JP2001287170A - レンチソケット - Google Patents
レンチソケットInfo
- Publication number
- JP2001287170A JP2001287170A JP2000104770A JP2000104770A JP2001287170A JP 2001287170 A JP2001287170 A JP 2001287170A JP 2000104770 A JP2000104770 A JP 2000104770A JP 2000104770 A JP2000104770 A JP 2000104770A JP 2001287170 A JP2001287170 A JP 2001287170A
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- JP
- Japan
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- bolt head
- nut
- fitting hole
- wrench socket
- shaped groove
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボルト頭部やナットを嵌合穴に容易に嵌合さ
せることができ、しかもソケット側の回転力をボルト頭
部やナットに効果的に伝達できるようにする。 【解決手段】 円筒状の本体２の先端部に、ボルト頭部
やナットの外周面形状に符合する正六角形状の嵌合穴６
を設ける。嵌合穴６の各角部に、外径側に湾曲する円弧
状の逃げ部７をそれぞれ設ける。本体２の先端面に、６
個のＶ形溝８を設け、各Ｖ形溝８の底部８ａを、嵌合穴
６の各辺と逃げ部７との交点９に一致させる。ボルト頭
部やナットと嵌合穴６とが、周方向に位置ずれしている
場合には、ボルト頭部やナットはＶ形溝８の傾斜面に案
内され、嵌合穴６に容易に嵌合される。嵌合穴６の内周
面とボルト頭部やナットの外周面との接触面積が大きい
ので、レンチソケット１側からの回転力を、ボルト頭部
やナットに効果的に伝えることができる。
せることができ、しかもソケット側の回転力をボルト頭
部やナットに効果的に伝達できるようにする。 【解決手段】 円筒状の本体２の先端部に、ボルト頭部
やナットの外周面形状に符合する正六角形状の嵌合穴６
を設ける。嵌合穴６の各角部に、外径側に湾曲する円弧
状の逃げ部７をそれぞれ設ける。本体２の先端面に、６
個のＶ形溝８を設け、各Ｖ形溝８の底部８ａを、嵌合穴
６の各辺と逃げ部７との交点９に一致させる。ボルト頭
部やナットと嵌合穴６とが、周方向に位置ずれしている
場合には、ボルト頭部やナットはＶ形溝８の傾斜面に案
内され、嵌合穴６に容易に嵌合される。嵌合穴６の内周
面とボルト頭部やナットの外周面との接触面積が大きい
ので、レンチソケット１側からの回転力を、ボルト頭部
やナットに効果的に伝えることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトやナットを
締め付けたり緩めたりする際に用いられるレンチソケッ
トに係り、特にボルト頭部やナットの嵌合作業が容易
で、しかも回転力を効果的に伝達することができるレン
チソケットに関する。
締め付けたり緩めたりする際に用いられるレンチソケッ
トに係り、特にボルト頭部やナットの嵌合作業が容易
で、しかも回転力を効果的に伝達することができるレン
チソケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、外周面が多角形状をなすボル
ト頭部またはナットが嵌合する嵌合穴を有する本体を備
えたレンチソケットは一般に知られている。
ト頭部またはナットが嵌合する嵌合穴を有する本体を備
えたレンチソケットは一般に知られている。
【０００３】従来のレンチソケットは、嵌合穴の内周面
がボルト頭部またはナットに符合する多角形状に形成さ
れているため、ボルト頭部またはナットと嵌合穴とが、
周方向にわずかでも位置ずれしていると嵌合できず、た
めにレンチソケット側の電源を一瞬ＯＮにして嵌合す
る、いわゆるインチング回転を併用しなければならない
という問題がある。
がボルト頭部またはナットに符合する多角形状に形成さ
れているため、ボルト頭部またはナットと嵌合穴とが、
周方向にわずかでも位置ずれしていると嵌合できず、た
めにレンチソケット側の電源を一瞬ＯＮにして嵌合す
る、いわゆるインチング回転を併用しなければならない
という問題がある。
【０００４】そこで一部では、例えば実公平７−４４４
５０号公報に示されているように、締結すべきボルト頭
部やナットに対しソケットを±１５度の許容範囲で嵌合
することができ、しかもソケットをボルト頭部やナット
に押し込むだけで完全な嵌合状態にすることができるレ
ンチソケットが提案されている。
５０号公報に示されているように、締結すべきボルト頭
部やナットに対しソケットを±１５度の許容範囲で嵌合
することができ、しかもソケットをボルト頭部やナット
に押し込むだけで完全な嵌合状態にすることができるレ
ンチソケットが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のレ
ンチソケットは、嵌合を容易にするため、嵌合穴内に複
数の突出部を設け、これら各突出部のみがボルト頭部や
ナットの外周面に接触する構造にしている。このため、
嵌合穴側とボルト頭部やナット側との接触面積が小さく
なり、嵌合穴側に大きな回転力を加えた際に、ボルト頭
部やナットが損傷し、次回の作業時の作業性が極端に悪
くなる等の問題がある。
ンチソケットは、嵌合を容易にするため、嵌合穴内に複
数の突出部を設け、これら各突出部のみがボルト頭部や
ナットの外周面に接触する構造にしている。このため、
嵌合穴側とボルト頭部やナット側との接触面積が小さく
なり、嵌合穴側に大きな回転力を加えた際に、ボルト頭
部やナットが損傷し、次回の作業時の作業性が極端に悪
くなる等の問題がある。
【０００６】本発明は、かかる現況に鑑みてなされたも
ので、ボルト頭部やナットの嵌合が容易で、しかも回転
力をボルト頭部やナットに効果的に伝達でき、大きな回
転力を加えてもボルト頭部やナットが損傷するおそれが
ないレンチソケットを提供することを目的とする。
ので、ボルト頭部やナットの嵌合が容易で、しかも回転
力をボルト頭部やナットに効果的に伝達でき、大きな回
転力を加えてもボルト頭部やナットが損傷するおそれが
ないレンチソケットを提供することを目的とする。
【０００７】本発明の他の目的は、Ｖ形溝で案内したボ
ルト頭部やナットを、スムースに嵌合穴に嵌合させるこ
とができるレンチソケットを提供するにある。
ルト頭部やナットを、スムースに嵌合穴に嵌合させるこ
とができるレンチソケットを提供するにある。
【０００８】本発明のさらに他の目的は、逃げ部の加工
が容易なレンチソケットを提供するにある。
が容易なレンチソケットを提供するにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、外周面が多角形状をなすボルト頭部またはナ
ットが嵌合される嵌合穴を有する本体を備えたレンチソ
ケットにおいて、前記嵌合穴の内周面を前記ボルト頭部
またはナットに符合する多角形状に形成するとともに、
その各角部に、外径側に切れ込む逃げ部を設け、かつ前
記本体の先端面に、前記ボルト頭部またはナットを嵌合
穴に案内するためのＶ形溝を設けるようにしたことを特
徴とする。そして、Ｖ形溝により、ボルト頭部またはナ
ットと嵌合穴との周方向の位置ずれが修正され、容易に
嵌合することが可能となる。また、ボルト頭部またはナ
ットと嵌合穴とは、各辺のほぼ全域が相互に接触するこ
とになるので、接触面積が大幅に拡大され、回転力をボ
ルト頭部やナットに効果的に伝達することが可能とな
り、しかも大きな回転力を加えてもボルト頭部やナット
が損傷するおそれがない。
本発明は、外周面が多角形状をなすボルト頭部またはナ
ットが嵌合される嵌合穴を有する本体を備えたレンチソ
ケットにおいて、前記嵌合穴の内周面を前記ボルト頭部
またはナットに符合する多角形状に形成するとともに、
その各角部に、外径側に切れ込む逃げ部を設け、かつ前
記本体の先端面に、前記ボルト頭部またはナットを嵌合
穴に案内するためのＶ形溝を設けるようにしたことを特
徴とする。そして、Ｖ形溝により、ボルト頭部またはナ
ットと嵌合穴との周方向の位置ずれが修正され、容易に
嵌合することが可能となる。また、ボルト頭部またはナ
ットと嵌合穴とは、各辺のほぼ全域が相互に接触するこ
とになるので、接触面積が大幅に拡大され、回転力をボ
ルト頭部やナットに効果的に伝達することが可能とな
り、しかも大きな回転力を加えてもボルト頭部やナット
が損傷するおそれがない。
【００１０】ところで、ボルト頭部またはナットの外周
面の変形は、辺の部分よりも角部に発生しやすい。この
ため、ボルト頭部またはナットの外周面の形状と嵌合穴
の内周面の形状とが、完全に一致している場合には、わ
ずかの変形でも嵌合が不可能となるが、本発明において
は、多角形状をなす嵌合穴の各角部に、外径側に切れ込
む逃げ部を設けるようにしているので、変形を各逃げ部
で吸収し、容易に嵌合することが可能となる。
面の変形は、辺の部分よりも角部に発生しやすい。この
ため、ボルト頭部またはナットの外周面の形状と嵌合穴
の内周面の形状とが、完全に一致している場合には、わ
ずかの変形でも嵌合が不可能となるが、本発明において
は、多角形状をなす嵌合穴の各角部に、外径側に切れ込
む逃げ部を設けるようにしているので、変形を各逃げ部
で吸収し、容易に嵌合することが可能となる。
【００１１】本発明はまた、Ｖ形溝の底部が、嵌合穴の
各辺と逃げ部との交点とほぼ一致するようにしたことを
特徴とする。これにより、Ｖ形溝で案内したボルト頭部
やナットを、よりスムースに嵌合穴に嵌合させることが
可能となる。
各辺と逃げ部との交点とほぼ一致するようにしたことを
特徴とする。これにより、Ｖ形溝で案内したボルト頭部
やナットを、よりスムースに嵌合穴に嵌合させることが
可能となる。
【００１２】本発明はさらに、逃げ部を、外径側に湾曲
する円弧状に形成するようにしたことを特徴とする。こ
れにより、逃げ部を後加工でも容易に形成することが可
能となる。
する円弧状に形成するようにしたことを特徴とする。こ
れにより、逃げ部を後加工でも容易に形成することが可
能となる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００１４】図１ないし図４は、本発明の実施の一形態
に係るレンチソケットを示すもので、このレンチソケッ
ト１は、円筒状をなす本体２を備えており、この本体２
には、その基端部に、図示しないインパクトレンチ等と
の連結孔３および径方向の止めピン孔４がそれぞれ設け
られ、また本体２の先端部には、図５に示すボルト頭部
５が嵌合する嵌合穴６が設けられている。
に係るレンチソケットを示すもので、このレンチソケッ
ト１は、円筒状をなす本体２を備えており、この本体２
には、その基端部に、図示しないインパクトレンチ等と
の連結孔３および径方向の止めピン孔４がそれぞれ設け
られ、また本体２の先端部には、図５に示すボルト頭部
５が嵌合する嵌合穴６が設けられている。
【００１５】この嵌合穴６は、図１および図２に示すよ
うに、前記ボルト頭部５の外周面の形状に符合する正六
角形状に形成されており、その各角部には、外径側に円
弧状に湾曲する逃げ部７がそれぞれ設けられている。
うに、前記ボルト頭部５の外周面の形状に符合する正六
角形状に形成されており、その各角部には、外径側に円
弧状に湾曲する逃げ部７がそれぞれ設けられている。
【００１６】また、本体２の先端面には、図１，図２お
よび図４に示すように、前記ボルト頭部５を嵌合穴６に
案内するためのＶ形溝８が、周方向に等間隔で６箇所に
設けられている。
よび図４に示すように、前記ボルト頭部５を嵌合穴６に
案内するためのＶ形溝８が、周方向に等間隔で６箇所に
設けられている。
【００１７】これら各Ｖ形溝８は、図１に示すように、
その傾斜面の水平方向からの傾斜角θが４０度程度に設
定されており、また各Ｖ形溝８の底部８ａは、図２に示
すように、嵌合穴６の各辺６ａと逃げ部７との交点９と
ほぼ一致している。そしてこれにより、ボルト頭部５を
よりスムースに嵌合穴６に嵌合させることができるよう
になっている。なお、これについては後に詳述する。
その傾斜面の水平方向からの傾斜角θが４０度程度に設
定されており、また各Ｖ形溝８の底部８ａは、図２に示
すように、嵌合穴６の各辺６ａと逃げ部７との交点９と
ほぼ一致している。そしてこれにより、ボルト頭部５を
よりスムースに嵌合穴６に嵌合させることができるよう
になっている。なお、これについては後に詳述する。
【００１８】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
る。
【００１９】ボルトの締め付けに際しては、図５に示す
ように、締め付けるべきボルトの頭部５に対して、嵌合
穴６をボルト頭部５側に向けた状態で本体２を接近さ
せ、ボルト頭部５と本体２とを接触させる。
ように、締め付けるべきボルトの頭部５に対して、嵌合
穴６をボルト頭部５側に向けた状態で本体２を接近さ
せ、ボルト頭部５と本体２とを接触させる。
【００２０】ここで、ボルト頭部５と嵌合穴６とが完全
に整合している場合には、ボルト頭部５が嵌合穴６にそ
のまま嵌合されることになるが、ほとんどの場合には、
ボルト頭部５と嵌合穴６とが周方向に位置ずれしている
のが通例であるので、図６（ａ），（ｂ）に示すよう
に、ボルト頭部５の角部５ａは本体２先端面のＶ形溝８
に当接することになる。
に整合している場合には、ボルト頭部５が嵌合穴６にそ
のまま嵌合されることになるが、ほとんどの場合には、
ボルト頭部５と嵌合穴６とが周方向に位置ずれしている
のが通例であるので、図６（ａ），（ｂ）に示すよう
に、ボルト頭部５の角部５ａは本体２先端面のＶ形溝８
に当接することになる。
【００２１】そこで、ボルト頭部５の角部５ａがＶ形溝
８に当接したならば、その当接状態のままで本体２をボ
ルト頭部５側に押し付ける。すると、Ｖ形溝８の傾斜面
によってボルト頭部５の角部５ａに回転力が与えられ、
ボルト頭部５が回動する。あるいは、ボルト頭部５は回
転せず、本体２を回動させてもよい。
８に当接したならば、その当接状態のままで本体２をボ
ルト頭部５側に押し付ける。すると、Ｖ形溝８の傾斜面
によってボルト頭部５の角部５ａに回転力が与えられ、
ボルト頭部５が回動する。あるいは、ボルト頭部５は回
転せず、本体２を回動させてもよい。
【００２２】この回動により、ボルト頭部５の角部５ａ
とＶ形溝８との接触位置が、次第にＶ形溝８の底部８ａ
に向かって移動し、接触位置が底部８ａに達したとき
に、図７（ａ），（ｂ）に示すように、ボルト頭部５の
各角部５ａが逃げ部７に落ち込んで、ボルト頭部５が嵌
合穴６に完全に嵌合される。
とＶ形溝８との接触位置が、次第にＶ形溝８の底部８ａ
に向かって移動し、接触位置が底部８ａに達したとき
に、図７（ａ），（ｂ）に示すように、ボルト頭部５の
各角部５ａが逃げ部７に落ち込んで、ボルト頭部５が嵌
合穴６に完全に嵌合される。
【００２３】本実施の形態によれば、嵌合穴６の各角部
に逃げ部７が設けられているので、ボルト頭部５の角部
５ａに変形が生じても、これらは各逃げ部７で吸収さ
れ、確実、容易に嵌合させることができる。
に逃げ部７が設けられているので、ボルト頭部５の角部
５ａに変形が生じても、これらは各逃げ部７で吸収さ
れ、確実、容易に嵌合させることができる。
【００２４】また、各Ｖ形溝８の底部８ａは、嵌合穴６
の各辺６ａと逃げ部７との交点とほぼ一致しているの
で、Ｖ形溝８の傾斜面によりボルト頭部５が勢いよく回
動しても、その角部５ａを逃げ部７に確実に落とし込む
ことができ、嵌合が極めてスムースである。
の各辺６ａと逃げ部７との交点とほぼ一致しているの
で、Ｖ形溝８の傾斜面によりボルト頭部５が勢いよく回
動しても、その角部５ａを逃げ部７に確実に落とし込む
ことができ、嵌合が極めてスムースである。
【００２５】なお、前記実施の一形態においては、ボル
ト頭部５を締め付ける場合について説明したが、締め付
けられているボルト頭部５を緩める場合にも同様に適用
することができる。ただし、ボルト頭部５を緩める場合
には、ボルト頭部５がＶ形溝８に当接してもボルト頭部
５が回動することはないが、この場合には、逆に本体２
の方が回動し同様の効果を得ることができる。
ト頭部５を締め付ける場合について説明したが、締め付
けられているボルト頭部５を緩める場合にも同様に適用
することができる。ただし、ボルト頭部５を緩める場合
には、ボルト頭部５がＶ形溝８に当接してもボルト頭部
５が回動することはないが、この場合には、逆に本体２
の方が回動し同様の効果を得ることができる。
【００２６】また、前記実施の一形態においては、ボル
ト頭部５に適用する場合について説明したが、ナットを
締め付けたり緩めたりする場合にも同様に適用すること
ができる。また、ボルト頭部５あるいはナットは、その
外周面形状が正六角形の場合に限らず、例えば正四角形
等であっても同様に適用し、同様の効果を得ることがで
きる。
ト頭部５に適用する場合について説明したが、ナットを
締め付けたり緩めたりする場合にも同様に適用すること
ができる。また、ボルト頭部５あるいはナットは、その
外周面形状が正六角形の場合に限らず、例えば正四角形
等であっても同様に適用し、同様の効果を得ることがで
きる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外周面が
多角形状をなすボルト頭部またはナットが嵌合される嵌
合穴を有する本体を備えたレンチソケットにおいて、前
記嵌合穴の内周面を前記ボルト頭部またはナットに符合
する多角形状に形成するとともに、その各角部に、外径
側に切れ込む逃げ部を設け、かつ前記本体の先端面に前
記ボルト頭部またはナットを嵌合穴に案内するためのＶ
形溝を設けるようにしているので、ボルト頭部またはナ
ットと嵌合穴との周方向の位置ずれがＶ形溝により修正
され、容易に嵌合することができる。
多角形状をなすボルト頭部またはナットが嵌合される嵌
合穴を有する本体を備えたレンチソケットにおいて、前
記嵌合穴の内周面を前記ボルト頭部またはナットに符合
する多角形状に形成するとともに、その各角部に、外径
側に切れ込む逃げ部を設け、かつ前記本体の先端面に前
記ボルト頭部またはナットを嵌合穴に案内するためのＶ
形溝を設けるようにしているので、ボルト頭部またはナ
ットと嵌合穴との周方向の位置ずれがＶ形溝により修正
され、容易に嵌合することができる。
【００２８】また、ボルト頭部またはナットと嵌合穴と
は、各辺のほぼ全域が相互に接触することになるので、
接触面積が大幅に拡大され、回転力をボルト頭部やナッ
トに効果的に伝達することができるとともに、大きな回
転力を加えても、ボルト頭部やナットが損傷するおそれ
がない。
は、各辺のほぼ全域が相互に接触することになるので、
接触面積が大幅に拡大され、回転力をボルト頭部やナッ
トに効果的に伝達することができるとともに、大きな回
転力を加えても、ボルト頭部やナットが損傷するおそれ
がない。
【００２９】また、多角形状をなす嵌合穴は、その各角
部に外径側に切れ込む逃げ部を有しているので、ボルト
頭部やナットの外面に多少変形が生じていても、この変
形が逃げ部で吸収され、嵌合穴に容易かつ確実に嵌合さ
せることができる。
部に外径側に切れ込む逃げ部を有しているので、ボルト
頭部やナットの外面に多少変形が生じていても、この変
形が逃げ部で吸収され、嵌合穴に容易かつ確実に嵌合さ
せることができる。
【００３０】本発明はまた、Ｖ形溝の底部が、嵌合穴の
各辺と逃げ部との交点とほぼ一致するように位置設定さ
れているので、Ｖ形溝で案内したボルト頭部やナット
を、よりスムースに嵌合穴に嵌合させることができる。
各辺と逃げ部との交点とほぼ一致するように位置設定さ
れているので、Ｖ形溝で案内したボルト頭部やナット
を、よりスムースに嵌合穴に嵌合させることができる。
【００３１】本発明はさらに、逃げ部を、外径側に湾曲
する円弧状に形成するようにしているので、逃げ部を後
加工でも容易に形成することができる。
する円弧状に形成するようにしているので、逃げ部を後
加工でも容易に形成することができる。
【図１】本発明の実施の一形態に係るレンチソケットを
示す断面図。
示す断面図。
【図２】図１の平面図。
【図３】図１の底面図。
【図４】図１の斜視図。
【図５】レンチソケットを用いてボルトを締め付ける場
合の操作を示す説明図。
合の操作を示す説明図。
【図６】（ａ）はボルト頭部がＶ形溝に当接した状態を
示す説明図、（ｂ）は（ａ）の平面図。
示す説明図、（ｂ）は（ａ）の平面図。
【図７】（ａ）はボルト頭部が嵌合穴に嵌合された状態
を示す説明図、（ｂ）は（ａ）の平面図。
を示す説明図、（ｂ）は（ａ）の平面図。
１ レンチソケット ２ 本体 ５ ボルト頭部 ６ 嵌合穴 ７ 逃げ部 ８ Ｖ形溝 ８ａ 底部 ９ 交点
Claims (3)
- 【請求項１】外周面が多角形状をなすボルト頭部または
ナットが嵌合する嵌合穴を有する本体を備えたレンチソ
ケットにおいて、前記嵌合穴は、内周面が前記ボルト頭
部またはナットに符合する多角形状に形成されていると
ともに、その各角部に、外径側に切れ込む逃げ部を有
し、かつ前記本体は、その先端面に前記ボルト頭部また
はナットを嵌合穴に案内するためのＶ形溝を有している
ことを特徴とするレンチソケット。 - 【請求項２】Ｖ形溝は、その底部が嵌合穴の各辺と逃げ
部との交点とほぼ一致していることを特徴とする請求項
１記載のレンチソケット。 - 【請求項３】逃げ部は、外径側に湾曲する円弧状をなし
ていることを特徴とする請求項１または２記載のレンチ
ソケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000104770A JP2001287170A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | レンチソケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000104770A JP2001287170A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | レンチソケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001287170A true JP2001287170A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18618259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000104770A Withdrawn JP2001287170A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | レンチソケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001287170A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2395152B (en) * | 2002-11-09 | 2006-12-20 | Mmtt Ltd | A driving tool |
| WO2019014097A1 (en) * | 2017-07-10 | 2019-01-17 | Superbolt, Inc. | SOCKET AND SOCKET ACCESSORY |
| USD864683S1 (en) | 2018-07-09 | 2019-10-29 | Superbolt, Inc. | Socket |
| JP2020007791A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 被締付部材の緊解機、及びソケット |
| CN110802537A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-02-18 | 江苏瑞力泰铁路科技有限公司 | 一种福斯罗道钉用扳手套筒 |
| CN110815103A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-02-21 | 江苏瑞力泰铁路科技有限公司 | 一种新型扳手用套筒 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000104770A patent/JP2001287170A/ja not_active Withdrawn
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