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JP2001212723A - セラミック被覆層を有する金属部材の放電加工方法 - Google Patents

セラミック被覆層を有する金属部材の放電加工方法

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Publication number
JP2001212723A
JP2001212723A JP2000152546A JP2000152546A JP2001212723A JP 2001212723 A JP2001212723 A JP 2001212723A JP 2000152546 A JP2000152546 A JP 2000152546A JP 2000152546 A JP2000152546 A JP 2000152546A JP 2001212723 A JP2001212723 A JP 2001212723A
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electric discharge
ceramic coating
discharge machining
coating layer
metal member
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JP2000152546A
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Shoji Futamura
昭二 二村
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Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック被覆層を有する金属部材を容易か
つ円滑に加工できる放電加工方法を提供する。 【解決手段】 セラミック被覆層を有する金属部材の加
工部位およびその近傍のセラミック被覆層の表面に導電
性粒子を含有するペーストを塗布して導電層を形成する
と共に、導電材料からなり前記導電層と前記金属部材と
を電気的に接続する通電子を前記導電層の形成の前また
は後において前記セラミック被覆層の表面に設置し、前
記導電層を乾燥固化し、放電加工電極により前記導電層
およびセラミック被覆層を貫通して前記金属部材の少な
くとも一部を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工電極と被
加工材との間の放電によって被加工材を加工する放電加
工方法に関するものであり、特にセラミック被覆層を有
する金属部材の放電加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はセラミック被覆層を有する金属部
材の例であるガスタービン用のブレードの一例を示す横
断面図である。図8において、ブレード61は外表面を
高温ガスに曝されるため、例えばNi基合金またはCo
基合金のような耐熱合金によって製造されると共に、そ
の表面にセラミック被覆層(遮熱コーティング、The
rmal Barrier Coating(TB
C))62を被着させると共に、内部に空洞63を設
け、更に空洞63と連通する冷却孔64を設けて、空洞
63から圧縮空気等を噴出し、セラミック被覆層62の
表面に冷却フィルムを形成するようにしている。この場
合、セラミック被覆層62の厚さ寸法は、例えば0.2
〜0.7mm、冷却孔64の直径寸法は、例えば1mm
に形成される。
【0003】上記のような冷却孔64を加工する場合、
セラミック被覆層62が極めて硬質であるため、通常の
ドリル加工では、例えば超硬合金からなるドリルを使用
しても不可能である。一方、放電加工により上記のよう
な難加工材であるセラミックスを放電加工する方法が提
案されている。
【0004】その一例として、例えば特開昭63−15
0109号公報に記載されるように、予め加工すべきセ
ラミックスからなる被加工体の表面に導電体層を形成し
ておき、この導電体層の加工によって生じた加工液中の
炭素および導電体層の導電体粉がセラミックスに付着な
いし含浸させられて形成された導電層および/または放
電によってセラミックスが高温となることによって形成
された導電層と、加工電極との間に放電を発生させるこ
とにより放電加工を行なうものがある。
【0005】また他の例としては、例えば特開平8−2
29740号公報に記載されるように、セラミックスの
表面に導電性炭化物を形成できる金属層を設けるか、ま
たはセラミックスの表面に多層の金属層を形成させ、少
なくともその1層を導電性炭化物を形成できる金属層と
し、最外層を比電気抵抗率の低い金属層として放電加工
をするものである。
【0006】更にセラミック被覆層を有する金属部材に
微細な孔を加工する方法が提案されている。その一例と
して、例えば特開平10−202431号公報に記載さ
れるように、セラミック被覆層の表面に導電性と弾力性
を有するカーボンシートを介して導電体を配設し、この
導電体の表面にパイプ状の放電加工電極を配設し、放電
加工電源の−側を放電加工電極に接続し、+側を導電体
と金属部材に接続し、放電加工電極の中空部から加工液
を噴射させ、放電加工電極を回転させながら放電加工を
行なうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の方法においては、放電加工によって逐次形成される
べきセラミックス中の導電層が不安定であり、放電加工
が円滑に進行しないことがあるという問題点がある。
【0008】一方、第2の方法においては、導電性炭化
物を形成できる金属として、W、Ti、Zr、Nb、M
o、Ta、Hfの1種または2種以上が望ましいとして
いるが、これらの金属は比較的高価なものであると共
に、これらの金属層は例えば溶射、蒸着、メッキ等の手
段によって形成できるものの、金属層をセラミックスの
表面に密着するように形成しなければならず、金属層の
形成が煩雑であり、かつその形成に長時間を要するとい
う問題点がある。
【0009】更に第3の方法においては、放電加工によ
って逐次形成されるべきセラミック被覆層中の導電体層
が不安定となり易く、放電加工が円滑に進行しないこと
があるという問題点がある。すなわち、上記セラミック
被覆層中の導電体層は、比較的高抵抗のものであり、こ
の部分における放電電圧の降下があると共に、アーク放
電若しくはそれに近い現象が発生するため、放電開始点
の検出ができないことも原因していると認められる。
【0010】また放電加工電極を回転させる必要がある
ため、単一または少数の孔を放電加工する場合はともか
くとして、多数の孔を効率よく放電加工する場合には、
作業が煩雑となるという問題点もある。
【0011】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、セラミック被覆層を有する金属部材を容易
に、かつ円滑に加工できる放電加工方法を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明においては、セラミック被覆層を有す
る金属部材の加工部位およびその近傍のセラミック被覆
層の表面に導電性粒子を含有するペーストを塗布して導
電層を形成すると共に、導電材料からなり前記導電層と
前記金属部材とを電気的に接続する通電子を前記導電層
の形成の前または後において前記セラミック被覆層の表
面に設置し、前記導電層を乾燥固化し、放電加工電極に
より前記導電層およびセラミック被覆層を貫通して前記
金属部材の少なくとも一部を除去する、という技術的手
段を採用した。
【0013】次に第2の発明においては、セラミック被
覆層を有する金属部材の加工部位およびその近傍のセラ
ミック被覆層の表面に導電性粒子を含有するペーストを
塗布して導電層を形成すると共に、この導電層と前記金
属部材とを電気的に接続し、導電層およびセラミック被
覆層を放電加工する場合の放電開始を検出するしきい値
電圧を金属部材を放電加工する場合の放電開始を検出す
るしきい値電圧より導電層およびセラミック被覆層によ
る電圧降下に相当する分だけ高く設定し、放電加工電極
と被加工体である前記導電層、セラミック被覆層および
金属部材との間の放電開始を検出してそれ以降所定の時
間放電加工電極と前記被加工体との間に放電電圧を印加
させ、放電加工電極により前記導電層およびセラミック
被覆層を貫通して前記金属部材の少なくとも一部を除去
する、という技術的手段を採用した。
【0014】本発明においては、放電加工電極が導電層
およびセラミック被覆層を貫通した後において、金属部
材に対する放電加工条件に設定するようにする。
【0015】次に本発明において、放電加工電極が導電
層およびセラミック被覆層を貫通した後において、放電
加工電極と導電層およびセラミック被覆層との間の間隙
を金属部材の放電加工の拡大代より大に形成することが
できる。
【0016】上記の発明において、セラミック被覆層を
ジルコニアまたはジルコニアを含有するセラミックスに
よって形成することができる。
【0017】また上記の発明において、導電性粒子をカ
ーボンおよび/またはグラファイトによって形成するこ
とができる。
【0018】更に上記の発明において、金属部材を耐熱
鋼または耐熱合金によって形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る被加工物の例を示す横断面図、図2は図1におけるA
方向要部矢視図であり、同一部分は前記図8と同一の参
照符号で示す。図1および図2において、1は導電層で
あり、例えばカーボンおよび/またはグラファイトのよ
うな導電性粒子を含有するペーストを、加工すべき冷却
孔64の直上およびその近傍に塗布して形成される。
【0020】次に2は通電子であり、例えば銅板のよう
な導電金属板により、複数個の櫛歯3を設けて形成し、
セラミック被覆層62の表面に固着し、櫛歯3を前記導
電層1と接続すると共に、通電子2は例えば図示省略し
たリード部材を介してブレード61(金属部材)と電気
的に接続する。
【0021】なおブレード61は、Ni基合金またはC
o基合金のような耐熱合金によって形成し、セラミック
被覆層62はジルコニア(ZrO2 )を溶射等の手段に
よってブレード61の表面に例えば0.2〜0.7mm
の厚さに形成されている。この場合、ジルコニアには立
方晶の安定な温度領域を広げるために、カルシア(Ca
O)、マグネシア(MgO)、イットリア(Y2 3
等の安定化剤を所定量含有させる。
【0022】次に導電層1を構成する導電性粒子として
は、金属よりも高電気抵抗を有するカーボン、グラファ
イト等が望ましく、また侵入型金属炭化物MC(MはT
i、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W等)のよう
な導電性炭化物であってもよい。
【0023】本発明の実施の形態においては、グラファ
イト粉70〜80重量%と水その他の液体30〜20重
量%とを混合したペースト(必要に応じて接着剤を添
加)を使用して、セラミック被覆層62の加工部位およ
びその近傍に厚さ0.3〜1.0mmの帯状に塗布し、
例えば121℃で3〜5時間加熱して乾燥固化させた。
【0024】なお、通電子2は上記導電層1を構成する
ペーストの塗布前にセラミック被覆層62上に設けて、
ペーストによって櫛歯3の部分を埋め込んでもよく、ま
たペーストを塗布後、通電子2の櫛歯3の部分をペース
トの上から押し込んでもよい。ペーストの乾燥固化によ
って、導電層1と通電子2の櫛歯部分とは完全に密着し
て、両者は機械的にも電気的にも完全に接続され得る。
【0025】図3は本発明の実施の形態における放電加
工の態様を模式的に示す説明図であり、同一部分は前記
図1および図2と同一の参照符号で示す。図3におい
て、4は放電加工電極であり、例えば銅または黄銅によ
り例えば外径0.7mmの管状に形成し、上端部をマニ
ホールド5と接続し、下端部を前記図1および図2のよ
うに形成した導電層1と対向させる。そして図示省略し
た放電加工電源の(+)側を放電加工電極4と接続し、
(−)側をブレード61と接続する。なお導電層1とブ
レード61とは前記のように通電子2(図示せず)を介
して電気的に接続してある。
【0026】次にマニホールド5から放電加工電極4の
中空部に水またはケロシン等の加工液を噴射させなが
ら、放電加工電極4とブレード61との間に所定の放電
電圧を印加して放電加工を行なった(放電加工条件 I
p=13A、τon=4μsec、τoff =40μse
c)。
【0027】上記の放電加工により、図3においてまず
導電層1に破線にて示されるように冷却孔64が放電加
工され、この放電加工によって発生した熱がその下層の
セラミック被覆層62に伝播されて加熱され、700〜
800℃になり、ジルコニアからなるセラミック被覆層
62は導電性を持つようになる。従って放電加工電極4
が導電層1を貫通した後、引続きセラミック被覆層62
に対して放電加工が行なわれ、このセラミック被覆層の
貫通後、更にブレード61が放電加工され、冷却孔64
が加工されるのである。
【0028】比較例として、図1および図2における通
電子2を除去し、帯状の導電層1の両端部をブレード6
1の端部と電気的に接続して上記と同様の放電加工を行
なった。この結果、両端部の近傍においては放電加工が
円滑に進行するものの、中間部、すなわちブレード61
との電気的接続点から遠隔の部分においては放電加工が
円滑に進行せず、特にセラミック被覆層62において著
しいという現象が認められた。
【0029】上記のような非所望な現象が発生する原因
としては、導電層1の電気抵抗率が金属のそれと比較し
て大であるため、導電層1における放電加工電圧・電流
が適切でなく、このためセラミック被覆層62に伝播さ
れる熱もまた不充分であるため、セラミック被覆層62
の導電性が不充分であることが考えられる。また導電層
1の放電加工が完了した後におけるセラミック被覆層6
2における放電加工時の放電加工電圧が不充分であるた
め、いわゆるアーク放電(集中放電)状態が発生してい
ることも考えられる(正常加工の場合より低電圧、大電
流であることが認められた)。これに対して、前記のよ
うに通電子2を設けたことにより、加工部位の如何に拘
らず、放電加工が円滑にかつ均等に進行することが確認
されたものであり、通電子2の設置は大いに意義がある
ものである。
【0030】図4および図5は各々ブレード61および
セラミック被覆層62を放電加工する場合の電圧および
電流と時間との関係を示す波形図である。なお図5はブ
レード61を放電加工する場合と同一条件でセラミック
被覆層62を放電加工した場合の好ましくない状態の波
形図を示している。図4および図5において、EO, T,
Eは夫々直流電源の電圧、放電開始を検出するしきい値
電圧および放電電圧、IP は放電加工電極と被加工体と
の間に流れる電流ピーク値、τonは電圧パルス幅、τ
off は休止時間である。
【0031】まず図4において、ブレード61のような
金属材料を放電加工する場合には、放電加工電極と被加
工体との間に電圧EO を印加して放電加工電極と被加工
体との間隙を徐々に制御送りによって減少させると、所
定の値の位置において放電が開始される。この場合の電
圧EO は80〜100V、Eは20〜30V、ET は4
0〜50Vであるのが通常である。従って放電開始が検
出されて、パルス幅τ onに相当する時間内に放電加工が
継続され、その後τoff 時間休止させ、再び電圧EO
印加される。なお一般にτon=1〜1000μsec ,τ
off =10〜1000μsec に設定することができる。
上記のような波形が反復して継続する場合は、放電加工
が安定して進行していると認められる。
【0032】一方、ブレード61を放電加工する場合と
同一条件でセラミック被覆層62を放電加工しようとす
る場合には、図5に示すように、電源電圧EO を印加
後、所定の電極間隙値に到達すると放電が開始される
が、この時の放電電圧Eは放電開始を検出するしきい値
電圧ET よりも大となってしまう。従って放電開始が検
出されず、未だ放電が開始しないものとみなされて、例
えば放電加工電極は被加工体側に送り続けられ、遂には
短絡することになり、パルス幅τonが長くなり、所定の
放電加工条件における加工ができないことになる。
【0033】すなわち、セラミック被覆層62は、その
直上の導電層1(図3参照)の放電加工により加熱され
て導電性が付与されるものの、金属材料と比較すると電
気抵抗が大であるため、電圧降下があり、この電圧降下
分が放電電圧(E=20〜30V)に付加される。従っ
て、セラミック被覆層62を加工する場合には、例えば
60Vのような高電圧(しきい値電圧40〜50Vと比
較して)を設定しておいて放電加工が行なわれることに
なる。すなわち、しきい値電圧をET' として金属材料
に対するしきい値電圧ET より、上記セラミック被覆層
62による電圧降下に相当する分だけ高く設定しておい
て、放電開始時点を正しく把握させることが必要とな
る。図5において、しきい値電圧ET' を、E0 >ET'
>ET >Eのように選定すれば、図4の場合と同様な形
で正常な加工が行なわれてゆくことになる。
【0034】図6は本発明の実施の形態におけるトラン
ジスタパルス回路の例を示す要部説明図である。図6に
おいて、11は直流電源であり、例えば交流入力を変圧
器を介して降圧して、整流することによりDC80〜1
00Vの直流電圧を印加するものである。12はトラン
ジスタであり、直流電源11からの直流電圧をスイッチ
ングしてパルスを発生するものであり、マイクロ秒単位
のオンオフ制御が必要であるため、高周波高出力トラン
ジスタが使用される。
【0035】13は制御回路であり、トランジスタ12
からなるスイッチング回路に、パルス幅、休止時間を指
令する発振回路、加工間隙を制御するサーボ回路や、休
止時間を延長して定常アークを防止する回路等から構成
される。17は電流制限可変抵抗であり、放電加工電極
14と被加工体15との間に流れる電流のピーク値I P
を設定するものである。16は放電開始検出器であり、
放電加工電極14と被加工体15との間の放電開始時刻
を検出するものであり、この信号により前記制御回路1
3におけるτonがスタートする。
【0036】上記のようにして、図5におけるしきい値
電圧ET よりも高いしきい値電圧E T' が設定されるか
ら、放電加工電極14と被加工体15との間の放電開始
が正確に検出され、パルス幅(τon)が所定の値に保持
されて正常な放電加工が行なわれるのである。このよう
にして、図3におけるセラミック被覆層62を放電加工
電極4が貫通した後においては、ブレード61、すなわ
ち金属部材に対する放電加工条件に設定されて、引続き
放電加工が継続されるのである。
【0037】図7は本発明の実施の形態における放電加
工の態様を模式的に示す説明図であり、同一部分は前記
図3と同一の参照符号にて示す。図7において、放電加
工電極4が導電層1およびセラミック被覆層62に対し
て放電加工を行ない、かつこれらを貫通すると、引続き
ブレード61に対して放電加工を行なうのであるが、こ
の場合には若干の工夫を要するのである。
【0038】導電層1およびセラミック被覆層62に対
する放電加工条件と、ブレード61に対する放電加工条
件とが異なるため、導電層1およびセラミック被覆層6
2を放電加工電極4が貫通した後は、しきい値電圧ET'
をしきい値電圧ET に変更することを含めて放電加工
条件を変更する必要があるが、この場合単純に放電加工
条件を変更すると下記のような非所望な現象が発生する
のである。
【0039】まず、導電層1およびセラミック被覆層6
2に対しては、例えば放電加工条件はIP =40A,τ
on=10μsec であり、この場合放電加工電極4と冷却
孔64との間の加工拡大代δ1 は、例えば0.05〜0.1
mmである。一方、ブレード61に対する放電加工条件
は、例えばIP =20A,τon=100μsec として、
放電加工電極4の消耗を抑制している。この場合の放電
加工電極4と冷却孔64との間の加工拡大代δ2 は0.2
〜0.3mmである。
【0040】従って、放電加工電極4が導電層1および
セラミック被覆層62を貫通後において、放電加工条件
を直ちにブレード61のそれに変更すると、図7に示す
状態において放電加工電極4の側面と導電層1およびセ
ラミック被覆層62との間において更に放電加工が行な
われることになる。この場合の放電加工条件はブレード
61に対するものであり、導電層1およびセラミック被
覆層62に対するものより厳しいものであり、特にセラ
ミック被覆層62にクラックが発生したり、アーク放電
に移行する懸念が大である。
【0041】そこで本発明においては、図7における状
態で予め導電層1およびセラミック被覆層62に対する
放電加工条件により、これらに対して揺動加工を行な
い、放電加工電極4の周囲に拡大代δ2 またはそれ以上
に相当する間隙を形成するのである。この場合の揺動加
工は、放電加工電極4と被加工体である上記の層との間
に相当移動を行なわせればよく、必ずしも放電加工電極
4のみを揺動させるものには限定されない。また、上記
揺動加工に代えて、放電加工電極4をより小径のものと
交換してもよい。
【0042】上記のようにして、導電層1およびセラミ
ック被覆層62との間に、ブレード61に対する放電加
工条件によって形成されるべき加工拡大代δ2 を形成し
た後、放電加工条件を変更してブレード61に対して放
電加工を行なえば、導電層1およびセラミック被覆層6
2に何等の悪影響を与えることなく、ブレード61に冷
却孔64を形成することができるのである。
【0043】上記の実施の形態においては、通電子2を
櫛歯状に形成した例について記述したが、これに限らず
他の形状のものであってもよく、要するに導電層1に所
定の放電加工電圧を、その位置に拘らず均等に印加でき
るものであればよい。
【0044】またセラミック被覆層62を形成するセラ
ミックスとしては、導電層1の放電加工による発生熱の
伝播によって加熱されて導電性が付与されるジルコニア
またはジルコニアを含有するセラミックスが望ましい
が、他の絶縁性セラミックスであってもよい。このよう
な絶縁性セラミックスの場合には、導電層1の放電加工
によって発生した炭化物の付着堆積ないし含浸によって
絶縁性セラミックスの表面に導電体層が形成されて放電
加工が進行するのである。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上記述のような構成および
作用であるから、下記のような効果を奏することができ
る。 (1)加工部位およびその近傍に設けるべき導電層は、
導電性粒子を含有するペーストの塗布によって形成され
るため、被加工材の表面が非平面のものまたは複雑な形
状を呈するものであっても、容易かつ精度よく形成し得
ると共に、その厚さ寸法も任意に設定できる。 (2)通電子によって導電層と金属部材とを電気的に接
続して放電加工を行なうものであるため、加工部位の如
何に拘らず、所定の放電加工電圧が均等に印加され、放
電加工が円滑に進行し、高精度の加工が可能である。
【0046】(3)導電層およびセラミック被覆層を放
電加工する場合の放電開始を検出するしきい値電圧を、
金属部材を放電加工する場合の放電開始を検出するしき
い値電圧より、導電層およびセラミック被覆層による電
圧降下に相当する分だけ高く設定することにより、放電
開始を正確に検出することができ、導電層およびセラミ
ック被覆層、特に後者の放電加工を安定した状態でかつ
円滑に行なうことができる。
【0047】(4)セラミック被覆層の放電加工完了後
において、放電加工電極と導電層およびセラミック被覆
層との間の間隙を、金属部材の放電加工の拡大代より大
に形成することにより、セラミック被覆層に対する非所
望な余剰の放電加工が行なわれるのを防止し、セラミッ
ク被覆層にクラックその他の損傷を与えるのを防止する
と共に、金属部材に対する放電加工を円滑に継続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における被加工物の例を示
す横断面図である。
【図2】図1におけるA方向要部矢視図である。
【図3】本発明の実施の形態における放電加工の態様を
模式的に示す説明図である。
【図4】ブレード61を放電加工する場合の電圧および
電流と時間との関係を示す波形図である。
【図5】セラミック被覆層62を放電加工する場合の電
圧および電流と時間との関係を示す波形図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるトランジスタパル
ス回路の例を示す要部説明図である。
【図7】本発明の実施の形態における放電加工の態様を
模式的に示す説明図である。
【図8】セラミック被覆層を有する金属部材の例である
ガスタービン用のブレードの一例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 導電層 4 放電加工電極 62 セラミック被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C059 AA01 AB03 DA03 EA01 EA02 ED04 HA02 HA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック被覆層を有する金属部材の加
    工部位およびその近傍のセラミック被覆層の表面に導電
    性粒子を含有するペーストを塗布して導電層を形成する
    と共に、導電材料からなり前記導電層と前記金属部材と
    を電気的に接続する通電子を前記導電層の形成の前また
    は後において前記セラミック被覆層の表面に設置し、前
    記導電層を乾燥固化し、放電加工電極により前記導電層
    およびセラミック被覆層を貫通して前記金属部材の少な
    くとも一部を除去することを特徴とするセラミック被覆
    層を有する金属部材の放電加工方法。
  2. 【請求項2】 セラミック被覆層を有する金属部材の加
    工部位およびその近傍のセラミック被覆層の表面に導電
    性粒子を含有するペーストを塗布して導電層を形成する
    と共に、この導電層と前記金属部材とを電気的に接続
    し、導電層およびセラミック被覆層を放電加工する場合
    の放電開始を検出するしきい値電圧を金属部材を放電加
    工する場合の放電開始を検出するしきい値電圧より導電
    層およびセラミック被覆層による電圧降下に相当する分
    だけ高く設定し、放電加工電極と被加工体である前記導
    電層、セラミック被覆層および金属部材との間の放電開
    始を検出してそれ以降所定の時間放電加工電極と前記被
    加工体との間に放電電圧を印加させ、放電加工電極によ
    り前記導電層およびセラミック被覆層を貫通して前記金
    属部材の少なくとも一部を除去することを特徴とするセ
    ラミック被覆層を有する金属部材の放電加工方法。
  3. 【請求項3】 放電加工電極が導電層およびセラミック
    被覆層を貫通した後において、金属部材に対する放電加
    工条件に設定することを特徴とする請求項2記載のセラ
    ミック被覆層を有する金属部材の放電加工方法。
  4. 【請求項4】 放電加工電極が導電層およびセラミック
    被覆層を貫通した後において、放電加工電極と導電層お
    よびセラミック被覆層との間の間隙を金属部材の放電加
    工の拡大代より大に形成することを特徴とする請求項2
    記載のセラミック被覆層を有する金属部材の放電加工方
    法。
  5. 【請求項5】 セラミック被覆層がジルコニアまたはジ
    ルコニアを含有するセラミックスからなることを特徴と
    する請求項1ないし4何れかに記載のセラミック被覆層
    を有する金属部材の放電加工方法。
  6. 【請求項6】 導電性粒子がカーボンおよび/またはグ
    ラファイトからなることを特徴とする請求項1ないし5
    何れかに記載のセラミック被覆層を有する金属部材の放
    電加工方法。
  7. 【請求項7】 金属部材が耐熱鋼または耐熱合金からな
    ることを特徴とする請求項1ないし6何れかに記載のセ
    ラミック被覆層を有する金属部材の放電加工方法。
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