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JP2001131398A - 耐熱性に優れた熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

耐熱性に優れた熱可塑性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001131398A
JP2001131398A JP31211999A JP31211999A JP2001131398A JP 2001131398 A JP2001131398 A JP 2001131398A JP 31211999 A JP31211999 A JP 31211999A JP 31211999 A JP31211999 A JP 31211999A JP 2001131398 A JP2001131398 A JP 2001131398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
thermoplastic resin
rubber
component
iii
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31211999A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Toyoshima
哲郎 豊島
Yukio Hosaka
幸生 保坂
Takashi Kurata
貴志 蔵田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Techno UMG Co Ltd
Original Assignee
Techno Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Techno Polymer Co Ltd filed Critical Techno Polymer Co Ltd
Priority to JP31211999A priority Critical patent/JP2001131398A/ja
Publication of JP2001131398A publication Critical patent/JP2001131398A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐衝撃性、耐シンナー性に優れた熱
可塑性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (I)ポリカーボネート樹脂、(II) 特
定のゴム変性熱可塑性樹脂(i)および/または特定の
熱可塑性樹脂(ii)からなる(ゴム変性)熱可塑性樹
脂、ならびに、(III)特定のゴム変性熱可塑性樹脂(ii
i) および/または特定の熱可塑性樹脂(iv)からなる
(ゴム変性)熱可塑性樹脂を主成分とする、ポリカーボ
ネート樹脂に特定の2種類のABS系の樹脂を配合した
熱可塑性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐衝撃性に優れ、
さらには耐衝撃性、耐シンナー性に優れる熱可塑性樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)は、
優れた耐熱性、機械的特性を有しているが、ノッチ感度
が敏感で、成形品に傷がつくと、著しく衝撃強度が低下
する特徴がある。また、耐熱性が高すぎるため、成形温
度を高く設定せざるを得ず、大型の成形品に向かないと
いう欠点も有する。一方、ABS樹脂(アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン樹脂)は、成形性、耐衝撃強
度、寸法性など、非常にバランスがとれた成形材料であ
り、自動車、家電、OA機器などに幅広く採用されてい
るが、耐熱性が低いという欠点を有している。耐熱性を
向上させる手段としては、PC樹脂の配合量を多くする
ことや、ABS樹脂中にα−メチルスチレンなどを共重
合することが一般的な手段として採用されているが、そ
れぞれ、成形加工性が劣ったり、耐衝撃性が低下するな
どの欠点がある。また、一般にこれらの成形品に塗装な
どの二次加工が施されることがあるが、耐シンナー性が
劣るなどの問題があり、改良が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題を背景になされたもので、耐熱性、耐衝撃性、
耐シンナー性に優れ、広範囲の用途に使用し得る熱可塑
性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(I)ポリカ
ーボネート樹脂45〜70重量%、(II) ゴム質重合体
の存在下に(a)芳香族ビニル化合物40〜65重量
%、(b)シアン化ビニル化合物35〜50重量%およ
び(c)共重合可能な他のビニル系単量体0〜25重量
%〔ただし、(a)+(b)+(c)=100重量%〕
からなる単量体成分を重合して得られ、グラフト率が3
1〜100%、かつ30℃におけるジメチルホルムアミ
ド可溶分の固有粘度〔η〕が0.2〜0.8dl/gで
あるゴム変性熱可塑性樹脂(i)、および上記単量体成
分を重合して得られ、上記固有粘度〔η〕が0.3〜
0.6dl/gである熱可塑性樹脂(ii)からなり、
(i)/(ii)の比が0〜100/100〜0重量%で
ある(ゴム変性)熱可塑性樹脂10〜60重量%、なら
びに(III)ゴム質重合体の存在下に(a)芳香族ビニル
化合物65〜100重量%、(b)シアン化ビニル化合
物0重量%〜35重量%未満および(c)共重合可能な
他のビニル系単量体0〜35重量%〔ただし、(a)+
(b)+(c)=100重量%〕からなる単量体成分を
重合して得られ、グラフト率が10〜100%、かつ3
0℃におけるメチルエチルケトン可溶分の固有粘度
〔η〕が0.2〜0.8dl/gであるゴム変性熱可塑
性樹脂(iii) 、および上記単量体成分を重合して得ら
れ、上記固有粘度〔η〕が0.3〜0.6dl/gであ
る熱可塑性樹脂(iv)からなり、(iii) /(iv)の比が
0〜100/100〜0重量%である(ゴム変性)熱可
塑性樹脂0〜50重量%〔ただし、(I)+(II) +
(III)=100重量%〕を主成分とする熱可塑性樹脂組
成物に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】(I)ポリカーボネート樹脂;本
発明の熱可塑性樹脂組成物に用いられる(I)ポリカー
ボネート樹脂としては、種々のジヒドロキシアリール化
合物とホスゲンとの反応によって得られるもの(ホスゲ
ン法)、あるいはジヒドロキシアリール化合物とジフェ
ニルカーボネートとのエステル交換反応によって得られ
るもの(エステル交換法)が挙げられる。好ましいポリ
カーボネート樹脂は、芳香族ポリカーボネートである。
代表的な芳香族ポリカーボネートとしては、2,2′−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、すなわちビ
スフェノールAとホスゲンとの反応によって得られるポ
リカーボネートである。
【0006】ここで、ポリカーボネートの原料となるジ
ヒドロキシアリール化合物としては、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1′−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)オクタン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フェニルメタン、2,2′−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2′−ビス
(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパ
ン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェ
ニル)プロパン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジクロロフェニル)プロパン、1,1′−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1′
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′
−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルエーテ
ル、4,4′−ジヒドロキシフェニルスルフィド、4,
4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルフェニルスル
フィド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチル
フェニルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシフェニ
ルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシフェニルスル
ホン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルフ
ェニルスルホン、1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,
1′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメ
チルシクロヘキサン、1,1′−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3,5−トリメチルシクロペンタン、
ヒドロキノン、レゾルシンなどが挙げられ、これらは、
1種または2種以上で用いられる。特に好ましいもの
は、2,2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、すなわちビスフェノールAである。
【0007】上記(I)ポリカーボネート樹脂の粘度平
均分子量は、好ましくは15,000〜40,000、
さらに好ましくは16,000〜30,000、特に好
ましくは17,000〜28,000である。分子量が
高い方が高いノッチ付き耐衝撃性が得られるが、流動性
が劣る。また、分子量の異なる2種以上のポリカーボネ
ートを用いることもできる。
【0008】本発明の熱可塑性樹脂組成物中の(I)ポ
リカーボネート樹脂の割合量は、45〜70重量%、好
ましくは50〜65重量%である。45重量%未満で
は、耐熱性および耐シンナー性が劣り、一方、70重量
%を超えると、流動性が著しく低下し好ましくない。
【0009】(II) (ゴム変性)熱可塑性樹脂 (II) 成分は、ゴム質重合体の存在下に、(a)芳香族
ビニル化合物、(b)シアン化ビニル化合物および必要
に応じて(c)共重合可能な他のビニル系単量体からな
る単量体成分を重合して得られるゴム変性熱可塑性樹脂
(i)、および/または上記単量体成分を重合して得ら
れる熱可塑性樹脂(ii)からなる。
【0010】ゴム変性熱可塑性樹脂(i);ここで、ゴ
ム変性熱可塑性樹脂(i)に使用されるゴム質重合体と
しては、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、ブチ
ルゴム、スチレン−ブタジエン共重合体(スチレン含量
5〜60重量%が好ましい)、スチレン−イソプレン共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、エチ
レン−α−オレフィン系共重合体、エチレン−α−オレ
フィン−ポリエン共重合体、シリコーンゴム、アクリル
ゴム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、水素
化スチレン−ブタジエンブロック共重合体、水素化ブタ
ジエン系共重合体、エチレン系アイオノマーなどが挙げ
られる。また、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体、スチレン−イソプレンブロック共重合体には、AB
型、ABA型、テーパー型、ラジアルテレブロック型の
構造を有するものなどが含まれる。さらに、水素化ブタ
ジエン系重合体は、上記ブロック共重合体の水素化物の
ほかに、スチレンブロックとスチレン−ブタジエンラン
ダム共重合体のブロック体の水素化物、ポリブタジエン
中の1,2−ビニル結合含量が20重量%以下のブロッ
クと1,2−ビニル結合含量が20重量%を超えるポリ
ブタジエンブロックからなる重合体の水素化物などが含
まれる。これらのゴム質重合体は、1種単独であるいは
2種以上を併用することができる。
【0011】なお、ゴム質重合体を用いる際、ゴム粒径
の異なる2種以上のグラフト重合体(ゴム変性熱可塑性
樹脂)を用いると、さらに耐衝撃性、物性バランスに優
れる本発明の熱可塑性樹脂組成物が得られる。ゴム質重
合体の好ましい粒径としては、30〜300nmと50
0〜1,000nmの2種の粒径の異なるゴム質重合体
を使用することが好ましい。この場合、2種の粒径の異
なるゴム質重合体の存在下でグラフト成分(ゴム変性熱
可塑性樹脂)を合成しても、また、ゴム粒径の異なる2
種のゴム変性熱可塑性樹脂を配合することもできる。ま
た、ゴム質重合体の分子量としては、ポリスチレン換算
の重量平均分子量が好ましくは6万以上、さらに好まし
くは7万以上である。6万未満では、耐衝撃性が発現せ
ず好ましくない。また、ゴム質重合体は、三次元架橋構
造をとってもかまわない。
【0012】なお、上記ゴム質重合体の割合は、ゴム変
性熱可塑性樹脂(i)中に、好ましくは3〜70重量
%、さらに好ましくは5〜65重量%、特に好ましくは
7〜60重量%、最も好ましくは8〜50重量%であ
る。3重量%未満では、耐衝撃性が不充分となり、一
方、70重量%を超えると、熱安定性および加工性が低
下し好ましくない。
【0013】一方、ゴム変性熱可塑性樹脂(i)に使用
される単量体成分は、(a)芳香族ビニル化合物、
(b)シアン化ビニル化合物および必要に応じて用いら
れる(c)共重合可能な他のビニル系単量体からなる。
【0014】ここで、(a)芳香族ビニル化合物として
は、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、ビニルキシレン、モノクロロスチレン、ジクロロス
チレン、モノブロモスチレン、ジブロモスチレン、フル
オロスチレン、p−t−ブチルスチレン、エチルスチレ
ン、ビニルナフタレンなどが挙げられ、これらは、1種
単独であるいは2種以上を併用することができる。好ま
しい芳香族ビニル化合物は、スチレン、または芳香族ビ
ニル化合物中にスチレンを50重量%以上含むものであ
る。(a)芳香族ビニル化合物の割合は、単量体成分中
に、40〜65重量%、好ましくは50〜65重量%で
ある。(a)芳香族ビニル化合物が40重量%未満で
は、耐衝撃性が著しく低下する。一方、65重量%を超
えると、耐熱性が低下する。
【0015】また、(b)シアン化ビニル化合物として
は、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げ
られ、好ましくはアクリロニトリルである。(b)シア
ン化ビニル化合物の割合は、単量体成分中に、35〜5
0重量%、好ましくは35〜45重量%である。(b)
シアン化ビニル化合物が35重量%未満では、耐熱性お
よび耐シンナー性が低下する。一方、50重量%を超え
ると、耐衝撃性が著しく低下する。
【0016】なお、単量体成分中における(a)芳香族
ビニル化合物と(b)シアン化ビニル化合物の使用比率
〔(a)/(b)〕は、好ましくは50〜65/50〜
35重量%、さらに好ましくは55〜65/45〜35
重量%である。
【0017】さらに、(c)共重合可能な他のビニル系
単量体としては、(メタ)アクリル酸系単量体、例え
ば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレ
ート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、フェニルアクリレートなどのアクリル酸エス
テルや、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、オク
チルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート、ドデシルメタクリ
レート、オクタデシルメタクリレート、フェニルメタク
リレート、ベンジルメタクリレートなどのメタクリル酸
エステル;不飽和酸無水物、例えば、無水マレイン酸、
無水イタコン酸など;不飽和酸、例えば、アクリル酸、
メタクリル酸など;マレイミド系単量体、例えば、N−
メチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェニ
ルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどの
α,β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物などが挙げ
られ、好ましくはメチルメタクリレート、N−フェニル
マレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドである。こ
れらの(c)共重合可能な他のビニル系単量体は、1種
単独であるいは2種以上を併用することができる。
(c)共重合可能な他のビニル系単量体の割合は、単量
体成分中に、0〜25重量%、好ましくは0〜20重量
%である。(c)共重合可能な他のビニル系単量体が2
5重量%を超えると、耐熱性と耐衝撃性のバランスが悪
くなる。
【0018】(II) 成分を構成するゴム変性熱可塑性樹
脂(i)のグラフト率は、10〜100%、好ましくは
20〜80%である。グラフト率が10重量%未満で
は、耐衝撃性が劣り、一方、100重量%を超えると、
流動性が低下し好ましくない。上記グラフト率は、ゴム
質重合体、重合開始剤、連鎖移動剤、乳化剤などの種類
や量、さらに重合時間、重合温度などを変えることによ
り容易に調整することができる。ここで、グラフト率
(%)は、ゴム変性熱可塑性樹脂を室温の有機溶媒(ジ
メチルホルムアミドまたはメチルエチルケトン)に入
れ、充分に振とう・溶解させたのち、遠心分離で溶解分
と不溶解分とに分け、乾燥後、不溶解分(W)を求め、
重合処方により算出したゴム量(R)とから、下記式に
より求めた値である。グラフト率(%)=〔(W−R)
/R〕×100
【0019】また、(II) 成分を構成するゴム変性熱可
塑性樹脂(i)の分子量は、マトリックス成分であるジ
メチルホルムアミド可溶分の固有粘度〔η〕(30℃、
ジメチルホルムアミド中で測定)が、0.2〜0.8d
l/g、好ましくは0.2〜0.7dl/gである。こ
の固有粘度〔η〕が0.2dl/g未満であると、耐衝
撃性が劣り、一方、0.8dl/gを超えると、流動性
が劣る。上記固有粘度〔η〕は、重合開始剤、連鎖移動
剤、乳化剤、溶剤などの種類や量、さらに重合時間、重
合温度などを変えることにより、容易に制御することが
できる。
【0020】熱可塑性樹脂(ii); (II) 成分に用いられる熱可塑性樹脂(ii)は、上記ゴ
ム変性熱可塑性樹脂(i)に用いられるものと同様の単
量体成分を重合して得られる。ここで、熱可塑性樹脂
(ii)の単量体成分を構成する(a)芳香族ビニル化合
物、(b)シアン化ビニル化合物および(c)共重合可
能な他のビニル系単量体の種類や割合は、ゴム変性熱可
塑性樹脂(i)における単量体成分と同様であるので省
略する。また、熱可塑性樹脂(ii)における、(a)芳
香族ビニル化合物と(b)シアン化ビニル化合物の好ま
しい重量比(a)/(b)も、ゴム変性熱可塑性樹脂
(i)と同様である。
【0021】(II) 成分中における、ゴム変性熱可塑性
樹脂(i)と熱可塑性樹脂(ii)との使用比率(i)/
(ii)は、0〜100/100〜0重量%、好ましくは
10〜80/90〜20重量%である。
【0022】(II) 成分の使用量は、本発明の熱可塑性
樹脂組成物中に、10〜60重量%、好ましくは10〜
50重量%、さらに好ましくは10〜40重量%であ
る。10重量%未満では、耐熱性に劣り、一方、60重
量%を超えると、耐衝撃性に劣る。
【0023】(III)(ゴム変性)熱可塑性樹脂 (III)成分は、ゴム質重合体の存在下に(a)芳香族ビ
ニル化合物、(b)シアン化ビニル化合物および必要に
応じて(c)共重合可能な他のビニル系単量体からなる
単量体成分を重合して得られるゴム変性熱可塑性樹脂(i
ii) 、および/または上記単量体成分を重合して得られ
る熱可塑性樹脂(iv)からなる。ここで、(III)成分
は、単量体成分中の(a)〜(c)成分の割合が異なる
以外は、ゴム質重合体や単量体成分を構成する(a)〜
(c)成分の種類、ゴム変性熱可塑性樹脂(iii) のグラ
フト率や固有粘度、熱可塑性樹脂(iv)の固有粘度、(ii
i) と(iv)との重量比などは(II) 成分に用いられるも
のと同様であるので、これらの点については説明を省略
する。なお、ゴム質重合体の割合は、ゴム変性熱可塑性
樹脂(iii) 中に、好ましくは3〜70重量%、さらに好
ましくは5〜65重量%、特に好ましくは7〜60重量
%である。
【0024】(III)成分において、ゴム変性熱可塑性樹
脂(iii) や熱可塑性樹脂(iv)に用いられる単量体成分
中の(a)〜(c)の割合は、(a)芳香族ビニル化合
物65〜100重量%、好ましくは55〜100重量
%、(b)シアン化ビニル化合物0重量%〜35重量%
未満、好ましくは0〜32重量%、(c)共重合可能な
他のビニル系単量体0〜35重量%、好ましくは0〜2
0重量%である。(a)芳香族ビニル化合物が65重量
%未満では、耐衝撃性が劣る。また、(b)シアン化ビ
ニル化合物が35重量%以上では、耐衝撃性が劣る。さ
らに、(c)共重合可能な他のビニル系単量体が35重
量%を超えると、耐熱性と耐衝撃性のバランスが悪くな
る。
【0025】(III)成分の使用量は、本発明の熱可塑性
樹脂組成物中に、0〜50重量%、好ましくは0〜40
重量%、さらに好ましくは0〜30重量%である。50
重量%を超えると、耐熱性が劣る。
【0026】なお、本発明に用いられるゴム変性熱可塑
性樹脂(i),(iii) や熱可塑性樹脂(ii),(iv)の
重合に用いられるラジカル開始剤としては、一般的なも
のが使用できる。具体例としては、クメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド、過硫酸カリウム、アゾビスイソブチロニトリ
ル、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパ
ーオキシモノカーボネートなどが挙げられる。ラジカル
開始剤の使用量は、上記単量体成分に対し、通常、0.
05〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%である。
【0027】また、本発明の効果を発現するためには、
グラフト重合する際に、均一にグラフト反応が進むよう
な有機過酸化物や溶媒の選択、およびゴム質重合体を乳
化重合で合成し、乳化重合でグラフト重合させたり、ゴ
ム質重合体を均一に溶解し重合を開始したり、あらかじ
め溶融混練りしたものを、乳化重合または懸濁重合する
ことなどの重合方法を工夫することで、目的の効果を得
ることができる。
【0028】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、必要に
応じて、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビーズ、ワラス
トナイト、ロックフィラー、炭酸カルシウム、タルク、
マイカ、ガラスフレーク、ミルドファイバー、硫酸バリ
ウム、黒鉛、二硫化モリブデン、酸化マグネシウム、酸
化亜鉛ウィスカー、チタン酸カリウムウィスカーなどの
充填剤を、1種単独であるいは2種以上を併用すること
ができる。これらの充填剤を配合することで、本発明の
熱可塑性樹脂組成物に、剛性、高熱変形温度などを付与
することができる。また、上記のタルク、炭酸カルシウ
ムなどを配合することで、本発明の熱可塑性樹脂組成物
に、艶消し性を付与することができる。なお、上記ガラ
ス繊維や炭素繊維の好ましい形状は、6〜60μmの繊
維径と30μm以上の繊維長を有するものが挙げられ
る。
【0029】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物には、
公知の熱安定剤、耐候剤、滑剤、着色剤、帯電防止剤、
シリコーンオイルなどの添加剤を配合することができ
る。このうち、熱安定剤としては、リン系、フェノール
系、イオウ系などが好ましい。耐候剤としては、ベンゾ
トリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系など
が好ましい。滑剤としては、エチレンビスステアリルア
ミド、硬化ヒマシ油などが好ましい。着色剤としては、
カーボンブラック、ベンガラなどが挙げられる。帯電防
止剤としては、ポリエーテル、アルキル基を有するスル
ホン酸塩などが挙げられる。
【0030】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、各種押し
出し機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールなどを
用い、各成分を混練りすることにより得られる。好まし
い製造方法は、二軸押し出し機を用いる方法である。各
成分の混練りに関しては、一括して混練りしても、多段
添加式で混練りしてもよい。
【0031】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、射出成
形、シート押し出し、真空成形、異形押し出し、発泡成
形などによって、各種成形品に成形することができる。
上記成形法によって得られる各種成形品は、その優れた
性質を利用して、ホイールカバー、リアスポイラー、O
A・家電製品、車両用途などのディスク・トレー材料、
ハウジング材などに使用することができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに説明する。なお、実施例および比較例中、部およ
び%は特に断らない限り重量基準である。また、実施例
および比較例中の各種評価は、次のようにして測定した
値である。
【0033】平均粒径 分散粒子の平均粒径は、あらかじめ乳化状態で合成した
ラテックスの粒径がそのまま樹脂中の分散粒子の粒径を
示すことを電子顕微鏡で確認したので、ラテックス中の
分散粒子の粒径を、光散乱法で測定した。測定機器は、
大塚電子(株)製、レーザー粒径解析システムLPA−
3100を用い、70回積算でキュムラント法を用い、
粒径を測定した。
【0034】グラフト率 上記本文中に記載。固有粘度〔η〕 有機溶媒にサンプルを溶解し、30℃の温度条件でウベ
ローデ型粘度計で測定した。有機溶媒は、成分(II)に
対してはジメチルホルムアミド、成分(III)に対しては
メチルエチルケトンを用いた。
【0035】耐熱性(HDT) ASTM D648に準拠して測定した。単位は、℃で
ある。耐シンナー性 高速面衝撃試験により評価した。シンナー塗布前後の吸
収エネルギーの保持率で評価した。打撃ポンチはφ1
2.7mm、受け台穴径は43mm、打撃速度は2.4
m/sである。耐衝撃性 ASTM D256に準じて、ノッチ付きで測定した。
単位は、kg・fcm/cmである。 試験片;2.5×1/2×1/2インチ、ノッチ付き。
【0036】本実施例に用いられる各成分は、次のとお
りである。(I)ポリカーボネート樹脂の調製 ポリカーボネート樹脂としては、三菱エンジニアリング
プラスチック(株)製を使用した。 (I)−1;ユーピロンH2000 (I)−2;ノバレックス7022PJ
【0037】(II) 成分の調製 ABS樹脂〔(i)−1〕;攪拌装置を備えた内容積7
リットルのガラス製フラスコに、イオン交換水100
部、不均化ロジン酸ナトリウム1.5部、t−ドデシル
メルカプタン0.1部、ポリブタジエン〔JSR(株)
製、#0700〕40部(固形分換算)(平均粒径;2
70nm)、スチレン10部およびアクリロニトリル1
0部を加え、攪拌しながら昇温した。温度が45℃に達
した時点で、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.1
部、硫酸第1鉄0.003部、ホルムアルデヒドナトリ
ウムスルホキシレート・2水和物0.2部およびイオン
交換水15部よりなる活性剤水溶液、ならびにジイソプ
ロピルベンゼンヒドロパーオキサイド0.1部を添加
し、1時間反応を続けた。その後、イオン交換水50
部、不均化ロジン酸ナトリウム1部、t−ドデシルメル
カプタン0.1部、ジイソプロピルヒドロパーオキサイ
ド0.2部、スチレン26部およびアクリロニトリル1
4部からなるインクレメント重合成分を3時間にわたっ
て連続的に添加し重合反応を続けた。添加終了後、さら
に攪拌を1時間続けたのち、2,2−メチレン−ビス−
(4−エチレン−6−t−ブチルフェノール)0.2部
を添加し、反応生成物をフラスコより取り出した。反応
生成物のラテックスを硫酸2部で凝固し、反応生成物を
よく水洗したのち、75℃で24時間乾燥し、白色粉末
を得た。重合転化率は97.2%、グラフト率は60
%、固有粘度は0.3dl/gであった。
【0038】ABS樹脂(i)−2;上記ABS樹脂
(i)−1の製造方法と同様にして、表1に示すABS
樹脂を調製した。
【0039】
【表1】
【0040】熱可塑性樹脂(ii)−1〜2;攪拌機を備
えた内容積7リットルのガラス製フラスコに、イオン交
換水300部、オレイン酸ナトリウム1.5部、t−ド
デシルメルカプタン0.1部および表2記載の単量体成
分を加え、攪拌しながら昇温した。温度が45℃に達し
た時点で、過硫酸カリウム0.8部、酸性亜硫酸ナトリ
ウム0.2部を添加し、3時間反応を続けた。さらに、
攪拌を1時間続けたのち、2,2−メチレン−ビス−
(4−エチレン−6−t−ブチルフェノール)0.2部
を添加し、反応生成物をフラスコより取り出した。反応
生成物のラテックスを硫酸2部で凝固し、反応生成物を
よく水洗したのち、75℃で24時間乾燥し、白色粉末
を得た。
【0041】
【表2】
【0042】(III)成分の調製 ABS樹脂(iii) −1;上記ABS樹脂(i)−1の製
造方法と同様にして、表3に示すABS樹脂を調製し
た。
【0043】
【表3】
【0044】熱可塑性樹脂(iv)−1;上記熱可塑性樹
脂(ii)−1〜2と同様にして、表4に示す熱可塑性樹
脂を得た。
【0045】
【表4】
【0046】実施例1〜6、比較例1〜5(熱可塑性樹
脂組成物の調製) 表5〜6に示す配合処方で、250℃の温度条件で押し
出し機を用い、溶融混練りし、射出成形により評価サン
プルを得た。結果を表5〜6に示す。
【0047】表5の結果から明らかなように、本発明の
熱可塑性樹脂組成物は、著しく優れた耐熱性、耐シンナ
ー性を示し、また、耐衝撃性にも優れたものであった。
これに対し、表6から明らかなように、比較例1は、本
発明の(II) 成分の使用量が本発明の範囲外で少ないも
のであり、耐熱性および耐シンナー性に劣る。比較例2
も、本発明の(II) 成分の使用量が本発明の範囲外で少
ないものであり、耐熱性および耐シンナー性に劣る。比
較例3は、本発明の(I)成分の使用量が本発明の範囲
外で少ないものであり、耐衝撃性に劣る。比較例4およ
び5は本発明の(I)成分の使用量が本発明の範囲外で
少ないものであり、耐熱性、耐衝撃性に劣る。
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐熱
性、耐衝撃性、耐シンナー性に優れ、これより得られる
成形品は、その優れた性質を利用して、ホイールカバ
ー、リアスポイラー、OA・家電製品、車両用途などの
ディスク・トレー材料、ハウジング材などに有用であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 蔵田 貴志 東京都中央区京橋一丁目18番1号 テクノ ポリマー株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BC04Y BC06Y BN14X BN15X BN16X BN21X CG00W CG01W CG02W FD010 FD060 FD090 GC00 GN00 4J026 AA12 AA13 AA17 AA68 AA69 AB44 AC02 AC10 AC11 AC12 AC16 BA05 BA06 BA09 BA27 BA31 BA32 BA38 GA09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)ポリカーボネート樹脂45〜70
    重量%、 (II) ゴム質重合体の存在下に(a)芳香族ビニル化合
    物40〜65重量%、(b)シアン化ビニル化合物35
    〜50重量%および(c)共重合可能な他のビニル系単
    量体0〜25重量%〔ただし、(a)+(b)+(c)
    =100重量%〕からなる単量体成分を重合して得ら
    れ、グラフト率が10〜100%、かつ30℃における
    ジメチルホルムアミド可溶分の固有粘度〔η〕が0.2
    〜0.8dl/gであるゴム変性熱可塑性樹脂(i)、
    および上記単量体成分を重合して得られ、上記固有粘度
    〔η〕が0.3〜0.6dl/gである熱可塑性樹脂
    (ii)からなり、(i)/(ii)の比が0〜100/1
    00〜0重量%である(ゴム変性)熱可塑性樹脂10〜
    60重量%、ならびに(III)ゴム質重合体の存在下に
    (a)芳香族ビニル化合物65〜100重量%、(b)
    シアン化ビニル化合物0重量%〜35重量%未満および
    (c)共重合可能な他のビニル系単量体0〜35重量%
    〔ただし、(a)+(b)+(c)=100重量%〕か
    らなる単量体成分を重合して得られ、グラフト率が10
    〜100%、かつ30℃におけるメチルエチルケトン可
    溶分の固有粘度〔η〕が0.2〜0.8dl/gである
    ゴム変性熱可塑性樹脂(iii) 、および上記単量体成分を
    重合して得られ、上記固有粘度〔η〕が0.3〜0.6
    dl/gである熱可塑性樹脂(iv)からなり、(iii) /
    (iv)の比が0〜100/100〜0重量%である(ゴ
    ム変性)熱可塑性樹脂0〜50重量%〔ただし、(I)
    +(II) +(III)=100重量%〕を主成分とする熱可
    塑性樹脂組成物。
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