JP2001266084A - 非接触型icカード処理装置 - Google Patents
非接触型icカード処理装置Info
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- JP2001266084A JP2001266084A JP2000075827A JP2000075827A JP2001266084A JP 2001266084 A JP2001266084 A JP 2001266084A JP 2000075827 A JP2000075827 A JP 2000075827A JP 2000075827 A JP2000075827 A JP 2000075827A JP 2001266084 A JP2001266084 A JP 2001266084A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストの低減と部品点数の削減を図る。
【解決手段】 カード処理ユニット3には、カード55
を対向させるカード対向部37aと、カード55のデー
タを処理するカード処理部が設けられている。操作ユニ
ット2には、カード処理ユニット3においてカード55
のデータを処理するための制御信号を送るために操作す
る操作部27が設けられている。そして、これら両ユニ
ット3は同一形状のケースを備え、カード対向部37a
と操作部27が互いに反対方向に向くように両ケースが
合体されている。また、両ケースのカード対向部37a
が乗客61側に、操作部27が運転手62側に向けられ
るように手摺り51に固定されている。
を対向させるカード対向部37aと、カード55のデー
タを処理するカード処理部が設けられている。操作ユニ
ット2には、カード処理ユニット3においてカード55
のデータを処理するための制御信号を送るために操作す
る操作部27が設けられている。そして、これら両ユニ
ット3は同一形状のケースを備え、カード対向部37a
と操作部27が互いに反対方向に向くように両ケースが
合体されている。また、両ケースのカード対向部37a
が乗客61側に、操作部27が運転手62側に向けられ
るように手摺り51に固定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスの内容に
応じて非接触型ICカード(以下、単にカードと略称す
る)のデータを処理するにあたり、サービスを提供する
者が手動でカード処理ユニットのカード処理部にカード
を処理するための処理情報を送る対面型の非接触型IC
カード処理装置(以下、単にカード処理装置と略称す
る)に関する。
応じて非接触型ICカード(以下、単にカードと略称す
る)のデータを処理するにあたり、サービスを提供する
者が手動でカード処理ユニットのカード処理部にカード
を処理するための処理情報を送る対面型の非接触型IC
カード処理装置(以下、単にカード処理装置と略称す
る)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バスの運賃をカード処理装置を
用いて処理する場合、乗車区間や、子供と大人の区別等
によって運賃が異なるので、サービスの提供者である運
転手等が、カード処理装置のカード処理部にサービスの
対価額としての運賃の情報を送る必要がある。このた
め、一般に、この種の対面型のカード処理装置には、カ
ードのデータを非接触状態で処理するカード処理ユニッ
トの他に、このカード処理ユニットにカードを処理させ
るための処理情報を送る操作ユニットが備えられてい
る。このような構成とすることによって、バスの乗客が
カード処理ユニットのカード対向部にカードを近づける
と、運転手は操作ユニットの操作部を操作して運賃に対
応した価値データをカードのデータから減額するように
処理情報を送っている。
用いて処理する場合、乗車区間や、子供と大人の区別等
によって運賃が異なるので、サービスの提供者である運
転手等が、カード処理装置のカード処理部にサービスの
対価額としての運賃の情報を送る必要がある。このた
め、一般に、この種の対面型のカード処理装置には、カ
ードのデータを非接触状態で処理するカード処理ユニッ
トの他に、このカード処理ユニットにカードを処理させ
るための処理情報を送る操作ユニットが備えられてい
る。このような構成とすることによって、バスの乗客が
カード処理ユニットのカード対向部にカードを近づける
と、運転手は操作ユニットの操作部を操作して運賃に対
応した価値データをカードのデータから減額するように
処理情報を送っている。
【0003】図7は、バスの料金徴収のために従来のカ
ード処理装置を適用した状態を示す斜視図であって、同
図(a)は乗客側から視た図、同図(b)は運転手側か
ら視た図である。同図において、70はカード処理装置
であって、正面板にカード55を対向させるカード対向
部71aが設けられたカード処理ユニット71と、正面
板にこのカード処理ユニット71にカードのデータを処
理させる処理情報を送るために操作する操作部73aが
設けられた操作ユニット73とによって構成されてい
る。カード処理ユニット71は、カード対向部71aが
バスの手摺り51を挟んで通路側に向くように、ブラケ
ット72を介して手摺り51に固定され、操作ユニット
73は、操作部73aが手摺り51を挟んで運転手側に
向くように、ブラケット74を介して手摺り51に固定
されている。
ード処理装置を適用した状態を示す斜視図であって、同
図(a)は乗客側から視た図、同図(b)は運転手側か
ら視た図である。同図において、70はカード処理装置
であって、正面板にカード55を対向させるカード対向
部71aが設けられたカード処理ユニット71と、正面
板にこのカード処理ユニット71にカードのデータを処
理させる処理情報を送るために操作する操作部73aが
設けられた操作ユニット73とによって構成されてい
る。カード処理ユニット71は、カード対向部71aが
バスの手摺り51を挟んで通路側に向くように、ブラケ
ット72を介して手摺り51に固定され、操作ユニット
73は、操作部73aが手摺り51を挟んで運転手側に
向くように、ブラケット74を介して手摺り51に固定
されている。
【0004】このような構成において、バスに乗車した
乗客61が、カード55をカード処理ユニット71のカ
ード対向部71aに対向させることにより、カード55
のデータがカード処理ユニット71に読み取られる。運
転手は読み取られた内容に基づいてカード55が使用可
能なカードであることを、操作ユニット73の操作部7
3aの表示部で確認したら、乗客の乗車区間に対応した
運賃設定の操作を操作部73aで行う。この操作によっ
て操作ユニット73からカード処理ユニット71に処理
情報が送られ、カード処理ユニット71では、カード5
5のデータを運賃に対応した価値データだけ減額する処
理を行う。
乗客61が、カード55をカード処理ユニット71のカ
ード対向部71aに対向させることにより、カード55
のデータがカード処理ユニット71に読み取られる。運
転手は読み取られた内容に基づいてカード55が使用可
能なカードであることを、操作ユニット73の操作部7
3aの表示部で確認したら、乗客の乗車区間に対応した
運賃設定の操作を操作部73aで行う。この操作によっ
て操作ユニット73からカード処理ユニット71に処理
情報が送られ、カード処理ユニット71では、カード5
5のデータを運賃に対応した価値データだけ減額する処
理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカード処理装置70においては、カード処理ユ
ニット71と操作ユニット73とが個別に設けられた構
造になっているために、これら両ユニット71,73を
構成する筺体も個別に設けなければならず、このため金
型の費用が嵩み、製造コストが増大するという問題があ
った。また、これら両ユニット71,73を手摺り51
に固定するために、個別のブラケット72,74が必要
になる。しかも、卓上で使用する場合には、手摺り51
に固定するブラケット72,74の他に、卓上で固定す
る別のブラケットを両ユニット71,73用に設けなけ
ればならないため、部品点数が増大するといった問題も
あった。
た従来のカード処理装置70においては、カード処理ユ
ニット71と操作ユニット73とが個別に設けられた構
造になっているために、これら両ユニット71,73を
構成する筺体も個別に設けなければならず、このため金
型の費用が嵩み、製造コストが増大するという問題があ
った。また、これら両ユニット71,73を手摺り51
に固定するために、個別のブラケット72,74が必要
になる。しかも、卓上で使用する場合には、手摺り51
に固定するブラケット72,74の他に、卓上で固定す
る別のブラケットを両ユニット71,73用に設けなけ
ればならないため、部品点数が増大するといった問題も
あった。
【0006】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、製造コストの
低減と部品点数の削減を図ったカード処理装置を提供す
ることにある。
たものであり、その目的とするところは、製造コストの
低減と部品点数の削減を図ったカード処理装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、非接触型ICカードのデー
タを処理するカード処理部を有するカード処理ユニット
と、このカード処理ユニットのカード処理部に前記非接
触型ICカードのデータを処理するための制御信号を送
る操作ユニットとからなる非接触型ICカード処理装置
において、前記カード処理ユニットの筺体の一面に、非
接触型ICカードのデータを非接触状態で読み取るため
のカード対向部を設け、前記操作ユニットの筺体の一面
に、カード処理ユニットに制御信号を送るための操作部
を設け、これら両筺体を、前記カード対向部と操作部と
が互いに反対方向に向くように合体させたものである。
したがって、カード処理部がサービス受給者側に向き、
操作部がサービス提供者側に向くように、一つの固定手
段によって両ユニットが固定される。
に、請求項1に係る発明は、非接触型ICカードのデー
タを処理するカード処理部を有するカード処理ユニット
と、このカード処理ユニットのカード処理部に前記非接
触型ICカードのデータを処理するための制御信号を送
る操作ユニットとからなる非接触型ICカード処理装置
において、前記カード処理ユニットの筺体の一面に、非
接触型ICカードのデータを非接触状態で読み取るため
のカード対向部を設け、前記操作ユニットの筺体の一面
に、カード処理ユニットに制御信号を送るための操作部
を設け、これら両筺体を、前記カード対向部と操作部と
が互いに反対方向に向くように合体させたものである。
したがって、カード処理部がサービス受給者側に向き、
操作部がサービス提供者側に向くように、一つの固定手
段によって両ユニットが固定される。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記両筺体を、前記カード対向部お
よび操作部と反対側の他面に開口を有する一対の同一形
状のケースによって形成し、これら一対のケースを、互
いの開口を向かい合わせこれら開口間に介在させた固定
用ブラケットを介して合体させたものである。したがっ
て、1枚のブラケットが両ケースの開口を共通に閉塞す
る。また、ブラケットを変えるだけで装置の固定構造を
選択することができる。
係る発明において、前記両筺体を、前記カード対向部お
よび操作部と反対側の他面に開口を有する一対の同一形
状のケースによって形成し、これら一対のケースを、互
いの開口を向かい合わせこれら開口間に介在させた固定
用ブラケットを介して合体させたものである。したがっ
て、1枚のブラケットが両ケースの開口を共通に閉塞す
る。また、ブラケットを変えるだけで装置の固定構造を
選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置を
示し、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図、同図
(c)は背面図、図2は同じく正面側から視て分解して
示す斜視図である。図3は同じく要部の断面図、図4
(a)は同じく手摺りに固定した状態を示す斜視図、同
図(b)は手摺りに固定するためのブラケットの斜視図
である。図5はバスの料金徴収のために本発明のカード
処理装置を適用した状態を示す斜視図であって、同図
(a)は乗客側から視た図、同図(b)は運転手側から
視た図である。
用いて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置を
示し、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図、同図
(c)は背面図、図2は同じく正面側から視て分解して
示す斜視図である。図3は同じく要部の断面図、図4
(a)は同じく手摺りに固定した状態を示す斜視図、同
図(b)は手摺りに固定するためのブラケットの斜視図
である。図5はバスの料金徴収のために本発明のカード
処理装置を適用した状態を示す斜視図であって、同図
(a)は乗客側から視た図、同図(b)は運転手側から
視た図である。
【0010】図1において、カード処理装置1は、操作
ユニット2と、カード処理ユニット3と、これら両ユニ
ット2,3間に介在する固定用のブラケット4とによっ
て概略構成されている。図2において、操作ユニット2
には、合成樹脂によって背面側が開口した有底角筒状に
形成されたケース21が備えられ、このケース21の正
面板には、複数の小形の窓22aが穿設された長方形の
凹部22が設けられ、この凹部22の上端縁の左右に
は、カード使用可ランプ23とカード使用不可ランプ2
4とが設けられている。
ユニット2と、カード処理ユニット3と、これら両ユニ
ット2,3間に介在する固定用のブラケット4とによっ
て概略構成されている。図2において、操作ユニット2
には、合成樹脂によって背面側が開口した有底角筒状に
形成されたケース21が備えられ、このケース21の正
面板には、複数の小形の窓22aが穿設された長方形の
凹部22が設けられ、この凹部22の上端縁の左右に
は、カード使用可ランプ23とカード使用不可ランプ2
4とが設けられている。
【0011】このケース21の上端部の中央には、カー
ド55のデータ(残額)を表示する残額表示部25が設
けられ、凹部22の裏面には、図3に示すように、高さ
の低い4本のスタッド26Aと高さの高い4本のスタッ
ド26Bがそれぞれ立設されている。図1(a)に示す
ように、スタッド26Aは凹部22の四隅に配設され、
スタッド26Bは窓22aの端縁に配設され、かつ左右
対称とならない位置に配設されている。凹部22は操作
部としての操作用シート27によって覆われており、こ
の操作用シート27には、前記窓22aに対応して円弧
状に突出し弾性変形可能な複数の押圧操作部27aが設
けられ、この押圧操作部27aの裏面には導電部が設け
られている。
ド55のデータ(残額)を表示する残額表示部25が設
けられ、凹部22の裏面には、図3に示すように、高さ
の低い4本のスタッド26Aと高さの高い4本のスタッ
ド26Bがそれぞれ立設されている。図1(a)に示す
ように、スタッド26Aは凹部22の四隅に配設され、
スタッド26Bは窓22aの端縁に配設され、かつ左右
対称とならない位置に配設されている。凹部22は操作
部としての操作用シート27によって覆われており、こ
の操作用シート27には、前記窓22aに対応して円弧
状に突出し弾性変形可能な複数の押圧操作部27aが設
けられ、この押圧操作部27aの裏面には導電部が設け
られている。
【0012】この操作用シート27の押圧操作部27a
は、後述するように、運転手62が乗客61の大人と小
人の区分や乗車区間に対応して選択するスイッチであ
る。図3において、28はプリント基板であって、操作
用シート27の押圧操作部27aを押圧すると導電部が
接触することによって開閉するスイッチ回路が配線さ
れ、このプリント基板28はねじ28aによってスタッ
ド26Aに固定されている。
は、後述するように、運転手62が乗客61の大人と小
人の区分や乗車区間に対応して選択するスイッチであ
る。図3において、28はプリント基板であって、操作
用シート27の押圧操作部27aを押圧すると導電部が
接触することによって開閉するスイッチ回路が配線さ
れ、このプリント基板28はねじ28aによってスタッ
ド26Aに固定されている。
【0013】図2において、カード処理ユニット3に
は、上述した操作ユニット2のケース21と同一形状を
有するケース31が備えられている。すなわち、このケ
ース31の正面側は開口し、背面板には、複数の小形の
窓32aが穿設された長方形の凹部32(図示せず)が
設けられている。また、図1(c)に示すように、この
凹部32の上端縁の左右には、カード使用可ランプ33
とカード使用不可ランプ34とが設けられ、このケース
31の上端部の中央には残額表示部35が設けられてい
る。凹部32の裏面には、高さの低い4本のスタッド3
6Aと高さの高い4本のスタッド36Bがそれぞれ立設
されている。
は、上述した操作ユニット2のケース21と同一形状を
有するケース31が備えられている。すなわち、このケ
ース31の正面側は開口し、背面板には、複数の小形の
窓32aが穿設された長方形の凹部32(図示せず)が
設けられている。また、図1(c)に示すように、この
凹部32の上端縁の左右には、カード使用可ランプ33
とカード使用不可ランプ34とが設けられ、このケース
31の上端部の中央には残額表示部35が設けられてい
る。凹部32の裏面には、高さの低い4本のスタッド3
6Aと高さの高い4本のスタッド36Bがそれぞれ立設
されている。
【0014】この凹部32上には、複数の窓32aを覆
うようにしてシート37が被せられ、このシート37の
中央には、カード55を対向させるカード対向部37a
が設けられている。38はアンテナ基板であって、ねじ
38aによってスタッド36Aに、アンテナ部(図示せ
ず)がシート37のカード対向部37aに対応するよう
に固定され、このアンテナ基板38にはカード処理部3
9が搭載されている。
うようにしてシート37が被せられ、このシート37の
中央には、カード55を対向させるカード対向部37a
が設けられている。38はアンテナ基板であって、ねじ
38aによってスタッド36Aに、アンテナ部(図示せ
ず)がシート37のカード対向部37aに対応するよう
に固定され、このアンテナ基板38にはカード処理部3
9が搭載されている。
【0015】したがって、シート37のカード対向部3
7aにカード55を対向させることにより、カード55
のデータが無線を介してアンテナ基板38のアンテナ部
に受信されカード処理部39によって読み取られる。読
み取られたデータは、残額表示部35に残額が表示され
るとともに、カード使用可ランプ33が点灯され、同時
に、前記操作ユニット2の残額表示部25にも残額が表
示されるとともに、カード使用可ランプ23も点灯す
る。
7aにカード55を対向させることにより、カード55
のデータが無線を介してアンテナ基板38のアンテナ部
に受信されカード処理部39によって読み取られる。読
み取られたデータは、残額表示部35に残額が表示され
るとともに、カード使用可ランプ33が点灯され、同時
に、前記操作ユニット2の残額表示部25にも残額が表
示されるとともに、カード使用可ランプ23も点灯す
る。
【0016】一方、カード55のデータがカード処理部
39によって読み取ることができなかったり、カード5
5のデータ内に残額が残っていないときには、カード処
理部39においてカード使用不可と判断し、カード処理
ユニット3のカード使用不可ランプ34と操作ユニット
2のカード使用不可ランプ24が点灯する。ブラケット
4は鉄板によって形成され、下端に円筒状の固定部41
が一体に形成されている。
39によって読み取ることができなかったり、カード5
5のデータ内に残額が残っていないときには、カード処
理部39においてカード使用不可と判断し、カード処理
ユニット3のカード使用不可ランプ34と操作ユニット
2のカード使用不可ランプ24が点灯する。ブラケット
4は鉄板によって形成され、下端に円筒状の固定部41
が一体に形成されている。
【0017】このような構成の両ケース21,31をブ
ラケット4を介して合体するには、いずれか一方のケー
ス、例えば図3においてケース31のシート37を凹部
32から外しておき、ケース31の開口をブラケット4
によって覆い、ねじ4bによってブラケット4をスタッ
ド36Bに固定する。ケース31が固定されたブラケッ
ト4によって、他方のケース21の開口を覆い、一方の
ケース31の窓32aからドライバーを差し入れ、ねじ
4aによってスタッド26Bをブラケット4に固定し、
プリント基板28とアンテナ基板38との間をケーブル
(図示せず)によって接続する。
ラケット4を介して合体するには、いずれか一方のケー
ス、例えば図3においてケース31のシート37を凹部
32から外しておき、ケース31の開口をブラケット4
によって覆い、ねじ4bによってブラケット4をスタッ
ド36Bに固定する。ケース31が固定されたブラケッ
ト4によって、他方のケース21の開口を覆い、一方の
ケース31の窓32aからドライバーを差し入れ、ねじ
4aによってスタッド26Bをブラケット4に固定し、
プリント基板28とアンテナ基板38との間をケーブル
(図示せず)によって接続する。
【0018】このとき、スタッド26Bが図1(a)に
示すように、左右対称とならない位置に設けられている
ことにより、同図(c)に示すようにスタッド36Bも
左右対称とならない位置に設けられている。したがっ
て、互いの開口を向かい合わせるようにして突き合わさ
れた両ケース21,31のスタッド26Bとスタッド3
6Bとは、図3に示すように互い違いとなり互いが対向
するようなことがない。このため、互いのねじ4aとね
じ4bとが同じ位置に位置付けられ、螺合作業ができな
いというようなことはない。最後に、一方のケース31
の凹部32をシート37によって覆い接着剤によって固
定する。
示すように、左右対称とならない位置に設けられている
ことにより、同図(c)に示すようにスタッド36Bも
左右対称とならない位置に設けられている。したがっ
て、互いの開口を向かい合わせるようにして突き合わさ
れた両ケース21,31のスタッド26Bとスタッド3
6Bとは、図3に示すように互い違いとなり互いが対向
するようなことがない。このため、互いのねじ4aとね
じ4bとが同じ位置に位置付けられ、螺合作業ができな
いというようなことはない。最後に、一方のケース31
の凹部32をシート37によって覆い接着剤によって固
定する。
【0019】このように構成されたカード処理装置1に
おいては、カード対向部37aと押圧操作部27aとが
互いに反対方向に向くように設けられ、図4(a)に示
すように、ブラケット4の固定部41を介して手摺り5
1に立設するように固定される。したがって、図5
(b)に示すように、操作ユニット2の操作用シート2
7が手摺り51を挟んで運転手62側に向けられている
ことにより、図5(a)に示すように、カード処理ユニ
ット3のカード対向部37aが手摺り51を挟んで通路
側、すなわち乗客61側に向けられている。
おいては、カード対向部37aと押圧操作部27aとが
互いに反対方向に向くように設けられ、図4(a)に示
すように、ブラケット4の固定部41を介して手摺り5
1に立設するように固定される。したがって、図5
(b)に示すように、操作ユニット2の操作用シート2
7が手摺り51を挟んで運転手62側に向けられている
ことにより、図5(a)に示すように、カード処理ユニ
ット3のカード対向部37aが手摺り51を挟んで通路
側、すなわち乗客61側に向けられている。
【0020】このような構成において、図5(a)に示
すように、バスの乗客61がカード処理装置1のカード
対向部37aにカード55を対向させると、カード処理
ユニット3ではカード55のデータを読み取り、残高が
残っている場合には、カード使用可ランプ33が点灯す
るとともに、残額表示部35に残額が表示される。
すように、バスの乗客61がカード処理装置1のカード
対向部37aにカード55を対向させると、カード処理
ユニット3ではカード55のデータを読み取り、残高が
残っている場合には、カード使用可ランプ33が点灯す
るとともに、残額表示部35に残額が表示される。
【0021】このとき、操作ユニット2のカード使用可
ランプ23も点灯するとともに、残額表示部25にも残
額が表示されるので、運転手62はこれを確認したら、
乗客61の乗車区間を確認し、その乗車区間に対応した
操作用シート27の押圧操作部27aを選択してONす
る。操作ユニット2からカード処理ユニット3にカード
55のデータを処理する制御信号が送られるので、カー
ド処理ユニット3のカード処理部39では、アンテナ基
板38とカード55との間を交信する無線を介してカー
ド55のデータを運賃に対応させて処理する。
ランプ23も点灯するとともに、残額表示部25にも残
額が表示されるので、運転手62はこれを確認したら、
乗客61の乗車区間を確認し、その乗車区間に対応した
操作用シート27の押圧操作部27aを選択してONす
る。操作ユニット2からカード処理ユニット3にカード
55のデータを処理する制御信号が送られるので、カー
ド処理ユニット3のカード処理部39では、アンテナ基
板38とカード55との間を交信する無線を介してカー
ド55のデータを運賃に対応させて処理する。
【0022】このように、操作ユニット2のケース21
とカード処理ユニット3のケース31を共通化したこと
により、ケース21,31を製造するための金型が一つ
で済むため製造コストが低減される。また、カード処理
装置1を固定するブラケット4も一つで済むため部品点
数が削減される。また、両ケース21,31の開口を閉
塞する部材も1枚のブラケット4で共用できるだけでは
なく、このブラケット4がカード処理装置1を固定する
機能も併せもつので、部品点数が削減される。
とカード処理ユニット3のケース31を共通化したこと
により、ケース21,31を製造するための金型が一つ
で済むため製造コストが低減される。また、カード処理
装置1を固定するブラケット4も一つで済むため部品点
数が削減される。また、両ケース21,31の開口を閉
塞する部材も1枚のブラケット4で共用できるだけでは
なく、このブラケット4がカード処理装置1を固定する
機能も併せもつので、部品点数が削減される。
【0023】図6は本発明に係るカード処理装置の他の
実施の形態を示す斜視図である。このカード処理装置に
おいては、同図(a)に示すように、ブラケット45の
下端に、このブラケット45と直交する固定板46を溶
接によって固定したものである。このような構成とする
ことにより、固定板46を介してこのカード処理装置1
を卓上に固定することができる。また、同図(b)に示
すように、ブラケット45をカード処理ユニット2と操
作ユニット3との側方から突出させるようにすることに
より、固定板46を介してカード処理装置1を壁等に固
定することもできる。
実施の形態を示す斜視図である。このカード処理装置に
おいては、同図(a)に示すように、ブラケット45の
下端に、このブラケット45と直交する固定板46を溶
接によって固定したものである。このような構成とする
ことにより、固定板46を介してこのカード処理装置1
を卓上に固定することができる。また、同図(b)に示
すように、ブラケット45をカード処理ユニット2と操
作ユニット3との側方から突出させるようにすることに
より、固定板46を介してカード処理装置1を壁等に固
定することもできる。
【0024】本実施の形態においては、ブラケット4に
固定部41を一体に形成したが、固定部41をねじ等に
よってブラケット4に着脱自在に取り付けるようにして
もよく、その場合にはブラケット4を筺体に固定したま
まの状態としておくことができるとともに、必要に応じ
て固定部41だけを交換すればよいので、ブラケット4
を1種類だけ用意すればよい。また、ケース21,31
を有底角筒状に形成したが、運転手62と乗客61とが
操作しやすいように、押圧操作部27aとカード対向部
37aとが斜め上方に向くように、側面視において台形
状に形成してもよい。
固定部41を一体に形成したが、固定部41をねじ等に
よってブラケット4に着脱自在に取り付けるようにして
もよく、その場合にはブラケット4を筺体に固定したま
まの状態としておくことができるとともに、必要に応じ
て固定部41だけを交換すればよいので、ブラケット4
を1種類だけ用意すればよい。また、ケース21,31
を有底角筒状に形成したが、運転手62と乗客61とが
操作しやすいように、押圧操作部27aとカード対向部
37aとが斜め上方に向くように、側面視において台形
状に形成してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、カード処理ユニットと操作ユニットとにそ
れぞれブラケットを設ける必要がないので、部品点数が
削減される。
明によれば、カード処理ユニットと操作ユニットとにそ
れぞれブラケットを設ける必要がないので、部品点数が
削減される。
【0026】また、請求項2に係る発明によれば、カー
ド処理ユニットと操作ユニットの筺体を共通化すること
ができるので、これらの筺体を製造する金型を削減する
ことができ、このため製造コストの低減を図ることがで
きる。また、ブラケットを両筺体の底板として共通に使
用することができるとともに、ブラケットも共通に使用
できるので、部品点数が削減される。
ド処理ユニットと操作ユニットの筺体を共通化すること
ができるので、これらの筺体を製造する金型を削減する
ことができ、このため製造コストの低減を図ることがで
きる。また、ブラケットを両筺体の底板として共通に使
用することができるとともに、ブラケットも共通に使用
できるので、部品点数が削減される。
【図1】 本発明に係るカード処理装置を示し、同図
(a)は正面図、同図(b)は側面図、同図(c)は背
面図である。
(a)は正面図、同図(b)は側面図、同図(c)は背
面図である。
【図2】 本発明に係るカード処理装置を正面側から視
て分解して示す斜視図である。
て分解して示す斜視図である。
【図3】 本発明に係るカード処理装置における要部の
断面図である。
断面図である。
【図4】 同図(a)は本発明に係るカード処理装置を
手摺りに固定した状態を示す斜視図、同図(b)は手摺
りに固定するためのブラケットの斜視図である。
手摺りに固定した状態を示す斜視図、同図(b)は手摺
りに固定するためのブラケットの斜視図である。
【図5】 バスの料金徴収のために本発明のカード処理
装置を適用した状態を示す斜視図であって、同図(a)
は乗客側から視た図、同図(b)は運転手側から視た図
である。
装置を適用した状態を示す斜視図であって、同図(a)
は乗客側から視た図、同図(b)は運転手側から視た図
である。
【図6】 本発明に係るカード処理装置の他の実施の形
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図7】 バスの料金徴収のために従来のカード処理装
置を適用した状態を示す斜視図であって、同図(a)は
乗客側から視た図、同図(b)は運転手側から視た図で
ある。
置を適用した状態を示す斜視図であって、同図(a)は
乗客側から視た図、同図(b)は運転手側から視た図で
ある。
【符号の説明】 1…非接触型ICカード処理装置、2…操作ユニット、
3…カード処理ユニット、4,45…ブラケット、21
…操作側のケース、23,33…使用可表示ランプ、2
4,34…使用不可表示ランプ、25,35…残額表示
部、27a…押圧操作部、31…処理側のケース、36
A,36B…スタッド、37…処理用シート、37a…
カード対抗部、41,46…固定部、51…手摺り、5
5…非接触型ICカード、61…乗客、62…運転手。
3…カード処理ユニット、4,45…ブラケット、21
…操作側のケース、23,33…使用可表示ランプ、2
4,34…使用不可表示ランプ、25,35…残額表示
部、27a…押圧操作部、31…処理側のケース、36
A,36B…スタッド、37…処理用シート、37a…
カード対抗部、41,46…固定部、51…手摺り、5
5…非接触型ICカード、61…乗客、62…運転手。
Claims (2)
- 【請求項1】 非接触型ICカードのデータを処理する
カード処理部を有するカード処理ユニットと、このカー
ド処理ユニットのカード処理部に前記非接触型ICカー
ドのデータを処理するための制御信号を送る操作ユニッ
トとからなる非接触型ICカード処理装置において、前
記カード処理ユニットの筺体の一面に、非接触型ICカ
ードのデータを非接触状態で読み取るためのカード対向
部を設け、前記操作ユニットの筺体の一面に、カード処
理ユニットに制御信号を送るための操作部を設け、これ
ら両筺体を、前記カード対向部と操作部とが互いに反対
方向に向くように合体させたことを特徴とする非接触型
ICカード処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の非接触型ICカード処理
装置において、前記両筺体を、前記カード対向部および
操作部と反対側の他面に開口を有する一対の同一形状の
ケースによって形成し、これら一対のケースを、互いの
開口を向かい合わせこれら開口間に介在させた固定用ブ
ラケットを介して合体させたことを特徴とする非接触型
ICカード処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075827A JP2001266084A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 非接触型icカード処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075827A JP2001266084A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 非接触型icカード処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001266084A true JP2001266084A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18593658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000075827A Pending JP2001266084A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 非接触型icカード処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001266084A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274324A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Saxa Inc | 非接触型媒体処理装置 |
JP2013047980A (ja) * | 2012-11-06 | 2013-03-07 | Panasonic Corp | リーダライター装置、電子機器および決済端末 |
US8567666B2 (en) | 2008-02-29 | 2013-10-29 | Panasonic Corporation | Light guiding device, reader/writer device for noncontact communication medium, and electronic apparatus |
KR20160079285A (ko) * | 2014-12-26 | 2016-07-06 | (주)에이텍티앤 | 교통카드 단말기 |
CN106127944A (zh) * | 2016-06-12 | 2016-11-16 | 常州大学 | 基于人脸识别技术的公交车扣费系统 |
KR101817061B1 (ko) | 2016-04-21 | 2018-01-10 | (주)에이텍티앤 | 단말기 지지용 만능식 탑재기구 |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000075827A patent/JP2001266084A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274324A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Saxa Inc | 非接触型媒体処理装置 |
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CN103279773B (zh) * | 2008-02-29 | 2016-12-07 | 松下电器产业株式会社 | 导光装置、非接触通信介质读写装置以及电子设备 |
JP2013047980A (ja) * | 2012-11-06 | 2013-03-07 | Panasonic Corp | リーダライター装置、電子機器および決済端末 |
KR20160079285A (ko) * | 2014-12-26 | 2016-07-06 | (주)에이텍티앤 | 교통카드 단말기 |
KR101714391B1 (ko) | 2014-12-26 | 2017-03-09 | (주)에이텍티앤 | 교통카드 단말기 |
KR101817061B1 (ko) | 2016-04-21 | 2018-01-10 | (주)에이텍티앤 | 단말기 지지용 만능식 탑재기구 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040506 |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040616 |