[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2001285913A - 移動局装置および無線通信方法 - Google Patents

移動局装置および無線通信方法

Info

Publication number
JP2001285913A
JP2001285913A JP2000093643A JP2000093643A JP2001285913A JP 2001285913 A JP2001285913 A JP 2001285913A JP 2000093643 A JP2000093643 A JP 2000093643A JP 2000093643 A JP2000093643 A JP 2000093643A JP 2001285913 A JP2001285913 A JP 2001285913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
base station
handover
propagation loss
channel signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000093643A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
Takashi Kitade
崇 北出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000093643A priority Critical patent/JP2001285913A/ja
Priority to US09/979,879 priority patent/US20020160716A1/en
Priority to KR1020017015337A priority patent/KR20020016634A/ko
Priority to AU44621/01A priority patent/AU4462101A/en
Priority to CN01800716A priority patent/CN1127878C/zh
Priority to EP01917603A priority patent/EP1185124A1/en
Priority to PCT/JP2001/002638 priority patent/WO2001076301A1/ja
Publication of JP2001285913A publication Critical patent/JP2001285913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/212Time-division multiple access [TDMA]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/30Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data
    • H04W36/304Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data due to measured or perceived resources with higher communication quality
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/06Reselecting a communication resource in the serving access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/34Reselection control
    • H04W36/36Reselection control by user or terminal equipment
    • H04W36/362Conditional handover

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオーバ中において、他の通信に対
する干渉を抑えつつ、通信回線が途切れてしまう可能性
を低くすること。 【解決手段】 伝搬損失測定部207が、各セルの伝搬
損失を測定し、伝搬損失比較部208が、各セルの伝搬
損失を比較し、送信スロット制御部209が、基地局か
ら報知され切り替え周期取得部209によって取得され
た切り替え周期に従って、伝搬損失が小さい方のセルに
存在する基地局に対して信号が送信されるようにデータ
組立部211および拡散部213を制御する。つまり、
移動局100は、伝搬損失に応じて、基地局から報知さ
れた切り替え周期でタイムスロットの割り当て状態を適
宜切り替えて個別通信チャネル信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局装置および
無線通信方法に関し、特に、TDD(Time Division Du
plex)方式の無線通信システムにおいて使用される移動
局装置および無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラー方式の移動体通信システムにお
いては、移動局は、通常、セル境界付近において、通信
相手となる基地局を切り替えるハンドオーバを行う。ま
た、移動局は、セル間におけるハンドオーバと同様の方
法で、セクタ間におけるハンドオーバを行う。また、ハ
ンドオーバの方法には、大別して、ソフトハンドオーバ
とハードハンドオーバの2つがある。
【0003】以下、TDD方式の無線通信システムにお
いて行われるセル間のハンドオーバについて、図6およ
び図7を用いて説明する。なお、TDD方式とは、同一
周波数帯域の回線を時間(タイムスロット)によって分
割し、各タイムスロットに下り回線(基地局が移動局に
対して信号を送信するための回線)の通信チャネルと上
り回線(移動局が基地局に対して信号を送信するための
回線)の通信チャネルがそれぞれ割り当てられる方式で
ある。
【0004】図6は、ソフトハンドオーバ実行時のタイ
ムスロットの割り当て状態の一例を示す模式図であり、
図7は、ハードハンドオーバ実行時のタイムスロットの
割り当て状態の一例を示す模式図である。なお、以下の
説明では、タイムスロットをTS、セルAに対応する下
り回線のチャネルをD−A、セルAに対応する上り回線
のチャネルをU−A、セルBに対応する下り回線のチャ
ネルをD−B、およびセルBに対応する上り回線のチャ
ネルをU−Bと示す。
【0005】まず、セル間においてソフトハンドオーバ
が行われる場合について説明する。移動局がセルAに存
在する時(すなわち、ハンドオーバ前)には、移動局
は、セルAを扱う基地局Aと通信している。よって、図
6(a)に示すように、TS2にはD−Aが割り当てら
れ、TS7にはU−Aが割り当てられている。
【0006】次いで、移動局がセルAからセルBへ移動
し、セルAとセルBとの境界付近に位置した時には、移
動局は、セルBを扱う基地局Bとの通信を開始する。よ
って、図6(b)に示すように、新たにTS3にはD−
Bが割り当てられ、TS8にはU−Bが割り当てられ
る。この結果、ハンドオーバ中における通信チャネルの
割り当て状態は、図6(b)に示すようになる。つまり
移動局は、セル境界付近では、セルAに対応する通信チ
ャネルとセルBに対応する通信チャネルの両方を使用し
て基地局Aおよび基地局Bの双方と通信する。これによ
り、移動局と基地局との通信状態は、ハンドオーバ中と
なる。
【0007】そして、移動局がセルBに完全に入った時
には、移動局は、基地局Aとの通信をやめる。よって、
図6(c)に示すように、TS2およびTS7への通信
チャネルの割り当ては無くなり、移動局は、TS3に割
り当てられたD−BおよびTS8に割り当てられたUー
Bを使用して基地局Bと通信を行う。これにより、ハン
ドオーバが終了する。
【0008】このようにソフトハンドオーバでは、図6
(b)に示すように、セルAに対応する通信チャネルと
セルBに対応する通信チャネルの両方を使用して通信が
行われる期間がある。
【0009】次いで、セル間においてハードハンドオー
バが行われる場合について説明する。移動局がセルAに
存在する時(すなわち、ハンドオーバ前)の通信チャネ
ルの割り当て状態は、図7(a)に示すように、上述し
たソフトハンドオーバの場合(図6(a))と同様であ
る。すなわち、図7(a)に示すように、TS2にはD
−Aが割り当てられ、TS7にはU−Aが割り当てられ
ている。
【0010】次いで、移動局がセルAからセルBへ移動
し、セルAとセルBとの境界に来た時、通信チャネルの
割り当て状態が、図7(a)から図7(b)に示すよう
に切り替わる。すなわち、移動局は、セルAとセルBと
の境界に来た時に、基地局Aとの通信を止めるととも
に、基地局Bとの通信を開始する。よって、図7(b)
に示すように、TS2およびTS7への通信チャネルの
割り当ては無くなり、移動局は、TS3に割り当てられ
たD−BおよびTS8に割り当てられたUーBを使用し
て基地局と通信を行う。これにより、ハンドオーバが終
了する。
【0011】このようにハードハンドオーバでは、ソフ
トハンドオーバのように、セルAに対応する通信チャネ
ルとセルBに対応する通信チャネルの両方を使用して通
信が行われる期間がない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のソフトハンドオーバおよび上記従来のハードハンド
オーバにはそれぞれ、以下のような長所・短所がある。
【0013】すなわち、上記従来のソフトハンドオーバ
では、図6(b)に示すように、ハンドオーバ中には、
セルAに対応する通信チャネルとセルBに対応する通信
チャネルの両方を使用して通信が行われる。つまり、ソ
フトハンドオーバでは、ハンドオーバ中には、上下回線
ともに複数のタイムスロットを用いて通信が行われる。
【0014】よって、ソフトハンドオーバには、ハンド
オーバ時に通信回線が途切れてしまう可能性を低くする
ことができ、移動局の受信性能を向上させることができ
るという長所がある一方、他の移動局が行っている通信
に対する干渉が増加するという短所がある。この短所
は、TDD方式では、通常、1つのタイムスロットに複
数の通信の信号がCDMA(Code Division Multiple A
ccess)方式により多重され、1つのタイムスロットで
複数の通信が行われていることによる。
【0015】一方、上記従来のハードハンドオーバで
は、ソフトハンドオーバのように、セルAに対応する通
信チャネルとセルBに対応する通信チャネルの両方を使
用して通信が行われる期間がない。
【0016】つまり、ハードハンドオーバでは、常に上
下回線のタイムスロットをそれぞれ1つだけ用いて通信
が行われる。よって、ハードハンドオーバには、他の移
動局が行っている通信に対する干渉を低減することがで
きるという長所がある一方、ハンドオーバ時に通信回線
が途切れてしまう可能性が高くなり、移動局の受信性能
をあまり向上させることができないという短所がある。
【0017】このように、上記従来のソフトハンドオー
バと上記従来のハードハンドオーバには、それぞれ長所
・短所がある。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ハンドオーバ中において、他の通信に対する干渉
を抑えつつ、通信回線が途切れてしまう可能性を低くす
ることができる移動局装置および無線通信方法を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の移動局装置は、
ハンドオーバ中において、複数の伝搬路の伝搬損失を測
定する測定手段と、前記伝搬損失に基づいて所定の伝送
単位毎に送信先を切り替えて信号を送信する送信手段
と、を具備する構成を採る。
【0020】本発明の移動局装置は、測定手段が、複数
のセルにおける伝搬損失を測定し、送信手段が、前記伝
搬損失が最小となるセルに対応する基地局装置に対して
信号を送信する構成を採る。
【0021】本発明の移動局装置は、測定手段が、複数
のセクタにおける伝搬損失を測定し、送信手段が、前記
伝搬損失が最小となるセクタに対応するアンテナに対し
て信号を送信する構成を採る。
【0022】これらの構成によれば、ハンドオーバ中に
おいて、伝搬損失が最小となる伝搬路を使用して信号の
送信を行うため、伝搬路状態の瞬時変動に追従し、常に
伝搬路状態が最良な伝搬路を介して信号を送信すること
ができる。
【0023】本発明の移動局装置は、送信手段が、各送
信先に対応する特定のタイムスロットを用いて信号を送
信する構成を採る。
【0024】この構成によれば、上り回線の信号の送信
に用いられるタイムスロットは、各フレームにおいて常
に1つだけとなるため、ハンドオーバ中に複数のスロッ
トを使用して信号の送信が行われる場合に比べ、他の通
信に対する干渉を低減することができるとともに、移動
局装置の消費電力を低減することができる。
【0025】本発明の移動局装置は、送信手段が、送信
先をフレーム単位で切り替える構成を採る。
【0026】本発明の移動局装置は、送信手段が、送信
先を誤り訂正のブロック単位で切り替える構成を採る。
【0027】これらの構成によれば、ハンドオーバ中に
おいて、下り回線の信号を複数のスロットを用いて受信
するとともに、伝搬損失が最小となる伝搬路を使用して
信号の送信が行われるようにタイムスロットの割り当て
状態が適宜切り替わる。よって、これらの構成によれ
ば、ハンドオーバ中において通信回線が途切れてしまう
可能性を、従来のハードハンドオーバが行われる場合に
比べて低くすることができる。
【0028】本発明の移動局装置は、送信手段が、セル
間のハンドオーバにおいては、送信先を誤り訂正のブロ
ック単位で切り替えて、セクタ間のハンドオーバにおい
ては、送信先をフレーム単位で切り替える構成を採る。
【0029】本発明の移動局装置は、送信手段が、基地
局装置から報知される切り替え周期で送信先を切り替え
る構成を採る。
【0030】本発明の基地局装置は、前記いずれかの移
動局装置と通信を行う構成を採る。また、本発明の基地
局装置は、前記移動局装置と通信を行い、前記移動局装
置に対して送信先の切り替え周期を報知する構成を採
る。
【0031】これらの構成によれば、移動局装置は、基
地局装置から報知された切り替え周期にしたがってタイ
ムスロットの割り当て状態を切り替えるため、移動局装
置は、セル間のハンドオーバでの切り替え周期とセクタ
間のハンドオーバでの切り替え周期とを、適宜切り替え
ることができる。よって、これらの構成によれば、ハン
ドオーバの種類に応じた適切な切り替え周期でタイムス
ロットの割り当て状態を切り替えることができる。
【0032】本発明の無線通信方法は、ハンドオーバ中
において、複数の伝搬路の伝搬損失を測定し、前記伝搬
損失に基づいて所定の伝送単位毎に送信先を切り替えな
がら、各送信先に対応する特定のタイムスロットを用い
て信号を送信するようにした。
【0033】この方法によれば、ハンドオーバ中におい
て、伝搬損失が最小となる伝搬路を使用して信号の送信
を行うため、伝搬路状態の瞬時変動に追従し、常に伝搬
路状態が最良な伝搬路を介して信号を送信することがで
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、ハンドオーバ中
において、各セルまたは各セクタの伝搬路状態の比較結
果に基づいて、各セルまたは各セクタに対応するタイム
スロットのいずれか1つを用いて信号を送信することで
ある。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。 (実施の形態)まず、セル間においてハンドオーバが行
われる場合について説明する。図1は、本発明の一実施
の形態に係る移動局装置を含む無線通信システムのセル
の概念図である。この無線通信システムは、移動局10
0と、セルAを扱う基地局A101と、セルBを扱う基
地局B102と、制御局103とにより構成される。
【0036】移動局100は、セルAとセルBの境界付
近では、送信先を基地局A101と基地局B102とで
適宜切り替えて信号を送信する。基地局A101および
基地局B102は、受信信号に対してCRC(Cyclic R
edundancy Check)処理を行う。制御局103は、基地
局A101および基地局B102から送られた信号のう
ち、誤りが発生していない信号を選択する。
【0037】次いで、移動局100の構成について説明
する。図2は、本発明の一実施の形態に係る移動局装置
の構成を示す要部ブロックである。
【0038】移動局100において、RF部202は、
アンテナ201を介して送受信される信号に対して所定
の無線処理を施す。逆拡散部203は、受信信号を逆拡
散する。復調部204は、逆拡散部203で逆拡散され
た信号のうち、個別通信チャネル信号に対して所定の復
調処理を施す。データ分解部205は、復調部204か
らフレーム単位で出力されるデータをスロットに分解す
る。これにより、受信データが得られる。
【0039】切り替え周期取得部206は、信号の送信
先の切り替え周期(以下、単に切り替え周期という)に
関する情報を受信信号から取得する。伝搬損失測定部2
07は、各セルの伝搬損失を測定する。伝搬損失比較部
208は、各セルの伝搬損失を比較する。送信スロット
制御部209は、比較結果に基づいて、どのタイムスロ
ットを用いてデータを送信するか制御する。
【0040】データ組立部210は、送信スロット制御
部209の制御にしたがって、送信データを所定のスロ
ットに格納した後スロットをフレームに組み立てる。変
調部211は、送信データに対して所定の変調処理を施
す。拡散部212は、変調されたデータに対して拡散処
理を施す。
【0041】次いで、上記構成を有する移動局装置の動
作について説明する。図3は、本発明の一実施の形態に
係る移動局装置の動作を説明するためのタイムスロット
の割り当て状態の一例を示す模式図である。
【0042】なお、以下の説明では、タイムスロットを
TS、セルAに対応する下り回線のチャネルをD−A、
セルBに対応する下り回線のチャネルをD−B、セルA
に対応する上り回線のチャネルをU−A、およびセルB
に対応する上り回線のチャネルをU−Bと示す。
【0043】図1に示すように、今、移動局100は、
セルAからセルBへ移動中であるものとする。まず、移
動局100がセルAに位置する時(すなわち、ハンドオ
ーバ前)には、図3(a)に示すように、基地局A10
1が、移動局100に対してTS2を用いて共通制御チ
ャネル信号および個別通信チャネル信号を送信する。よ
って、TS2には、共通制御チャネルと下り回線の個別
通信チャネルとが多重されたD−Aが割り当てられる。
なお、ここでは、多重方式として、CDMA方式が用い
られるものとする。
【0044】また、基地局A101および基地局B10
2は、移動局100に対して、すべてのフレームにおい
て共通制御チャネル信号を送信する。すなわち、基地局
A101は、TS2を用いて共通制御チャネル信号を送
信し、基地局B102は、図3(a)に示すいずれかの
TS(今、ここではTS7とする)を用いて共通制御チ
ャネル信号を送信する。そして、移動局100は、基地
局A101からの指示にしたがって、これらの共通制御
チャネル信号の受信電力を測定し、測定した受信電力値
を基地局A101へ報告する。
【0045】また、移動局100は、基地局A101に
対して、TS3を用いて個別通信チャネル信号を送信す
る。よって、TS3には、上り回線の個別通信チャネル
であるU−Aが割り当てられる。
【0046】この後、移動局100がセルAとセルBと
の境界付近に移動し、基地局B102から送信された共
通制御チャネル信号の受信電力値が、基地局A101か
ら送信された共通制御チャネル信号の受信電力値より大
きくなると、基地局A101は、移動局100に対し
て、ハンドオーバの開始を指示する。これにより、移動
局100と基地局A101および基地局B102との通
信状態は、ハンドオーバ中へと移行する。
【0047】また、ハンドオーバ開始時には、図3
(b)に示すように、TS7に、基地局B102が移動
局100に対して個別通信チャネル信号を送信するため
のチャネルが割り当てられる。よって、TS7のD−B
には、共通制御チャネルと下り回線の個別通信チャネル
とが多重されることになる。これにより、基地局B10
2は、移動局100に対して個別通信チャネル信号の送
信を開始する。
【0048】つまり、ハンドオーバ中においては、移動
局100は、基地局A101から送信される共通制御チ
ャネル信号および個別通信チャネル信号と、基地局B1
02から送信される共通制御チャネル信号および個別通
信チャネル信号とを受信する。
【0049】また、ハンドオーバ中においては、移動局
100は、各セルの伝搬路状態に応じてチャネルを適宜
切り替えて、個別通信チャネル信号を送信する。つま
り、ハンドオーバ中においては、タイムスロットの割り
当て状態が、各セルの伝搬路状態に応じて、図3(b)
の状態と図3(c)の状態とに適宜切り替わる。具体的
には、ハンドオーバ中に移動局100が以下のように動
作することにより、タイムスロットの割り当て状態が適
宜切り替わる。
【0050】すなわち、アンテナ201を介して受信さ
れた信号は、RF部202によって所定の無線処理を施
された後、逆拡散部203によって逆拡散処理が施され
る。
【0051】具体的には、図3(b)に示す割り当て状
態において、逆拡散部203によって、TS2およびT
S7に対して、各セル毎に割り当てられている拡散符号
を用いて逆拡散処理が施される。これにより、基地局A
101から送信された共通制御チャネル信号および基地
局B102から送信された共通制御チャネル信号が受信
信号から抽出される。抽出された共通制御チャネル信号
は、伝搬損失測定部207へ出力される。なお、各セル
毎に割り当てられた拡散符号とは、基地局A101およ
び基地局B102が、共通制御チャネル信号の拡散処理
時に用いた拡散符号に相当する。
【0052】また、逆拡散部203によって、TS2お
よびTS7に対して、移動局100に割り当てられてい
る拡散符号を用いて逆拡散処理が施される。これによ
り、基地局A101から送信された個別通信チャネル信
号および基地局B102から送信された個別通信チャネ
ル信号が受信信号から抽出される。基地局A101およ
び基地局B102は、ハンドオーバ開始時に、移動局1
00に対して、個別通信チャネル信号を用いて切り替え
周期を報知する。つまり、個別通信チャネル信号中に
は、基地局A101および基地局B102から報知され
る切り替え周期に関する情報が含まれている。抽出され
た個別通信チャネル信号は、復調部204へ出力され
る。
【0053】復調部204では、基地局A101から送
信された個別通信チャネル信号と基地局B102から送
信された個別通信チャネル信号とが復調された後合成さ
れる。これにより、フレーム単位で構成されたデータが
得られる。フレーム単位で構成されたデータは、データ
分解部205へ出力される。
【0054】データ分解部205では、フレーム単位で
構成されたデータがスロット単位に分解される。これに
より、受信データが得られる。また、分解されたデータ
は、切り替え周期取得部206へ出力される。
【0055】切り替え周期取得部206では、データ中
から切り替え周期に関する情報が取得され、送信スロッ
ト制御部209へ出力される。なお、切り替え周期につ
いては後述する。
【0056】一方、伝搬損失測定部207では、共通制
御チャネル信号を用いて、セルAでの伝搬損失とセルB
での伝搬損失とが測定される。具体的には、伝搬損失測
定部207では、基地局A101から送信された共通制
御チャネル信号および基地局B102から送信された共
通制御チャネル信号から、それらの共通制御チャネル信
号の送信電力値を示す情報がそれぞれ抽出される。ま
た、伝搬損失測定部207では、各共通制御チャネル信
号の受信電力がそれぞれ測定される。
【0057】そして、伝搬損失測定部207では、抽出
された送信電力値から測定された受信電力値が減ぜられ
て、セルAでの伝搬損失およびセルBでの伝搬損失がそ
れぞれ測定される。測定された伝搬損失値は、伝搬損失
比較部208へ出力される。
【0058】伝搬損失比較部208では、セルAでの伝
搬損失の大きさとセルBでの伝搬損失の大きさとが比較
され、伝搬損失が小さい方のセルが選択される。そし
て、選択結果を示す信号が、送信スロット制御部209
へ出力される。
【0059】ここで、移動局100と基地局A101お
よび基地局B102とは、TDD方式により無線通信を
行っている。TDD方式では下り回線の伝搬路特性と上
り回線の伝搬路特性とは相関性が非常に高い。よって、
基地局A101から移動局100へ共通制御チャネル信
号が伝送される際のセルAでの伝搬路の状態と、移動局
100から基地局A101へ個別通信チャネル信号が伝
送される際のセルAでの伝搬路の状態とは相関性が高く
なり、基地局B102から移動局100へ共通制御チャ
ネル信号が伝送される際のセルBでの伝搬路の状態と、
移動局100から基地局B102へ個別通信チャネル信
号が伝送される際のセルBでの伝搬路の状態とは相関性
が高くなる。
【0060】そこで、送信スロット制御部209では、
伝搬損失比較部208での選択結果に基づいて、個別通
信チャネル信号の送信に用いられるチャネルおよびタイ
ムスロットが以下のようにして決定される。
【0061】すなわち、図3(b)に示す割り当て状態
において、伝搬損失比較部208によりセルAが選択さ
れた場合には、送信スロット制御部209は、U−Aを
用いてデータを送信することを決定する。よって、この
場合には、タイムスロットの割り当て状態は、図3
(b)に示す状態のままとなり、移動局100からはT
S3を用いて個別通信チャネル信号が送信される。
【0062】一方、図3(b)に示す割り当て状態にお
いて、伝搬損失比較部208によりセルBが選択された
場合には、送信スロット制御部209は、U−Bを用い
てデータを送信することを決定する。よって、この場合
には、タイムスロットの割り当て状態は、図3(b)に
示す状態から図3(c)に示す状態へと切り替わり、移
動局100からはTS8を用いて個別通信チャネル信号
が送信される。
【0063】このように、送信スロット制御部209
が、伝搬損失比較部208での選択結果に基づいて個別
通信チャネル信号の送信に用いるチャネルおよびタイム
スロットを決定することにより、移動局100は、伝搬
路状態の瞬時変動に追従し、常に伝搬路状態が最良な伝
搬路を介して信号を送信することができる。換言すれ
ば、移動局100は、常に伝搬路状態が最良なセルに対
応する基地局に対して信号を送信することができる。
【0064】また、送信スロット制御部209は、切り
替え周期取得部206から出力された切り替え周期に関
する情報にしたがって、個別通信チャネル信号の送信に
用いるチャネルおよびタイムスロットの決定を行う。す
なわち、送信スロット制御部209は、切り替え周期に
関する情報により示される伝送単位毎に上記決定を行
い、個別通信チャネル信号の送信に用いるチャネルおよ
びタイムスロットをその伝送単位毎に切り替える。
【0065】ここで、伝搬路状態の瞬時変動に対する追
従性を良くするには、上記決定を1フレーム毎に行うこ
とが望ましい。しかし、セル間のハンドオーバの場合
は、ハンドオーバ元の基地局とハンドオーバ先の基地局
とが相違するため、1フレーム毎に個別通信チャネル信
号の送信先が切り替えられる場合には、デインタリーブ
処理や誤り訂正処理等の誤り制御処理を制御局103で
行う必要が生じる。よって、基地局A101および基地
局B102は、誤り制御処理前のデータを制御局103
へ伝送する必要が生じる。
【0066】しかし、誤り制御処理前のデータは軟判定
データである場合が多い。また、軟判定データは非常に
多くの情報量を有している。よって、軟判定データの伝
送量は非常に多くなるため、軟判定データを各基地局か
ら制御局103へ伝送することは、伝送容量の点から見
て困難である。
【0067】そこで、本実施の形態では、セル間のハン
ドオーバの場合には、誤り制御処理の単位に合わせて、
個別通信チャネル信号の送信に用いるチャネルおよびタ
イムスロットを適宜切り替える。すなわち、本実施の形
態では、セル間のハンドオーバの場合には、切り替え周
期を誤り制御処理の単位となるブロック(以下、誤り制
御ブロックという)の長さと等しくする。
【0068】つまり、基地局A101および基地局B1
02が、ハンドオーバ開始時に、移動局100に対して
誤り制御ブロックの長さを報知する。そして、送信スロ
ット制御部209が、ハンドオーバ中においては、誤り
制御ブロック毎に上記決定を行い、個別通信チャネル信
号の送信に用いるチャネルおよびタイムスロットを誤り
制御ブロック毎に切り替える。
【0069】これにより、基地局A101および基地局
B102はそれぞれ、自局において誤り制御処理を行う
ことが可能になる。よって、各基地局から制御局103
へ伝送されるデータは硬判定データとなるため、伝送量
が軟判定データに比べ大きく削減される。よって、各基
地局から制御局103へデータを伝送することが可能と
なる。
【0070】次いで、送信スロット制御部209では、
どの個別通信チャネルでデータが送信されるのかを示す
情報(以下、チャネル情報という)と、どのタイムスロ
ットでデータが送信されるのかを示す情報(以下、スロ
ット情報)とが生成されて、データ組立部210および
拡散部212へ出力される。なお、送信スロット制御部
209は、誤り制御ブロック毎にチャネル情報およびス
ロット情報を生成する。
【0071】データ組立部210では、スロット情報に
したがって、送信データを所定のスロットに格納した
後、複数のスロットをまとめてフレームを組み立てる。
具体的には、基地局A101に対して個別通信チャネル
信号が送信される場合には、データ組立部210は、図
3(b)に示すように、送信データをTS3に格納す
る。一方、基地局B102に対して個別通信チャネル信
号が送信される場合には、データ組立部210は、図3
(c)に示すように、送信データをTS8に格納する。
【0072】フレームに組み立てられたデータは変調部
211へ出力され、変調部211で所定の変調処理が施
される。変調処理を施されたデータは、拡散部212へ
出力される。
【0073】拡散部212では、チャネル情報およびス
ロット情報にしたがって、変調されたデータに対して拡
散処理が施される。
【0074】具体的には、基地局A101に対して個別
通信チャネル信号が送信される場合には、拡散部212
は、TS3に格納されているデータに対してTS3が入
力されるタイミングで、セルAに割り当てられている拡
散符号を用いて拡散処理を施す。一方、基地局B102
に対して個別通信チャネル信号が送信される場合には、
拡散部212は、TS8に格納されているデータに対し
てTS8が入力されるタイミングで、セルBに割り当て
られている拡散符号を用いて拡散処理を施す。
【0075】これにより、セルAでの伝搬路状態がセル
Bでの伝搬路状態よりも良好な場合は、基地局A101
に対して個別通信チャネル信号が送信され、セルBでの
伝搬路状態がセルAでの伝搬路状態よりも良好な場合
は、基地局B102に対して個別通信チャネル信号が送
信されることとなる。
【0076】拡散処理を施されたデータは、RF部20
2へ出力され、RF部202で所定の無線処理を施され
た後、アンテナ201を介して送信される。
【0077】移動局100から送信された個別通信チャ
ネル信号は、基地局A101または基地局B102で受
信される。基地局A101または基地局B102では、
個別通信チャネル信号に対して復調処理が施された後、
誤り制御処理およびCRCが行われ、制御局103へ伝
送される。つまり、各基地局から制御局103へ伝送さ
れるデータは、CRC結果が付加された硬判定データと
なる。そして、制御局103では、各基地局から伝送さ
れたデータのCRC結果が比較され、誤りが発生しなか
ったデータが選択される。選択されたデータは、図示し
ない通信網へ出力される。
【0078】具体的には、割り当て状態が図3(b)に
示す状態にある場合には、移動局100は、TS3を用
いて、基地局A101に対して個別通信チャネル信号を
送信しているので、基地局A101は、受信した個別通
信チャネル信号に対して復調処理を施した後、誤り制御
処理およびCRCを行う。そして、基地局A101は、
CRC結果を付加したデータを制御局103へ伝送す
る。
【0079】また、割り当て状態が図3(b)に示す状
態にある場合には、基地局B102は、移動局100か
ら個別通信チャネル信号を送信されないので、CRC結
果をNGとする。そして、基地局B102は、CRC結
果をNGとした所定のデータを制御局103へ伝送す
る。
【0080】一方、割り当て状態が図3(c)に示す状
態にある場合には、移動局100は、TS8を用いて、
基地局B102に対して個別通信チャネル信号を送信し
ているので、基地局B102は、受信した個別通信チャ
ネル信号に対して復調処理を施した後、誤り制御処理お
よびCRCを行う。そして、基地局B102は、CRC
結果を付加したデータを制御局103へ伝送する。
【0081】また、割り当て状態が図3(c)に示す状
態にある場合には、基地局A101は、移動局100か
ら個別通信チャネル信号を送信されないので、CRC結
果をNGとする。そして、基地局A101は、CRC結
果をNGとした所定のデータを制御局103へ伝送す
る。
【0082】制御局103は、各基地局から伝送された
データに付加されているCRC結果を比較し、CRC結
果がNGではないデータを選択する。つまり、割り当て
状態が図3(b)に示す状態にある場合には、基地局B
102から伝送されるデータにはNGとされたCRC結
果が付加されているので、制御局103では、基地局A
101から伝送されたデータが選択される。一方、割り
当て状態が図3(c)に示す状態にある場合には、基地
局A101から伝送されるデータにはNGとされたCR
C結果が付加されているので、制御局103では、基地
局B102から伝送されたデータが選択される。
【0083】このように、制御局103は、CRC結果
を比較して、誤りが発生しなかったデータのみを通信網
へ出力する。よって、移動局100がハンドオーバ中に
個別通信チャネルの送信先を切り替えても、各基地局が
新たな特別な処理を行うことなしに、制御局103は適
切なデータを通信網へ出力することができる。
【0084】そして、ハンドオーバ中へと移行してから
所定の時間経過後には、移動局100はセルBの範囲に
完全に入るため、タイムスロットの割り当て状態は、図
3(d)に示す状態で安定する。この割り当て状態で安
定した場合、基地局A101または基地局B102が、
移動局100に対して、ハンドオーバ終了の指示を与え
る。これにより、ハンドオーバが終了する。
【0085】次いで、セクタ間においてハンドオーバが
行われる場合について説明する。図4は、本発明の一実
施の形態に係る移動局装置を含む無線通信システムのセ
クタの概念図である。なお、移動局100は、上述した
移動局と同様の構成を有するものである。
【0086】移動局100は、セクタAとセクタBの境
界付近では、送信対象となるアンテナを適宜切り替えて
信号を送信する。基地局400は、受信信号に対してC
RC処理を行う。基地局400の構成については後述す
る。制御局450は、各基地局ら送られた信号のうち、
誤りが発生していない信号を選択する。
【0087】次いで、基地局400の構成について説明
する。図5は、本発明の一実施の形態に係る基地局装置
の構成を示す要部ブロックである。基地局400におい
て、アンテナA501は、セクタAに対応して設けられ
たアンテナである。また、アンテナB503は、セクタ
Bに対応して設けられたアンテナである。
【0088】受信部A502は、アンテナA501を介
して受信される信号に対して、所定の復調処理等を行
う。受信部B504は、アンテナB503を介して受信
される信号に対して、所定の復調処理等を行う。
【0089】選択・合成部505は、受信信号を選択す
るか、または、受信信号を所定の方法により合成する。
どちらを行うかは、予め決められている。誤り制御部5
06は、選択・合成部505から出力される信号に対し
て、誤り制御処理およびCRC処理を行う。
【0090】次いで、上記構成を有する移動局装置およ
び基地局装置の動作について説明する。
【0091】なお、以下の説明では、図3を用いて説明
することとし、タイムスロットをTS、セクタAに対応
する下り回線のチャネルをD−A、セクタBに対応する
下り回線のチャネルをD−B、セクタAに対応する上り
回線のチャネルをU−A、およびセクタBに対応する上
り回線のチャネルをU−Bと示す。
【0092】図4に示すように、今、移動局100は、
セクタAからセクタBへ移動中であるものとする。ま
ず、移動局100がセクタAに位置する時(すなわち、
ハンドオーバ前)には、図3(a)に示すように、基地
局400は、移動局100に対してTS2を用いてアン
テナA501から共通制御チャネル信号および個別通信
チャネル信号を送信する。よって、TS2には、共通制
御チャネルと下り回線の個別通信チャネルとが多重され
たD−Aが割り当てられる。なお、ここでは、多重方式
として、CDMA方式が用いられるものとする。
【0093】また、基地局400は、移動局100に対
して、すべてのフレームにおいてアンテナA501およ
びアンテナB503から共通制御チャネル信号を送信す
る。すなわち、基地局400は、TS2を用いてアンテ
ナA501から共通制御チャネル信号を送信し、図3
(a)に示すいずれかのTS(今、ここではTS7とす
る)を用いてアンテナB503から共通制御チャネル信
号を送信する。そして、移動局100は、基地局400
からの指示にしたがって、これらの共通制御チャネル信
号の受信電力を測定し、測定した受信電力値を基地局4
00へ報告する。
【0094】また、移動局100は、アンテナA501
に対して、TS3を用いて個別通信チャネル信号を送信
する。よって、TS3には、上り回線の個別通信チャネ
ルであるU−Aが割り当てられる。
【0095】この後、移動局100がセクタAとセクタ
Bとの境界付近に移動し、アンテナB503から送信さ
れた共通制御チャネル信号の受信電力値が、アンテナA
501から送信された共通制御チャネル信号の受信電力
値より大きくなると、基地局400は、移動局100に
対して、ハンドオーバの開始を指示する。これにより、
移動局100と基地局400との通信状態は、ハンドオ
ーバ中へと移行する。
【0096】また、ハンドオーバ開始時には、図3
(b)に示すように、TS7に、基地局400がアンテ
ナB503から移動局100に対して個別通信チャネル
信号を送信するためのチャネルが割り当てられる。よっ
て、TS7のD−Bには、共通制御チャネルと下り回線
の個別通信チャネルとが多重されることになる。これに
より、基地局400は、移動局100に対してアンテナ
B503からの個別通信チャネル信号の送信を開始す
る。
【0097】つまり、ハンドオーバ中においては、移動
局100は、アンテナA501から送信される共通制御
チャネル信号および個別通信チャネル信号と、アンテナ
B503から送信される共通制御チャネル信号および個
別通信チャネル信号とを受信する。
【0098】また、ハンドオーバ中においては、移動局
100は、各セクタの伝搬路状態に応じてチャネルを適
宜切り替えて、個別通信チャネル信号を送信する。つま
り、ハンドオーバ中においては、タイムスロットの割り
当て状態が、各セクタの伝搬路状態に応じて、図3
(b)の状態と図3(c)の状態とに適宜切り替わる。
具体的には、ハンドオーバ中に移動局100が以下のよ
うに動作することにより、タイムスロットの割り当て状
態が適宜切り替わる。
【0099】すなわち、アンテナ201を介して受信さ
れた信号は、RF部202によって所定の無線処理を施
された後、逆拡散部203によって逆拡散処理が施され
る。
【0100】具体的には、図3(b)に示す割り当て状
態において、逆拡散部203によって、TS2およびT
S7に対して、各セクタ毎に割り当てられている拡散符
号を用いて逆拡散処理が施される。これにより、アンテ
ナA501から送信された共通制御チャネル信号および
アンテナB503から送信された共通制御チャネル信号
が受信信号から抽出される。抽出された共通制御チャネ
ル信号は、伝搬損失測定部207へ出力される。なお、
各セクタ毎に割り当てられた拡散符号とは、基地局40
0が、共通制御チャネル信号の拡散処理時に用いた拡散
符号に相当する。
【0101】また、逆拡散部203によって、TS2お
よびTS7に対して、移動局100に割り当てられてい
る拡散符号を用いて逆拡散処理が施される。これによ
り、アンテナA501から送信された個別通信チャネル
信号およびアンテナB503から送信された個別通信チ
ャネル信号が受信信号から抽出される。基地局400
は、ハンドオーバ開始時に、移動局100に対して、個
別通信チャネル信号を用いて切り替え周期を報知する。
つまり、個別通信チャネル信号中には、基地局400か
ら報知される切り替え周期に関する情報が含まれてい
る。抽出された個別通信チャネル信号は、復調部204
へ出力される。
【0102】復調部204では、アンテナA501から
送信された個別通信チャネル信号とアンテナB503か
ら送信された個別通信チャネル信号とが復調された後合
成される。これにより、フレーム単位で構成されたデー
タが得られる。フレーム単位で構成されたデータは、デ
ータ分解部205へ出力される。
【0103】データ分解部205では、フレーム単位で
構成されたデータがスロット単位に分解される。これに
より、受信データが得られる。また、分解されたデータ
は、切り替え周期取得部206へ出力される。
【0104】切り替え周期取得部206では、データ中
から切り替え周期に関する情報が取得され、送信スロッ
ト制御部209へ出力される。なお、切り替え周期につ
いては後述する。
【0105】一方、伝搬損失測定部207では、共通制
御チャネル信号を用いて、セクタAでの伝搬損失とセク
タBでの伝搬損失とが測定される。具体的には、伝搬損
失測定部207では、アンテナA501から送信された
共通制御チャネル信号およびアンテナB503から送信
された共通制御チャネル信号から、それらの共通制御チ
ャネル信号の送信電力値を示す情報がそれぞれ抽出され
る。また、伝搬損失測定部207では、各共通制御チャ
ネル信号の受信電力がそれぞれ測定される。
【0106】そして、伝搬損失測定部207では、抽出
された送信電力値から測定された受信電力値が減ぜられ
て、セクタAでの伝搬損失およびセクタBでの伝搬損失
がそれぞれ測定される。測定された伝搬損失値は、伝搬
損失比較部208へ出力される。
【0107】伝搬損失比較部208では、セクタAでの
伝搬損失の大きさとセクタBでの伝搬損失の大きさとが
比較され、伝搬損失が小さい方のセクタが選択される。
そして、選択結果を示す信号が、送信スロット制御部2
09へ出力される。
【0108】ここで、移動局100と基地局400と
は、TDD方式により無線通信を行っている。TDD方
式では下り回線の伝搬路特性と上り回線の伝搬路特性と
は相関性が非常に高い。よって、アンテナA501から
移動局100へ共通制御チャネル信号が伝送される際の
セクタAでの伝搬路の状態と、移動局100からアンテ
ナA501に対して個別通信チャネル信号が伝送される
際のセクタAでの伝搬路の状態とは相関性が高くなり、
アンテナB503から移動局100へ共通制御チャネル
信号が伝送される際のセクタBでの伝搬路の状態と、移
動局100からアンテナB503に対して個別通信チャ
ネル信号が伝送される際のセクタBでの伝搬路の状態と
は相関性が高くなる。
【0109】そこで、送信スロット制御部209では、
伝搬損失比較部208での選択結果に基づいて、個別通
信チャネル信号の送信に用いられるチャネルおよびタイ
ムスロットが以下のようにして決定される。
【0110】すなわち、図3(b)に示す割り当て状態
において、伝搬損失比較部208によりセクタAが選択
された場合には、送信スロット制御部209は、U−A
を用いてデータを送信することを決定する。よって、こ
の場合には、タイムスロットの割り当て状態は、図3
(b)に示す状態のままとなり、移動局100からはT
S3を用いて個別通信チャネル信号が送信される。
【0111】一方、図3(b)に示す割り当て状態にお
いて、伝搬損失比較部208によりセクタBが選択され
た場合には、送信スロット制御部209は、U−Bを用
いてデータを送信することを決定する。よって、この場
合には、タイムスロットの割り当て状態は、図3(b)
に示す状態から図3(c)に示す状態へと切り替わり、
移動局100からはTS8を用いて個別通信チャネル信
号が送信される。
【0112】このように、送信スロット制御部209
が、伝搬損失比較部208での選択結果に基づいて個別
通信チャネル信号の送信に用いるチャネルおよびタイム
スロットを決定することにより、移動局100は、伝搬
路状態の瞬時変動に追従し、常に伝搬路状態が最良な伝
搬路を介して信号を送信することができる。換言すれ
ば、移動局100は、常に伝搬路状態が最良なセクタに
対応するアンテナに対して信号を送信することができ
る。
【0113】また、送信スロット制御部209は、切り
替え周期取得部206から出力された切り替え周期に関
する情報にしたがって、個別通信チャネル信号の送信に
用いるチャネルおよびタイムスロットの決定を行う。す
なわち、送信スロット制御部209は、切り替え周期に
関する情報により示される伝送単位毎に上記決定を行
い、個別通信チャネル信号の送信に用いるチャネルおよ
びタイムスロットをその伝送単位毎に切り替える。
【0114】ここで、伝搬路状態の瞬時変動に対する追
従性を良くするには、上記決定を1フレーム毎に行うこ
とが望ましい。また、セクタ間のハンドオーバの場合
は、1つの基地局内においてハンドオーバが行われるた
め、1フレーム毎に個別通信チャネル信号の送信先が切
り替えられても、デインタリーブ処理や誤り訂正処理等
の誤り制御処理を基地局400内で行うことができる。
【0115】そこで、本実施の形態では、セクタ間のハ
ンドオーバの場合には、1フレーム毎に、個別通信チャ
ネル信号の送信に用いるチャネルおよびタイムスロット
を適宜切り替える。すなわち、本実施の形態では、セク
タ間のハンドオーバの場合には、切り替え周期を共通制
御チャネル信号の送信周期と等しくする。
【0116】つまり、基地局400が、ハンドオーバ開
始時に、移動局100に対して共通制御チャネル信号の
送信周期を報知する。そして、送信スロット制御部20
9が、ハンドオーバ中においては、1フレーム毎に上記
決定を行い、個別通信チャネル信号の送信に用いるチャ
ネルおよびタイムスロットを1フレーム毎に切り替え
る。
【0117】次いで、送信スロット制御部209では、
チャネル情報と、スロット情報とが生成されて、データ
組立部210および拡散部212へ出力される。なお、
送信スロット制御部209は、1フレーム毎にチャネル
情報およびスロット情報を生成する。
【0118】データ組立部210では、スロット情報に
したがって、送信データを所定のスロットに格納した
後、複数のスロットをまとめてフレームを組み立てる。
具体的には、アンテナA501に対して個別通信チャネ
ル信号が送信される場合には、データ組立部210は、
図3(b)に示すように、送信データをTS3に格納す
る。一方、アンテナB503に対して個別通信チャネル
信号が送信される場合には、データ組立部210は、図
3(c)に示すように、送信データをTS8に格納す
る。
【0119】フレームに組み立てられたデータは変調部
211へ出力され、変調部211で所定の変調処理が施
される。変調処理を施されたデータは、拡散部212へ
出力される。
【0120】拡散部212では、チャネル情報およびス
ロット情報にしたがって、変調されたデータに対して拡
散処理が施される。
【0121】具体的には、アンテナA501に対して個
別通信チャネル信号が送信される場合には、拡散部21
2は、TS3に格納されているデータに対してTS3が
入力されるタイミングで、セクタAに割り当てられてい
る拡散符号を用いて拡散処理を施す。一方、アンテナB
503に対して個別通信チャネル信号が送信される場合
には、拡散部212は、TS8に格納されているデータ
に対してTS8が入力されるタイミングで、セクタBに
割り当てられている拡散符号を用いて拡散処理を施す。
【0122】これにより、セクタAでの伝搬路状態がセ
クタBでの伝搬路状態よりも良好な場合は、アンテナA
501に対して個別通信チャネル信号が送信され、セク
タBでの伝搬路状態がセクタAでの伝搬路状態よりも良
好な場合は、アンテナB503に対して個別通信チャネ
ル信号が送信されることとなる。
【0123】拡散処理を施されたデータは、RF部20
2へ出力され、RF部202で所定の無線処理を施され
た後、アンテナ201を介して送信される。
【0124】移動局100から送信された個別通信チャ
ネル信号は、アンテナA501およびアンテナB503
で受信される。
【0125】受信部A502では、アンテナA501を
介して受信された信号に対して復調処理が施される。ま
た、受信部B504では、アンテナB503を介して受
信された信号に対して復調処理が施される。復調処理を
施された信号は、それぞれ選択・合成部505へ出力さ
れる。
【0126】選択・合成部505は、受信部A502が
TS3を用いて送信される個別通信チャネル信号のみを
受信し、受信部B504がTS8を用いて送信される個
別通信チャネル信号のみを受信する場合には、各受信部
から出力された信号のうち受信品質が良い方の信号を選
択する。
【0127】また、選択・合成部505は、受信部A5
02および受信部B504が、TS3を用いて送信され
る個別通信チャネル信号とTS8を用いて送信される個
別通信チャネル信号の双方を受信する場合には、各受信
部から出力された信号を所定の方法により合成する。選
択または合成された信号は、誤り制御部506へ出力さ
れる。
【0128】誤り制御部506では、選択または合成さ
れた信号に対して誤り制御処理およびCRCが行われ、
制御局450へ伝送される。つまり、基地局400から
制御局450へ伝送されるデータは、CRC結果が付加
された硬判定データとなる。そして、制御局450で
は、基地局400を含めた各基地局から伝送されたデー
タのCRC結果が比較され、誤りが発生しなかったデー
タが選択される。選択されたデータは、図示しない通信
網へ出力される。
【0129】そして、ハンドオーバ中へと移行してから
所定の時間経過後には、移動局100はセクタBの範囲
に完全に入るため、タイムスロットの割り当て状態は、
図3(d)に示す状態で安定する。この割り当て状態で
安定した場合、基地局400が、移動局100に対し
て、ハンドオーバ終了の指示を与える。これにより、ハ
ンドオーバが終了する。
【0130】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、伝搬損失が最小となる伝搬路を使用して個別通信チ
ャネル信号の送信を行うため、伝搬路状態の瞬時変動に
追従し、常に伝搬路状態が最良な伝搬路を介して個別通
信チャネル信号を送信することができる。
【0131】また、本実施の形態によれば、伝搬損失が
最小である伝搬路を選択して個別通信チャネル信号を送
信するため、上り回線の個別通信チャネル信号の送信に
用いられるタイムスロットは、各フレームにおいて常に
1つだけとなる。よって、本実施の形態によれば、ハン
ドオーバ中に複数のスロットを使用して個別通信チャネ
ル信号の送信が行われる場合に比べ、他の通信に対する
干渉を低減することができるとともに、移動局装置の消
費電力を低減することができる。
【0132】また、本実施の形態によれば、ハンドオー
バ中において、下り回線の個別通信チャネル信号を複数
のスロットを用いて受信するとともに、伝搬損失が最小
となる伝搬路を使用して個別通信チャネル信号の送信が
行われるようにタイムスロットの割り当て状態が適宜切
り替わる。よって、本実施の形態によれば、ハンドオー
バ中において通信回線が途切れてしまう可能性を、従来
のハードハンドオーバが行われる場合に比べて低くする
ことができる。
【0133】また、本実施の形態によれば、移動局は、
基地局から報知された切り替え周期にしたがってタイム
スロットの割り当て状態を切り替えるため、移動局は、
セル間のハンドオーバでの切り替え周期とセクタ間のハ
ンドオーバでの切り替え周期とを適宜切り替えることが
できる。よって、本実施の形態によれば、ハンドオーバ
の種類に応じた適切な切り替え周期でタイムスロットの
割り当て状態を切り替えることができる。
【0134】なお、本実施の形態では、各タイムスロッ
トでの信号の多重方式として、CDMA方式を用いた場
合について説明した。しかし、多重方式は、これに限ら
れるものではない。例えば、本実施の形態では、各タイ
ムスロットでの信号の多重方式として、OFDM(Orth
ogonal Frequency Division Multiplexing)方式等を用
いることもできる。
【0135】また、本実施の形態においては、説明の便
宜上、ハンドオーバ中のセルまたはセクタを2つとした
場合について説明した。しかし、本実施の形態はこれに
限られるものではなく、ハンドオーバ中のセルまたはセ
クタが3つ以上となる無線通信システムにも適用可能な
ものである。
【0136】さらに、本実施の形態では、個別通信チャ
ネル信号の送信先となる基地局またはアンテナを伝搬損
失に基づいて1つ選択する構成とした。しかし、選択す
る送信先の数はこれに限られるものではない。本実施の
形態では、個別通信チャネル信号の送信先となる基地局
またはアンテナを伝搬損失に基づいて2つ以上選択する
構成としてもよい。
【0137】また、本実施の形態においては、伝搬損失
を測定するための信号として共通制御チャネル信号を用
いた場合について説明した。しかし、本実施の形態はこ
れに限られるものではなく、基地局より全移動局に対し
て一定の電力で送信されている信号であれば、いかなる
信号を用いて伝搬損失を測定してもよい。
【0138】さらに、本実施の形態においては、各基地
局から各移動局に対してそれぞれ異なる電力で送信され
る信号を用いて伝搬損失を測定することも可能である。
例えば、基地局は、下り回線の個別通信チャネル信号に
ついて送信電力制御を行うことがある。この場合、各移
動局に対して送信される個別通信チャネル信号の送信電
力値はそれぞれ異なるため、移動局は、個別通信チャネ
ル信号の受信レベルから単純に伝搬損失を測定すること
ができない。しかし、この場合でも、移動局が、例えば
クローズドループ送信電力制御に用いるコマンドを利用
する方法等によって、各基地局から送信された個別通信
チャネル信号の送信電力値を推定することが可能であれ
ば、移動局は、各基地局毎に個別通信チャネル信号の伝
搬損失を測定することができる。このように、移動局
は、各基地局から送信される個別通信チャネル信号を用
いて伝搬損失を測定することも可能である。
【0139】また、本実施の形態においては、基地局
は、各セクタに対応させてそれぞれアンテナを備える構
成とした。しかし、本実施の形態はこれに限られるもの
ではなく、基地局は、各セクタに対してそれぞれ指向性
を形成するアレーアンテナを備える構成としてもよい。
【0140】また、本実施の形態においては、セル間の
ハンドオーバが行われる場合には、タイムスロットの割
り当て状態の切り替えを誤り訂正のブロック単位で行う
ようにした。しかし、セル間のハンドオーバ中における
タイムスロットの割り当て状態の切り替え単位は、これ
に限られるものではない。すなわち、各基地局から制御
局へのデータの伝送量が非常に多くても問題なく伝送で
きる場合には、セル間のハンドオーバにおいてもセクタ
間のハンドオーバーの場合と同様に、1フレーム毎に
(すなわち、共通制御チャネル信号の送信周期で)タイ
ムスロットの割り当て状態を切り替えてもよい。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンドオーバ中において、他の通信に対する干渉を抑え
つつ、通信回線が途切れてしまう可能性を低くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る移動局装置を含む
無線通信システムのセルの概念図
【図2】本発明の一実施の形態に係る移動局装置の構成
を示す要部ブロック
【図3】本発明の一実施の形態に係る移動局装置の動作
を説明するためのタイムスロットの割り当て状態の一例
を示す模式図
【図4】本発明の一実施の形態に係る移動局装置を含む
無線通信システムのセクタの概念図
【図5】本発明の一実施の形態に係る基地局装置の構成
を示す要部ブロック
【図6】ソフトハンドオーバ実行時のタイムスロットの
割り当て状態の一例を示す模式図
【図7】ハードハンドオーバ実行時のタイムスロットの
割り当て状態の一例を示す模式図
【符号の説明】 100 移動局 101 基地局A 102 基地局B 103 制御局 201 アンテナ 202 RF部 203 逆拡散部 204 復調部 205 データ分解部 206 切り替え周期取得部 207 伝搬損失測定部 208 伝搬損失比較部 209 送信スロット制御部 210 データ組立部 211 変調部 212 拡散部 400 基地局 450 制御局 501 アンテナA 502 受信部A 503 アンテナB 504 受信部B 505 選択・合成部 506 誤り制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/28 H04Q 7/04 K Fターム(参考) 5K028 AA01 AA14 BB04 CC02 CC05 DD01 DD02 DD03 KK12 LL12 MM04 MM08 MM12 MM18 RR02 SS04 SS14 5K059 CC03 DD25 DD35 5K067 AA03 AA23 CC10 CC24 DD44 EE02 EE10 EE16 EE24 EE46 EE71 JJ35 JJ39 KK03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドオーバ中において、複数の伝搬路
    の伝搬損失を測定する測定手段と、前記伝搬損失に基づ
    いて所定の伝送単位毎に送信先を切り替えて信号を送信
    する送信手段と、を具備することを特徴とする移動局装
    置。
  2. 【請求項2】 測定手段は、複数のセルにおける伝搬損
    失を測定し、送信手段は、前記伝搬損失が最小となるセ
    ルに対応する基地局装置に対して信号を送信することを
    特徴とする請求項1記載の移動局装置。
  3. 【請求項3】 測定手段は、複数のセクタにおける伝搬
    損失を測定し、送信手段は、前記伝搬損失が最小となる
    セクタに対応するアンテナに対して信号を送信すること
    を特徴とする請求項1記載の移動局装置。
  4. 【請求項4】 送信手段は、各送信先に対応する特定の
    タイムスロットを用いて信号を送信することを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれかに記載の移動局装
    置。
  5. 【請求項5】 送信手段は、送信先をフレーム単位で切
    り替えることを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の移動局装置。
  6. 【請求項6】 送信手段は、送信先を誤り訂正のブロッ
    ク単位で切り替えることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれかに記載の移動局装置。
  7. 【請求項7】 送信手段は、セル間のハンドオーバにお
    いては、送信先を誤り訂正のブロック単位で切り替え
    て、セクタ間のハンドオーバにおいては、送信先をフレ
    ーム単位で切り替えることを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれかに記載の移動局装置。
  8. 【請求項8】 送信手段は、基地局装置から報知される
    切り替え周期で送信先を切り替えることを特徴とする請
    求項1から請求項7のいずれかに記載の移動局装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の移動局装置と通信を行うことを特徴する基地局装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の移動局装置と通信を行
    い、前記移動局装置に対して送信先の切り替え周期を報
    知することを特徴とする基地局装置。
  11. 【請求項11】 ハンドオーバ中において、複数の伝搬
    路の伝搬損失を測定し、前記伝搬損失に基づいて所定の
    伝送単位毎に送信先を切り替えながら、各送信先に対応
    する特定のタイムスロットを用いて信号を送信すること
    を特徴とする無線通信方法。
JP2000093643A 2000-03-30 2000-03-30 移動局装置および無線通信方法 Pending JP2001285913A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093643A JP2001285913A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 移動局装置および無線通信方法
US09/979,879 US20020160716A1 (en) 2000-03-30 2001-03-29 Mobile station apparatus and radio communication method
KR1020017015337A KR20020016634A (ko) 2000-03-30 2001-03-29 이동국 장치, 기지국 장치 및 무선 통신 방법
AU44621/01A AU4462101A (en) 2000-03-30 2001-03-29 Mobile station apparatus and radio communication method
CN01800716A CN1127878C (zh) 2000-03-30 2001-03-29 移动台装置和无线通信方法
EP01917603A EP1185124A1 (en) 2000-03-30 2001-03-29 Mobile station apparatus and radio communication method
PCT/JP2001/002638 WO2001076301A1 (fr) 2000-03-30 2001-03-29 Appareil pour station mobile et procede de radiocommunication

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093643A JP2001285913A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 移動局装置および無線通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001285913A true JP2001285913A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18608800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000093643A Pending JP2001285913A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 移動局装置および無線通信方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20020160716A1 (ja)
EP (1) EP1185124A1 (ja)
JP (1) JP2001285913A (ja)
KR (1) KR20020016634A (ja)
CN (1) CN1127878C (ja)
AU (1) AU4462101A (ja)
WO (1) WO2001076301A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004401A1 (ja) * 2002-06-28 2004-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信機及び共通制御チャネルの受信方法
WO2005083907A1 (ja) * 2004-02-26 2005-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 移動局装置および移動局装置における送信アンテナ選択方法
WO2009128455A1 (ja) * 2008-04-18 2009-10-22 京セラ株式会社 移動通信システム、基地局装置、およびチャネル割り当て方法
US7672646B2 (en) 2002-01-23 2010-03-02 Nec Corporation Base station and mobile communication system utilizing the same

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3999567B2 (ja) * 2002-05-23 2007-10-31 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム、無線端末、無線基地局、制御装置及び通信方法
JP3999573B2 (ja) * 2002-06-05 2007-10-31 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 通信システム、通信方法及び制御装置
JP2007221380A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Ntt Docomo Inc 移動局および基地局並びにセル選択方法
EP2309657A1 (en) * 2009-10-08 2011-04-13 Thomson Licensing Method for topology control using sectorized antennas in wireless networks

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03214890A (ja) * 1989-11-24 1991-09-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動局の無線通信機及びそれを使用した通信チャンネル切換え方法
US6088590A (en) * 1993-11-01 2000-07-11 Omnipoint Corporation Method and system for mobile controlled handoff and link maintenance in spread spectrum communication
CA2158270C (en) * 1994-02-17 1999-09-21 Michael D. Kotzin Method and apparatus for reducing self interference in a communication system
US5809430A (en) * 1994-06-03 1998-09-15 Motorola, Inc. Method and apparatus for base selection in a communication system
US5732352A (en) * 1995-09-29 1998-03-24 Motorola, Inc. Method and apparatus for performing handoff in a wireless communication system
JP3352593B2 (ja) * 1996-05-22 2002-12-03 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信システムおよび移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中送信電力制御方法
CA2238791C (en) * 1997-08-11 2004-07-13 Nec Corporation Cdma type mobile radio communication system capable of realizing an effective system operation without excess and deficiency of radio base stations simultaneously connected
US6539226B1 (en) * 1998-02-16 2003-03-25 Nec Corporation Base station transmission power control system mobile station and base station
US6553064B1 (en) * 1998-05-07 2003-04-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for performing mobile station assisted hard handoff using error correction codes
JP3750390B2 (ja) * 1999-01-08 2006-03-01 日本電気株式会社 移動体通信における呼制御方法及びそのシステム
US6615044B2 (en) * 2001-06-06 2003-09-02 Nokia Mobile Phones, Ltd. Method of WCDMA coverage based handover triggering

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7672646B2 (en) 2002-01-23 2010-03-02 Nec Corporation Base station and mobile communication system utilizing the same
WO2004004401A1 (ja) * 2002-06-28 2004-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信機及び共通制御チャネルの受信方法
WO2005083907A1 (ja) * 2004-02-26 2005-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 移動局装置および移動局装置における送信アンテナ選択方法
WO2009128455A1 (ja) * 2008-04-18 2009-10-22 京セラ株式会社 移動通信システム、基地局装置、およびチャネル割り当て方法
JP2009260769A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Kyocera Corp 移動通信システム、基地局装置、およびチャネル割り当て方法
US8483042B2 (en) 2008-04-18 2013-07-09 Kyocera Corporation Mobile communication system, base station device and channel allocation method

Also Published As

Publication number Publication date
US20020160716A1 (en) 2002-10-31
CN1365590A (zh) 2002-08-21
WO2001076301A1 (fr) 2001-10-11
KR20020016634A (ko) 2002-03-04
EP1185124A1 (en) 2002-03-06
CN1127878C (zh) 2003-11-12
AU4462101A (en) 2001-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100431387B1 (ko) 이동국 장치 및 송신 전력 제어 방법
KR100988540B1 (ko) 시분할 듀플렉스 코드 분할 다중 액세스(tdd-cdma)네트워크에서 소프트 핸드오버 및 소프터 핸드오버 방법
KR100441330B1 (ko) 기지국 장치, 무선 통신 시스템 및 핸드오버 제어 방법
US7277407B2 (en) Apparatus and method for controlling transmit antenna array for physical downlink shared channel in a mobile communication system
US6459689B1 (en) Mobile station handoff between different CDMA frequencies
EP1387598B1 (en) Connection methods, radio network controller, and mobile station
US20050070287A1 (en) Method for soft/softer handover for wireless communication systems
KR19990087778A (ko) 한 세트의 기지국에 중앙집중식 전력제어관리를 제공하기 위한방법 및 장치
KR100394405B1 (ko) Tdma-tdd 방식 송수신 장치와 송수신 방법, 통신 단말 장치 및 기지국 장치
US6999765B2 (en) CDMA type mobile station having first and second receiving portions for rounding off a chip offset temporally early and late
JP4004726B2 (ja) 移動局および通信方法
EP0942541A2 (en) CDMA transmission apparatus with transmission power control
JP2001285913A (ja) 移動局装置および無線通信方法
KR20010052751A (ko) 랜덤한 bts 선택을 이용한 cdma 셀룰라 시스템용속도 의존 소프트 핸드오버
US7194265B2 (en) Method and system for determining antenna of radio base station at moving target area during handover