JP2001267190A - 電子部品の製造方法および電子部品 - Google Patents
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Abstract
のリード間に他の電子部品のリードが嵌まり込んでアベ
ック不良を発生させたり、リードが折れ曲ったり、リー
ド間でめっき層の厚さがばらつかない電子部品の製造方
法を提供する。 【解決手段】 電子部品(気密端子)Aoのリード3
A,3Aの下端部を導電材5によって固着短絡した状態
でめっき層4を形成し、その後に、リード3A,3Aを
前記導電材5の近傍部分から切断する電子部品の製造方
法およびその方法によって製造された電子部品。
Description
法およびその製造方法によって製造された電子部品に関
し、より詳細には、例えば2本のリードを有する円筒型
気密端子のリードにめっき層を形成する方法およびその
方法によって製造された気密端子に関する。
の構造のものがあり、金属外環やリード等の金属部材の
露出部分には用途に応じた材質および厚さのめっき層が
形成されている。図13は、腕時計向け水晶振動子用の
円筒型気密端子Cの一部を断面で示した斜視図を示す。
図13において、61は円筒状の金属外環で、その内部
にガラス62を介してリード63,63が気密に封着さ
れている。そして、前記金属外環61およびリード6
3,63の露出表面に、防錆およびはんだ付け性等のた
めに、Ni,Au,はんだ等のめっき層64,64が形
成されている。
14の製造工程ブロック図に示す製造方法で製造されて
いる。まず、金属外環61、ガラス微粉末を有機バイン
ダとともに混練し造粒したものを所定形状に成形し仮焼
きしたガラスタブレット62aおよび所定長さ寸法lの
リード63,63を用意し(図14a)、これらをグラ
ファイト製の封着治具を用いて所定の位置関係に組み立
て(図14b)、全体を中性または弱還元性雰囲気中で
980〜1000℃で加熱して、前記ガラスタブレット
62aを溶融させたガラス62を介して、金属外環61
とリード63,63とを絶縁してかつ気密に封着する
(図14c)。この後、金属外環61およびリード6
3,63の露出部分にめっき層64,64を形成する。
すると、前述した図13に示すような気密端子Cが製造
できる(図14d)。
環61やリード63,63の露出部分へのめっき層64
の形成であるが、腕時計向け水晶振動子用の円筒型気密
端子Cは、金属外環61の外径寸法が0.90〜0.9
5mm程度と非常に小さいため、めっき工程の作業能率
を高めるためには、バレル内に多数の気密端子Cを収容
して一括してめっきする,いわゆるバレルめっき法で行
なうことが望まれる。しかしながら、前述のとおり、腕
時計向け水晶振動子用の円筒型気密端子Cは、金属外環
61の外径寸法が0.90〜0.95mm程度と非常に
小さく、それに応じてリード63,63の外径寸法dも
0.13〜0.17mm程度と小さくなり、しかもリー
ド63,63間の間隔寸法gが0.10〜0.20mm
程度と、リード63,63の外径寸法dとほぼ同等程度
になっているため、バレルめっき法を採用すると、ある
気密端子C1のリード63が他の気密端子C2のリード
63,63間に嵌まり込んでしまい、その状態でめっき
層64が形成されるために、ある気密端子C1のリード
63と他の気密端子C2のリード63同士がめっき層6
4によってくっ付いてしまう,いわゆるアベック不良が
多発するという問題点があった。また、前述のとおり、
リード63,63が細く腰が弱いため、リード63,6
3が折れ曲る,いわゆるリード曲がり不良も発生しやす
いという問題点があった。さらに、リード63,63同
士がガラス62によって絶縁されているので、一方のリ
ード63と他方のリード63とのめっき層64の形成条
件(めっき条件)が微妙に相違して、両リード63,6
3に均一なめっき層64,64が形成しにくいという問
題点もあった。
るためには、例えば特開昭61−216349号公報に
記載されるように、複数の気密端子のリード63,63
同士を共通接続導電線によって溶接して、同電位にして
めっきする方法もあるが、前述の腕時計向け水晶振動子
用のように非常に小さな円筒型気密端子Cにあっては、
リード63,63同士を前記共通接続導電線によって溶
接する作業が極めて煩雑であり、めっき層の形成原価が
著しく高騰してしまい、安価な腕時計向け水晶振動子用
の気密端子Cには到底採用できない。しかも、各気密端
子Cが共通接続導電線によって溶接されていると、気密
端子Cをバレルめっき法でめっきしようとする際に、共
通接続導電線が邪魔になってバレル内への気密端子Cの
収容量が制限を受ける。さらに、前述のリード63,6
3同士を前記共通接続導電線によって溶接して同電位に
する作業時に、細くて腰の弱いリード63,63を曲げ
てしまいやすいため、めっき層64,64の形成工程後
にリード63,63の修正作業が必要になる。したがっ
て、このような観点からも原価が高騰してしまい、安価
な水晶時計用の気密端子Cには到底採用できない。さら
にまた、リードの短絡に用いた共通接続導電線は、リー
ドの切断後は金属屑として処分するしかなく、資材費や
処分費用が嵩むという問題点もある。
振動子用の円筒型気密端子Cのように小さな電子部品で
あっても、リード同士のアベック不良や、リード曲がり
が発生せず、しかも絶縁材で絶縁して封止された複数の
リードに均一なめっき層が形成できる電子部品の製造方
法およびその製造方法によって製造された電子部品を提
供することを目的とする。
方法は、各電子部品ごとにリードの下端部同士をその相
互間隔を保ったまま導電材によって固着短絡してめっき
した後、リードをその導電材の近傍から切断することを
特徴とするものである。本発明の電子部品は、上記製造
方法によって製造したことを特徴とするものである。
ついて、それぞれの構成と作用効果を説明する。本発明
の請求項1記載の発明は、絶縁材を介して相互に所定間
隔だけ離隔して絶縁封止された複数のリードを有する電
子部品の製造方法であって、各電子部品ごとにリードの
下端部同士を所定間隔を保ったまま導電材によって固着
短絡する工程と、前記導電材によって固着短絡された電
子部品のリードにめっき層を形成する工程と、前記めっ
き層を形成されたリードの導電材によって固着短絡され
た部分を切断除去する工程とを有することを特徴とする
電子部品の製造方法である。このように、リードの下端
部同士を導電材によって固着短絡した後にめっき層を形
成するので、めっき時にある気密端子のリードが他の気
密端子のリード間に嵌まり込むことが防止されて、いわ
ゆるアベック不良が発生しなくなる。また、リード同士
が導電材によって固着されているので、各リードの強度
が見かけ上増大するため、リードの折れ曲り不良が発生
しなくなる。さらに、絶縁材によって絶縁されているリ
ード同士が導電材によって短絡されているので、リード
のめっき条件が等しくなり、均一なめっき層が形成でき
る。さらにまた、導電材はリードの切断後に溶融させて
回収し、再利用することができるので、資材費が低減で
きる。
材が、低融点金属であることを特徴とする請求項1に記
載の電子部品の製造方法である。このように、導電材を
低融点金属で形成すると、低融点金属の外径寸法を容易
にリード間の間隔寸法よりも大きくできるので、めっき
層の形成工程において低融点金属が他の気密端子のリー
ド間に嵌まり込みにくくなる。
点金属の融点が、めっき層形成時のめっき浴の温度より
も高いことを特徴とする請求項2に記載の電子部品の製
造方法である。このように、低融点金属の融点が、めっ
き層形成時のめっき浴の温度よりも高いと、めっき層の
形成工程において低融点金属が溶融することがなく、リ
ード同士を所定の間隔寸法を保持し、かつ短絡状態を保
持したまま、めっき層を形成することができる。
点金属によるリードの固着短絡が、導電材固着治具を用
いて多数の電子部品のリードの下端部をボール状の導電
材の上に配置し、前記導電材の溶融点以上に加熱するこ
とによって行われることを特徴とする請求項1,2また
は3のいずれかに記載の電子部品の製造方法である。こ
のように、多数の電子部品のリードの下端部をボール状
の低融点合金の上に配置して、前記低融点合金の溶融点
以上に加熱すると、多数の電子部品のリードを一括して
導電材により固着短絡することができ、各リードの下端
部に一々共通接続導電線を溶接する方法に比較して、格
段に作業性が優れており、大量生産に適する。
ル状の導電材の外径寸法が、前記電子部品のリード間の
間隔寸法よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載
の電子部品の製造方法である。このように、ボール状の
導電材の外径寸法が電子部品のリード間の間隔寸法より
も大きいと、電子部品のリードの下端部をボール状の導
電材の上に容易かつ確実に配置でき、製造効率が高くな
る。
き層がろう材層である請求項1に記載の電子部品の製造
方法である。このように、めっき層がろう材層である
と、このめっき層を利用して、リードに水晶振動片等の
電子部品素子をろう付けしたり、リードをプリント基板
にろう付けする場合にろう付け作業を容易確実にでき
る。
部品が、金属外環にガラスを介してリードを気密に封着
した水晶振動子用の円筒型気密端子であることを特徴と
する請求項1ないし6のいずれかに記載の電子部品の製
造方法である。このように、電子部品が水晶振動子用の
円筒型気密端子であると、外径寸法が小さく、リードが
細く腰が弱い上に、リードの間隔寸法がリードの外径寸
法にほぼ等しいような場合であっても、リード同士のア
ベック不良がなく、リード曲がりがなく、しかも均一な
めっき層を有する気密端子を製造できる。
ドのめっき層形成工程が、バレルめっき法によって行わ
れることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造
方法である。このように、バレルめっき法でめっき層を
形成すると、大量の電子部品に一括してめっき層を形成
することができ、生産性が向上する。
介して相互に所定間隔だけ離隔して絶縁封止された複数
のリードを有する電子部品であって、各電子部品ごとに
リードの下端部同士を所定間隔を保ったまま導電材によ
って固着短絡する工程と、前記導電材によって固着短絡
された電子部品のリードにめっき層を形成する工程と、
前記めっき層を形成されたリードの導電材によって固着
短絡された部分を切断除去する工程とを経て製造したこ
とを特徴とする電子部品である。このような方法で製造
された電子部品は、リードの間隔寸法が所定寸法で、リ
ード曲がりがなく、しかもリード間で均一なめっき層を
有する。
下、図面を参照して説明する。
第1の実施態様である腕時計向け水晶振動子用の円筒型
気密端子Aの斜視図を示す。図において、1は円筒形の
金属外環で、その内部にガラス2を介して、2本のリー
ド3,3が気密に封着されている。前記金属外環1は、
例えば低炭素鋼やFe−Ni合金やFe−Ni−Co合
金等よりなり、外径寸法d1が0.90〜0.95m
m、高さ寸法が0.75〜0.85mmのものである。
前記ガラス2は、ソーダライムガラスやソーダバリウム
ガラスやホウケイ酸ガラス等よりなる。前記リード3,
3は、Fe−Ni合金やFe−Ni−Co合金等よりな
り、外径寸法d3が0.13〜0.17mm、長さlが
7.0〜8.0mmのもので、リード3,3間の間隔寸
法gは0.10〜0.20mmのものである。前記金属
外環1およびリード3,3の露出部分には、めっき層
4,4が形成されている。
わち金属外環1およびリード3,3の露出部分に、めっ
き層4,4の一例として,例えば厚さが20〜30μm
のろう材層4,4であるSn−90wt%Pb層を形成
した状態の断面図である。このろう材層4,4は、金属
外環1にあっては後述するように金属キャップの圧入封
止時に、金属外環1と金属キャップ間の封止材として作
用して気密封止に役立つ。また、リード3,3にあって
は、リード3,3の上方部分のろう材層4は、水晶振動
片等の電子部品素子のろう付け用に役立ち、リード3,
3の下方部分のろう材層4は、リード3,3をプリント
基板等へろう付けするときのろう付け性を確保するのに
役立つ。ここで、リード3,3のろう材層4,4は、リ
ード3,3の周面部のみに形成されており、その下端面
3a,3aには形成されていない。この理由は、後述す
る本発明の製造方法に由来する。また、このようにリー
ド3,3の下端面3a,3aにろう材層4,4がなくて
も、一般に気密端子Aのリード3,3の下端部は、プリ
ント基板等の透孔に挿入されてろう付けされた後に切断
除去されるので、何ら問題になることはない。
密端子Aの製造方法の第1実施態様について、図面を参
照して説明する。図3は、本発明の製造方法の第1実施
態様の製造工程ブロック図を示す。まず、所定厚さの鉄
・ニッケル合金等の金属板を押し出しプレス後に打ち抜
いて金属外環1を製作する。また、ホウケイ酸ガラス等
のガラス微粉末と有機バインダとを混練し、所定の粒度
に造粒した後に、所定形状にプレス成形し、仮焼きして
ガラス粒同士を結着させるとともに有機バインダを焼き
飛ばしてガラスタブレット2aを製作する。さらに、所
定の外径寸法のFe−Ni−Co合金等の金属線を前記
気密端子Aのリード3,3の長さlよりも長い適宜の長
さ寸法la(=l+Δl)に切断して、リード3A,3
Aを製作する(図3a)。
ット2aおよびリード3A,3Aを、グラファイト製の
封着治具(図示省略)を用いて所定の関係位置に組み立
て(図3b)、中性ないし弱還元性の雰囲気中で約98
0〜1000℃で加熱して、前記ガラスタブレット2a
を溶融させて、ガラス2によりリード3A,3Aを気密
に封着する(図3c)。以上の図3(a)ないし図3
(c)の工程によって、図1および図2の気密端子Aの
原形となる気密端子Aoが製造される。
Aの外方端を、リード3A,3Aの間隔寸法gを保持し
たまま導電材5で固着短絡する(図3d、図4)。この
気密端子Aoのリード3A,3Aの下端部を導電材5に
よって短絡固着する方法については、後で詳述する。
Aの下端部が導電材5で固着短絡された多数の気密端子
Aoをバレル(図示省略)に収容し、このバレルをめっ
き浴中に浸漬して回転させる,いわゆるバレルめっき法
によって、金属外環1およびリード3A,3Aの露出部
分にろう材層4,4を形成する(図3e、図5)。
密端子Aoのリード3A,3Aの下方部分を、上端から
所定寸法lの位置6で切断する(図3f、図5)。する
と、リード3A,3Aを固着短絡していた導電材5が切
断除去されて、図2に示すような、所定の長さ寸法lの
リード3,3を有する気密端子Aが得られる。このよう
にして得られた気密端子Aの金属外環1およびリード
3,3の露出表面にはろう材層4,4が形成されている
が、先に図2において説明したように、リード3,3の
下端面3a,3aにはろう材層4,4がない。
子Aは、リード3,3の上端部に水晶振動片(図示省
略)を固着するが、このときリード3,3の上方部分の
ろう材層4,4は、水晶振動片のろう付け性を高くし
て、確実にろう付けするのに役立つ。また、水晶振動片
を固着した後は、図6に示すように、金属キャップ7を
圧入により封止して水晶振動子8とするが、このとき金
属外環1のろう材層4は、金属外環1と金属キャップ7
との間を満たして、気密封止を確実にするのに役立つ。
は、前述の図6に示すように、プリント基板10の透孔
11にリード3,3を挿通し、噴流式めっき法により、
この透孔11の周囲にレジスト層12から露出させた導
電層13にリード3,3をろう材14によりろう付けし
て組み付けられる。このとき、リード3,3の周面部の
ろう材層4a,4aは、ろう材14,14によるろう付
け性の確保に役立つ。なお、気密端子Aのリード3,3
の下端面3a,3aには、ろう材層4,4がないが、こ
の位置にはろう材層4,4がなくても、ほとんどの場合
何ら問題はない。すなわち、この水晶振動子8のリード
3,3をプリント基板10にろう付けした後、リード
3,3は、ろう付け部分に近い図示一点鎖線位置15か
ら切断される。したがって、リード3,3の下端面3
a,3aには、ろう材層4,4がなくても、実用上何ら
問題は生じない。
面3a,3aにもろう材層4,4が必要な場合は、図3
の製造工程ブロック図において、リード3A,3Aの切
断工程(図3f)の後に鎖線で付加的に示したように、
リード3,3の下端面3a,3aへのめっき工程を付加
してもよい(図3g)。このような方法を採用すると、
図7に示すように、リード3A,3Aの周面には厚いろ
う材層4a,4aが形成されており、リード3,3の下
端面3a,3aには薄いろう材層4b,4bが形成され
た気密端子Bが得られる。
前記気密端子Aoのリード3A,3Aの下端部を導電材
5により固着短絡する第1の実施態様について説明す
る。図8は、前記導電材5によるリード3A,3Aの固
着短絡工程に用いる第1実施態様の導電材固着短絡装置
20の概略断面図である。図8において、21は導電材
5が融着しない材料、例えばグラファイト製の下治具で
ある。この下治具21は、後述するボール状の導電材5
aが1個だけすっぽりと入り込む大きさで底部がすり鉢
状の多数の凹部22を有し、各凹部22の開口部23は
テーパ状になっている。24は上治具で、例えば前記下
治具21と同様の材料で構成されており、前記下治具2
1の各凹部22と対応する位置に気密端子Aoが入る大
きさの透孔25を有し、各透孔25の下端開口部26は
テーパ状になっている。
ル状の導電材5aを1個ずつ収容する。この場合、各種
の方法が採用できる。例えば、下治具21をその周囲か
ら所定寸法だけ立ち上がる枠体の中に入れ、下治具21
と枠体の壁面とで形成される凹所に多数のボール状の導
電材5aを収容し、この下治具21を揺動させることに
より、各凹部22に1個ずつのボール状の導電材5aを
収容することができる。このとき、前記凹部22のテー
パ状の開口部23は、ボール状の導電材5aを凹部22
に収容する動作を円滑にする機能を営む。各凹部22に
1個ずつボール状の導電材5aが収容されると、余分の
導電材5aを下治具21上から排出する。
助具30を用いることができる。図9において、導電材
供給補助具30は、前記下治具21の各凹部22に対応
する位置にそれぞれ透孔32,34を有する上板31と
下板33とを所定間隔で有し、これら上板31および下
板33の3方を側板35で連結してある。この側板35
は、前記上板31の上方および下板33の下方にそれぞ
れ所定寸法だけ突出する枠体部36,37を有する。ま
た、前記上板31および下板33間に、前記透孔32,
34と対応する配置,すなわち前記下治具21の各凹部
22と対応する配置で透孔39を有するスライド可能な
シャッタ38を介在させた構成を有する。
材5aの供給方法について説明する。まず、導電材供給
補助具30の下板33の下方に枠体部37を利用して下
治具21を位置決めして配置する。次に、シャッタ38
を図9に示すように、その透孔39が上板31および下
板33の各透孔32,34と一致しない位置になるよう
にしておき、上板31の上に多数のボール状の導電材5
aを供給する。そして、前記と同様に揺動により上板3
1の各透孔32に1個ずつボール状の導電材5aを収容
する。上板31の各透孔32にボール状の導電材5aが
1個ずつ収容されると、シャッタ38を図9の左方に移
動させてその透孔39を上板31および下板33の各透
孔32,34と一致させる。すると、上板31の透孔3
2に収容されていた各導電材5aは、シャッタ38の透
孔39および下板33の透孔34を通過して、下治具2
1の各凹部22に収容される。
Aoを1個ずつ収容する。まず、上治具24の上に補助
板(図示省略)を当てがい、上下逆転して開口部26が
上側になるようにし、各透孔25に気密端子Aoを振り
込んでいく。このとき、気密端子Aoは金属外環1やガ
ラス2のために重心が偏っているので、自然に金属外環
1側が下になって振り込まれる。このとき、上治具24
の透孔25の開口部26がテーパ状になっているので、
気密端子Aoの透孔25への振り込みが円滑に行われ
る。
子Aoを収容した上治具24を上下逆転させて、各凹部
22に1個ずつ導電材5aを収容している下治具21の
上に被せる。すると、上治具24の透孔25に収容され
ている気密端子Aoが自重で降りてきて、そのリード3
A,3Aの下端部がボール状の導電材5aの上に乗っか
る。図8はこの状態を示している。
熱する。すると、導電材5aが溶融して、先に説明した
図4に示すように、気密端子Aoのリード3A,3Aの
下端部が導電材5によって機械的に固着されるとともに
電気的に短絡される。ここで、図4に示すように、前記
表面張力によってボール状になった導電材5の直径d5
は、リード3A,3Aの間隔寸法gよりも大きい(d5
>g)。この寸法関係が、後述するめっき時に効果的に
機能する。
気密端子Aoのリード3A,3Aの下端部を導電材5に
より短絡固着する第2の実施態様について説明する。図
10は第2の実施態様における導電材固着短絡装置40
の概略断面図で、箱型の導電材収容容器41と、この導
電材収容容器41の底部に配置されたヒータ42と、導
電材収容容器41内に溶融状態で収容されている導電材
5bと、多数の気密端子Aoを所定間隔で保持して上下
動する固着短絡治具43と、この固着短絡治具43の一
定以上の下降を阻止するストッパ44とを備えている。
前記導電材5bは、気密端子Aoのリード3A,3Aに
めっき層,例えばろう材層4,4を形成するめっき浴温
度よりも高い融点,例えば100〜150℃程度高い融
点を有するろう材,例えばSn−60wt%Pbが好適
する。
斜視図で、気密端子Aoのリード3A,3Aが平面内で
X方向に移動可能でY方向には移動不可能な、多数のス
リット43aを有する櫛歯状のものである。したがっ
て、前記スリット43aの幅寸法wは、リード3A,3
の外径寸法d3よりも若干大きく、かつ金属外環1の外
径寸法d1よりも小さく設定されている(d3<w<d
1)。また、各スリット43aの開口端には、リード3
A,3Aの挿入を容易にするために、テーパ43bが設
けてある。
子Aoを吊り下げ状態で保持した固着短絡治具43を、
ストッパ44によって停止する位置まで下降させて、各
気密端子Aoのリード3A,3Aの下端部のみを溶融状
態の導電材5bに浸漬して所定時間保持した後、固着短
絡治具43を引き上げる。
oのリード3A,3Aの下端部に融着した溶融状態の導
電材5bが表面張力で球状化および固化して、ボール状
の導電材5によってリード3A,3Aが所定の間隔寸法
gを保持したまま固着短絡される。ここで、図4に示す
ように、前記表面張力によってボール状になった導電材
5の直径d5は、リード3A,3Aの間隔寸法gよりも
大きい(d5>g)。
発明の導電材による固着短絡方法の第1実施態様および
第2実施態様では、多数の気密端子Aoのリード3A,
3Aの下端部を導電材5で固着短絡する工程を、バッチ
方式で行なう場合について説明したが、連続または間欠
的に処理することもできる。図12は、本発明の製造方
法の第3実施態様について説明する導電材固着装置50
の概略断面図を示す。図12において、51は導電材収
容容器で、その下部にヒータ52を具備している。前記
導電材収容容器51内には、溶融状態の導電材5bが収
容されている。また、この導電材収容容器51の上に
は、整流板53が設置されており、前記溶融状態の導電
材5bをポンプ54で整流板53の上に供給して、所定
厚さの溶融状態の導電材5bによる層流5cを作ってい
る。また、この層流5cの上方には、所定間隙でコンベ
ア55が設置されており、図12の矢印のように図示左
側から右側に向かって連続的または間欠的に移送される
ように構成されている。
において、所定の長さ寸法lよりも長い長さ寸法laの
リード3A,3Aを有する多数の気密端子Aoをコンベ
ア55に吊り下げ状態で保持して、図12の左側から右
側に向かって連続的または間欠的に移送させれば、気密
端子Aoの各リード3A,3Aが装置50の上方に来た
とき、溶融状態の導電材5bによる層流5cに浸漬され
るため、溶融状態の導電材5bが濡れて、リード3A,
3Aが層流5cから出たときに、リード3A,3Aに融
着した導電材5bが表面張力で球状化および固化して、
図4に示すように、リード3A,3Aが所定の間隙寸法
gを保持したままボール状の導電材5によって相互に固
着短絡される。このような装置50および方法によれ
ば、図10に示す導電材固着短絡装置40および方法を
用いる場合に比較して、連続的または間欠的に作業でき
るので、生産効率が向上する。
ド3A,3Aが導電材5で固着短絡された多数の気密端
子Aoをバレル(図示省略)に収容し、このバレルをめ
っき浴中に浸漬して回転させる,いわゆるバレルめっき
法によって、金属外環1およびリード3A,3Aの露出
部分にろう材層4,4を形成する。このとき、前述のと
おり、導電材5の外径寸法d5が、リード3A,3Aの
間隔寸法gよりも大きい(d5>g)ので、めっき工程
中にある気密端子A1のリード3A,3A間に、他の気
密端子A2のリード3A,3Aが嵌まり込みにくくな
る。したがって、気密端子A1,A2のリード3A,3
A同士が絡み合うことが防止され、リード3A,3A同
士がめっき層によってくっ付いてしまう,いわゆるアベ
ック不良が発生しにくくなる。また、前述のとおり、導
電材5によってリード3A,3Aが固着されていること
によって、各リード3A,3Aが単独の場合に比較し
て、見かけ上リード3A,3Aの強度が増大するので、
リード3A,3Aの折れ曲り不良も発生しにくくなる。
さらに、導電材5によってリード3A,3Aが電気的に
短絡されて同電位,すなわち同一めっき条件になってい
るので、ガラス2によって絶縁されているリード3A,
3Aに均一なろう材層4,4が形成される。なお、前記
導電材5の融点をめっき浴の温度よりも高く設定してい
るので、めっき工程中に導電材5がめっき浴の温度で溶
融することはない。
示す導電材による固着短絡方法の第1の実施態様によっ
てボール状の導電材5a 直径:0.5mm、材質:S
n−60wt%Pb合金を固着したところ、リード3
A,3Aの下端部が外径寸法d5=0.5mmの導電材
5で固着短絡された。次に、上記のリード3A,3Aが
導電材5で固着短絡された多数の気密端子Aoを、バレ
ルに収容し、めっき浴中に浸漬するバレルめっき法によ
りめっきして、 ろう材層4 材質:Sn−90wt%Pb合金、厚さ2
0μm を形成した。上記のろう材層4をバレルめっき法により
形成する工程で、ある気密端子A1のリード3A,3A
が他の気密端子A2のリード3A,3A間に嵌まり込ん
でろう材層4によって固着されてしまう,いわゆるアベ
ック不良発生率、およびリード3A,3Aの曲がり不良
発生率は、それぞれ10%および3%であった。また、
リード3A,3A相互間のろう材層4,4の厚さのばら
つきは、0.1〜0.3μmであった。
導電材5によって固着短絡していない他は上記と同一条
件でバレルめっき法によりろう材層4を形成したとこ
ろ、ある気密端子A1のリード3A,3Aが他の気密端
子A2のリード3A,3A間に嵌まり込んでろう材層4
によって固着されてしまう,いわゆるアベック不良発生
率、およびリード3A,3Aの曲がり不良発生率は、そ
れぞれ60%および10%であった。また、リード3
A,3A相互間のろう材層4,4の厚さのばらつきは、
2〜3μmであった。
ら、本発明の製造方法が格段にアベック不良発生率,リ
ード3A,3Aの曲がり不良発生率およびリード3A,
3A相互間のろう材層4,4の厚さのばらつきともに小
さいことが明らかである。この理由は、本発明の製造方
法によれば、第1に気密端子Aoのリード3A,3Aを
導電材5によって固着することによって、その導電材5
の外径寸法d5がリード3A,3Aの間隔寸法gよりも
大きくなることに起因して、リード3A,3Aの下端部
が他の気密端子Aoのリード3A,3A間に嵌まり込み
にくくなり、したがって、そのようにリード3A,3A
同士が絡まった状態でろう材層4によって固着されてし
まう,いわゆるアベック不良が発生しにくくなること、
第2に気密端子Aoのリード3A,3Aを導電材5によ
って固着することによって、リード3A,3Aが単独の
場合に比較してその見かけ上の強度が増大することに起
因して、リード3A,3Aの曲がり不良が発生しにくく
なること、第3にガラス2によって絶縁されているリー
ド3A,3Aが導電材5によって短絡されることに起因
して、リード3A,3Aのめっき条件が同一になり、リ
ード3A,3A間でめっき厚さにばらつきが生じなくな
ることによる。
密端子Aoのリード3A,3Aを、図5に示すように上
端から寸法lの位置6で切断して、図1および2に示す
気密端子Aを製作した。
び実施例は、電子部品の一例として腕時計向けの水晶振
動子用の円筒型気密端子Aについて説明したが、本発明
は上記実施態様および実施例に限定されるものではな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲で、各種の電子部品
およびその製造方法に適用することが可能であることは
いうまでもない。
の一例として、金属外環1の形状が直円筒形状の圧入封
止型水晶振動子用の気密端子Aについて説明したが、も
し、必要ならば、金属外環1の形状を、高さ寸法の中途
部から上方部を上部に行くほど小径になるような傾斜面
に形成するとともに、中途部から下方を円筒状に形成し
てもよい。このような形状によれば、金属外環の金属キ
ャップへの最初の挿入作業および圧入作業が容易かつ円
滑になる利点がある。
5は、上記実施例に示したものに限らず、他の材質のも
のを適用することができる。ただし、導電材5の材質
は、金属外環1やリード3A,3Aにろう材層4,4を
形成する際のめっき浴の温度で溶融するものであっては
ならない。より詳細には、導電材5の融点は、めつき浴
の温度よりも100℃以上高いことが望ましい。
晶振動子用の気密端子について説明したが、抵抗溶接封
止型や冷間圧接封止型の水晶振動子用の気密端子につい
ても、同様に実施できるものである。
振動子用の気密端子について説明したが、水晶振動子用
の気密端子以外の他の用途の電子部品用気密端子等につ
いても同様に実施できるものである。
びリード3,3の露出面に形成するめっき層としてろう
材層4を形成する場合について説明したが、Ni,Au
等の他のめつき層を形成する場合にも同様に適用できる
ものである。
を介して相互に所定間隔だけ離隔して絶縁封止された複
数のリードを有する電子部品の製造方法であって、各電
子部品ごとにリードの下端部同士を所定間隔を保持した
まま導電材によって固着短絡する工程と、前記導電材に
よって固着短絡された電子部品のリードにめっき層を形
成する工程と、前記めっき層を形成されたリードの導電
材によって固着短絡された部分を切断除去する工程とを
有することを特徴とする電子部品の製造方法であるか
ら、リード同士を固着短絡する導電材の外径寸法が、リ
ード間の間隔寸法よりも大きくなることによって、ある
電子部品のリードの先端部が他の電子部品のリード間に
嵌まり込むことがなくなり、アベック不良発生率が低減
できるのみならず、細く腰の弱いリードであっても導電
材によって固着されることにより、見かけ上その強度が
増大するため、リード曲がり不良発生率が低減され、さ
らに絶縁材によって絶縁されているリードが導電材によ
って短絡されることによって同一のめっき条件になり、
リード間のめっき厚さのばらつきが低減されるといった
顕著な作用効果を奏する。
子部品によれば、前述の理由で、アベック不良,リード
曲がりおよびリード間のめっき厚さのばらつきがないか
または少ない電子部品を提供できるという作用効果を奏
する。
一例の水晶振動子用円筒型気密端子Aの斜視図
一例の水晶振動子用円筒型気密端子Aの拡大断面図
程ブロック図
士を導電材で固着短絡した状態の気密端子Aoの一部を
断面で示す正面図
分にめっき層を形成した後の気密端子Aoの一部を正面
で示した拡大断面図
動子をプリント基板に組み付けた状態を示す断面図
した他の気密端子Bの要部を断面で示した拡大正面図
士を導電材で固着短絡する工程で用いる第1実施態様の
導電材固着短絡装置の概略断面図
士を導電材で固着短絡する工程に用いる第1実施態様の
導電材固着短絡装置の補助具の要部拡大断面図
着短絡する第2実施態様の導電材固着短絡装置の概略断
面図
着短絡する第2実施態様の導電材固着短絡装置で用いる
固着短絡治具の一例の斜視図
着短絡する第3実施態様の導電材固着短絡装置の概略断
面図
の一部を断面で示した斜視図
の製造工程ブロック図
Claims (9)
- 【請求項1】絶縁材を介して相互に所定間隔だけ離隔し
て絶縁封止された複数のリードを有する電子部品の製造
方法であって、 各電子部品ごとにリードの下端部同士を所定間隔を保っ
たまま導電材によって固着短絡する工程と、 前記導電材によって固着短絡された電子部品のリードに
めっき層を形成する工程と、 前記めっき層を形成されたリードの導電材によって固着
短絡された部分を切断除去する工程とを有することを特
徴とする電子部品の製造方法。 - 【請求項2】前記導電材が、低融点金属であることを特
徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。 - 【請求項3】前記低融点金属の融点が、めっき層形成時
のめっき浴の温度よりも高いことを特徴とする請求項2
に記載の電子部品の製造方法。 - 【請求項4】前記導電材によるリードの固着短絡が、導
電材固着治具を用いて多数の電子部品のリードの下端部
をボール状の導電材の上に配置し、前記導電材の溶融温
度以上に加熱することによって行われることを特徴とす
る請求項1,2または3のいずれかに記載の電子部品の
製造方法。 - 【請求項5】前記ボール状の導電材の外径が、前記電子
部品のリード間の間隔寸法よりも大きいことを特徴とす
る請求項4に記載の電子部品の製造方法。 - 【請求項6】前記めっき層が、ろう材層であることを特
徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。 - 【請求項7】前記電子部品が、金属外環にガラスを介し
てリードを気密に封着した気密端子であることを特徴と
する請求項1ないし6のいずれかに記載の電子部品の製
造方法。 - 【請求項8】前記リードのめっき層形成工程が、バレル
めっき法によって行われることを特徴とする請求項1に
記載の電子部品の製造方法。 - 【請求項9】絶縁材を介して相互に所定間隔だけ離隔し
て絶縁封止された複数のリードを有する電子部品であっ
て、 各電子部品ごとにリードの下端部同士を所定間隔を保っ
たまま導電材によって固着短絡する工程と、 前記導電材によって固着短絡された電子部品のリードに
めっき層を形成する工程と、 前記めっき層を形成されたリードの導電材によって固着
短絡された部分を切断除去する工程とを経て製造したこ
とを特徴とする電子部品。
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