JP2001286833A - 洗浄装置及びカラーフィルタの製造方法 - Google Patents
洗浄装置及びカラーフィルタの製造方法Info
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Abstract
スト残さを除去することが可能な洗浄装置及びカラーフ
ィルタの製造方法を提供する。 【解決手段】基板上のレジスト残さを除去する洗浄装置
であって、基板に実質上レジスト残さのみ密着性を下げ
ることが可能なオゾン水を供給するオゾン水洗浄手段2
と、基板に水素水を供給する水素水洗浄手段3と、前記
オゾン水洗浄手段及び水素水洗浄手段に基板を搬送する
基板搬送手段4とを少なくとも具備する洗浄装置1を用
いてカラーフィルタを製造する。
Description
に存在する着色パターン外のレジスト残さの除去が可能
な洗浄装置及び液晶ディスプレイ等に用いられるカラー
フィルタの製造方法に係わる。
フィルタは、微細な赤、緑、青等のパターン(以下、着
色パターンという)からなる光学素子である。そして、
その製造は、ガラス等の基板に感光性のレジストを塗
布、露光(硬化)、現像、水洗等の工程(以下、着色パ
ターン形成工程という)を複数回繰り返して行われる。
図3は、基板10上に1色目の着色パターン11を形成
した状態を示す平面図である。
化のレジスト(以下、レジスト残さ12という)を除去
する目的で行われているが、この工程でそれらを完全に
除去することは難しい。そして、このレジスト残さは製
品上の不良となり、収率を下げることになる。
洗浄であるが、現像時に使用される現像液の水置換を目
的とするものであるため、レジスト残さの除去を期待す
ることはできない。
り、現像液の噴射圧を高くする等の手段によりある程度
除去することは可能である。しかしながら、これによっ
て過現像が生じ、結果的にパターン断面形状を変化させ
てしまうことになる。これは最終製品の際の大きな障害
となっていた。
鑑みてなされたものであって、パターン断面形状を変化
させることなく、レジスト残さを除去することが可能な
洗浄装置及びカラーフィルタの製造方法を提供すること
にある。
置は、基板上のレジスト残さを除去する洗浄装置であっ
て、基板に実質上レジスト残さのみ密着性を下げること
が可能なオゾン水を供給するオゾン水洗浄手段と、基板
に水素水を供給する水素水洗浄手段と、前記オゾン水洗
浄手段及び水素水洗浄手段に基板を搬送する基板搬送手
段とを少なくとも具備することを特徴とするものであ
る。請求項2に記載の洗浄装置は、請求項1記載の洗浄
装置を前提とし、前記オゾン水洗浄手段において、オゾ
ン水をノズル噴射で付着させることを特徴とするもので
ある。請求項3に記載の洗浄装置は、請求項1記載の洗
浄装置を前提とし、前記オゾン水洗浄手段において、オ
ゾン水の噴射圧力調節手段を有することを特徴とするも
のである。請求項4に記載の洗浄装置は、請求項1記載
の洗浄装置を前提とし、前記オゾン水洗浄手段におい
て、オゾン水の濃度調節手段を有することを特徴とする
ものである。請求項5に記載の洗浄装置は、請求項1記
載の洗浄装置を前提とし、前記水素水洗浄手段におい
て、水素水に超音波を印加する超音波印加手段を有する
ことを特徴とするものである。請求項6に記載の洗浄装
置は、請求項1記載の洗浄装置を前提とし、前記水素水
洗浄手段において、基板を水素水バスに浸漬搬送させな
がら、水素水バス下部に設けられた超音波印加手段より
超音波を発振することを特徴とするものである。請求項
7に記載のカラーフィルタの製造方法は、基板上にレジ
ストを用いて着色パターンを形成するカラーフィルタの
製造方法において、着色パターンの形成工程の後、オゾ
ン水洗浄工程及び水素水洗浄工程によりレジスト残さを
選択的に除去することを特徴ものである。
水をパターン焼き付け後の基板に供給することによって
着色パターン以外のレジスト残さのみに選択的に剥離効
果、つまり、レジスト残さと基板との密着性を下げる効
果を与えることを目的とするものである。
て、着色パターンを高濃度のオゾン水で全面的に剥離す
る技術とは、思想が異なる。
の下げられたレジスト残さを、好ましくは超音波を加え
ることによって剥離効果を強められた水素水に浸漬させ
ることによって除去するものである。
溶存させたものなので、時間の経過に伴い普通の水に戻
る。従って、従来の現像液の水置換能力を兼ねたレジス
ト残さの除去が可能になる。
成を示す。図1に示すように、本発明に係わる洗浄装置
は、オゾンガス及び水素ガス発生装置が付帯設備として
必要となる。両装置は超純水にオゾンガス及び水素ガス
を溶かす機能をもち、これによってオゾン水、水素水を
発生させる。濃度は装置内で可変であり、レジストパタ
ーン残さの程度、またはパターン膜厚の程度によって変
更する。
浄装置に接続されるが、その経緯にバルブを設けること
によってそれぞれの流量(圧力)を可変とし、前記と同
様レジストパターン残さの程度、またはパターン膜厚の
程度によって変更する。
を下げる効果をもたらすものであり、水素水はその密着
力の低下したレジスト残さを除去する。従って、オゾン
水洗浄工程、次いで水素水洗浄工程の順となる。なお、
オゾンガス、水素ガスの濃度及びオゾン水、水素水の圧
力は実質上レジスト残さのみ密着性を下げ、着色パター
ンには影響しないように調整する。
明する。はじめに装置構成について簡単に説明する。図
2の左側には現像機があり、現像の終わった基板10が
搬送されてくる。搬送方法は特に限定されるものでなは
いが本例では搬送手段4として搬送コロを用いている。
なお、搬送コロに起因するパーティクルの発生、付着を
避けるために低発塵の材質を使用することが好ましい。
ゾン水を供給する手段は特に限定されるものではない
が、本例ではノズル5を用いた。このノズルは基板に対
して高圧のオゾン水を噴射する。スプレーは扇形スプレ
ーであり、基板に均一なオゾン水噴射を行うことが出来
る。なお、オゾン水は経時的に減衰するため、オゾン水
の濃度、流量(噴射圧力)を図示しないバルブによって
調節することが好ましい。また、オゾン水はノズルの基
板に対するギャップによっても減衰するため、ギャップ
可変機構を持つことが好ましい。
水を供給する手段は特に限定されるものではないが、本
例では2つの水バス(第一水素水バス6、第二水素水バ
ス7)を用いた。各水バス下部には超音波印加手段であ
る超音波振動素子(図示せず)が設けられ、バスのパス
ラインには基板の通過するスリット状の開口が施されて
いる。バスに注入された水素水はバスからのオーバーフ
ローによって排出されるとともに基板通過用のスリット
からも排出され、常に新しい水素水が供給されるように
構成されている。
動素子に印加する周波数(本例では1つがkHz 周波数
帯、他がMHz 周波数帯の振動素子に接続されている)を
異ならせ、小粒径から大粒径に至る全てのレジスト残さ
を除去するためである。
周波数帯の超音波の効果を充分発揮するために重要なパ
ラメータであり、照射する周波数に適したパスラインに
対する高さで設計を行う。
によって調節し、除去したレジストの再付着が起こらな
いように適正量を保持し、及び/又はpHを調整する。
手段では上下からオゾン水を噴射するために基板がばた
つく可能性があり、また水素水洗浄手段では超音波照射
バスに浸漬搬送させるために基板が搬送コロから浮いて
しまう可能性がある。これを避けるために、基板上下を
ローラーで挟み込みながら搬送することが好ましい。
え(上)ローラーの位置である。即ち、基板上面(パタ
ーン形成面)の着色パターンに押えローラーが接触して
しまうとダメージを与える原因となる。したがって押え
ローラーの位置は出来るだけ基板の外隅に設定すること
が好ましい。
側の搬出口より搬出される。搬出口には図示しないアク
アナイフ、及び/又はエアーナイフがあり、上下からエ
アーを吹き付けることによって洗浄後の基板を乾燥させ
る。そして、乾燥したレジスト残さのない基板はスタッ
カに蓄積される。
ン水、水素水を採用することによって、現像工程で多少
レジスト残さが残っていても、レジスト残さを選択的に
除去することが可能となる。更に、オゾン水も水素水も
超純水にガスを溶存させたもので、時間の経過に伴い普
通の水に戻る。従って、従来の現像後の水洗工程も省略
することができる。
造方法によれば、レジスト残さが少ないと共に、パター
ン断面形状も良好であるカラーフィルタを提供すること
ができる。更に、オゾン水も水素水も超純水にガスを溶
存させたもので、時間の経過に伴い普通の水に戻る。従
って、従来の現像後の水洗工程も省略することができ
る。
統を示す概略説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】基板上のレジスト残さを除去する洗浄装置
であって、基板に実質上レジスト残さのみ密着性を下げ
ることが可能なオゾン水を供給するオゾン水洗浄手段
と、基板に水素水を供給する水素水洗浄手段と、前記オ
ゾン水洗浄手段及び水素水洗浄手段に基板を搬送する基
板搬送手段とを少なくとも具備することを特徴とする洗
浄装置。 - 【請求項2】前記オゾン水洗浄手段において、オゾン水
をノズル噴射で付着させることを特徴とする請求項1記
載の洗浄装置。 - 【請求項3】前記オゾン水洗浄手段において、オゾン水
の噴射圧力調節手段を有することを特徴とする請求項1
記載の洗浄装置。 - 【請求項4】前記オゾン水洗浄手段において、オゾン水
の濃度調節手段を有することを特徴とする請求項1記載
の洗浄装置。 - 【請求項5】前記水素水洗浄手段において、水素水に超
音波を印加する超音波印加手段を有する特徴とする請求
項1記載の洗浄装置。 - 【請求項6】前記水素水洗浄手段において、基板を水素
水バスに浸漬搬送させながら、水素水バス下部に設けら
れた超音波印加手段より超音波を発振することを特徴と
する請求項1記載の洗浄装置。 - 【請求項7】基板上にレジストを用いて着色パターンを
形成するカラーフィルタの製造方法において、着色パタ
ーンの形成工程の後、オゾン水洗浄工程及び水素水洗浄
工程によりレジスト残さのみを選択的に除去することを
特徴とするカラーフィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108646A JP2001286833A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 洗浄装置及びカラーフィルタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000108646A JP2001286833A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 洗浄装置及びカラーフィルタの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=18621448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000108646A Pending JP2001286833A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 洗浄装置及びカラーフィルタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001286833A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7710029B2 (en) | 2007-05-31 | 2010-05-04 | Panasonic Corporation | Organic EL element including banks containing fluorine resin and manufacturing method thereof |
JP2023037560A (ja) * | 2021-09-03 | 2023-03-15 | セメス株式会社 | 基板処理の装置および方法 |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000108646A patent/JP2001286833A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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