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JP2001297922A - 巻線構造 - Google Patents

巻線構造

Info

Publication number
JP2001297922A
JP2001297922A JP2000112906A JP2000112906A JP2001297922A JP 2001297922 A JP2001297922 A JP 2001297922A JP 2000112906 A JP2000112906 A JP 2000112906A JP 2000112906 A JP2000112906 A JP 2000112906A JP 2001297922 A JP2001297922 A JP 2001297922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
resistance value
bobbin
single wire
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000112906A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takeshima
宏治 竹島
Yuji Hirose
裕司 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosel Co Ltd
Original Assignee
Cosel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosel Co Ltd filed Critical Cosel Co Ltd
Priority to JP2000112906A priority Critical patent/JP2001297922A/ja
Publication of JP2001297922A publication Critical patent/JP2001297922A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低周波領域及び高周波領域のいずれについても
抵抗値を小さくして損失を低減する。 【解決手段】トランスやチョークコイルのボビンまたは
コア1に、単線2とリッツ線3を巻き、且つ単線2とリ
ッツ線3を並列接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチングレギ
ュレータ電源装置に使用するチョークやトランスの巻線
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチングレギュレータ電源装
置に使用するチョークやトランスの巻線構造としては、
図5(A)のように、ボビン又はコア1に単線2を巻き
つけている。
【0003】通常、スイッチングレギュレータ電源装置
でのトランスやチョークには、低周波領域から高周波領
域の電流が混在し、例えば直流電流に重畳してスイッチ
ング周波数の電流が流れる。
【0004】このためボビンまたはコア1に単線2を巻
きつけた図5(A)の構造にあっては、表面積が小さい
ためにスイッチング周波数において表皮効果や近接効果
により、図5(B)の周波数特性Aのように高周波領域
での抵抗値が増大し、高周波領域での損失が増大する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような単線だけで
構成した場合の高周波領域での損失の増大を防止するた
め、図6(A)のように、高周波領域の抵抗値をさげる
ために絶縁された細い線を束ねて表面積を大きくしたリ
ッツ線3をボビン又はコア1に巻きつけた巻線構造があ
る。
【0006】しかし、リッツ線を巻きつけた巻線構造で
は、細い被覆電線の絶縁部分での断面積が小さくなり、
図6(B)の周波数特性Bのように、直流から低周波領
域に至るまでの抵抗値が増大し、低周波領域での損失が
増大する問題があった。
【0007】本発明は、低周波領域及び高周波領域のい
ずれについても抵抗値を小さくして損失を低減するチョ
ークやトランス等の巻線構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明にあっては、ボビンまたはコアに単線とリッツ線
を巻き、且つ単線とリッツ線を並列接続したことを特徴
とする巻線構造を提供する。
【0009】この巻線構造は、ボビンまたはコアに、単
線を巻きつけた後にリッツ線を巻きつける。また、ボビ
ンまたはコアに、リッツ線を巻きつけた後に単線を巻き
つけてもよい。更に、ボビンまたはコアに、単線とリッ
ツ線を一緒に巻きつけてもよい。
【0010】本発明は、このようにボビンまたはコアに
単線とリッツ線を巻きつけて並列接続したことで、単線
によって低周波領域の抵抗値が下げられ、リッツ線によ
って高周波領域の抵抗値が下げられ、低域から高域の広
い周波数帯域に亘って抵抗値を小さくし、チョークたは
トランスの損失を低減する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による巻線構造の第
1実施形態であり、トランスのコアまたはボビン1に、
断面積が大きいことによって低周波領域での抵抗値が低
い単線1を必要なターン数だけ巻きつけ、その上に、表
面積が大きいことで高周波領域で抵抗値の低いリッツ線
3を同じターン数だけ巻きつけ、単線2とリッツ線3の
巻き始めとなるリード部分及び巻き終りとなるリード部
分で並列接続しているか、または基板上で並列接続して
いる。
【0012】図2は図1の実施形態の周波数に対する抵
抗値の特性である。図2で点線の特性Aは単線2の特性
であり、断面積が大きいので低周波領域で抵抗値が低
く、表面積が小さいので高周波になると表皮効果や近接
効果によって抵抗値が急激に増加している。
【0013】また点線の特性Bはリッツ線3の特性であ
り、断面積が小さいので低周波領域で単線2に比べ抵抗
値が高いが、表面積が大きいので高周波領域では単線1
に比べ抵抗値が十分低い。
【0014】図1の本発明による巻線構造は、単線2と
リッツ線3を並列接続した状態でボビンまたはコアに巻
きつけているため、その周波数に対する抵抗値の特性
は、図2の特性Cのようになる。この特性Cは、低周波
領域では単線2とほぼ同じ特性となり、高周波領域では
リッツ線3とぼぼ同じ特性となり、広い周波数帯域にわ
たって巻線の抵抗値を低めに抑えることができ、コイル
又はトランスの損失を低減する。
【0015】図3は本発明による巻線構造の第2実施形
態であり、この実施形態にあっては、コア又はボビン1
にまずリッツ線3を巻きつけ、次に単線1を巻きつけ、
単線2とリッツ線3の巻き始めとなるリード部分及び巻
き終りとなるリード部分で並列接続しているか、または
基板上で並列接続している。この場合の抵抗値の周波数
特性も図2の特性Cと同じになる。
【0016】図4は本発明による巻線構造の第3実施形
態であり、この実施形態にあっては、コア又はボビン1
にまず単線2とリッツ線3を一緒に巻きつけており、単
線2とリッツ線3の巻き始めとなるリード部分及び巻き
終りとなるリード部分で並列接続しているか、または基
板上で並列接続している。この場合の抵抗値の周波数特
性も図2の特性Cと同じになる。また単線2のリッツ線
3を同時に巻きつけることで、巻き付け作業の工数をそ
の分、低減できる。
【0017】尚、上記の実施形態で使用する単線2の断
面形状は、丸形、楕円形、矩形等適宜の形状でよい。ま
た単線とリッツ線として絶縁被覆を施した細い電線の束
ねる本数の比率は任意である。また本発明の巻線構造
は、トランスのみならずチョークコイルやインダクタン
スについても同様に適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ランスやチョーク等のボビンまたはコアに、単線とリッ
ツ線を巻きつけて並列接続したことで、単線によって低
周波領域の抵抗値が下げられ、同時にリッツ線によって
高周波領域の抵抗値が下げられ、低周波領域から高周波
領域まで広い周波数帯域に亘って抵抗値を小さくし、チ
ョークやトランスの損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巻線構造の第1実施形態の説明図
【図2】図1の周波数に対する抵抗値の特性図
【図3】本発明による巻線構造の第2実施形態の説明図
【図4】本発明による巻線構造の第3実施形態の説明図
【図5】単線を巻きつけた従来構造と周波数に対する抵
抗値の特性の説明図
【図6】リッツ線を巻きつけた従来構造と周波数に対す
る抵抗値の特性の説明図
【符号の説明】
1:コア又はボビン 2:単線 3:リッツ線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンまたはコアに単線とリッツ線を巻
    き、且つ前記単線とリッツ線を並列接続したことを特徴
    とする巻線構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の巻線構造に於いて、前記ボ
    ビンまたはコアに、前記単線を巻きつけた後に前記リッ
    ツ線を巻きつけたことを特徴とする巻線構造。
  3. 【請求項3】請求項1記載の巻線構造に於いて、前記ボ
    ビンまたはコアに、前記リッツを巻きつけた後に前記単
    線を巻きつけたことを特徴とする巻線構造。
  4. 【請求項4】請求項1記載の巻線構造に於いて、前記ボ
    ビンまたはコアに、前記単線とリッツ線を一緒に巻きつ
    けたことを特徴とする巻線構造。
JP2000112906A 2000-04-14 2000-04-14 巻線構造 Pending JP2001297922A (ja)

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