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JP2001262187A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JP2001262187A
JP2001262187A JP2000083021A JP2000083021A JP2001262187A JP 2001262187 A JP2001262187 A JP 2001262187A JP 2000083021 A JP2000083021 A JP 2000083021A JP 2000083021 A JP2000083021 A JP 2000083021A JP 2001262187 A JP2001262187 A JP 2001262187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
washing
composition
foam
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000083021A
Other languages
English (en)
Inventor
Misaki Ishida
実咲 石田
Saori Satou
さおり 佐藤
Hironori Murase
博宣 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
CCI Corp
Original Assignee
NOF Corp
CCI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp, CCI Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2000083021A priority Critical patent/JP2001262187A/ja
Publication of JP2001262187A publication Critical patent/JP2001262187A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起泡性に優れ、経時安定性および低温保存か
らの復元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、
洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌には
りを与える洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】 a.炭素数8〜20の脂肪酸石鹸を5〜
50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノールア
ミド型非イオン性界面活性剤を0.1〜10重量%、
c.クロマノール配糖体を0.001〜20重量%含有
する洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボディシャンプー、
ハンドソープおよび洗顔料などの皮膚用の洗浄剤に関
し、さらに詳しくは起泡性に優れ、経時安定性および低
温保存からの復元性に優れるとともに泡のクリーミー性
に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後
の肌にはりを与える洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりボディシャンプー、洗顔料など
の皮膚洗浄剤組成物の主成分は高級脂肪酸アルカリ塩の
石鹸である。石鹸は洗浄後に独特のさっぱり感を有する
だけでなく、生分解性も良好であり、環境に対しても優
しい洗浄基剤であることから、現在でも広く使われてい
るものの、同時にいやなつっぱり感を有しており、ま
た、近年皮膚に対する刺激などが指摘されるようになっ
てきた。さらに、経時で色焼けなどを生じ易いこともあ
り、経時安定性にも問題が生じ易い。
【0003】そこで、“皮膚に対してマイルド“と言わ
れる低刺激性の界面活性剤であるアシルアミノ酸塩、ア
シルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル塩
などの陰イオン性界面活性剤とアミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アミドアミノ酸塩、アルキルイミ
ノジカルボン酸塩などの両性界面活性剤との併用がなさ
れるようになっている。
【0004】しかしながら、これらの陰イオン性界面活
性剤や両性界面活性剤を使用すると、洗浄時に不快な
“ぬめり“が生じて、さっぱり感が損なわれるだけでな
く、起泡性や防腐性が悪くなり、また、肌にはりを与え
ることができなかった。また、特開平5−262639
号公報や特開平9−13096号公報においては、石鹸
とポリエチレングリコールや特定の非イオン性界面活性
剤を組み合わせることにより、石鹸の持つさっぱり感を
損なわずに皮膚に対する刺激を低くした洗浄剤組成物が
提案されている。
【0005】しかし、これらの洗浄剤組成物は、洗浄後
に少なからずつっぱり感を有するだけでなく、洗浄後の
肌にはりを与えることができず、また、経時安定性や低
温保存からの復元性に問題があり、分離、沈殿、着色な
どを生じ易かった。
【0006】一方、特開昭57−212300号公報や
特開平1−207220号公報においては洗浄後のうる
おいを保ちつっぱり感を抑えることを目的として、保湿
効果が高い成分であるヒアルロン酸などを配合した皮膚
用洗浄剤が提案されている。
【0007】しかし、これらはすすぎ時にその大部分が
流れ落ちてしまうことから保湿効果が十分に発揮できな
いだけでなく、洗浄後の肌にはりを与えることができな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、起泡性に優れ、経時安定性および低温保存からの
復元性に優れるとともに、泡のクリーミー性に優れ、洗
い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌にはり
を与える洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する為に研究を重ねたところ、特定の脂肪酸石鹸
と特定の両性界面活性剤またはアルカノールアミド型非
イオン性界面活性剤およびクロマノール配糖体を特定の
比率で組み合わせることで目的の洗浄剤組成物を得るに
至った。
【0010】すなわち本発明は、a.炭素数8〜20の
脂肪酸石鹸を5〜50重量%、b.両性界面活性剤また
はアルカノールアミド型非イオン性界面活性剤を0.1
〜10重量%、c.式(I)で示されるクロマノール配
糖体を0.001〜20重量%含有することを特徴とす
る洗浄剤組成物に関する:
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R、R、R及びRは、そ
れぞれ独立して、水素原子または炭素数1〜6のアルキ
ル基、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基また
は炭素数1〜6のアシル基、Xは、単糖残基またはオリ
ゴ糖残基であり、該糖残基中の水酸基の水素原子が炭素
数1〜18のアルキル基または炭素数1〜18のアシル
基で置換されていても良く、mは0〜6の整数、および
pは1〜10の整数を表す)。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる脂肪酸石鹸の
炭素数は8〜20であり、脂肪酸としては例えば、カプ
リル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸,、オレイン酸,、リノール酸、
ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、
硬化牛脂脂肪酸などが挙げられる。また、対イオンを形
成する原子または基としては、アルカリ金属原子;アン
モニウム;および、有機アミン、塩基性アミノ酸などに
由来するカチオン性残基がある。例えば、リチウム原
子、ナトリウム原子、カリウム原子などの金属原子、ト
リエタノールアミン、リジン、アルギニンなどの化合物
に由来するカチオン性残基などが挙げられる。好ましく
はナトリウム原子、カリウム原子である。
【0014】一方、本発明に用いられる両性界面活性剤
としては例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸べタイ
ン、アミドプロピルジメチルアミノ酢酸べタイン、アル
キルヒドロキシエチルメチルスルホベタイン、アミドア
ミノ酸塩、アルキルイミノジカルボン酸塩、アルキルア
ミノエチルグリシン塩などが挙げられる。中でも好まし
いものは、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミ
ドプロピルジメチルアミノ酢酸べタイン、アミドアミノ
酸塩、およびアルキルイミノジカルボン酸塩である。更
に好ましいものは、アミドプロピルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、アミドアミノ酸塩、およびアルキルイミノジ
カルボン酸塩である。
【0015】また、アルカノールアミド型非イオン性界
面活性剤は、脂肪酸とアルカノールアミンとの縮合反
応、あるいは油脂とアルカノールアミンとのアミノリシ
ス反応などにより調製される。そして、この化合物を形
成する脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、カプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸、ヤシ油脂肪酸、パー
ム核油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸など
が挙げらる。アルカノールアミンとしては、例えば、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプ
ロパノールアミンなどが挙げられる。
【0016】また、反応条件により、1:1型や1:2
型が調製される。具体的には、例えば脂肪酸とアルカノ
ールアミンを当モルで脱水反応させると、1:1型が、
脂肪酸に対して2モル当量のアルカノールアミン存在下
で反応させると、1:2型が調製される。
【0017】本発明に用いられるクロマノール配糖体
は、代表的なビタミンEであるα−トコフェロールのク
ロマン環の2位のフィチル基をアルコールで置換し、さ
らに糖を結合させるなどの方法により得られる(特開平
7−118287号公報、特開平9−249688号公
報、特開平11−21291号公報)。式(I)におい
てR、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素
原子または炭素数1〜6のアルキル基であり、好ましく
はメチル基またはエチル基である。そして、Rは水素
原子、炭素数1〜6のアルキル基あるいは炭素数1〜6
のアシル基であり、好ましくはメチル基、エチル基、ア
セチル基、プロピオニル基、ブチリル基である。さら
に、Xは、単糖残基またはオリゴ糖残基であり、例えば
グルコース、ガラクトース、フコース、キシロース、マ
ンノース、ラムノース、フルクトース、アラビノース、
リキソース、リボース、アロース、アルトロース、イド
ース、タロース、デオキシリボース、キノボース、アベ
クトースなどの単糖、あるいはこれらの単糖が2〜4個
結合したマルトース、ラクトース、セロビオース、ラフ
ィノース、キシロビオース、スクロースなどのオリゴ糖
残基であり、好ましくはグルコース、ガラクトース、フ
コース、キシロース、マンノース、ラムノース、フルク
トースの残基である。更に好ましくは、グルコース、ガ
ラクトース、フルクトースの残基である。また、糖残基
の水酸基の水素原子は、炭素数1〜18のアルキル基ま
たは炭素数1〜18のアシル基で置換されていても良
い。さらに、mは0〜6の整数を示し、好ましくは1〜
4の整数を示す。また、pは1〜10の整数を示し、好
ましくは1〜6の整数を示す。
【0018】本発明の組成物のa成分である高級脂肪酸
塩は、組成物全量中に5〜50重量%含まれる。好まし
くは7〜45重量%、更に好ましくは10〜40重量%
含まれる。5重量%未満では十分な起泡力が得られず、
50重量%を超えると経時安定性および復元性に問題を
生じる。
【0019】b成分である両性界面活性剤またはアルカ
ノールアミド型非イオン性界面活性剤は組成物全量中に
0.1〜10重量%含まれる。好ましくは0.5〜8重
量%、更に好ましくは1〜7重量%含まれる。0.1重
量%未満では泡のクリーミー性が悪くなるとともに経時
安定性や復元性に問題を生じ、10重量%を超えるとぬ
めりを有して、洗い上がりの感触が悪くなる。
【0020】c成分であるクロマノール配糖体は、組成
物全量中に0.001〜20重量%含まれる。好ましく
は0.005〜15重量%、更に好ましくは0.01〜
10重量%である。0.01重量%未満では洗浄後の肌
のつっぱり感が強くなるとともに肌にはりを与える効果
が弱く、20重量%を超えると経時安定性に問題を生じ
るだけでなくコスト的に不利である。
【0021】尚、本発明の洗浄剤組成物においては、洗
浄剤に常用されている添加剤を本発明の性能を損なわな
い範囲で配合することも可能である。例えば、次の化合
物を配合することができる:エタノール、イソプロピル
アルコールなどの低級アルコール;プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコ
ールなどの多価アルコール類;流動パラフィン、流動イ
ソパラフィン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィン
などの炭化水素系油;牛脂、豚脂、魚油などの天然油脂
類;トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルなどの合成ト
リグリセライド;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸エ
チル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデ
シルなどのエステル油;ミツロウ、カルナバロウなどの
ロウ類;直鎖および環状のジメチルポリシロキサン、ポ
リエーテル変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジ
メチルポリシロキサンなどのシリコーン誘導体;セラミ
ド、コレステロール、蛋白誘導体、ラノリン、ラノリン
誘導体、レシチンなどの油性基剤;アルキルエーテル硫
酸エステル塩、アシルメチルタウリン塩、アミドエーテ
ル硫酸エステル塩などの陰イオン性界面活性剤;ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコー
ルの脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン硬化ひまし油、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、グ
リセリンモノ脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド
などの非イオン性界面活性剤;塩化アルキルトリメチル
アンモニウムなどの陽イオン性界面活性剤;アルキルジ
メチルアミンオキシドなどの半極性界面活性剤;アルギ
ン酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、キサンタンガムなどの水溶性
高分子;ピロリドンカルボン酸塩、クエン酸塩、リンゴ
酸塩、食塩などの有機または無機塩類;pH調整剤であ
る酸およびアルカリ、殺菌剤、キレート剤、抗酸化剤、
紫外線吸収剤、動植物由来の天然エキス、色素および香
料など。
【0022】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 (クロマノール配糖体の調製)7.5gのデキストリン
(商品名:パインデックス#1、松谷化学株式会社製)
を、0.5mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムを
含む50mM酢酸緩衝液(pH5.5)90mlに溶解
させ、これにジメチルスルホキシドで調製した8(W/
V)%の式(II):
【0023】
【化3】
【0024】で示される2−ヒドロキシメチル2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−6−オール(以下、T
Mという)溶液10mL、およびバチルス ステアロサ
ーモフィラス由来のシクロマルトデキストリングルカノ
トランスフェラーゼ((株)林原生物化学研究所製)1
600単位を加え、マグネチックスターラーを用いて攪
拌しながら、40℃で24時間反応させた。この反応に
より、反応液中のTMの約90%がクロマノール配糖体
の混合物に変換された。この反応液を水で平衡化した多
孔性合成吸着剤(商品名:ダイヤイオンHP21、三菱
化学株式会社製)を充填したカラムに通液した。このカ
ラムをカラム体積の3倍量の水で洗浄した。その結果、
TMおよびクロマノール配糖体が多孔性合成吸着剤に吸
着し、糖、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、塩類
などは吸着することなく流出した。ついでカラムをカラ
ム体積の3倍量の60(V/V)%メタノールで洗浄す
ることにより、クロマノール配糖体のみを溶出させた。
そして、この画分を濃縮乾固することにより、クロマノ
ール配糖体の混合物を得た。
【0025】この方法により、式(III):
【0026】
【化4】
【0027】で示されるTMの2位ヒドロキシメチル基
にグルコシル基が1〜8個(n=1〜8)結合(α−
1,4結合)したα−グルコシルTM混合物(以下、T
MGnという)を約1.5g得た。さらに、得られたT
MGnを、NHカラムを用いた分取液体クロマトグラ
フィーで単離することにより、その構造および組成を求
めた。結果を表1に示す。尚、ここで得られた単体はn
の数により、以下、TMG1〜TMG6とする。
【0028】
【表1】
【0029】(実施例1〜4、比較例1〜3)表2に示
す各成分を含有する洗浄剤組成物(液状の洗顔料)を調
製し、以下の方法により評価を行なった。
【0030】(洗浄剤組成物の評価) (1)起泡性 洗浄剤組成物を濃度5重量%で含有する水溶液を調製
し、ロスマイルス法により、25℃で投入直後と5分後
の泡高さを測定した。投入直後の泡高さが250mm以
上のもので、次の式より求められる泡の持続率が90%
以上のものを泡立ちの良い組成物であると評価した。 泡の持続率(%)=[(5分後の泡高さ)/(試料投入直後の泡高
さ)]×100 ○:泡立ちが良い(持続率90%以上)。 ×:泡立ちが悪い(持続率90%未満)。
【0031】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを用いて洗顔した時の泡のクリーミー性につい
て、以下の基準で評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を泡がク
リーミーな組成物であると評価した。 ○:クリ−ミーである(平均値1.5点以上)。 ×:クリ−ミーでない(平均値1.5未満)。
【0032】(3)洗顔後の肌の感触 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを用いて洗顔した後の感触について、以下の基準
で評価した。 2点:洗顔後に肌がつっぱらずしかもさっぱりすると感
じた場合。 1点:洗顔後に肌がややつっぱるかややさっぱりすると
感じた場合。 0点:洗顔後の肌がつっぱるかさっぱり感が無いと感じ
た場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗顔後
の肌の感触が良好な組成物であると評価した。 ○:洗顔後の肌の感触が良好(平均値1.5点以上)。 ×:洗顔後の肌の感触が不良(平均値1.5点未満)。
【0033】(4)洗顔後の肌のはり 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを用いて洗顔した後の感触について、以下の基準
で評価した。 2点:洗顔後の肌にはりがあると感じた場合。 1点:洗顔後の肌にややはりがあると感じた場合。 0点:洗顔後の肌にはりが無いと感じた場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗顔後
の肌にはりとつるつる感を与える組成物であると評価し
た。 ○:洗顔後の肌にはりがある(平均値1.5点以上)。 ×:洗顔後の肌にはりがない(平均値1.5点未満)。
【0034】(5)経時安定性 組成物を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃、4
5℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、以下の3
段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても液状であ
り、外観の変化がない)。 △:安定性やや不良(いずれかの温度条件において若干
分離または若干着色を生じる)。 ×:安定性不良(いずれかの温度条件において凝固状態
もしくは分離する。または着色が著しい)。
【0035】(6)復元性 組成物を透明ガラス容器に密封して−20℃で固化させ
た後、室温にて6時間静置して液状に復元させる。この
操作を3回繰り返した後の外観を観察して、下の3段階
で評価した。 ○:復元性良好(液状であり、外観の変化がない)。 △:復元性やや不良(増粘するもしくは若干分離または
沈殿を生じる)。 ×:復元性不良(凝固するもしくは分離または沈殿す
る)。
【0036】結果を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】実施例1〜4より、本発明の成分を用いた
液状の洗顔料はいずれも起泡性に優れ、経時安定性およ
び低温保存からの復元性に優れるとともに泡のクリーミ
ー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗
浄後の肌にはりを与えていた。一方、比較例1〜3では
十分な性能が得られていない。つまり、比較例1ではa
成分が本発明の範囲より少なく配合されいることから極
端に起泡性が悪くなっており、比較例2ではb成分が配
合されていないことから泡のクリーミー性、経時安定性
および復元性が悪くなっている。また、比較例3ではc
成分に変えてヒアルロン酸ナトリウムが配合されている
ことから洗顔後の肌の感触が悪くなるとともに、洗顔後
の肌にはりを与える効果が弱くなっている。
【0039】(実施例5〜8、比較例4〜6)表3に示
す成分を有する洗浄剤組成物(クリーム状洗顔料)を調
製した。(1)起泡性、(2)泡のクリーミー性、
(3)洗顔後の肌の感触、(4)洗顔後の肌のはりにつ
いては実施例1〜4の方法にて評価し、経時安定性およ
び復元性については下記の方法により評価した。
【0040】(5.1)経時安定性 組成物を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃、4
0℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示す
3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても外観の変
化がない)。 △:安定性やや不良(いずれかの温度条件において若干
分離または若干着色を生じる)。 ×:安定性不良(いずれかの温度条件において分離また
は着色が著しい。もしくはダマができたり生地がモロモ
ロになる)。
【0041】(6.1)復元性 組成物を透明ガラス容器に密封して−20℃で固化させ
た後、室温にて6時間静置して液状に復元させる。この
操作を3回繰り返した後の外観を観察して、下の3段階
で評価した。 ○:復元性良好(外観の変化がない)。 △:復元性やや不良(若干分離する、もしくは若干ダマ
がある)。 ×:復元性不良(分離する。もしくはダマができたり生
地がモロモロになる)。
【0042】結果を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】実施例5〜8より、本発明の成分を用いた
クリーム状の洗顔料はいずれも起泡性に優れ、経時安定
性および低温保存からの復元性に優れるとともに泡のク
リーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、し
かも洗浄後の肌にはりを与えていた。一方、比較例4〜
5では十分な性能が得られていない。つまり、比較例4
ではa成分が本発明の範囲を超えて配合されいることか
ら経時安定性および復元性に問題を生じており、比較例
5ではb成分が本発明の範囲を超えて配合されいること
から洗顔後の肌の感触が悪くなっている。そして、比較
例6ではc成分が配合されていないことから洗顔後の肌
の感触および肌のはりが悪くなっている。
【0045】(実施例9〜12)表4に示す各成分を有
する洗浄剤組成物(液状のボディシャンプー)を調製し
た。(1)起泡性、(5)経時安定性、(6)復元性に
ついては実施例1〜4の方法にて評価し、泡のクリーミ
ー性、洗浄後の肌の感触、および洗顔後の肌のはりにつ
いては下記の方法により評価した。
【0046】(2.1)泡のクリーミー性 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指およ
び前腕部を洗浄した時の泡のクリーミー性について以下
の基準で評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を泡がク
リーミーな組成物であると評価した。 ○:泡がクリーミーである(平均点1.5点以上)。 ×:泡がクリーミーでない(平均点1.5点未満)。
【0047】(3.1)洗浄後の肌の感触 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指およ
び前腕部を洗浄した後の感触について、以下の基準で評
価した。 2点:洗浄後に肌がつっぱらずしかもさっぱりすると感
じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつっぱるかややさっぱりすると
感じた場合。 0点:洗浄後の肌がつっぱるかさっぱり感が無いと感じ
た場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗浄後
の肌の感触が良好な組成物であると評価した。
【0048】(4.1)洗浄後の肌のはり 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指およ
び前腕部を洗浄した後の感触について、以下の基準で評
価した。 2点:洗浄後の肌にはりがあると感じた場合。 1点:洗浄後の肌にややはりがあると感じた場合。 0点:洗浄後の肌にはりが無いと感じた場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗浄後
の肌にはりを与える組成物であると評価した。 ○:洗浄後の肌にはりがある(平均点1.5点以上)。 ×:洗浄後の肌にはりがない(平均点1.5点未満)。
【0049】
【表4】
【0050】実施例9〜12の結果は、本発明の成分を
用いた液状のボディシャンプーはいずれも起泡性に優
れ、経時安定性および低温保存からの復元性に優れると
ともに泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良
好であり、しかも洗浄後の肌にはりを与えていることを
示している。
【0051】(実施例13〜15)表5に示す各成分を
含有する洗浄剤組成物(液状のハンドソープ)を調製し
た。(1)起泡性、(5)経時安定性、(6)復元性に
ついては実施例1〜4の方法にて評価し、泡のクリーミ
ー性、洗浄後の肌の感触、および洗浄後の肌のはりにつ
いては下記の方法により評価した。
【0052】(2.2)泡のクリーミー性 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5g用いて手指を洗浄した時の泡のクリーミー性につ
いて、以下の基準で評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。 20名の平均値を求めて、均値1.5点以上を泡がクリ
ーミーな組成物であると評価した。 ○:泡がクリーミーである(平均点1.5点以上)。 ×:泡がクリーミーでない(平均点1.5点未満)。
【0053】(3.2)洗浄後の肌の感触 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを用いて手指を洗浄した後の感触について、以下
の基準で評価した。 2点:洗浄後に肌がつっぱらずしかもさっぱりすると感
じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつっぱるかややさっぱりすると
感じた場合。 0点:洗浄後の肌がつっぱるかさっぱり感が無いと感じ
た場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗浄後
の肌の感触が良好な組成物であると評価した。 ○:肌の感触がよい(平均点1.5点以上)。 ×:肌の感触が悪い(平均点1.5点未満)。
【0054】(4.2)洗浄後の肌のはり 20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、組成
物5gを用いて手指を洗浄した後の感触について、以下
の基準で評価した。 2点:洗浄後の肌にはりがあると感じた場合。 1点:洗浄後の肌にややはりがあると感じた場合。 0点:洗浄後の肌にはりが無いと感じた場合。 20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗浄後
の肌にはりを与える組成物であると評価した。 ○:肌にはりがある(平均点1.5点以上)。 ×:肌にはりがない(平均点1.5点未満)。
【0055】結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
【0057】実施例13〜15の結果は、本発明の成分
を用いた液状のハンドソープはいずれも起泡性に優れ、
経時安定性および低温保存からの復元性に優れるととも
に泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好で
あり、しかも洗浄後の肌にはりを与えていることを示し
ている。
【0058】
【発明の効果】以上記載のように、本発明の洗浄剤組成
物は起泡性に優れ、経時安定性および低温保存からの復
元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い上
がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌にはりを与
える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/08 C11D 17/08 (72)発明者 村瀬 博宣 岐阜県岐阜市長良2435番地の178 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC122 AC241 AC482 AC522 AC642 AC712 AC782 AC792 AC841 AC842 AD042 AD282 AD332 AD391 AD392 BB04 BB07 CC22 CC23 DD23 DD31 EE01 EE06 EE07 4H003 AB03 AB44 AC13 AD03 AD04 BA12 DA02 EB06 EB41 ED02 FA16 FA17 FA18 FA21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.炭素数8〜20の脂肪酸石鹸を5〜
    50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノールア
    ミド型非イオン性界面活性剤を0.1〜10重量%、
    c.式(I)で示されるクロマノール配糖体を0.00
    1〜20重量%含有することを特徴とする洗浄剤組成
    物: 【化1】 (式中、R、R、R及びRは、それぞれ独立し
    て、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基、R
    水素原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜
    6のアシル基、Xは、単糖残基またはオリゴ糖残基であ
    り、該糖残基中の水酸基の水素原子が炭素数1〜18の
    アルキル基または炭素数1〜18のアシル基で置換され
    ていても良く、mは0〜6の整数、およびpは1〜10
    の整数を表す)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100710043B1 (ko) 2005-07-18 2007-04-20 (주)세이지 팜지방산과 토코페롤을 함유한 콜로이드 수용성 천연 세제조성물 및 그 제조방법

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KR100710043B1 (ko) 2005-07-18 2007-04-20 (주)세이지 팜지방산과 토코페롤을 함유한 콜로이드 수용성 천연 세제조성물 및 그 제조방법

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