JP2001251632A - 動きベクトル検出方法および装置並びに動きベクトル検出プログラム - Google Patents
動きベクトル検出方法および装置並びに動きベクトル検出プログラムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 参照画面の端部の動きベクトル検出に際して
補正値を追加して所望の動きベクトル検出時の探索領域
を参照画面内に収めて検出精度の向上を図る。 【解決手段】 原画像画面上の符号化ブロックと原画像
と時間的に異なる参照画面上の探索領域内に存在しかつ
符号化ブロックと同じ面積の複数の2次候補ブロックと
の相関性を求め、相関性が最も高い候補ブロックを選択
してその変位を1次動きベクトルとして求めて、動きベ
クトル/対応する候補ブロックと参照画面の位置関係と
を検出し、探索領域/候補ブロックが参照画面の境界よ
りも内側に位置するかを判定し、探索領域/候補ブロッ
クの一部が境界の外側に位置する場合に探索領域/候補
ブロックが参照画面の境界内に含まれるような所定の補
正量にて1次動きベクトルの位置を補正してから、補正
された動きベクトルと補正量を用いて2次動きベクトル
を検出し、1次動きベクトルと補正量と2次動きベクト
ルとより所望の動きベクトルを求める。
補正値を追加して所望の動きベクトル検出時の探索領域
を参照画面内に収めて検出精度の向上を図る。 【解決手段】 原画像画面上の符号化ブロックと原画像
と時間的に異なる参照画面上の探索領域内に存在しかつ
符号化ブロックと同じ面積の複数の2次候補ブロックと
の相関性を求め、相関性が最も高い候補ブロックを選択
してその変位を1次動きベクトルとして求めて、動きベ
クトル/対応する候補ブロックと参照画面の位置関係と
を検出し、探索領域/候補ブロックが参照画面の境界よ
りも内側に位置するかを判定し、探索領域/候補ブロッ
クの一部が境界の外側に位置する場合に探索領域/候補
ブロックが参照画面の境界内に含まれるような所定の補
正量にて1次動きベクトルの位置を補正してから、補正
された動きベクトルと補正量を用いて2次動きベクトル
を検出し、1次動きベクトルと補正量と2次動きベクト
ルとより所望の動きベクトルを求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動きベクトル検出
方法および装置に係り、特に動画像の動きベクトルを検
出する過程において参照画面からはみ出した画素の動き
ベクトル候補を例えば半画素精度で探索することのでき
る動きベクトル検出方法および装置、並びに動きベクト
ル検出プログラムに関するものである。
方法および装置に係り、特に動画像の動きベクトルを検
出する過程において参照画面からはみ出した画素の動き
ベクトル候補を例えば半画素精度で探索することのでき
る動きベクトル検出方法および装置、並びに動きベクト
ル検出プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、動画像における動きの補償や動
画像の圧縮を行なうために動きベクトル検出装置が用い
られている。この動画像圧縮に現在良く用いられている
方式としては、MPEG(Moving Picture Experts Gro
up―動画像専門家グループ―)により標準化作業が行な
われた国際標準規格であるMPEG1やMPEG2があ
る。これら規格としてのMPEGにおいては、時間方向
の冗長性を圧縮するため時間的に離れた画面間での動き
補償符号化技術を用いており、この際動きベクトルの検
出が必要になる。
画像の圧縮を行なうために動きベクトル検出装置が用い
られている。この動画像圧縮に現在良く用いられている
方式としては、MPEG(Moving Picture Experts Gro
up―動画像専門家グループ―)により標準化作業が行な
われた国際標準規格であるMPEG1やMPEG2があ
る。これら規格としてのMPEGにおいては、時間方向
の冗長性を圧縮するため時間的に離れた画面間での動き
補償符号化技術を用いており、この際動きベクトルの検
出が必要になる。
【0003】動きベクトルの検出は一般に、符号化画像
上の符号化ブロックと、参照画像上の所定の探索領域内
にある、上記符号化ブロックと同じサイズの複数の候補
ブロックと、でブロックマッチングを行ない、ブロック
間の相関性を求めてもっとも相関性の高いブロックに対
する符号化ブロックからの変位を動きベクトルとすると
いう手法を用いている。ここで、符号化ブロックとは符
号化の対象となる原画像上のブロックのことをいい、参
照画面とは参照画像を含む画面全体のことをいい、候補
ブロックとはある符号化ブロックの動きベクトルを検出
する際に参照される参照画像上のブロックのことをい
う。また、探索領域とはある符号化ブロックに対する全
候補ブロックを含む参照画面内のある領域のことをい
う。
上の符号化ブロックと、参照画像上の所定の探索領域内
にある、上記符号化ブロックと同じサイズの複数の候補
ブロックと、でブロックマッチングを行ない、ブロック
間の相関性を求めてもっとも相関性の高いブロックに対
する符号化ブロックからの変位を動きベクトルとすると
いう手法を用いている。ここで、符号化ブロックとは符
号化の対象となる原画像上のブロックのことをいい、参
照画面とは参照画像を含む画面全体のことをいい、候補
ブロックとはある符号化ブロックの動きベクトルを検出
する際に参照される参照画像上のブロックのことをい
う。また、探索領域とはある符号化ブロックに対する全
候補ブロックを含む参照画面内のある領域のことをい
う。
【0004】ブロックマッチングにおいては、2つのブ
ロックの同じ位置にある画素の差分絶対値を算出し、そ
れをブロック内の全域の画素について加算した値を相関
性を表す指標値として用いることが多い。この場合、こ
の指標値が小さいほど相関性が高いことになる。
ロックの同じ位置にある画素の差分絶対値を算出し、そ
れをブロック内の全域の画素について加算した値を相関
性を表す指標値として用いることが多い。この場合、こ
の指標値が小さいほど相関性が高いことになる。
【0005】MPEG2のテストモデルでは、動きベク
トルの探索精度として1次探索では1画素精度の探索を
行ない、2次探索では半画素精度の探索を行なうことが
推奨されており、通常、1次探索では参照画像として原
画像を用い、2次探索では符号化装置内で符号化された
画像データを復号化したローカル復号化画像を参照画像
として用いていることが多い。
トルの探索精度として1次探索では1画素精度の探索を
行ない、2次探索では半画素精度の探索を行なうことが
推奨されており、通常、1次探索では参照画像として原
画像を用い、2次探索では符号化装置内で符号化された
画像データを復号化したローカル復号化画像を参照画像
として用いていることが多い。
【0006】1画素精度の動きベクトル検出時における
参照画面端の処理については、公知の動きベクトル検出
装置、例えば動きベクトル検出装置として製造されたM
PEG2符号化LSI(Large Scale Integrated-circu
it)においては、ある符号化ブロックにおける1画素精
度の動きベクトル検出を行なう際に、探索領域が参照画
面からはみ出さない、すなわち、求められる動きベクト
ルが参照画面内に収まるように補正を行なうようにして
いる。
参照画面端の処理については、公知の動きベクトル検出
装置、例えば動きベクトル検出装置として製造されたM
PEG2符号化LSI(Large Scale Integrated-circu
it)においては、ある符号化ブロックにおける1画素精
度の動きベクトル検出を行なう際に、探索領域が参照画
面からはみ出さない、すなわち、求められる動きベクト
ルが参照画面内に収まるように補正を行なうようにして
いる。
【0007】しかしながら、ある符号化ブロックの1画
素精度の動きベクトルが参照画面の境界を指している場
合には、この1画素精度の動きベクトルを探索中心とし
た半画素精度の動きベクトル検出を行なう際に、探索領
域内の1つ以上の候補ブロックにおいてブロック内の画
素の一部が参照画面の外にはみ出してしまう虞れがあ
る。例えば、参照画面の境界付近を模式的に示す図19
において、符号203を付した領域内の半画素精度の動
きベクトル候補のうち1番左上のものに関してはそれを
左上の画素として含む候補ブロックは図中の一点鎖線で
囲まれた領域となり、参照画面外の画素を含むことにな
る。
素精度の動きベクトルが参照画面の境界を指している場
合には、この1画素精度の動きベクトルを探索中心とし
た半画素精度の動きベクトル検出を行なう際に、探索領
域内の1つ以上の候補ブロックにおいてブロック内の画
素の一部が参照画面の外にはみ出してしまう虞れがあ
る。例えば、参照画面の境界付近を模式的に示す図19
において、符号203を付した領域内の半画素精度の動
きベクトル候補のうち1番左上のものに関してはそれを
左上の画素として含む候補ブロックは図中の一点鎖線で
囲まれた領域となり、参照画面外の画素を含むことにな
る。
【0008】図19において、1画素精度の動きベクト
ル201は、参照画面の画面端202の左上隅に位置し
ている。この動きベクトル201を探索中心とした場合
の半画素精度の動きベクトル候補の領域203において
は、参照画面の画面端202よりはみ出す領域204が
存在し、この領域204の動きベクトル候補は動きベク
トル検出のための演算には用いられないため、半画素精
度の動きベクトル候補のうち領域205内の点のみが実
際には動きベクトル候補として用いられる。
ル201は、参照画面の画面端202の左上隅に位置し
ている。この動きベクトル201を探索中心とした場合
の半画素精度の動きベクトル候補の領域203において
は、参照画面の画面端202よりはみ出す領域204が
存在し、この領域204の動きベクトル候補は動きベク
トル検出のための演算には用いられないため、半画素精
度の動きベクトル候補のうち領域205内の点のみが実
際には動きベクトル候補として用いられる。
【0009】このような場合に、上述した従来の符号化
LSIにおいては、はみ出した画素を含む候補ブロック
を検出して、該当候補ブロックに関しては半画素精度の
動きベクトル検出の候補から除外するという処理を行な
うことによって対処するようにしている。
LSIにおいては、はみ出した画素を含む候補ブロック
を検出して、該当候補ブロックに関しては半画素精度の
動きベクトル検出の候補から除外するという処理を行な
うことによって対処するようにしている。
【0010】また、本出願人により出願された特開平5
−227525号公報に開示された画像符号化装置にお
いては、特に請求項5に記載されているように、1次動
き探索により検出した動きベクトルが探索領域内のどの
領域から検出されたかに応じて2次動き探索の際の探索
領域および動きベクトル検出精度のうちの少なくとも何
れか一方を制御する手段が設けられている。
−227525号公報に開示された画像符号化装置にお
いては、特に請求項5に記載されているように、1次動
き探索により検出した動きベクトルが探索領域内のどの
領域から検出されたかに応じて2次動き探索の際の探索
領域および動きベクトル検出精度のうちの少なくとも何
れか一方を制御する手段が設けられている。
【0011】従来の動きベクトル検出装置においても、
1画素精度の動きベクトルが参照画面の境界を指し、そ
れに対する半画素精度の動きベクトル検出時の候補ブロ
ックの一部が参照画面外にはみ出す場合に、半画素精度
の動きベクトル検出に必要な候補ブロックの探索を行な
うことは上述した2つの方法により可能である。
1画素精度の動きベクトルが参照画面の境界を指し、そ
れに対する半画素精度の動きベクトル検出時の候補ブロ
ックの一部が参照画面外にはみ出す場合に、半画素精度
の動きベクトル検出に必要な候補ブロックの探索を行な
うことは上述した2つの方法により可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術においては、探索領域の全てが参照画面内に含
まれる場合と比較すると、動きベクトル候補の数が少な
くなってしまい、例えば図19により示された領域20
3内の半画素精度の動きベクトル候補のうち領域205
により示される4つのみが動きベクトル候補となる。ま
た、参照画面上の本来の探索領域よりも直ぐ内側に相関
性の最も高い候補ブロックがある場合においても、その
候補ブロックは検出対象には含まれず、その結果、2次
動きベクトル検出で求められる半画素精度の動きベクト
ル検出における検出精度が悪くなるという問題点があっ
た。
従来技術においては、探索領域の全てが参照画面内に含
まれる場合と比較すると、動きベクトル候補の数が少な
くなってしまい、例えば図19により示された領域20
3内の半画素精度の動きベクトル候補のうち領域205
により示される4つのみが動きベクトル候補となる。ま
た、参照画面上の本来の探索領域よりも直ぐ内側に相関
性の最も高い候補ブロックがある場合においても、その
候補ブロックは検出対象には含まれず、その結果、2次
動きベクトル検出で求められる半画素精度の動きベクト
ル検出における検出精度が悪くなるという問題点があっ
た。
【0013】また、後者の従来技術においては、2次動
き探索時の探査領域の制御のために1次動きベクトルの
探索領域内での位置を使用しており、上記探索領域の参
照画面内での位置情報がなければ、上記1次動きベクト
ルが参照画面の端に位置しているか否かの判定ができな
いという問題があった。また、符号化ブロックと候補ブ
ロックとの相関性を求めるためにハードウェアリソース
を用いている場合には参照画面の外側にはみ出した候補
ブロックについてはその部分についての構成が無駄にな
り、その分ハードウェアリソースの使用効率が悪くなっ
てしまうという問題があった。
き探索時の探査領域の制御のために1次動きベクトルの
探索領域内での位置を使用しており、上記探索領域の参
照画面内での位置情報がなければ、上記1次動きベクト
ルが参照画面の端に位置しているか否かの判定ができな
いという問題があった。また、符号化ブロックと候補ブ
ロックとの相関性を求めるためにハードウェアリソース
を用いている場合には参照画面の外側にはみ出した候補
ブロックについてはその部分についての構成が無駄にな
り、その分ハードウェアリソースの使用効率が悪くなっ
てしまうという問題があった。
【0014】本発明は上述した問題点を解消するもので
あり、この発明の目的は、参照画面の端に位置する画素
の動きベクトル検出に際して補正値を追加することによ
り半画素精度の動きベクトル検出を行なう際の探索領域
を参照画面内に収めることができると共に、これにより
半画素精度の動きベクトルの検出精度を向上させること
のできる動きベクトル検出装置および方法を提供するこ
とにある。
あり、この発明の目的は、参照画面の端に位置する画素
の動きベクトル検出に際して補正値を追加することによ
り半画素精度の動きベクトル検出を行なう際の探索領域
を参照画面内に収めることができると共に、これにより
半画素精度の動きベクトルの検出精度を向上させること
のできる動きベクトル検出装置および方法を提供するこ
とにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、1画素精度の
動きベクトル検出においても、参照画像として原画像を
用いており、半画素精度の動きベクトル検出よりも精度
が悪いため、半画素精度の動きベクトル検出時に探索領
域を充分に確保することにより動きベクトルの検出精度
を充分に向上させた動きベクトル検出装置および方法を
提供することにある。
動きベクトル検出においても、参照画像として原画像を
用いており、半画素精度の動きベクトル検出よりも精度
が悪いため、半画素精度の動きベクトル検出時に探索領
域を充分に確保することにより動きベクトルの検出精度
を充分に向上させた動きベクトル検出装置および方法を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の基本構成に係る動きベクトル検出方
法は、符号化された原画像の画面上で任意の面積を占め
る符号化ブロックと、この原画像と時間的に異なる参照
画像の画面上で任意の大きさを有する探索領域内に存在
し前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個の候補
ブロックと、の両者の相関性を求めるステップと、前記
複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候補ブ
ロックを選択してそのときの変位を1次動きベクトルと
して求めるステップと、前記1次動きベクトルに基づい
て2次探索領域を決定し、その探索領域内に存在する前
記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個の2次候補
ブロックまたは前記1次動きベクトルと、前記参照画面
の位置関係と、を検出して、前記2次探索領域または前
記2次候補ブロックが前記参照画面の境界よりも外側に
位置するか否かを判定するステップと、前記2次探索領
域または2次候補ブロックの一部が前記境界の外側に位
置しているものと判定された場合に、前記2次探索領域
または前記2次候補ブロックが前記参照画面の境界内に
含まれるような所定の補正量にて前記1次動きベクトル
の位置を補正するステップと、前記位置が補正された動
きベクトルに基づいた補正後の2次探索領域内に存在す
る、前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個の補
正後の2次候補ブロックと、前記符号化ブロックと、の
両者の相関性を求めるステップと、前記複数個の2次候
補ブロックの中から相関性が最も高い2次候補ブロック
を選択して、そのときの変位を2次動きベクトルとして
求めるステップと、前記1次動きベクトルと、前記補正
量と、前記2次動きベクトルより所望の動きベクトルを
求めるステップと、を備えることを特徴とする。なお、
前記1次動きベクトルを前記補正量により補正して、補
正後の1次動きベクトルを得ている。
め、本発明の第1の基本構成に係る動きベクトル検出方
法は、符号化された原画像の画面上で任意の面積を占め
る符号化ブロックと、この原画像と時間的に異なる参照
画像の画面上で任意の大きさを有する探索領域内に存在
し前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個の候補
ブロックと、の両者の相関性を求めるステップと、前記
複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候補ブ
ロックを選択してそのときの変位を1次動きベクトルと
して求めるステップと、前記1次動きベクトルに基づい
て2次探索領域を決定し、その探索領域内に存在する前
記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個の2次候補
ブロックまたは前記1次動きベクトルと、前記参照画面
の位置関係と、を検出して、前記2次探索領域または前
記2次候補ブロックが前記参照画面の境界よりも外側に
位置するか否かを判定するステップと、前記2次探索領
域または2次候補ブロックの一部が前記境界の外側に位
置しているものと判定された場合に、前記2次探索領域
または前記2次候補ブロックが前記参照画面の境界内に
含まれるような所定の補正量にて前記1次動きベクトル
の位置を補正するステップと、前記位置が補正された動
きベクトルに基づいた補正後の2次探索領域内に存在す
る、前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個の補
正後の2次候補ブロックと、前記符号化ブロックと、の
両者の相関性を求めるステップと、前記複数個の2次候
補ブロックの中から相関性が最も高い2次候補ブロック
を選択して、そのときの変位を2次動きベクトルとして
求めるステップと、前記1次動きベクトルと、前記補正
量と、前記2次動きベクトルより所望の動きベクトルを
求めるステップと、を備えることを特徴とする。なお、
前記1次動きベクトルを前記補正量により補正して、補
正後の1次動きベクトルを得ている。
【0017】また、上記第1の基本構成による動きベク
トル検出方法において、前記1次動きベクトルに対して
位置を補正するステップは、1次動きベクトルの前記探
索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画面の境
界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ出した
一部分が前記参照画面の境界の内側に含まれるように前
記1次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内
側に移動させるようにしても良い。
トル検出方法において、前記1次動きベクトルに対して
位置を補正するステップは、1次動きベクトルの前記探
索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画面の境
界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ出した
一部分が前記参照画面の境界の内側に含まれるように前
記1次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内
側に移動させるようにしても良い。
【0018】また、上記第1の基本構成に係る動きベク
トル検出方法において、前記1次動きベクトルに基づい
て位置を補正するステップは、1次動きベクトルの前記
探索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画面の
境界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ出し
た一部分に相当する画素分だけ前記探索領域または前記
候補ブロックを前記参照画面の内側方向に拡張し、その
後前記はみ出した一部分を削除することにより、前記1
次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内側に
移動させるようにしても良い。
トル検出方法において、前記1次動きベクトルに基づい
て位置を補正するステップは、1次動きベクトルの前記
探索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画面の
境界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ出し
た一部分に相当する画素分だけ前記探索領域または前記
候補ブロックを前記参照画面の内側方向に拡張し、その
後前記はみ出した一部分を削除することにより、前記1
次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内側に
移動させるようにしても良い。
【0019】また、上記第1の基本構成に係る動きベク
トル検出方法において、前記1次動きベクトルは1画素
精度で求められ、前記2次動きベクトルまたは前記所望
の動きベクトルは半画素精度で求められるようにしても
良い。
トル検出方法において、前記1次動きベクトルは1画素
精度で求められ、前記2次動きベクトルまたは前記所望
の動きベクトルは半画素精度で求められるようにしても
良い。
【0020】また、上記第1の基本構成に係る動きベク
トル検出方法において、前記所望の動きベクトルを利用
して画像データを可変長符号化するステップをさらに備
えるようにしても良い。
トル検出方法において、前記所望の動きベクトルを利用
して画像データを可変長符号化するステップをさらに備
えるようにしても良い。
【0021】さらに、本発明の第2の基本構成に係る動
きベクトル検出装置は、符号化された原画像の画面上で
任意の面積を占める符号化ブロックと、この原画像と時
間的に異なる参照画像の画面上で任意の大きさを有する
探索領域内に存在し前記符号化ブロックと同じ面積を占
める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性を求め
て、その複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高
い候補ブロックを選択し、そのときの変位を1次動きベ
クトルとして求める1次動きベクトル検出部と、前記1
次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定し、その
2次探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記1次
動きベクトルと、前記参照画面の位置関係とを検出し
て、前記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前
記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判定す
る1次動きベクトル位置判定部と、前記2次探索領域ま
たは前記2次候補ブロックの一部が前記境界の外側に位
置しているものと判定された場合に、前記2次探索領域
または前記2次候補ブロックが前記参照画面の境界内に
含まれるような所定の補正量にて、前記1次動きベクト
ルの位置を補正する1次動きベクトル位置補正部と、前
記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の2
次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の補正後の2次候補ブロックと、前記
符号化ブロックと、の両者の相関性を求め、前記複数個
の2次候補ブロックの中から相関性が最も高い2次候補
ブロックを選択して、そのときの変位を2次動きベクト
ルとして求める2次動きベクトル検出部と、前記1次動
きベクトルと、前記補正量と、前記2次動きベクトルよ
り所望の動きベクトルを求める所望の動きベクトル検出
部と、を備えることを特徴とする。
きベクトル検出装置は、符号化された原画像の画面上で
任意の面積を占める符号化ブロックと、この原画像と時
間的に異なる参照画像の画面上で任意の大きさを有する
探索領域内に存在し前記符号化ブロックと同じ面積を占
める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性を求め
て、その複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高
い候補ブロックを選択し、そのときの変位を1次動きベ
クトルとして求める1次動きベクトル検出部と、前記1
次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定し、その
2次探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記1次
動きベクトルと、前記参照画面の位置関係とを検出し
て、前記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前
記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判定す
る1次動きベクトル位置判定部と、前記2次探索領域ま
たは前記2次候補ブロックの一部が前記境界の外側に位
置しているものと判定された場合に、前記2次探索領域
または前記2次候補ブロックが前記参照画面の境界内に
含まれるような所定の補正量にて、前記1次動きベクト
ルの位置を補正する1次動きベクトル位置補正部と、前
記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の2
次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の補正後の2次候補ブロックと、前記
符号化ブロックと、の両者の相関性を求め、前記複数個
の2次候補ブロックの中から相関性が最も高い2次候補
ブロックを選択して、そのときの変位を2次動きベクト
ルとして求める2次動きベクトル検出部と、前記1次動
きベクトルと、前記補正量と、前記2次動きベクトルよ
り所望の動きベクトルを求める所望の動きベクトル検出
部と、を備えることを特徴とする。
【0022】また、上記第2の基本構成に係る動きベク
トル検出装置において、前記1次動きベクトル位置補正
部は、前記1次動きベクトルの前記探索領域または候補
ブロックの一部分が前記参照画面の境界よりも外側には
み出している場合にこのはみ出した一部分が前記参照画
面の境界の内側に含まれるように前記1次動きベクトル
または前記探索領域を参照画面の内側に移動させるよう
に構成しても良い。
トル検出装置において、前記1次動きベクトル位置補正
部は、前記1次動きベクトルの前記探索領域または候補
ブロックの一部分が前記参照画面の境界よりも外側には
み出している場合にこのはみ出した一部分が前記参照画
面の境界の内側に含まれるように前記1次動きベクトル
または前記探索領域を参照画面の内側に移動させるよう
に構成しても良い。
【0023】また、上記第2の基本構成に係る動きベク
トル検出装置において、前記1次動きベクトル位置補正
部は、前記1次動きベクトルの前記探索領域または候補
ブロックの一部分が前記参照画面の境界よりも外側には
み出している場合に、このはみ出した一部分に相当する
画素分だけ前記探索領域または前記候補ブロックを前記
参照画面の内側方向に拡張し、その後前記はみ出した一
部分を削除することにより、前記1次動きベクトルまた
は前記探索領域を参照画面の内側に半画素精度で移動さ
せるように構成しても良い。
トル検出装置において、前記1次動きベクトル位置補正
部は、前記1次動きベクトルの前記探索領域または候補
ブロックの一部分が前記参照画面の境界よりも外側には
み出している場合に、このはみ出した一部分に相当する
画素分だけ前記探索領域または前記候補ブロックを前記
参照画面の内側方向に拡張し、その後前記はみ出した一
部分を削除することにより、前記1次動きベクトルまた
は前記探索領域を参照画面の内側に半画素精度で移動さ
せるように構成しても良い。
【0024】さらに、本発明の第3の基本構成に係る動
きベクトル検出手順を記録した記録媒体は、符号化され
た原画像の画面上で任意の面積を占める符号化ブロック
と、この原画像と時間的に異なる参照画像の画面上で任
意の大きさを有する探索領域内に存在し前記符号化ブロ
ックと同じ面積を占める複数個の候補ブロックと、の両
者の相関性を求める手順と、前記複数個の候補ブロック
の中から相関性が最も高い候補ブロックを選択してその
ときの変位を1次動きベクトルとして求める手順と、前
記1次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定し、
その2次探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記
1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係と、を検
出して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロック
が前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判
定する手順と、前記2次探索領域または2次候補ブロッ
クの一部が前記境界の外側に位置しているものと判定さ
れた場合に、前記2次探索領域または前記2次候補ブロ
ックが前記参照画面の境界内に含まれるような所定の補
正量にて前記1次動きベクトルの位置を補正する手順
と、前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正
後の2次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと
同じ面積を占める複数個の補正後の2次候補ブロック
と、前記符号化ブロックと、の両者の相関性を求める手
順と、前記複数個の2次候補ブロックの中から相関性が
最も高い2次候補ブロックを選択して、そのときの変位
を2次動きベクトルとして求める手順と、前記1次動き
ベクトルと、前記補正量と、前記2次動きベクトルより
所望の動きベクトルを求める手順と、を備えることを特
徴としている。
きベクトル検出手順を記録した記録媒体は、符号化され
た原画像の画面上で任意の面積を占める符号化ブロック
と、この原画像と時間的に異なる参照画像の画面上で任
意の大きさを有する探索領域内に存在し前記符号化ブロ
ックと同じ面積を占める複数個の候補ブロックと、の両
者の相関性を求める手順と、前記複数個の候補ブロック
の中から相関性が最も高い候補ブロックを選択してその
ときの変位を1次動きベクトルとして求める手順と、前
記1次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定し、
その2次探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記
1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係と、を検
出して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロック
が前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判
定する手順と、前記2次探索領域または2次候補ブロッ
クの一部が前記境界の外側に位置しているものと判定さ
れた場合に、前記2次探索領域または前記2次候補ブロ
ックが前記参照画面の境界内に含まれるような所定の補
正量にて前記1次動きベクトルの位置を補正する手順
と、前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正
後の2次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと
同じ面積を占める複数個の補正後の2次候補ブロック
と、前記符号化ブロックと、の両者の相関性を求める手
順と、前記複数個の2次候補ブロックの中から相関性が
最も高い2次候補ブロックを選択して、そのときの変位
を2次動きベクトルとして求める手順と、前記1次動き
ベクトルと、前記補正量と、前記2次動きベクトルより
所望の動きベクトルを求める手順と、を備えることを特
徴としている。
【0025】上記第1ないし第3の基本構成において
は、1次動きベクトルと2次動きベクトルとの2つの動
きベクトルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用いて
所望の動きベクトルを求める動きベクトル検出方法、装
置およびプログラムについて説明した。しかし、本発明
においては、1ないしn個(nは正の整数)の動きベク
トルとそれぞれの動きベクトルの移動量とを用いて、所
望の動きベクトルを求める全ての動きベクトル検出方
法、装置およびプログラムに本発明を適用することがで
きる。
は、1次動きベクトルと2次動きベクトルとの2つの動
きベクトルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用いて
所望の動きベクトルを求める動きベクトル検出方法、装
置およびプログラムについて説明した。しかし、本発明
においては、1ないしn個(nは正の整数)の動きベク
トルとそれぞれの動きベクトルの移動量とを用いて、所
望の動きベクトルを求める全ての動きベクトル検出方
法、装置およびプログラムに本発明を適用することがで
きる。
【0026】例えば、1次動きベクトルとその補正量お
よび2次動きベクトルから所望の動きベクトルを求めて
いたが、1次動きベクトルとその1次補正量に基づいて
2次動きベクトルを求めた後、同様の方法により、2次
動きベクトルとその2次補正量に基づいて3次動きベク
トルを求め、……、同様に(i−1)次動きベクトル
(1<i≦n)とその(i−1)次補正量に基づいてi
次動きベクトルを求め、……、(n−1)次動きベクト
ルとその(n−1)次補正量に基づいてn次動きベクト
ルを求め、1次ないし(n−1)次動きベクトル、1次
ないし(n−1)次補正量およびn次動きベクトルから
最終的に求めるべき所望の動きベクトルを求めるように
しても良い。
よび2次動きベクトルから所望の動きベクトルを求めて
いたが、1次動きベクトルとその1次補正量に基づいて
2次動きベクトルを求めた後、同様の方法により、2次
動きベクトルとその2次補正量に基づいて3次動きベク
トルを求め、……、同様に(i−1)次動きベクトル
(1<i≦n)とその(i−1)次補正量に基づいてi
次動きベクトルを求め、……、(n−1)次動きベクト
ルとその(n−1)次補正量に基づいてn次動きベクト
ルを求め、1次ないし(n−1)次動きベクトル、1次
ないし(n−1)次補正量およびn次動きベクトルから
最終的に求めるべき所望の動きベクトルを求めるように
しても良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る動きベクトル検出方法および装置並びに動き
ベクトル検出プログラムの実施形態について、詳細に説
明する。
発明に係る動きベクトル検出方法および装置並びに動き
ベクトル検出プログラムの実施形態について、詳細に説
明する。
【0028】図1は、本発明の第1実施形態に係る動き
ベクトル検出装置の構成を示すブロック図である。同図
において、動きベクトル検出装置は参照画像(原画像)
と符号化画像を入力して1次動きベクトルを検出する1
次動きベクトル検出部1と、検出部1により出力された
1次動きベクトルの位置を判定してその位置が参照画面
の上下左右の辺に接しているか否かの位置情報を出力す
る1次動きベクトル位置判定部2と、前記検出部1の出
力した1次動きベクトルと判定部2の出力した前記位置
情報とに基づいて1次動きベクトル補正を行なって補正
後1次ベクトルとその補正量とを出力する1次動きベク
トル補正部3と、この補正部3より出力された補正後1
次動きベクトルと補正量とに基づいて参照画像(ローカ
ル復号化画像)と符号化画像を入力して2次動きベクト
ルを出力する2次動きベクトル検出部4と、1次動きベ
クトルと1次動きベクトル補正量と2次動きベクトルを
足し合わせて所望の動きベクトルを求める動きベクトル
合成部10と、を備えている。
ベクトル検出装置の構成を示すブロック図である。同図
において、動きベクトル検出装置は参照画像(原画像)
と符号化画像を入力して1次動きベクトルを検出する1
次動きベクトル検出部1と、検出部1により出力された
1次動きベクトルの位置を判定してその位置が参照画面
の上下左右の辺に接しているか否かの位置情報を出力す
る1次動きベクトル位置判定部2と、前記検出部1の出
力した1次動きベクトルと判定部2の出力した前記位置
情報とに基づいて1次動きベクトル補正を行なって補正
後1次ベクトルとその補正量とを出力する1次動きベク
トル補正部3と、この補正部3より出力された補正後1
次動きベクトルと補正量とに基づいて参照画像(ローカ
ル復号化画像)と符号化画像を入力して2次動きベクト
ルを出力する2次動きベクトル検出部4と、1次動きベ
クトルと1次動きベクトル補正量と2次動きベクトルを
足し合わせて所望の動きベクトルを求める動きベクトル
合成部10と、を備えている。
【0029】これ以降の実施形態の説明においては、1
次動きベクトル検出を1画素精度で行ない、2次動きベ
クトルまたは所望の動きベクトル検出を半画素精度で行
なう場合を例にとって説明するが、動きベクトル検出に
おける画素精度はこれらの数値に限定されるものではな
く、1次,2次および所望の動きベクトル検出とも他の
画素精度の組み合わせとしても本発明は実施することが
できる。
次動きベクトル検出を1画素精度で行ない、2次動きベ
クトルまたは所望の動きベクトル検出を半画素精度で行
なう場合を例にとって説明するが、動きベクトル検出に
おける画素精度はこれらの数値に限定されるものではな
く、1次,2次および所望の動きベクトル検出とも他の
画素精度の組み合わせとしても本発明は実施することが
できる。
【0030】1次動きベクトル検出部1は、原画像を参
照画像として用いた1画素精度の動きベクトル検出を行
なっている。符号化画像(原画像)上のあるサイズの符
号化ブロックと参照画像上の所定の探索領域内に含まれ
る符号化ブロックと同じサイズの複数個の候補ブロック
との間の相関性とをそれぞれ求める。このとき、例えば
符号化ブロックと候補ブロックとのそれぞれ同位置にあ
る画素の差分絶対値をブロック内の全画素について加算
したテーブル等を相関性を示す指標として用いたりして
いる。
照画像として用いた1画素精度の動きベクトル検出を行
なっている。符号化画像(原画像)上のあるサイズの符
号化ブロックと参照画像上の所定の探索領域内に含まれ
る符号化ブロックと同じサイズの複数個の候補ブロック
との間の相関性とをそれぞれ求める。このとき、例えば
符号化ブロックと候補ブロックとのそれぞれ同位置にあ
る画素の差分絶対値をブロック内の全画素について加算
したテーブル等を相関性を示す指標として用いたりして
いる。
【0031】あるサイズの符号化マクロブロックと、こ
れと同じサイズの参照画像マクロブロックとの差分絶対
値和を求めるための式としては、以下のように表すこと
ができる。演算対象であるマクロブロックサイズが8×
8画素の場合、参照画像上のある画素(h,v)に対す
るマッチングブロックの差分絶対値和AE(h,v)
は、 AE(h,v)=Σ(i=0〜7)Σ(j=0〜7)|
RefDat(h+i,v+j) − CurMBDat(i,j)| ただし、RefDat(i,j)は参照画像マクロブロックデータ
であり、CurMBDat(i,j)は符号化マクロブロックデータ
である。例えば、参照画像マクロブロックは、図2
(a)の位置関係にあり、符号化マクロブロックは図2
(b)のような位置関係にある。
れと同じサイズの参照画像マクロブロックとの差分絶対
値和を求めるための式としては、以下のように表すこと
ができる。演算対象であるマクロブロックサイズが8×
8画素の場合、参照画像上のある画素(h,v)に対す
るマッチングブロックの差分絶対値和AE(h,v)
は、 AE(h,v)=Σ(i=0〜7)Σ(j=0〜7)|
RefDat(h+i,v+j) − CurMBDat(i,j)| ただし、RefDat(i,j)は参照画像マクロブロックデータ
であり、CurMBDat(i,j)は符号化マクロブロックデータ
である。例えば、参照画像マクロブロックは、図2
(a)の位置関係にあり、符号化マクロブロックは図2
(b)のような位置関係にある。
【0032】ブロックマッチング演算により求めた各ブ
ロックに対する差分絶対値和の中から一番値の小さいも
のが選択される。値が等しい場合には、例えばマッチン
グポイント(動きベクトル候補点)の集合領域の中心か
らの距離などを考慮して優先順位を決めて、最適なブロ
ックを選択する。該当ブロックに含まれる動きベクトル
候補点をもって1次動きベクトルとする。
ロックに対する差分絶対値和の中から一番値の小さいも
のが選択される。値が等しい場合には、例えばマッチン
グポイント(動きベクトル候補点)の集合領域の中心か
らの距離などを考慮して優先順位を決めて、最適なブロ
ックを選択する。該当ブロックに含まれる動きベクトル
候補点をもって1次動きベクトルとする。
【0033】以上のようにして、符号化ブロックと最も
相関性の高い候補ブロックを検出し該当候補ブロックの
左上の画素位置を動きベクトル候補として検出する。な
お、参照画像は、画像を再生する順序という意味では原
画像よりも時間的には前である場合も後である場合もあ
るが、符号化順序という意味では原画像よりも前にある
ものとする。
相関性の高い候補ブロックを検出し該当候補ブロックの
左上の画素位置を動きベクトル候補として検出する。な
お、参照画像は、画像を再生する順序という意味では原
画像よりも時間的には前である場合も後である場合もあ
るが、符号化順序という意味では原画像よりも前にある
ものとする。
【0034】次に、1次動きベクトル位置判定部2につ
いて説明する。この判定部2は、1画素精度の動きベク
トルに基づいた、2次探索領域、または2次候補ブロッ
クが参照画像の境界よりも外に出ているか否かの判断を
行なうものであり、本発明の最も特徴的な構成・動作を
司るものである。1次動きベクトル検出部1により検出
された1次動きベクトルに基づいて決定した2次候補ブ
ロックの任意の辺が、参照画面の境界の外側にあるか否
かの検出を行なう。外側にある場合には、上下左右の何
れの辺が境界と接しているのかも検出し、以下のそれぞ
れの場合に従って半画素精度で上記動きベクトルの補正
を行なう。なお、水平方向は画面の右側がプラス方向で
あり、垂直方向は画面の下側がプラス方向である。
いて説明する。この判定部2は、1画素精度の動きベク
トルに基づいた、2次探索領域、または2次候補ブロッ
クが参照画像の境界よりも外に出ているか否かの判断を
行なうものであり、本発明の最も特徴的な構成・動作を
司るものである。1次動きベクトル検出部1により検出
された1次動きベクトルに基づいて決定した2次候補ブ
ロックの任意の辺が、参照画面の境界の外側にあるか否
かの検出を行なう。外側にある場合には、上下左右の何
れの辺が境界と接しているのかも検出し、以下のそれぞ
れの場合に従って半画素精度で上記動きベクトルの補正
を行なう。なお、水平方向は画面の右側がプラス方向で
あり、垂直方向は画面の下側がプラス方向である。
【0035】すなわち、フレーム動きベクトル検出時、
例えば1次動きベクトルを中心に半画素精度で水平,垂
直±1の領域に含まれる9画素を2次動きベクトル候補
点とする場合に、参照画面の外側にある辺が2次候補ブ
ロックの左辺である場合の補正量は半画素精度で水平方
向に+1(右方向)であり、外側にある辺が2次候補ブ
ロックの上辺である場合の補正量は垂直方向に+1(下
方向)であり、外側にある辺が2次候補ブロックの右辺
である場合の補正量は水平方向に−1(左方向)であ
り、外側にある辺が2次候補ブロックの下辺である場合
の補正量は垂直方向に−1(上方向)である。
例えば1次動きベクトルを中心に半画素精度で水平,垂
直±1の領域に含まれる9画素を2次動きベクトル候補
点とする場合に、参照画面の外側にある辺が2次候補ブ
ロックの左辺である場合の補正量は半画素精度で水平方
向に+1(右方向)であり、外側にある辺が2次候補ブ
ロックの上辺である場合の補正量は垂直方向に+1(下
方向)であり、外側にある辺が2次候補ブロックの右辺
である場合の補正量は水平方向に−1(左方向)であ
り、外側にある辺が2次候補ブロックの下辺である場合
の補正量は垂直方向に−1(上方向)である。
【0036】例えば、図3に示すように、1画素精度の
動きベクトルが参照画面の最も左上にある場合には、矢
印305により示される補正を行なう。図3は1画素精
度の1次動きベクトルが参照画面の左上端を指す場合の
補正のし方を説明する模式図であり、1画素精度の動き
ベクトル301は、参照画面の境界302の隅の箇所を
指している。動きベクトル301を探索中心とした場
合、半画素精度の動きベクトル候補は、図中実線で囲ま
れた領域303内に○と×により示されている。この領
域303を水平方向と垂直方向にそれぞれ+1ずつ移動
すると、参照画面の境界302内に半画素精度の動きベ
クトル候補が含まれることになる。なお、2点鎖線で囲
まれた領域309は、参照画面における動きベクトルの
探索領域である。
動きベクトルが参照画面の最も左上にある場合には、矢
印305により示される補正を行なう。図3は1画素精
度の1次動きベクトルが参照画面の左上端を指す場合の
補正のし方を説明する模式図であり、1画素精度の動き
ベクトル301は、参照画面の境界302の隅の箇所を
指している。動きベクトル301を探索中心とした場
合、半画素精度の動きベクトル候補は、図中実線で囲ま
れた領域303内に○と×により示されている。この領
域303を水平方向と垂直方向にそれぞれ+1ずつ移動
すると、参照画面の境界302内に半画素精度の動きベ
クトル候補が含まれることになる。なお、2点鎖線で囲
まれた領域309は、参照画面における動きベクトルの
探索領域である。
【0037】補正後の1画素精度の動きベクトル304
は、矢印305だけ補正が行なわれた後のものであり、
補正後の動きベクトル304を半画素精度の動きベクト
ル検出の探索中心とした場合、領域306内に半画素精
度の動きベクトル候補が含まれることになる。符号30
7は領域306内の左上の半画素精度動きベクトル候補
を左上の画素として有する候補ブロックであり、符号3
08は領域306内の右下の半画素精度の動きベクトル
候補を左上の画素として有する候補ブロックであり、候
補ブロック307,308の大きさは半画素精度でそれ
ぞれ水平方向に6個,垂直方向に6個の場合を示してい
る。
は、矢印305だけ補正が行なわれた後のものであり、
補正後の動きベクトル304を半画素精度の動きベクト
ル検出の探索中心とした場合、領域306内に半画素精
度の動きベクトル候補が含まれることになる。符号30
7は領域306内の左上の半画素精度動きベクトル候補
を左上の画素として有する候補ブロックであり、符号3
08は領域306内の右下の半画素精度の動きベクトル
候補を左上の画素として有する候補ブロックであり、候
補ブロック307,308の大きさは半画素精度でそれ
ぞれ水平方向に6個,垂直方向に6個の場合を示してい
る。
【0038】また、図4に示すように、1画素精度の1
次動きベクトルが参照画面の左端を指している場合に
は、矢印404による補正を行なう。1画素精度の動き
ベクトル401は3行目の1列目を指しており、この動
きベクトル401を探索中心として9個の画素を1つの
領域で括ると、境界402よりはみ出す画素が図示のよ
うに3つ生ずることになる。そこで、矢印404のよう
な補正を掛けてやることにより補正後の1画素精度動き
ベクトル403を中心とした半画素精度2次動きベクト
ル候補点の集合領域が設定される。この候補点集合領域
の左上の半画素精度の動きベクトル候補を左上の画素と
して有する候補ブロックと、設定された候補点集合領域
の右下の半画素精度の動きベクトル候補を左上の画素と
して有する候補ブロックと、がそれぞれ一点鎖線で示さ
れている。
次動きベクトルが参照画面の左端を指している場合に
は、矢印404による補正を行なう。1画素精度の動き
ベクトル401は3行目の1列目を指しており、この動
きベクトル401を探索中心として9個の画素を1つの
領域で括ると、境界402よりはみ出す画素が図示のよ
うに3つ生ずることになる。そこで、矢印404のよう
な補正を掛けてやることにより補正後の1画素精度動き
ベクトル403を中心とした半画素精度2次動きベクト
ル候補点の集合領域が設定される。この候補点集合領域
の左上の半画素精度の動きベクトル候補を左上の画素と
して有する候補ブロックと、設定された候補点集合領域
の右下の半画素精度の動きベクトル候補を左上の画素と
して有する候補ブロックと、がそれぞれ一点鎖線で示さ
れている。
【0039】また、図5に示すように、1画素精度の1
次動きベクトルが参照画面の右下端を指している場合に
は、矢印504による補正を行なう。すなわち、半画素
精度の動きベクトル候補についての候補ブロックは、候
補点集合領域の右下の半画素精度の動きベクトル候補を
左上の画素として括られる水平方向,垂直方向それぞれ
6画素ずつの画素により構成されるので、探索中心の動
きベクトル501が参照画面の右端から6つ目の列で下
端から6つ目の行である場合には、矢印504の補正を
行なう必要がある。
次動きベクトルが参照画面の右下端を指している場合に
は、矢印504による補正を行なう。すなわち、半画素
精度の動きベクトル候補についての候補ブロックは、候
補点集合領域の右下の半画素精度の動きベクトル候補を
左上の画素として括られる水平方向,垂直方向それぞれ
6画素ずつの画素により構成されるので、探索中心の動
きベクトル501が参照画面の右端から6つ目の列で下
端から6つ目の行である場合には、矢印504の補正を
行なう必要がある。
【0040】動きベクトル501が図5に示す位置を指
している場合には、その動きベクトル501を探索中心
とする探索領域では半画素精度の候補ブロックが参照画
面の境界502からはみ出してしまうので、水平方向,
垂直方向にそれぞれ−1ずつ補正を加えれば、探索領域
は図5に示すように移動する。この補正後の1次動きベ
クトルを中心とした9つの画素について動きベクトル候
補ブロックを設定する場合、候補点集合領域の左上の動
きベクトル候補を左上の画素として有する候補ブロック
と、候補点集合領域の右下の動きベクトル候補を左上の
画素として有する候補ブロックとは、それぞれ図5に一
点鎖線により示される範囲となる。
している場合には、その動きベクトル501を探索中心
とする探索領域では半画素精度の候補ブロックが参照画
面の境界502からはみ出してしまうので、水平方向,
垂直方向にそれぞれ−1ずつ補正を加えれば、探索領域
は図5に示すように移動する。この補正後の1次動きベ
クトルを中心とした9つの画素について動きベクトル候
補ブロックを設定する場合、候補点集合領域の左上の動
きベクトル候補を左上の画素として有する候補ブロック
と、候補点集合領域の右下の動きベクトル候補を左上の
画素として有する候補ブロックとは、それぞれ図5に一
点鎖線により示される範囲となる。
【0041】以上のように、1画素精度の1次動きベク
トルが参照画面上の境界近傍の何れを指していても、候
補ブロックが参照画面内に含まれるように探索領域を補
正することにより、動きベクトルの検出精度を低下させ
ることなく確実な検出を行なうことが可能となる。な
お、上辺、下辺、右辺と、右上隅および左下隅等につい
ては図示説明を省略したが、図4により説明した左辺
や、図3により説明した左上隅、図5により説明した右
下隅と同一の補正を掛けていることは勿論である。
トルが参照画面上の境界近傍の何れを指していても、候
補ブロックが参照画面内に含まれるように探索領域を補
正することにより、動きベクトルの検出精度を低下させ
ることなく確実な検出を行なうことが可能となる。な
お、上辺、下辺、右辺と、右上隅および左下隅等につい
ては図示説明を省略したが、図4により説明した左辺
や、図3により説明した左上隅、図5により説明した右
下隅と同一の補正を掛けていることは勿論である。
【0042】上記説明においては、フレーム動きベクト
ルを検出する場合について説明したが、動きベクトルの
検出はフィールド端にて行なうこともある。フィールド
動きベクトル検出時、例えば1次動きベクトルを中心に
半画素精度で水平±2,垂直±1の領域内に含まれる1
5画素を2次動きベクトル候補点とする場合において
は、参照画面と接している辺が候補ブロックの左辺であ
る場合の補正量は、水平方向に+2(右方向)であり、
参照画面と接している辺が候補ブロックの上辺である場
合の補正量は、垂直方向に+1(下方向)であり、参照
画面と接している辺が候補ブロックの右辺である場合の
補正量は、水平方向に−2(左方向)であり、参照画面
と接している辺が候補ブロックの下辺である場合の補正
量は、垂直方向に−1(上方向)である。
ルを検出する場合について説明したが、動きベクトルの
検出はフィールド端にて行なうこともある。フィールド
動きベクトル検出時、例えば1次動きベクトルを中心に
半画素精度で水平±2,垂直±1の領域内に含まれる1
5画素を2次動きベクトル候補点とする場合において
は、参照画面と接している辺が候補ブロックの左辺であ
る場合の補正量は、水平方向に+2(右方向)であり、
参照画面と接している辺が候補ブロックの上辺である場
合の補正量は、垂直方向に+1(下方向)であり、参照
画面と接している辺が候補ブロックの右辺である場合の
補正量は、水平方向に−2(左方向)であり、参照画面
と接している辺が候補ブロックの下辺である場合の補正
量は、垂直方向に−1(上方向)である。
【0043】例えば、1画素精度の動きベクトルが参照
画面の最も左上隅にある場合には、図6に示すように、
矢印604による補正を行なう。動きベクトル601が
参照画面の上辺・左辺の境界602に対して最も左上隅
を指しているので、動きベクトル601を探索中心とす
る領域における上1行と左2列は境界602からはみ出
してしまう。このため、探索領域が境界602内となる
ように水平方向に+2垂直方向に+1の補正を行なうこ
とにより、半画素精度の動きベクトル検出を行なう際の
全ての候補ブロックを参照画面内に収めることができ
る。なお、上記の説明ではフレーム動きベクトルを検出
する場合の動きベクトルの候補の数を9画素、フィール
ド動きベクトルを検出する場合の動きベクトルの候補の
数を15画素とするものとして説明したが、フレーム動
きベクトルを検出する場合の動きベクトルの候補の数を
15画素、フィールド動きベクトルを検出する場合の動
きベクトルの候補の数を9画素としても良いし、それぞ
れをその他の任意の数としても良い。
画面の最も左上隅にある場合には、図6に示すように、
矢印604による補正を行なう。動きベクトル601が
参照画面の上辺・左辺の境界602に対して最も左上隅
を指しているので、動きベクトル601を探索中心とす
る領域における上1行と左2列は境界602からはみ出
してしまう。このため、探索領域が境界602内となる
ように水平方向に+2垂直方向に+1の補正を行なうこ
とにより、半画素精度の動きベクトル検出を行なう際の
全ての候補ブロックを参照画面内に収めることができ
る。なお、上記の説明ではフレーム動きベクトルを検出
する場合の動きベクトルの候補の数を9画素、フィール
ド動きベクトルを検出する場合の動きベクトルの候補の
数を15画素とするものとして説明したが、フレーム動
きベクトルを検出する場合の動きベクトルの候補の数を
15画素、フィールド動きベクトルを検出する場合の動
きベクトルの候補の数を9画素としても良いし、それぞ
れをその他の任意の数としても良い。
【0044】ここで求められた補正量は、2次動きベク
トル検出時の優先順位付等に用いることが可能であるの
で、補正後の動きベクトルと共に、2次動きベクトル検
出ブロックへ送出するように構成されている。
トル検出時の優先順位付等に用いることが可能であるの
で、補正後の動きベクトルと共に、2次動きベクトル検
出ブロックへ送出するように構成されている。
【0045】ここで、1次動きベクトルの位置判定の手
順について纏めて説明する。動きベクトルの位置は1次
動きベクトルの座標、2次動きベクトル候補点の集合領
域のサイズの座標、2次動きベクトルの候補ブロックの
サイズを用いて判定する。座標の単位は、i画素であっ
たり1/i画素画素であったりする(iは正の整数)。
参照画面のフレームサイズを座標により表現すると最左
上座標は(水平,垂直)=(Hmin,Vmin)となり、最右
下座標は(水平,垂直)=(Hmax ,Vmax )となり、
1次動きベクトル(水平,垂直)=(Hmv,Vmv)とな
り、この場合に以下の各々の条件を満たすか否かについ
て判定を行なう。
順について纏めて説明する。動きベクトルの位置は1次
動きベクトルの座標、2次動きベクトル候補点の集合領
域のサイズの座標、2次動きベクトルの候補ブロックの
サイズを用いて判定する。座標の単位は、i画素であっ
たり1/i画素画素であったりする(iは正の整数)。
参照画面のフレームサイズを座標により表現すると最左
上座標は(水平,垂直)=(Hmin,Vmin)となり、最右
下座標は(水平,垂直)=(Hmax ,Vmax )となり、
1次動きベクトル(水平,垂直)=(Hmv,Vmv)とな
り、この場合に以下の各々の条件を満たすか否かについ
て判定を行なう。
【0046】Δx1 = Hmin + x − Hmvが正の場合
には、最も左側の2次候補ブロックの左側の一部が参照
画面の外にある。Δx2 = Hmv + x + (m−1) −
Hmaxが正の場合には、最も右側の2次候補ブロックの
右側の一部が参照画面の外にある。Δy1 = Vmin +
y − Vmvが正の場合には、最も上側の2次候補ブロッ
クの上側の一部が参照画面の外にある。Δy2 = Vmv
+ y + (n−1) −Vmaxが正の場合には、最も下側
の2次候補ブロックの下側の一部が参照画面の外にあ
る。ここでは、2次動きベクトル検出を行なう際の候補
ブロックのサイズが水平m座標、垂直n座標の領域であ
り、2次動きベクトルの候補点の座標が、正の整数x,
yを用いて1次動きベクトルの点を中心として水平方向
に−x,−(x−1),…,−1,0 , 1,…,x−
1,xの範囲内で、垂直方向に−y,−(y−1),
…,−1,0,1,…,y−1,yの範囲内にある点の
集合で表され、Hmax ,Vmax は正の整数である。
には、最も左側の2次候補ブロックの左側の一部が参照
画面の外にある。Δx2 = Hmv + x + (m−1) −
Hmaxが正の場合には、最も右側の2次候補ブロックの
右側の一部が参照画面の外にある。Δy1 = Vmin +
y − Vmvが正の場合には、最も上側の2次候補ブロッ
クの上側の一部が参照画面の外にある。Δy2 = Vmv
+ y + (n−1) −Vmaxが正の場合には、最も下側
の2次候補ブロックの下側の一部が参照画面の外にあ
る。ここでは、2次動きベクトル検出を行なう際の候補
ブロックのサイズが水平m座標、垂直n座標の領域であ
り、2次動きベクトルの候補点の座標が、正の整数x,
yを用いて1次動きベクトルの点を中心として水平方向
に−x,−(x−1),…,−1,0 , 1,…,x−
1,xの範囲内で、垂直方向に−y,−(y−1),
…,−1,0,1,…,y−1,yの範囲内にある点の
集合で表され、Hmax ,Vmax は正の整数である。
【0047】1次動きベクトル補正は、1次動きベクト
ルの位置判定の結果に基づいて、2次動きベクトル検出
時の全候補ブロックが画面内に収まるように1次動きベ
クトルの補正を行なう。すなわち、上述したように参照
画面の外周側の境界から動きベクトル候補ブロックがは
み出すような動きベクトルに対しては、候補ブロックが
全て参照画面の境界内に収まるような補正が掛けられ
る。このときの補正についても座標を例にして説明す
る。
ルの位置判定の結果に基づいて、2次動きベクトル検出
時の全候補ブロックが画面内に収まるように1次動きベ
クトルの補正を行なう。すなわち、上述したように参照
画面の外周側の境界から動きベクトル候補ブロックがは
み出すような動きベクトルに対しては、候補ブロックが
全て参照画面の境界内に収まるような補正が掛けられ
る。このときの補正についても座標を例にして説明す
る。
【0048】例えば、最も左側の2次候補ブロックの左
側が参照画面の左辺から外に出ている場合には水平方向
に+Δx1の補正を行ない、最も右側の2次候補ブロック
の右側が参照画面の右辺から外に出ている場合には水平
方向に−Δx2の補正を行ない、最も上側の2次候補ブロ
ックの上側が参照画面の上辺から外に出ている場合には
垂直方向に+Δy1の補正を行ない、最も下側の2次候補
ブロックの下側が参照画面の下辺から外に出ている場合
には垂直方向に−Δy2の補正を行なっている。なお、補
正量Δx1,Δx2,Δy1,Δy2は、前記1次動きベクトル
の位置判定の際に用いた、 Δx1 = Hmin + x − Hmv, Δx2 = Hmv + x + (m−1) − Hmax , Δy1 = Vmin + y − Vmv, Δy2 = Vmv + y + (n−1) − Vmax で表される量であり、補正を行う場合、つまり候補ブロ
ックが参照画像の外に出ている場合は、該当する補正量
は正の整数である。
側が参照画面の左辺から外に出ている場合には水平方向
に+Δx1の補正を行ない、最も右側の2次候補ブロック
の右側が参照画面の右辺から外に出ている場合には水平
方向に−Δx2の補正を行ない、最も上側の2次候補ブロ
ックの上側が参照画面の上辺から外に出ている場合には
垂直方向に+Δy1の補正を行ない、最も下側の2次候補
ブロックの下側が参照画面の下辺から外に出ている場合
には垂直方向に−Δy2の補正を行なっている。なお、補
正量Δx1,Δx2,Δy1,Δy2は、前記1次動きベクトル
の位置判定の際に用いた、 Δx1 = Hmin + x − Hmv, Δx2 = Hmv + x + (m−1) − Hmax , Δy1 = Vmin + y − Vmv, Δy2 = Vmv + y + (n−1) − Vmax で表される量であり、補正を行う場合、つまり候補ブロ
ックが参照画像の外に出ている場合は、該当する補正量
は正の整数である。
【0049】例えば、最も左側の2次候補ブロックの左
辺が、参照画面の左辺の外側に出ている場合、補正後の
動きベクトルの座標は(Hmv + Δx1、Vmv)となり、
また、最も左側の2次候補ブロックの左辺と上辺が、参
照画面の左辺と上辺の外側に出ている場合の補正後の動
きベクトルの座標は(Hmv + Δx1、Vmv + Δy1)とな
る。また、最も右側の2次候補ブロックの右辺と下辺
が、参照画面の右辺と下辺の外側に出ている場合、補正
後の動きベクトルの座標は(Hmv− Δx2、Vmv− Δy
2)となる。ここでは、2次動きベクトルの候補点の座
標が、1次動きベクトルの点を中心として水平方向に−
x,−(x−1),…,−1,0,1,…,x−1,x
の範囲内で、垂直方向に−y,−(y−1),…,−
1,0,1,…,y−1,yの範囲内にある点の集合で
表されるものとしている。
辺が、参照画面の左辺の外側に出ている場合、補正後の
動きベクトルの座標は(Hmv + Δx1、Vmv)となり、
また、最も左側の2次候補ブロックの左辺と上辺が、参
照画面の左辺と上辺の外側に出ている場合の補正後の動
きベクトルの座標は(Hmv + Δx1、Vmv + Δy1)とな
る。また、最も右側の2次候補ブロックの右辺と下辺
が、参照画面の右辺と下辺の外側に出ている場合、補正
後の動きベクトルの座標は(Hmv− Δx2、Vmv− Δy
2)となる。ここでは、2次動きベクトルの候補点の座
標が、1次動きベクトルの点を中心として水平方向に−
x,−(x−1),…,−1,0,1,…,x−1,x
の範囲内で、垂直方向に−y,−(y−1),…,−
1,0,1,…,y−1,yの範囲内にある点の集合で
表されるものとしている。
【0050】次に、2次動きベクトル検出部4の動作に
ついて説明する。2次動き検出ではローカル復号化画像
を参照画像として用いた半画素精度の動きベクトル検出
を行なうものである。符号化画像(原画像)上にあるサ
イズの符号化ブロックと、上記補正後の1画素精度の動
きベクトルにより設定される探索領域内に含まれる符号
化ブロックと同一サイズの複数個の候補ブロックとの間
で相関性を求める。このとき、例えば1次動きベクトル
検出時に用いたものと同様な方法を用いることができ
る。
ついて説明する。2次動き検出ではローカル復号化画像
を参照画像として用いた半画素精度の動きベクトル検出
を行なうものである。符号化画像(原画像)上にあるサ
イズの符号化ブロックと、上記補正後の1画素精度の動
きベクトルにより設定される探索領域内に含まれる符号
化ブロックと同一サイズの複数個の候補ブロックとの間
で相関性を求める。このとき、例えば1次動きベクトル
検出時に用いたものと同様な方法を用いることができ
る。
【0051】また、1次動きベクトル補正部3から送ら
れてきた補正量を用いることにより、元々の1画素精度
の1次動きベクトルを探索中心とした場合の優先順位付
が可能となる。全候補ブロックの中から符号化ブロック
との相関性が最も高いブロックを求め、該当候補ブロッ
クの左上の画素位置を動きベクトルとして検出する。
れてきた補正量を用いることにより、元々の1画素精度
の1次動きベクトルを探索中心とした場合の優先順位付
が可能となる。全候補ブロックの中から符号化ブロック
との相関性が最も高いブロックを求め、該当候補ブロッ
クの左上の画素位置を動きベクトルとして検出する。
【0052】上記動きベクトル検出における探索領域
は、補正後1画素精度動きベクトルを中心として半画素
精度で以下のように任意の組み合わせによりずらした点
が左上の画素を含む候補ブロックの集合として求められ
る。すなわち、フレーム動きベクトル検出時において
は、垂直方向および水平方向にそれぞれ−1,0,+1
の変移量であり、フィールドベクトル検出時には、垂直
方向に−1,0,+1、水平方向に−2,−1,0,+
1,+2の変位量で任意にずらすものとする。
は、補正後1画素精度動きベクトルを中心として半画素
精度で以下のように任意の組み合わせによりずらした点
が左上の画素を含む候補ブロックの集合として求められ
る。すなわち、フレーム動きベクトル検出時において
は、垂直方向および水平方向にそれぞれ−1,0,+1
の変移量であり、フィールドベクトル検出時には、垂直
方向に−1,0,+1、水平方向に−2,−1,0,+
1,+2の変位量で任意にずらすものとする。
【0053】結局、1次動きベクトル検出により求めら
れた1画素精度の動きベクトルの参照画面内での位置に
影響されずに、常に、フレーム動きベクトル検出の場合
は9個の画素よりなる候補ブロック(つまり半画素精度
の動きベクトル候補)が探索領域内に含まれ、また、フ
ィールド動きベクトル検出の場合は15個の候補ブロッ
クが探索領域内に含まれることになり、この中から半画
素精度の動きベクトルを検出することが可能となる。具
体例により説明すると、フレーム動きベクトル検出の場
合には、図3の領域306内の9個の動きベクトルを検
出することになり、フィールド動きベクトル検出の場合
には図6の領域605内の15個の動きベクトルを検出
することになる。
れた1画素精度の動きベクトルの参照画面内での位置に
影響されずに、常に、フレーム動きベクトル検出の場合
は9個の画素よりなる候補ブロック(つまり半画素精度
の動きベクトル候補)が探索領域内に含まれ、また、フ
ィールド動きベクトル検出の場合は15個の候補ブロッ
クが探索領域内に含まれることになり、この中から半画
素精度の動きベクトルを検出することが可能となる。具
体例により説明すると、フレーム動きベクトル検出の場
合には、図3の領域306内の9個の動きベクトルを検
出することになり、フィールド動きベクトル検出の場合
には図6の領域605内の15個の動きベクトルを検出
することになる。
【0054】この2次動きベクトル検出の検出部4が検
出する2次動きベクトルは、前記x、yを用いると、1
次動きベクトルを中心とした水平方向に(2x+1)個、
垂直方向に(2y+1)個の「(2x+1)×(2y+1)」
個のブロックをマッチングポイントとしてブロックマッ
チング演算を行なって求めることになる。ブロックマッ
チング演算や最小値判定については、1次動きベクトル
検出の場合と同様の方法により行なえば良い。
出する2次動きベクトルは、前記x、yを用いると、1
次動きベクトルを中心とした水平方向に(2x+1)個、
垂直方向に(2y+1)個の「(2x+1)×(2y+1)」
個のブロックをマッチングポイントとしてブロックマッ
チング演算を行なって求めることになる。ブロックマッ
チング演算や最小値判定については、1次動きベクトル
検出の場合と同様の方法により行なえば良い。
【0055】以上のようにして、1次、2次動きベクト
ル検出を行なって所望の動きベクトルを見つける際に、
全候補ブロックが参照画面の範囲から外に出ない場合
と、全候補ブロックの一部が参照画面外に出てしまう場
合とを図7ないし図9を参照しつつ説明する。
ル検出を行なって所望の動きベクトルを見つける際に、
全候補ブロックが参照画面の範囲から外に出ない場合
と、全候補ブロックの一部が参照画面外に出てしまう場
合とを図7ないし図9を参照しつつ説明する。
【0056】全候補ブロックが参照画面外に出ない場合
は、図7に示すように、動きベクトル原点について矢印
のような1次動きベクトルが求められ、この1次動きベ
クトルだけ移動した画素を中心に2次動きベクトル候補
点集合領域が設定されて2次動きベクトルが求められ、
この2次動きベクトルだけ移動した画素に対して動きベ
クトル原点からの動きベクトルが所望の動きベクトルと
して求められることになる。このように、全候補ブロッ
クが完全に参照画面内に収まる場合には従来の手法であ
っても本願の手法であっても共に図7に示すような方法
により所望の動きベクトルを求めることができる。
は、図7に示すように、動きベクトル原点について矢印
のような1次動きベクトルが求められ、この1次動きベ
クトルだけ移動した画素を中心に2次動きベクトル候補
点集合領域が設定されて2次動きベクトルが求められ、
この2次動きベクトルだけ移動した画素に対して動きベ
クトル原点からの動きベクトルが所望の動きベクトルと
して求められることになる。このように、全候補ブロッ
クが完全に参照画面内に収まる場合には従来の手法であ
っても本願の手法であっても共に図7に示すような方法
により所望の動きベクトルを求めることができる。
【0057】これに対して、全候補ブロックの一部が参
照画面の外側にはみ出してしまう場合には、図8に示す
従来の手法と図9に示す本願の手法とで相違している。
左上角にある動きベクトル原点から求められた1次動き
ベクトルが左辺に沿った図8および図9のような場合、
2次動きベクトルの候補点の集合領域は参照画面の左辺
よりはみ出してしまう。このとき、参照画面の左辺より
はみ出した斜線の部分は候補から削除しているため、2
次動きベクトルは候補点集合領域内の画素に対する動き
ベクトルとして求められ、図8に示されるように、所望
の動きベクトルも動きベクトル原点から2次動きベクト
ルの移動先の画素に向かうものとして求められる。
照画面の外側にはみ出してしまう場合には、図8に示す
従来の手法と図9に示す本願の手法とで相違している。
左上角にある動きベクトル原点から求められた1次動き
ベクトルが左辺に沿った図8および図9のような場合、
2次動きベクトルの候補点の集合領域は参照画面の左辺
よりはみ出してしまう。このとき、参照画面の左辺より
はみ出した斜線の部分は候補から削除しているため、2
次動きベクトルは候補点集合領域内の画素に対する動き
ベクトルとして求められ、図8に示されるように、所望
の動きベクトルも動きベクトル原点から2次動きベクト
ルの移動先の画素に向かうものとして求められる。
【0058】本願による手法では、動きベクトル原点か
らの1次動きベクトルが求められた後に、補正量を求め
てこの補正量に基づいて補正後の1次動きベクトルが求
められ、図9に示されるように、その先の画素を中心と
して補正後の2次動きベクトル候補点集合領域が設定さ
れて、その中で2次動きベクトルが求められて所望の動
きベクトルが図示のように求められる。このようにし
て、本願の手法により見つけることができる2次動きベ
クトルや所望の動きベクトルは図8に示した従来の手法
では検出することができないことが分かる。
らの1次動きベクトルが求められた後に、補正量を求め
てこの補正量に基づいて補正後の1次動きベクトルが求
められ、図9に示されるように、その先の画素を中心と
して補正後の2次動きベクトル候補点集合領域が設定さ
れて、その中で2次動きベクトルが求められて所望の動
きベクトルが図示のように求められる。このようにし
て、本願の手法により見つけることができる2次動きベ
クトルや所望の動きベクトルは図8に示した従来の手法
では検出することができないことが分かる。
【0059】図10は、ブロックマッチングを行なうブ
ロックマッチング回路の基本的な構成を示している。図
10において、減算部5には、符号化マクロブロックデ
ータと参照画像マクロブロックデータとが入力され、両
者の差分が演算される。減算部5の出力は差分絶対値演
算部6に入力され、その絶対値が演算される。絶対値演
算部6の出力は累積加算部7により加算されてレジスタ
8に一時記憶され、このレジスタ8の出力と前記絶対値
演算部6の出力とが順次に累積加算される。レジスタ8
の出力は累積加算部7にフィードバックされて順次に更
新されると共に、最小値検出部9により最小値が検出さ
れ、この最小値が1次動きベクトルとして図1の1次動
きベクトル検出部1より出力される。上述したように、
2次動きベクトル検出部4の構成も基本的には図10の
ブロックマッチング演算部と同様の構成を有している。
ロックマッチング回路の基本的な構成を示している。図
10において、減算部5には、符号化マクロブロックデ
ータと参照画像マクロブロックデータとが入力され、両
者の差分が演算される。減算部5の出力は差分絶対値演
算部6に入力され、その絶対値が演算される。絶対値演
算部6の出力は累積加算部7により加算されてレジスタ
8に一時記憶され、このレジスタ8の出力と前記絶対値
演算部6の出力とが順次に累積加算される。レジスタ8
の出力は累積加算部7にフィードバックされて順次に更
新されると共に、最小値検出部9により最小値が検出さ
れ、この最小値が1次動きベクトルとして図1の1次動
きベクトル検出部1より出力される。上述したように、
2次動きベクトル検出部4の構成も基本的には図10の
ブロックマッチング演算部と同様の構成を有している。
【0060】上記差分絶対値和演算部6の実装例として
は、図11に示すシストリックアレイによるものや複数
の差分絶対値を並列的に求めて1度に加算する構成等が
ある。シストリックアレイ方式は、1画素間の差分絶対
値の演算を実行できる演算器(プロセッサエレメント:
PE)を画像データブロックなどのサイズに合わせてア
レイ状に並べるものであり、各PEでは1画素間の差分
絶対値を求め、隣接するPEから送られてきた累積加算
値にそれを加算して別のPEにその結果を送り出す用に
して動きベクトルを求めている。例えば、電子情報通信
学会、信学技報ED98−52,SDM98−52,I
CD98−51「1チップMPEG2、MP@ML、エ
ンコーダLSIの開発」山影ほか、特に、この論文に開
示された図8および図9を参照せよ。
は、図11に示すシストリックアレイによるものや複数
の差分絶対値を並列的に求めて1度に加算する構成等が
ある。シストリックアレイ方式は、1画素間の差分絶対
値の演算を実行できる演算器(プロセッサエレメント:
PE)を画像データブロックなどのサイズに合わせてア
レイ状に並べるものであり、各PEでは1画素間の差分
絶対値を求め、隣接するPEから送られてきた累積加算
値にそれを加算して別のPEにその結果を送り出す用に
して動きベクトルを求めている。例えば、電子情報通信
学会、信学技報ED98−52,SDM98−52,I
CD98−51「1チップMPEG2、MP@ML、エ
ンコーダLSIの開発」山影ほか、特に、この論文に開
示された図8および図9を参照せよ。
【0061】また、差分絶対値和演算器の第2の実装例
としての構成が図12に示されている。図12に示す演
算器10において、符号化マクロブロックデータ11と
参照画像マクロブロックデータ12が差分絶対値演算器
13に供給され、この演算器13において両データにお
ける対応する画素間での演算が行なわれる。水平方向s
画素、垂直方向t画素の領域の画素ブロック間の差分絶
対値和を求める場合、差分絶対値演算器13により水平
方向に並んだs画素の差分絶対値が求められ、これら全
ての差分絶対値は加算器群14により順次に加算されて
その結果がレジスタ15に格納される。
としての構成が図12に示されている。図12に示す演
算器10において、符号化マクロブロックデータ11と
参照画像マクロブロックデータ12が差分絶対値演算器
13に供給され、この演算器13において両データにお
ける対応する画素間での演算が行なわれる。水平方向s
画素、垂直方向t画素の領域の画素ブロック間の差分絶
対値和を求める場合、差分絶対値演算器13により水平
方向に並んだs画素の差分絶対値が求められ、これら全
ての差分絶対値は加算器群14により順次に加算されて
その結果がレジスタ15に格納される。
【0062】この演算器10は水平方向s画素の垂直方
向にわたるt行分の演算を繰り返すことにより、「s×
t」画素領域の差分絶対値和を求めることができる。こ
のような構成の演算器を複数個実装して並列に動作させ
ることにより、1度に複数の候補点でのブロックマッチ
ング演算を行なうことができる。動きベクトルを検出す
るための差分絶対値演算器の構成としては図11に示す
シストリックアレイによる方式でも図12に示す演算器
でも何れのものでも良い。
向にわたるt行分の演算を繰り返すことにより、「s×
t」画素領域の差分絶対値和を求めることができる。こ
のような構成の演算器を複数個実装して並列に動作させ
ることにより、1度に複数の候補点でのブロックマッチ
ング演算を行なうことができる。動きベクトルを検出す
るための差分絶対値演算器の構成としては図11に示す
シストリックアレイによる方式でも図12に示す演算器
でも何れのものでも良い。
【0063】次に、図1に示された1次動きベクトル位
置判定部2の具体的な構成について図13を参照しなが
ら説明する。図13において、1次動きベクトル位置判
定部2は動きベクトル候補ブロックが参照画面の境界内
に含まれるか否かを判定する第1ないし第4の判定部2
1〜24を備えている。第1の判定部21は、1次動き
ベクトル水平座標Hmvと画面サイズ最小値Hminと2次
動きベクトル候補点の集合領域水平方向サイズxを入力
して、前記「Δx1 = Hmin + x − Hmv」を求め、
これが正である場合は候補ブロックの一部が参照画面左
側の外にあると判定する。第2の判定部22は、1次動
きベクトル水平座標Hmvと参照画面のサイズの水平方向
の最大値Hmaxと2次動きベクトル候補点の集合領域水
平方向サイズxと2次動きベクトル候補検出ブロックの
水平方向のサイズmとを入力して、上記「Δx2 = Hmv
+ x + (m−1) − Hmax」を求め、これが正であ
る場合は候補ブロックの一部が参照画面右側の外にある
と判定する。
置判定部2の具体的な構成について図13を参照しなが
ら説明する。図13において、1次動きベクトル位置判
定部2は動きベクトル候補ブロックが参照画面の境界内
に含まれるか否かを判定する第1ないし第4の判定部2
1〜24を備えている。第1の判定部21は、1次動き
ベクトル水平座標Hmvと画面サイズ最小値Hminと2次
動きベクトル候補点の集合領域水平方向サイズxを入力
して、前記「Δx1 = Hmin + x − Hmv」を求め、
これが正である場合は候補ブロックの一部が参照画面左
側の外にあると判定する。第2の判定部22は、1次動
きベクトル水平座標Hmvと参照画面のサイズの水平方向
の最大値Hmaxと2次動きベクトル候補点の集合領域水
平方向サイズxと2次動きベクトル候補検出ブロックの
水平方向のサイズmとを入力して、上記「Δx2 = Hmv
+ x + (m−1) − Hmax」を求め、これが正であ
る場合は候補ブロックの一部が参照画面右側の外にある
と判定する。
【0064】同様に第3および第4の判定部23,24
は動きベクトル候補ブロックが参照画面の上辺と下辺と
に接しているか否かを判定している。第3の判定部23
は、1次動きベクトル垂直座標Vmvと画面サイズ最小値
Vmin と2次動きベクトル候補点の集合領域垂直方向サ
イズyを入力して、前記「Δy1 = Vmin + y −Vm
v」を求め、これが正である場合は候補ブロックの一部
が参照画面上側の外にあると判定する。第4の判定部2
4は、1次動きベクトル垂直座標Vmvと参照画面のサイ
ズの垂直方向の最大値Vmax と2次動きベクトル候補点
の集合領域垂直方向サイズyと2次動きベクトル候補検
出ブロックの垂直方向のサイズnとを入力して、前記
「Δy2 = Vmv + y + (n−1) − Vmax」を求
め、これが正である場合は候補ブロックの一部が参照画
面下側の外にあると判定する。上記第1ないし第4の判
定部21ないし24の具体的な構成は、ハードウェアに
より回路的に構成しても良いし、中央処理装置(CPU
―Central Processing Unit ―)やマイクロプロセッサ
ユニット(MPU―Micro- Processor Unit―)を用い
てソフトウェアによる演算処理により求めるように構成
しても良い。
は動きベクトル候補ブロックが参照画面の上辺と下辺と
に接しているか否かを判定している。第3の判定部23
は、1次動きベクトル垂直座標Vmvと画面サイズ最小値
Vmin と2次動きベクトル候補点の集合領域垂直方向サ
イズyを入力して、前記「Δy1 = Vmin + y −Vm
v」を求め、これが正である場合は候補ブロックの一部
が参照画面上側の外にあると判定する。第4の判定部2
4は、1次動きベクトル垂直座標Vmvと参照画面のサイ
ズの垂直方向の最大値Vmax と2次動きベクトル候補点
の集合領域垂直方向サイズyと2次動きベクトル候補検
出ブロックの垂直方向のサイズnとを入力して、前記
「Δy2 = Vmv + y + (n−1) − Vmax」を求
め、これが正である場合は候補ブロックの一部が参照画
面下側の外にあると判定する。上記第1ないし第4の判
定部21ないし24の具体的な構成は、ハードウェアに
より回路的に構成しても良いし、中央処理装置(CPU
―Central Processing Unit ―)やマイクロプロセッサ
ユニット(MPU―Micro- Processor Unit―)を用い
てソフトウェアによる演算処理により求めるように構成
しても良い。
【0065】また、図1に示された1次動きベクトル補
正部3は、図14に示すような具体的な構成を備えてい
る。1次動きベクトル補正部3は、1次動きベクトル位
置判定部2の判定結果と、1次動きベクトル検出部1よ
り供給された1次動きベクトルとを用いて参照画面上に
おける位置を補正した座標を2次動きベクトル検出部4
に供給するものである。図14において、1次動きベク
トル補正部3は、図13に示された1次動きベクトル位
置判定部2の第1および第2の判定部21,22の判定
結果を入力して水平方向の補正値を決定する第1の補正
値決定回路31と、補正値決定回路31の出力に1次動
きベクトル検出部1からの1次動きベクトルの値を加算
する第1の加算回路32とを備え、この加算回路32か
ら補正後の1次動きベクトル水平座標H'mv が出力され
る。
正部3は、図14に示すような具体的な構成を備えてい
る。1次動きベクトル補正部3は、1次動きベクトル位
置判定部2の判定結果と、1次動きベクトル検出部1よ
り供給された1次動きベクトルとを用いて参照画面上に
おける位置を補正した座標を2次動きベクトル検出部4
に供給するものである。図14において、1次動きベク
トル補正部3は、図13に示された1次動きベクトル位
置判定部2の第1および第2の判定部21,22の判定
結果を入力して水平方向の補正値を決定する第1の補正
値決定回路31と、補正値決定回路31の出力に1次動
きベクトル検出部1からの1次動きベクトルの値を加算
する第1の加算回路32とを備え、この加算回路32か
ら補正後の1次動きベクトル水平座標H'mv が出力され
る。
【0066】1次動きベクトル補正部3は、図13に示
された1次動きベクトル位置判定部2の第3および第4
の判定部23,24の判定結果を入力して垂直方向の補
正値を決定する第2の補正値決定回路33と、この補正
値決定回路33の出力に1次動きベクトル検出部1から
の1次動きベクトルの値を加算する第2の加算回路34
とを備え、この加算回路34から補正後の1次動きベク
トル垂直座標V'mv が出力される。この1次動きベクト
ル補正部3の構成についても1次動きベクトル位置判定
部2と同様に、ハードウェアにより構成してもソフトウ
ェア的に実現しても何れも可能である。
された1次動きベクトル位置判定部2の第3および第4
の判定部23,24の判定結果を入力して垂直方向の補
正値を決定する第2の補正値決定回路33と、この補正
値決定回路33の出力に1次動きベクトル検出部1から
の1次動きベクトルの値を加算する第2の加算回路34
とを備え、この加算回路34から補正後の1次動きベク
トル垂直座標V'mv が出力される。この1次動きベクト
ル補正部3の構成についても1次動きベクトル位置判定
部2と同様に、ハードウェアにより構成してもソフトウ
ェア的に実現しても何れも可能である。
【0067】図1を用いて説明した第1実施形態に係る
動きベクトル検出装置は、LSIに実装する際には現在
の技術を考慮すると動きベクトル検出装置のみの実装は
余り意味がないため、動きベクトル検出装置を含むMP
EG2エンコーダLSIを実装することが好ましい。こ
のMPEG2エンコーダLSIの構成を図15を用いて
説明する。図15において、MPEG2エンコーダ40
は、外部メモリとしての例えばダイナミックランダムア
クセスメモリ(Dynamic Random Access Memory―DRA
M―)35とデータのやり取りをするためのDRAMイ
ンターフェース39と、各構成部分が接続される内部バ
ス41と、LSI全体の制御を行なうホスト(host)部
42と、入力された画像データをフィルタ処理するフィ
ルタ素子(FE―Filter Element―/BE)43と、1
次動きベクトル検出を行なう一時動きベクトル検出(M
E―Motion Estimation ―)部44と、2次動きベクト
ル検出と動き補償とを行なう2次動きベクトル検出(M
C―Motion Compensation―)部45と、離散コサイン
変換(DCT―Discrete Cosine Transform―)および
量子化(Q―Quantization―)を行なうDCT/Q部4
6と、離散コサイン逆変換(IDCT―Inverse Discre
te Cosine Transform ―)および量子化(IQ―Invers
e Quantization―)を行なうDCT/Q部47と、可変
長符号化(VLC―Variable Length Coding―)および
ランレングス符号化(RLC―Run-Length Coding ―)
を行なうVLC/RLC部48と、出力すべきビットス
トレーム(bit stream)を一時蓄積するバッファ(BU
F)49と、を備えている。
動きベクトル検出装置は、LSIに実装する際には現在
の技術を考慮すると動きベクトル検出装置のみの実装は
余り意味がないため、動きベクトル検出装置を含むMP
EG2エンコーダLSIを実装することが好ましい。こ
のMPEG2エンコーダLSIの構成を図15を用いて
説明する。図15において、MPEG2エンコーダ40
は、外部メモリとしての例えばダイナミックランダムア
クセスメモリ(Dynamic Random Access Memory―DRA
M―)35とデータのやり取りをするためのDRAMイ
ンターフェース39と、各構成部分が接続される内部バ
ス41と、LSI全体の制御を行なうホスト(host)部
42と、入力された画像データをフィルタ処理するフィ
ルタ素子(FE―Filter Element―/BE)43と、1
次動きベクトル検出を行なう一時動きベクトル検出(M
E―Motion Estimation ―)部44と、2次動きベクト
ル検出と動き補償とを行なう2次動きベクトル検出(M
C―Motion Compensation―)部45と、離散コサイン
変換(DCT―Discrete Cosine Transform―)および
量子化(Q―Quantization―)を行なうDCT/Q部4
6と、離散コサイン逆変換(IDCT―Inverse Discre
te Cosine Transform ―)および量子化(IQ―Invers
e Quantization―)を行なうDCT/Q部47と、可変
長符号化(VLC―Variable Length Coding―)および
ランレングス符号化(RLC―Run-Length Coding ―)
を行なうVLC/RLC部48と、出力すべきビットス
トレーム(bit stream)を一時蓄積するバッファ(BU
F)49と、を備えている。
【0068】このように本発明はMPEG2エンコーダ
としてLSIに実装することが可能であり、このMPE
G2エンコーダ40において、本発明に係る動きベクト
ル検出装置は、ME部44とMC部45の一部に適用さ
れている。このように本発明に係る動きベクトル検出装
置をMPEG2エンコーダ40のLSIチップに実装す
ることにより、エンコーダのチップを交換するだけで本
発明を容易に実施することができ、画像処理の技術の向
上に対して簡易迅速に対応することができることにな
る。
としてLSIに実装することが可能であり、このMPE
G2エンコーダ40において、本発明に係る動きベクト
ル検出装置は、ME部44とMC部45の一部に適用さ
れている。このように本発明に係る動きベクトル検出装
置をMPEG2エンコーダ40のLSIチップに実装す
ることにより、エンコーダのチップを交換するだけで本
発明を容易に実施することができ、画像処理の技術の向
上に対して簡易迅速に対応することができることにな
る。
【0069】なお、上述した第1実施形態に係る動きベ
クトル検出装置は、本発明における特徴としての1次動
きベクトル位置判定部2とこの判定部2による位置判定
に基づいて境界に接する動きベクトルの位置を補正して
から半画素精度の2次動きベクトル検出を行なっている
が、これら1次、2次動きベクトル検出部1,4、位置
判定部2、1次動きベクトル補正部3は、所定手順を含
むソフトウェアにより実現しても良いし、実装化された
LSIチップ等のハードウェアにより実現するようにし
ても良い。ハードウェアにより実現する場合には図1に
示された各部の機能を司る各回路部を設け、これらを例
えば1チップのLSIに組み込めばよいが、全てをハー
ドウェアにより構成する必要は無く、例えばこれらの機
能のうち任意の処理を一部分のみソフトウェアにより実
行するようにすることも可能である。
クトル検出装置は、本発明における特徴としての1次動
きベクトル位置判定部2とこの判定部2による位置判定
に基づいて境界に接する動きベクトルの位置を補正して
から半画素精度の2次動きベクトル検出を行なっている
が、これら1次、2次動きベクトル検出部1,4、位置
判定部2、1次動きベクトル補正部3は、所定手順を含
むソフトウェアにより実現しても良いし、実装化された
LSIチップ等のハードウェアにより実現するようにし
ても良い。ハードウェアにより実現する場合には図1に
示された各部の機能を司る各回路部を設け、これらを例
えば1チップのLSIに組み込めばよいが、全てをハー
ドウェアにより構成する必要は無く、例えばこれらの機
能のうち任意の処理を一部分のみソフトウェアにより実
行するようにすることも可能である。
【0070】上記の第1実施形態の構成において、本発
明の第2実施形態に係る動きベクトル検出方法をまとめ
て説明する。本発明の第2実施形態に係る動きベクトル
検出方法は、図16に示すように、符号化された原画像
の画面上で任意の面積を占める符号化ブロックと、この
原画像と時間的に異なる参照画像の画面上で任意の大き
さを有する探索領域内に存在し前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関
性を求める第1のステップST1と、前記複数個の候補
ブロックの中から相関性が最も高い候補ブロックを選択
してそのときの変位を1次動きベクトルとして求める第
2のステップST2と、前記1次動きベクトルに基づい
て2次探索領域を決定する第3のステップST3と、決
定された2次探索領域内に存在する前記符号化ブロック
と同じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または
前記1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係と、
を検出して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロ
ックが前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否か
を判定する第4のステップST4と、前記2次探索領域
または2次候補ブロックの一部が前記境界の外側に位置
しているか否かを判定する第5のステップST5と、第
5のステップST5により前記2次探索領域または2次
候補ブロックの一部が前記境界の外側に位置しているも
のと判定された場合に、前記2次探索領域または前記2
次候補ブロックが前記参照画面の境界内に含まれるよう
な所定の補正量にて前記1次動きベクトルに基づいて位
置を補正する第6のステップST6と、前記位置が補正
された動きベクトルに基づいた(補正後の)2次探索領
域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ面積を占め
る複数個の(補正後の)2次候補ブロックと、前記符号
化ブロックと、の両者の相関性を求める第7のステップ
ST7と、前記複数個の2次候補ブロックの中から相関
性が最も高い2次候補ブロックを選択して、そのときの
変位を2次動きベクトルとして求める第8のステップS
T8と、前記1次動きベクトルと、前記補正量と、前記
2次動きベクトルより所望の動きベクトルを求める第9
のステップST9と、を備えている。第5の判断ステッ
プST5において、前記2次探索領域または2次候補ブ
ロックの一部が前記境界の外側に位置していないものと
判定された場合には、第6のステップST6を飛び越し
て第7のステップST7にジャンプする。
明の第2実施形態に係る動きベクトル検出方法をまとめ
て説明する。本発明の第2実施形態に係る動きベクトル
検出方法は、図16に示すように、符号化された原画像
の画面上で任意の面積を占める符号化ブロックと、この
原画像と時間的に異なる参照画像の画面上で任意の大き
さを有する探索領域内に存在し前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関
性を求める第1のステップST1と、前記複数個の候補
ブロックの中から相関性が最も高い候補ブロックを選択
してそのときの変位を1次動きベクトルとして求める第
2のステップST2と、前記1次動きベクトルに基づい
て2次探索領域を決定する第3のステップST3と、決
定された2次探索領域内に存在する前記符号化ブロック
と同じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または
前記1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係と、
を検出して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロ
ックが前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否か
を判定する第4のステップST4と、前記2次探索領域
または2次候補ブロックの一部が前記境界の外側に位置
しているか否かを判定する第5のステップST5と、第
5のステップST5により前記2次探索領域または2次
候補ブロックの一部が前記境界の外側に位置しているも
のと判定された場合に、前記2次探索領域または前記2
次候補ブロックが前記参照画面の境界内に含まれるよう
な所定の補正量にて前記1次動きベクトルに基づいて位
置を補正する第6のステップST6と、前記位置が補正
された動きベクトルに基づいた(補正後の)2次探索領
域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ面積を占め
る複数個の(補正後の)2次候補ブロックと、前記符号
化ブロックと、の両者の相関性を求める第7のステップ
ST7と、前記複数個の2次候補ブロックの中から相関
性が最も高い2次候補ブロックを選択して、そのときの
変位を2次動きベクトルとして求める第8のステップS
T8と、前記1次動きベクトルと、前記補正量と、前記
2次動きベクトルより所望の動きベクトルを求める第9
のステップST9と、を備えている。第5の判断ステッ
プST5において、前記2次探索領域または2次候補ブ
ロックの一部が前記境界の外側に位置していないものと
判定された場合には、第6のステップST6を飛び越し
て第7のステップST7にジャンプする。
【0071】また、本発明の第2実施形態による動きベ
クトル検出方法においては、前記1次動きベクトルに対
して半画素精度で位置を補正する第6のステップST6
は1次動きベクトルの前記探索領域または候補ブロック
の一部分が前記参照画面の境界よりも外側にはみ出して
いる場合に、このはみ出した一部分が前記参照画面の境
界の内側に含まれるように前記1次動きベクトルまたは
前記探索領域を参照画面の内側に半画素精度で移動させ
るようにしている。
クトル検出方法においては、前記1次動きベクトルに対
して半画素精度で位置を補正する第6のステップST6
は1次動きベクトルの前記探索領域または候補ブロック
の一部分が前記参照画面の境界よりも外側にはみ出して
いる場合に、このはみ出した一部分が前記参照画面の境
界の内側に含まれるように前記1次動きベクトルまたは
前記探索領域を参照画面の内側に半画素精度で移動させ
るようにしている。
【0072】また、上述した第1および第2実施形態に
係る動きベクトル検出装置および方法においては、探索
領域または動きベクトル候補ブロックの一部分が参照画
面の境界よりも外側にある場合の位置補正のやり方とし
て、図9に示したように、はみ出した領域分だけ探索領
域または候補ブロックを移動することにより実現してい
たが、本発明はこれに限定されず他の実施形態に係る位
置補正のやり方として1次動きベクトルを求めた後に探
索領域または候補ブロックの一部分が参照画面の境界よ
りも外側に位置する場合に、はみ出した分だけ探索領域
または候補ブロックを参照画面の内側に拡張させた後、
はみ出した一部分を探索領域または動きベクトル候補ブ
ロックから削除するようにしても第1および第2実施形
態の動きベクトル検出方法および装置と同様の作用効果
を得ることができる。
係る動きベクトル検出装置および方法においては、探索
領域または動きベクトル候補ブロックの一部分が参照画
面の境界よりも外側にある場合の位置補正のやり方とし
て、図9に示したように、はみ出した領域分だけ探索領
域または候補ブロックを移動することにより実現してい
たが、本発明はこれに限定されず他の実施形態に係る位
置補正のやり方として1次動きベクトルを求めた後に探
索領域または候補ブロックの一部分が参照画面の境界よ
りも外側に位置する場合に、はみ出した分だけ探索領域
または候補ブロックを参照画面の内側に拡張させた後、
はみ出した一部分を探索領域または動きベクトル候補ブ
ロックから削除するようにしても第1および第2実施形
態の動きベクトル検出方法および装置と同様の作用効果
を得ることができる。
【0073】なお、上述した第1および第2実施形態に
おいては、動きベクトル検出方法および装置についての
み説明したが、本発明は動きベクトル検出手順を記録媒
体に記録されたコンピュータ用プログラムにより、CP
UやMPU等の処理内容を若干修正することで従来のM
PEG2エンコーダ等の動作手順を変更することも可能
である。このような記録媒体からの動きベクトル検出プ
ログラムの格納について図17および図18を用いて説
明する。
おいては、動きベクトル検出方法および装置についての
み説明したが、本発明は動きベクトル検出手順を記録媒
体に記録されたコンピュータ用プログラムにより、CP
UやMPU等の処理内容を若干修正することで従来のM
PEG2エンコーダ等の動作手順を変更することも可能
である。このような記録媒体からの動きベクトル検出プ
ログラムの格納について図17および図18を用いて説
明する。
【0074】図17,図18は本発明の第3実施形態に
係る動きベクトル検出プログラムを記録した記録媒体が
用いられるコンピュータシステム50の一例を示す斜視
図およびブロック図である。図17において、コンピュ
ータシステム50はCPUを含むコンピュータ本体51
と、例えばCRT(Catode Ray Tube ―陰極線管―)等
の表示装置52と、キーボードやマウス等の入力装置5
3と、印刷等を実行するプリンタ54と、を備えてい
る。
係る動きベクトル検出プログラムを記録した記録媒体が
用いられるコンピュータシステム50の一例を示す斜視
図およびブロック図である。図17において、コンピュ
ータシステム50はCPUを含むコンピュータ本体51
と、例えばCRT(Catode Ray Tube ―陰極線管―)等
の表示装置52と、キーボードやマウス等の入力装置5
3と、印刷等を実行するプリンタ54と、を備えてい
る。
【0075】コンピュータ本体51は、図18に示すよ
うにRAMより構成される内部メモリ55と、内蔵また
は外付け可能なメモリユニット56と、を備えており、
メモリユニット56としてはフレキシブルまたはフロッ
ピディスクドライブ(FD)57,コンパクトディスク
(CD―Compact Disk―)−ROM(Read Only Memor
y)ドライブ58,ハードディスク(HD―Hard Disk
―)ユニット59が搭載されている。図17に示すよう
に、これらのメモリユニット56に用いられる記録媒体
60としては、FDドライブ57のスロットに挿入され
て使用されるフレキシブルまたはフロッピディスク(F
D)61と、CD−ROMドライブ58に用いられるC
D−ROM62等が用いられる。
うにRAMより構成される内部メモリ55と、内蔵また
は外付け可能なメモリユニット56と、を備えており、
メモリユニット56としてはフレキシブルまたはフロッ
ピディスクドライブ(FD)57,コンパクトディスク
(CD―Compact Disk―)−ROM(Read Only Memor
y)ドライブ58,ハードディスク(HD―Hard Disk
―)ユニット59が搭載されている。図17に示すよう
に、これらのメモリユニット56に用いられる記録媒体
60としては、FDドライブ57のスロットに挿入され
て使用されるフレキシブルまたはフロッピディスク(F
D)61と、CD−ROMドライブ58に用いられるC
D−ROM62等が用いられる。
【0076】図17および図18では、一般的なコンピ
ュータシステムに用いられる記録媒体60としてのFD
61やCD−ROM62を例示したが、本発明は特に画
像データの処理を行なう動きベクトル検出プログラムに
関するものであるので、上記例示した記録媒体以外のも
のであっても、例えばテレビジョンチューナやビデオレ
コーダ等の画像処理装置に内蔵させる不揮発性メモリと
してのROMチップに動きベクトル検出プログラムを記
録させておいて、このROMチップを従来の動きベクト
ル検出プログラムを記録したROMチップと差し替える
ことにより、ソフトウェアを交換するようにしても良
い。
ュータシステムに用いられる記録媒体60としてのFD
61やCD−ROM62を例示したが、本発明は特に画
像データの処理を行なう動きベクトル検出プログラムに
関するものであるので、上記例示した記録媒体以外のも
のであっても、例えばテレビジョンチューナやビデオレ
コーダ等の画像処理装置に内蔵させる不揮発性メモリと
してのROMチップに動きベクトル検出プログラムを記
録させておいて、このROMチップを従来の動きベクト
ル検出プログラムを記録したROMチップと差し替える
ことにより、ソフトウェアを交換するようにしても良
い。
【0077】記録媒体60には、符号化された原画像の
画面上で任意の面積を占める符号化ブロックと、この原
画像と時間的に異なる参照画像の画面上で任意の大きさ
を有する探索領域内に存在し前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性
を求める手順と、前記複数個の候補ブロックの中から相
関性が最も高い候補ブロックを選択してそのときの変位
を1次動きベクトルとして求める手順と、前記1次動き
ベクトルに基づいて2次探索領域を決定し、その探索領
域内に存在する前記符号化ブロックと同じ面積を占める
複数個の2次候補ブロック、または前記1次動きベクト
ルと、前記参照画面の位置関係と、を検出して、前記2
次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照画面
の境界よりも外側に位置するか否かを判定する手順と、
前記2次探索領域または2次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の補正量にて前記1
次動きベクトルの位置を補正する手順と、前記位置が補
正された動きベクトルに基づいた補正後の2次探索領域
内に存在する、前記符号化ブロックと同じ面積を占める
複数個の補正後の2次候補ブロックと、前記符号化ブロ
ックと、の両者の相関性を求める手順と、前記複数個の
2次候補ブロックの中から相関性が最も高い2次候補ブ
ロックを選択して、そのときの変位を2次動きベクトル
として求める手順と、前記1次動きベクトルと、前記補
正量と、前記2次動きベクトルより所望の動きベクトル
を求める手順と、を含むコンピュータ読み取り可能なプ
ログラムが格納されている。
画面上で任意の面積を占める符号化ブロックと、この原
画像と時間的に異なる参照画像の画面上で任意の大きさ
を有する探索領域内に存在し前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性
を求める手順と、前記複数個の候補ブロックの中から相
関性が最も高い候補ブロックを選択してそのときの変位
を1次動きベクトルとして求める手順と、前記1次動き
ベクトルに基づいて2次探索領域を決定し、その探索領
域内に存在する前記符号化ブロックと同じ面積を占める
複数個の2次候補ブロック、または前記1次動きベクト
ルと、前記参照画面の位置関係と、を検出して、前記2
次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照画面
の境界よりも外側に位置するか否かを判定する手順と、
前記2次探索領域または2次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の補正量にて前記1
次動きベクトルの位置を補正する手順と、前記位置が補
正された動きベクトルに基づいた補正後の2次探索領域
内に存在する、前記符号化ブロックと同じ面積を占める
複数個の補正後の2次候補ブロックと、前記符号化ブロ
ックと、の両者の相関性を求める手順と、前記複数個の
2次候補ブロックの中から相関性が最も高い2次候補ブ
ロックを選択して、そのときの変位を2次動きベクトル
として求める手順と、前記1次動きベクトルと、前記補
正量と、前記2次動きベクトルより所望の動きベクトル
を求める手順と、を含むコンピュータ読み取り可能なプ
ログラムが格納されている。
【0078】また、前記1次動きベクトルに対して半画
素精度で位置を補正する手順は、1次動きベクトルの前
記探索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画面
の境界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ出
した一部分が前記参照画面の境界の内側に含まれるよう
に前記1次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面
の内側に半画素精度で移動させる手順としても良い。
素精度で位置を補正する手順は、1次動きベクトルの前
記探索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画面
の境界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ出
した一部分が前記参照画面の境界の内側に含まれるよう
に前記1次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面
の内側に半画素精度で移動させる手順としても良い。
【0079】さらに、前記1次動きベクトルに対して半
画素精度で位置を補正する手順は、1次動きベクトルの
前記探索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画
面の境界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ
出した一部分に相当する画素分だけ前記探索領域または
候補ブロックを前記参照画面の内側方向に拡張し、その
後前記はみ出した一部分を削除することにより、前記1
次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内側に
半画素精度で移動させる手順としても良い。
画素精度で位置を補正する手順は、1次動きベクトルの
前記探索領域または候補ブロックの一部分が前記参照画
面の境界よりも外側にはみ出している場合に、このはみ
出した一部分に相当する画素分だけ前記探索領域または
候補ブロックを前記参照画面の内側方向に拡張し、その
後前記はみ出した一部分を削除することにより、前記1
次動きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内側に
半画素精度で移動させる手順としても良い。
【0080】なお、実施形態の説明の冒頭にも記載した
ように、1次動きベクトル検出を1画素精度で行ない、
2次動きベクトル検出を半画素精度で行なう場合を例に
とって説明したが、本発明に係る動きベクトル検出にお
ける画素精度はこれらの数値に限定されるものではな
く、1次,2次とも他の任意の画素精度の組み合わせと
しても本発明は実施することができる。
ように、1次動きベクトル検出を1画素精度で行ない、
2次動きベクトル検出を半画素精度で行なう場合を例に
とって説明したが、本発明に係る動きベクトル検出にお
ける画素精度はこれらの数値に限定されるものではな
く、1次,2次とも他の任意の画素精度の組み合わせと
しても本発明は実施することができる。
【0081】また、上記第1ないし第3実施形態におい
ては、1次動きベクトルと2次動きベクトルとの2つの
動きベクトルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用い
て所望の動きベクトルを求める動きベクトル検出方法、
装置およびプログラムについて説明した。しかし、本発
明においては、1ないしn個(nは正の整数)の動きベ
クトルとそれぞれの動きベクトルの移動量とを用いて、
所望の動きベクトルを求める全ての動きベクトル検出方
法、装置およびプログラムに本発明を適用することがで
きる。
ては、1次動きベクトルと2次動きベクトルとの2つの
動きベクトルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用い
て所望の動きベクトルを求める動きベクトル検出方法、
装置およびプログラムについて説明した。しかし、本発
明においては、1ないしn個(nは正の整数)の動きベ
クトルとそれぞれの動きベクトルの移動量とを用いて、
所望の動きベクトルを求める全ての動きベクトル検出方
法、装置およびプログラムに本発明を適用することがで
きる。
【0082】例えば、1次動きベクトルとその補正量お
よび2次動きベクトルから所望の動きベクトルを求めて
いたが、1次動きベクトルとその1次補正量に基づいて
2次動きベクトルを求めた後、同様の方法により、2次
動きベクトルとその2次補正量に基づいて3次動きベク
トルを求め、……、同様に(i−1)次動きベクトル
(1<i≦n)とその(i−1)次補正量に基づいてi
次動きベクトルを求め、……、(n−1)次動きベクト
ルとその(n−1)次補正量に基づいてn次動きベクト
ルを求め、1次ないし(n−1)次動きベクトル、1次
ないし(n−1)次補正量およびn次動きベクトルから
最終的に求めるべき所望の動きベクトルを求めるように
しても良い。
よび2次動きベクトルから所望の動きベクトルを求めて
いたが、1次動きベクトルとその1次補正量に基づいて
2次動きベクトルを求めた後、同様の方法により、2次
動きベクトルとその2次補正量に基づいて3次動きベク
トルを求め、……、同様に(i−1)次動きベクトル
(1<i≦n)とその(i−1)次補正量に基づいてi
次動きベクトルを求め、……、(n−1)次動きベクト
ルとその(n−1)次補正量に基づいてn次動きベクト
ルを求め、1次ないし(n−1)次動きベクトル、1次
ないし(n−1)次補正量およびn次動きベクトルから
最終的に求めるべき所望の動きベクトルを求めるように
しても良い。
【0083】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明に係
る動きベクトル検出方法および装置並びに動きベクトル
検出プログラムによれば、参照画面の端に位置する画素
の動きベクトル検出に際して補正値を追加することによ
り2次動きベクトル検出を行なう際の探索領域を参照画
面内に収めることができ、これによって2次動きベクト
ルの検出精度を向上させることができる。また、1次動
きベクトル検出と2次動きベクトル検出との間に参照画
面境界部での位置補正を行なっているので、2次動きベ
クトル検出時に探索領域を充分に確保することにより動
きベクトルの検出精度を充分に向上させることができ
る。
る動きベクトル検出方法および装置並びに動きベクトル
検出プログラムによれば、参照画面の端に位置する画素
の動きベクトル検出に際して補正値を追加することによ
り2次動きベクトル検出を行なう際の探索領域を参照画
面内に収めることができ、これによって2次動きベクト
ルの検出精度を向上させることができる。また、1次動
きベクトル検出と2次動きベクトル検出との間に参照画
面境界部での位置補正を行なっているので、2次動きベ
クトル検出時に探索領域を充分に確保することにより動
きベクトルの検出精度を充分に向上させることができ
る。
【0084】また、従来技術のように、探索領域の全て
が参照画面内に含まれる場合と比較しても動きベクトル
候補の数が少なくなってしまうことがなく、また、参照
画面上の本来の探索領域よりも直ぐ内側に相関性の最も
高い候補ブロックがある場合においては、その候補ブロ
ックを検出対象に含めることができるので、2次動きベ
クトル検出における検出精度を充分に確保できる。
が参照画面内に含まれる場合と比較しても動きベクトル
候補の数が少なくなってしまうことがなく、また、参照
画面上の本来の探索領域よりも直ぐ内側に相関性の最も
高い候補ブロックがある場合においては、その候補ブロ
ックを検出対象に含めることができるので、2次動きベ
クトル検出における検出精度を充分に確保できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る動きベクトル検出
装置および方法の構成を示すブロック図である。
装置および方法の構成を示すブロック図である。
【図2】1次動きベクトル検出のブロックマッチング演
算に用いる(a)参照画像のテーブルと、符号化マクロ
ブロックに用いる(b)テーブルを示すそれぞれ説明図
である。
算に用いる(a)参照画像のテーブルと、符号化マクロ
ブロックに用いる(b)テーブルを示すそれぞれ説明図
である。
【図3】1画素精度のフレーム動きベクトルが参照画面
の左上隅を指している場合の補正方法を説明する模式図
である。
の左上隅を指している場合の補正方法を説明する模式図
である。
【図4】1画素精度のフレーム動きベクトルが参照画面
の左端を指している場合の補正方法を説明する模式図で
ある。
の左端を指している場合の補正方法を説明する模式図で
ある。
【図5】1画素精度のフレーム動きベクトルが参照画面
の右下隅を指している場合の補正方法を説明する模式図
である。
の右下隅を指している場合の補正方法を説明する模式図
である。
【図6】1画素精度のフィールド動きベクトルが参照画
面の左上隅を指している場合の補正方法を説明する模式
図である。
面の左上隅を指している場合の補正方法を説明する模式
図である。
【図7】左上角に動きベクトル原点がある場合の2次動
きベクトル候補点の集合領域が参照画面の境界の内側に
ある場合の模式図である。
きベクトル候補点の集合領域が参照画面の境界の内側に
ある場合の模式図である。
【図8】1画素精度のフレーム動きベクトルが参照画面
の左端を指している場合の従来の手法による補正方法を
説明する模式図である。
の左端を指している場合の従来の手法による補正方法を
説明する模式図である。
【図9】1画素精度のフレーム動きベクトルが参照画面
の左端を指している場合の本発明の手法による補正方法
を説明する模式図である。
の左端を指している場合の本発明の手法による補正方法
を説明する模式図である。
【図10】ブロックマッチング演算の基本的な構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】差分絶対値演算部の実装例としてのシストリ
ックアレイによる演算部(PE)の構成を示すブロック
図である。
ックアレイによる演算部(PE)の構成を示すブロック
図である。
【図12】並列動作する差分絶対値演算器の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係る1次動きベクト
ル位置判定部の構成を示すブロック図である。
ル位置判定部の構成を示すブロック図である。
【図14】同じく第1実施形態における1次動きベクト
ル補正部の構成を示すブロック図である。
ル補正部の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る動きベクトル検出装置を組み込
んだMPEG2エンコーダをLSIチップに実装した構
成を示すブロック図である。
んだMPEG2エンコーダをLSIチップに実装した構
成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第2実施形態に係る動きベクトル検
出方法の処理ステップを示すフローチャートである。
出方法の処理ステップを示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態に係る動きベクトル検
出手順を記録した記録媒体を用いるためのコンピュータ
システムを示す斜視図である。
出手順を記録した記録媒体を用いるためのコンピュータ
システムを示す斜視図である。
【図18】本発明の第3実施形態に係る動きベクトル検
出手順を記録した記録媒体を用いるためのコンピュータ
システムを示すブロック図である。
出手順を記録した記録媒体を用いるためのコンピュータ
システムを示すブロック図である。
【図19】従来の動きベクトル検出装置における1画素
精度動きベクトルが参照画面の左上隅を指している場合
の半画素精度の動きベクトル候補の減少を説明する模式
図である。
精度動きベクトルが参照画面の左上隅を指している場合
の半画素精度の動きベクトル候補の減少を説明する模式
図である。
1 1次動きベクトル検出部 2 1次動きベクトル位置判定部 3 1次動きベクトル補正部 4 2次動きベクトル検出部 21 第1の判定部(左辺判定) 22 第2の判定部(右辺判定) 23 第3の判定部(上辺判定) 24 第4の判定部(下辺判定) 31 第1の補正値決定回路 32 第2の加算回路 33 第2の補正値決定回路 34 第2の加算回路 301,401,501,601 1画素精度動きベク
トル 302,402,502,602 参照画面端 303,403,503,603 半画素精度動きベク
トル候補点の集合(1画素精度動きベクトルが探索中心
の場合) 304,403,503,603 補正後の1画素精度
動きベクトル 305,404,504,604 動きベクトルの位置
補正 303,403,503,603 半画素精度動きベク
トル候補点の集合(補正後1画素精度動きベクトルが探
索中心の場合)
トル 302,402,502,602 参照画面端 303,403,503,603 半画素精度動きベク
トル候補点の集合(1画素精度動きベクトルが探索中心
の場合) 304,403,503,603 補正後の1画素精度
動きベクトル 305,404,504,604 動きベクトルの位置
補正 303,403,503,603 半画素精度動きベク
トル候補点の集合(補正後1画素精度動きベクトルが探
索中心の場合)
Claims (12)
- 【請求項1】符号化された原画像の画面上で任意の面積
を占める符号化ブロックと、この原画像と時間的に異な
る参照画像の画面上で任意の大きさを有する探索領域内
に存在し前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個
の候補ブロックと、の両者の相関性を求めるステップ
と、 前記複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候
補ブロックを選択してそのときの変位を1次動きベクト
ルとして求めるステップと、 前記1次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定
し、その探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記
1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係と、を検
出して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロック
が前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判
定するステップと、 前記2次探索領域または2次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の補正量にて前記1
次動きベクトルの位置を補正するステップと、 前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の
2次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の補正後の2次候補ブロックと、前
記符号化ブロックと、の両者の相関性を求めるステップ
と、 前記複数個の2次候補ブロックの中から相関性が最も高
い2次候補ブロックを選択して、そのときの変位を2次
動きベクトルとして求めるステップと、 前記1次動きベクトルと、前記補正量と、前記2次動き
ベクトルより所望の動きベクトルを求めるステップと、 を備えることを特徴とする動きベクトル検出方法。 - 【請求項2】前記1次動きベクトルに基づいて位置を補
正するステップは、1次動きベクトルの前記探索領域ま
たは候補ブロックの一部分が前記参照画面の境界よりも
外側にはみ出している場合に、このはみ出した一部分が
前記参照画面の境界の内側に含まれるように前記1次動
きベクトルまたは前記探索領域を参照画面の内側に移動
させることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル
検出方法。 - 【請求項3】前記1次動きベクトルに基づいて位置を補
正するステップは、1次動きベクトルの前記探索領域ま
たは候補ブロックの一部分が前記参照画面の境界よりも
外側にはみ出している場合に、このはみ出した一部分に
相当する画素分だけ前記探索領域または前記候補ブロッ
クを前記参照画面の内側方向に拡張し、その後前記はみ
出した一部分を削除することにより、前記1次動きベク
トルまたは前記探索領域を参照画面の内側に移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出方
法。 - 【請求項4】前記1次動きベクトルは1画素精度で求め
られ、前記2次動きベクトル、または前記所望の動きベ
クトルは半画素精度で求められることを特徴とする請求
項1ないし3の何れかに記載の動きベクトル検出方法。 - 【請求項5】前記所望の動きベクトルを利用して画像デ
ータを可変長符号化するステップをさらに備えることを
特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の動きベク
トル検出方法。 - 【請求項6】1ないしn個(nは正の整数)の動きベク
トルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用いて所望の
動きベクトルを求める動きベクトル検出方法であって、 符号化された原画像の画面上で任意の面積を占める符号
化ブロックと、この原画像と時間的に異なる参照画像の
画面上で任意の大きさを有する(i−1)次探索領域
(1<i≦n)内に存在し前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性を
求めるステップと、 前記複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候
補ブロックを選択してそのときの変位を(i−1)次動
きベクトルとして求めるステップと、 前記(i−1)次動きベクトルに基づいてi次探索領域
を決定し、そのi次探索領域内に存在する前記符号化ブ
ロックと同じ面積を占める複数個のi次候補ブロック、
または前記(i−1)次動きベクトルと、前記参照画面
の位置関係と、を検出して、前記i次探索領域または前
記i次候補ブロックが前記参照画面の境界よりも外側に
位置するか否かを判定するステップと、 前記i次探索領域またはi次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記i次探索領域または前記i次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の(i−1)次補正
量にて前記(i−1)次動きベクトルの位置を補正する
ステップと、 前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の
i次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の補正後のi次候補ブロックと、前
記符号化ブロックと、の両者の相関性を求めるステップ
と、 前記複数個のi次候補ブロックの中から相関性が最も高
いi次候補ブロックを選択して、そのときの変位をi次
動きベクトルとして求めるステップと、を備えると共
に、 1次動きベクトル,1次補正量,…,前記(i−1)次
動きベクトル,前記(i−1)補正量,…,(n−1)
次動きベクトル,(n−1)次補正量およびn次動きベ
クトルより所望の動きベクトルを求めるステップを備え
ることを特徴とする動きベクトル検出方法。 - 【請求項7】符号化された原画像の画面上で任意の面積
を占める符号化ブロックと、この原画像と時間的に異な
る参照画像の画面上で任意の大きさを有する探索領域内
に存在し前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数個
の候補ブロックと、の両者の相関性を求めて、その複数
個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候補ブロッ
クを選択し、そのときの変位を1次動きベクトルとして
求める1次動きベクトル検出部と、 前記1次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定
し、その探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記
1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係とを検出
して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロックが
前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判定
する1次動きベクトル位置判定部と、 前記2次探索領域または2次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような補正量にて、前記1次動
きベクトルの位置を補正する1次動きベクトル位置補正
部と、 前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の
2次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の補正後の2次候補ブロックと、前
記符号化ブロックと、の両者の相関性を求め、前記複数
個の2次候補ブロックの中から相関性が最も高い2次候
補ブロックを選択して、そのときの変位を2次動きベク
トルとして求める2次動きベクトル検出部と、 前記1次動きベクトルと、前記補正量と、前記2次動き
ベクトルより所望の動きベクトルを求める所望の動きベ
クトル検出部と、 を備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。 - 【請求項8】前記1次動きベクトル位置補正部は、前記
1次動きベクトルの前記探索領域または候補ブロックの
一部分が前記参照画面の境界よりも外側にはみ出してい
る場合に、このはみ出した一部分が前記参照画面の境界
の内側に含まれるように前記1次動きベクトルまたは前
記探索領域を参照画面の内側に移動させることを特徴と
する請求項7に記載の動きベクトル検出装置。 - 【請求項9】前記1次動きベクトル位置補正部は、前記
1次動きベクトルの前記探索領域または候補ブロックの
一部分が前記参照画面の境界よりも外側にはみ出してい
る場合に、このはみ出した一部分に相当する画素分だけ
前記探索領域または前記候補ブロックを前記参照画面の
内側方向に拡張し、その後前記はみ出した一部分を削除
することにより、前記1次動きベクトルまたは前記探索
領域を参照画面の内側に移動させることを特徴とする請
求項7に記載の動きベクトル検出装置。 - 【請求項10】1ないしn個(nは正の整数)の動きベ
クトルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用いて所望
の動きベクトルを求める動きベクトル検出装置であっ
て、 符号化された原画像の画面上で任意の面積を占める符号
化ブロックと、この原画像と時間的に異なる参照画像の
画面上で任意の大きさを有する(i−1)次探索領域
(1<i≦n)内に存在し前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性を
求めて、その複数個の候補ブロックの中から相関性が最
も高い候補ブロックを選択し、そのときの変位を(i−
1)次動きベクトルとして求める(i−1)次動きベク
トル検出部と、 前記(i−1)次動きベクトルに基づいてi次探索領域
を決定し、そのi次探索領域内に存在する前記符号化ブ
ロックと同じ面積を占める複数個のi次候補ブロック、
または前記(i−1)次動きベクトルと、前記参照画面
の位置関係とを検出して、前記i次探索領域または前記
i次候補ブロックが前記参照画面の境界よりも外側に位
置するか否かを判定する(i−1)次動きベクトル位置
判定部と、 前記i次探索領域またはi次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記i次探索領域または前記i次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の(i−1)次補正
量によって前記(i−1)次動きベクトルの位置を補正
する(i−1)次動きベクトル位置補正部と、 前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の
i次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の補正後のi次候補ブロックと、前
記符号化ブロックと、の両者の相関性を求め、前記複数
個のi次候補ブロックの中から相関性が最も高いi次候
補ブロックを選択して、そのときの変位をi次動きベク
トルとして求めるi次動きベクトル検出部と、 1次動きベクトル,1次補正量,…,前記(i−1)次
動きベクトル,前記(i−1)補正量,…,(n−1)
次動きベクトル,(n−1)次補正量およびn次動きベ
クトルより所望の動きベクトルを求める所望の動きベク
トル検出部と、 を備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。 - 【請求項11】符号化された原画像の画面上で任意の面
積を占める符号化ブロックと、この原画像と時間的に異
なる参照画像の画面上で任意の大きさを有する探索領域
内に存在し前記符号化ブロックと同じ面積を占める複数
個の候補ブロックと、の両者の相関性を求める手順と、 前記複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候
補ブロックを選択してそのときの変位を1次動きベクト
ルとして求める手順と、 前記1次動きベクトルに基づいて2次探索領域を決定
し、その探索領域内に存在する前記符号化ブロックと同
じ面積を占める複数個の2次候補ブロック、または前記
1次動きベクトルと、前記参照画面の位置関係と、を検
出して、前記2次探索領域または前記2次候補ブロック
が前記参照画面の境界よりも外側に位置するか否かを判
定する手順と、 前記2次探索領域または2次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記2次探索領域または前記2次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の補正量にて前記1
次動きベクトルの位置を補正する手順と、 前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の
2次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の補正後の2次候補ブロックと、前
記符号化ブロックと、の両者の相関性を求める手順と、 前記複数個の2次候補ブロックの中から相関性が最も高
い2次候補ブロックを選択して、そのときの変位を2次
動きベクトルとして求める手順と、 前記1次動きベクトルと、前記補正量と、前記2次動き
ベクトルより所望の動きベクトルを求める手順と、 を備えることを特徴とする動きベクトル検出プログラ
ム。 - 【請求項12】1ないしn個(nは正の整数)の動きベ
クトルとそれぞれの動きベクトルの移動量を用いて、所
望の動きベクトルを求める動きベクトル検出プログラム
であって、 符号化された原画像の画面上で任意の面積を占める符号
化ブロックと、この原画像と時間的に異なる参照画像の
画面上で任意の大きさを有する(i−1)次探索領域
(1<i≦n)内に存在し前記符号化ブロックと同じ面
積を占める複数個の候補ブロックと、の両者の相関性を
求める手順と、 前記複数個の候補ブロックの中から相関性が最も高い候
補ブロックを選択してそのときの変位を(i−1)次動
きベクトルとして求める手順と、 前記(i−1)次動きベクトルに基づいてi次探索領域
を決定し、そのi次探索領域内に存在する前記符号化ブ
ロックと同じ面積を占める複数個のi次候補ブロック、
または前記(i−1)次動きベクトルと、前記参照画面
の位置関係と、を検出して、前記i次探索領域または前
記i次候補ブロックが前記参照画面の境界よりも外側に
位置するか否かを判定する手順と、 前記i次探索領域またはi次候補ブロックの一部が前記
境界の外側に位置しているものと判定された場合に、前
記i次探索領域または前記i次候補ブロックが前記参照
画面の境界内に含まれるような所定の(i−1)次補正
量にて前記(i−1)次動きベクトルの位置を補正する
手順と、 前記位置が補正された動きベクトルに基づいた補正後の
i次探索領域内に存在する、前記符号化ブロックと同じ
面積を占める複数個の補正後のi次候補ブロックと、前
記符号化ブロックと、の両者の相関性を求める手順と、 前記複数個のn次候補ブロックの中から相関性が最も高
いi次候補ブロックを選択して、そのときの変位をi次
動きベクトルとして求める手順と、を備えると共に、 1次動きベクトル,1次補正量,…,前記(i−1)次
動きベクトル,前記(i−1)次補正量,…,(n−
1)次動きベクトル,(n−1)次補正量およびn次動
きベクトルより所望の動きベクトルを求める手順を備え
ることを特徴とする動きベクトル検出プログラム。
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