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JP2001223423A - レーザー装置 - Google Patents

レーザー装置

Info

Publication number
JP2001223423A
JP2001223423A JP2000034109A JP2000034109A JP2001223423A JP 2001223423 A JP2001223423 A JP 2001223423A JP 2000034109 A JP2000034109 A JP 2000034109A JP 2000034109 A JP2000034109 A JP 2000034109A JP 2001223423 A JP2001223423 A JP 2001223423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
single crystal
doped
laser device
yag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000034109A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Urata
佳治 浦田
Tomoyuki Wada
智之 和田
Hideo Tashiro
英夫 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP2000034109A priority Critical patent/JP2001223423A/ja
Priority to EP01301101A priority patent/EP1124294A3/en
Priority to US09/779,852 priority patent/US6567442B2/en
Publication of JP2001223423A publication Critical patent/JP2001223423A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/14Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range characterised by the material used as the active medium
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネオジム添加イットリウムアルミニウムガーネ
ット結晶が元来有する優れた特性を備えるとともに全体
の大きさを小型化したレーザー媒質を用いることによ
り、装置全体の大きさを小型化することができるように
したレーザー装置を提供する。 【解決手段】共振器内にレーザー媒質を配置し、上記レ
ーザー媒質に励起光を入射することにより上記共振器内
においてレーザー発振を生じさせて、上記共振器からレ
ーザー光を出射させるレーザー装置において、上記レー
ザー媒質は、レーザー活性イオンとしてネオジムが原子
数の比率で1.3%を越える濃度となるように添加され
たイットリウムアルミニウムガーネット単結晶とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー装置に関
し、さらに詳細には、装置全体の大きさを小型化するこ
とのできるレーザー装置に関する。
【0002】
【発明の背景】従来より、レーザー活性イオンとしてネ
オジム(Nd)が添加(以下、「ドープ」と適宜称す
る。)されたイットリウムアルミニウムガーネット(Y
AG)結晶であるネオジム添加イットリウムアルミニウ
ムガーネット(以下、「Nd:YAG」と適宜称す
る。)結晶は、固体レーザー媒質を代表する材料の一つ
として知られている。
【0003】その理由は、Nd:YAG結晶は、レーザ
ー媒質として用いた場合に数多くの利点を有しているた
めである。
【0004】即ち、Nd:YAG結晶は、レーザー媒質
として比較的大きな利得を持っており、しかも化学的・
物理的に安定しているとともに機械的にも高い強度を備
えており、さらには熱伝導率が高く高出力レーザー装置
に使用可能であり、また結晶作成方法が確立されていて
安定的に供給可能であるというように、種々の利点を備
えている。
【0005】ところで、近年においては、レーザー装置
として、レーザーダイオードから出射されるビームを励
起光として使用する、即ち、励起光が半導体レーザー励
起により入射されるようにした半導体レーザー励起固体
レーザー装置が用いられるようになっている。
【0006】こうした半導体レーザー励起固体レーザー
装置におけるレーザー媒質として用いられるレーザー結
晶に求められる性質の一つとしては、励起光の吸収係数
が大きいということがある。
【0007】その理由は、半導体レーザー励起固体レー
ザー装置は小型化が可能であるが、半導体レーザー励起
固体レーザー装置を効率的に小型化するためには、レー
ザーダイオードのビームの大部分を僅かな距離で吸収さ
せるために励起光の吸収長の短いレーザー結晶を用いる
必要があり、そのため励起光の吸収係数が大きいレーザ
ー結晶がレーザー媒質として求められるものであった。
【0008】ここで、Nd:YAG結晶においては、レ
ーザー活性イオンであるネオジムを添加する際には、ネ
オジムがイットリウムのイオンを置換することになるも
のであるが、従来においては、原子数の比率にして1.
3%程度の濃度が最大の濃度であり、それ以上の濃度で
イオンの置換を行ってネオジムを添加することはなかっ
た。
【0009】一方、半導体レーザー励起固体レーザー装
置のレーザー媒質として広く用いられているイットリウ
ムバナデート(以下、「YVO」と適宜称する。)結晶
は、原子数の比率にして3%程度の高い濃度で、レーザ
ー活性イオンであるネオジムを添加することが容易に可
能である。
【0010】そして、原子数の比率にして1%の濃度で
ネオジムを添加したNd:YAG結晶の吸収係数は約8
cm−1であるのに対して、原子数の比率にして3%の
高濃度でネオジムを添加したネオジム添加イットリウム
バナデート(以下、「Nd:YVO」と適宜称する。)
結晶の吸収係数は約40cm−1という高い値を示すも
のであった。
【0011】このため、励起光の90%を吸収するため
に必要とされる吸収長、即ち、結晶の長さとしては、吸
収係数が約8cm−1のNd:YAG結晶においては3
mm程度の長さを必要とするの対して、吸収係数が約4
0cm−1のNd:YVO結晶においては僅かに0.5
mm程度の長さで十分であった。
【0012】このように、Nd:YVO結晶は、半導体
レーザー励起固体レーザー装置のレーザー媒質として要
求される吸収係数が大きいという特質を備えるものであ
るが、その一方で、レーザー媒質として用いた場合に数
多くの不利な点も有している。
【0013】即ち、Nd:YVO結晶は、熱伝導率がN
d:YAG結晶の3分の1程度しかないので熱を排出し
難いものであり、また、レーザー上準位の寿命がNd:
YAG結晶とくらべて90μ秒と短いのでエネルギーの
蓄積量が小さいものであり、また、光学異方性を備える
ため決まった偏光で発振されやすいとともに熱的にも歪
みが生じやすいものであり、また、結晶の作成が困難で
あるなどの不利な点がある。
【0014】このような理由から、Nd:YVO結晶は
小出力、低閾値の半導体レーザー励起固体レーザー装置
のレーザー媒質としては好ましいものであるが、加工応
用などに用いるための大出力、高閾値の半導体レーザー
励起固体レーザー装置のレーザー媒質としては、大きさ
が大型化することになるにも関わらずNd:YAG結晶
が用いられているものであり、このためレーザー装置の
全体の大きさも大型化せざるを得なかった。
【0015】従って、装置全体の大きさを小型化するこ
とのできるレーザー装置の提案が強く望まれていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術に対する要望に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ネオジム添加イットリウ
ムアルミニウムガーネット結晶が元来有する優れた特性
を備えるとともに全体の大きさを小型化したレーザー媒
質を用いることにより、装置全体の大きさを小型化する
ことができるようにしたレーザー装置を提供しようとす
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、共振器内に
レーザー媒質を配置し、上記レーザー媒質に励起光を入
射することにより上記共振器内においてレーザー発振を
生じさせて、上記共振器からレーザー光を出射させるレ
ーザー装置において、上記レーザー媒質を、レーザー活
性イオンとしてネオジムが原子数の比率で1.3%を越
える濃度となるように添加されたイットリウムアルミニ
ウムガーネット単結晶としたものである。
【0018】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、レーザー活性イオンとしてネオジムを原子
数の比率で1.3%を越える濃度で添加したイットリウ
ムアルミニウムガーネット単結晶をレーザー媒質として
用いるものであり、このように高濃度でネオジムを添加
したイットリウムアルミニウムガーネット単結晶よりな
るレーザー媒質は、励起光に対して高い吸収係数が得ら
れるので、ネオジム添加イットリウムアルミニウムガー
ネット結晶が元来有する優れた特性を備えるとともに全
体の大きさを小型化することができ、このためレーザー
装置の全体の大きさも小型化することができるようにな
る。
【0019】ここで、本発明のうち請求項2に記載の発
明のように、上記レーザー媒質は、上記ネオジムが原子
数の比率で2%乃至3%の濃度となるように添加しても
よい。
【0020】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
のように、上記励起光は半導体レーザー励起により入射
されるようにしてもよい。
【0021】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
のように、上記半導体レーザー励起は縦励起としてもよ
い。
【0022】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
のように、上記半導体レーザー励起は横励起としてもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明によるレーザー装置の実施の形態の一例を詳
細に説明する。
【0024】まず、図1には、本発明の実施の形態の一
例によるレーザー装置に用いるレーザー媒質を作成する
ための電気炉の模式図が示されており、この電気炉10
は、所謂、TGT法(Temperature Gra
dient Technique:テンパレーチャーグ
ラディエント法)と称される結晶作成法により、レーザ
ー媒質として、高濃度でネオジム添加したネオジム添加
イットリウムアルミニウムガーネット単結晶を作成する
ためのものである。
【0025】この電気炉10は、モリブデン製の熱隔壁
12で被覆されたグラファイトヒーター14によってモ
リブデン製の坩堝16を覆うことにより、坩堝16近傍
の温度が高温になるように構成されている。
【0026】グラファイトヒーター14の下部に位置す
る電極側ならびに坩堝16の底部側は水冷ロッド18に
よって冷却されており、これによって電気炉10内にお
ける温度勾配を実現している。即ち、坩堝16の上部側
の温度が高くなり、坩堝16の底部側の温度が低くなる
ように設定されることになる。
【0027】ここで、坩堝16の底部には種結晶20が
配置されており、この種結晶20を核にしてYAG結晶
を成長させるものである。
【0028】一般的な融液成長法であるチョコラルスキ
ー法(Cz法)では固融界面が露出しており、外部の温
度変化の影響を受けやすい。ところが、この電気炉10
を用いたTGT法では固融界面が融液に覆われているの
で、外部の温度変化の影響は界面に達する前の大きく緩
和されることになり、上記したCz法にくらべて外部の
温度変化の影響を受け難くなる。
【0029】また、Cz法では坩堝の底部側から上部側
に向かって温度が低下するものであるが、これに対し
て、上記したようにこの電気炉10を用いたTGT法で
は、坩堝16の底部側から上部側に向かって温度が上昇
するようになっている。このため、Cz法で発生する融
液の対流が、TGT法ではかなり抑制されることにな
る。
【0030】上記したように、TGT法によれば、固融
界面が外部の温度変化の影響を受け難いとともに坩堝1
6内における融液の対流が抑制されるので、安定した結
晶成長を実現でき、また偏析を抑制することができるよ
うになる。
【0031】こうしたTGT法を用いて結晶成長させる
ことにより、レーザー活性イオンとしてネオジムを原子
数の比率で1.3%を越える濃度で添加したイットリウ
ムアルミニウムガーネット単結晶を作成することがで
き、これをレーザー媒質とするものである。
【0032】即ち、TGT法を用いて結晶成長させるこ
とにより、例えば、原子数の比率で2%のNdがドープ
されたNd:YAG単結晶と、原子数の比率で3%のN
dがドープされたNd:YAG単結晶とを作成すること
ができ、これをレーザー媒質とすることができる。
【0033】図2には、上記したようにして作成した原
子数の比率で2%のNdがドープされたNd:YAG単
結晶ならびに原子数の比率で3%のNdがドープされた
Nd:YAG単結晶に関して、本願発明者による吸収ス
ペクトルの測定結果が示されている。
【0034】即ち、この図2は、厚さ(t)が1mm
(t=1mm)で、原子数の比率で2%のNdがドープ
されたNd:YAG単結晶(図2において、「2at
%」で表す。なお、図3以降においても、「2at%」
は原子数の比率で2%のNdがドープされたNd:YA
G単結晶を表すものとする。)および原子数の比率で3
%のNdがドープされたNd:YAG単結晶(図2にお
いて、「3at%」で示す。図3以降においても、「3
at%」は原子数の比率で3%のNdがドープされたN
d:YAG単結晶を表すものとする。)の810nm周
辺の吸収スペクトルを分光光度計で取得した本願発明者
による測定結果を示すグラフである。なお、図2におい
て、縦軸は光学濃度を示し、横軸は波長を示している。
【0035】そして、図2に示すグラフに基づいて、こ
れらNd:YAG単結晶を半導体レーザー励起固体レー
ザー装置のレーザー媒質として使用する際における、レ
ーザーダイオード励起で励起光として使用するピーク波
長が809nmの光に対する吸収ピークについてまとめ
た表が、図3に示す表である。
【0036】この図3の表に示されているように、吸収
ピークにおける吸収係数は、原子数の比率で2%のNd
がドープされたNd:YAG単結晶では21.6cm
−1であり、原子数の比率で3%のNdがドープされた
Nd:YAG単結晶では32.1cm−1である。
【0037】ここで、原子数の比率で1%のNdがドー
プされたNd:YAG結晶の吸収ピークにおける吸収係
数は、11cm−1であることが一般的に知られてい
る。従って、原子数の比率で2%のNdがドープされた
Nd:YAG単結晶では、原子数の比率で1%のNdが
ドープされたNd:YAG結晶の略2倍の吸収係数が得
られ、原子数の比率で3%のNdがドープされたNd:
YAG単結晶では、原子数の比率で1%のNdがドープ
されたNd:YAG結晶の略3倍の吸収係数が得られる
ものである。
【0038】このため、原子数の比率で2%のNdがド
ープされたNd:YAG単結晶ならびに原子数の比率で
3%のNdがドープされたNd:YAG単結晶において
は、原子数の比率で1%のNdがドープされたNd:Y
AG結晶とくらべて、励起光の90%を吸収するために
必要とされる吸収長、即ち、結晶の長さを著しく短縮す
ることができる。
【0039】また、バンド幅については、原子数の比率
で3%のNdがドープされたNd:YAG単結晶の方
が、原子数の比率で2%のNdがドープされたNd:Y
AG単結晶に比べて僅かに広いものであった。これは、
809nmのピーク波長においてだけではなく、他のピ
ーク波長についても同様であった。
【0040】次に、原子数の比率で2%のNdがドープ
されたNd:YAG単結晶または原子数の比率で3%の
NdがドープされたNd:YAG単結晶などのように、
レーザー活性イオンとしてNdを原子数の比率で1.3
%を越える濃度で添加したNd:YAG単結晶をレーザ
ー媒質として用いて構成されたレーザー装置について説
明する。
【0041】なお、説明を簡略化するために、原子数の
比率で2%のNdがドープされたNd:YAG単結晶な
らびに原子数の比率で3%のNdがドープされたNd:
YAG単結晶などのように、レーザー活性イオンとして
Ndを原子数の比率で1.3%を越える濃度で添加した
Nd:YAG単結晶を総称して、単に「高濃度Nd添加
YAG単結晶」と称することとする。
【0042】まず、図4には、高濃度Nd添加YAG単
結晶をレーザー媒質として用いて構成されたレーザー装
置のなかで、パルス発振動作させるレーザー装置が示さ
れている。
【0043】この図4に示すレーザー装置100は、レ
ーザー媒質たる高濃度Nd添加YAG単結晶102と、
励起光を生成するためのチタンサファイアレーザー10
4と、全反射鏡106、108と、集光レンズ110
と、出射ミラー112とを有して構成されている。
【0044】ここで、チタンサファイアレーザー104
は、パルス発振動作させる励起光を生成するための励起
光源としての励起レーザーであって、波長が808.6
nmであり、最大出力パワーが平均して40mWであ
り、パルス幅が80nsの1kHz繰り返しのチタンサ
ファイアレーザーである。
【0045】また、高濃度Nd添加YAG単結晶102
は、「縦5mm×横5mm×厚さ1mm」の大きさにカ
ットされており、チタンサファイアレーザー104と対
向する第1表面102aは、波長が1064nmの光を
全反射するとともに波長が809nmの光に対して無反
射となるようにコーティングを施され、出射ミラー11
2と対向する第2表面102bは、波長が1064nm
の光に対して無反射となるようにコーティングを施され
ている。
【0046】さらに、出射ミラー112は、高濃度Nd
添加YAG単結晶102と対向する面が曲率半径50m
mの凹面112aとして形成されるとともに、他方の面
が平坦面112bとして形成されている。また、凹面1
12aは、波長が1064nmの光の反射率が90%と
なるようなコーティングを施されていて、凹面鏡として
構成されている。なお、平坦面112bには、コーディ
ングは施されていない。
【0047】なお、集光レンズ110は、溶融石英硝子
により形成されており、100mmの焦点距離を備える
ようになされている。
【0048】従って、このレーザー装置100において
は、第1表面102aと凹面112aとにより共振器が
構成されることになり、この共振器内にレーザー媒質と
して高濃度Nd添加YAG単結晶102が配置されてい
ることになる。なお、共振器のキャビティ長は3mmに
設定している。
【0049】以上の構成において、チタンサファイアレ
ーザー104から出射された励起光を、全反射鏡10
6、108を介して集光レンズ110に入射すると、集
光レンズ110は励起光を高濃度Nd添加YAG単結晶
102に集光して入射する。
【0050】このようにすると、共振器内においてレー
ザー発振を生じ、出射ミラー112の平坦面112bか
らレーザー光が出射されることになる。
【0051】図5(a)(b)は、本願発明者による実
験結果を示すグラフであり、図5(a)には、図4に示
すレーザー装置100において、高濃度Nd添加YAG
単結晶102として原子数の比率で2%のNdがドープ
されたNd:YAG単結晶を用いた場合における入出力
特性のグラフが示されており、また、図5(b)には、
図4に示すレーザー装置100において、高濃度Nd添
加YAG単結晶102として原子数の比率で3%のNd
がドープされたNd:YAG単結晶を用いた場合におけ
る入出力特性のグラフが示されている。なお、図5
(a)(b)に示すグラフにおいて、横軸が吸収された
パワーを示し、縦軸の●印が出力パワーを示し、縦軸の
■印が各点におけるエネルギー効率を示している。
【0052】そして、原子数の比率で2%のNdがドー
プされたNd:YAG単結晶においては、発振しきい値
が5.9mWであり、26mWの吸収されたパワーに対
して13mWの出力パワーが得られ、この点で最大効率
50%を達成することができた。スロープ効率は65
%、量子効率にすれば86%に達した。
【0053】これに対して、原子数の比率で3%のNd
がドープされたNd:YAG単結晶においては、発振し
きい値は若干高くなって7.4mWであり、最大効率は
30mW励起時に43%であった。スロープ効率は52
%であった。
【0054】次に、図6には、高濃度Nd添加YAG単
結晶をレーザー媒質として用いて構成されたレーザー装
置のなかで、CW(連続波)発振動作させるレーザー装
置が示されている。この図6に示すレーザー装置は、半
導体レーザー励起固体レーザー装置として構成されてい
る。
【0055】なお、図6に示すレーザー装置の構成にお
いて、図4に示すレーザー装置100の構成と同一ある
いは相当する構成に関しては、図4において用いた符号
と同一の符号を用いて示すこととし、その詳細な構成な
らびに作用の説明は省略する。
【0056】この図6に示すレーザー装置200は、レ
ーザー媒質たる高濃度Nd添加YAG単結晶102と、
励起光としてのビームを生成するための励起光源として
のレーザーダイオード202と、レーザーダイオード2
02を加熱するためのヒートシンク204と、レーザー
ダイオード202から出射された励起光としてのビーム
を高濃度Nd添加YAG単結晶102に集光して入射す
るグラディエントインデックスレンズ206と、出射ミ
ラー208とを有して構成されている。
【0057】ここで、レーザーダイオード202は、G
aAs/GaAlAsの200μmのシングルストライ
プレーザーダイオードであり、波長が25℃で809n
mであり、最大出力パワーが2Wである。
【0058】また、ヒートシンク204は、銅製のブロ
ックよりなるものであるが、水冷により冷却されてい
る。
【0059】さらに、出射ミラー208は、高濃度Nd
添加YAG単結晶102と対向する面が曲率半径750
mmの凹面208aとして形成されるとともに、他方の
面が平坦面208bとして形成されている。また、凹面
208aは、波長が1064nmの光の反射率が95%
となるようなコーティングを施されていて、凹面鏡とし
て構成されている。なお、平坦面208bには、コーデ
ィングは施されていない。
【0060】なお、グラディエントインデックスレンズ
206は、1.8mmの直径を備えている。
【0061】従って、このレーザー装置200において
は、第1表面102aと凹面208aとにより共振器が
構成されることになり、この共振器内にレーザー媒質と
して高濃度Nd添加YAG単結晶102が配置されてい
ることになる。なお、共振器のキャビティ長は3mmに
設定している。
【0062】また、このレーザー装置200における半
導体レーザー励起は、レーザー発振により共振器を往復
する光の光軸と略一致する方向からレーザー媒質たる高
濃度Nd添加YAG単結晶102に励起光を入射する縦
励起である。
【0063】なお、図7には、注入電流2A時における
レーザーダイオード202の発光スペクトルが示されて
おり、発光線幅は約1.2mmであった。注入電流の増
加に伴い、発光スペクトルのピークは長波長側にシフト
して線幅は増大したが、本願発明者の実験においては、
最大電流2Aにおいて吸収が最大になるようにレーザー
ダイオード202の温度を設定した。また、本願発明者
の実験においては、注入電流に応じた最適化は行わなか
った。
【0064】以上の構成において、レーザーダイオード
202から出射された励起光としてのビームを、グラデ
ィエントインデックスレンズ206に入射すると、グラ
ディエントインデックスレンズ206はビームを高濃度
Nd添加YAG単結晶102に集光して入射する。
【0065】このようにすると、共振器内においてレー
ザー発振を生じ、出射ミラー208の平坦面208bか
らレーザー光が出射されることになる。
【0066】図8(a)(b)は、本願発明者による実
験結果を示すグラフであり、図8(a)には、図6に示
すレーザー装置200において、高濃度Nd添加YAG
単結晶102として原子数の比率で2%のNdがドープ
されたNd:YAG単結晶を用いた場合における入出力
特性のグラフが示されており、また、図8(b)には、
図6に示すレーザー装置200において、高濃度Nd添
加YAG単結晶102として原子数の比率で3%のNd
がドープされたNd:YAG単結晶を用いた場合におけ
る入出力特性のグラフが示されている。なお、図8
(a)(b)に示すグラフにおいて、横軸が吸収された
パワーを示し、縦軸の●印が出力パワーを示し、縦軸の
■印が各点におけるエネルギー効率を示している。
【0067】そして、原子数の比率で2%のNdがドー
プされたNd:YAG単結晶においては、発振しきい値
が110mWであり、吸収されたパワーが550mWに
おいて最大効率44%を達成することができた。スロー
プ効率は56%、量子効率にすれば74%に達した。
【0068】これに対して、原子数の比率で3%のNd
がドープされたNd:YAG単結晶においては、発振し
きい値は若干高くなって240mWであり、最大効率は
760mW励起時に32%であった。また、スロープ効
率は52%であった。
【0069】上記したように、高濃度でNdをドープし
たNd:YAG単結晶においては、809nmの吸収ピ
ークにおける吸収係数はドープ濃度に比例し、原子数の
比率で2%のNdがドープされたNd:YAG単結晶に
おいては、原子数の比率で1%のNdがドープされたN
d:YAG単結晶に比べて略2倍高い数値が得られ、ま
た、原子数の比率で3%のNdがドープされたNd:Y
AG単結晶においては、原子数の比率で1%のNdがド
ープされたNd:YAG単結晶に比べて略3倍高い数値
が得られた。
【0070】即ち、高濃度でNdを添加したNd:YA
G単結晶は励起光に対して高い吸収係数が得られるた
め、これにより、高濃度でNdをドープしたNd:YA
G単結晶は、原子数の比率で1%のNdがドープされた
Nd:YVO結晶と同程度の吸収長を持つことができる
ようになるものである。
【0071】従って、高濃度でNdをドープしたNd:
YAG単結晶をレーザー媒質として用いたレーザー装置
においては、Nd:YAG結晶が元来有する優れた特性
を備えるとともに全体の大きさを小型化したレーザー装
置を実現することができる。
【0072】なお、高濃度でNdをドープしたNd:Y
AG単結晶をレーザー媒質として用いて小型化、半導体
レーザー励起固体レーザー化されたレーザー装置におい
ては、従来のランプ励起のレーザー装置に比べて電気か
ら光への変換効率が著しく増加し、また、単一縦モード
化が容易になる。
【0073】なお、上記した実施の形態は、以下に説明
する(1)乃至(4)に示すように変形してもよい。
【0074】(1)上記した実施の形態においては、ネ
オジムを原子数の比率で2%または3%の濃度でイット
リウムアルミニウムガーネット単結晶に添加した場合に
ついて説明したが、これに限られるものではないことは
勿論であり、ネオジムをイットリウムアルミニウムガー
ネット単結晶に添加する濃度は、原子数の比率で1.3
%を越える濃度のような高濃度であればよいものであ
り、好ましくは1.5%以上の濃度であり、さらに好ま
しくは1.8%以上の濃度であり、より好ましくは2%
乃至3%の濃度である。
【0075】(2)上記した実施の形態においては、半
導体レーザー励起は縦励起によるものとしたが、これに
限られるものではないことは勿論であり、レーザー発振
により共振器を往復する光の光軸の軸方向と略直交する
方向からレーザー媒質に励起光を入射する横励起によ
り、半導体レーザー励起を行うようにしてもよい。
【0076】(3)上記した実施の形態においては、レ
ーザー媒質として高濃度でネオジムを添加したイットリ
ウムアルミニウムガーネット単結晶を作成する手法とし
て、TGT法(Temperature Gradie
nt Technique)を用いたが、これに限られ
るものではないことは勿論であり、上記したCz法を用
いるようにしてもよく、また、ブリッジマン法、レーザ
ーアブレーション法、フローティングゾーン法、レーザ
ーヒーテッドペドストラル法などの各種の手法を用いて
もよい。
【0077】(4)上記した実施の形態ならびに上記し
た(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせ
て用いるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ネオジム添加イットリウムアルミニウムガ
ーネット結晶が元来有する優れた特性を備えるとともに
全体の大きさを小型化したレーザー媒質を用いることに
より、装置全体の大きさを小型化することができるよう
にしたレーザー装置を提供することができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例によるレーザー装置
に用いるレーザー媒質を作成するための電気炉の模式図
である。
【図2】厚さ(t)が1mm(t=1mm)の原子数の
比率で2%のNdがドープされたNd:YAG単結晶
(図2において、「2at%」で示す。)および原子数
の比率で3%のNdがドープされたNd:YAG単結晶
(図2において、「3at%」で示す。)の810nm
周辺の吸収スペクトルを分光光度計で取得した本願発明
者による測定結果を示すグラフであり、縦軸は光学濃度
を示し、横軸は波長を示している。
【図3】図2に示すグラフに基づいて、原子数の比率で
2%のNdがドープされたNd:YAG単結晶(図3に
おいて、「2at%」で示す。)ならびに原子数の比率
で3%のNdがドープされたNd:YAG単結晶(図3
において、「3at%」で示す。)を半導体レーザー励
起固体レーザー装置のレーザー媒質として使用する際に
おける、レーザーダイオード励起で励起光として使用す
るピーク波長が808.85nmの光に対する吸収ピー
クについてまとめた表である。
【図4】高濃度Nd添加YAG単結晶をレーザー媒質と
して用いて構成されたレーザー装置のなかで、パルス発
振動作させるレーザー装置を示す概略構成説明図であ
る。
【図5】(a)(b)は、本願発明者による実験結果を
示すグラフであり、(a)は、図4に示すレーザー装置
において、高濃度Nd添加YAG単結晶として原子数の
比率で2%のNdがドープされたNd:YAG単結晶を
用いた場合における入出力特性のグラフであり、また、
(b)は、図4に示すレーザー装置において、高濃度N
d添加YAG単結晶として原子数の比率で3%のNdが
ドープされたNd:YAG単結晶を用いた場合における
入出力特性のグラフである。なお、(a)(b)に示す
グラフにおいて、横軸が吸収されたパワーを示し、縦軸
の●印が出力パワーを示し、縦軸の■印が各点における
エネルギー効率を示している。
【図6】高濃度Nd添加YAG単結晶をレーザー媒質と
して用いて構成されたレーザー装置のなかで、CW(連
続波)発振動作させるレーザー装置を示す概略構成説明
図である。
【図7】注入電流2A時における図6に示すレーザー装
置のレーザーダイオードの発光スペクトルを示すグラフ
である。
【図8】(a)(b)は、本願発明者による実験結果を
示すグラフであり、(a)は、図6に示すレーザー装置
において、高濃度Nd添加YAG単結晶として原子数の
比率で2%のNdがドープされたNd:YAG単結晶を
用いた場合における入出力特性のグラフであり、また、
(b)は、図6に示すレーザー装置において、高濃度N
d添加YAG単結晶として原子数の比率で3%のNdが
ドープされたNd:YAG単結晶を用いた場合における
入出力特性のグラフである。なお、(a)(b)に示す
グラフにおいて、横軸が吸収されたパワーを示し、縦軸
の●印が出力パワーを示し、縦軸の■印が各点における
エネルギー効率を示している。
【符号の説明】
10 電気炉 12 熱隔壁 14 グラファイトヒーター 16 坩堝 18 水冷ロッド 20 種結晶 100、200 レーザー装置 102 高濃度Nd添加YAG単結晶 102a 第1表面 102b 第2表面 104 チタンサファイアレーザー 106、108 全反射鏡 110 集光レンズ 112、208 出射ミラー 112a、208a 凹面 112b、20っb 平坦面 202 レーザーダイオード 204 ヒートシンク 206 グラディエントインデックスレ
ンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F072 AB02 JJ01 PP07 PP10 RR01 SS06 SS10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振器内にレーザー媒質を配置し、前記
    レーザー媒質に励起光を入射することにより前記共振器
    内においてレーザー発振を生じさせて、前記共振器から
    レーザー光を出射させるレーザー装置において、 前記レーザー媒質は、レーザー活性イオンとしてネオジ
    ムが原子数の比率で1.3%を越える濃度となるように
    添加されたイットリウムアルミニウムガーネット単結晶
    であるレーザー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザー装置におい
    て、 前記レーザー媒質は、前記ネオジムが原子数の比率で2
    %乃至3%の濃度となるように添加されたものであるレ
    ーザー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1項
    に記載のレーザー装置において、前記励起光は半導体レ
    ーザー励起により入射されるものであるレーザー装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレーザー装置におい
    て、 前記半導体レーザー励起は縦励起であるレーザー装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のレーザー装置におい
    て、 前記半導体レーザー励起は横励起であるレーザー装置。
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