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JP2001212087A - 肌年齢算出装置および肌年齢算出方法 - Google Patents

肌年齢算出装置および肌年齢算出方法

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Publication number
JP2001212087A
JP2001212087A JP2000022554A JP2000022554A JP2001212087A JP 2001212087 A JP2001212087 A JP 2001212087A JP 2000022554 A JP2000022554 A JP 2000022554A JP 2000022554 A JP2000022554 A JP 2000022554A JP 2001212087 A JP2001212087 A JP 2001212087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
vibration
age
vibrating body
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000022554A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Omata
定夫 尾股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Axiom Co Ltd
Original Assignee
Axiom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Axiom Co Ltd filed Critical Axiom Co Ltd
Priority to JP2000022554A priority Critical patent/JP2001212087A/ja
Publication of JP2001212087A publication Critical patent/JP2001212087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無侵襲手法により肌特性および肌年齢の推定
を行う。 【解決手段】 記憶部18には、予め取得した、振動の
変化と肌年齢との相関が記憶される。入力部20から、
被験者の年齢、性別、および測定部位の化粧の有無が入
力される。制御部12は、振動検知部16からの振動情
報より振動の変化を検出し、被験者の性別、化粧の有無
に応じた相関に基づいて肌特性指標および肌年齢を算出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚を検査する技
術に関し、検査により求めた肌年齢により被験者の肌の
状態を把握しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚の検査に基づいて肌の加齢状態を算
出し、これにより肌の状態あるいは状態変化を把握する
技術として、例えば特開平11−299792号公報に
開示されるような技術がある。この技術によれば、例え
ば肌の加齢状態の推定値と実年齢との比較から被験者の
肌の状態の見当を付けることができる。
【0003】上記公報に開示される技術では、加齢に従
って皮膚の角質細胞の細胞面積が増大する性質を利用し
て、測定した角質細胞の面積から肌の加齢状態の推定が
行われる。角質細胞の細胞面積の測定は、まず角質細胞
をテープなどにより皮膚から剥離し、次いで剥離した角
質細胞を顕微鏡により観察することにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術は、検体を皮膚から剥離するといういわゆる侵襲検査
であるため、測定の実施位置あるいは回数に制限が生じ
るともに、さらに顕微鏡操作などの手間を要し、検査を
迅速に行えるものではなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
によれば、皮膚に接触した振動体の振動に基づいて無侵
襲で肌年齢を算出することができるため、測定の実施位
置あるいは回数の自由度が増大されるとともに、顕微鏡
操作などの手間を伴わないため、迅速な肌年齢の算出が
可能となる。
【0006】なお、ここで肌年齢とは、肌の状態により
定まる肌固有の仮想年齢を示す指標であり、被験者は肌
年齢と実年齢との比較に基づいて、肌のメンテナンスの
要否、手法あるいは必要度を容易に判断することができ
る。この肌年齢は、検出した振動の変化を、予め取得し
た相関(例えば皮膚に接触した状態における振動体の振
動の変化と肌年齢との相関)と比較することにより、求
めることができる。この際、その相関は、実年齢と振動
の変化の平均値との相関としてもよいし、あるいは実年
齢と適切な肌状態(例えば平均値よりやや良好な肌状
態)における振動の変化値との相関としてもよい。前者
の場合には、肌年齢を、実年齢における平均的な肌状態
に対する指標として用いることができ、一方、後者の場
合には、肌年齢を、実年齢における適切な肌状態に対す
る指標として用いることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる肌年齢算出
装置を肌年齢センサに適用した実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1には肌年齢センサのシス
テム構成を示すブロック図を、図2には肌年齢センサの
外観図を、図3には振動体の駆動機構の概略図を、そし
て図4には肌年齢センサを肌に接触させた様子を示した
説明図をそれぞれ示す。
【0008】まず肌年齢センサ10のシステム構成につ
いて説明する。センサ10の制御を司る制御部12に
は、振動体50を振動させる振動体駆動部14、振動体
50の振動を検知してこの振動に応じて振動情報を発生
する振動検知部16、皮膚に接触した状態における振動
体50の振動の変化と肌年齢との予め取得した相関を記
憶する記憶部18、演算に必要なパラメータ又はセンサ
10の動作設定に必要な情報の入力を行う入力部20、
および肌特性指標若しくは肌年齢の出力又は入力情報の
出力を行う出力部(例えば表示部22)、が接続され
る。制御部12は、肌特性指標を算出する肌特性指標算
出部24と肌年齢を算出する肌年齢算出部26とを有
し、肌年齢の算出に伴う演算を行う演算部として機能す
る。肌特性指標算出部24は、振動情報、入力部20か
らの情報、あるいは記憶部18に記憶される相関に基づ
いて肌特性指標の算出を行い、肌年齢算出部26は、算
出された肌特性指標、振動情報、入力部20からの情報
あるいは記憶部18に記憶される相関に基づいて肌年齢
の算出を行う。
【0009】入力部20は、電源のON/OFFの切換
を行う電源ボタン28、各種入力項目の入力値の決定を
行う設定ボタン30、および設定値の切替を行う切替ボ
タン32を備え、演算に必要なパラメータとして、例え
ば被験者の属性を示す情報(例えば被験者の実年齢と性
別)あるいは皮膚の表面状態を示す情報(例えば化粧の
有無)の入力を行う。表示部22には、入力された各情
報、検出または検知された情報、あるいは算出された結
果が表示される。本実施形態では、年齢表示34(実年
齢あるいは肌年齢)、被験者の性別表示36、肌のはり
(硬さ:s)、皮膚の水分含有度(m)、及び油分含有
度(o)の表示がそれぞれ含まれる。表示に際しては、
図2に示すように、肌のはり、水分、及び油分を、それ
ぞれ基準値に対する比または差分に応じた棒グラフ38
として表示することができる。即ち、図2に示すよう
に、基準値に対して劣悪な特性に対しては、特性表示領
域の中央部から右側に伸びる棒グラフ38として、一方
基準値に対して優良な特性に対しては、同じく左側に伸
びる棒グラフ38として、それぞれ表示される。そし
て、この棒グラフ38はスケール44に沿って表示され
る。これにより、例えば、劣悪側に設けられたスケール
44の指示する位置よりさらに劣悪側に棒グラフ38が
伸びている場合には、メンテナンスが必要であると判断
し、優良側に設けられたスケール44の指示する位置よ
りさらに優良側に棒グラフ38が伸びている場合には、
メンテナンスの必要がないと判断することができる。な
お記憶部18では、計測中の振動体50の振動情報を一
時的に保管することができる。
【0010】本実施形態において、振動体駆動部14お
よび振動体50は機械電気振動系を構成し、その構成お
よび動作は、特開平9−145691号公報に示される
ものと同様のものである。センサ10は、皮膚の状態に
応じた機械電気振動系の固有振動の変化に基づいて肌年
齢あるいは肌特性指標を算出するように構成されてい
る。この機械電気振動系において、振動子46は、振動
体駆動部14からの電気信号により振動する。この振動
は、接触子42に伝達される。図3に示されるように、
接触子42はセンサケース40先端部に設けられた開口
からセンサ10外部へ突出し、皮膚に接触して振動す
る。一方、この振動は検出素子48により電気信号に変
換され、この電気信号は振動体駆動部14に帰還され
る。これら振動子46、接触子42および検出素子48
は一体となって振動する振動体50を構成している。振
動体駆動部14は、フィルタ回路60および増幅回路5
8を備え、振動子46および検出素子48とともに自励
発振回路を形成している。また振動検知部16は振動体
駆動部14に接続され、振動体50の振動を検知して振
動情報を発生する。本実施形態では、振動検知部16
は、フィルタ回路60における振動を検出している。
【0011】次いで振動体50の支持機構について説明
する。センサケース40にホルダケース52は固定され
ている。ホルダケース52はホルダ54を軸方向に摺動
自在に保持している。ホルダ54は、バネ56により、
図3における左方向即ちセンサ10の押圧方向に常時付
勢されている。振動子46は、ホルダ54に設けられた
支持部53に固定される。この際、支持部53は、振動
子46との接触面積を小さくされるのが望ましく、ま
た、支持部53と振動子46とは、振動体50に生じる
振動の定常波の節部において固定されるのが望ましい。
【0012】皮膚64に接触した振動体50の振動数
は、接触子42から皮膚64に作用する押圧力に応じて
変化する。本実施形態では、この振動数に基づいて演算
を行うため、振動の検出に際して、このような押圧力の
変動あるいはばらつきが生じるのは好ましくない。これ
を抑制するため、本実施形態では、皮膚64に当接する
ことにより皮膚64に対するセンサ10の相対的な位置
決めを行い、これにより振動体50の押し込みを制限す
る押し込み受け部を設け、振動の検出の際にこれを皮膚
に当接するようにしている。以下、この押し込み受け部
66について説明する。センサケース40の先端には、
平面状の押し込み受け部66が形成されている。この押
し込み受け部66のほぼ中央には開口が設けられ、この
開口から接触子42がセンサケース40外へ突出してい
る。センサ10の押し込み開始前においては、ホルダ5
4および振動体50はバネ56により押圧方向に付勢さ
れている。このため、接触子42は、図4(a)に示す
ように、センサケース40より所定長だけ突出した状態
となっている。図4(b)に示すように、押し込み受け
部66が皮膚64に当接すると、接触子42の周囲の皮
膚64は、押し込み受け部66により全体的に押し込ま
れ、振動体50はバネ56の付勢力により皮膚64に当
接される。このような構成により振動体50の押圧力に
対する操作者の押し込み力の影響が低減され、押圧力は
バネ56の付勢力に応じたものとなる。このような構成
および方法により、測定をより精度良く行うことができ
る。振動の変化の検出は、このような理由から、押し込
み受け部66が皮膚64に当接した状態において行われ
る。
【0013】次に、この肌年齢センサ10を用いた肌年
齢の算出方法について説明する。図5には、肌年齢算出
方法を示すフローチャートを、図6には振動の変化を示
す説明図を、図7には振動の変化と肌特性指標値との相
関についての説明図を、それぞれ示す。
【0014】まず、計測の準備について説明する。電源
ボタンの押し操作により電源が投入され、装置各部は測
定の開始が可能な状態とされる(電源ON工程:S1
1)。次いで、肌年齢の演算に用いる各種パラメータの
入力設定を行う(演算パラメータの入力工程:S1
2)。本実施形態ではこの工程において、演算パラメー
タとして、被験者の属性情報(被験者の実年齢、性別)
および皮膚の表面状態を示す情報(測定部位の化粧の有
無)の入力設定を行う。より具体的には、切替ボタンに
より入力値を設定し、設定ボタンの押し操作により入力
を確定する。入力可能な演算パラメータの入力が完了す
ると、制御部12は振動体50の振動を開始させる(振
動体の振動の開始工程:S13)。この際、制御部12
は、図示しない内蔵スピーカから計測可能状態であるこ
とを知らせる報知音(例えば短音一回:「ピッ」)を発
生させる(計測可能状態の報知工程:S14)。これに
より、操作者は計測可能となったことを認識することが
できる。このように計測準備が完了した時点において
は、振動体50は、本装置の電気機械振動系が有する固
有振動数で振動している。
【0015】次に、測定における振動の変化の検出につ
いて説明する。計測可能状態において、操作者が接触子
42を皮膚に押し当てると、振動体50の振動数は、固
有振動数とは異なる周波数に変化する。この周波数は、
皮膚との接触状態における機械電気振動系の共振周波数
である。本実施形態では、この振動数fsを機械電気振
動系の固有振動数foより低くなるように設定している
ので、押圧操作により振動体50の周波数は低下する。
ここで制御部12は、振動検知部16から受け取った振
動情報において、予め定められた基準値ftまで振動数
が変化したことを検知し、これにより振動体の押圧が開
始されたことを判別する(振動体の押圧開始の判別工
程:S15)。次いで、制御部12は、振動検知部16
から受け取って記憶部18に保管しておいた振動情報を
参照し、振動の変化の開始時刻ts(即ち本実施形態に
おいては振動数が固有振動数foから低下を開始した時
刻)を検出し、この時刻を押圧開始時刻tsとして認識
する(振動体の押圧開始時刻の認識工程:S16)。そ
して制御部12は、振動検知部16から受け取った振動
情報、又は振動検知部16から受け取り記憶部18に保
管した振動情報から、押圧開始時刻ts以降の振動情報
を参照し、振動体50の振動の変化を検出する(振動体
の振動の変化の検出工程:S17)。本実施形態におい
ては、振動の変化として、押圧開始前後の振動数の変化
幅(即ち皮膚との接触により変化して収束した振動数f
sと固有振動数foとの差異(図6におけるΔf)、お
よび振動数の変化速度(図6における固有振動数foと
振動数fsとの間の振動数の変化速度;tanθ)を検
出する。
【0016】次に、肌特性指標の算出について説明す
る。これら検出した振動の変化に基づいて、まず、肌の
状態を示す肌特性指標を算出する(肌特性指標の算出工
程:S18)。前述したように、記憶部18には、検出
した振動の変化と肌特性指標との相関が、条件別(例え
ば被験者の属性別、皮膚の表面状態別等)に格納されて
いる。この相関は、例えば、多数の被験者において取得
した実年齢と肌特性指標とのデータに基づいて、予め作
成されたものである。図7にこの一例を示す。この相関
は、例えば、「はり」あるいは「水分」に対しては振動
数の変化幅に対する相関として、また「油分」に対して
は振動数の変化速度に対する相関として、それぞれ、
「男性・化粧有り」、「男性・化粧無し」、「女性・化
粧有り」、および「女性・化粧無し」の各場合に分けて
記憶されている。この工程において肌特性指標算出部2
4は、演算パラメータの入力工程S12において入力さ
れた各演算パラメータに応じて、演算に用いる相関を選
択し、検出した振動の変化と選択した相関とを比較する
ことにより、肌特性指標を算出する。例えば、振動の変
化の検出に際し、演算パラメータとして、性別=女性、
化粧=有りが入力されていた場合には、はりに対しては
Fs3、水分に対してはFm3、そして油分に対しては
Fo3が演算に使用され、各肌特性指標はそれぞれ、は
りはS=Fs3(Δf)として、水分はM=Fm3(Δ
f)、また油分はO=Fo3(θ)として算出される。
このように各演算パラメータに応じて肌特性指標の算出
を行うことにより、肌特性指標の推定ひいては肌状態の
推定の精度を向上することができる。
【0017】次に、肌年齢の算出について説明する。肌
年齢の算出に先立ち、算出した肌特性指標毎に特性別肌
年齢が算出される(特性別肌年齢算出工程:S19)。
記憶部18には、肌特性指標のそれぞれに対し、これと
肌年齢との相関が記憶されている。そしてこれら相関に
より特性別に肌年齢が算出される。この相関も、例えば
多数の被験者サンプルデータから予め作成され、記憶部
18に記憶されたものである。次いで、前記算出された
特性別肌年齢に基づいて肌年齢が算出される(肌年齢算
出工程:S20)。この工程において、肌年齢算出部2
6は、各特性別肌年齢の重み付け平均として肌年齢を算
出している。上記の二つの工程S19およびS20にお
いて、肌年齢Yは以下の式により算出される。 Y=ks・Hs(S)+km・Hm(M)+ko・Ho
(O) ここに、ks,km,ko:重み付け係数;ks+km
+ko=1、Hs(S):はりとの相関により求めた特
性別肌年齢、Hm(M):水分との相関により求めた特
性別肌年齢,Ho(O):油分との相関により求めた特
性別肌年齢。重み付け係数は、例えば、ks=0.4、
km=0.3およびko=0.3と設定される。このよ
うに、複数の異なる特性に基づいて肌年齢を算出するこ
とにより、これらの特性を適切に反映させて肌年齢をよ
り精度良く算出することができる。
【0018】なお、本実施形態では、肌特性指標の算出
後かつ算出結果の表示の前に、肌特性指標算出部24に
おいて、各肌特性指標の基準値に対する優劣を示す指標
が計算される(肌特性の優劣指標の算出工程:S2
1)。この基準値の算出に際し、肌特性指標と特性別肌
年齢との相関を用いることができる。即ち、被験者の実
年齢に対し、前記相関における肌特性指標値を求めれば
よい。そして、この基準値と工程S19にて算出された
肌特性指標とに基づいて(例えば算出された肌特性指標
の基準値に対する比として)、優劣指標を算出する。即
ち被験者の年齢がY1、算出された被験者のはりがS1
であった際に、このときの優劣指標P1をP1=S1/
(Hs-1(Y1))として算出する。ここに、Hs
-1(Y1):特性別肌年齢との相関により求めた被験者
の年齢におけるはりの基準値(Hs-1:Hsの逆関
数)。
【0019】次に、結果の表示について説明する。上記
算出した各結果が、図2に示すように、表示部22にお
いて表示される(算出結果の表示工程:S22)。ここ
では、算出された肌年齢および各肌特性指標(はり、水
分、油分)が表示される。この際、各肌特性指標は、図
2に示すように、優劣指標(即ち算出値と基準値との
比)に応じて棒グラフ38によって表示される。またこ
の際、優劣指標の表示は所定範囲(例えば0.8〜1.
2、中央値1.0)において行う。このように肌年齢と
ともに肌特性指標を表示することにより、肌特性指標の
優劣の程度を肌年齢によっても判断することが可能とな
る。また肌特性指標を優劣指標によって表示することに
より、肌状態の優劣の判別がより容易となる。また、こ
こで算出あるいは表示される肌特性指標は、それぞれ対
応するメンテナンス手法を異にするものである。このよ
うにメンテナンス手法を異とする項目別に肌特性指標の
計算あるいは表示を行うことにより、操作者あるいは被
験者はより的確に必要なメンテナンス手法を認識するこ
とが可能となる。さらに、前述のスケール44とともに
表示を行うことにより、より容易にメンテナンスの必要
性を判断することができる。
【0020】そして所定の表示が終了すると、制御部1
2は、図示しない内蔵スピーカから計測終了状態を知ら
せる報知音(例えば短音二回:「ピッ」「ピッ」)を発
生させる。この報知音は計測可能状態における報知音と
は異なるものに設定される。操作者は、これにより計測
の終了を認識することができる(計測終了の報知工程:
S23)。そして本装置の電源は、電源ON時における
電源ボタンの押し込み操作、あるいは表示終了からの予
め設定された所定時間例えば3分の経過により、遮断さ
れる(電源OFFの工程:S24)。
【0021】なお、本発明は前述した実施の形態に限ら
れるものではない。まず、演算パラメータとして、環境
条件情報(例えば測定時の温度、湿度等)、測定時間情
報(例えば測定を実施した時刻、日付または季節等)、
あるいは測定部位情報(例えば頬、額等)を用いること
もできる。例えば、入力部から、内臓若しくは接続され
た環境条件センサ(温度センサ、湿度センサ等)、又は
時計から、これらの情報を制御部に入力し、これらの情
報に応じて肌特性指標あるいは肌年齢の算出を行う。さ
らに、上記各情報に応じた相関を記憶部に記憶し、算出
の際に比較参照してもよい。また、複数の振動測定結果
(例えば同じ部位における複数回の結果、あるいは複数
の測定部位における結果)に基づいて行ってもよい。肌
の状態は、このような環境、時間あるいは測定部位によ
っても異なる場合がある。従ってこのようにすれば、よ
り精度良く肌の状態を知ることが可能となる。また、重
み付け係数を演算パラメータに応じた変数としても良
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
皮膚に接触した振動体の振動に基づいて無侵襲で肌年齢
を算出することができるため、容易、迅速また精度良く
肌のメンテナンスの要否、メンテナンス手法あるいはメ
ンテナンス必要度を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢センサの
システム構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢センサの
外観図である。
【図3】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢センサの
機械電気振動系の構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢センサの
皮膚への接触を示す説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢算出方法
のフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢センサに
より検出された振動の変化を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態にかかる肌年齢センサに
予め記憶された振動の変化と肌特性指標との相関を示す
図である。
【符号の説明】
10 肌年齢センサ(肌年齢算出装置)、12 制御部
(演算部)、14 振動体駆動部、16 振動検知部、
18 記憶部、20 入力部、22 表示部(出力
部)、50 振動体、66 押し込み受け部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の皮膚に接触した振動体の振動の
    変化に基づいて肌年齢を求める肌年齢算出装置であっ
    て、 皮膚に接触した状態における振動体の振動の変化と肌年
    齢との相関を予め記憶する記憶部と、 被験皮膚に接触した振動体の振動情報を受け取り、この
    振動情報から検出した振動の変化と前記相関とを比較し
    て肌年齢を求める演算部と、を備えた肌年齢算出装置。
  2. 【請求項2】 被験者の皮膚に接触した振動体の振動の
    変化に基づいて肌年齢を求める肌年齢算出装置であっ
    て、 振動体の振動情報を受け取り、この振動情報から検出し
    た振動体の周波数の変化幅および/または周波数の変化
    速度に基づいて肌年齢を求める演算部を備えた肌年齢算
    出装置。
  3. 【請求項3】 振動体と、 この振動体を振動させる振動体駆動部と、 振動体の振動を検知して振動情報を発生する振動検知部
    と、 を備えた請求項1または2に記載の肌年齢算出装置。
  4. 【請求項4】 被験者の属性を示す情報の入力を行う入
    力部を備え、 前記演算部は、前記属性を示す情報に応じて肌年齢を求
    めることを特徴とする請求項1乃至3に記載の肌年齢算
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記演算部は、皮膚の表面状態を示す情
    報を受け取り、前記表面状態を示す情報に応じて肌年齢
    を求めることを特徴とする請求項1乃至4に記載の肌年
    齢算出装置。
  6. 【請求項6】 前記振動の変化に基づいて肌特性指標を
    算出する肌特性指標算出部と、 前記算出した肌特性指標と前記求めた肌年齢とをともに
    出力する出力部と、 を有することを特徴とする請求項1乃至5に記載の肌年
    齢算出装置。
  7. 【請求項7】 被験皮膚に当接して振動体の押し込みを
    制限する押し込み受け部を備えたことを特徴とする請求
    項3乃至6に記載の肌年齢算出装置。
  8. 【請求項8】 被験者の皮膚に接触した振動体の振動の
    変化に基づいて肌年齢を求める肌年齢算出方法であっ
    て、 皮膚に接触した振動体の振動の変化を検出する工程と、 予め記憶された皮膚に接触した状態における振動体の振
    動の変化と肌年齢との相関および前記検出した振動の変
    化を比較して肌年齢を求める工程と、 を有する肌年齢算出方法。
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