JP2001251553A - 電子カメラ - Google Patents
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Landscapes
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- Studio Devices (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ストロボを用いて撮影を行う場合であって
も、本撮影のための微妙な条件出しを行うことができ、
かつその撮影条件を容易に設定することができる。 【解決手段】 半導体撮像素子5により被写体を撮影す
る電子カメラ1において、被写体に対して補助光を照射
する補助光照射手段と、被写体に対して予備的な撮影を
実行した場合に、その予備撮影の画像上における被写体
主要部領域及び被写体背景部領域の指定入力を受け付け
るとともに、撮影条件の修正入力を受け付ける入力処理
手段と、予備撮影の結果及び入力処理手段にて受け付け
た修正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域及び被写
体背景部領域それぞれについてシミュレーションを実行
し、各領域の画像を取得するシミュレーション手段61
と、予備撮影画像又はシミュレーション結果画像を表示
する表示手段14,41とを備えた電子カメラ。
も、本撮影のための微妙な条件出しを行うことができ、
かつその撮影条件を容易に設定することができる。 【解決手段】 半導体撮像素子5により被写体を撮影す
る電子カメラ1において、被写体に対して補助光を照射
する補助光照射手段と、被写体に対して予備的な撮影を
実行した場合に、その予備撮影の画像上における被写体
主要部領域及び被写体背景部領域の指定入力を受け付け
るとともに、撮影条件の修正入力を受け付ける入力処理
手段と、予備撮影の結果及び入力処理手段にて受け付け
た修正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域及び被写
体背景部領域それぞれについてシミュレーションを実行
し、各領域の画像を取得するシミュレーション手段61
と、予備撮影画像又はシミュレーション結果画像を表示
する表示手段14,41とを備えた電子カメラ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子カメラ、更に
詳しくは撮影条件設定の部分に特徴のある電子カメラに
関するものである。
詳しくは撮影条件設定の部分に特徴のある電子カメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラによる撮影においては、露出条件
やシャッタ速度、合焦位置、構図取り等の条件設定を行
うことで種々の写真表現が可能である。特に銀塩一眼レ
フカメラのような高級機においては、撮影条件を種々設
定変更することにより撮影者の要求する様々な写真を撮
影することができる。
やシャッタ速度、合焦位置、構図取り等の条件設定を行
うことで種々の写真表現が可能である。特に銀塩一眼レ
フカメラのような高級機においては、撮影条件を種々設
定変更することにより撮影者の要求する様々な写真を撮
影することができる。
【0003】しかし、撮影環境は照明条件や被写体等に
よって大きく異なる上、撮影者の肉眼のみでその条件を
完全に把握するのは困難である。また、ある条件をどの
程度振ったら撮影結果がどの程度変化するかが予測しづ
らい場合もある。したがって、従来から銀塩カメラで本
格的な撮影を行う場合には、一種の予備撮影、すなわち
ポラ撮りを行うことが多い。そして、その予備撮影写真
を確認することで、露出補正や色温度(ストロボやフィ
ルム)等を調整し、その後、本撮影を行っている。
よって大きく異なる上、撮影者の肉眼のみでその条件を
完全に把握するのは困難である。また、ある条件をどの
程度振ったら撮影結果がどの程度変化するかが予測しづ
らい場合もある。したがって、従来から銀塩カメラで本
格的な撮影を行う場合には、一種の予備撮影、すなわち
ポラ撮りを行うことが多い。そして、その予備撮影写真
を確認することで、露出補正や色温度(ストロボやフィ
ルム)等を調整し、その後、本撮影を行っている。
【0004】また、近年CCDデバイス等の半導体撮像
素子を利用した電子カメラが普及している。最近の電子
カメラは性能も向上し、銀塩一眼レフカメラのように多
くの撮影条件を設定できるようになっている。
素子を利用した電子カメラが普及している。最近の電子
カメラは性能も向上し、銀塩一眼レフカメラのように多
くの撮影条件を設定できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子カメラにて本格的
撮影を行う場合であっても、撮影者の望む写真表現に適
合させるには種々の撮影条件を調整する必要がある。
撮影を行う場合であっても、撮影者の望む写真表現に適
合させるには種々の撮影条件を調整する必要がある。
【0006】しかしながら、電子カメラでは、被写体情
報の取得に半導体撮像素子、主としてCCDデバイスを
用いるため、撮像結果画像は、その機種に用いられたC
CDデバイスの特性に拘束されることになる。また、C
CD出力に対しては種々の画像処理がかけられるが、機
種によって画像処理の内容や各種補正係数が異なるた
め、カメラ毎に撮影特性が異なってしまう。
報の取得に半導体撮像素子、主としてCCDデバイスを
用いるため、撮像結果画像は、その機種に用いられたC
CDデバイスの特性に拘束されることになる。また、C
CD出力に対しては種々の画像処理がかけられるが、機
種によって画像処理の内容や各種補正係数が異なるた
め、カメラ毎に撮影特性が異なってしまう。
【0007】したがって、撮影条件に対する撮影結果の
変化の傾向は、カメラ機種の違いによる影響も大きく、
従来のようなポラ撮り等の手段によって、露出条件等を
把握するだけでは撮影者の望む画像を適切に撮影するの
は困難な場合がある。
変化の傾向は、カメラ機種の違いによる影響も大きく、
従来のようなポラ撮り等の手段によって、露出条件等を
把握するだけでは撮影者の望む画像を適切に撮影するの
は困難な場合がある。
【0008】さらに、電子カメラにおいては、CCDデ
バイスのラチチュード(露出寛容度)が狭いため、本撮
影のための条件出しが銀塩カメラの場合よりも難しい。
バイスのラチチュード(露出寛容度)が狭いため、本撮
影のための条件出しが銀塩カメラの場合よりも難しい。
【0009】これらの状況に加え、夜間や日中にストロ
ボ撮影を行う場合には、より一層、撮影条件の調整が難
しい。
ボ撮影を行う場合には、より一層、撮影条件の調整が難
しい。
【0010】ここでストロボを用いた主要な撮影技術と
してスローシンクロ撮影とデーライトシンクロ撮影があ
る。スローシンクロは、夜間撮影では背景が暗くなりす
ぎるのを防止するためにシャッタ速度を遅めに設定する
撮影方式である。また、デーライトシンクロは、日中に
主要被写体が暗くなりすぎるのを防止するために用いら
れる。すなわち、背景が暗い主要被写体に引っ張られて
白化するのを防ぐためにストロボで主要被写体を明るく
してシャッタ速度を速く(又は絞りを絞る)する撮影技
術である。
してスローシンクロ撮影とデーライトシンクロ撮影があ
る。スローシンクロは、夜間撮影では背景が暗くなりす
ぎるのを防止するためにシャッタ速度を遅めに設定する
撮影方式である。また、デーライトシンクロは、日中に
主要被写体が暗くなりすぎるのを防止するために用いら
れる。すなわち、背景が暗い主要被写体に引っ張られて
白化するのを防ぐためにストロボで主要被写体を明るく
してシャッタ速度を速く(又は絞りを絞る)する撮影技
術である。
【0011】スローシンクロやデーライトシンクロを行
う場合には、通常の撮影条件に加えてストロボ発光とい
う要素が加わる上に、主要被写体と背景とでストロボに
よる影響の受け方が異なる。主要被写体は距離が近く背
景は遠くにあるためである。したがって、たとえ予備撮
影を行っても最適な撮影条件を探すのは困難である。
う場合には、通常の撮影条件に加えてストロボ発光とい
う要素が加わる上に、主要被写体と背景とでストロボに
よる影響の受け方が異なる。主要被写体は距離が近く背
景は遠くにあるためである。したがって、たとえ予備撮
影を行っても最適な撮影条件を探すのは困難である。
【0012】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、ストロボを用いて撮影
を行う場合であっても、本撮影のための微妙な条件出し
を行うことができる電子カメラを提供することにある。
れたもので、その第1の目的は、ストロボを用いて撮影
を行う場合であっても、本撮影のための微妙な条件出し
を行うことができる電子カメラを提供することにある。
【0013】また、第2の目的は、ストロボを用いて撮
影を行う場合であっても、本撮影のための微妙な条件出
しを行うことができ、かつその撮影条件を容易に設定す
ることができる電子カメラを提供することをその目的と
する。
影を行う場合であっても、本撮影のための微妙な条件出
しを行うことができ、かつその撮影条件を容易に設定す
ることができる電子カメラを提供することをその目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた第1の発明は、半導体撮像素子により被写体
を撮影する電子カメラにおいて、被写体に対して補助光
を照射する補助光照射手段と、被写体に対して予備的な
撮影を実行した場合に、その予備撮影の画像上における
被写体主要部領域及び被写体背景部領域の指定入力を受
け付けるとともに、撮影条件の修正入力を受け付ける入
力処理手段と、予備撮影の結果及び入力処理手段にて受
け付けた修正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域及
び被写体背景部領域それぞれについてシミュレーション
を実行し、各領域の画像を取得するシミュレーション手
段と、予備撮影画像又はシミュレーション結果画像を表
示する表示手段とを備えた電子カメラである。
になされた第1の発明は、半導体撮像素子により被写体
を撮影する電子カメラにおいて、被写体に対して補助光
を照射する補助光照射手段と、被写体に対して予備的な
撮影を実行した場合に、その予備撮影の画像上における
被写体主要部領域及び被写体背景部領域の指定入力を受
け付けるとともに、撮影条件の修正入力を受け付ける入
力処理手段と、予備撮影の結果及び入力処理手段にて受
け付けた修正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域及
び被写体背景部領域それぞれについてシミュレーション
を実行し、各領域の画像を取得するシミュレーション手
段と、予備撮影画像又はシミュレーション結果画像を表
示する表示手段とを備えた電子カメラである。
【0015】本発明はこのような手段を設けたので、ス
トロボ撮影する場合の主要被写体と背景をそれぞれ画像
シミュレーションすることができ、ストロボ撮影を行う
場合であっても、予備的な撮影の後の本撮影の条件出し
を的確に行うことができる。
トロボ撮影する場合の主要被写体と背景をそれぞれ画像
シミュレーションすることができ、ストロボ撮影を行う
場合であっても、予備的な撮影の後の本撮影の条件出し
を的確に行うことができる。
【0016】次に、課題解決のための第2の発明は、半
導体撮像素子により被写体を撮影する電子カメラにおい
て、被写体に対して補助光を照射する補助光照射手段
と、補助光照射手段を用いて撮影を実行する場合に、そ
の撮影準備入力がなされると補助光照射せずに第1の画
像取込を行うと共に、撮影実行入力がなされると補助光
照射して第2の画像取込を行う撮影実行手段と、撮影実
行手段により取り込まれた第1の取込画像と第2の取込
画像とを比較することにより、被写体の主要部領域を取
り出す被写体分離手段とを備えた電子カメラである。
導体撮像素子により被写体を撮影する電子カメラにおい
て、被写体に対して補助光を照射する補助光照射手段
と、補助光照射手段を用いて撮影を実行する場合に、そ
の撮影準備入力がなされると補助光照射せずに第1の画
像取込を行うと共に、撮影実行入力がなされると補助光
照射して第2の画像取込を行う撮影実行手段と、撮影実
行手段により取り込まれた第1の取込画像と第2の取込
画像とを比較することにより、被写体の主要部領域を取
り出す被写体分離手段とを備えた電子カメラである。
【0017】本発明はこのような手段を設けたので、ス
トロボ撮影を行った場合に、その主要被写体と背景とを
容易に分離することができる。撮影準備入力としては例
えば1stレリーズ、撮影実行入力としては例えば2n
dレリーズが考えられる。
トロボ撮影を行った場合に、その主要被写体と背景とを
容易に分離することができる。撮影準備入力としては例
えば1stレリーズ、撮影実行入力としては例えば2n
dレリーズが考えられる。
【0018】次に、課題解決のための第3の発明は、上
記第2の発明において、撮影実行手段により予備的な撮
影を実行し、第2の取込画像を予備撮影画像とする場合
に、撮影条件の修正入力を受け付ける入力処理手段と、
予備的な撮影の結果及び入力処理手段にて受け付けた修
正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域、及び、予備
撮影画像における被写体主要部領域を差し引いた部分で
ある被写体背景部領域のそれぞれについて、シミュレー
ションを実行し各領域の画像を取得するシミュレーショ
ン手段と、予備撮影画像又はシミュレーション結果画像
を表示する表示手段とを備えた電子カメラである。
記第2の発明において、撮影実行手段により予備的な撮
影を実行し、第2の取込画像を予備撮影画像とする場合
に、撮影条件の修正入力を受け付ける入力処理手段と、
予備的な撮影の結果及び入力処理手段にて受け付けた修
正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域、及び、予備
撮影画像における被写体主要部領域を差し引いた部分で
ある被写体背景部領域のそれぞれについて、シミュレー
ションを実行し各領域の画像を取得するシミュレーショ
ン手段と、予備撮影画像又はシミュレーション結果画像
を表示する表示手段とを備えた電子カメラである。
【0019】本発明はこのような手段を設けたので、ス
トロボ撮影する場合の主要被写体と背景をそれぞれ画像
シミュレーションすることができ、ストロボ撮影を行う
場合であっても、予備的な撮影の後の本撮影の条件出し
を的確に行うことができる。
トロボ撮影する場合の主要被写体と背景をそれぞれ画像
シミュレーションすることができ、ストロボ撮影を行う
場合であっても、予備的な撮影の後の本撮影の条件出し
を的確に行うことができる。
【0020】次に、課題解決のための第4の発明は、上
記第1又は3の発明において、修正撮影条件を撮影用に
設定する条件設定手段を備えた電子カメラである。
記第1又は3の発明において、修正撮影条件を撮影用に
設定する条件設定手段を備えた電子カメラである。
【0021】本発明はこのような手段を設けたので、本
撮影する前の予備撮影(いわゆるポラ撮り)から、実際
の本撮影までの流れを一連の処理で実行できる。特に、
ストロボ撮影の場合には条件出しが難しいが、本発明に
よれば、シミュレーション画像をみて撮影条件を修正
し、その修正条件をそのまま設定して本撮影を実行する
ことができる。
撮影する前の予備撮影(いわゆるポラ撮り)から、実際
の本撮影までの流れを一連の処理で実行できる。特に、
ストロボ撮影の場合には条件出しが難しいが、本発明に
よれば、シミュレーション画像をみて撮影条件を修正
し、その修正条件をそのまま設定して本撮影を実行する
ことができる。
【0022】次に、課題解決のための第5の発明は、上
記第1又は3或いは4の発明において、シミュレーショ
ン手段は、被写体主要部領域については、絞り値と補助
光照射手段の発光量とに基づいて当該領域の明るさを算
出し、被写体背景部領域については、絞り値とシャッタ
速度とに基づいて当該領域の明るさを算出する電子カメ
ラである。
記第1又は3或いは4の発明において、シミュレーショ
ン手段は、被写体主要部領域については、絞り値と補助
光照射手段の発光量とに基づいて当該領域の明るさを算
出し、被写体背景部領域については、絞り値とシャッタ
速度とに基づいて当該領域の明るさを算出する電子カメ
ラである。
【0023】本発明はこのような手段を設けたので、ス
ローシンクロ撮影を行う予定であっても、その撮影状態
を予め予測し、検討することができる。スローシンクロ
では、主要被写体はストロボ発光量と絞りでその明るさ
が決まり、背景は絞りとシャッタ速とで明るさが決まる
ことに着目して上記シミュレーションを行うものであ
る。
ローシンクロ撮影を行う予定であっても、その撮影状態
を予め予測し、検討することができる。スローシンクロ
では、主要被写体はストロボ発光量と絞りでその明るさ
が決まり、背景は絞りとシャッタ速とで明るさが決まる
ことに着目して上記シミュレーションを行うものであ
る。
【0024】次に、課題解決のための第6の発明は、上
記第1又は3或いは4の発明において、シミュレーショ
ン手段は、被写体主要部領域については、絞り値とシャ
ッタ速度と補助光照射手段の発光量とに基づいて当該領
域の明るさを算出し、被写体背景部領域については、絞
り値とシャッタ速度とに基づいて当該領域の明るさを算
出する電子カメラである。
記第1又は3或いは4の発明において、シミュレーショ
ン手段は、被写体主要部領域については、絞り値とシャ
ッタ速度と補助光照射手段の発光量とに基づいて当該領
域の明るさを算出し、被写体背景部領域については、絞
り値とシャッタ速度とに基づいて当該領域の明るさを算
出する電子カメラである。
【0025】本発明はこのような手段を設けたので、デ
ーライトシンクロ撮影を行う予定であっても、その撮影
状態を予め予測し、検討することができる。デーライト
シンクロでは、主要被写体はストロボ発光量と絞りとシ
ャッタ速とでその明るさが決まり、背景は絞りとシャッ
タ速とで明るさが決まることに着目して上記シミュレー
ションを行うものである。
ーライトシンクロ撮影を行う予定であっても、その撮影
状態を予め予測し、検討することができる。デーライト
シンクロでは、主要被写体はストロボ発光量と絞りとシ
ャッタ速とでその明るさが決まり、背景は絞りとシャッ
タ速とで明るさが決まることに着目して上記シミュレー
ションを行うものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施
形態に係る電子カメラの一構成例を示すブロック図であ
る。
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施
形態に係る電子カメラの一構成例を示すブロック図であ
る。
【0027】この電子カメラ1においては、被写体から
の光束がレンズ系2,絞り3,シャッタ4を介してCC
Dデバイス5に入射され、CCDデバイス5の各素子に
電荷が蓄積されるようになっている。CCDデバイス5
には、撮像回路6が付属しており、この撮像回路6によ
って、露光、読み出し、素子シャッタ、ゲイン調整(I
SO設定)、電力供給等が制御される。また、CCDデ
バイス5からの出力は、A/D変換器7をへて一旦DR
AM(図示せず)に格納された後、画像処理部8によっ
て、写真用の静止画情報(撮影画像)に変換され、バッ
ファメモリ9に格納されるようになっている。撮影画像
は圧縮伸長部10により圧縮処理(JPEG)され、イ
ンタフェース11を介して記録媒体12に格納される。
記録媒体12としては、フラッシュメモリを用いたメモ
リカード、光磁気ディスクや磁気ディスク等が用いられ
る。
の光束がレンズ系2,絞り3,シャッタ4を介してCC
Dデバイス5に入射され、CCDデバイス5の各素子に
電荷が蓄積されるようになっている。CCDデバイス5
には、撮像回路6が付属しており、この撮像回路6によ
って、露光、読み出し、素子シャッタ、ゲイン調整(I
SO設定)、電力供給等が制御される。また、CCDデ
バイス5からの出力は、A/D変換器7をへて一旦DR
AM(図示せず)に格納された後、画像処理部8によっ
て、写真用の静止画情報(撮影画像)に変換され、バッ
ファメモリ9に格納されるようになっている。撮影画像
は圧縮伸長部10により圧縮処理(JPEG)され、イ
ンタフェース11を介して記録媒体12に格納される。
記録媒体12としては、フラッシュメモリを用いたメモ
リカード、光磁気ディスクや磁気ディスク等が用いられ
る。
【0028】画像処理部8によって静止画処理された画
像は、液晶制御部13により、保存前に確認画像(RE
Cビュー)としてカメラ背面の画像表示液晶パネル14
(TFTパネル)から表示可能である。また、一旦記録
媒体12に格納された記録画像も圧縮伸長部10にて伸
長処理されて一旦バッファメモリ9に格納され、さら
に、画像表示用液晶パネル14から表示できるようにな
っている。
像は、液晶制御部13により、保存前に確認画像(RE
Cビュー)としてカメラ背面の画像表示液晶パネル14
(TFTパネル)から表示可能である。また、一旦記録
媒体12に格納された記録画像も圧縮伸長部10にて伸
長処理されて一旦バッファメモリ9に格納され、さら
に、画像表示用液晶パネル14から表示できるようにな
っている。
【0029】なお、画像処理部8は、指定された画質
(SQ,HQ,SHQ等)に対応した画素数となるよう
に、全画素読み出しされたデータに対し加算平均を施し
て画素数変換を行う。また、同処理部8は、ホワイトバ
ランス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調
整等も行う。また、圧縮伸長部10は、指定画質に対応
した圧縮率で圧縮処理を実行する。すなわち画質は画像
処理部8にて変換された画素数と圧縮伸長部による圧縮
率で決まる。
(SQ,HQ,SHQ等)に対応した画素数となるよう
に、全画素読み出しされたデータに対し加算平均を施し
て画素数変換を行う。また、同処理部8は、ホワイトバ
ランス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調
整等も行う。また、圧縮伸長部10は、指定画質に対応
した圧縮率で圧縮処理を実行する。すなわち画質は画像
処理部8にて変換された画素数と圧縮伸長部による圧縮
率で決まる。
【0030】また、本実施形態では、画像表示液晶パネ
ル14と別途に、覗き込み型のEVF(電子ビューファ
インダ)が設けられている。すなわちA/D出力に対
し、ファインダ画像生成部71にて30フレーム/秒の
動画処理が行われ、その動画像が液晶制御部72により
スルー画像としてEVF液晶パネル73から表示される
ようになっている。また、ファインダ画像生成部71か
らの出力は画像表示液晶パネル14からも表示可能とな
っている。これにより、画像表示液晶パネル14におい
てもEVFが実現される。
ル14と別途に、覗き込み型のEVF(電子ビューファ
インダ)が設けられている。すなわちA/D出力に対
し、ファインダ画像生成部71にて30フレーム/秒の
動画処理が行われ、その動画像が液晶制御部72により
スルー画像としてEVF液晶パネル73から表示される
ようになっている。また、ファインダ画像生成部71か
らの出力は画像表示液晶パネル14からも表示可能とな
っている。これにより、画像表示液晶パネル14におい
てもEVFが実現される。
【0031】システムコントローラ21は、AF機構2
2、ストロボ制御回路23、絞り機構、撮像回路6等の
カメラ内の各部を制御する。また、レリーズボタン2
4、操作キー25、確定ボタン26等の各種の操作ボタ
ンからの各種操作入力を受け付け、その入力に応じた制
御を実行する。また、撮影モードや条件、残撮影可能枚
数等の各種情報をコントロールパネル(図示せず)に表
示させる。
2、ストロボ制御回路23、絞り機構、撮像回路6等の
カメラ内の各部を制御する。また、レリーズボタン2
4、操作キー25、確定ボタン26等の各種の操作ボタ
ンからの各種操作入力を受け付け、その入力に応じた制
御を実行する。また、撮影モードや条件、残撮影可能枚
数等の各種情報をコントロールパネル(図示せず)に表
示させる。
【0032】また、システムコントローラ21は、撮影
制御部31と、予備撮影/検討制御部32と、ストロボ
制御回路23を制御するストロボ制御部77と、絞り機
構を制御する露出制御部78とを備える。
制御部31と、予備撮影/検討制御部32と、ストロボ
制御回路23を制御するストロボ制御部77と、絞り機
構を制御する露出制御部78とを備える。
【0033】撮影制御部31は、撮影条件設定部33に
設定された撮影条件に基づき、カメラ各部を制御し、ま
た必要な画像処理用パラメータなどを提供する。なお、
本明細書にいう撮影条件とは、いわゆる露出やシャッタ
速度等の銀塩カメラと共通する狭義の撮影条件のみなら
ず、ホワイトバランス、色処理(カラーテーブル)、ガ
ンマ等の画像処理の条件をも含むものである。
設定された撮影条件に基づき、カメラ各部を制御し、ま
た必要な画像処理用パラメータなどを提供する。なお、
本明細書にいう撮影条件とは、いわゆる露出やシャッタ
速度等の銀塩カメラと共通する狭義の撮影条件のみなら
ず、ホワイトバランス、色処理(カラーテーブル)、ガ
ンマ等の画像処理の条件をも含むものである。
【0034】また、撮影制御部31は、予備撮影に対す
る本撮影を行う場合であって、フレームガイド入力があ
った場合には、予備撮影画像端部表示部75に予備撮影
時の画像端部をEVFから表示するように指令する。
る本撮影を行う場合であって、フレームガイド入力があ
った場合には、予備撮影画像端部表示部75に予備撮影
時の画像端部をEVFから表示するように指令する。
【0035】ここで、予備撮影画像端部表示部75は、
バッファメモリ9に格納される予備撮影画像からその両
端部を切り取り、これをフレームガイド画像としてファ
インダ画像生成部71に与えてEVFから表示させるよ
うになっている。このときのEVFは、EVF液晶パネ
ル73と画像表示液晶パネル14の何れの液晶パネルを
用いる場合でもよい。
バッファメモリ9に格納される予備撮影画像からその両
端部を切り取り、これをフレームガイド画像としてファ
インダ画像生成部71に与えてEVFから表示させるよ
うになっている。このときのEVFは、EVF液晶パネ
ル73と画像表示液晶パネル14の何れの液晶パネルを
用いる場合でもよい。
【0036】露出制御部は78、CCDデバイス5のA
/D出力と撮影条件設定部33に設定された撮影条件と
に基づいて、露出演算を行い、絞り、シャッタスピー
ド、あるいはその双方を決定し制御する。
/D出力と撮影条件設定部33に設定された撮影条件と
に基づいて、露出演算を行い、絞り、シャッタスピー
ド、あるいはその双方を決定し制御する。
【0037】ストロボ制御部77は、撮影条件設定部3
3に設定された撮影条件に基づいて、ストロボ制御回路
23に制御指令を与える。発光の有無、発光タイミン
グ、及び発光量調整等の制御である。
3に設定された撮影条件に基づいて、ストロボ制御回路
23に制御指令を与える。発光の有無、発光タイミン
グ、及び発光量調整等の制御である。
【0038】予備撮影/検討制御部32は、撮影制御部
31の撮影条件設定部33から予備撮影の撮影条件を取
り出して条件検討画面作成部41に送出するとともに、
検討条件を同画面作成部41から取得して本撮影用の撮
影条件を撮影条件設定部33に設定する。また、予備撮
影/検討制御部32は、条件検討画面が画像表示液晶パ
ネル14から表示されているときに、操作キー25及び
確定ボタン26からの入力を受け付け、その検討条件を
条件検討画面作成部41に送出する。
31の撮影条件設定部33から予備撮影の撮影条件を取
り出して条件検討画面作成部41に送出するとともに、
検討条件を同画面作成部41から取得して本撮影用の撮
影条件を撮影条件設定部33に設定する。また、予備撮
影/検討制御部32は、条件検討画面が画像表示液晶パ
ネル14から表示されているときに、操作キー25及び
確定ボタン26からの入力を受け付け、その検討条件を
条件検討画面作成部41に送出する。
【0039】条件検討画面作成部41は、予備撮影を行
ったときに、その予備撮影結果に基づいて本撮影の撮影
条件を検討作成するための処理部であり、検討情報保持
部42と、画面作成部43と、ヒストグラム作成部44
と、指定範囲作成部45と、条件受付部46と、検討条
件取出部47とを備える。
ったときに、その予備撮影結果に基づいて本撮影の撮影
条件を検討作成するための処理部であり、検討情報保持
部42と、画面作成部43と、ヒストグラム作成部44
と、指定範囲作成部45と、条件受付部46と、検討条
件取出部47とを備える。
【0040】検討情報保持部42には、原画像保持部5
1、加工画像保持部52、予備撮影条件保持部53及び
検討条件保持部54が設けられている。原画像保持部5
1には、A/D変換器7からの加工前のCCD出力がシ
ミュレーションを行うための元画像データとして入力さ
れ保持される。また、予備撮影条件保持部53には、予
備撮影において取得された予備撮影条件が格納される。
1、加工画像保持部52、予備撮影条件保持部53及び
検討条件保持部54が設けられている。原画像保持部5
1には、A/D変換器7からの加工前のCCD出力がシ
ミュレーションを行うための元画像データとして入力さ
れ保持される。また、予備撮影条件保持部53には、予
備撮影において取得された予備撮影条件が格納される。
【0041】さらに、検討情報保持部54には、予備撮
影/検討制御部32を介して入力された本撮影のための
検討条件が格納される。また、加工画像保持部52に
は、シミュレーションや領域指定によって得られた加工
画像が1又は複数枚格納される。
影/検討制御部32を介して入力された本撮影のための
検討条件が格納される。また、加工画像保持部52に
は、シミュレーションや領域指定によって得られた加工
画像が1又は複数枚格納される。
【0042】条件受付部46は、予備撮影/検討制御部
32を介して検討条件及び操作指令を受け付ける。すな
わち、検討条件を検討情報保持部42に格納するととも
に、操作指令を、画面作成部43、ヒストグラム作成部
44、指定範囲作成部45又はシミュレーション部61
に出力する。
32を介して検討条件及び操作指令を受け付ける。すな
わち、検討条件を検討情報保持部42に格納するととも
に、操作指令を、画面作成部43、ヒストグラム作成部
44、指定範囲作成部45又はシミュレーション部61
に出力する。
【0043】画面作成部43は、ヒストグラム作成部4
4、指定範囲作成部45又は検討情報保持部42からの
情報に基づいて条件検討画面を作成し、画像表示液晶パ
ネル14から表示させる。なお、条件検討画面には、メ
イン条件検討画面、被写体背景指定画面、領域指定画面
及びヒストグラム条件検討画面等がある。
4、指定範囲作成部45又は検討情報保持部42からの
情報に基づいて条件検討画面を作成し、画像表示液晶パ
ネル14から表示させる。なお、条件検討画面には、メ
イン条件検討画面、被写体背景指定画面、領域指定画面
及びヒストグラム条件検討画面等がある。
【0044】ヒストグラム作成部44は、指定された画
像、指定された検討条件についてのヒストグラムを作成
し、条件検討画面から表示させるために画面作成部43
に引き渡す。
像、指定された検討条件についてのヒストグラムを作成
し、条件検討画面から表示させるために画面作成部43
に引き渡す。
【0045】指定範囲作成部45は、検討条件として、
ストロボ撮影における主要被写体領域、背景被写体領域
等の領域指定がなされたときに、その表示フレームを作
成し、条件検討画面から表示させるために画面作成部4
3に引き渡す。なお、合焦領域や測光領域等の領域指定
(画面領域、1又は複数の部分領域又はスポット領域
等)がされた場合も、その表示フレームを作成し、画面
作成部43に引き渡す。
ストロボ撮影における主要被写体領域、背景被写体領域
等の領域指定がなされたときに、その表示フレームを作
成し、条件検討画面から表示させるために画面作成部4
3に引き渡す。なお、合焦領域や測光領域等の領域指定
(画面領域、1又は複数の部分領域又はスポット領域
等)がされた場合も、その表示フレームを作成し、画面
作成部43に引き渡す。
【0046】検討条件取出部47は、予備撮影/検討制
御部32から検討条件を本撮影用に反映させる指令を受
けると、検討条件保持部42に保持された検討条件を取
出し当該制御部32に引き渡す。
御部32から検討条件を本撮影用に反映させる指令を受
けると、検討条件保持部42に保持された検討条件を取
出し当該制御部32に引き渡す。
【0047】シミュレーション部61は、検討条件を表
示画像に反映させるためにはシミュレーションが必要な
場合に、そのシミュレーション処理を実行する。シミュ
レーション部61には、シミュレーション依頼部62と
シミュレーション実行部63が設けられる。
示画像に反映させるためにはシミュレーションが必要な
場合に、そのシミュレーション処理を実行する。シミュ
レーション部61には、シミュレーション依頼部62と
シミュレーション実行部63が設けられる。
【0048】シミュレーション依頼部62は、画像処理
部8又は圧縮伸長部10が対象シミュレーションの処理
機能を有する項目について、そのシミュレーション実行
を依頼するものである。画像処理部8に依頼する例とし
てはホワイトバランス処理、カラー調整、シャープネス
等がある。また、画質については、画素数調整は、画像
処理部8に依頼し、圧縮率は圧縮伸長部10に依頼す
る。なお、元画像データ及び条件は検討情報保持部42
から取得する。
部8又は圧縮伸長部10が対象シミュレーションの処理
機能を有する項目について、そのシミュレーション実行
を依頼するものである。画像処理部8に依頼する例とし
てはホワイトバランス処理、カラー調整、シャープネス
等がある。また、画質については、画素数調整は、画像
処理部8に依頼し、圧縮率は圧縮伸長部10に依頼す
る。なお、元画像データ及び条件は検討情報保持部42
から取得する。
【0049】一方、シミュレーション実行部63は、撮
像回路6までの処理により決定される内容であって、画
像処理部8又は圧縮伸長部10では再現処理できない項
目をシミュレーションとして実行するものである。例え
ばスローシンクロ撮影、デーライトシンクロ撮影、露出
補正あるいはISO感度調整等である。
像回路6までの処理により決定される内容であって、画
像処理部8又は圧縮伸長部10では再現処理できない項
目をシミュレーションとして実行するものである。例え
ばスローシンクロ撮影、デーライトシンクロ撮影、露出
補正あるいはISO感度調整等である。
【0050】なお、操作キー24は、各種の操作入力を
行うためのものであり、十字式の入力キーで左右上下に
入力できるように構成される。各種操作は、操作キー2
4により、画像表示液晶パネル14から表示されるメニ
ュー画面から機能選択が行われ、確定ボタン25により
その機能が選択確定される。レリーズボタン23を押す
ことにより撮影が実行される。
行うためのものであり、十字式の入力キーで左右上下に
入力できるように構成される。各種操作は、操作キー2
4により、画像表示液晶パネル14から表示されるメニ
ュー画面から機能選択が行われ、確定ボタン25により
その機能が選択確定される。レリーズボタン23を押す
ことにより撮影が実行される。
【0051】次に、以上のように構成された本実施形態
における電子カメラの動作について説明する。本発明の
電子カメラ1の動作を概略的に説明すれば、まず、条件
検討のための予備撮影実行が実行された後、その予備撮
影条件及び予備撮影結果が条件検討画面作成部41に入
力される。同画面作成部41で作成される条件検討画面
を用いて本撮影の条件検討が行われる。本撮影のための
撮影条件が検討された後、その撮影条件が条件検討画面
作成部41の検討情報保持部42から取り出され、シス
テムコントローラ21における撮影制御部31の撮影条
件設定部33に再び設定される。そして、次の撮影(本
撮影)は、この検討された撮影条件によって実行され
る。
における電子カメラの動作について説明する。本発明の
電子カメラ1の動作を概略的に説明すれば、まず、条件
検討のための予備撮影実行が実行された後、その予備撮
影条件及び予備撮影結果が条件検討画面作成部41に入
力される。同画面作成部41で作成される条件検討画面
を用いて本撮影の条件検討が行われる。本撮影のための
撮影条件が検討された後、その撮影条件が条件検討画面
作成部41の検討情報保持部42から取り出され、シス
テムコントローラ21における撮影制御部31の撮影条
件設定部33に再び設定される。そして、次の撮影(本
撮影)は、この検討された撮影条件によって実行され
る。
【0052】図2は本実施形態の電子カメラにおける概
略動作を説明する流れ図である。
略動作を説明する流れ図である。
【0053】同図に示すように、まず、予備撮影が実行
されると(s1)、予備撮影/検討制御部32の処理に
より条件検討モードに移行し、条件検討画面作成部41
の作成した条件検討画面上に予備撮影結果及び予備撮影
条件が表示される(s2)。
されると(s1)、予備撮影/検討制御部32の処理に
より条件検討モードに移行し、条件検討画面作成部41
の作成した条件検討画面上に予備撮影結果及び予備撮影
条件が表示される(s2)。
【0054】次に、条件検討画面(メイン画面)上で、
検討条件が入力され(s3)、必要に応じてシミュレー
ションが実行されて(s4)、シミュレーション画像や
ヒストグラムが表示される(s5)。さらに条件検討を
行う場合には、ステップs3〜s5が繰り返される(s
6)。
検討条件が入力され(s3)、必要に応じてシミュレー
ションが実行されて(s4)、シミュレーション画像や
ヒストグラムが表示される(s5)。さらに条件検討を
行う場合には、ステップs3〜s5が繰り返される(s
6)。
【0055】図3は条件検討画面(メイン画面)の表示
例を示す図である。
例を示す図である。
【0056】図3に示すように、条件検討画面(メイ
ン)は、画像表示液晶パネル14上に表示されるもので
あり、検討条件表示部101、条件表示/設定部10
2、機能実行ボタン103及び画像表示部104からな
っている。
ン)は、画像表示液晶パネル14上に表示されるもので
あり、検討条件表示部101、条件表示/設定部10
2、機能実行ボタン103及び画像表示部104からな
っている。
【0057】検討条件表示部101は、検討中の撮影条
件を表示するタイトル部であって、図3では露出補正が
検討条件となっている。
件を表示するタイトル部であって、図3では露出補正が
検討条件となっている。
【0058】また、条件表示/設定部102は、最新の
検討条件を表示すると共に、検討条件を設定するための
ボタンとなっている。操作キー25で条件表示/設定部
102の何れかを選択し確定ボタン26で確定すること
によって、図3に示す検討条件を選択、入力(選択)可
能な状態となる。この条件表示/設定部102の各ボタ
ンには、数値等(本来の数値のみならず、撮影モードや
画質表示、ホワイトバランスモード選択、ストロボモー
ド選択等を含む)を表示選択するものと、測光や合焦等
の領域指定を行うものとがある。数値選択の場合には、
ボタン確定によって、選択可能な数値等が選択可能に表
示される。また、領域指定の場合には領域指定画面が表
示され(図示せず)、当該画面を用いて領域が指定され
る。
検討条件を表示すると共に、検討条件を設定するための
ボタンとなっている。操作キー25で条件表示/設定部
102の何れかを選択し確定ボタン26で確定すること
によって、図3に示す検討条件を選択、入力(選択)可
能な状態となる。この条件表示/設定部102の各ボタ
ンには、数値等(本来の数値のみならず、撮影モードや
画質表示、ホワイトバランスモード選択、ストロボモー
ド選択等を含む)を表示選択するものと、測光や合焦等
の領域指定を行うものとがある。数値選択の場合には、
ボタン確定によって、選択可能な数値等が選択可能に表
示される。また、領域指定の場合には領域指定画面が表
示され(図示せず)、当該画面を用いて領域が指定され
る。
【0059】機能実行ボタン103は、シミュレーショ
ン実行やヒストグラムの表示、検討条件の本撮影への反
映、予備撮影画像及び条件の表示、合焦範囲や測光領域
の表示画像上での表示、表示画像の拡大縮小等の、各種
の機能を実行するためのボタンである。例えば検討条件
の反映ボタンが押されると、条件表示/設定部102に
示される最新状態の撮影条件が本撮影のために撮影制御
部31に設定される。
ン実行やヒストグラムの表示、検討条件の本撮影への反
映、予備撮影画像及び条件の表示、合焦範囲や測光領域
の表示画像上での表示、表示画像の拡大縮小等の、各種
の機能を実行するためのボタンである。例えば検討条件
の反映ボタンが押されると、条件表示/設定部102に
示される最新状態の撮影条件が本撮影のために撮影制御
部31に設定される。
【0060】画像表示部104は、予備撮影画像及び検
討された条件に対応する画像を表示し、検討条件を表示
する条件表示欄105が設けられている。本実施形態で
は、画像表示部104は、左上、右上、左下及び右上の
4カ所が設けられ、予備撮影画像を除けば、常に同一検
討条件の画像が表示されるようになっている。各画像の
うち、左上は基準画像であり、この基準画像からの変化
が左上表示部、右上表示部、左下表示部、右上表示部に
順次示される(同図では3画像のみ)。なお、一番最初
の表示時には、左上表示部に予備撮影画像が示される。
討された条件に対応する画像を表示し、検討条件を表示
する条件表示欄105が設けられている。本実施形態で
は、画像表示部104は、左上、右上、左下及び右上の
4カ所が設けられ、予備撮影画像を除けば、常に同一検
討条件の画像が表示されるようになっている。各画像の
うち、左上は基準画像であり、この基準画像からの変化
が左上表示部、右上表示部、左下表示部、右上表示部に
順次示される(同図では3画像のみ)。なお、一番最初
の表示時には、左上表示部に予備撮影画像が示される。
【0061】図3に示す例においては、検討条件「露出
補正」が選択されており、基準画像から最新画像にかけ
て、順次、露出補正値が−2.0、±0、+2.0と変
更されている。画像表示部104には、この検討条件に
対応したシミュレーション結果画像がそれぞれ表示され
ている。なお、シミュレーションの詳細については後述
する。
補正」が選択されており、基準画像から最新画像にかけ
て、順次、露出補正値が−2.0、±0、+2.0と変
更されている。画像表示部104には、この検討条件に
対応したシミュレーション結果画像がそれぞれ表示され
ている。なお、シミュレーションの詳細については後述
する。
【0062】図4は条件検討画面(ヒストグラム画面)
の表示例を示す図である。
の表示例を示す図である。
【0063】この画面は、メイン画面上の機能実行ボタ
ン103の一つであるヒストグラムの表示を選択確定す
ることによって表示される。
ン103の一つであるヒストグラムの表示を選択確定す
ることによって表示される。
【0064】図4に示すように、ヒストグラム画面に
は、検討条件表示部111、画像表示部112、ヒスト
グラム表示部114、条件変更ボタン116、シミュレ
ーション実行ボタン117及びメイン画面への戻りボタ
ン118が設けられる。また、画像表示部112及びヒ
ストグラム表示部114には、それぞれ条件表示欄11
3,115が設けられる。画像表示部112には、検討
条件に対応した最新画像が表示され、その最新画像のヒ
ストグラムがヒストグラム表示部114に表示される。
なお、ヒストグラム表示部114における横軸は輝度で
あり、縦軸はその輝度の頻度である。また、ヒストグラ
ム表示部114には、CCDデバイス5の特性等に対応
して輝度範囲の適正領域が示される。
は、検討条件表示部111、画像表示部112、ヒスト
グラム表示部114、条件変更ボタン116、シミュレ
ーション実行ボタン117及びメイン画面への戻りボタ
ン118が設けられる。また、画像表示部112及びヒ
ストグラム表示部114には、それぞれ条件表示欄11
3,115が設けられる。画像表示部112には、検討
条件に対応した最新画像が表示され、その最新画像のヒ
ストグラムがヒストグラム表示部114に表示される。
なお、ヒストグラム表示部114における横軸は輝度で
あり、縦軸はその輝度の頻度である。また、ヒストグラ
ム表示部114には、CCDデバイス5の特性等に対応
して輝度範囲の適正領域が示される。
【0065】さて、図2の流れ図に示すように、条件検
討が十分に尽くされ、カメラ使用者がこれ以上検討条件
を入力する必要がないと判断した場合には(s6)、当
該検討条件を本撮影に反映させるか否かが判定される
(s7)。
討が十分に尽くされ、カメラ使用者がこれ以上検討条件
を入力する必要がないと判断した場合には(s6)、当
該検討条件を本撮影に反映させるか否かが判定される
(s7)。
【0066】検討条件を反映させない場合には(s
7)、条件検討画面を閉じ、カメラ使用者の判断で適宜
条件設定されて本撮影等が実行される(s9)。
7)、条件検討画面を閉じ、カメラ使用者の判断で適宜
条件設定されて本撮影等が実行される(s9)。
【0067】一方、検討条件を反映させる場合には、条
件検討画面(メイン)上の検討条件の反映ボタンが選択
確定され、そのときの最新検討条件が検討条件格納部5
4から読み出されて、撮影制御部31の撮影条件設定部
33に設定される(s8)。図2には示さないが、カメ
ラ使用者は、その後にさらに条件検討(s3〜s5)を
行って再び検討条件反映を行ってもよい。
件検討画面(メイン)上の検討条件の反映ボタンが選択
確定され、そのときの最新検討条件が検討条件格納部5
4から読み出されて、撮影制御部31の撮影条件設定部
33に設定される(s8)。図2には示さないが、カメ
ラ使用者は、その後にさらに条件検討(s3〜s5)を
行って再び検討条件反映を行ってもよい。
【0068】本撮影のための条件が確定すると、条件検
討画面を閉じ、撮影条件設定部33に設定された撮影条
件で本撮影等が実行される(s9)。
討画面を閉じ、撮影条件設定部33に設定された撮影条
件で本撮影等が実行される(s9)。
【0069】図2の流れ図においては、本実施形態の全
体的な処理を説明したが、次に、同図における条件検討
処理(s2〜s6)についてより具体的に説明する。
体的な処理を説明したが、次に、同図における条件検討
処理(s2〜s6)についてより具体的に説明する。
【0070】図5は本実施形態における条件検討処理を
詳細に説明する流れ図である。
詳細に説明する流れ図である。
【0071】同図に示すように、まず、条件検討画像
(メイン)が表示され(t1;図2のs2)、検討条件
の項目(露出補正、ISO感度等)が変更されるか否か
が判定される(t2)。検討条件項目が変更される場合
には、最新の検討条件に対応する画像がその検討条件に
おける最初の基準画像として左上欄の画像表示部104
に表示される(t3)。この変更操作は、そのときの検
討条件以外の撮影条件が条件表示/設定部102におい
て選択確定されることでなされる。なお、一番最初には
予備撮影画像が基準画像として表示される。
(メイン)が表示され(t1;図2のs2)、検討条件
の項目(露出補正、ISO感度等)が変更されるか否か
が判定される(t2)。検討条件項目が変更される場合
には、最新の検討条件に対応する画像がその検討条件に
おける最初の基準画像として左上欄の画像表示部104
に表示される(t3)。この変更操作は、そのときの検
討条件以外の撮影条件が条件表示/設定部102におい
て選択確定されることでなされる。なお、一番最初には
予備撮影画像が基準画像として表示される。
【0072】次に、そのとき選択されている検討条件が
入力されると(t4;yes)、その検討条件に対応す
る画像を得るのにシミュレーションが必要か否かが判定
される(t5)。ステップt4でnoの場合にはステッ
プt11に進む。なお、ステップt4には、検討条件を
入力する処理と、検討条件が入力された否かを判断する
処理とが含まれている。
入力されると(t4;yes)、その検討条件に対応す
る画像を得るのにシミュレーションが必要か否かが判定
される(t5)。ステップt4でnoの場合にはステッ
プt11に進む。なお、ステップt4には、検討条件を
入力する処理と、検討条件が入力された否かを判断する
処理とが含まれている。
【0073】次に、シミュレーションが必要な場合には
(t5)、シミュレーション部61により検討条件に対
応する画像を得るためのシミュレーションが実行され
(t6)、そのシミュレーション画像が検討条件と共に
画像表示部104に表示される(t7)。一方、ステッ
プs4で入力された検討条件が測光領域や合焦領域等で
あってシミュレーションが不要な場合には(t5)、指
定範囲作成部45によって作成される測光領域等の指定
範囲が、画像作成部43によって表示すべき画像に組み
合わされ、画像と共に画像表示部104に表示される
(t7)。
(t5)、シミュレーション部61により検討条件に対
応する画像を得るためのシミュレーションが実行され
(t6)、そのシミュレーション画像が検討条件と共に
画像表示部104に表示される(t7)。一方、ステッ
プs4で入力された検討条件が測光領域や合焦領域等で
あってシミュレーションが不要な場合には(t5)、指
定範囲作成部45によって作成される測光領域等の指定
範囲が、画像作成部43によって表示すべき画像に組み
合わされ、画像と共に画像表示部104に表示される
(t7)。
【0074】図6は検討条件の種別を示す図である。
【0075】同図に示すシミュレーションを行う検討条
件の場合には、ステップt6,t7の処理が実行され
る。また、シミュレーションを行わない検討条件の場合
には、ステップt8の処理が実行される。なお、シミュ
レーションを行わない領域指定の場合、領域指定の仕方
には、スポット、任意サイズの領域、画面全体がある。
件の場合には、ステップt6,t7の処理が実行され
る。また、シミュレーションを行わない検討条件の場合
には、ステップt8の処理が実行される。なお、シミュ
レーションを行わない領域指定の場合、領域指定の仕方
には、スポット、任意サイズの領域、画面全体がある。
【0076】次に、ステップt7又はt8の画像表示に
よって条件検討画面(メイン)上の画像表示部104が
一杯(4カ所)になった場合には、各表示画像がシフト
され、基準画像が一つ新しい条件のものに変更される
(t10)。
よって条件検討画面(メイン)上の画像表示部104が
一杯(4カ所)になった場合には、各表示画像がシフト
され、基準画像が一つ新しい条件のものに変更される
(t10)。
【0077】次に、ヒストグラム表示が行われる場合に
は(t11)、ヒストグラム処理が実行され、図4に示
すヒストグラム画面が展開される(t12)。ヒストグ
ラム画面からメイン画面に戻ると、ステップt13(図
2のステップs6)に進む。また、ステップt11でヒ
ストグラム表示が行われない場合には、ステップt13
に進み、更なる条件検討が行われるか否かが判定され
る。更なる条件検討が行われる場合には、ステップt2
に戻り、行われない場合には図2のステップs7に進
む。
は(t11)、ヒストグラム処理が実行され、図4に示
すヒストグラム画面が展開される(t12)。ヒストグ
ラム画面からメイン画面に戻ると、ステップt13(図
2のステップs6)に進む。また、ステップt11でヒ
ストグラム表示が行われない場合には、ステップt13
に進み、更なる条件検討が行われるか否かが判定され
る。更なる条件検討が行われる場合には、ステップt2
に戻り、行われない場合には図2のステップs7に進
む。
【0078】次にシミュレーション処理について詳しく
説明する。
説明する。
【0079】シミュレーション実行対象となる検討条件
は図6に示されるが、同図に示すように、これらは更に
3つの種別に分類される。
は図6に示されるが、同図に示すように、これらは更に
3つの種別に分類される。
【0080】第1の種別は、画像処理部8や圧縮伸長部
10の有する機能により実現可能なシミュレーションで
あり、ホワイトバランスの条件変更や画質変更、カラー
テーブル種別変更、γテーブル変更等である。これらの
処理は、シミュレーション依頼部62の依頼により画像
処理部8や圧縮伸長部10の有する機能で実現される。
なお、これらは実際の本撮影を行わなくても、検討情報
保持部42の原画像格納部51に格納されるA/D出力
データにより本物と同じ画像が再現できるものである。
10の有する機能により実現可能なシミュレーションで
あり、ホワイトバランスの条件変更や画質変更、カラー
テーブル種別変更、γテーブル変更等である。これらの
処理は、シミュレーション依頼部62の依頼により画像
処理部8や圧縮伸長部10の有する機能で実現される。
なお、これらは実際の本撮影を行わなくても、検討情報
保持部42の原画像格納部51に格納されるA/D出力
データにより本物と同じ画像が再現できるものである。
【0081】第2の種別は、露出値(EV値)、絞り値
(AV値)、シャッタ速度(TV値)、ISO感度(S
V値)及び被写体明るさの絶対値(BV値)との関係
(EV=AV+TV=SV+BV)を利用し、画像シミ
ュレーションを実行するものである。露出補正やISO
感度を変更してシミュレーション画像を生成する。この
シミュレーションはシミュレーション実行部63により
実行され、本撮影と同一の画像が得られるわけではない
が、本撮影すればかくなるであろうという画像が得られ
る。
(AV値)、シャッタ速度(TV値)、ISO感度(S
V値)及び被写体明るさの絶対値(BV値)との関係
(EV=AV+TV=SV+BV)を利用し、画像シミ
ュレーションを実行するものである。露出補正やISO
感度を変更してシミュレーション画像を生成する。この
シミュレーションはシミュレーション実行部63により
実行され、本撮影と同一の画像が得られるわけではない
が、本撮影すればかくなるであろうという画像が得られ
る。
【0082】第3の種別は、シミュレーション対象とな
る画像上でまず領域指定等を行い、その上で第1又は第
2種別のシミュレーションを実行するものである。例え
ば測光領域を領域指定する場合に、ある領域で測光させ
るとどのような画像が得られるか。ホワイトバランスを
考慮すべき領域を指定し、さらにその領域の色温度を指
定するとどのような画像が得られるか等である。また、
予備撮影画像と異なる構図の画像をデジタルズームで取
得する等である。この第3の種別のシミュレーションを
実行するためには、領域指定を行う必要があるが、その
ための条件検討画面として被写体背景指定画面(図9,
図14)及び領域指定画面(図示せず)が用意されてい
る。なお、図6に示すスローシンクロ撮影やデータライ
トシンクロ撮影の場合には、主要被写体及び背景それぞ
れで露出シミュレーションが行われることになる。した
がって、この場合には、第2種別のときと同様に露出の
関係式が用いられる。
る画像上でまず領域指定等を行い、その上で第1又は第
2種別のシミュレーションを実行するものである。例え
ば測光領域を領域指定する場合に、ある領域で測光させ
るとどのような画像が得られるか。ホワイトバランスを
考慮すべき領域を指定し、さらにその領域の色温度を指
定するとどのような画像が得られるか等である。また、
予備撮影画像と異なる構図の画像をデジタルズームで取
得する等である。この第3の種別のシミュレーションを
実行するためには、領域指定を行う必要があるが、その
ための条件検討画面として被写体背景指定画面(図9,
図14)及び領域指定画面(図示せず)が用意されてい
る。なお、図6に示すスローシンクロ撮影やデータライ
トシンクロ撮影の場合には、主要被写体及び背景それぞ
れで露出シミュレーションが行われることになる。した
がって、この場合には、第2種別のときと同様に露出の
関係式が用いられる。
【0083】次に、このシミュレーションについての処
理流れを説明する。すなわち図5におけるステップt6
内の処理内容である。
理流れを説明する。すなわち図5におけるステップt6
内の処理内容である。
【0084】図7はシミュレーション処理の詳細を説明
する流れ図である。
する流れ図である。
【0085】シミュレーションが開始されると、まず、
シミュレーション部61により検討条件保持部41の予
備撮影条件保持部53及び検討条件保持部54から最新
状態のすべての検討条件が取り出される(u1)。
シミュレーション部61により検討条件保持部41の予
備撮影条件保持部53及び検討条件保持部54から最新
状態のすべての検討条件が取り出される(u1)。
【0086】次に、シミュレーション対象となる検討条
件項目について、最新の加工画像(表示画像)に基づい
てシミュレーション可能か否かが判定される(u2)。
件項目について、最新の加工画像(表示画像)に基づい
てシミュレーション可能か否かが判定される(u2)。
【0087】シミュレーション可能な場合には(u
2)、最新の加工画像がシミュレーション用の元画像デ
ータとして検討条件保持部42の加工画像格納部52か
ら取り出される(u3)。
2)、最新の加工画像がシミュレーション用の元画像デ
ータとして検討条件保持部42の加工画像格納部52か
ら取り出される(u3)。
【0088】画質向上等のように、画像処理済の予備撮
影画像や加工画像に基づいたのではシミュレーションを
実行できない場合がある。この場合には(u2)、画像
処理が一切なされていないA/D出力画像データが、シ
ミュレーション用の元画像データとして検討条件保持部
42の原画像格納部51から取り出される(u4)。
影画像や加工画像に基づいたのではシミュレーションを
実行できない場合がある。この場合には(u2)、画像
処理が一切なされていないA/D出力画像データが、シ
ミュレーション用の元画像データとして検討条件保持部
42の原画像格納部51から取り出される(u4)。
【0089】次に、上記第1種別のようにシミュレーシ
ョン処理が画像処理部8又は圧縮伸長部10により行わ
れる部分があるか否かが判定される(u5)。ここで、
画像処理部8等により実行される場合には(u5)、元
画像データや撮影条件等の必要な条件と共にシミュレー
ション依頼の旨がシミュレーション依頼部62により送
出され、シミュレーションが実行される(u6)。
ョン処理が画像処理部8又は圧縮伸長部10により行わ
れる部分があるか否かが判定される(u5)。ここで、
画像処理部8等により実行される場合には(u5)、元
画像データや撮影条件等の必要な条件と共にシミュレー
ション依頼の旨がシミュレーション依頼部62により送
出され、シミュレーションが実行される(u6)。
【0090】次に、画像処理部8等では実行できない処
理が含まれている場合には(u7)、シミュレーション
実行部63によりシミュレーションが実行される(u
8)。
理が含まれている場合には(u7)、シミュレーション
実行部63によりシミュレーションが実行される(u
8)。
【0091】最終的に得られたシミュレーション画像
は、最新の加工画像として加工画像格納部52に格納さ
れ、画像表示部104等に表示すべき画像として画面作
成部43に送出される(u9)。画面作成部4は、受け
取った加工画面を用いて表示用画面を作成し表示する
(図5ステップt7)。
は、最新の加工画像として加工画像格納部52に格納さ
れ、画像表示部104等に表示すべき画像として画面作
成部43に送出される(u9)。画面作成部4は、受け
取った加工画面を用いて表示用画面を作成し表示する
(図5ステップt7)。
【0092】以上が条件検討を行うために各種処理であ
るが、ストロボ撮影制御のためには、主要被写体指定な
どの特殊な条件入力処理や、ストロボシンクロモードに
対応するシミュレーション処理を実行する必要があるの
で、これらについて更に詳しく説明する。
るが、ストロボ撮影制御のためには、主要被写体指定な
どの特殊な条件入力処理や、ストロボシンクロモードに
対応するシミュレーション処理を実行する必要があるの
で、これらについて更に詳しく説明する。
【0093】図8は条件検討入力が被写体指定である場
合の処理を示す流れ図である。
合の処理を示す流れ図である。
【0094】同図に示す処理は、図5の流れ図における
ステップt5の処理を示している。
ステップt5の処理を示している。
【0095】すなわち図5のステップt2又はt3にて
条件検討項目が確定された後、まず、検討条件が入力さ
れるか否かが判断される(v1)。検討条件が入力され
ない場合には図5のステップt11に進む。一方、検討
条件が入力される場合にはステップv2に進む。
条件検討項目が確定された後、まず、検討条件が入力さ
れるか否かが判断される(v1)。検討条件が入力され
ない場合には図5のステップt11に進む。一方、検討
条件が入力される場合にはステップv2に進む。
【0096】ステップv2において、検討条件項目の種
別が判定され、その種別が図3に示す「ストロボモード
指定」であって、「スローシンクロ」撮影や「デーライ
トシンクロ」撮影が選択されている場合には、以降のス
テップv3〜v9の処理が実行され、主要被写体指定等
がなされる。一方、検討条件項目の種別が上記以外の場
合には、各項目に応じた検討条件入力が行われて(v1
0)、図5のステップt5に進む。
別が判定され、その種別が図3に示す「ストロボモード
指定」であって、「スローシンクロ」撮影や「デーライ
トシンクロ」撮影が選択されている場合には、以降のス
テップv3〜v9の処理が実行され、主要被写体指定等
がなされる。一方、検討条件項目の種別が上記以外の場
合には、各項目に応じた検討条件入力が行われて(v1
0)、図5のステップt5に進む。
【0097】さて、ステップv2からステップv3に進
んだ場合には、まず、メイン画面から被写体背景指定画
面が展開表示される(v3)。
んだ場合には、まず、メイン画面から被写体背景指定画
面が展開表示される(v3)。
【0098】図9は被写体背景指定画面の表示例を示す
図である。
図である。
【0099】同図に示すように、被写体背景指定画面に
は、検討条件表示部121、画像表示部122、被写体
フレーム表示ボタン123、背景フレーム表示ボタン1
24、フレーム位置変更ボタン125、サイズ変更ボタ
ン126、フレーム取消ボタン127及びメイン画面へ
の戻りボタン128が設けられる。同画面からは、主要
被写体部分と背景部分の領域指定を行うことができるよ
うになっている。ここで、指定された主要被写体領域及
び背景領域それぞれの部分について後にシミュレーショ
ンされることになる。
は、検討条件表示部121、画像表示部122、被写体
フレーム表示ボタン123、背景フレーム表示ボタン1
24、フレーム位置変更ボタン125、サイズ変更ボタ
ン126、フレーム取消ボタン127及びメイン画面へ
の戻りボタン128が設けられる。同画面からは、主要
被写体部分と背景部分の領域指定を行うことができるよ
うになっている。ここで、指定された主要被写体領域及
び背景領域それぞれの部分について後にシミュレーショ
ンされることになる。
【0100】まず、被写体フレーム表示ボタン123を
操作キー25で選択し確定キー26で確定すると、画像
表示部122に表示される画像上に被写体(主要被写
体)フレーム131が表示される(図8:v4)。ここ
で位置変更ボタン125を選択確定すると被写体フレー
ム131の操作キー25による移動が可能になり、ま
た、サイズ変更ボタン126を選択確定すると被写体フ
レーム131の操作キー25によるサイズ変更が可能に
なる。なお、移動可能状態又はサイズ変更可能状態にお
いて確定キー26を押すと、被写体フレーム131の状
態が確定される。このようにして、被写体フレーム13
1,すなわち主要被写体領域の位置及びサイズが指定さ
れる(v5)。
操作キー25で選択し確定キー26で確定すると、画像
表示部122に表示される画像上に被写体(主要被写
体)フレーム131が表示される(図8:v4)。ここ
で位置変更ボタン125を選択確定すると被写体フレー
ム131の操作キー25による移動が可能になり、ま
た、サイズ変更ボタン126を選択確定すると被写体フ
レーム131の操作キー25によるサイズ変更が可能に
なる。なお、移動可能状態又はサイズ変更可能状態にお
いて確定キー26を押すと、被写体フレーム131の状
態が確定される。このようにして、被写体フレーム13
1,すなわち主要被写体領域の位置及びサイズが指定さ
れる(v5)。
【0101】次に、背景フレーム表示ボタン124を選
択確定すると、背景フレーム132が画像上に表示され
る(v6)。
択確定すると、背景フレーム132が画像上に表示され
る(v6)。
【0102】位置変更ボタン125及びサイズ変更ボタ
ン126により、被写体フレーム131に対するのと同
様にして背景フレーム132の位置及びサイズが指定さ
れ(v7)、背景領域が確定する。
ン126により、被写体フレーム131に対するのと同
様にして背景フレーム132の位置及びサイズが指定さ
れ(v7)、背景領域が確定する。
【0103】本実施形態の被写体背景指定方法では、主
要被写体と背景を完全に分離することができないので、
所定形状(方形)のフレームによって、主要被写体と背
景の一部領域を切り取ってその切取部分をシミュレーシ
ョンするものである(図11,図12)。
要被写体と背景を完全に分離することができないので、
所定形状(方形)のフレームによって、主要被写体と背
景の一部領域を切り取ってその切取部分をシミュレーシ
ョンするものである(図11,図12)。
【0104】主要被写体、背景の何れか又は双方の指定
領域をさらに修正する必要がある場合には(v8)、ス
テップv4に戻ってステップv4〜v7の処理が繰り返
される。一方、指定領域の修正が不要な場合には(v
8)、戻るボタン128が選択確定され、メイン条件検
討画面に戻る(v9)。そして、シミュレーション処理
(図5:t5,t6)へと進む。
領域をさらに修正する必要がある場合には(v8)、ス
テップv4に戻ってステップv4〜v7の処理が繰り返
される。一方、指定領域の修正が不要な場合には(v
8)、戻るボタン128が選択確定され、メイン条件検
討画面に戻る(v9)。そして、シミュレーション処理
(図5:t5,t6)へと進む。
【0105】ストロボモード条件としてデーライトシン
クロ又はスローシンクロが指定されているときには、主
要被写体領域と背景領域とで異なる考え方でシミュレー
ションが実行される。ただし、露出値(EV)は、上記
のように、絞り値(AV)、シャッタ速度(TV)、フ
ィルム感度値(SV)、被写体明るさ絶対値(BV)と
の間に、EV=AV+TV=SV+BVという関係があ
り、この関係を基礎としてシミュレーションが実行され
る点は通常の露出シミュレーションと同様である。
クロ又はスローシンクロが指定されているときには、主
要被写体領域と背景領域とで異なる考え方でシミュレー
ションが実行される。ただし、露出値(EV)は、上記
のように、絞り値(AV)、シャッタ速度(TV)、フ
ィルム感度値(SV)、被写体明るさ絶対値(BV)と
の間に、EV=AV+TV=SV+BVという関係があ
り、この関係を基礎としてシミュレーションが実行され
る点は通常の露出シミュレーションと同様である。
【0106】スローシンクロ:主要被写体についてはシ
ャッタ速度を無視してシミュレーション、背景部につい
ては、ストロボ発光を無視してシミュレーションする。
スローシンクロが用いられる夜間撮影では周囲が暗いの
で、ストロボ光の影響を強く受ける主要被写体(近距
離)ではシャッタ速度の影響を無視でき、一方、遠い背
景にはストロボ光が届かないことによる。
ャッタ速度を無視してシミュレーション、背景部につい
ては、ストロボ発光を無視してシミュレーションする。
スローシンクロが用いられる夜間撮影では周囲が暗いの
で、ストロボ光の影響を強く受ける主要被写体(近距
離)ではシャッタ速度の影響を無視でき、一方、遠い背
景にはストロボ光が届かないことによる。
【0107】デーライトシンクロ:主要被写体について
はすべての要素を考慮してシミュレーションし、背景に
ついては、ストロボ発光を無視してシミュレーション。
背景部は遠いためにストロボ光がとどかず無視できるか
らである。
はすべての要素を考慮してシミュレーションし、背景に
ついては、ストロボ発光を無視してシミュレーション。
背景部は遠いためにストロボ光がとどかず無視できるか
らである。
【0108】以上の考え方を基礎にして、スローシンク
ロ又はデーライトシンクロの場合のシミュレーション実
行の主要処理である図7ステップu8を説明する。
ロ又はデーライトシンクロの場合のシミュレーション実
行の主要処理である図7ステップu8を説明する。
【0109】図10はストロボ撮影のシミュレーション
実行段階における,図7ステップu8の処理を示す流れ
図である。
実行段階における,図7ステップu8の処理を示す流れ
図である。
【0110】まず、ストロボモードがデータライトシン
クロであるかスローシンクロであるかが判定され(w
1)、デーライトシンクロである場合には、背景フレー
ム内の領域について、ストロボ効果を無視しつつ最新の
加工画像情報及び撮影条件に基づいてシミュレーション
が実行される(w2)。さらに、被写体フレーム内の領
域について、ストロボ効果を考慮しつつ最新の加工画像
情報及び撮影条件に基づいてシミュレーションが実行さ
れる(w3)。
クロであるかスローシンクロであるかが判定され(w
1)、デーライトシンクロである場合には、背景フレー
ム内の領域について、ストロボ効果を無視しつつ最新の
加工画像情報及び撮影条件に基づいてシミュレーション
が実行される(w2)。さらに、被写体フレーム内の領
域について、ストロボ効果を考慮しつつ最新の加工画像
情報及び撮影条件に基づいてシミュレーションが実行さ
れる(w3)。
【0111】一方、ステップw1においてスローシンク
ロである場合には、背景フレーム内の領域について、ス
トロボ効果を無視しつつ最新の加工画像情報及び撮影条
件に基づいてシミュレーションが実行される(w4)。
さらに、被写体フレーム内の領域については、ストロボ
効果を考慮しかつシャッタ速度を無視しつつ、最新の加
工画像情報及び撮影条件に基づいてシミュレーションが
実行される(w5)。
ロである場合には、背景フレーム内の領域について、ス
トロボ効果を無視しつつ最新の加工画像情報及び撮影条
件に基づいてシミュレーションが実行される(w4)。
さらに、被写体フレーム内の領域については、ストロボ
効果を考慮しかつシャッタ速度を無視しつつ、最新の加
工画像情報及び撮影条件に基づいてシミュレーションが
実行される(w5)。
【0112】なお、特に図示しないが、ステップw1に
おいてデーライトシンクロでもスローシンクロでもない
場合には、ステップw2〜w5の条件を考慮することな
く、対応するシミュレーションが実行される。
おいてデーライトシンクロでもスローシンクロでもない
場合には、ステップw2〜w5の条件を考慮することな
く、対応するシミュレーションが実行される。
【0113】また、デーライトシンクロ撮影あるいはス
ローシンクロ撮影であるということは、そのときの条件
検討項目がストロボモードであることを必ずしも要しな
い。ある段階でストロボモードにてデータライト又はス
ローシンクロが設定され、主要被写体領域及び背景領域
が指定されれば、その条件が解除されない限りは、以降
のシミュレーションはこれらの条件を全体に行われる。
したがって、例えばデータライトシンクロを指定した後
に検討条件項目をストロボ光量補正に変更し、種々のシ
ミュレーションを行ったり(図11)、また例えばスロ
ーシンクロを指定した後にシャッタ速度を検討条件とし
て種々シミュレーションを行うこと(図12)ができ
る。
ローシンクロ撮影であるということは、そのときの条件
検討項目がストロボモードであることを必ずしも要しな
い。ある段階でストロボモードにてデータライト又はス
ローシンクロが設定され、主要被写体領域及び背景領域
が指定されれば、その条件が解除されない限りは、以降
のシミュレーションはこれらの条件を全体に行われる。
したがって、例えばデータライトシンクロを指定した後
に検討条件項目をストロボ光量補正に変更し、種々のシ
ミュレーションを行ったり(図11)、また例えばスロ
ーシンクロを指定した後にシャッタ速度を検討条件とし
て種々シミュレーションを行うこと(図12)ができ
る。
【0114】図11はデーライトシンクロ撮影条件を設
定した場合のシミュレーション実行例を示す図である。
定した場合のシミュレーション実行例を示す図である。
【0115】同図の例では、デーライトシンクロ撮影に
てストロボ光量補正値を±0としてシミュレーションす
ると、主要被写体の顔部分が明るくなりすぎるので、ス
トロボ光量補正値を−2としてシミュレーション実行す
る。その結果、主要被写体の顔の部分の白飛びがない画
像が得られるものである。
てストロボ光量補正値を±0としてシミュレーションす
ると、主要被写体の顔部分が明るくなりすぎるので、ス
トロボ光量補正値を−2としてシミュレーション実行す
る。その結果、主要被写体の顔の部分の白飛びがない画
像が得られるものである。
【0116】図12はスローシンクロ撮影条件を設定し
た場合のシミュレーション実行例を示す図である。
た場合のシミュレーション実行例を示す図である。
【0117】同図の例では、スローライトシンクロ撮影
にてシャッタ速度を速くすると背景が暗くなりすぎるの
で、シャッタ速度を遅くするものである。こうすると、
主要被写体は大きく変化せずに、背景部をある程度明る
く撮影できることがわかる。
にてシャッタ速度を速くすると背景が暗くなりすぎるの
で、シャッタ速度を遅くするものである。こうすると、
主要被写体は大きく変化せずに、背景部をある程度明る
く撮影できることがわかる。
【0118】以上のようにして、被写体背景指定画面を
用いた主要被写体及び背景領域の指定が行われるととも
に、シミュレーションが実行されることにより、関連す
る各種の検討条件が検討される。
用いた主要被写体及び背景領域の指定が行われるととも
に、シミュレーションが実行されることにより、関連す
る各種の検討条件が検討される。
【0119】こうして得られたストロボモード条件を含
む各種の検討条件(撮影条件)は、本撮影の撮影条件と
して撮影制御部33に設定される。これにより、設定さ
れた領域指定条件に基づいて露出制御部78やストロボ
制御部77による露出制御及びストロボ発光制御が本撮
影にて実行される。
む各種の検討条件(撮影条件)は、本撮影の撮影条件と
して撮影制御部33に設定される。これにより、設定さ
れた領域指定条件に基づいて露出制御部78やストロボ
制御部77による露出制御及びストロボ発光制御が本撮
影にて実行される。
【0120】また、本撮影においては、検討結果を十分
に反映させるために、予備撮影と同じ構図(画面構成)
で撮影が実行されることが望ましい。
に反映させるために、予備撮影と同じ構図(画面構成)
で撮影が実行されることが望ましい。
【0121】これに対する第1の対処法は、予備撮影か
ら本撮影終了までカメラを三脚で固定することである。
すなわち条件検討はすべて三脚固定状態のまま行うもの
である。
ら本撮影終了までカメラを三脚で固定することである。
すなわち条件検討はすべて三脚固定状態のまま行うもの
である。
【0122】第2の方法は、予備撮影画像端部表示部7
5により、予備撮影画像における端部の画像をフレーム
ガイドとしてEVF液晶パネル73や画像表示液晶パネ
ル14のEVFで表示し、このフレームガイドを用いて
現実の被写体を予備撮影画像に合わせるものである。
5により、予備撮影画像における端部の画像をフレーム
ガイドとしてEVF液晶パネル73や画像表示液晶パネ
ル14のEVFで表示し、このフレームガイドを用いて
現実の被写体を予備撮影画像に合わせるものである。
【0123】図13はEVF上のフレームガイドを示す
図である。
図である。
【0124】同図(a)では、表示されたフレームガイ
ド131が現状のEVF画像と一致していない様子が示
されている。一方、図13(b)には、フレームガイド
141が現実のEVF画像と一致している様子が示され
ている。
ド131が現状のEVF画像と一致していない様子が示
されている。一方、図13(b)には、フレームガイド
141が現実のEVF画像と一致している様子が示され
ている。
【0125】この第2の方法では、フレームガイド14
1によって本撮影画像と予備撮影画像を合わせることが
できるので、予備撮影から本撮影の間にカメラを三脚に
固定しておく必要はない。
1によって本撮影画像と予備撮影画像を合わせることが
できるので、予備撮影から本撮影の間にカメラを三脚に
固定しておく必要はない。
【0126】また、第2の方法の変形例として、EVF
画像に予備撮影画像をオーバレイ表示させることも考え
られる。
画像に予備撮影画像をオーバレイ表示させることも考え
られる。
【0127】次に、図2の条件検討処理(s2〜s6)
において、上記図5では説明を省略した部分について述
べる。
において、上記図5では説明を省略した部分について述
べる。
【0128】図3においては、機能実行ボタン103に
「予備撮影画像表示ボタン」、「指定範囲表示ボタン」
及び「拡大縮小ボタン」があるが、これらを選択確定す
ることにより、対応する各機能が実行される。「予備撮
影画像表示ボタン」を選択確定すると基準画像に予備撮
影画像が表示され、条件検討のやり直しができる。ま
た、「指定範囲表示ボタン」を選択確定すると、画像表
示部103上の画像において合焦エリアなどの領域表示
がなされる。さらに「拡大縮小ボタン」を選択確定する
と、最新の表示画像が拡大表示される。例えば図3にお
ける画像表示部104の4つ分のサイズに表示画像が拡
大される。なお、各機能実行ボタン103に対応する処
理は、図2のステップs2〜s3間、s5〜s6間、s
6〜s7間の何れで行われてもよい。
「予備撮影画像表示ボタン」、「指定範囲表示ボタン」
及び「拡大縮小ボタン」があるが、これらを選択確定す
ることにより、対応する各機能が実行される。「予備撮
影画像表示ボタン」を選択確定すると基準画像に予備撮
影画像が表示され、条件検討のやり直しができる。ま
た、「指定範囲表示ボタン」を選択確定すると、画像表
示部103上の画像において合焦エリアなどの領域表示
がなされる。さらに「拡大縮小ボタン」を選択確定する
と、最新の表示画像が拡大表示される。例えば図3にお
ける画像表示部104の4つ分のサイズに表示画像が拡
大される。なお、各機能実行ボタン103に対応する処
理は、図2のステップs2〜s3間、s5〜s6間、s
6〜s7間の何れで行われてもよい。
【0129】上述したように、本発明の実施の形態に係
る電子カメラは、予備撮影結果を液晶パネル上に表示
し、その予備撮影画像を確認しながら修正撮影条件(検
討条件)を入力できるようにし、さらに、予備撮影画像
における主要被写体及び背景部をそれぞれ領域指定して
画像シミュレーションを行うようにしたので、ストロボ
を用いて撮影を行う場合であっても、本撮影のための微
妙な条件出しを行うことができる。
る電子カメラは、予備撮影結果を液晶パネル上に表示
し、その予備撮影画像を確認しながら修正撮影条件(検
討条件)を入力できるようにし、さらに、予備撮影画像
における主要被写体及び背景部をそれぞれ領域指定して
画像シミュレーションを行うようにしたので、ストロボ
を用いて撮影を行う場合であっても、本撮影のための微
妙な条件出しを行うことができる。
【0130】また、検討した撮影条件を撮影条件設定部
33に設定して本撮影に反映させることができるので、
本撮影の撮影条件を容易に設定することができ、予備撮
影から条件検討、さらに本撮影までを一連の流れ処理で
行うことができる。
33に設定して本撮影に反映させることができるので、
本撮影の撮影条件を容易に設定することができ、予備撮
影から条件検討、さらに本撮影までを一連の流れ処理で
行うことができる。
【0131】したがって、電子カメラによって本格的な
撮影を行う場合でも、撮影者の望む写真表現を容易に実
現することができる。
撮影を行う場合でも、撮影者の望む写真表現を容易に実
現することができる。
【0132】また、素早い条件出しができることからC
CDデバイスの特性に対応した撮影条件の修正を容易に
行うことができる。また、CCDデバイスのラチチュー
ド(露出寛容度)が狭い電子カメラにあっても、本撮影
のための条件出しを適切に行うことができる。
CDデバイスの特性に対応した撮影条件の修正を容易に
行うことができる。また、CCDデバイスのラチチュー
ド(露出寛容度)が狭い電子カメラにあっても、本撮影
のための条件出しを適切に行うことができる。
【0133】(発明の第2の実施の形態)第1の実施形
態は、主要被写体と背景部とを完全に分離して画像全体
のシミュレーションを可能とするものではなかった。本
実施形態では、主要被写体を検討画像から完全に抽出分
離することを可能として、デーライトシンクロ等の場合
でも画像全体をシミュレーションできるようにするもの
である。
態は、主要被写体と背景部とを完全に分離して画像全体
のシミュレーションを可能とするものではなかった。本
実施形態では、主要被写体を検討画像から完全に抽出分
離することを可能として、デーライトシンクロ等の場合
でも画像全体をシミュレーションできるようにするもの
である。
【0134】本実施形態の電子カメラは、条件検討画面
作成部41の指定範囲作成部45に画像処理による被写
体抜き取り機能を付加した他、第1の実施形態と同様に
構成されている。
作成部41の指定範囲作成部45に画像処理による被写
体抜き取り機能を付加した他、第1の実施形態と同様に
構成されている。
【0135】指定範囲作成部45は、第1の実施形態と
同様に動作する他、被写体背景の分離実行入力がなされ
ると、フレーム位置にある被写体に対しエッジ検出処理
や色広がり方向検出等の画像処理が施され、その指定さ
れた被写体の範囲を特定して主要被写体の領域とするよ
うになっている。
同様に動作する他、被写体背景の分離実行入力がなされ
ると、フレーム位置にある被写体に対しエッジ検出処理
や色広がり方向検出等の画像処理が施され、その指定さ
れた被写体の範囲を特定して主要被写体の領域とするよ
うになっている。
【0136】図14は本発明の第2の実施形態における
被写体背景指定画面の一例を示す図である。
被写体背景指定画面の一例を示す図である。
【0137】本実施形態の被写体背景指定画面は、サイ
ズ変更ボタンに代えて被写体背景分離実行ボタン130
が設けられる他、図9に示す第1実施形態の被写体背景
指定画面と同様に構成されている。
ズ変更ボタンに代えて被写体背景分離実行ボタン130
が設けられる他、図9に示す第1実施形態の被写体背景
指定画面と同様に構成されている。
【0138】この指定画面においては、被写体フレーム
表示ボタン124が選択確定されると図14(a)に示
すように被写体フレーム131が表示される。このフレ
ーム131を主要被写体に合わせて位置確定し、被写体
背景分離実行ボタン130が選択実行されると、図14
(b)に示すように選択された被写体に画像処理が施さ
れ被写体領域が特定される。
表示ボタン124が選択確定されると図14(a)に示
すように被写体フレーム131が表示される。このフレ
ーム131を主要被写体に合わせて位置確定し、被写体
背景分離実行ボタン130が選択実行されると、図14
(b)に示すように選択された被写体に画像処理が施さ
れ被写体領域が特定される。
【0139】なお、この被写体特定は複数の被写体につ
いて実行できる。例えば図14(b)では3人の人物の
うち真ん中の人物について被写体領域指定されている
が、上記と同様な処理を繰り返すことにより、他の2人
についても被写体領域指定することが可能である。
いて実行できる。例えば図14(b)では3人の人物の
うち真ん中の人物について被写体領域指定されている
が、上記と同様な処理を繰り返すことにより、他の2人
についても被写体領域指定することが可能である。
【0140】また、上記の場合は、主要被写体側を指定
して画像処理を施して抽出分離するようになっている
が、背景フレーム表示ボタンを選択確定することによ
り、背景側を指定して、背景領域を抽出分離することも
できる。この場合にも複数背景を指定可能である。
して画像処理を施して抽出分離するようになっている
が、背景フレーム表示ボタンを選択確定することによ
り、背景側を指定して、背景領域を抽出分離することも
できる。この場合にも複数背景を指定可能である。
【0141】本実施形態ではこのように被写体背景の領
域条件が設定される他、第1の実施形態と同様に動作す
る。なお、シミュレーション実行時には、主要被写体指
定されている部分以外はすべて背景領域であると判断さ
れるので、第1実施形態の図11や図12の場合と異な
り、画像全体についてシミュレーションを実行すること
ができる。なお、逆に背景側を指定する場合も同様であ
る。
域条件が設定される他、第1の実施形態と同様に動作す
る。なお、シミュレーション実行時には、主要被写体指
定されている部分以外はすべて背景領域であると判断さ
れるので、第1実施形態の図11や図12の場合と異な
り、画像全体についてシミュレーションを実行すること
ができる。なお、逆に背景側を指定する場合も同様であ
る。
【0142】上述したように、本発明の実施の形態に係
る電子カメラは、第1実施形態と同様な構成を備えた
他、指定された主要被写体の範囲を指定範囲作成部45
による画像処理で特定し、その特定された範囲を指定領
域として撮影条件設定するようにしたので、第1実施形
態と同様な作用効果が得られる他、主要な被写体形状に
合わせて自動的に領域指定を行うことができる。したが
って、画像全体についてスローシンクロやデーライトシ
ンクロ撮影のシミュレーションを実行でき、これにより
一層容易かつ的確に撮影条件を設定することができる。
る電子カメラは、第1実施形態と同様な構成を備えた
他、指定された主要被写体の範囲を指定範囲作成部45
による画像処理で特定し、その特定された範囲を指定領
域として撮影条件設定するようにしたので、第1実施形
態と同様な作用効果が得られる他、主要な被写体形状に
合わせて自動的に領域指定を行うことができる。したが
って、画像全体についてスローシンクロやデーライトシ
ンクロ撮影のシミュレーションを実行でき、これにより
一層容易かつ的確に撮影条件を設定することができる。
【0143】(発明の第3の実施の形態)本実施形態
は、主要被写体と背景部とを完全に分離する第2の方法
を提供するものである。本実施形態では、第2の実施形
態と同様に主要被写体を検討画像から完全に抽出分離す
ることを可能として、デーライトシンクロ等の場合でも
画像全体をシミュレーションできるようにするものであ
る。
は、主要被写体と背景部とを完全に分離する第2の方法
を提供するものである。本実施形態では、第2の実施形
態と同様に主要被写体を検討画像から完全に抽出分離す
ることを可能として、デーライトシンクロ等の場合でも
画像全体をシミュレーションできるようにするものであ
る。
【0144】本実施形態の電子カメラは、ストロボ撮影
時にその撮影準備入力である1stレリーズに対応して
ストロボ発光せずに第1の画像取込を行い、かつ、撮影
実行入力である2ndレリーズに対応してストロボ発光
して第2の画像取込を行う撮影実行手段(図示せず)を
撮影制御部31に備え、更に、この撮影実行手段により
取り込まれた第1の取込画像と第2の取込画像とを比較
することにより、被写体領域及び背景領域を取り出す被
写体分離手段(図示せず)とを備え、被写体分離手段に
より取り出された被写体及び背景を用いて第1又は第2
の実施形態における各種シミュレーションを実行できる
ように構成される他、第1の実施形態と同様に構成され
ている。
時にその撮影準備入力である1stレリーズに対応して
ストロボ発光せずに第1の画像取込を行い、かつ、撮影
実行入力である2ndレリーズに対応してストロボ発光
して第2の画像取込を行う撮影実行手段(図示せず)を
撮影制御部31に備え、更に、この撮影実行手段により
取り込まれた第1の取込画像と第2の取込画像とを比較
することにより、被写体領域及び背景領域を取り出す被
写体分離手段(図示せず)とを備え、被写体分離手段に
より取り出された被写体及び背景を用いて第1又は第2
の実施形態における各種シミュレーションを実行できる
ように構成される他、第1の実施形態と同様に構成され
ている。
【0145】より具体的には被写体分離手段は、第1の
取込画像と第2の取込画像において明るさの変化したと
ころを主要被写体であると判断する。これは夜間撮影な
どでは背景部分はストロボ発光の影響をほとんど受けな
いからである。また、主要被写体判断において、明るさ
の変化があっても一定のしきい値以下しか変化していな
い場合には、その部分は背景であると判断する。このし
きい値を適宜調整することにより適切な被写体分離が可
能となる。
取込画像と第2の取込画像において明るさの変化したと
ころを主要被写体であると判断する。これは夜間撮影な
どでは背景部分はストロボ発光の影響をほとんど受けな
いからである。また、主要被写体判断において、明るさ
の変化があっても一定のしきい値以下しか変化していな
い場合には、その部分は背景であると判断する。このし
きい値を適宜調整することにより適切な被写体分離が可
能となる。
【0146】上述したように、本発明の実施の形態に係
る電子カメラは、第1実施形態と同様な構成を備えた
他、撮影実行手段と被写体分離手段とを備え、第1,第
2画像取込で明るさが一定以上変化したところを主要被
写体であると判断するようにしたので、第1の実施形態
と同様な効果が得られる他、写真撮影における被写体〜
背景の分離を容易かつ確実に行うことができる。
る電子カメラは、第1実施形態と同様な構成を備えた
他、撮影実行手段と被写体分離手段とを備え、第1,第
2画像取込で明るさが一定以上変化したところを主要被
写体であると判断するようにしたので、第1の実施形態
と同様な効果が得られる他、写真撮影における被写体〜
背景の分離を容易かつ確実に行うことができる。
【0147】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。
【0148】例えば図2の処理では、ステップs6にて
noの場合、すなわちすべての条件検討が終了したとき
に、本撮影のために検討条件を反映させるようにしてい
るが、本発明はこのような場合に限られるものではな
い。ステップs3〜s6間における条件検討の途中でそ
の時点での検討条件を適宜本撮影用に反映させるように
してもよい。
noの場合、すなわちすべての条件検討が終了したとき
に、本撮影のために検討条件を反映させるようにしてい
るが、本発明はこのような場合に限られるものではな
い。ステップs3〜s6間における条件検討の途中でそ
の時点での検討条件を適宜本撮影用に反映させるように
してもよい。
【0149】また、図3に示す条件検討画面では、画像
表示部104が4画像分表示できるようになっている
が、画像数が多いと1画像が小さくなるので、例えば2
画像表示等としてもよい。
表示部104が4画像分表示できるようになっている
が、画像数が多いと1画像が小さくなるので、例えば2
画像表示等としてもよい。
【0150】なお、実施形態に記載した手法は、計算機
(コンピュータ)に実行させることができるプログラム
(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、
光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体
メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記
録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布する
こともできる。なお、媒体側に格納されるプログラムに
は、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログ
ラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機
内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現
する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み
込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエ
ア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が
制御されることにより上述した処理を実行する。なお、
本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内
部あるいはネットワークを介して接続される機器に設け
られた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含む
ものである。
(コンピュータ)に実行させることができるプログラム
(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、
光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体
メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記
録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布する
こともできる。なお、媒体側に格納されるプログラムに
は、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログ
ラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機
内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現
する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み
込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエ
ア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が
制御されることにより上述した処理を実行する。なお、
本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内
部あるいはネットワークを介して接続される機器に設け
られた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含む
ものである。
【0151】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ス
トロボを用いて撮影を行う場合であっても、本撮影のた
めの微妙な条件出しを行うことができる電子カメラを提
供することができる。
トロボを用いて撮影を行う場合であっても、本撮影のた
めの微妙な条件出しを行うことができる電子カメラを提
供することができる。
【0152】また、本発明によれば、ストロボを用いて
撮影を行う場合であっても、本撮影のための微妙な条件
出しを行うことができ、かつその撮影条件を容易に設定
することができる電子カメラを提供することができる。
撮影を行う場合であっても、本撮影のための微妙な条件
出しを行うことができ、かつその撮影条件を容易に設定
することができる電子カメラを提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子カメラの一
構成例を示すブロック図。
構成例を示すブロック図。
【図2】同実施形態の電子カメラにおける概略動作を説
明する流れ図。
明する流れ図。
【図3】条件検討画面(メイン画面)の表示例を示す
図。
図。
【図4】条件検討画面(ヒストグラム画面)の表示例を
示す図。
示す図。
【図5】条件検討処理を詳細に説明する流れ図。
【図6】検討条件の種別を示す図。
【図7】シミュレーション処理の詳細を説明する流れ
図。
図。
【図8】条件検討入力が被写体指定である場合の処理を
示す流れ図。
示す流れ図。
【図9】被写体背景指定画面の表示例を示す図。
【図10】ストロボ撮影のシミュレーション実行段階に
おける,図7ステップu8の処理を示す流れ図。
おける,図7ステップu8の処理を示す流れ図。
【図11】デーライトシンクロ撮影条件を設定した場合
のシミュレーション実行例を示す図。
のシミュレーション実行例を示す図。
【図12】スローシンクロ撮影条件を設定した場合のシ
ミュレーション実行例を示す図。
ミュレーション実行例を示す図。
【図13】EVF上のフレームガイドを示す図。
【図14】本発明の第2の実施形態における被写体背景
指定画面の一例を示す図。
指定画面の一例を示す図。
1…電子カメラ 2…レンズ系 3…絞り 4…シャッタ 5…CCDデバイス 6…撮像回路 7…A/D変換器 8…画像処理部 9…バッファメモリ 10…圧縮伸長部 11…インタフェース 12…記録媒体 13…液晶制御部 14…画像表示液晶パネル 21…システムコントローラ 22…AF機構 23…ストロボ制御回路 24…レリーズボタン 25…操作キー 26…確定ボタン 31…撮影制御部 32…予備撮影/検討制御部 33…撮影条件設定部 41…条件検討画面作成部 42…検討情報保持部 43…画面作成部 44…ヒストグラム作成部 45…指定範囲作成部 46…条件受付部 47…検討条件取出部 51…原画像保持部 52…加工画像保持部 53…予備撮影条件保持部 54…検討条件保持部 61…シミュレーション部 62…シミュレーション依頼部 63…シミュレーション実行部 71…ファインダ画像生成部 72…液晶制御部 73…EVF液晶パネル 75…予備撮影画像端部表示部 77…ストロボ制御部 78…露出制御部 101…検討条件表示部 102…条件表示/設定部 103…機能実行ボタン 104…画像表示部 111…検討条件表示部 112…画像表示部 114…ヒストグラム表示部 116…条件変更ボタン 117…シミュレーション実行ボタン 118…メイン画面への戻りボタン 121…検討条件表示部 122…画像表示部 123…被写体フレーム表示ボタン 124…背景フレーム表示ボタン 125…フレーム位置変更ボタン 126…サイズ変更ボタン 127…フレーム取消ボタン 128…メイン画面への戻りボタン 130…被写体背景分離実行ボタン 131…被写体フレーム 132…背景フレーム 141…フレームガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 5C023 H04N 5/225 H04N 5/225 F A 5/238 5/238 Z 5/262 5/262 5/265 5/265 Fターム(参考) 2H002 AB04 CD12 CD13 DB02 DB06 DB24 FB02 FB22 FB27 FB51 FB55 FB56 FB57 FB70 FB84 GA26 GA27 GA28 GA68 HA11 JA07 2H053 AA01 AB03 AD21 AD23 DA03 2H054 AA01 2H102 AA01 AA02 AA03 AA08 AA22 AA23 AA41 AA42 AA52 AA57 AA66 AA71 AB17 AB21 BA01 BA27 BB08 BB22 CA01 5C022 AA13 AB03 AB12 AB15 AB17 AB28 AC01 AC03 AC11 AC13 AC42 AC51 AC69 5C023 AA02 AA06 AA07 AA08 AA11 AA31 AA34 AA37 AA38 BA07 BA08 BA11 CA02 CA05 DA04 DA08
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体撮像素子により被写体を撮影する
電子カメラにおいて、 前記被写体に対して補助光を照射する補助光照射手段
と、 前記被写体に対して予備的な撮影を実行した場合に、そ
の予備撮影の画像上における被写体主要部領域及び被写
体背景部領域の指定入力を受け付けるとともに、撮影条
件の修正入力を受け付ける入力処理手段と、 前記予備撮影の結果及び前記入力処理手段にて受け付け
た修正撮影条件に基づいて、前記被写体主要部領域及び
前記被写体背景部領域それぞれについてシミュレーショ
ンを実行し、各領域の画像を取得するシミュレーション
手段と、 前記予備撮影画像又はシミュレーション結果画像を表示
する表示手段とを備えたことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 半導体撮像素子により被写体を撮影する
電子カメラにおいて、 前記被写体に対して補助光を照射する補助光照射手段
と、 前記補助光照射手段を用いて撮影を実行する場合に、そ
の撮影準備入力がなされると補助光照射せずに第1の画
像取込を行うと共に、撮影実行入力がなされると補助光
照射して第2の画像取込を行う撮影実行手段と、 前記撮影実行手段により取り込まれた第1の取込画像と
第2の取込画像とを比較することにより、被写体の主要
部領域を取り出す被写体分離手段とを備えたことを特徴
とする電子カメラ。 - 【請求項3】 前記撮影実行手段により予備的な撮影を
実行し、前記第2の取込画像を予備撮影画像とする場合
に、撮影条件の修正入力を受け付ける入力処理手段と、 前記予備的な撮影の結果及び前記入力処理手段にて受け
付けた修正撮影条件に基づいて、被写体主要部領域、及
び、前記予備撮影画像における前記被写体主要部領域を
差し引いた部分である被写体背景部領域のそれぞれにつ
いて、シミュレーションを実行し各領域の画像を取得す
るシミュレーション手段と、 前記予備撮影画像又はシミュレーション結果画像を表示
する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載
の電子カメラ。 - 【請求項4】 前記修正撮影条件を撮影用に設定する条
件設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は3記
載の電子カメラ。 - 【請求項5】 前記シミュレーション手段は、前記被写
体主要部領域については、絞り値と前記補助光照射手段
の発光量とに基づいて当該領域の明るさを算出し、前記
被写体背景部領域については、前記絞り値とシャッタ速
度とに基づいて当該領域の明るさを算出することを特徴
とする請求項1又は3或いは4記載の電子カメラ。 - 【請求項6】 前記シミュレーション手段は、前記被写
体主要部領域については、絞り値とシャッタ速度と前記
補助光照射手段の発光量とに基づいて当該領域の明るさ
を算出し、前記被写体背景部領域については、前記絞り
値と前記シャッタ速度とに基づいて当該領域の明るさを
算出することを特徴とする請求項1又は3或いは4記載
の電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000062387A JP2001251553A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 電子カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000062387A JP2001251553A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 電子カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001251553A true JP2001251553A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18582407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000062387A Withdrawn JP2001251553A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 電子カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001251553A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008177673A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Fujifilm Corp | 撮影装置および撮影方法 |
JP2009159617A (ja) * | 2009-02-04 | 2009-07-16 | Casio Comput Co Ltd | カメラ装置、スルー画像表示方法及びそのプログラム |
JP2015154348A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | オリンパス株式会社 | 撮影装置、ストロボ画像事前取得方法及びストロボ画像事前取得プログラム |
JP2016506707A (ja) * | 2013-12-31 | 2016-03-03 | ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 | 撮影方法、装置、および端末 |
US9462169B2 (en) | 2013-12-31 | 2016-10-04 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Shooting method, apparatus, and terminal |
-
2000
- 2000-03-07 JP JP2000062387A patent/JP2001251553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
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