JP2001288082A - 乾癬治療・予防用外用剤 - Google Patents
乾癬治療・予防用外用剤Info
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- JP2001288082A JP2001288082A JP2000206178A JP2000206178A JP2001288082A JP 2001288082 A JP2001288082 A JP 2001288082A JP 2000206178 A JP2000206178 A JP 2000206178A JP 2000206178 A JP2000206178 A JP 2000206178A JP 2001288082 A JP2001288082 A JP 2001288082A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ニトロイミダゾール系化合物のうちスルフォン
基をもつチニダゾールで代表される薬剤の新規な適用を
もつ外用剤の提供を目的とし、その組成、配合量、製剤
等を選択することにより、乾癬に対する治療・予防用の
外用剤を提供する。 【解決手段】式1に示す化合物の外用剤が乾癬の治療・
予防効果を見出した。さらに式1に示す化合物と副腎皮
質ホルモン剤、抗真菌剤等の他の既知皮膚疾患用薬剤を
配合した複合剤とすることにより、既知の皮膚疾患用薬
剤の単剤としての有効量より微量(例えば10〜20分
の1)であっても乾癬に有効な治療効果を有し、更に複
合剤による副作用もみられないということを見出した。 (1式中、R1及びR2は炭素原子数1〜6の直鎖又は
分枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基、nは1〜
4の整数)
基をもつチニダゾールで代表される薬剤の新規な適用を
もつ外用剤の提供を目的とし、その組成、配合量、製剤
等を選択することにより、乾癬に対する治療・予防用の
外用剤を提供する。 【解決手段】式1に示す化合物の外用剤が乾癬の治療・
予防効果を見出した。さらに式1に示す化合物と副腎皮
質ホルモン剤、抗真菌剤等の他の既知皮膚疾患用薬剤を
配合した複合剤とすることにより、既知の皮膚疾患用薬
剤の単剤としての有効量より微量(例えば10〜20分
の1)であっても乾癬に有効な治療効果を有し、更に複
合剤による副作用もみられないということを見出した。 (1式中、R1及びR2は炭素原子数1〜6の直鎖又は
分枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基、nは1〜
4の整数)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、次式
【化2】 (式中、R1及びR2は炭素原子数1〜6の直鎖又は分
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示されるニトロイミダゾール誘導体
若しくはその薬理学的に許容される塩を主成分として含
有する単剤、又はこの主成分に加えて既知の皮膚疾患用
治療物質を補助成分として含有する複合剤である乾癬の
治療・予防のために外用により有効量を投与することを
特徴とする外用剤に関する。
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示されるニトロイミダゾール誘導体
若しくはその薬理学的に許容される塩を主成分として含
有する単剤、又はこの主成分に加えて既知の皮膚疾患用
治療物質を補助成分として含有する複合剤である乾癬の
治療・予防のために外用により有効量を投与することを
特徴とする外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚病のうちで乾癬は皮膚病のうちで最
も治りにくいものの一つで、再発を繰り返し根本的な治
療法は現在確立されていない。乾癬は皮膚科において、
アトピー性皮膚炎と同様に慢性疾患の難治な皮膚疾患で
ある。
も治りにくいものの一つで、再発を繰り返し根本的な治
療法は現在確立されていない。乾癬は皮膚科において、
アトピー性皮膚炎と同様に慢性疾患の難治な皮膚疾患で
ある。
【0003】乾癬の治療には、部位、症状等によりサル
チル酸軟膏、尿素軟膏、保湿を目的とした軟膏、ビタミ
ンA軟膏等の軟膏類、温熱療法、軟X線療法、トラニラ
スト、シクロスポリン、メソトレキセイト等を軟膏類と
した軟膏等による医療法があるがほとんど治癒効力はな
く、ステロイド外用剤がそれらより比較的効力があるた
め主に使用されている。今日、乾癬におけるステロイド
外用剤の治療効果は、他の皮膚病に対する治療効果ほど
治療能力はないが、他に使用されうる治療法がないた
め、ステロイド外用剤の長期使用で治療が行われてき
た。しかし、周知の通り、ステロイド外用剤による副作
用が問題視されている。
チル酸軟膏、尿素軟膏、保湿を目的とした軟膏、ビタミ
ンA軟膏等の軟膏類、温熱療法、軟X線療法、トラニラ
スト、シクロスポリン、メソトレキセイト等を軟膏類と
した軟膏等による医療法があるがほとんど治癒効力はな
く、ステロイド外用剤がそれらより比較的効力があるた
め主に使用されている。今日、乾癬におけるステロイド
外用剤の治療効果は、他の皮膚病に対する治療効果ほど
治療能力はないが、他に使用されうる治療法がないた
め、ステロイド外用剤の長期使用で治療が行われてき
た。しかし、周知の通り、ステロイド外用剤による副作
用が問題視されている。
【0004】ステロイド外用剤の治療効果、副作用等の
問題があり、これらに変わり昨今ではビタミンD3外用
剤が注目されている。例えば、現在市販されている活性
型ビタミンD3ではボンアルファ(帝人)があり、ステ
ロイド外用剤のような副作用はなく、治療効果もそれに
比べて比較的良い。
問題があり、これらに変わり昨今ではビタミンD3外用
剤が注目されている。例えば、現在市販されている活性
型ビタミンD3ではボンアルファ(帝人)があり、ステ
ロイド外用剤のような副作用はなく、治療効果もそれに
比べて比較的良い。
【0005】しかし、上記ステロイド外用剤、ビタミン
D3外用剤による治療にしても、治療期間は数週間から
数ヶ月は当たり前で、長い方で数年から数十年の長期に
渡り治療を行っている。また、ほとんどは再発で悩み、
再び長期に渡る治療に入っている。
D3外用剤による治療にしても、治療期間は数週間から
数ヶ月は当たり前で、長い方で数年から数十年の長期に
渡り治療を行っている。また、ほとんどは再発で悩み、
再び長期に渡る治療に入っている。
【0006】メトロニダゾールが一部選択された皮膚疾
患に外用剤として使用されうることは公知である(特表
平10−500700、2−503004、1−503
061)。また、チニダゾールが湿疹(eczema)、座瘡(a
cne)、酒さ(rosacea)、脂漏性湿疹(seborhoeic tupe ec
zema)のような皮膚症状、かび状腫瘍(fungating tumou
rs)、皮膚潰瘍(benign cutaneous ulcers)等に外用適
用できることも公知である(WO98/27960, WO93/2081
7)。
患に外用剤として使用されうることは公知である(特表
平10−500700、2−503004、1−503
061)。また、チニダゾールが湿疹(eczema)、座瘡(a
cne)、酒さ(rosacea)、脂漏性湿疹(seborhoeic tupe ec
zema)のような皮膚症状、かび状腫瘍(fungating tumou
rs)、皮膚潰瘍(benign cutaneous ulcers)等に外用適
用できることも公知である(WO98/27960, WO93/2081
7)。
【0007】チニダゾールは、経口的に使用されていた
化学療法剤であるメトロニダゾールよりもさらに強力な
作用を有し、しかも毒性が低い化合物として、1966
年にアメリカのフアイザー社により合成されたものであ
り、主として抗トリコモナス作用を有する。したがって
これまで、膣トリコモナスによる感染症のみならず、外
陰部、子宮頸管内、尿路系、直腸などに感染しているT
richomonasvaginalisに対して優れ
た効果を有するばかりでなく、嫌気性菌に対しても抗菌
力を有する化合物として、臨床的に使用されてきたもの
である。その作用機序は、チニダゾールのニトロ基が微
生物により還元されて、この還元体が微生物のDNAの
二重鎖切断などの機能障害を起こし、微生物の分裂増殖
を制御するためであると考えられている。したがって、
チニダゾールは毒性の弱い化合物であり、その一方で強
力な殺菌作用を有している。、
化学療法剤であるメトロニダゾールよりもさらに強力な
作用を有し、しかも毒性が低い化合物として、1966
年にアメリカのフアイザー社により合成されたものであ
り、主として抗トリコモナス作用を有する。したがって
これまで、膣トリコモナスによる感染症のみならず、外
陰部、子宮頸管内、尿路系、直腸などに感染しているT
richomonasvaginalisに対して優れ
た効果を有するばかりでなく、嫌気性菌に対しても抗菌
力を有する化合物として、臨床的に使用されてきたもの
である。その作用機序は、チニダゾールのニトロ基が微
生物により還元されて、この還元体が微生物のDNAの
二重鎖切断などの機能障害を起こし、微生物の分裂増殖
を制御するためであると考えられている。したがって、
チニダゾールは毒性の弱い化合物であり、その一方で強
力な殺菌作用を有している。、
【0008】しかし、乾癬との関係で、これら化合物の
有用性、利用可能性を示唆する知見は見出せない。
有用性、利用可能性を示唆する知見は見出せない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ニトロイミ
ダゾール系化合物のうちスルフォン基をもつチニダゾー
ルで代表される薬剤の新規な適用をもつ外用剤を提供す
ることを目的とし、その組成、配合量、製剤等を選択す
ることにより、乾癬に対して、ステロイド外用剤、ビタ
ミンD3外用剤より強力な治療効果があり、また副作用
がない乾癬の治療・予防用の外用剤を提供することを目
的とする
ダゾール系化合物のうちスルフォン基をもつチニダゾー
ルで代表される薬剤の新規な適用をもつ外用剤を提供す
ることを目的とし、その組成、配合量、製剤等を選択す
ることにより、乾癬に対して、ステロイド外用剤、ビタ
ミンD3外用剤より強力な治療効果があり、また副作用
がない乾癬の治療・予防用の外用剤を提供することを目
的とする
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1)に示
す化合物の外用剤が乾癬の治療・予防・改善効果を見出
した。さらに本発明は、式(1)に示す化合物と副腎皮
質ホルモン剤、抗真菌剤等の他の既知皮膚疾患用薬剤を
配合した複合剤とすることにより、既知の皮膚疾患用薬
剤の単剤としての有効量より微量(例えば10〜20分
の1)であっても、複合的な皮膚疾患の合併症に対して
有効な治療効果を有し、更に複合剤による副作用もみら
れないということを見出した。
す化合物の外用剤が乾癬の治療・予防・改善効果を見出
した。さらに本発明は、式(1)に示す化合物と副腎皮
質ホルモン剤、抗真菌剤等の他の既知皮膚疾患用薬剤を
配合した複合剤とすることにより、既知の皮膚疾患用薬
剤の単剤としての有効量より微量(例えば10〜20分
の1)であっても、複合的な皮膚疾患の合併症に対して
有効な治療効果を有し、更に複合剤による副作用もみら
れないということを見出した。
【0011】したがって、本発明は次式
【化3】 (式中、R1及びR2は炭素原子数1〜6の直鎖又は分
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示される化合物またはその薬理学的
に許容される塩を主成分として含有する単剤、又はこの
主成分に加えて既知の皮膚疾患用薬剤を補助成分として
含有する複合剤である乾癬の治療・予防・改善剤を提供
する。
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示される化合物またはその薬理学的
に許容される塩を主成分として含有する単剤、又はこの
主成分に加えて既知の皮膚疾患用薬剤を補助成分として
含有する複合剤である乾癬の治療・予防・改善剤を提供
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の主成分は、式(1)で示
されるイミダゾール誘導体またはその薬理学的に許容さ
れる塩である。式中、Rlは炭素原子数1〜6の置換し
ていてもよい直鎖または分枝鎖の低級アルキル基を、R
2は炭素原子数1〜6の直鎖または分枝鎖の低級アルキ
ル基を、nは1〜4の整数を意味する。
されるイミダゾール誘導体またはその薬理学的に許容さ
れる塩である。式中、Rlは炭素原子数1〜6の置換し
ていてもよい直鎖または分枝鎖の低級アルキル基を、R
2は炭素原子数1〜6の直鎖または分枝鎖の低級アルキ
ル基を、nは1〜4の整数を意味する。
【0013】本発明において、RlおよびR2で示され
る炭素原子数1〜6の置換していてもよい直鎖または分
枝鎖の低級アルキル基としては、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−へキシル、イソへキシル等の低級アルキル基を
挙げることができる。そのなかでも、本発明の主成分と
しては、Rlがエチル基であり、R2がメチル基であ
り、nが2の整数を有する化合物(チニダゾール)が、
特に好ましいものである。又、置換基は、ハロゲン原
子、シアノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、
保護されていてもよいヒドロキシル基、保護されていて
もよいアミノ基、保護されていてもよいアルキルアミノ
基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基、アリール基、シクロアルキル基、アルケニル基及び
ハロゲン原子で置換されたアルキル基が挙げられる。保
護基は、各カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ
基、アルキルアミノ基の保護基として使用し得る全ての
基を含む。
る炭素原子数1〜6の置換していてもよい直鎖または分
枝鎖の低級アルキル基としては、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−へキシル、イソへキシル等の低級アルキル基を
挙げることができる。そのなかでも、本発明の主成分と
しては、Rlがエチル基であり、R2がメチル基であ
り、nが2の整数を有する化合物(チニダゾール)が、
特に好ましいものである。又、置換基は、ハロゲン原
子、シアノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、
保護されていてもよいヒドロキシル基、保護されていて
もよいアミノ基、保護されていてもよいアルキルアミノ
基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基、アリール基、シクロアルキル基、アルケニル基及び
ハロゲン原子で置換されたアルキル基が挙げられる。保
護基は、各カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ
基、アルキルアミノ基の保護基として使用し得る全ての
基を含む。
【0014】上式(1)で示される化合物の薬理学的に
許容される塩としては、無機酸塩、有機酸塩が例示で
き、水酸基に他の保護基を有する場合も本発明に含まれ
る。例えば、ハロゲン化水素酸、塩酸、硝酸、硫酸、リ
ン酸等の無機酸、酢酸、プロパン酸、安息香酸、クエン
酸、乳酸、酪酸などの有機酸等またはそれらの塩を挙げ
ることができる。
許容される塩としては、無機酸塩、有機酸塩が例示で
き、水酸基に他の保護基を有する場合も本発明に含まれ
る。例えば、ハロゲン化水素酸、塩酸、硝酸、硫酸、リ
ン酸等の無機酸、酢酸、プロパン酸、安息香酸、クエン
酸、乳酸、酪酸などの有機酸等またはそれらの塩を挙げ
ることができる。
【0015】(主成分の単剤外用剤)本発明の態様の一
は、式(1)の化合物またはその薬理学的に許容される
塩を主成分として配合した単剤外用剤であり、その主成
分の配合量は、外用製剤の重量に対して、0.01〜2
0重量%、好ましくは0.1〜20重量%、より好まし
くは1.5〜10重量%、特に好ましくは1.5〜5重
量%配合するのがよい。この配合量は、チニダゾールが
有する皮膚組織障害の治療・予防・改善効果に基づき、
それぞれの製剤からの薬剤の放出性などを考慮し、外用
剤全重量に対して上記の量を配合することで、十分にそ
の目的とする薬理効果が認められることにより決定され
る。
は、式(1)の化合物またはその薬理学的に許容される
塩を主成分として配合した単剤外用剤であり、その主成
分の配合量は、外用製剤の重量に対して、0.01〜2
0重量%、好ましくは0.1〜20重量%、より好まし
くは1.5〜10重量%、特に好ましくは1.5〜5重
量%配合するのがよい。この配合量は、チニダゾールが
有する皮膚組織障害の治療・予防・改善効果に基づき、
それぞれの製剤からの薬剤の放出性などを考慮し、外用
剤全重量に対して上記の量を配合することで、十分にそ
の目的とする薬理効果が認められることにより決定され
る。
【0016】(製剤のpH)本発明の外用剤にあって
は、皮膚への適用ならびに上記の量で配合される式
(1)の化合物等が、外用剤中に融解、溶解、分散、配
合されるために、その製剤のpHが2.0〜9.0、よ
り好ましくは4.0〜7.5の範囲内であることが必要
である。このpH調整剤としては、塩酸、クエン酸、乳
酸などの酸、あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、トリエタノールアミンなどのアルカリを適宜配合す
るのがよい。
は、皮膚への適用ならびに上記の量で配合される式
(1)の化合物等が、外用剤中に融解、溶解、分散、配
合されるために、その製剤のpHが2.0〜9.0、よ
り好ましくは4.0〜7.5の範囲内であることが必要
である。このpH調整剤としては、塩酸、クエン酸、乳
酸などの酸、あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、トリエタノールアミンなどのアルカリを適宜配合す
るのがよい。
【0017】製剤のpHが2.0より低い場合には、外
用製剤自体が不安定化し、また、皮膚に対し、皮膚細胞
を損傷するおそれがあり好ましいものではない。また、
製剤のpHが9.0より高い場合には、皮膚に対し損傷
のおそれや刺激作用等が発生し好ましいものではない。
用製剤自体が不安定化し、また、皮膚に対し、皮膚細胞
を損傷するおそれがあり好ましいものではない。また、
製剤のpHが9.0より高い場合には、皮膚に対し損傷
のおそれや刺激作用等が発生し好ましいものではない。
【0018】(補助成分を含む複合外用剤)本発明の別
の態様は前記主成分に加えて補助成分を含む複合外用剤
である。複合剤として用いる場合の、主薬剤である式
(1)の化合物、その薬理学的に許容される塩の配合量
は、単剤の場合と略同等でよいが、例えば製剤重量を基
準として0.1〜20重量%、好ましくは1〜5重量%
を含有し、より好ましくは1.5〜3重量%である。
の態様は前記主成分に加えて補助成分を含む複合外用剤
である。複合剤として用いる場合の、主薬剤である式
(1)の化合物、その薬理学的に許容される塩の配合量
は、単剤の場合と略同等でよいが、例えば製剤重量を基
準として0.1〜20重量%、好ましくは1〜5重量%
を含有し、より好ましくは1.5〜3重量%である。
【0019】(補助成分の種類)本発明の補助成分は、
抗真菌剤、副腎皮質ホルモン剤、抗菌剤、またはサルフ
ァ剤、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤、抗
生物質、局所麻酔剤、抗ウイルス剤、代謝拮抗剤、毛髪
用剤、組織修復促進剤等の既知皮膚疾患用治療剤であ
り、これらの少なくとも1種類似上の薬剤成分を含有さ
せることが可能である。
抗真菌剤、副腎皮質ホルモン剤、抗菌剤、またはサルフ
ァ剤、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤、抗
生物質、局所麻酔剤、抗ウイルス剤、代謝拮抗剤、毛髪
用剤、組織修復促進剤等の既知皮膚疾患用治療剤であ
り、これらの少なくとも1種類似上の薬剤成分を含有さ
せることが可能である。
【0020】(補助成分の配合量)補助成分の配合量
は、種類、薬剤等により、またそれらの副作用や薬理学
的な薬理効果の所見に基づいて変わるが、既存または市
販の薬剤に含有される量より少ない量である各々以下の
配合量から選択し、個々配合される。抗真菌剤の配合量
は製剤重量を基準として0.0005〜2重量%、好ま
しくは0.01〜0.5重量%、また副腎皮質ホルモン
剤の配合量は製剤重量を基準として0.001〜1重量
%、好ましくは0.001〜0.1重量%、また抗菌剤
の配合量は製剤重量に対して0.001〜5重量%、好
ましくは0.01〜0.5重量%、サルファ剤の配合量
は製剤重量の、0.001〜5重量%、好ましくは0.
01〜0.5重量%、また抗ヒスタミン剤の配合量は製
剤重量の0.001〜10重量%、好ましくは0.01
〜5重量%、また抗アレルギー剤の配合量は製剤重量
の、0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜0.
5重量%、また抗炎症剤の配合量は製剤重量の0.00
1〜5重量%、好ましくは0.005〜0.5重量%、
また抗生物質の配合量は製剤重量の0.0001〜5重
量%、好ましくは0.001〜0.1重量%、また局所
麻酔剤の配合量は製剤重量の0.001〜5重量%、好
ましくは0.01〜1重量%、抗ウイルス剤の配合量は
製剤重量の0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1
重量%、代謝拮抗剤の配合量は製剤重量の0.01〜5
重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%、毛髪用剤
の配合量は製剤重量の0.01〜10重量%、好ましく
は0.1〜2重量%、組織修復促進剤の配合量は0.1
〜20重量%、好ましく0.1〜5重量%である。免疫
抑制剤は0.001〜0.1重量%、好ましくは0.0
1から0.1重量%である。ビタミンD3群類は、0.
00001〜0.01重量%、好ましくは0.0001
〜0.01重量%である。
は、種類、薬剤等により、またそれらの副作用や薬理学
的な薬理効果の所見に基づいて変わるが、既存または市
販の薬剤に含有される量より少ない量である各々以下の
配合量から選択し、個々配合される。抗真菌剤の配合量
は製剤重量を基準として0.0005〜2重量%、好ま
しくは0.01〜0.5重量%、また副腎皮質ホルモン
剤の配合量は製剤重量を基準として0.001〜1重量
%、好ましくは0.001〜0.1重量%、また抗菌剤
の配合量は製剤重量に対して0.001〜5重量%、好
ましくは0.01〜0.5重量%、サルファ剤の配合量
は製剤重量の、0.001〜5重量%、好ましくは0.
01〜0.5重量%、また抗ヒスタミン剤の配合量は製
剤重量の0.001〜10重量%、好ましくは0.01
〜5重量%、また抗アレルギー剤の配合量は製剤重量
の、0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜0.
5重量%、また抗炎症剤の配合量は製剤重量の0.00
1〜5重量%、好ましくは0.005〜0.5重量%、
また抗生物質の配合量は製剤重量の0.0001〜5重
量%、好ましくは0.001〜0.1重量%、また局所
麻酔剤の配合量は製剤重量の0.001〜5重量%、好
ましくは0.01〜1重量%、抗ウイルス剤の配合量は
製剤重量の0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1
重量%、代謝拮抗剤の配合量は製剤重量の0.01〜5
重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%、毛髪用剤
の配合量は製剤重量の0.01〜10重量%、好ましく
は0.1〜2重量%、組織修復促進剤の配合量は0.1
〜20重量%、好ましく0.1〜5重量%である。免疫
抑制剤は0.001〜0.1重量%、好ましくは0.0
1から0.1重量%である。ビタミンD3群類は、0.
00001〜0.01重量%、好ましくは0.0001
〜0.01重量%である。
【0021】(複合剤のpH)本発明の複合外用剤は、
pHが3〜9、好ましくは4〜8の範囲であることが必
要である。ヒトにより皮膚刺激の発現はまちまちである
が、pHが4以下またはpHが8以上であると一般に皮
膚疾患を患っている患者は皮膚組織の破損、皮膚組織の
機能の低下等が推測されるので皮膚刺激等が発現する可
能性があるので好ましくない。
pHが3〜9、好ましくは4〜8の範囲であることが必
要である。ヒトにより皮膚刺激の発現はまちまちである
が、pHが4以下またはpHが8以上であると一般に皮
膚疾患を患っている患者は皮膚組織の破損、皮膚組織の
機能の低下等が推測されるので皮膚刺激等が発現する可
能性があるので好ましくない。
【0022】(抗真菌剤)抗真菌剤は例えば塩酸クロコ
ナゾール、塩酸ネチコナゾール、クロトリマゾール、ケ
トコナゾール、硝酸イソコナゾール、硝酸エコナゾー
ル、硝酸オキシコナゾール、硝酸スルコナゾール、硝酸
ミコナゾール、チオコナゾール、ビホナゾール、ラノコ
ナゾール等を含むイミダゾール系化合物や塩酸アモロル
フィン、塩酸テルビナフィン、塩酸ブテナフィン、シク
ロピロクスオラミン、トルシクラート、トルナフタート
等、またはそれらの誘導体など抗菌剤であればよい。
ナゾール、塩酸ネチコナゾール、クロトリマゾール、ケ
トコナゾール、硝酸イソコナゾール、硝酸エコナゾー
ル、硝酸オキシコナゾール、硝酸スルコナゾール、硝酸
ミコナゾール、チオコナゾール、ビホナゾール、ラノコ
ナゾール等を含むイミダゾール系化合物や塩酸アモロル
フィン、塩酸テルビナフィン、塩酸ブテナフィン、シク
ロピロクスオラミン、トルシクラート、トルナフタート
等、またはそれらの誘導体など抗菌剤であればよい。
【0023】(副腎皮質ホルモン剤)副腎皮質ホルモン
剤は例えばアムシノニド、オキシメトロン、カンレノ酸
カリウム、吉草酸酢酸プレドニゾロン、吉草酸ジフルコ
ルトロン、吉草酸デキサメタゾン、吉草酸ベタメタゾ
ン、コハク酸ヒドロコルチゾン、コハク酸プレドニゾロ
ン、酢酸クロルマジノン、酢酸コルチゾン、酢酸ジフロ
ラゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酢酸パラメタゾン、酢
酸フルドロコルチゾン、酢酸プレドニゾロン、酢酸メテ
ノロン、ジフルプレドナート、ジプロピオン酸ベタメタ
ゾン、デキサメタゾン、トリアムシノロン、トリアムシ
ノロンアセトニド、ハルシノニド、ヒドロコルチゾン、
ピバル酸フルメタゾン、ファルネシル酸プレドニゾロン
ゲル、ブデソニド、フランカルボン酸モメタゾン、フル
オシノニド、フルオシノロンアセトニド、フルオロメト
ロン、フルドロキシコルチド、プレドニゾロン、プロピ
オン酸アルクロメタゾン、プロピオン酸クロベタゾー
ル、プロピオン酸デキサメタゾン、プロピオン酸デプロ
ドン、プロピオン酸べクロメタゾン、ベタメタゾン、メ
チルプレドニゾロン、酪酸クロベタゾン、酪酸ヒドロコ
ルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン、酪酸プ
ロピオン酸ベタメタゾン、リン酸ヒドロコルチゾンナト
リウム、リン酸ベタメタゾンナトリウム等、またはそれ
らの誘導体などの副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)
であればよい。
剤は例えばアムシノニド、オキシメトロン、カンレノ酸
カリウム、吉草酸酢酸プレドニゾロン、吉草酸ジフルコ
ルトロン、吉草酸デキサメタゾン、吉草酸ベタメタゾ
ン、コハク酸ヒドロコルチゾン、コハク酸プレドニゾロ
ン、酢酸クロルマジノン、酢酸コルチゾン、酢酸ジフロ
ラゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酢酸パラメタゾン、酢
酸フルドロコルチゾン、酢酸プレドニゾロン、酢酸メテ
ノロン、ジフルプレドナート、ジプロピオン酸ベタメタ
ゾン、デキサメタゾン、トリアムシノロン、トリアムシ
ノロンアセトニド、ハルシノニド、ヒドロコルチゾン、
ピバル酸フルメタゾン、ファルネシル酸プレドニゾロン
ゲル、ブデソニド、フランカルボン酸モメタゾン、フル
オシノニド、フルオシノロンアセトニド、フルオロメト
ロン、フルドロキシコルチド、プレドニゾロン、プロピ
オン酸アルクロメタゾン、プロピオン酸クロベタゾー
ル、プロピオン酸デキサメタゾン、プロピオン酸デプロ
ドン、プロピオン酸べクロメタゾン、ベタメタゾン、メ
チルプレドニゾロン、酪酸クロベタゾン、酪酸ヒドロコ
ルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン、酪酸プ
ロピオン酸ベタメタゾン、リン酸ヒドロコルチゾンナト
リウム、リン酸ベタメタゾンナトリウム等、またはそれ
らの誘導体などの副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)
であればよい。
【0024】(抗菌剤)抗菌剤は例えばエノキサシン、
塩化メチルロザニリン、塩酸シプロフロキサシン、塩酸
ロメフロキサシン、オフロキサシン、シノキサシン、ス
パルフロキサシン、トシル酸トスフロキサシン、ナリジ
クス酸、ノルフロキサシン、ピペミド酸三水和物、ピロ
ミド酸、フレロキサシン、レボフロキサシン等、または
それらの誘導体などの抗菌剤であればよい。
塩化メチルロザニリン、塩酸シプロフロキサシン、塩酸
ロメフロキサシン、オフロキサシン、シノキサシン、ス
パルフロキサシン、トシル酸トスフロキサシン、ナリジ
クス酸、ノルフロキサシン、ピペミド酸三水和物、ピロ
ミド酸、フレロキサシン、レボフロキサシン等、または
それらの誘導体などの抗菌剤であればよい。
【0025】(サルファ剤)サルファ剤はアセチルスル
ファメトキサゾール、サラゾスルファピリジン、スルフ
ァジアジン、スルファジアジン銀、スルファジメトキシ
ン、スルファチアゾール、スルファフェナゾール、スル
ファメトキサゾール、スルファメトキシピリダジン、ス
ルファメトピラジン、スルファメトミジン、スルファメ
チゾール、スルファメラジン、スルファモノメトキシ
ン、スルフイソキサゾール、スルフイソミジン、スルフ
イソミジンナトリウム、ホモスルファミン等、またはそ
れらの誘導体などのサルファ剤化合物であればよい。
ファメトキサゾール、サラゾスルファピリジン、スルフ
ァジアジン、スルファジアジン銀、スルファジメトキシ
ン、スルファチアゾール、スルファフェナゾール、スル
ファメトキサゾール、スルファメトキシピリダジン、ス
ルファメトピラジン、スルファメトミジン、スルファメ
チゾール、スルファメラジン、スルファモノメトキシ
ン、スルフイソキサゾール、スルフイソミジン、スルフ
イソミジンナトリウム、ホモスルファミン等、またはそ
れらの誘導体などのサルファ剤化合物であればよい。
【0026】(抗ヒスタミン剤)抗ヒスタミン剤は例え
ば塩酸シプロへプタジン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩
酸トリプロリジン、塩酸ヒドロキシジン、塩酸プロメタ
ジン、塩酸ホモクロルシクリジン、シメチジン、酒石酸
アリメマジン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、テオク
ル酸ジフェニルピラリン、パモ酸ヒドロキシジン、ファ
モチジン、マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸ク
レマスチン、メキタジン等、またはそれらの誘導体など
の抗ヒスタミン剤であればよい。
ば塩酸シプロへプタジン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩
酸トリプロリジン、塩酸ヒドロキシジン、塩酸プロメタ
ジン、塩酸ホモクロルシクリジン、シメチジン、酒石酸
アリメマジン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、テオク
ル酸ジフェニルピラリン、パモ酸ヒドロキシジン、ファ
モチジン、マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸ク
レマスチン、メキタジン等、またはそれらの誘導体など
の抗ヒスタミン剤であればよい。
【0027】(抗アレルギー剤)抗アレルギー剤は例え
ばアステミゾール、アンレキサノクス、イブジラスト、
エバスチン、塩酸アゼラスチン、塩酸エビナスチン、塩
酸オザグレル、塩酸セチリジン、オキサトミド、クロモ
グリク酸ナトリウム、セラトロダスト、タザノラスト、
テルフェナジン、トシル酸スプラタスト、トラニラス
ト、フマル酸エメダスチン、フマル酸ケトチフェン、プ
ランルカスト水和物、ペミロラストカリウム、レピリナ
スト等、またはそれらの誘導体などの抗アレルギー剤で
あればよい。
ばアステミゾール、アンレキサノクス、イブジラスト、
エバスチン、塩酸アゼラスチン、塩酸エビナスチン、塩
酸オザグレル、塩酸セチリジン、オキサトミド、クロモ
グリク酸ナトリウム、セラトロダスト、タザノラスト、
テルフェナジン、トシル酸スプラタスト、トラニラス
ト、フマル酸エメダスチン、フマル酸ケトチフェン、プ
ランルカスト水和物、ペミロラストカリウム、レピリナ
スト等、またはそれらの誘導体などの抗アレルギー剤で
あればよい。
【0028】(抗炎症剤)抗炎症剤は例えばアクタリッ
ト、アズレン、アセメタシン、アスピリン、アルクロフ
ェナク、アルミノプロフェン、アンフェナクナトリウ
ム、アンピロキシカム、イブプロフェン、イブプロフェ
ンピコノール、インドメタシン、インドメタシンファル
ネシル、ウフェナマート、エトドラク、エピリゾール、
エモルファゾン、塩酸チアラミド、塩酸チノリジン、塩
酸ブプレノルフィン、塩酸ペンタゾシン、エンフェナ
ム、オキサプロジン、グリチルレチン酸、クロタミト
ン、ケトプロフェン、ザルトプロフェン、ジフルニサ
ル、ジクロフェナクナトリウム、スプロフェン、スリン
ダク、チアプロフェン、テノキシカム、トリメチンナト
リウム、ナブメトン、ナプロキセン、ニフルム酸、ピロ
キシカム、フェナセチン、フェニルブタゾン、フェノプ
ロフェンカルシウム、フェルビナク、フェンブフェン、
ブコローム、ブフェキサマク、プラノプロフェン、フル
ルビプロフェン、フロクタフェニン、メシル酸ジメトチ
アジン、メチアジン、ベンダザック、ヘパリン類似物
質、マレイン酸プログルメタシン、メクロフェナム、メ
フェナム酸、ロキソプロフェンナトリウム、ロベンザリ
ット二ナトリウム、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮
膚抽出物等、またはそれらの誘導体などの抗炎症剤であ
ればよい。
ト、アズレン、アセメタシン、アスピリン、アルクロフ
ェナク、アルミノプロフェン、アンフェナクナトリウ
ム、アンピロキシカム、イブプロフェン、イブプロフェ
ンピコノール、インドメタシン、インドメタシンファル
ネシル、ウフェナマート、エトドラク、エピリゾール、
エモルファゾン、塩酸チアラミド、塩酸チノリジン、塩
酸ブプレノルフィン、塩酸ペンタゾシン、エンフェナ
ム、オキサプロジン、グリチルレチン酸、クロタミト
ン、ケトプロフェン、ザルトプロフェン、ジフルニサ
ル、ジクロフェナクナトリウム、スプロフェン、スリン
ダク、チアプロフェン、テノキシカム、トリメチンナト
リウム、ナブメトン、ナプロキセン、ニフルム酸、ピロ
キシカム、フェナセチン、フェニルブタゾン、フェノプ
ロフェンカルシウム、フェルビナク、フェンブフェン、
ブコローム、ブフェキサマク、プラノプロフェン、フル
ルビプロフェン、フロクタフェニン、メシル酸ジメトチ
アジン、メチアジン、ベンダザック、ヘパリン類似物
質、マレイン酸プログルメタシン、メクロフェナム、メ
フェナム酸、ロキソプロフェンナトリウム、ロベンザリ
ット二ナトリウム、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮
膚抽出物等、またはそれらの誘導体などの抗炎症剤であ
ればよい。
【0029】(抗生物質)抗生物質は例えばアセチルキ
タサマイシン、アセチルスピラマイシン、アムホチリシ
ンB、アモキシシリン、アンピシリン、一硫酸カナマイ
シン、エチルコハク酸エリスロマイシン、エリスロマイ
シン、エリスロマイシンエストレート、塩酸アクラルビ
シン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイ
シン、塩酸セフェタメトピボキシル、塩酸セフォチアム
へキセチル、塩酸セフカペンピボキシル、塩酸セフメノ
キシム、塩酸タランピシリン、塩酸テトラサイクリン、
塩酸デメチルクロルテトラサイクリン、塩酸テトラサイ
クリン、塩酸ドキシサイクリン、塩酸ドキソルビシン、
塩酸バカンピシリン、塩酸パルミチン酸クリンダマイシ
ン、塩酸バンコマイシン、塩酸ピブメシリナム、塩酸プ
レオマイシン、塩酸ミノサイクリン、塩酸リンコマイシ
ン、塩酸レナンピシリン、カルベニシリンナトリウム、
キタサマイシン、クラブラン酸カリウム、クラリスロマ
イシン、グリセオフルビン、クロキサシンナトリウム、
クロラムフェニコール、コリスチンメタンスルホン酸ナ
トリウム、サイクロセリン、酢酸ミデカマイシン、シク
ラシリン、ジクロキサシリンナトリウム、シッカニン、
ジョサマイシン、ステアリン酸エリスロマイシン、スル
ベニシリンナトリウム、セファクロル、セファゾリン、
セファトリジンプロピレングリコール、セファドロキシ
ル、セファピリン、セファマンドールナトリウム、セフ
ァレキシン、セファロチンナトリウム、セファロリジ
ン、セフィキシム、セフォキシチンナトリウム、セフォ
タキシムナトリウム、セフォテタン、セフォペラゾンナ
トリウム、セフジトレンピボキシル、セフジニル、セフ
スロジンナトリウム、セフチゾキシムナトリウム、セフ
チブテン、セフテラムピボキシル、セフビラミドナトリ
ウム、セフブペラゾンナトリウム、セフポドキシムプロ
キセチル、セフメタゾールナトリウム、セフラジン、セ
フロキサジン、セフロキシムアキセチル、セフロキシム
ナトリウム、チカルシリンナトリウム、テトラサイクリ
ン、トシル酸スルタミシリン、トブラマイシン、トリコ
マイシン、ナイスタチン、バリオチン、パルミチン酸ク
ロラムフェニコール、ピペラシリンナトリウム、ピマリ
シン、ファロペネムナトリウム、プロピオン酸ジョサマ
イシン、フェネチシリンカリウム、フェノキシメチルペ
ニシリンカリウム、ベンジルペニシリンカリウム、ベン
ジルペニシリンベンザチン、ホスホマイシンカルシウ
ム、マイトマイシンC、ミデカマイシン、メタリン酸テ
トラサイクリン、ラタモキセフナトリウム、リファンピ
シン、硫酸アストロマイシン、硫酸アミカシン、硫酸カ
ナマイシン、硫酸ゲンタマイシン、硫酸シソマイシン、
硫酸ジべカシン、硫酸ストレプトマイシン、硫酸ネチル
マイシン、硫酸フラジオマイシン、硫酸ブレオマイシ
ン、硫酸べカナマイシン、硫酸ペプロマイシン、硫酸ポ
リミキシンB、硫酸ミクロノマイシン、硫酸リボスタマ
イシン、リン酸クリンダマイシン、ロキシスロマイシ
ン、ロキタマイシン等、またはそれらの誘導体などの抗
生物質化合物であればよい。
タサマイシン、アセチルスピラマイシン、アムホチリシ
ンB、アモキシシリン、アンピシリン、一硫酸カナマイ
シン、エチルコハク酸エリスロマイシン、エリスロマイ
シン、エリスロマイシンエストレート、塩酸アクラルビ
シン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイ
シン、塩酸セフェタメトピボキシル、塩酸セフォチアム
へキセチル、塩酸セフカペンピボキシル、塩酸セフメノ
キシム、塩酸タランピシリン、塩酸テトラサイクリン、
塩酸デメチルクロルテトラサイクリン、塩酸テトラサイ
クリン、塩酸ドキシサイクリン、塩酸ドキソルビシン、
塩酸バカンピシリン、塩酸パルミチン酸クリンダマイシ
ン、塩酸バンコマイシン、塩酸ピブメシリナム、塩酸プ
レオマイシン、塩酸ミノサイクリン、塩酸リンコマイシ
ン、塩酸レナンピシリン、カルベニシリンナトリウム、
キタサマイシン、クラブラン酸カリウム、クラリスロマ
イシン、グリセオフルビン、クロキサシンナトリウム、
クロラムフェニコール、コリスチンメタンスルホン酸ナ
トリウム、サイクロセリン、酢酸ミデカマイシン、シク
ラシリン、ジクロキサシリンナトリウム、シッカニン、
ジョサマイシン、ステアリン酸エリスロマイシン、スル
ベニシリンナトリウム、セファクロル、セファゾリン、
セファトリジンプロピレングリコール、セファドロキシ
ル、セファピリン、セファマンドールナトリウム、セフ
ァレキシン、セファロチンナトリウム、セファロリジ
ン、セフィキシム、セフォキシチンナトリウム、セフォ
タキシムナトリウム、セフォテタン、セフォペラゾンナ
トリウム、セフジトレンピボキシル、セフジニル、セフ
スロジンナトリウム、セフチゾキシムナトリウム、セフ
チブテン、セフテラムピボキシル、セフビラミドナトリ
ウム、セフブペラゾンナトリウム、セフポドキシムプロ
キセチル、セフメタゾールナトリウム、セフラジン、セ
フロキサジン、セフロキシムアキセチル、セフロキシム
ナトリウム、チカルシリンナトリウム、テトラサイクリ
ン、トシル酸スルタミシリン、トブラマイシン、トリコ
マイシン、ナイスタチン、バリオチン、パルミチン酸ク
ロラムフェニコール、ピペラシリンナトリウム、ピマリ
シン、ファロペネムナトリウム、プロピオン酸ジョサマ
イシン、フェネチシリンカリウム、フェノキシメチルペ
ニシリンカリウム、ベンジルペニシリンカリウム、ベン
ジルペニシリンベンザチン、ホスホマイシンカルシウ
ム、マイトマイシンC、ミデカマイシン、メタリン酸テ
トラサイクリン、ラタモキセフナトリウム、リファンピ
シン、硫酸アストロマイシン、硫酸アミカシン、硫酸カ
ナマイシン、硫酸ゲンタマイシン、硫酸シソマイシン、
硫酸ジべカシン、硫酸ストレプトマイシン、硫酸ネチル
マイシン、硫酸フラジオマイシン、硫酸ブレオマイシ
ン、硫酸べカナマイシン、硫酸ペプロマイシン、硫酸ポ
リミキシンB、硫酸ミクロノマイシン、硫酸リボスタマ
イシン、リン酸クリンダマイシン、ロキシスロマイシ
ン、ロキタマイシン等、またはそれらの誘導体などの抗
生物質化合物であればよい。
【0030】(局所麻酔剤)局所麻酔剤は例えばアミノ
安息香酸エチル、塩酸オキシブプロカイン、塩酸ジブカ
イン、塩酸テトラカイン、塩酸パラブチルアミノ安息香
酸ジエチルアミノエチル、塩酸プロカイン、塩酸メピバ
カイン、塩酸リドカイン、オキセサゼイン、リドカイン
等、またはそれらの誘導体などの局所麻酔剤化合物であ
ればよい。
安息香酸エチル、塩酸オキシブプロカイン、塩酸ジブカ
イン、塩酸テトラカイン、塩酸パラブチルアミノ安息香
酸ジエチルアミノエチル、塩酸プロカイン、塩酸メピバ
カイン、塩酸リドカイン、オキセサゼイン、リドカイン
等、またはそれらの誘導体などの局所麻酔剤化合物であ
ればよい。
【0031】(抗ウイルス剤)抗ウイルス剤は例えば、
アシクロビル、ガンシクロビル、サニルブジン、ザルシ
タビン、ジダノシン、ジドブジン、ネビラピン、メシル
酸サキナビル、メシル酸ネルフィナビル、ラミブジン、
リトナビル、硫酸インジナビル等、またはそれらの塩の
付加および置換物などの抗ウイルス剤であればよい。
アシクロビル、ガンシクロビル、サニルブジン、ザルシ
タビン、ジダノシン、ジドブジン、ネビラピン、メシル
酸サキナビル、メシル酸ネルフィナビル、ラミブジン、
リトナビル、硫酸インジナビル等、またはそれらの塩の
付加および置換物などの抗ウイルス剤であればよい。
【0032】(代謝拮抗剤)代謝拮抗剤は例えば、アク
チノマイシンD、L−アスパラギナーゼ、アセグラト
ン、ウべニメクス、ウラシル、エトポシド、エノシタビ
ン、塩酸アクラルビシン、塩酸イダルビシン、塩酸イリ
ノテカン、塩酸エピルビシン、塩酸ドウノルビシン、塩
酸ドキソルビシン、塩酸ピラルビシン、塩酸ファドロゾ
ール水和物、塩酸ブレオマイシン、塩酸プロカルバジ
ン、塩酸ミトキサントロン、カルボプラチン、カルモフ
ール、クエン酸タモキシフェン、クエン酸トレミフェ
ン、シクロホスファミド、シスプラチン、シゾフイラ
ン、シタラビン、シタラビンオクホスファート、ジノス
タチンスチマラマー、酒石酸ビノレルビン、ソブゾキサ
ン、チオテパ、テガフール、ドキシフルリジン、ドセタ
キセル水和物、トレチノイン、ネオカルチノスタチン、
ネダプラチン、パクリタキセル、ビカルタミド、ヒドロ
キシカルバミド、ホスフェストロール、ブスルファン、
フルオロウラシル、フルタミド、プロピルチオウラシ
ル、ペントスタチン、ポルフィマーナトリウム、メチル
テストステロン、メピチオスタン、G−メルカプトプリ
ンリポシド、メルカプトプリン、メトトレキサート、メ
ルファラン、溶連菌抽出物、硫酸ペプロマイシン、硫酸
ビンクリスチン、硫酸ビンブラスチン、レンチナン等、
またはそれらの誘導体などの代謝拮抗剤であればよい。
チノマイシンD、L−アスパラギナーゼ、アセグラト
ン、ウべニメクス、ウラシル、エトポシド、エノシタビ
ン、塩酸アクラルビシン、塩酸イダルビシン、塩酸イリ
ノテカン、塩酸エピルビシン、塩酸ドウノルビシン、塩
酸ドキソルビシン、塩酸ピラルビシン、塩酸ファドロゾ
ール水和物、塩酸ブレオマイシン、塩酸プロカルバジ
ン、塩酸ミトキサントロン、カルボプラチン、カルモフ
ール、クエン酸タモキシフェン、クエン酸トレミフェ
ン、シクロホスファミド、シスプラチン、シゾフイラ
ン、シタラビン、シタラビンオクホスファート、ジノス
タチンスチマラマー、酒石酸ビノレルビン、ソブゾキサ
ン、チオテパ、テガフール、ドキシフルリジン、ドセタ
キセル水和物、トレチノイン、ネオカルチノスタチン、
ネダプラチン、パクリタキセル、ビカルタミド、ヒドロ
キシカルバミド、ホスフェストロール、ブスルファン、
フルオロウラシル、フルタミド、プロピルチオウラシ
ル、ペントスタチン、ポルフィマーナトリウム、メチル
テストステロン、メピチオスタン、G−メルカプトプリ
ンリポシド、メルカプトプリン、メトトレキサート、メ
ルファラン、溶連菌抽出物、硫酸ペプロマイシン、硫酸
ビンクリスチン、硫酸ビンブラスチン、レンチナン等、
またはそれらの誘導体などの代謝拮抗剤であればよい。
【0033】(毛髪用剤)毛髪用剤は例えば、アスナロ
ン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等、またはそれ
らの誘導体などの毛髪用剤であればよい。
ン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等、またはそれ
らの誘導体などの毛髪用剤であればよい。
【0034】(組織修復促進剤)組織修復促進剤は例え
ば、幼牛血液抽出物等であればよい。
ば、幼牛血液抽出物等であればよい。
【0035】(免疫抑制剤)免疫抑制剤は、サイクロス
ポリン、タクロリムス、塩酸グリペリムス、ミゾリビン
等、又はそれらの誘導体などがある。
ポリン、タクロリムス、塩酸グリペリムス、ミゾリビン
等、又はそれらの誘導体などがある。
【0036】(ビタミンD3群類)ビタミンD3群類
は、タカルシトール等、又はそれらの誘導体などがあ
る。
は、タカルシトール等、又はそれらの誘導体などがあ
る。
【0037】(単剤及び複合剤の剤型)本発明の外用剤
の剤型は、公知・周知の軟膏剤・クリーム剤・ジェル剤
・パスタ剤・ゲル剤・シェービングクリーム・ファンデ
ーション・パック剤・乳液などの半固形物、ローション
剤・リンス剤・シャンプー剤・化粧水・コロンなどの液
剤、貼付剤・石鹸剤等の固形物などの皮膚科学的に考え
得ることができる全ての外用剤の形態である。剤型は、
使用皮膚疾患の部位・症状に応じて随時最適のものが選
択される。例えば頭部の皮膚障害の治療・予防・改善に
は、従来または公知のクリームや軟膏などは使用しえな
いため、シャンプー、ジェル、リンスなどの外用剤は極
めて有用である。
の剤型は、公知・周知の軟膏剤・クリーム剤・ジェル剤
・パスタ剤・ゲル剤・シェービングクリーム・ファンデ
ーション・パック剤・乳液などの半固形物、ローション
剤・リンス剤・シャンプー剤・化粧水・コロンなどの液
剤、貼付剤・石鹸剤等の固形物などの皮膚科学的に考え
得ることができる全ての外用剤の形態である。剤型は、
使用皮膚疾患の部位・症状に応じて随時最適のものが選
択される。例えば頭部の皮膚障害の治療・予防・改善に
は、従来または公知のクリームや軟膏などは使用しえな
いため、シャンプー、ジェル、リンスなどの外用剤は極
めて有用である。
【0038】(基剤)本発明の外用剤の基剤としては、
式(1)の化合物またはその薬理学的に許容される塩
が、又はこれら主薬剤と選択された補助成分が基剤中に
均一に融解・配合・分散されうるものであれば格別に限
定されない。かかる基剤としては、製剤学的に汎用され
ている外用基剤を用いることができる。なお以下のもの
に限定されないが、例を挙げれば油脂、例えばオリーブ
油、ヒマシ油など;ロウ類、例えば、ミツロウ、ラノリ
ン、ホホバ油など;炭化水素、例えば、流動パラフィ
ン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリン ワッ
クス、スクワランなど;高級脂肪酸、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸など;エ
ステル類、例えば、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸オクチルドデシルなど;高級アルコ
ール、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ラウリルアルコールなど;界面活性剤、例えば、非
イオン性であれば、モノステアリン酸グリセリン、モノ
オレイン酸グリセリン、プロピレングリコールモノステ
アリン酸エステル、ポリオキシエチレンセチルアルコー
ルエーテルなど;陰イオン性であれば、セチル硫酸ナト
リウム、ステアリン酸ナトリウム、N−アシルグルタミ
ン酸ナトリウムなど;低級アルコール、例えば、エタノ
ール、イソプロパノールなど;精製水、蒸留水、水など
従来、もしくは公知の皮膚科学的に使用でき得る基剤等
が挙げられる。
式(1)の化合物またはその薬理学的に許容される塩
が、又はこれら主薬剤と選択された補助成分が基剤中に
均一に融解・配合・分散されうるものであれば格別に限
定されない。かかる基剤としては、製剤学的に汎用され
ている外用基剤を用いることができる。なお以下のもの
に限定されないが、例を挙げれば油脂、例えばオリーブ
油、ヒマシ油など;ロウ類、例えば、ミツロウ、ラノリ
ン、ホホバ油など;炭化水素、例えば、流動パラフィ
ン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリン ワッ
クス、スクワランなど;高級脂肪酸、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸など;エ
ステル類、例えば、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸オクチルドデシルなど;高級アルコ
ール、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ラウリルアルコールなど;界面活性剤、例えば、非
イオン性であれば、モノステアリン酸グリセリン、モノ
オレイン酸グリセリン、プロピレングリコールモノステ
アリン酸エステル、ポリオキシエチレンセチルアルコー
ルエーテルなど;陰イオン性であれば、セチル硫酸ナト
リウム、ステアリン酸ナトリウム、N−アシルグルタミ
ン酸ナトリウムなど;低級アルコール、例えば、エタノ
ール、イソプロパノールなど;精製水、蒸留水、水など
従来、もしくは公知の皮膚科学的に使用でき得る基剤等
が挙げられる。
【0039】(補足的添加物)この発明の外用剤におい
ては、必要に応じて酸化防止剤、例えば、アスコルビン
酸、トコフェロール、クエン酸、ジブチルヒドロキシト
ルエンなど;防腐剤、例えば、デヒドロ酢酸、サリチル
酸、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、チモールなど;保湿剤、例えば、グリセリン、
ラノリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、尿素、ヒアルロン酸ナトリウムなど;増粘
剤、例えば、ポリエチレングリコール、キサンタンゴ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキ
シプロピルセルロースなど;緩衝剤・pH調整剤、例え
ば、クエン酸、乳酸、塩酸、ホウ酸などの酸、また、リ
ン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミンなど
のアルカリ;賦形剤、例えば、カオリン、ベントナイト
などの、従来の外用剤において使用されている公知の製
剤成分を添加することができる。
ては、必要に応じて酸化防止剤、例えば、アスコルビン
酸、トコフェロール、クエン酸、ジブチルヒドロキシト
ルエンなど;防腐剤、例えば、デヒドロ酢酸、サリチル
酸、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、チモールなど;保湿剤、例えば、グリセリン、
ラノリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、尿素、ヒアルロン酸ナトリウムなど;増粘
剤、例えば、ポリエチレングリコール、キサンタンゴ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキ
シプロピルセルロースなど;緩衝剤・pH調整剤、例え
ば、クエン酸、乳酸、塩酸、ホウ酸などの酸、また、リ
ン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミンなど
のアルカリ;賦形剤、例えば、カオリン、ベントナイト
などの、従来の外用剤において使用されている公知の製
剤成分を添加することができる。
【0040】(基剤その他の配合量)基剤及びその他の
成分の外用剤中における配合量は例えば、0〜90重量
%の炭化水素、0〜90重量%の保湿剤、0〜90重量
%の界面活性剤、0〜50重量%の増粘剤、0〜80重
量%の蒸留水、精製水などの水、0〜2重量%の防腐
剤、0〜5重量%の緩衝剤またはpH調整剤、0.5〜
20重量%の高級脂肪酸、0〜50重量%の低級アルコ
ール、0〜30重量%の高級アルコール、また目的に応
じて微量の香料、着色剤等が例示される。これらはその
目的に応じた外用製剤により変化することができるの
で、これに限定する物ではない。
成分の外用剤中における配合量は例えば、0〜90重量
%の炭化水素、0〜90重量%の保湿剤、0〜90重量
%の界面活性剤、0〜50重量%の増粘剤、0〜80重
量%の蒸留水、精製水などの水、0〜2重量%の防腐
剤、0〜5重量%の緩衝剤またはpH調整剤、0.5〜
20重量%の高級脂肪酸、0〜50重量%の低級アルコ
ール、0〜30重量%の高級アルコール、また目的に応
じて微量の香料、着色剤等が例示される。これらはその
目的に応じた外用製剤により変化することができるの
で、これに限定する物ではない。
【0041】(製剤の調剤法)本発明の外用製剤の製造
に際しては、従来の製剤学的に公知の製法に準じて製造
することができる。
に際しては、従来の製剤学的に公知の製法に準じて製造
することができる。
【0042】(補足的添加薬剤)なお加えるに、本発明
の外用剤は、本発明の皮膚組織障害の治療・予防・改善
用外用剤としての効果を損なわない限り、所望により他
の薬効成分を含んでもよい。これらの薬効成分として
は、公知の清涼成分、ビタミン剤、角質剥離剤、皮質抑
制剤、抗脂漏剤、消炎剤、殺菌剤、鎮痒剤等、また、皮
膚疾患に用いることのできる薬剤を例示することがで
き、具体的には、メントール、ビタミンA,B群,C,
D,E剤等、サリチル酸、エストラジオール、グリチル
リチン酸、塩化ベンザルコニウム、フェノール、カンフ
ル等が挙げられる。また、上記以外の薬剤、例えば、麻
薬および覚醒剤類例えば、塩酸エチルモルヒネ、塩酸オ
キシコドン、塩酸コカイン、塩酸ペチジン、塩酸メタン
フェタミン、dl−塩酸メチルエフェドリン、塩酸モル
ヒネ、クエン酸フェンタニル、酒石酸レバロルファン
等;局所殺菌剤例えば、ポビドンヨード、ヨードホルム
等;酵素製剤例えば、塩化リゾチーム、ストレプトキナ
ーゼ、ストレプトドルナーゼトリプシン、デオキシリボ
ヌクレアーゼ等;生薬類例えば、シコンエキス、ロート
エキス等;大腸菌死菌、エピジヒドロコレステリン、ト
リベノシド等の痔用薬;止血剤例えば、トロンビン、酸
化セルロース、アルギン酸ナトリウムなどをも組み合わ
せた皮膚科学的に応用できる複合外用剤もこの発明に属
するものである。
の外用剤は、本発明の皮膚組織障害の治療・予防・改善
用外用剤としての効果を損なわない限り、所望により他
の薬効成分を含んでもよい。これらの薬効成分として
は、公知の清涼成分、ビタミン剤、角質剥離剤、皮質抑
制剤、抗脂漏剤、消炎剤、殺菌剤、鎮痒剤等、また、皮
膚疾患に用いることのできる薬剤を例示することがで
き、具体的には、メントール、ビタミンA,B群,C,
D,E剤等、サリチル酸、エストラジオール、グリチル
リチン酸、塩化ベンザルコニウム、フェノール、カンフ
ル等が挙げられる。また、上記以外の薬剤、例えば、麻
薬および覚醒剤類例えば、塩酸エチルモルヒネ、塩酸オ
キシコドン、塩酸コカイン、塩酸ペチジン、塩酸メタン
フェタミン、dl−塩酸メチルエフェドリン、塩酸モル
ヒネ、クエン酸フェンタニル、酒石酸レバロルファン
等;局所殺菌剤例えば、ポビドンヨード、ヨードホルム
等;酵素製剤例えば、塩化リゾチーム、ストレプトキナ
ーゼ、ストレプトドルナーゼトリプシン、デオキシリボ
ヌクレアーゼ等;生薬類例えば、シコンエキス、ロート
エキス等;大腸菌死菌、エピジヒドロコレステリン、ト
リベノシド等の痔用薬;止血剤例えば、トロンビン、酸
化セルロース、アルギン酸ナトリウムなどをも組み合わ
せた皮膚科学的に応用できる複合外用剤もこの発明に属
するものである。
【0043】(有効性の確認)かくして調製された本発
明の外用剤は、乾癬の皮膚組織の治療・予防に有効であ
ることが確認された。また、複合剤は、既知の皮膚疾患
用薬剤の単剤としての有効量より微量(例えば10〜2
0分の1)であっても、複合的な皮膚疾患の合併症に対
して有効な治療効果を有し、更に複合剤による副作用も
みられないことが確認された。
明の外用剤は、乾癬の皮膚組織の治療・予防に有効であ
ることが確認された。また、複合剤は、既知の皮膚疾患
用薬剤の単剤としての有効量より微量(例えば10〜2
0分の1)であっても、複合的な皮膚疾患の合併症に対
して有効な治療効果を有し、更に複合剤による副作用も
みられないことが確認された。
【0044】(本発明製剤の使用の形態)以上のように
して供給される本発明の乾癬治療・予防用外用剤は、乾
癬の皮膚疾患に対し、例えば、1日2回ないし3回程度
皮膚に適用する。式(1)の化合物又はその薬理学的に
許容される塩を主成分とする単剤からなる外用剤は、乾
癬に対する治療後において色素沈着、瘢痕、角質の硬化
等の副作用やリバウンドのような副作用はみられない。
して供給される本発明の乾癬治療・予防用外用剤は、乾
癬の皮膚疾患に対し、例えば、1日2回ないし3回程度
皮膚に適用する。式(1)の化合物又はその薬理学的に
許容される塩を主成分とする単剤からなる外用剤は、乾
癬に対する治療後において色素沈着、瘢痕、角質の硬化
等の副作用やリバウンドのような副作用はみられない。
【0045】本発明は、式(1)の化合物又はその薬理
学的に許容される塩を主成分とする単剤外用剤よりも速
効性及び効果の向上を望む場合、或いは乾癬以外の皮膚
疾患との合併症の場合、他の補助成分を配合した複合剤
からなる乾癬治療・予防用外用剤として適用される。こ
の複合剤は、式(1)の化合物又はその薬理学的に許容
される塩の単剤外用剤と同じく副作用の発現が認められ
ない乾癬治療・予防用外用剤である。本発明の単剤と複
合剤の使い分けは、チニダゾールで代表される化合物の
乾癬治療・予防効果を基礎として、チニダゾール等が覆
いきれない菌やウイルス等の殺菌作用、抗炎症作用、皮
膚改善効果等を補助、増強させるために、抗真菌剤、副
腎皮質ホルモン剤、抗菌剤、サルファ剤、抗ヒスタミン
剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤、抗生物質、局所麻酔
剤、抗ウイルス剤、代謝拮抗剤、毛髪用剤、組織修復促
進剤のいずれか1種類似上の薬剤を選択して配合使用す
る。例えば、乾癬に罹患している場所により化膿してい
る部位がある場合にはチニダゾールと抗生物質との組み
合わせた複合剤である外用剤を、化膿していない部位に
はチニダゾール単剤の外用剤を投与する。また、症状が
軽い患者にはチニダゾール単剤の外用剤を、症状が重度
の患者にはチニダゾールと抗真菌剤の複合剤である外用
剤を投与する等、目的や症状の程度によりそれぞれ組み
合わせることができる。
学的に許容される塩を主成分とする単剤外用剤よりも速
効性及び効果の向上を望む場合、或いは乾癬以外の皮膚
疾患との合併症の場合、他の補助成分を配合した複合剤
からなる乾癬治療・予防用外用剤として適用される。こ
の複合剤は、式(1)の化合物又はその薬理学的に許容
される塩の単剤外用剤と同じく副作用の発現が認められ
ない乾癬治療・予防用外用剤である。本発明の単剤と複
合剤の使い分けは、チニダゾールで代表される化合物の
乾癬治療・予防効果を基礎として、チニダゾール等が覆
いきれない菌やウイルス等の殺菌作用、抗炎症作用、皮
膚改善効果等を補助、増強させるために、抗真菌剤、副
腎皮質ホルモン剤、抗菌剤、サルファ剤、抗ヒスタミン
剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤、抗生物質、局所麻酔
剤、抗ウイルス剤、代謝拮抗剤、毛髪用剤、組織修復促
進剤のいずれか1種類似上の薬剤を選択して配合使用す
る。例えば、乾癬に罹患している場所により化膿してい
る部位がある場合にはチニダゾールと抗生物質との組み
合わせた複合剤である外用剤を、化膿していない部位に
はチニダゾール単剤の外用剤を投与する。また、症状が
軽い患者にはチニダゾール単剤の外用剤を、症状が重度
の患者にはチニダゾールと抗真菌剤の複合剤である外用
剤を投与する等、目的や症状の程度によりそれぞれ組み
合わせることができる。
【0046】本発明で使用する補助成分である各抗真菌
剤、副腎皮質ホルモン剤、抗菌剤、サルファ剤、抗ヒス
タミン剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤、抗生物質、局所
麻酔剤、抗ウイルス剤、代謝拮抗剤、毛髪用剤、組織修
復促進剤は、現在市販されている製剤または薬理学的に
考えられる量より少ない量においては副作用はほとんど
認められないが、皮膚疾患に対して効果的な治療も望め
ない。
剤、副腎皮質ホルモン剤、抗菌剤、サルファ剤、抗ヒス
タミン剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤、抗生物質、局所
麻酔剤、抗ウイルス剤、代謝拮抗剤、毛髪用剤、組織修
復促進剤は、現在市販されている製剤または薬理学的に
考えられる量より少ない量においては副作用はほとんど
認められないが、皮膚疾患に対して効果的な治療も望め
ない。
【0047】本発明のチニダゾール等を主成分とし、さ
らに補助成分を含有した複合剤である外用剤中の補助成
分の含有量は、各薬剤の製剤である市販または薬理学的
な治療効果の所見に基づいた成分の含有量に比べて通常
考えられない程度の微量である。例えば、抗真菌剤、副
腎皮質ホルモン剤の量は、市販のものに比べて10〜2
0分の1程度であるがその効果は乾癬および合併皮膚疾
患に対して優れた薬理効果が現れ、しかも副作用もみら
れなかった。よって本発明は乾癬に対して効果のある、
また副作用のないチニダゾール等を主成分とし、上記の
補助成分である化学物質の微量を配合することで、相乗
効果により、全く新規な乾癬の治療・予防に、副作用の
ないより良き最適な複合剤の外用剤を提供することに成
功した。
らに補助成分を含有した複合剤である外用剤中の補助成
分の含有量は、各薬剤の製剤である市販または薬理学的
な治療効果の所見に基づいた成分の含有量に比べて通常
考えられない程度の微量である。例えば、抗真菌剤、副
腎皮質ホルモン剤の量は、市販のものに比べて10〜2
0分の1程度であるがその効果は乾癬および合併皮膚疾
患に対して優れた薬理効果が現れ、しかも副作用もみら
れなかった。よって本発明は乾癬に対して効果のある、
また副作用のないチニダゾール等を主成分とし、上記の
補助成分である化学物質の微量を配合することで、相乗
効果により、全く新規な乾癬の治療・予防に、副作用の
ないより良き最適な複合剤の外用剤を提供することに成
功した。
【0048】なお、本発明の外用剤は、医薬品に限定さ
れず、医薬部外品、化粧料等も含む。
れず、医薬部外品、化粧料等も含む。
【0049】
【実施例】以下に試験例、ならびに実施例により、本発
明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
により限定されるものではない。以下の実施例において
は、本発明の成分である式(1)のイミダゾール誘導体
として、チニダゾールを例として説明するが、他の化合
物であっても同様である。なお、以下メトロニダゾール
は参考例として例示した。
明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
により限定されるものではない。以下の実施例において
は、本発明の成分である式(1)のイミダゾール誘導体
として、チニダゾールを例として説明するが、他の化合
物であっても同様である。なお、以下メトロニダゾール
は参考例として例示した。
【0050】実施例a(参考):単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール0.5g
(b)油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタ
ノール7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5
g、(c)水相、プロピレングリコール6.5g、ラウ
リル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が100gとな
る量。
(b)油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタ
ノール7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5
g、(c)水相、プロピレングリコール6.5g、ラウ
リル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が100gとな
る量。
【0051】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0052】実施例b:単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール0.5g、(b)
油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール
7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、プロピレングリコール6.5g、ラウリル
硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が100gとなる
量。
油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール
7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、プロピレングリコール6.5g、ラウリル
硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が100gとなる
量。
【0053】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0054】実施例c(参考):単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール2g、(b)
油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール
7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール
7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
【0055】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0056】実施例d:単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール2g、(b)油
相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール7
g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール7
g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
【0057】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0058】実施例e(参考):単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール5g、(b)
油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール
7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール
7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
【0059】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0060】実施例f:単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール5g、(b)油
相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール7
g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール7
g、流動パラフィン9g、白色ワセリン3.5g、
(c)水相、尿素2g、プロピレングリコール6.5
g、ラウリル硫酸ナトリウム1g、精製水を全量が10
0gとなる量。
【0061】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0062】実施例g(参考):単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール10g、
(b)油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタ
ノール7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン2.5
g、(c)水相、尿素2g、ポリエチレングリコール7
g、ツィーン80は1g、精製水を全量が100gとな
る量。
(b)油相、モノステアリン酸グリコール10g、セタ
ノール7g、流動パラフィン9g、白色ワセリン2.5
g、(c)水相、尿素2g、ポリエチレングリコール7
g、ツィーン80は1g、精製水を全量が100gとな
る量。
【0063】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え撹拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え撹拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0064】実施例h:単剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール10g、(b)油
相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール7
g、流動パラフィン9g、白色ワセリン2.5g、
(c)水相、尿素2g、ポリエチレングリコール7g、
ツィーン80は1g、精製水を全量が100gとなる
量。
相、モノステアリン酸グリコール10g、セタノール7
g、流動パラフィン9g、白色ワセリン2.5g、
(c)水相、尿素2g、ポリエチレングリコール7g、
ツィーン80は1g、精製水を全量が100gとなる
量。
【0065】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0066】実施例i(参考):単剤外用軟膏剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール3g、(b)
油相、白色ワセリン45g、セタノール20g、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油5g、流動パラフィン5g、
パラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(c)水相、パ
ラオキシ安息香酸メチル0.1g、ツィーン80は2
g、ポリエチレングリコール5g、蒸留水を全量が10
0gになる量。
油相、白色ワセリン45g、セタノール20g、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油5g、流動パラフィン5g、
パラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(c)水相、パ
ラオキシ安息香酸メチル0.1g、ツィーン80は2
g、ポリエチレングリコール5g、蒸留水を全量が10
0gになる量。
【0067】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じた軟膏を適当な容器に採取
する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じた軟膏を適当な容器に採取
する。
【0068】実施例j:単剤外用軟膏剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール3g、(b)油
相、白色ワセリン45g、セタノール20g、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油5g、流動パラフィン5g、パ
ラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(c)水相、パラ
オキシ安息香酸メチル0.1g、ツィーン80は2g、
ポリエチレングリコール5g、蒸留水を全量が100g
になる量。
相、白色ワセリン45g、セタノール20g、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油5g、流動パラフィン5g、パ
ラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(c)水相、パラ
オキシ安息香酸メチル0.1g、ツィーン80は2g、
ポリエチレングリコール5g、蒸留水を全量が100g
になる量。
【0069】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じた軟膏を適当な容器に採取
する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じた軟膏を適当な容器に採取
する。
【0070】実施例k(参考):単剤ローション剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール3g、(b)
油相、ステアリン酸2g、セタノール1.5g、白色ワ
セリン4g、スクワラン5g、トリ(カプリル酸・カプ
リン酸)グリセリン2g、モノオレイン酸ソルビタン2
g、(c)水相、ポリエチレングリコール5g、ジプロ
ピレングリコール5g、トリエタノールアミン0.2
g、精製水60g、(d)水相、イソプロパノール10
g、精製水を全量が100gとなる量。
油相、ステアリン酸2g、セタノール1.5g、白色ワ
セリン4g、スクワラン5g、トリ(カプリル酸・カプ
リン酸)グリセリン2g、モノオレイン酸ソルビタン2
g、(c)水相、ポリエチレングリコール5g、ジプロ
ピレングリコール5g、トリエタノールアミン0.2
g、精製水60g、(d)水相、イソプロパノール10
g、精製水を全量が100gとなる量。
【0071】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約70℃の温度に保ち、(b)油相を(c)水相に
加え撹拌しながら(a)成分を添加する。その後、連続
的に攪拌しながら約40℃の温度に冷却後、(d)水相
を添加し攪拌しながら約25℃の温度に冷却する。生じ
たローション剤を適当な気密容器に採取する。
ぞれ約70℃の温度に保ち、(b)油相を(c)水相に
加え撹拌しながら(a)成分を添加する。その後、連続
的に攪拌しながら約40℃の温度に冷却後、(d)水相
を添加し攪拌しながら約25℃の温度に冷却する。生じ
たローション剤を適当な気密容器に採取する。
【0072】実施例l:単剤ローション剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール3g、(b)油
相、ステアリン酸2g、セタノール1.5g、白色ワセ
リン4g、スクワラン5g、トリ(カプリル酸・カプリ
ン酸)グリセリン2g、モノオレイン酸ソルビタン2
g、(c)水相、ポリエチレングリコール5g、ジプロ
ピレングリコール5g、トリエタノールアミン0.2
g、精製水60g、(d)水相、イソプロパノール10
g、精製水を全量が100gとなる量。
相、ステアリン酸2g、セタノール1.5g、白色ワセ
リン4g、スクワラン5g、トリ(カプリル酸・カプリ
ン酸)グリセリン2g、モノオレイン酸ソルビタン2
g、(c)水相、ポリエチレングリコール5g、ジプロ
ピレングリコール5g、トリエタノールアミン0.2
g、精製水60g、(d)水相、イソプロパノール10
g、精製水を全量が100gとなる量。
【0073】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約70℃の温度に保ち、(b)油相を(c)水相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、連続
的に攪拌しながら約40℃の温度に冷却後、(d)水相
を添加し攪拌しながら約25℃の温度に冷却する。生じ
たローション剤を適当な気密容器に採取する。
ぞれ約70℃の温度に保ち、(b)油相を(c)水相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、連続
的に攪拌しながら約40℃の温度に冷却後、(d)水相
を添加し攪拌しながら約25℃の温度に冷却する。生じ
たローション剤を適当な気密容器に採取する。
【0074】実施例m(参考):複合剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、メトロニダゾール2g、トラニ
ラスト0.1g、(b)油相、モノステアリン酸グリコ
ール5g、ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル
2g、ステアリン酸0.5g、セタノール5g、白色ワ
セリン3.5g、流動パラフィン5g、ミリスチン酸イ
ソプロピル5g、ミリスチン酸オクチルドデシル3g、
パラオキシ安息香酸プロピル0.15g、(c)水相、
プロピレングリコール7g、パラオキシ安息香酸メチル
0.15g、蒸留水を全量が100gとなる量。
ラスト0.1g、(b)油相、モノステアリン酸グリコ
ール5g、ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル
2g、ステアリン酸0.5g、セタノール5g、白色ワ
セリン3.5g、流動パラフィン5g、ミリスチン酸イ
ソプロピル5g、ミリスチン酸オクチルドデシル3g、
パラオキシ安息香酸プロピル0.15g、(c)水相、
プロピレングリコール7g、パラオキシ安息香酸メチル
0.15g、蒸留水を全量が100gとなる量。
【0075】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0076】実施例n:複合剤外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール2g、トラニラス
ト0.1g、(b)油相、モノステアリン酸グリコール
5g、ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル2
g、ステアリン酸0.5g、セタノール5g、白色ワセ
リン3.5g、流動パラフィン5g、ミリスチン酸イソ
プロピル5g、ミリスチン酸オクチルドデシル3g、パ
ラオキシ安息香酸プロピル0.15g、(c)水相、プ
ロピレングリコール7g、パラオキシ安息香酸メチル
0.15g、蒸留水を全量が100gとなる量。
ト0.1g、(b)油相、モノステアリン酸グリコール
5g、ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル2
g、ステアリン酸0.5g、セタノール5g、白色ワセ
リン3.5g、流動パラフィン5g、ミリスチン酸イソ
プロピル5g、ミリスチン酸オクチルドデシル3g、パ
ラオキシ安息香酸プロピル0.15g、(c)水相、プ
ロピレングリコール7g、パラオキシ安息香酸メチル
0.15g、蒸留水を全量が100gとなる量。
【0077】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0078】実施例o:比較外用クリーム剤 処方:(a)有効成分、トラニラスト0.1g、(b)
油相、モノステアリン酸グリコール5g、ポリオキシエ
チレン(23)セチルエーテル2g、ステアリン酸0.
5g、セタノール5g、白色ワセリン3.5g、流動パ
ラフィン5g、ミリスチン酸イソプロピル5g、ミリス
チン酸オクチルドデシル3g、パラオキシ安息香酸プロ
ピル0.15g、(c)水相、プロピレングリコール7
g、パラオキシ安息香酸メチル0.15g、蒸留水を全
量が100gとなる量。
油相、モノステアリン酸グリコール5g、ポリオキシエ
チレン(23)セチルエーテル2g、ステアリン酸0.
5g、セタノール5g、白色ワセリン3.5g、流動パ
ラフィン5g、ミリスチン酸イソプロピル5g、ミリス
チン酸オクチルドデシル3g、パラオキシ安息香酸プロ
ピル0.15g、(c)水相、プロピレングリコール7
g、パラオキシ安息香酸メチル0.15g、蒸留水を全
量が100gとなる量。
【0079】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
ぞれ約75℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じたクリームを適当な容器に
採取する。
【0080】実施例p:複合剤外用軟膏剤 処方:(a)有効成分、チニダゾール2g、ジクロフェ
ナクナトリウム0.05g、クロタミトン1g、フルオ
シノロンアセトニド0.001g、(b)油相、白色ワ
セリン45g、セタノール20g、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油5g、ツィーン80は2g、流動パラフィ
ン5g、バラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(c)
水相、パラオキシ安息香酸メチル0.1g、蒸留水を全
量が100gになる量。
ナクナトリウム0.05g、クロタミトン1g、フルオ
シノロンアセトニド0.001g、(b)油相、白色ワ
セリン45g、セタノール20g、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油5g、ツィーン80は2g、流動パラフィ
ン5g、バラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(c)
水相、パラオキシ安息香酸メチル0.1g、蒸留水を全
量が100gになる量。
【0081】製造方法:(b)油相、(c)水相をそれ
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じた軟膏を適当な容器に採取
する。
ぞれ約85℃の温度に保ち、(c)水相を(b)油相に
加え攪拌しながら(a)成分を添加する。その後、約2
5℃の温度に冷却する。生じた軟膏を適当な容器に採取
する。
【0082】
【試験例】試験例a:臨床試験例 実際の皮膚炎症、乾癬に罹患している患者に本発明の外
用剤を適用してその治療効果を検討した。対象患者とし
て、以下の患者に適用した。
用剤を適用してその治療効果を検討した。対象患者とし
て、以下の患者に適用した。
【0083】対象者A(右):乾癬に罹患している年齢
43歳の男性の右足 対象者A(左):乾癬に罹患している年齢43歳の男性
の左足 対象者B(右):乾癬に罹患している年齢40歳の男性
の右足 対象者B(左):乾癬に罹患している年齢40歳の男性
の左足 対象者C(右):乾癬に罹患している年齢38歳の女性
の右足 対象者C(左):乾癬に罹患している年齢38歳の女性
の左足 対象者D(右):乾癬に罹患している年齢49歳の女性
の右足 対象者D(左):乾癬に罹患している年齢49歳の女性
の左足
43歳の男性の右足 対象者A(左):乾癬に罹患している年齢43歳の男性
の左足 対象者B(右):乾癬に罹患している年齢40歳の男性
の右足 対象者B(左):乾癬に罹患している年齢40歳の男性
の左足 対象者C(右):乾癬に罹患している年齢38歳の女性
の右足 対象者C(左):乾癬に罹患している年齢38歳の女性
の左足 対象者D(右):乾癬に罹患している年齢49歳の女性
の右足 対象者D(左):乾癬に罹患している年齢49歳の女性
の左足
【0084】方法: 対象者A(右):実施例aの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者A(左):実施例bの外用クリーム剤 (T) 対象者B(右):実施例cの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者B(左):実施例dの外用クリーム剤 (T) 対象者C(右):実施例eの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者C(左):実施例fの外用クリーム剤 (T) 対象者D(右):実施例gの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者D(左):実施例hの外用クリーム剤 (T)
考例 対象者A(左):実施例bの外用クリーム剤 (T) 対象者B(右):実施例cの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者B(左):実施例dの外用クリーム剤 (T) 対象者C(右):実施例eの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者C(左):実施例fの外用クリーム剤 (T) 対象者D(右):実施例gの外用クリーム剤 (M)参
考例 対象者D(左):実施例hの外用クリーム剤 (T)
【0085】上記の外用クリーム剤を乾癬に罹患してい
る部位に、それぞれ1日3回塗布し、その経過を観察し
た。
る部位に、それぞれ1日3回塗布し、その経過を観察し
た。
【0086】評価: 5:開始時より悪化している。 4:開始時および不変 3:少し改善 2:顕著な改善 1:一般の皮膚と変わらない
【0087】
【表1】
【0088】以上のように、対象者いずれの乾癬も7〜
21日後には症状が激減し、1〜2ヶ月後には完治し
た。対象者B、Dに対しては2ケ月後に塗布を中止した
がその後1ケ月は再発もしなかった。また、いずれも副
作用等はみられなかった。
21日後には症状が激減し、1〜2ヶ月後には完治し
た。対象者B、Dに対しては2ケ月後に塗布を中止した
がその後1ケ月は再発もしなかった。また、いずれも副
作用等はみられなかった。
【0089】試験例b:臨床試験例(比較試験)
【0090】対象者E(右):乾癬に罹患している年齢
38歳の男性の右足 対象者E(左):乾癬に罹患している年齢38歳の男性
の左足
38歳の男性の右足 対象者E(左):乾癬に罹患している年齢38歳の男性
の左足
【0091】方法: 対象者E(右):実施例cの外用クリーム剤 (M) 対象者E(左):市販のボンアルファ軟膏(帝人
(株))(成分:タカシトール0.0002%)
(株))(成分:タカシトール0.0002%)
【0092】上記の外用クリーム剤を乾癬に罹患してい
る部位に、それぞれ1日2回塗布し、それぞれの治療効
果を経過を観察した。結果は表2に示した。
る部位に、それぞれ1日2回塗布し、それぞれの治療効
果を経過を観察した。結果は表2に示した。
【0093】評価: 5:開始時より悪化している。 4:開始時および不変 3:少し改善 2:顕著な改善 1:一般の皮膚と変わらない
【0094】
【表2】
【0095】以上のように、対象者Eの右すなわちメト
ロニダゾール外用剤(参考例)が対照例に対し明らかに
皮膚の状態が改善した。双方の製剤の副作用等はみられ
なかった。
ロニダゾール外用剤(参考例)が対照例に対し明らかに
皮膚の状態が改善した。双方の製剤の副作用等はみられ
なかった。
【0096】実験例c:臨床試験
【0097】対象者F:乾癬に罹患している年齢33歳
の男性頭部 対象者G(右):乾癬に罹患している年齢38歳の男性
の右肘 対象者G(左):乾癬に罹患している年齢38歳の男性
の左肘
の男性頭部 対象者G(右):乾癬に罹患している年齢38歳の男性
の右肘 対象者G(左):乾癬に罹患している年齢38歳の男性
の左肘
【0098】方法: 対象者F:実施例lのローション剤 (T) 対象者G(右):実施例mの外用複合剤 (M) 対象者G(左):実施例eの外用クリーム剤 (M)
【0099】上記の外用クリーム剤を乾癬に罹患してい
る部位に、それぞれ1日2回塗布し、それぞれの治療効
果を経過を観察した。
る部位に、それぞれ1日2回塗布し、それぞれの治療効
果を経過を観察した。
【0100】評価: 5:開始時より悪化している。 4:開始時および不変 3:少し改善 2:顕著な改善 1:一般の皮膚と変わらない
【0101】
【表3】
【0102】以上のように、7から21日後には顕著な
改善が見られた。対象者Gに関しては、右足にはメトロ
ニダゾールの複合剤(2%)、左足にメトロニダゾール
単剤(2%)を塗布し、比較したところ複合剤の方がよ
りよい効果があった。また、それぞれ副作用等はみられ
なかった。
改善が見られた。対象者Gに関しては、右足にはメトロ
ニダゾールの複合剤(2%)、左足にメトロニダゾール
単剤(2%)を塗布し、比較したところ複合剤の方がよ
りよい効果があった。また、それぞれ副作用等はみられ
なかった。
【0103】試験例d:その他の試験例 上記臨床試験と同様に以下の処置をした結果、表4の結
果を得た。また副作用も見られなかった。
果を得た。また副作用も見られなかった。
【0104】
【表4】
【0105】試験例e:参考試験(複合剤での比較試
験)
験)
【0106】対象者N(右):乾癬に罹患している年齢
70歳の右足 対象者N(左):乾癬に罹患している年齢70歳の左足
70歳の右足 対象者N(左):乾癬に罹患している年齢70歳の左足
【0107】方法: 対象者N(右):実施例mの外用クリーム剤(チニダゾ
ール複合剤) 対象者N(左):実施例oの外用クリーム剤(トラニラ
スト単剤)
ール複合剤) 対象者N(左):実施例oの外用クリーム剤(トラニラ
スト単剤)
【0108】上記の外用クリーム剤を乾癬に罹患してい
る部位に、それぞれ1日2回塗布し、それぞれの治療効
果を経過を観察した。
る部位に、それぞれ1日2回塗布し、それぞれの治療効
果を経過を観察した。
【0109】
【表5】
【0110】以上のように、トラニラスト0.1%では
何ら効果がみられなかった。
何ら効果がみられなかった。
【0111】試験例f:臨床試験例 実施例pの外用軟膏剤を足の甲に尋常性乾癬に罹患して
いる年齢10歳の男子(対象患者A)及び下肢に尋常性
乾癬に罹患している年齢10歳の男子(対象患者B)
に、1日2回、連続4週間にわたり塗布し、その効果を
観察した。対象患者Aは、皮膚の状態は、治療開始3日
目から炎症が目立っておさまり、3週間後には健康人の
正常皮膚症状となった。掻痒感は治療3日目で少々のか
ゆみはあるが我慢できる程度となり、1週間で全くなく
なった。対象患者Bは、皮膚の状態は、治療開始3日目
から炎症が目立っておさまり、3週間後には健康人の正
常皮膚症状となった。掻痒感は治療3日目で全くなくな
った。
いる年齢10歳の男子(対象患者A)及び下肢に尋常性
乾癬に罹患している年齢10歳の男子(対象患者B)
に、1日2回、連続4週間にわたり塗布し、その効果を
観察した。対象患者Aは、皮膚の状態は、治療開始3日
目から炎症が目立っておさまり、3週間後には健康人の
正常皮膚症状となった。掻痒感は治療3日目で少々のか
ゆみはあるが我慢できる程度となり、1週間で全くなく
なった。対象患者Bは、皮膚の状態は、治療開始3日目
から炎症が目立っておさまり、3週間後には健康人の正
常皮膚症状となった。掻痒感は治療3日目で全くなくな
った。
【発明の効果】以上記載の通り、本発明の外用剤である
チニダゾールを代表とする一般式(1)のニトロイミダ
ゾール誘導体を含む外用剤は、乾癬の治療、改善に非常
に効果があることがわかった。乾癬の治療に近年、注目
されている活性型ビタミンD3群類に比べても本発明の
ニトロイミダゾール化合物の外用剤は非常によい効果が
ある。また、他の薬剤の含有量が乾癬に効果のない程度
の量とニトロイミダゾール化合物を含有することでより
よい効果を見出した。
チニダゾールを代表とする一般式(1)のニトロイミダ
ゾール誘導体を含む外用剤は、乾癬の治療、改善に非常
に効果があることがわかった。乾癬の治療に近年、注目
されている活性型ビタミンD3群類に比べても本発明の
ニトロイミダゾール化合物の外用剤は非常によい効果が
ある。また、他の薬剤の含有量が乾癬に効果のない程度
の量とニトロイミダゾール化合物を含有することでより
よい効果を見出した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月7日(2000.7.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R1及びR2は炭素原子数1〜6の直鎖又は分
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示されるニトロイミダゾール誘導体
若しくはその薬理学的に許容される塩を主成分とする乾
癬の治療・予防・改善剤であって、乾癬に対して外用に
より有効量を投与することを特徴とする外用剤。
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示されるニトロイミダゾール誘導体
若しくはその薬理学的に許容される塩を主成分とする乾
癬の治療・予防・改善剤であって、乾癬に対して外用に
より有効量を投与することを特徴とする外用剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/021 A61K 7/021 7/06 7/06 7/075 7/075 7/08 7/08 31/167 31/167 31/196 31/196 45/00 45/00 A61P 17/06 A61P 17/06 C11D 3/28 C11D 3/28 3/48 3/48 // C07D 233/92 C07D 233/92 Fターム(参考) 4C083 AC012 AC022 AC072 AC102 AC112 AC122 AC242 AC352 AC422 AC432 AC482 AC542 AC682 AC782 AD112 CC04 CC05 CC07 CC12 CC21 CC38 CC39 DD22 DD23 DD27 DD31 DD41 EE10 EE13 4C084 AA17 MA63 NA05 NA06 NA14 ZA891 ZA892 ZB082 ZB112 ZB132 ZB212 ZB332 ZB352 ZC082 ZC132 ZC212 ZC232 4C086 AA01 AA02 BC38 MA01 MA04 NA05 NA06 NA14 ZA89 4C206 AA01 FA44 GA07 KA01 MA02 MA04 MA83 NA06 NA14 ZA89 ZC75 4H003 DA02 EB20 FA33
Claims (11)
- 【請求項1】 式 【化1】 (式中、R1及びR2は炭素原子数1〜6の直鎖又は分
枝鎖の置換していてもよい低級アルキル基を、nは1〜
4の整数を表す)で示されるニトロイミダゾール誘導体
若しくはその薬理学的に許容される塩を主成分とする乾
癬の治療・予防・改善剤であって、乾癬に対して外用に
より有効量を投与することを特徴とする外用剤。 - 【請求項2】主成分がチニダゾール(R1=エチル、R
2=メチル、n=2)である請求項1の外用剤。 - 【請求項3】主成分含有量が製剤に対し0.1〜20重
量%である請求項1〜2の何れか一に記載の外用剤。 - 【請求項4】主成分含有量が製剤に対し1.5〜10重
量%である請求項3に記載の外用剤。 - 【請求項5】主成分に加えて既知の皮膚疾患用治療物質
を補助薬剤として含有する複合剤であって、補助成分が
次の化合物の少なくとも一から選択される請求項1〜4
の何れか一に記載の外用剤。 1) 抗真菌剤 2) 副腎皮質ホルモン剤 3) 抗菌剤 4) サルファ剤 5) 抗ヒスタミン剤 6) 抗アレルギー剤 7) 抗炎症剤 8) 抗生物質 9) 局所麻酔剤 10) 抗ウイルス剤 11) 代謝拮抗剤 12) 毛髪用剤 13) 組織修復促進剤 14) 免疫抑制剤 15) ビタミンD3群類 - 【請求項6】補助成分の含有量が次の少なくとも一から
選択される請求項5に記載の外用剤。 1) 抗真菌剤0.0005〜2重量% 2) 副腎皮質ホルモン剤0.0001〜1重量% 3) 抗菌剤0.001〜5重量% 4) サルファ剤0.001〜5重量% 5) 抗ヒスタミン剤0.001〜10重量% 6) 抗アレルギー剤0.001〜5重量% 7) 抗炎症剤0.001〜5重量% 8) 抗生物質0.0001〜5重量% 9) 局所麻酔剤0.001〜5重量% 10)抗ウイルス剤0.01〜5重量% 11)代謝拮抗剤0.01〜5重量% 12)毛髪用剤0.01〜10重量% 13) 組織修復促進剤0.1〜20重量% 14)免疫抑制剤0.001〜0.1重量% 15)ビタミンD3群類0.00001〜0.1重量% - 【請求項7】 製剤のpHが2.0〜9.0の範囲である
請求項1〜6の何れか一に記載の外用剤。 - 【請求項8】製剤のpHが3.0〜9.0の範囲である
請求項7の外用剤。 - 【請求項9】製剤のpHが4.0〜9.0の範囲である
請求項9の外用剤。 - 【請求項10】製剤が次の一から選択される請求項7〜
9の何れか一に記載の外用剤。 1) 軟膏剤 2) クリーム剤 3) ローション剤 4) 貼付剤 5) シャンプー剤 6) ジェル剤 7) リンス剤 8) 液剤 9) 石鹸 10) 化粧水 11)乳液 12)パスタ 13)シェービングクリーム 14)ファンデーション 15)コロン 16)パック剤 - 【請求項11】前記請求項1〜10に記載の何れか一に
記載の外用剤の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206178A JP2001288082A (ja) | 1999-09-28 | 2000-07-07 | 乾癬治療・予防用外用剤 |
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JP11-312840 | 1999-09-28 | ||
JP31284099 | 1999-09-28 | ||
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JP2000-67746 | 2000-02-04 | ||
JP2000206178A JP2001288082A (ja) | 1999-09-28 | 2000-07-07 | 乾癬治療・予防用外用剤 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005082554A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Kuraray Co Ltd | ポリオキシエチレン鎖を有する化合物を含有する皮膚外用剤 |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000206178A patent/JP2001288082A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005082554A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Kuraray Co Ltd | ポリオキシエチレン鎖を有する化合物を含有する皮膚外用剤 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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