JP2001224594A - 超音波内視鏡システム - Google Patents
超音波内視鏡システムInfo
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Abstract
して診断に用いる手法を有効に適用する。 【解決手段】超音波内視鏡1は、先端に構成された超音
波トランスデューサーによって超音波を発射し、生体か
らの反射信号を受信すると共に、生体組織に変位を加え
る。超音波観測装置2は、変位が加えられた生体組織か
らの反射信号を用いた演算によって、硬さ画像を取得
し、モニター5上に表示させる。これにより、超音波内
視鏡を用いた生体組織の硬さ計測が可能となり、診断に
用いることができる。
Description
測等が可能な超音波内視鏡システムに関する。
パルスを繰り返し送信し、生体内から反射される超音波
パルスのエコーを同一、あるいは、別に設けた超音波探
触子で受信し、この超音波パルスを送受信する方向を少
しづつずらすことによって、生体内の複数方向から収集
した情報を可視像の超音波診断画像として表示すること
ができるようにした超音波診断装置が種々提案されてい
る。
内の組織の動きや硬さを観察することもできるようにな
っている。これにより、病変部等の診断が容易となる。
組織等の動きを比較的正確に検出する手法としては相互
相関法がある。そして、この相互相関法の演算量を低減
し、実用化を可能にしたものも提案されている。
ては、生体内組織の変位、変位の空間傾斜を検出し、変
位、速度、歪み、歪み速度の分布を求めて表示する超音
波診断装置が開示されている。
8−10260号公報の提案では、超音波内視鏡につい
ての記載及び、超音波内視鏡に適用するための具体的な
記載がなく、超音波内視鏡に十分に活用することができ
ない。例えば、組織の硬さ等を調べるためには、生体内
組織に対して作用を及ぼし、この作用に対する変位を検
出する必要があるが、変位を発生させることについての
記述はない。また、変位を発生させながら同時に検出を
行うためには、作用を及ぼすタイミングと検出した変位
データの取得タイミングとの設定が重要であるが、この
点についても言及されていない。また、この提案では、
変位等を求めるための演算量が著しく多く、結果を得る
までに長時間を要するという問題点もあった。
のであって、超音波内視鏡を使い、測定対象物の弾性情
報を画像化して診断に用いることができる超音波内視鏡
システムを提供することを目的とする。
ることを可能にして測定対象物の弾性情報を画像化して
診断に用いることができる超音波内視鏡システムを提供
することを目的とする。
対的に評価することができる超音波内視鏡システムを提
供することを目的とする。
超音波内視鏡システムは、内視鏡先端部に超音波トラン
スデューサーを設け、前記超音波トランスデューサーか
ら超音波信号を送受信して、測定対象物の超音波断層画
像を生成する超音波内視鏡システムにおいて、1画面分
の測定対象物の超音波反射信号の少なくとも一部を、少
なくとも2画面分記憶する記憶手段と、前記記憶した超
音波反射信号を呼び出して、計算処理で画面間の測定対
象物の超音波内視鏡先端部に対する変位分布を求める変
位検出手段と、前記変位検出手段の計算結果より、変位
率分布を求める変位率検出手段と、変位率検出手段で求
めた変位率分布を画像化する画像化手段と、画像化手段
で生成された画像を表示するモニターと、を有するもの
であり、本発明の請求項2に係る超音波内視鏡システム
は、請求項1の超音波内視鏡システムにおいて、測定対
象物に変位を加える変位発生手段を更に有するものであ
り、本発明の請求項3に係る超音波内視鏡システムは、
請求項1又は2のいずれか一方に記載の超音波内視鏡シ
ステムにおいて、測定対象物と共に外力を受け、超音波
内視鏡の超音波観測領域内に配置され、既知の材質で構
成された基準部材を更に有するものである。
超音波内視鏡の2フレームにわたる同一領域の超音波反
射信号を記憶する。変位検出手段が検出した変位分布を
用いて、変位率検出手段は局所空間における変位率を検
出する。画像化手段は、検出された変位率の分布をモニ
ターに画像表示させる。
は、観測対象物に対して積極的に変位変形を加える。
測定対象物と同時に変位/変形を受ける。基準部材は、
既知の材質で構成されており、基準部材の変位率を用い
て生体組織の絶対的な変位率分布を得る。
施の形態について詳細に説明する。図1乃至図7は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態
のシステムを示すブロック図、図2は図1中の超音波観
測装置2の内部ブロック図、図3は超音波内視鏡1の先
端部を示す説明図、図4は超音波内視鏡1の外観を示す
斜視図である。図5は動作を説明するためのフローチャ
ートであり、図6は図5中の「変位/変位率計算処理」
の内部フローを示すフローチャートであり、図7は計算
処理のために切出すデータを説明するための説明図であ
る。
に細長で体腔内に挿入することが可能な可撓性を有する
挿入部51が形成され、手元側に操作部52が形成され
ている。この操作部52から延設されたケーブル53を
介して図1の内視鏡画像プロセッサ7、光源装置11、
超音波観測装置2、吸引ポンプ45及び送水ポンプ27
等が接続されている。
られ、その後端には、複数の湾曲駒にて構成した湾曲部
55が設けられている。操作部52に配設された湾曲操
作ノブ56を操作することによって、湾曲部55を湾曲
させることが可能になっている。先端部54内には、図
3に示すように、バルーン送水吸引管路57が設けられ
る。先端部54の先端の超音波内視鏡(EUS)先端部
58には、超音波トランスデューサー3が配設され、ト
ランスデューサー3の周囲にはバルーン26が取り付け
られる。
おける超音波の減衰が大きいことを考慮して、脱気水注
入法又はバルーン法が採用される。脱気水注入法は、管
腔内に脱気水を注入した状態で検査を行うものであり、
バルーン法は、超音波内視鏡に設けられたバルーン26
に脱気水を注入して検査を行うものである。いずれの方
法も管腔壁と超音波送信部との間を脱気水で満たして超
音波減衰の原因となる空気層を除去するもので、この状
態で検査を行うことにより、良好な超音波画像を得てい
る。
7を介してバルーン26に送水することができる。ま
た、吸引ポンプ45は、バルーン送水吸引管路57を介
してバルーン26から吸水することができる。バルーン
26は、送水されることによって膨張し、これにより、
生体組織を圧迫して、変位を加える。
ターを有しており、このサーボモーターによって超音波
トランスデューサー3を機械的に駆動させる。これによ
り、超音波内視鏡1はラジアル方向の超音波画像を得る
ことができる。なお、トランスデューサーとしては、電
子スキャン型のトランスデューサーや、コンベックス型
のスキャンを行うものを用いてもよい。
号を超音波観測装置2との間で送受信する。超音波観測
装置2は、受信した超音波信号に基づいて超音波画像を
構成する。
に、光学画像も取得することができる。光学画像は、超
音波内視鏡先端部6に設けられた図示しないCCDによ
って取得されて、光学画像に基づく映像信号が内視鏡画
像プロセッサ7に供給される。内視鏡画像プロセッサ
は、映像信号に基づく画像を生成して超音波観測装置2
に伝送する。
は、キーボード等の入力部9や、フットスイッチ等の入
力部8等のマンマシンインターフェースが接続される。
これらの入力部8,9は、操作者のユーザー操作に基づ
く操作信号を超音波観測装置2内のコントロール回路1
0に出力する。なお、入力部8を構成するフットスイッ
チには任意の機能を割当てることができる。この機能変
更は、超音波観測装置2の設定を変更することで行われ
る。例えば、入力部8はユーザーがフットスイッチを操
作することによって硬さ計測の開始の指示を示す操作信
号を発生させる。
信号に基づいて、超音波観測装置2内の各部の状態を制
御する。また、コントロール回路10は、操作信号を内
視鏡画像プロセッサ7及び光源装置11に伝送する。内
視鏡画像プロセッサ7及び光源装置11は、操作信号に
基づいて制御される。なお、内視鏡画像プロセッサ7及
び光源装置11は、図示しない他の入力部からの信号に
よっても制御可能である。
の信号に基づいて、既知の方法によって超音波Bモード
像を生成すると共に、後述する硬さ画像を生成する。超
音波観測装置2は、内視鏡画像プロセッサ7からの内視
鏡光学画像、硬さ画像及び超音波Bモード像を選択的又
は同時的にモニター5に与えて表示させる。なお、この
表示制御は、マンマシンインターフェースからの操作者
の入力に基づいて行われる。
示している。
10に制御されて、各種のタイミング信号を発生する。
例えば、A/Dコンバーター23のサンプリング信号及
びサンプリング信号に同期した制御信号を出力する。ま
た、タイミング回路14は、サーボ回路12に位置指令
信号を出力し、パルサー回路16にトリガー信号を出力
する。
設けられた図示しないエンコーダ及びモーターに接続さ
れている。サーボ回路12は、タイミング回路14から
の位置指令信号に基づく司令位置と、モーターの現在の
回転位置との変位をゼロとするように動作させるサーボ
駆動系を構成する。
を伝達するフレキシブルシャフト15を含む動力(回転
力)伝達機構に接続されている。回転力伝達機構は、超
音波内視鏡1内において、超音波内視鏡先端に配置され
た超音波トランスデューサー3に接続されて、超音波ト
ランスデューサー3を回転駆動させる。
ンスデューサー3に接続されており、タイミング回路1
4により発生されるトリガー信号が与えられて、超音波
信号を発生させるためのパルス信号を超音波トランスデ
ューサー3に供給する。
たパルス信号に基づく超音波を発生して、測定対象物に
向けて送出する。また、超音波トランスデューサー3
は、送出した超音波の測定対象物からの反射信号を受信
する。超音波トランスデューサー3は、受信した反射信
号を超音波観測装置2のアンプ回路(AMP)17に出
力する。
以後の処理に適した信号強度に変換してエンベロープ回
路(BPF)18に出力する。エンベロープ回路18
は、入力された反射信号のエンベロープを検出してA/
Dコンバータ(A/D)19に出力する。A/Dコンバ
ータ19は入力された反射信号のエンベロープをデジタ
ル信号に変換してメモリー20及び画像化回路21に出
力する。メモリー20は入力されたデジタル信号を記憶
する。
5を介して画像化回路21に供給される。画像化回路2
1は、入力されたデータに基づいて超音波Bモード画像
を生成する。
射信号は、バンドパスフィルター22にも供給される。
バンドパスフィルター22は、後述するデータ処理に不
要な低周波成分及び高周波成分を除去(減衰)させてA
/Dコンバータ23に出力する。A/Dコンバータ23
は、入力されたバンドパスフィルター22からの信号を
デジタル信号に変換してメモリー24に出力する。メモ
リー24は入力された信号を記憶する。ここで、メモリ
ー24に記憶される信号は、超音波反射信号の周波数帯
域を有する交流信号(rf信号)である。バンドパスフ
ィルタ22は、超音波反射信号の周波数帯域透過する特
性を有するものである。
されたデータに基づいて、生体組織の硬さを画像表示す
るための硬さ像を生成して画像化回路21に出力する。
画像化回路21は、内視鏡画像プロセッサ7から内視鏡
光学画像も与えられており、超音波Bモード画像、硬さ
画像及び内視鏡光学画像を適宜モニター5に出力する。
なお、計算部25は、デジタルシグナルプロセッサ(D
SP)等で構成することができる。
動作について図5及び図6のフローチャート並びに図7
の説明図を参照して説明する。なお、図5において、フ
ローの分岐はステップS3 ,S4 の処理とステップS5
,S6 の処理とが並列して進行することを示してい
る。
作について説明する。
音波観測様のバルーン26をとりつける。次に、超音波
内視鏡1を通常の方法により食道に挿入し、バルーン法
により食道組織の超音波内視鏡1による観察を行う。
情報の取得を行うものとする。この場合には、操作者
は、観察視野内に硬さ情報がほしい部位を位置させた状
態で超音波内視鏡1を保持する。次に、操作者は、入力
部8のフットスイッチを押して、硬さ計測のための測定
を開始させる(図5のステップS1 )。
ッチに割り当ててあることから、超音波内視鏡1を保持
している手元を動かすことなく、硬さ計測を開始するこ
とができ、1人の操作者が操作する場合でも、超音波内
視鏡先端部58のぶれを抑制することができ、硬さ計測
の精度を向上させることができる。
ットスイッチに限ったものではなく、超音波内視鏡1と
は別体のハンドスイッチ、音声認識装置、視線認識装置
等を使用しても同様の効果を期待することができる。ま
た、硬さ計測の開始を指示するスイッチとしては、超音
波観測装置2に設けられた図示しないスイッチ、キーボ
ード、超音波内視鏡1本体に設けられたスイッチ等でも
代用することができる。
く操作信号は、コントロール回路10に与えられる。コ
ントロール回路10はプログラムに基づいて、硬さ計測
し必要な動作を開始させるための信号を各ユニットに発
信する。
からの信号によって動作を開始して、バルーン26への
送水を開始する(ステップS2 )。バルーン26は、バ
ルーン送水吸引管路57を介して送水が行われて膨張す
る。そうすると、生体組織(食道壁)はバルーン26に
よって圧迫されて変位が加えられる。
受し、生体組織からの反射信号をアンプ回路17に供給
する。アンプ回路17は反射信号を増幅してエンベロー
プ回路18及びバンドパスフィルター22に与える。エ
ンベロープ回路18によって反射信号はエンベロープ化
されてA/Dコンバータ19に与えられる。また、反射
信号はバンドパスフィルター22によって帯域制限され
た後A/Dコンバータ23に与えられる。A/Dコンバ
ータ19,23は入力された信号を符号化する。
/Dコンバーター19、A/Dコンバーター23にて符
号化されたデータの所定量(特定領域の2フレーム以上
のデータ)が夫々メモリー20,24に記録される(ス
テップS3 ,S5 )。メモリー20にはBモード画像を
生成するためのデータが記録され、メモリー24には変
位/変位率分布を求めるためのデータが記録される。メ
モリー20,24に所定量のデータが記録されると、コ
ントロール回路10はバルーン26への送水を停止させ
るための信号を送水ポンプ27に送り、送水を停止させ
る(ステップS6 )。
て、メモリー24に保存されたデータに基づいて、フレ
ーム間の変位/変位率分布を計算し、硬さ画像に用いる
数値を算出する。
算部25による計算の期間、A/Dコンバータ19から
は、超音波内視鏡1による現在の超音波観察像が、経路
Aを経由して画像化回路21に供給されている。これに
より、画像化回路21が生成した観察画像のデータをモ
ニター5に供給して、現在の超音波観察画像をモニター
5上に表示させることができる。
の内部フローを示すフローチャートである。図7は計算
で切出すデータのイメージを示したものである。これら
の図6及び図7を参照して、測定対象物の変位及び変位
率分布を検出するプログラムについて説明する。
号公報に開示された方法に対して、クロススペクトル計
算の帯域の制限等によって、計算量を著しく低減するよ
うに改良したものである。
ず、第1フレームのデータを切出し、次いで第2フレー
ムのデータを切出す(ステップS12)。ここで、第1の
フレームのデータとは、本計算で基準とするフレームか
ら取得されたデータセットを言い、また、第2のフレー
ムとは、第1のフレームとは異なるタイミングに計測さ
れた第1のフレームと同一領域のデータセットを意味す
る。
メモリー24に保存される。図7の円弧状の領域Rは切
出されてメモリー24に保存された領域を示している。
メモリー24に保存された第1フレームのデータのう
ち、計算に用いる領域Rmn(図7の斜線部)のデータ
を呼び出す。領域RkのデータをデータM1mnとす
る。呼び出すデータは、マトリックス状のデータであ
り、実空間では図7に示す形状となる。ここで、添字
m,nは、切り出す位置を示すもので、超音波の進行方
向に領域をずらすことで、nをインクリメントする。超
音波トランスデューサーがスキャンされる方向に、領域
をずらすことで、mをインクリメントする。m,nの最
大値を夫々M,Nとする。
れた第2フレームのデータのうち計算に用いる領域Rm
nのデータを呼び出す。呼び出した領域Rkの第2フレ
ームのデータをデータM2mnとする。データM1m
n、データM2mnに対してそれぞれ2次元フーリエ変
換を行い(ステップS13,S15)、それぞれの結果を、
F1mn、F2mnとする。次いで、F1mn,F2m
nのクロススペクトルを計算する(ステップS17)。こ
のクロススペクトル計算結果をCmnとする。
ル計算処理に先立って、ステップS14,S16において、
計算に用いるデータを制限するようになっている。
音波信号をフーリエ変換したものであるから、超音波ト
ランスデューサー3の中心周波数の強度が強く、その他
の周波数の強度は弱くなっている。そこで、本実施の形
態においては、クロススペクトル計算において、超音波
トランスデューサー3の中心周波数近傍の要素のみにつ
いて計算を行い、その後の計算処理においても、クロス
スペクトル計算に用いた要素のみについて行う。これに
より、計算量を著しく低減することができる。
方向(スキャン方向)の変位に関しては、データの取得
間隔が遅い。また、期待される変位は、スキャン間隔に
対して小さいことが予測される。このため、変位計算に
用いるデータは低周波成分のみを抽出すればよい。
記方法に限らない。ステップS17のあとに以下の操作を
付け加えても実現される。クロススペクトル計算結果よ
り、最大強度の要素を抽出する。クロススペクトルの要
素を、クロススペクトルの最大強度と比較し、ある一定
比率よりも大きな要素のみをその後の計算に使用する。
例えば、最大強度の−9dBをシュレッシュホールド値
とすると要素数の20%程度を選出して計算に使用し、
また、例えば、−3dBをシュレッシュホールド値にす
ると要素数の5%を選出して計算に使用する。これによ
り、計算量を減少させることができる。例えば、−3d
Bをシュレッシュホールドにした場合の計算精度/計算
量の比は、この手法の有効性が高いことを示している。
をほとんど低下させることなく、計算量を著しく低減す
ることができる。また、この方法では、超音波信号が測
定対象物を伝達している間に高周波成分が減衰し中心周
波数が低周波側にシフトするなど周波数帯域が変化した
場合にも対応している。
デューサーを使用した場合にも、別々のフィルターを用
意することなく対応が可能である。更に、変位計算を繰
り返し計算によって収束させる手法を採用する場合にお
いても、高い強度の信号成分のみで計算を行うことで、
変位計算結果の精度をそれほど低下させることなく変位
計算を1回で終了させることができる条件を拡大させる
ことができる。これによっても、大幅な計算量の減少が
可能となる。また、この手法はステップS14,S16と併
用することも可能であり、また、省くことも可能であ
る。
を利用して、重み付け最小2乗法により導かれるコスト
関数を求め、このコスト関数を最小にする値を求める。
求めた値が、第1,第2フレームの観測期間における対
象領域の局所変位を示している。この手法は、IEICE TR
ANS.FUNDAMENTALS. VOL.E78-A No.12 December 1995p16
55〜p1664 「Phantom Experiment on Estimation of Sh
ear Modulus Distribution in Soft Tissue from Ultra
sonic Measurement of Displacement VectorField」 C.
Sumi A.Suzuki K.Nakayamaに詳細が記されている。
算変位を求める(ステップS19)。ステップS20では、
変位計算が終了したか否かを判断する。終了していない
場合には、ステップS21において次の変位計算を行う画
像の切り出し位置を計算し、ステップS11に処理を戻
す。
粘弾性体であり連続体である。従って、変位を加える前
に近い空間に存在した物体は、変位を加えた後も、近い
空間に存在することになる。そこで、ステップS21で
は、先に求めた変位計算結果分だけ、次の変位計算を行
う際に第2のフレームから呼び出す領域のデータをずら
す。これにより、次の変位計算で算出される変位量は微
小であると予測することができる。
して、変位計算分布を求める。変位計算分布の空間的傾
きより変位率を求めることができる。変位計算が終了す
ると、ステップS20から処理をステップS22に移行し
て、ビーム方向の変位の1次微分を求める。この演算結
果が、生体組織の硬さを示している。
づいて硬さの分布を示す硬さ画像を生成する。画像化回
路21は、硬さ画像と、硬さ画像観察時における超音波
内視鏡断層像を生成し、これらの画像を、並列に表示し
たり、スーパーインポーズ表示させた映像信号をモニタ
ー5に出力する。なお、画像化回路21は、超音波内視
鏡光学画像についても、選択的に、あるいは硬さ画像及
び超音波内視鏡断層像と共に、各種の表示形態でモニタ
ー5上に表示させることができる。
定対象物に変位を加えることを可能にして測定対象物の
弾性情報を画像化して診断に用いることができると共
に、弾性情報を取得するための演算量を著しく低減する
ことができる。
において利用可能である。
する。
ーンによる組織の保持ができない。このため、一般的な
超音波内視鏡観察においても、バルーンを使用した観察
はほとんど行われておらず、胃に直接、脱気水等の超音
波伝達物質を注入して、その物質内に超音波内視鏡を沈
めて観測を行う手法が採られている。
は、このような浸水法による超音波内視鏡観察を行う。
即ち、硬さ計測を開始場合には、操作者は、フットスイ
ッチ等の入力部8を押すことで硬さ計測の開始を指示す
る。
ポンプ27によって送水が開始される。送水された水は
直接胃内部に放出され、胃内部の水の量が増える。これ
により、胃の組織は水による圧迫力が増大して圧縮を受
ける。この圧縮を利用して上記と同様に硬さ計測を行う
のである。
に係り、第2の実施の形態において採用されるバルーン
超音波内視鏡の先端部を示す説明図、図9は本実施の形
態の動作フローを示すフローチャートである。図8にお
いて図3と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
られた外力を推定する手段がないことから、求めた生体
の圧縮率だけでは、組織の絶対的な硬さを得ることがで
きない。本実施の形態は、組織の絶対的な硬さを得るこ
とを可能にするものである。
に、バルーン超音波内視鏡の先端部61に基準硬さ部材
62が取り付けられている。
えば生体消化管臓器)の硬さに近い既知の硬さを有した
部材で構成される。例えば、基準硬さ部材62は、シリ
コンゲル、シリコンゴム等のシリコン樹脂材料、天然ゴ
ム材料、合成ゴム材料、寒天等が採用される。なお基準
硬さ部材62としては、超音波の音速に対して、測定対
象物の反射信号の音速に比較的近い音速の反射信号を発
生するものが好ましい。
えばシリコン系接着剤等の柔軟性に優れた接着剤によっ
て接合することが好ましい。なお、バルーン26と基準
硬さ部材62の材質に応じて、さまざまな接合方法を選
択することができる。
2等の他の構成は第1の実施の形態と同様である。
形態の動作について説明する。図9のフローチャートは
図6のフローチャートにステップS23及びステップS24
の処理を追加したものである。
内に挿入して観察を行う。いま、基準硬さ部材62は、
超音波内視鏡の超音波観測視野内に位置しているものと
する。この状態で、操作者が、フットスイッチ等の入力
部8を押すことで硬さ計測が開始される。
われる。本実施の形態においては、基準硬さ部材62
は、生体組織と一体して伸縮を受ける。そして、基準硬
さ部材62の変位/変形の状態もデータとして保持す
る。
る方法について説明する。
た超音波は、基準硬さ部材62とバルーン26との接合
面において反射されると共に、基準硬さ部材62と生体
との接触面においても反射される。即ち、超音波観測装
置2は、基準硬さ部材62のバルーン26との接合面
と、生体との接触面との両方において、明瞭な強い反射
信号を超音波観測することができる。そして、これらの
2つの反射信号の時間差の変化を検出することで変位量
を明らかにすることができる。
について一例を説明する。
は、バルーン26内部の水によっては殆ど反射せず、水
による反射信号の振幅は極めて小さい。一方、超音波ト
ランスデューサー3からの超音波は、バルーン26界面
(=基準硬さ部材62界面)において反射し、大きな振
幅の反射信号が超音波トランスデューサー3に返ってく
る。また、基準硬さ部材62と生体組織との界面からの
反射信号も十分な振幅で観測される超音波観測装置2の
計算部25は、メモリ24に記憶されたデータから、最
初の反射信号のピーク位置(時間)を探索する。基準硬
さ部材62は既知の材質、既知の寸法を有し、また、基
準硬さ部材62の伸縮は微弱である。
られる時間と、基準硬さ部材62と生体組織との界面か
らの反射信号が観測される時間との時間差は大凡推定す
ることができる。計算部25は、推定した時間近傍にお
いてピーク位置(時間)を検出する。計算部25は、検
出したピーク位置同士の時間差によって、基準硬さ部材
62の現在の厚さを算出する。
ームに続き第2フレームでも実施する。そして、第1,
第2フレームにおける計算結果を比較することで、基準
硬さ部材62のフレーム間の圧縮率を求める。
同様の手法により、生体組織のフレーム間の圧縮率を求
める。上述したように、生体組織のフレーム間の圧縮率
だけでは、生体組織の絶対的な硬さを得ることはできな
い。そこで、本実施の形態においては、ステップS23に
おいて基準硬さ部材の1次微分の結果(圧縮量)を抽出
し、ステップS24において、基準硬さ部材62の圧縮率
で規格化する。
る。従って、規格化された圧縮率を弾性率に変換するこ
とが可能である。計算部25は、基準硬さ部材62の圧
縮率で規格化した組織の圧縮率を、基準硬さ部材62の
既知の弾性率を用いて弾性率に変換する。
値kであるものとする。基準硬さ部材62の厚さ及び圧
縮量Δdについては、上述したように、超音波信号によ
って計測される。また、測定対象物である生体組織の圧
縮量の空間分布Δd(m,n)(m,nは空間の位置を
示す)も上述したように、第1の実施の形態と同様の手
法によって計測される。
kmnとすると、 k:kmn ≒ Δ:Δd(m,n) の関係が成立する(この近似は組織表面に近いほど精度
が高くなる)。
は、下記式で示す規格化処理(ステップS24)によって
与えられる。
絶対的な数値として取得する。画像化回路21は計算部
25が算出した生体組織の絶対的な硬さをモニター5上
に表示させる。
体組織の弾性情報を絶対的に評価することができるとい
う利点を有する。
る手法は上記手法に限定されるものではなく、第1の実
施の形態にて採用した変位算出手法等のいかなる方法を
採用してもよい。
形態において採用される変位計算を説明するためのフロ
ーチャートである。本実施の形態における構成は第1の
実施の形態と同様である。本実施の形態は超音波トラン
スデューサー3がモーターの回転に応じた規則正しい回
転を行わない場合に対応させたものである。図10にお
いて図5と同一の手順には同一符号を付して説明を省略
する。
は、図示しないモーター及びエンコーダーが内蔵されて
いる。
られたフレキシブルシャフト15等の動力伝達機構(図
3参照)に接続されている。
フト15は、超音波内視鏡先端部58に設けられた超音
波トランスデューサー3に接続されている。超音波トラ
ンスデューサー3は、モーターの回転がフレキシブルシ
ャフト15によって伝達されて回転駆動される。
ブルシャフト15は超音波内視鏡1本体内部を挿通され
ており、フレシキブルに湾曲する部分を有していること
等の理由から、動力の伝達にむらが生じる場合がある。
モーターの回転に応じた運動とは異なる運動をすること
があり、観測位置がずれてしまう場合があるという欠点
が存在する。
号も超音波トランスデューサー3の運動の影響を受け、
第1の実施の形態で示した変位計算を行った場合には、
正しい変位計算結果を得ることができない。また、変位
計算が不能となる等のエラーが発生する可能性もある。
にも同様の現象がおこる可能性がある。これらの理由に
よって、硬さ画像を表示することができないことが考え
られる。
び図11に示す動作フローを採用する。
第2の実施の形態と同様である。ステップS3 ,S5 に
おいてデータをストアし、ステップS34においてデータ
のストアが完了すると、ステップS35でバルーンへの送
水を停止させる。
が実行される。図11は図10の回転ムラ検出プログラ
ムのフローを示している。所定の範囲内の各領域におけ
る相関関数結果によって回転ムラ(回転ずれ)を検出す
る。
を代入した後、計算部25は、ステップS42で、メモリ
ー20に格納されている第1フレーム内の1本のAmo
de信号を呼び出す。次に、計算部25は、第2フレー
ムのデータのうち、呼び出した第1フレームのAmod
e信号と測定タイミング上n本分ずれたAmode信号
を抜き出す。
2フレームの2つのAmode信号の相関係数を求め
る。ここでは、相関計算を行うデータの位置を僅かにず
らし繰返し計算を行い、ここで選ばれているAmode
信号同士で、相関係数が最大となる位置を探索し、その
値を相関係数とすることが好ましい。また、全てのデー
タ領域を対象に計算を行わず、Amode信号から特定
の区間を選択して本計算を行うことで計算量の減少を実
現できる。また、上記の特定区間を複数設定して、平均
をとることで計算精度を向上させることができる。
して保存し(ステップS45)、nをインクリメントして
相関を計算する第2フレーム内のAmode信号の位置
をずらす。nが最後の窓位置Nに到達していない場合に
は、処理をステップS43に戻して、相関関数演算を繰返
す。全ての区間において相関係数演算が終了すると、次
のステップS48では、相関係数の最大値を求める。
回転ずれ量として保存する(ステップS49,S32)。ま
た、第1フレームのAmode信号の複数に対して以上
の操作(ステップS41からS49)を繰返せば、より細か
いトランスデューサーの回転ムラを検出することができ
る。
ムの信号より計算に用いる領域の信号を呼び出す際に、
補正量分きり出す空間をずらす。そして、第1及び第2
の形態と同様の手法で変位計算を行う(ステップS4
)。
回転のずれや、超音波内視鏡先端6のねじれを考慮した
変位計算が可能となる。
位計算結果を向上させることができる。
て採用される超音波内視鏡先端部71を示す説明図であ
る。本実施の形態は、基準硬さ部材を省略した場合でも
組織の絶対的な硬さを得ることを可能にするものであ
る。
端部71に取り付けられるバルーン72は、バルーン注
水時に超音波信号が透過する部分の厚さを厚く形成され
ている。なお、この部分の厚さは、超音波信号の波長に
対して3波長以上あることが望ましい。これにより、バ
ルーン72そのものが基準硬さ部材として機能するよう
になっている。
同様である。
準硬さ部材を省略しても絶対的な硬さ計測が可能であ
る。
て採用される超音波内視鏡先端部を示す説明図である。
本実施の形態は、通常のバルーンを用いて組織の絶対的
な硬さを得ることを可能にするものである。
には、鉗子孔75が設けられており、鉗子孔75内には
カテーテル76が挿通されている。カテーテル76先端
には、基準硬さ部材79が取り付けられている。
8も取り付けられている。フード78はカテーテル手元
側にある図示しない操作部を操作することにより進退
し、基準硬さ部材79を覆う状態又は基準硬さ部材79
を露出させた状態に設けられるようになっている。
鏡先端部にカテーテル76を挿入する際に基準硬さ部材
79を覆って、軟らかい基準硬さ部材79を保護するよ
うになっている。
作用について説明する。
査の施行中において、生体組織の硬さ測定を行うものと
する。この場合には、先ず、鉗子孔75にカテーテル7
6を挿入する。フード78をカテーテル76先端側に進
行させて基準硬さ部材79を覆う状態にする。次に、超
音波内視鏡先端部に設けられた鉗子起上装置77を操作
することにより、カテーテル76先端を超音波内視鏡の
観察視野内に導入する。
部材79を露出させる。これにより、基準硬さ部材79
を超音波内視鏡の観測視野に捕らえることができる。
る。
常のバルーンを装着した状態で生体組織の絶対的な硬さ
測定を行うことができる。
て採用される超音波内視鏡先端部を示す説明図である。
本実施の形態も生体組織の絶対的な硬さを得ることを可
能にするものである。
いて構成した装着部材90が設けられている。装着部材
90は、ドーナツ状に形成されており、内周側前端及び
後端には一対の突起92が設けられている。一方、超音
波内視鏡先端部には装着部材90の前端及び後端が取付
けられる位置において一対の溝91が形成されており、
突起92を溝91に嵌合させることによって、装着部材
90の脱落が防止される。
る。
作用について説明する。
挿通して観測を行う。この状態で、超音波内視鏡を直接
生体組織に押し付けることで生体組織に変位を加える。
る。このように、本実施の形態においても、生体組織の
絶対的な硬さ測定を行うことができる。
て採用される超音波内視鏡先端部を示す説明図である。
本実施の形態は、浸水法に適用したものである。
鉗子孔98にはカテーテル95が挿通されている。カテ
ーテル95先端にはバルーン96が取り付けられてい
る。カテーテル95内部には、図示しない管路が設けら
れており、この管路を経由してバルーン96内部に送水
すると共に、バルーン96内の水を吸水することができ
るようになっている。
る。
作用について説明する。
波内視鏡検査を行う。生体組織の硬さ測定を行う場合に
は、超音波内視鏡の鉗子孔98からカテーテル95を超
音波内視鏡先端部94側に挿通する。
ンを膨らませ、バルーン96を生体組織97に押し当て
て生体組織97に変位を加える。この状態で超音波を発
射してデータの取得を行う。
る。
測が可能である。
て押しつけるのは生体組織97の押圧部分の面積を拡大
するためである。これにより、均一に押される面積が増
大するので広範囲の組織において硬さ測定が可能とな
る。逆に、測定する対象領域が小さい場合にはバルーン
96を膨らませず、カテーテル先端で直接組織を押して
もよい。
の鉗子を使用することができる。
て採用される超音波内視鏡先端部を示す説明図である。
本実施の形態は、超音波観測視野方向に膨張するバルー
ンを採用したものである。
方向が前方である前方視タイプの超音波内視鏡装置を採
用する。図16において、超音波内視鏡先端部100に
取り付けるバルーン101は超音波観測視野方向に膨張
するようになっている。
る。
も、第1の実施の形態と同様の手法によって生体組織の
硬さ計測が可能である。
進退方向に変位を加えることになるので変位が加え易い
という利点がある。更に、超音波内視鏡が不用意に動い
てしまうことを防止することができる。これにより、計
測が容易となるという利点もある。
ければ第2の実施の形態と同様の効果も得ることができ
る。
て採用される変位計算を説明するためのフローチャート
である。本実施の形態における構成は第1の実施の形態
と同様であり、計算部25の計算手法が第1の実施の形
態と異なるのみである。
による変位計算では、追跡的なアルゴリズムを採用して
いる。このため、1回の変位計算で大きな変位が算出さ
れることはない。
ては、計測時のノイズが信号に比して増大すると、計算
結果が本来の値よりも著しく大きな値となることがあっ
た。そうすると、計算結果が次の計算に影響を与えて、
変位計算結果が不正確になってしまうことも考えられ
る。
値の変位計算結果が発生した場合には、その結果を縮小
評価することによって、変位計算結果の誤差を縮小する
ものである。
においては、計算部25において、変位量が大きくなっ
た場合に変位結果を制限する補正手段を設ける。
することができる。
正後の変位計算結果をXとすると、 の条件を満たす関数形態となる。
れる。
1 〜S3 ,S5 ,S6の処理と同一である。図17のス
テップS55の処理は図6のステップS11〜S19の処理と
同一である。
56において、計算部25は、上述した関数を用いた変位
補正を行う。以後の処理は、図6のステップS20〜S22
の処理と同一である。
することで、正確な計算結果である数値はほとんど補正
されず、異常な計算結果(大きい変位計算結果)が所定
値Aに補正される。
結果に異常な値が発生したとしてもその後の計算に与え
る影響を小さくすることができ、変位計算結果の精度を
向上させることができる。
いて採用される動作フローを示すフローチャートであ
る。図18において図5と同一の手順には同一符号を付
して説明を省略する。本実施の形態における構成は第1
の実施の形態と同様である。
おいて、生体組織の硬さ、弾性情報を示す画像を表示し
た後、測定修了状態になっていなければ、ステップS67
からステップS63,S69に処理を戻して、再びメモリー
20及びメモリ24に超音波信号を取得し、前回使用し
たデータと変位/変位率分布計算を行う。
性情報を示す画像を表示することができる。測定が終了
すると、ステップS70においてバルーンへの送水を停止
させる。
いて採用される動作フローを示すフローチャートであ
る。本実施の形態における構成は第1の実施の形態と同
様である。本実施の形態は硬さ/弾性情報を連続的に画
像表示するようにしたものである。
示すると、バルーンに送水が開始され(ステップS7
1)、メモリー20,24には超音波信号の反射信号に
基づくデータが取得される(ステップS81,S83)。反
射信号の取得は、測定修了が指示されるまで繰り返され
る(ステップS82,S81のループ及びステップS84,S
83のループ)。なお、記憶するデータがメモリー20又
はメモリー24の容量を越えた時点で測定を中止するよ
うにしてもよい。測定が終了と判断すると、ステップS
85でバルーンへの送水を停止させ、測定を終了させる
(ステップS86)。
後(ステップS72)、メモリー20に保持されたデータ
を呼び出し(ステップS73)、次いで、変数nをインク
リメントして(ステップS74)、nフレームが存在すれ
ばこのnフレームのデータを呼び出す(ステップS75,
S76)。そして、計算部25は、連続したフレームにつ
いて、変位/変位率分布計算を行う(ステップS77)。
画像化回路21は、計算部25の出力によって、生体組
織の硬さ及び弾性情報を示す画像をモニター5上に連続
的に表示させる(ステップS78)。
体組織の硬さ/弾性情報に関する画像を連続的に表示さ
せることができる。
がデータ取得速度よりも遅い場合においても、連続的な
変位計算を実施して、連続的に生体組織の硬さ/弾性情
報を画像表示することができる。
いて採用される動作フローを示すフローチャートであ
る。本実施の形態における構成は第1の実施の形態と同
様である。本実施の形態は、図19のフローチャート内
の「第nフレームと第n−1フレームの変位/変位率分
布計算」内のフローを示したものである。本実施の形態
は第1の実施の形態から第10の実施の形態にも適用可
能である。
修了した後に、変位分布計算結果のエラーの有無を確認
し、エラーが存在する場合には、そのエラーの値を補正
した後に変位率分布計算を行うようになっている。これ
により、微分処理である変位率分布計算の結果が変位計
算のエラーにより大きく左右されて、生体組織の硬さ/
弾性情報画像の精度が著しく劣化することを防止して精
度の良い画像を表示することができる。
結果が異常値であるか否かを判断する。本実施の形態に
おいては、生体組織は粘弾性体であって、微弱な変位を
加えた部位近傍の部位は、変位を加えた後においても変
位を加えた部位近傍に位置することを利用して異常値を
判別する。
前後の移動量を示している。計算部25は、変位分布計
算結果を先見情報として用いる。例えば、X,Y軸に空
間位置をとり、Z軸に変位量をとって、変位分布計算結
果をマッピングしたグラフを作成するものとする。この
グラフは連続する平面として表すことができる。
値を有さないはずである。従って、計算部25が作成し
たグラフ上の平面から大きく逸脱した値を示すデータ
は、計算誤差として判断することができる。例えば、計
算部25は、判断対象近傍の変位計算結果から平均、分
散及び標準偏差を求め、一定以上の値の差や誤差を有す
るデータを抽出することで、異常値を検出する(ステッ
プS92)。
と判断した場合には、ステップS94で抽出した異常値を
修正する。例えば、計算部25は、検出された異常値を
削除し、代わりに、この異常値を与える部位の周辺部位
のデータの平均値を代入する。こうして、異常値を補正
した後、変位率分布を求める(ステップS95)。
る。
い精度で生体組織の硬さ/弾性情報画像を表示すること
ができる。
け、前記超音波トランスデューサーから超音波信号を送
受信して、測定対象物の超音波断層画像を生成する超音
波内視鏡システムにおいて、一画面分の測定対象物の超
音波反射信号の少なくとも一部を、少なくとも2画面分
記憶する記憶手段と、前記記憶した超音波反射信号を呼
び出して、計算処理で画面間の測定対象物の超音波内視
鏡先端部に対する変位分布を求める変位検出手段と、前
記変位検出手段の計算結果より、変位率分布を求める変
位率検出手段と、変位率検出手段で求めた変位率分布を
画像化する画像化手段と、画像化手段で生成された画像
を表示するモニターを有することを特徴とする超音波内
視鏡システム。
フレーム間隔で超音波反射信号を記憶することを特徴と
する付記項1の超音波内視鏡システム。
レームの超音波反射信号を記憶することを特徴とする付
記項1の超音波内視鏡システム。
画像のフレームレートから1秒の間の設定した間隔で超
音波反射信号を記憶することを特徴とする付記項1の超
音波内視鏡システム。
測定対象物の弾性情報を画像化して診断に用いることの
できる超音波内視鏡システムを提供することである。
ームにわたる同一領域の超音波反射信号を記憶し、その
信号を計算処理するシステムを構成する。そのシステム
により、2フレーム間の変位計算を行い、さらに局所空
間における変位率を計算する。この変位率の分布を画像
表示する。
検査の中で、生体組織の硬さ、弾性に関連する情報を2
次元画像表示することができるという効果が得られる。
生手段を有することを特徴とする付記項1の超音波内視
鏡システム。
内視鏡先端に取り付けられたバルーンと、バルーン内部
の超音波伝達媒質の量を変化させる媒質送排出手段より
なることを特徴とする付記項2の超音波内視鏡システ
ム。
した媒質の送排出を行う制御を行う制御手段を有するこ
とを特徴とする付記項(2−1)の超音波内視鏡システ
ム。
伝達媒質を超音波内視鏡先端から送排出する媒質送排出
手段であることを特徴とする付記項2の超音波内視鏡シ
ステム。
内視鏡に設けられた鉗子を挿通する鉗子チャンネルに、
挿通する鉗子であることを特徴ととする付記項2の超音
波内視鏡システム。
子の超音波内視鏡先端部から突出する端に取り付けられ
たバルーンであることを特徴とする付記項(2−4)の
超音波内視鏡システム。
を画像化して診断に用いることのできる超音波内視鏡シ
ステムにおいて、測定対象物に変位を加える手段を提供
することである。
て、積極的に変位変形を加えることのできる超音波内視
鏡システムを構成する。測定対象物に対し、積極的に変
位を加えながら測定対象物の変位/変形を測定する。
位させられることおよび、それにより、より正確に生体
組織の硬さ、弾性に関する情報を2次元画像表示できる
という効果が得られる。
音波内視鏡の超音波観測領域内に配置され、既知の材質
で構成された基準部材を有することを特徴とする付記項
1、付記項2の超音波内視鏡システム。
あることを特徴とする付記項3の超音波内視鏡システ
ム。
鏡に取り付けられたバルーンに取り付けられていること
を特徴とする付記項3の超音波内視鏡システム。
鏡に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする付
記項3の超音波内視鏡システム。
鏡に設けられた鉗子チャンネルに挿通された、鉗子の先
端に取り付けられていることを特徴とする付記項3の超
音波内視鏡システム。
れた基準部材を保護する保護部材を有することを特徴と
する付記項(3−4)の超音波内視鏡システム。
に設けられた操作手段により動作され、前記硬さ基準部
材を露出できることを特徴とする付記項(3−5)の超
音波内視鏡システム。
絶対的に評価できる装置を提供することである。
位/変形を受ける部材を有する超音波内視鏡システムを
構成する。測定対象物の変位/変形量を、前記部材の変
位変形量で規格化する。
に関する情報を定量的に比較できるという効果を有す
る。
超音波観測平面をもつ前方視型超音波内視鏡で、前記超
音波内視鏡の視野方向の空間に膨張するバルーンを有す
ることを特徴とする付記項1の超音波内視鏡システム。
を画像化して診断に用いることのできる超音波内視鏡シ
ステムにおいて、測定対象物に変位を加える手段を提供
することである。
て、積極的に変位変形を加えることのできる超音波内視
鏡システムを構成する。測定対象物に対し、積極的に変
位を加えながら測定対象物の変位/変形を測定する。
くできること及び、それにより、より正確に生体組織の
に硬さ、弾性に関する情報を2次元画像表示できる。
者が操作可能な入力手段が、超音波内視鏡とは別体に設
けられていることを特徴とする付記項1乃至4のいずれ
か1つに記載の超音波内視鏡システム。
チであることを特徴とする付記項5の超音波内視鏡シス
テム。
であることを特徴とする付記項5の超音波内視鏡システ
ム。
であることを特徴とする付記項5の超音波内視鏡システ
ム。
チであることを特徴とする付記項5の超音波内視鏡シス
テム。
あることを特徴とする付記項5の超音波内視鏡システ
ム。
弾性評価ができる超音波内視鏡システムを提供すること
である。
性に関連する情報の測定を開始させるスイッチを超音波
内視鏡と別体に構成する。測定対象物の硬さ/弾性に関
連する情報の測定を開始させた際に、超音波内視鏡の保
持を変える必要がなく、超音波内視鏡の観測視野に影響
を与えずに、スイッチを操作させる。
の視野のずれを減少できることにより、より正確に生体
組織の硬さ、弾性に関する情報を2次元画像表示でき
る。
手段は、第1の領域の変位を求める第1の手段と、第1
の領域近傍に設定した第2の領域の変位を前記第1の領
域変位を元に求める第2の手段と、前記第2の領域を第
1の領域とおきかえる第3の手段と、前記第2の又は第
3の手段を繰り返す第4の手段と、前記第1乃至第4の
手段を繰り返す第5の手段と、有し、変位計算結果に補
正を加える補正手段を有することを特徴とする付記項1
の超音波内視鏡システム。
計算結果に対して出力を制限する手段であることを特徴
とする付記項6の超音波内視鏡システム。
との関係が滑らかに変化することを特徴とする付記項6
の超音波内視鏡システム。
ことである。
待される変位量より明らかに大きい場合には、その量を
大きく縮小し、変位計算結果の量が小さい場合には、そ
の量をほとんど縮小しないような関数を変位計算結果に
作用させる。その作用させた後の値を、その後使用する
変位計算結果として計算を行う。
正を加えることにより、変位計算精度を上げることによ
り、より正確に生体組織の硬さ、弾性に関する情報を2
次元画像表示できる。
射信号を呼び出して、画面間における超音波内視鏡の回
転変位量を算出する回転変位検出手段を有し、回転検出
手段の出力値分をあらかじめの変位量として評価して変
位分布を求める変位検出手段を有することを特徴とする
付記項1の超音波内視鏡システム。
位検出手段の出力分あらかじめずらして、前記記憶手段
に記憶した超音波信号を切り出すことを特徴とする付記
項8の超音波内視鏡システム。
ことである。
回転量を求める。この値を、予めの組織の変位量として
計算を行う範囲をずらして変位計算を行う。
置の回転量を予め計算し、変位計算の空間をよりよく一
致させることにより、変位計算精度を向上させることが
できる。これにより、より正確に生体組織の硬さ、弾性
に関する情報を2次元画像表示できることである。
スデューサーを機械的機構で運動させ超音波断層画像を
生成する機構を有し、前記記憶手段に記憶した超音波反
射信号を呼び出して、画面間における超音波トランスデ
ューサーの回転のずれを評価する回転ずれ検出手段を有
し、回転ずれ手段の出力値分をあらかじめの変位として
評価して変位分布を求める変位検出手段を有することを
特徴とする付記項1の超音波内視鏡システム。
れ検出手段の出力分あらかじめずらして、前記記憶手段
に記憶した超音波信号を切り出すことを特徴とする付記
項8の超音波内視鏡システム。
面間の超音波信号の相関係数分布を評価することを特徴
とする付記項8の超音波内視鏡システム。
ことである。
回転量を求める。この値を、予めの組織の変位量として
計算を行う範囲をずらして変位計算を行う。
方位に対しての安定度が低い、メカニカルスキャン方式
の超音波内視鏡装置においても、測定対象物の変位、変
形量、及び、硬さを求めることができる。
段に記憶した第一画面のデータの一部をフーリエ変換す
る第1のフーリエ変換手段と、第2画面のデータの一部
をフーリエ変換する第2のフーリエ変換手段と、この2
つのフーリエ変換結果の一方の複素共役をとり各要素の
積をとるクロススペクトル演算手段と、前記各要素の積
の中で最大の要素を検出する要素検出手段と、検出した
最大要素と他の要素の大きさを比較して一定比率より大
きい要素のみ抽出する要素抽出手段と、抽出されたデー
タに基づき、測定対象物の超音波内視鏡先端部に対する
変位分布を求める変位検出手段とを有することを特徴と
する付記項1の超音波内視鏡システム。
が制限されていることを特徴とする付記項9の超音波内
視鏡システム。
が超音波トランスデューサーの中心周波数に近い周波数
要素であることを特徴とする付記項9の超音波内視鏡シ
ステム。
が超音波トランスデューサーの中心周波数から中心周波
数の±10%程度の周波数範囲であることを特徴とする
付記項9の超音波内視鏡システム。
選択を判断する境界値が最大要素の値の−9dBから−
2dBの間にあることを特徴とする付記項9の超音波内
視鏡システム。
の−3dBより大きい値のみを抽出することを特徴とす
る付記項9の超音波内視鏡システム。
精度のよい変位計算結果を得ることである。
データと有効であるデータを判別する手段を設け、有効
なデータのみで計算を行う。
の数を減らすことができる。それによる計算時間の短縮
ができる。
手段に記憶した第一画面のデータの一部をフーリエ変換
する第1のフーリエ変換手段と、第2画面のデータの一
部をフーリエ変換する第2のフーリエ変換手段と、予め
設定された周波数要素のみを選択する要素選択手段と、
抽出された周波数要素の一方の複素共役をとり各要素の
積をとるクロススペクトル演算手段と、各要素の積に基
づき、測定対象物の超音波内視鏡先端部に対する変位分
布を求める変位検出手段とを有することを特徴とする付
記項1の超音波内視鏡システム。
音波トランスデューサーの中心周波近傍の要素であるこ
とを特徴とする付記項10の超音波内視鏡システム。
の伝達方向に平行な方向に関しては前記超音波トランス
デューサーの中心周波数近傍の要素であり、かつ、超音
波の伝達方向に垂直な方向に関しては、低周波の要素で
あることを特徴とする付記項10の超音波内視鏡システ
ム。
音波の伝達方向に垂直な方向の周波数があがるにしたが
い、超音波の伝達方向の周波数幅が狭くなることを特徴
とした付記項(10−2)の超音波内視鏡システム。
つ精度のよい変位計算結果を得ることである。
いデータと有効であるデータを判別する手段を設け、有
効なデータのみで計算を行う。
タの数を減らすことができる。それによる計算時間の短
縮ができる。
デューサーを設け、前記超音波トランスデューサーの超
音波信号を送受信して、測定対象物の超音波断層画像を
生成する超音波内視鏡システムにおいて、一画面分の測
定対象物からの超音波反射信号の少なくとも一部を、少
なくとも3画面分記憶する記憶手段と、少なくとも2回
繰返し前記記憶した超音波反射信号の2画面分づつを呼
び出して、計算処理で画面間の測定対象物の超音波内視
鏡先端部に対する変位分布を求める変位検出手段と、少
なくとも2回繰返し前記変位検出手段の計算結果より、
変位率分布を求める変位率検出手段と、変位率検出手段
で求めた少なくとも2つの変位率分布を画像化して画像
化手段と、画像化手段で生成された少なくとも2つの画
像を連続的に表示するモニターを有することを特徴とす
る超音波内視鏡システム。
たフレーム間隔で超音波反射信号を記憶することを特徴
とする付記項1の超音波内視鏡システム。
フレームの超音波反射信号を記憶することを特徴とする
付記項1の超音波内視鏡システム。
層画像のフレームレートから1秒の間の設定した間隔で
超音波反射信号を記憶することを特徴とする付記項1の
超音波内視鏡システム。
分布像を表示することである。また、2組以上のデータ
により変位分布像を構築することで精度の向上をはかる
ことである。
のデータを記憶し、随時変位計算を行うことで、連続的
に、変位分布像構築し、連続的に表示する。
て、生体組織の硬さ、弾性に関する情報を表示すること
ができる。
の有無を判定する判定手段と、異常値を取り除き変位率
分布を求める変位率検出手段とを有することを特徴とす
る付記項1乃至11のいずれか1つの超音波内視鏡シス
テム。
を向上させることである。
現実には起こりえない変化状況が存在するか評価して、
そのような計算結果が存在する場合には、そのデータを
取り除く、または、適当な値に置き換えることで、変位
率分布結果の精度を向上させ、提供する画像精度を向上
させる。
性に関する情報を表す画像における、変位計算のエラー
に起因するノイズを減少させることができる。
の有無を判定する判定手段と、異常値の発生頻度を評価
する評価手段と、異常値の発生頻度が設定された境界値
より大きいときは、変位率算出処理を中止する変位率検
出手段を有することを特徴とする付記項1乃至11のい
ずれか1つの超音波内視鏡システム。
を向上させることである。
現実には起こりえない変化状況が存在するか評価して、
そのような計算結果が存在する場合には、そのデータを
取り除く、または、適当な値に置き換えることで、変位
率分布結果の精度を向上させ、提供する画像精度を向上
させる。
性に関する情報を表す画像における、変位計算のエラー
に起因するノイズを減少させることができる。
鏡光学画像の少なくともいずれか一方と、前記画像化手
段で生成された画像信号とを入力とする画像プロセッサ
を有し、前記入力された画像を選択的に前記モニターに
出力し、モニターに表示させることを特徴とする付記項
1乃至13のいずれか1つの超音波内視鏡システム。
さ分布像)の表示に適した、表示方法を提供することで
ある。
示させるプロセッサーに複数の入力を設け、超音波断層
像、計測時の超音波断層像、超音波内視鏡光学画像、変
位率分布画像(硬さ画像)のいずれか、または複数の画
像を選択し、観察、診断に適した形態の画像をモニター
に表示させる。
画像情報を適した形体で、一度に表示し提供することが
できる。
鏡光学画像の少なくともいずれか一方と、前記画像化手
段で生成された画像信号とを入力とする画像プロセッサ
を有し、前記入力された画像の少なくとも2つを同時に
前記モニターに出力し、モニターに表示させることを特
徴とする付記項1乃至13のいずれか1つの超音波内視
鏡システム。
さ分布像)の表示に適した、表示方法を提供することで
ある。
示させるプロセッサーに複数の入力を設け、超音波断層
像、計測時の超音波断層像、超音波内視鏡光学画像、変
位率分布画像(硬さ画像)のいずれか、または複数の画
像を選択し、観察、診断に適した形態の画像をモニター
に表示させる。
画像情報を適した形体で、一度に表示し提供することが
できる。
波内視鏡光学画像と、変位率分布算出に用いた超音波信
号計測時の超音波断層画像の少なくともいずれかひとつ
と、前記画像化手段で生成された画像信号とを入力とす
る画像プロセッサを有し、前記入力された画像のうち少
なくとも1つを選択的に前記モニターに出力し、モニタ
ーに表示させることを特徴ととする付記項1乃至13の
いずれか1つの超音波内視鏡システム。
音波信号計測時の超音波断層画像と、前記画像化手段で
生成された画像を重ねあわせて表示することを特徴とす
る付記項16の超音波内視鏡システム。
さ分布像)の表示に適した、表示方法を提供することで
ある。
示させるプロセッサーに複数の入力を設け、超音波断層
像、計測時の超音波断層像、超音波内視鏡光学画像、変
位率分布画像(硬さ画像)のいずれか、または複数の画
像を選択し、観察、診断に適した形態の画像をモニター
に表示させる。
画像情報を適した形体で、一度に表示し提供することが
できる。
によれば、超音波内視鏡を用いた検査の中で、生体組織
の硬さ、弾性に関連する情報を2次元画像表示すること
ができるという効果が得られる。
織の積極的に変位させられることおよび、それにより、
より正確に生体組織の硬さ、弾性に関する情報を2次元
画像表示できるという効果が得られる。
織の硬さ、弾性に関する情報を定量的に比較できるとい
う効果を有する。
ロック図。
ーを示すフローチャート。
の説明図。
超音波内視鏡の先端部を示す説明図。
フローチャート。
る変位計算を説明するためのフローチャート。
る変位計算を説明するためのフローチャート。
る超音波内視鏡先端部71を示す説明図。
る超音波内視鏡先端部を示す説明図。
る超音波内視鏡先端部を示す説明図。
る超音波内視鏡先端部を示す説明図。
る超音波内視鏡先端部を示す説明図。
る変位計算を説明するためのフローチャート。
れる動作フローを示すフローチャート。
れる動作フローを示すフローチャート。
れる動作フローを示すフローチャート。
ー、7…内視鏡画像プロセッサ、8,9…入力部、11
…光源、27…送水ポンプ、45…吸引ポンプ。
Claims (3)
- 【請求項1】 内視鏡先端部に超音波トランスデューサ
ーを設け、前記超音波トランスデューサーから超音波信
号を送受信して、測定対象物の超音波断層画像を生成す
る超音波内視鏡システムにおいて、 1画面分の測定対象物の超音波反射信号の少なくとも一
部を、少なくとも2画面分記憶する記憶手段と、 前記記憶した超音波反射信号を呼び出して、計算処理で
画面間の測定対象物の超音波内視鏡先端部に対する変位
分布を求める変位検出手段と、 前記変位検出手段の計算結果より、変位率分布を求める
変位率検出手段と、 変位率検出手段で求めた変位率分布を画像化する画像化
手段と、 画像化手段で生成された画像を表示するモニターと、 を有することを特徴とする超音波内視鏡システム。 - 【請求項2】 測定対象物に変位を加える変位発生手段
を更に有することを特徴とする請求項1の超音波内視鏡
システム。 - 【請求項3】 測定対象物と共に外力を受け、超音波内
視鏡の超音波観測領域内に配置され、既知の材質で構成
された基準部材を更に有することを特徴とする請求項1
又は2のいずれか一方に記載の超音波内視鏡システム。
Priority Applications (1)
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JP2000036968A JP2001224594A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 超音波内視鏡システム |
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Publication Number | Publication Date |
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