JP2001256584A - 飛翔体搭載用計測システム - Google Patents
飛翔体搭載用計測システムInfo
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- JP2001256584A JP2001256584A JP2000068133A JP2000068133A JP2001256584A JP 2001256584 A JP2001256584 A JP 2001256584A JP 2000068133 A JP2000068133 A JP 2000068133A JP 2000068133 A JP2000068133 A JP 2000068133A JP 2001256584 A JP2001256584 A JP 2001256584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 計測装置のデータ計測機能及びデータ処理機
能を工夫することにより、計測装置を小型化し、且つセ
ンサとの間の計装を短くすることによって軽量化を図
り、センサデータの補正機能を持たせて調整作業の軽減
化を図る。 【解決手段】 センサデータの計測および処理を行う計
測装置を、複数の計測部2a,2b…2nと1台の処理
部3とに分割する。小型化された計測部2a、2b…2
nを、それぞれ、センサ1a、1b…1nの近傍に配置
して、各計測部と各センサとの計装の距離を短くする。
さらに、処理部3と各計測部2a、2b…2nとの間
は、ループ状のシリアルインターフエースで接続するの
で、この間の計装も軽減化される。また、計測部2a、
2b…2nまたは処理部3のいずれか、あるいは双方に
おいて、各センサ1a、1b…1nがドリフトによって
特性変化した場合などにはデータ補正を行い、データの
誤差を修正する。
能を工夫することにより、計測装置を小型化し、且つセ
ンサとの間の計装を短くすることによって軽量化を図
り、センサデータの補正機能を持たせて調整作業の軽減
化を図る。 【解決手段】 センサデータの計測および処理を行う計
測装置を、複数の計測部2a,2b…2nと1台の処理
部3とに分割する。小型化された計測部2a、2b…2
nを、それぞれ、センサ1a、1b…1nの近傍に配置
して、各計測部と各センサとの計装の距離を短くする。
さらに、処理部3と各計測部2a、2b…2nとの間
は、ループ状のシリアルインターフエースで接続するの
で、この間の計装も軽減化される。また、計測部2a、
2b…2nまたは処理部3のいずれか、あるいは双方に
おいて、各センサ1a、1b…1nがドリフトによって
特性変化した場合などにはデータ補正を行い、データの
誤差を修正する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロケットや人工衛
星などの飛翔体に搭載される飛翔体搭載用計測システム
に関し、特に、飛翔体搭載用計測システムに構成され
て、各種センサから受信したデータを計測したり処理し
たりする計測装置に関する。
星などの飛翔体に搭載される飛翔体搭載用計測システム
に関し、特に、飛翔体搭載用計測システムに構成され
て、各種センサから受信したデータを計測したり処理し
たりする計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロケットや人工衛星などの飛翔体に搭載
される従来の飛翔体搭載用計測システムは、各種センサ
と計測装置とテレメータとによって構成されている。す
なわち、計測装置が、それぞれの場所に設置されている
各種センサのデータを受信して、これらのデータの計測
及び処理を行い、さらに、テレメータを経由してこれら
のデータを地上へ送信するように構成されている。
される従来の飛翔体搭載用計測システムは、各種センサ
と計測装置とテレメータとによって構成されている。す
なわち、計測装置が、それぞれの場所に設置されている
各種センサのデータを受信して、これらのデータの計測
及び処理を行い、さらに、テレメータを経由してこれら
のデータを地上へ送信するように構成されている。
【0003】図2は、従来の飛翔体搭載用計測システム
の構成を示す概念図である。すなわち、同図に示すよう
に、従来の飛翔体搭載用計測システムは、被計測対象を
測定する複数のセンサ11と、各々のセンサ11からの
データを取得収集し、これらのデータの計測及び処理を
行う計測装置12と、計測装置12から取得したデータ
を地上に送信したり、地上からデータに関する情報を取
得したりするテレメータ14とによって構成されてい
る。
の構成を示す概念図である。すなわち、同図に示すよう
に、従来の飛翔体搭載用計測システムは、被計測対象を
測定する複数のセンサ11と、各々のセンサ11からの
データを取得収集し、これらのデータの計測及び処理を
行う計測装置12と、計測装置12から取得したデータ
を地上に送信したり、地上からデータに関する情報を取
得したりするテレメータ14とによって構成されてい
る。
【0004】同図に示すように、計測装置12から被計
測対象を測定する複数のセンサ11までは配線などの計
装により接続されている。さらに、計測装置12は、取
得したデータを計測する計測機能とデータを処理する処
理機能とデータをテレメータ14に送信する送信回路と
を一つの筐体に収納している。
測対象を測定する複数のセンサ11までは配線などの計
装により接続されている。さらに、計測装置12は、取
得したデータを計測する計測機能とデータを処理する処
理機能とデータをテレメータ14に送信する送信回路と
を一つの筐体に収納している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなの従来技術によれば、計測装置12は、データの
計測や処理を行う機能部や送信に必要な送信回路などを
一つの筐体に収納しているために、計測装置12の形状
が一般的に大きくなり、且つ、搭載できる場所も限定さ
れてくる。また、被計測対象の位置はさまざまな場所に
分散しているため、必然的に、計測装置12から各種の
センサ11までの配線などの計装が長くなり、当然、こ
れに比例して計装の重量も増大してくる。
ようなの従来技術によれば、計測装置12は、データの
計測や処理を行う機能部や送信に必要な送信回路などを
一つの筐体に収納しているために、計測装置12の形状
が一般的に大きくなり、且つ、搭載できる場所も限定さ
れてくる。また、被計測対象の位置はさまざまな場所に
分散しているため、必然的に、計測装置12から各種の
センサ11までの配線などの計装が長くなり、当然、こ
れに比例して計装の重量も増大してくる。
【0006】また、各種のセンサ11が、温度などの環
境ドリフトや経時変化などによって出力特性が変化した
場合には、当然、データに誤差が生じるので、計測装置
12の内部回路の調整をし直さなければならず、調整作
業のための時間や労力が必要となる。
境ドリフトや経時変化などによって出力特性が変化した
場合には、当然、データに誤差が生じるので、計測装置
12の内部回路の調整をし直さなければならず、調整作
業のための時間や労力が必要となる。
【0007】このように、従来の飛翔体搭載用計測シス
テムでは、ロケットや人工衛星に搭載する計測装置は搭
載場所が制限されるため、被計測対象を測定するセンサ
までの計装の距離が長くなり、これに比例して計装の重
量も多くなってくる。また、センサが温度ドリフトや経
時変化などによって特性変化した場合の対応としては、
計測回路を調整するなどの必要がある。
テムでは、ロケットや人工衛星に搭載する計測装置は搭
載場所が制限されるため、被計測対象を測定するセンサ
までの計装の距離が長くなり、これに比例して計装の重
量も多くなってくる。また、センサが温度ドリフトや経
時変化などによって特性変化した場合の対応としては、
計測回路を調整するなどの必要がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、計測装置のデータ計測機能
及びデータ処理機能を工夫することにより、計測装置を
小型化し、且つ各種センサとの間の計装を短くすること
によって軽量化を図り、さらに、センサデータの補正機
能を持たせて調整作業を軽減化することのできる飛翔体
搭載用計測システムを提供することにある。
たものであり、その目的は、計測装置のデータ計測機能
及びデータ処理機能を工夫することにより、計測装置を
小型化し、且つ各種センサとの間の計装を短くすること
によって軽量化を図り、さらに、センサデータの補正機
能を持たせて調整作業を軽減化することのできる飛翔体
搭載用計測システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の飛翔体搭載用計測システムは、計測部と
処理部とを分離し、これらの間をデジタルデータにより
伝送することによって計測部を小型化し、且つ、計測部
を被計測対象のセンサの近くに配置できるようにする。
これによって、計測部とセンサとの間の計装を短くする
ことができ、計測システムの軽量化を図ることができ
る。さらに、各種センサより取得したデータを補正する
ことのできる補正機能を、計測部または処理部に持たせ
る。これによって、データの調整作業を軽減化すること
ができる。
めに、本発明の飛翔体搭載用計測システムは、計測部と
処理部とを分離し、これらの間をデジタルデータにより
伝送することによって計測部を小型化し、且つ、計測部
を被計測対象のセンサの近くに配置できるようにする。
これによって、計測部とセンサとの間の計装を短くする
ことができ、計測システムの軽量化を図ることができ
る。さらに、各種センサより取得したデータを補正する
ことのできる補正機能を、計測部または処理部に持たせ
る。これによって、データの調整作業を軽減化すること
ができる。
【0010】すなわち、本発明の飛翔体搭載用計測シス
テムは、飛翔体に搭載され、複数箇所の被計測対象を個
別に測定する複数のセンサと、前記複数のセンサからの
データを取得して計測及び処理を行う計測手段と、この
計測手段から取得したデータを地上に送信すると共に、
地上からデータに関する情報を取得するテレメータとに
よって構成される飛翔体搭載用計測システムであって、
計測手段は、複数のセンサから個別に取得したデータの
計測を行う複数の計測部と、複数の計測部が計測した各
々のデータを受信して処理を行い、処理された各々のデ
ータをテレメータに送信する処理部とを備えている。そ
して、複数の計測部は、飛翔体の要求計測位置に合せ
て、それぞれ個別に、被計測対象を測定するセンサの近
傍に配置されることを特徴とする。
テムは、飛翔体に搭載され、複数箇所の被計測対象を個
別に測定する複数のセンサと、前記複数のセンサからの
データを取得して計測及び処理を行う計測手段と、この
計測手段から取得したデータを地上に送信すると共に、
地上からデータに関する情報を取得するテレメータとに
よって構成される飛翔体搭載用計測システムであって、
計測手段は、複数のセンサから個別に取得したデータの
計測を行う複数の計測部と、複数の計測部が計測した各
々のデータを受信して処理を行い、処理された各々のデ
ータをテレメータに送信する処理部とを備えている。そ
して、複数の計測部は、飛翔体の要求計測位置に合せ
て、それぞれ個別に、被計測対象を測定するセンサの近
傍に配置されることを特徴とする。
【0011】このように、本発明の飛翔体搭載用計測シ
ステムでは、データの計測および処理を行う計測手段を
計測部と処理部とに分離し、計測部を小型化している。
これにより、飛翔体の要求計測位置に合せて、計測部を
被計測対象のセンサの近傍に配置することができる。し
たがって、センサと計測部との間の計装を短くすること
ができ、計装の重量を軽減化することができる。
ステムでは、データの計測および処理を行う計測手段を
計測部と処理部とに分離し、計測部を小型化している。
これにより、飛翔体の要求計測位置に合せて、計測部を
被計測対象のセンサの近傍に配置することができる。し
たがって、センサと計測部との間の計装を短くすること
ができ、計装の重量を軽減化することができる。
【0012】また、本発明の飛翔体搭載用計測システム
は、前記複数の計測部が、複数のセンサから取得したア
ナログデータをデジタル変換するアナログ/デジタル変
換部を備え、複数の計測部と処理部との間で通信される
デジタルデータは、シリアルシリアルインターフエース
によって通信されることを特徴とする。
は、前記複数の計測部が、複数のセンサから取得したア
ナログデータをデジタル変換するアナログ/デジタル変
換部を備え、複数の計測部と処理部との間で通信される
デジタルデータは、シリアルシリアルインターフエース
によって通信されることを特徴とする。
【0013】したがって、本発明の飛翔体搭載用計測シ
ステムによれば、計測部と処理部との通信にシリアル伝
送を用いることにより、計測部と処理部との計装を最小
限の本数で接続することができ、計装の重量を軽減化す
ることができる。
ステムによれば、計測部と処理部との通信にシリアル伝
送を用いることにより、計測部と処理部との計装を最小
限の本数で接続することができ、計装の重量を軽減化す
ることができる。
【0014】また、本発明の飛翔体搭載用計測システム
は、前記複数の計測部または処理部の少なくとも一方
が、複数のセンサの少なくとも1つがドリフトによって
特性変化したとき、特性変化によって生じたデータの誤
差を補正するデータ誤差補正機能を備えていることを特
徴とする。
は、前記複数の計測部または処理部の少なくとも一方
が、複数のセンサの少なくとも1つがドリフトによって
特性変化したとき、特性変化によって生じたデータの誤
差を補正するデータ誤差補正機能を備えていることを特
徴とする。
【0015】したがって、本発明の飛翔体搭載用計測シ
ステムによれば、センサが温度ドリフトや経時変化など
によって特性変化しても、自動的にデータの誤差分を補
正することができるので、常に精度の高いデータを計測
することができる。
ステムによれば、センサが温度ドリフトや経時変化など
によって特性変化しても、自動的にデータの誤差分を補
正することができるので、常に精度の高いデータを計測
することができる。
【0016】また、本発明の飛翔体搭載用計測システム
は、前記複数の計測部または処理部の少なくとも一方
が、複数のセンサから送信されたデータ、及びアナログ
/デジタル変換部で変換されたデジタルデータの直線性
とデータ変換幅とを補正するリニアリティ補正機能を備
えていることを特徴とする。
は、前記複数の計測部または処理部の少なくとも一方
が、複数のセンサから送信されたデータ、及びアナログ
/デジタル変換部で変換されたデジタルデータの直線性
とデータ変換幅とを補正するリニアリティ補正機能を備
えていることを特徴とする。
【0017】したがって、本発明の飛翔体搭載用計測シ
ステムによれば、センサが温度ドリフトや経時変化など
によって特性変化しても、自動的にデータの直線性や変
換幅を補正することができるので、常に精度の高いデー
タを計測することができる。
ステムによれば、センサが温度ドリフトや経時変化など
によって特性変化しても、自動的にデータの直線性や変
換幅を補正することができるので、常に精度の高いデー
タを計測することができる。
【0018】また、本発明の飛翔体搭載用計測システム
は、前記処理部が外部シリアルインターフエースを備
え、処理部が外部より通信によって補正データを受信す
ることにより、データ誤差補正機能の補正データを変更
したり、リニアリティ補正機能の補正データを変更した
りすることができることを特徴とする。
は、前記処理部が外部シリアルインターフエースを備
え、処理部が外部より通信によって補正データを受信す
ることにより、データ誤差補正機能の補正データを変更
したり、リニアリティ補正機能の補正データを変更した
りすることができることを特徴とする。
【0019】すなわち、本発明の飛翔体搭載用計測シス
テムによれば、補正用データを外部から通信によって容
易に変更することができる。したがって、ロケットや人
工衛星などの飛翔体へセンサや計測装置を装着した後に
おいても、ドリフトなどの補正を行うことができる。
テムによれば、補正用データを外部から通信によって容
易に変更することができる。したがって、ロケットや人
工衛星などの飛翔体へセンサや計測装置を装着した後に
おいても、ドリフトなどの補正を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明におけ
る飛翔体搭載用計測システムの実施の形態を説明する。
本発明の飛翔体搭載用計測システムは、基本的には、従
来技術と同様に、被計測対象を測定するセンサと、セン
サからのデータの計測及び処理を行う計測装置と、デー
タに関する情報の交信を地上との間でうテレメータとに
よって構成されている。しかし、本発明の飛翔体搭載用
計測システムの特徴は、計測装置が、データの計測を行
う計測部とデータの処理を行う処理部とに分かれている
こと、及び、計測部がセンサに近い計測部毎に複数に分
割されていることにある。
る飛翔体搭載用計測システムの実施の形態を説明する。
本発明の飛翔体搭載用計測システムは、基本的には、従
来技術と同様に、被計測対象を測定するセンサと、セン
サからのデータの計測及び処理を行う計測装置と、デー
タに関する情報の交信を地上との間でうテレメータとに
よって構成されている。しかし、本発明の飛翔体搭載用
計測システムの特徴は、計測装置が、データの計測を行
う計測部とデータの処理を行う処理部とに分かれている
こと、及び、計測部がセンサに近い計測部毎に複数に分
割されていることにある。
【0021】図1は、本発明における飛翔体搭載用計測
システムの一実施の形態を示す構成図である。すなわ
ち、同図に示すように、本発明の飛翔体搭載用計測シス
テムは、複数のセンサ1a,1b…1nと、各々のセン
サ1a,1b…1nからのデータを取得収集して計測を
行う計測部2a,2b…2n及びデータの処理を行う処
理部3とからなる計測装置と、計測装置から取得したデ
ータを地上に送信したり、地上からデータに関する情報
を取得したりするテレメータ4とによって構成されてい
る。
システムの一実施の形態を示す構成図である。すなわ
ち、同図に示すように、本発明の飛翔体搭載用計測シス
テムは、複数のセンサ1a,1b…1nと、各々のセン
サ1a,1b…1nからのデータを取得収集して計測を
行う計測部2a,2b…2n及びデータの処理を行う処
理部3とからなる計測装置と、計測装置から取得したデ
ータを地上に送信したり、地上からデータに関する情報
を取得したりするテレメータ4とによって構成されてい
る。
【0022】すなわち、計測部2aは被計測対象を測定
する複数のセンサ1aと計装により接続され、計測部2
bは被計測対象を測定する複数のセンサ1bと計装によ
り接続され、同様にして、計測部2nは被計測対象を測
定する複数のセンサ1nと計装により接続されている。
このようにして、計測部2aはセンサ1aの近くに、計
測部2bはセンサ1bの近くに、計測部2nはセンサ1
nの近くにそれぞれ配置されているので、各々の計測部
とセンサを接続する計装は短くなっている。
する複数のセンサ1aと計装により接続され、計測部2
bは被計測対象を測定する複数のセンサ1bと計装によ
り接続され、同様にして、計測部2nは被計測対象を測
定する複数のセンサ1nと計装により接続されている。
このようにして、計測部2aはセンサ1aの近くに、計
測部2bはセンサ1bの近くに、計測部2nはセンサ1
nの近くにそれぞれ配置されているので、各々の計測部
とセンサを接続する計装は短くなっている。
【0023】また、複数の計測部2a,2b…2nは、
データの処理を行う処理部3とシリアル伝送用の計装に
よって接続され、さらに、処理部3からテレメータ4に
接続されている。尚、テレメータ4は、処理部3から取
得した計測部2a,2b…2nのデータを地上に送信し
たり、地上からデータに関する情報を取得したりする機
能を備えている。
データの処理を行う処理部3とシリアル伝送用の計装に
よって接続され、さらに、処理部3からテレメータ4に
接続されている。尚、テレメータ4は、処理部3から取
得した計測部2a,2b…2nのデータを地上に送信し
たり、地上からデータに関する情報を取得したりする機
能を備えている。
【0024】このような構成によって、例えば、複数の
センサ1bで測定されたデータは、近くに配置された計
測部2bに入力され、計測部2bに内蔵された図示しな
い回路によって、データの増幅やA/D変換やデータ補
正が行なわれる。そして、A/D変換されたデジタルデ
ータは、計測部2b内の図示しないレジスタまたはメモ
リに蓄えられ、さらに、処理部3からの要求によりデジ
タルデータが処理部3に出力される。さらに、処理部3
は、計測部2bから収集したデータに対して、必要に応
じてデータの保存を行ったり、データを出力する時間を
シフトするなどの処理を加える。
センサ1bで測定されたデータは、近くに配置された計
測部2bに入力され、計測部2bに内蔵された図示しな
い回路によって、データの増幅やA/D変換やデータ補
正が行なわれる。そして、A/D変換されたデジタルデ
ータは、計測部2b内の図示しないレジスタまたはメモ
リに蓄えられ、さらに、処理部3からの要求によりデジ
タルデータが処理部3に出力される。さらに、処理部3
は、計測部2bから収集したデータに対して、必要に応
じてデータの保存を行ったり、データを出力する時間を
シフトするなどの処理を加える。
【0025】尚、計測部2bが行うデータ補正処理は、
複数のセンサ1bの何れかまたは複数が、温度ドリフト
や経時変化などによって出力特性が変化した場合には、
データの補正を行い誤差を修正する機能を有している。
また、これらのデータ補正機能は処理部3に持たせても
よい。
複数のセンサ1bの何れかまたは複数が、温度ドリフト
や経時変化などによって出力特性が変化した場合には、
データの補正を行い誤差を修正する機能を有している。
また、これらのデータ補正機能は処理部3に持たせても
よい。
【0026】同様にして、複数のセンサ1aで測定され
たデータは、計装的に近くに配置された計測部2aに入
力され、計測部2aによってデータの増幅やA/D変換
やデータ補正が行なわれる。そして、A/D変換された
デジタルデータは、計測部2a内のレジスタまたはメモ
リに蓄えられ、処理部3からの要求によりデジタルデー
タが処理部3に出力される。さらに、処理部3は、計測
部2aから収集したデータに対して、必要に応じてデー
タの保存を行ったり、データを出力する時間をシフトす
るなどの処理を加える。尚、計測部2aが行うデータ補
正処理は、複数のセンサ1aの何れかまたは複数が、温
度ドリフトや経時変化などによって出力性能が変化した
場合には、データの補正を行い誤差を修正する機能を備
えている。
たデータは、計装的に近くに配置された計測部2aに入
力され、計測部2aによってデータの増幅やA/D変換
やデータ補正が行なわれる。そして、A/D変換された
デジタルデータは、計測部2a内のレジスタまたはメモ
リに蓄えられ、処理部3からの要求によりデジタルデー
タが処理部3に出力される。さらに、処理部3は、計測
部2aから収集したデータに対して、必要に応じてデー
タの保存を行ったり、データを出力する時間をシフトす
るなどの処理を加える。尚、計測部2aが行うデータ補
正処理は、複数のセンサ1aの何れかまたは複数が、温
度ドリフトや経時変化などによって出力性能が変化した
場合には、データの補正を行い誤差を修正する機能を備
えている。
【0027】また、計測部2nのについても前述の計測
部2a、2bと全く同様のデータ処理を行う。
部2a、2bと全く同様のデータ処理を行う。
【0028】このようにして、各計測部2a,2b…2
nからデータを取得した処理部3は、所望のタイミング
を合せて、各計測項目毎のデータをテレメータ4に出力
する。すると、テレメータはこれらの計測データを地上
に送信する。
nからデータを取得した処理部3は、所望のタイミング
を合せて、各計測項目毎のデータをテレメータ4に出力
する。すると、テレメータはこれらの計測データを地上
に送信する。
【0029】また、処理部3は、図示しない外部シリア
ルインターフエースを備え、各計測部2a,2b…2n
の補正用データの変更を行なうことができる。
ルインターフエースを備え、各計測部2a,2b…2n
の補正用データの変更を行なうことができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の翔体搭載
用計測システムによれば、計測部を被測定対象の近くに
配置することができるため、計測部とセンサとの間の計
装を短くすることができ、計装重量を軽減化することが
できる。また、計装を短くすることによって、アナログ
回路がノイズの影響を受けにくくなるので、システム全
体の耐ノイズ性を向上させることができる。
用計測システムによれば、計測部を被測定対象の近くに
配置することができるため、計測部とセンサとの間の計
装を短くすることができ、計装重量を軽減化することが
できる。また、計装を短くすることによって、アナログ
回路がノイズの影響を受けにくくなるので、システム全
体の耐ノイズ性を向上させることができる。
【0031】さらに、複数の計測部と処理部との間の計
装をループ状のシリアルインターフエースとし、デジタ
ルデータによる通信とすることによって、各計測部と処
理部との問の計装を削減することができ、計装重量を軽
減化することができる。また、ループ状のシリアルイン
ターフエースとすることにより、処理部が制御可能な範
囲内において、計測部を追加したり削除したりすること
が容易に行えるので、必要に応じて、計測システムの容
量の増減に対応することができる。
装をループ状のシリアルインターフエースとし、デジタ
ルデータによる通信とすることによって、各計測部と処
理部との問の計装を削減することができ、計装重量を軽
減化することができる。また、ループ状のシリアルイン
ターフエースとすることにより、処理部が制御可能な範
囲内において、計測部を追加したり削除したりすること
が容易に行えるので、必要に応じて、計測システムの容
量の増減に対応することができる。
【0032】さらに、温度ドリフトや経時変化などによ
ってセンサなどの出力特性が変化した場合に対応する補
正用データは、計測部あるいは処理部の何れにも持たせ
ることができ、その補正用データを外部から容易に変更
することができる。したがって、ロケットや人工衛星な
どの飛翔体へセンサや計測装置を装着した後において
も、ドリフトなどの補正を行うことができる。
ってセンサなどの出力特性が変化した場合に対応する補
正用データは、計測部あるいは処理部の何れにも持たせ
ることができ、その補正用データを外部から容易に変更
することができる。したがって、ロケットや人工衛星な
どの飛翔体へセンサや計測装置を装着した後において
も、ドリフトなどの補正を行うことができる。
【図1】本発明における飛翔体搭載用計測システムの一
実施の形態を示す構成図
実施の形態を示す構成図
【図2】従来の飛翔体搭載用計測システムの構成を示す
概念図
概念図
1a、1b、1n、11 センサ 2a、2b、2n 計測部 3 処理部 4、14 テレメータ 12 計測装置
Claims (6)
- 【請求項1】 飛翔体に搭載され、複数箇所の被計測対
象を個別に測定する複数のセンサと、前記複数のセンサ
からのデータを取得して計測及び処理を行う計測手段
と、この計測手段から取得したデータを地上に送信する
と共に、地上からデータに関する情報を取得するテレメ
ータとによって構成される飛翔体搭載用計測システムで
あって、 前記計測手段は、 前記複数のセンサから個別に取得したデータの計測を行
う複数の計測部と、 前記複数の計測部が計測した各々のデータを受信して処
理を行い、処理された各々のデータを前記テレメータに
送信する処理部とを備えて、 前記複数の計測部は、飛翔体の要求計測位置に合せて、
それぞれ個別に、被計測対象を測定するセンサの近傍に
配置されることを特徴とする飛翔体搭載用計測システ
ム。 - 【請求項2】 前記複数の計測部は、前記複数のセンサ
から取得したアナログデータをデジタル変換するアナロ
グ/デジタル変換部を備えて、 前記複数の計測部と前記処理部との間で通信されるデジ
タルデータを、シリアルシリアルインターフエースによ
って通信することを特徴とする請求項1に記載の飛翔体
搭載用計測システム。 - 【請求項3】 前記複数の計測部または前記処理部の少
なくとも一方は、前記複数のセンサの少なくとも1つが
ドリフトによって特性変化したとき、特性変化によって
生じたデータの誤差を補正するデータ誤差補正機能を備
えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の飛翔体搭載用計測システム。 - 【請求項4】 前記複数の計測部または前記処理部の少
なくとも一方は、前記複数のセンサから送信されたデー
タ、及び前記アナログ/デジタル変換部で変換されたデ
ジタルデータの直線性とデータ変換幅とを補正するリニ
アリティ補正機能を備えていることを特徴とする請求項
2または請求項3に記載の飛翔体搭載用計測システム。 - 【請求項5】 前記処理部は外部シリアルインターフエ
ースを備えて、 前記処理部が、外部より通信によって補正データを受信
することにより、前記データ誤差補正機能の補正データ
の変更を行うことを特徴とする請求項3に記載の飛翔体
搭載用計測システム。 - 【請求項6】 前記処理部は外部シリアルインターフエ
ースを備えて、 前記処理部が、外部からの通信によって補正データを受
信することにより、前記リニアリティ補正機能の補正デ
ータの変更を行うことを特徴とする請求項4に記載の飛
翔体搭載用計測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000068133A JP2001256584A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 飛翔体搭載用計測システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000068133A JP2001256584A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 飛翔体搭載用計測システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001256584A true JP2001256584A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18587232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000068133A Withdrawn JP2001256584A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 飛翔体搭載用計測システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001256584A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718214B1 (ko) * | 2003-06-24 | 2007-05-15 | 가부시끼가이샤 도시바 | 희토류 착체를 이용한 발광 소자 및 발광 매체 |
KR101318781B1 (ko) * | 2011-08-31 | 2013-10-17 | 아주대학교산학협력단 | 폭발 또는 급속 방전을 이용한 데이터 전송이 가능한 통신 장치 |
KR101753469B1 (ko) * | 2015-07-07 | 2017-07-03 | 현대로템 주식회사 | 원격 다중센싱 임무지원장비 |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000068133A patent/JP2001256584A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718214B1 (ko) * | 2003-06-24 | 2007-05-15 | 가부시끼가이샤 도시바 | 희토류 착체를 이용한 발광 소자 및 발광 매체 |
KR101318781B1 (ko) * | 2011-08-31 | 2013-10-17 | 아주대학교산학협력단 | 폭발 또는 급속 방전을 이용한 데이터 전송이 가능한 통신 장치 |
KR101753469B1 (ko) * | 2015-07-07 | 2017-07-03 | 현대로템 주식회사 | 원격 다중센싱 임무지원장비 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070213 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080312 |