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JP2001289249A - 玉軸受用保持器及び玉軸受 - Google Patents

玉軸受用保持器及び玉軸受

Info

Publication number
JP2001289249A
JP2001289249A JP2000100730A JP2000100730A JP2001289249A JP 2001289249 A JP2001289249 A JP 2001289249A JP 2000100730 A JP2000100730 A JP 2000100730A JP 2000100730 A JP2000100730 A JP 2000100730A JP 2001289249 A JP2001289249 A JP 2001289249A
Authority
JP
Japan
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ball
ball bearing
pocket
balls
cage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000100730A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takei
健治 武井
Mamoru Aoki
護 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2000100730A priority Critical patent/JP2001289249A/ja
Publication of JP2001289249A publication Critical patent/JP2001289249A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/418Details of individual pockets, e.g. shape or ball retaining means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
    • F16C33/416Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2300/00Application independent of particular apparatuses
    • F16C2300/02General use or purpose, i.e. no use, purpose, special adaptation or modification indicated or a wide variety of uses mentioned

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持器音及び保持器8aの振動の発生を抑え
ると共に、玉軸受1aの回転抵抗を低減できる構造を実
現する。 【解決手段】 上記保持器8aを構成するポケット10
aの内径側開口周縁部と外径側開口周縁部とに、それぞ
れ弾性突片13、13を設ける。これら各弾性突片1
3、13により玉6の転動面を押圧し、この玉6の曲率
中心O6 と上記ポケット10aの曲率中心O12とを軸方
向にずらせる。この構成により上記玉軸受1aの運転時
に、上記玉6の転動面を上記ポケット10aの内面に対
し、この玉6の自転軸を中心とする直径が最大である赤
道部分から外れた部分で摺接させて、上記課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の玉軸受用保持器及び
玉軸受は、テンショナー、電磁クラッチ、オルタネータ
等の各種自動車用補機の回転支持部として組み込む玉軸
受や、エアコンディショナーや掃除機のファンモータ、
ハードディスクドライブ装置(HDD)のスピンドルモ
ータ等の各種電気機器の回転支持部として組み込む玉軸
受等、各種装置の回転支持部として組み込む玉軸受、並
びに、この玉軸受に組み込んで、複数の玉を転動自在に
案内する保持器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】各種装置を構成するプーリや回転軸等の
回転部分を、固定軸やハウジング等の固定部分に対して
回転自在に支持する為に、図7に示す様な玉軸受1が広
く使用されている。この玉軸受1は、外周面に内輪軌道
2を有する内輪3と、内周面に外輪軌道4を有する外輪
5とを同心に配置し、上記内輪軌道2と外輪軌道4との
間に複数個の玉6、6を転動自在に設けて成る。これら
複数個の玉6、6は、保持器8により転動自在に保持し
ている。上記外輪5の両端部内周面には、それぞれ円輪
状のシールド板7、7の外周縁を係止し、両シールド板
7、7によって、上記玉6、6設置部分に存在するグリ
ースが外部に漏洩したり、或は外部に浮遊する塵芥がこ
の設置部分に進入したりするのを防止している。尚、密
封装置として、上記非接触型のシールド板7、7に代え
て、接触型のシール板を使用する場合もある。
【0003】図示の例の場合、上記保持器8は、所謂冠
型保持器と呼ばれるもので、図8〜11に詳示する様に
構成している。この保持器8は、円環状の主部9と、こ
の主部9の軸方向片面に等間隔に設けられた複数のポケ
ット10、10とを備える。これら各ポケット10、1
0は、互いに間隔をあけて配置した1対ずつの弾性片1
1、11と、上記主部9の片面(図10の上面)でこれ
ら1対ずつの弾性片11、11の間部分に設けた凹面部
12とから構成している。そして、上記各ポケット1
0、10に上記玉6、6を1個ずつ、転動自在に保持自
在としている。この様に構成する各ポケット10、10
の内面は、その全体を球状凹面としている。この球状凹
面の曲率半径は、上記玉6、6の転動面の曲率半径より
も僅かに大きくしている。この様な保持器8は、合成樹
脂を射出成形する事により、一体に形成している。
【0004】上記各玉6、6は、上記各ポケット10、
10を構成する1対ずつの弾性片11、11の先端部同
士の間隔を弾性的に押し広げつつ、これら1対の弾性片
11、11の間に押し込む。そして、押し込んだ状態で
は、図11に示す様に、上記各玉6、6を上記各ポケッ
ト10、10内に転動自在に保持する。この状態で、上
記各玉6、6の転動面と上記各ポケット10、10の内
面との間には、微小な隙間が存在する。従って、上記各
玉6、6を上記各ポケット10、10に保持した状態で
は、上記保持器8がこれら各玉6、6を円周方向に関し
て等間隔に保持すると共に、これら各玉6、6によって
上記保持器8の直径方向位置を規制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な保持器8
を組み込んだ玉軸受1の場合、上記複数個の玉6、6の
転動面を潤滑する為の潤滑剤として粘度の高いものを使
用する場合や、上記玉軸受1を高速回転で使用する場合
に、保持器音と呼ばれる耳障りな異音が発生する場合が
ある。又、上記玉軸受1が、HDD等のスピンドルモー
タの回転支持部に組み込むミニアチュア玉軸受である場
合、上記玉軸受1には、高度の回転精度が要求される。
ところが、この様な用途でこの玉軸受1を使用する場
合、上記保持器8の回転方向成分の振動が発生し、この
玉軸受1の回転精度を十分に確保できない場合がある。
そこで、本発明者等が上記保持器音が発生する原因、並
びに、上記保持器8の回転方向成分の振動が発生する原
因を突き止める為に、種々の実験、研究を重ねた結果、
下記の理由により、上記保持器音及び上記保持器8の回
転方向成分の振動が発生する事が判明した。
【0006】即ち、上記玉軸受1の運転時(回転時)
に、上記保持器8の各ポケット10、10内に保持され
た玉6、6は、前記内輪軌道2と前記外輪軌道4との間
で自転しつつ、公転する。そして、この際に上記各玉
6、6の転動面と上記各ポケット10、10の内面の一
部とが滑り接触(摺接)する。例えば、上記玉軸受1に
ラジアル荷重が負荷されている場合を考えると、上記各
玉6、6の負荷圏では、図12に示す様に、回転輪(図
12及び次述する図13〜14では内輪3。反対に静止
輪は外輪5。)と逆方向(図12のイ方向)に自転しつ
つ、この回転輪と同方向(図12のロ方向)に公転する
上記玉6の転動面が、この公転方向の前側部分(図12
の左側部分)で上記ポケット10の内面を押す。即ち、
この様に玉6がポケット10の内面を押す部分で、これ
ら玉6の転動面と上記ポケット10の内面とが摺接す
る。この様に玉6の転動面がポケット10の内面を押
す、上記公転方向の前側部分では、これら玉6の転動面
とポケット10の内面との間隔が極めて狭くなる。この
結果、図13に詳示する様に、上記玉6の転動面に付着
した潤滑剤17{同図(A)では潤滑油、同図(B)で
はグリース)の多くの部分が、上記ポケット10の上記
回転輪側の開口周縁部(図12〜13のX部)で掻き取
られる。この為、上記負荷圏では、上記ポケット10内
に潤滑剤が取り込まれにくくなり、上記玉6の転動面と
ポケット10の内面との摺接部に供給される潤滑剤の量
が少なくなる。
【0007】一方、上記各玉6、6の反負荷圏(上記内
輪3及び外輪5の径方向に関して、上記負荷圏と反対側
部分)では、例えば、図14に示す様に、上記回転輪と
逆方向(図14のハ方向)に自転しつつ、この回転輪と
同方向(図14のロ方向)に公転する上記玉6の転動面
が、この公転方向の後側部分(図14の左側部分)で上
記ポケット10の内面に押される。即ち、この様に玉6
がポケット10の内面により押される部分で、これら玉
6の転動面と上記ポケット10の内面とが摺接する。こ
の様に玉6の転動面がポケット10の内面に押される、
上記公転方向の後側部分では、これら玉6の転動面とポ
ケット10の内面との間隔が極めて狭くなる。この結
果、上述した負荷圏での場合(図13参照)と同様、上
記玉6の転動面に付着した潤滑剤の多くの部分が、上記
ポケット10の上記静止輪側の開口周縁部(図14のY
部)で掻き取られる。この為、上記反負荷圏でも、上記
ポケット10内に潤滑剤が取り込まれにくくなり、上記
玉6の転動面とポケット10の内面との摺接部に供給さ
れる潤滑剤の量が少なくなる。
【0008】この様に、上記玉6、6の転動面と上記ポ
ケット10、10の内面との摺接部に供給される潤滑剤
の量が少なくなる為、これら各摺接部の潤滑が不十分と
なる。この場合、特に、上記潤滑剤として粘度の高いも
のを使用したり、或は前記玉軸受1を高速回転で使用す
ると、この潤滑剤の粘性抵抗が大きくなったり、或は上
記摺接部に形成された潤滑剤の膜が破断する等により、
この摺接部に作用する摩擦抵抗が大きくなる。この為、
上記各玉6、6の転動面と上記各ポケット10、10の
内面とが摺接する事に対する抵抗が大きくなる。この結
果、前述した様な保持器音が発生したり、前記保持器8
の回転方向成分の振動が発生する事が判明した。又、前
述の図7〜11に示した従来構造の場合、上記各ポケッ
ト10、10の内面と上記各玉6、6の転動面との間に
は、これら各玉6、6がこれら各ポケット10、10内
で円周方向に変位し得る隙間が存在する。この為、この
隙間の分、上記各玉6、6の公転運動にばらつきが生じ
る。この様な各玉6、6の公転運動のばらつきは、NR
RO(Non Repeatitive Run Out :回転に同期しない振
動)の発生原因となる。そして、このNRROも、上記
保持器8の回転方向成分の振動として作用する。
【0009】一方、上記玉軸受1をエアコンディショナ
ーのファンモータ等の消費電力の低減(省エネルギ)を
要求される装置の回転支持部として組み込む場合には、
この玉軸受1として、回転抵抗が十分に小さなものを使
用する必要がある。ところが、上述の様に摺接部に作用
する摩擦抵抗が大きくなると、上記玉軸受1の回転抵抗
が増大する。又、前述の図7〜11に示した従来構造の
場合、上記各玉6、6の転動面は、上記各ポケット1
0、10の内面に対し、これら各玉6、6の自転軸を中
心とする直径が最大の部分(これら各玉6、6の転動面
の自転周速が最大となる、所謂赤道部分)で接触してい
る。この為、上記従来構造の場合には、上記各玉6、6
が1自転する毎の、これら各玉6、6の転動面と上記各
ポケット10、10の内面との摺接距離が長くなる。こ
の結果、これら両面同士の摺接部に作用する摩擦抵抗が
大きくなり、上記玉軸受1の回転抵抗が大きくなる。
【0010】これに対して、上述した様な保持器音の発
生防止と上記摺接部での摩擦抵抗の低減とを図るべく、
特開平7−279970号公報には、図15〜16に示
す様に、保持器8bに設けたポケット10の内面の内径
側開口周縁部と外径側開口周縁部とのうちの一方(図示
の例では、静止輪である外輪5の存在する外径側)の開
口周縁部に、上記ポケット10の内方に突出する突起1
6を設ける技術が記載されている。ところが、この公報
に記載された従来構造の場合、上記各ポケット10内に
玉6を保持した状態では、上記突起16がこの玉6の転
動面を押圧する事に基づき、上記保持器8bが上記突起
16を形成した側(図示の例では、外径側)に変位す
る。この為、上記玉6の転動面と上記ポケット10の内
面とが接触する円周方向片側部分(図示の例では左側部
分)で、上記玉6の転動面と上記ポケット10の他方
(図示の例では、回転輪である内輪4が存在する内径
側)の開口周縁部との間隔が、益々狭くなる。この為、
上記公報に掲載された従来構造の場合には、上記玉6の
転動面に付着した潤滑剤のより多くの部分が上記他方の
開口周縁部(図16のZ部)で掻き取られて、上記ポケ
ット10内に送り込まれなくなる。この結果、前述した
様に、このポケット10の内面と上記玉6の転動面との
摺接部の潤滑が不十分となり、上記保持器音の発生防止
と上記摺接部での摩擦抵抗の低減とを図れなくなる可能
性がある。
【0011】又、上記公報に記載された従来構造の場
合、上述の様に保持器8bが上記静止輪である外輪5側
に変位する為、この保持器8bの外周面とこの外輪5の
内周面との間隔が狭くなる。この為、玉軸受の運転時
に、これら保持器8bの外周面と外輪5の内周面との間
に存在する潤滑剤の粘性抵抗が大きくなり、上記玉軸受
の回転抵抗が増大する可能性がある。更に、上記公報に
記載された従来構造の場合には、上記保持器8bの回転
方向成分の振動として作用する前記NRROの発生を抑
える事に就いて、何ら考慮していない。本発明の玉軸受
用保持器及び玉軸受は、上述の様な事情に鑑みて、保持
器音の発生、並びに、玉軸受用保持器の回転方向成分の
振動の発生を抑えると共に、玉軸受の回転抵抗を十分に
低減できる構造を実現すべく発明したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の玉軸受用保持器
及び玉軸受のうち、請求項1に記載した玉軸受用保持器
は、前述の図7〜11に示した従来の保持器8と同様、
複数の玉を転動自在に保持すべく、全体を円環状に形成
し、円周方向複数個所にポケットを設けている。特に、
請求項1に記載した玉軸受用保持器に於いては、上記各
玉を上記各ポケット内に転動自在に保持しつつ、玉軸受
を構成する内輪軌道と外輪軌道との間に配置した状態
で、上記各玉の転動面を上記各ポケットの内面に対し、
これら各玉の自転軸を中心とする直径が最大の部分から
外れた部分で接触させるべく、上記各ポケットのうちの
少なくとも一部のポケットの上記玉軸受用保持器の直径
方向に関する内径側開口周縁部と外径側開口周縁部との
各一部に、それぞれ上記各玉の転動面に接触自在である
と共に弾性変形自在である突起を、少なくとも1個ずつ
設けている。好ましくは、総てのポケットの内径側、外
径側両開口周縁部に、上記少なくとも1個ずつの突起を
設ける。
【0013】又、本発明の玉軸受用保持器及び玉軸受の
うち、請求項2に記載した玉軸受は、前述の図7に示し
た玉軸受1と同様、外周面に内輪軌道を形成した内輪
と、内周面に外輪軌道を形成した外輪と、これら内輪の
外周面と外輪の内周面との間に、これら内輪及び外輪に
対する相対回転自在に配置された玉軸受用保持器と、こ
の玉軸受用保持器に設けた複数のポケット内にそれぞれ
転動自在に保持しつつ、上記内輪軌道と上記外輪軌道と
の間に配置された玉とを備える。特に、請求項2に記載
した玉軸受に於いては、上記玉軸受用保持器が請求項1
に記載した玉軸受用保持器である。
【0014】尚、好ましくは、請求項3に記載した玉軸
受の様に、突起を設けたポケット内に保持した玉を、こ
の突起を設けたポケット内に自転のみ自在に保持する。
言い換えれば、上記玉軸受用保持器を玉軸受に組み込ん
だ状態で、この玉軸受用保持器の円周方向及び軸方向の
幾何学的隙間を零にする。更に、好ましくは、請求項4
に記載した玉軸受の様に、上記各玉の転動面のうちこれ
ら各玉の自転軸を中心とする直径が最大の部分(赤道部
分)と上記各ポケットの内周面とのこれら各玉の径方向
に関する間隔を、これら各玉の直径の1〜3%に規制す
る。
【0015】
【作用】上述の様に構成する本発明の玉軸受用保持器及
び玉軸受の場合、各玉の転動面は各ポケットの内面に対
し、これら各玉の自転軸を中心とする直径が最大の部分
(これら各玉の転動面の自転周速が最大となる、所謂赤
道部分)から外れた部分で接触する。この様な構成を採
用する結果、本発明の場合には、上記各玉の転動面と上
記各ポケットの開口周縁部との間隔を、玉軸受用保持器
の円周方向両側部分で大きくできる。この為、上記各玉
の転動面に付着した潤滑剤を上記各ポケット内に取り込
み易くでき、これら各ポケット内に取り込んだ潤滑剤に
より、上記各玉の転動面と上記各ポケットの内面との摺
接部を良好に潤滑できる。この結果、この摺接部での滑
り抵抗を低減して、保持器音及び振動の発生を抑える事
ができる。
【0016】尚、この際、請求項4に記載した玉軸受の
様に、上記各玉の転動面の上記自転軸を中心とする直径
が最大である、所謂赤道部分と上記各ポケットの内面と
のこれら各玉の径方向に関する間隔を、これら各玉の直
径の3%以下に規制すれば、これら各玉の転動面に付着
した潤滑剤のうち、これら各玉の回転抵抗となる余分な
量の潤滑剤を、上記各ポケットの開口周縁部で効率良く
掻き取る事ができる。同じく上記間隔を、上記各玉の直
径の1%以上に規制すれば、上記保持器音及び振動の発
生を抑えるのに必要な量の潤滑剤を、上記各ポケット内
に取り込む事ができる。
【0017】尚、本発明の場合、上記ポケットに設ける
突起は、このポケットの内径側開口周縁部と外径側開口
周縁部との双方に設けている。この為、上記各突起がポ
ケット内に保持した玉の転動面を押圧した状態でも、上
記保持器が前述の図15に示した従来構造の様に直径方
向に変位する事はない。従って、この様に保持器が直径
方向に変位する事に伴って発生する、前述した様な不都
合を防止できる。
【0018】又、上述した様に本発明の場合、上記各玉
の転動面は上記各ポケットの内面に対し、これら各玉の
自転軸を中心とする直径が最大である、所謂赤道部分か
ら外れた部分で接触する。この為、本発明の場合には、
上記各玉が1自転する毎の、これら各玉の転動面と上記
各ポケットの内面との摺接距離を短くできる。この為、
これら両面同士の摺接部に作用する摩擦抵抗を小さくし
て、玉軸受の回転抵抗を小さくできる。これと共に、上
記摺接部で発生する摩擦熱を少なく抑え、潤滑剤が早期
に劣化する事を防止できる。
【0019】更に、請求項3に記載した玉軸受の様に、
突起を設けたポケット内に保持した玉を、この突起を設
けたポケット内に自転のみ自在に保持すれば、玉軸受の
運転時に、これら突起を設けたポケット内に保持した各
玉の公転運動のばらつきを抑える事ができる。この結
果、前記NRROの発生を抑えて、保持器の円周方向成
分の振動を低減できる。尚、上記突起を総てのポケット
に設ければ、総ての玉の公転運動のばらつきを抑える事
ができ、上記NRROの発生をより効率的に抑える事が
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、本例の特徴は、保持器8a
を構成するポケット10aの開口周縁部に、請求項に記
載した突起である、弾性突片13、13を設けた点にあ
る。上記保持器8aの全体構造、並びに、この保持器8
aを組み込んだ玉軸受1aの全体構造は、前述の図7〜
11に示した従来構造とほぼ同様である。この為、上記
保持器8aの全体構造及び上記玉軸受1aの全体構造に
関する図示並びに説明を省略若しくは簡略にし、以下、
本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0021】本例の場合、上記保持器8aを構成する各
ポケット10aのうちの少なくとも一部の(例えば、円
周方向に関して1個置きの、或は、総ての)ポケット1
0aの内面のうち、上記保持器8aの直径方向に関する
内径側の開口周縁部と、外径側の開口周縁部との各一部
に、矩形板状の弾性突片13、13を、1個ずつ設けて
いる。図示の例では、これら各弾性突片13、13を、
上記ポケット10aの中央部で、このポケット10aの
円周方向に関して互いに整合する位置に設けている。こ
の様な各弾性突片13、13は、それぞれ先端側に向か
う程、上記ポケット10aの中心部に向かいつつ、互い
に離れる方向に傾斜している。尚、上記各弾性突起1
3、13は、上記保持器8aの他の部分と一体に、合成
樹脂の射出成形により形成する。
【0022】上述の様に構成する保持器8aの各ポケッ
ト10a内に、それぞれ上記玉軸受1aを構成する内輪
軌道2と外輪軌道4との間に配置した玉6を保持した状
態では、上記各弾性突片13、13の存在に基づき、上
記玉6が上記ポケット10a内のこれら各弾性突片1
3、13と反対側部分に存在する弾性片11、11に向
けて押し付けられる。この結果、上記保持器8aが上記
各玉6に対して軸方向片側(図2の右側)に変位し、こ
の保持器8aを構成する総てのポケット10aの内面
(球状凹面である凹面部12)の曲率中心O12と、総て
の玉6の転動面の曲率中心(これら各玉6の重心)O6
とが、軸方向にずれる。この結果、図3に示す様に、上
記保持器8aが上記各玉6に対し軸方向にずれる側(図
3の右側)で、上記保持器8aの円周方向に関する上記
各ポケット10aの内面と上記各玉6の転動面との間隔
が広がる。更に、本例の場合、上記両曲率中心O12、O
6 同士が軸方向にずれた事に伴い、上記玉軸受1aの運
転時には、総ての玉6の転動面がこれら各玉6を保持す
る各ポケット10aの内面に対し、これら各玉6の自転
軸αを中心とする直径が最大の部分(これら各玉6の転
動面の自転周速が最大となる部分)から外れた部分(図
3のP点)で摺接する。
【0023】又、本例の場合、上記各弾性突片13、1
3を設けたポケット10a内に保持した玉6が、このポ
ケット10a内に自転のみ自在に保持される様に、言い
換えれば、前記玉軸受1aを組み立てた状態で、上記保
持器8aの円周方向及び軸方向の幾何学的隙間が零にな
る様に、各部の寸法を規制している。この為に、本例の
場合には、上記各弾性突片13、13を設けたポケット
10a内に上記玉6を保持した状態で、この玉6の転動
面が上記各弾性突片13、13により弾性的に押圧され
つつ、この玉6が上記ポケット10aの内面のうち、1
対の弾性片11、11の内側面部分に押し付けられる様
に、各部の寸法を規制している。更に、本例の場合、上
記各玉6の転動面の上記自転軸αを中心とする直径が最
大の部分と上記各ポケット10aの内面との上記各玉6
の径方向に関する間隔Wを、これら各玉6の直径Dの1
〜3%{W=(0.01〜0.03)D}に規制してい
る。
【0024】上述の様に本例の保持器8a及びこの保持
器8aを組み込んだ玉軸受1aの場合、この玉軸受1a
の運転時に、上記各玉6の転動面を上記各ポケット10
aの内面に対し、これら各玉6の自転軸αを中心とする
直径が最大の部分から外れた部分で接触させている。そ
して、この構成を採用する事により、上記各玉6の転動
面と上記各ポケット10aの開口周縁部との間隔を、上
記保持器8aの円周方向両側部分のうち軸方向片側で大
きくしている。この為、本例の場合には、この間隔が大
きくなった部分から上記各玉6の転動面に付着した潤滑
剤を上記各ポケット10a内に円滑に送り込む事がで
き、上記各玉6の転動面と上記各ポケット10aの内面
との摺接部を良好に潤滑できる。この結果、この摺接部
での潤滑不良を解消して、保持器音及び振動の発生を抑
える事ができる。
【0025】又、本例の場合には、上記各玉6の転動面
の上記自転軸αを中心とする直径が最大である、所謂赤
道部分と上記各ポケット10aの内面との上記各玉6の
径方向に関する間隔Wを、これら各玉6の直径Dの3%
以下に規制している。この為、これら各玉6の転動面に
付着した潤滑剤のうち、これら各玉6の回転抵抗となる
余分な潤滑剤を、上記各ポケット10aの開口周縁部で
効率良く掻き取る事ができる。更に、上記間隔Wを、上
記各玉6の直径Dの1%以上に規制している。この為、
上記保持器音及び振動の発生を抑えるのに必要な量の潤
滑剤を、上記各ポケット10a内に送り込む事ができ
る。
【0026】又、本発明の場合、上記ポケット10aに
設ける弾性突片13、13は、このポケット10aの内
径側開口周縁部と外径側開口周縁部との双方に設けてい
る。この為、上記各弾性突片13、13が上記ポケット
10a内に保持した玉6の転動面を押圧した状態でも、
上記保持器8aが、前述の図15に示した従来構造の様
に直径方向に変位する事はない。従って、この様に保持
器8aが直径方向に変位する事に伴って発生する、前述
した様な不都合を防止できる。
【0027】又、上述した様に本発明の場合、上記各玉
6の転動面は上記各ポケット10aの内面に対し、これ
ら各玉6の自転軸αを中心とする直径が最大の部分から
外れた部分で接触する。この為、本発明の場合には、上
記各玉6が1自転する毎の、これら各玉6の転動面と上
記各ポケット10aの内面との摺接距離を短くできる。
この為、これら両面同士の摺接部に作用する摩擦抵抗を
小さくして、前記玉軸受1aの回転抵抗を小さくでき
る。これと共に、上記摺接部で発生する摩擦熱を少なく
抑え、潤滑剤が早期に劣化する事を防止できる。
【0028】更に、本例の場合、上記各弾性突片13、
13を設けたポケット10a内に保持した玉6を、これ
ら各弾性突片13、13を設けたポケット10a内に自
転のみ自在に保持している。この為、上記玉軸受1aの
運転時に、上記各弾性突片13、13を設けたポケット
10a内に保持した各玉6の公転運動のばらつきを抑え
る事ができる。更に、本例の場合には、上記玉軸受1a
を組み立てた状態で、上記各弾性突片13、13を設け
ていないポケットに保持された玉も、それぞれ前記1対
の弾性片11、11の内周面部分に押し付けられる為、
当該ポケット内に自転のみ自在に保持された状態とな
る。この為、本例の場合には、総ての玉6の公転運動の
ばらつきを抑える事ができる。この結果、前記NRRO
の発生を抑える事ができ、上記保持器8aの円周方向成
分の振動を低減できる。
【0029】次に、図4は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合には、弾性突片13、13
を、ポケット10bの内径側、外径側両開口周縁部のう
ち、このポケット10bの中央部と、1対の弾性片1
1、11の先端部との、合計6個所に設けている。この
様に構成する本例の場合、上記ポケット10bに玉6
(図2〜3)を保持した状態では、上記各弾性突片1
3、13がこの玉6の転動面を弾性的に押圧し、この玉
6の転動面が上記ポケット10bの内面(凹面部12)
に接触しないか、或は接触した場合でもこの玉6の自転
軸を中心とする直径が最大である、所謂赤道部分から外
れた部分で接触する。その他の構成及び作用は、上述し
た第1例の場合と同様である。
【0030】次に、図5は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合、ポケット10cに設ける
弾性突片13a、13aの形状を、上述した第1〜2例
の場合とは異ならせている。即ち、本例の場合、上記各
弾性突片13a、13aのうち、上記ポケット10c内
に保持する玉6(図2〜3)と接触する側の面を、それ
ぞれ凸曲面としている。又、本例の場合、上記弾性突片
13a、13aは、上記ポケット10cの内径側、外径
側両開口周縁部のうち、このポケット10cの奥部でこ
のポケット10cの中央部を挟む両側部分と、1対の弾
性片11、11の先端部との、合計8個所に設けてい
る。その他の構成及び作用は、上述した第2例の場合と
同様である。
【0031】次に、図6は、本発明の実施の形態の第4
例を示している。本例の場合、ポケット10dの内面の
曲率中心を、主部9の軸方向片面(図6の上面)に対応
する部分と、1対の弾性片11、11の内面に対応する
部分とで、互いに異ならせている。即ち、本例の場合に
は、上記ポケット10dの内面のうち、上記主部9の軸
方向片面に対応する部分を第一の凹面部14とし、上記
1対の弾性片11、11の内周面に対応する部分を、そ
の曲率中心が上記第一の凹面部14の曲率中心よりも上
記ポケット10dの奥側(図6の下側)に存在する、第
二の凹面部15、15としている。本例の場合には、こ
の様に上記ポケット10dの内面の曲率中心を途中で変
更する事により、このポケット10d内に保持した玉6
(図2〜3)に付着した潤滑剤を、この玉6の転動面と
上記ポケット10dの内面との摺接部に送り込み易くし
たり、或は、上記玉6の転動面のうちこの玉6の自転軸
を中心とする直径が最大である、所謂赤道部分が、上記
ポケット10dの内面に接触する事を防止している。そ
の他の構成及び作用は、上述した第3例の場合と同様で
ある。
【0032】尚、本発明を実施する場合、各玉の転動面
が各ポケットの内面に対し、これら各玉の自転軸を中心
とする直径が最大である、所謂赤道部分から外れた部分
で接触する様に構成すれば、上記ポケットに設ける突起
の数、形状、形成位置は、それぞれ特に限定されない
(但し、この突起は、上記ポケットの内径側、外径側両
開口周縁部に、少なくとも1個ずつ設ける)。
【0033】
【発明の効果】本発明の玉軸受用保持器及び玉軸受は、
以上に述べた通り構成され作用する為、保持器音の発
生、並びに、玉軸受用保持器の回転方向成分の振動の発
生を有効に防止できると共に、玉軸受の回転抵抗を十分
に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す、保持器の
要部斜視図。
【図2】同じく、玉軸受の部分断面図。
【図3】保持器及び玉のみを取り出して示す、図2のA
−A断面図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す、図1と同
様の図。
【図5】同第3例を示す、図1と同様の図。
【図6】同第4例を示す、図1と同様の図。
【図7】保持器を組み込んだ玉軸受の1例を示す断面
図。
【図8】保持器の従来構造の第1例を示す半部平面図。
【図9】同じく斜視図。
【図10】図9のB−B断面を、切断部分以外を省略し
て示す図。
【図11】図10のC−C断面を、玉を組み込んだ状態
で示す図。
【図12】玉軸受の負荷圏の状態を示す部分断面図。
【図13】図12のD部拡大図を示しており、(A)
は、潤滑剤として潤滑油を、(B)は、潤滑剤としてグ
リースを、それぞれ使用した例を示す。
【図14】玉軸受の非負荷圏の状態を示す部分断面図。
【図15】保持器の従来構造の第2例を示す、図1と同
様の図。
【図16】この従来構造の第2例の保持器を組み込んだ
玉軸受の部分断面図。
【符号の説明】
1、1a 玉軸受 2 内輪軌道 3 内輪 4 外輪軌道 5 外輪 6 玉 7 シールド板 8、8a、8b 保持器 9 主部 10、10a〜10d ポケット 11 弾性片 12 凹面部 13、13a 弾性突片 14 第一の凹面部 15 第二の凹面部 16 突起 17 潤滑剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の玉を転動自在に保持すべく、全体
    を円環状に形成し、円周方向複数個所にポケットを設け
    た玉軸受用保持器に於いて、上記各玉をこれら各ポケッ
    ト内に転動自在に保持しつつ、玉軸受を構成する内輪軌
    道と外輪軌道との間に配置した状態で、上記各玉の転動
    面を上記各ポケットの内面に対し、これら各玉の自転軸
    を中心とする直径が最大の部分から外れた部分で接触さ
    せるべく、上記各ポケットのうちの少なくとも一部のポ
    ケットの上記玉軸受の直径方向に関する内径側開口周縁
    部と外径側開口周縁部との各一部に、それぞれ上記各玉
    の転動面に接触自在であると共に弾性変形自在である突
    起を、少なくとも1個ずつ設けた事を特徴とする玉軸受
    用保持器。
  2. 【請求項2】 外周面に内輪軌道を形成した内輪と、内
    周面に外輪軌道を形成した外輪と、これら内輪の外周面
    と外輪の内周面との間に、これら内輪及び外輪に対する
    相対回転自在に配置された玉軸受用保持器と、この玉軸
    受用保持器に設けた複数のポケット内にそれぞれ転動自
    在に保持しつつ、上記内輪軌道と上記外輪軌道との間に
    配置された玉とを備えた玉軸受に於いて、上記玉軸受用
    保持器が請求項1に記載した玉軸受用保持器である事を
    特徴とする玉軸受。
  3. 【請求項3】 突起を設けたポケット内に保持した玉
    を、この突起を設けたポケット内に自転のみ自在に保持
    している、請求項2に記載した玉軸受。
  4. 【請求項4】 各玉の転動面のうちこれら各玉の自転軸
    を中心とする直径が最大の部分と各ポケットの内周面と
    のこれら各玉の径方向に関する間隔を、これら各玉の直
    径の1〜3%に規制している、請求項2〜3の何れかに
    記載した玉軸受。
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