

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