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JP2001298000A - 切削装置 - Google Patents

切削装置

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Publication number
JP2001298000A
JP2001298000A JP2000113489A JP2000113489A JP2001298000A JP 2001298000 A JP2001298000 A JP 2001298000A JP 2000113489 A JP2000113489 A JP 2000113489A JP 2000113489 A JP2000113489 A JP 2000113489A JP 2001298000 A JP2001298000 A JP 2001298000A
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JP
Japan
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cutting
spindle
unit
workpiece
optical means
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JP2000113489A
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Kuniharu Izumi
邦治 和泉
Katsuharu Negishi
克治 根岸
Masayuki Matsubara
政幸 松原
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2000113489A priority Critical patent/JP4542223B2/ja
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Publication of JP4542223B2 publication Critical patent/JP4542223B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のスピンドルユニットと第2のスピンド
ルユニットとを備えた切削装置において、両スピンドル
ユニットによって切削された2つの切削溝を同時に確認
することができる切削装置を提供する。 【解決手段】 第1の回転スピンドルと該第1の回転ス
ピンドルの一端部に装着された第1の切削ブレードとを
備えた第1のスピンドルユニットと、第2の回転スピン
ドルと該第2の回転スピンドルの一端部に装着された第
2の切削ブレードとを備えた第2のスピンドルユニット
とを有し、該第1の切削ブレードと該第2の切削ブレー
ドとを対峙して配設した切削装置であって、第1のスピ
ンドルユニット第1の切削手段に関連して設けられた第
1の光学手段と、第2のスピンドルユニットに関連して
設けられた第2の光学手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエーハ等
の被加工物を切削するダイシング装置等の切削装置、更
に詳しくは、2つの切削手段を備えた切削装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダイシング装置による半導体ウエーハの
切削方式として、ステップカット方式が一般に行われて
いる。このステップカット方式は、第1のステップでV
字型のV溝ブレードを用いて半導体ウエーハに設けられ
た切断ライン(ストリート)に沿ってV溝を形成し、第
2のステップで切断用のブレードを用いて第1のステッ
プで形成されたV溝に沿って切削することにより、表面
がテーパー状に面取りされたチップを形成する。このよ
うなステップカット方式による切削を効率的に実施する
ために、2つの切削手段を備えた切削装置が例えば特公
平3ー11601号公報に開示されている。この公報に
開示された切削装置は、第1の回転スピンドルと該第1
の回転スピンドルに装着された第1の切削ブレードとを
備えた第1の切削手段と、第2の回転スピンドルと該第
2の回転スピンドルに装着された第2の切削ブレードと
を備えた第2の切削手段とを具備し、第1の切削手段と
第2の切削手段とが並列に配設されている。
【0003】一方、半導体ウエーハ等の被加工物を切削
するダイシング装置等の切削装置は、チャックテーブル
上に保持された被加工物を撮像して切削すべき領域を検
出するための光学手段を備えている。また、この光学手
段は、被加工物の適正な位置に切削溝が形成されている
か、切削溝にピッチングが生じていないか等の切削溝の
状態を検出するためにも利用されている。このような光
学手段は、上述した第1の切削手段と第2の切削手段と
が並列に配設された切削装置にも装備されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した第1
の切削手段と第2の切削手段とが並列に配設された切削
装置において、第1の切削手段によって形成された切削
溝と第2の切削手段よって形成された切削溝の状態を確
認する場合には、この確認作業を2度実施しなければな
らず、作業性が悪い。なお、第1の切削手段と第2の切
削手段のそれぞれに関連して光学手段を2個設けること
も考えられるが、第1の切削手段と第2の切削手段とが
並列に配設された切削装置においては、2個の光学手段
を設けても2つの切削溝を同時に確認することはでき
ず、切削溝確認作業の作業性を改善することはできな
い。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、第1の切削手段と第2の
切削手段とを備えた切削装置において、両切削手段によ
って切削された2つの切削溝を同時に確認することがで
きる切削装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術課題を解
決するため、本発明によれば、第1の回転スピンドルと
該第1の回転スピンドルの一端部に装着された第1の切
削ブレードとを備えた第1の切削手段と、第2の回転ス
ピンドルと該第2の回転スピンドルの一端部に装着され
た第2の切削ブレードとを備えた第2の切削手段とを有
し、該第1の切削ブレードと該第2の切削ブレードとを
対峙して配設した切削装置において、該第1の切削手段
に関連して設けられた第1の光学手段と、該第2の切削
手段に関連して設けられた第2の光学手段とを具備す
る、ことを特徴とする切削装置が提供される。
【0007】上記第1の光学手段と上記第2の光学手段
に撮像された画像を表示するモニターを具備し、該モニ
ターの一方の半分領域に第1の光学手段によって撮像さ
れ第1の切削手段によって形成された切削溝を表示し、
該モニターの他方の半分領域に第2の光学手段によって
撮像され第2の切削手段によって形成された切削溝を表
示することが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
切削装置の好適な実施形態について、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0009】図1には、本発明に従って構成された切削
装置としてのダイシング装置の斜視図が示されている。
図1に示されたダイシング装置は、略直方体状の装置ハ
ウジング1を具備している。この装置ハウジング1に
は、被加工物である半導体ウエーハをストックするカセ
ット機構2と、該カセット機構2に収納された被加工物
を搬出するとともに切削作業終了後の被加工物をカセッ
ト機構2に搬入する被加工物搬出・搬入機構3と、該被
加工物搬出・搬入機構3によって搬出された被加工物を
保持するチャックテーブル機構4と、該チャックテーブ
ル機構4に保持された被加工物を切削する切削機構5
と、該切削機構5によって切削された被加工物を洗浄す
る洗浄機構6と、チャックテーブル機構4と洗浄機構6
との間で被加工物を搬送する被加工物搬送機構7が配設
されている。また、装置ハウジング1には、後述する光
学手段によって撮像された画像を表示するモニター8が
配設されている。
【0010】上記カセット機構2、チャックテーブル機
構4および切削機構5について、図2を参照して説明す
る。図示の実施形態におけるダイシング装置は、装置ハ
ウジング1内に配設され上記各機構を装着する静止基台
10を具備している。上記カセット機構2は、静止基台
10の側面に上下方向に設けられた2本のガイドレール
21、21に摺動可能に配設されたカセットテーブル2
2と、該カセットテーブル22をガイドレール21に沿
って上下方向(矢印Zで示す方向)に移動させるための
駆動手段23を具備している。駆動手段23は、上記2
本のガイドレール21と21の間に平行に配設された雄
ネジロッド231と、カセットテーブル22に装着され
雄ネジロッド231に螺合する図示しないナットと、雄
ネジロッド231を回転駆動するための図示しないパル
スモータ等の駆動源を含んでいる。従って、図示しない
パルスモータによって雄ネジロッド231を回動するこ
とにより、カセットテーブル22が上下方向(矢印Zで
示す方向)に移動せしめられる。このように上下方向に
移動可能に構成されたカセットテーブル22上に複数段
の収容室を備えたカセット24が載置される。このカセ
ット24の複数段の収容室に被加工物25が1枚ずつ収
容される。なお、図示の実施形態においては、被加工物
25はフレーム251にテープ252によって装着され
半導体ウエーハ250が示されている。
【0011】上記チャックテーブル機構4は、静止基台
10上に固定された支持台41と、該支持台41上に矢
印Xで示す方向に沿って平行に配設された2本のガイド
レール42、42と、該ガイドレール42、42上に矢
印Xで示す方向に移動可能に配設された被加工物を保持
する被加工物保持手段としてのチャックテーブル43を
具備している。このチャックテーブル43は、ガイドレ
ール42、42上に移動可能に配設された吸着チャック
支持台431と、該吸着チャック支持台431上に装着
された吸着チャック432とを具備しており、該吸着チ
ャック432上に被加工物である例えば円盤状の半導体
ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するように
なっている。なお、チャックテーブル機構4は、チャッ
クテーブル43を2本のガイドレール42、42に沿っ
て矢印Xで示す方向に移動させるための駆動手段44を
具備している。駆動手段44は、上記2本のガイドレー
ル42、42の間に平行に配設された雄ネジロッド44
1と、吸着チャック支持台431に装着され雄ネジロッ
ド441に螺合する図示しないナットと、雄ネジロッド
441を回転駆動するための図示しないパルスモータ等
の駆動源を含んでいる。従って、図示しないパルスモー
タによって雄ネジロッド441を回動することにより、
チャックテーブル43が矢印Xで示す方向に移動せしめ
られる。即ち、チャックテーブル43は図1および図2
で示す被加工物載置領域101から切削領域102の間
を移動することができる。なお、上記チャックテーブル
機構4は、吸着チャック432を回転する図示しない回
転機構を具備している。
【0012】次に、上記切削機構5について説明する。
切削機構5は、上記静止基台10上に固定された門型の
支持台51を具備している。この門型の支持台51は、
上記切削領域102を跨ぐように配設されている。支持
台51の側壁には矢印Yで示す方向に沿って平行に配設
された2本のガイドレール511、511が設けられて
いるとともに、該2本のガイドレール511、511の
間に平行に1本の雄ネジロッド52が固定して配設され
ている。このガイドレール511、511に沿って第1
の基部53aおよび第2の基部53bがそれぞれ矢印Y
で示す方向に摺動可能に配設されている。第1の基部5
3aおよび第2の基部53bにはそれぞれ上記共通の雄
ネジロッド52に螺合する図示しない駆動ナットが装着
されており、この駆動ナットを図示しないパルスモータ
等の駆動源によって回動することにより、第1の基部5
3aおよび第2の基部53bをガイドレール511、5
11に沿って矢印Yで示す方向に移動するとができる。
なお、第1の基部53aおよび第2の基部53bのそれ
ぞれに対応して独立した雄ネジロッドを配設し、このそ
れぞれ独立した雄ネジロッドをパルスモータ等によって
それぞれ回転させて、第1の基部53aおよび第2の基
部53bをそれぞれ矢印Yで示す方向に移動するように
構成してもよい。第1の基部53aおよび第2の基部5
3bにはそれぞれ一対のガイドレール531aおよび5
31bが矢印Zで示す方向に沿って設けられており、こ
のガイドレール531aおよび531bに沿って第1の
支持部54aおよび第2の支持部54bがそれぞれ矢印
Zで示す方向に摺動可能に配設されている。第1の基部
53aおよび第2の基部53bにはそれぞれパルスモー
タ55aおよび55b等の駆動源によって回動せしめら
れる図示しない雄ネジロッドが配設されており、第1の
支持部54aおよび第2の支持部54bにはそれぞれ上
記雄ネジロッドに螺合するナットが装着されている。従
って、パルスモータ55aおよび55bにとって図示し
ない雄ネジロッドを回動することにより、第1の支持部
54aおよび第2の支持部54bをガイドレール531
aおよび531bに沿って矢印Zで示す方向に移動する
とができる。
【0013】上記第1の支持部54aおよび第2の支持
部54bには、第1の切削手段としての第1のスピンド
ルユニット56aと第2の切削手段としての第2のスピ
ンドルユニット56bが装着されている。この第1のス
ピンドルユニット56aおよび第2のスピンドルユニッ
ト56bについて、簡略化して示されている図3を参照
して説明する。第1のスピンドルユニット56aおよび
第2のスピンドルユニット56bは、それぞれ第1の支
持部54aおよび第2の支持部54bに固定された第1
のスピンドルハウジング561aおよび第2のスピンド
ルハウジング561bと、該第1のスピンドルハウジン
グ561aおよび第2のスピンドルハウジング561b
にそれぞれ回転可能に支持された第1の回転スピンドル
562aおよび第2の回転スピンドル562bと、該第
1の回転スピンドル562aおよび第2の回転スピンド
ル562bの一端部に装着された第1の切削ブレード5
63aおよび第2の切削ブレード563bとからなって
いる。このように構成された第1のスピンドルユニット
56aおよび第2のスピンドルユニット56bは、第1
の切削ブレード563aと第2の切削ブレード563b
が互いに対峙するように配設されている。即ち、第1の
スピンドルユニット56aと第2のスピンドルユニット
56bは、それぞれ軸芯が矢印Y方向に向くように、且
つ図4に示すように矢印X方向の位置を共通にして一直
線上になるように配設されている。このように構成され
た第1のスピンドルユニット56aおよび第2のスピン
ドルユニット56bに関連して、それぞれ顕微鏡やCC
Dカメラ等で構成される第1の光学手段57aおよび第
2の光学手段57bが設けられている。第1の光学手段
57aは第1のスピンドルハウジング561aに固定さ
れ、第2の光学手段57bは第2のスピンドルハウジン
グ561bに固定されている。
【0014】次に、上述したダイシング装置の加工処理
動作について簡単に説明する。先ず、カセット機構2の
駆動手段23を作動してカセットテーブル22に載置さ
れたカセット24を適宜の高さに位置付ける。カセット
24が適宜の高さに位置付けられたら、被加工物搬出・
搬入機構3を作動しカセット24に収容された被加工物
25を挟持部31で搬出して、被加工物載置領域101
に位置付けられているチャックテーブル機構4の吸着チ
ャック432上に載置する。吸着チャック432上に載
置された被加工物25は、図示しない吸着手段によって
吸着チャック432上に吸引保持される。このようにし
て、吸着チャック432上に被加工物25が吸引保持さ
れたら、チャックテーブル43を矢印X方向に移動する
とともに、第1のスピンドルユニット56aおよび第2
のスピンドルユニット56bを装着した第1の基部53
aおよび第2の基部53bを矢印Y方向に移動し、吸着
チャック432上に載置された被加工物25を第1の光
学手段57aおよび第2の光学手段57bの直下に位置
付ける。そして、第1の光学手段57aおよび第2の光
学手段57bによって被加工物25である半導体ウエー
ハ250の表面が撮像され、半導体ウエーハ250の表
面形成された切断ライン(ストリート)のうち少なくと
も1本がそれぞれ検出されて、このそれぞれ検出された
切断ラインと第1の切削ブレード563aおよび第2の
切削ブレード563bの矢印Y方向の位置合わせが行わ
れる。このとき図示の実施形態においては、第1の基部
53aおよび第2の基部53bの矢印Y方向の位置は、
支持台51に配設された1本のリニアスケール58によ
る計測値に基づいて精密制御される。なお、図示の実施
形態おいては、リニアスケールを1本にして第1の基部
53aと第2の基部53bとで共用しているので、同じ
スケールで矢印Y方向の制御が遂行されるため、スケー
ルをそれぞれ個別に設けた場合に比べ精度が向上する。
このように、図示の実施形態においては、第1のスピン
ドルユニット56aおよび第2のスピンドルユニット5
6bに関連してそれぞれ第1の光学手段57aおよび第
2の光学手段57bが設けられているので、第1の切削
ブレード563aおよび第2の切削ブレード563bの
矢印Y方向の位置合わせ作業を同時に効率的に行うこと
ができる。
【0015】その後、第1のスピンドルユニット56a
および第2のスピンドルユニット56bを装着した第1
の支持部54aおよび第2の支持部54bを切削位置ま
で下降せしめ、半導体ウエーハ250を吸引保持したチ
ャックテーブル43を切削送り方向である矢印X方向に
切削領域102まで移動することにより、高速回転する
第1の切削ブレード563aおよび第2の切削ブレード
563bの作用を受けて、上述のようにして検出された
切断ラインが切削される。このように、第1のスピンド
ルユニット56aおよび第2のスピンドルユニット56
bを装着した第1の基部53aおよび第2の基部53b
の矢印Y方向の割り出し移動と、半導体ウエーハ250
を吸引保持したチャックテーブル43の矢印X方向切削
送りを繰り返し実行することにより、半導体ウエーハ2
50に形成された複数の切断ラインが順次切削される。
そして、半導体ウエーハ250に形成された同方向の切
断ラインが全て切削されたら、半導体ウエーハ250を
吸引保持した吸着チャック332を90度回転させて、
上記を同様の切削作業を実行することにより、半導体ウ
エーハ250に格子状に形成された全ての切断ラインが
切削されて個々のペレットが形成される。
【0016】上述したように切削作業が終了したら、切
削領域102に位置しているチャックテーブル43を被
加工物載置領域101に移動する。チャックテーブル4
3が被加工物載置領域101に位置付けられたら、被加
工物搬送機構7を作動しチャックテーブル43に保持さ
れた半導体ウエーハ250を装着したフレーム251を
吸着パッド71によって吸着して洗浄機構6のスピンナ
ーテーブル611上に搬送する。スピンナーテーブル6
11上に搬送され上述したように切削された半導体ウエ
ーハ250は、洗浄水供給ノズル612から噴射される
洗浄水によって洗浄され切削屑が除去されるとともに、
スピンナーテーブル611が回転することによる遠心力
によって乾燥せしめられる。このようにして半導体ウエ
ーハ250が洗浄されたならば、被加工物搬送機構7を
作動し半導体ウエーハ250を装着したフレーム251
を吸着パッド71によって吸着して被加工物載置領域1
01に位置付けられているチャックテーブル43の吸着
チャック432上に載置する。そして、被加工物搬出・
搬入機構3を作動し、吸着チャック432上に載置され
洗浄済の半導体ウエーハ250およびフレーム251を
カセット24の所定の収容室に収容する。
【0017】上述した切削作業時に、第1の切削ブレー
ド563aおよび第2の切削ブレード563bによって
切削された切削溝が、被加工物の適正な位置に形成され
ているか、また、切削溝にピッチングが生じていないか
等の切削溝の状態を検出して確認する必要がある。この
とき、図4に示す実施形態においては、第1のスピンド
ルユニット56aおよび第2のスピンドルユニット56
bに関連してそれぞれ第1の光学手段57aおよび第2
の光学手段57bが設けられており、第1の切削ブレー
ド563aによって切削された切削溝8aを第1の光学
手段57aによって撮像し、第2の切削ブレード563
bによって切削された切削溝8bを第2の光学手段57
bによって撮像する。そして、第1の光学手段57aと
第2の光学手段57bによって撮像された画像は、図5
に示すようにモニター8に同時に表示される。このと
き、図示の実施形態においては、第1の光学手段57a
によって撮像された切削溝8aはモニター8の一方の半
分領域81に表示され、第2の光学手段57bによって
撮像された切削溝8bはモニター8の他方の半分領域8
2に表示される。このように、図示の実施形態において
は、2つの切削ブレードによって切削された2つの切削
溝を同時に確認することができるので、その作業性が著
しく向上する。
【0018】
【発明の効果】本発明による切削装置は以上のように構
成されているので、次の作用効果を奏する。
【0019】即ち、本発明によれば、第1の切削手段と
第2の切削手段とを有し、該第1の切削手段に関連して
設けられた第1の光学手段と、該第2の切削手段に関連
して設けられた第2の光学手段とを具備しているので、
第1の切削手段と第2の切削手段とによって形成された
切削溝の状態を第1の光学手段および第2の光学手段に
よって同時に検出することができ、生産性を向上するこ
とができる。
【0020】また、本発明によれば、第1の光学手段と
第2の光学手段に撮像された画像を表示するモニターを
具備し、該モニターの一方の半分領域に第1の光学手段
によって撮像され第1の切削手段によって形成された切
削溝を表示し、該モニターの他方の半分領域に第2の光
学手段によって撮像され第2の切削手段によって形成さ
れた切削溝を表示するので、2つの切削溝を同時に確認
することができ、切削溝を確認するための作業性を著し
く向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された切削装置であるダイ
シング装置の斜視図。
【図2】図1に示すダイシング装置の要部斜視図。
【図3】図1に示すダイシング装置を構成する第1のス
ピンドルユニットと第2のスピンドルユニットを簡略化
して示す説明図。
【図4】図1に示すダイシング装置を構成する第1のス
ピンドルユニットと第2のスピンドルユニットおよび第
1の光学手段と第2の光学手段を簡略化して示す説明
図。
【図5】図1に示すダイシング装置を構成するモニター
の表示例を示す説明図。
【符号の説明】
1:装置ハウジング 10:静止基台 2:カセット機構 21:ガイドレール 22:カセットテーブル 23:駆動手段 24:カセット 25:被加工物 250:半導体ウエーハ 251:フレーム 252:テープ 3:被加工物搬出・搬入機構 31:被加工物搬出・搬入機構の挟持部 4:チャックテーブル機構 41:支持台 42:ガイドレール 43:チャックテーブル 431:吸着チャック支持台 432:吸着チャック 44:駆動手段 5:切削機構 51:支持台 511:ガイドレール 53a:第1の基部 531a:ガイドレール 53b:第2の基部 531b:ガイドレール 54a:第1の支持部 54b:第2の支持部 55a:パルスモータ 55b:パルスモータ 56a:第1のスピンドルユニット 561a:第1のスピンドルハウジング 562a:第1の回転スピンドル 563a:第1の切削ブレード 56b:第2のスピンドルユニット 561b:第2のスピンドルハウジング 562b:第2の回転スピンドル 563b:第2の切削ブレード 57a:第1の光学手段 57b:第2の光学手段 6:洗浄機構 661:スピンナーテーブル 662:洗浄水供給ノズル 7:被加工物搬送機構 71:被加工物搬送機構の吸着パッド 8:モニター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転スピンドルと該第1の回転ス
    ピンドルの一端部に装着された第1の切削ブレードとを
    備えた第1の切削手段と、第2の回転スピンドルと該第
    2の回転スピンドルの一端部に装着された第2の切削ブ
    レードとを備えた第2の切削手段とを有し、該第1の切
    削ブレードと該第2の切削ブレードとを対峙して配設し
    た切削装置において、 該第1の切削手段に関連して設けられた第1の光学手段
    と、該第2の切削手段に関連して設けられた第2の光学
    手段とを具備する、 ことを特徴とする切削装置。
  2. 【請求項2】該第1の光学手段と該第2の光学手段に撮
    像された画像を表示するモニターを具備し、該モニター
    の一方の半分領域に該第1の光学手段によって撮像され
    該第1の切削手段によって形成された切削溝を表示し、
    該モニターの他方の半分領域に該第2の光学手段によっ
    て撮像され該第2の切削手段によって形成された切削溝
    を表示する、請求項1記載の切削装置。
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