JP2001126636A - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- JP2001126636A JP2001126636A JP30816399A JP30816399A JP2001126636A JP 2001126636 A JP2001126636 A JP 2001126636A JP 30816399 A JP30816399 A JP 30816399A JP 30816399 A JP30816399 A JP 30816399A JP 2001126636 A JP2001126636 A JP 2001126636A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/485—Construction of the gun or of parts thereof
Abstract
(57)【要約】
【課題】溶接点にプレス加工に伴う「だれ」に起因する
すき間による弱溶接部分を排除して高精度の電子銃を構
成する。 【解決手段】陰極線管に収納する電子銃の複数個の電極
材を貼り合わせて構成される複合電極の第1電極材1と
第2電極2および第3電極材3のうち、プレス加工によ
る「だれ」を有する第2電極材2の当該「だれ」部分を
突出させて第1電極材1の溶接部分である端縁1bが上
記「だれ」部分に重ならないようにしてレーザー溶接す
る。
すき間による弱溶接部分を排除して高精度の電子銃を構
成する。 【解決手段】陰極線管に収納する電子銃の複数個の電極
材を貼り合わせて構成される複合電極の第1電極材1と
第2電極2および第3電極材3のうち、プレス加工によ
る「だれ」を有する第2電極材2の当該「だれ」部分を
突出させて第1電極材1の溶接部分である端縁1bが上
記「だれ」部分に重ならないようにしてレーザー溶接す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管に係り、
特にその真空外囲器の収容される電子銃を構成する電極
のうち、複数の電極の貼り合わせ溶接で構成される電極
の溶接精度を向上して信頼性を高めた陰極線管に関す
る。
特にその真空外囲器の収容される電子銃を構成する電極
のうち、複数の電極の貼り合わせ溶接で構成される電極
の溶接精度を向上して信頼性を高めた陰極線管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】陰極線管の典型例であるカラー受像管や
ディスプレイ管等のカラー陰極線管は、その精細な画像
再現性から、テレビ放送の受信あるいは各種の情報処理
機器のモニターとして広く用いられている。
ディスプレイ管等のカラー陰極線管は、その精細な画像
再現性から、テレビ放送の受信あるいは各種の情報処理
機器のモニターとして広く用いられている。
【0003】この種のカラー陰極線管は、内面に蛍光体
スクリーンを形成したパネル部と、上記パネル部に連接
するファンネル部とファンネル部の端部に上記蛍光体ス
クリーンに向けて電子ビームを発射する電子銃構を収容
したネック部で構成した真空外囲器からなる。そして、
上記電子銃として、一水平面上に複数の電子ビームを平
行に出射するインライン型の電子銃を具備したものが広
く用いられている。
スクリーンを形成したパネル部と、上記パネル部に連接
するファンネル部とファンネル部の端部に上記蛍光体ス
クリーンに向けて電子ビームを発射する電子銃構を収容
したネック部で構成した真空外囲器からなる。そして、
上記電子銃として、一水平面上に複数の電子ビームを平
行に出射するインライン型の電子銃を具備したものが広
く用いられている。
【0004】図6はカラー陰極線管に用いられるインラ
イン型電子銃の一構成例を説明する要部側面図であっ
て、電子ビームのインライン配列方向と平行な方向から
見た側面を示す。図6において、31は陰極、32は制
御電極である第1電極、33は加速電極である第2電極
であり、これら陰極31と第1電極32および第2電極
33で電子ビーム発生部を構成する。
イン型電子銃の一構成例を説明する要部側面図であっ
て、電子ビームのインライン配列方向と平行な方向から
見た側面を示す。図6において、31は陰極、32は制
御電極である第1電極、33は加速電極である第2電極
であり、これら陰極31と第1電極32および第2電極
33で電子ビーム発生部を構成する。
【0005】また、34は第3電極、35は第4電極で
あり、この例では2つの筒状電極35aと35bとから
構成してフォーカス電極を構成する。36は第5電極で
第4電極の筒状電極35bとの間で主レンズを構成す
る。また、37はシールドカップであり、第5電極36
に溶接されている。これらの各電極は、所定の順序と間
隔で絶縁支持体(マルチフォームガラス)38で固定さ
れている。なお、39はステムで、このステムを貫通し
て植立したステムピン40を介して表示信号や動作電圧
が供給される。
あり、この例では2つの筒状電極35aと35bとから
構成してフォーカス電極を構成する。36は第5電極で
第4電極の筒状電極35bとの間で主レンズを構成す
る。また、37はシールドカップであり、第5電極36
に溶接されている。これらの各電極は、所定の順序と間
隔で絶縁支持体(マルチフォームガラス)38で固定さ
れている。なお、39はステムで、このステムを貫通し
て植立したステムピン40を介して表示信号や動作電圧
が供給される。
【0006】陰極31と第1電極32および第2電極3
3からなる3極部で構成される電子ビーム発生部で発生
された3本の電子ビームは第3電極34、第4電極35
および第5電極36で加速および集束されて第5電極3
6と第4電極35の電極35bの対向面に形成される主
レンズにより所要の集束がなされ、蛍光体スクリーン方
向に指向される。
3からなる3極部で構成される電子ビーム発生部で発生
された3本の電子ビームは第3電極34、第4電極35
および第5電極36で加速および集束されて第5電極3
6と第4電極35の電極35bの対向面に形成される主
レンズにより所要の集束がなされ、蛍光体スクリーン方
向に指向される。
【0007】この型式の電子銃では、第1電極32、第
2電極33は板状の電極であり、第3電極34、第4電
極35はカップ状電極と板状電極の複数の電極材を溶接
した複合電極である。
2電極33は板状の電極であり、第3電極34、第4電
極35はカップ状電極と板状電極の複数の電極材を溶接
した複合電極である。
【0008】図7は図6における複合電極を説明する平
面図および側面図であって、(a)は第1電極材、
(b)は第2電極材、(c)は第3電極材を示し、第2
電極材2の上下に第1電極材1と第3電極材を貼り合わ
せてレーザ溶接により一体化される。
面図および側面図であって、(a)は第1電極材、
(b)は第2電極材、(c)は第3電極材を示し、第2
電極材2の上下に第1電極材1と第3電極材を貼り合わ
せてレーザ溶接により一体化される。
【0009】第1電極材1と第3電極材3はリム部1
b,3bを有する絞りプレスで形成されたカップ状電極
材であり、第2電極材2は板厚が第1電極材1と第3電
極材3よりも大なる厚板電極材である。
b,3bを有する絞りプレスで形成されたカップ状電極
材であり、第2電極材2は板厚が第1電極材1と第3電
極材3よりも大なる厚板電極材である。
【0010】第1電極材1はカップ状の一端の底部に単
一の開口(電子ビーム通過口)1aを有し、他端にはリ
ム1bを備えている。このリム1bの隅部には組み立て
位置の識別あるいは給電リード溶接用の突起1cを備え
ている。同様に、第3電極材3もカップ状の一端の底部
に単一の開口(電子ビーム通過口)3aを有し、他端に
はリム3bを備えている。このリム3bの隅部には組み
立て位置の識別あるいは給電リード溶接用の突起3cを
備えている。
一の開口(電子ビーム通過口)1aを有し、他端にはリ
ム1bを備えている。このリム1bの隅部には組み立て
位置の識別あるいは給電リード溶接用の突起1cを備え
ている。同様に、第3電極材3もカップ状の一端の底部
に単一の開口(電子ビーム通過口)3aを有し、他端に
はリム3bを備えている。このリム3bの隅部には組み
立て位置の識別あるいは給電リード溶接用の突起3cを
備えている。
【0011】これに対し、第2電極材2は長軸方向中心
部に3個の電子ビーム通過孔2aと共に厚板の単純プレ
ス抜きで形成され、2bは溶接端縁で、その長辺の略中
央にビードガラスに埋設して固定するためのタブ2cを
それぞれ備えている。
部に3個の電子ビーム通過孔2aと共に厚板の単純プレ
ス抜きで形成され、2bは溶接端縁で、その長辺の略中
央にビードガラスに埋設して固定するためのタブ2cを
それぞれ備えている。
【0012】図8は組み立て一体化した複合電極の構造
とその溶接状態の説明図であり、(a)図は平面図、
(b)図は(a)のA−A線の沿った全体断面図、
(c)図は(a)のB−B線の沿った貼り合わせ溶接部
分の要部拡大図を示す。
とその溶接状態の説明図であり、(a)図は平面図、
(b)図は(a)のA−A線の沿った全体断面図、
(c)図は(a)のB−B線の沿った貼り合わせ溶接部
分の要部拡大図を示す。
【0013】第2電極材2における符号2bは端縁であ
り、第1電極材1のリム1bの端縁と第3電極材1のリ
ム3bの端縁とを揃えた状態で隣接する電極材の合わせ
端部分にレーザー光を照射して溶接がなされる。図中で
は、この溶接点を「・→」で示してある。
り、第1電極材1のリム1bの端縁と第3電極材1のリ
ム3bの端縁とを揃えた状態で隣接する電極材の合わせ
端部分にレーザー光を照射して溶接がなされる。図中で
は、この溶接点を「・→」で示してある。
【0014】第1電極材1と第2電極材2および第3電
極材3は、図8の(a)図と(b)図に示したように貼
り合わせられ、(c)図に示したように相互の貼り合わ
せ端縁に対して横方向からレーザー光Lを照射して溶接
される。(c)図中の丸印の部分が溶接点となる。
極材3は、図8の(a)図と(b)図に示したように貼
り合わせられ、(c)図に示したように相互の貼り合わ
せ端縁に対して横方向からレーザー光Lを照射して溶接
される。(c)図中の丸印の部分が溶接点となる。
【0015】なお、このような複合電極は上記したよう
な3個の電極材で構成されるものに限らず、一個の電極
に一個のカップ状電極を貼り合わせ溶接したものにも適
用できるものである。
な3個の電極材で構成されるものに限らず、一個の電極
に一個のカップ状電極を貼り合わせ溶接したものにも適
用できるものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の複
合電極では、図8(c)に示したように、第2電極材2
は、プレス抜き加工の際にプレス抜き方向の端縁に図8
(c)に示したような材料の逃げによる斜面(一般に、
これを「だれ」と称する)が形成される。そのため、第
2電極材2の「だれ」側の端縁に溶接される第1電極材
1の端縁との間にすき間が生じる(なお、板厚が薄い場
合でも同様の現象が起こるが、厚板の場合に顕著であ
る)。
合電極では、図8(c)に示したように、第2電極材2
は、プレス抜き加工の際にプレス抜き方向の端縁に図8
(c)に示したような材料の逃げによる斜面(一般に、
これを「だれ」と称する)が形成される。そのため、第
2電極材2の「だれ」側の端縁に溶接される第1電極材
1の端縁との間にすき間が生じる(なお、板厚が薄い場
合でも同様の現象が起こるが、厚板の場合に顕著であ
る)。
【0017】各電極材の溶接は、各端縁の貼り合わされ
た境界部分に対して横方向からレーザ光Lを照射して行
われる。レーザー光Lは、貼り合わせ端縁に焦点を合わ
せた状態で照射されるため、「だれ」の部分では(c)
図中の第1電極材1と第2電極材2の当該「だれ」の入
口に焦点が合わされた状態となる。したがって、この
「だれ」のために、第1電極材1と第2電極材2の溶接
点と第2電極材2と第3電極材3の溶接点の間に距離D
(D≠0)が生じる。そのため、「だれ」の部分の奥で
のレーザー光のエネルギーは小さくなり、所謂弱溶接の
状態となる。そのため、この部分での強度が劣化し、複
合電極の一体化が充分に行われず、精度低下を招くと共
に、動作特性に経年変化が生じ、長寿命化を達成するこ
とが困難となる。
た境界部分に対して横方向からレーザ光Lを照射して行
われる。レーザー光Lは、貼り合わせ端縁に焦点を合わ
せた状態で照射されるため、「だれ」の部分では(c)
図中の第1電極材1と第2電極材2の当該「だれ」の入
口に焦点が合わされた状態となる。したがって、この
「だれ」のために、第1電極材1と第2電極材2の溶接
点と第2電極材2と第3電極材3の溶接点の間に距離D
(D≠0)が生じる。そのため、「だれ」の部分の奥で
のレーザー光のエネルギーは小さくなり、所謂弱溶接の
状態となる。そのため、この部分での強度が劣化し、複
合電極の一体化が充分に行われず、精度低下を招くと共
に、動作特性に経年変化が生じ、長寿命化を達成するこ
とが困難となる。
【0018】このような弱溶接の発生を回避するため
に、従来は、レーザー光Lのパワーを大きくする方法も
取られている。しかし、これによって図の下側、すなわ
ち第2電極材2と第3電極材3の溶接点のレーザーエネ
ルギーが過大となり、薄い板厚の第3電極の溶損や不要
な歪みを与え、熱処時に変形を起こして信頼性を劣化さ
せるという問題があった。
に、従来は、レーザー光Lのパワーを大きくする方法も
取られている。しかし、これによって図の下側、すなわ
ち第2電極材2と第3電極材3の溶接点のレーザーエネ
ルギーが過大となり、薄い板厚の第3電極の溶損や不要
な歪みを与え、熱処時に変形を起こして信頼性を劣化さ
せるという問題があった。
【0019】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消して弱溶接の発生しない高精度、高信頼性の電極を用
いた電子銃を組み込んだ陰極線管を提供することにあ
る。
消して弱溶接の発生しない高精度、高信頼性の電極を用
いた電子銃を組み込んだ陰極線管を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、貼り合わせ溶接する電極材間の溶接部の
端縁において、「だれ」を持つ一方の電極材の端縁を張
り出させて段差を作り、溶接する他方電極材の端縁が上
記「だれ」の上に乗らないようにしたものである。以
下、本発明の代表的な構成を記述する。
に、本発明は、貼り合わせ溶接する電極材間の溶接部の
端縁において、「だれ」を持つ一方の電極材の端縁を張
り出させて段差を作り、溶接する他方電極材の端縁が上
記「だれ」の上に乗らないようにしたものである。以
下、本発明の代表的な構成を記述する。
【0021】(1):陰極線管に収容する電子銃の電極
のうち、複数個の電極材を貼り合わせて構成される電極
の少なくとも溶接点における隣接電極材の「だれ」を有
する側の電極材の端縁を張り出させて両電極材の端縁に
段差を設けた。
のうち、複数個の電極材を貼り合わせて構成される電極
の少なくとも溶接点における隣接電極材の「だれ」を有
する側の電極材の端縁を張り出させて両電極材の端縁に
段差を設けた。
【0022】隣接電極材の溶接部分にすき間が生じない
ため、レーザー光の焦点が両電極材の接触部に結び、弱
溶接が生じない。
ため、レーザー光の焦点が両電極材の接触部に結び、弱
溶接が生じない。
【0023】(2):蛍光体スクリーンを形成したパネ
ル部と、複数の電極からなる電子銃を収納したネック部
と、パネル部とネック部とを連接するファンネル部とで
構成した真空外囲器と、ファンネル部に外装した偏向ヨ
ークとを備えたカラー陰極線管であって、前記電子銃の
電極のうち、複数個の電極材を貼り合わせて構成される
電極の少なくとも溶接点における隣接電極材のプレス加
工による「だれ」を有する側の電極材の端縁を張り出さ
せて両電極材の端縁に段差を設けた。
ル部と、複数の電極からなる電子銃を収納したネック部
と、パネル部とネック部とを連接するファンネル部とで
構成した真空外囲器と、ファンネル部に外装した偏向ヨ
ークとを備えたカラー陰極線管であって、前記電子銃の
電極のうち、複数個の電極材を貼り合わせて構成される
電極の少なくとも溶接点における隣接電極材のプレス加
工による「だれ」を有する側の電極材の端縁を張り出さ
せて両電極材の端縁に段差を設けた。
【0024】この段差は、一方の電極材の「だれ」を避
けた部分に溶接すべき他方の電極材の端縁が位置するよ
うに構成することで、電極材間のすき間が小さくなり、
あるいは、このすき間が形成されず、したがって決めら
れた両電極材の溶接点にレーザー光の焦点が結ぶ。よっ
て、所定のエネルギーのレーザー光で充分な溶接が達成
され、高精度の複合電極が得られる。
けた部分に溶接すべき他方の電極材の端縁が位置するよ
うに構成することで、電極材間のすき間が小さくなり、
あるいは、このすき間が形成されず、したがって決めら
れた両電極材の溶接点にレーザー光の焦点が結ぶ。よっ
て、所定のエネルギーのレーザー光で充分な溶接が達成
され、高精度の複合電極が得られる。
【0025】(3):(1)または(2)における前記
段差を形成する前記複数の電極材の隣接する一方の電極
材の板厚が他方の板厚より大である場合、前記板厚の大
なる一方の電極材の前記端縁を他方の電極材より突出さ
せた。
段差を形成する前記複数の電極材の隣接する一方の電極
材の板厚が他方の板厚より大である場合、前記板厚の大
なる一方の電極材の前記端縁を他方の電極材より突出さ
せた。
【0026】(4):(2)または(3)における前記
板厚の大なる一方の電極材の前記端縁のうち、当該電極
のプレス抜きで「だれ」が生じた面側に前記他方の電極
材を貼り合わせた。
板厚の大なる一方の電極材の前記端縁のうち、当該電極
のプレス抜きで「だれ」が生じた面側に前記他方の電極
材を貼り合わせた。
【0027】(5):(2)乃至(4)における前記一
方の電極材の溶接点近傍のみを前記他方の電極材の端縁
よりも突出させた。
方の電極材の溶接点近傍のみを前記他方の電極材の端縁
よりも突出させた。
【0028】(6):(2)乃至(4)における前記他
方の電極材の溶接点近傍のみを前記一方の電極材の端縁
より後退させた。
方の電極材の溶接点近傍のみを前記一方の電極材の端縁
より後退させた。
【0029】プレス抜きでは、板厚の大きいものほど
「だれ」が多く発生する。複合電極では、一般に板厚が
大きい板状電極材に板厚が小さいカップ状電極材のリム
を溶接する。このとき、板厚の大なる電極の前記端縁を
他方の電極(カップ状電極材)のリムより突出させ、
「だれ」部分が上記リムにかかっても、両者のすき間が
小さくなる。あるいは「だれ」部分が上記リムにかから
ないようにすれば、両者の溶接点にすき間が生じない。
したがって、決められた位置にレーザー光が焦点を結
び、精密な溶接が実現される。
「だれ」が多く発生する。複合電極では、一般に板厚が
大きい板状電極材に板厚が小さいカップ状電極材のリム
を溶接する。このとき、板厚の大なる電極の前記端縁を
他方の電極(カップ状電極材)のリムより突出させ、
「だれ」部分が上記リムにかかっても、両者のすき間が
小さくなる。あるいは「だれ」部分が上記リムにかから
ないようにすれば、両者の溶接点にすき間が生じない。
したがって、決められた位置にレーザー光が焦点を結
び、精密な溶接が実現される。
【0030】本発明は上記の構成に限るものではなく、
本発明の技術思想を逸脱することなく、種々の変形が可
能である。
本発明の技術思想を逸脱することなく、種々の変形が可
能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の
第1実施例を説明する複合電極の構造とその溶接状態の
説明図であり、(a)図は平面図、(b)図は(a)の
A−A線の沿った全体断面図、(c)図は(a)のB−
B線の沿った貼り合わせ溶接部分の要部拡大図を示す。
図1中、図8と同一の符号は同一機能部分に対応する。
施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の
第1実施例を説明する複合電極の構造とその溶接状態の
説明図であり、(a)図は平面図、(b)図は(a)の
A−A線の沿った全体断面図、(c)図は(a)のB−
B線の沿った貼り合わせ溶接部分の要部拡大図を示す。
図1中、図8と同一の符号は同一機能部分に対応する。
【0032】本実施例は、溶接側の第2電極材の端縁2
dの全体を第1電極材1および第3電極材3の各端縁よ
り外方に張り出ささせ、「だれ」の部分が溶接点にすき
間を生じさせないようにしたものである。
dの全体を第1電極材1および第3電極材3の各端縁よ
り外方に張り出ささせ、「だれ」の部分が溶接点にすき
間を生じさせないようにしたものである。
【0033】すなわち、図8の(c)に示したように、
第2電極材2の「だれ」部分が第1電極材1の端縁にす
き間を生じさせない程度で外側に張出させて突出部2d
とする。これにより、図中の丸印で示した溶接点は第1
電極材1と第3電極材3とで同一位置(図中にD=0で
示す)になる。したがって、レーザー光Lの焦点が各溶
接点で同一位置となり、第1電極材1と第2電極材2の
溶接および第3電極材3と第2電極材2の溶接は所定の
エネルギーのレーザー光で所定の強度で行われ、溶接不
良は発生せず、また溶接点毎のレーザー光の焦点調整や
強度調整が不要となり、高精度の複合電極を得ることが
できる。
第2電極材2の「だれ」部分が第1電極材1の端縁にす
き間を生じさせない程度で外側に張出させて突出部2d
とする。これにより、図中の丸印で示した溶接点は第1
電極材1と第3電極材3とで同一位置(図中にD=0で
示す)になる。したがって、レーザー光Lの焦点が各溶
接点で同一位置となり、第1電極材1と第2電極材2の
溶接および第3電極材3と第2電極材2の溶接は所定の
エネルギーのレーザー光で所定の強度で行われ、溶接不
良は発生せず、また溶接点毎のレーザー光の焦点調整や
強度調整が不要となり、高精度の複合電極を得ることが
できる。
【0034】図2は図1の複合電極を構成する各電極材
の形状を説明する平面図および側面図である。第1乃至
第3電極材の形状は前記図7で説明した従来のものと基
本形状と同様であり、図7と同一符号は同一機能部分に
対応する。
の形状を説明する平面図および側面図である。第1乃至
第3電極材の形状は前記図7で説明した従来のものと基
本形状と同様であり、図7と同一符号は同一機能部分に
対応する。
【0035】本実施例では、第2電極材2の両面側に第
1電極材1と第3電極材3のリム部1b、3bをレーザ
ー溶接するが、第2電極材2の端縁2bの溶接部分を従
来の位置よりもΔWだけ外側に張り出させてある。これ
により、図1で説明した状態で第1乃至第3電極材が貼
り合わせ溶接される際の溶接部分にすき間が生ぜず、従
って第1電極材1と第2電極材2は第3電極材3と第2
電極材2の溶接部と同様の条件で精密に溶接される。
1電極材1と第3電極材3のリム部1b、3bをレーザ
ー溶接するが、第2電極材2の端縁2bの溶接部分を従
来の位置よりもΔWだけ外側に張り出させてある。これ
により、図1で説明した状態で第1乃至第3電極材が貼
り合わせ溶接される際の溶接部分にすき間が生ぜず、従
って第1電極材1と第2電極材2は第3電極材3と第2
電極材2の溶接部と同様の条件で精密に溶接される。
【0036】本実施例により、決められた位置にレーザ
ー光が焦点を結び、精密な溶接が実現され、溶接部分で
の強度の劣化が防止され、複合電極の一体化が充分に行
われ、加熱工程や動作中での温度上昇に対して精度低下
が回避され、高品質の画像表示を可能とした陰極線管を
提供できる。
ー光が焦点を結び、精密な溶接が実現され、溶接部分で
の強度の劣化が防止され、複合電極の一体化が充分に行
われ、加熱工程や動作中での温度上昇に対して精度低下
が回避され、高品質の画像表示を可能とした陰極線管を
提供できる。
【0037】図3は本発明の第2実施例を説明する各電
極材の形状を説明する平面図および側面図である。図
中、第1乃至第3電極材の基本形状は前記図2で説明し
た第1実施例のものと同様であり、図2と同一符号は同
一機能部分に対応する。
極材の形状を説明する平面図および側面図である。図
中、第1乃至第3電極材の基本形状は前記図2で説明し
た第1実施例のものと同様であり、図2と同一符号は同
一機能部分に対応する。
【0038】本実施例でも、第2電極材2の両面側に第
1電極材1と第3電極材3のリム部1b、3bをレーザ
ー溶接するが、第2電極材2の端縁2bの溶接部分のみ
をΔWだけ外側に張り出させて突出部2dを形成してあ
る。これにより、図1で説明した状態で第1乃至第3電
極材が貼り合わせ溶接される際の溶接部分に「だれ」に
起因するすき間が生ぜず、従って第1電極材1と第2電
極材2は第3電極材3と第2電極材2の溶接部と同様の
条件で精密に溶接される。
1電極材1と第3電極材3のリム部1b、3bをレーザ
ー溶接するが、第2電極材2の端縁2bの溶接部分のみ
をΔWだけ外側に張り出させて突出部2dを形成してあ
る。これにより、図1で説明した状態で第1乃至第3電
極材が貼り合わせ溶接される際の溶接部分に「だれ」に
起因するすき間が生ぜず、従って第1電極材1と第2電
極材2は第3電極材3と第2電極材2の溶接部と同様の
条件で精密に溶接される。
【0039】本実施例により、決められた位置にレーザ
ー光が焦点を結び、精密な溶接が実現され、溶接部分で
の強度の劣化が防止され、複合電極の一体化が充分に行
われ、動作中での精度低下が回避され高品位の画像表示
を可能とした陰極線管を提供できる。
ー光が焦点を結び、精密な溶接が実現され、溶接部分で
の強度の劣化が防止され、複合電極の一体化が充分に行
われ、動作中での精度低下が回避され高品位の画像表示
を可能とした陰極線管を提供できる。
【0040】図4は本発明の第3実施例を説明する各電
極材の形状を説明する平面図および側面図である。図
中、第1乃至第3電極材の基本形状は前記図7で説明し
た従来のものと同様であり、図7と同一符号は同一機能
部分に対応する。
極材の形状を説明する平面図および側面図である。図
中、第1乃至第3電極材の基本形状は前記図7で説明し
た従来のものと同様であり、図7と同一符号は同一機能
部分に対応する。
【0041】本実施例でも、第2電極材2の両面側に第
1電極材1と第3電極材3のリム部1b、3bをレーザ
ー溶接するが、第1電極材1の端縁1bの溶接部分に凹
部1dを形成してある。これにより、第1電極材1と第
2電極材2の溶接部分にすき間が生ぜず、従って第1電
極材1と第2電極材2は第3電極材3と第2電極材2の
溶接部と同様の条件で精密に溶接される。
1電極材1と第3電極材3のリム部1b、3bをレーザ
ー溶接するが、第1電極材1の端縁1bの溶接部分に凹
部1dを形成してある。これにより、第1電極材1と第
2電極材2の溶接部分にすき間が生ぜず、従って第1電
極材1と第2電極材2は第3電極材3と第2電極材2の
溶接部と同様の条件で精密に溶接される。
【0042】本実施例により、決められた位置にレーザ
ー光が焦点を結び、精密な溶接が実現され、溶接部分で
の強度の劣化が防止され、複合電極の一体化が充分に行
われ、動作中での精度低下が回避され、高品質の画像表
示を可能とした陰極線管を提供できる。
ー光が焦点を結び、精密な溶接が実現され、溶接部分で
の強度の劣化が防止され、複合電極の一体化が充分に行
われ、動作中での精度低下が回避され、高品質の画像表
示を可能とした陰極線管を提供できる。
【0043】本発明は上記の各実施例で説明したカップ
状電極材と平板状電極材からなる複合電極に限定される
ものではなく、例えば2つのカップ状電極材、略平板状
の2またはそれ以上の複数の電極材で構成される複合電
極にも同様に適用できることは言うまでもない。
状電極材と平板状電極材からなる複合電極に限定される
ものではなく、例えば2つのカップ状電極材、略平板状
の2またはそれ以上の複数の電極材で構成される複合電
極にも同様に適用できることは言うまでもない。
【0044】図5は本発明による複合電極を採用した電
子銃を用いて構成した陰極線管の一例としてのカラー陰
極線管の全体構成を説明する管軸に沿った断面図であ
る。このカラー陰極線管は所謂フラットパネル型であ
り、11は表面が略平坦な面としたパネル部、12はネ
ック部、13はファンネル部、14は蛍光面、15は色
選択電極であるシャドウマスク、16はシャドウマスク
を保持するマスクフレーム、17は懸架機構、18はパ
ネル部のスカート内壁に埋設したスタッド、19は磁気
シールド、20は陽極端子、21は内部導電層、22は
偏向ヨーク、23はインライン型電子銃、24は3本の
電子ビームを示す。
子銃を用いて構成した陰極線管の一例としてのカラー陰
極線管の全体構成を説明する管軸に沿った断面図であ
る。このカラー陰極線管は所謂フラットパネル型であ
り、11は表面が略平坦な面としたパネル部、12はネ
ック部、13はファンネル部、14は蛍光面、15は色
選択電極であるシャドウマスク、16はシャドウマスク
を保持するマスクフレーム、17は懸架機構、18はパ
ネル部のスカート内壁に埋設したスタッド、19は磁気
シールド、20は陽極端子、21は内部導電層、22は
偏向ヨーク、23はインライン型電子銃、24は3本の
電子ビームを示す。
【0045】このカラー陰極線管は、パネル部11とネ
ック部12、およびパネル部とネック部とを連接するフ
ァンネル部13とから真空外囲器が形成され、パネル部
11とファンネル部13の接続部はテンションバンド
(図示せず)で緊締される。
ック部12、およびパネル部とネック部とを連接するフ
ァンネル部13とから真空外囲器が形成され、パネル部
11とファンネル部13の接続部はテンションバンド
(図示せず)で緊締される。
【0046】そして、パネル部11の内面には赤、緑、
青の3色の蛍光体をストライプ状あるいはドット状に塗
布してなる蛍光面14が形成されて蛍光体スクリーン
(映像面)を構成している。
青の3色の蛍光体をストライプ状あるいはドット状に塗
布してなる蛍光面14が形成されて蛍光体スクリーン
(映像面)を構成している。
【0047】ネック部12の内部に収納されたインライ
ン型電子銃23は、複数の電極で構成され、その中の平
板電極材とカップ状電極材の溶接で一体化された複合電
極が前記各実施例の何れかの構造を有する。
ン型電子銃23は、複数の電極で構成され、その中の平
板電極材とカップ状電極材の溶接で一体化された複合電
極が前記各実施例の何れかの構造を有する。
【0048】インライン型電子銃23は3本の電子ビー
ム24をインラインに出射する。また、パネル部11の
内部の蛍光面14に近接して多数の開孔もしくはすだれ
形状のグリッドを有する色選択電極であるシャドウマス
ク15は、偏向ヨーク22で垂直および水平の2方向に
偏向された3本の電子ビームを蛍光面14を構成する各
色の蛍光体に射突するように機能する。
ム24をインラインに出射する。また、パネル部11の
内部の蛍光面14に近接して多数の開孔もしくはすだれ
形状のグリッドを有する色選択電極であるシャドウマス
ク15は、偏向ヨーク22で垂直および水平の2方向に
偏向された3本の電子ビームを蛍光面14を構成する各
色の蛍光体に射突するように機能する。
【0049】このカラー陰極線管によれば、従来のカラ
ー陰極線管に比べてその電子銃の各電極間が精密に配列
されているため、動作中での加速・集束特性に変化が生
ぜず、良好なフォーカスが得られ、動作特性に経年変化
のない高解像度のカラー画像を表示することができる。
ー陰極線管に比べてその電子銃の各電極間が精密に配列
されているため、動作中での加速・集束特性に変化が生
ぜず、良好なフォーカスが得られ、動作特性に経年変化
のない高解像度のカラー画像を表示することができる。
【0050】なお、本発明は、上記したようなカラー陰
極線管に限るものではなく、単一の電子ビームを用いる
直視形の陰極線管、その他の陰極線管にも同様に適用で
きるものである。
極線管に限るものではなく、単一の電子ビームを用いる
直視形の陰極線管、その他の陰極線管にも同様に適用で
きるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一方の電極材の溶接部分に「だれ」を有する複数の電極
材を溶接して一体化してなる電極の溶接精度を向上で
き、このような電極を用いた電子銃を組み込んだ陰極線
管の信頼性を大幅に向上でき、高品質かつ長寿命の陰極
線管を提供できる。
一方の電極材の溶接部分に「だれ」を有する複数の電極
材を溶接して一体化してなる電極の溶接精度を向上で
き、このような電極を用いた電子銃を組み込んだ陰極線
管の信頼性を大幅に向上でき、高品質かつ長寿命の陰極
線管を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例を説明する複合電極の構造
とその溶接状態の説明図である。
とその溶接状態の説明図である。
【図2】図1の複合電極を構成する各電極材の形状を説
明する平面図および側面図である。
明する平面図および側面図である。
【図3】本発明の第2実施例を説明する各電極材の形状
を説明する平面図および側面図である。
を説明する平面図および側面図である。
【図4】本発明の第3実施例を説明する各電極材の形状
を説明する平面図および側面図である。
を説明する平面図および側面図である。
【図5】本発明による複合電極を採用した電子銃を用い
て構成した陰極線管の一例としてのカラー陰極線管の全
体構成を説明する管軸に沿った断面図である。
て構成した陰極線管の一例としてのカラー陰極線管の全
体構成を説明する管軸に沿った断面図である。
【図6】カラー陰極線管に用いられるインライン型電子
銃の一構成例を説明する要部側面図である。
銃の一構成例を説明する要部側面図である。
【図7】図6における複合電極を説明する平面図および
側面図である。
側面図である。
【図8】組み立て一体化した複合電極の構造とその溶接
状態の説明図である。
状態の説明図である。
1 第1電極材 2 第2電極材 3 第3電極材 1a 電子ビーム通過口 1b 第1電極材のリム部(溶接部分) 1d 凹部 2a 電子ビーム通過孔 2b 溶接部分 2c タブ 2d 張り出し部分(突出部) 3a 電子ビーム通過口 3b 第1電極材のリム部(溶接部分) 3c 突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 由文 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内 (72)発明者 利部 憲 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内 (72)発明者 須藤 昭人 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内 Fターム(参考) 5C041 AA03 AB01 AC02 AC28 AC31 AC48
Claims (6)
- 【請求項1】陰極線管に収容する電子銃の電極のうち、
複数個の電極材を貼り合わせて構成される電極の少なく
とも溶接点における隣接電極材の「だれ」を有する側の
電極材の端縁を張り出させて両電極材の端縁にすき間が
少なくなるように段差を設けたことを特徴とする陰極線
管。 - 【請求項2】蛍光体スクリーンを形成したパネル部と、
複数の電極からなる電子銃を収納したネック部と、パネ
ル部とネック部とを連接するファンネル部とで構成した
真空外囲器と、ファンネル部に外装した偏向ヨークとを
備えたカラー表示用の陰極線管であって、 前記電子銃の電極のうち、複数個の電極材を貼り合わせ
て構成される電極の少なくとも溶接点における隣接電極
材の「だれ」を有する側の電極材の端縁を張り出させて
両電極材の端縁にすき間が少なくなるように段差を設け
たことを特徴とする陰極線管。 - 【請求項3】前記段差を形成する前記複数の電極材の隣
接する一方の電極材の板厚が他方の電極材の板厚より大
であり、前記板厚の大なる電極材の前記端縁が他方の電
極材より突出していることを特徴とする請求項1または
2記載の陰極線管。 - 【請求項4】前記板厚の大なる一方の電極の前記端縁の
うち、当該電極のプレス抜きで「だれ」が生じた面側に
前記他方の電極を貼り合わせたことを特徴とする請求項
2または3記載の陰極線管。 - 【請求項5】前記一方の電極材の溶接点近傍のみを前記
他方の電極材の端縁よりも突出させたことを特徴とする
請求項1乃至4記載の陰極線管。 - 【請求項6】前記他方の電極材の溶接点近傍のみを前記
一方の電極材の端縁より後退させたことを特徴とする請
求項1乃至4記載の陰極線管。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30816399A JP2001126636A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 陰極線管 |
TW089122133A TW483018B (en) | 1999-10-29 | 2000-10-20 | Cathode ray tube having an improved electrode assembly |
EP00123351A EP1096540A1 (en) | 1999-10-29 | 2000-10-27 | Cathode ray tube having an improved electrode assembly |
KR1020000063728A KR100351081B1 (ko) | 1999-10-29 | 2000-10-28 | 개선된 전극 조립체를 갖는 음극선관 |
CNB001318837A CN1146950C (zh) | 1999-10-29 | 2000-10-28 | 带改进电极组件的阴极射线管 |
US09/698,273 US6476543B1 (en) | 1999-10-29 | 2000-10-30 | Cathode ray tube having an improved electrode assembly |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30816399A JP2001126636A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001126636A true JP2001126636A (ja) | 2001-05-11 |
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ID=17977666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30816399A Pending JP2001126636A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 陰極線管 |
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---|---|
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EP (1) | EP1096540A1 (ja) |
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KR (1) | KR100351081B1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100494742B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2005-06-13 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 칼라음극선관용 전자총 |
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JP2001176422A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-29 | Hitachi Ltd | カラ−陰極線管 |
KR100418935B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2004-02-14 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 칼라 음극선관용 전자총 |
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US20040222193A1 (en) * | 2003-05-06 | 2004-11-11 | Venkatasubramanian Ananthanarayanan | Method for resistance welding/brazing a tube to a member |
US7253372B2 (en) * | 2004-07-07 | 2007-08-07 | Delphi Technologies, Inc. | Method for welding heat exchanger tube to tubesheet |
US7476824B2 (en) * | 2004-07-07 | 2009-01-13 | Delphi Technologies, Inc. | Welding apparatus for resistance welding heat exchanger tube to tubesheet |
US20060016788A1 (en) * | 2004-07-23 | 2006-01-26 | Suhre Ryan J | Method for welding employing current |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR890004117B1 (ko) * | 1987-03-07 | 1989-10-20 | 삼성전관 주식회사 | 컬러텔레비젼용 전자총의 집속전극 |
JP2753231B2 (ja) * | 1987-06-17 | 1998-05-18 | 株式会社日立製作所 | カラー陰極線管用電子銃 |
JP2685467B2 (ja) | 1987-12-25 | 1997-12-03 | 株式会社日立製作所 | カラー受像管用電子銃電極構体 |
JPH08171870A (ja) | 1994-12-19 | 1996-07-02 | Mitsubishi Electric Corp | 電子銃構体およびその組立方法 |
JPH10233175A (ja) | 1997-02-17 | 1998-09-02 | Toshiba Electron Eng Corp | カラー陰極線管用電子銃 |
JPH11135033A (ja) * | 1997-11-04 | 1999-05-21 | Matsushita Electron Corp | カラー受像管 |
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TW392190B (en) * | 1998-05-11 | 2000-06-01 | Koninkl Philips Electronics Nv | Cathode ray tube comprising an electron gun |
JP2001126636A (ja) | 1999-10-29 | 2001-05-11 | Hitachi Ltd | 陰極線管 |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30816399A patent/JP2001126636A/ja active Pending
-
2000
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- 2000-10-28 KR KR1020000063728A patent/KR100351081B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-10-28 CN CNB001318837A patent/CN1146950C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-10-30 US US09/698,273 patent/US6476543B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100494742B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2005-06-13 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 칼라음극선관용 전자총 |
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KR20010040213A (ko) | 2001-05-15 |
KR100351081B1 (ko) | 2002-09-05 |
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