JP2001248489A - エンジンヒートポンプの制御方法 - Google Patents
エンジンヒートポンプの制御方法Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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- F25B2400/07—Details of compressors or related parts
- F25B2400/075—Details of compressors or related parts with parallel compressors
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P80/00—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンヒートポンプにおいて、エンジンの
排熱の回収率を向上させ、かつ安定運転制御を行うこと
を課題とする。 【解決手段】 エンジン3の排気ガスの温度制御を行
う。排気ガスの温度制御をエンジンの点火時期、燃料の
空燃比、排気ガスの再循環率により行う。
排熱の回収率を向上させ、かつ安定運転制御を行うこと
を課題とする。 【解決手段】 エンジン3の排気ガスの温度制御を行
う。排気ガスの温度制御をエンジンの点火時期、燃料の
空燃比、排気ガスの再循環率により行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンによりコ
ンプレッサーを駆動する空調装置の制御方法に関するも
のである。
ンプレッサーを駆動する空調装置の制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの排熱を利用したエンジ
ンヒートポンプは知られており、暖房効率を高めるため
の数多くの技術が公開されている。これらは、エンジン
により暖められたエンジン周囲の空気を利用したり、エ
ンジンの冷却水により冷媒を暖めるものである。さら
に、特開平5−272838に示すごとく、エンジンの
上部に冷媒タンクを装着し、冷媒を温めるものが知られ
ている。
ンヒートポンプは知られており、暖房効率を高めるため
の数多くの技術が公開されている。これらは、エンジン
により暖められたエンジン周囲の空気を利用したり、エ
ンジンの冷却水により冷媒を暖めるものである。さら
に、特開平5−272838に示すごとく、エンジンの
上部に冷媒タンクを装着し、冷媒を温めるものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の技術において
は、いずれもエンジンよりの排熱を十分に利用すること
ができない。特開平5−272838に示される技術に
おいては、エンジンのシリンダー周りに冷媒が導入され
るため、機構が複雑になり、整備性において問題があ
る。さらに、排気ガスの熱を十分に回収するものでは無
い。
は、いずれもエンジンよりの排熱を十分に利用すること
ができない。特開平5−272838に示される技術に
おいては、エンジンのシリンダー周りに冷媒が導入され
るため、機構が複雑になり、整備性において問題があ
る。さらに、排気ガスの熱を十分に回収するものでは無
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべ
く、以下のような解決手段を用いるものである。まず、
請求項1に記載のごとく、熱交換器に供給される排気ガ
スの温度を調節する。
く、以下のような解決手段を用いるものである。まず、
請求項1に記載のごとく、熱交換器に供給される排気ガ
スの温度を調節する。
【0005】請求項2に記載のごとく、排気ガスの温度
により、エンジンの点火時期を制御する。
により、エンジンの点火時期を制御する。
【0006】請求項3に記載のごとく、排気ガスの温度
により、エンジンの空燃比を調節する。
により、エンジンの空燃比を調節する。
【0007】請求項4に記載のごとく、排気ガスの温度
により、EGRバルブを制御する。
により、EGRバルブを制御する。
【0008】請求項5に記載のごとく、排気ガスの温度
により、熱交換器に接続する排気ガスの経路を変更す
る。
により、熱交換器に接続する排気ガスの経路を変更す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。図1はエンジンの排
熱利用の基本的な構成を示す排熱回収回路図、図2は排
気ガス熱交換器と第二副熱交換器の構成を示す図、図3
は第二副熱交換器の構成を示す図、図4は冷媒回路およ
び排熱回収回路の第一実施例を示す図、図5は第一実施
例の冷媒回路および冷却水回路を示す図、図6は冷媒回
路および排熱回収回路の第二実施例を示す図、図7は冷
媒回路および排熱回収回路の第三実施例を示す図、図8
は冷媒回路および排熱回収回路の第四実施例を示す図、
図9はコントローラの接続構成を示す図、図10は排気
ガス温度の制御構成を示す図、図11は排気管にバイパ
スパイプを接続した構成を示す図、図12はバイパスパ
イプへの排気ガス流量調整の構成を示す図である。
て、図面を用いて詳細に説明する。図1はエンジンの排
熱利用の基本的な構成を示す排熱回収回路図、図2は排
気ガス熱交換器と第二副熱交換器の構成を示す図、図3
は第二副熱交換器の構成を示す図、図4は冷媒回路およ
び排熱回収回路の第一実施例を示す図、図5は第一実施
例の冷媒回路および冷却水回路を示す図、図6は冷媒回
路および排熱回収回路の第二実施例を示す図、図7は冷
媒回路および排熱回収回路の第三実施例を示す図、図8
は冷媒回路および排熱回収回路の第四実施例を示す図、
図9はコントローラの接続構成を示す図、図10は排気
ガス温度の制御構成を示す図、図11は排気管にバイパ
スパイプを接続した構成を示す図、図12はバイパスパ
イプへの排気ガス流量調整の構成を示す図である。
【0010】図1を用いて排熱回収回路の基本構成につ
いて説明する。冷媒回路12は主に、コンプレッサー
7、四方弁19、室内熱交換器23、膨張弁24、室外
熱交換器22により構成されている。そして、冷媒回路
12にはコンプレッサー7と室外熱交換器22の間に、
第一副熱交換器25、第二副熱交換器9が配置されてい
る。図1に示す四方弁19は暖房状態に設定されてお
り、四方弁19を切り替え、冷媒の供給方向を逆転する
ことにより、冷房が行われる。冷房が行われる際には回
路の切り替えにより、第一副熱交換器25、第二副熱交
換器9を介することなく、冷媒がコンプレッサー7より
室外熱交換器22に冷媒が供給されるものである。
いて説明する。冷媒回路12は主に、コンプレッサー
7、四方弁19、室内熱交換器23、膨張弁24、室外
熱交換器22により構成されている。そして、冷媒回路
12にはコンプレッサー7と室外熱交換器22の間に、
第一副熱交換器25、第二副熱交換器9が配置されてい
る。図1に示す四方弁19は暖房状態に設定されてお
り、四方弁19を切り替え、冷媒の供給方向を逆転する
ことにより、冷房が行われる。冷房が行われる際には回
路の切り替えにより、第一副熱交換器25、第二副熱交
換器9を介することなく、冷媒がコンプレッサー7より
室外熱交換器22に冷媒が供給されるものである。
【0011】次に、冷媒回路12の暖房時における冷媒
への熱の出入りについて説明する。エンジン3により駆
動されたコンプレッサー7は、四方弁19を介して冷媒
を室内熱交換器23に供給する。室内熱交換器23にお
いて冷媒は熱を放出し、膨張弁24を介して室外熱交換
器22導入される。この室外熱交換器22において、冷
媒は外気より熱を吸収する。この後、第二副熱交換器
9、第一副熱交換器25において、冷媒は排気ガスおよ
びエンジンの冷却水から熱を吸収し、コンプレッサー7
に戻るものである。これにより、ガスヒートポンプは室
内の暖房を行うものである。
への熱の出入りについて説明する。エンジン3により駆
動されたコンプレッサー7は、四方弁19を介して冷媒
を室内熱交換器23に供給する。室内熱交換器23にお
いて冷媒は熱を放出し、膨張弁24を介して室外熱交換
器22導入される。この室外熱交換器22において、冷
媒は外気より熱を吸収する。この後、第二副熱交換器
9、第一副熱交換器25において、冷媒は排気ガスおよ
びエンジンの冷却水から熱を吸収し、コンプレッサー7
に戻るものである。これにより、ガスヒートポンプは室
内の暖房を行うものである。
【0012】第一副熱交換器25は冷却水回路20によ
り、排気ガス熱交換器51およびエンジン3のウォータ
ジャケットに接続されている。排気ガス熱交換器51は
排気管に接続されており、冷却水により排気ガスの熱を
吸収するものである。そして、排気管には第二副熱交換
器9が接続されており、冷媒により排気ガスの熱を吸収
するものである。すなわち、冷媒回路12の暖房時に、
冷媒は室外熱交換器22、第二副熱交換器9、第一副熱
交換器25より熱の供給をうけるものである。一方、排
気ガスの熱は排気ガス熱交換器51および第二副熱交換
器9において吸収されるものである。上記の構成におい
て、第一副熱交換器25と第二副熱交換器9は冷媒回路
12に対して直列的に接続されているが、並列的に接続
し第一副熱交換器25と第二副熱交換器9への冷媒の流
量を調節可能に構成することも可能である。
り、排気ガス熱交換器51およびエンジン3のウォータ
ジャケットに接続されている。排気ガス熱交換器51は
排気管に接続されており、冷却水により排気ガスの熱を
吸収するものである。そして、排気管には第二副熱交換
器9が接続されており、冷媒により排気ガスの熱を吸収
するものである。すなわち、冷媒回路12の暖房時に、
冷媒は室外熱交換器22、第二副熱交換器9、第一副熱
交換器25より熱の供給をうけるものである。一方、排
気ガスの熱は排気ガス熱交換器51および第二副熱交換
器9において吸収されるものである。上記の構成におい
て、第一副熱交換器25と第二副熱交換器9は冷媒回路
12に対して直列的に接続されているが、並列的に接続
し第一副熱交換器25と第二副熱交換器9への冷媒の流
量を調節可能に構成することも可能である。
【0013】次にガスヒートポンプにおいて、前述した
構成を取ることによる、排熱からの熱吸収について、図
2を用いて説明する。図2(a)は排気ガスの熱回収構
成を示すものであり、図2(b)は排気ガスと冷媒及び
冷却水の温度差を示すものである。図2(a)におい
て、冷却水および冷媒は排気ガスの下流側より、それぞ
れ排気ガス熱交換器51と第二副熱交換器9に流入し、
上流側より流出するものである。
構成を取ることによる、排熱からの熱吸収について、図
2を用いて説明する。図2(a)は排気ガスの熱回収構
成を示すものであり、図2(b)は排気ガスと冷媒及び
冷却水の温度差を示すものである。図2(a)におい
て、冷却水および冷媒は排気ガスの下流側より、それぞ
れ排気ガス熱交換器51と第二副熱交換器9に流入し、
上流側より流出するものである。
【0014】排気ガス熱交換器と第二副熱交換器を使用
した場合には、エンジン3の冷却水により排気ガスの熱
量を吸収した後に、冷媒によりさらに排気ガスの熱量を
吸収するものである。このため、図2(b)に示すごと
く、排気ガスの温度が十分に高い排気ガス経路の前半に
おいて、冷却水により排気ガスの熱量を吸収し、排気ガ
スの温度が低い経路の後半において、冷媒により排気ガ
スの熱量を吸収する。このため、排気ガス経路の後半に
おいても、有効な温度差を得ることができ、十分に排気
ガスの熱量を吸収することができる。
した場合には、エンジン3の冷却水により排気ガスの熱
量を吸収した後に、冷媒によりさらに排気ガスの熱量を
吸収するものである。このため、図2(b)に示すごと
く、排気ガスの温度が十分に高い排気ガス経路の前半に
おいて、冷却水により排気ガスの熱量を吸収し、排気ガ
スの温度が低い経路の後半において、冷媒により排気ガ
スの熱量を吸収する。このため、排気ガス経路の後半に
おいても、有効な温度差を得ることができ、十分に排気
ガスの熱量を吸収することができる。
【0015】また、図2(b)に示すごとく、排気ガス
は冷媒により100℃以下に冷却される。燃料である炭
化水素が燃焼して発生する排気ガスには、多量の水蒸気
が含まれ、この水蒸気の一部は100℃以下に冷却され
ることにより、液化する。このため、第二副熱交換器9
において排気ガスが冷却されると、温度の低い冷媒が流
れる冷媒管の外周面に、水蒸気が結露する。そして、水
蒸気が液化することにより潜熱が発生し、この潜熱が冷
媒管を介して冷媒に伝達され、冷媒が暖められるもので
ある。すなわち、冷媒により排気ガスの熱量を吸収する
ことにより、排気ガスに含まれる水蒸気を液化し、これ
に伴い発生する潜熱を冷媒の加熱に利用することができ
るのである。排気ガスから冷却水および冷媒に熱の伝達
を効率的に行うことができるので、熱交換器における経
路長を短くすることができ、熱交換器をコンパクトに構
成できる。
は冷媒により100℃以下に冷却される。燃料である炭
化水素が燃焼して発生する排気ガスには、多量の水蒸気
が含まれ、この水蒸気の一部は100℃以下に冷却され
ることにより、液化する。このため、第二副熱交換器9
において排気ガスが冷却されると、温度の低い冷媒が流
れる冷媒管の外周面に、水蒸気が結露する。そして、水
蒸気が液化することにより潜熱が発生し、この潜熱が冷
媒管を介して冷媒に伝達され、冷媒が暖められるもので
ある。すなわち、冷媒により排気ガスの熱量を吸収する
ことにより、排気ガスに含まれる水蒸気を液化し、これ
に伴い発生する潜熱を冷媒の加熱に利用することができ
るのである。排気ガスから冷却水および冷媒に熱の伝達
を効率的に行うことができるので、熱交換器における経
路長を短くすることができ、熱交換器をコンパクトに構
成できる。
【0016】第二副熱交換器9の構成について図3を用
いて説明する。図3(a)は第二副熱交換器の構成を示
す模式図であり、図3(b)は第二副熱交換器の断面図
である。排気ガスの熱により冷媒を暖める第二副熱交換
器9は、冷媒管9b、外管9aおよびドレイン9cによ
り構成されている。外管9aの内側には複数の冷媒管9
bが配設されており、該冷媒管9bは端部において互い
に接続されている。冷媒は冷媒管9bの一端より導入さ
れ、他端より流出するものである。外管9aの内側には
排気ガスが流入し、冷媒管9bに熱を伝達して排出され
る。第二副熱交換器9の下部には、ドレイン9cが設け
られており、冷媒管9bに結露した排気ガス中の水分が
該ドレイン9cより排出されるものである。また、ドレ
インより排出される水は酸性である為、中和処理が行わ
れるものである。
いて説明する。図3(a)は第二副熱交換器の構成を示
す模式図であり、図3(b)は第二副熱交換器の断面図
である。排気ガスの熱により冷媒を暖める第二副熱交換
器9は、冷媒管9b、外管9aおよびドレイン9cによ
り構成されている。外管9aの内側には複数の冷媒管9
bが配設されており、該冷媒管9bは端部において互い
に接続されている。冷媒は冷媒管9bの一端より導入さ
れ、他端より流出するものである。外管9aの内側には
排気ガスが流入し、冷媒管9bに熱を伝達して排出され
る。第二副熱交換器9の下部には、ドレイン9cが設け
られており、冷媒管9bに結露した排気ガス中の水分が
該ドレイン9cより排出されるものである。また、ドレ
インより排出される水は酸性である為、中和処理が行わ
れるものである。
【0017】次に、本発明の第一実施例について、図4
を用いて説明する。コンプレッサー7・7は、エンジン
3により駆動され、冷媒をオイルセパレータ21に供給
する。オイルセパレータ21において冷媒と潤滑油が分
離され、オイルセパレータ21を介した冷媒は、四方弁
19に流入する。なお、図5に示す四方弁19は暖房時
のものであり、この四方弁19の切り替えにより冷房を
行うことが可能である。また、暖房のみに使用するヒー
トポンプである場合には、この四方弁を省略することも
可能である。冷媒は、四方弁19を介して室内熱交換器
23・23に供給される。冷媒回路12には室内熱交換
器23・23が並列接続されており、室内熱交換器23
・23にそれぞれ冷媒が供給されるものである。そし
て、室内熱交換器23・23において、冷媒の熱が室内
に放出され、暖房が行われるものである。
を用いて説明する。コンプレッサー7・7は、エンジン
3により駆動され、冷媒をオイルセパレータ21に供給
する。オイルセパレータ21において冷媒と潤滑油が分
離され、オイルセパレータ21を介した冷媒は、四方弁
19に流入する。なお、図5に示す四方弁19は暖房時
のものであり、この四方弁19の切り替えにより冷房を
行うことが可能である。また、暖房のみに使用するヒー
トポンプである場合には、この四方弁を省略することも
可能である。冷媒は、四方弁19を介して室内熱交換器
23・23に供給される。冷媒回路12には室内熱交換
器23・23が並列接続されており、室内熱交換器23
・23にそれぞれ冷媒が供給されるものである。そし
て、室内熱交換器23・23において、冷媒の熱が室内
に放出され、暖房が行われるものである。
【0018】室内熱交換器23・23を介した冷媒はそ
れぞれ膨張弁24・24およびリキッドレシーバ13を
介し、室外熱交換器22に供給される。ここにおいて、
リキッドレシーバ13は必ずしも必要なものではなく、
エンジンヒートポンプの規模および構成に応じて、取り
付けられるものである。リキッドレシーバ13を介した
冷媒は、膨張弁61を介して室外熱交換器22に供給さ
れる。この後、第二副熱交換器9および四方弁19を介
して第一副熱交換器25に供給される。冷媒には、第二
副熱交換器9および第一副熱交換器25によりエンジン
3の排熱が供給されるものである。そして、冷媒は第一
副熱交換器25を介してアキュムレータ16に導入さ
れ、再びコンプレッサー7・7に供給されるものであ
る。
れぞれ膨張弁24・24およびリキッドレシーバ13を
介し、室外熱交換器22に供給される。ここにおいて、
リキッドレシーバ13は必ずしも必要なものではなく、
エンジンヒートポンプの規模および構成に応じて、取り
付けられるものである。リキッドレシーバ13を介した
冷媒は、膨張弁61を介して室外熱交換器22に供給さ
れる。この後、第二副熱交換器9および四方弁19を介
して第一副熱交換器25に供給される。冷媒には、第二
副熱交換器9および第一副熱交換器25によりエンジン
3の排熱が供給されるものである。そして、冷媒は第一
副熱交換器25を介してアキュムレータ16に導入さ
れ、再びコンプレッサー7・7に供給されるものであ
る。
【0019】次に、第一実施例における排気ガスの経路
について説明する。エンジン3の排気ガスは、排気ガス
熱交換器51に導入され、エンジン3を冷却する冷却水
により冷却される。そして、第二副熱交換器9に導入さ
れ、冷媒によりさらに冷却されるものである。エンジン
3の冷却水は、排気ガス熱交換器51およびエンジン3
のウォータジャケットにおいて熱を吸収して、第一副熱
交換器25において冷媒を暖めるものである。
について説明する。エンジン3の排気ガスは、排気ガス
熱交換器51に導入され、エンジン3を冷却する冷却水
により冷却される。そして、第二副熱交換器9に導入さ
れ、冷媒によりさらに冷却されるものである。エンジン
3の冷却水は、排気ガス熱交換器51およびエンジン3
のウォータジャケットにおいて熱を吸収して、第一副熱
交換器25において冷媒を暖めるものである。
【0020】第一実施例の冷媒回路において、第二副熱
交換器9と第一副熱交換器25は直列的に接続されてお
り、第二副熱交換器9において暖められた冷媒が第一副
熱交換器25に導入され、さらに暖められるものであ
る。これにより、エンジン3の排熱を効率的に暖房に用
いることができ、暖房にかかる燃料を節約することがで
きる。
交換器9と第一副熱交換器25は直列的に接続されてお
り、第二副熱交換器9において暖められた冷媒が第一副
熱交換器25に導入され、さらに暖められるものであ
る。これにより、エンジン3の排熱を効率的に暖房に用
いることができ、暖房にかかる燃料を節約することがで
きる。
【0021】第一実施例に示すエンジンヒートポンプの
冷却水回路の構成について、図5を用いてより詳しく説
明する。図5において、太線により示されるのが冷却水
回路20である。冷却水は冷却水回路20内をポンプ2
9により循環されており、エンジン3内で高温になった
冷却水をラジエター26によって冷却するようにしてい
る。また、三方弁28を切換えて、高温の冷却水を第二
副熱交換器25に案内し、冷媒に熱を与えることができ
る構成となっている。そして、冷却水回路20はサーモ
スタット27を設けて、冷却水の温度がさほど高くな
く、冷却する必要がない場合には、冷却水がラジエター
26を通過することなく直接エンジン3へ戻るように構
成している。なお、冷却水回路20には、前述のごと
く、排気ガス熱交換器51を設けられており、エンジン
3からの排気と冷却水が熱交換する構成になっている。
冷却水回路の構成について、図5を用いてより詳しく説
明する。図5において、太線により示されるのが冷却水
回路20である。冷却水は冷却水回路20内をポンプ2
9により循環されており、エンジン3内で高温になった
冷却水をラジエター26によって冷却するようにしてい
る。また、三方弁28を切換えて、高温の冷却水を第二
副熱交換器25に案内し、冷媒に熱を与えることができ
る構成となっている。そして、冷却水回路20はサーモ
スタット27を設けて、冷却水の温度がさほど高くな
く、冷却する必要がない場合には、冷却水がラジエター
26を通過することなく直接エンジン3へ戻るように構
成している。なお、冷却水回路20には、前述のごと
く、排気ガス熱交換器51を設けられており、エンジン
3からの排気と冷却水が熱交換する構成になっている。
【0022】次に、第二実施例のエンジンヒートポンプ
の構成について、図6を用いて説明する。第二実施例の
冷媒回路においては、第一副熱交換器25と第二副熱交
換器9が並列に接続されているものである。室外熱交換
器22とコンプレッサー7の間の冷媒回路に第一副熱交
換器25と第二副熱交換器9を並列に接続し、ソレノイ
ドバルブ64により、第二副熱交換器9への冷媒の流入
を制御するものである。すなわち、ソレノイドバルブ6
4により、第一副熱交換器25と第二副熱交換器9の両
方もしくは、第一副熱交換器25にのみ冷媒を導入する
ことができるものである。
の構成について、図6を用いて説明する。第二実施例の
冷媒回路においては、第一副熱交換器25と第二副熱交
換器9が並列に接続されているものである。室外熱交換
器22とコンプレッサー7の間の冷媒回路に第一副熱交
換器25と第二副熱交換器9を並列に接続し、ソレノイ
ドバルブ64により、第二副熱交換器9への冷媒の流入
を制御するものである。すなわち、ソレノイドバルブ6
4により、第一副熱交換器25と第二副熱交換器9の両
方もしくは、第一副熱交換器25にのみ冷媒を導入する
ことができるものである。
【0023】第二実施例の冷媒回路において、コンプレ
ッサー7により冷媒は四方弁19を介して室内熱交換器
23・23に供給され、膨張弁24を介して室外熱交換
器22に供給される。そして、室外熱交換器22を介し
た冷媒は分岐65に導入される。分岐65にはそれぞれ
第一副熱交換器25およびソレノイドバルブ64が接続
されている。ソレノイドバルブ64は第二副熱交換器9
に接続しており、『開』状態においては、冷媒を第二副
熱交換器9に供給し、『閉』状態においては、冷媒の第
二副熱交換器9への流入を防ぐものである。
ッサー7により冷媒は四方弁19を介して室内熱交換器
23・23に供給され、膨張弁24を介して室外熱交換
器22に供給される。そして、室外熱交換器22を介し
た冷媒は分岐65に導入される。分岐65にはそれぞれ
第一副熱交換器25およびソレノイドバルブ64が接続
されている。ソレノイドバルブ64は第二副熱交換器9
に接続しており、『開』状態においては、冷媒を第二副
熱交換器9に供給し、『閉』状態においては、冷媒の第
二副熱交換器9への流入を防ぐものである。
【0024】ソレノイドバルブ64が開いており、冷媒
が第一副熱交換器25と第二副熱交換器9の両方に供給
される場合、第二副熱交換器9に供給された冷媒はキャ
ピラリーチューブ63を介して、第一副熱交換器25に
供給された冷媒とともにアキュムレータ16に導入され
る。そして、コンプレッサー7に戻る構成となってい
る。
が第一副熱交換器25と第二副熱交換器9の両方に供給
される場合、第二副熱交換器9に供給された冷媒はキャ
ピラリーチューブ63を介して、第一副熱交換器25に
供給された冷媒とともにアキュムレータ16に導入され
る。そして、コンプレッサー7に戻る構成となってい
る。
【0025】上記のごとく、ソレノイドバルブ64の制
御により、冷媒が第一副熱交換器25と第二副熱交換器
9への冷媒の導入を制御できるので、冷媒に与える熱量
の調節を容易に行える。第一副熱交換器25と第二副熱
交換器9が冷媒回路において並列接続されているので、
冷媒の循環抵抗を低減できるとともに、冷媒への熱量供
給効率が向上する。また、排気ガスよりの結露水の発生
を調節できる。
御により、冷媒が第一副熱交換器25と第二副熱交換器
9への冷媒の導入を制御できるので、冷媒に与える熱量
の調節を容易に行える。第一副熱交換器25と第二副熱
交換器9が冷媒回路において並列接続されているので、
冷媒の循環抵抗を低減できるとともに、冷媒への熱量供
給効率が向上する。また、排気ガスよりの結露水の発生
を調節できる。
【0026】次に、本発明の第3実施例について、図7
を用いて説明する。第3実施例においては、冷媒回路に
おいて、室外熱交換器22と第二副熱交換器9が並列接
続されているものである。暖房時の冷媒循環経路におい
て、冷媒回路は室内熱交換器23の下流側で、室外熱交
換22へ通じる経路と第二副熱交換器9へ通じる経路に
分岐している。
を用いて説明する。第3実施例においては、冷媒回路に
おいて、室外熱交換器22と第二副熱交換器9が並列接
続されているものである。暖房時の冷媒循環経路におい
て、冷媒回路は室内熱交換器23の下流側で、室外熱交
換22へ通じる経路と第二副熱交換器9へ通じる経路に
分岐している。
【0027】室外熱交換22へ通じる経路に導入された
冷媒は、室外熱交換22および四方弁19を介して第一
副熱交換器25に導入される。第二副熱交換器9へ通じ
る経路に導入された冷媒は、ソレノイドバルブ64が開
いている場合には、キャピラリーチューブ63を介して
第二副熱交換器9を介して第一副熱交換器25に導入さ
れる。そして、室外熱交換器22もしくは室外熱交換器
22と第二副熱交換器9を介した冷媒は、アキュムレー
タ16を介してコンプレッサー7に戻されるものであ
る。
冷媒は、室外熱交換22および四方弁19を介して第一
副熱交換器25に導入される。第二副熱交換器9へ通じ
る経路に導入された冷媒は、ソレノイドバルブ64が開
いている場合には、キャピラリーチューブ63を介して
第二副熱交換器9を介して第一副熱交換器25に導入さ
れる。そして、室外熱交換器22もしくは室外熱交換器
22と第二副熱交換器9を介した冷媒は、アキュムレー
タ16を介してコンプレッサー7に戻されるものであ
る。
【0028】上記の構成により、冷媒を室外熱交換器2
2のみ、もしくは室外熱交換器22と第二副熱交換器
9、第一副熱交換器25に供給することができるもので
ある。これにより、ソレノイドバルブ64を用いて冷媒
経路の切換えを容易に行い冷媒の循環抵抗を低減でき、
冷媒に対する熱量の供給効率が向上する。
2のみ、もしくは室外熱交換器22と第二副熱交換器
9、第一副熱交換器25に供給することができるもので
ある。これにより、ソレノイドバルブ64を用いて冷媒
経路の切換えを容易に行い冷媒の循環抵抗を低減でき、
冷媒に対する熱量の供給効率が向上する。
【0029】次に、本発明の第4実施例について、図8
を用いて説明する。第4実施例においては、室外熱交換
器22と第二副熱交換器9を並列接続し、第二副熱交換
器9に通じる冷媒回路に電子流量制御弁66を設けるも
のである。電子流量制御弁66により、第二副熱交換器
9に供給される冷媒量を連続的に調節するものである。
冷媒回路は暖房時における膨張弁61の上流側において
分岐しており、室内熱交換器23を介した冷媒が膨張弁
61および電子流量制御弁66にそれぞれ供給される。
電子流量制御弁66を介した冷媒は第二副熱交換器9を
介して第一副熱交換器25に供給される。電子流量制御
弁66により、冷媒量を連続的に調節可能であるので、
第二副熱交換器9において冷媒に供給する熱量を調節す
ることが可能である。これにより、排気ガスの冷却の程
度を調節できるのである。また、膨張弁61を介した冷
媒は室外熱交換器22を介して第一副熱交換器25に供
給される。
を用いて説明する。第4実施例においては、室外熱交換
器22と第二副熱交換器9を並列接続し、第二副熱交換
器9に通じる冷媒回路に電子流量制御弁66を設けるも
のである。電子流量制御弁66により、第二副熱交換器
9に供給される冷媒量を連続的に調節するものである。
冷媒回路は暖房時における膨張弁61の上流側において
分岐しており、室内熱交換器23を介した冷媒が膨張弁
61および電子流量制御弁66にそれぞれ供給される。
電子流量制御弁66を介した冷媒は第二副熱交換器9を
介して第一副熱交換器25に供給される。電子流量制御
弁66により、冷媒量を連続的に調節可能であるので、
第二副熱交換器9において冷媒に供給する熱量を調節す
ることが可能である。これにより、排気ガスの冷却の程
度を調節できるのである。また、膨張弁61を介した冷
媒は室外熱交換器22を介して第一副熱交換器25に供
給される。
【0030】次に、エンジン3の制御構成について、図
9を用いて説明する。なお、以下に説明するエンジンの
制御構成は、前述した各実施例において用いることがで
きるものである。エアクリーナ75より吸入された空気
は燃料供給装置74に導入され、燃料と混合された混合
気として、スロットルバルブ73を介して、エンジン3
の燃焼室内に導入される。燃焼室内において圧縮された
混合気は点火プラグ72のスパークにより燃焼したの
ち、排気管71により排出される。
9を用いて説明する。なお、以下に説明するエンジンの
制御構成は、前述した各実施例において用いることがで
きるものである。エアクリーナ75より吸入された空気
は燃料供給装置74に導入され、燃料と混合された混合
気として、スロットルバルブ73を介して、エンジン3
の燃焼室内に導入される。燃焼室内において圧縮された
混合気は点火プラグ72のスパークにより燃焼したの
ち、排気管71により排出される。
【0031】排気管71には排気温センサー76が取り
付けられており、排気管71内の排気ガスの温度を検出
可能に構成されている。排気温センサー76は排気管7
1の外周面に配設し、熱伝導により排気温を検出するこ
とも可能であり、排気管71の内部に配設し、排気温を
検出することも可能である。さらに、排気管71には再
循環パイプ78が接続されており、排気管71内に導入
された排気ガスをスロットブバルブ73の上流側に供給
することが可能である。そして、再循環パイプ78の排
気ガス導入側には電磁バルブ77が配設されており、該
電磁バルブ77の開閉により、スロットルバルブ73へ
の排気ガス供給を調節できる構成となっている。
付けられており、排気管71内の排気ガスの温度を検出
可能に構成されている。排気温センサー76は排気管7
1の外周面に配設し、熱伝導により排気温を検出するこ
とも可能であり、排気管71の内部に配設し、排気温を
検出することも可能である。さらに、排気管71には再
循環パイプ78が接続されており、排気管71内に導入
された排気ガスをスロットブバルブ73の上流側に供給
することが可能である。そして、再循環パイプ78の排
気ガス導入側には電磁バルブ77が配設されており、該
電磁バルブ77の開閉により、スロットルバルブ73へ
の排気ガス供給を調節できる構成となっている。
【0032】燃料供給装置74、スロットルバルブ7
3、点火プラグ72、排気温度センサー76および電磁
バルブ77は、コントローラ80によって制御されてい
る。これにより、燃料供給装置74においては混合気の
空燃比の調節、スロットルバルブ73においてはスロッ
トルの開度の調整を行えるものである。そして、点火プ
ラグ72においては点火時期の調節、電磁バルブ77に
おいては開閉の調節を行えるものである。
3、点火プラグ72、排気温度センサー76および電磁
バルブ77は、コントローラ80によって制御されてい
る。これにより、燃料供給装置74においては混合気の
空燃比の調節、スロットルバルブ73においてはスロッ
トルの開度の調整を行えるものである。そして、点火プ
ラグ72においては点火時期の調節、電磁バルブ77に
おいては開閉の調節を行えるものである。
【0033】排気温度センサー76により、エンジン3
の排気ガスの温度が検出され、コントローラ80に該排
気温度センサー76の検出値が出力されるものである。
コントローラ80においては、排気温度センサー76の
検出値に基づき演算が行われる。この結果により、コン
トローラ80が、燃料供給装置74、点火プラグ72に
よる点火時期、電磁バルブ77の内、一つもしくは2つ
以上を制御する。そして、排気ガスの温度を制御するも
のである。
の排気ガスの温度が検出され、コントローラ80に該排
気温度センサー76の検出値が出力されるものである。
コントローラ80においては、排気温度センサー76の
検出値に基づき演算が行われる。この結果により、コン
トローラ80が、燃料供給装置74、点火プラグ72に
よる点火時期、電磁バルブ77の内、一つもしくは2つ
以上を制御する。そして、排気ガスの温度を制御するも
のである。
【0034】排気温度センサー76の配設位置は、特に
限定されるものではないが、排気ガスの温度管理を必要
とする機構の近傍に配置し、その機構に対する温度管理
を行うことができるものである。本実施例においては、
排気ガスの熱量を冷媒に伝達する第二副熱交換器9の温
度管理を行うものである。排気温度センサー76は、第
二副熱交換器9の排気ガス経路における直前に配設され
ており、第二副熱交換器9に導入される排気ガスの温度
を検出し、コントローラ80に出力するものである。
限定されるものではないが、排気ガスの温度管理を必要
とする機構の近傍に配置し、その機構に対する温度管理
を行うことができるものである。本実施例においては、
排気ガスの熱量を冷媒に伝達する第二副熱交換器9の温
度管理を行うものである。排気温度センサー76は、第
二副熱交換器9の排気ガス経路における直前に配設され
ており、第二副熱交換器9に導入される排気ガスの温度
を検出し、コントローラ80に出力するものである。
【0035】コントローラ80においては、一定の温度
が設定されており、排気温度センサー76により検出さ
れた温度と比較が行われる。そして、排気温度センサー
76により検出された温度が設定された温度より高い場
合に、前述した燃料供給装置74、点火プラグ72によ
る点火時期、電磁バルブ77により排気ガスの温度を低
下させるものである。
が設定されており、排気温度センサー76により検出さ
れた温度と比較が行われる。そして、排気温度センサー
76により検出された温度が設定された温度より高い場
合に、前述した燃料供給装置74、点火プラグ72によ
る点火時期、電磁バルブ77により排気ガスの温度を低
下させるものである。
【0036】次に、図10を用いて、排気温度の制御構
成について説明する。図10(a)は点火時期の調節の
構成を示すものであり、図10(b)は空燃比調節の構
成を示すものである。そして、図10(c)は排気再循
環率調節の構成を示すものである。図10(a)におい
て、縦軸は排気温度センサーの温度を示すものであり、
横軸は点火時期を示すものである。図10(b)におい
て、縦軸は排気温度センサーの温度を、横軸は空燃比を
示すものである。そして、図10(c)において、縦軸
は排気温度センサーの温度を、横軸は排気再循環率を示
すものである。
成について説明する。図10(a)は点火時期の調節の
構成を示すものであり、図10(b)は空燃比調節の構
成を示すものである。そして、図10(c)は排気再循
環率調節の構成を示すものである。図10(a)におい
て、縦軸は排気温度センサーの温度を示すものであり、
横軸は点火時期を示すものである。図10(b)におい
て、縦軸は排気温度センサーの温度を、横軸は空燃比を
示すものである。そして、図10(c)において、縦軸
は排気温度センサーの温度を、横軸は排気再循環率を示
すものである。
【0037】まず、点火時期による排気ガス温度の調節
構成について説明する。コントローラ80には前述のご
とく、排気温度センサー76および点火プラグ72が接
続されている。排気温度センサー76の検出した温度
が、コントローラ80において設定されている温度より
高い温度を検出した場合、点火時期を早め、排気ガスの
温度を低下させるものである。本実施例においては、第
二副熱交換器9の冷媒を安定的に使用できるように、排
気温度センサー76を第二副熱交換器9の直前に配設
し、排気ガスの温度を制御するものである。そして、設
定温度を160℃としている。設定温度は用いる冷媒に
より、排気温度センサー76の取り付け位置により、最
適の温度に変更されるものであり、限定されるものでは
ない。
構成について説明する。コントローラ80には前述のご
とく、排気温度センサー76および点火プラグ72が接
続されている。排気温度センサー76の検出した温度
が、コントローラ80において設定されている温度より
高い温度を検出した場合、点火時期を早め、排気ガスの
温度を低下させるものである。本実施例においては、第
二副熱交換器9の冷媒を安定的に使用できるように、排
気温度センサー76を第二副熱交換器9の直前に配設
し、排気ガスの温度を制御するものである。そして、設
定温度を160℃としている。設定温度は用いる冷媒に
より、排気温度センサー76の取り付け位置により、最
適の温度に変更されるものであり、限定されるものでは
ない。
【0038】図10(a)に示すごとく、排気ガスの温
度が設定温度より大となり、そのときの点火時期がt1
であった場合、コントローラ80により点火時期の制御
が行われ、点火時期がt2となる。一般的に点火は、混
合気の圧縮が終了する上死点に達する少し前に行われ
る。このため、点火時期が早くなることにより、燃焼が
急速に完了し、燃焼後の排気ガスの温度が低下する。す
なわち、コントローラ80により、点火プラグ72の点
火時期をt1からt2へと早めることにより、排気ガス
の温度が低下させる。これにより、第二副熱交換器9へ
流入する排気ガスの温度を制御するものである。
度が設定温度より大となり、そのときの点火時期がt1
であった場合、コントローラ80により点火時期の制御
が行われ、点火時期がt2となる。一般的に点火は、混
合気の圧縮が終了する上死点に達する少し前に行われ
る。このため、点火時期が早くなることにより、燃焼が
急速に完了し、燃焼後の排気ガスの温度が低下する。す
なわち、コントローラ80により、点火プラグ72の点
火時期をt1からt2へと早めることにより、排気ガス
の温度が低下させる。これにより、第二副熱交換器9へ
流入する排気ガスの温度を制御するものである。
【0039】次に、空燃比による排気ガス温度の調節機
構について説明する。コントローラ80には、排気温度
センサー76および燃料供給装置74が接続されてい
る。排気温度センサー76の検出した温度が、コントロ
ーラ80において設定されている温度より高い温度を検
出した場合、燃料供給装置74により空燃比を調節し、
排気ガスの温度を低下させるものである。
構について説明する。コントローラ80には、排気温度
センサー76および燃料供給装置74が接続されてい
る。排気温度センサー76の検出した温度が、コントロ
ーラ80において設定されている温度より高い温度を検
出した場合、燃料供給装置74により空燃比を調節し、
排気ガスの温度を低下させるものである。
【0040】図10(b)に示すごとく、排気ガスの温
度が設定温度より大となり、空燃比がr1であった場
合、コントローラ80により燃料供給装置74の制御が
行われ、空燃比がr2となる。すなわち、燃料に対する
空気の量を増すのである。空燃比が大きくなることによ
り、シリンダー内に導入される空気が多くなり、燃焼ガ
スが希釈され、燃焼後の排気ガスの温度が低下する。す
なわち、コントローラ80により、燃料供給装置74を
制御し、燃焼室内に導入される空燃比をr1からr2へ
と増大させることにより、排気ガスの温度が低下させ
る。これにより、第二副熱交換器9へ流入する排気ガス
の温度を制御するものである。
度が設定温度より大となり、空燃比がr1であった場
合、コントローラ80により燃料供給装置74の制御が
行われ、空燃比がr2となる。すなわち、燃料に対する
空気の量を増すのである。空燃比が大きくなることによ
り、シリンダー内に導入される空気が多くなり、燃焼ガ
スが希釈され、燃焼後の排気ガスの温度が低下する。す
なわち、コントローラ80により、燃料供給装置74を
制御し、燃焼室内に導入される空燃比をr1からr2へ
と増大させることにより、排気ガスの温度が低下させ
る。これにより、第二副熱交換器9へ流入する排気ガス
の温度を制御するものである。
【0041】次に、排気循環率による排気ガス温度の調
節機構について説明する。コントローラ80には、排気
温度センサー76および排気再循環パイプ78に配設さ
れた電磁バルブ77が接続されている。排気温度センサ
ー76の検出した温度が、コントローラ80において設
定されている温度より高い温度を検出した場合、電磁バ
ルブ77を制御することにより、排気再循環率を調節
し、排気ガスの温度を低下させるものである。
節機構について説明する。コントローラ80には、排気
温度センサー76および排気再循環パイプ78に配設さ
れた電磁バルブ77が接続されている。排気温度センサ
ー76の検出した温度が、コントローラ80において設
定されている温度より高い温度を検出した場合、電磁バ
ルブ77を制御することにより、排気再循環率を調節
し、排気ガスの温度を低下させるものである。
【0042】図10(c)に示すごとく、排気ガスの温
度が設定温度より大となり、そのときの排気再循環率が
p1であった場合、コントローラ80により電磁バルブ
77の制御が行われ、電磁バルブ77の開度が増大す
る。電磁バルブ77の開度の増大にともない、排気再循
環パイプ78に流入する排気ガス量が増大し、排気再循
環率がp2に増える。排気再循環率が大きくなることに
より、シリンダー内に導入される排気ガス量が多くな
り、燃焼ガスが希釈されるため、燃焼後の排気ガスの温
度が低下する。すなわち、コントローラ80により、電
磁バルブ77を制御し、排気再循環率をp1からp2へ
と増大させることにより、排気ガスの温度が低下させ
る。これにより、第二副熱交換器9へ流入する排気ガス
の温度を制御するものである。
度が設定温度より大となり、そのときの排気再循環率が
p1であった場合、コントローラ80により電磁バルブ
77の制御が行われ、電磁バルブ77の開度が増大す
る。電磁バルブ77の開度の増大にともない、排気再循
環パイプ78に流入する排気ガス量が増大し、排気再循
環率がp2に増える。排気再循環率が大きくなることに
より、シリンダー内に導入される排気ガス量が多くな
り、燃焼ガスが希釈されるため、燃焼後の排気ガスの温
度が低下する。すなわち、コントローラ80により、電
磁バルブ77を制御し、排気再循環率をp1からp2へ
と増大させることにより、排気ガスの温度が低下させ
る。これにより、第二副熱交換器9へ流入する排気ガス
の温度を制御するものである。
【0043】次に、排気ガス供給量を制御することによ
り、流入する排気ガスの温度を調節する構成について、
図11を用いて説明する。図11において、排気管71
には第一副熱交換気51および第二副熱交換器9が配設
されている。そして、第二熱交換器9に流入する排気ガ
スをバイパスするパイプ84が接続されている。パイプ
84は排気ガスの流出経路において、第二副熱交換器9
と並列に配設されているものである。パイプ84にはソ
レノイドバルブ83が配設されており、パイプ84に流
入する排気ガスを規制可能に構成されている。第二副熱
交換器9に接続する排気管71においても同様にソレノ
イドバルブ82が配設されており、第二副熱交換器9に
流入する排気ガスを規制可能に構成されている。
り、流入する排気ガスの温度を調節する構成について、
図11を用いて説明する。図11において、排気管71
には第一副熱交換気51および第二副熱交換器9が配設
されている。そして、第二熱交換器9に流入する排気ガ
スをバイパスするパイプ84が接続されている。パイプ
84は排気ガスの流出経路において、第二副熱交換器9
と並列に配設されているものである。パイプ84にはソ
レノイドバルブ83が配設されており、パイプ84に流
入する排気ガスを規制可能に構成されている。第二副熱
交換器9に接続する排気管71においても同様にソレノ
イドバルブ82が配設されており、第二副熱交換器9に
流入する排気ガスを規制可能に構成されている。
【0044】排気温度センサー76は第二副熱交換器9
の直前に配設されており、排気ガスの温度をコントロー
ラ80に出力するものである。コントローラ80には、
ソレノイドバルブ82・83が接続されており、該コン
トローラ80によりソレノイドバルブ82・83の開閉
が制御されるものである。すなわち、ソレノイドバルブ
82の開度を減少させることにより、第二副熱交換器9
に導入される排気ガスの量を減少させ、ソレノイドバル
ブ83の開度を増大させることにより、パイプ84に導
入される排気ガスの量を増大させることができる。ま
た、逆にソレノイドバルブ82の開度を増大させること
により、第二副熱交換器9に導入される排気ガスの量を
増大させ、ソレノイドバルブ83の開度を減少させるこ
とにより、パイプ84に導入される排気ガスの量を減少
させることができる。コントローラ80によりソレノイ
ドバルブ82・83の開閉を制御し、第二副熱交換器9
に導入される排気ガスの熱量を調節できるものである。
の直前に配設されており、排気ガスの温度をコントロー
ラ80に出力するものである。コントローラ80には、
ソレノイドバルブ82・83が接続されており、該コン
トローラ80によりソレノイドバルブ82・83の開閉
が制御されるものである。すなわち、ソレノイドバルブ
82の開度を減少させることにより、第二副熱交換器9
に導入される排気ガスの量を減少させ、ソレノイドバル
ブ83の開度を増大させることにより、パイプ84に導
入される排気ガスの量を増大させることができる。ま
た、逆にソレノイドバルブ82の開度を増大させること
により、第二副熱交換器9に導入される排気ガスの量を
増大させ、ソレノイドバルブ83の開度を減少させるこ
とにより、パイプ84に導入される排気ガスの量を減少
させることができる。コントローラ80によりソレノイ
ドバルブ82・83の開閉を制御し、第二副熱交換器9
に導入される排気ガスの熱量を調節できるものである。
【0045】排気温度センサー76が、コントローラ8
0において設定されている温度より高い温度を検出した
際には、ソレノイドバルブ82・83の開閉度が制御さ
れ、第二副熱交換器9に導入される排気ガスの熱量が調
節される。第二副熱交換器9においては、冷媒により熱
が吸収されているため、排気ガスの導入量の減少により
温度が低下する。そして、排気温度センサー76の検出
温度が、設定温度より低くなった場合には、ソレノイド
バルブ82・83の開閉度が制御され、第二副熱交換器
9に導入される排気ガスの熱量が増大する。これによ
り、第二副熱交換器9の温度制御を行い、冷媒を安定的
に使用することができる。
0において設定されている温度より高い温度を検出した
際には、ソレノイドバルブ82・83の開閉度が制御さ
れ、第二副熱交換器9に導入される排気ガスの熱量が調
節される。第二副熱交換器9においては、冷媒により熱
が吸収されているため、排気ガスの導入量の減少により
温度が低下する。そして、排気温度センサー76の検出
温度が、設定温度より低くなった場合には、ソレノイド
バルブ82・83の開閉度が制御され、第二副熱交換器
9に導入される排気ガスの熱量が増大する。これによ
り、第二副熱交換器9の温度制御を行い、冷媒を安定的
に使用することができる。
【0046】また、図12に示すごとく、ソレノイドバ
ルブ82・83の代わりに、バルブアーム91を配設
し、排気管71およびパイプ84への排気ガスの流入量
を調節することも可能である。バルブアーム91は、排
気管71とパイプ84の接続部下流側に配設されてい
る。バルブアーム91は排気管71の内側に配設されて
おり、排気管71の外側に配設されたプーリー94と一
体的に回動可能に構成されている。プーリー94には、
ワイヤー92・92の一端が接続されており、該ワイヤ
ー92・92の他端はサーボモータ93のドライブプー
リーに接続している。このため、サーボモータ93を駆
動することによりバルブアーム91を回動するものであ
る。サーボモータ93はコントローラ80に接続されて
おり、排気温度センサー76の検出温度により回動が制
御されるものである。排気温度センサー76の検出温度
が、設定温度より低い場合には、図12(a)に示すご
とく、バルブアーム91によりパイプ84への排気ガス
の流入を抑制し、第二副熱交換器9へ排気ガスを供給す
る。そして、排気温度センサー76の検出温度が、設定
温度より高い場合には、図12(b)に示すごとく、バ
ルブアーム91により第二副熱交換器9への排気ガスの
流入を抑制し、パイプ84へ排気ガスを供給する。これ
により、第二副熱交換器9の温度制御を行うものであ
る。
ルブ82・83の代わりに、バルブアーム91を配設
し、排気管71およびパイプ84への排気ガスの流入量
を調節することも可能である。バルブアーム91は、排
気管71とパイプ84の接続部下流側に配設されてい
る。バルブアーム91は排気管71の内側に配設されて
おり、排気管71の外側に配設されたプーリー94と一
体的に回動可能に構成されている。プーリー94には、
ワイヤー92・92の一端が接続されており、該ワイヤ
ー92・92の他端はサーボモータ93のドライブプー
リーに接続している。このため、サーボモータ93を駆
動することによりバルブアーム91を回動するものであ
る。サーボモータ93はコントローラ80に接続されて
おり、排気温度センサー76の検出温度により回動が制
御されるものである。排気温度センサー76の検出温度
が、設定温度より低い場合には、図12(a)に示すご
とく、バルブアーム91によりパイプ84への排気ガス
の流入を抑制し、第二副熱交換器9へ排気ガスを供給す
る。そして、排気温度センサー76の検出温度が、設定
温度より高い場合には、図12(b)に示すごとく、バ
ルブアーム91により第二副熱交換器9への排気ガスの
流入を抑制し、パイプ84へ排気ガスを供給する。これ
により、第二副熱交換器9の温度制御を行うものであ
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、熱交換器に供
給される排気ガスの温度を調節するので、熱交換器に安
定的に熱量を供給することができる。さらに、熱交換器
に導入される冷媒を安定的に使用することができる。
給される排気ガスの温度を調節するので、熱交換器に安
定的に熱量を供給することができる。さらに、熱交換器
に導入される冷媒を安定的に使用することができる。
【0048】請求項2に記載のごとく、排気ガスの温度
により、エンジンの点火時期を制御するので、簡便な構
成により実施可能であり、制御機構に誤差が生じにく
い。熱交換器に供給する熱量を安定させることができ
る。さらに、熱交換器に導入される冷媒を保護すること
ができる。
により、エンジンの点火時期を制御するので、簡便な構
成により実施可能であり、制御機構に誤差が生じにく
い。熱交換器に供給する熱量を安定させることができ
る。さらに、熱交換器に導入される冷媒を保護すること
ができる。
【0049】請求項3に記載のごとく、排気ガスの温度
により、エンジンの空燃比を調節するので、熱交換器に
安定的に熱量を供給することができる。さらに、熱交換
器に導入される冷媒を安定的に使用することができる。
また、窒素酸化物の発生を抑制することもでき、排気ガ
スにさらされる機器の耐久性を向上できる。
により、エンジンの空燃比を調節するので、熱交換器に
安定的に熱量を供給することができる。さらに、熱交換
器に導入される冷媒を安定的に使用することができる。
また、窒素酸化物の発生を抑制することもでき、排気ガ
スにさらされる機器の耐久性を向上できる。
【0050】請求項4に記載のごとく、排気ガスの温度
により、EGRバルブを制御するので、熱交換器に供給
する熱量を安定させることができる。さらに、熱交換器
に導入される冷媒を保護することができる。また、窒素
酸化物の発生を抑制することもでき、排気ガスにさらさ
れる機器の耐久性を向上できる。
により、EGRバルブを制御するので、熱交換器に供給
する熱量を安定させることができる。さらに、熱交換器
に導入される冷媒を保護することができる。また、窒素
酸化物の発生を抑制することもでき、排気ガスにさらさ
れる機器の耐久性を向上できる。
【0051】請求項5に記載のごとく、排気ガスの温度
により、熱交換器に接続する排気ガスの経路を変更する
ので、熱交換器に供給する熱量を安定させることができ
る。さらに、熱交換器に導入される冷媒を保護すること
ができる。
により、熱交換器に接続する排気ガスの経路を変更する
ので、熱交換器に供給する熱量を安定させることができ
る。さらに、熱交換器に導入される冷媒を保護すること
ができる。
【図1】エンジンの排熱利用の基本的な構成を示す排熱
回収回路図。
回収回路図。
【図2】排気ガス熱交換器と第二副熱交換器の構成を示
す図。
す図。
【図3】第二副熱交換器の構成を示す図。
【図4】冷媒回路および排熱回収回路の第一実施例を示
す図。
す図。
【図5】第一実施例の冷媒回路および冷却水回路を示す
図。
図。
【図6】冷媒回路および排熱回収回路の第二実施例を示
す図。
す図。
【図7】冷媒回路および排熱回収回路の第三実施例を示
す図。
す図。
【図8】冷媒回路および排熱回収回路の第四実施例を示
す図。
す図。
【図9】コントローラの接続構成を示す図。
【図10】排気ガス温度の制御構成を示す図。
【図11】排気管にバイパスパイプを接続した構成を示
す図。
す図。
【図12】バイパスパイプへの排気ガス流量調整の構成
を示す図。
を示す図。
3 エンジン 7 コンプレッサー 9 第二副熱交換器 22 室外熱交換器 23 室内熱交換器 25 第一副熱交換器 51 排気ガス熱交換器 71 排気管 72 点火プラグ 73 スロットルバルブ 74 燃料供給装置 75 エアクリーナ 76 排気温度センサー 77 電磁バルブ 80 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 27/02 F02P 5/15 B
Claims (5)
- 【請求項1】 熱交換器に供給される排気ガスの温度を
調節することを特徴とするエンジンヒートポンプの制御
方法。 - 【請求項2】 排気ガスの温度により、エンジンの点火
時期を制御することを特徴とするエンジンヒートポンプ
の制御方法。 - 【請求項3】 排気ガスの温度により、エンジンの空燃
比を調節することを特徴とするエンジンヒートポンプの
制御方法。 - 【請求項4】 排気ガスの温度により、EGRバルブを
制御することを特徴とするエンジンヒートポンプの制御
方法。 - 【請求項5】 排気ガスの温度により、熱交換器に接続
する排気ガスの経路を変更することを特徴とするエンジ
ンヒートポンプの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000063788A JP2001248489A (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | エンジンヒートポンプの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000063788A JP2001248489A (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | エンジンヒートポンプの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001248489A true JP2001248489A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18583592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000063788A Pending JP2001248489A (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | エンジンヒートポンプの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001248489A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008019771A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Toyota Motor Corp | 蓄圧式燃料噴射装置を有する内燃機関における燃料冷却装置 |
JP2008240557A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Osaka Gas Co Ltd | エネルギシステム |
JP2009299664A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Osaka Gas Co Ltd | エネルギシステム |
JP2010084549A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関の制御装置および方法 |
CN102192023A (zh) * | 2010-03-17 | 2011-09-21 | 日立汽车系统株式会社 | 内燃机的控制方法 |
JP2012251442A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジン駆動式空気調和機 |
JP2013238248A (ja) * | 2013-09-04 | 2013-11-28 | Osaka Gas Co Ltd | エネルギシステム |
WO2024214925A1 (ko) * | 2023-04-12 | 2024-10-17 | 삼성전자주식회사 | 공기 조화기 |
-
2000
- 2000-03-08 JP JP2000063788A patent/JP2001248489A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4708276B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2011-06-22 | トヨタ自動車株式会社 | 蓄圧式燃料噴射装置を有する内燃機関における燃料冷却装置 |
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JP2011190782A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-29 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関の制御方法 |
US8447500B2 (en) | 2010-03-17 | 2013-05-21 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Control method of internal combustion engine |
EP2366879A3 (en) * | 2010-03-17 | 2014-09-10 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Control method of internal combustion engine |
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WO2024214925A1 (ko) * | 2023-04-12 | 2024-10-17 | 삼성전자주식회사 | 공기 조화기 |
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