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JP2001233553A - ダブルデッキエレベータの制御装置 - Google Patents

ダブルデッキエレベータの制御装置

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Publication number
JP2001233553A
JP2001233553A JP2000047941A JP2000047941A JP2001233553A JP 2001233553 A JP2001233553 A JP 2001233553A JP 2000047941 A JP2000047941 A JP 2000047941A JP 2000047941 A JP2000047941 A JP 2000047941A JP 2001233553 A JP2001233553 A JP 2001233553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
landing
floor
control device
detection switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000047941A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Idenishi
真人 井手西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JP2001233553A publication Critical patent/JP2001233553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダブルデッキエレベータにおいて、上下かご
間の間隔と建物の各階床間の高さが異なる場合でも、上
下いずれのかごをも適正かつ円滑に着床・戸開させる。 【解決手段】 上かご21には上かご着床検出スイッチ
24aを設け、下かご22には下かご着床検出スイッチ
24bをそれぞれ設ける。主制御装置8内のコントロー
ラ部82は、乗り場呼びボタン9からの呼び登録に対
し、上下いずれかのかご(21または22)を割り付け
操作を行うと同時に、各指定階へ着床するかごの着床制
御を、そのかごに対応したかご着床検出スイッチ(24
aまたは24b)からの信号に基づき、該当かごを着床
制御する。従って、コントローラ部82は、個々のかご
にそれぞれ対応したかご着床検出スイッチに基づき目的
階に着床させるので、従来のように、階高の差異によ
り、着床ゾーン内に着床できないかごが生ずるのを回避
でき、エレベータを円滑に運用させことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客を乗せるかご
を上下に2段、連結して設けたロープ式ダブルデッキエ
レベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等の建物内に据え付けられるエレベ
ータには、乗りかごが1個のかごのシングルデッキエレ
ベータのほかに、かごを上下に2個連結し、いわゆる2
階建てとして乗りかごを構成したダブルデッキエレベー
タがある。
【0003】2階建てのダブルデッキエレベータは、建
物内での限られたエレベータ設置容積内で一度に多くの
乗客を運ぶことができることから、輸送力増強が要求さ
れる高層ビル等での需要が増えている。
【0004】ダブルデッキエレベータの運転方式には、
下かご側を常に奇数階だけに着床させ、上かご側を常に
偶数階だけに着床させて上下各かごがそれぞれ上下に1
階床おきに着床停止してサービスするいわゆるダブル運
転、いずれか一方のかご(例えば、下かご)だけを任意
の指定階に着床停止させるシングル運転、このシングル
運転と前記ダブル運転とを併用させ、奇数階や偶数階の
制約なくサービスするセミダブル運転の3種類がある。
【0005】ロープ式のダブルデッキエレベータにも、
シングルデッキエレベータと同様に、かごに1個の着床
検出スイッチが設けられていて、主制御装置は、その着
床検出スイッチから、昇降路内に各階床に対応して設け
られた着床位置検出器との間の位置検出信号を受けて、
乗りかごを指定階に着床・戸開させるように制御を行っ
ている。
【0006】従来のロープ式ダブルデッキエレベータの
概略構成を図4を参照して説明する。図4は、昇降路1
内を乗りかご2の側面側から見た縦断面図で、図示のよ
うに、昇降路1上の機械室内には巻上機3が設置されて
いて、この巻上機3の駆動綱車に巻装された主ロープ4
は、乗りかご2及び釣り合い重り5を両端に連結し、連
結された乗りかご2及び釣り合い重り5は、巻上機3の
回転駆動力により、それぞれ不図示のガイドレールに案
内されつつ昇降路1内を昇降移動する。なお、乗りかご
2と釣り合い重り5との間には、昇降路1のピットに設
置された張り車6を介して、釣り合いロープ7が連結さ
れている。
【0007】また、巻上機3には、不図示のパルスジェ
ネレータが連結され、パルスジェネレータは巻上機3の
回転数に対応したパルス信号を、同じく屋上の機械室内
に設置された主制御装置8に供給するように構成されて
いる。
【0008】従って、主制御装置8は、パルスジェネレ
ータからの信号により、乗りかご2の昇降路1内におけ
る位置や速度の情報を得る一方、他方では各乗り場に設
けられた乗り場呼びボタン9による呼び登録信号や、上
下各かご21,22内の各かご操作盤21a,22aに
よる行き先階登録信号を受け、乗りかご2を指定階に着
床・戸開させるように制御を行うよう構成されている。
【0009】すなわち、図5の制御装置の構成図にも示
すように、各乗り場呼びボタン9からの呼び登録信号
(乗り場呼び信号)は、各乗り場にそれぞれ対応設置さ
れたホールコントローラユニット10、及びホール伝送
ライン11を順次介して主制御装置8の入出力部81に
供給され、上下の各かご21,22からの行き先階登録
信号(かご呼び信号)は、乗りかご2に設置されたかご
コントローラユニット23及びテールコード12を介し
て同様に主制御装置8の入出力部81に供給される。ま
た、乗りかご2の着床検出スイッチ24と昇降路内の着
床位置検出器13との間で検出されたかご位置検出信号
は、かごコントローラユニット23に供給され、同様
に、テールコード12を介して主制御装置8の入出力部
81に供給される。
【0010】主制御装置8は、入出力部81とコントロ
ーラ部82とで構成され、コントローラ部82は、入力
部81を介して供給される呼び登録信号及び行き先階登
録信号を受け、かごの割り付けを行った後、該当かごを
目標階に向け走行させ、着床・戸開すべく巻上機3を駆
動制御する。
【0011】ダブルデッキエレベータでは、上下に2つ
のかご21,22があるので、コントローラ部82は、
乗り場からの呼び登録に対しては、運転方式に基づき、
上かご21または下かご22のいずれかを選択して割り
付けを行う。
【0012】いま、X階以外の階に停止している乗りか
ご2に対し、X階の乗り場からの呼び登録信号を受けた
コントローラ部82が下かご22を割り付けたとする
と、コントローラ部82は、巻上機3を起動制御して乗
りかご2をX階に向け走行させ、定速走行→減速→停止
→着床制御のステップを経て、割り付けた下かご22が
指定(X)階に着床停止するように制御する。
【0013】ところで、指定(X)階への乗りかご2
(下かご22)の着床に際し、コントローラ部82は、
定速走行から減速走行への切り替え操作から、かご位置
検出信号に基づくブレーキ制御を行うので、乗りかご2
はゆるやかに減速して停止し、乗客は衝撃を受けること
なくエレベータを利用することができる。
【0014】なお、乗りかご2の着床・停止に際し、コ
ントローラ部82が巻上機3を停止させようとしても、
実際には、巻上機3の回転惰性に基づく制動距離等が発
生するとともに、停止後も、巻上機3に吊り下げられた
主ロープ4は、乗りかご2の走行方向に対応して主ロー
プ自体の荷重及び乗りかご2の荷重等による走行慣性を
受けて伸張または縮み変動を行う。従って、コントロー
ラ部82が停止動作指令を発した位置から、乗りかご2
(下かご22)が実際に停止する位置までの距離は、上
記のように、乗りかご2の積載荷重等にも影響され、微
妙に変動する。
【0015】すなわち、図6に示すように、目標(X)
階への着床制御でコントローラ部82は、まず着床階
(X)に近付いた±Cラインの地点で減速指令を行い、
次にさらにより近付いた±Bラインのところで停止指令
を行って、その後の制動距離や主ロープ4の伸縮距離
等、いわゆるワイヤーストレッチゾーン(±B〜±Aの
範囲)の距離設定を見込んだ上で、乗りかご2が適正に
着床ゾーン(±A)内に着床・停止するように制御を行
なっている。
【0016】もちろん、着床ゾーン(±A)内に着床し
たかどうかは、かごの着床検出スイッチ24とその階の
着床位置検出器13との間の相対位置関係で検知され、
もしも着床ゾーン(±A)からかご2が外れて停止した
場合は、コントローラ部82による巻上機3駆動モータ
の低速起動制御により、再床合わせ操作が行われる。
【0017】ところで、上記従来のダブルデッキエレベ
ータでは、上下の各かご21,22の位置間隔は、その
建物の上下の各階床間隔に一致するように構成されてい
るので、主制御装置による床合わせ操作では、上下各か
ご21,22のうちの予め定められたいずれか一方(例
えば下かご22)の床合わせを行うことによって、他方
(上かご21)を着床させていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ダブルデッキエレベータでは、設置された1個の着床検
出スイッチが、上下かご双方に対する着床停止を行うよ
うに構成されていた。
【0019】エレベータが設置された建物内において、
上下に隣接する階床の間隔が、乗りかごの上下かご間隔
と一致すれば、いずれか一方のかごの床合わせが、その
まま他方のかごを床合わせしたこととなり、いずれも着
床ゾーン内に適正に着床させることができる。
【0020】しかしながら、最近、エレベータが設置さ
れる建物では、多目的ビルのように、各階の利用目的に
よって、各階床間の高さ、つまり天井までの高さが、そ
の階の用途等に応じて任意に設定されて建てられること
が少なくない。また、仮に予め同じ階床間の高さとなる
ように予め設計施工されたとしても、設計や施工上の誤
差等により、実際には、階高間に若干の差異が生ずるの
は避けられない。
【0021】従って、ダブルデッキエレベータが、設計
施工上の誤差等により階高間に差異を有するビル内で、
ダブル運転やセミダブル運転を行うと、上下いずれか一
方のかごは建物の階高の差分だけ着床位置がずれてしま
い、そのかごは戸開動作に円滑に移行できないという問
題が生じる。
【0022】そこで本発明は、建築上の誤差や、予め階
高が異なる建物に据え付けられたダブルデッキエレベー
タでも、上下のかごを指定階に円滑に着床・戸開させる
ことができるダブルデッキエレベータの制御装置を提供
することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、2つのかごが上下に連結さ
れて昇降移動するように構成されたダブルデッキエレベ
ータの制御装置において、上かごに設けられた上かご着
床検出スイッチと、下かごに設けられた下かご着床検出
スイッチと、前記上下各かごの着床に際し、前記各着床
検出スイッチがそれぞれ対応して作動するように昇降路
内に設けられた複数個の着床位置検出器と、乗り場呼び
ボタンによる乗り場呼び信号またはかご操作盤の行き先
階登録ボタンからのかご呼び信号を受け、その信号によ
り指定された停止階に着床する側のかごの着床検出スイ
ッチの作動を受けて、当該かごを着床・戸開させるよう
に制御する主制御装置とを具備することを特徴とする。
【0024】請求項1の発明によれば、上下各かごにそ
れぞれ着床検出スイッチを設けたので、主制御装置は、
乗り場呼びまたは上下各かごのいずれのかご呼び操作に
対しても、該当かごの着床検出スイッチからの位置検出
信号によって、個別に当該かごを着床制御し、目的階に
精度良く円滑に着床させることができる。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載のダ
ブルデッキエレベータの制御装置において、主制御装置
は、乗り場優先呼びボタンによる乗り場呼び信号または
かご操作盤の行き先階優先登録ボタンによるかご呼び信
号を受けたときは、その乗り場優先呼びボタンによる乗
り場呼び信号または行き先階優先登録ボタンによるかご
呼び信号を優先して指定された停止階に着床する側のか
ごの着床検出スイッチの作動を受けて、当該かごを着床
・戸開させるように構成されたことを特徴とする。
【0026】請求項2の発明によれば、たとえ建物の各
階の階高が異なり、かつ上かごと下かごの双方に同時
に、上下隣り合う階の乗り場からの呼び登録あるいは上
下のかごから上下隣り合う階へのかご呼び登録があった
としても、主制御装置は、乗り場優先呼びまたはかご優
先呼びによる信号に対応したかごを優先させて着床制御
させることができる。
【0027】従って、例えば車椅子を利用した乗客によ
り、車椅子専用乗り場ボタンでの乗り場優先呼び登録あ
るいは車椅子専用かご操作盤でのかご優先呼び登録がな
され、それに基づき割り当てたかごに対しては、他方の
かごに優先して着床制御を行うので、請求項1の発明の
作用に加えて、より円滑にエレベータを運行させること
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるダブルデッキ
エレベータの制御装置の一実施の形態を図1ないし図3
を参照して詳細に説明する。なお、図4ないし図6に示
した従来のダブルデッキエレベータの制御装置と同一構
成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0029】図1は本発明によるダブルデッキエレベー
タの制御装置の一実施の形態を示す構成図で、図2は図
1に示す装置の制御系を示す系統図である。
【0030】すなわち、第1の実施の形態のダブルデッ
キエレベータの制御装置は、図1に示したように、昇降
路1内には各停止階の着床位置を定める着床位置検出器
13が設けられ、乗りかご2の上かご21には、着床位
置検出器13との間で上かご21の着床位置を検出する
上かご着床検出スイッチ24aが、また下かご22に
も、同じく着床位置検出器13との間で下かご22の着
床位置を検出する下かご着床検出スイッチ24bがそれ
ぞれ設けられている。
【0031】主制御装置8のコントローラ部82は、上
かご着床検出スイッチ24a、及び下かご着床検出スイ
ッチ24bからの信号を、かごコントローラユニット2
3、及び入出力部81を介して導入し、上かご21と下
かご22を個別に着床制御する。
【0032】従って、従来のように、いずれか一方のか
ごのみの位置あわせによる着床・戸開操作のために、他
方のかごが着床ゾーンから外れてしまい、床合わせがで
きず、戸開できないというような不都合は回避され、手
順良くかつ円滑に着床制御して、上下双方のかご21,
22をいずれも適正に着床・戸開させることができる。
【0033】以下に具体的に、下かご22内乗客により
X階を指定したかご呼び登録が行われ、そのときそれと
ほぼ同時に上かご21内乗客から(X+1)階を指定し
てかご呼び登録が重畳して行われ、またいずれか一方の
かご呼び登録が、例えば車椅子用の乗客による優先登録
操作が行われたときに、コントロール部82が各かご2
1,22を着床制御するシーケンスを図3のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0034】すなわち、コントロール部82は、下かご
22内からX階へのかご呼び登録があったか否か判定す
る(ステップ51)。かご呼び登録があったとき(YE
S)、続いて上かご21内から(X+1)階へのかご呼
び登録があるか否か判定する(ステップ52)。
【0035】ステップ52で、(X+1)階へのかご呼
び登録があった(YES)場合は、その下かご22から
の登録が身障者等による優先登録か否か判断する(ステ
ップ53)。
【0036】ステップ52において、(X+1)階への
かご呼び登録がない(NO)場合、及びステップ53に
おいて下かご22が優先登録(YES)の場合は、下か
ご22を指定階に走行させ着床・戸開するよう制御する
(ステップ54)。
【0037】ステップ53において、下かご22が優先
登録でない(NO)の場合は、反対に上かご21が優先
登録か否か判断し(ステップ55)、上かご21が優先
登録(YES)の場合は、上かご21を指定階に走行さ
せ着床・戸開するよう制御する(ステップ56)。
【0038】ステップ55において、上かご21が優先
登録でない(NO)の場合、上かごの積載荷重Wu及び
下かごの積載荷重Wlをそれぞれ検知し(ステップ5
7,58)、上かごの積載荷重Wuがより大か否か判断
する(ステップ59)。
【0039】ステップ59において、上かご21の積載
荷重Wuが大のとき(YES)、上かご21を優先して
着床・戸開する(ステップ56)。下かご22の積載荷
重Wlが大のとき(NO)、下かご22を優先して着床
・戸開するように制御する(ステップ54)。
【0040】このように、主制御装置8のコントローラ
部82は、優先登録やかご積載荷重により検出されるか
ご内乗客の混雑度等から、利用客のニーズ適切に対応し
て、優先かご等の選択割り当てを行い、該当かごの位置
検出スイッチによる信号に基づき着床制御するので、当
該かごを着床ゾーン内に円滑に着床・戸開させることが
できる。
【0041】また、上記実施の形態では、乗り場の利用
客が乗り場呼びボタン9を押し、その呼び登録信号が、
ホールコントローラユニット10を介して主制御装置8
のコントローラ部82に供給されたとき、コントローラ
部82は、各かご内21,22内の混雑度等を判断の
上、上かご21あるいは下かご22のいずれかより余裕
のある方のかごを指定階に着床させるべく、かごの割り
付けを行ない、該当かご(21,または22)を指定階
に向け走行させ着床・戸開させるように制御する。
【0042】すなわち、いま、コントローラ部82が、
仮にX階の乗り場から受けた乗り場呼び登録に対して、
乗客を載せる余裕がある下かご22を割付けして走行さ
せたとすると、コントローラ部82は下かご22に取り
付けた下かご着床検出スイッチ24bとX階の着床位置
を決める着床位置検出器13との間の信号に基づき、従
来と同様、着床制御を行う。
【0043】なお、乗り場呼び登録に対して、コントロ
ーラ部82が、上かご21を割り付けた場合は、コント
ローラ部82は、上かご着床検出スイッチ24aからの
信号に基づき、上かご21がX階の着床ゾーン内に着床
・停止するように制御する。
【0044】このように、コントローラ部82は、かご
の割り付けに従い、下かご22は下かご着床検出スイッ
チ24bを使用し、上かご21は上かご着床検出スイッ
チ24aを使用してそれぞれ該当かごを指定(X)階に
着床させるように制御する。
【0045】もっとも、主制御装置8のコントローラ部
82は、下かご22の指定(X)階への着床ゾーンへの
着床を確認したとき、同時に上かご21の指定(X+
1)階への着床ゾーンへの着床が、上かご21の位置検
出スイッチ24aからの信号により確認できたときに
は、コントローラ部82は上かご22に対しても速やか
に戸開制御を行い、利用客に対し迅速な乗降を促すこと
ができる。
【0046】従って、もしも反対に、上かご21が、例
えばストレッチゾーン内にあって、着床ゾーン内に適性
に着床されていないことが検知されたときは、コントロ
ーラ部82は、優先着床させた下かご22側の利用客の
乗り降りが終了し、戸閉した後、上かご21側のかご位
置検出スイッチ24aからのかご位置検出信号に基づき
巻上機3を制御し、床合わせ、あるいは再度の着床制御
を行って後、戸開するので、下かご22に引き続き上か
ご21内の乗客を指定(X+1)階において円滑に降車
させることができる。
【0047】このように本発明によれば、X階と(X+
1)階とで階高が異なり、上下かご21,22間の間隔
と一致しない場合でも、コントローラ部82は、利用客
による優先登録等に従って、該当かごを他に優先して着
床・戸開制御するので、着床・戸開がスムーズに行わ
れ、ダブルデッキエレベータを円滑に運行させることが
できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上下各かごに
それぞれ着床検出スイッチを有するので、主制御装置
は、乗り場呼びまたは上下各かごのいずれのかご呼び登
録に対しても、該当かごの着床検出スイッチからの位置
検出信号によって、個別に着床制御できるので、ダブデ
ッキエレベータは、階高が階によって異なるビルにおい
ても、上下いずれのかごをも目的階に円滑に着床させる
ことができる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、例えば車
椅子を利用した乗客により、車椅子専用かご操作盤での
乗り場優先呼び登録あるいはかご優先呼び登録に対して
割り付けたかごがあった場合、他方のかごに優先して着
床制御を行うので、請求項1の発明の効果に加えて、よ
り円滑にダブルデッキエレベータを運行させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダブルデッキエレベータの制御装
置の一実施の形態を組み込んだダブデッキエレベータの
構成図である。
【図2】図1に示すダブルデッキエレベータの制御装置
の一実施の形態を示す構成図である。
【図3】図2に示す制御装置のコントローラ部の制御シ
ーケンスを説明するフローチャートである。
【図4】従来のダブルデッキエレベータの制御装置を組
み込んだダブデッキエレベータの構成図である。
【図5】図4に示すダブルデッキエレベータの制御装置
の構成図である。
【図6】エレベータの着床制御の手順を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 昇降路 13 着床位置検出器 2 かご 21 上かご 21a かご操作盤 22 下かご 22a かご操作盤 23 かごコントローラユニット 24a 上かご着床検出スイッチ 24b 下かご着床検出スイッチ 3 巻上機 4 主ロープ 5 釣り合い重り 8 主制御装置 82 コントローラ部 9 乗り場呼びボタン 10 ホールコントローラユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのかごが上下に連結されて昇降移動
    するように構成されたダブルデッキエレベータの制御装
    置において、 上かごに設けられた上かご着床検出スイッチと、 下かごに設けられた下かご着床検出スイッチと、 前記上下各かごの着床に際し、前記各着床検出スイッチ
    がそれぞれ対応して作動するように昇降路内に設けられ
    た複数個の着床位置検出器と、 乗り場呼びボタンによる乗り場呼び信号またはかご操作
    盤の行き先階登録ボタンからのかご呼び信号を受け、そ
    の信号により指定された停止階に着床する側のかごの着
    床検出スイッチの作動を受けて、当該かごを着床・戸開
    させるように制御する主制御装置とを具備することを特
    徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記主制御装置は、乗り場の優先呼びボ
    タンまたはかご内の行き先階優先登録ボタンからの信号
    を受け、その優先呼びボタンまたは行き先階優先登録ボ
    タンにより指定された停止階に着床する側のかごの着床
    検出スイッチの作動を受けて、当該かごを着床・戸開さ
    せるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    ダブルデッキエレベータの制御装置。
JP2000047941A 2000-02-24 2000-02-24 ダブルデッキエレベータの制御装置 Pending JP2001233553A (ja)

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