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JP2001206082A - 燃料タンクの蒸発ガス抑制装置 - Google Patents

燃料タンクの蒸発ガス抑制装置

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JP2001206082A
JP2001206082A JP2000014465A JP2000014465A JP2001206082A JP 2001206082 A JP2001206082 A JP 2001206082A JP 2000014465 A JP2000014465 A JP 2000014465A JP 2000014465 A JP2000014465 A JP 2000014465A JP 2001206082 A JP2001206082 A JP 2001206082A
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valve
fuel tank
evaporative gas
flow rate
fuel
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Shoei Kobayashi
奨英 小林
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Toyota Motor Corp
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  • Safety Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御弁における流量制御を簡単に行う。 【解決手段】 燃料タンク本体10とキャニスタ26と
を結ぶブリーザライン28における燃料タンク本体側の
部位には、大口径の給油弁30と小口径の圧力開放弁3
2とを備えた制御弁34が並列に配設されている。給油
弁30の口径は、給油弁30を通過する蒸発ガスの流量
を燃料タンク本体10の圧力開放が所定時間内に完了す
る流量にできる大きさに設定されており、圧力開放弁3
2の口径は、圧力開放弁32を通過する蒸発ガスの流量
をキャニスタ26において吸着可能な流量に制限する大
きさに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置に関し、特に、自動車等の車両に装備される
燃料タンクの蒸発ガス抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される燃料
タンクの蒸発ガス抑制装置おいては、エンジンの吸気通
路と燃料タンクとを連通する連通路の途中に蒸発ガス
(ベーパ)を回収(吸着保持)する蒸発ガス収集装置
(キャニスタ)を有するものがあり、その一例が本発明
の出願人によって既に出願されている(特願平11−3
29272:未公開)。
【0003】図3に示される如く、この燃料タンクの蒸
発ガス抑制装置においては、燃料タンク本体100に配
設されたフロート弁102からキャニスタ104へ至る
給油時ベーパライン106に、並列配置された制御弁1
08と逃がし弁110とで構成される弁装置112が配
設されており、燃料タンク本体100の内圧が所定値以
上の正圧になった場合には、制御回路114からの出力
信号により制御弁108が開弁し、燃料タンク本体10
0の内圧を下げるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
料タンクの蒸発ガス抑制装置では、制御装置114は、
制御弁108の開放時間をデューティー制御して、制御
弁108を通過する単位時間当たりの蒸発ガス流量(ベ
ーパ流速)を所定値以下に制限するようになっている。
この結果、弁装置112における流量制御が複雑になる
という不具合があった。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、制御弁におけ
る流量制御を簡単に行える燃料タンクの蒸発ガス抑制装
置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、燃料タンク本体と蒸発ガス収集装置とを連通する通
路に、給油時に開弁する制御弁を設けた燃料タンクの蒸
発ガス抑制装置において、前記制御弁を並列に配設した
給油弁と圧力開放弁とで構成し、前記圧力開放弁を前記
給油弁に比べ小口径としたことを特徴とする。
【0007】従って、大口径の給油弁と小口径の圧力開
放弁とをそれぞれ選択的に開弁または閉弁することによ
って、制御弁における流量制御を簡単に行える。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、前記給油
弁の口径は、前記給油弁を通過する蒸発ガスの流量を前
記燃料タンク本体の圧力開放が所定時間内に完了する流
量にできる大きさであることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
給油弁が開弁することで、燃料タンク本体の圧力開放を
所定時間内に完了させることができる。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、前記圧力
開放弁の口径は、前記圧力開放弁を通過する蒸発ガスの
流量を前記蒸発ガス収集装置において吸着可能な流量に
制限する大きさであることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
圧力開放弁が開弁した場合には、圧力開放弁の口径の大
きさによって、圧力開放弁を通過可能な蒸発ガスの流量
が蒸発ガス収集装置において吸着可能となる流量に制限
される。この結果、蒸発ガス収集装置において蒸発ガス
内に含まれる炭化水素を確実に吸着することができる。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、前記圧力
開放弁が開弁した後、前記給油弁が開弁することを特徴
とする。
【0013】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
制御弁を開弁する際の燃料タンク本体の内圧が高圧の場
合には、口径が比較的小さい圧力開放弁を通して燃料タ
ンク本体側から蒸発ガス収集装置側へ蒸発ガスを流すた
め、蒸発ガス内に含まれる炭化水素を蒸発ガス収集装置
において確実に吸着することができる。また、圧力開放
弁を開弁し、燃料タンク本体の内圧が低下した後に、口
径が比較的大きい給油弁を開弁するため、給油弁の開放
力を小さくできると共に、圧力開放弁を開弁し後に、口
径が比較的大きい給油弁を開弁して燃料タンク本体側か
ら蒸発ガス収集装置へ蒸発ガスを流すため、燃料タンク
本体の圧力開放に必要な時間(燃料タンク本体側から蒸
発ガス収集装置側への蒸発ガスの流出時間)を短縮でき
る。
【0014】請求項5に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、車両走行
中は前記給油弁を閉弁することを特徴とする。
【0015】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
車両走行中、給油弁を閉弁することで、蒸発ガスが燃料
タンク本体側から蒸発ガス収集装置側へ必要以上に流出
するのを抑制できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置の一実施形態を図1及び図2を用いて説明す
る。
【0017】図1に示すように、本実施形態の燃料タン
クの蒸発ガス抑制装置では、燃料タンク本体10の側壁
部にインレットパイプ(燃料充填管)12の一方の端部
が貫通しており、インレットパイプ12の端部は燃料タ
ンク本体10内に挿入されている。また、インレットパ
イプ12の他方の端部は車両側壁部13に設けられた給
油口14に達している。
【0018】給油口14には、給油キャップ16が取付
けられており、給油の際には、フューエルリッド18を
開け、給油キャップ16を外すことで、図示を省略した
給油ガンが挿入可能となっている。なお、給油時、イン
レットパイプ12内の燃料液面が上昇し、給油ガンに設
けたセンサが満タン状態を検出すると、給油ガンからの
給油が自動的に停止(オートストップ)するようになっ
ている。また、車両側壁部13には、フューエルリッド
18の開放を自動的に行うと共に、フューエルリッド1
8を閉塞位置に保持するフューエルリッド開閉装置20
が配設されている。このフューエルリッド開閉装置20
は、例えば、ソレノイド、モータ等で構成されており、
制御装置(ECU)22に接続されている。なお、制御
装置22は、車室内に配設されたフューエルリッド開閉
操作スイッチ23に接続されており、乗員がフューエル
リッド開閉操作スイッチ23をオン操作することによっ
て、制御装置22からフューエルリッド開閉装置20へ
開信号が送られ、フューエルリッド18が開くようにな
っている。
【0019】燃料タンク本体10とキャニスタ26とを
結ぶ通路としてのブリーザライン28における燃料タン
ク本体側の部位には、大口径の給油弁30と小口径の圧
力開放弁32とを備えた制御弁34が並列に配設されて
いる。
【0020】図2に示される如く、給油弁30の口径R
1は、給油弁30を通過する蒸発ガスの流量を燃料タン
ク本体10の圧力開放が所定時間内に完了する流量にで
きる大きさに設定されており、給油中に給油弁30が開
弁した場合には、燃料タンク本体側からキャニスタ側へ
の蒸発ガスの通気抵抗によって給油が妨げられることが
無い。また、圧力開放弁32の口径R2は、圧力開放弁
32を通過する蒸発ガスの流量をキャニスタ26におい
て吸着可能な流量に制限する大きさに設定されており、
圧力開放弁32のみが開弁した場合には、圧力開放弁3
2の口径の大きさによって、圧力開放弁32を通過可能
な蒸発ガスの流量がキャニスタ26において吸着可能と
なる流量に制限される。
【0021】給油弁30と圧力開放弁32は、それぞれ
制御装置22によって開閉制御される電磁弁によって構
成されており、給油弁30が閉弁状態にあっても、圧力
開放弁32が開弁すると、ブリーザライン28が連通す
るようになっている。なお、給油弁30においては、オ
フ時(通電していない時)、内蔵したスプリング40に
よって弁体42がブリーザライン28を閉塞している。
同様に圧力開放弁32においても、オフ時(通電してい
ない時)、内蔵した付勢手段(図示省略)によって弁体
がブリーザライン28を閉塞している。
【0022】制御装置22は、圧力開放弁32を開弁
し、燃料タンク本体10の内圧が低下した後、給油弁3
0を開弁するようになっている。また、制御装置22
は、車両走行中、例えば、車速センサにより所定値以上
の車速が検出された場合には、給油弁30及び圧力開放
弁32を閉弁するようになっている。
【0023】また、制御弁34をバイパスする通路36
には、ダイヤフラム弁によって構成された逃がし弁38
が設けられており、この逃がし弁38の負圧室38A側
が制御弁34のキャニスタ側35に連通されている。
【0024】ブリーザライン28における燃料タンク本
体内の開口部には、フロートバルブ50とカットオフバ
ルブ52が並列に配設せれており、フロートバルブ50
は満タン状態で閉塞する位置、カットオフバルブ52は
満タン状態では未閉塞となる位置にそれぞれ配設されて
いる。
【0025】なお、図示を省略したが、キャニスタ26
はパージラインによって、エアクリーナに連通するサー
ジタンクに連通されており、パージラインの中間部に
は、D−VSV(デューティ、バキュームスイッチング
バルブ)が配設されている。これにより、サージタンク
の負圧を利用して、キャニスタ26をパージすることが
可能になっている。また、キャニスタ26には、図示を
省略した大気弁が配設されている。
【0026】また、燃料タンク本体10の上壁には、燃
料タンク本体10の内圧を検出する圧力センサ60が配
設されており、圧力センサ60は燃料タンク本体10の
内圧を検知してその検出値(データ)を制御装置22に
送るようになっている。更に、内側タンク殻26の内部
には、ポンプユニット66が配設されており、ポンプユ
ニット66にはエンジンへの燃料供給管68が連結され
ている。
【0027】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0028】なお、説明の便宜上、作用を(1)車両駐
車中、(2)車両走行中、及び(3)給油中に分けて説
明する。
【0029】(1)車両駐車中 駐車中、即ち、車両のイグニッションスイッチがオフさ
れていると、制御装置22は電源オフとなり給油弁30
及び圧力開放弁32は閉弁状態となるが、燃料タンク本
体側の内圧が、キャニスタ側の内圧に比べて所定値以上
大きくなった場合には、この圧力差により、逃がし弁3
8が開弁する。即ち、燃料タンク本体10の内圧が所定
圧より小さい場合には逃し弁38は閉塞されているが、
これより大きい場合には、逃し弁38が開弁される。こ
のため、燃料タンク本体側からキャニスタ側へ蒸発ガス
が流れ、駐車時に燃料タンク本体10の内圧が所定値以
上となることを防止できる。
【0030】(2)車両走行中 車両走行中、例えば、イグニッションスイッチがオンさ
れた場合には、制御装置22は車両が走行状態にあると
判断し、閉弁状態にある給油弁30と圧力開放弁32の
うちの口径が比較的小さい圧力開放弁32を先ず開弁す
る。このため、圧力開放弁32の口径の大きさによっ
て、圧力開放弁32を通過可能な蒸発ガスの流量が、キ
ャニスタ26において吸着可能な流量に制限される。こ
の結果、蒸発ガス内に含まれる炭化水素をキャニスタ2
6において確実に吸着することができる。
【0031】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が所定値以下になったところで、口径
が比較的大きい給油弁30も開弁する。この結果、給油
弁30の開放力を小さくできると共に、圧力開放弁32
を開弁した後に、口径が比較的大きい給油弁30を開弁
して燃料タンク本体側からキャニスタ側へ蒸発ガスを流
すため、燃料タンク本体10の圧力開放に必要な時間
(燃料タンク本体側からキャニスタ側への蒸発ガスの流
出時間)を短縮できる。
【0032】更に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が大気圧になったところで(圧力開放
終了時点)、または、車速センサにより検知した車速が
所定値以上となったところで(走行開始時に)、制御装
置22により給油弁30のみが閉弁される。この結果、
圧力開放弁32のみによって、燃料タンク本体10とキ
ャニスタ26とが連通されるので、蒸発ガスが燃料タン
ク本体側からキャニスタ側へ必要以上に流出するのを抑
制できる。
【0033】(3)給油中 フューエルリッド開閉操作スイッチ23がオンされ、制
御装置22が給油開始と判断すると、制御装置22は先
ず口径が比較的小さい圧力開放弁32を開弁する。この
ため、圧力開放弁32の口径の大きさによって、圧力開
放弁32を通過可能な蒸発ガスの流量が、キャニスタ2
6において吸着可能な流量に制限される。この結果、蒸
発ガス内に含まれる炭化水素をキャニスタ26において
確実に吸着することができる。
【0034】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が所定値以下になったところで、制御
装置22は、口径が比較的大きい給油弁30も開弁す
る。この結果、給油弁30の開放力を小さくできると共
に、燃料タンク本体10の圧力開放に必要な時間(燃料
タンク本体側からキャニスタ側への蒸発ガスの流出時
間)を短縮できる。
【0035】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が大気圧になったところで、制御装置
22は、フューエルリッド開閉装置20を作動してフュ
ーエルリッド18を開放し、給油可能とする。この際、
大口径の給油弁30が開弁しているため、燃料タンク本
体10からキャニスタ26への通気抵抗が小さく、給油
を迅速に行うことができる。
【0036】また、給油が終了しフューエルリッド18
が閉塞され、図示を省略したフューエルリッド閉塞検知
スイッチがオンすると、制御装置22は、給油終了と判
断し、圧力開放弁32及び給油弁30を閉弁する。
【0037】なお、上記した給油開始及び給油終了の判
定は、必ずしもフューエルリッド操作開閉スイッチ2
3、フューエルリッド閉塞検知スイッチによって行う必
要はない。即ち、給油中はキャップ16が外されるた
め、これを検出して給油開始及び給油終了の判定を行っ
ても良い。また、フューエルリッド18の開閉状態を検
知するスイッチ等からの信号によって給油開始及び給油
終了の判定を行っても良い。
【0038】従って、本実施形態における蒸発ガス抑制
装置においては、大口径の給油弁30と小口径の圧力開
放弁32とをそれぞれ選択的に開弁または閉弁すること
によって、制御弁34における流量制御を簡単に行え
る。
【0039】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、給油弁30または圧力開放弁32の構成
は、本実施形態の構成に限定されず、並列に配設した大
口径の給油弁と小口径の圧力開放弁を有する他の構成で
も良く、逃し弁38の構成も本実施形態の構成に限定さ
れない。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、燃料タンク
本体と蒸発ガス収集装置とを連通する通路に、給油時に
開弁する制御弁を設けた燃料タンクの蒸発ガス抑制装置
において、制御弁を並列に配設した給油弁と圧力開放弁
とで構成し、圧力開放弁を給油弁に比べ小口径としたた
め、制御弁における流量制御を簡単に行えるという優れ
た効果を有する。
【0041】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、給油弁の
口径は、給油弁を通過する蒸発ガスの流量を燃料タンク
本体の圧力開放が所定時間内に完了する流量にできる大
きさであるため、請求項1に記載の効果に加えて、燃料
タンク本体の圧力開放を所定時間内に完了することがで
きるという優れた効果を有する。
【0042】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、圧力開放
弁の口径は、圧力開放弁を通過する蒸発ガスの流量を蒸
発ガス収集装置において吸着可能な流量に制限する大き
さであるため、請求項1に記載の効果に加えて、蒸発ガ
ス収集装置において蒸発ガス内に含まれる炭化水素を確
実に吸着することができるという優れた効果を有する。
【0043】請求項4に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、圧力開放
弁が開弁した後、給油弁が開弁するため、請求項1に記
載の効果に加えて、蒸発ガス内に含まれる炭化水素を蒸
発ガス収集装置において確実に吸着することができると
共に、給油弁の開放力を小さくでき、且つタンク本体内
の圧力開放に必要な時間を短縮できるという優れた効果
を有する。
【0044】請求項5に記載の本発明は、請求項1に記
載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、車両走行
中は給油弁を閉弁するため、請求項1に記載の効果に加
えて、蒸発ガスが燃料タンク本体側から蒸発ガス収集装
置側へ必要以上に流出するのを抑制できるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置における制御弁を示す拡大断面図である。
【図3】従来の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
10 燃料タンク本体 22 制御装置 26 キャニスタ(蒸発ガス収集装置) 28 ブリーザライン(燃料タンク本体と蒸発ガス収
集装置とを結ぶ通路) 30 給油弁 32 圧力開放弁 34 制御弁 38 逃がし弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/06 385 B60K 15/02 L Fターム(参考) 3D038 CA25 CA27 CB01 CC01 CC05 CC14 3G044 BA16 CA16 CA17 EA17 FA03 FA04 FA24 FA32 GA06 3H059 AA02 AA12 BB05 CB02 CB04 CB13 CB15 CC02 CD03 CD11 CE04 CE05 DD13 EE01 FF05 3H106 DA07 DA22 DB02 DB12 DB32 DC06 EE45 KK17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク本体と蒸発ガス収集装置とを
    連通する通路に、給油時に開弁する制御弁を設けた燃料
    タンクの蒸発ガス抑制装置において、 前記制御弁を並列に配設した給油弁と圧力開放弁とで構
    成し、前記圧力開放弁を前記給油弁に比べ小口径とした
    ことを特徴とする燃料タンクの蒸発ガス抑制装置。
  2. 【請求項2】 前記給油弁の口径は、前記給油弁を通過
    する蒸発ガスの流量を前記燃料タンク本体の圧力開放が
    所定時間内に完了する流量にできる大きさであることを
    特徴とする請求項1に記載の燃料タンクの蒸発ガス抑制
    装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力開放弁の口径は、前記圧力開放
    弁を通過する蒸発ガスの流量を前記蒸発ガス収集装置に
    おいて吸着可能な流量に制限する大きさであることを特
    徴とする請求項1に記載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装
    置。
  4. 【請求項4】 前記圧力開放弁が開弁した後、前記給油
    弁が開弁することを特徴とする請求項1に記載の燃料タ
    ンクの蒸発ガス抑制装置。
  5. 【請求項5】 車両走行中は前記給油弁を閉弁すること
    を特徴とする請求項1に記載の燃料タンクの蒸発ガス抑
    制装置。
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