JP2001223252A - ロボットの吸着レスハンド - Google Patents
ロボットの吸着レスハンドInfo
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- JP2001223252A JP2001223252A JP2000029284A JP2000029284A JP2001223252A JP 2001223252 A JP2001223252 A JP 2001223252A JP 2000029284 A JP2000029284 A JP 2000029284A JP 2000029284 A JP2000029284 A JP 2000029284A JP 2001223252 A JP2001223252 A JP 2001223252A
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- Japan
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- hand
- slip
- holding
- robot
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- Pending
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】基板を吸着しないで保持できる吸着レスハンド
を提供すること。 【解決手段】ハンド1の基板保持部3には、上部に滑り
止め部10aを有する滑り止めシート10が装着されて
いる。滑り止め部10aは凹凸部を有して、基板Wに対
して摩擦抵抗を大きくして保持する。撓みを有する基板
Wを、保持する場合、滑り止め部10aの一端が基板の
下面に接触して保持するため、滑り止め部10aには摩
擦角が形成される。そのため摩擦抵抗を大きくすること
ができ基板のずれ防止して安定した状態で保持できる。
を提供すること。 【解決手段】ハンド1の基板保持部3には、上部に滑り
止め部10aを有する滑り止めシート10が装着されて
いる。滑り止め部10aは凹凸部を有して、基板Wに対
して摩擦抵抗を大きくして保持する。撓みを有する基板
Wを、保持する場合、滑り止め部10aの一端が基板の
下面に接触して保持するため、滑り止め部10aには摩
擦角が形成される。そのため摩擦抵抗を大きくすること
ができ基板のずれ防止して安定した状態で保持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガラス基板やウ
ェハ等の基板を保持して搬送するロボットのハンドにお
いて、基板を吸着することなく保持できるロボットの吸
着レスハンドに関する。
ェハ等の基板を保持して搬送するロボットのハンドにお
いて、基板を吸着することなく保持できるロボットの吸
着レスハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットのハンドは、カセット内に収納
されているガラス基板やウェハ等の基板、又は処理ステ
ージに載置されている基板を保持して搬送するために、
ロボットのアームに連結されて駆動されている。ハンド
は、一般に、ロボットのアームに枢着される元部と基板
を保持する基板保持部とを有して形成されている。従来
から採用されている主なるハンド20は、図7に示すよ
うに、基板保持部22に空気用パイプ24に接続された
複数の吸着パット23を設けて基板Wを吸着するように
構成されたり、別のハンド25は、図8に示すように、
基板保持部27に凹部28を形成して凹部28内に基板
Wを落し込み、基板端を保持できるように構成されてい
た。
されているガラス基板やウェハ等の基板、又は処理ステ
ージに載置されている基板を保持して搬送するために、
ロボットのアームに連結されて駆動されている。ハンド
は、一般に、ロボットのアームに枢着される元部と基板
を保持する基板保持部とを有して形成されている。従来
から採用されている主なるハンド20は、図7に示すよ
うに、基板保持部22に空気用パイプ24に接続された
複数の吸着パット23を設けて基板Wを吸着するように
構成されたり、別のハンド25は、図8に示すように、
基板保持部27に凹部28を形成して凹部28内に基板
Wを落し込み、基板端を保持できるように構成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基板は各種の
加工工程で処理されて搬送されるので、各加工工程によ
っては、例えば、成膜処理加工された基板は、熱の影響
で基板自体が撓みを有したままで搬送されることがあ
る。また、特に大型化されたガラス基板では、重量によ
り自然に下方に撓んでいる。従って、上記のような撓み
のある基板を搬送する場合、ガラス基板やウェハ等の基
板を吸着するように構成された従来のハンド20では、
基板Wの吸着面は、ハンド20の基板保持部22に形成
された吸着パット23に必ずしも全面的に接していると
は限らない。このような場合、空気漏れが生じて基板W
を保持しにくく、搬送途中に基板Wがずれたりまたは落
下してしまうおそれがあった。
加工工程で処理されて搬送されるので、各加工工程によ
っては、例えば、成膜処理加工された基板は、熱の影響
で基板自体が撓みを有したままで搬送されることがあ
る。また、特に大型化されたガラス基板では、重量によ
り自然に下方に撓んでいる。従って、上記のような撓み
のある基板を搬送する場合、ガラス基板やウェハ等の基
板を吸着するように構成された従来のハンド20では、
基板Wの吸着面は、ハンド20の基板保持部22に形成
された吸着パット23に必ずしも全面的に接していると
は限らない。このような場合、空気漏れが生じて基板W
を保持しにくく、搬送途中に基板Wがずれたりまたは落
下してしまうおそれがあった。
【0004】また、ハンド25の基板保持部27に凹部
28を形成して基板Wを落し込むように形成したハンド
25では、撓みのある基板Wは、基板端で保持されず
に、基板端より内部で支持されるため、基板Wを傷つけ
やすかった。
28を形成して基板Wを落し込むように形成したハンド
25では、撓みのある基板Wは、基板端で保持されず
に、基板端より内部で支持されるため、基板Wを傷つけ
やすかった。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、基板が反って撓んでいても基板を傷つけることな
く確実に保持して搬送できるロボットの吸着レスハンド
を提供することを目的とする。
あり、基板が反って撓んでいても基板を傷つけることな
く確実に保持して搬送できるロボットの吸着レスハンド
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるロボ
ットの吸着レスハンドでは、上記の課題を解決するため
に、以下のように構成するものである。すなわち、基板
を保持するハンド上に、基板保持部材が配設され、前記
基板保持部材に、滑り止め部が形成されていることを特
徴とするものである。
ットの吸着レスハンドでは、上記の課題を解決するため
に、以下のように構成するものである。すなわち、基板
を保持するハンド上に、基板保持部材が配設され、前記
基板保持部材に、滑り止め部が形成されていることを特
徴とするものである。
【0007】また、前記滑り止め部が、凹凸状に形成さ
れていることが望ましい。
れていることが望ましい。
【0008】さらに、前記基板保持部材が、前記ハンド
に着脱可能に配設されていればなおよい。
に着脱可能に配設されていればなおよい。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、ロボットの吸着レスハ
ンドは、上述のように、ハンド上に滑り止め部を有する
基板保持部材を設けて基板を保持するように構成してい
る。そのため、熱の影響や大型のガラス基板のように撓
みのある基板を、撓んだ状態のまま基板の位置ずれを起
こすことなく安定して保持することが可能となる。しか
も、ハンドの内部に空気通路を形成することがないた
め、ハンド自体を薄形状に形成することができる。
ンドは、上述のように、ハンド上に滑り止め部を有する
基板保持部材を設けて基板を保持するように構成してい
る。そのため、熱の影響や大型のガラス基板のように撓
みのある基板を、撓んだ状態のまま基板の位置ずれを起
こすことなく安定して保持することが可能となる。しか
も、ハンドの内部に空気通路を形成することがないた
め、ハンド自体を薄形状に形成することができる。
【0010】また、滑り止め部の上面を凹凸状に形成す
れば、基板の保持面に対して接触面積を小さくできるの
で、摩擦抵抗を大きくして基板のずれを防止し、安定し
た基板の保持を行なうことができる。
れば、基板の保持面に対して接触面積を小さくできるの
で、摩擦抵抗を大きくして基板のずれを防止し、安定し
た基板の保持を行なうことができる。
【0011】さらに、基板保持部材をハンドに着脱可能
に装着して、ハンドに基板保持部材の取付位置を適宜変
更できるようにすれば、基板を保持する幅の位置を調整
することができる。
に装着して、ハンドに基板保持部材の取付位置を適宜変
更できるようにすれば、基板を保持する幅の位置を調整
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。以下に説明するロボットの吸
着レスハンド(以下、ハンド1という)は、ガラス基板
を保持して搬送するのに好適なハンドであり、図1に示
すように、図示しないロボットのアームに枢着される元
部2と元部2から二分岐されて先端に向かって延設され
基板Wの下面を保持する基板保持部3とを有している。
二分岐された各基板保持部3の先端部と中央部には、基
板Wずれ防止用の滑り止め部10aを上部に有する基板
保持部材(以下滑り止めシート10という)が各2か所
づつ幅方向に並設するように装着されている。
図面に基づいて説明する。以下に説明するロボットの吸
着レスハンド(以下、ハンド1という)は、ガラス基板
を保持して搬送するのに好適なハンドであり、図1に示
すように、図示しないロボットのアームに枢着される元
部2と元部2から二分岐されて先端に向かって延設され
基板Wの下面を保持する基板保持部3とを有している。
二分岐された各基板保持部3の先端部と中央部には、基
板Wずれ防止用の滑り止め部10aを上部に有する基板
保持部材(以下滑り止めシート10という)が各2か所
づつ幅方向に並設するように装着されている。
【0013】滑り止めシート10は、熱安定性がよい弾
性部材、例えば、シリコーンゴム等を有して形成され、
基板Wを傷つけることなく基板Wに対して摩擦力を有し
ている。この滑り止めシート10は、円板状に形成さ
れ、図2(a)に示すように、基板保持部3の上面に形
成された凹部31に接着して取り付けられるか、また
は、図2(b)に示すように、凹部31にねじ止めで取
りつけられ、その上面はハンド1の基板保持部3の上面
より上方に突出している。
性部材、例えば、シリコーンゴム等を有して形成され、
基板Wを傷つけることなく基板Wに対して摩擦力を有し
ている。この滑り止めシート10は、円板状に形成さ
れ、図2(a)に示すように、基板保持部3の上面に形
成された凹部31に接着して取り付けられるか、また
は、図2(b)に示すように、凹部31にねじ止めで取
りつけられ、その上面はハンド1の基板保持部3の上面
より上方に突出している。
【0014】図2(a)のように、基板保持部3の凹部
31に接着して取り付ける場合には、滑り止めシート1
0は滑り止め部10aを含んで弾性部材で一体的に形成
されている。
31に接着して取り付ける場合には、滑り止めシート1
0は滑り止め部10aを含んで弾性部材で一体的に形成
されている。
【0015】図2(b)のように、ねじ止めで取りつけ
る場合、滑り止めシート10は、上部に弾性部材で配置
された滑り止め部10aと下部に配置する金属製の取付
部10bを接着することによって形成され、基板保持部
3の下面から挿入するねじが取付部10bに螺着できる
ように形成されている。そのため、このねじ止めの滑り
止めシート10は、取り外しが可能であり、基板Wが大
型の場合には、例えば、並設された2か所のうち、それ
ぞれ内側に配置された滑り止めシート10を外して外側
に配置された滑り止めシート10だけを取り付けておけ
ば、基板Wの撓みに合わせて広幅の状態で保持すること
ができる。
る場合、滑り止めシート10は、上部に弾性部材で配置
された滑り止め部10aと下部に配置する金属製の取付
部10bを接着することによって形成され、基板保持部
3の下面から挿入するねじが取付部10bに螺着できる
ように形成されている。そのため、このねじ止めの滑り
止めシート10は、取り外しが可能であり、基板Wが大
型の場合には、例えば、並設された2か所のうち、それ
ぞれ内側に配置された滑り止めシート10を外して外側
に配置された滑り止めシート10だけを取り付けておけ
ば、基板Wの撓みに合わせて広幅の状態で保持すること
ができる。
【0016】滑り止めシート10の滑り止め部10aに
は、上面に凹凸部が形成され、接触する基板Wとの摩擦
抵抗を大きくするように形成されている。凹凸部の形状
は、例えば、図3(a)のように小円柱突起11を多数
配列させてもよく、また、図3(b)のように縦、横い
ずれか一方の方向に溝12を形成するようにしてもよ
く、さらに図3(c)のように、縦方向と横方向にそれ
ぞれ小溝13、13を形成して碁盤状にしてもよい。も
ちろん平面状でも構わない。
は、上面に凹凸部が形成され、接触する基板Wとの摩擦
抵抗を大きくするように形成されている。凹凸部の形状
は、例えば、図3(a)のように小円柱突起11を多数
配列させてもよく、また、図3(b)のように縦、横い
ずれか一方の方向に溝12を形成するようにしてもよ
く、さらに図3(c)のように、縦方向と横方向にそれ
ぞれ小溝13、13を形成して碁盤状にしてもよい。も
ちろん平面状でも構わない。
【0017】また、滑り止めシート10の滑り止め部1
0aの断面形状は、図4(a)に示すように、角山14
形状でもよく、図4(b)のように、先細り山15形状
でもよい。
0aの断面形状は、図4(a)に示すように、角山14
形状でもよく、図4(b)のように、先細り山15形状
でもよい。
【0018】基板Wが、ウェハや小型のガラス基板であ
れば、基板W自体の撓みは少なく、その下面はほぼ平面
状であるため、上記の滑り止めシート10は、滑り止め
部10の上面全体で基板Wを保持することができる。
れば、基板W自体の撓みは少なく、その下面はほぼ平面
状であるため、上記の滑り止めシート10は、滑り止め
部10の上面全体で基板Wを保持することができる。
【0019】一方、基板Wが大型のガラス基板や、熱の
影響により反りのある基板であれば、図5に示すよう
に、基板Wが撓みにより傾斜面を有するため、滑り止め
シート10は、滑り止め部10aの一端で保持すること
になる。この状態では、滑り止め部10aは、基板Wに
対して接触する面が小さく摩擦角を有することになるの
で、摩擦抵抗を大きくし基板Wのずれ防止をさらに向上
させる。しかも、滑り止め部10aが弾性体で形成して
いるために、基板Wとの接触面積が小さくても基板Wを
傷つけることはない。
影響により反りのある基板であれば、図5に示すよう
に、基板Wが撓みにより傾斜面を有するため、滑り止め
シート10は、滑り止め部10aの一端で保持すること
になる。この状態では、滑り止め部10aは、基板Wに
対して接触する面が小さく摩擦角を有することになるの
で、摩擦抵抗を大きくし基板Wのずれ防止をさらに向上
させる。しかも、滑り止め部10aが弾性体で形成して
いるために、基板Wとの接触面積が小さくても基板Wを
傷つけることはない。
【0020】ハンド1の基板保持部3に、上記のような
滑り止めシート10を設けることによって、基板Wの保
持する位置の幅を調整することが可能である。特に、撓
みのある基板Wをそのままの状態(平面状に修正せず)
で搬送したいという要望がある場合、滑り止めシート1
0の滑り止め部10bは、基板Wを接触面積を小さくし
て保持するために、基板Wを吸着して保持する方法に比
べて、保持する幅を広くしても安定した状態で保持でき
る。そのために、例えば、ハンド1の基板保持部3を元
部2に対して幅方向に移動可能に構成してもよく、ま
た、前述のように幅方向に複数の滑り止めシート10を
並設させておけば、いずれかの滑り止めシート10を選
択して保持するようにすることもできる。さらに、ハン
ド1の基板保持部3に幅方向に長穴を形成して、滑り止
めシート10を幅方向に移動調整可能に取り付けること
も可能である。
滑り止めシート10を設けることによって、基板Wの保
持する位置の幅を調整することが可能である。特に、撓
みのある基板Wをそのままの状態(平面状に修正せず)
で搬送したいという要望がある場合、滑り止めシート1
0の滑り止め部10bは、基板Wを接触面積を小さくし
て保持するために、基板Wを吸着して保持する方法に比
べて、保持する幅を広くしても安定した状態で保持でき
る。そのために、例えば、ハンド1の基板保持部3を元
部2に対して幅方向に移動可能に構成してもよく、ま
た、前述のように幅方向に複数の滑り止めシート10を
並設させておけば、いずれかの滑り止めシート10を選
択して保持するようにすることもできる。さらに、ハン
ド1の基板保持部3に幅方向に長穴を形成して、滑り止
めシート10を幅方向に移動調整可能に取り付けること
も可能である。
【0021】上記のように構成されたハンド1は、図6
に示すように、図示しないロボットにより作動させ、ハ
ンド1をカセット5内に挿入する。この際、ハンド1は
ロボットの作動により、ハンド1の基板保持部3が基板
Wの下方に位置するように上下方向に位置調整される。
基板Wの大きさによって、二分岐された基板保持部3に
配置されるそれぞれの滑り止めシート10、10間は、
適宜な寸法の幅になるように、幅方向に位置調整されて
いる。
に示すように、図示しないロボットにより作動させ、ハ
ンド1をカセット5内に挿入する。この際、ハンド1は
ロボットの作動により、ハンド1の基板保持部3が基板
Wの下方に位置するように上下方向に位置調整される。
基板Wの大きさによって、二分岐された基板保持部3に
配置されるそれぞれの滑り止めシート10、10間は、
適宜な寸法の幅になるように、幅方向に位置調整されて
いる。
【0022】ハンド1が、基板Wの下方で基板Wを保持
する位置に達すると、ハンド1は図示しないロボットの
作用で微速で上昇する。ハンド1の上昇によって、滑り
止めシート10の滑り止め部10aが基板Wの下面に接
触し基板Wを持ち上げる。この際、基板Wが撓みのない
状態でハンド1に保持される場合には、滑り止めシート
10は滑り止め部10aの上面全体で基板Wを保持し、
基板Wが撓みを有していれば、滑り止め部10aは摩擦
角を有して基板Wを保持することになる。
する位置に達すると、ハンド1は図示しないロボットの
作用で微速で上昇する。ハンド1の上昇によって、滑り
止めシート10の滑り止め部10aが基板Wの下面に接
触し基板Wを持ち上げる。この際、基板Wが撓みのない
状態でハンド1に保持される場合には、滑り止めシート
10は滑り止め部10aの上面全体で基板Wを保持し、
基板Wが撓みを有していれば、滑り止め部10aは摩擦
角を有して基板Wを保持することになる。
【0023】基板Wは重量があるため、摩擦角を有して
保持する滑り止めシート10の摩擦抵抗をさらに大きく
して、基板Wの安定した保持を行なう。
保持する滑り止めシート10の摩擦抵抗をさらに大きく
して、基板Wの安定した保持を行なう。
【0024】上記のように、ハンド1の保持部に滑り止
めシート10を設けて基板Wを保持するようにすれば、
熱の影響や大型のガラス基板Wのように撓みのある基板
Wを、撓んだ状態のまま安定して保持することが可能と
なる。しかも、ハンド1の内部に空気通路を形成するこ
とがないため、ハンド1自体を薄形状に形成することが
できる。
めシート10を設けて基板Wを保持するようにすれば、
熱の影響や大型のガラス基板Wのように撓みのある基板
Wを、撓んだ状態のまま安定して保持することが可能と
なる。しかも、ハンド1の内部に空気通路を形成するこ
とがないため、ハンド1自体を薄形状に形成することが
できる。
【0025】また、滑り止め部10aの上面を凹凸状に
形成すれば、基板Wの保持面に対して接触面積を小さく
できるので、摩擦抵抗を大きくして基板Wのずれを防止
し、安定した基板Wの保持を行なうことができる。
形成すれば、基板Wの保持面に対して接触面積を小さく
できるので、摩擦抵抗を大きくして基板Wのずれを防止
し、安定した基板Wの保持を行なうことができる。
【0026】さらに、滑り止めシート10を着脱可能に
装着して、ハンドに基板保持部材の取付位置を適宜変更
できるようにすれば、基板Wを保持する幅の位置を調整
することができる。
装着して、ハンドに基板保持部材の取付位置を適宜変更
できるようにすれば、基板Wを保持する幅の位置を調整
することができる。
【0027】なお、滑り止めシート10は、その形状や
取付位置は、上記に限るものではない。例えば、外径を
角状に形成してもよく、また上面を基板Wの撓み状態に
合わせて傾斜面にしてもよい。いずれも基板Wを傷つけ
ない材質であればよい。
取付位置は、上記に限るものではない。例えば、外径を
角状に形成してもよく、また上面を基板Wの撓み状態に
合わせて傾斜面にしてもよい。いずれも基板Wを傷つけ
ない材質であればよい。
【図1】本発明の一形態のハンドを示す平面図
【図2】滑り止めシートの各装着状態を示す一部断面図
【図3】滑り止めシートの各凹凸形状をを示す平面図
【図4】滑り止めシートの各凹凸形状を示す一部断面図
【図5】撓みのある基板を滑り止めシートで保持する状
態を示す説明図
態を示す説明図
【図6】カセット内に収納されている基板を保持する状
態を示す正面断面図
態を示す正面断面図
【図7】従来の吸着タイプのハンドを示す一部断面図
【図8】従来の落し込みタイプのハンドを示す一部断面
図
図
1…ハンド 2…元部 3…基板保持部 5…カセット 10…滑り止めシート 10a…滑り止め部 11…小円柱突起部 12、13…溝 W…基板
フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 DS01 ES02 EV05 EV10 EV16 NS09 NS11 NS17 3F061 AA01 BA02 BE05 BE16 BE26 DB00 DB04 DB06 5F031 CA02 CA05 GA05 GA08 PA13 PA18
Claims (3)
- 【請求項1】 基板を保持するハンド上に、基板保持部
材が配設され、前記基板保持部材に、基板ずれ防止用の
滑り止め部が形成されていることを特徴とするロボット
の吸着レスハンド。 - 【請求項2】 前記滑り止め部が、凹凸状に形成されて
いることを特徴とする請求項1記載のロボットの吸着レ
スハンド。 - 【請求項3】 前記基板保持部材が、前記ハンドに着脱
可能に配設されていることを特徴とする請求項1記載の
ロボットの吸着レスハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000029284A JP2001223252A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | ロボットの吸着レスハンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000029284A JP2001223252A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | ロボットの吸着レスハンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001223252A true JP2001223252A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18554568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000029284A Pending JP2001223252A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | ロボットの吸着レスハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001223252A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2006261377A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Ulvac Japan Ltd | 基板搬送ロボット及びこれを備えた基板搬送システム |
JP2006294786A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Ulvac Japan Ltd | 基板搬送システム |
JP2008105170A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-05-08 | Denso Corp | ワーク把持具 |
JP2008252012A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Applied Materials Inc | ウェハ搬送用ブレード |
JP2010192642A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Toppan Printing Co Ltd | ガラス基板搬送用ロボットハンド |
KR101028917B1 (ko) | 2003-12-27 | 2011-04-12 | 엘지디스플레이 주식회사 | 로봇 핸드 |
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