JP2001215928A - 電気光学装置の駆動回路、電気光学装置および電子機器 - Google Patents
電気光学装置の駆動回路、電気光学装置および電子機器Info
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Abstract
1、ENB2に起因する微分ノイズが重畳されるのを防
止する。 【解決手段】 イネーブル信号ENB1、ENB2が供
給される2本のイネーブル信号線124とは別に、これ
らの反転イネーブル信号ENB1inv、ENB2invが供
給される2本の反転イネーブル信号線125を、イネー
ブル信号線124の時定数が同じとなるように設ける。
これにより、イネーブル信号ENB1、ENB2に起因
する微分ノイズは、反転イネーブル信号ENB1inv、
ENB2invに起因する微分ノイズにより打ち消される
ので、画像信号線122に供給される画像信号VIDi
の電位は、本来の値に近いものとなる。
Description
表示上の不具合が発生するのを抑えて高品位な表示が可
能な電気光学装置、および、この電気光学装置を表示部
に用いた電子機器に関する。
を駆動する回路は、画像表示領域に配設されたデータ線
や走査線などに、画像信号や走査信号などを所定タイミ
ングで供給するためのデータ線駆動回路や、走査線駆動
回路、サンプリング回路などから構成されている。
は、複数のラッチ回路を備え、水平走査期間の最初に供
給されるパルス信号をクロック信号に応じて順次シフト
して、これをサンプリング信号として出力するものであ
り、同様に、走査線駆動回路は、複数のラッチ回路を備
え、垂直走査期間の最初に供給されるパルス信号をクロ
ック信号に応じて順次シフトして、これを走査信号とし
て出力するものである。また、サンプリング回路は、デ
ータ線毎に設けられるサンプリング用のスイッチからな
り、画像信号線を介して外部から供給される画像信号
を、サンプリング信号にしたがってサンプリングして、
各データ線に供給するものである。
ング信号が、何らかの理由によりオーバーラップして出
力されると、あるデータ線に本来サンプリングされるべ
き画像信号が、これに隣接するデータ線にもサンプリン
グされてしまう。この結果、いわゆるゴーストやクロス
トークなどが発生して、表示品位が低下する、という問
題が生じる。
数化に対処すべく、1系統の画像信号を複数のm系統に
シリアル−パラレル変換(相展開)するとともに時間軸
上にm倍に伸長し、これらm系統の画像信号をサンプリ
ング信号にしたがって同時にサンプリングして、m本の
データ線に供給する技術が開発されているが、このよう
な技術において、サンプリング信号が何らかの理由によ
りオーバーラップして出力されると、データ線のm本を
単位としてゴーストやクロストークなどが発生するの
で、表示品位の低下は、より深刻な問題となる。
に、近年では、データ線駆動回路におけるラッチ回路の
次段にパルス幅制限回路なるものを設けて、時間的に相
前後して出力されるサンプリング信号が互いにオーバー
ラップしないように、サンプリング信号のパルス幅を、
イネーブル信号線を介して供給される制御信号(イネー
ブル信号)にしたがって制限することが行われている。
うなパルス幅制限回路を設けた構成においては、上述し
たゴーストやクロストークなどの発生は抑えられるもの
の、今度は、データ線に沿った縦状のラインムラが発生
する、という問題があった。
もので、その目的とするところは、ゴーストやクロスト
ークなどの発生を抑えた上で、さらにラインムラの発生
を抑えて高品位な表示が可能な電気光学装置の駆動回
路、および、電気光学装置、並びに、この電気光学装置
を表示部に用いた電子機器を提供することにある。
めの手段について説明する前に、本件の発明者が、上述
したラインムラの発生機構について調査した結果、次の
点が主な原因である、と考えられた。すなわち、上述し
たイネーブル信号線および画像信号線は、一般には、ガ
ラスや半導体などの基板上において薄膜金属をパターニ
ングしたものであるので、少なからず抵抗を有する。ま
た、イネーブル信号線および画像信号線は、互いに近接
するため、容量的に結合しやすい。したがって、両信号
線にわたって一種の微分回路が形成されるので、画像信
号線には、画像信号のほかに、イネーブル信号のレベル
遷移に伴う微分ノイズが重畳されてしまう。この結果、
データ線には、本来の画像信号に微分ノイズが加わって
印加されるので、さらに、この印加電圧は、データ線毎
に、あるいは、シリアル−パラレル変換する場合には、
データ線のm本毎に異なってしまうので、これによるム
ラが、データ線に沿って発生して表示品位を低下させ
る、と考えられた。
像信号を複数のデータ線に出力する電気光学装置の駆動
回路であって、複数のラッチ回路を備え、各ラッチ回路
により入力信号を順次シフトして出力するシフトレジス
タ回路と、前記ラッチ回路による出力信号のパルス幅
を、イネーブル信号線に供給されるイネーブル信号にし
たがって制限するパルス幅制限回路と、前記イネーブル
信号の論理レベルを反転した反転イネーブル信号を供給
する反転イネーブル信号線と、前記データ線にそれぞれ
対応して設けられ、画像信号線に供給される画像信号
を、前記パルス幅制限回路によってパルス幅の制限され
た信号に基づいてサンプリングして、対応するデータ線
に供給するサンプリングスイッチとを具備することを特
徴としている。
は、イネーブル信号のレベル遷移に伴って重畳される微
分ノイズが、反転イネーブル信号のレベル遷移に伴う微
分ノイズによって打ち消されるので、本来の画像信号の
成分のみが供給されることとなる。したがって、ライン
ムラの発生を抑えた高品位な表示が可能となる。
ーブル信号線は、前記イネーブル信号線と略平行に配設
されている構成が望ましい。この構成では、画像信号線
からみた容量的な結合度が、イネーブル信号線と反転イ
ネーブル信号線とでほぼ等しくなるため、イネーブル信
号に起因する微分ノイズがほぼ完全に打ち消すことが可
能となる。
ブル信号線は、前記イネーブル信号線と略同一の容量を
有する構成が望ましい。この構成によっても、イネーブ
ル信号に起因する微分ノイズがほぼ完全に打ち消すこと
が可能となるからである。
ブル信号線は、前記イネーブル信号線と略同一の時定数
を有する構成が望ましい。この構成によっても、イネー
ブル信号に起因する微分ノイズがほぼ完全に打ち消すこ
とが可能となるからである。
る微分ノイズを、反転イネーブル信号に起因する微分ノ
イズによって打ち消す構成ではあるが、画像信号線と、
イネーブル信号線および反転イネーブル信号線との容量
的な結合度は、本来的に小さい方が良い。このために
は、本発明において、前記イネーブル信号線および前記
反転イネーブル信号線は、前記パルス幅制限回路の形成
領域の一方の側から回り込んで配設される一方、前記画
像信号線は、前記パルス幅制限回路の形成領域の他方の
側から回り込んで配設されている構成が望ましい。この
構成によれば、イネーブル信号線および反転イネーブル
信号線と、画像信号線とが、一旦離間することになるの
で、その分だけ容量的な結合度を小さく抑えることが可
能となる。
号線および前記反転イネーブル信号線と、前記画像信号
線との間に、一定の電位の定電位線が配設されている構
成が望ましい。この構成によれば、定電位線は、イネー
ブル信号線および反転イネーブル信号線と、画像信号線
との間において、一種のシールド線として機能するの
で、両者の容量的な結合度を小さく抑えることが可能と
なる。なお、このような定電位線としては、電源供給線
の高位側配線や、低位側配線、共通電極に接続される配
線などが考えられる。
ンプリング信号の論理振幅を拡大して、対応するサンプ
リングスイッチに供給するレベルシフタを備える構成が
望ましい。この構成によれば、イネーブル信号線に供給
されるイネーブル信号および反転イネーブル信号線に供
給される反転イネーブル信号は、レベルシフタにより論
理振幅を拡大する前の低論理振幅信号であるため、画像
信号線に与える影響を本来的に小さくすることが可能と
なる。
限回路の具体的構成としては、前記ラッチ回路による出
力信号と、前記イネーブル信号との否定論理積信号を出
力する否定論理積回路、または、前記ラッチ回路による
出力信号とはレベル反転の関係にある信号と、前記反転
イネーブル信号との否定論理和信号を出力する否定論理
和回路である構成が想定される。
時間軸に伸長されてm(mは2以上の整数とする)本の
系統に変換されたものであり、前記データ線は、m本毎
にブロック化されて、ブロック化されたm本のデータ線
に対応するスイッチが同時に駆動される構成が望まし
い。この構成によれば、画像信号をサンプリングするス
イッチ等の性能を高めることなく、ドットクロックの高
周波数化に対処できるとともに、表示の高コントラスト
化を図ることが可能となる。
スイッチは相補型であり、前記パルス幅制限回路は、前
記ラッチ回路による出力信号と、前記イネーブル信号と
によりパルス幅を制限した正転の信号を生成する第1の
ゲート回路と、前記ラッチ回路による出力信号とはレベ
ル反転の関係にある信号と、前記反転イネーブル信号と
によりパルス幅を制限した反転の信号を生成する第2の
ゲート回路とを有し、前記相補型のサンプリングスイッ
チは、前記正転の信号および前記反転の信号に基づいて
サンプリングを行う構成が望ましい。この構成によれ
ば、サンプリングスイッチにおける入力インピーダンス
が高まるので、パルス幅制限回路に高い駆動能力を持た
せないで済むとともに、一方のチャネル型のみによりサ
ンプリングスイッチを構成する場合と比較して、画像信
号をデータ線にサンプリングする際のプッシュダウンに
よる影響を少なくすることができる。このため、より高
品位な表示が可能となる。
第2のゲート回路の負荷を、互いに略同一とすることが
望ましい。これにより、相補型のサンプリングスイッチ
における正負特性を、より均一化することが可能とな
る。
第2の発明に係る電気光学装置あっては、上記電気光学
装置の駆動回路によって駆動されることを特徴としてい
る。これによれば、ゴーストやクロストークのない高品
位な表示が可能となる。
と、複数のデータ線と、前記走査線および前記データ線
の交差部に対応して設けられたスイッチング素子及び画
素電極を備え、前記データ線の各々を駆動する電気光学
装置であって、前記画素電極はマトリクス状に配置され
る一方、前記スイッチング素子は、前記画素電極および
前記データ線の間に介挿されるとともに、前記走査線に
供給される走査信号にしたがって開閉する構成が望まし
い。この構成によれば、スイッチング素子によりオン画
素とオフ画素とを電気的に分離できるので、コントラス
トやレスポンスなどが良好であり、かつ、高精細な表示
が可能となる。
明に係る電気機器にあっては、上記電気光学装置を備え
ることを特徴としているので、ゴーストやクロストーク
のない高品位な表示が可能となる。
て、図面を参照して説明する。
の第1の実施形態に係る電気光学装置について説明す
る。この電気光学装置は、電気光学材料として液晶を用
いて、その電気光学的な変化により所定の表示を行うも
のである。図1(a)は、この電気光学装置のうち、外
部回路を除いた液晶パネル100の構成を示す斜視図で
あり、図1(b)は、図1(a)におけるA−A’線の
断面図である。
100は、各種素子や画素電極118等が形成された素
子基板101と、共通電極108等が形成された対向基
板102とが、スペーサ103を含むシール材104に
よって一定の間隙を保って、互いに電極形成面が対向す
るように貼り合わせられるとともに、この間隙に電気光
学材料として例えばTN(Twisted Nematic)型の液晶
105が封入された構成となっている。ここで、素子基
板101には透明性が要求されないので、ガラスや、半
導体、石英などから構成されるが、対向基板102には
透明性が要求されるので、ガラスなどから構成される。
なお、シール材104は、対向基板102の基板周辺に
沿って形成されるが、液晶105を封入するために一部
が開口している。このため、液晶105の封入後に、そ
の開口部分が封止材106によって封止された構成とな
っている。
シール材104の外側一辺の領域140aにおいては、
後述するデータ線駆動回路やサンプリング回路などが形
成されて、データ線を駆動する構成となっている。さら
に、この一辺の外側には、複数の接続端子107が形成
されて、外部回路からの各種信号を入力する構成となっ
ている。また、この一辺に隣接する辺の領域130aに
は、後述するように2個の走査線駆動回路が形成され
て、走査線をそれぞれ両側から駆動する構成となってい
る。なお、走査線に供給される走査信号の遅延が問題に
ならないのであれば、走査線駆動回路を片側1個だけに
形成する構成でも良い。
は、後述するように、素子基板101との貼合部分にお
ける4隅のうち、領域140aに近接する2隅に設けら
れた導通材によって、素子基板101に形成された接続
端子107との電気的導通が図られている。なお、導通
材が設けられる地点は、ここでは2箇所であるが、共通
電極108が接続端子107と電気的に導通すれば良い
から、導通材が設けられる地点は少なくとも1箇所であ
れば足りる。ほかに、対向基板102には、画素電極1
18と対向する領域に、着色層(カラーフィルタ)が設
けられる一方、着色層以外の領域には、光のリークによ
るコントラストの低下を防止したり、非表示領域を規定
したりするための遮光層が設けられる。ただし、後述す
るプロジェクタのように色光変調の用途に適用する場
合、対向基板102に着色層や遮光層などを形成する必
要はない。
否かとにかかわらず、素子基板101には、光のリーク
により素子の特性低下を防止するための遮光層(図示省
略)が設けられる。また、素子基板101および対向基
板102の対向面には、液晶105における分子の長軸
方向が両基板間で約90度連続的に捻れるようにラビン
グ処理された配向膜(図示省略)が設けられる一方、そ
の各背面側には配向方向に応じた偏光子(図示省略)が
それぞれ設けられる。
気光学装置の電気的な構成について説明する。図2は、
この構成を示すブロック図である。この図に示されるよ
うに、電気光学装置は、上述した液晶パネル100と、
これに必要な信号を供給する外部回路200とを備えて
いる。
イミングジェネレータ202とS/P(シリアル/パラ
レル)変換回路204とに大別される。前者のタイミン
グジェネレータ202は、図示せぬ上位装置から供給さ
れる垂直走査信号Vs、水平走査信号Hsおよびドット
クロック信号DCLKに基づいて、各部で使用されるク
ロック信号や制御信号など(必要に応じて後述する)を
出力するものである。
6に示されるように、ドットクロックDCLKに同期し
て供給される1系統の画像信号VIDを、6系統に分配
するとともに時間軸に6倍に伸長して、画像信号VID
1〜VID6として出力するものである。ここで、1系
統の画像信号VIDを6系統の画像信号VID1〜VI
D6に変換する理由は、後述するサンプリング回路15
0においてサンプリングスイッチ151を構成する薄膜
トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、単に「T
FT」と称する。)のソース領域への画像信号の印加時
間を長くして、サンプリング時間および充放電時間を十
分に確保するためである。
は、反転・増幅回路(図示省略)が備えられ、シリアル
−パラレル変換した画像信号のうち、極性反転が必要と
なるものを反転させ、この後、適宜、増幅する構成とな
っている。ここで、極性を反転するか否かについては、
一般には、データ線への画像信号の印加方式が走査線
単位の極性反転であるか、データ線単位の極性反転で
あるか、画素単位の極性反転であるかに応じて定めら
れ、その反転周期は、1水平走査期間またはドットクロ
ック周期に設定される。ただし、本実施形態にあっては
説明の便宜上、走査線単位の極性反転である場合を例
にとって説明するが、本発明をこれに限定する趣旨では
ない。
共通電極108の電位LCcom(すなわち、画像信号V
ID1〜VID6の振幅中心電位)を基準として正極性
と負極性とに交互に電圧レベルを反転させることをい
う。さらに、6系統の画像信号VID1〜VID6を液
晶パネル100への供給するタイミングは、本実施形態
では同時とするが、本発明では、ドットクロックDCL
Kに同期して順次シフトさせても良い。
101の表示領域にあっては、複数本の走査線112が
図2において横方向に沿って平行に配列して形成され、
また、複数本のデータ線114が縦方向に沿って平行に
形成されている。そして、これらの走査線112とデー
タ線114とが交差する部分においては、画素を制御す
るためのスイッチング素子たるTFT116のゲート電
極が走査線112に接続される一方、TFT116のソ
ース電極がデータ線114に接続されるとともに、TF
T116のドレイン電極が矩形状の透明な画素電極11
8に接続されている。
素子基板101と対向基板102との電極形成面の間に
おいて液晶105が挟持されているので、各画素は、画
素電極118と、共通電極108と、これら両電極間に
挟持された液晶105とによって構成されることにな
る。ここで、説明の便宜上、走査線112の総本数を
「m」とし、データ線114の総本数を「6n」とする
と(ただし、m、nは、それぞれ整数)、画素は、走査
線112とデータ線114との各交点に対応して、m行
×6n列のマトリクス状に配列することになる。また、
マトリクス状の画素からなる表示領域には、このほか
に、液晶容量のリークを防止するための蓄積容量が、画
素毎に形成されるが、図示省略されている。
周辺回路120が形成されている。この周辺回路120
は、走査線駆動回路130や、データ線駆動回路14
0、サンプリング回路150のほか、製造後に欠陥の有
無を判別するための検査回路を含んだ回路として概念さ
れるものであるが、検査回路については、本件とは直接
関係しないので、その説明については省略することとす
る。
を駆動するTFT116と共通の製造プロセスで形成さ
れるPチャネル型TFTおよびNチャネル型TFTを組
み合わせて構成されるため、製造効率の向上や、製造コ
ストの低下、素子特性の均一化などが図られている。
回路130は、水平走査期間毎に順次アクティブレベル
となる走査信号G1、G2、…、Gmを、垂直走査期間
内に出力するものである。また、データ線駆動回路14
0は、順次アクティブレベルとなるサンプリング信号S
1、S2、…、Snを水平走査期間内に出力するもので
ある。なお、走査線駆動回路130およびデータ線駆動
回路140の詳細については、それぞれ後述することと
する。
線114毎に設けられるサンプリングスイッチ151か
ら構成されている。ここで、データ線114は6本毎に
ブロック化されており、図2において左から数えてj
(jは、1、2、…、n)番目のブロックに属するデー
タ線114の6本のうち、最も左に位置するデータ線1
14の一端に接続されるサンプリングスイッチ151
は、画像信号VID1を、サンプリング信号Sjがアク
ティブとなる期間においてサンプリングして、当該デー
タ線114に供給する構成となっている。また、同じく
j番目のブロックに属するデータ線114の6本のう
ち、2番目に位置するデータ線114の一端に接続され
るサンプリングスイッチ151は、画像信号VID2
を、サンプリング信号Sjがアクティブとなる期間にお
いてサンプリングして、当該データ線114に供給する
構成となっている。以下、同様に、j番目のブロックに
属するデータ線114の6本のうち、3、4、5、6番
目に位置するデータ線114の一端に接続されるサンプ
リングスイッチ151の各々は、それぞれ画像信号VI
D3、VID4、VID5、VID6を、サンプリング
信号Sjがアクティブとなる期間においてサンプリング
して、対応するデータ線114に供給する構成となって
いる。
するTFTについては、本実施形態では、Nチャネル型
とするので、サンプリング信号S1、S2、…、Snが
Hレベルとなればアクティブレベルとなって、対応する
サンプリングスイッチ151が閉じることになる。な
お、サンプリングスイッチ151を構成するTFTにつ
いては、Pチャネル型としても良いし、後述する第3実
施形態のように、両チャネルを組み合わせた相補型とし
ても良い。
っては、データ線114に画像信号VID1〜VID6
をサンプリングする際の負荷を低減するため、各データ
線114を、サンプリングに先行するタイミングにおい
て所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路を形
成しても良いが、本件では直接関係しないので、説明を
省略することとする。
び後述する図3では、走査線112の一端側のみに1個
だけ配置しているが、これは、電気的な構成を説明する
ための便宜上の措置であり、実際には、図1および後述
する図8に示されるように、走査線112の両端に2個
配置している。また、データ線駆動回路140は、図2
および後述する図5にあっては表示領域に対して上方に
位置しているが、これも、電気的な構成を説明するため
の便宜上の措置であり、実際には、図1および後述する
図8に示されるように、表示領域に対して下方に位置し
ている。
宜上、データ線駆動回路140について説明する。図5
は、データ線駆動回路140の構成を示すブロック図で
ある。この図において、クロック信号CLX、その反転
クロック信号CLXinv、転送開始パルスDX、イネー
ブル信号ENB1、その反転イネーブル信号ENB1in
v、イネーブル信号ENB2、および、その反転イネー
ブル信号ENB2invは、いずれも図2におけるタイミ
ングジェネレータ202によって、画像信号VID1〜
VID6と同期して供給されるものである。
線114のブロック総数の「n」よりも1段多い(n+
1)段で接続されたラッチ回路1450からなるシフト
レジスタ1440を備えている。なお、この図におい
て、「n」は、奇数である場合を想定している。
奇数段目のラッチ回路1450は、次のような構成とな
っている。すなわち、奇数段目のラッチ回路1450
は、第1に、クロック信号CLXの立ち上がり(反転ク
ロック信号CLXinvの立ち下がり)において入力レベ
ルを反転するクロックドインバータ1452と、第2
に、クロックドインバータ1452による出力レベルを
反転するインバータ1454と、第3に、反転クロック
信号CLXinvの立ち上がり(クロック信号CLXの立
ち下がり)においてインバータ1454の出力レベルを
反転して、インバータ1454の入力に帰還するクロッ
クドインバータ1456とから構成される。このため、
奇数段目のラッチ回路1450において、反転クロック
信号CLXinvが立ち上がると、インバータ1454の
出力がクロックドインバータ1456に取り込まれると
ともに、インバータ1454の入力に反転帰還されるの
で、結果的に、その前のクロック信号CLXの立ち上が
りにおいてクロックインバータ1452に取り込まれた
信号は、クロック信号CLX(反転クロック信号CLX
inv)の1周期分保持されることとなる。
数段目のラッチ回路1450は、クロック信号CLYお
よび反転クロック信号CLYinvの対応関係が、奇数段
目のものとは入れ替わっている。このため、偶数段目の
ラッチ回路1450において、クロック信号CLXが立
ち上がると、インバータ1454の出力がクロックドイ
ンバータ1456に取り込まれるとともに、インバータ
1454の入力に反転帰還されるので、結果的に、その
前の反転クロック信号CLXinvの立ち上がりにおいて
クロックインバータ1452に取り込まれた信号は、偶
数段目と同様に、クロック信号CLXの1周期分保持さ
れることとなる。
ては、第1段目のラッチ回路1450が、クロック信号
CLXの立ち上がりで転送開始パルスDXを取り込んで
出力し、この出力信号を、第2段目のラッチ回路145
0が、クロック信号CLXの次の立ち下がり(反転クロ
ック信号CLXinvが立ち上がり)で取り込んで出力
し、以下同様の動作を、第3段目〜第n段目までのラッ
チ回路1450が、クロック信号CLX(反転クロック
信号CLXinv)のレベルが遷移する毎に実行すること
になる。
に相当する幅の転送開始パルスDXが、水平走査期間の
最初においてシフトレジスタ1440に入力されると、
シフトレジスタ1440における各段のラッチ回路から
出力される信号S1’、S2’、…、Sn’は、図6に
示されるように、当該転送開始パルスDXに対し、クロ
ック信号CLX(反転クロック信号CLXinv)の半周
期分だけ順次遅延させたものとなる。
は、パルス幅制限回路1460が設けられている。この
パルス幅制限回路1460は、第1段目から第n段目ま
でのラッチ回路1450に対応したNAND回路146
2から構成されている。このうち、奇数段目のラッチ回
路1450に対応するNAND回路1462は、当該ラ
ッチ回路1450の出力信号と、イネーブル信号線12
4を介して供給されるイネーブル信号ENB1との否定
論理積信号を出力するものであり、また、偶数段目のラ
ッチ回路1450に対応するNAND回路1462は、
当該ラッチ回路1450の出力信号と、イネーブル信号
線124を介して供給されるイネーブル信号ENB2と
の否定論理積信号を出力するものである。
イネーブル信号ENB1、ENB2を極性反転した反転
イネーブル信号ENB1inv、ENB2invが供給され
る。ただし、本実施形態では、この反転イネーブル信号
ENB1inv、ENB2invを積極的に使用しない構成と
なっている。
には、バッファ回路1480が設けられている。このバ
ッファ回路1480は、NAND回路1462の否定論
理積信号をレベル反転するインバータ回路1482から
構成されて、これらのインバータ回路1482による反
転信号が、データ線駆動回路140のサンプリング信号
S1、S2、…、Snとして出力される構成となってい
る。
は1段となっているが、同時に制御するサンプリングス
イッチ151の負荷に応じて、3段、5段、…、という
ように複数段設けて、出力インピーダンスを段階的に高
める構成としても良い。
130の詳細について説明する。この走査線駆動回路1
30の構成は、図3に示されるように、出力信号の引き
出し方向と、入力される信号とが異なる以外、基本的に
データ線駆動回路140の構成と同様である。すなわ
ち、走査線駆動回路130は、データ線駆動回路140
を90度回転して配置したものであり、図3に示される
ように、水平走査期間の最初に供給される転送開始パル
スDXの替わりに、垂直走査期間の最初に供給される転
送開始パルスDYを入力するとともに、クロック信号C
LXおよびその反転クロック信号CLXinvの替わり
に、2水平走査期間に相当する周期を有するクロック信
号CLYおよびその反転クロック信号CLYinvを入力
する構成となっている。
トレジスタ1350の次段が次のようにデータ線駆動回
路140とは相違している。すなわち、データ線駆動回
路140では、シフトレジスタ1440の各ラッチ回路
1450から出力される信号とイネーブル信号との否定
論理積信号をNAND回路1462により求め、これを
インバータ1468により反転してサンプリング信号S
1、S2、…、Snとして出力する構成となっていた
が、走査線駆動回路130では、相隣接するラッチ回路
1350から出力される信号同士の否定論理積信号をN
AND回路1362により求め、これをインバータ13
68により反転して走査信号G1、G2、…、Gmとし
て出力する構成となっている。このため、走査線駆動回
路130には、データ線駆動回路140におけるイネー
ブル信号ENB1、ENB2に相当する信号が入力され
ていない。
ジスタ1340の各ラッチ回路1350から出力される
信号G1’、G2’、…、Gm’は、データ線駆動回路
140における信号S1’、S2’、…、Snと同様な
理由によって、図4に示されるように、垂直走査期間の
最初に供給される転送開始パルスDYに対し、クロック
信号CLY(反転クロック信号CLYinv)の半周期分
だけ順次遅延させたものとなる。したがって、NAND
回路1462およびインバータ回路1468の各組によ
り出力される走査信号G1、G2、…、Gmのアクティ
ブ期間は、同図に示されるように、クロック信号CLY
の半周期ずつ順次シフトして出力されることとなる。し
たがって、クロック信号CLYの半周期が1水平走査期
間となって、走査線112が1本毎に順次選択される構
成となっている。
するための図4と、データ線駆動回路140の動作を説
明するための図6とにおいては、時間軸のスケールが実
際には後者の方が前者よりも遙かに細かい点に留意すべ
きである。すなわち、図4の走査信号G1、G2、…、
Gmがアクティブ期間となる期間、すなわち、1水平走
査期間内において、図6のサンプリング信号S1、S
2、…、Snが順番にアクティブ期間となる関係にあ
る。
素子基板101における実際の配線、特に、データ線駆
動回路140およびサンプリング回路150近傍の配線
について説明する。図8は、この配線の概略を示す平面
図である。
は、それぞれ走査線駆動回路130およびデータ線駆動
回路140における電源の低位側電位(接地電位)であ
る。また、VddYおよびVddXは、それぞれ走査線
駆動回路130およびデータ線駆動回路140における
電源の高位側電位である。これらのうち、電源の低位側
電位VssYが印加される信号線は、蓄積容量の共通線
となっているので、各画素にも配設されている。
極109は、シール材104(図1参照)の隅に相当す
る地点にそれぞれ設けられている。このため、対向基板
102と貼り合わせられた際に、電極109と共通電極
108とが導通材を介して接続されて、共通電極108
に電位LCcomが印加される構成となる。ここで、電位
LCcomは、時間軸に対して一定であり、この電位LCc
omを基準にして、S/P変換回路204が、画像信号V
ID1〜VID6を1水平走査期間毎に高位側および低
位側に振り分けて、交流駆動が行われる構成となってい
る。
転クロック信号CLXinv)が供給されるクロック信号
線は、シフトレジスタ1440近傍において、高位側電
位VddXが印加される信号線によりシールドされてい
る。イネーブル信号線124および反転イネーブル線1
25も、パルス幅制限回路1460およびバッファ回路
1480の間において、高位側電位VddXが印加され
る信号線によりそれぞれシールドされている。このた
め、クロック信号およびイネーブル信号並びにこれらの
反転信号は、ノイズの影響を受け難い構成となってい
る。
線124および反転イネーブル線125が配設される領
域は、低位側電位VssXが印加される信号線によって
シールドされている。このため、クロック信号CLXや
イネーブル信号ENB1、ENB2などが、画像信号線
122に対して悪影響を与えないように構成されてい
る。
ルス幅制限回路1460やバッファ回路1480に対し
図で左側から回り込んで、サンプリング回路150の前
段において最終的にX方向に延在するが、クロック信号
線、イネーブル信号線124および反転イネーブル線1
25は、パルス幅制限回路1460に対して右側から回
り込んで最終的にX方向に延在している。このため、画
像信号線122は、イネーブル信号線124および反転
イネーブル線125とは一旦離間した後に、バッファ回
路1480を挟んで対向することになるので、イネーブ
ル信号ENBおよび反転イネーブル信号などから受ける
ノイズの影響が、本来的に小さくなるように配慮されて
いる。
反転イネーブル線125の4本は、同一薄膜金属層から
略同一幅でパターニングして形成したものである。そし
て、これら4本は、図8に示されるように、等間隔で交
互に形成されるとともに、端子107から略平行かつ略
同一長で配設されている。このため、イネーブル信号線
124および反転イネーブル線125の4本にあって
は、その抵抗分が互いに略同一となり、その容量も互い
に同一となるので、その時定数も互いに略同一となって
いる。
てイネーブル信号線124は、パルス幅制限回路146
0のNAND回路1462の入力端に接続される一方、
反転イネーブル信号線125は、何も接続されない構成
となっている。このため、イネーブル信号線124の容
量と、反転イネーブル線125の容量とは互いに異なる
ことになる。また、本実施形態では、ブロックの総数を
示す「n」を奇数としたこととの関係上、イネーブル信
号ENB1は、イネーブル信号ENB2よりも1個多く
NAND回路1462の入力端に供給される構成となっ
ている。このため、イネーブル信号ENB1が供給され
るイネーブル信号線124の容量と、イネーブル信号E
NB2が供給されるイネーブル信号線124の容量とに
ついても互いに異なることになる。
24および反転イネーブル線125の4本の時定数を略
同一とさせるには、これらの点を考慮して、信号線の幅
や、長さ、材質、間隔などを設計したり、ダミーのゲー
ト回路を挿入したりするなどの措置が必要となる。ま
た、ブロックの総数「n」を偶数とする構成も、2本の
イネーブル信号線124の時定数を同一とする限りにお
いて有効な措置と言える。
成に係る電気光学装置の動作について説明する。
査期間の最初に転送開始パルスDYが供給される。この
転送開始パルスDYは、クロック信号CLY(およびそ
の反転クロック信号CLYinv)によって順次シフトさ
れる結果、図4に示されるように、1水平走査期間毎に
順次アクティブレベルとなる走査信号G1、G2、…、
Gmとして、対応する走査線112に出力される。
の画像信号VIDは、S/P変換回路204によって、
図6に示されるように、画像信号VID1〜VID6に
分配されるとともに、時間軸に対して6倍に伸長され
る。また、データ線駆動回路140には、同図に示され
るように、水平走査期間の最初に転送開始パルスDXが
供給される。この転送開始パルスDXは、シフトレジス
タ1440によって、クロック信号CLX(およびその
反転クロック信号CLXinv)のレベルが遷移する毎に
順次シフトされた信号S1’、S2’、…、Sn’とし
て出力される。そして、この信号S1’、S2’、…、
Sn’は、イネーブル信号ENB1、ENB2のアクテ
ィブレベルである期間SMPaに制限されて、これが図
6に示されるように、サンプリング信号S1、S2、
…、Snとして順次出力されることとなる。
期間、すなわち、第1番目の水平走査期間において、サ
ンプリング信号S1がアクティブレベルとなると、左か
ら1番目のブロックに属する6本のデータ線114に、
それぞれ画像信号VID1〜VID6がサンプリングさ
れる。そして、これらの画像信号VID1〜VID6
が、図2において上から数えて1本目の走査線112と
当該6本のデータ線114と交差する画素のTFT11
6によってそれぞれ書き込まれることとなる。この後、
サンプリング信号S2がアクティブレベルとなると、今
度は、2番目のブロックに属する6本のデータ線114
に、それぞれ画像信号VID1〜VID6がサンプリン
グされて、これらの画像信号VID1〜VID6が、1
本目の走査線112と当該6本のデータ線114と交差
する画素のTFT116によってそれぞれ書き込まれる
こととなる。
S4、……、Snが順次アクティブレベルとなると、第
3番目、第4番目、…、第n番目のブロックに属する6
本のデータ線114にそれぞれ画像信号VID1〜VI
D6がサンプリングされ、これらの画像信号VID1〜
VID6が、1本目の走査線112と、当該6本のデー
タ線114と交差する画素のTFT116によってそれ
ぞれ書き込まれることとなる。これにより、第1行目の
画素のすべてに対する書き込みが完了することになる。
期間、すなわち、第2番目の水平走査期間においては、
同様にして、第2行目の画素のすべてに対して書き込み
が行われ、以下同様にして、走査信号G3、G4、…、
Gmがアクティブとなって、第3行目、第4行目、第m
行目の画素に対して書き込みが行われることとなる。こ
れにより、第1行目〜第m行目の画素のすべてにわたっ
て書き込みが完了することになる。
合、画素電極118と共通電極108との間を通過する
光は、両電極に印加される電圧差がゼロであれば、液晶
分子のねじれに沿って約90度旋光する一方、電圧差の
大きさにしたがって、液晶分子が電界方向に傾く結果、
旋光性が消失する。このため、液晶パネル100が例え
ば透過型であれば、入射側と背面側とに、偏光軸が互い
に直交(平行)する偏光子をそれぞれ配置させること
で、両電極に印加される電圧差がゼロであれば、光が透
過(遮断)する一方、両電極に印加される電圧差に応じ
て光が遮断(透過)することになる。したがって、画素
毎に書き込む電圧を画像信号で制御することによって、
所定の表示が可能となっている。
本毎に駆動する方式と比較すると、各サンプリングスイ
ッチ151によって画像信号をサンプリングする時間が
6倍となるので、各画素における充放電時間が十分に確
保される。このため、高コントラスト化が図られること
になる。さらに、データ線駆動回路140におけるラッ
チ回路1450の段数、および、クロック信号CLXお
よびその反転クロック信号CLXinvの周波数が、それ
ぞれ1/6に低減されるので、段数の低減化と併せて低
消費電力化も図られることとなる。
…、Snのアクティブ期間は、イネーブル信号ENB
1、ENB2のアクティブレベルである期間SMPaに
制限されるので、隣接するサンプリング信号同士のオー
バーラップが事前に防止される。このため、あるブロッ
クに属する6本のデータ線114にサンプリングされる
べき画像信号VID1〜VID6が、これに隣接するブ
ロックに属する6本のデータ線114にも同時サンプリ
ングされる事態が防止されて、いわゆるゴーストの発生
が抑えられる結果、高品位な表示が可能となる。
8に示されるように、画像信号線122の6本とは、バ
ッファ回路1480を挟んでX方向に対向して配設され
た構成となっているので、画像信号線122とイネーブ
ル信号線124とは、その間に低位側電位VssXが供
給される信号線が配設されるものの、少なくからず容量
的に結合する。ここで、イネーブル信号線124のみが
配設された従来の構成では、イネーブル信号ENB1、
ENB2のレベル遷移に伴う微分ノイズが、画像信号V
ID1〜VID6に重畳されてしまい、これが表示品位
を低下させる要因である、と考えられるのは、上述した
通りである。
ーブル信号線124とは別に、2本の反転イネーブル信
号線125が設けられた構成となっている。この構成に
おいて、ある1本の画像信号線122は、図7(a)に
示されるように、イネーブル信号線124および反転イ
ネーブル信号線125と容量的に結合することになる。
なお、図7(a)において、VIDiは、画像信号VI
D1〜VID6を一般化して説明するために、ある1本
の画像信号線122に供給される画像信号を示すもので
ある(iは、1、2、…、6)。
イネーブル信号線125に供給される信号は、イネーブ
ル信号ENB1、ENB2をそれぞれ反転させた反転イ
ネーブル信号ENB1inv、ENB2invであり、さら
に、2本の反転イネーブル信号線125は、上述したよ
うにイネーブル信号線124と略同一の時定数をそれぞ
れ有する構成となっている。
イネーブル信号ENB1による微分ノイズa、および、
反転イネーブル信号ENB1invによる微分ノイズb同
士は互いに打ち消し合い、同様に、イネーブル信号EN
B2による微分ノイズc、および、反転イネーブル信号
ENB2invによる微分ノイズd同士も互いに打ち消し
合うこととなる。したがって、本実施形態によれば、任
意の画像信号線122に供給される画像信号VIDiに
は、ノイズが重畳されずに、本来の画像信号のレベルを
維持することになるので、表示品位の低下が防止される
ことなる。
は、データ線駆動回路140による論理信号がそのまま
サンプリング回路150に供給される構成となっていた
が、液晶105を駆動するためには、実際には瞬時値で
20ボルト程度の比較的高い電圧が必要である。このよ
うな高い電圧を液晶パネル100で直接入力する構成と
した場合、微分ノイズの振幅が大きくなる。この場合
に、イネーブル信号線124、反転イネーブル信号線1
25において、画像信号線122に対する容量結合度の
相違が少しでも異なると、微分ノイズが打ち消されない
で、残留する可能性が高くなる。
には、データ線駆動回路140内部に論理振幅を変換す
るレベルシフタを設けて、低い電圧を液晶パネル100
に入力する構成として、ノイズ振幅を小さく抑えたま
ま、信号処理する構成が望ましいと考えられる。
回路142のように、NAND回路1462とインバー
タ回路1482との間に、低振幅の論理信号を高振幅の
論理信号に変換するレベルシフタ1472を介挿して、
n個のレベルシフタ群1470を設ける構成が望ましい
と考えられる。なお、このようなレベルシフタについて
は、走査線駆動回路130においても同様に、NAND
回路1362とインバータ回路1382との間に介挿す
る構成が望ましい。
び第2実施形態にあっては、反転イネーブル信号線12
5に供給される反転イネーブル信号ENB1inv、EN
B2invを積極的に用いない構成であり、この点におい
て冗長的構成と言えるものであった。
v、ENB2invを積極的に用いるとともに、サンプリン
グ回路150を改良した第3実施形態について説明する
こととする。図10は、この第3実施形態に係るデータ
線駆動回路144の構成を示すブロック図である。
を構成するスイッチ151は、Pチャネル型およびNチ
ャネル型TFTを組み合わせた相補型となっている。こ
のため、スイッチ151へのサンプリング信号として、
互いに排他的なレベルとなる2つの信号を供給する必要
がある。このうち、一方の信号N1、N2、…、Nnに
ついては、第1実施形態におけるサンプリング信号S
1、S2、…、Snと同様であるが、他方の信号P1、
P2、…、Pnについては、次のようにして出力される
構成となっている。
あっては、クロックドインバータ1452(1456)
の出力信号と、反転イネーブル信号ENB1invとの否
定論理和信号を出力する一方、偶数段のラッチ回路14
50にあっては、クロックドインバータ1452(14
56)の出力信号と、反転イネーブル信号ENB2inv
との否定論理和信号を出力するNOR回路1461を備
え、この否定論理和信号をインバータ回路1481によ
って反転して、上述した他方の信号P1、P2、…、P
nとして出力する構成となっている。ここで、クロック
ドインバータ1452(1456)の出力信号は、イン
バータ1454により反転される前の信号であるから、
各段のラッチ回路1450から出力される信号P1’、
P2’、…、Pn’は、信号N1’、N2’、…、N
n’をそれぞれレベル反転した関係になる。
は、信号P1、P2、…、Pnと信号N1、N2、…、
Nnとの遅延・負荷が互いに同一となるように、それぞ
れNOR回路1461の出力端およびNAND回路14
62の出力端の間に介挿されたものである。
路1450から出力される信号P1’、P2’、…、P
n’は、反転イネーブル信号ENB1inv、ENB2inv
がLレベルである期間SMPaに制限されて、これが図
11に示されるように、一方のサンプリング信号P1、
P2、…、Pnとして順次出力されることとなる。ま
た、各段のラッチ回路1450から出力される信号N
1’、N2’、…、Nn’は、イネーブル信号ENB
1、ENB2がHレベルである期間SMPaに制限され
て、これが図11に示されるように、他方のサンプリン
グ信号N1、N2、…、Nnとして順次出力されること
となる。
回路144によれば、画像信号VID1〜VID6をデ
ータ線114にサンプリングする際におけるTFTのし
きい値電圧が、同一の負荷でかつ相補型のサンプリング
スイッチ151によってキャンセルされる結果、交流駆
動におけるいわゆるプッシュダウンが小さくなって、品
位のより高い表示が可能となる。
パルス幅制限回路1460のNOR回路1461の入力
端に供給されるので、イネーブル信号線124と容量を
略同一とさせるための設計がより容易となる。
数との関係など>ところで、上述した実施形態では、デ
ータ線115の6本を1ブロックとする一方、同一ブロ
ックに属するデータ線114の6本に対し、6系統に変
換された画像信号VID1〜VID6を同時にサンプリ
ングして、画像信号VID1〜VID6の印加を1ブロ
ック毎に順次行うように構成したが、変換数および同時
に印加するデータ線数(すなわち、1ブロックを構成す
るデータ線数)は、「6」に限られるものではない。
サンプリングスイッチ151の応答速度が十分に高いの
であれば、画像信号をパラレルに変換することなく1本
の画像信号線にシリアル伝送して、データ線114毎に
点順次サンプリングするように構成しても良い。また、
変換数および同時に印加するデータ線の数を「3」や、
「12」、「24」等として、3本や、12本、24本
等のデータ線に対して、3系統変換や、12系統変換、
24系統変換等して並列供給させた画像信号を同時に供
給する構成としても良い。
線数としては、カラーの画像信号が3つの原色に係る信
号からなることとの関係上、3の倍数であることが制御
や回路などを簡易化する上で好ましい。ただし、単なる
白色から黒色までの階調表示を行う場合や、後述する3
板式のプロジェクタのライトバルブに適用する場合に
は、変換数および同時に印加するデータ線数を3の倍数
とする必然性はない。
線の数を例えば「12」とする場合、素子基板101に
おける配線、とりわけ12本の画像信号線122につい
ては、図12に示される通りとすれば良い。すなわち、
奇数番目の画像信号VID1、VID3、…、VID1
1が供給される画像信号線122については、端子10
7から図において右側から回り込ませる一方、偶数番目
の画像信号VID2、VID4、…、VID12が供給
される画像信号線122については、端子107から左
側から回り込ませて、サンプリング回路150近傍にお
いて左右両側から対向する櫛歯のようにX方向に延在さ
せれば良い。なお、このような配線では、奇数番目の画
像信号が供給される画像信号線122が、イネーブル信
号線124および反転イネーブル線125と同じ側から
回り込むことになるので、この点において図8の配線と
比較して若干不利である。ただし、図12に示される配
線において、クロック信号線、イネーブル信号線124
および反転イネーブル線125は、電源の低位側電位V
ssXによってシールドされている点は、図8における
配線と共通である。このため、図12に示される配線に
おいても、画像信号線122がクロック信号CLXやイ
ネーブル信号ENBなどから受けるノイズの影響は、小
さいと考えられる。
ては、上から下方向へ走査線112を選択する一方、左
から右方向へブロックを選択する構成であったが、これ
とは逆方向で選択する構成でも良いし、用途に応じてい
ずれかの方向を選択可能とする構成でも良い。
線駆動回路140では、ラッチ回路1450の出力信号
とイネーブル信号ENB1またはENB2との否定論理
積信号をNAND回路1462により求め、これをイン
バータ回路1482により反転してサンプリング信号S
1、S2、…、Snとして出力する構成としたが、本発
明は、これに限られず、結果的に等価な信号が得られれ
ば良い。例えば、第3実施形態において、信号P1’、
P2’、…、Pn’と反転イネーブル信号ENB1inv
またはENB2invとの否定論理和信号をそれぞれNO
R回路1461により求め、これをそれぞれインバータ
回路1481により反転した信号P1、P2、…、Pn
を、Pチャネル型TFTからなるスイッチのサンプリン
グ信号として供給する構成としても良い。
板101にTFT116等が形成された構成となってい
たが、本発明は、これに限られない。例えば、素子基板
101を半導体基板とするとともに、ここに、TFT1
16に替えて相補型トランジスタを形成しても良い。さ
らに、SOI(Silicon On Insulator)の技術を適用
し、サファイヤなどの絶縁性基板にシリコン単結晶膜を
形成して、ここに各種素子を作り込んで素子基板101
としても良い。ただし、素子基板101が透明性を有し
ない場合、画素電極118をアルミニウムで形成した
り、別途反射層を形成したりするなどして、液晶パネル
100を反射型として用いる必要がある。
てTN型を用いたが、BTN(Bi-stable Twisted Nema
tic)型・強誘電型などのメモリ性を有する双安定型
や、高分子分散型、さらには、分子の長軸方向と短軸方
向とで可視光の吸収に異方性を有する染料(ゲスト)を
一定の分子配列の液晶(ホスト)に溶解して、染料分子
を液晶分子と平行に配列させたゲストホスト型などの液
晶を用いても良い。
に対して垂直方向に配列する一方、電圧印加時には液晶
分子が両基板に対して水平方向に配列する、という垂直
配向(ホメオトロピック配向)の構成としても良いし、
電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に
配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対し
て垂直方向に配列する、という平行(水平)配向(ホモ
ジニアス配向)の構成としても良い。さらに、対向基板
102に共通電極108を配置するのでなく、素子基板
101上に、画素電極と対向電極とを、互いに間隔を置
いて櫛歯状に配置する構成としても良い。この構成で
は、液晶分子が水平配向して、電極間による横方向の電
界に応じて液晶分子の配向方向が変化することになる。
このように、本発明の駆動方法に適合するものであれ
ば、液晶や配向方式として、種々のものを用いることが
可能である。
置のほかに、エレクトロルミネッセンス(EL)や、デ
ジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、プラズマ発
光や電子放出による蛍光などを用いて、その電気光学効
果により表示を行う種々の電気光学装置に適用可能であ
る。この場合、電気光学材料としては、EL、ミラーデ
バイス、ガス、蛍光体などとなる。なお、電気光学材料
としてELを用いる場合、素子基板101においてEL
が画素電極118と透明導電膜の対向電極との間に介在
することになるので、対向基板102は不要となる。こ
のように、本発明は、上述した構成と類似の構成を有す
る電気光学装置の駆動回路のすべてに適用可能である。
を電子機器に用いた例のいくつかについて説明する。
液晶パネル100をライトバルブとして用いたプロジェ
クタについて説明する。図13は、このプロジェクタの
構成を示す平面図である。この図に示されるように、プ
ロジェクタ2100内部には、ハロゲンランプ等の白色
光源からなるランプユニット2102が設けられてい
る。このランプユニット2102から射出された投射光
は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚
のダイクロイックミラー2108によってRGBの3原
色に分離されて、各原色に対応するライトバルブ100
R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。ここ
で、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの
構成は、上述した実施形態に係る液晶パネル100と同
様であり、画像信号を入力する外部回路(ここでは図示
省略)から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ
駆動されるものである。また、B色の光は、他のR色や
G色と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐた
めに、入射レンズ2122、リレーレンズ2123およ
び出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121
を介して導かれる。
100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイ
ックプリズム2112に3方向から入射する。そして、
このダイクロイックプリズム2112において、R色お
よびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進
する。したがって、各色の画像が合成されるた後、スク
リーン2120には、投射レンズ2114によってカラ
ー画像が投射されることとなる。
よび100Bには、ダイクロイックミラー2108によ
って、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するの
で、上述したようにカラーフィルタを設ける必要はな
い。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は
ダイクロイックミラー2112により反射した後に投射
されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像はその
まま投射されるので、ライトバルブ100R、100B
による表示像を、ライトバルブ100Gによる表示像に
対して左右反転させる必要がある。
に、上述した液晶パネル100を、モバイル型のパーソ
ナルコンピュータに適用した例について説明する。図1
4は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図
である。図において、コンピュータ2200は、キーボ
ード2202を備えた本体部2204と、表示部として
用いられる液晶パネル100とを備えている。なお、こ
の液晶パネル100の背面には、視認性を高めるための
バックライトが設けられる。
晶パネル100を、携帯電話の表示部に適用した例につ
いて説明する。図15は、この携帯電話の構成を示す斜
視図である。図において、携帯電話2300は、複数の
操作ボタン2302のほか、受話口2304、送話口2
306とともに、上述した液晶パネル100を備えるも
のである。なお、この液晶パネル100の背面にも、視
認性を高めるためのバックライトが設けられる。
を参照して説明した他にも、液晶テレビや、ビューファ
インダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カー
ナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワー
ドプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、PO
S端末、ディジタルスチルカメラ、タッチパネルを備え
た機器等などが挙げられる。そして、これらの各種の電
子機器に対して、実施形態や応用形態に係る電気光学装
置が適用可能なのは言うまでもない。
像信号線において、イネーブル信号のレベルに反転に伴
って重畳される微分ノイズが、反転イネーブル信号のレ
ベル反転に伴う微分ノイズによって打ち消されるので、
本来の画像信号の成分のみが供給される結果、ラインム
ラの発生を抑えた高品位な表示が可能となる。
気光学装置の構成を示す斜視図であり、(b)は、
(a)のA−A’線の断面図である。
ク図である。
成を示すブロック図である。
イミングチャートである。
構成を示すブロック図である。
タイミングチャートである。
し動作を説明するためのタイミングチャートである。
す平面図である。
データ線駆動回路の構成を示すブロック図である。
のデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。
イミングチャートである。
アル−パラレルの変換相数が多数になる場合の素子基板
の配線を示す平面図である。
子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す平面図であ
る。
たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図であ
る。
たる携帯電話の構成を示す斜視図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 画像信号を複数のデータ線に出力する電
気光学装置の駆動回路であって、 複数のラッチ回路を備え、各ラッチ回路により入力信号
を順次シフトして出力するシフトレジスタ回路と、 前記ラッチ回路による出力信号のパルス幅を、イネーブ
ル信号線に供給されるイネーブル信号にしたがって制限
するパルス幅制限回路と、 前記イネーブル信号の論理レベルを反転した反転イネー
ブル信号を供給する反転イネーブル信号線と、 前記データ線にそれぞれ対応して設けられ、画像信号線
に供給される画像信号を、前記パルス幅制限回路によっ
てパルス幅の制限された信号に基づいてサンプリングし
て、対応するデータ線に供給するサンプリングスイッチ
とを具備することを特徴とする電気光学装置の駆動回
路。 - 【請求項2】 前記反転イネーブル信号線は、前記イネ
ーブル信号線と略平行に配設されていることを特徴とす
る請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項3】 前記反転イネーブル信号線は、前記イネ
ーブル信号線と略同一の容量を有することを特徴とする
請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項4】 前記反転イネーブル信号線は、前記イネ
ーブル信号線と略同一の時定数を有することを特徴とす
る請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項5】 前記イネーブル信号線および前記反転イ
ネーブル信号線は、前記パルス幅制限回路の形成領域の
一方の側から回り込んで配設される一方、 前記画像信号線は、前記パルス幅制限回路の形成領域の
他方の側から回り込んで配設されていることを特徴とす
る請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項6】 前記イネーブル信号線および前記反転イ
ネーブル信号線と、前記画像信号線との間に、一定の電
位の定電位線が配設されていることを特徴とする請求項
1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項7】 前記パルス幅制限回路によりパルス幅の
制限された信号の論理振幅を拡大して、対応するサンプ
リングスイッチに供給するレベルシフタを備えることを
特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項8】 前記パルス幅制限回路は、 前記ラッチ回路による出力信号と、前記イネーブル信号
との否定論理積信号を出力する否定論理積回路、また
は、 前記ラッチ回路による出力信号とはレベル反転の関係に
ある信号と、前記反転イネーブル信号との否定論理和信
号を出力する否定論理和回路であることを特徴とする請
求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項9】 前記画像信号は、時間軸に伸長されてm
(mは2以上の整数とする)本の系統に変換されたもの
であり、 前記データ線は、m本毎にブロック化されて、 ブロック化されたm本のデータ線に対応するスイッチが
同時に駆動されることを特徴とする請求項1記載の電気
光学装置の駆動回路。 - 【請求項10】 前記サンプリングスイッチは相補型で
あり、 前記パルス幅制限回路は、 前記ラッチ回路による出力信号と、前記イネーブル信号
とによりパルス幅を制限した正転の信号を生成する第1
のゲート回路と、 前記ラッチ回路による出力信号とはレベル反転の関係に
ある信号と、前記反転イネーブル信号とによりパルス幅
を制限した反転の信号を生成する第2のゲート回路とを
有し、 前記相補型のサンプリングスイッチは、前記正転の信号
および前記反転の信号に基づいてサンプリングを行うこ
とを特徴とする請求項1記載の電気光学装置の駆動回
路。 - 【請求項11】 前記第1および第2のゲート回路の負
荷を、互いに略同一とすることを特徴とする請求項10
記載の電気光学装置の駆動回路。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか記載の電
気光学装置の駆動回路によって駆動されることを特徴と
する電気光学装置。 - 【請求項13】 複数の走査線と、複数のデータ線と、
前記走査線および前記データ線の交差部に対応して設け
られたスイッチング素子及び画素電極を備え、前記デー
タ線の各々を駆動する電気光学装置であって、 前記画素電極がマトリクス状に配置される一方、前記ス
イッチング素子が、前記画素電極および前記データ線の
間に介挿されるとともに、前記走査線に供給される走査
信号にしたがって開閉することを特徴とする請求項12
記載の電気光学装置。 - 【請求項14】 請求項12または13記載の電気光学
装置を備えることを特徴とする電子機器。
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