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JP2001296838A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2001296838A
JP2001296838A JP2000110700A JP2000110700A JP2001296838A JP 2001296838 A JP2001296838 A JP 2001296838A JP 2000110700 A JP2000110700 A JP 2000110700A JP 2000110700 A JP2000110700 A JP 2000110700A JP 2001296838 A JP2001296838 A JP 2001296838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
display device
crystal display
line
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000110700A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimasa Yuki
昭正 結城
Masashi Agari
将史 上里
Junichi Fujino
順一 藤野
Kyoichiro Oda
恭一郎 小田
Toshio Hida
敏男 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000110700A priority Critical patent/JP2001296838A/ja
Publication of JP2001296838A publication Critical patent/JP2001296838A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質な動画表示が可能で、かつ、エネルギ
効率が高い新たなアクティブマトリックス型液晶表示装
置を提供すること。 【解決手段】 アクティブマトリックス液晶表示装置に
おいて、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分
割し、各サブフレーム期間の前に当該サブフレーム期間
中に走査する全ラインの画素を一括選択し、該一括選択
に同期して、画素電位を揃えるための消去信号を一括選
択された画素に書きこむ。画像信号を書き込む前に前フ
レームの画像情報を消去して各画素電位を揃えるため、
液晶の初期状態を均一化して、前フレームの表示階調の
相違による液晶応答時間の違いを解消することができ
る。また、サブフレーム期間中に走査する全ラインの画
素に一括して消去信号を書き込むため、従来と同等の駆
動周波数で動作させることができる。したがって、液晶
表示装置の消費電力を上げることなく、動画表示の画質
を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
ックス型液晶表示装置に関し、特に、高画質な動画表示
が可能で低消費電力なアクティブマトリックス型液晶表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高精細、低消費電力、省スペース
を実現できる液晶表示装置(以下、LCD)が、コンピ
ュータモニタやテレビジョン表示装置等の様々な用途に
急速に普及しつつある。しかし、LCDは、これらの用
途に従来から主に用いられてきた陰極線管(以下、CR
T)に対して、動画表示における画質が十分ではない。
【0003】例えば、図9(a)に示すように、黒い背
景中を白い物体50がある方向に移動する画面を表示す
る場合、LCDでは、図9(b)に示すように観者に物
体50の輪郭がぼけて知覚される「動きぼけ」や、図9
(c)に示すように移動前の物体の残像51が知覚され
る「ゴースト」が発生してしまう。
【0004】こうした動画表示上の問題は、一つには、
信号に対する液晶の応答時間が長いことに起因する。現
在一般に用いられているツイステッドネマチック型(以
下、TN型)やスーパ・スイステッド・ネマチチック型
(以下、STN型)のLCDにおいては、液晶に電界を
印加してから液晶分子の配列が変化して所望の光透過率
に達するまでの電気光学応答時間が、一般的な映像信号
のフレーム周期である16.7msecに対して数倍長
いため、1フレーム期間内に動き部分の光学応答が完了
しない。このため、液晶の光学応答の遅れが、「動きぼ
け」や「ゴースト」として視認されてしまう。
【0005】また、LCDが、次のフレームの画像情報
に書き換えられるまで発光を続けるホールド型であるこ
とも、動画に対する表示品質が低い原因であるとされて
いる。LCDとして多く用いられている薄膜トランジス
タ型(以下、TFT型)LCDは、液晶に電界を印加す
ることにより蓄えられた電荷が次に電界を印加するまで
比較的高い割合で保持される。このため、図10(a)
に示すように、LCDの各画素は次のフレームの画像情
報に基づく電界印加により書き換えられるまで発光を続
ける。一方、電子ビームを走査して蛍光体を発光させて
表示を行うCRT表示装置においては、図10(b)に
示すように、各画素の発光は概ねインパルス状となる。
したがって、LCDは、CRTに比べて画像表示光の時
間周波数特性が低く、それに伴い空間周波数特性も低下
して観視画像のぼけを生じる。
【0006】LCDの動画表示における画質を向上する
ため、バックライトを分割して駆動することが、例えば
特開平11−202286号公報に開示されている。図
11は、その装置構成を示すブロック図である。液晶パ
ネルの背面に配置されたバックライト54を複数の発光
領域54a〜54dに分割し、対応する領域の液晶パネ
ルの画像書きこみ操作に対して一定の時間遅延を持たせ
ながら、各発光領域54a〜54dにある放電ランプ5
6を点灯制御回路60によって順次発光させる。
【0007】図12は、このような液晶表示装置におけ
る、液晶の光学応答とバックライト発光タイミングの関
係を示すタイミング図である。各画素に映像信号を書き
込むタイミングを制御するゲートパルス62がフレーム
周期毎に立ちあがり、それに同期して各画素の画像情報
が書き換えられる。時刻S1において黒画像から白画像
に書き換えられた画素の液晶光学応答64aは、書き換
え直後のフレーム期間において輝度が大きく増加し、そ
の後数フレームをかけて完全な白表示となる。バックラ
イトは、ゲートパルス62の立ちあがりに対して一定の
遅延時間が経過した時刻S2に点灯を開始し、次のゲー
トパルス62が立ちあがる時刻S3に消灯する。これに
より、液晶光学応答の変化の途中経過が観視者にあまり
見えず、また、各画素の発光がインパルス状に近くなる
ため、動画表示における画質が向上する。
【0008】また、応答速度が遅いTN型LCDに代え
て数msecで応答可能なパイセル型(pi-cell)のL
CDを用いることにより光学応答性を高め、さらに、1
フレーム中に2回の書き込みを行うサイクリック・リセ
ッティング駆動法(以下、CR駆動法)を行うことによ
ってインパルス型発光に近づけることにより、動画表示
の画質を向上することが提案されている。
【0009】図13は、そのような液晶表示装置におけ
る動作タイミングを示すタイミングチャートである。ゲ
ートパルス64は、1フレーム期間中に2回立ちあが
り、1回目の立ち上がりにおいて画像信号の書き込みが
行われ、2回目の立ちあがりにおいて黒信号の書き込み
が行われる。例えば、時刻S1’において黒画像から白
画像に書き換えを行った場合、液晶光学応答66は書き
換え後の短時間に白表示に変化してフレーム期間の前半
は白表示を続け、フレーム中間の時刻S2’において黒
表示に書き換えられてフレーム期間の後半は黒表示とな
る。液晶が短時間に応答し、また、フレーム前半に画像
を表示してフレーム後半に黒表示を行うことによって各
画素の発光状態がインパルス型に近づくため、動画表示
における画質が向上する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の液
晶表示装置には、次のような問題点があった。まず、特
開平11−202286号公報に記載されているような
バックライトを分割駆動する液晶表示装置の場合、前述
の動画表示上の問題点のうち、「動画ぼけ」は改善される
ものの、「ゴースト」を十分に消すことができない。図9
(c)に示すように、ゴーストが生じる原因は、黒画像
から白画像に書き換えられる領域52と白画像から白画
像に書き換えられる領域53との間に、液晶応答時間の
違いに基づくコントラスト差が生じることにある。しか
し、TN型液晶の応答時間はフレーム期間よりも数倍長
いため、図12に示すように、黒画像から白画像に書き
換えられる領域52に対応する液晶光学応答64aと、
白画像から白画像に書き換えられる領域53に対応する
液晶光学応答64bとの間には、バックライトが点灯す
る期間(S2〜S3)においても輝度差が存在する。こ
の輝度差が完全に解消するのは、書き換えを行ってから
数フレーム後である。したがって、バックライトの点灯
時間をいくら制限しても、ゴーストが残ってしまう。
【0011】一方、CR駆動法を用いたパイセル型LC
Dの場合は、液晶の応答速度が速いため、「動画ぼけ」と
「ゴースト」の両方を対策することが可能である。しか
し、CR駆動法を行う結果、液晶表示装置の消費電力が
高くなり、消費電力と画面輝度の比で表されるエネルギ
効率が悪くなるという問題点があった。液晶表示装置の
消費電力は、液晶パネルの消費電力分とバックライトの
消費電力分に分けて考えることができるが、CR駆動法
ではその両方が高くなってしまう。
【0012】まず、図13に示したように、CR駆動法
では1フレーム期間中に2回の書き込みを行うため駆動
周波数が通常の2倍になるが、液晶パネルの消費電力は
駆動周波数にほぼ比例するため、液晶パネルの消費電力
が従来の約2倍となってしまう。また、図13に示すよ
うに、CR駆動法においては、バックライトを連続点灯
させながら液晶パネル自身を黒表示とすることによって
インパルス型の発光としているため、バックライトの消
費電力のうち約半分は画面輝度に関係なく無駄に消費さ
れている。したがって、従来と同等の明るさを確保する
ためには、バックライトへの供給電力を従来の2倍に上
げなければならず、消費電力が従来の約2倍となる。ま
た、こうしたエネルギ効率の問題に加えて、パイセル型
LCDの製造には、従来用いられてきたTN型LCDと
異なる製造技術が必要とされるため、実用に供するには
新たな製造技術の開発が必要とされるという問題もあっ
た。
【0013】そこで、本発明は、高画質な動画表示が可
能で、かつ、エネルギ効率が高い新たなアクティブマト
リックス型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の液晶表示装置は、マトリックス状に配列した
画素と、各画素に接続したスイッチ手段とを有する画像
表示部と、前記スイッチ手段を駆動しながら前記画素を
ライン毎に選択して1フレーム期間に渡って一画面の走
査を行う行駆動回路と、前記走査に同期して、選択され
たラインの画素に画像信号を書きこむ列駆動回路とを備
えた液晶表示装置において、前記行駆動回路は、1フレ
ーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、各サブフ
レーム期間の前に当該サブフレーム期間中に走査する全
ラインの画素を一括選択し、該一括選択に同期して、前
記列駆動回路が、画素電位を揃えるための消去信号を一
括選択された画素に書きこむことを特徴とする。
【0015】画像信号を書き込む前に前フレームの画像
情報を消去して各画素電位を揃えるため、液晶の初期状
態を均一化して、前フレームの表示階調の相違による液
晶応答時間の違いを解消することができる。また、サブ
フレーム期間中に走査する全ラインの画素に一括して消
去信号を書き込むため、従来と同等の駆動周波数で動作
させることができる。したがって、液晶表示装置の消費
電力を上げることなく、「ゴースト」のない優れた動画品
質とすることができる。
【0016】また、画素電位を揃えるための消去信号
は、画像信号の最大電圧レベル以上の電圧レベルを有す
ることが好ましい。液晶表示素子は、一般に、印加電圧
オフから印加電圧オンへの変化の方がその逆の変化に比
べて応答速度が速く、また、印加電圧レベルが高い程、
応答速度が速くなるためである。
【0017】さらに、液晶中の不純物による焼きつきを
防止するために、消去信号の極性をフレーム毎に反転す
ることが好ましい。
【0018】またさらに、前記行駆動回路が、n番目
(nは整数)のサブフレーム期間についての一括選択
を、(n−1)番目のサブフレーム期間における一のラ
インの選択と同時に行うことが好ましい。これにより、
従来と異なる新たなタイミングを設定する必要がなくな
るため、従来の駆動回路をあまり複雑化することなく消
去信号の書き込みを行うことが可能となる。
【0019】しかし、この場合、一括選択が同時に行わ
れたラインには、画像信号に代えて消去信号が書き込ま
れることになるため、画面に横線が現れるという問題が
ある。そこで、一括選択を同時に行うラインを、当該ラ
インの後にある少なくとも1つのラインと同時に再選択
することが好ましい。これにより、消去信号が書き込ま
れた画素に、本来書き込まれる情報に近い画像信号を書
き込み、横線を目立たなくすることができる。
【0020】加えて、さらに横線を見えにくくするた
め、一括選択を同時に行うラインを、フレーム毎に異な
るラインとしても良い。
【0021】また、n番目のサブフレーム期間について
の一括選択を、(n−1)番目のサブフレーム期間にお
ける一のラインの選択に代えて行い、そのラインをフレ
ーム毎に異なるラインとしても良い。
【0022】また、前記画像表示部の背面に、各サブフ
レーム期間に走査される画素行から成る分割表示領域ご
とに照明可能な光源を備え、前記光源が、各分割表示領
域を、その領域の走査終了から遅延して所定期間だけ照
明することが好ましい。これにより、液晶表示装置の発
光をインパルス型として、「ゴースト」及び「動画ぼけ」の
ない優れた動画品質とすることができる。
【0023】また、前記光源が、各分割表示領域を、当
該分割表示領域に消去信号が書き込まれる間は照明しな
いことが好ましい。これにより、画像を消去する間の画
像の乱れが観視者に見えず、色度ずれ等の発生を防止す
ることができる。
【0024】また、本発明の液晶表示装置は、応答速度
の遅い液晶を用いても高画質の動画を表示することがで
きるため、ツイステッド・ネマチック型とすることがで
きる。したがって、従来の製造技術を生かして容易に製
造することができる。
【0025】また、本発明は、上記本発明に係る液晶表
示装置を備えた液晶モニタでもある。本発明に係る液晶
表示装置は、エネルギ効率が従来と同等であり、かつ高
画質な動画表示が可能であるため、これを用いて液晶モ
ニタを構成することにより、携帯用途に適し、動画対応
に優れた液晶モニタを提供することができる。
【0026】さらに、本発明は、かかる液晶モニタを備
えたパーソナルコンピュータでもある。高画質の動画を
表示でき、マルチメディア用途に適したパーソナルコン
ピュータを提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る液晶表示装置を示す概略図である。
液晶表示装置20は、液晶パネル22と、垂直駆動回路
(=行駆動回路)24、水平駆動回路(=列駆動回路)
30から成り、液晶パネルの背面にバックライトを備え
る。液晶パネル22の画像表示部22aには、画素がマ
トリックス状に配列され、各画素に薄膜トランジスタ
(以下、TFT)等のスイッチング素子が接続されてい
る。尚、図1において、画素及びTFTは省略してい
る。垂直駆動回路24は、制御回路33から送られるタ
イミング信号に基づいて駆動されるゲート・ドライバI
C26を垂直回路基板25上に有しており、ゲート配線
28を介して、各画素のTFTをライン毎に駆動しなが
ら1フレーム期間に渡って一画面の走査を行う。また、
水平駆動回路30は、制御回路33からタイミング信号
及び画像信号を受信して駆動するソース・ドライバIC
を水平回路基板31上に有しており、ソース信号線34
を介して、垂直駆動回路24によって選択された画素行
に画像信号を書き込む。
【0028】画像表示部22aは、例えば8つの分割表
示領域(#1〜#8)に分割されており、垂直駆動回路
24は、各分割表示領域の走査の前に、分割表示領域内
の全てのゲート線を一括選択し、この一括選択に同期し
て、水平駆動回路30が各画素に消去信号を書き込む。
これにより、画像信号の書きこみ前に前フレームの画像
情報を消去して、各画素の光学応答時間を前フレームの
表示画像に依らず均一化することができる。また、一括
消去信号を書き込むためのゲート配線の選択回数は1フ
レーム中に8回であり、画像信号を書き込むためのゲー
ト配線の選択回数(通常は480〜800回)に比べて
僅かであるため、ゲート線の駆動周波数は従来と同等の
まま、消去信号を書き込むことができる。
【0029】図2及び図3は、図1に示す液晶表示装置
を示す側面図及び背面図である。液晶パネル22の背面
に設置されたバックライト36の中には、画像表示部2
2aの各分割表示領域#1〜#8に対応して8本の冷陰
極蛍光管38が配置されており、それぞれの点灯領域の
境界に遮光壁40が備えられている。バックライト36
内の8本の冷陰極蛍光管38は、バックライト点灯回路
42によって駆動される。バックライト点灯回路42
は、制御回路33からの制御信号に基づいて、垂直駆動
回路24による各分割表示領域の走査に同期して一定の
遅延時間の後に各冷陰極管38を順次点灯する。これに
より、液晶表示装置の発光をインパルス型に近似した状
態とすることができる。
【0030】以下、この液晶表示装置の動作の詳細につ
いて説明する。基本的な動作は、線順次方式の映像描画
法であり、映像信号中の同期信号と同期してゲート配線
28が順次選択され、そのゲート配線28に接続される
各液晶画素に、各々に対応して割り当てられるべき階調
電圧がソース信号線34から供給される。図8に示すよ
うに、書き込まれた階調電圧に応じて液晶パネルの透過
率が変化するため、バックライトからの光を変化させて
映像信号を光信号に変換することができる。この動作
を、ゲート配線28を順次選択しながら繰り返すことに
より画像が表示される。
【0031】図4は、図1に示す液晶表示装置の駆動回
路を示すブロック図である。駆動回路は、画像表示部2
2a、垂直駆動回路24、水平駆動回路30、及びバッ
クライト制御回路18から成り、外部から入力される画
像信号及び同期信号に基づいて動作する。画像表示部2
2aは、8つの分割表示領域#1〜#8に分割されてお
り、各分割表示領域内に、液晶画素1とこれに接続した
TFT素子2とのマトリックス配列を有している。各T
FT素子2のドレインに液晶画素1が接続し、各TFT
素子2のゲートに各行毎に共通してゲート配線28が接
続し、各TFT素子2のソースに各列毎に共通してソー
ス信号線34が接続している。
【0032】垂直駆動回路24は、一般的なアクティブ
マトリックス液晶表示装置と同様に、垂直ドライバ制御
回路17、シフトレジスタ12、出力バッファ14を有
しており、画像表示部22aのゲート線28を線順次に
走査して駆動する。しかし、一般的な液晶表示装置と異
なり、シフトレジスタ12と出力バッファ14の間には
OR回路13が設けられており、OR回路13の入力側
の一方にシフトレジスタの出力信号が入力し、入力側の
他方に一括選択信号BW1〜BW8が入力するようにな
っている。OR回路13の一括選択信号入力側は、対応
する分割表示領域毎に互いに接続されており、各分割表
示領域の番号#1〜#8に対応する一括選択信号BW1
〜BW8が入力される。一括選択信号BW1〜BW8が
入力されることにより、分割表示領域内の全てのTFT
素子2は一括してON状態となる。
【0033】水平駆動回路30は、一般的なアクティブ
マトリックス液晶表示装置と同様に、水平ドライバ制御
回路16、シフトレジスタ6、ラッチ回路7、D/Aコ
ンバータ8、インバータ9を有しており、垂直駆動回路
24に同期して、垂直駆動回路24によって選択された
行の画素に画像信号を書きこむ。しかし、一般的な液晶
表示装置と異なり、水平駆動回路30は、画像信号処理
回路4において画像信号に消去信号を合成することによ
り、垂直駆動回路24による一括選択のタイミングに同
期して消去信号の書き込みを行う。
【0034】バックライト制御回路18は、垂直駆動回
路24によるゲート配線の選択と同期して、各分割表示
領域#1〜#8の走査が終了してから一定の遅延時間後
に、各分割表示領域に対応する冷陰極管を所定時間だけ
点灯する。
【0035】図5は、分割表示領域#1〜#8におけ
る、各画素行の光学応答及びバックライトの点灯タイミ
ングを示すタイミング図である。図5において、各曲線
は各画素行における液晶の光学応答波形を表し、斜線部
はバックライトの点灯期間を表す。垂直駆動回路24
は、1つのフレーム期間を、ブランキング期間を除いて
8つのサブフレーム期間(t1〜t8)に分割し、各サブ
フレーム期間中に、対応する分割表示領域#1〜#8内
での書き込み走査を行う。例えば、フレーム周波数を6
0Hzとすると、1フレーム期間は16.6msecと
なり、ブランキング期間を除くと、16/8の約2ms
ecで各分割表示領域内での書き込み走査を行う。
【0036】分割表示領域#1に注目して説明する。ま
ず、あるフレーム期間の最終のサブフレーム期間t8
において、垂直駆動回路24によって分割表示領域#1
の全画素行が一括選択され、これに同期して水平駆動回
路30から液晶の最大階調(黒階調)以上の消去信号V
hが印加されて分割表示領域#1内の画素の電位が揃え
られる。続いて、次のフレーム期間の最初のサブフレー
ム期間t1において、垂直駆動回路24によって分割表
示領域#1の各画素行が順次走査され、これに同期して
水平駆動回路30から各画素に画像信号が書き込まれ
る。そして、サブフレーム期間t2〜t5に相当する8m
secの遅延時間の後、サブフレーム期間t6及びt7
おいて、バックライト駆動回路18によって分割表示領
域#1に対応する領域のバックライトが点灯される。最
終のサブフレーム期間t8において、バックライトが消
灯され、分割表示領域#1の全画素行が再び一括選択さ
れて消去信号Vhが印加される。
【0037】分割表示領域#2〜#8においては、1サ
ブフレーム期間(2msec)ずつタイミングずらしな
がら、分割表示領域#1と同様の動作が行われる。例え
ば、サブフレーム期間t8’においては、分割表示領域
1が一括選択され、分割表示領域8が走査され、分割表
示領域2及び3のバックライトが点灯している。サブフ
レーム期間t1においては、分割表示領域1が走査さ
れ、分割表示領域2が一括選択され、分割表示領域3及
び4のバックライトが点灯している。
【0038】こうして駆動された液晶表示装置において
は、画像信号の書き込み前に分割表示領域内の全画素の
電位がVhに揃えられ、また、画像信号の書き込み後の
液晶の応答がある程度安定した期間にのみバックライト
が点灯するため、前フレーム期間の表示階調が異なる画
素同士であっても、液晶光学応答のずれは殆ど知覚され
ない。したがって、TN型液晶等の応答速度の遅い液晶
を用いた場合にも、ゴーストをほぼ完全に消去すること
ができる。また、バックライトの点灯期間が制限されて
いる結果、インパルス型の発光状態となっているため、
「動きぼけ」のないシャープな画像が得られる。
【0039】また、画素電位をVhに揃えて前フレーム
期間の画像を消去する間はバックライトが消灯している
ため、この画像消去期間における画素同士の光学応答の
ずれは使用者に見えず、色度ずれの問題も発生しない。
【0040】尚、「ゴースト」の消去の観点からは、消去
信号は黒信号であることが好ましく、その電圧Vhはで
きるだけ高い方が好ましい。一般的なノーマリホワイト
駆動のTN型液晶表示素子の場合、白階調から黒階調へ
の変化の方が液晶の応答速度が速く、また、液晶表示素
子一般に、印加電圧が高い方が応答速度が速くなるから
である。また、液晶中の不純物による焼きつき対策とし
て、Vhの極性を表示領域毎に、或いはフレーム毎に反
転させることが好ましい。
【0041】また、この実施例において、各分割表示領
域のバックライトの点灯時間は約4msecであり、バ
ックライトの点灯時間比率は約1/4となる。したがっ
て、従来のようにバックライトを連続点灯する場合と同
等の画面輝度を確保するためには、バックライト中の冷
陰極管の本数を増やす等してバックライトの発光輝度を
約4倍に高める必要がある。しかし、バックライトの点
灯時間比率に比例して消費電力も従来の1/4となって
いるため、バックライトの輝度を高めても消費電力は従
来と同等とすることができる。
【0042】尚、バックライトの点灯時間比率は、上記
遅延時間を変化させることによって調節することがで
き、動画表示と画面輝度のバランスを考慮して適宜設定
すれば良い。動画表示の観点からは、液晶の光学応答が
安定してから発光するように点灯時間比率を小さく設定
する方が好ましい一方、画面輝度の観点からは点灯時間
比率を大きく設定する方が好ましい。
【0043】次に、消去信号の書き込み、画像信号の書
き込み、及びバックライトの点灯の具体的なタイミング
について図6を参照しながら説明する。図6は、サブフ
レーム期間t8’〜t2にかけてのタイミングを示してお
り、図の上段はソース信号線の電位を表し、中段は分割
表示領域#1及び#2における1行目〜4行目のゲート
配線の電位を表し、下段は分割表示領域#1〜#4にお
けるバックライトの点灯タイミングを表している。
【0044】まず、サブフレーム期間t8’において、
画像信号の同期信号により決められた最初のタイミング
で、分割表示領域#1に対応する領域のバックライトが
消灯し、分割表示領域#3に対応する領域のバックライ
トが点灯し、分割表示領域#1の全ゲート配線が一括選
択されて消去信号Vhがソース信号線から供給される。
続いて、サブフレーム期間t8’の残りの期間をかけ
て、分割表示領域#8のゲート配線が順次選択されて各
画素に割り当てるべき画像信号Vsigがソース信号線か
ら供給される。次に、サブフレーム期間t1において、
最初のタイミングで分割表示領域#2に対応する領域の
バックライトが消灯し、分割表示領域#4に対応する領
域のバックライトが点灯し、分割表示領域#2の全ゲー
ト配線が一括選択されて消去信号Vhがソース信号線か
ら供給される。続いて、サブフレーム期間t1の残りの
時間をかけて、分割表示領域#1の全ゲート配線が順次
選択されて各画素に割り当てるべき画像信号Vsigが供
給される。以降のサブフレーム期間においても同様の動
作が繰り返される。
【0045】図6に示すように、n番目分割表示領域の
一括選択は、(n−1)番目の分割表示領域の1行目の
選択と同時に行われ、これに同期してソース信号線は消
去信号Vhを出力する。こうした駆動を行うことによ
り、通常の画像書き込みを行う場合と同一の駆動周波数
によって一括消去信号を書き込むことができ、液晶パネ
ルの消費電力を従来と同等とすることができる。しか
し、これによって各分割表示領域の1行目の画素には画
像信号Vsigの代わりに消去信号Vhが書き込まれること
となり、分割表示領域の1行目が黒い横線となって見え
るという問題が生じる。
【0046】そこで本実施の形態においては、図6に示
すように、各分割表示領域の1行目の画素に消去信号V
hが書き込まれた後に、各分割表示領域の1行目の画素
を2行目の画素の選択と同時に再選択して、1行目及び
2行目の画素の両方に2行目の画像信号Vsigを書き込
む。3行目以降のゲート配線を選択するときは、従来と
同様に、単にそのゲート配線に接続された画素に対応し
た画像信号Vsigを書き込む動作を繰り返す。これによ
り、1行目の画素に消去信号Vhが書き込まれた直後
に、本来与えられるべき画像信号Vsigに近い信号を与
えることができ、黒い横線発生の問題を解消することが
できる。尚、図6に示すように画像信号V sigを画素行
毎に極性反転している場合に、本来の極性と同一極性の
画像信号を与えるために、各分割表示領域の1行目の画
素を3行目の画素の選択と同時に再選択しても良い。
【0047】また、本実施の形態においては、n番目の
分割表示領域への消去信号の書き込みを、(n−1)番
目の分割表示領域の1行目の選択と同時に行う場合を例
として説明したが、1行目の選択と同時に行う場合だけ
には限られない。(n−1)番目の分割表示領域の走査
開始側約1/4程度にある行であれば、その行(以下、
i行目(iは整数)とする)と同時にn番目の分割表示
領域への消去信号の書き込みを行うことができる。ま
た、この場合にはi行目の画素を、(i+1)行目又は
(i+2)行目の画素と同時に再選択することによって
黒い横線発生を防止することができる。
【0048】実施の形態2.実施の形態1においては、
黒い横線発生の問題を解決するため、消去信号が書きこ
まれた画素行を、次の画素行又は1行おいて次の画素行
と同時に再選択した。本実施の形態においては、消去信
号を書き込むタイミングをランダムに又は周期的に変化
させることによって横線を目立たなくする。
【0049】例えば、図7(a)に示すように、n番目
の分割表示領域の一括選択を行うタイミングを、(n−
1)番目の分割表示領域における1〜5行目の範囲で周
期的に変化させる。これにより、黒い横線発生の起こる
行をフレーム毎に変化させて横線の存在が観視者に知覚
されにくくすることができる。尚、一括選択を行うタイ
ミングを変化させる範囲は、(n−1)番目の分割表示
領域の走査開始側約1/4程度にまで広げても良く、タ
イミングの変化はランダムであっても良い。
【0050】また、図7(a)に示すように消去信号の
タイミングの変化をさせながら、実施の形態1と同様
に、消去信号が書き込まれた行の画素を、その次又は1
行おいて次の行の画素と同時に再選択しても良い。これ
により、横線が黒色でなくなり、横線をさらに目立たな
くすることができる。
【0051】また、図7(a)に示す動作に併せて、図
7(b)に示すように、n番目の分割表示領域の一括選
択が同時に行われる(n−1)番目の画素行の選択を行
わないようにしても良い。このような動作を行うと、一
括選択が同時に行われた画素行は画像信号の書き換えが
行われずに前のフレームの画像情報が残るが、一括選択
が同時に行われるタイミングは変化するため、次のフレ
ームにおいては画像信号の書き込みが行われる。したが
って、画面上には、2フレーム連続して同じ画像情報を
表示する行が、周期的に場所を変えながら現れることに
なる。これにより、消去信号の書き込みによる画面への
影響をさらに抑制することができる。
【0052】実施の形態3.実施の形態1又は2に示し
た液晶表示装置を、液晶表示装置を駆動するための電
源、映像信号の入力端子等と共に筐体に収納して液晶モ
ニタを構成することができる。こうして構成した液晶モ
ニタは、消費電力が低く、高画質の動画を表示すること
ができる。また、この液晶モニタに、記憶装置及び演算
装置を組み合わせることによってパーソナルコンピュー
タを構成することができる。こうして構成したパーソナ
ルコンピュータは、動画表示に優れ、マルチメディア用
途に適している。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、下記の効果を奏する。本発明の液晶表示装
置は、各サブフレーム期間の前に当該サブフレーム期間
中に走査する全ラインの画素を一括選択し、その一括選
択に同期して、画素電位を揃えるための消去信号を書き
込むため、液晶の初期状態を均一化して、前フレームの
表示階調の相違による液晶応答時間の違いを解消するこ
とができる。また、サブフレーム期間中に走査する全ラ
インの画素に一括して消去信号を書き込むため、従来と
同等の駆動周波数で動作させることができる。したがっ
て、液晶表示装置の消費電力を上げることなく、「ゴー
スト」を改善して動画表示の画質を高めることができ
る。
【0054】また、消去信号が画像信号の最大電圧レベ
ル以上の電圧レベルを有することにより、液晶の初期状
態を速やかに均一化して動画画質をさらに高めることが
できる。
【0055】さらに、消去信号の極性をフレーム毎に反
転することにより、液晶中の不純物による焼きつきを防
止することができる。
【0056】またさらに、n番目のサブフレーム期間に
ついての一括選択を、(n−1)番目のサブフレーム期
間における一のラインの選択と同時に行うことにより、
従来と異なる新たなタイミングを設定する必要がなくな
るため、従来の駆動回路をあまり複雑化することなく消
去信号の書き込みを行うことが可能となる。
【0057】加えて、一括選択を同時に行うラインを、
当該ラインの後にある少なくとも1つのラインと同時に
再選択することにより、消去信号が書き込まれた画素
に、本来書き込まれる情報に近い画像信号を書き込み、
消去信号の書き込みによって発生する横線が観視者に認
識されないようにすることができる。
【0058】加えて、一括選択を同時に行うラインをフ
レーム毎に異なるラインとすることにより、横線をさら
に認識し難くすることができる。
【0059】また、n番目のサブフレーム期間について
の一括選択を、(n−1)番目のサブフレーム期間にお
ける一のラインの選択に代えて行い、そのラインをフレ
ーム毎に異なるラインとすることによっても、横線が観
視者に認識されないようにすることができる。
【0060】また、画像表示部の背面に分割表示領域ご
とに照明可能な光源を設けて、各分割表示領域をその領
域の走査終了から遅延して所定期間だけ照明することに
より、液晶表示装置の発光をインパルス型として動画表
示の画質をさらに高めることができる。
【0061】また、各分割表示領域を、当該分割表示領
域に消去信号が書き込まれる間は照明しないことによ
り、画像を消去する間の画像の乱れが観視者に認識され
ないようにして、色度ずれ等の発生を防止することがで
きる。
【0062】また、本発明の液晶表示装置をツイステッ
ド・ネマチック型とすることにより、従来の製造技術を
生かして容易に製造することができる。
【0063】また、本発明に係る液晶表示装置を用いて
液晶モニタを構成することにより、携帯用途に適し、動
画対応に優れた液晶モニタを提供することができる。
【0064】さらに、本発明は、かかる液晶モニタを用
いてパーソナルコンピュータを構成することにより、高
画質の動画を表示でき、マルチメディア用途に適したパ
ーソナルコンピュータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態1に係る液晶表
示装置を示す正面図である。
【図2】 図2は、本発明の実施の形態1に係る液晶表
示装置を示す側面図である。
【図3】 図3は、本発明の実施の形態1に係る液晶表
示装置を示す背面図である。
【図4】 図4は、本発明の実施の形態1に係る液晶表
示装置の駆動回路を示すブロック図である。
【図5】 図5は、本発明の実施の形態1に係る液晶表
示装置について、液晶光学応答及びバックライト点灯の
タイミングを示すタイミング図である。
【図6】 図6は、本発明の実施の形態1に係る液晶表
示装置について、ソース信号線とゲート配線との電位変
化、及びバックライトの点灯のタイミングを示すタイミ
ング図である。
【図7】 図7(a)及び(b)は、本発明の実施の形
態2に係る液晶表示装置について、ゲート配線の電位変
化を示す模式図である。
【図8】 図8は、液晶パネルの書き込み電圧と透過光
強度の関係を示すグラフである。
【図9】 図9(a)〜(c)は、動画表示における画
質異常の様子を示す模式図である。
【図10】 図10(a)及び(b)は、TFT−LC
D及びCRTの発光信号を示す模式図である。
【図11】 図11は、従来の液晶表示装置の構成を示
す概略図である。
【図12】 図12は、従来の液晶表示装置の動作を示
すタイミング図である。
【図13】 図13は、従来の液晶表示装置の別の一例
についての動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 画素、2 TFT、4 画像信号処理回路、6 水
平シフトレジスタ、7ラッチ回路、8 D/Aコンバー
タ、9及び14 バッファ、12 垂直シフトレジス
タ、13 OR回路、16 水平ドライバ回路、17
垂直ドライバ回路、18 バックライト制御回路、20
液晶表示装置、22 液晶パネル、22a 画像表示
部、24 垂直駆動回路、25 垂直回路基板、26
ゲートドライバIC、28 ゲート配線、30 水平駆
動回路、31 水平回路基板、32ソースドライバI
C、33 ドライバ制御回路、34 ソース信号線、3
6バックライト、38 冷陰極管、40 遮光壁、42
バックライト点灯回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641E 660 660V (72)発明者 藤野 順一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小田 恭一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 飛田 敏男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H093 NA16 NA31 NA41 NC22 NC26 NC42 ND01 ND12 ND39 NF05 NF13 5C006 AA14 AC21 AC28 BB16 EA01 FA29 FA47 5C080 AA10 BB05 DD01 DD26 EE19 EE29 FF11 JJ01 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06 KK02 KK43

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配列した画素と、各画
    素に接続したスイッチ手段とを有する画像表示部と、 前記スイッチ手段を駆動しながら前記画素をライン毎に
    選択して1フレーム期間に渡って一画面の走査を行う行
    駆動回路と、 前記走査に同期して、選択されたラインの画素に画像信
    号を書きこむ列駆動回路とを備えた液晶表示装置におい
    て、 前記行駆動回路は、1フレーム期間を複数のサブフレー
    ム期間に分割し、各サブフレーム期間の前に当該サブフ
    レーム期間中に走査する全ラインの画素を一括選択し、
    該一括選択に同期して、前記列駆動回路が、画素電位を
    揃えるための消去信号を一括選択された画素に書き込む
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記消去信号が、前記画像信号の最大電
    圧レベル以上の電圧レベルを有することを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記消去信号が、フレーム毎に極性を反
    転することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記行駆動回路が、n番目(nは整数)
    のサブフレーム期間についての一括選択を、(n−1)
    番目のサブフレーム期間における一のラインの選択と同
    時に行うことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記行駆動回路が、前記一括選択を同時
    に行う一のラインを、当該ラインの後にある少なくとも
    1つのラインと同時に再選択することを特徴とする請求
    項4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記行駆動回路が、前記一括選択を同時
    に行う一のラインを、フレーム毎に異なるラインとする
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記行駆動回路が、n番目(nは整数)
    のサブフレーム期間についての一括選択を、(n−1)
    番目のサブフレーム期間における一のラインの選択に代
    えて行い、前記一のラインをフレーム毎に異なるライン
    とすることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画像表示部の背面に、各サブフレー
    ム期間に走査される画素行から成る分割表示領域ごとに
    分割して照明可能な光源を備え、 前記光源が、各分割表示領域を、該領域の走査終了から
    遅延して所定期間だけ照明することを特徴とする請求項
    1記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記光源が、各分割表示領域を、当該分
    割表示領域に消去信号が書き込まれる間は照明しないこ
    とを特徴とする請求項8記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 ツイステッド・ネマチック型であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の
    液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の液晶表示装置を備えた液晶モニタ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の液晶モニタを備えた
    パーソナルコンピュータ。
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